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JP2002147319A - 内燃機関回転開始装置 - Google Patents

内燃機関回転開始装置

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Publication number
JP2002147319A
JP2002147319A JP2000349481A JP2000349481A JP2002147319A JP 2002147319 A JP2002147319 A JP 2002147319A JP 2000349481 A JP2000349481 A JP 2000349481A JP 2000349481 A JP2000349481 A JP 2000349481A JP 2002147319 A JP2002147319 A JP 2002147319A
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JP
Japan
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rotation
crankshaft
internal combustion
combustion engine
engine
Prior art date
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Application number
JP2000349481A
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English (en)
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Kenji Itagaki
憲治 板垣
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JP2002147319A publication Critical patent/JP2002147319A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3832231B2 publication Critical patent/JP3832231B2/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】回転停止している内燃機関の回転開始を容易な
ものとできる内燃機関回転開始装置の提供。 【解決手段】モータジェネレータ(M/G)の駆動によ
りクランク軸の回転開始時当初にクランク軸を正転側に
回転させ、この正転によってクランク軸の回転が停止し
た場合には、予め設定した逆転角度幅(80°)分の逆
転を行う(S810〜S860)。このことで気筒内の
圧力を低下させ、しかも吸気弁が開弁する直前まで最大
限クランク軸を逆転できる。したがって次にM/Gの正
転駆動によりクランク軸を正転側に再回転させた(S8
80)場合に、気筒内の圧力は前回よりも低くなり、慣
性トルクも十分となる。このことにより、課題が達成で
き、自動始動時においてエンジンの始動性を向上でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転停止している
内燃機関のクランク軸の回転を開始させる内燃機関回転
開始装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の始動時には、スタータ等の回
転出力手段の駆動により内燃機関のクランク軸が回転さ
れる。この時、内燃機関のフリクションと共に特に圧縮
行程にある気筒の圧縮圧力が回転抵抗力として作用す
る。この回転抵抗力が過大となると、圧縮行程にある気
筒の上死点直前で内燃機関の回転が停止してしまい、始
動不良を生じることがある。特に温間時では圧縮圧力の
上昇が大きいので始動不良を生じやすい。
【0003】このような始動不良を解消するために、始
動時に内燃機関の回転が停止した場合には、回転出力手
段による正転方向のトルクの断続あるいは正転逆転を実
行する技術(特開平3−3969号公報)が開示されて
いる。この技術では、正転方向のトルクの断続あるいは
正転逆転を実行することで、トルク断時に気筒内の圧力
を逃がすとともに、静摩擦から動摩擦に変えて摩擦力を
低減し、かつ慣性トルクを生じさせて、始動を容易にす
ることができるとするものである。
【0004】これ以外に、始動の最初から回転出力手段
の駆動により内燃機関を逆転して、その後、正転を行う
ことにより、上述したごとくの効果を期待している技術
(特開平7−71350号公報)が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の従来技
術では、正転方向のトルクの断続あるいは正転逆転を行
うのみであり、逆転によるクランク軸の到達位相につい
ては考慮していない。このためクランク軸の位相が戻り
すぎて、回転開始時に圧縮行程にある気筒の吸気弁を開
弁してしまい、気筒内が大気圧となる場合がある。この
ような状態で次の正転を行うと、逆に最初の正転時より
も圧縮圧力が高まり一層回転抵抗力が過大となる。この
ため再度回転時に停止する可能性が高まる。またクラン
ク軸の位相が逆転にて十分に戻っていない場合には、再
度正転を行った際にフライホイールなどによる慣性トル
クの作用が不十分となる。このため、気筒内の圧力が少
々低下されていても圧縮時の回転抵抗に対向することが
できずに回転停止するおそれがある。
【0006】また、後者の従来技術では最初から逆転を
実行している。しかし、この最初からの逆転では気筒内
の圧力は大気圧であることから、気筒内から外部に圧力
を逃す効果はない。しかも、最初の逆転から正転に切り
替わる際に、ピストンリング溝内でピストンリングが浮
き上がることにより、大気圧よりも低圧になっている気
筒内に大気圧を導入してしまい、その後の圧縮にて気筒
内の圧力を逆に過大なものとしてしまう。したがって最
初から正転する場合よりも圧縮圧力が高まり、一層回転
抵抗力が過大となり回転停止するおそれが高まる。
【0007】また、後者の従来技術では逆転角度幅をπ
/4(45°)と非常に小さく設定している。しかし、
最初の逆転時にはクランク軸の位相が不明であるため、
このような少ない角度幅の逆転であっても吸気弁の開弁
を生じるおそれがある。逆に吸気弁が開弁しない状態で
あった場合には、このような少ない角度幅の逆転では十
分な慣性トルクが得られず、やはり回転停止のおそれが
ある。
【0008】このように両従来技術においては、内燃機
関の回転開始が困難となるおそれが高く、十分に始動性
の向上がなされているとは言い難いものである。本発明
は、回転停止している内燃機関の回転開始を容易なもの
とできる内燃機関回転開始装置の提供を目的とするもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】以下、上記目的を達成す
るための手段及びその作用効果について記載する。請求
項1記載の内燃機関回転開始装置は、回転出力手段の駆
動にて内燃機関のクランク軸の回転を開始させる内燃機
関回転開始装置であって、クランク軸の回転開始時に、
前記回転出力手段の駆動によりクランク軸を正転側に回
転させる正転駆動手段と、前記正転駆動手段による正転
側へのクランク軸の回転が停止した場合に、該停止時に
おいて圧縮行程上死点直前にある気筒における吸気弁が
開弁する直前まで、クランク軸を逆転側に回転させる逆
転駆動手段と、前記逆転駆動手段による逆転側へのクラ
ンク軸の回転後に、前記回転出力手段の駆動によりクラ
ンク軸を正転側に再回転させる再正転駆動手段とを備え
たことを特徴とする。
【0010】正転駆動手段は、クランク軸の回転開始時
当初に、回転出力手段の駆動によりクランク軸を正転側
に回転させている。この最初になされる正転により回転
開始すれば、回転開始は迅速に達成される。
【0011】一方、正転駆動手段による正転側へのクラ
ンク軸の回転が停止した場合には、逆転駆動手段が、停
止時において圧縮行程上死点直前にある気筒における吸
気弁が開弁する直前まで、クランク軸を逆転側に回転さ
せる。この逆転により、逆転開始時にピストンリングを
ピストンリング溝内で浮き上がらせることができるの
で、停止時において圧縮行程上死点直前となった気筒内
の圧力を外部へ抜いて低下させることができる。
【0012】ところで最初に正転駆動手段にて行われる
正転にてクランク軸の回転が停止した場合には、この停
止位相は、圧縮圧力により回転抵抗を受けて停止した位
相であり、ある気筒が圧縮行程上死点直前の状態に存在
する位相であることを示すものである。このため、圧縮
行程上死点直前の気筒においては、この停止位相から吸
気弁が開弁する直前までの逆転角度幅は自ずと決まる。
したがって、逆転駆動手段は、停止位相からこの逆転角
度幅分の逆転を行うのみで、該当する気筒における吸気
弁が開弁する直前まで逆転させることが可能となる。す
なわち最大限クランク軸を逆転でき、しかも吸気弁から
該当する気筒に大気圧を導入することもない。
【0013】こうして、次に再正転駆動手段が、回転出
力手段の駆動によりクランク軸を正転側に再回転させた
場合に、該当する気筒内の圧力は、再度圧縮行程上死点
直前となっても前回よりも低くなっている。しかも、吸
気弁が開弁する直前まで逆転してからの再正転であるの
で十分な慣性トルクを発生させている。しかも動摩擦で
あることから摩擦力も小さい。
【0014】このことにより回転停止している内燃機関
の回転開始を容易なものとできる。請求項2記載の内燃
機関回転開始装置では、請求項1記載の構成において、
前記逆転駆動手段は、前記正転駆動手段および前記再正
転駆動手段による正転側へのクランク軸の回転が停止し
た場合に、該停止時において圧縮行程上死点直前にある
気筒における吸気弁が開弁する直前まで、クランク軸を
逆転側に回転させることを特徴とする。
【0015】逆転駆動手段は、正転駆動手段による正転
側へのクランク軸の回転が停止した場合のみでなく、再
正転駆動手段による正転側へのクランク軸の回転が停止
した場合にも、この停止時において圧縮行程上死点直前
にある気筒における吸気弁が開弁する直前まで、クラン
ク軸を逆転側に回転させている。
【0016】このことにより、万一、再正転駆動手段に
よっても回転開始できなかった場合にも、再度逆転させ
ることで、請求項1にて述べた作用により回転開始を一
層確実なものとできる。
【0017】請求項3記載の内燃機関回転開始装置で
は、請求項2記載の構成に加えて、前記逆転駆動手段に
よるクランク軸の逆転側への回転と、前記再正転駆動手
段によるクランク軸の正転側への再回転とが、基準回数
繰り返された後に、内燃機関の回転が開始しなかった場
合には、前記回転出力手段の駆動と第2の回転出力手段
の駆動とによるクランク軸の回転または第2の回転出力
手段の駆動のみによるクランク軸の回転に切り替えて内
燃機関の回転を実行する回転出力切替手段を備えたこと
を特徴とする。
【0018】このように正転駆動手段による正転の次
に、逆転駆動手段によるクランク軸の逆転側への回転
と、再正転駆動手段によるクランク軸の正転側への再回
転とが基準回数実行された後においても、内燃機関の回
転が開始しなかった場合には、回転出力切替手段は、回
転出力手段の駆動と第2の回転出力手段の駆動とによる
クランク軸の回転または第2の回転出力手段の駆動のみ
によるクランク軸の回転に切り替えている。このことに
より、万一、正転駆動手段、逆転駆動手段及び再正転駆
動手段によっても回転停止した場合においても、確実に
内燃機関を回転開始させることができる。
【0019】請求項4記載の内燃機関回転開始装置で
は、請求項3記載の構成において、前記回転出力手段
は、内燃機関から車輪への駆動力伝達系内または外に配
置されたモータジェネレータであり、前記第2の回転出
力手段は、スタータであることを特徴とする。
【0020】このように、回転出力手段としてモータジ
ェネレータを用いて、正転駆動手段、逆転駆動手段及び
再正転駆動手段は内燃機関を回転させる。このモータジ
ェネレータの駆動制御では内燃機関が回転を開始しない
場合には、回転出力切替手段は、モータジェネレータ
と、第2の回転出力手段としてのスタータとによる回
転、あるいはスタータのみによる回転に切り替える。
【0021】このことにより、万一、モータジェネレー
タの駆動によっても内燃機関の回転が開始しなかった場
合においても、確実に内燃機関の回転を開始させること
ができる。
【0022】請求項5記載の内燃機関回転開始装置は、
請求項1〜4のいずれか記載の構成において、内燃機関
の自動停止後に自動始動条件が成立した場合に内燃機関
の自動始動のために起動されることを特徴とする。
【0023】本内燃機関回転開始装置は、内燃機関の自
動始動のために起動されるようにしても良い。自動始動
は運転者の意図しない始動である。したがって、前述し
たごとく容易に内燃機関の回転を開始させることができ
るので、十分な始動性の向上が可能となり、自動始動時
に運転者に違和感を与えることがない。
【0024】請求項6記載の内燃機関回転開始装置で
は、請求項1〜5のいずれか記載の構成において、前記
逆転駆動手段は、クランク軸の正転側への回転が停止し
たクランク角位相から予め定めた角度幅分、クランク軸
を逆転させることにより、前記停止時において圧縮行程
上死点直前にある気筒における吸気弁が開弁する直前ま
でクランク軸を逆転側に回転させることを特徴とする。
【0025】前記請求項1で述べたごとく、停止時に圧
縮行程上死点直前にある気筒において、圧縮行程上死点
直前の停止位相はほぼ一定の範囲にあるので、この停止
位相から吸気弁が開弁する直前までの逆転角度幅は自ず
と決まる。したがって、逆転駆動手段は、停止位相から
予め定めた角度幅分の逆転を行うのみで、該当する気筒
における吸気弁が開弁する直前まで逆転させることが可
能となる。
【0026】請求項7記載の内燃機関回転開始装置で
は、請求項1〜5のいずれか記載の構成において、前記
逆転駆動手段は、クランク軸の正転側への回転が停止し
たクランク角位相から予め定めた時間、クランク軸を逆
転させることにより、前記停止時において圧縮行程上死
点直前にある気筒における吸気弁が開弁する直前まで前
記クランク軸を逆転側に回転させることを特徴とする。
【0027】なお、直接、逆転角度幅を検出することで
吸気弁が開弁する直前までクランク軸を逆転させる以外
に、逆転側への回転時間によっても必要な角度幅分の逆
転を行わせることができる。
【0028】請求項8記載の内燃機関回転開始装置で
は、請求項1〜7のいずれか記載の構成において、前記
逆転駆動手段は、クランク軸の逆転側への回転を前記回
転出力手段の駆動により行うことを特徴とする。
【0029】なお、逆転駆動手段によるクランク軸の逆
転側への回転は、この直前に正転駆動手段が実行した正
転により生じた圧縮圧力による逆転方向のトルクを利用
して該当する気筒の吸気弁が開弁する直前まで逆転させ
ても良いが、このように回転出力手段の駆動により行っ
ても良い。
【0030】このように積極的に回転出力手段の駆動力
を用いることにより、迅速かつ確実に該当する気筒の吸
気弁が開弁する直前まで逆転させることができる。この
ように回転出力手段の駆動力にて積極的に逆転している
ので、逆転開始時にピストンリングをピストンリング溝
内で確実に浮き上がらせることができ、該当する気筒内
の圧力を十分に抜くことができる。
【0031】更に、前記請求項7のごとく、逆転側への
回転時間によってクランク軸に必要な角度幅分の逆転を
行わせる場合も、逆転速度が安定するので、クランク軸
を一層正確な位相位置に逆転させることができるように
なる。
【0032】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は、上述し
た発明が適用された車両用内燃機関及びその制御装置の
システム構成図である。ここでは内燃機関としてガソリ
ン式エンジン(以下、「エンジン」と称す)2が用いら
れている。
【0033】エンジン2の出力は、エンジン2のクラン
ク軸2aからトルクコンバータ4及びオートマチックト
ランスミッション(自動変速機:以下「A/T」と称
す)6を介して、出力軸6a側に出力され、最終的に車
輪に伝達される。更に、このようなエンジン2から車輪
への駆動力伝達系とは別に、エンジン2の出力は、クラ
ンク軸2aに接続されているプーリ10を介して、ベル
ト14に伝達される。そして、このベルト14により伝
達された出力により、別のプーリ16,18が回転され
る。なおプーリ10には電磁クラッチ10aが備えられ
ており、必要に応じてオン(接続)オフ(遮断)され
て、プーリ10とクランク軸2aとの間で出力の伝達・
非伝達を切り替え可能とするものである。
【0034】上記プーリ16,18の内、プーリ16に
は補機類22の回転軸が連結されて、ベルト14から伝
達される回転力により駆動可能とされている。補機類2
2としては、例えば、エアコン用コンプレッサ、パワー
ステアリングポンプ、エンジン冷却用ウォータポンプ等
が該当する。なお、図1では1つの補機類22として示
しているが、実際にはエアコン用コンプレッサ、パワー
ステアリングポンプ、エンジン冷却用ウォータポンプ等
の1つまたは複数が存在し、それぞれプーリを備えるこ
とによりベルト14に連動して回転するようにされてい
る。本実施の形態1では、補機類22として、エアコン
用コンプレッサ、パワーステアリングポンプ及びエンジ
ン冷却用ウォータポンプが設けられているものとする。
【0035】またプーリ18によりモータジェネレータ
(以下、「M/G」と称す)26がベルト14に連動し
ている。このM/G26は必要に応じて発電機として機
能(以下「発電モード」または「回生モード」と称す
る)することで、プーリ18を介して伝達されるクラン
ク軸2aからの回転力を電気エネルギーに変換する。更
にM/G26は、必要に応じてモータとして機能(以下
「駆動モード」と称する)することでプーリ18を介し
てベルト14にてエンジン2のクランク軸2aおよび補
機類22の一方あるいは両方を回転させる。
【0036】ここで、M/G26はインバータ28に電
気的に接続されている。M/G26を発電モードまたは
回生モードにする場合には、インバータ28はスイッチ
ングにより、M/G26から高圧電源(ここでは36
V)用バッテリ30に対して、及びDC/DCコンバー
タ32を介して低圧電源(ここでは12V)用バッテリ
34に対して電気エネルギーの充電を行うよう、更に点
火系、メータ類あるいは各ECUその他に対する電源と
なるように切替える。
【0037】M/G26を「駆動モード」にする場合に
は、インバータ28は電力源である高圧電源用バッテリ
30からM/G26へ電力を供給することで、M/G2
6を駆動して、プーリ18及びベルト14を介して、エ
ンジン停止時においては補機類22の回転や、場合によ
り自動始動時、自動停止時あるいは車両発進時にクラン
ク軸2aを回転させる。なお、インバータ28は高圧電
源用バッテリ30からの電気エネルギーの供給を調整す
ることで、M/G26の回転数を調整できる。
【0038】なお、冷間時のエンジン始動のためにスタ
ータ36が設けられている。スタータ36は低圧電源用
バッテリ34から電力を供給されて、リングギアを回転
させてエンジン2を始動させる。
【0039】A/T6には、低圧電源用バッテリ34か
ら電力を供給される電動油圧ポンプ38が設けられてお
り、A/T6内部の油圧制御部に対して作動油を供給し
ている。この作動油は油圧制御部内のコントロールバル
ブにより、A/T6内部のクラッチ、ブレーキ及びワン
ウェイクラッチの作動状態を調整し、シフト状態を必要
に応じて切り替えている。
【0040】上述した電磁クラッチ10aのオンオフの
切り替え、M/G26、インバータ28のモード制御、
スタータ36の制御、その他図示していないがバッテリ
30,34に対する蓄電量制御はエコランECU40に
よって実行される。またウォータポンプを除く補機類2
2の駆動オンオフ、電動油圧ポンプ38の駆動制御、A
/T6の変速制御、燃料噴射弁(吸気ポート噴射型ある
いは筒内噴射型)42による燃料噴射制御、電動モータ
44によるスロットルバルブ46の開度制御、その他の
エンジン制御は、エンジンECU48により実行され
る。また、この他、VSC(ビークルスタビリティコン
トロール)−ECU50が設けられていることにより、
各車輪のブレーキの自動制御も実行されている。
【0041】なおエコランECU40は、M/G26に
内蔵されている回転数センサからM/G26の回転軸の
回転数、エコランスイッチから運転者によるエコランシ
ステムの起動有無、その他のデータを検出している。ま
た、エンジンECU48は、水温センサからエンジン冷
却水温THW、アイドルスイッチからアクセルペダルの
踏み込み有無状態、アクセル開度センサからアクセル開
度ACCP、舵角センサからステアリングの操舵角θ、
車速センサから車速SPD、スロットル開度センサから
スロットル開度TA、シフト位置センサからのシフト位
置SHFT、気筒判別センサから特定気筒の吸気上死
点、エンジン回転数センサからエンジン回転数NE、気
筒判別センサとエンジン回転数センサとからクランク
角、エアコンスイッチからオンオフ操作有無、その他の
データをエンジン制御等のために検出している。またV
SC−ECU50についても制動制御等のためにブレー
キスイッチからブレーキペダルの踏み込み有無状態、そ
の他のデータを検出している。
【0042】なお、これら各ECU40,48,50
は、マイクロコンピュータを中心として構成されてお
り、内部のROMに書き込まれているプログラムに応じ
てCPUが必要な演算処理を実行し、その演算結果に基
づいて各種制御を実行している。これらの演算処理結果
及び前述のごとく検出されたデータは、ECU40,4
8,50間で相互にデータ通信が可能となっており、必
要に応じてデータを交換して相互に連動して制御を実行
することが可能となっている。
【0043】次に、エコランECU40にて実行される
制御処理について説明する。以下に説明する制御の内、
自動停止処理及び自動始動処理は、運転者がエコランス
イッチをオンした場合に実行されるものである。
【0044】自動停止処理を図2のフローチャートに示
す。本処理は短時間周期で繰り返し実行される処理であ
る。なお個々の処理内容に対応するフローチャート中の
ステップを「S〜」で表す。
【0045】本自動停止処理が開始されると、まず自動
停止実行を判定するための運転状態が読み込まれる(S
110)。例えば、水温センサから検出されるエンジン
冷却水温THW、アイドルスイッチから検出されるアク
セルペダルの踏み込み有無、バッテリ30,34の蓄電
量、ブレーキスイッチから検出されるブレーキペダルの
踏み込み有無、及び車速センサから検出される車速SP
D等を、エコランECU40内部のRAMの作業領域に
読み込む。
【0046】次に、これらの運転状態から自動停止条件
が成立したか否かが判定される(S120)。例えば、
(1)エンジン2が暖機後でありかつ過熱していない状
態(エンジン冷却水温THWが水温上限値よりも低く、
かつ水温下限値より高い)、(2)アクセルペダルが踏
まれていない状態(アイドルスイッチがオン)、(3)
バッテリ30,34の蓄電量がそれぞれ必要なレベルに
存在する状態、(4)ブレーキペダルが踏み込まれてい
る状態(ブレーキスイッチがオン)、及び(5)車両が
停止している状態(車速SPDが0km/h)であると
の条件(1)〜(5)がすべて満足された場合に自動停
止条件が成立したと判定する。
【0047】上記条件(1)〜(5)の一つでも満足さ
れていない場合には自動停止条件は不成立として(S1
20で「NO」)、一旦本処理を終了する。一方、運転
者が、例えば交差点等にて車両を停止させたことによ
り、自動停止条件が成立した場合には(S120で「Y
ES」)、走行時M/G制御処理を停止する(S13
0)。この走行時M/G制御処理は、後述する自動始動
処理(図3)にて実行が開始される処理である。具体的
には走行時M/G制御処理は、通常走行時においてはM
/G26を発電モードにし、車両減速時においては燃料
カット時にM/G26を回生モードにして走行エネルギ
ーを回収したり、燃料カットからの復帰直後にエンジン
2の回転をアシストする処理である。
【0048】次にエンジン停止処理が行われる(S14
0)。すなわち、エコランECU40からエンジンEC
U48へ燃料カットの指示がなされることにより、燃料
噴射弁42の燃料噴射が停止され、更にスロットルバル
ブ46は全閉状態とされる。このことによりエンジン燃
焼室内での燃焼が停止して、エンジン2の運転は停止す
る。
【0049】次にエンジン停止時M/G駆動処理の実行
が設定される(S150)。このエンジン停止時M/G
駆動処理は、エンジン2の運転停止後においてクランク
軸2aをM/G26にて回転制御して、エンジン2や車
両の振動やブレーキブースタ圧力を確保する処理であ
る。こうして、一旦本処理を終了する。
【0050】次に自動始動処理を図3のフローチャート
に示す。本処理は短時間周期で繰り返し実行される処理
である。本自動始動処理が開始されると、まず自動始動
実行を判定するための運転状態が読み込まれる(S41
0)。ここでは、例えば、自動停止処理(図2)のステ
ップS110にて読み込んだデータと同じ、エンジン冷
却水温THW、アイドルスイッチの状態、バッテリ3
0,34の蓄電量、ブレーキスイッチの状態及び車速S
PD等をRAMの作業領域に読み込む。
【0051】次に、これらの運転状態から自動始動条件
が成立したか否かが判定される(S420)。例えば、
自動停止処理によるエンジン停止状態にあるとの条件下
に、(1)エンジン2が暖機後でありかつ過熱していな
い状態(エンジン冷却水温THWが水温上限値よりも低
く、かつ水温下限値より高い)、(2)アクセルペダル
が踏まれていない状態(アイドルスイッチがオン)、
(3)バッテリ30,34の蓄電量がそれぞれ必要なレ
ベルにある状態、(4)ブレーキペダルが踏み込まれて
いる状態(ブレーキスイッチがオン)、及び(5)車両
が停止している状態(車速SPDが0km/h)である
との条件(1)〜(5)の内の1つでも満足されなかっ
た場合に自動始動条件が成立したと判定する。
【0052】自動停止処理によるエンジン停止状態では
ない場合、あるいは自動停止処理によるエンジン停止状
態であっても上記条件(1)〜(5)のすべてが満足さ
れている場合には自動始動条件は不成立として(S42
0で「NO」)、一旦本処理を終了する。
【0053】自動停止処理によるエンジン停止状態にお
いて上記条件(1)〜(5)の一つでも満足されなくな
った場合には自動始動条件は成立したとして(S420
で「YES」)、前述したエンジン停止時M/G駆動処
理を停止する(S430)。そして、後述するM/G駆
動発進始動処理(図4)及び前述した走行時M/G制御
処理の実行が設定されて(S440)、一旦、本処理を
終了する。
【0054】次にM/G駆動発進始動処理を図4のフロ
ーチャートに示す。本処理は前記ステップS440の実
行により開始され、短時間周期で繰り返し実行される処
理である。
【0055】M/G駆動発進始動処理が開始されると、
まずエンジンECU48に対してエアコンオンを禁止す
る指示を行う(S510)。このことにより、もしエア
コンがオンされていた場合には、エンジンECU48は
エアコンの駆動を停止する。したがって発進始動時にお
けるM/G26に生じる負荷を軽減させることができ
る。
【0056】次に電磁クラッチ10aをオン状態とし
(S520)、M/G26を駆動モードとする(S53
0)。そして、エンジン回転が開始したか否かを判定す
る(S540)。この時には、直前でM/G26が駆動
モードに設定されたのみであることからエンジン2は回
転していないので(S540で「NO」)、次にエンジ
ン回転開始処理が実行される(S550)。
【0057】このエンジン回転開始処理の詳細を図5の
フローチャートに示す。本処理が開始されると、まず今
回のエンジン始動時における最初のエンジン回転開始処
理か否かが判定される(S610)。最初の処理である
ので(S610で「YES」)、M/G26の回転駆動
モードとしてモードAが設定される(S620)。
【0058】そして次に回転駆動モードがモードAに設
定されているか否かが判定される(S630)。ここで
最初はステップS620で設定されたごとく、モードA
に設定されていることから(S630で「YES」)、
M/G26は正転するように駆動制御がなされる(S6
40)。次にM/G26の正転駆動の開始から基準時間
Taが経過したか否かが判定される(S650)。基準
時間Taが経過していなければ(S650で「N
O」)、一旦本処理を終了する。
【0059】次の制御周期では、今回のエンジン始動時
における最初のエンジン回転開始処理ではないので(S
610で「NO」)、次にステップS630の判定がな
される。ここではモードAであるので(S630で「Y
ES」)、基準時間Taが経過しない限り(S650で
「NO」)、M/G26の正転駆動(S640)が繰り
返される。
【0060】そして基準時間Taが経過すると(S65
0で「YES」)、現在エンジン2が回転中か否かが判
定される(S660)。ここで、基準時間Taは、自動
停止時に大気圧が導入されている気筒の圧縮圧力による
抵抗に打ち勝って、M/G26によりエンジン2が回転
していることを判定するに十分な時間が設定されてい
る。したがって、基準時間Taが経過した時点でのエン
ジン2の回転をエンジン回転数センサの出力状態から判
定し、エンジン回転数センサからの出力が無ければエン
ジン2は圧縮圧力により回転が停止していると判断でき
る。またエンジン回転数センサからの出力が有ればエン
ジン2は圧縮圧力に打ち勝って回転が開始されたと判断
できる。
【0061】エンジン回転中であれば(S660で「Y
ES」)、エンジン回転開始と判断する(S670)。
したがって、次の制御周期では、M/G駆動発進始動処
理(図4)のステップS540で「YES」と判定され
て、後述するごとくステップS560〜S590の処理
が行われる。
【0062】一方、エンジン回転中でない(S660で
「NO」)、すなわち、エンジン2が停止していれば、
回転駆動モードにモードBが設定される(S680)。
したがって、次の制御周期では、ステップS610で
「NO」、S630で「NO」と判定されて、次にモー
ドBか否かが判定される(S690)。モードBである
ことから(S690で「YES」)、逆転・正転処理が
実行される(S700)。
【0063】逆転・正転処理の詳細を図6のフローチャ
ートに示す。本処理が開始されると、まず今回のエンジ
ン始動時における最初の逆転・正転処理か否かが判定さ
れる(S810)。最初の処理であるので(S810で
「YES」)、次にエンジン2の回転方向モードとして
逆転モードが設定される(S820)。そしてカウンタ
Cをクリアする(S830)。
【0064】次に回転方向モードが逆転モードか否かが
判定される(S840)。最初は逆転モードが設定され
ていることから(S840で「YES」)、M/G26
を逆転駆動する(S850)。このことによりエンジン
2のクランク軸2aは逆転する。この逆転開始時のクラ
ンク軸2aの位相は、ステップS640によるM/G2
6の正転駆動時に圧縮圧力の抵抗に打ち勝てずに停止し
た位相からである。この停止位相は、圧縮行程上死点に
対して−10〜−20°のクランク角領域に存在する。
【0065】そして、この逆転開始の位相から、角度幅
として80°幅の逆転をしたか否かが判定される(S8
60)。80°幅の逆転をしていなければ(S860で
「NO」)、このまま一旦本処理を終了する。以後、ス
テップS810で「NO」、ステップS840で「YE
S」と判定されて、80°幅の逆転がなされるまで、M
/G26の逆転駆動が継続される(S850)。なお、
本実施の形態1では、直接、クランク軸2aの回転角度
幅を検出するのではなく、80°幅の逆転に対応する基
準時間(例えば150msec)の経過により判定して
いる。
【0066】そして、80°幅の逆転、すなわち80°
幅の逆転に対応する基準時間が経過すると(S860で
「YES」)、回転方向モードが正転モードに設定され
る(S870)。このことにより次の制御周期ではステ
ップS810で「NO」、ステップS840で「NO」
と判定されて、次にM/G26の正転駆動が実行される
(S880)。そして今回のM/G26の正転駆動の開
始から基準時間Tbが経過したか否かが判定される(S
890)。基準時間Tbが経過していなければ(S89
0で「NO」)、一旦本処理を終了する。以後、正転駆
動の開始から基準時間Tbが経過するまでは、M/G2
6の正転駆動が継続する(S880)。なお、基準時間
Tbは、後述するカウンタCの値によって長さを変更し
ても良い。例えば、モードBにおける最期(C=2)の
M/G26の正転駆動における基準時間Tbはそれ以前
(C=0,1)よりも長くしても良い。
【0067】正転駆動の開始から基準時間Tbが経過す
ると(S890で「YES」)、現在エンジン2が回転
中か否かが判定される(S900)。ここで、基準時間
Tbは、エンジン2の逆転後において気筒の圧縮圧力に
よる抵抗に打ち勝って、M/G26によりエンジン2が
回転していることを判定するに十分な時間が設定されて
いる。したがって、基準時間Tbが経過した時点でのエ
ンジン2の回転をエンジン回転数センサの出力状態から
判定し、エンジン回転数センサからの出力が無ければエ
ンジン2は圧縮圧力により回転が停止していると判断で
きる。またエンジン回転数センサからの出力が有ればエ
ンジン2は圧縮圧力に打ち勝って回転が開始されたと判
断できる。
【0068】エンジン回転中であれば(S900で「Y
ES」)、エンジン回転開始と判断する(S910)。
したがって、次の制御周期では、M/G駆動発進始動処
理(図4)のステップS540では「YES」と判定さ
れて、後述するごとくステップS560〜S590の処
理が行われる。
【0069】一方、エンジン回転中でない(S900で
「NO」)、すなわち、エンジン2が停止していれば、
カウンタCがインクリメントされる(S920)。次に
カウンタCがカウンタ判定値n以下か否かが判定される
(S930)。カウンタ判定値nは、M/G26の駆動
によるエンジン2の逆転・正転の繰り返し回数を規定す
る値であり、例えば、カウンタ判定値n=1〜3の値が
設定されている。ここでは、逆転・正転の繰り返し回数
を3回に規定するためカウンタ判定値n=3であるとす
る。
【0070】C<nであれば(S930で「YE
S」)、回転方向モードに逆転モードが設定される(S
940)。このことにより、次の制御周期では、ステッ
プS810で「NO」、ステップS840で「YE
S」、次にM/G26の逆転駆動(S850)が開始さ
れ、再度、エンジン2は停止位相から80°幅の逆転が
なされる。そして80°幅の逆転が終了すると(S86
0で「YES」)、再度正転が実行される(S870に
よりS840で「NO」)。
【0071】こうして2回目の逆転と正転との繰り返し
によって、エンジン回転が開始すれば(S900で「Y
ES」)、次の制御周期では、M/G駆動発進始動処理
(図4)のステップS540では「YES」と判定され
て、後述するごとくステップS560〜S590の処理
が行われる。
【0072】一方、エンジン回転が開始しなかった場合
には(S900で「NO」)、カウンタCがインクリメ
ントされ(S920)、カウンタCがカウンタ判定値n
以下か否かが判定される(S930)。ここではカウン
タC=2で、C<nであることから(S930で「YE
S」)、回転方向モードに逆転モードが設定される(S
940)。このことにより、3回目の逆転と正転との繰
り返しが行われる。
【0073】そして、正転が基準時間Tb経過した後に
(S890で「YES」)、エンジン回転が開始すれば
(S900で「YES」)、次の制御周期では、M/G
駆動発進始動処理(図4)のステップS540では「Y
ES」と判定されて、後述するごとくステップS560
〜S590の処理が行われる。
【0074】一方、エンジン回転が開始しなかった場合
には(S900で「NO」)、カウンタCがインクリメ
ントされ(S920)、カウンタCがカウンタ判定値n
以下か否かが判定される(S930)。ここではカウン
タC=3となり、C≧nであることから(S930で
「NO」)、次に回転駆動モードにモードCが設定され
る(S950)。このことにより、次の制御周期では、
エンジン回転開始処理(図5)において、ステップS6
10,S630,S690でそれぞれ「NO」と判定さ
れて、M/G26およびスタータ36の両者の駆動によ
りエンジン2を正転させて、エンジン2の回転を開始さ
せる(S710)。なお、スタータ36を駆動する場合
は、リングギアとの噛み合わせを考慮して、一旦、M/
G26を停止させて、スタータ36の駆動によりエンジ
ン回転数NEが上がってから、例えば100rpmに上
がってから、M/G26を駆動するようにしても良い。
【0075】次にエンジン回転中か否かを判定し(S7
20)、未だ回転していなければ(S720で「N
O」)、このまま一旦本処理を終了する。一方、エンジ
ンが回転を始めれば(S720で「YES」)、エンジ
ン回転開始と判断する(S730)。なお、図示してい
ないが、この場合、エンジン2が基準時間を経過しても
回転開始しなかった場合には、故障と判定する。
【0076】こうしてエンジン2が回転開始すれば、次
の制御周期にて、エンジン回転開始か否かの判定(S5
40)では「YES」と判定される。そしてM/G26
の出力制御を実行して(S560)、M/G26の出力
にてエンジン回転数NEを、アイドル目標回転数NEi
dlのレベル、例えば600rpmまで次第に上昇させ
る制御を開始する。
【0077】そして、次に、M/G駆動発進始動処理が
開始されてから、未だアクセルペダルの踏み込みが無い
か否かが判定される(S570)。アクセルペダルの踏
み込みが無ければ(S570で「YES」)、次に、未
だエンジン回転数NEがアイドル目標回転数NEidl
に達していないか否かが判定される(S580)。M/
G26の回転初期であって、未だエンジン回転数NEが
アイドル目標回転数NEidlに達していなければ(S
580で「YES」)、このまま一旦本処理を終了す
る。
【0078】ステップS560を繰り返す内に、M/G
26の出力によりエンジン回転数NEがアイドル目標回
転数NEidlに達すると(S580で「NO」)、エ
コランECU40からエンジンECU48に対して燃料
噴射開始の指示がなされる(S590)。このことによ
り燃料噴射弁42からは燃料が噴射され、エンジン2は
始動して運転を開始する。
【0079】更にエンジン回転数NEがアイドル目標回
転数NEidlに達する前に、アクセルペダルが踏み込
まれた場合には(S570で「NO」)、直ちにエコラ
ンECU40からエンジンECU48に対して燃料噴射
開始の指示がなされる(S590)。
【0080】次に走行時M/G制御処理を図7のフロー
チャートに示す。本処理は前記ステップS440の実行
により開始され、短時間周期で繰り返し実行される処理
である。まず前述したM/G駆動発進始動処理(図4)
によってエンジン2の始動が完了したか否かが判定され
る(S1010)。始動完了前であれば(S1010で
「NO」)、このまま一旦本処理を終了する。
【0081】M/G駆動発進始動処理(図4)によって
エンジン2の始動が完了した場合には(S1010で
「YES」)、M/G駆動発進始動処理(図4)を停止
する(S1020)。
【0082】そして、回転駆動モードがモードCでの始
動か否かが判定される(S1030)。モードAあるい
はモードBでの始動であれば(S1030で「N
O」)、次のステップS1050に移るが、モードCで
の始動であれば(S1030で「YES」)、スタータ
36の停止処理がなされる(S1040)。
【0083】そしてエンジンECU48に対して前記ス
テップS510にて禁止したエアコンオンを許可する指
示を行う(S1050)。このことによりエンジンEC
U48では、エアコンスイッチがオンであればエアコン
用コンプレッサがプーリ16の回転に連動するように切
り替えて、エアコンを駆動することができるようにな
る。
【0084】次に車両減速時以外か否かが判定される
(S1060)。ここで車両減速時とは、例えば走行時
にアクセルペダルが完全に戻された状態、すなわち走行
時にアイドルスイッチがオンである場合に車両減速時と
して判断する。したがって車両減速時以外(アイドルス
イッチオフ)であれば(S1060で「YES」)、電
磁クラッチ10aがオンにされ又はオンが継続され(S
1070)、M/G26は発電モードに設定され(S1
080)、一旦本処理を終了する。このことにより、通
常走行時においては、M/G26は、発電によりバッテ
リ30,34を蓄電させると共に、各種電気系統の電力
源となる。
【0085】車両減速時であると判定された場合には
(S1060で「NO」)、減速時M/G制御処理が実
行される(S1090)。この減速時M/G制御処理
は、M/G26を回生モードにして、車両減速時の燃料
カット時にて車両の走行エネルギーを電気エネルギーと
して回収する処理である。
【0086】上述した本実施の形態1による処理の一例
を図8のタイミングチャートに示す。図8では、時刻t
0にて自動始動条件が成立することにより、回転駆動モ
ードにはモードAが設定されて、M/G26が正転して
エンジン2のクランク軸2aが正転方向に回転し始め
る。しかし、圧縮圧力に抗して回転することができずに
エンジン回転は停止する(時刻t1)。
【0087】そしてM/G26の正転開始から基準時間
Ta後の時刻t2で、エンジン回転は停止していると判
定されてモードBが設定される。モードBでは、停止時
において圧縮行程上死点直前にある気筒における吸気弁
が開弁する直前(時刻t3)まで、M/G26によりク
ランク軸2aを逆転側に回転させる。次にM/G26に
よりクランク軸2aを正転して、基準時間Tb後の回転
を判定する(時刻t4)。この時もエンジン2のクラン
ク軸2aが回転停止している場合には、更に次にM/G
26による2回目のクランク軸2aの逆転(時刻t4〜
t5)と正転(時刻t5〜t6)とを実行し、基準時間
Tb後の回転を判定する(時刻t6)。この時もエンジ
ン2のクランク軸2aが回転停止している場合には、更
に3回目のクランク軸2aの逆転(時刻t6〜t7)と
正転(時刻t7〜t8)とを実行し、基準時間Tb後の
回転を判定する(時刻t8)。3回目の逆転と正転とを
実行してもクランク軸2aが回転開始しない場合には、
スタータ36を駆動する。なお、図8の例ではスタータ
36の駆動初期には、スタータ36とリングギアとの噛
み合わせを確実にするために、エンジン回転数が上がる
まで(例えば100rpmに上がるまで)M/G26を
一旦停止する期間(時刻t8〜t9)を設けた例を示し
ている。このことにより、クランク軸2aの回転は確実
に開始して、以後、燃料噴射によりエンジン2は始動す
る。
【0088】上述した実施の形態1の構成において、M
/G26が回転出力手段に、スタータ36が第2の回転
出力手段に、ステップS610〜S640が正転駆動手
段としての処理に、ステップS650,S660,S6
80,S690,S810,S820,S840〜S8
60,S890,S900,S940が逆転駆動手段と
しての処理に、ステップS870,S880が再正転駆
動手段としての処理に、ステップS710,S830,
S920,S930,S950が回転出力切替手段とし
ての処理に相当する。
【0089】以上説明した本実施の形態1によれば、以
下の効果が得られる。 (イ).自動始動時のクランク軸2aの回転開始時当初
に、M/G26の駆動によりクランク軸2aを正転側に
回転させている。この最初になされる正転により回転開
始ができれば、回転開始は迅速に達成される。しかし、
この正転側へのクランク軸2aの回転が停止した場合に
は、停止時において圧縮行程上死点直前にある気筒にお
ける吸気弁が開弁する直前まで、M/G26によりクラ
ンク軸2aを逆転側に回転させる。この逆転により、逆
転開始時にピストンリングをピストンリング溝内で浮き
上がらせることができるので、停止時において圧縮行程
上死点直前となった気筒内の圧力を低下させることがで
きる。
【0090】ところで、最初の正転にてクランク軸2a
の回転が停止した場合には、この停止位相は、圧縮圧力
により回転抵抗を受けて停止した位相であり、ある気筒
が圧縮行程上死点直前の状態にある位相であることを示
すものである。この位相は、圧縮行程上死点を0°とし
た場合に、−10°〜−20°に存在する。したがっ
て、この気筒について、吸気弁が開弁する直前までの逆
転角度幅は自ずと決まる。
【0091】例えば吸気弁の開弁タイミングが−120
°であるとすると、−120°の直前まで逆転しても吸
気弁は開弁しない。ただし、M/G26による逆転駆動
停止後の慣性力でのクランク軸2aの逆転を考慮して、
本実施の形態1ではM/G26の逆転駆動による回転角
度幅を80°と設定している。このことにより、実際に
はクランク軸2aは吸気弁の開弁タイミング(−120
°)の直前まで逆転する。
【0092】したがって、この逆転角度幅(80°)分
の逆転駆動を行うのみで、該当する気筒における吸気弁
が開弁する直前までクランク軸2aを逆転させることが
可能となる。すなわち、最大限クランク軸2aを逆転で
き、しかも吸気弁から該当する気筒に大気圧を導入する
ことがない。
【0093】したがって、次にM/G26の正転駆動に
よりクランク軸2aを正転側に再回転させた場合に、該
当する気筒内の圧力は、圧縮行程上死点直前となっても
前回よりも低くなっている。しかも、吸気弁が開弁する
直前まで逆転してからの再正転であるので十分な慣性ト
ルクを発生させている。しかも動摩擦であることから摩
擦力も小さい。このことにより、回転停止しているエン
ジン2の回転開始を容易なものとでき、自動始動時にお
いてエンジン2の始動性を向上できる。
【0094】(ロ).なお、再度正転させた後にも、エ
ンジン2の回転が開始しなかった場合には、更に逆転と
再正転とを繰り返している。このことにより一度の逆転
及び再正転処理にてエンジン回転開始できなかった場合
でも、再度逆転と正転とを繰り返すことができ、エンジ
ン回転開始を一層確実なものとすることができる。
【0095】(ハ).逆転と再正転とがn回、ここでは
3回実行された後においても、エンジン回転が開始しな
かった場合には、M/G26とスタータ36とを用いて
クランク軸2aを回転させている。このことにより、万
一、逆転及び再正転を繰り返してもエンジン2が回転し
なかった場合においても、確実にエンジン2を回転開始
させることができる。
【0096】(ニ).上述したエンジン回転開始処理
(図5,6)は、エンジン2の自動始動時に起動され
る。自動始動は運転者の意図しない始動である。したが
って、前述したごとく容易にエンジン回転を開始させる
ことができ、十分な始動性が可能となるので、自動始動
時に運転者に違和感を与えることがない。
【0097】(ホ).クランク軸2aの逆転側への回転
は、M/G26の駆動により行っている。このように逆
転時に積極的にM/G26の駆動力を用いることによ
り、迅速かつ確実に該当する気筒の吸気弁が開弁する直
前まで逆転させることができる。このようにM/G26
の駆動力にて積極的に逆転しているので、逆転開始時に
ピストンリングをピストンリング溝内で確実に浮き上が
らせることができ、該当する気筒内の圧力を十分に抜く
ことができる。
【0098】更に、本実施の形態1のごとく逆転側への
回転時間によってクランク軸2aに必要な角度幅(80
°)分の逆転を判断する場合も、逆転速度が安定するの
で、クランク軸2aを正確な位相位置に逆転させること
ができるようになる。
【0099】[その他の実施の形態] ・前記実施の形態1においては、モードCではM/G2
6とスタータ36との両者を駆動させていたが、スター
タ36のみの駆動でも良い。
【0100】・前記実施の形態1においては、モードB
における逆転と再正転との繰り返しは、エンジン2が回
転開始しない場合には3回行われたが、1回あるいは2
回でも良く、また4回以上でも良い。
【0101】・前記実施の形態1においては、M/G2
6の逆転角度幅(ここでは80°)は、逆転角度幅に対
応する基準時間の経過により判定していたが、エンジン
回転数センサの検出値から80°逆転したことを直接検
出することにより判断しても良い。
【0102】・前記実施の形態1においては、クランク
軸2aの逆転はM/G26の駆動により行ったが、これ
以外に、M/G26は停止して、直前に行われている正
転により生じた圧縮圧力による逆転方向のトルクを利用
して該当する気筒の吸気弁が開弁する直前まで逆転させ
ても良い。
【0103】・前記実施の形態1においては、M/G2
6はエンジン2から車輪への駆動力伝達系外に配置され
たものであったが、これ以外にエンジン2から車輪への
駆動力伝達系内に配置されたモータを用いて、エンジン
2を回転開始する構成であっても良く、前記実施の形態
1のエンジン回転開始処理(図5,6)を適用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1としての車両用内燃機関及びその
制御装置のシステム構成図。
【図2】実施の形態1のエコランECUが実行する自動
停止処理のフローチャート。
【図3】実施の形態1のエコランECUが実行する自動
始動処理のフローチャート。
【図4】実施の形態1のエコランECUが実行するM/
G駆動発進始動処理のフローチャート。
【図5】実施の形態1のエコランECUが実行するエン
ジン回転開始処理のフローチャート。
【図6】実施の形態1のエコランECUが実行する逆転
・正転処理のフローチャート。
【図7】実施の形態1のエコランECUが実行する走行
時M/G制御処理のフローチャート。
【図8】実施の形態1による処理の一例を示すタイミン
グチャート。
【符号の説明】
2…エンジン、2a…クランク軸、4…トルクコンバー
タ、6…A/T、6a…出力軸、10…プーリ、10a
…電磁クラッチ、14…ベルト、16,18…プーリ、
22…補機類、26…M/G、28…インバータ、30
…高圧電源用バッテリ、32… DC/DCコンバー
タ、34…低圧電源用バッテリ、36…スタータ、38
…電動油圧ポンプ、40…エコランECU、42…燃料
噴射弁、44…電動モータ、46…スロットルバルブ、
48…エンジンECU、50…VSC−ECU。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G092 AA01 AC03 BB10 CA01 CB05 DC03 DE01S DF05 DG08 EA11 EB05 FA30 FA31 GA01 GA10 HA06Z HE05Z HE08Z HF02Z HF04Z HF08Z HF12Z HF21Z HF26Z 3G093 AA05 BA21 BA22 CA01 DA05 DA06 DB05 DB11 DB15 DB18 DB19 DB25 EA05 EA09 EB08 EC02 FA02 FA11 FA12

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転出力手段の駆動にて内燃機関のクラン
    ク軸の回転を開始させる内燃機関回転開始装置であっ
    て、 クランク軸の回転開始時に、前記回転出力手段の駆動に
    よりクランク軸を正転側に回転させる正転駆動手段と、 前記正転駆動手段による正転側へのクランク軸の回転が
    停止した場合に、該停止時において圧縮行程上死点直前
    にある気筒における吸気弁が開弁する直前まで、クラン
    ク軸を逆転側に回転させる逆転駆動手段と、 前記逆転駆動手段による逆転側へのクランク軸の回転後
    に、前記回転出力手段の駆動によりクランク軸を正転側
    に再回転させる再正転駆動手段と、 を備えたことを特徴とする内燃機関回転開始装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の構成において、前記逆転駆
    動手段は、前記正転駆動手段および前記再正転駆動手段
    による正転側へのクランク軸の回転が停止した場合に、
    該停止時において圧縮行程上死点直前にある気筒におけ
    る吸気弁が開弁する直前まで、クランク軸を逆転側に回
    転させることを特徴とする内燃機関回転開始装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の構成に加えて、前記逆転駆
    動手段によるクランク軸の逆転側への回転と、前記再正
    転駆動手段によるクランク軸の正転側への再回転とが、
    基準回数繰り返された後に、内燃機関の回転が開始しな
    かった場合には、前記回転出力手段の駆動と第2の回転
    出力手段の駆動とによるクランク軸の回転または第2の
    回転出力手段の駆動のみによるクランク軸の回転に切り
    替えて内燃機関の回転を実行する回転出力切替手段を備
    えたことを特徴とする内燃機関回転開始装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の構成において、前記回転出
    力手段は、内燃機関から車輪への駆動力伝達系内または
    外に配置されたモータジェネレータであり、前記第2の
    回転出力手段は、スタータであることを特徴とする内燃
    機関回転開始装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか記載の構成におい
    て、内燃機関の自動停止後に自動始動条件が成立した場
    合に内燃機関の自動始動のために起動されることを特徴
    とする内燃機関回転開始装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか記載の構成におい
    て、前記逆転駆動手段は、クランク軸の正転側への回転
    が停止したクランク角位相から予め定めた角度幅分、ク
    ランク軸を逆転させることにより、前記停止時において
    圧縮行程上死点直前にある気筒における吸気弁が開弁す
    る直前までクランク軸を逆転側に回転させることを特徴
    とする内燃機関回転開始装置。
  7. 【請求項7】請求項1〜5のいずれか記載の構成におい
    て、前記逆転駆動手段は、クランク軸の正転側への回転
    が停止したクランク角位相から予め定めた時間、クラン
    ク軸を逆転させることにより、前記停止時において圧縮
    行程上死点直前にある気筒における吸気弁が開弁する直
    前まで前記クランク軸を逆転側に回転させることを特徴
    とする内燃機関回転開始装置。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれか記載の構成におい
    て、前記逆転駆動手段は、クランク軸の逆転側への回転
    を前記回転出力手段の駆動により行うことを特徴とする
    内燃機関回転開始装置。
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