JP2002145970A - 液状放射線硬化型樹脂組成物 - Google Patents
液状放射線硬化型樹脂組成物Info
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- JP2002145970A JP2002145970A JP2000344568A JP2000344568A JP2002145970A JP 2002145970 A JP2002145970 A JP 2002145970A JP 2000344568 A JP2000344568 A JP 2000344568A JP 2000344568 A JP2000344568 A JP 2000344568A JP 2002145970 A JP2002145970 A JP 2002145970A
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- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 (A)一分子中に少なくとも2個の(メ
タ)アクリル基を有する数平均分子量800〜10,0
00のポリエーテルポリウレタンを100重量部、
(B)分子内にビニルエーテル基を有する化合物を1〜
100重量部含有することを特徴とする液状放射線硬化
型樹脂組成物。 【効果】 本発明によれば、小さい放射線照射量によっ
て硬化性がよく、吸水率の小さい液状放射線硬化型樹脂
組成物を得ることができる。
タ)アクリル基を有する数平均分子量800〜10,0
00のポリエーテルポリウレタンを100重量部、
(B)分子内にビニルエーテル基を有する化合物を1〜
100重量部含有することを特徴とする液状放射線硬化
型樹脂組成物。 【効果】 本発明によれば、小さい放射線照射量によっ
て硬化性がよく、吸水率の小さい液状放射線硬化型樹脂
組成物を得ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速塗布性に優れ
る液状放射線硬化型樹脂組成物に関し、特に光ファイバ
用被覆材として用いられる光ファイバ心線の一次被覆
材、二次被覆材及び光ファイバテープ化材等の被覆材料
として好適な液状放射線硬化型樹脂組成物に関する。
る液状放射線硬化型樹脂組成物に関し、特に光ファイバ
用被覆材として用いられる光ファイバ心線の一次被覆
材、二次被覆材及び光ファイバテープ化材等の被覆材料
として好適な液状放射線硬化型樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】光通信
ファイバとしては、石英ガラス系、多成分ガラス系、プ
ラスチック系等の種々のものがあるが、現実にはその軽
量性、低損失性、高耐久性、更には伝送容量が大きいこ
とから石英ガラス系のものが広範囲の分野で大量に使用
されている。しかし、この石英ガラス系のものは、極め
て細く、外的要因で変化も起こることから、石英ガラス
系の光通信ファイバは、溶融紡糸された石英ガラスファ
イバ上に予め硬化物の軟らかい液状の硬化性樹脂でコー
ティング、硬化し、一次被覆した後、この一次被覆層を
保護するために、更に硬化物の硬い液状の硬化性樹脂で
二次被覆が施されている。このものは光ファイバ心線と
呼ばれているが、更に、この心線を数本(通常は4本又
は8本)束ね、テープ化材を塗布硬化することにより、
テープ心線が製造されている。
ファイバとしては、石英ガラス系、多成分ガラス系、プ
ラスチック系等の種々のものがあるが、現実にはその軽
量性、低損失性、高耐久性、更には伝送容量が大きいこ
とから石英ガラス系のものが広範囲の分野で大量に使用
されている。しかし、この石英ガラス系のものは、極め
て細く、外的要因で変化も起こることから、石英ガラス
系の光通信ファイバは、溶融紡糸された石英ガラスファ
イバ上に予め硬化物の軟らかい液状の硬化性樹脂でコー
ティング、硬化し、一次被覆した後、この一次被覆層を
保護するために、更に硬化物の硬い液状の硬化性樹脂で
二次被覆が施されている。このものは光ファイバ心線と
呼ばれているが、更に、この心線を数本(通常は4本又
は8本)束ね、テープ化材を塗布硬化することにより、
テープ心線が製造されている。
【0003】これらのコーティング材としては、ウレタ
ンアクリレート系の紫外線硬化性樹脂組成物が提案され
ており、特公平1−19694号公報、特許第2522
663号公報、特許第2547021号公報に記載され
ているように、ウレタンアクリレートオリゴマーと、反
応性希釈剤、光重合開始剤からなる紫外線液状硬化組成
物が知られている。しかし、近年、生産性向上のため光
ファイバ線引き速度が高速化しており、少ない紫外線照
射量で硬化性のよい樹脂が求められる。硬化速度を高く
する観点から、特開平10−204250号公報では
(メタ)アクリロイル基を含む化合物とN−ビニル基を
含む化合物を含有する樹脂組成物について記載されてい
るが、N−ビニル基を含む化合物を含有すると吸水率が
大きくなり、ファイバを敷設した後の経時信頼性に劣る
問題点があった。別の解決手段としては、光ファイバ線
引き時に照射する紫外線ランプの数を増やし、紫外線照
射光量を大きくする方法があるが、限られたスペースで
の硬化には限界があるという問題点があった。
ンアクリレート系の紫外線硬化性樹脂組成物が提案され
ており、特公平1−19694号公報、特許第2522
663号公報、特許第2547021号公報に記載され
ているように、ウレタンアクリレートオリゴマーと、反
応性希釈剤、光重合開始剤からなる紫外線液状硬化組成
物が知られている。しかし、近年、生産性向上のため光
ファイバ線引き速度が高速化しており、少ない紫外線照
射量で硬化性のよい樹脂が求められる。硬化速度を高く
する観点から、特開平10−204250号公報では
(メタ)アクリロイル基を含む化合物とN−ビニル基を
含む化合物を含有する樹脂組成物について記載されてい
るが、N−ビニル基を含む化合物を含有すると吸水率が
大きくなり、ファイバを敷設した後の経時信頼性に劣る
問題点があった。別の解決手段としては、光ファイバ線
引き時に照射する紫外線ランプの数を増やし、紫外線照
射光量を大きくする方法があるが、限られたスペースで
の硬化には限界があるという問題点があった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、硬化性に優れ、得られる硬化皮膜の特性が良好な、
特に硬化皮膜の吸水率が小さい液状放射線硬化型樹脂組
成物を提供することを目的とする。
で、硬化性に優れ、得られる硬化皮膜の特性が良好な、
特に硬化皮膜の吸水率が小さい液状放射線硬化型樹脂組
成物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者らは、上記問題点を解決するために鋭意検討を重
ねた結果、液状放射線硬化型樹脂組成物において、(メ
タ)アクリル基を含有するポリエーテルポリウレタン
に、分子内にビニルエーテル基を含有する化合物(以
下、ビニルエーテル化合物と呼ぶ)を加えることによっ
て、少ない放射線照射量での硬化性が良好であり、かつ
吸水率の小さい硬化皮膜が得られることがわかった。一
般にビニルエーテル化合物はオニウム塩等の放射線照射
によって酸を発生し、光カチオン重合をすることが知ら
れており、複数のビニルエーテル化合物やエポキシ化合
物と混合されて使用されることが多い。しかし(メタ)
アクリル化合物とのラジカル重合として用いられること
は報告例が少なく、特に電子線等の電離放射線照射時の
挙動に関してはほとんど知られていない。
発明者らは、上記問題点を解決するために鋭意検討を重
ねた結果、液状放射線硬化型樹脂組成物において、(メ
タ)アクリル基を含有するポリエーテルポリウレタン
に、分子内にビニルエーテル基を含有する化合物(以
下、ビニルエーテル化合物と呼ぶ)を加えることによっ
て、少ない放射線照射量での硬化性が良好であり、かつ
吸水率の小さい硬化皮膜が得られることがわかった。一
般にビニルエーテル化合物はオニウム塩等の放射線照射
によって酸を発生し、光カチオン重合をすることが知ら
れており、複数のビニルエーテル化合物やエポキシ化合
物と混合されて使用されることが多い。しかし(メタ)
アクリル化合物とのラジカル重合として用いられること
は報告例が少なく、特に電子線等の電離放射線照射時の
挙動に関してはほとんど知られていない。
【0006】本発明者らは、重合開始剤が存在しなくて
もビニルエーテル化合物と(メタ)アクリル基を含有す
るポリエーテルポリウレタンの混合系が電子線の照射に
よって硬化し、また光ラジカル重合開始剤の存在下では
紫外線の照射によって硬化することを知見し、本発明を
なすに至った。
もビニルエーテル化合物と(メタ)アクリル基を含有す
るポリエーテルポリウレタンの混合系が電子線の照射に
よって硬化し、また光ラジカル重合開始剤の存在下では
紫外線の照射によって硬化することを知見し、本発明を
なすに至った。
【0007】従って、本発明は、 (A)一分子中に少なくとも2個の(メタ)アクリル基
を有する数平均分子量800〜10,000のポリエー
テルポリウレタンを100重量部 (B)分子内にビニルエーテル基を有する化合物を1〜
100重量部 含有することを特徴とする液状放射線硬化型樹脂組成物
を提供する。
を有する数平均分子量800〜10,000のポリエー
テルポリウレタンを100重量部 (B)分子内にビニルエーテル基を有する化合物を1〜
100重量部 含有することを特徴とする液状放射線硬化型樹脂組成物
を提供する。
【0008】更に本発明では、上記(A)、(B)成分
に加え、 (C)(メタ)アクリル基及び/又はN−ビニル基を有
する分子量500以下の反応性希釈剤を1〜200重量
部 含有することを特徴とする液状放射線硬化型樹脂組成物
を提供する。
に加え、 (C)(メタ)アクリル基及び/又はN−ビニル基を有
する分子量500以下の反応性希釈剤を1〜200重量
部 含有することを特徴とする液状放射線硬化型樹脂組成物
を提供する。
【0009】更に本発明では、上記(A)、(B)、
(C)成分に加え、光ラジカル重合開始剤及び/又は光
カチオン重合開始剤を(A)+(B)+(C)=100
重量部に対して0.01〜20重量部含むことを特徴と
する液状放射線硬化型樹脂組成物を提供する。
(C)成分に加え、光ラジカル重合開始剤及び/又は光
カチオン重合開始剤を(A)+(B)+(C)=100
重量部に対して0.01〜20重量部含むことを特徴と
する液状放射線硬化型樹脂組成物を提供する。
【0010】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明の液状放射線硬化型樹脂組成物は、(A)一分子
中に少なくとも2個の(メタ)アクリル基を有する数平
均分子量800〜10,000のポリエーテルポリウレ
タン、(B)分子内にビニルエーテル基を有する化合物
を含む。
本発明の液状放射線硬化型樹脂組成物は、(A)一分子
中に少なくとも2個の(メタ)アクリル基を有する数平
均分子量800〜10,000のポリエーテルポリウレ
タン、(B)分子内にビニルエーテル基を有する化合物
を含む。
【0011】本発明の(A)成分である一分子中に少な
くとも2個の(メタ)アクリル基を有するポリエーテル
ポリウレタンは、数平均分子量800〜10,000、
好ましくは1,000〜8,000のものである。数平
均分子量が800未満であると、得られた硬化皮膜の伸
びが小さく、コーティング時に剥離し易くなり、10,
000より大きいと硬化皮膜の硬さ、ヤング率が小さく
なり、傷つき易く、保護膜としての機能を果たさなくな
る。
くとも2個の(メタ)アクリル基を有するポリエーテル
ポリウレタンは、数平均分子量800〜10,000、
好ましくは1,000〜8,000のものである。数平
均分子量が800未満であると、得られた硬化皮膜の伸
びが小さく、コーティング時に剥離し易くなり、10,
000より大きいと硬化皮膜の硬さ、ヤング率が小さく
なり、傷つき易く、保護膜としての機能を果たさなくな
る。
【0012】本発明の一分子中に少なくとも2個の(メ
タ)アクリル基を有するポリエーテルポリウレタンは、
例えば、炭素数2〜10のオキシアルキレン基を含むジ
オールとジイソシアネート及び(メタ)アクリル基を有
する化合物とを反応させることにより得られる。
タ)アクリル基を有するポリエーテルポリウレタンは、
例えば、炭素数2〜10のオキシアルキレン基を含むジ
オールとジイソシアネート及び(メタ)アクリル基を有
する化合物とを反応させることにより得られる。
【0013】ここで、炭素数2〜10のオキシアルキレ
ン基を含むジオールの具体例としては、ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチ
レングリコール、2−メチルテトラヒドロフラングリコ
ール、3−メチルテトラヒドロフラングリコール、ポリ
ヘプタメチレングリコール、ポリヘキサメチレングリコ
ール、ポリデカメチレングリコール、ビスフェノールA
のポリアルキレンオキサイド付加体ジオールなどが挙げ
られるが、吸水率や粘度の観点からポリプロピレングリ
コール、ポリテトラメチレングリコール、2−メチルテ
トラヒドロフラングリコール、3−メチルテトラヒドロ
フラングリコールが好ましい。ポリアルキレンオキサイ
ドはその単独重合体のみならず、それらのランダムもし
くはブロック共重合体も使用することができる。
ン基を含むジオールの具体例としては、ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチ
レングリコール、2−メチルテトラヒドロフラングリコ
ール、3−メチルテトラヒドロフラングリコール、ポリ
ヘプタメチレングリコール、ポリヘキサメチレングリコ
ール、ポリデカメチレングリコール、ビスフェノールA
のポリアルキレンオキサイド付加体ジオールなどが挙げ
られるが、吸水率や粘度の観点からポリプロピレングリ
コール、ポリテトラメチレングリコール、2−メチルテ
トラヒドロフラングリコール、3−メチルテトラヒドロ
フラングリコールが好ましい。ポリアルキレンオキサイ
ドはその単独重合体のみならず、それらのランダムもし
くはブロック共重合体も使用することができる。
【0014】ジイソシアネートとしては、2,4−トリ
レンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネ
ート、1,3−キシレンジイソシアネート、1,4−キ
シレンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシ
アネート、m−フェニレンジイソシアネート、p−フェ
ニレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネ
ート、イソホロンジイソシアネート、2,2,4−トリ
メチルヘキサメチレンジイソシアネート、2,4,4−
トリメチルヘキサメチレンジイソシアネートなどが挙げ
られ、中でも2,4−トリレンジイソシアネート、イソ
ホロンジイソシアネートなどが好ましい。これらのジイ
ソシアネートは単独で用いても、2種類以上併用しても
よい。
レンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネ
ート、1,3−キシレンジイソシアネート、1,4−キ
シレンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシ
アネート、m−フェニレンジイソシアネート、p−フェ
ニレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネ
ート、イソホロンジイソシアネート、2,2,4−トリ
メチルヘキサメチレンジイソシアネート、2,4,4−
トリメチルヘキサメチレンジイソシアネートなどが挙げ
られ、中でも2,4−トリレンジイソシアネート、イソ
ホロンジイソシアネートなどが好ましい。これらのジイ
ソシアネートは単独で用いても、2種類以上併用しても
よい。
【0015】更に、(メタ)アクリル基を有する化合物
としては、例えば、水酸基、酸ハライド基、エポキシ基
を有する(メタ)アクリル系化合物を挙げることができ
る。
としては、例えば、水酸基、酸ハライド基、エポキシ基
を有する(メタ)アクリル系化合物を挙げることができ
る。
【0016】水酸基を有する(メタ)アクリル系化合物
は、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ペ
ンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、グリセ
リンジ(メタ)アクリレートなどやアルキルグリシジル
エーテル、グリシジル(メタ)アクリレートなどのグリ
シジル基含有化合物と(メタ)アクリル酸の付加物など
が挙げられる。
は、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ペ
ンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、グリセ
リンジ(メタ)アクリレートなどやアルキルグリシジル
エーテル、グリシジル(メタ)アクリレートなどのグリ
シジル基含有化合物と(メタ)アクリル酸の付加物など
が挙げられる。
【0017】酸ハライドを有する(メタ)アクリル系化
合物としては、(メタ)アクリル酸クロライド、(メ
タ)アクリル酸ブロマイドなどを挙げることができる。
合物としては、(メタ)アクリル酸クロライド、(メ
タ)アクリル酸ブロマイドなどを挙げることができる。
【0018】エポキシ基を有する(メタ)アクリル系化
合物としては、(メタ)アクリル酸のグリシジルエステ
ルなどが挙げられる。
合物としては、(メタ)アクリル酸のグリシジルエステ
ルなどが挙げられる。
【0019】一分子中に少なくとも2個の(メタ)アク
リル基を有するポリエーテルポリウレタンは、例えば、
上記ジオールとジイソシアネートを常法によりOH/N
CO=0.5〜2.0(モル比)で反応させた後、更
に、(メタ)アクリル基を有する化合物を反応させるこ
とにより製造することができる。
リル基を有するポリエーテルポリウレタンは、例えば、
上記ジオールとジイソシアネートを常法によりOH/N
CO=0.5〜2.0(モル比)で反応させた後、更
に、(メタ)アクリル基を有する化合物を反応させるこ
とにより製造することができる。
【0020】本発明の(B)成分であるビニルエーテル
化合物は、(A)成分である一分子中に少なくとも2個
の(メタ)アクリル基を有するポリエーテルポリウレタ
ンの粘度を低下させる効果を持つ。更に、硬化速度を高
める効果を持ち、硬化皮膜の吸水率が小さくなることが
本発明者らの検討によりわかった。ビニルエーテル化合
物の具体的な例としては、分子中にビニルエーテル基を
1個持つ化合物、例えば、エチルビニルエーテル、プロ
ピルビニルエーテル、t−ブチルビニルエーテル、イソ
ブチルビニルエーテル、t−アミルビニルエーテル、ド
デシルビニルエーテル、オクタデシルビニルエーテル、
エチレングリコールブチルビニルエーテル、トリエチレ
ングリコールエチルビニルエーテル、2−エチルヘキシ
ルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、ア
ミノプロピルビニルエーテル、2−ジエチルアミノエチ
ルビニルエーテル、プロペニルエーテルプロピレンカー
ボネート等が挙げられる。分子内にヒドロキシ基を含む
ビニルエーテル化合物としては、エチレングリコールモ
ノビニルエーテル、ヒドロキシブチルビニルエーテル、
ヘキサンジオールモノビニルエーテル、シクロヘキサン
ジメタノールモノビニルエーテル、ジエチレングリコー
ルモノビニルエーテル等が挙げられる。ビニルエーテル
基を分子中に2個以上含む化合物としては、ブタンジオ
ールジビニルエーテル、ヘキサンジオールジビニルエー
テル、1,4−シクロヘキサンジメタノールジビニルエ
ーテル、エチレングリコールジビニルエーテル、下記一
般式(1) CH2=CH−(OCH2CH2)m−OCH=CH2 (1) (式中、mは2〜20の整数を示す。)で表されるポリ
エチレングリコールジビニルエーテル、上記式(1)に
おいて、エチレンオキシド基をプロピレンオキシド基に
置換したポリプロピレングリコールジビニルエーテル、
下記一般式(2) CH2=CH−(OCH2CH2CH2CH2)n−OCH=CH2 (2) (式中、nは2〜20の整数を示す。)で表されるポリ
テトラヒドロフランジビニルエーテル等のジビニルエー
テル類、トリメチロールプロパントリビニルエーテルで
代表されるトリビニルエーテル類、ペンタエリスリトー
ルテトラビニルエーテルで代表されるテトラビニルエー
テル類等が挙げられる。以上のビニルエーテル基を有す
る化合物は単独で使用することも2種類以上混合して使
用することもできる。
化合物は、(A)成分である一分子中に少なくとも2個
の(メタ)アクリル基を有するポリエーテルポリウレタ
ンの粘度を低下させる効果を持つ。更に、硬化速度を高
める効果を持ち、硬化皮膜の吸水率が小さくなることが
本発明者らの検討によりわかった。ビニルエーテル化合
物の具体的な例としては、分子中にビニルエーテル基を
1個持つ化合物、例えば、エチルビニルエーテル、プロ
ピルビニルエーテル、t−ブチルビニルエーテル、イソ
ブチルビニルエーテル、t−アミルビニルエーテル、ド
デシルビニルエーテル、オクタデシルビニルエーテル、
エチレングリコールブチルビニルエーテル、トリエチレ
ングリコールエチルビニルエーテル、2−エチルヘキシ
ルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、ア
ミノプロピルビニルエーテル、2−ジエチルアミノエチ
ルビニルエーテル、プロペニルエーテルプロピレンカー
ボネート等が挙げられる。分子内にヒドロキシ基を含む
ビニルエーテル化合物としては、エチレングリコールモ
ノビニルエーテル、ヒドロキシブチルビニルエーテル、
ヘキサンジオールモノビニルエーテル、シクロヘキサン
ジメタノールモノビニルエーテル、ジエチレングリコー
ルモノビニルエーテル等が挙げられる。ビニルエーテル
基を分子中に2個以上含む化合物としては、ブタンジオ
ールジビニルエーテル、ヘキサンジオールジビニルエー
テル、1,4−シクロヘキサンジメタノールジビニルエ
ーテル、エチレングリコールジビニルエーテル、下記一
般式(1) CH2=CH−(OCH2CH2)m−OCH=CH2 (1) (式中、mは2〜20の整数を示す。)で表されるポリ
エチレングリコールジビニルエーテル、上記式(1)に
おいて、エチレンオキシド基をプロピレンオキシド基に
置換したポリプロピレングリコールジビニルエーテル、
下記一般式(2) CH2=CH−(OCH2CH2CH2CH2)n−OCH=CH2 (2) (式中、nは2〜20の整数を示す。)で表されるポリ
テトラヒドロフランジビニルエーテル等のジビニルエー
テル類、トリメチロールプロパントリビニルエーテルで
代表されるトリビニルエーテル類、ペンタエリスリトー
ルテトラビニルエーテルで代表されるテトラビニルエー
テル類等が挙げられる。以上のビニルエーテル基を有す
る化合物は単独で使用することも2種類以上混合して使
用することもできる。
【0021】ビニルエーテル化合物の配合量は、一分子
中に2個の(メタ)アクリル基を有するポリエーテルポ
リウレタン100重量部に対して1〜100重量部、望
ましくは5〜50重量部の割合で使用される。ビニルエ
ーテル化合物が1重量部より少ないと、粘度低下や放射
線を照射した場合の反応促進効果が小さく、100重量
部より多くなると、希釈効果はあるが放射線を照射した
場合の反応促進効果が小さくなる。
中に2個の(メタ)アクリル基を有するポリエーテルポ
リウレタン100重量部に対して1〜100重量部、望
ましくは5〜50重量部の割合で使用される。ビニルエ
ーテル化合物が1重量部より少ないと、粘度低下や放射
線を照射した場合の反応促進効果が小さく、100重量
部より多くなると、希釈効果はあるが放射線を照射した
場合の反応促進効果が小さくなる。
【0022】また、本発明では、(C)成分として(メ
タ)アクリル基及び/又はN−ビニル基を持つ反応性希
釈剤を、粘度調整や使用用途に応じた物性の調整を目的
として配合することができる。
タ)アクリル基及び/又はN−ビニル基を持つ反応性希
釈剤を、粘度調整や使用用途に応じた物性の調整を目的
として配合することができる。
【0023】(メタ)アクリレート化合物[(メタ)ア
クリル基を持つ反応性希釈剤]の具体的な例としては、
例えば、イソボルニル(メタ)アクリレート、ボルニル
(メタ)アクリレート、トリシクロデカニル(メタ)ア
クリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレー
ト、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、シクロ
ヘキシル(メタ)アクリレート、4−ブチルシクロヘキ
シル(メタ)アクリレート等の脂環式構造含有(メタ)
アクリレート;グリシジル(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチ
ル(メタ)アクリレート等のエポキシ基や水酸基を持つ
(メタ)アクリレート;メチル(メタ)アクリレート、
エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリ
レート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチ
ル(メタ)アクリレート、アミル(メタ)アクリレー
ト、イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メ
タ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、イ
ソアミル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アク
リレート、ヘプチル(メタ)アクリレート、オクチル
(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレ
ート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ノニ
ル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレー
ト、イソデシル(メタ)アクリレート、ウンデシル(メ
タ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、ラ
ウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アク
リレート、イソステアリル(メタ)アクリレートの如き
アルキル(メタ)アクリレート;テトラヒドロフルフリ
ル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アク
リレート、エトキシジエチレングリコール(メタ)アク
リレート、ベンジル(メタ)アクリレート、フェノキシ
エチル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール
モノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール
モノ(メタ)アクリレート、メトキシエチレングリコー
ル(メタ)アクリレート、エトキシエチル(メタ)アク
リレート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)ア
クリレート、メトキシポリプロピレングリコール(メ
タ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アク
リレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレー
ト、7−アミノ−3,7−ジメチルオクチル(メタ)ア
クリレート、下記一般式(3)又は(4)で表される化
合物を挙げることができる。
クリル基を持つ反応性希釈剤]の具体的な例としては、
例えば、イソボルニル(メタ)アクリレート、ボルニル
(メタ)アクリレート、トリシクロデカニル(メタ)ア
クリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレー
ト、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、シクロ
ヘキシル(メタ)アクリレート、4−ブチルシクロヘキ
シル(メタ)アクリレート等の脂環式構造含有(メタ)
アクリレート;グリシジル(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチ
ル(メタ)アクリレート等のエポキシ基や水酸基を持つ
(メタ)アクリレート;メチル(メタ)アクリレート、
エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリ
レート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチ
ル(メタ)アクリレート、アミル(メタ)アクリレー
ト、イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メ
タ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、イ
ソアミル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アク
リレート、ヘプチル(メタ)アクリレート、オクチル
(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレ
ート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ノニ
ル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレー
ト、イソデシル(メタ)アクリレート、ウンデシル(メ
タ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、ラ
ウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アク
リレート、イソステアリル(メタ)アクリレートの如き
アルキル(メタ)アクリレート;テトラヒドロフルフリ
ル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アク
リレート、エトキシジエチレングリコール(メタ)アク
リレート、ベンジル(メタ)アクリレート、フェノキシ
エチル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール
モノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール
モノ(メタ)アクリレート、メトキシエチレングリコー
ル(メタ)アクリレート、エトキシエチル(メタ)アク
リレート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)ア
クリレート、メトキシポリプロピレングリコール(メ
タ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アク
リレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレー
ト、7−アミノ−3,7−ジメチルオクチル(メタ)ア
クリレート、下記一般式(3)又は(4)で表される化
合物を挙げることができる。
【0024】 CH2=C(R1)−COO(R2O)p−R3 (3) (式中、R1は水素原子又はメチル基を示し、R2は炭素
数2〜6、好ましくは2〜4のアルキレン基を示し、R
3は水素原子又は炭素数1〜12、好ましくは1〜9の
アルキル基又はアリール基を示し、pは0〜12、好ま
しくは1〜8の数を示す。) CH2=C(R4)−CO(OR5CO)q−OCH2−THF (4) (式中、R4はR1と同じ意味を示し、R5は炭素数2〜
8、好ましくは2〜5のアルキレン基を示し、THFは
テトラヒドロフリル基を示し、qは1〜8、好ましくは
1〜4の数を示す。)
数2〜6、好ましくは2〜4のアルキレン基を示し、R
3は水素原子又は炭素数1〜12、好ましくは1〜9の
アルキル基又はアリール基を示し、pは0〜12、好ま
しくは1〜8の数を示す。) CH2=C(R4)−CO(OR5CO)q−OCH2−THF (4) (式中、R4はR1と同じ意味を示し、R5は炭素数2〜
8、好ましくは2〜5のアルキレン基を示し、THFは
テトラヒドロフリル基を示し、qは1〜8、好ましくは
1〜4の数を示す。)
【0025】かかる(メタ)アクリレート化合物は、例
えば、アロニックスM−111、M−113、M−11
4、M−117(以上、東亜合成化学製);KAYAR
ADTC110S、R629、R644(以上、日本化
薬製);ビスコート3700(大阪有機化学製)等の市
販品として入手することができる。更には、トリメチロ
ールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリス
リトールトリ(メタ)アクリレート、エチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)
アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)ア
クリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリ
レート、トリメチロールプロパントリオキシエチル(メ
タ)アクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イ
ソシアヌレートトリ(メタ)アクリレート、トリス(2
−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートジ(メタ)アク
リレート、トリシクロデカンジメタノールジ(メタ)ア
クリレート、ビスフェノールAのエチレンオキサイド又
はプロピレンオキサイドの付加体のジオールのジ(メ
タ)アクリレート、水添ビスフェノールAのエチレンオ
キサイド又はプロピレンオキサイドの付加体のジオール
のジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAのジグリ
シジルエーテルに(メタ)アクリレートを付加させたエ
ポキシ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコール
ジビニルエーテル等が挙げられる。また、市販品として
は、例えば、ユピマーUV SA1002、SA200
7(以上、三菱化学製);ビスコート700(大阪有機
化学製);KAYARAD R−604、R−684、
DPCA−20、DPCA−30、DPCA−60、D
PCA−120、HX−620、D−310、D−33
0(以上、日本化薬製);アロニックスM−210、M
−215、M−220、M−315、M−325(以
上、東亜合成化学製);ニューポールBPE、BP、H
A60S(以上、三洋化成製)等が挙げられる。
えば、アロニックスM−111、M−113、M−11
4、M−117(以上、東亜合成化学製);KAYAR
ADTC110S、R629、R644(以上、日本化
薬製);ビスコート3700(大阪有機化学製)等の市
販品として入手することができる。更には、トリメチロ
ールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリス
リトールトリ(メタ)アクリレート、エチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)
アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)ア
クリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリ
レート、トリメチロールプロパントリオキシエチル(メ
タ)アクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イ
ソシアヌレートトリ(メタ)アクリレート、トリス(2
−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートジ(メタ)アク
リレート、トリシクロデカンジメタノールジ(メタ)ア
クリレート、ビスフェノールAのエチレンオキサイド又
はプロピレンオキサイドの付加体のジオールのジ(メ
タ)アクリレート、水添ビスフェノールAのエチレンオ
キサイド又はプロピレンオキサイドの付加体のジオール
のジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAのジグリ
シジルエーテルに(メタ)アクリレートを付加させたエ
ポキシ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコール
ジビニルエーテル等が挙げられる。また、市販品として
は、例えば、ユピマーUV SA1002、SA200
7(以上、三菱化学製);ビスコート700(大阪有機
化学製);KAYARAD R−604、R−684、
DPCA−20、DPCA−30、DPCA−60、D
PCA−120、HX−620、D−310、D−33
0(以上、日本化薬製);アロニックスM−210、M
−215、M−220、M−315、M−325(以
上、東亜合成化学製);ニューポールBPE、BP、H
A60S(以上、三洋化成製)等が挙げられる。
【0026】N−ビニル化合物[N−ビニル基を持つ反
応性希釈剤]の具体的な例としては、N−ビニルピロリ
ドン、N−ビニルカプロラクタム、N−ビニルアセトア
ミド、N−ビニルホルムアミド、N,N’−ジビニルエ
チレンウレアなどが挙げられる。
応性希釈剤]の具体的な例としては、N−ビニルピロリ
ドン、N−ビニルカプロラクタム、N−ビニルアセトア
ミド、N−ビニルホルムアミド、N,N’−ジビニルエ
チレンウレアなどが挙げられる。
【0027】これら(メタ)アクリル基及び/又はN−
ビニル基を持つ反応性希釈剤は、単独で使用することも
2種類以上混合して使用することもできる。
ビニル基を持つ反応性希釈剤は、単独で使用することも
2種類以上混合して使用することもできる。
【0028】これら(メタ)アクリル基及び/又はN−
ビニル基を持つ反応性希釈剤の配合量は、一分子中に2
個の(メタ)アクリル基を有するポリエーテルポリウレ
タン100重量部に対して1〜200重量部、特に5〜
150重量部使用することが好ましい。1重量部より少
ないと、粘度低下効果が得られ難い場合があり、200
重量部より多いと硬化性が損なわれたり、硬化物の伸び
が低下したりするおそれがある。
ビニル基を持つ反応性希釈剤の配合量は、一分子中に2
個の(メタ)アクリル基を有するポリエーテルポリウレ
タン100重量部に対して1〜200重量部、特に5〜
150重量部使用することが好ましい。1重量部より少
ないと、粘度低下効果が得られ難い場合があり、200
重量部より多いと硬化性が損なわれたり、硬化物の伸び
が低下したりするおそれがある。
【0029】これまでに述べた(A)、(B)、(C)
成分を配合したものは、電子線を照射することによって
硬化されるが、更に光ラジカル重合開始剤や光カチオン
重合開始剤を加えることによって、紫外線を照射するこ
とにより硬化させることも可能である。
成分を配合したものは、電子線を照射することによって
硬化されるが、更に光ラジカル重合開始剤や光カチオン
重合開始剤を加えることによって、紫外線を照射するこ
とにより硬化させることも可能である。
【0030】光ラジカル重合開始剤は、例えば、キサン
トン、フルオレノン、ベンズアルデヒド、フルオレン、
アントラキノン、トリフェニルアミン、カルバゾール、
1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2,2
−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、3−メチ
ルアセトフェノン、4−クロロベンゾフェノン、4,
4’−ジメトキシベンゾフェノン、4,4’−ジアミノ
ベンゾフェノン、ミヒラーケトン、ベンゾインプロピル
エーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンジルジメチ
ルケタール、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−
ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、2−ヒド
ロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オ
ン、チオキサントン、ジエチルチオキサントン、2−イ
ソプロピルチオキサントン、2−クロロチオキサント
ン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]
−2−モルホリノ−プロパン−1−オン、2,4,6−
トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイ
ド、ビス−(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,
4,4−トリメチルペンチルフォスフィンオキシド;I
rgacure184、369、651、500、90
7、CGI1700、CGI1750、CGI185
0、CG24−61、Darocure4625、11
73(以上、チバスペシャリティーケミカルズ製);L
ucirinTPO、LR8728(BASF製);ユ
ベクリルP36(UCB製)等が挙げられる。
トン、フルオレノン、ベンズアルデヒド、フルオレン、
アントラキノン、トリフェニルアミン、カルバゾール、
1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2,2
−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、3−メチ
ルアセトフェノン、4−クロロベンゾフェノン、4,
4’−ジメトキシベンゾフェノン、4,4’−ジアミノ
ベンゾフェノン、ミヒラーケトン、ベンゾインプロピル
エーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンジルジメチ
ルケタール、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−
ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、2−ヒド
ロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オ
ン、チオキサントン、ジエチルチオキサントン、2−イ
ソプロピルチオキサントン、2−クロロチオキサント
ン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]
−2−モルホリノ−プロパン−1−オン、2,4,6−
トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイ
ド、ビス−(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,
4,4−トリメチルペンチルフォスフィンオキシド;I
rgacure184、369、651、500、90
7、CGI1700、CGI1750、CGI185
0、CG24−61、Darocure4625、11
73(以上、チバスペシャリティーケミカルズ製);L
ucirinTPO、LR8728(BASF製);ユ
ベクリルP36(UCB製)等が挙げられる。
【0031】光カチオン重合開始剤としては、ジアリー
ルヨードニウム塩、トリアリールスルホニウム塩、トリ
アリールセレノニウム塩、ジアルキルフェナシルスルホ
ニウム塩、トリアリールスルフォノキソニウム塩、アリ
ールオキシジアリールスルフォノオキソニウム塩、ジア
ルキルフェナシルスルフォノキソニウム塩等のオニウム
塩が有効であり、具体的な例としては、UVI−695
0、UVI−6970、UVI−6974、UVI−6
990(以上、ユニオンカーバイド製)、アデカオプト
マーSP−150、SP−151、SP−170、SP
−171(以上、旭電化工業製)、Irgacure2
61(以上、チバスペシャリティーケミカルズ製)、C
I−2481、CI−2624、CI−2639、CI
−2064(以上、日本曹達製)、CD−1010、C
D−1011、CD−1012(以上、サートマー
製)、DTS−102、DTS−103、NAT−10
3、NDS−103、TPS−103、MDS−10
3、MPI−103、BBI−103(以上、みどり化
学製)などが挙げられる。これらの光ラジカル重合開始
剤や光カチオン重合開始剤は単独でも2種類以上組み合
わせても使用でき、その使用量は(A)、(B)、
(C)成分の合計100重量部に対して0.01〜20
重量部、好ましくは0.1〜10重量部である。
ルヨードニウム塩、トリアリールスルホニウム塩、トリ
アリールセレノニウム塩、ジアルキルフェナシルスルホ
ニウム塩、トリアリールスルフォノキソニウム塩、アリ
ールオキシジアリールスルフォノオキソニウム塩、ジア
ルキルフェナシルスルフォノキソニウム塩等のオニウム
塩が有効であり、具体的な例としては、UVI−695
0、UVI−6970、UVI−6974、UVI−6
990(以上、ユニオンカーバイド製)、アデカオプト
マーSP−150、SP−151、SP−170、SP
−171(以上、旭電化工業製)、Irgacure2
61(以上、チバスペシャリティーケミカルズ製)、C
I−2481、CI−2624、CI−2639、CI
−2064(以上、日本曹達製)、CD−1010、C
D−1011、CD−1012(以上、サートマー
製)、DTS−102、DTS−103、NAT−10
3、NDS−103、TPS−103、MDS−10
3、MPI−103、BBI−103(以上、みどり化
学製)などが挙げられる。これらの光ラジカル重合開始
剤や光カチオン重合開始剤は単独でも2種類以上組み合
わせても使用でき、その使用量は(A)、(B)、
(C)成分の合計100重量部に対して0.01〜20
重量部、好ましくは0.1〜10重量部である。
【0032】本発明の液状放射線硬化型樹脂組成物に
は、更に必要に応じて、増感剤、酸化防止剤、紫外線吸
収剤、有機溶剤、可塑剤、界面活性剤、シランカップリ
ング剤、着色顔料、有機又は無機粒子等の添加剤を、本
発明の目的を損なわない範囲で添加することができる。
は、更に必要に応じて、増感剤、酸化防止剤、紫外線吸
収剤、有機溶剤、可塑剤、界面活性剤、シランカップリ
ング剤、着色顔料、有機又は無機粒子等の添加剤を、本
発明の目的を損なわない範囲で添加することができる。
【0033】本発明の液状放射線硬化型樹脂組成物を硬
化する放射線としては、赤外線、可視光線、紫外線、及
びX線、電子線、α線、β線、γ線等の電離放射線があ
る。
化する放射線としては、赤外線、可視光線、紫外線、及
びX線、電子線、α線、β線、γ線等の電離放射線があ
る。
【0034】なお、放射線を照射して硬化させる方法、
条件としては、常法を採用できるが、電子線照射を行う
場合、電圧30〜200kV、特に50〜170kVで
電子を加速し、吸収線量10〜100kGy、特に20
〜80kGyで照射することが好ましい。また、紫外線
照射の場合は、照射量が10〜2,000mJ/c
m 2、特に50〜1,000mJ/cm2とすることが好
ましい。
条件としては、常法を採用できるが、電子線照射を行う
場合、電圧30〜200kV、特に50〜170kVで
電子を加速し、吸収線量10〜100kGy、特に20
〜80kGyで照射することが好ましい。また、紫外線
照射の場合は、照射量が10〜2,000mJ/c
m 2、特に50〜1,000mJ/cm2とすることが好
ましい。
【0035】本発明の組成物を光ファイバ用被覆材とす
る場合、光ファイバ心線の一次被覆材でもよく、二次被
覆材でもよく、テープ化材でもよい。
る場合、光ファイバ心線の一次被覆材でもよく、二次被
覆材でもよく、テープ化材でもよい。
【0036】本発明の液状放射線硬化型樹脂組成物を光
ファイバ用被覆材に用いる場合、上記した所要の成分を
配合した後、撹拌混合することにより調製することがで
き、その粘度は、作業性の点で光ファイバ心線の通常の
製造条件との適合性から500〜10,000mPa・
s(25℃)、特に高速の製造条件では1,000〜
6,000mPa・s(25℃)の範囲が望ましい。
ファイバ用被覆材に用いる場合、上記した所要の成分を
配合した後、撹拌混合することにより調製することがで
き、その粘度は、作業性の点で光ファイバ心線の通常の
製造条件との適合性から500〜10,000mPa・
s(25℃)、特に高速の製造条件では1,000〜
6,000mPa・s(25℃)の範囲が望ましい。
【0037】以上光ファイバ用被覆材に用いる場合につ
いて述べたが、本発明の樹脂組成物はその用途に限定さ
れるものではなく、例えば、携帯電話やパソコンのキー
ボード等のコーティング材などについても応用すること
が可能である。用途によって上記の値より更に低粘度で
あることが望ましい場合もあるが、(A)成分に対し、
(B)及び/又は(C)成分の割合を増加させることに
よって、例えば100mPa・s以下の値に調整するこ
とが可能である。
いて述べたが、本発明の樹脂組成物はその用途に限定さ
れるものではなく、例えば、携帯電話やパソコンのキー
ボード等のコーティング材などについても応用すること
が可能である。用途によって上記の値より更に低粘度で
あることが望ましい場合もあるが、(A)成分に対し、
(B)及び/又は(C)成分の割合を増加させることに
よって、例えば100mPa・s以下の値に調整するこ
とが可能である。
【0038】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限される
ものではない。なお、下記の例において部は重量部を示
す。
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限される
ものではない。なお、下記の例において部は重量部を示
す。
【0039】[実施例1]イソボルニルアクリレート8
8.14g、2,4−トリレンジイソシアネート93.
52g、ジブチルチンジラウレート0.4g、2,6−
ジ−tert−ブチルヒドロキシトルエン0.11gを
反応容器に仕込み、乾燥空気下で、15℃以下に保つ速
度で2−ヒドロキシエチルアクリレート93.21gを
滴下した。次いで、30℃で2時間反応させた後、数平
均分子量1,018のポリプロピレングリコール11
8.89gを添加し、50〜60℃で3時間反応させ、
イソボルニルアクリレートを22.2重量%含有するア
クリル基末端のポリエーテルウレタンオリゴマー(オリ
ゴマーAとする)を得た。オリゴマーA90重量部、シ
クロヘキサンジメタノールジビニルエーテル10重量部
を混合し、試料−1を調製した。このものの25℃にお
ける粘度は4,900mPa・sであった。
8.14g、2,4−トリレンジイソシアネート93.
52g、ジブチルチンジラウレート0.4g、2,6−
ジ−tert−ブチルヒドロキシトルエン0.11gを
反応容器に仕込み、乾燥空気下で、15℃以下に保つ速
度で2−ヒドロキシエチルアクリレート93.21gを
滴下した。次いで、30℃で2時間反応させた後、数平
均分子量1,018のポリプロピレングリコール11
8.89gを添加し、50〜60℃で3時間反応させ、
イソボルニルアクリレートを22.2重量%含有するア
クリル基末端のポリエーテルウレタンオリゴマー(オリ
ゴマーAとする)を得た。オリゴマーA90重量部、シ
クロヘキサンジメタノールジビニルエーテル10重量部
を混合し、試料−1を調製した。このものの25℃にお
ける粘度は4,900mPa・sであった。
【0040】この試料−1をアプリケータを用い、ガラ
ス板上に約60μmの膜厚に塗布し、電圧100kVで
電子を加速することにより得られた電子線を吸収線量1
0,20,30及び100kGyで照射し、その硬化性
をゲル分率により調べた。また吸水率を吸収線量30k
Gyで硬化した場合について調べた。硬化皮膜特性を下
記のようにして測定した結果を表1に示す。
ス板上に約60μmの膜厚に塗布し、電圧100kVで
電子を加速することにより得られた電子線を吸収線量1
0,20,30及び100kGyで照射し、その硬化性
をゲル分率により調べた。また吸水率を吸収線量30k
Gyで硬化した場合について調べた。硬化皮膜特性を下
記のようにして測定した結果を表1に示す。
【0041】皮膜特性の測定方法 (1)ゲル分率 硬化フィルムをアセトンに16時間浸漬後、フィルムを
取り出し、70℃で4時間乾燥し、重量変化の比率を下
記式より求めた。 ゲル分率(%)=(乾燥後のフィルム重量/初期のフィ
ルム重量)×100 (2)吸水率 縦5cm、横5cmの形状の硬化フィルムを50℃で2
4時間乾燥し、未硬化成分を揮発させた後、25℃の純
水中に24時間浸漬し、重量を測定(測定値を(A)と
する)し、フィルムを取り出し、50℃で24時間乾燥
後、重量を測定(測定値を(B)とする)し、下記式よ
り求めた。 吸水率(%)=[((A)−(B))/(B)]×10
0
取り出し、70℃で4時間乾燥し、重量変化の比率を下
記式より求めた。 ゲル分率(%)=(乾燥後のフィルム重量/初期のフィ
ルム重量)×100 (2)吸水率 縦5cm、横5cmの形状の硬化フィルムを50℃で2
4時間乾燥し、未硬化成分を揮発させた後、25℃の純
水中に24時間浸漬し、重量を測定(測定値を(A)と
する)し、フィルムを取り出し、50℃で24時間乾燥
後、重量を測定(測定値を(B)とする)し、下記式よ
り求めた。 吸水率(%)=[((A)−(B))/(B)]×10
0
【0042】[実施例2]実施例1で得られたオリゴマ
ーAを90重量部、N−ビニルカプロラクタム5重量
部、シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテル5重
量部を混合し、試料−2を調製した。このものの25℃
における粘度は5,200mPa・sであった。この試
料−2を実施例1と同様にして電子線で硬化し、硬化皮
膜特性を測定した結果を表1に示す。試料−1に比べゲ
ル分率はほとんど同じであり、吸水率はやや高い値であ
った。
ーAを90重量部、N−ビニルカプロラクタム5重量
部、シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテル5重
量部を混合し、試料−2を調製した。このものの25℃
における粘度は5,200mPa・sであった。この試
料−2を実施例1と同様にして電子線で硬化し、硬化皮
膜特性を測定した結果を表1に示す。試料−1に比べゲ
ル分率はほとんど同じであり、吸水率はやや高い値であ
った。
【0043】[比較例1]実施例1で得られたオリゴマ
ーAを90重量部、N−ビニルカプロラクタム10重量
部を混合し、試料−3を調製した。この試料については
ビニルエーテル化合物を配合しなかった。このものの2
5℃の粘度は5,500mPa・sであった。この試料
−3を実施例1と同様にして電子線で硬化し、硬化皮膜
特性を測定した結果を表1に示す。
ーAを90重量部、N−ビニルカプロラクタム10重量
部を混合し、試料−3を調製した。この試料については
ビニルエーテル化合物を配合しなかった。このものの2
5℃の粘度は5,500mPa・sであった。この試料
−3を実施例1と同様にして電子線で硬化し、硬化皮膜
特性を測定した結果を表1に示す。
【0044】試料−1及び2に比べ吸収線量10kGy
におけるゲル分率は約3%低く、吸水率は試料−1に比
べ1.6%高い値であった。上記の結果から、ビニルエ
ーテル化合物の含有量を増加させるに従い、10kGy
における硬化性が高く、かつ吸水率が小さくなることが
わかった。
におけるゲル分率は約3%低く、吸水率は試料−1に比
べ1.6%高い値であった。上記の結果から、ビニルエ
ーテル化合物の含有量を増加させるに従い、10kGy
における硬化性が高く、かつ吸水率が小さくなることが
わかった。
【0045】以上の例は電子線により硬化を行ったが、
次に紫外線により硬化を行った例を示す。
次に紫外線により硬化を行った例を示す。
【0046】[実施例3]実施例1のオリゴマーAを9
0重量部、シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテ
ル10重量部、更に光ラジカル重合開始剤としてIrg
acure17000(チバスペシャリティーケミカル
ズ製)4部を混合し、試料−4を調製した。このものの
25℃における粘度は4,700mPa・sであった。
0重量部、シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテ
ル10重量部、更に光ラジカル重合開始剤としてIrg
acure17000(チバスペシャリティーケミカル
ズ製)4部を混合し、試料−4を調製した。このものの
25℃における粘度は4,700mPa・sであった。
【0047】この試料−4をアプリケータを用い、ガラ
ス板上に約200μmの膜厚に塗布し、窒素雰囲気下で
波長350nmの紫外線を25,50,100及び50
0mJ/cm2の照射光量で露光し、硬化フィルムを得
た。硬化皮膜特性を測定した結果を表1に示す。
ス板上に約200μmの膜厚に塗布し、窒素雰囲気下で
波長350nmの紫外線を25,50,100及び50
0mJ/cm2の照射光量で露光し、硬化フィルムを得
た。硬化皮膜特性を測定した結果を表1に示す。
【0048】[比較例2]実施例1で得られたオリゴマ
ーAを90重量部、N−ビニルカプロラクタム10重量
部、Irgacure1700を4部混合し、試料−5
を調製した。この試料についてはビニルエーテル化合物
は含まれていない。このものの25℃の粘度は5,30
0mPa・sであった。この試料−5を実施例3と同様
に紫外線で硬化し、硬化皮膜特性を測定した結果を表1
に示す。
ーAを90重量部、N−ビニルカプロラクタム10重量
部、Irgacure1700を4部混合し、試料−5
を調製した。この試料についてはビニルエーテル化合物
は含まれていない。このものの25℃の粘度は5,30
0mPa・sであった。この試料−5を実施例3と同様
に紫外線で硬化し、硬化皮膜特性を測定した結果を表1
に示す。
【0049】試料−4に比べゲル分率は全ての照射光量
について1.2〜1.4%低く、吸水率も電子線で硬化
したときと同様ビニルエーテル化合物の含有量が高くな
るに従い小さくなることが確かめられた。
について1.2〜1.4%低く、吸水率も電子線で硬化
したときと同様ビニルエーテル化合物の含有量が高くな
るに従い小さくなることが確かめられた。
【0050】
【表1】
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、小さい放射線照射量に
よって硬化性がよく、吸水率の小さい液状放射線硬化型
樹脂組成物を得ることができる。
よって硬化性がよく、吸水率の小さい液状放射線硬化型
樹脂組成物を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 6/44 301 G02B 6/44 301A 381 381 Fターム(参考) 2H001 KK02 KK17 KK22 2H050 AB02Z BA18 BA20 BA32 BB13W BB14W BB33W BD05 4J011 QA08 QA39 QB24 QC03 SA06 SA25 SA26 SA27 SA36 SA54 SA63 SA64 SA84 SA87 UA01 UA04 VA01 WA03 4J027 AG04 AG09 AG14 AG23 AG24 AG27 BA04 BA08 BA09 BA13 BA26 CB10 CC05 CD03 4J038 FA011 FA061 FA062 FA121 FA131 FA141 FA151 FA161 FA271 FA281 GA01 GA03 GA07 GA08 JA07 JA32 JA34 JB06 JB27 JB39 JC17 JC18 JC22 KA03 MA14 NA07 NA24 PA17 PB08 PC03 PC08
Claims (4)
- 【請求項1】 (A)一分子中に少なくとも2個の(メ
タ)アクリル基を有する数平均分子量800〜10,0
00のポリエーテルポリウレタンを100重量部、
(B)分子内にビニルエーテル基を有する化合物を1〜
100重量部含有することを特徴とする液状放射線硬化
型樹脂組成物。 - 【請求項2】 (A)一分子中に少なくとも2個の(メ
タ)アクリル基を有する数平均分子量800〜10,0
00のポリエーテルポリウレタンを100重量部、
(B)分子内にビニルエーテル基を有する化合物を1〜
100重量部、(C)(メタ)アクリル基及び/又はN
−ビニル基を有する分子量500以下の反応性希釈剤を
1〜200重量部含有することを特徴とする液状放射線
硬化型樹脂組成物。 - 【請求項3】 更に、光ラジカル重合開始剤及び/又は
光カチオン重合開始剤を(A)+(B)+(C)=10
0重量部に対して0.01〜20重量部含むことを特徴
とする請求項1又は2記載の液状放射線硬化型樹脂組成
物。 - 【請求項4】 光ファイバ用被覆材である請求項1、2
又は3記載の組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000344568A JP2002145970A (ja) | 2000-11-13 | 2000-11-13 | 液状放射線硬化型樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000344568A JP2002145970A (ja) | 2000-11-13 | 2000-11-13 | 液状放射線硬化型樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002145970A true JP2002145970A (ja) | 2002-05-22 |
Family
ID=18818740
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000344568A Pending JP2002145970A (ja) | 2000-11-13 | 2000-11-13 | 液状放射線硬化型樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002145970A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1656430A2 (en) | 2003-08-20 | 2006-05-17 | DSM IP Assets B.V. | Radiation-curable liquid resin composition |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05306147A (ja) * | 1992-04-16 | 1993-11-19 | Borden Inc | 光ファイバー用紫外線硬化可能なコーティングおよび該コーティングを被覆した光ファイバー |
JPH0769686A (ja) * | 1993-08-31 | 1995-03-14 | Dainippon Ink & Chem Inc | 光ファイバ被覆用紫外線硬化型樹脂組成物 |
JPH08253707A (ja) * | 1995-03-16 | 1996-10-01 | Chugoku Marine Paints Ltd | 木質床材用光硬化性塗料組成物 |
JP2002504959A (ja) * | 1997-06-18 | 2002-02-12 | デー エス エム エヌ.ヴェー. | 黄変化が少なく硬化速度の速い放射線硬化性光学繊維被覆 |
-
2000
- 2000-11-13 JP JP2000344568A patent/JP2002145970A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051026 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051109 |
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A02 | Decision of refusal |
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