JP2002143880A - 生物学的排水処理装置 - Google Patents
生物学的排水処理装置Info
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
- Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】高濃度のSSや溶解性のBOD成分及びアンモ
ニア性窒素を含む有機性排水を、好気性生物ろ床を使っ
て、 省スペースの設備で安定して処理する。 【解決手段】反応槽12内の上部に、BOD酸化菌を付
着したろ材が充填された全層ろ過を行う前段ろ材層14
を設け、下部に硝化菌を付着したろ材が充填された可動
性を有する後段ろ材層16を設け、処理される排水を下
向流で流すと共に、下部散気装置20からエアを曝気す
るようにしたので、前段ろ材層14において排水中のS
Sと溶解性BODを予め低減しておいてから、後段ろ材
層16においてアンモニア性窒素を硝化処理する。
ニア性窒素を含む有機性排水を、好気性生物ろ床を使っ
て、 省スペースの設備で安定して処理する。 【解決手段】反応槽12内の上部に、BOD酸化菌を付
着したろ材が充填された全層ろ過を行う前段ろ材層14
を設け、下部に硝化菌を付着したろ材が充填された可動
性を有する後段ろ材層16を設け、処理される排水を下
向流で流すと共に、下部散気装置20からエアを曝気す
るようにしたので、前段ろ材層14において排水中のS
Sと溶解性BODを予め低減しておいてから、後段ろ材
層16においてアンモニア性窒素を硝化処理する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、 生物学的排水処理
装置に係り、SS、 溶解性BOD、 アンモニア性窒素を
含む排水を生物学的に処理する生物学的排水処理装置に
関する。
装置に係り、SS、 溶解性BOD、 アンモニア性窒素を
含む排水を生物学的に処理する生物学的排水処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】アンモニア性窒素を含む有機性排水の処
理方法の代表例としては、浮遊性の活性汚泥による曝気
法がある。 しかし、 排水の原水にSSや溶解性のBOD
成分が多く含まれている場合、 例えば生下水排水の処理
の場合には、反応槽内においてアンモニア性窒素の除去
が十分に行われず、 処理水の水質が低下することがあ
る。
理方法の代表例としては、浮遊性の活性汚泥による曝気
法がある。 しかし、 排水の原水にSSや溶解性のBOD
成分が多く含まれている場合、 例えば生下水排水の処理
の場合には、反応槽内においてアンモニア性窒素の除去
が十分に行われず、 処理水の水質が低下することがあ
る。
【0003】この対策としては、反応槽自体の容量を大
きくしたり最初沈殿池の容量を大きくしたりして、排水
中のSSを十分に除去するようにした生物学的排水処理
装置がある。別の対策としては、回転円板や固定ろ床を
使い、 結合微生物を利用した生物学的排水処理装置があ
る。
きくしたり最初沈殿池の容量を大きくしたりして、排水
中のSSを十分に除去するようにした生物学的排水処理
装置がある。別の対策としては、回転円板や固定ろ床を
使い、 結合微生物を利用した生物学的排水処理装置があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、反応槽
や最初沈殿池の容量を大きくする場合には、そのための
広い敷地が必要になり、この種の施設にとって敷地が大
きくなることは大きな問題となる。
や最初沈殿池の容量を大きくする場合には、そのための
広い敷地が必要になり、この種の施設にとって敷地が大
きくなることは大きな問題となる。
【0005】一方、回転円板や固定ろ床を使用する場合
には、回転円板に付着したSSの除去や固定ろ床の圧力
損失の増大など、 運転管理が難しいという欠点がある。
には、回転円板に付着したSSの除去や固定ろ床の圧力
損失の増大など、 運転管理が難しいという欠点がある。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、高濃度のSSや溶解性のBOD成分及びアン
モニア性窒素を含む有機性排水を、好気性生物ろ材層を
使って効果的に安定処理できると共に、 設備を省スペー
ス化できる生物学的排水処理装置を提供することを目的
とする。
たもので、高濃度のSSや溶解性のBOD成分及びアン
モニア性窒素を含む有機性排水を、好気性生物ろ材層を
使って効果的に安定処理できると共に、 設備を省スペー
ス化できる生物学的排水処理装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の目的を達
成するために、SS、溶解性BOD、アンモニア性窒素
を含む排水を生物学的に処理する生物学的排水処理装置
において、 処理される排水を下向流で流す1槽式の反応
槽と、 前記反応槽内の上部に全層ろ過として形成され、
BOD酸化菌を付着したろ材が充填された前段ろ材層
と、 前記反応槽内の下部に可動性を有して形成され、 硝
化菌を付着したろ材が充填された後段ろ材層と、 前記反
応槽内の前記後段ろ材層の下方に設けられた下部散気装
置と、 を備えたことを特徴とする。
成するために、SS、溶解性BOD、アンモニア性窒素
を含む排水を生物学的に処理する生物学的排水処理装置
において、 処理される排水を下向流で流す1槽式の反応
槽と、 前記反応槽内の上部に全層ろ過として形成され、
BOD酸化菌を付着したろ材が充填された前段ろ材層
と、 前記反応槽内の下部に可動性を有して形成され、 硝
化菌を付着したろ材が充填された後段ろ材層と、 前記反
応槽内の前記後段ろ材層の下方に設けられた下部散気装
置と、 を備えたことを特徴とする。
【0008】本発明によれば、反応槽内の上部に、BO
D酸化菌を付着したろ材が充填された全層ろ過を行う前
段ろ材層を設け、下部に硝化菌を付着したろ材が充填さ
れた可動性を有する後段ろ材層を設け、処理される排水
を下向流で流すと共に、下部散気装置からエアを曝気す
るようにしたので、前段ろ材層において排水中のSSと
溶解性BODを予め低減しておいてから、後段ろ材層に
おいてアンモニア性窒素を硝化処理することができる。
これにより、SS、溶解性BOD、アンモニア性窒素の
3つを1槽式の反応槽で効果的に処理することができる
と共に、装置の省スペース化を図ることができる。
D酸化菌を付着したろ材が充填された全層ろ過を行う前
段ろ材層を設け、下部に硝化菌を付着したろ材が充填さ
れた可動性を有する後段ろ材層を設け、処理される排水
を下向流で流すと共に、下部散気装置からエアを曝気す
るようにしたので、前段ろ材層において排水中のSSと
溶解性BODを予め低減しておいてから、後段ろ材層に
おいてアンモニア性窒素を硝化処理することができる。
これにより、SS、溶解性BOD、アンモニア性窒素の
3つを1槽式の反応槽で効果的に処理することができる
と共に、装置の省スペース化を図ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って、本発明に
係る生物的排水処理装置の好ましい実施の形態を詳説す
る。
係る生物的排水処理装置の好ましい実施の形態を詳説す
る。
【0010】図1は、本発明の生物的排水処理装置10
の主要部分の断面図である。
の主要部分の断面図である。
【0011】図1に示すように、反応槽12内には、反
応槽12の上部に設けた前段ろ材層14と、下部に設け
た後段ろ材層16とから成る2層式ろ材層14、16が
形成され、後段ろ材層16がろ材保持部材18により支
持される。また、後段ろ材層16の下方には、排水の処
理時において反応槽12内を好気性に維持する下部散気
装置20が設けられ、ブロア21に接続される。反応槽
12の上端部にはバルブ22を有する流入管24が設け
られ、SS、 溶解性BOD、 アンモニア性窒素を含む有
機性排水が流入管24を介して反応槽12の上端部に流
入される。一方、反応槽12の下端部と処理水貯留タン
ク26との間には処理水ライン30が設けられ、反応槽
12で処理された処理水は、処理水バルブ30を備えた
処理水ライン28により処理水貯留タンク26に送液さ
れる。
応槽12の上部に設けた前段ろ材層14と、下部に設け
た後段ろ材層16とから成る2層式ろ材層14、16が
形成され、後段ろ材層16がろ材保持部材18により支
持される。また、後段ろ材層16の下方には、排水の処
理時において反応槽12内を好気性に維持する下部散気
装置20が設けられ、ブロア21に接続される。反応槽
12の上端部にはバルブ22を有する流入管24が設け
られ、SS、 溶解性BOD、 アンモニア性窒素を含む有
機性排水が流入管24を介して反応槽12の上端部に流
入される。一方、反応槽12の下端部と処理水貯留タン
ク26との間には処理水ライン30が設けられ、反応槽
12で処理された処理水は、処理水バルブ30を備えた
処理水ライン28により処理水貯留タンク26に送液さ
れる。
【0012】反応槽12内の前段ろ材層14はBOD酸
化菌を付着したろ材が充填されて全層ろ過を行うように
構成され、後段ろ材層16は硝化菌を付着したろ材が充
填されて可動性を有するように構成される。
化菌を付着したろ材が充填されて全層ろ過を行うように
構成され、後段ろ材層16は硝化菌を付着したろ材が充
填されて可動性を有するように構成される。
【0013】前段ろ材層14のろ材としては、図2に示
すように、外観が円筒状で、粒径が3〜10mmのもの
が好ましく、例えば直径4mm、 長さ5mm、 内径2m
m程度のものがよい。ろ材の表面に多数の凹凸や皺があ
り、微生物やSS成分が付着し易い形状をしている。
すように、外観が円筒状で、粒径が3〜10mmのもの
が好ましく、例えば直径4mm、 長さ5mm、 内径2m
m程度のものがよい。ろ材の表面に多数の凹凸や皺があ
り、微生物やSS成分が付着し易い形状をしている。
【0014】後段ろ材層16のろ材としては、特に図示
しなかったが、表面に硝化菌が優先して生息しアンモニ
ア性窒素を酸化するための硝化菌を高濃度で保持できる
ように、比表面積を大きくした粒状又は貫通孔のあるろ
材が好ましい。この場合、後段ろ材層16のろ材を細か
い粒子にしても、前段ろ材層14でSSや溶解性BOD
が低減されるので、目詰まりしにくい。また、仮に後段
ろ材層16にSSや溶解性BODが多く流入してしまっ
た場合には硝化効率が低下するので逆洗をしないと処理
水の水質が悪化するが、この場合にも、ろ材を細かい粒
子にすることで排水の流れの圧力損失が急激に上がるの
で、逆洗の時期を容易に知るための目安にもなる。
しなかったが、表面に硝化菌が優先して生息しアンモニ
ア性窒素を酸化するための硝化菌を高濃度で保持できる
ように、比表面積を大きくした粒状又は貫通孔のあるろ
材が好ましい。この場合、後段ろ材層16のろ材を細か
い粒子にしても、前段ろ材層14でSSや溶解性BOD
が低減されるので、目詰まりしにくい。また、仮に後段
ろ材層16にSSや溶解性BODが多く流入してしまっ
た場合には硝化効率が低下するので逆洗をしないと処理
水の水質が悪化するが、この場合にも、ろ材を細かい粒
子にすることで排水の流れの圧力損失が急激に上がるの
で、逆洗の時期を容易に知るための目安にもなる。
【0015】また、前段ろ材層14のろ材は、比重が
1.3〜1.5、 空隙率が70%以上であり、 後段ろ材
層16のろ材は、比重が1.6〜1.8、 空隙率が40
%以上で構成される。前段ろ材層14のろ材の比重範囲
と後段ろ材層16のろ材の比重範囲の関係は、反応槽1
2内の排水中において、前段ろ材層14を上側に後段ろ
材層16を下側にした2つのろ材層を安定して形成する
ためである。また、後記するろ材の逆洗において、下部
散気装置20でエア逆洗する場合には、前記した前段ろ
材層の後段ろ材層との比重範囲の関係に加えて、後段ろ
材層16のろ材の比重を前段ろ材層14のろ材の比重よ
りも0.3以上大きく構成することが好ましい。これ
は、ろ材の逆洗時に流動したろ材が、 自動的に前段ろ材
層14と後段ろ材層16とに分離して堆積するようにす
るためである。
1.3〜1.5、 空隙率が70%以上であり、 後段ろ材
層16のろ材は、比重が1.6〜1.8、 空隙率が40
%以上で構成される。前段ろ材層14のろ材の比重範囲
と後段ろ材層16のろ材の比重範囲の関係は、反応槽1
2内の排水中において、前段ろ材層14を上側に後段ろ
材層16を下側にした2つのろ材層を安定して形成する
ためである。また、後記するろ材の逆洗において、下部
散気装置20でエア逆洗する場合には、前記した前段ろ
材層の後段ろ材層との比重範囲の関係に加えて、後段ろ
材層16のろ材の比重を前段ろ材層14のろ材の比重よ
りも0.3以上大きく構成することが好ましい。これ
は、ろ材の逆洗時に流動したろ材が、 自動的に前段ろ材
層14と後段ろ材層16とに分離して堆積するようにす
るためである。
【0016】尚、排水中にSSが特に多い場合や、 処理
水に含まれる窒素酸化物濃度を下げる必要がある場合に
は、図3に示すように、生物学的排水処理装置100を
構成するとよい。即ち、反応槽12の前段に、 浮上ろ材
を充填した生物ろ過槽34を設け、生物ろ過槽34のろ
材層35を通過させて排水原水中のSSを減少させた液
を流入管24を介して反応槽12に流入させると共に、
反応槽12の処理水の一部を戻しポンプ40を備えた戻
りライン38を介して生物ろ過槽34に戻す。これによ
り、戻り液に含まれる硝酸又は亜硝酸は排水中に含まれ
る溶解性のBOD成分を栄養源にする脱窒菌の働きによ
り、窒素ガスと水に還元する脱窒反応がおこり、処理水
の窒素酸化物濃度を下げることができる。 また、生物ろ
過槽34で、SS除去も行わせることができるので、反
応槽12でのSS負荷を小さくできる。また、図示しな
かったが、反応槽12の後段側にメタノール等を添加し
て脱窒菌を活性化した脱窒槽を付設しても良く、これに
より、処理水中の窒素酸化物濃度を確実に除去すること
ができる。尚、図3において、ブロア21からのエアを
生物ろ過槽34へも導くライン36を設けたが、これ
は、生物ろ過槽34のろ材をエア逆洗するためのもので
ある。
水に含まれる窒素酸化物濃度を下げる必要がある場合に
は、図3に示すように、生物学的排水処理装置100を
構成するとよい。即ち、反応槽12の前段に、 浮上ろ材
を充填した生物ろ過槽34を設け、生物ろ過槽34のろ
材層35を通過させて排水原水中のSSを減少させた液
を流入管24を介して反応槽12に流入させると共に、
反応槽12の処理水の一部を戻しポンプ40を備えた戻
りライン38を介して生物ろ過槽34に戻す。これによ
り、戻り液に含まれる硝酸又は亜硝酸は排水中に含まれ
る溶解性のBOD成分を栄養源にする脱窒菌の働きによ
り、窒素ガスと水に還元する脱窒反応がおこり、処理水
の窒素酸化物濃度を下げることができる。 また、生物ろ
過槽34で、SS除去も行わせることができるので、反
応槽12でのSS負荷を小さくできる。また、図示しな
かったが、反応槽12の後段側にメタノール等を添加し
て脱窒菌を活性化した脱窒槽を付設しても良く、これに
より、処理水中の窒素酸化物濃度を確実に除去すること
ができる。尚、図3において、ブロア21からのエアを
生物ろ過槽34へも導くライン36を設けたが、これ
は、生物ろ過槽34のろ材をエア逆洗するためのもので
ある。
【0017】下部散気装置20は、上記したように、後
段ろ材層16の下方に設けられる。硝化反応には溶解酸
素濃度が1mg/L 以上必要であり、曝気エアを後段ろ
材層16の下方から供給する。これにより、後段ろ材層
16及び前段ろ材層14を気泡が通過する間に気泡が分
断されて細かくなると共に、処理される排水の下向流に
対向して気泡が上昇するので、 酸素の溶解効率を高める
ことができる。 後段ろ材層16と前段ろ材層14におけ
る好ましい酸素濃度としては、後段ろ材層16において
2mg/L 程度であり、 前段ろ材層14において約0.
2mg/L 以上である。
段ろ材層16の下方に設けられる。硝化反応には溶解酸
素濃度が1mg/L 以上必要であり、曝気エアを後段ろ
材層16の下方から供給する。これにより、後段ろ材層
16及び前段ろ材層14を気泡が通過する間に気泡が分
断されて細かくなると共に、処理される排水の下向流に
対向して気泡が上昇するので、 酸素の溶解効率を高める
ことができる。 後段ろ材層16と前段ろ材層14におけ
る好ましい酸素濃度としては、後段ろ材層16において
2mg/L 程度であり、 前段ろ材層14において約0.
2mg/L 以上である。
【0018】次に、上記の如く構成された生物学的排水
処理装置10の作用を説明する。
処理装置10の作用を説明する。
【0019】SS、 溶解性BOD、 アンモニア性窒素を
含む有機性排水は、流入管24を介して反応槽12の上
端部に供給され、反応槽12内を下向流で流れる。この
下向流により、排水は、先ず、BOD酸化菌を付着した
ろ材で形成された前段ろ材層14を通過することによ
り、排水中のSSと溶解性BODが低減される。
含む有機性排水は、流入管24を介して反応槽12の上
端部に供給され、反応槽12内を下向流で流れる。この
下向流により、排水は、先ず、BOD酸化菌を付着した
ろ材で形成された前段ろ材層14を通過することによ
り、排水中のSSと溶解性BODが低減される。
【0020】次に、SSと溶解性BODが低減された排
水は、硝化菌を付着したろ材で形成された後段ろ材層1
6を通過することにより、排水中のアンモニア性窒素が
低減される。この場合、硝化菌によるアンモニア性窒素
の酸化(硝化反応)は、 溶解性BODがほぼ10mg/L
以上共存すると阻害されるので、硝化反応を起こさせる
後段ろ材層16に溶解性BODが多く供給されないよう
に、予め、 前段ろ材層14で効率的に除去する必要があ
る。従って、前段ろ材層14のろ材層高さは、排水が後
段ろ材層16を通過する直前において、溶解性BODが
10mg/L以下になるように設計する必要がある。ま
た、前段ろ材層14のろ材として、BOD酸化菌が付着
し易く、 かつSSが捕捉されやすいように、表面に多数
の凹凸又は皺を有する筒状物とし、ろ過層の空隙率を7
0%乃至90%としたので、排水中のSSを、ろ材層の
表面付近でのみ捕捉するのではなく、ろ材層の層全体に
わたって捕捉できる全層ろ過を行うことができる。ま
た、前段ろ材層14における溶解性BODの除去を見た
場合、ろ材に付着したSSに含まれる有機質は溶解性B
ODを吸着し易いので、ろ過層の空隙率を高くしても溶
解性BODを効率良く低減することができる。 また、後
記するろ材層の逆洗においても、ろ材の内側や微細なし
わに付着しているSSはすべて洗い流されず、逆洗直後
の運転時から溶解性のBODを確実に減らすことができ
る。
水は、硝化菌を付着したろ材で形成された後段ろ材層1
6を通過することにより、排水中のアンモニア性窒素が
低減される。この場合、硝化菌によるアンモニア性窒素
の酸化(硝化反応)は、 溶解性BODがほぼ10mg/L
以上共存すると阻害されるので、硝化反応を起こさせる
後段ろ材層16に溶解性BODが多く供給されないよう
に、予め、 前段ろ材層14で効率的に除去する必要があ
る。従って、前段ろ材層14のろ材層高さは、排水が後
段ろ材層16を通過する直前において、溶解性BODが
10mg/L以下になるように設計する必要がある。ま
た、前段ろ材層14のろ材として、BOD酸化菌が付着
し易く、 かつSSが捕捉されやすいように、表面に多数
の凹凸又は皺を有する筒状物とし、ろ過層の空隙率を7
0%乃至90%としたので、排水中のSSを、ろ材層の
表面付近でのみ捕捉するのではなく、ろ材層の層全体に
わたって捕捉できる全層ろ過を行うことができる。ま
た、前段ろ材層14における溶解性BODの除去を見た
場合、ろ材に付着したSSに含まれる有機質は溶解性B
ODを吸着し易いので、ろ過層の空隙率を高くしても溶
解性BODを効率良く低減することができる。 また、後
記するろ材層の逆洗においても、ろ材の内側や微細なし
わに付着しているSSはすべて洗い流されず、逆洗直後
の運転時から溶解性のBODを確実に減らすことができ
る。
【0021】ところで、前段ろ材層14におけるSSと
溶解性BODの除去効率を上げるために、ろ材の径を小
さくして比表面積を増やしてBOD酸化菌との接触を増
やすことも考えられるが、SS濃度が高い場合には通水
抵抗が高くなり、処理水量が十分にとれなくなるので問
題がある。
溶解性BODの除去効率を上げるために、ろ材の径を小
さくして比表面積を増やしてBOD酸化菌との接触を増
やすことも考えられるが、SS濃度が高い場合には通水
抵抗が高くなり、処理水量が十分にとれなくなるので問
題がある。
【0022】図4は、本発明の生物学的排水処理装置1
0を使用して、溶解性BODとアンモニア性窒素の除去
性能を調べた試験結果である。
0を使用して、溶解性BODとアンモニア性窒素の除去
性能を調べた試験結果である。
【0023】この試験では、前段ろ材層14の層高さを
1m、後段ろ材層16の層高さを1m、2層式ろ材層1
4、16全体で2mとした。ろ材としては、前段ろ材層
14のろ材は、直径4mm、 長さ5mm、 内径2mmの
もので、図2のように表面に多数の凸凹や皺があり、微
生物やSS成分が付着し易いようにした。前段ろ材層1
4のろ材比重は、ポリプロピレン樹脂に炭酸カルシウム
を適量混合して略1.35に調整すると共に、後段ろ材
層16のろ材の比重は、前段ろ材層14のろ材比重より
も0.3以上大きくなるようにした。また、前段ろ材層
14の空隙率を約70%とし、このとき、処理水の線速
度25m3 /m2 ・日のときの初期の流れ抵抗は約10
mm水柱であった。 そして、1 日に1回の逆洗を6週間
続けた後の逆洗直後の流れ抵抗は約35mm水柱であっ
た。即ち、 前段ろ材層14には約25mm水柱分の流れ
抵抗に相当する付着物が付着形成されたことになる。ま
た、 逆洗時、ろ材は激しく撹絆されて上下位置が変わる
ので、前段ろ材層14の全層にわたって均ーに、溶解性
BODを吸着するための残留SSが分布しており、全層
ろ過が成されていた。 試験に供した排水原水の溶解性B
OD65mg/L、アンモニア性窒素22mg/Lである。
1m、後段ろ材層16の層高さを1m、2層式ろ材層1
4、16全体で2mとした。ろ材としては、前段ろ材層
14のろ材は、直径4mm、 長さ5mm、 内径2mmの
もので、図2のように表面に多数の凸凹や皺があり、微
生物やSS成分が付着し易いようにした。前段ろ材層1
4のろ材比重は、ポリプロピレン樹脂に炭酸カルシウム
を適量混合して略1.35に調整すると共に、後段ろ材
層16のろ材の比重は、前段ろ材層14のろ材比重より
も0.3以上大きくなるようにした。また、前段ろ材層
14の空隙率を約70%とし、このとき、処理水の線速
度25m3 /m2 ・日のときの初期の流れ抵抗は約10
mm水柱であった。 そして、1 日に1回の逆洗を6週間
続けた後の逆洗直後の流れ抵抗は約35mm水柱であっ
た。即ち、 前段ろ材層14には約25mm水柱分の流れ
抵抗に相当する付着物が付着形成されたことになる。ま
た、 逆洗時、ろ材は激しく撹絆されて上下位置が変わる
ので、前段ろ材層14の全層にわたって均ーに、溶解性
BODを吸着するための残留SSが分布しており、全層
ろ過が成されていた。 試験に供した排水原水の溶解性B
OD65mg/L、アンモニア性窒素22mg/Lである。
【0024】上記条件により、最初沈殿池からの流出水
を反応槽12の上端部に供給し、2mの2層式ろ材層1
4、16の所定高さから排水をサンプリングして、アン
モニア性窒素濃度及び溶解性BOD濃度を測定した。
を反応槽12の上端部に供給し、2mの2層式ろ材層1
4、16の所定高さから排水をサンプリングして、アン
モニア性窒素濃度及び溶解性BOD濃度を測定した。
【0025】図4から分かるように、2層式ろ材層1
4、16の層高さが1mのところでサンプリングしたサ
ンプリング水の溶解性BODが10mg/L以下になり、
この時点からサンプリング水のアンモニア性窒素濃度の
顕著な低減が始まった。即ち、反応槽12内を下向流で
流れる排水のアンモニア性窒素濃度は、排水が2層式ろ
材層14、16を1m通過するまでは原水と略同じ20
mg/L程度で推移したが、2層式ろ材層14、16の通
過が1mを超えて溶解性BODが10mg/L以下になる
と、急激に低減し始める。このことは前述したように、
硝化菌によるアンモニア性窒素の酸化は、 溶解性のBO
Dがほぼ10mg/L以上共存すると阻害されるが、それ
以下になると酸化速度が促進されることが分かる。そし
て、排水が2層式ろ材層14、16全体を通過した時点
では、溶解性BODは2mg/L程度となり、アンモニア
性窒素も1mg/L以下と良好な水質であった。
4、16の層高さが1mのところでサンプリングしたサ
ンプリング水の溶解性BODが10mg/L以下になり、
この時点からサンプリング水のアンモニア性窒素濃度の
顕著な低減が始まった。即ち、反応槽12内を下向流で
流れる排水のアンモニア性窒素濃度は、排水が2層式ろ
材層14、16を1m通過するまでは原水と略同じ20
mg/L程度で推移したが、2層式ろ材層14、16の通
過が1mを超えて溶解性BODが10mg/L以下になる
と、急激に低減し始める。このことは前述したように、
硝化菌によるアンモニア性窒素の酸化は、 溶解性のBO
Dがほぼ10mg/L以上共存すると阻害されるが、それ
以下になると酸化速度が促進されることが分かる。そし
て、排水が2層式ろ材層14、16全体を通過した時点
では、溶解性BODは2mg/L程度となり、アンモニア
性窒素も1mg/L以下と良好な水質であった。
【0026】このように、本発明の生物学的排水処理装
置10によれば、反応槽12内の上部に、BOD酸化菌
を付着したろ材が充填されて全層ろ過を行う前段ろ材層
14を設け、下部に硝化菌を付着したろ材が充填された
可動性を有する後段ろ材層16を設け、処理される排水
を下向流で流すと共に、下部散気装置20からエアを曝
気するようにしたので、前段ろ材層14において排水中
のSSと溶解性BODを予め低減しておいてから、後段
ろ材層16においてアンモニア性窒素を効果的に硝化処
理することができる。尚、反応槽12内の液のPHが下
がり過ぎる場合は、 アルカリを注入して硝化菌の活性を
維持させるようにすると良い。
置10によれば、反応槽12内の上部に、BOD酸化菌
を付着したろ材が充填されて全層ろ過を行う前段ろ材層
14を設け、下部に硝化菌を付着したろ材が充填された
可動性を有する後段ろ材層16を設け、処理される排水
を下向流で流すと共に、下部散気装置20からエアを曝
気するようにしたので、前段ろ材層14において排水中
のSSと溶解性BODを予め低減しておいてから、後段
ろ材層16においてアンモニア性窒素を効果的に硝化処
理することができる。尚、反応槽12内の液のPHが下
がり過ぎる場合は、 アルカリを注入して硝化菌の活性を
維持させるようにすると良い。
【0027】次に、前段ろ材層14及び後段ろ材層16
のろ材の逆洗について説明する。
のろ材の逆洗について説明する。
【0028】生物学的排水処理装置10により、SS、
溶解性BOD、及びアンモニア性窒素を含有する有機性
排水の処理を継続すると、2層式ろ材層14、16の圧
力損失が高まるので、定期的にろ材を逆洗して回復させ
る。この逆洗時において、前段ろ材層14と後段ろ材層
16のろ材同士が混ざり合うと、排水のSS、溶解性B
OD及びアンモニア性窒素の処理性能が低下するので問
題がある。
溶解性BOD、及びアンモニア性窒素を含有する有機性
排水の処理を継続すると、2層式ろ材層14、16の圧
力損失が高まるので、定期的にろ材を逆洗して回復させ
る。この逆洗時において、前段ろ材層14と後段ろ材層
16のろ材同士が混ざり合うと、排水のSS、溶解性B
OD及びアンモニア性窒素の処理性能が低下するので問
題がある。
【0029】図5は、図1に逆洗装置を付加した生物学
的排水処理装置200の構成図であり、2層式の生物学
的排水処理装置10において、逆洗時に、前段ろ材層1
4と後段ろ材層16のそれぞれのろ材を確実に分離でき
るように構成したものである。尚、図1と同じ部材には
同符号を付して説明すると共に、図1と重複する説明は
省略する。
的排水処理装置200の構成図であり、2層式の生物学
的排水処理装置10において、逆洗時に、前段ろ材層1
4と後段ろ材層16のそれぞれのろ材を確実に分離でき
るように構成したものである。尚、図1と同じ部材には
同符号を付して説明すると共に、図1と重複する説明は
省略する。
【0030】図5に示すように、反応槽12内の後段ろ
材層16の下方には、下部散気装置20が設けられると
共に、前段ろ材層14と後段ろ材層16との境界には中
間部散気装置42が設けられ、下部散気装置20は上記
した排水の処理とろ材のエア逆洗とに兼用する。下部散
気装置20と中間部散気装置42は、下部用エア配管4
4及び中間部用エア配管46を介してブロア21に接続
されると共に、それぞれのエア配管44、46には下部
用バルブ48と中間部用バルブ50が設けられる。従っ
て、それぞれのバルブ48、50を開閉することによ
り、下部散気装置20からの曝気と中間部散気装置42
からの曝気とが切り換えられる。
材層16の下方には、下部散気装置20が設けられると
共に、前段ろ材層14と後段ろ材層16との境界には中
間部散気装置42が設けられ、下部散気装置20は上記
した排水の処理とろ材のエア逆洗とに兼用する。下部散
気装置20と中間部散気装置42は、下部用エア配管4
4及び中間部用エア配管46を介してブロア21に接続
されると共に、それぞれのエア配管44、46には下部
用バルブ48と中間部用バルブ50が設けられる。従っ
て、それぞれのバルブ48、50を開閉することによ
り、下部散気装置20からの曝気と中間部散気装置42
からの曝気とが切り換えられる。
【0031】また、処理水貯留タンク26と反応槽12
の下端部とが逆洗水ライン51で接続され、逆洗水ライ
ン51に設けられた逆洗水ポンプ52により処理水貯留
タンク26の処理水が逆洗水として反応槽12の下端部
に導入される。更に、前段ろ材層14の直上と反応槽1
2の上端部からは逆洗排水ライン54が逆洗排水貯留タ
ンク55まで延設され、逆洗排水ライン54にはバルブ
56、59が設けられる。逆洗排水貯留タンク55の逆
洗排水は放流管57を介して系外に排出される。そし
て、上記したブロア21、処理水バルブ30、逆洗水ポ
ンプ52、及び他の各バルブ22、48、50、56、
59は、制御装置58により制御される。
の下端部とが逆洗水ライン51で接続され、逆洗水ライ
ン51に設けられた逆洗水ポンプ52により処理水貯留
タンク26の処理水が逆洗水として反応槽12の下端部
に導入される。更に、前段ろ材層14の直上と反応槽1
2の上端部からは逆洗排水ライン54が逆洗排水貯留タ
ンク55まで延設され、逆洗排水ライン54にはバルブ
56、59が設けられる。逆洗排水貯留タンク55の逆
洗排水は放流管57を介して系外に排出される。そし
て、上記したブロア21、処理水バルブ30、逆洗水ポ
ンプ52、及び他の各バルブ22、48、50、56、
59は、制御装置58により制御される。
【0032】次に、上記の如く構成された逆洗装置付き
の生物学的排水処理装置200を使用したろ材の逆洗方
法を説明する。
の生物学的排水処理装置200を使用したろ材の逆洗方
法を説明する。
【0033】先ず、流入管24のバルブ22を閉じて排
水原水の反応槽12への流入を停止すると共に、処理水
バルブ30を閉じてから前段ろ材層14と後段ろ材層1
6のろ材の逆洗を行う。ろ材の逆洗には、エア逆洗、水
逆洗、水とエア両方での水・エア逆洗を行うが、前段ろ
材層14と後段ろ材層16のろ材同士が混ざり合うとい
う問題は、水・エア逆洗の場合に起こり易い。
水原水の反応槽12への流入を停止すると共に、処理水
バルブ30を閉じてから前段ろ材層14と後段ろ材層1
6のろ材の逆洗を行う。ろ材の逆洗には、エア逆洗、水
逆洗、水とエア両方での水・エア逆洗を行うが、前段ろ
材層14と後段ろ材層16のろ材同士が混ざり合うとい
う問題は、水・エア逆洗の場合に起こり易い。
【0034】そこで、本発明では、エア逆洗する場合に
は、下部用バルブ48を開き、中間部用バルブ50を閉
じて、下部散気装置20からエアを曝気する。これによ
り、ろ材を流動化させることによる洗浄効果と気泡によ
る洗浄効果によりろ材に付着肥満したSSを剥離除去す
る。この場合、下部散気装置20からのエア量を制御す
ることで、逆洗強度が変わるので、後段ろ材層16を主
体に逆洗したり、後段ろ材層16と前段ろ材層14の両
方を同時に逆洗することも可能である。この下部散気装
置20によるエア逆洗の場合には、後段ろ材層16の下
方からエアを曝気するので、エア逆洗中はろ材の流動に
より、前段ろ材層14と後段ろ材層16のろ材同士が混
ざり合うが、後段ろ材層16のろ材の比重が、前段ろ材
層14のろ材の比重よりも0.3以上大きくなるように
したので、前段ろ材層14と後段ろ材層16のろ材を同
時に流動させても、逆洗終了後は2つの層14、16に
分離されて沈降堆積する。また、エア洗浄の場合、ろ材
の比重が1.8を超えると流動しにくくなり洗浄効果が
低下するので、比重が1.8を超えないようにすること
が好ましい。
は、下部用バルブ48を開き、中間部用バルブ50を閉
じて、下部散気装置20からエアを曝気する。これによ
り、ろ材を流動化させることによる洗浄効果と気泡によ
る洗浄効果によりろ材に付着肥満したSSを剥離除去す
る。この場合、下部散気装置20からのエア量を制御す
ることで、逆洗強度が変わるので、後段ろ材層16を主
体に逆洗したり、後段ろ材層16と前段ろ材層14の両
方を同時に逆洗することも可能である。この下部散気装
置20によるエア逆洗の場合には、後段ろ材層16の下
方からエアを曝気するので、エア逆洗中はろ材の流動に
より、前段ろ材層14と後段ろ材層16のろ材同士が混
ざり合うが、後段ろ材層16のろ材の比重が、前段ろ材
層14のろ材の比重よりも0.3以上大きくなるように
したので、前段ろ材層14と後段ろ材層16のろ材を同
時に流動させても、逆洗終了後は2つの層14、16に
分離されて沈降堆積する。また、エア洗浄の場合、ろ材
の比重が1.8を超えると流動しにくくなり洗浄効果が
低下するので、比重が1.8を超えないようにすること
が好ましい。
【0035】水逆洗する場合には、ブロア21を停止し
て下部散気装置20と中間部散気装置42からのエア曝
気を停止させた状態で、逆洗水ライン51の逆洗水ポン
プ52を稼働する。このとき、逆洗排水ライン54のバ
ルブ56は開いておき、バルブ59は閉じておく。これ
はろ層の膨張によるろ材の流出を防ぐためである。これ
により、清浄な処理水が、反応槽12内を上向流で流れ
ることにより、前段ろ材層14と後段ろ材層16のろ材
を洗浄し、ろ材を洗浄して汚れた洗浄排水は逆洗排水ラ
イン54から排出される。逆洗水ポンプ52を停止した
後、ろ材を沈降させる時間をおいて、バルブ59を開
き、ろ層上部の洗浄排水を排出させる。
て下部散気装置20と中間部散気装置42からのエア曝
気を停止させた状態で、逆洗水ライン51の逆洗水ポン
プ52を稼働する。このとき、逆洗排水ライン54のバ
ルブ56は開いておき、バルブ59は閉じておく。これ
はろ層の膨張によるろ材の流出を防ぐためである。これ
により、清浄な処理水が、反応槽12内を上向流で流れ
ることにより、前段ろ材層14と後段ろ材層16のろ材
を洗浄し、ろ材を洗浄して汚れた洗浄排水は逆洗排水ラ
イン54から排出される。逆洗水ポンプ52を停止した
後、ろ材を沈降させる時間をおいて、バルブ59を開
き、ろ層上部の洗浄排水を排出させる。
【0036】上記した水逆洗において、逆洗する処理水
の水量や流速を制御することで、逆洗強度が変わるので
ろ材の汚染度に応じて適宜変えることが好ましい。
の水量や流速を制御することで、逆洗強度が変わるので
ろ材の汚染度に応じて適宜変えることが好ましい。
【0037】また、水・エア逆洗をする場合には、下部
用バルブ48を閉じて中間部用バルブ50を開いて中間
部散気装置42から前段ろ材層14に向かってエアを曝
気すると共に、逆洗水ポンプ52を作動して処理水貯留
タンク26の処理水を反応槽12の下端部から導入す
る。このとき、逆洗排水ライン54のバルブ56は開い
ておき、バルブ59は閉じておく。これにより、水逆洗
と同様に清浄な処理水が、反応槽12内を上向流で流れ
てろ材を洗浄すると共に、中間部散気装置42からのエ
アで前段ろ材層14のろ材を流動させて付着したSSを
剥離除去する。この水・エア逆洗において、中間部散気
装置42からのエアは前段ろ材層14の流動化のために
使用されるので、後段ろ材層16が膨張してろ材が流動
することがない。従って、水・エア逆洗の場合でも前段
ろ材層14と後段ろ材層16とのろ材同士が混ざり合う
ことがなく、逆洗終了後に2つの層14、16に安定分
離することができる。このことから、ろ材の逆洗を、下
部散気装置20を使用せずに、中間部散気装置42と逆
洗水ライン51とで行う場合には、逆洗中に前段ろ材層
14と後段ろ材層16とのろ材同士の混ざり合いを防止
できるので、後段ろ材層16のろ材の比重を、前段ろ材
層14のろ材の比重よりも0.3以上大きく構成するこ
とは必ずしも必要ではない。
用バルブ48を閉じて中間部用バルブ50を開いて中間
部散気装置42から前段ろ材層14に向かってエアを曝
気すると共に、逆洗水ポンプ52を作動して処理水貯留
タンク26の処理水を反応槽12の下端部から導入す
る。このとき、逆洗排水ライン54のバルブ56は開い
ておき、バルブ59は閉じておく。これにより、水逆洗
と同様に清浄な処理水が、反応槽12内を上向流で流れ
てろ材を洗浄すると共に、中間部散気装置42からのエ
アで前段ろ材層14のろ材を流動させて付着したSSを
剥離除去する。この水・エア逆洗において、中間部散気
装置42からのエアは前段ろ材層14の流動化のために
使用されるので、後段ろ材層16が膨張してろ材が流動
することがない。従って、水・エア逆洗の場合でも前段
ろ材層14と後段ろ材層16とのろ材同士が混ざり合う
ことがなく、逆洗終了後に2つの層14、16に安定分
離することができる。このことから、ろ材の逆洗を、下
部散気装置20を使用せずに、中間部散気装置42と逆
洗水ライン51とで行う場合には、逆洗中に前段ろ材層
14と後段ろ材層16とのろ材同士の混ざり合いを防止
できるので、後段ろ材層16のろ材の比重を、前段ろ材
層14のろ材の比重よりも0.3以上大きく構成するこ
とは必ずしも必要ではない。
【0038】上記した、エア逆洗、水逆洗、水・エア逆
洗は、単独で行うことも可能であるが、組み合わせた方
がろ材の洗浄効果が大きくなる。この場合、先ずエア逆
洗を行って、ろ材の付着物を剥離させておいてから、水
逆洗或いは水・エア逆洗をするとよい。また、エア逆洗
や水逆洗と同様に、エア流量や処理水の流量や流速を制
御するとよい。
洗は、単独で行うことも可能であるが、組み合わせた方
がろ材の洗浄効果が大きくなる。この場合、先ずエア逆
洗を行って、ろ材の付着物を剥離させておいてから、水
逆洗或いは水・エア逆洗をするとよい。また、エア逆洗
や水逆洗と同様に、エア流量や処理水の流量や流速を制
御するとよい。
【0039】尚、前段ろ材層14と後段ろ材層16との
境界に中間部散気装置42を設けることにより、2層1
4、16のろ材同士が混ざり合わないようにするという
技術思想は、本発明のように、2層14、16に比重差
がある場合に限定されるものではなく、比重差のない場
合にも適用できる。また、2層以上の複数層で構成した
場合には、最後段のろ材層と次のろ材層の間に中間部散
気装置を設けてもよい。
境界に中間部散気装置42を設けることにより、2層1
4、16のろ材同士が混ざり合わないようにするという
技術思想は、本発明のように、2層14、16に比重差
がある場合に限定されるものではなく、比重差のない場
合にも適用できる。また、2層以上の複数層で構成した
場合には、最後段のろ材層と次のろ材層の間に中間部散
気装置を設けてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、高
濃度のSSや溶解性のBOD成分及びアンモニア性窒素
を含む有機性排水を、好気性生物ろ床を使って、 省スペ
ースの設備で安定して処理することができる。
濃度のSSや溶解性のBOD成分及びアンモニア性窒素
を含む有機性排水を、好気性生物ろ床を使って、 省スペ
ースの設備で安定して処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生物的排水処理装置の主要部分の断面
図
図
【図2】ろ材の外観図
【図3】反応槽の前段に嫌気性の生物ろ過槽を設けた生
物学的排水処理装置の構成図
物学的排水処理装置の構成図
【図4】生物学的排水処理装置によるアンモニア性窒素
と溶解性BODの除去試験を説明する説明図
と溶解性BODの除去試験を説明する説明図
【図5】逆洗装置を設けた生物学的排水処理装置の断面
図
図
10、100、200…生物学的排水処理装置、12…
反応槽、14…前段ろ材層、16…後段ろ材層、20…
下部散気装置、21…ブロア、22…バルブ、24…流
入管、26…処理水貯留タンク、28…処理水ライン、
30…処理水バルブ、34…生物ろ過槽、35…ろ材
層、38…戻りライン、40…戻りポンプ、42…中間
部散気装置、48…下部用バルブ、50…中間部用バル
ブ、51…逆洗水ライン、52…逆洗水ポンプ、54…
逆洗排水ライン、55…逆洗排水貯留タンク、58…制
御装置
反応槽、14…前段ろ材層、16…後段ろ材層、20…
下部散気装置、21…ブロア、22…バルブ、24…流
入管、26…処理水貯留タンク、28…処理水ライン、
30…処理水バルブ、34…生物ろ過槽、35…ろ材
層、38…戻りライン、40…戻りポンプ、42…中間
部散気装置、48…下部用バルブ、50…中間部用バル
ブ、51…逆洗水ライン、52…逆洗水ポンプ、54…
逆洗排水ライン、55…逆洗排水貯留タンク、58…制
御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江森 弘祥 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 日 立プラント建設株式会社内 (72)発明者 美川 一洋 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 日 立プラント建設株式会社内 (72)発明者 大坪 徹也 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 日 立プラント建設株式会社内 Fターム(参考) 4B029 AA04 BB01 CC02 4B065 AA01X CA54 4D003 AA01 AA05 AA12 AB02 AB07 AB10 BA01 BA03 CA02 CA07 DA07 DA22 EA01 EA15 EA28 EA30 EA40 FA05 FA06 4D040 BB05 BB14 BB42 BB54 BB57 BB82 BB91
Claims (8)
- 【請求項1】SS、溶解性BOD、アンモニア性窒素を
含む排水を生物学的に処理する生物学的排水処理装置に
おいて、処理される排水を下向流で流す1槽式の反応槽
と、前記反応槽内の上部に全層ろ過として形成され、 B
OD酸化菌を付着したろ材が充填された前段ろ材層と、
前記反応槽内の下部に可動性を有して形成され、 硝化菌
を付着したろ材が充填された後段ろ材層と、前記反応槽
内の前記後段ろ材層の下方に設けられた下部散気装置
と、を備えたことを特徴とする生物学的排水処理装置。 - 【請求項2】前記前段ろ材層のろ材を、 比重が1.3〜
1.5、 空隙率が70%以上のろ材で構成する一方、 前
記後段ろ材層のろ材を、比重が1.6〜1.8、 空隙率
が40%以上で構成したことを特徴とする請求項1の生
物学的排水処理装置。 - 【請求項3】前記前段ろ材層に充填するろ材は、 表面に
微細な凸凹又は皺を有する筒状物であり、 且つ粒径が3
〜10mmであることを特徴とする請求項1又は2の生
物学的排水処理装置。 - 【請求項4】前記反応槽の前段に嫌気性の生物ろ過槽を
設け、 前記反応槽の処理液の一部を前記生物ろ過槽に循
環することを特徴とする請求項1〜3の何れか1の生物
学的排水処理装置。 - 【請求項5】前記前段ろ材層と前記後段ろ材層のろ材を
逆洗する逆洗手段を設けたことを特徴とする請求項1の
生物学的排水処理装置。 - 【請求項6】前記逆洗手段は、前記反応槽内を好気性に
する役割と前記前段ろ材層と前記後段ろ材層のろ材をエ
ア逆洗する役割の両方を行う前記下部散気装置であると
共に、該下部散気装置でのエア逆洗においては、前記後
段ろ材層のろ材の比重を前記前段ろ材層のろ材の比重よ
りも0.3以上大きく構成したことを特徴とする請求項
5の生物学的排水処理装置。 - 【請求項7】前記逆洗手段は、 前記反応槽の下端部に逆洗水を導入する逆洗水ライン
と、 前段ろ材層及び前記後段ろ材層の境界に設けられた中間
部散気装置と、 前記反応槽内を好気性にする役割と前記前段ろ材層と前
記後段ろ材層のろ材をエア逆洗する役割の両方を行う前
記下部散気装置と、 で構成されていることを特徴とする請求項5の生物学的
排水処理装置。 - 【請求項8】前記前段ろ材層及び前記後段ろ材層のろ材
をエア逆洗するときには、前記下部散気装置を使用し、
前記前段ろ材層及び前記後段ろ材層のろ材を水とエアの
両方で同時に水・エア逆洗するときには、前記逆洗水ラ
インと前記中間部散気装置を使用するように制御する制
御装置を設けたことを特徴とする請求項7の生物学的排
水処理装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000348105A JP2002143880A (ja) | 2000-11-15 | 2000-11-15 | 生物学的排水処理装置 |
EP01930007A EP1221493B1 (en) | 2000-05-09 | 2001-05-09 | THICK STEEL PLATE BEING EXCELLENT IN CTOD CHARACTERISTIC IN WELDING HEAT AFFECTED ZONE AND HAVING YIELD STRENGTH OF 460 Mpa OR MORE |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000348105A JP2002143880A (ja) | 2000-11-15 | 2000-11-15 | 生物学的排水処理装置 |
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---|---|
JP2002143880A true JP2002143880A (ja) | 2002-05-21 |
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ID=18821739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000348105A Pending JP2002143880A (ja) | 2000-05-09 | 2000-11-15 | 生物学的排水処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002143880A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103351054A (zh) * | 2013-07-01 | 2013-10-16 | 嘉兴学院 | 一种用于处理电镀废水的baf反应器 |
JP2014509940A (ja) * | 2011-04-04 | 2014-04-24 | ヴェオリア・ウォーター・ソリューションズ・アンド・テクノロジーズ・サポート | 改善された生物学的排水浄化リアクターおよび方法 |
CN108002652A (zh) * | 2017-12-15 | 2018-05-08 | 辽宁省环境科学研究院 | 一种用于污水处理多级节能曝气生态滤床 |
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-
2000
- 2000-11-15 JP JP2000348105A patent/JP2002143880A/ja active Pending
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CN108002652B (zh) * | 2017-12-15 | 2020-08-18 | 辽宁省环境科学研究院 | 一种用于污水处理多级节能曝气生态滤床 |
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JP7219656B2 (ja) | 2019-03-29 | 2023-02-08 | メタウォーター株式会社 | 散水ろ床型水処理装置及び散水ろ床型水処理装置の洗浄方法 |
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