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JP2002121219A - セミテレケリック窒素官能性オリゴマー - Google Patents

セミテレケリック窒素官能性オリゴマー

Info

Publication number
JP2002121219A
JP2002121219A JP2001202024A JP2001202024A JP2002121219A JP 2002121219 A JP2002121219 A JP 2002121219A JP 2001202024 A JP2001202024 A JP 2001202024A JP 2001202024 A JP2001202024 A JP 2001202024A JP 2002121219 A JP2002121219 A JP 2002121219A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
meth
semi
functional
monomer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001202024A
Other languages
English (en)
Inventor
Joann Arceneaux
ジョアン・アルセニュークス
Ronald Scott Beckley
ロナルド・スコット・ベックリー
Michael Kramer
マイケル・クレイマー
Barry C Lange
バリー・クリフォード・ランゲ
Peter Weissman
ピーター・ウェイスマン
David William Whitman
デービッド・ウィリアム・ホワイトマン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm and Haas Co
Original Assignee
Rohm and Haas Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm and Haas Co filed Critical Rohm and Haas Co
Publication of JP2002121219A publication Critical patent/JP2002121219A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F8/00Chemical modification by after-treatment
    • C08F8/30Introducing nitrogen atoms or nitrogen-containing groups
    • C08F8/32Introducing nitrogen atoms or nitrogen-containing groups by reaction with amines

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】重合性の分散剤として、および放射線硬化配合
物にとって有用な、新規な窒素官能性エチレン性不飽和
オリゴマーの提供。 【解決手段】式:RN−(CH−(NH)
−A を有するセミテレケリック窒素官能性オリゴマー:〔式
中、Aは、少なくとも1つのペンダントエチレン性不飽
和を有するマクロモノマーの残基であり;Aは、2から
50の範囲の重合度を有し;nは0または1であり;n
が0の際には、mは0であり;nが1の際には、mは0
から18の範囲の整数であり;i)RおよびRは、
H、CからC12の分岐鎖、直鎖、および環状のアル
キル;フェニル;ならびに置換フェニルからなる群から
独立して選択される基であり;RとRのどちらかの
みがHである;またはii)R N−は、環状基で
ある。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、窒素官能基(nitrogen
functionality)および少なくとも1つ
のエチレン性不飽和(ethylenic unsat
uration)を含むオリゴマーに関する。特に、こ
のオリゴマーは、オリゴマーの1つの末端の窒素官能基
(本明細書ではセミテレケリック(semi−tele
chelic)窒素官能基と呼ばれる)、およびオリゴ
マーの主鎖への少なくとも1つのエチレン性不飽和ペン
ダントを有する。さらに、本発明はオリゴマーの調製方
法に関する。
【0002】Gaskeの米国特許第3,914,16
5号は、ジエチルアミンで部分的に官能化された多官能
性(multifunctional)アクリレートを
ベースとした放射線硬化性アミン含有モノマーを開示し
ている。Gaskeは、これらのモノマーが、放射線硬
化物質の硬化速度における酸素の禁止効果を克服するた
めに用いられる酸素スキャベンジャーであるアミン相乗
剤(synergist)として有効であることを開示
している。Gaskeは、着色インクといった被覆剤に
おけるこれらのモノマーの使用を開示しており、これら
のモノマーを含む配合物が酸素の存在下で容易に硬化す
ることを示した。G.Webster、John Wi
ley & Sons、 Ltd.、New Yor
k、NYによって編集された「Chemistry &
Technology of UV & EB Fo
rmulation for Coating、 In
ks& Paints」、第II巻において、Gask
eのモノマーのようなアミンアクリレートが、顔料の湿
潤を促進することができることも開示されている。しか
しながら、Gaskeの窒素官能性モノマーに関する1
つの欠陥は、これらのモノマーを調製するための方法に
おいて、多官能性アクリレートへのアミンの添加が、1
つより多いアミン官能基を有するモノマーと、アミン官
能基を有さないモノマーとのモノマー混合物をもたらす
ランダムプロセスであることである。
【0003】本発明において、重合性の分散剤として、
および放射線硬化配合物にとって有用な、窒素官能性エ
チレン性不飽和オリゴマーの新しい種類が提供される。
特に、本発明のオリゴマーは、オリゴマー鎖の1つの末
端に位置する単独の窒素官能基を有する。セミテレケリ
ック窒素官能基は、窒素官能基がペンダント重合性基と
の立体障害なく顔料表面に吸着されると信じられてい
る。さらに、ペンダントエチレン性不飽和を含むオリゴ
マー鎖は、顔料からメディア中の疎水性モノマー内へ突
き出ることができる。オリゴマーの主鎖へのこれらのエ
チレン性不飽和ペンダントは、窒素官能基によって動き
をじゃまされず、メディア中で他のモノマーと容易に反
応することができる。さらに、セミテレケリック窒素官
能基オリゴマーの調製方法は、各々のオリゴマー鎖上に
単独の窒素官能基を有するオリゴマーをもたらす。
【0004】本発明の第1の態様において、 式: RN−(CH−(NH)−A を有するセミテレケリック窒素官能性オリゴマー:〔式
中、Aは、少なくとも1つのペンダントエチレン性不飽
和を有するマクロモノマーの残基であり、Aは、2から
50の範囲の重合度を有し、nは0または1であり、n
が0の際には、mは0であり、nが1の際には、mは0
から18の範囲の整数であり、ならびにRおよびR
は、RとRのどちらかのみがHであることを条件と
して、H、CからC12の分岐鎖、直鎖、および環状
のアルキル;フェニル;ならびに置換フェニルからなる
群から独立して選択される基である;または式中R
N−は環状基である〕が提供される。
【0005】本発明の第2の態様において、 式: RN−(CH−(NH)−A 〔式中、Aは、少なくとも1つのペンダントエチレン性
不飽和を有するマクロモノマーの残基であり、2から5
0の範囲の重合度を有し、nは0または1であり、nが
0の際には、mは0であり、nが1の際には、mは0か
ら18の範囲の整数であり、RおよびRは、R
のどちらかのみがHであることを条件として、H、
からC12の分岐鎖、直鎖、および環状のアルキ
ル;フェニル;ならびに置換フェニルからなる群から独
立して選択される基である;または式中RN−は
環状基である〕を有するセミテレケリック窒素官能性オ
リゴマーの調製方法であり;ペンダント官能基を有する
末端が不飽和の先駆物質マクロモノマー(termin
ally unsaturated precurso
r macromonomer)を調製する工程、該末
端が不飽和の先駆物質マクロモノマーの末端不飽和とア
ミンを反応させる工程、および該ペンダント官能基とエ
チレン性不飽和を含む改質剤を反応させる工程を含む、
調製方法が提供される。
【0006】本明細書において、用語「(メタ)アクリ
レート」は「アクリレート」および「メタアクリレー
ト」の両方を意味し、用語「(メタ)アクリル」は「ア
クリル」および「メタアクリル」の両方を意味し、なら
びに、用語「(メタ)アクリルアミド」は「アクリルア
ミド」および「メタアクリルアミド」の両方を意味す
る。
【0007】本明細書において、用語「ペンダント」
は、マクロモノマーまたはオリゴマーの主鎖構造中に存
在しない、基、官能基、または反応性部分を意味する。
さらに、本発明のペンダント基の反応は、マクロモノマ
ーまたはオリゴマーの主鎖構造に何らかの変化も引き起
こさない。
【0008】本発明のセミテレケリック窒素官能性オリ
ゴマーは、オリゴマーの主鎖への少なくとも1つのエチ
レン性不飽和ペンダントを有し、およびオリゴマーの1
つの末端が窒素を含む基であるオリゴマーである。オリ
ゴマーへのエチレン性不飽和ペンダントは、ポリマーマ
トリックスへオリゴマーを組み入れる手段を提供する。
窒素官能基は、顔料の表面と結合し、または会合し、顔
料の分散を助けることができる官能基を提供する。本発
明のオリゴマーは、式(I)で表されることができる: (I) RN−(CH−(NH)−A 式中、Aは、少なくとも1つのペンダントエチレン性不
飽和を有するマクロモノマーの残基であり、成分R
N−(CH−(NH)は、窒素官能基を表
す。
【0009】セミテレケリック窒素官能性オリゴマー
は、以下に要約される一般的なスキームによって調製さ
れることができる。この一般的なスキームは、本発明の
例示のためのみに用いられる。発明の詳細な説明および
請求項によって定義される本発明の範囲を制限するもの
ではない。いくつかの工程が同時にまたは連続的に行わ
れることができるものではないことも意図される。 1)官能基を含む、末端不飽和の先駆物質マクロモノマ
ーの調製。 2)先駆物質マクロモノマーの末端不飽和への窒素官能
基の付加。 3)エチレン性不飽和を含む改質剤と官能基の反応。
【0010】セミテレケリック窒素官能性オリゴマー
は、本明細書で「先駆物質マクロモノマー」と呼ばれ
る、末端不飽和の先駆物質マクロモノマーを第1に調製
することで調製されることができる。先駆物質マクロモ
ノマーは、重合された単位として、少なくとも1つの第
1のモノマーおよび官能基を含む少なくとも1つの第2
のモノマーの残基を含む。先駆物質マクロモノマーは、
1つの末端にエチレン性不飽和を有するという特徴があ
る。末端不飽和は、末端モノマー残基と直接結合でき
る。または、末端不飽和は、本明細書中の式(IV)お
よび(V)に記載されているように、末端モノマー残基
に結合しているリンカー基(linker grou
p)と結合できる。1つの態様において、先駆物質マク
ロモノマーは、式(II)で表されることができる: (II) Q−[Y][Z]−H 式中、Yは少なくとも1つの第1のモノマーの残基であ
り、Tは少なくとも1つの第2のモノマーの残基であ
る。個々の残基YおよびTは、先駆物質マクロモノマー
において、交互、ランダムまたはブロック構造のいずれ
かを形成するように配列されることができる。Q基は、
末端不飽和であり、任意に、リンカー基を含む。
【0011】第1のモノマーは、エチレン性不飽和モノ
マーであり、オレフィン、スチレン、置換スチレン、ビ
ニルエステル、ビニルエーテル、(メタ)アクリル酸、
(メタ)アクリル酸のアルキルエステル、(メタ)アク
リル酸のヒドロキシアルキルエステル、(メタ)アクリ
ルアミド、N−置換(メタ)アクリルアミド、メチルビ
ニルケトン、およびそれらの混合物からなる群から選択
されることができる。適したモノマーとしては、(メ
タ)アクリル酸のアルキルエステルといった、α、β−
不飽和カルボニル基を有するモノマーが挙げられる。
【0012】官能基の例としては、ハライド、ヒドロキ
シ、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアリール、カルボ
ン酸のエステル、アルデヒド、ケトン、アルキルシロキ
シ、アルコキシシリル、アリールシロキシ基が挙げられ
る。適した第2のモノマーとしては、アリルアルコー
ル、アリルアセテートといったアリルエステル、塩化ビ
ニル、臭化ビニル、ビニルアセテート、ビニルベンゾエ
ート、(メタ)アクリル酸のC−C18アルキルエス
テル、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、3
−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒド
ロキシブチル(メタ)アクリレート、アクロレイン、メ
タアクロレイン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルト
リエトキシシラン、ビニルトリクロロシラン、アリルト
リクロロシラン、アリルトリメトキシシラン、アリルト
リエトキシシラン、アリルトリクロロシラン、γ−メタ
アクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、アリルト
リエトキシシラン、アリルトリメトキシシラン、および
それらの混合物が挙げられる。好適な第2のモノマーと
しては、メチルメタアクリレート、ヒドロキシエチルメ
タアクリレート、ヒドロキシエチルアクリレート、およ
びイソボルニル(メタ)アクリレートが挙げられる。
【0013】別法では、官能基は、先駆物質マクロモノ
マーを調製する重合反応の後、「第2のモノマーの均等
物」から生成されることができる。第2のモノマーの均
等物とは、重合反応の間、重合反応が完了するかまたは
実質的に完了した後、所望の官能基を生成するために転
化されることができる基を有するモノマーである。これ
は、所望の官能基を生成するために、重合における第2
のモノマーの均等物の使用、および少なくとも1つの追
加の転化反応を要する。第2のモノマーの均等物の例と
しては、重合反応に使用するのに化学的に安定なモノマ
ー形態を有さないビニルアルコールが挙げられる。ビニ
ルアセテートはビニルアルコールの均等なモノマーとし
て用いられることができる。第1のモノマーとビニルア
セートの重合の後、先駆物質マクロモノマーをアセテー
ト基の加水分解に供し、所望のヒドロキシル基を生成す
る。さらに、第2のモノマーの均等物は、重合反応で用
いられる第1のモノマーと同じであることができる。例
えば、ビニルアセテートは、先駆物質マクロモノマーを
調製するための、第1のモノマーおよび第2のモノマー
の均等物の両方として用いられることができる。ビニル
アセテート残基の部分的な加水分解は、ビニルアセテー
トおよびビニルアルコールの残基を有する先駆物質マク
ロモノマーをもたらす。
【0014】先駆物質マクロモノマーの平均組成範囲
は、第1のモノマーおよび第2のモノマーの選択、なら
びに先駆物質マクロモノマーから調製されるセミテレケ
リック窒素官能性オリゴマーの所望の特性に依存して変
わることができる。第1のモノマーと第2のモノマーの
好適な組成範囲は10:1から1:10、より好適な範
囲は4:1から1:4である。先駆物質マクロモノマー
の重合度は、先駆物質マクロモノマーにおけるモノマー
残基の平均数であり、式(II)での(y+z)の和に
等しい。重合度は、2から50、好ましくは3から2
5、より好ましくは5から15の範囲にある。先駆物質
マクロモノマーの混合物の多分散性は、広い範囲にわた
って変わることができ、バイモーダル(bimoda
l)またはマルチモーダル(multimodal)分
布を含むことができる。好適な多分散性は、1から5の
範囲、好ましくは1から3の範囲、より好ましくは1.
5から3の範囲にある。
【0015】先駆物質マクロモノマーの組成および重合
度は、赤外分光法、ゲル透過クロマトグラフィー(GP
C)、およびNMRといった多くの公知の分析技術によ
って決定されることができる。先駆物質マクロモノマー
におけるモノマー残基のモル比は、プロトンNMRによ
って、または精製されていない先駆物質マクロモノマー
サンプル中の残留モノマーのガスクロマトグラフィーに
よって決定されることができる。数平均分子量(Mn)
および重量平均分子量(Mw)は、ポリメチルメタアク
リレート分子量標準を用いたゲル透過クロマトグラフィ
ー(GPC)によって決定される。平均オリゴマー式お
よび重合度は、Mnおよび先駆物質マクロモノマーにお
けるモノマー残基のモル比から計算される。先駆物質マ
クロモノマー多分散性は、Mw/Mnである。
【0016】先駆物質マクロモノマーは、様々な公知の
重合方法で調製されることができる。米国特許第4,1
58,736号に開示されているようなアニオン重合お
よび米国特許第5,710,227号に開示されている
ような高温ラジカル重合は、式(III)で表される先
駆物質マクロモノマーを提供する: (III) HC=C(R’)−[Y][T]
H 式中、R’は第1のモノマーまたは第2のモノマーのい
ずれかのペンダント基を表している。例えば、第1のモ
ノマーとしてのブチルアクリレート、および第2のモノ
マーとしての2−ヒドロキシエチルアクリレートから調
製される先駆物質マクロモノマーにおいては、R’基
は、カルボン酸のブチルエステルまたはカルボン酸の2
−ヒドロキシエチルエステルのいずれかである。
【0017】先駆物質マクロモノマーは、米国特許第
5,362,826号に開示されているように、連鎖移
動剤として用いられる末端不飽和のマクロモノマーをと
もなった触媒連鎖移動重合(catalytic ch
ain transfer polymerizati
on)によっても調製されることができる。別法では、
米国特許第5,324,879号に開示されているよう
に、遷移金属錯体が、先駆物質マクロモノマーを調製す
るのに用いられることができる。これらの方法で調製さ
れた先駆物質マクロモノマーは、式(IV)で表される
ことができる: (IV) HC=C(R’)−CH−[Y]
[T]−H 式中、R’は第1のモノマーまたは第2のモノマーのい
ずれかのペンダント基を表している。この方法におい
て、先駆物質マクロモノマーの調製において用いられる
モノマーの少なくとも1つがメタアクリル酸のエステル
であることが好ましい。
【0018】先駆物質マクロモノマーを調製するための
他の方法は、2−メルカプトエタノールといったヒドロ
キシ官能性連鎖移動剤を用いた従来のラジカル重合であ
る。次に、連鎖移動剤のヒドロキシル基と反応する相補
的(complementary)反応基を有するエチ
レン性不飽和モノマーが反応することにより、末端不飽
和が結合される。相補的反応基を有するエチレン性不飽
和モノマーの例としては、グリシジル(メタ)アクリレ
ート、イソシアナトエチル(メタ)アクリレート、およ
び(メタ)アクリル酸が挙げられる。相補的反応基を有
するエチレン性不飽和モノマーは、エステル、ウレタ
ン、アミド、アミン、またはエーテル結合といった様々
な結合によって、ヒドロキシ官能性連鎖移動剤のフラグ
メントと結合することができる。この方法で調製された
先駆物質マクロモノマーは、式(V)で表されることが
できる: (V) CH=C(R’’)C(O)−L−(C
−S−[Y][T]−H 式中、R’’はHまたはCH基を表しており、−C
(O)−Lはエステル、ウレタン、アミド、およびエー
テル結合といったリンカー基を表しており、ならびにp
は1から20の範囲の整数である。連鎖移動剤のヒドロ
キシル基と、相補的反応基を有するエチレン性不飽和モ
ノマーの反応の間、残基TおよびYはヒドロキシル基を
含むことができない。これらは相補的反応基を有するエ
チレン性不飽和モノマーのための代わりの反応部位を提
供することができるからである。残基TおよびYが、相
補的反応基を有するエチレン性不飽和モノマーと反応し
ないペンダント基を含むのが好ましい。
【0019】先駆物質マクロモノマーは、バッチ、半連
続、または連続プロセスを用いた、塊重合、溶液重合、
およびエマルション重合によって調製されることができ
る。先駆物質マクロモノマーを調製する好適な方法は、
半連続、または連続プロセスを用いた高温ラジカル重
合、触媒連鎖移動重合、およびヒドロキシ官能性連鎖移
動剤を用いた従来のラジカル重合である。
【0020】先駆物質マクロモノマーは、減圧蒸留、ロ
ータリーエバポレーション(rotary evapo
ration)またはワイプトフィルム蒸留(wipe
dfilm distillation)といった公知
の方法で単離および精製され、残留モノマーといった不
純物および溶媒を取り除かれることができる。
【0021】本発明のセミテレケリック窒素官能性オリ
ゴマーの調製における次の工程は、先駆物質マクロモノ
マーの1つの末端に窒素官能基を導入し、窒素官能性マ
クロモノマーを調製することである。特に、アミンが、
様々な公知の合成方法で先駆物質マクロモノマーの末端
不飽和と反応させられる。好適な方法は、活性化された
炭素−炭素結合へのアミンの共役付加(conjuga
te addition)である。第一および第二アミ
ン、ヒドラジン、ならびにジアミンといった様々なアミ
ンを用いることができる。アミンの選択は、先駆物質マ
クロモノマーの末端不飽和に対するアミンの反応性、お
よび特定の用途におけるセミテレケリック窒素官能性オ
リゴマーの使用によって決定されることができる。例え
ば、第一アミンは、第二アミンより先駆物質マクロモノ
マーの末端不飽和に対して反応性が高い。
【0022】顔料の分散の用途におけるセミテレケリッ
ク窒素官能性オリゴマーの使用に対しては、CからC
アルキル基を有する第三アミンのようなアミンが効果
的である。
【0023】末端不飽和と反応するのに適したアミンと
しては、CからC12の分岐鎖および直鎖のアルキル
アミンといった第一アミン、ジメチルアミンといった第
二アミンが挙げられる。好適な第一アミンとしては、メ
チルアミン、n−ブチルアミン、およびエチルアミンが
挙げられる。他の適したアミンとしては、N,N−ジメ
チルヒドラジンといったヒドラジンが挙げられる。さら
に適したアミンとしては、式(VI)のアミン: (VI) RN−(CH−NH 例えば、式中、RおよびRは、H、CからC12
の分岐鎖、直鎖の、および環状のアルキル;フェニル;
ならびに置換フェニル基からなる群から独立して選択さ
れる基であり、mは1から18の範囲の整数であるジア
ミン、のようなアミンが挙げられる。式(VI)のジア
ミンは、RおよびRが同時にHではないという制限
によってさらに制限される。さらに他の適したアミンと
しては、置換基RおよびRが少なくとも1つの窒素
原子を含む環状基の一部である窒素環化合物が挙げられ
る。窒素環化合物を含む適したアミンとしては、4−
(2−アミノエチル)モルホリン、1−(2−アミノエ
チル)ピペラジン、4−アミノモルホリン、1−(2−
アミノエチル)ピペリジン、2−(2−アミノエチル)
ピリジン、1−(2−アミノエチル)ピロリジン、2−
(アミノメチル)ピリジン、3−(アミノメチル)ピリ
ジン、4−(アミノメチル)ピリジン、1−(3−アミ
ノプロピル)イミダゾール、4−(3−アミノプロピ
ル)モルホリン、および1−(3−アミノプロピル)−
2−ピペコリンが挙げられる。好適なアミンの例として
は、N,N−ジメチル1,3−プロパンジアミン、N,
N−ジメチルエチレンジアミン、1−(2−アミノエチ
ル)ピペリジン、1−(2−アミノエチル)ピロリジ
ン、1,3−(アミノプロピル)イミダゾール、および
4−(3−アミノプロピル)モルホリンが挙げられる。
【0024】先駆物質マクロモノマーの末端不飽和へア
ミンを結合させるための好適な合成プロセスは、α,β
−不飽和カルボニル基といった活性化された炭素−炭素
結合へのアミンの共役付加である。この反応の適した条
件は公知であり、一般に、アミンおよび先駆物質マクロ
モノマーを含む混合物を加熱すること、ならびに、NM
Rといった適した分析技術を用いて反応の経過をモニタ
ーすることを含む。適した反応条件は、W.S.Joh
nson、E.L.Woroch、およびB.G.Bu
ellによってJournal of the Ame
rican Chemical Society、Vo
l.71、1949、pp.1901−1903に、な
らびに、N.C.RossおよびR.Levineによ
ってJournal of Organic Chem
istry、Vol.29、1964、pp.2346
−2350に開示されている。
【0025】セミテレケリック窒素官能基オリゴマー
は、エチレン性不飽和基を含む少なくとも1つの改質剤
を第2のモノマー残基の官能基に結合させ、ペンダント
エチレン性不飽和を有するモノマーの残基を生成するこ
とで、窒素官能性マクロモノマーから調製することがで
きる。エチレン性不飽和基を含む改質剤は、第2のモノ
マー残基の官能基への反応性がある相補的官能基を有す
る。適した改質剤としては、(メタ)アクリレートとい
った相補的官能基を有するモノマーが挙げられる。
【0026】第2のモノマー残基の官能基と反応するの
に適した相補的反応基の選択は公知である。改質剤と第
2のモノマー残基の官能基の間の反応は、官能基が、先
駆物質マクロモノマーの調製の前に第2のモノマー上に
存在するか、または先駆物質マクロモノマーの調製後に
生成させられるかどうかにかかわらず、本発明の範囲内
にある。さらに、官能基は窒素官能基の結合後に生成さ
せられることができる。 I.官能基がヒドロキシ(−OH)基である場合、改質
剤の相補的官能基は、エチレン性不飽和カルボン酸、エ
チレン性不飽和カルボン酸のエステル、エチレン性不飽
和カルボン酸のハロゲン化アシル誘導体、およびそれら
の混合物から選択されることができる。この場合におけ
る第2のモノマーの例としては、アリルアルコール、2
−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロ
キシエチルクロトネート、3−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピルクロトネー
ト、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、およ
びそれらの混合物が挙げられる。第2のモノマーの均等
物の例としては、アリルアセテート、アリルプロピオネ
ート、およびビニルアセテートが挙げられる。適した改
質剤の例としては、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、
マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、メタアクリル酸無
水物、シトラコン酸、桂皮酸、メチル桂皮酸、メチルメ
タアクリレート、メチルクロトネート、エチル(メタ)
アクリレート、エチルクロトネート、n−プロピル(メ
タ)アクリレート、n−プロピルクロトネート、i−プ
ロピル(メタ)アクリレート、i−プロピルクロトネー
ト、n−ブチル(メタ)アクリレート、n−ブチルクロ
トネート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、
2−エチルヘキシルクロトネート、およびそれらの混合
物;ならびにアクリロイルクロリド、メタアクリロイル
クロリド、クロトニルクロリドおよびそれらの混合物が
挙げられる。 II.官能基がアルコキシシリル基である場合、改質剤
の相補的官能基は、エチレン性不飽和カルボン酸のヒド
ロキシアルキルエステル、およびそれらの混合物から選
択されることができる。この場合における第2のモノマ
ーの例としては、ビニルトリエトキシシラン、ビニルト
リメトキシシラン、γ−メタアクリルオキシプロピルト
リメトキシシラン、ビニルトリクロロシラン、アリルト
リエトキシシラン、アリルトリクロロシラン、およびそ
れらの混合物が挙げられる。適した改質剤の例として
は、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシエチルクロトネート、3−ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピルクロ
トネート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレー
ト、4−ヒドロキシブチルクロトネート、およびそれら
の混合物が挙げられる。 III.官能基がアルデヒドまたはケトンである場合、
改質剤の相補的官能基はヒドロキシアルキル基であるこ
とができる。第2のモノマーの例としては、アクロレイ
ン、メタアクロレイン、メチルビニルケトン、およびそ
れらの混合物が挙げられる。適した改質剤の例として
は、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシエチルクロトネート、3−ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピルクロ
トネート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレー
ト、4−ヒドロキシブチルクロトネート、およびそれら
の混合物が挙げられる。
【0027】本発明のセミテレケリック窒素官能性オリ
ゴマーは、液体または固体であることができる。好適な
形態は、25℃で10Pa−sより低い粘度を有する液
体であり、容易な取り扱い、注入、および他の物質との
配合を提供する。より好適な態様は、25℃で1Pa−
sより低い粘度を有する液体である。別法では、セミテ
レケリック窒素官能性オリゴマーは、クロロホルムとい
ったハロアルカン;エチルエーテルといったエーテル;
エチルアセテートといったエステル;イソプロパノール
およびn−ブタノールといったアルコール;ヘキサンお
よびシクロペンタンといったアルカン;アセトンといっ
たケトン;N−メチルピロリドンといったアミン;アセ
トニトリルといったニトリル;トルエンといった芳香族
のような溶媒メディア中に供給されることができる。
【0028】ヒドロキノンおよびp−メトキシフェノー
ルといった重合禁止剤;湿潤剤;消泡剤;酸化防止剤;
ならびに殺カビ剤および殺菌剤といった殺生物剤のよう
な他の成分を、本発明のセミテレケリック窒素官能性オ
リゴマーに加えることができる。さらに、他の分散剤を
セミテレケリック窒素官能性オリゴマーに加え、特定の
顔料または顔料の混合物を分散させるのにより効果的な
分散剤混合物を提供することができる。1つの態様にお
いて、セミテレケリック窒素官能性オリゴマーは、メデ
ィア中、好ましくは水を含むメディア中のディスパージ
ョンとして、より好ましくは有機溶媒の入っていない水
性ディスパージョンとして提供されることができる。任
意に、ディスパージョンの調製を助けるため、およびデ
ィスパージョンに安定性を付与するために、界面活性剤
を用いることができる。
【0029】セミテレケリック窒素官能性オリゴマー
は、特に、放射線硬化インクおよび被覆剤といった硬化
性配合物における、顔料の分散剤として有用である。顔
料は、T.C.Patton、John Wiley
Sons、New York、NY(1979)の「P
aint Flow and Pigment Dis
persion」17−24章で開示された方法といっ
た公知の方法で分散させられることができる。セミテレ
ケリック窒素官能性オリゴマーは、顔料の添加の前、
間、または後に、インク配合物に加えられることができ
る。適した顔料としては、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫
化亜鉛、リトポン、酸化鉛、酸化鉄、バナジン酸ビスマ
ス(bismuth vanadate)、クロム(I
II)顔料(chromium(III) pigme
nt)、クロム酸鉛、カーボンブラック、および金属顔
料といった無機顔料;ならびに「Kirk−Othme
r Encyclopedia of Chemica
l Technology」の第4版(1996)、1
9巻の42−45ページの表1に挙げられている顔料と
いった有機顔料が挙げられる。
【0030】放射線硬化配合物において、N−メチルア
ミンおよびN,N−ジメチルアミンを含むセミテレケリ
ック窒素官能基オリゴマーは、引抜き可能な水素原子の
ソースを供給することで、水素アブストラクティング光
開始剤(hydrogenabstracting p
hotoinitiator)との組み合わせで用いら
れる際に、アミン相乗剤としても有用である。
【0031】本明細書において、硬化性配合物とは、モ
ノマーおよびオリゴマーといったエチレン性不飽和物質
を含む配合物をいう。適した開始剤の存在下で、エチレ
ン性不飽和物質は、ポリマーマトリックスを生成するた
めの反応を行うことができる。1つの例は、イソボルニ
ルアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレ
ート、エチレングリコールジアクリレート、およびペン
タエリトリトールトリアクリレートといったエチレン性
不飽和モノマー、ならびにベンゾフェノンといった光開
始剤を含む放射線硬化配合物である。紫外線もしくは可
視線といった電磁線への曝露、または電子ビーム照射
は、ポリマーマトリックスへと導くモノマーの反応を開
始する。他の態様において、エチレン性不飽和モノマー
を含み、化学的または熱的プロセスによって発生させら
れるフリーラジカルによって硬化する硬化性配合物が提
供される。
【0032】セミテレケリック窒素官能性オリゴマー
は、エマルション重合といった重合におけるモノマーと
して、または重合性の乳化剤としても用いることができ
る。水性エマルション重合において、セミテレケリック
窒素官能性オリゴマーは、エマルションポリマー粒子を
安定にする。1つより多いペンダントエチレン性不飽和
を有するセミテレケリック窒素官能性オリゴマーは、重
合における架橋剤としても有用であることができる。
【0033】以下の実施例において、以下の略語が用い
られる。 AA アクリル酸 APP 1−(3−アミノプロピル)−2−ピロリ
ジノン (1−(3−aminopropyl)−2−pyrr
olidinone) DA n−デシルアクリレート DMAPA N,N−ジメチルアミノプロピルアミン HBA 4−ヒドロキシブチルアクリレート HQ ヒドロキノン MSA メタンスルホン酸 OA n−オクチルアクリレート BDDA 1,4−ブタンジオールジアクリレート
【0034】実施例1−先駆物質マクロモノマーの調製 先駆物質マクロモノマーは、連続高温重合プロセスによ
って調製された。重合反応器は、一端が高圧ポンプ(H
ewlett Packard ModelHP 10
50 TI)につながっており、他方の一端は背圧制御
装置につながっている、内部直径1.6mm(1/16
インチ)および壁の厚さ1.3mm(0.050イン
チ)、長さ3.05メートル(10フィート)のステン
レス鋼チューブである。両端の間のチューブの部分で、
トルス型(torus−shaped)金属マンドレル
の周囲に、コイルが巻かれた。マンドレルは、チューブ
のコイルとマンドレルが変圧器の二次コイルとして機能
できるように、変圧器の一次コイルの上に位置された。
チューブのコイルは、さらに温度プローブの一端に取り
付けられた。温度プローブのもう一端は温度制御装置に
つなげられた。温度制御装置は、コイルの巻かれた鋼チ
ューブへ伝えられるインダクタンスの熱を制御する変圧
器の一次コイルに供給される電流を制御した。2500
gのアセトン、825gのOA、1008gのDA、6
66.7gのHBAおよび50.0gのジ−t−ブチル
ペルオキシドを混合することで、反応混合物を調製し
た。攪拌している間、窒素を混合物中でバブルした。ア
セトンが、毎分0.05から10ミリリトッル(ml/
min)の速さで高圧ポンプを経由してチューブの中に
通された。圧力は、20MPa(200バール)から3
5MPa(350バール)のレベルに維持された。マン
ドレルの温度を230℃にあげるために、変圧器の一次
コイルに電流が供給された。約15分後、ポンプにより
チューブの中を通された溶媒は、同じ速さ、温度、およ
び圧力でポンプによりチューブの中を連続して通された
反応混合物で置換された。溶媒がチューブから取り除か
れた後、生成物は背圧制御装置からの流出液として集め
られた。反応混合物の添加がほとんど完結した時に、溶
媒が、反応混合物と同じ速さ、圧力、および温度でポン
プによりチューブの中を通された。溶媒および残留モノ
マーは、ロータリーエバポレーターまたはワイプトフィ
ルムエバポレーターで取り除かれた。実施例1の得られ
た先駆物質マクロモノマーは、室温で液体であり、3.
8OA/4.6DA/4.2HBAの平均組成を有して
いた。実施例1は、GPCによって測定された、560
0のMw、2200のMn、および2.6の多分散性を
有していた。先駆物質マクロモノマーの約70%が、末
端不飽和を含んでいた。
【0035】実施例2−窒素官能性マクロモノマーの調
製 実施例2.1:500gの実施例1の先駆物質マクロモ
ノマー、および24.9gのAPPを含む混合物を、最
初80℃で3時間加熱し、その後90℃で10時間加熱
した。相対的な転化率は、先駆物質モノマーの−OCH
−プロトンに対するC=C−HプロトンのプロトンN
MR積分を用いて追跡された。120℃でさらに48時
間加熱した後、積分比は、先駆物質マクロモノマーの5
6%が窒素官能性マクロモノマーに転化されたことを示
した。次に、さらに6.2gのAPPを混合物に加え
た。混合物は、120℃でさらに24時間加熱された。
窒素官能性マクロモノマーの収率は、約60%であっ
た。混合物は、未反応のアミンおよび他の不純物を取り
除くためにワイプトフィルムエバポレーターを通過させ
られ、褐色の液体を得た。実施例2.2:350gの実
施例1の先駆物質マクロモノマー、および12.5gの
DMAPAを含む混合物を、最初80℃で3時間加熱
し、その後90℃で18時間加熱し、続いて120℃で
さらに24時間加熱した。この時点で、実施例2.1の
ようにして測定した転化率は、ごくわずかであった。混
合物に、50gのイソプロパノールを加え、その後混合
物を120℃で72時間加熱した。この反応期間の後、
73%の先駆物質マクロモノマーが窒素官能性マクロモ
ノマーに転化された。第2の部分のDMAPA3.1g
を混合物に加え、混合物を120℃で24時間加熱し
た。窒素官能性マクロモノマーの収率は、約80%であ
った。混合物は、未反応のアミンおよび他の不純物を取
り除くためにワイプトフィルムエバポレーターを通過さ
せられ、ライトブラウンの液体を得た。
【0036】実施例3−セミテレケリック窒素官能性オ
リゴマーの調製 合成:窒素官能性マクロモノマー、AA、HQ、および
トルエンの反応混合物が、Dean−Starkeトラ
ップおよびコンデンサー、温度計、エアースパージ(a
ir sparge)、オーバーヘッドブレードスタラ
ー(overhead blade stirre
r)、ならびにセラムストッパー(serumstop
per)の装備された1リットルの4つ口丸底フラスコ
に加えられた。反応混合物を、110℃から120℃で
30分間加熱還流し、残留湿分を取り除いた。次に、触
媒、MSAを反応混合物に加え、反応混合物を、5から
8時間の間、加熱還流した。反応の経過は、反応混合物
から取り除かれる水を測定することでモニターされた。
さらなる水が取り除かれなくなった後、反応は、セミテ
レケリック窒素官能性オリゴマーを含む反応混合物を室
温まで冷却することで止められた。
【0037】
【表1】
【0038】精製:セミテレケリック窒素官能性オリゴ
マーは、第1に、MSAを取り除くために、予備乾燥さ
れたAmberlite IRN−78イオン交換樹脂
(Amberliteは、ローム アンド ハース カ
ンパニーの商標である)と反応混合物を、1時間混ぜる
ことで精製された。イオン交換樹脂は、ろ過によって取
り除かれ、トルエンですすがれた。次に、セミテレケリ
ック窒素官能性オリゴマーを、100℃から120℃お
よび13.3kPa(10mmHg)で、ワイプトフィ
ルムエバポレーターの中を通し、トルエン溶媒を取り除
いた。残留AAは、130℃および0.27kPa(2
mmHg)で、ワイプトフィルムエバポレーターを次に
通すことで取り除かれた。セミテレケリック窒素官能性
オリゴマーの滴定は、酸と窒素官能性基の部分的錯体形
成を示した。セミテレケリック窒素官能性オリゴマー
を、トルエンに溶解し、Amberlite IRN−
78イオン交換樹脂で処理し、錯体をつくった酸を除去
した。処理の後、約500ppmのHQを加え、トルエ
ンをセミテレケリック窒素官能性オリゴマーから蒸留し
た。実施例3.1および3.2のセミテレケリック窒素
官能性オリゴマーの平均組成は、NMRを用いて、第1
モノマー、第2モノマー、窒素官能基の残留分の比を決
定すること、および、GPCを用いて分子量を決定する
ことによって計算された。Mn、重量平均分子量に基づ
いて平均組成が計算され、表3.2に示した。BDDA
残基は、ペンダントAAとエステル化したHBA残基を
示している。窒素官能基は、出発物質アミンとして示
す。
【0039】
【表2】
【0040】実施例4−顔料分散剤としてのセミテレケ
リック窒素官能性オリゴマー 顔料スラリー:顔料スラリーは、5gの顔料と95gの
キシレンをショットミル(shot mill)に加
え、および混合物をペイントシェイカーで20分攪拌す
ることで調製された。顔料スラリーは、粗いペイントフ
ィルターを通してろ過され、シールされたビンに貯蔵さ
れた。顔料スラリーは、以下の顔料を含んで調製され
た。
【0041】
【表3】
【0042】分散剤溶液:分散剤溶液は、90gのキシ
レンに10gのセミテレケリック窒素官能性オリゴマー
を溶解することで調製された。分散させられた顔料サン
プル:顔料スラリーは、全ての沈降した顔料を再懸濁さ
せるために、振とうさせられた。小さなバイアルに、1
00μlの顔料スラリー、100μlの分散剤溶液、お
よび500μlのキシレンを加えた。バイアルはキャッ
プされ、超音波浴で10分間超音波処理された。分散さ
せられた顔料サンプルの評価:分散させられた顔料サン
プル1滴を顕微鏡スライドの上に置き、カバーグラスを
かぶせ、2分間置いた。顕微鏡スライド上のサンプル
は、250倍で顕微鏡を用いて観察された。フロキュレ
ーションは、大きな不規則な形をした粒子のかたまりと
して容易に観察された。よく分散させられたサンプル
は、かたまりのない均一な粒子の分布をしていた。サン
プルは、1から5のスケールにランク付けされ、1は非
常にかたまったサンプルを表し、一方、5はよく分散さ
せられたサンプルを表す。
【0043】
【表4】 比較例A:Ebecryl 450(UCB Chem
icals)
【0044】表4.2の結果は、本発明のセミテレケリ
ック窒素官能性オリゴマーが、実施例3.1および実施
例3.2によって例示されるように、マゼンタおよびブ
ラック顔料に対してよい顔料分散剤であったことを示し
ている。実施例3.2は、イエロー顔料に対しても、よ
い顔料分散剤であった。
【0045】実施例5−セミテレケリック窒素官能性オ
リゴマーを含む着色放射線硬化配合物の光硬化 着色された放射線硬化配合物は、10.0gの実施例
3.2、3.9gのIrgalite Rubine
L4BD顔料、10.0gのトリメチロールプロパント
リアクリレート(TMPTA)、および1.0gのIr
gacure 1173光重合開始剤(Irgacur
eはCiba Specialty Chemical
sの商標である)を混合することで、調製された。被覆
されたサンプルは、ドクターブレードを用いて、ガラス
スライドの上に、配合物の25μmの厚さのフィルムを
適用することで調製された。被覆されたサンプルは、H
バルブ(bulb)を装備したFusion Syst
ems UV プロッセサー(Fusion UV S
ystems、 Inc.)に1296mJ/cm
線量で曝した。本発明のセミテレケリック窒素官能性オ
リゴマーを含む被覆されたサンプルは、固体の不粘着性
のフィルムに硬化し、これは、セミテレケリック窒素官
能性オリゴマーが重合したことを示している。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年7月19日(2001.7.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 セミテレケリック窒素官能性オリゴマ
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロナルド・スコット・ベックリー アメリカ合衆国ペンシルバニア州19525, ギルバーツビル,クレマン・ロード・513 (72)発明者 マイケル・クレイマー アメリカ合衆国ジョージア州30101,アク ワース,シュガー・メイプル・レーン・ 2125 (72)発明者 バリー・クリフォード・ランゲ アメリカ合衆国ペンシルバニア州19446, ランズデール,バーリー・ウェイ・1031 (72)発明者 ピーター・ウェイスマン アメリカ合衆国ジョージア州30188,ウッ ドストック,シカモア・レーン・ナンバー 211・600 (72)発明者 デービッド・ウィリアム・ホワイトマン アメリカ合衆国ペンシルバニア州19438, ハーレーズビル,ブロード・ストリート・ 369 Fターム(参考) 4D077 AA03 AB04 AC05 BA03 CA03 CA12 CA13 CA15 DC02X DC03X DC04X DC42X DD18X DD19X DD32X 4J100 AA00P AB02P AB04P AC03Q AC37Q AD03Q AE01P AF06Q AF10P AG01P AG04Q AG08Q AG10Q AL02P AL03Q AL04Q AL05Q AL09P AL09Q AM15P AM17P AP16Q BA29H BA30H BA75Q BC43Q BC64H BC73H FA28 HA61 HC43

Claims (7)

    【特許請求の範囲】 セミテレケリック窒素官能性オリゴマー
  1. 【請求項1】式: RN−(CH−(NH)−A を有するセミテレケリック窒素官能性オリゴマー:〔式
    中、Aは、少なくとも1つのペンダントエチレン性不飽
    和を有するマクロモノマーの残基であり;Aは、2から
    50の範囲の重合度を有し;nは0または1であり;n
    が0の際には、mは0であり;nが1の際には、mは0
    から18の範囲の整数であり; i)RおよびRは、H、CからC12の分岐鎖、
    直鎖、および環状のアルキル;フェニル;ならびに置換
    フェニルからなる群から独立して選択される基であり;
    とRのどちらかのみがHである;または ii)RN−は、環状基である。〕
  2. 【請求項2】Aが式: [Y][Z]−H 〔式中、Yは、(メタ)アクリル酸のアルキルエステ
    ル、(メタ)アクリル酸のヒドロキシアルキルエステ
    ル、(メタ)アクリルアミド、N−置換(メタ)アクリ
    ルアミド、メチルビニルケトン、およびそれらの混合物
    からなる群から選択されるモノマーの残基であり;Z
    は、ペンダントエチレン性不飽和を有するモノマーの残
    基であり;yは1から49であり;zは1から49であ
    り;yとzの和は2から50である〕を有する、請求項
    1記載のセミテレケリック窒素官能性オリゴマー。
  3. 【請求項3】Aが式: CH−CH(X)−CH−[Y][Z]−H 〔式中、Yは、式:CH−CRを有し;R
    は、HまたはCHであり;Rは、−COOR
    −CONH、−CONHR、および−COCH
    らなる群から選択され;Rは、CからC12の分岐
    鎖、直鎖、または環状のアルキル基であり;Zは式:C
    −CRを有し;Rは、−COOR、−C
    ONHR、および−CONRからなる群から選
    択され;Rは、ペンダントエチレン性不飽和を含み;
    XはRまたはRであり;yは1から49であり;z
    は1から49であり;yとzの和は2から50である〕
    を有する、請求項1記載のセミテレケリック窒素官能性
    オリゴマー。
  4. 【請求項4】Aが式: CH−CH(R)C(O)−L−(CH−S
    −[Y][Z]−H 〔式中、Lは、エステル、ウレタン、アミド、アミン、
    およびエーテル結合からなる群から選択されるリンカー
    基であり;Rは、HまたはCHであり;Yは、オレ
    フィン、スチレン、置換スチレン、ビニルエステル、ビ
    ニルエーテル、(メタ)アクリル酸のアルキルエステ
    ル、(メタ)アクリル酸のヒドロキシアルキルエステ
    ル、(メタ)アクリルアミド、N−置換(メタ)アクリ
    ルアミド、およびメチルビニルケトンからなる群から選
    択されるモノマーの残基であり;Zは、ペンダントエチ
    レン性不飽和を有するモノマーの残基でありyは1から
    49であり;zは1から49であり;yとzの和は2か
    ら50であり;pは1から20である〕を有する、請求
    項1記載のセミテレケリック窒素官能性オリゴマー。
  5. 【請求項5】式: RN−(CH−(NH)−A 〔式中、Aは、少なくとも1つのペンダントエチレン性
    不飽和を有するマクロモノマーの残基であり;Aは、2
    から50の範囲の重合度を有し;nは0または1であ
    り;nが0の際には、mは0であり;nが1の際には、
    mは0から18の範囲の整数であり; i)RおよびRは、H、CからC12の分岐鎖、
    直鎖、および環状のアルキル;フェニル;ならびに置換
    フェニルからなる群から独立して選択される基であり;
    とRのどちらかのみがHである;または ii)RN−は、環状基である〕を有するセミテ
    レケリック窒素官能性オリゴマーの調製方法であり、 a)ペンダント官能基を有する末端が不飽和の先駆物質
    マクロモノマーを調製する工程; b)該末端が不飽和の先駆物質マクロモノマーの末端不
    飽和とアミンを反応させる工程;および c)該ペンダント官能基とエチレン性不飽和を含む改質
    剤を反応させる工程を含む、調製方法。
  6. 【請求項6】前記末端が不飽和の先駆物質マクロモノマ
    ーが、150℃から500℃の範囲の温度での重合によ
    って調製される、請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】重合が連続法である、請求項6記載の方
    法。
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