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JP2002116050A - 可搬型測定装置および測定システム - Google Patents

可搬型測定装置および測定システム

Info

Publication number
JP2002116050A
JP2002116050A JP2000310068A JP2000310068A JP2002116050A JP 2002116050 A JP2002116050 A JP 2002116050A JP 2000310068 A JP2000310068 A JP 2000310068A JP 2000310068 A JP2000310068 A JP 2000310068A JP 2002116050 A JP2002116050 A JP 2002116050A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
position information
measurement
portable
measuring device
analysis result
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000310068A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsukasa Satake
司 佐竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Horiba Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Horiba Ltd filed Critical Horiba Ltd
Priority to JP2000310068A priority Critical patent/JP2002116050A/ja
Publication of JP2002116050A publication Critical patent/JP2002116050A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N1/00Sampling; Preparing specimens for investigation
    • G01N1/02Devices for withdrawing samples
    • G01N2001/021Correlating sampling sites with geographical information, e.g. GPS
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/20Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters

Landscapes

  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】測定地点の分析データだけでなく、測定地点の
位置に関する情報も正確に把握することのできる可搬型
測定装置を提供する。 【解決手段】大気中の汚染物質の成分や濃度を測定する
ガス分析計1と、測定地点の位置情報を検出するための
GPS受信機2と、分析計1の測定値に基づいて算出さ
れた分析結果を測定地点の位置情報とともに表示部7に
表示するPC(パーソナルコンピュータ)等のデータ処
理手段4とから構成する。表示部7には測定地点が地図
上で表示され、分析結果がどの場所でのデータなのかが
正確にわかる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば大気中の
有害汚染物質等を測定するための可搬型測定装置に関
し、また、それを用いた測定システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、人体の健康へ悪影響を与えるとみ
られる有害大気汚染物質として、種々の揮発性有機化合
物(Volatile Organic Compounds ; VOCs)が問題
となっており、種類や発生源が多様化したこれらの汚染
物質を簡便に測定するための可搬型測定装置が実用に供
されている。この可搬型測定装置は、持ち運びが可能で
あることから、大気中の汚染物質の測定以外にも、作業
環境のモニタ、火災原因の解析、化学プラントにおける
配管の漏洩探知など、種々の用途に応用することができ
る。
【0003】図12は従来の可搬型測定装置の一例を示
している。図において、100はサンプルガスを測定し
てこれに含まれている成分や濃度の分析を行うポータブ
ル型のガス分析計、100aはサンプルガスをポンプで
吸引してガス分析計100に取り込むための管からなる
プローブ、200はガス分析計100での分析データを
処理して分析結果をディスプレイに表示するモバイル型
のPC(パーソナルコンピュータ)である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の可搬型測定
装置は、ガス分析計100およびPC200を持ち運べ
るので、場所の移動を伴う測定にはいたって便利である
が、PC200には分析結果が表示されるだけであっ
て、その分析結果がどの測定地点におけるデータなのか
を正確に知ることはできなかった。
【0005】また、従来の装置では、その測定装置で測
定されたその地点の分析データしか表示されないため、
他の測定地点における分析データと合せて多面的・総合
的なデータ把握を行うことができなかった。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑み、測定地点の
分析データだけでなく、測定地点の位置に関する情報も
正確に把握できる可搬型測定装置および測定システムを
提供することを課題としている。
【0007】また、本発明の他の課題は、自地点および
他地点の複数のデータによって分析結果をより多面的、
総合的に把握することのできる可搬型測定装置および測
定システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る可搬型測定装置は、持ち運びが可能な
測定器と、この測定器を用いて測定を行う測定地点の位
置情報を検出する位置情報検出手段とを備える。そし
て、測定器の測定値に基づいて算出された分析結果を、
位置情報検出手段により検出された測定地点の位置情報
とともに出力するようにしている(請求項1)。
【0009】このような手段によると、可搬型測定装置
には分析結果とともに測定地点の位置情報が出力される
ため、その分析結果がどの測定地点におけるデータなの
かを正確に知ることができ、非常時においても的確で迅
速な対応をとることができる。特に、測定器として、測
定時間が数秒〜数分程度の高速測定器を用いることによ
り、有害物質を短時間で検出して、迅速な安全性予測お
よび避難指令を行なうことができ、安全の確保が保証さ
れる。
【0010】本発明の典型的な実施形態としては、PC
などのデータ処理手段を設け、データ処理手段が、測定
地点の位置情報と当該測定地点における分析結果とを表
示部に表示することが考えられる(請求項2)。この場
合、データ処理手段が測定対象物の危険レベルを診断
し、危険レベルが一定値を超えているときは分析結果と
ともに警報を表示するようにしてもよい(請求項3)。
【0011】本発明における位置情報検出手段の典型的
な実施形態はGPS(Global Positioning System)受
信機であり、これによると、データ処理手段の表示部に
表示された地図上に測定地点が表示される(請求項
4)。したがって、測定地点の場所を視覚的に即座に知
ることができる。
【0012】本発明の可搬型測定装置は、位置情報およ
び分析結果の送受信を行う通信手段を設け、他の可搬型
測定装置の位置情報および分析結果を表示するように構
成することもできる(請求項5)。これによると、自地
点および他地点を含めた複数の測定地点のデータが表示
されるので、分析結果をより多面的、総合的に把握する
ことが可能となる。この場合、位置情報検出手段をGP
S受信機で構成して、データ処理手段の表示部に表示さ
れた地図上に各可搬型測定装置の測定地点を表示し、い
ずれかの測定地点が選択されたことに基づいて、当該測
定地点に関する分析結果を表示するようにしてもよい
(請求項6)。
【0013】次に、本発明に係る測定システムは、位置
情報検出手段と通信手段を備えた複数の可搬型測定装置
と、この各可搬型測定装置との間で通信を行うセンター
とからなる。そして、各可搬型測定装置は、通信手段を
介して位置情報および分析結果をセンターに送信すると
ともに、センターから他の可搬型測定装置の位置情報お
よび分析結果を受信して、自地点および他地点の位置情
報および分析結果を表示する(請求項7)。これによる
と、各可搬型測定装置に自他を含めた複数の測定地点の
データが表示される一方、センターにおいてもすべての
地点における位置情報と分析結果とを把握することがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る可搬型測定
装置の一例を示すブロック図である。可搬型測定装置A
は、測定器としてのガス分析計1と、このガス分析計1
で測定を行う測定地点の位置情報を検出する位置情報検
出手段としてのGPS受信機2と、ガス分析計1の測定
値に基づいて分析結果を算出するデータ処理手段として
のPC(パーソナルコンピュータ)4とを備えている。
【0015】ガス分析計1は、たとえば飛行時間型質量
分析計であって、分析対象であるサンプルをイオン化し
た後、一定エネルギーを与え、加速・飛行させた際にそ
れぞれのイオンの質量の違いから生ずる飛行速度の相違
を利用して物質種を特定するものである。1aはサンプ
ルガスをポンプで吸引してガス分析計1に取り込むため
の管からなるプローブで、ガス分析計1に付属してい
る。ガス分析計1は、ポータブル型のものであって、持
ち運び可能となっている。
【0016】GPS受信機2は、静止衛星であるGPS
衛星3から常時送信されてくるデータを受信して、測定
地点の位置を検出する。位置情報は、緯度および経度の
値からなる。なお、ここではGPS受信機2をガス分析
計1と独立して設けているが、ガス分析計1にGPS受
信機2を組み込んでもよい。
【0017】PC4は、たとえば汎用のモバイル型PC
であって、キーボードやマウス等を含む操作部5、CP
Uや入出力インターフェイス等を含む演算処理部6、C
RTやLCD等のディスプレイからなる表示部7、RO
M・RAM・ハードディスク等を含む記憶部8を備えて
いる。9は周辺機器としてPC4に接続される印字部で
あって、たとえばカラープリンタから構成される。印字
部9は必要により設けられる。PC4は、ガス分析計1
とGPS受信機2とが接続され、これらとともに持ち運
び可能となっている。
【0018】次に、図1の可搬型測定装置Aの動作につ
いて説明する。図2は動作を示すフローチャートであっ
て、演算処理部6によって実行される手順を示してい
る。この手順のもとになるソフトウエア(プログラム)
は、記憶部8のROMまたはハードディスクに格納され
ている。
【0019】まず、ガス分析計1を作動させて、プロー
ブ1aからサンプルガスをガス分析計1に取り込み、ガ
ス分析計1においてサンプル中に含まれる成分・濃度の
測定を行う(ステップS1)。次に、測定された成分・
濃度を、あらかじめ記憶部8に記憶されている物質情報
と比較して(ステップS2)、危険物で毒性のある成分
が一定量以上含まれているか否かを判定する(ステップ
S3)。判定の結果、有毒成分が一定量以上含まれてな
ければ(ステップS3;NO)、ステップS1に戻って
サンプルの測定を繰り返す。なお、このときの測定は、
たとえば5分間隔で繰り返される。
【0020】毒性のある成分が一定量以上含まれている
場合は(ステップS3;YES)、続いて、その成分に
よる危険レベルを診断する(ステップS4)。危険レベ
ルは、たとえば10段階からなり、図5のように、成分
ごとに濃度範囲に応じた危険レベル1〜10があらかじ
めテーブル20に設定されている。このテーブル20
は、記憶部8のROMに格納されている。
【0021】次に、演算処理部6はGPS受信機2が検
出した位置情報を取り込む(ステップS5)。その後、
ガス分析計1によって2回目のサンプル測定を行い(ス
テップS6)、再度危険レベルを診断する(ステップS
7)。そして、サンプル測定を所定回数実行したか否か
を判定し(ステップS8)、所定回数が終了してなけれ
ば(ステップS8;NO)、ステップS6へ戻ってサン
プル測定を行う。このようにサンプル測定を複数回行う
のは、有毒成分が時間とともに増加しているのか、減少
しているのか、あるいは一定なのかを監視して、危険度
ないし安全度の予測を行うためである。
【0022】所定回数のサンプル測定が終了すれば(ス
テップS8;YES)、次に演算処理部6は、分析計1
での測定データに基づいて、測定地点の位置情報ととも
に各種分析結果を出力する(ステップS9)。この出力
データは、表示部7の画面に表示される。
【0023】図3は、表示部7における測定地点の位置
情報の表示例である。位置情報表示画面10aには、測
定地点付近の地図が表示され、この地図上に測定地点A
を表すマーク11が表示される。これによって、測定者
は現在測定している地点がどの場所なのかを一目瞭然に
知ることができる。そして、この画面10aに表示され
たデータ表示ボタン12をマウスでクリックすると、表
示部7の画面は、図4に示したようなデータ表示画面1
0bに切り替わる。
【0024】データ表示画面10bには、分析計1で測
定された有毒物質に関する分析結果が表示される。13
は監視対象となっている物質名(たとえばベンゼン)、
14は図2のステップS7で診断された最新(現在)の
危険レベル、15は成分濃度の時間的変化を表したグラ
フ、16は警報を出力する基準となるアラームレベルを
表している。アラームレベル16は、危険レベルでいう
と、たとえばレベル7に設定されている。この例では、
濃度がアラームレベル16を超えて次第に増加する傾向
にあり、現在の危険レベルが8に達していることから、
危険レベル14の表示とともに避難の警報表示17が表
示されている。18は図3の位置情報表示画面10aに
戻るためのボタンである。
【0025】なお、図4ではグラフ15の縦軸に濃度を
とっているが、これに代えて危険レベルをとってもよ
い。また、分析計1で複数の有毒物質が検出された場合
は、図3の画面10aにおいてデータ表示ボタン12を
クリックすると、有毒物質の一覧が表示され、物質名を
クリックして選択することで図4の画面10bが表示さ
れるようにしてもよい。
【0026】このように、データ表示画面10bに濃度
の時間的変化15や危険レベル14、警報表示17など
が表示されることで、測定者は当該地点における安全性
の予測や避難の必要性などを迅速・正確に判断すること
ができ、有毒物質に対してすみやかな対応をとることが
可能となる。しかも、これらのデータに加えて画面10
aに測定地点の位置情報が表示され、分析データと位置
情報とが関連付けられる結果、たとえば避難経路や避難
場所の指示などを的確に行うことができる。ここで、人
体に有害な物質をすみやかに検出し、早期に緊急避難警
報を出して安全の確保を図るためには、ガス分析計1と
して測定時間が数秒〜数分程度の高速ガス分析計を用い
ることが好ましい。
【0027】なお、上記の例では図3の位置情報表示画
面10aと、図4のデータ表示画面10bとを切り替え
て表示しているが、これらの各画面10a,10bを表
示部7に並べて表示してもよい。
【0028】図6は、本発明の他の実施形態に係る可搬
型測定装置を示すブロック図である。ここに示した可搬
型測定装置A´は、PC4に通信手段としての通信部3
0が追加されている他は、図1の可搬型測定装置Aの構
成と変わりはない。したがって、図1と同一部分には同
一符号を付して重複部分の説明は省略する。
【0029】通信部30はモデム等を含んで構成されて
おり、位置情報および分析結果の送受信を行う。すなわ
ち、可搬型測定装置A´の位置情報および分析結果を他
の可搬型測定装置(通信部を有する)に送信し、また、
他の可搬型測定装置から当該装置での位置情報および分
析結果を受信する。その結果、可搬型測定装置A´にお
いては、PC4の表示部7に自地点および他地点を含め
た複数の測定地点の位置情報および分析結果が表示され
る。
【0030】図7は、これを実現するためのシステムで
あって、本発明に係る測定システムの一例を示してい
る。41〜43は可搬型測定装置であって、それぞれ図
6の可搬型測定装置A´と同じ構成を備えている。3は
前述したGPS衛星であって、各測定装置41〜43
は、このGPS衛星3からデータを取得して現在位置を
検出する。44は無線基地局、45は無線基地局44に
回線で接続されたセンター、46はセンター45に備え
られたサーバーである。
【0031】無線基地局44は、各測定装置41〜43
から位置情報および分析結果のデータを受信してセンタ
ー45に送り、センター45は送られてきたデータをサ
ーバー46に保存する。また、センター45は、サーバ
ー46のデータを無線基地局44から各測定装置41〜
43へ送信する。こうして、無線基地局44およびセン
ター45を介して、各測定装置41〜43は相互に通信
を行うことができ、これによって、上述したように、測
定装置41〜43の表示部7に各測定地点の位置情報お
よび分析結果が表示される。
【0032】図8は、上記システムにおいて各測定装置
41〜43の表示部7に表示される位置情報表示画面の
例を示している。位置情報表示画面50aの地図上に
は、センター45から送信されてくる位置情報に基づい
て、測定装置41の測定地点Aを表すマーク51、測定
装置42の測定地点Bを表すマーク52、測定装置43
の測定地点Cを表すマーク53が表示されている。
【0033】今、測定装置41の位置情報表示画面50
aにおいて、マーク51をクリックすると、画面が先の
図4のようなデータ表示画面10bに切り替わり、測定
地点Aにおける分析結果が表示される。また、測定装置
41の位置情報表示画面50aにおいて、マーク52を
クリックすると、通信部30からセンター45に対して
データ送信を要求する信号が送られ、サーバー46に格
納されている測定地点Bのデータ(測定装置42が測定
したデータ)がセンター45から測定装置41へ送信さ
れる。測定装置41の通信部30がこれを受信すると、
表示部7の画面が図9のようなデータ表示画面50bに
切り替わり、測定地点Bにおける分析結果が表示され
る。同様にして、測定装置41の位置情報表示画面50
aにおいて、マーク53をクリックすると、測定地点C
のデータ(測定装置43が測定したデータ)がセンター
45から測定装置41へ送信され、表示部7の画面が図
10のようなデータ表示画面50cに切り替わり、測定
地点Cにおける分析結果が表示される。図9および図1
0では、濃度がアラームレベル16を超えておらず、現
在の危険レベル14のレベル値が小さいので、図4のよ
うな警報表示17は表示されていない。
【0034】このようにして、図7のシステムによる
と、各測定装置41〜43において、自己の測定データ
だけでなく、他の測定装置が測定したデータも表示させ
ることができ、これによって危険情報を2次元的に収集
して、分析結果をより多面的、総合的に把握することが
できる。また、センター45においてもすべての地点に
おける位置情報と分析結果とを把握することができると
ともに、サーバー46に蓄積された各測定装置41〜4
3のデータを利用して、種々の分析を行うことも可能と
なる。たとえば、等濃度線図のようなものを作成して、
データで各測定装置41〜43に配信することができ
る。
【0035】なお、図8では測定地点を3箇所とした
が、これは一例であって、測定地点の数は任意に選定す
ることができる。測定装置の数を増やすことによって測
定地点は増加し、より精度の高い測定が可能となる。ま
た、測定装置が可般型であることから、1台の測定装置
を場所を替えて移動しながら、複数地点での測定を行う
こともできる。この場合も、短時間で多くの情報を取得
するためには、高速測定器を用いるのが好ましい。さら
に、図7では各測定装置41〜43とセンター45との
間を無線で通信する例を示したが、無線に代えて有線で
通信を行うようにしてもよい。また、通信の手段として
はインターネットを利用してもよいし、専用の回線を使
用するものであってもよい。
【0036】図11は、位置情報表示画面50a(図
8)の他の実施形態を示している。ここでは、警報が出
ている測定地点Aのマーク51aが点滅するようになっ
ている。点滅に代えて、マーク51aの色を他のマーク
52,53の色と異なる色(赤色など)で表示したり、
マーク51aの輝度を他のマーク52、53の輝度より
も高くするなどの手段を採用してもよい。あるいは、こ
れらの手段を任意に組み合わせてもよい。この実施形態
によると、警報が出ている危険レベルの高い測定地点を
地図上で即座に判別できるので、迅速な対応をとること
が可能となる。
【0037】本発明は、上述した以外にも、種々の実施
形態を採用することができる。たとえば、上記実施形態
では、データ処理手段としてのPC4をガス分析計1と
は別に設けたが、ガス分析計1にPC4を構成する要素
5〜8を組み込んで、ガス分析計1とデータ処理手段と
を一体化してもよい。
【0038】また、上記実施形態においては、位置情報
と分析結果の出力形態として、表示部7の画面に表示さ
せる例を挙げたが、表示に加えて、あるいは表示に代え
て、出力データを印字部9によって用紙に印刷するよう
にしてもよい。したがって、表示部7と印字部9とはい
ずれか一方のみを設けてもよい。
【0039】また、上記実施形態においては、位置情報
の検出にGPSの測位システムを利用したが、本発明で
は、GPS以外の通信衛星を用いた測位システムを利用
することも可能である。
【0040】さらに、上記実施形態では、測定器として
ガス分析計を例に挙げたが、本発明はこれに限らず、放
射線計測器のような測定器を用いる場合にも適用するこ
とができる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、分析結果とともに測定
地点の位置情報が出力されるため、分析結果がどの測定
地点におけるデータなのかが正確にわかり、的確で迅速
な対応をとることができる。
【0042】また、本発明の測定システムでは、各測定
装置に自地点と他地点を含む複数のデータを表示させる
ことができるので、分析結果をより多面的、総合的に把
握することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る可搬型測定装置のブロック図であ
る。
【図2】可搬型測定装置の動作を示すフローチャートで
ある。
【図3】位置情報表示画面の例である。
【図4】データ表示画面の例である。
【図5】危険レベルのテーブルを示す図である。
【図6】他の実施形態に係る可搬型測定装置のブロック
図である。
【図7】本発明に係る測定システムの概略構成図であ
る。
【図8】位置情報表示画面の例である。
【図9】データ表示画面の例である。
【図10】データ表示画面の例である。
【図11】位置情報表示画面の他の例である。
【図12】従来の可搬型測定装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 ガス分析計(測定器) 2 GPS受信機(位置情報検出手段) 3 GPS衛星 4 パーソナルコンピュータ(データ処理手段) 7 表示部 10a 位置情報表示画面 10b データ表示画面 14 危険レベル 17 警報表示 30 通信部(通信手段) 41〜43 可搬型測定装置 45 センター 50a 位置情報表示画面 50b,50c データ表示画面 A、A´ 可搬型測定装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】持ち運びが可能な測定器と、この測定器を
    用いて測定を行う測定地点の位置情報を検出する位置情
    報検出手段とを備え、 前記測定器の測定値に基づいて算出された分析結果を、
    前記位置情報検出手段により検出された測定地点の位置
    情報とともに出力することを特徴とする可搬型測定装
    置。
  2. 【請求項2】持ち運びが可能な測定器と、この測定器を
    用いて測定を行う測定地点の位置情報を検出する位置情
    報検出手段と、前記測定器の測定値に基づいて分析結果
    を算出するデータ処理手段とを備え、 前記データ処理手段は、前記位置情報検出手段により検
    出された測定地点の位置情報と、当該測定地点における
    分析結果とを表示部に表示することを特徴とする可搬型
    測定装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の可搬型測定装置におい
    て、データ処理手段は測定対象物の危険レベルを診断
    し、危険レベルが一定値を超えているときは前記分析結
    果とともに警報を表示することを特徴とする可搬型測定
    装置。
  4. 【請求項4】請求項2または請求項3に記載の可搬型測
    定装置において、前記位置情報検出手段はGPS受信機
    であって、データ処理手段の表示部は地図上に測定地点
    を表示することを特徴とする可搬型測定装置。
  5. 【請求項5】持ち運びが可能な測定器と、この測定器を
    用いて測定を行う測定地点の位置情報を検出する位置情
    報検出手段と、前記測定器の測定値に基づいて分析結果
    を算出するデータ処理手段と、位置情報および分析結果
    の送受信を行う通信手段とを備え、 前記データ処理手段は、前記位置情報検出手段により検
    出された測定地点の位置情報と、当該測定地点における
    分析結果とを表示部に表示するとともに、前記通信手段
    が受信した他の可搬型測定装置の位置情報および分析結
    果を前記表示部に表示することを特徴とする可搬型測定
    装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の可搬型測定装置におい
    て、前記位置情報検出手段はGPS受信機であって、デ
    ータ処理手段の表示部は地図上に各可搬型測定装置の測
    定地点を表示し、いずれかの測定地点が選択されたこと
    に基づいて、当該測定地点に関する分析結果を表示する
    ことを特徴とする可搬型測定装置。
  7. 【請求項7】持ち運びが可能な測定器と、この測定器を
    用いて測定を行う測定地点の位置情報を検出する位置情
    報検出手段と、前記測定器の測定値に基づいて分析結果
    を算出するデータ処理手段と、位置情報および分析結果
    の送受信を行う通信手段とを備えた複数の可搬型測定装
    置、および前記各可搬型測定装置との間で通信を行うセ
    ンターからなり、 各可搬型測定装置は、通信手段を介して位置情報および
    分析結果をセンターに送信するとともに、センターから
    他の可搬型測定装置の位置情報および分析結果を受信
    し、 各可搬型測定装置のデータ処理手段は、位置情報検出手
    段により検出された測定地点の位置情報と、当該測定地
    点における分析結果とを表示部に表示するとともに、前
    記通信手段が受信した他の可搬型測定装置の位置情報お
    よび分析結果を前記表示部に表示することを特徴とする
    測定システム。
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