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JP2002115458A - 出窓ユニットおよび出窓ユニットの施工方法 - Google Patents

出窓ユニットおよび出窓ユニットの施工方法

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JP2002115458A
JP2002115458A JP2000309400A JP2000309400A JP2002115458A JP 2002115458 A JP2002115458 A JP 2002115458A JP 2000309400 A JP2000309400 A JP 2000309400A JP 2000309400 A JP2000309400 A JP 2000309400A JP 2002115458 A JP2002115458 A JP 2002115458A
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JP
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bay window
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roof
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bay
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JP2000309400A
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Kazuhito Iida
和仁 飯田
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋根を独立に設ける出窓の建築現場での施工
を簡略化することができる出窓ユニットおよび出窓ユニ
ットの施工方法を提供すること。 【解決手段】 出窓の屋根を構成する出窓屋根部品の軒
先部が出窓本体の前面部に設けた受け材に係合し、出窓
本体の側面と出窓屋根部品とは当接している出窓屋根の
構成にして、出窓屋根の施工を容易に行えるようにす
る。また、出窓下端部に設ける下端水切材の取付作業に
ついても、出窓本体と下端水切材との間に設ける取付部
材を介して取り付けることにより、容易に正確な位置に
取り付けることができるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の躯体から突
出して設けられる出窓を構成する出窓ユニットおよび出
窓ユニットの施工方法に関する。
【0002】
【背景の技術】一般に、出窓を設ける場合には、その出
窓に独立した屋根が設けられることが多い。しかし、出
窓に独立した屋根を設けることは、構造が複雑になるた
めに施工に手間がかかり、出窓の施工性の向上が求めら
れている。そのような課題に対し、特開平10−306
656号公報に記載の技術では、出窓を建物の軒先部に
近い高さに達する位置に設け、建物の屋根の軒先部の樋
カバーを出窓の屋根に兼用する構成にして対応してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術には次
のような課題があった。特開平10−306656号公
報に記載の技術では、出窓に独立した屋根を設けるかわ
りに、出窓を建物の軒先部に近い高さに達する位置に設
ける構成となっており、出窓の設置場所が限られる。本
発明は上記課題を鑑みてなされるものであり、屋根を独
立に設ける出窓の建築現場での施工を簡略化することが
できる出窓ユニットおよび出窓ユニットの施工方法を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題に対し、請求項
1の発明は、例えば図1、図3、図4、図5に示すよう
に、躯体1より外方に突出して設けられる出窓2を構成
する出窓ユニットにおいて、躯体1に取り付けられる出
窓本体3と、前記出窓本体3の上部に取り付けられる出
窓屋根部品4と、前記出窓本体3に取り付けられ、前記
出窓屋根部品4の軒先部41を出窓本体3に係合する受
け材5とを備え、前記出窓屋根部品4の軒先部41は出
窓本体3の前面部において前記受け材5に係合され、前
記出窓屋根部品4の側面部42,42は前記出窓本体3
の側面に貼設された外装材6,6表面に当接されている
ことを特徴としている。
【0005】請求項1の発明によれば、前記出窓本体3
の前面部には受け材5が設けられ、前記出窓屋根部品4
の軒先部41は前記受け材5に係合されるので、出窓屋
根部品4を出窓本体3に容易に係止できる。この際、出
窓屋根部品4の側面部42,42は、前記出窓本体3の
外装材6,6の表面に当接しているので、出窓屋根部品
4の上下動が可能であり、前記出窓屋根部品4を前記受
け材5に係合させる作業が容易に行える。よって、前記
出窓屋根部品4を前記出窓本体3に容易に取り付けるこ
とができ、施工作業が軽減できる。
【0006】出窓本体3は、出窓2の主要部を構成する
部材であり、例えば、出窓2に取り付ける窓枠に合わせ
て複数のパネルによって枠が形成されるものがある。な
お、その枠の表面には外装材6が設けられる場合があ
る。
【0007】出窓屋根部品4は、前記出窓本体3の上面
部を覆う出窓屋根を形成する部品であり、出窓2の外観
上の装飾効果と庇の機能を果たすものであり、例えば、
傾斜屋根の形状を有するものや、陸屋根の形状を有する
ものがある。
【0008】請求項2の発明は、図4および図5に示す
ように、請求項1記載の出窓ユニットにおいて、前記躯
体1に当接する前記出窓屋根部品4の基端部44の裏面
と、前記躯体1に当接する前記出窓本体3の基端部の上
面との間には調整材7が設けられていることを特徴とし
ている。
【0009】調整材7は、例えば、長尺な角材であり、
外装材の端材からなり、長尺な辺が出窓2の基端部に沿
うようにして設けられるものである。
【0010】請求項2の発明によれば、前記躯体1に当
接する前記出窓屋根部品4の基端部44の裏面と、前記
躯体1に当接する前記出窓本体3の基端部の上面との間
には調整材7が設けられているので、出窓屋根部品4を
安定的に支持し、前記出窓本体3および躯体1への出窓
屋根部品4の取り付けを容易に行える。また、出窓屋根
部品4上部から加わる力に対する補強材としての効果を
奏し、例えば、施工時に作業者が前記出窓屋根部品4に
乗った場合にも、該出窓屋根部品4が所定の取付位置か
ら下方にずれることを防ぐ。
【0011】請求項3の発明は、図3および図7に示す
ように、請求項1または2に記載の出窓ユニットにおい
て、前記出窓本体3下端部には下端水切材17が出窓本
体3の下端縁部に沿って設けられ、前記下端水切材17
は、複数の取付部材18を介して前記出窓本体3の下端
縁部に取り付けられており、前記取付部材18は、前記
下端水切材17または出窓本体3の下端縁部に所定間隔
で複数取り付けられていることを特徴としている。
【0012】請求項3の発明によれば、前記出窓本体3
下端部には下端水切材17が出窓本体3の下端縁部に沿
って設けられているので、躯体1より突出していること
により雨がかかりやすい出窓2において、出窓2より下
方の壁面に雨水等が伝わって壁面が汚れたり、浸水する
ことを防ぐことができる。また、前記下端水切材17
は、複数の取付部材18を介して前記出窓本体3の下端
縁部に取り付けられており、前記取付部材18は、前記
下端水切材17または出窓本体3の下端縁部に所定間隔
で複数取り付けられているので、下端水切材17の取付
位置がずれたり歪んだりすることがない。よって、下端
水切材17の取り付け作業を容易かつ正確に行うことが
できる。
【0013】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
かに記載の出窓ユニットにおいて、前記外装材6は、該
出窓本体3の側面部全面を覆うようにして取り付けられ
ることを特徴としている。
【0014】請求項4の発明によれば、前記外装材6
は、該出窓本体3の側面部全面を覆うようにして取り付
けられるので、図5に示すように、出窓屋根部品4が外
装材6の上端部を覆う構成となり、雨水等が外装材6よ
り内側に入ることがない。よって、出窓本体3への浸水
をより確実に防ぐことができる。さらに、出窓屋根部品
4と前記出窓本体3の接合部における防水の為のコーキ
ングの作業を簡略化でき、施工作業が軽減される。ま
た、前記外装材6は前記出窓本体3の側面部の下端まで
覆っているので、出窓本体3下端部の内部への雨水等の
浸水も防ぐことができる。
【0015】請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれ
かに記載の出窓ユニットの施工方法において、まず、前
記出窓本体3を前記躯体1に取り付け、次に、前記出窓
屋根部品4を前記出窓本体3に前記出窓屋根部品4の側
面部42,42が前記外装材6,6表面に当接するよう
にして覆い、次に、前記出窓屋根部品4を該出窓屋根部
品4の軒先部41において、前記受け材5に係合させる
ことを特徴としている。
【0016】請求項5の発明によれば、まず、前記出窓
本体3が前記躯体1に取り付けられ、次に、前記出窓屋
根部品4を前記出窓本体3に前記出窓屋根部品4の側面
部42,42が前記外装材6,6に当接するようにして
覆うので、前記出窓屋根部品4を前記出窓本体3に被せ
れば適切な取付位置に容易に誘導できる。また、その次
に、前記出窓屋根部品4をその軒先部41において、前
記受け材5に係合させるので、出窓2の軒先部におい
て、出窓屋根部品4を受け材5に係合させるだけで前記
出窓屋根部品4が容易に取り付けられる。この際、出窓
屋根部品4の側面部42,42は、前記出窓本体3の外
装材6,6表面に当接しているだけなので、出窓屋根部
品4の上下動が可能であり、前記出窓屋根部品4を前記
受け材5に係合させる作業が容易に行える。これによっ
て、屋根を独立に設ける出窓2の建築現場での施工を簡
略化することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る出窓ユニットについて説明する。図3は本発明の出窓
ユニットの実施の形態の一例を示す分解斜視図である。
図3において、符号3は出窓本体、符号4は出窓屋根部
品、符号5は受け材、符号6は外装材、符号17は下端
水切材であり、これらによって出窓ユニットの主要部が
構成されている。
【0018】出窓本体3は、図2の出窓本体3の斜視
図、図4および図5の出窓ユニットの上端部断面図に示
すように、出窓2に取り付ける窓枠の寸法に合わせて、
屋根パネル8と床パネル9と側壁パネル10,10とに
よって矩形枠に組まれている。この矩形枠の前面側に
は、4本の角材からなる枠体11が取り付けられてい
る。この枠体11の前面上端部には合板からなる横胴縁
19が枠体11上部に沿って貼設され、さらにその表面
には外装材6が貼設されている。屋根パネル8上面に貼
設された合板21の表面には耐水シート22が貼設さ
れ、この耐水シート22は出窓本体3の前面上端部に設
けられた横胴縁19と出窓本体3の枠体11との間に挟
まれて前面上部の枠体11の端部まで貼設されている。
出窓本体3の側面には縦胴縁15,15が貼設され、さ
らにその表面には外装材6が側壁パネル10,10全面
に貼設されている。そして、出窓本体3の前面部と側面
部との接合部の出隅部分には、さらに外装材6の出隅役
物20が貼設されている。
【0019】出窓屋根部品4は、図3に示すように、前
記出窓本体3の屋根パネル8を覆う面積を有し、出窓本
体3の前面の縁部に向かって下方に傾斜する前面傾斜部
46aと両側の側面の縁部に向かって下方に傾斜する側
方傾斜部46b,46bとで構成される出窓屋根本体4
6と、該出窓屋根本体46の先端縁部に連続して形成さ
れた側壁部47とを鋼板で成形してなる部材である。ま
た、図4および図5に示すように、側壁部47は、前記
出窓屋根本体46の縁部から連続して側面を形成し、そ
の上端部には外方に開口する溝45が設けられている。
該溝45の下方は外方へ向けて突出している。そして、
その突出部分のさらに下方では内側に直角に折り曲げら
れて水平な下端面を形成し、さらに上方へ向けて垂直に
折り曲げられているが、その端部は前記出窓屋根部品4
の軒先部41と側面部42,42とで構成が異なる。軒
先部41では出窓2の内側方向に鈎状に突出する係合部
43が設けられるのに対し、側面部42,42では、端
部がそのまま上方に向かって垂直に延びている形状とな
っている。
【0020】なお、出窓屋根本体46の前面傾斜部46
aの裏面には、前記前面傾斜部46aを補強するための
合板14が貼設されている。さらに、外装材の端材から
なる長尺な角材である調整材7が前記合板14の基端部
側の端部に沿って設けられている。
【0021】受け材5は、図4に示すように、鋼板から
なる断面略J字状の形状の部材であり、水平方向にコ字
状に開口する溝と上方に開口する略U字状の溝とが連続
して垂直に向き合い、略U字状の溝側の端部は、溝の内
側方向に鋭角に曲折して係合部51を形成している。こ
の受け材5は前記出窓本体3の上端部は上端前面の横胴
縁19に当接しており、枠体11に取り付けられてい
る。なお、前記受け材5の下端背面と前記枠体11との
間に設けられる隙間Sはサッシ枠25が挿入される溝と
なる。
【0022】外装材6は、出窓本体3の側面および前面
を覆うように取り付けられる部材であり、防火性等を有
する板状の素材を用い、意匠性を高める模様が形成され
ている。なお、前記外装材6は、横胴縁19,19ある
いは縦胴縁15,15に貼設される。
【0023】下端水切材17は、図3、図6および図7
に示すように、出窓下端の縁部三方を囲むように成形さ
れた一つの部材からなる。その断面は上方が開口した溝
状をなし、溝の前面側の端部は内側上方に傾斜するよう
に延在した後、上端部は出窓本体3の壁面に沿うように
上下方向に延びている。他方、溝の背面側の上端部は背
面側に垂直に突出し、出窓本体3下面に沿うように延び
ている。
【0024】また、図6,図7および図8に示すよう
に、取付部材18は、前記下端水切材17を正確にかつ
容易に取り付けるための補助部材であり、二平面が直交
してL字状をなし、平面部には釘12を打ち込む釘穴が
設けられている。この取付部材18を前記下端水切材1
7の内側に、所定間隔で複数設けることによって、前記
下端水切材17の取付位置を誘導し、取付位置の歪みを
防ぐことができるようになっている。
【0025】次に、本実施の形態の出窓ユニットの施工
方法について説明する。まず、予め工場にて形成された
出窓本体3を躯体1を構成する壁面に取り付ける。この
とき、図3に示すように、コーチスクリュー23,23
を所定の位置に、躯体を構成する壁パネル1の壁面の裏
面から挿通する。出窓本体3と壁パネル(躯体)1との
当接面側の側壁パネル10には、前記コーチスクリュー
23,23が螺合される図示しない挿入孔が左右に取り
付けられており、前記コーチスクリュー23,23を螺
合させて出窓本体3を躯体1に取り付け、接着剤および
釘(図示せず)にて固定する。
【0026】次に、出窓屋根部品4を出窓本体3に取り
付ける。前記出窓屋根部品4を前記出窓本体3の上方か
ら該出窓本体3の両端部と出窓屋根部品4の側面部4
2,442の内側とが接合する位置で嵌合するように出
窓本体3の上面に覆い被せる。続いて、出窓本体3の前
面部に取り付けられている受け材5の係合部51と前記
出窓屋根部品4の軒先部41の係合部43とが当接する
位置まで、出窓屋根部品4を基端部44側に押し込み、
その位置で、出窓屋根部品4を上方に持ち上げながら、
さらに押し込み前記受け材5に前記出窓屋根部品4の係
合部43を係合させる。このとき、前記出窓屋根部品4
の基端部44の裏面には前記調整材7が設けられている
ので、該出窓屋根部品4の上面の傾斜角度によって、出
窓屋根部品4の基端部44が所定位置から下方にずれる
ことがなく、容易に取り付けることができる。次いで、
出窓屋根部品4の溝45に所定間隔で設けられた釘穴
(図示せず)に、外方から釘12を打ち込み、出窓屋根
部品4を出窓本体3に固定する。
【0027】なお、出窓屋根部品4を出窓本体3に固定
した後、前記出窓屋根部品4の基端部44には、図3お
よび図5に示すように、該出窓屋根部品4の前記出窓屋
根本体46の側方傾斜部46bと、側面の凹凸部分を覆
うカバー48が取り付けられる。このとき、前記カバー
48と出窓屋根部品4の側面部42,42との間に生じ
る隙間には固着材16が取り付けられる。このカバー4
8によって、出窓屋根部品4の基端部44を覆うので、
壁パネル(躯体)1の外装材24を、出窓屋根部品4の
基端部44側の端部の形状に合わせて切断する必要がな
く、基端部における壁パネル(躯体)1の外装材24の
取り付けを容易に行うことができる。さらに、出窓本体
3に当接しているだけである出窓屋根部品4の側面部4
2,42を補強し、該出窓屋根部品4の側面部42,4
2の浮きを防ぐ効果を奏する。
【0028】次いで、図7および図8に示すように、予
め前記下端水切材17の内側の所定位置に貼設された9
個の取付部材18を挟むようにして下端水切材17を取
り付け、外方から前記下端水切材17および取付部材1
8に設けられた釘穴を通して、出窓本体3の下端部に釘
12で打ち付けて固定する。次に、出窓本体3下端側に
予め貼設されている横胴縁19に外装材6を取り付け
る。よって、出窓本体3の前面側の前記下端水切材17
と取付部材18とは外装材6と出窓本体3との隙間に取
り付けられることとなる。下端水切材17をこのような
構成で取り付けることによって、前記下端水切材17と
取付部材18との接合面が外装材6に覆われて外部に露
出せず、下端水切材17の内部に雨水等が浸水すること
がない。
【0029】このようにして出窓ユニットの取り付けを
終えたら、前記出窓屋根部品4の基端部44と躯体1と
の接合部にシール材13を貼り付けたり、出窓屋根部品
4の側面42,42の各接合部に防水等の為にコーキン
グを施す等、全体の仕上げ処理を適宜行い施工を終了す
る。
【0030】上記実施の形態の例によれば、前記出窓屋
根部品4の両側面部が出窓本体3の側壁パネル10,1
0の全面に設けられた外装材6に当接するようにして、
出窓本体3の上部を覆っているので、出窓屋根部品4を
容易に取り付けられる。また、その前面部を前記受け材
5に係合する時に左右にずれることがない。よって、出
窓本体3に出窓屋根部品4を容易に取り付けることがで
きる。
【0031】なお、図5に二点鎖線で示すように、本発
明の実施の形態と異なり、例えば、出窓本体3の側壁パ
ネル10,10にも係合部を備えた受け材30を設けた
場合、側壁パネル10,10に取り付けた縦胴縁15,
15および外装材6は、図中Lの位置で上部を切断し、
前記受け材30の下端面に当接する構成となる。そし
て、その当接部における浸水を防ぐために、符号31に
示す位置にコーキングを行う必要がある。一方、本願発
明にかかる実施の形態の例によれば、前記出窓屋根部品
4が、出窓本体3の外装材6の上端部も含めて覆う構成
となっているので、前記出窓屋根部品4にかかった雨水
等が、外装材6上端部から入ることがなく、出窓本体3
内部に浸水することを防ぐことができる。このような構
成によって、外装材6と出窓屋根部品4との当接面にお
けるコーキングの箇所を減らすことが可能となり、施工
作業が軽減される。
【0032】また、前記下端水切材17の内側に取り付
けられた取付部材18の角部の内側と前記出窓本体3の
下端の角部とが当接するので、前記取付部材18によっ
て、下端水切材17の取付位置が誘導され、容易かつ正
確に前記下端水切材17を取り付けることができる。
【0033】このように、上記出窓ユニットの例によれ
ば、設置位置の制約を受けることなく出窓の屋根を独立
に設ける出窓を容易に施工することができる。
【0034】なお、本実施の形態の例では、出窓本体3
の形状を矩形としたが、これに限定するものではなく、
例えば、側面が内側方向に傾斜している形状等、要は、
出窓2に設けられる窓の形状に沿うものであればよい。
また、出窓屋根部品4は鋼板製としたが、これに限定す
るものではなく、要は耐水性を有するものであればよ
い。また、出窓ユニットを取り付ける躯体1を壁パネル
としたが、これに限定するものではなく、一般の工法で
施工された躯体の壁面などでもよく、要は躯体を構成す
る壁面に出窓2が取り付け可能な構成であればよい。ま
た、受け材5の形状も実施の形態の一例であり、前記出
窓屋根部品4を係合する係合部51を有するものであれ
ばよい。
【0035】また、取付部材18を前記下端水切材17
の内側の前記出窓本体3と当接する位置に設けたが、こ
れに限定するものではない。例えば、取付部材18を前
記出窓本体3の枠体11の下端部に所定間隔で複数設け
ることとしてもよく、要は、前記下端水切材17と前記
出窓本体3の下端部との間に取付部材18を介して前記
下端水切材17が前記出窓本体3の下端縁部に取り付け
られるものであればよい。
【0036】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、前記出窓本体
に設けられた受け材によって、前記出窓屋根部品は前記
受け材に係合されるので、出窓屋根部品を出窓本体に容
易に装着できる。この際、出窓屋根部品の側面部は、前
記出窓本体の外装材に当接しているので、出窓屋根部品
の上下動が可能となり、前記出窓屋根部品を前記受け材
に係合させる作業が容易に行える。よって、前記出窓屋
根部品を前記出窓本体に容易に取り付けることができ、
施工作業が軽減できる。なお、前記出窓屋根部品の側面
部が当接するのは前記外装材表面であるので、前記出窓
屋根部品にかかった雨水等が、外装材によって防水さ
れ、出窓本体内部に浸水することを防ぐことができる。
【0037】請求項2の発明によれば、請求項1と同様
の効果を得ることができるのはもちろんのこと、前記躯
体に当接する前記出窓屋根部品の基端部の裏面と、前記
躯体に当接する前記出窓本体の基端部の上面との間に設
けられた調整材によって、出窓屋根部品を安定的に支持
し、前記出窓本体および躯体への出窓屋根部品の取り付
けを容易に行える。また、出窓屋根部品上部から加わる
力に対する補強材としての効果を奏し、該出窓屋根部品
が所定の取付位置から下方にずれることがない。
【0038】請求項3の発明によれば、請求項1または
2と同様の効果を得ることができるのはもちろんのこ
と、前記出窓本体下端部には下端水切材が設けられてい
るので、出窓より下方の壁面に雨水等が伝わり、壁面が
汚れたり、浸水することを防ぐことができる。また、前
記下端水切材は、複数の取付部材を介して前記出窓本体
の下端縁部に取り付けられており、前記取付部材は、前
記下端水切材または出窓本体の下端縁部に所定間隔で複
数取り付けられているので、出窓本体への取付位置を容
易に知ることができるとともに、下端水切材の取付位置
がずれたり歪んだりすることがない。よって、下端水切
材の取り付け作業を容易かつ正確に行うことができる。
【0039】請求項4の発明によれば、請求項1〜3の
いずれかと同様の効果を得ることができるのはもちろん
のこと、出窓屋根部品が外装材の上端部を覆う構成とな
り、雨水等が外装材より内側に入ることがない。よっ
て、出窓本体への浸水をより確実に防ぐことができる。
さらに、出窓屋根部品と前記出窓本体の接合部における
防水の為のコーキングの作業を簡略化でき、施工作業が
軽減される。また、前記外装材は前記出窓本体の側面部
の下端まで覆っているので、出窓本体下端部への雨水等
の浸水も防ぐことができる。
【0040】請求項5の発明によれば、請求項1〜4の
いずれかと同様の効果を得ることができるのはもちろん
のこと、前記出窓ユニットの施工方法によって、前記出
窓屋根部品を前記出窓本体に被せれば適切な取付位置に
容易に誘導できる。また、出窓の軒先部において、出窓
屋根部品を外装材に係合させるだけで前記出窓屋根部品
が容易に取り付けられる。また出窓屋根部品を受け材に
係合する際、出窓屋根部品の上下動が可能であるので、
前記出窓屋根部品を前記受け材に係合させる作業が容易
に行える。よって、屋根を独立に設ける出窓の建築現場
での施工を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の出窓ユニットを用いた出窓の一例を示
す斜視図である。
【図2】本発明の出窓ユニットの出窓本体の一例を示す
斜視図である。
【図3】本発明の出窓ユニットの分解斜視図である。
【図4】本発明の出窓ユニットの出窓本体と出窓屋根部
品の軒先部との係合部を示す断面図である。
【図5】本発明の出窓ユニットの出窓本体と出窓屋根部
品の側面との当接部を示す断面図である。
【図6】本発明の出窓ユニットの下端水切材に取付部材
が取り付けられた例を示す斜視図である。
【図7】本発明の出窓ユニットの下端水切材と取付部材
との取り付けの様子を示す断面図である。
【図8】本発明の出窓ユニットの取付部材の取付位置を
示す平面図である。
【符号の説明】
1 躯体 2 出窓 3 出窓本体 4 出窓屋根部品 5 受け材 6 外装材 7 調整材 17 下端水切材 18 取付部材 41 軒先部 42 側面部 44 基端部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 躯体より外方に突出して設けられる出窓
    を構成する出窓ユニットにおいて、 躯体に取り付けられる出窓本体と、 前記出窓本体の上部に取り付けられる出窓屋根部品と、 前記出窓本体に取り付けられ、前記出窓屋根部品の軒先
    部を出窓本体に係合する受け材とを備え、 前記出窓屋根部品の軒先部は出窓本体の前面部において
    前記受け材に係合され、 前記出窓屋根部品の側面部は前記出窓本体の側面に貼設
    された外装材表面に当接されていることを特徴とする出
    窓ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の出窓ユニットにおいて、 前記躯体に当接する前記出窓屋根部品の基端部の裏面
    と、前記躯体に当接する前記出窓本体の基端部の上面と
    の間には調整材が設けられていることを特徴とする出窓
    ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の出窓ユニット
    において、 前記出窓本体下端部には下端水切材が出窓本体の下端縁
    部に沿って設けられ、 前記下端水切材は、複数の取付部材を介して前記出窓本
    体の下端縁部に取り付けられており、 前記取付部材は、前記下端水切材または出窓本体の下端
    縁部に所定間隔で複数取り付けられていることを特徴と
    する出窓ユニット。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の出窓ユ
    ニットにおいて、 前記外装材は、該出窓本体の側面部全面を覆うようにし
    て取り付けられることを特徴とする出窓ユニット。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の出窓ユ
    ニットの施工方法において、 まず、前記出窓本体を前記躯体に取り付け、 次に、前記出窓屋根部品を前記出窓本体に前記出窓屋根
    部品の側面部が前記外装材表面に当接するようにして覆
    い、 次に、前記出窓屋根部品を該出窓屋根部品の軒先部にお
    いて、前記受け材に係合させることを特徴とする出窓ユ
    ニットの施工方法。
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