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JP2002105491A - 洗浄剤 - Google Patents

洗浄剤

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Publication number
JP2002105491A
JP2002105491A JP2000293779A JP2000293779A JP2002105491A JP 2002105491 A JP2002105491 A JP 2002105491A JP 2000293779 A JP2000293779 A JP 2000293779A JP 2000293779 A JP2000293779 A JP 2000293779A JP 2002105491 A JP2002105491 A JP 2002105491A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detergent
surfactant
weight
thioglycolate
cleaning agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000293779A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokuji Takeda
徳司 武田
Shingo Yamamura
伸吾 山村
Hitoshi Tamura
等 田村
Noboru Senda
登 仙田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TEEIN CHEMICAL KK
Original Assignee
TEEIN CHEMICAL KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TEEIN CHEMICAL KK filed Critical TEEIN CHEMICAL KK
Priority to JP2000293779A priority Critical patent/JP2002105491A/ja
Publication of JP2002105491A publication Critical patent/JP2002105491A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属粉、鉄錆その他の金属酸化物、更には油
脂などの重質の汚れが付着した作業着やウエスなどの繊
維の常温で有効な洗浄剤で、かつ繊維を傷めることのな
い洗浄剤を提供する。 【解決手段】 チオグリコール酸塩の1種または2種以
上の化合物0.5〜60重量%と、界面活性剤0.1〜
30重量%を主成分とし、キレート剤、溶剤、ビルダー
成分などを加えた洗浄剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繊維用の洗浄剤に
関するものであり、更に詳しくは、例えば工場などで使
用される作業着、ウエスなどのように、鉄錆その他の金
属酸化物、金属粉、機械油など、通常の洗剤では除去し
にくい重質の汚れが付着した繊維の洗浄に好適な洗浄剤
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄工所などの機械部品製造加工工
場で使用される作業着やウエスなどは、一般の衣類と同
様に洗濯用合成洗剤や石鹸などを用いて洗濯されてい
た。しかし、作業着やウエスなどは、一般の衣類とは異
なり、金属粉、鉄錆その他の金属酸化物、機械油などの
油脂類が樹脂化したものなどの重質の汚れが付着してい
る。このため、通常の洗剤や石鹸などによる洗濯では油
脂類以外の汚れの除去ができず、洗濯後の繊維に黒ずみ
が残る。繊維についた錆の除去方法として、特開平10
−219562号には、衣類についた赤さび部分にチオ
グリコール酸アンモニウムを付け、アイロンにて加温し
た後、水洗いする方法が開示されている。しかし、この
ようなアイロン掛け作業を伴う汚れ除去方法は、大量の
作業着やウエスなどの汚染除去には適していないうえ
に、前記チオグリコール酸アンモニウムのみでは、作業
着やウエスなどの重質汚れの除去は不十分である。ま
た、鉄錆などの金属酸化物の汚れ除去方法として、塩
酸、酢酸、蓚酸などの鉱酸や有機酸を使用する方法もあ
るが、繊維を大きく傷めてしまう場合が多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
み、金属粉、鉄錆その他の金属酸化物、更には油脂など
の重質の汚れが付着した作業着やウエスなどの繊維の常
温で有効な洗浄剤で、かつ繊維を傷めることのない洗浄
剤を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る洗浄剤は、チオグリコール酸塩の1種
または2種以上の化合物と、界面活性剤を主成分とする
ものである。前記チオグリコール酸塩は0.5〜60重
量%、界面活性剤は0.1〜30重量%の範囲で配合す
ることが好ましい。更にこの洗浄剤には、キレート剤、
溶剤、ビルダー成分を加えることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の洗浄剤中のチオグリコー
ル酸塩は、鉄錆と反応してキレート化合物を形成するこ
とで水に可溶化し、除去可能とするものである。チオグ
リコール酸塩としては、チオグリコール酸ナトリウム、
カリウム、アンモニウムおよびアミン塩などを用いるこ
とができる。洗浄剤中のチオグリコール酸塩の好ましい
配合量は0.5〜60重量%、より好ましくは10〜4
0重量%である。チオグリコール酸塩の配合量が60重
量%を越えると低温での洗浄剤の安定性が低下すること
から好ましくない。また、0.5重量%未満では、目的
とする鉄錆の可溶化による除去効果を達成できない場合
がある。
【0006】洗浄剤中の界面活性剤は、洗浄剤成分を汚
染物に良好に浸透させるとともに、機械油などの油脂が
樹脂化した汚染の除去効果を発揮する。この界面活性剤
としては、アニオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性
剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤を用いること
ができる。アニオン系界面活性剤としては、アルキルベ
ンゼンスルホン酸ソーダ、アルキル硫酸エステルソー
ダ、ジアルキルスルホコハク酸ソーダ、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル硫酸ソーダ、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニ
ルエーテルなどが挙げられる。ノニオン系界面活性剤と
しては、ポリオキシアルキレン(エチレン)アルキルフ
ェニルエーテル、ポリオキシアルキレン(エチレン)ア
ルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピ
レンブロックコポリマー、ポリオキシエチレングリコー
ルアルキルエステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ
糖脂肪酸エステルなどが挙げられる。これらの界面活性
剤の配合量は、好ましくは洗浄剤中で0.1〜30重量
%、より好ましくは2〜10重量%である。
【0007】本発明の洗浄剤は、上記のようなチオグリ
コール酸塩および界面活性剤を必須成分とするが、この
洗浄剤には、エチレンジアミン四酢酸塩などのキレート
剤、アルカノールアミンなどの有機ビルダー、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、ケイ酸塩、炭酸塩などの無
機ビルダー、アルコール類、セロソルブ類、グリコール
類、グリコールエーテル類などの溶剤を適宜配合するこ
とができる。また、必要に応じて、香料、消臭剤、除菌
剤、防腐剤などの添加剤を配合することができる。
【0008】洗浄剤中のエチレンジアミン四酢酸ナトリ
ウムなどのキレート剤は、金属封鎖剤として作用し、鉄
錆以外の金属酸化物を水に可溶化して除去可能とする。
洗浄剤中のエチレンジアミン四酢酸ナトリウムの配合量
は0〜15重量%、好ましくは2〜5重量%である。
【0009】この洗浄剤にアルカノールアミンを添加す
ることにより、アルカノールアミンが洗浄助剤として作
用すると同時にPH調整剤として作用する。アルカノー
ルアミンとしては、トリエタノールアミン、ジエタノー
ルアミン、エタノールアミンなどを挙げることができ
る。洗浄剤中のアルカノールアミンの配合量は0〜5重
量%である。また、洗浄剤のPHは7.5〜8.5の範
囲となるように調整することが好ましい。
【0010】また、無機ビルダーとしては、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリ
ウムなどの炭酸塩、メタ珪酸ソーダなどのケイ酸塩など
が挙げられる。洗浄剤中の無機ビルダーの配合量は0〜
15重量%である。
【0011】洗浄剤中の溶剤は、油脂などの汚染物を溶
解し、より洗浄効果を高めるものである。溶剤として
は、アルコール系溶剤、セロソルブ系溶剤、炭化水素系
溶剤、アンモニア水、グリコール類、グリコールエーテ
ル類などを使用することができる。アルコール系溶剤と
しては、エタノール、イソプロピルアルコールなどが挙
げられる。セロソルブ系溶剤としては、メチルセロソル
ブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、フェニルセ
ロソルブなどが挙げられる。これらの溶剤の配合量は、
洗浄剤組成物中で0〜20重量%であり、またセロソル
ブ系溶剤およびアルコール系溶剤を併用するような場合
には、それぞれ1〜10重量%の範囲で配合することが
好ましい。
【0012】上記のような成分以外に、本発明の繊維用
洗浄剤には、香料、消臭剤、除菌剤、防腐剤などの各種
添加剤を配合することができる。
【0013】本発明の洗浄剤により作業着やウエスなど
の繊維を洗浄する方法としては特に限定はないが、例え
ば、この洗浄剤を作業着などの汚染部分に噴霧したり、
あるいは水で2〜5倍程度に希釈した洗浄剤に作業着な
どを浸漬して20分〜数時間程度放置した後、手もみし
ながら水洗し、その後、通常どおり洗濯することで、汚
染を除去することができる。なお、鉄錆などの汚染が除
去できていない場合には、上記の作業を繰り返すとよ
い。
【0014】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
るが、これらの実施例は何ら本発明を制限するものでは
ない。
【0015】表1に示す組成の汚れのクロロホルム浴を
ホモミキサーで十分分散させ、この汚染浴に綿白布を連
続汚染機を用いて、連続的に2回通過、乾燥を繰り返し
させて、綿白布を汚染し、これを10×10cm2に切
断して汚染布とした。
【0016】
【表1】
【0017】所定量のチオグリコール酸塩と界面活性剤
を100ppmの硬度(CaCO3)の水に溶解した洗
濯液1リットルに汚染布を5枚ずつ入れ、25℃で10
分間洗濯した。水道水で3分、2回すすいだ後、自然乾
燥し、アイロン掛けをして測色色差計で白色度を測定
し、下式から洗浄率を求めた。また、比較例として、チ
オグリコール酸ナトリウム、チオグリコール酸アンモニ
ウム、ノニオン界面活性剤(エマルゲン409P;花
王)、ドデシルベンゼンスルホン酸塩(DBS)、JI
S指標洗剤を用いて同様の試験を行った。結果を表2に
示す。
【0018】洗浄率(%)={(RW−RS)/(R0
S)}×100 R0:原白布の白色度 RS:汚染布の白色度 RW:洗浄後の汚染布の白色度
【0019】
【表2】
【0020】表2の結果から明らかなように、チオグリ
コール酸塩及び界面活性剤を配合してなる本発明に係る
洗浄剤によれば、繊維に付着した金属酸化物、油脂など
の重質の汚れを除去することができる。また、洗浄後の
汚染布には、洗浄による繊維の傷みは認められなかっ
た。これに対し、チオグリコール酸塩単独、界面活性剤
単独、あるいは通常の洗浄剤ではこれらの汚れは除去で
きない。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明の洗浄剤によれ
ば、繊維を傷めることなく、作業着やウエスなどの繊維
に付着した金属錆その他の金属酸化物、油脂などの重質
の汚れを除去することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 徳司 大阪府河内長野市南貴望が丘12−8 (72)発明者 山村 伸吾 奈良県奈良市三松が丘12−3 (72)発明者 田村 等 京都府八幡市男山泉3−2 (72)発明者 仙田 登 京都府城陽市枇杷庄鹿背田119−22 Fターム(参考) 4H003 AB19 AC01 DA01 DB01 EB14 EB16 EB21 ED02 ED28 ED29 FA07 FA15

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チオグリコール酸塩の1種または2種以
    上の化合物と、界面活性剤を主成分とする洗浄剤。
  2. 【請求項2】 チオグリコール酸塩を0.5〜60重量
    %、界面活性剤を0.1〜30重量%配合してなる請求
    項1記載の洗浄剤。
  3. 【請求項3】 キレート剤、溶剤、ビルダー成分を加え
    た請求項1または2に記載の洗浄剤。
JP2000293779A 2000-09-27 2000-09-27 洗浄剤 Pending JP2002105491A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008239945A (ja) * 2007-02-28 2008-10-09 Sanyo Chem Ind Ltd 食品加工製造設備用洗浄剤
JP2008255320A (ja) * 2007-03-15 2008-10-23 Sanyo Chem Ind Ltd 衣料用洗浄剤
JP2010024366A (ja) * 2008-07-22 2010-02-04 Suzuki Yushi Kogyo Kk 洗浄剤
JP2011157415A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd 毛髪処理剤および毛髪処理洗濯方法

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