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JP2002104945A - 歯磨剤組成物 - Google Patents

歯磨剤組成物

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JP2002104945A
JP2002104945A JP2000261495A JP2000261495A JP2002104945A JP 2002104945 A JP2002104945 A JP 2002104945A JP 2000261495 A JP2000261495 A JP 2000261495A JP 2000261495 A JP2000261495 A JP 2000261495A JP 2002104945 A JP2002104945 A JP 2002104945A
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JP
Japan
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sodium
dentifrice
dentifrice composition
bicarbonate
tongue coating
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Pending
Application number
JP2000261495A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Fukazawa
哲 深澤
Chizuru Metsugi
千鶴 目次
Takashi Yamamoto
高司 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 炭酸水素塩と縮合リン酸塩とを含有し、
炭酸水素塩配合量が1質量%以下であり、炭酸水素塩と
縮合リン酸塩との配合比が、質量比として1/10〜1
/2の範囲にあることを特徴とする舌苔除去用歯磨剤組
成物。 【効果】 本発明の歯磨剤組成物は、舌苔除去効果が高
く、使用感に優れたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、舌苔除去に優れた
効果を有する歯磨剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
炭酸水素ナトリウム(アルカリ金属重炭酸塩)を歯磨や
洗口剤などの口腔用組成物に配合することは公知である
(特開昭49−69849号公報、特開昭52−540
38号公報、特開昭59−176206号公報、特開昭
63−192712号公報)。
【0003】一方、舌苔除去効果に関しては、縮合リン
酸塩に舌苔の除去効果のあること(特開平10−182
387号公報、特開平10−182388号公報)が知
られている。また、舌苔の物理的除去手段については舌
ブラシ等が知られている(実開平6−283号公報
等)。更に、生理的口臭の主原因である舌苔を取り除く
ため、結晶セルロースを配合し、数回のブラッシングで
効果的に取り除く技術も公知(特開平11−17175
0号公報、特開平11−171751号公報)である。
【0004】しかし、縮合リン酸化合物単独では十分な
効果が得られないため、塩酸アルキルジアミノエチルグ
リシンとの併用(特開平11−209257号公報)が
提案されているが、苦味や油臭が強く生じる等の課題が
あった。また、ブラッシングにより舌苔を除去する方法
は、強く磨いた時に舌の表面を傷つけるおそれがある。
【0005】更に、本出願人は、炭酸水素塩の配合は、
舌苔の化学的除去に有効であることから、炭酸水素塩を
舌苔除去有効成分として配合した組成物を提案した(特
願平10−182385号、特願平11−108132
号)が、炭酸水素塩を配合した場合、十分な舌苔除去効
果の付与を図ると、炭酸水素塩の配合量が増え、炭酸水
素塩特有の塩味が強く使用感が悪くなる場合があった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、舌苔除去効果が高く、しかも味がよく、使用感の高
い舌苔除去用歯磨剤組成物を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結
果、炭酸水素塩と縮合リン酸塩とを併用すること、この
場合、炭酸水素塩の配合量を1%(質量百分率、以下同
じ)以下に局限すると共に、炭酸水素塩と縮合リン酸塩
との配合割合を質量比として1/10〜1/2とするこ
とにより、効率的に舌苔を除去でき、しかも味がよく、
使用感の高い舌苔除去用歯磨剤組成物が得られることを
知見した。
【0008】またこの場合、上記炭酸水素塩と縮合リン
酸塩とを含む歯磨剤組成物に対し、ポリアクリル酸ナト
リウムとキサンタンガムを粘結剤として併用配合すると
共に、更に低温安定化剤としてアルギン酸ナトリウムを
0.1〜1%配合することにより、液分離及び曳糸性の
点でより良好な歯磨剤組成物が得られると共に、特に低
温下に長期間保存した場合の安定性が向上し、良好な外
観を維持し得ることを知見したものである。
【0009】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明に係る舌苔除去用歯磨剤組成物は、炭酸水素塩と
縮合リン酸塩とを併用したものである。
【0010】この場合、炭酸水素塩としては、炭酸水素
ナトリウム等の水溶性塩が用いられる。その配合量は1
%以下、好ましくは0.01〜1%、より好ましくは
0.2〜0.5%であり、1%より多いと使用感が低下
する。
【0011】一方、本発明に用いられる縮合リン酸塩
は、下記一般式(1) Mn+2n3n+1 (1) (但し、MはNa又はKを示し、n≧2である。)で表
される直鎖状のポリリン酸塩及び下記一般式(2) (MPO3m (2) (但し、MはNa又はKを示し、m≧3である。)で表
される環状のポリリン酸塩であり、これらの中から1種
又は2種以上を組み合わせて用いることも可能である。
【0012】上記の直鎖状のポリリン酸塩の鎖長は2以
上であれば特に制限されないが、好ましくは2〜30、
特に好ましくは2〜20であり、例えば重合度n=2の
ピロリン酸ナトリウムやピロリン酸カリウム、n=3の
トリポリリン酸ナトリウムやトリポリリン酸カリウム、
n=4のテトラポリリン酸ナトリウムやテトラポリリン
酸カリウム、高重合度のメタリン酸ナトリウムやメタリ
ン酸カリウムなどが挙げられる。
【0013】一方、上記の環状のポリリン酸塩の鎖長は
3以上であれば特に制限されないが、好まくしくは3〜
30、特に好ましくは3〜20であり、例えば重合度m
=3のトリメタリン酸ナトリウムやトリメタリン酸カリ
ウム、m=4のテトラメタリン酸ナトリウムやテトラメ
タリン酸カリウム、m=6のヘキサメタリン酸ナトリウ
ムやヘキサメタリン酸カリウムなどが挙げられる。
【0014】上記縮合リン酸塩の中でも、ピロリン酸ナ
トリウム、トリポリリン酸ナトリウムが好ましい。
【0015】縮合リン酸塩の配合量は、上記炭酸水素塩
との配合比で、炭酸水素塩/縮合リン酸塩(質量比)=
1/10〜1/2、好ましくは1/5〜1/2、より好
ましくは1/5〜2/5であり、この範囲を外れると舌
苔除去効果が低下する。
【0016】本発明においては、上記成分に加え、ポリ
アクリル酸ナトリウム、キサンタンガム、更に低温安定
化剤としてアルギン酸ナトリウムを併用配合することが
好ましく、これにより長期の保存後も安定で、特に低温
保存後も練の外観が損なわれない練歯磨を得ることがで
きる。
【0017】ここで、ポリアクリル酸ナトリウムとキサ
ンタンガムの配合量は、合計0.3〜4%、特に0.5
〜2%が望ましい。その配合比は、質量比として4:1
〜1:5、特に2:1〜1:3が好ましい。ポリアクリ
ル酸ナトリウムの配合比が4:1より高いと液分離が生
じる可能性があり、キサンタンガムの配合比が1:5よ
り高いと曳糸性が高くなり、使用性が低下するおそれが
ある。
【0018】一方、低温安定化剤として配合するアルギ
ン酸ナトリウムの配合量は0.1〜1%、特に0.2〜
0.7%の範囲が望ましい。配合量が0.1%未満では
アルギン酸ナトリウムの低温安定化効果が得られず、1
%を超えると、使用感がベタついたり、高温保存後の変
色が起こる場合がある。
【0019】なお、本発明の効果を妨げない範囲で、粘
結剤としてカルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒ
ドロキシエチルセルロース、カラギーナン等の有機粘結
剤、シリカゲル、ビーガム、ラポナイト等の無機粘結剤
の1種又は2種以上を配合することも許容される。
【0020】本発明に係る歯磨剤組成物は、練歯磨、潤
製歯磨、液状歯磨等として調製し得、特に練歯磨の形態
が好ましい。この場合、他の成分としては、通常使用さ
れる適宜な成分を配合することができる。
【0021】例えば、保湿剤としては、グリセリン、ソ
ルビット、プロピレングリコール、ポリエチレングリコ
ール、キシリトール、マルチトール、ラクチトール等の
多価アルコールの1種又は2種以上を配合し得る。
【0022】研磨剤としては、沈降性シリカ、シリカゲ
ル、アルミノシリケート、ジルコノシリケート等のシリ
カ系研磨剤、第2リン酸カルシウム・2水和物及び無水
物、ピロリン酸カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化ア
ルミニウム、アルミナ、炭酸マグネシウム、第3リン酸
マグネシウム、不溶性メタリン酸ナトリウム、不溶性メ
タリン酸カリウム、酸化チタン、ゼオライト、ケイ酸ア
ルミニウム、ケイ酸ジルコニウム、合成樹脂系研磨剤等
が挙げられる。
【0023】界面活性剤としては、アニオン性界面活性
剤、ノニオン性界面活性剤及び両性界面活性剤が用いら
れる。この場合、アニオン性界面活性剤としては、ラウ
リル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム等のア
ルキル硫酸ナトリウム、N−ラウロイルザルコシン酸ナ
トリウム、N−ミリストイルザルコシン酸ナトリウム等
のN−アシルザルコシン酸ナトリウム、ドデシルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム、水素添加ココナッツ脂肪酸、
モノグリセリドモノ硫酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢
酸ナトリウム、N−パルミトイルグルタミン酸ナトリウ
ム等のN−アシルグルタミン酸塩、N−メチル−N−ア
シルタウリンナトリウム、N−メチル−N−アシルアラ
ニンナトリウム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム
等が用いられる。
【0024】また、ノニオン性界面活性剤としては、シ
ョ糖脂肪酸エステル、マルトース脂肪酸エステル、ラク
トース脂肪酸エステル等の糖脂肪酸エステル、マルチト
ール脂肪酸エステル、ラクチトール脂肪酸エステル等の
糖アルコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソル
ビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタン
モノステアレート等のポリオキシエチレンソルビタン脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等のポ
リオキシエチレン脂肪酸エステル、ラウリン酸モノ又は
ジエタノールアミド、ミリスチン酸モノ又はジエタノー
ルアミド等の脂肪酸モノ又はジエタノールアミド、ソル
ビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン高級アルコ
ールエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレ
ン共重合体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
脂肪酸エステル等が用いられる。
【0025】香料成分としては、メントール、アネトー
ル、カルボン、オイゲノール、リモネン、n−デシルア
ルコール、シトロネロール、α−テルピネオール、シネ
オール、リナロール、エチルリナロール、ワニリン、チ
モール、ペパーミント油、スペアミント油、ウインター
グリーン油、丁字油、ユーカリ油等の香料を単独又は組
み合わせて配合し得る。
【0026】甘味剤としては、サッカリンナトリウム、
ステビオサイド、グリチルリチン酸ジカリウム、ペリラ
ルチン、ソーマチン等の甘味剤を配合し得る。
【0027】有効成分としては、フッ化ナトリウム、モ
ノフルオロリン酸ナトリウム等のフッ化物、デキストラ
ナーゼ、ムタナーゼ、リゾチーム、アミラーゼ、プロテ
アーゼ、溶菌酵素等の酵素、トラネキサム酸、イプシロ
ンアミノカプロン酸、グリチルリチン酸ジカリウム、グ
リチルレチン酸、ビサボロール、クロロフィル、塩化ナ
トリウム、水溶性無機リン酸化合物、トリクロサン、セ
チルピリジニウムクロライド、塩化ベンザルコニウム、
塩化ベンゼトニウム等の有効成分の1種又は2種以上を
配合し得る。
【0028】
【実施例】以下、実施例及び比較例並びに実験例を示
し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の例に
制限されるものではない。なお、下記の例において%は
質量百分率を示す。
【0029】 [実施例1]練歯磨 炭酸水素ナトリウム 0.6% トリポリリン酸ナトリウム 3 香料 1 プロピレングリコール 3 85%グリセリン 30 キサンタンガム 0.8 カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.3 研磨性シリカ 15 ラウリル硫酸ナトリウム 1.2 サッカリンナトリウム 0.1精製水 残 計 100%
【0030】 [実施例2]練歯磨 炭酸水素ナトリウム 0.6% ピロリン酸ナトリウム 2 香料 1 プロピレングリコール 3 70%ソルビット 30 カラギーナン 0.4 カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.2 研磨性シリカ 20 ラウリル硫酸ナトリウム 1.8 サッカリンナトリウム 0.05精製水 残 計 100%
【0031】 [比較例1]液状歯磨 炭酸水素ナトリウム 5% 香料 1 プロピレングリコール 3 85%グリセリン 25 キサンタンガム 0.2 ポリアクリル酸ナトリウム 0.2 研磨性シリカ 10 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 サッカリンナトリウム 0.2精製水 残 計 100%
【0032】 [比較例2]洗口液 グリセリン 20% エチルアルコール 15 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 2 炭酸水素ナトリウム 1 フッ化ナトリウム 0.1 香料 1精製水 残 計 100%
【0033】 [比較例3]練歯磨 炭酸水素カリウム 10% 香料 1 プロピレングリコール 3 85%グリセリン 25 キサンタンガム 0.7 ポリアクリル酸ナトリウム 0.7 研磨性シリカ 20 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 サッカリンナトリウム 0.2精製水 残 計 100%
【0034】 [比較例4]練歯磨 炭酸水素ナトリウム 1% 香料 1 プロピレングリコール 2.5 70%ソルビット 25 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2 水酸化アルミニウム 18 ラウリル硫酸ナトリウム 1.3 サッカリンナトリウム 0.15精製水 残 計 100%
【0035】 [比較例5]練歯磨 ピロリン酸ナトリウム 5% 香料 1 ポリエチレングリコール 2.5 70%ソルビット 20 カラギーナン 1.0 キサンタンガム 0.2 炭酸カルシウム 25 ラウリル硫酸ナトリウム 1.3 サッカリンナトリウム 0.2精製水 残 計 100%
【0036】 [比較例6]練歯磨 炭酸水素ナトリウム 3% トリポリリン酸ナトリウム 6 香料 1 プロピレングリコール 2.5 70%ソルビット 25 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2 リン酸水素カルシウム 18 ラウリル硫酸ナトリウム 1.3 サッカリンナトリウム 0.15精製水 残 計 100%
【0037】 [比較例7]練歯磨 炭酸水素ナトリウム 5% ヘキサメタリン酸ナトリウム 5 香料 1 プロピレングリコール 2.5 85%グリセリン 25 カラギーナン 1.2 無水ケイ酸 18 ラウリル硫酸ナトリウム 1.3 サッカリンナトリウム 0.15精製水 残 計 100%
【0038】 [比較例8]練歯磨 炭酸水素カリウム 0.5% トリメタリン酸ナトリウム 0.5 香料 0.8 プロピレングリコール 3 85%グリセリン 25 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.5 炭酸カルシウム 20 ラウリル硫酸ナトリウム 1.3 サッカリンナトリウム 0.1精製水 残 計 100%
【0039】上記実施例、比較例で得られた組成物の舌
苔除去効果及び使用感を下記方法により評価した。結果
を表1に示す。 〈舌苔除去効果評価法〉切り取ったハムスターチークポ
ーチ(1cm角正方形)に、予め嫌気培養したFuzo
Nucleatum菌を付着させる。次に、付着させ
た菌(舌苔)を2回水洗した後、上記処方の組成物を精
製水にて3倍に希釈、分散させることにより得たサンプ
ル液3mlを添加し、37℃で30分間振盪しながら作
用させる。次いで、サンプル液を捨て、3回水洗した
後、残った菌量を測定する。コントロールとしてサンプ
ルを添加しないものを用いて同様の実験を行い、その時
の付着菌量を(XO)と、サンプル液を用いた時の付着
菌量(XS)より、舌苔除去率を次式より求める。 舌苔除去率(%)=[(XO−XS)/XO]×100 〈使用感〉 ○:塩味なし ×:塩味あり
【0040】
【表1】
【0041】[実験例]表2に示す各練歯磨剤を調製
し、これをラミネートチューブに充填した。製造直後の
容器から出した歯磨剤の成形性及び曳糸性を下記方法で
評価した。また、これらを40℃及び0℃で3ヶ月保存
した後、歯磨剤の容器からの押し出し易さ、外観、液分
離について下記評価基準に基づいて評価した。結果を表
2に示す。曳糸性評価基準 ラミネートチューブから歯磨剤を紙の上に絞り出し、チ
ューブ口元を真上に持ち上げたときの糸引きの程度(練
りの伸びの程度)を評価した。 ○:糸引きが殆どない(伸びが5mm未満) △:やや糸引きがある(伸びが5〜15mm) ×:糸引きがある(伸びが15mm以上)押し出し易さ評価基準 〇:スムーズに歯磨剤が出る △:やや固いが歯磨剤は出せる ×:固くて歯磨剤が出しにくい外観(色調及び均一性評価) 〇:変着色及び研磨剤の沈降等による層分離が無く、均
一な状態 △:僅かな変着色や層分離が生じている ×:著しい変着色又は研磨剤が分離、沈降して層分離が
生じている液分離評価基準 ○:液のしみ出しがない △:液のしみ出しが僅かにある ×:液のしみ出しが多い総合評価 ◎:全項目に○がついたもの(特に優れたサンプル) ○:全項目中1〜3項目に△がつき、残りは○のサンプ
ル △:全項目中4〜6項目に△がつき、残りは○のサンプ
ル ×:全項目中1項目でも×がついたサンプル、又は×が
なくても7項目以上△のついたサンプル
【0042】
【表2】
【0043】
【発明の効果】本発明の歯磨剤組成物は、舌苔除去効果
が高く、使用感に優れたものである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年9月28日(2000.9.2
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】またこの場合、上記炭酸水素塩と縮合リン
酸塩とを含む歯磨剤組成物に対し、ポリアクリル酸ナト
リウムとキサンタンガムを粘結剤として併用配合すると
共に、更に低温安定化剤としてアルギン酸ナトリウムを
0.1〜1%配合することにより、特に低温下に長期間
保存した場合の安定性が向上し、良好な外観を維持し得
ることを知見したものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】[実験例]表2に示す各練歯磨剤を調製
し、これをラミネートチューブに充填した。これらを4
0℃及び0℃で3ヶ月保存した後、曳糸性、歯磨剤の容
器からの押し出し易さ、外観、液分離について下記評価
基準に基づいて評価した。結果を表2に示す。曳糸性評価基準 ラミネートチューブから歯磨剤を紙の上に絞り出し、チ
ューブ口元を真上に持ち上げたときの糸引きの程度(練
りの伸びの程度)を評価した。 ○:糸引きが殆どない(伸びが5mm未満) △:やや糸引きがある(伸びが5〜15mm) ×:糸引きがある(伸びが15mm以上)押し出し易さ評価基準 〇:スムーズに歯磨剤が出る △:やや固いが歯磨剤は出せる ×:固くて歯磨剤が出しにくい外観(色調及び均一性評価) 〇:変着色及び研磨剤の沈降等による層分離が無く、均
一な状態 △:僅かな変着色や層分離が生じている ×:著しい変着色又は研磨剤が分離、沈降して層分離が
生じている液分離評価基準 ○:液のしみ出しがない △:液のしみ出しが僅かにある ×:液のしみ出しが多い総合評価 ◎:全項目に○がついたもの(特に優れたサンプル) ○:全項目中1〜3項目に△がつき、残りは○のサンプ
ル △:全項目中4〜6項目に△がつき、残りは○のサンプ
ル ×:全項目中1項目でも×がついたサンプル、又は×が
なくても7項目以上△のついたサンプル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 高司 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 4C083 AB172 AB281 AB282 AB311 AB312 AC122 AC132 AC782 AC862 AD091 AD092 AD272 AD301 AD351 AD352 CC41 DD22 DD23 EE01 EE03 EE06 EE07 EE34

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭酸水素塩と縮合リン酸塩とを含有し、
    炭酸水素塩配合量が1質量%以下であり、炭酸水素塩と
    縮合リン酸塩との配合比が、質量比として1/10〜1
    /2の範囲にあることを特徴とする舌苔除去用歯磨剤組
    成物。
  2. 【請求項2】 更に、ポリアクリル酸ナトリウム、キサ
    ンタンガム、及び低温安定化剤としてアルギン酸ナトリ
    ウム0.1〜1質量%を含有する請求項1記載の歯磨剤
    組成物。
  3. 【請求項3】 練歯磨組成物である請求項1又は2記載
    の歯磨剤組成物。
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