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JP2002104771A - コンテナ位置検出装置 - Google Patents

コンテナ位置検出装置

Info

Publication number
JP2002104771A
JP2002104771A JP2001091911A JP2001091911A JP2002104771A JP 2002104771 A JP2002104771 A JP 2002104771A JP 2001091911 A JP2001091911 A JP 2001091911A JP 2001091911 A JP2001091911 A JP 2001091911A JP 2002104771 A JP2002104771 A JP 2002104771A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
image
unloaded
corner fitting
template
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001091911A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Asama
一 淺間
Satoshi Kunimitsu
智 國光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
RIKEN
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
RIKEN
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd, RIKEN filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2001091911A priority Critical patent/JP2002104771A/ja
Priority to MYPI20013482 priority patent/MY133480A/en
Priority to SG200104483A priority patent/SG109458A1/en
Priority to CNB011410051A priority patent/CN1205109C/zh
Priority to SE0102622A priority patent/SE0102622L/
Priority to US09/911,728 priority patent/US20020024598A1/en
Publication of JP2002104771A publication Critical patent/JP2002104771A/ja
Priority to HK02104410.2A priority patent/HK1042882B/zh
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66CCRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
    • B66C13/00Other constructional features or details
    • B66C13/18Control systems or devices
    • B66C13/46Position indicators for suspended loads or for crane elements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/18Closed-circuit television [CCTV] systems, i.e. systems in which the video signal is not broadcast
    • H04N7/181Closed-circuit television [CCTV] systems, i.e. systems in which the video signal is not broadcast for receiving images from a plurality of remote sources

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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Control And Safety Of Cranes (AREA)
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  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】吊具に対する荷役対象のコンテナ上面の3次元
相対位置を正確に検出することができるようにする。 【解決手段】コンテナを搬送するクレーンに配設された
吊具に鉛直下向きに設置され、荷役対象のコンテナ上面
に配設された複数の隅金具をそれぞれ撮影する複数のC
CDカメラと、吊具と荷役対象のコンテナとの間の距離
を測定する距離測定器と、CCDカメラからの映像信号
を画像処理して、荷役対象のコンテナ上面の隅金具の2
次元座標を検出する画像処理装置と、画像処理装置で検
出した荷役対象のコンテナ上面の複数の隅金具の2次元
座標と距離測定器により測定された吊具と荷役対象のコ
ンテナとの間の距離を示す距離情報とに基づいて、吊具
に対する荷役対象のコンテナ上面の3次元相対位置を演
算する演算装置とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテナ位置検出
装置に関し、さらに詳細には、コンテナクレーンやトラ
ンスファークレーンなどのようなコンテナを搬送するク
レーンの吊具と荷役対象のコンテナとの正確な位置決め
を行って、当該吊具と当該荷役対象のコンテナとを係合
するためのハンドリング作業において、当該吊具に設け
た係合装置を当該コンテナの吊り下げ位置へ正確に位置
決めするためのコンテナ位置検出装置に関する。
【0002】
【発明の背景】従来より、コンテナクレーンやトランス
ファークレーンなどのようなコンテナを搬送するクレー
ンの吊具と荷役対象のコンテナとの正確な位置決めを行
って、当該吊具と当該荷役対象のコンテナとを係合する
ためのハンドリング作業において、当該吊具に設けた係
合装置を当該コンテナなどの吊り下げ位置へ正確に位置
決めするためのコンテナ位置検出装置として、例えば、
図1乃至図2に示すようなコンテナ位置検出装置が提案
されている。
【0003】なお、図1には、従来のコンテナ位置検出
装置を表すブロック構成図が示されており、また、図2
には、従来のコンテナ位置検出装置における各種機器の
構成を表す斜視図が示されている。
【0004】ここで、従来のコンテナ位置検出装置は、
コンテナクレーンやトランスファークレーンなどのよう
なコンテナを搬送するクレーンに設けられた吊具100
の下面100a側の四隅に鉛直下向きに設置され、コン
テナ船上やコンテナターミナル上に積まれた荷役対象の
コンテナ102の上面102a側の四隅にそれぞれ配設
された隅金具104a、104b、104c、104d
をそれぞれ撮影するCCDカメラ200a、200b、
200c、200dを備えている。
【0005】さらに、このコンテナ位置検出装置は、C
CDカメラ200a、200b、200c、200dか
らの映像信号をそれぞれ画像処理して、コンテナ102
の隅金具104a、104b、104c、104dの位
置をそれぞれ検出する画像処理装置202a、202
b、202c、202dと、画像処理装置202a乃至
202dで検出したコンテナ102の隅金具104a乃
至104dの位置に基づいて、吊具100に対するコン
テナ102上面102aの3次元位置を演算する演算装
置204とを備えている。
【0006】こうした従来のコンテナ位置検出装置は、
コンテナクレーンやトランスファークレーンの吊具10
0と荷役対象のコンテナ102との3次元的な相対位置
を検出することができるので、吊具100の正確な位置
決めを行う上で有効であった。
【0007】ところで、上記した従来のコンテナ位置検
出装置においては、CCDカメラ200a乃至200d
からの映像信号を画像処理装置202a乃至202dで
画像処理し、コンテナ102の上面102a側にある隅
金具104a乃至104dの位置を検出する画像処理方
法としては、例えば、テンプレートマッチング処理の手
法を用いている。
【0008】しかしながら、テンプレートマッチング処
理の手法では、画像上で検出対象物の大きさが変化する
と、検出誤差が増大したり、あるいは、検出不能または
誤検出の可能性が生じるという問題点があった。
【0009】即ち、CCDカメラ200a乃至200d
は、コンテナクレーンやトランスファークレーンなどの
ようなコンテナを搬送するクレーンの吊具100に設置
されているため、CCDカメラ200a乃至200dと
コンテナ102との間の撮影距離は、吊具100の巻き
下げに伴い変化して行き、このため吊具100に設置さ
れたCCDカメラ200a乃至200dで撮影した映像
信号(画像データ)上の隅金具104a乃至104dの
大きさが変化することとなり、テンプレートマッチング
処理における検出誤差の増大を招来したり、あるいは、
検出不能または誤検出の可能性を生じさせる恐れがあっ
た。
【0010】ここで、上記した問題点を解決するために
は、CCDカメラ200a乃至200dで撮影した画像
データをテンプレートマッチング処理する際に、予め様
々な大きさの隅金具104a乃至104dのテンプレー
ト画像(基準パターン)を多数準備しておき、それらに
対して複数回のテンプレートマッチング処理を行うこと
が考えられる。
【0011】なお、この場合には、最適なテンプレート
画像を選択する処理が、隅金具104a乃至104dの
位置を検出することと等価になる。
【0012】しかしながら、上記したような複数回のテ
ンプレートマッチング処理を行う場合には、各テンプレ
ートマッチング処理の処理時間が累積され、膨大な処理
時間を要するようになるという新たな問題点を招来する
こととなっていた。
【0013】また、予め様々な大きさの隅金具104a
乃至104dのテンプレート画像(基準パターン)を多
数準備するにも、長時間の作業を要するという問題点が
あった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな従来の技術の有する種々の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、吊具に配設され
たCCDカメラと荷役対象のコンテナとの間の撮影距離
が当該吊具の巻き下げに伴い変化して、当該CCDカメ
ラで撮影した映像信号(画像データ)上の隅金具の大き
さが変化しても、吊具に対する荷役対象のコンテナ上面
の3次元相対位置を正確に検出することができるように
したコンテナ位置検出装置を提供しようとするものであ
る。
【0015】また、本発明の目的とするところは、吊具
に配設されたCCDカメラと荷役対象のコンテナとの間
の撮影距離が当該吊具の巻き下げに伴い変化して、当該
CCDカメラで撮影した映像信号(画像データ)上の隅
金具の大きさが変化しても、予め様々な大きさの隅金具
のテンプレート画像(基準パターン)を多数準備してお
く必要なしに正確なテンプレートマッチング処理を行う
ことを可能としたコンテナ位置検出装置を提供しようと
するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうちの請求項1に記載の発明は、コンテナ
を搬送するクレーンに配設された吊具に鉛直下向きに設
置され、荷役対象のコンテナ上面に配設された複数の隅
金具をそれぞれ撮影する複数のCCDカメラと、上記吊
具と上記荷役対象のコンテナとの間の距離を測定する距
離測定器と、上記CCDカメラからの映像信号を画像処
理して、上記荷役対象のコンテナ上面の上記隅金具の2
次元座標を検出する画像処理装置と、上記画像処理装置
で検出した上記荷役対象のコンテナ上面の上記複数の隅
金具の2次元座標と上記距離測定器により測定された上
記吊具と上記荷役対象のコンテナとの間の距離を示す距
離情報とに基づいて、上記吊具に対する上記荷役対象の
コンテナ上面の3次元相対位置を演算する演算装置とを
有し、上記吊具と上記荷役対象のコンテナとの3次元相
対位置を検出するようにしたものである。
【0017】従って、本発明のうちの請求項1に記載の
発明によれば、画像処理装置で検出した荷役対象のコン
テナ上面の複数の隅金具の2次元座標と距離測定器によ
り測定された吊具と荷役対象のコンテナとの間の距離を
示す距離情報とに基づいて、吊具に対する荷役対象のコ
ンテナ上面の3次元相対位置が演算され、吊具と荷役対
象のコンテナとの3次元相対位置が検出されることにな
るので、吊具に配設されたCCDカメラと荷役対象のコ
ンテナとの間の撮影距離が当該吊具の巻き下げに伴い変
化して、当該CCDカメラで撮影した映像信号(画像デ
ータ)上の隅金具の大きさが変化しても、吊具に対する
荷役対象のコンテナ上面の3次元相対位置を正確に検出
することができるようになる。
【0018】また、本発明のうちの請求項2に記載の発
明は、コンテナを搬送するクレーンに配設された吊具に
鉛直下向きに設置され、荷役対象のコンテナ上面に配設
された複数の隅金具をそれぞれ撮影する複数のCCDカ
メラと、上記吊具に鉛直下向きに設置され、上記荷役対
象のコンテナ上面に配設された上記複数の隅金具をそれ
ぞれ照明する複数の照明光源と、上記吊具と上記荷役対
象のコンテナとの間の距離を測定する距離測定器と、上
記CCDカメラからの映像信号を画像処理して、上記荷
役対象のコンテナ上面の上記隅金具の2次元座標を検出
する画像処理装置と、上記画像処理装置で検出した上記
荷役対象のコンテナ上面の上記複数の隅金具の2次元座
標と上記距離測定器により測定された上記吊具と上記荷
役対象のコンテナとの間の距離を示す距離情報とに基づ
いて、上記吊具に対する上記荷役対象のコンテナ上面の
3次元相対位置を演算する演算装置とを有し、上記吊具
と上記荷役対象のコンテナとの3次元相対位置を検出す
るようにしたものである。
【0019】従って、本発明のうちの請求項2に記載の
発明によれば、画像処理装置で検出した荷役対象のコン
テナ上面の複数の隅金具の2次元座標と距離測定器によ
り測定された吊具と荷役対象のコンテナとの間の距離を
示す距離情報とに基づいて、吊具に対する荷役対象のコ
ンテナ上面の3次元相対位置が演算され、吊具と荷役対
象のコンテナとの3次元相対位置が検出されることにな
るので、吊具に配設されたCCDカメラと荷役対象のコ
ンテナとの間の撮影距離が当該吊具の巻き下げに伴い変
化して、当該CCDカメラで撮影した映像信号(画像デ
ータ)上の隅金具の大きさが変化しても、吊具に対する
荷役対象のコンテナ上面の3次元相対位置を正確に検出
することができるようになる。
【0020】しかも、本発明のうちの請求項2に記載の
発明によれば、複数の照明光源によって荷役対象のコン
テナ上面に配設された上記複数の隅金具がそれぞれ照明
されるので、荷役対象のコンテナが暗所に配置されてい
るような場合でも、複数のCCDカメラは荷役対象のコ
ンテナ上面に配設された複数の隅金具をそれぞれ撮影す
ることが可能となる。
【0021】ここで、本発明のうちの請求項3に記載の
発明のように、本発明のうちの請求項2に記載の発明
は、さらに、上記距離測定器により測定された上記吊具
と上記荷役対象のコンテナとの間の距離を示す距離情報
に基づいて、上記複数の照明光源の出力を調整するコン
トローラとを有するようにしてもよい。
【0022】従って、本発明のうちの請求項3に記載の
発明によれば、コントローラによって照明光源の出力を
効率よく調整することができる。
【0023】また、上記画像処理装置は、本発明のうち
の請求項4に記載の発明のように、テンプレートマッチ
ング処理により上記荷役対象コンテナ上面の上記隅金具
を検出するものであり、上記CCDカメラからの映像信
号を画像処理して上記隅金具が配置された領域を検出
し、該検出結果に基づいてテンプレート画像を作成する
ものとすることができる。
【0024】従って、本発明のうちの請求項4に記載の
発明によれば、吊具に配設されたCCDカメラと荷役対
象のコンテナとの間の撮影距離が当該吊具の巻き下げに
伴い変化して、当該CCDカメラで撮影した映像信号
(画像データ)上の隅金具の大きさが変化しても、予め
様々な大きさの隅金具のテンプレート画像(基準パター
ン)を多数準備しておく必要なしに正確なテンプレート
マッチング処理を行うことができるようになる。
【0025】また、上記画像処理装置は、本発明のうち
の請求項5に記載の発明のように、上記距離測定器によ
り測定された上記吊具と上記荷役対象のコンテナとの間
の距離を示す距離情報に基づいて上記テンプレート画像
の大きさを更新し、該更新したテンプレート画像と上記
CCDカメラからの映像信号が示す入力画像とを用いて
テンプレートマッチング処理により上記荷役対象コンテ
ナ上面の上記隅金具を検出するものとすることができ
る。
【0026】また、上記画像処理装置は、本発明のうち
の請求項6に記載の発明のように、上記距離測定器によ
り測定された上記吊具と上記荷役対象のコンテナとの間
の距離を示す距離情報に基づいて上記CCDカメラから
の映像信号が示す入力画像の大きさを変更し、該大きさ
を変更した入力画像と上記テンプレート画像とを用いて
テンプレートマッチング処理により上記荷役対象コンテ
ナ上面の上記隅金具を検出するものとすることができ
る。
【0027】また、上記複数のCCDカメラは、本発明
のうちの請求項7に記載の発明のように、上記距離測定
器により測定された上記吊具と上記荷役対象のコンテナ
との間の距離を示す距離情報に基づいて撮影倍率を自動
的に変更し、上記CCDカメラからの映像信号が示す入
力画像の大きさが常に一定になるようにしたものとする
ことができる。
【0028】また、上記画像処理装置は、本発明のうち
の請求項8に記載の発明のように、テンプレートマッチ
ング処理により上記荷役対象コンテナ上面の上記隅金具
を検出するものであり、上記吊具と上記荷役対象のコン
テナとの間の距離を示す距離情報に対応した大きさを備
えた上記隅金具が配置された領域をテンプレート画像と
して記憶したものとすることができる。
【0029】また、上記画像処理装置は、本発明のうち
の請求項9に記載の発明のように、テンプレートマッチ
ング処理により上記荷役対象コンテナ上面の上記隅金具
を検出するものであって、上記荷役対象のコンテナ毎に
隅金具のテンプレート画像を作成する作成手段を有し、
上記作成手段は、上記テンプレートマッチング処理を実
施するとき、上記CCDカメラからの映像信号を画像処
理して上記隅金具が存在する領域を限定し、該限定した
領域において予め準備してある複数の隅金具の穴部分を
検出するためのテンプレート画像を使用してテンプレー
トマッチング処理を行って隅金具の穴中心位置を検出
し、該検出した隅金具の穴中心位置を基に隅金具のテン
プレート画像を作成するものとすることができる。
【0030】従って、本発明のうちの請求項9に記載の
発明によれば、2本の輪郭線を直線化した交点を基準に
テンプレート画像を作成するのではなく、交点を基準に
隅金具が存在する領域を限定するだけであること、さら
に複数の隅金具の穴部分のテンプレート画像を使用して
テンプレートマッチング処理を行って隅金具の穴中心位
置を検出し、そしてそれを基に隅金具のテンプレート画
像を作成するので、隅金具の領域を確実にテンプレート
画像とすることができる。
【0031】なお、テンプレートマッチング処理で計算
した相関値がしきい値以下であるならば、検出不能の判
断を付加することにより、誤検出の可能性を極力低減す
ることができる。ここで、検出不能の場合には、再検出
処理またはオペレータの介入を促すことで対応すればよ
い。
【0032】また、上記画像処理装置は、本発明のうち
の請求項10に記載の発明のように、テンプレートマッ
チング処理により上記荷役対象コンテナ上面の上記隅金
具を検出するものであって、上記荷役対象のコンテナ毎
に隅金具のテンプレート画像を作成する作成手段を有
し、上記作成手段は、上記テンプレートマッチング処理
を実施するとき、上記CCDカメラからの映像信号に対
して予め準備してある複数の隅金具の穴部分を検出する
ためのテンプレート画像を使用してテンプレートマッチ
ング処理を行って隅金具の穴中心位置を検出し、該検出
した隅金具の穴中心位置を基に隅金具のテンプレート画
像を作成するものとすることができる。
【0033】従って、本発明のうち請求項10に記載の
発明によれば、コンテナ上面の輪郭線を検出する必要が
なく、画像データ全体または隅金具が存在すると予想さ
れる範囲に対して複数の隅金具の穴部分のテンプレート
画像でテンプレートマッチング処理を行って隅金具の穴
中心位置を検出し、そしてそれを基に隅金具のテンプレ
ート画像を作成することができる。
【0034】なお、テンプレートマッチング処理で計算
した相関値がしきい値以下ならば、検出不能の判断を付
加することにより、誤検出の可能性を極力低減すること
ができる。ここで、検出不能の場合には、再検出処理ま
たはオペレータの介入を促すことで対応すればよい。
【0035】また、上記画像処理装置は、本発明のうち
の請求項11に記載の発明のように、テンプレートマッ
チング処理により上記荷役対象コンテナ上面の上記隅金
具を検出するものであって、上記荷役対象のコンテナ毎
に隅金具の穴付近のテンプレート画像を作成する作成手
段を有し、上記作成手段は、上記テンプレートマッチン
グ処理を実施するとき、上記CCDカメラからの映像信
号を画像処理して上記隅金具が存在する領域を限定し、
該限定した領域において予め準備してある複数の隅金具
の穴付近を検出するためのテンプレート画像を使用して
テンプレートマッチング処理を行って隅金具の穴付近の
テンプレート画像を作成するものとすることができる。
【0036】従って、本発明のうち請求項11に記載の
発明によれば、2本の輪郭線を直線化した交点を基準に
テンプレート画像を作成するのではなく、交点を基準に
隅金具が存在する領域を限定するだけであること、さら
に複数の隅金具の穴部分のテンプレート画像でテンプレ
ートマッチング処理を行って隅金具の穴中心位置を検出
し、そしてそれを基に隅金具の穴付近のテンプレート画
像を作成することができる。
【0037】なお、テンプレートマッチング処理で計算
した相関値がしきい値以下ならば、検出不能の判断を付
加することにより、誤検出の可能性を極力低減すること
ができる。ここで、検出不能の場合には、再検出処理ま
たはオペレータの介入を促すことで対応すればよい。
【0038】また、上記画像処理装置は、本発明のうち
の請求項12に記載の発明のように、テンプレートマッ
チング処理により上記荷役対象コンテナ上面の上記隅金
具を検出するものであって、上記荷役対象のコンテナ毎
に隅金具の穴付近のテンプレート画像を作成する作成手
段を有し、上記作成手段は、上記テンプレートマッチン
グ処理を実施するとき、上記CCDカメラからの映像信
号に対して予め準備してある複数の隅金具の穴付近を検
出するためのテンプレート画像を使用してテンプレート
マッチング処理を行って隅金具の穴付近のテンプレート
画像を作成するものとすることができる。
【0039】従って、本発明のうち請求項12に記載の
発明によれば、コンテナ上面の輪郭線を検出する必要が
なく、画像データ全体または隅金具が存在すると予想さ
れる範囲に対して複数の隅金具の穴部分のテンプレート
画像でテンプレートマッチング処理を行って隅金具の穴
中心位置を検出し、それを基に隅金具の穴付近のテンプ
レート画像を作成することができる。
【0040】なお、テンプレートマッチング処理で計算
した相関値がしきい値以下ならば、検出不能の判断を付
加することにより、誤検出の可能性は極力低減すること
ができる。ここで、検出不能の場合には、再検出処理ま
たはオペレータの介入を促すことで対応すればよい。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しなが
ら、本発明によるコンテナ位置検出装置の実施の形態を
詳細に説明するものとする。
【0042】なお、以下の説明においては、各図におい
て同一または相当する構成には、各図において同一の符
号を付して示すこととし、その詳細な構成ならびに作用
の説明は省略する。
【0043】(1) 本発明によるコンテナ位置検出装
置の第1の実施の形態についての説明 図3乃至図4を参照しながら、本発明によるコンテナ位
置検出装置の第1の実施の形態について説明する。
【0044】なお、図3には、本発明の第1の実施の形
態によるコンテナ位置検出装置を表すブロック構成図が
示されており、また、図4には、本発明の第1の実施の
形態によるコンテナ位置検出装置における各種機器の構
成を表す斜視図が示されている。
【0045】ここで、この本発明の第1の実施の形態に
よるコンテナ位置検出装置10においては、コンテナク
レーンやトランスファークレーンなどのようなコンテナ
を搬送するクレーンに設けられた吊具100の下面10
0a側の四隅に、4台のCCDカメラ200a、200
b、200c、200dがそれぞれ配設されるととも
に、これら4台のCCDカメラ200a、200b、2
00c、200dそれぞれの近傍には、4台の照明光源
12a、12b、12c、12dがそれぞれ配設されて
いる。
【0046】ここで、これらCCDカメラ200a乃至
200dと照明光源12a乃至12dとは、コンテナ1
02の上面102a側の四隅にそれぞれ配設された隅金
具104a、104b、104c、104dとそれぞれ
対向するように、吊具100に鉛直下向きに設置されて
いる。
【0047】具体的には、CCDカメラ200aと照明
光源12aとが対となって隅金具104aと対向し、C
CDカメラ200bと照明光源12bとが対となって隅
金具104bと対向し、CCDカメラ200cと照明光
源12cとが対となって隅金具104cと対向し、CC
Dカメラ200dと照明光源12dとが対となって隅金
具104dと対向している。
【0048】そして、照明光源12a乃至12dは、そ
れぞれ対向するコンテナ102の隅金具104a乃至1
04d付近を照明し、コンテナ102が暗所に位置して
いる場合でも、それぞれ対の関係にあるCCDカメラ2
00a乃至200dによって、それぞれ対応する隅金具
104a乃至104d付近を撮影することを可能とする
ものである。
【0049】なお、4台のCCDカメラ200a乃至2
00dは、外部同期により同じタイミングで撮影を行う
ものである。
【0050】また、吊具100の下面100aの略中央
部位には、距離測定器14が鉛直下向きに設置されてい
る。この距離測定器14は、CCDカメラ200a乃至
200dが撮影するタイミングで、吊具100の下面1
00aとコンテナ102の上面102aとの間の距離を
測定し、その測定結果が示す距離を距離情報(撮影距離
データ)として出力する。
【0051】そして、CCDカメラ200a乃至200
dでそれぞれ撮影された映像信号(画像データ)は、そ
れぞれ対応する画像処理装置16a乃至16dへ送られ
る。
【0052】ここで、画像処理装置16a乃至16d
は、テンプレートマッチング処理により、コンテナ10
2のそれぞれ対応する隅金具104a乃至104d領域
の2次元座標を検出する。即ち、画像処理装置16aは
隅金具104a領域の2次元座標を検出し、画像処理装
置16bは隅金具104b領域の2次元座標を検出し、
画像処理装置16cは隅金具104c領域の2次元座標
を検出し、画像処理装置16dは隅金具104d領域の
2次元座標を検出する。
【0053】さらに、このコンテナ位置検出装置10に
は、演算装置18と、照明光源12a乃至12dにそれ
ぞれ対応して設けられたコントローラ20a乃至20d
を備えている。
【0054】ここで、演算装置18は、4台の画像処理
装置16a乃至16dで検出した隅金具104a乃至1
04d領域の2次元座標と距離測定器14から出力され
た距離情報とに基づいて、吊具100に対するコンテナ
102上面の3次元位置と水平面内回転角(スキュー)
とを演算する。
【0055】また、コントローラ20a乃至20dは、
演算装置18を経由して距離測定器14により得られた
距離情報やCCDカメラ200a乃至200dでそれぞ
れ撮影された映像信号の明るさを基に、照明光源12a
乃至12dの発光強度を調節する装置である。このコン
テナ位置検出装置10においては、4台の照明光源12
a乃至12d毎に、それぞれコントローラ20a乃至2
0dを設けている。
【0056】なお、画像処理装置16a乃至16dと演
算装置18とコントローラ20a乃至20dとは、図4
においては図示していないが、吊具100に配設しても
よいし、あるいは、コンテナクレーン1の上やトロリ7
の上、または、運転室R1内に設置するようにしてもよ
い(図5参照)。
【0057】次に、図5乃至図8を参照しながら、コン
テナ位置検出装置10の作用について説明する。
【0058】なお、図5は本発明の第1の実施の形態に
よるコンテナ位置検出装置10を備えたコンテナクレー
ンの全体構成説明図であり、また、図6はコンテナ位置
検出装置10により実行される処理ルーチンを示すフロ
ーチャートであり、また、図7は隅金具104a乃至1
04d領域の検出方法を示す説明図であり、また、図8
はテンプレート画像をスケール変換して更新する処理を
示すブロック説明図である。
【0059】まず、図5を参照しながら、コンテナ位置
検出装置10を備えたコンテナクレーンの全体構成を説
明すると、コンテナクレーン1は、岸壁2上にレール3
を介して走行移動自在に配設された海側脚4と陸側脚5
とによって支持されている。
【0060】そして、ガーダ6上を横行移動自在なトロ
リ7よって支持された吊具100によって、荷役対象の
コンテナ102を吊り下げて、コンテナ船8からシャー
シ9へ、あるいはシャーシ9からコンテナ船8へ、当該
吊り下げたコンテナ102を移動するものである。
【0061】なお、符号R1は、コンテナクレーン1の
運転者が搭乗する運転室であり、また、符号R2は、コ
ンテナクレーン1を動作させるための各種の動力機械な
どを収容した機械室である。
【0062】ここで、従来より公知の技術などを用い
て、荷役対象のコンテナ102の概略位置情報を把握し
て、コンテナクレーン1の吊具100を当該荷役対象の
コンテナ102のほぼ上空(例えば、上空2m、横行方
向の位置決め精度は±300mm以内)に自動的に移動
させる。
【0063】このとき、吊具100が当該荷役対象のコ
ンテナ102のほぼ上空に達し、例えば、吊具100と
当該荷役対象のコンテナ102との横行ずれ量が±1m
以内になったことを確認すると、本発明のコンテナ位置
検出装置10は、図6のフローチャートに示す処理を開
始する。
【0064】次に、図6に示すフローチャートを参照し
ながら、コンテナ位置検出装置10が実行する処理ルー
チンを詳細に説明することとする。
【0065】図6のフローチャートに示す処理が開始さ
れると、4台のCCDカメラ200a乃至200dによ
って、鉛直下向きに存在する荷役対象のコンテナ102
付近を撮影し、CCDカメラ200a乃至200dの映
像信号(画像データ)を画像処理装置16a乃至16d
に入力する(ステップS602)。
【0066】また、4台のCCDカメラ200a乃至2
00dが撮影するタイミングで、距離測定器14によっ
て、吊具100の下面100aと荷役対象のコンテナ1
02の上面102aとの間の距離を測定し、その測定結
果の距離を表す距離情報を演算装置20に入力する(ス
テップS604)。ここで、距離測定器14は、例え
ば、レーザー距離計のように直接的に距離を測定するよ
うな機器でもよいし、また、クレーンの巻きドラムに設
置されたエンコーダーの出力を距離に換算するような機
器でもよく、種々のタイプのものを適宜に利用すること
が可能である。
【0067】次に、テンプレートマッチング処理に必要
な荷役対象のコンテナ102のテンプレート画像がある
か否かを判断する(ステップS606)。
【0068】このステップS606の判断処理におい
て、テンプレートマッチング処理に必要な荷役対象のコ
ンテナ102のテンプレート画像が無いと判断された場
合には、ステップS608の処理へ進み、CCDカメラ
200a乃至200dで撮影した画像データから荷役対
象のコンテナ102の上面における対応する隅金具10
4a乃至104dの領域を検出する(なお、隅金具10
4a乃至104d領域を検出する手法については、図7
を参照しながら後述する。)。
【0069】それから、ステップS608で検出した隅
金具104a乃至104dの領域に基づいて、テンプレ
ートマッチング処理に必要なテンプレート画像(基準パ
ターン)を作成する(ステップS610)。
【0070】そして、上記したステップS610の処理
を終了すると、ステップS614の処理へ進む。
【0071】一方、ステップS606の判断処理におい
て、テンプレートマッチング処理に必要な荷役対象のコ
ンテナ102のテンプレート画像が有ると判断された場
合には、ステップS612の処理へ進み、テンプレー卜
画像を作成したときの距離情報と現在撮影した画像デー
タの距離情報との比に基づいて、テンプレー卜画像をス
ケール変換して更新する。このテンプレー卜画像をスケ
ール変換して更新する処理については、図8に示すブロ
ック説明図を参照しながら後述する。
【0072】そして、上記したステップS612の処理
を終了すると、ステップS614の処理へ進む。
【0073】このステップS614の処理においては、
ステップS610において作成したテンプレート画像ま
たはステップS612において更新したテンプレート画
像を使用して、現在の画像データに対してテンプレート
マッチング処理(例えば、正規化相関処理である。)を
実施し、画像データ上の隅金具104a乃至104d領
域の2次元座標を特定する。ここで、2次元座標とは、
例えば、隅金具の穴中心位置座標である。
【0074】それから、CCDカメラ200a乃至20
0dと荷役対象のコンテナ102との間の距離は、距離
測定器14で測定して既知のため、ステップS614で
得られた画像データ上の隅金具104a乃至104d領
域の2次元座標は、CCDカメラ200a乃至200d
を基準とした3次元位置データに変換できる。即ち、4
台のCCDカメラ200a乃至200dで撮影した画像
データについて、各々隅金具104a乃至104dの3
次元位置データを求め、最終的に吊具100に対する荷
役対象のコンテナ102の3次元位置と回転角(スキュ
ー)とを計算するものである(ステップS616)。
【0075】そして、このステップS616の処理を終
了すると、この処理ルーチンのフローチャートを終了す
る。
【0076】なお、上記した図6に示す処理ルーチンの
フローチャートは、吊具100と荷役対象のコンテナ1
02とが係合されるまで、繰り返し実行されるものであ
る。
【0077】次に、図7を参照しながら、画像処理装置
16a乃至16dにより実行される隅金具104a乃至
104d領域の検出方法を説明する。
【0078】ここで、図7(a)は、CCDカメラ20
0a乃至200dのいずれかで撮影した映像信号(画像
データ:原画像)であるものとする。吊具100が、荷
役対象のコンテナ102のほぼ上空(例えば、横行方向
±1m以内)に配置されているため、画像データのほぼ
中央に荷役対象のコンテナ10と検出対象の隅金具10
4a乃至104dのいずれかが存在する。
【0079】次に、図7(b)は、荷役対象のコンテナ
102の上面102a領域を検出した結果(斜線部)を
示している。なお、荷役対象のコンテナ102の上面1
02a領域の検出としては、例えば、ある閾値以上の領
域を検出する2値化処理によって実現することができ
る。
【0080】さらに、図7(c)は、図7(b)に示す
ようにして検出した荷役対象のコンテナ102の上面1
02a領域のコンテナエッジを直線近似し、その交点を
検出した様子を示している。検出した荷役対象のコンテ
ナ102の上面102a領域のコンテナエッジを直線近
似する方法としては、例えばハフ変換(参考文献:例え
ば、画像解析ハンドブック、高木幹雄、下田陽久監修、
東京大学出版会、p.572)を利用することができ
る。
【0081】また、別の方法として、図7(a)の映像
信号を微分処理してもコンテナ102の上面102a領
域のコンテナ・エッジを抽出できる。
【0082】図7(d)は、隅金具領域検出結果(斜線
部)である。ここで、図7(a)の画像データを撮影し
たCCDカメラの視野角度と撮影距離(距離測定器14
により測定した距離情報から得られる。)とが既知であ
れば、画像データ上の1画素の大きさが計算で求めら
れ、また、隅金具104a乃至104dの寸法は固定さ
れているので、画像上の2直線の交点座標を基準とし
て、隅金具104a乃至104dの領域を検出すること
ができる。
【0083】検出した隅金具104a乃至104dの領
域は、テンプレー卜画像(基準パターン)として、対応
する画像処理装置16a乃至16d内部にそれぞれ保存
される。
【0084】従って、上記した図7(a)乃至図7
(d)に示す手法により、荷役対象のコンテナ102毎
に隅金具104a乃至104d領域を検出することがで
き、その検出結果に基づいて、荷役対象のコンテナ10
2毎にテンプレート画像を作成することができる。
【0085】次に、図8を参照しながら、テンプレート
画像をスケール変換して更新する処理について説明す
る。
【0086】即ち、テンプレートマッチング処理を実施
すると、検出した隅金具104a乃至104dの2次元
座標と検出した隅金具104a乃至104d領域とが出
力として得られる。この検出した隅金具104a乃至1
04d領域を、スケール変換比kを基にスケール変換
し、更新した新しいテンプレート画像とする。スケール
変換比kは、例えば、次に示す式(1)で与えられるも
のである。
【0087】即ち、 k=(検出した隅金具領域の画像の撮影距離)/(新しい入力画像の撮影距 離 ・・・ 式(1) となる。
【0088】以上において説明したように、画像データ
(入力画像)を取り込んだときの撮影距離データがあれ
ば、テンプレート画像を更新することができる。
【0089】また、荷役対象のコンテナ102の回転角
(スキュー)θは、2箇所の隅金具の3次元位置を(x
1,y1,z1)と(x2,y2,z2)とすると、次
に示す式(2)で与えられる(なお、(x:横行方向、
y:走行方向、z:巻き高さ方向)とする。)。
【0090】即ち、 tanθ=(y2−y1)/(x2−x1) ・・・式(2) である。
【0091】以上、上記した処理の流れにより、吊具1
00に対する荷役対象のコンテナ102の3次元位置と
回転角(スキュー)を逐次検出することができる。
【0092】なお、夜間の場合には、ステップS604
で測定した距離情報とCCDカメラ200a乃至200
dの映像信号の明るさを基にコントローラ20a乃至2
0dを制御して、照明光源12a乃至12dの発光強度
を調節する。このように、照明光源12a乃至12dの
発光強度を制御することにより、CCDカメラ200a
乃至200dにより夜間でも一定の明るさで画像データ
を撮影することができるので、明るさが一定の画像デー
タを得ることができる。
【0093】なお、本発明の第1の実施の形態によるコ
ンテナ位置検出装置10では、画像処理装置16a乃至
16dならびにコントローラ20a乃至20dを、CC
Dカメラ200a乃至200dならびに照明光源12a
乃至12dに対して1台ずつ配置する構成となされてい
るので、画像処理装置16a乃至16dならびにコント
ローラ20a乃至20dをCCDカメラ200a乃至2
00dならびに照明光源12a乃至12dの近くに配置
するのに適している。
【0094】また、画像処理の内容や設定が各CCDカ
メラ200a乃至200dでそれぞれ異なる場合には、
画像処理装置が4台(16a乃至16d)の場合のほう
がメンテナンスの際に対応がし易い。さらに、画像処理
装置としては、同じものを4台準備すればよいので、コ
ストダウンを図ることも可能となる。
【0095】コントローラ20a乃至20dについて
も、照明光源12a乃至12dが1台ずつ異なった特性
を持っている場合には、4台の方がメンテナンスの際に
対応がし易い。
【0096】以上において説明したことが、本発明の第
1の実施の形態によるコンテナ位置検出装置10の作用
である。
【0097】(2) 本発明によるコンテナ位置検出装
置の第2の実施の形態についての説明 図9に示す本発明の第2の実施の形態によるコンテナ位
置検出装置を表すブロック構成図を参照しながら、本発
明によるコンテナ位置検出装置の第2の実施の形態につ
いて説明する。
【0098】なお、図4に示す本発明の第1の実施の形
態によるコンテナ位置検出装置における各種機器の構成
を表す斜視図を、図9に示す本発明の第2の実施の形態
によるコンテナ位置検出装置における各種機器の構成を
表す斜視図として援用する。
【0099】ここで、本発明の第2の実施の形態による
コンテナ位置検出装置300と上記した本発明の第1の
実施の形態によるコンテナ位置検出装置10とは、コン
テナ位置検出装置10が、4台のCCDカメラ200a
乃至200d毎に画像処理装置16a乃至16dをそれ
ぞれ配設するとともに、4台の照明光源12a乃至12
d毎にコントローラ20a乃至20dをそれぞれ配設し
ているものであるのに対して、コンテナ位置検出装置3
00が、単一の画像処理装置316により4台のCCD
カメラ200a乃至200dの処理を行うとともに、単
一のコントローラ320により4台の照明光源12a乃
至12d処理を行う点で、両者は異なっている。
【0100】このコンテナ位置検出装置300において
は、CCDカメラ200a乃至200dでそれぞれ撮影
された映像信号は、1台の画像処理装置316へ出力さ
れる。
【0101】ここで、画像処理装置316は、テンプレ
ートマッチング処理により、コンテナ102のそれぞれ
対応する隅金具104a乃至104d領域の2次元座標
を検出する。即ち、画像処理装置316は、CCDカメ
ラ200aに対応する隅金具104a領域の2次元座標
を検出し、CCDカメラ200bに対応する隅金具10
4b領域の2次元座標を検出し、CCDカメラ200c
に対応する隅金具104c領域の2次元座標を検出し、
CCDカメラ200dに対応する隅金具104d領域の
2次元座標を検出する。
【0102】また、このコンテナ位置検出装置300
は、演算装置18と、1台のコントローラ320とを備
えている。
【0103】ここで、演算装置18は、画像処理装置3
16で検出した隅金具104a乃至104d領域の2次
元座標と距離測定器14により得られた距離情報とに基
づいて、吊具100に対するコンテナ102上面の3次
元位置と水平面内回転角(スキュー)とを演算する。
【0104】また、コントローラ320は、演算装置1
8を経由して距離測定器14により得られた距離情報と
CCDカメラ200a乃至200dの映像信号の明るさ
を基に、照明光源12a乃至12dの発光強度を調節す
る装置である。このコンテナ位置検出装置10において
は、4台の照明光源12a乃至12dに対して、1台の
コントローラ320を設けている。
【0105】なお、画像処理装置316と演算装置18
とコントローラ320とは、図4においては図示してい
ないが、吊具100上に配設してもよいし、あるいは、
コンテナクレーン1の上やトロリ7の上、または、運転
室R1内に設置するようにしてもよい(図5参照)。
【0106】次に、コンテナ位置検出装置300の作用
について説明するが、コンテナ位置検出装置300の作
用は、基本的には上記したコンテナ位置検出装置10の
作用と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
【0107】ここで、コンテナ位置検出装置300がコ
ンテナ位置検出装置10と異なる点は、画像処理装置3
16とコントローラ320とがそれぞれ1台ずつである
点である。これは、基本的には外観上のことであり、実
質的には画像処理装置316の中では4台分(画像処理
装置16a乃至16d)の画像処理が並列で行われてお
り、また、コントローラ320の中では4台分の照明光
源12a乃至12dの発光制御が並列かつ独立で行われ
ている。
【0108】なお、このコンテナ位置検出装置300に
よれば、照明光源12a乃至12dの発光制御の処理を
共通化して行うことできるので、メンテナンスの際にお
ける労力を軽減することができる。
【0109】(3) 本発明によるコンテナ位置検出装
置の第3の実施の形態についての説明 図10乃至図11を参照しながら、本発明によるコンテ
ナ位置検出装置の第3の実施の形態について説明する。
【0110】なお、図10には、本発明の第3の実施の
形態によるコンテナ位置検出装置を表すブロック構成図
が示されており、また、図11には、本発明の第3の実
施の形態によるコンテナ位置検出装置における各種機器
の構成を表す斜視図が示されている。
【0111】ここで、本発明の第3の実施の形態による
コンテナ位置検出装置400と上記した本発明の第1の
実施の形態によるコンテナ位置検出装置10とは、コン
テナ位置検出装置10が、4台の照明光源12a乃至1
2dと当該4台の照明光源12a乃至12dに対応する
4台のコントローラ20a乃至20dとをそれぞれ備え
るものであるのに対して、コンテナ位置検出装置400
が、そうしたものを一切備えていない点で、両者は異な
っている。
【0112】この本発明の第3の実施の形態によるコン
テナ位置検出装置400においては、コンテナクレーン
1やトランスファークレーンに設けられた吊具100の
下面100a側の四隅に、4台のCCDカメラ200
a、200b、200c、200dがそれぞれ配設され
ている。
【0113】ここで、これらCCDカメラ200a乃至
200dは、コンテナ102の上面102a側の四隅に
それぞれ配設された隅金具104a、104b、104
c、104dとそれぞれ対向するように、吊具100に
鉛直下向きに設置されている。そして、CCDカメラ2
00aによってコンテナ102上の隅金具104a付近
を撮影し、CCDカメラ200bによってコンテナ10
2上の隅金具104b付近を撮影し、CCDカメラ20
0cによってコンテナ102上の隅金具104c付近を
撮影し、CCDカメラ200cによってコンテナ102
上の隅金具104c付近を撮影する。
【0114】即ち、本発明の第3の実施の形態によるコ
ンテナ位置検出装置400は、本発明の第1の実施の形
態によるコンテナ位置検出装置10あるいは本発明の第
2の実施の形態によるコンテナ位置検出装置300とは
異なり、吊具100上には特別な照明光源(例えば、照
明光源12a乃至12dなど)は設置していない。しか
しながら、このことは、明るさが全く必要ないことを意
味するものではなく、コンテナクレーン1などが従来か
ら備えている照明光源(例えば、水銀灯)で、十分な明
るさ得ることができるものであることを前提としてい
る。もし、明るさが不十分の場合には、コンテナクレー
ン1の本体に必要なだけ照明光源を設置するものとす
る。
【0115】なお、4台のCCDカメラ200a乃至2
00dは、外部同期により同じタイミングで撮影を行う
ものである。
【0116】また、画像処理装置16a乃至16dと演
算装置18とは、図11においては図示していないが、
吊具100に配設してよいし、あるいは、コンテナクレ
ーン1の上やトロリ7の上、または、運転室R1内に設
置するようにしてもよい(図5参照)。
【0117】次に、コンテナ位置検出装置400の作用
について説明するが、コンテナ位置検出装置400の作
用は、基本的には上記したコンテナ位置検出装置10の
作用と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
【0118】ここで、コンテナ位置検出装置400がコ
ンテナ位置検出装置10と異なる点は、照明光源12a
乃至12dとコントローラ20a乃至20dとを備えて
いない点のみである。
【0119】従って、コンテナ位置検出装置400の処
理としては、コンテナ位置検出装置10に示す処理の中
で、照明光源12a乃至12dとコントローラ20a乃
至20dとに関する処理を除いた処理が行われることに
なる。
【0120】(4) 本発明によるコンテナ位置検出装
置の第4の実施の形態についての説明 図12を参照しながら、本発明によるコンテナ位置検出
装置の第4の実施の形態について説明する。
【0121】この本発明によるコンテナ位置検出装置の
第4の実施の形態は、上記した本発明によるコンテナ位
置検出装置の第1の実施の形態乃至第3の実施の形態に
おいて、CCDカメラ200a乃至200dが、距離測
定器14により測定された距離情報(測定データ)に基
づいて撮像倍率を自動調節する機能を備えるように変形
したものである。
【0122】従って、本発明によるコンテナ位置検出装
置の第4の実施の形態のブロック構成図ならびに各種機
器の構成を表す斜視図は、上記した本発明によるコンテ
ナ位置検出装置の第1の実施の形態乃至第3の実施の形
態のブロック構成図(図3、図9、図10)ならびに各
種機器の構成を表す斜視図(図4、図11)と共通であ
るので、これら援用することによりその説明を省略す
る。
【0123】従来の技術において、図5に示すように、
荷役対象のコンテナ102の概略位置情報が把握できて
いれば、コンテナクレーン1の吊具100を荷役対象の
コンテナ102のほぼ上空に自動的に移動させることが
できる(なお、±200mm〜±300mm程度の横行
方向の誤差はある。)。
【0124】吊具100が荷役対象のコンテナ102の
ほぼ上空に達して、例えば、吊具100と荷役対象のコ
ンテナ102との横行ずれ量が±1m以内になったこと
を確認すると、本発明によるコンテナ位置検出装置の第
4の実施の形態は、図12のフローチャートに示す処理
を開始する。
【0125】次に、図12に示すフローチャートを参照
しながら、本発明によるコンテナ位置検出装置の第4の
実施の形態が実行する処理ルーチンを詳細に説明するこ
ととする。
【0126】図12のフローチャートに示す処理が開始
されると、4台のCCDカメラ200a乃至200dに
よって、鉛直下向きに存在する荷役対象のコンテナ10
2付近を撮影し、CCDカメラ200a乃至200dの
映像信号(画像データ)を画像処理装置に入力する(ス
テップS1202)。
【0127】また、4台のCCDカメラ200a乃至2
00dの撮影のタイミングで、距離測定器14によっ
て、吊具100の下面100aと荷役対象のコンテナ1
02の上面102aとの間の距離を測定し、その測定結
果である距離を示す距離情報を演算装置に入力する(ス
テップS1204)。ここで、距離測定器14は、例え
ば、レーザー距離計のように直接的に距離を測定するよ
うな機器でもよいし、また、クレーンの巻きドラムに設
置されたエンコーダーの出力を距離に換算するような機
器でもよく、種々のタイプのものを適宜に利用すること
が可能である。
【0128】次に、テンプレートマッチング処理に必要
な荷役対象のコンテナ102のテンプレート画像がある
か否かを判断する(ステップS1206)。
【0129】このステップS1206の判断処理におい
て、テンプレートマッチング処理に必要な荷役対象のコ
ンテナ102のテンプレート画像が無いと判断された場
合には、ステップS1208の処理へ進み、CCDカメ
ラ200a乃至200dで撮影した映像信号(画像デー
タ)から荷役対象のコンテナ102の上面102aにお
ける対応する隅金具104a乃至104d領域を検出す
る(なお、隅金具104a乃至104d領域を検出する
手法については、図7を参照しながら行った上記説明を
援用する。)。
【0130】それから、ステップS1208で検出した
隅金具104a乃至104d領域に基づいて、テンプレ
ートマッチング処理に必要なテンプレート画像(基準パ
ターン)を作成する(ステップS1210)。
【0131】そして、上記したステップS1210の処
理を終了すると、ステップS1212の処理へ進む。
【0132】一方、ステップS1206の判断処理にお
いて、テンプレートマッチング処理に必要な当該荷役対
象のコンテナ102のテンプレート画像がある場合に
は、ステップS1212の処理へ進む。
【0133】このステップS1212の処理において
は、ステップS1210において作成したテンプレート
画像を使用して、現在の映像信号(画像データ)に対し
てテンプレートマッチング処理(例えば、正規化相関処
理である。)を実施し、映像信号(画像データ)上の隅
金具104a乃至104d領域の2次元座標を特定す
る。ここで、2次元座標とは、例えば、隅金具の穴中心
位置座標である。
【0134】それから、CCDカメラ200a乃至20
0dと荷役対象のコンテナ102との間の距離は、距離
測定器14で測定して既知のため、ステップS1212
で得られた画像データ上の隅金具104a乃至104d
領域の2次元座標は、CCDカメラ200a乃至200
dを基準とした3次元位置データに変換できる。即ち、
4台のCCDカメラ200a乃至200dで撮影した映
像信号(画像データ)について、各々隅金具104a乃
至104dの3次元位置データを求め、最終的に吊具1
00に対する当該荷役対象のコンテナ102の3次元位
置と回転角(スキュー)とを計算するものである(ステ
ップS1214)。
【0135】そして、このステップS1214の処理を
終了すると、この処理ルーチンのフローチャートを終了
する。
【0136】なお、上記した図12に示す処理ルーチン
のフローチャートは、吊具100と荷役対象のコンテナ
102とが係合されるまで、繰り返し実行されるもので
ある。
【0137】以上において説明した処理ルーチンによ
り、吊具100に対する荷役対象のコンテナ102の3
次元位置と回転角(スキュー)とを逐次検出することが
できる。
【0138】なお、この本発明によるコンテナ位置検出
装置の第4の実施の形態と第1の実施の形態乃至第3の
実施の形態との差異は、この第4の実施の形態における
CCDカメラ200a乃至200dが、距離測定器14
により測定された距離情報(測定データ)に基づいて撮
像倍率を自動調節する機能を備えているものであるた
め、CCDカメラ200a乃至200dで撮影された画
像データ上の隅金具104a乃至104d領域の大きさ
がほぼ一定となるので、テンプレート画像を更新する必
要がないことである。これが、本発明によるコンテナ位
置検出装置の第4の実施の形態の大きな特徴である。
【0139】(5) 本発明によるコンテナ位置検出装
置の第5の実施の形態についての説明 図13、図14ならびに図15を参照しながら、本発明
によるコンテナ位置検出装置の第5の実施の形態につい
て説明する。
【0140】この本発明によるコンテナ位置検出装置の
第5の実施の形態は、上記した本発明によるコンテナ位
置検出装置の第1の実施の形態乃至第3の実施の形態に
おいて、画像処理装置(16a乃至16d、316)の
処理が異なるように変形したものである。
【0141】従って、本発明によるコンテナ位置検出装
置の第5の実施の形態のブロック構成図ならびに各種機
器の構成を表す斜視図は、上記した本発明によるコンテ
ナ位置検出装置の第1の実施の形態乃至第3の実施の形
態のブロック構成図(図3、図9、図10)ならびに各
種機器の構成を表す斜視図(図4、図11)と共通であ
るので、これら援用することによりその説明を省略す
る。
【0142】以下、図13、図14ならびに図15を参
照しながら、この本発明によるコンテナ位置検出装置の
第5の実施の形態が、第1の実施の形態乃至第3の実施
の形態と異なる点について説明する。
【0143】従来の技術において、図5に示すように、
荷役対象のコンテナ102の概略位置情報を把握して、
コンテナクレーン1の吊具100を荷役対象のコンテナ
102のほぼ上空(横行方向の誤差は±300mm以
内)に自動的に移動させる。
【0144】吊具100が荷役対象のコンテナ102の
ほぼ上空に達して、例えば、吊具100と荷役対象のコ
ンテナ102との横行ずれ量が±1m以内になったこと
を確認すると、本発明によるコンテナ位置検出装置の第
5の実施の形態は、図13のフローチャートに示す処理
を開始する。
【0145】次に、図13に示すフローチャートを参照
しながら、本発明によるコンテナ位置検出装置の第5の
実施の形態が実行する処理ルーチンを詳細に説明するこ
ととする。
【0146】図13のフローチャートに示す処理が開始
されると、4台のCCDカメラ200a乃至200dに
よって、鉛直下向きに存在する当該荷役対象のコンテナ
102付近を撮影し、CCDカメラ200a乃至200
dの映像信号(画像データ)を画像処理装置に入力する
(ステップS1302)。
【0147】また、4台のCCDカメラ200a乃至2
00dの撮影のタイミングで、距離測定器14によっ
て、距離測定器14から鉛直下向きにある当該荷役対象
のコンテナ102までの距離を測定し、その測定結果で
ある距離を示す距離情報を演算装置に入力する(ステッ
プS1304)。ここで、距離測定器14は、例えば、
レーザー距離計のように直接的に距離を測定するような
機器でもよいし、また、クレーンの巻きドラムに設置さ
れたエンコーダーの出力を距離に換算するような機器で
もよく、種々のタイプのものを適宜に利用することが可
能である。
【0148】次に、テンプレートマッチング処理に必要
な荷役対象のコンテナ102のテンプレート画像がある
か否かを判断する(ステップS1306)。
【0149】このステップS1306の判断処理におい
て、テンプレートマッチング処理に必要な当該荷役対象
のコンテナ102のテンプレート画像が無いと判断され
た場合には、ステップS1308の処理へ進み、CCD
カメラ200a乃至200dで撮影した画像データから
荷役対象のコンテナ102の上面102aにおける対応
する隅金具104a乃至104dの領域を検出する(な
お、隅金具104a乃至104d領域を検出する手法に
ついては、図7を参照しながら行った上記説明を援用す
る。)。
【0150】それから、ステップS1308で検出した
隅金具104a乃至104dの領域を基に、テンプレー
トマッチング処理に必要なテンプレート画像(基準パタ
ーン)を作成する(ステップS1310)。
【0151】そして、上記したステップS1310の処
理を終了すると、ステップS1312の処理へ進む。
【0152】一方、ステップS1306の判断処理にお
いて、テンプレートマッチング処理に必要な当該荷役対
象のコンテナ102のテンプレート画像があると判断さ
れた場合には、ステップS1312の処理へ進み、テン
プレー卜画像を作成したときの距離情報と現在撮影した
画像データの距離情報との比を基に、入力画像をスケー
ル変換してテンプレート画像の大きさに合わせる(な
お、このステップS1312における入力画像の大きさ
変更の処理の詳細については、図14を参照しながら後
述する。)。
【0153】そして、上記したステップS1312の処
理を終了すると、ステップS1314の処理へ進む。
【0154】このステップS1314の処理において
は、ステップS1310において作成したテンプレート
画像を使用して、スケール変換した画像データに対して
テンプレートマッチング処理(例えば、正規化相関処理
である。)を実施し、画像データ上の隅金具104a乃
至104d領域の2次元座標を特定する。ここで、2次
元座標とは、例えば、隅金具の穴中心位置座標である。
【0155】それから、CCDカメラ200a乃至20
0dと荷役対象のコンテナ102との間の距離は、距離
測定器14で測定して既知のため、ステップS1314
で得られた画像データ上の隅金具104a乃至104d
領域の2次元座標は、CCDカメラ200a乃至200
dを基準とした3次元位置データに変換できる。即ち、
4台のCCDカメラ200a乃至200dで撮影した画
像データについて、各々隅金具104a乃至104dの
3次元位置データを求め、最終的に吊具100に対する
当該荷役対象のコンテナ102の3次元位置と回転角
(スキュー)とを計算するものである(ステップS13
16)。
【0156】そして、このステップS1316の処理を
終了すると、この処理ルーチンのフローチャートを終了
する。
【0157】なお、上記した図13に示す処理ルーチン
のフローチャートは、吊具100と荷役対象のコンテナ
102とが係合されるまで、繰り返し実行されるもので
ある。
【0158】次に、図14を参照しながら、上記したス
テップS1312における入力画像の大きさ変更の処理
の詳細について説明する。
【0159】入力画像は、スケール変換比hを基にスケ
ール変換される。ここで、スケール変換比hは、例え
ば、次に示す式(3)で与えられる。
【0160】即ち、 h=(新しい人力画像の撮影距離)/(検出した隅金具領域の画像の撮影距 離) ・・・ 式(3) により与えられる。
【0161】以上のように、入力画像(画像データ)を
取り込んだときの撮影距離データが判れば、入力画像の
大きさをテンプレート画像に合せることができる。
【0162】ここで、本発明によるコンテナ位置検出装
置の第5の実施の形態と第1の実施の形態とを比較する
と、第1の実施の形態は撮影距離が短くなるほどテンプ
レ一卜画像の大きさが大きくなっていくのに対して、第
5の実施の形態はテンプレー卜画像の大きさが一定であ
る。テンプレートマッチング処理に要する時間は、テン
プレート画像の大きさに相関があるため、第1の実施の
形態では徐々に処理時間が増加する傾向があるのに対し
て、第5の実施の形態では処理時間をほぼ一定に保つこ
とができる。
【0163】このため、処理時間を短縮する必要がある
場合には、上記した第5の実施の形態は有効である。
【0164】なお、図15に示すように、図8と図14
との処理を組み合わせるようにしてもよい。
【0165】以上が、本発明のコンテナ位置検出装置の
実施の第5形態の作用である。
【0166】(6) 本発明によるコンテナ位置検出装
置の第6の実施の形態についての説明 図16ならびに図17を参照しながら、本発明によるコ
ンテナ位置検出装置の第6の実施の形態について説明す
る。
【0167】この本発明によるコンテナ位置検出装置の
第6の実施の形態は、上記した本発明によるコンテナ位
置検出装置の第1の実施の形態乃至第3の実施の形態に
おいて、画像処理装置(16a乃至16d、316)の
処理が異なるように変形したものである。
【0168】従って、本発明によるコンテナ位置検出装
置の第6の実施の形態のブロック構成図ならびに各種機
器の構成を表す斜視図は、上記した本発明によるコンテ
ナ位置検出装置の第1の実施の形態乃至第3の実施の形
態のブロック構成図(図3、図9、図10)ならびに各
種機器の構成を表す斜視図(図4、図11)と共通であ
るので、これら援用することによりその説明を省略す
る。
【0169】以下、図16ならびに図17を参照しなが
ら、この本発明によるコンテナ位置検出装置の第6の実
施の形態の作用を説明するが、この第6の実施の形態の
特徴は、予め吊具100と荷役対象のコンテナ102と
の間の距離情報に対応したコンテナ102上面の隅金具
104a乃至104bの画像を、テンプレート画像とし
て1枚または複数枚準備しておくことである。なお、テ
ンプレート画像を複数準備しておく場合には、例えば、
日向用のテンプレート画像、日陰用のテンプレート画
像、夜間用のテンプレート画像などとして複数枚準備し
ておけばよい。
【0170】このテンプレート画像の作成するにあたっ
ては、例えば、複数個のコンテナの隅金具の平均画像を
採用することが考えられる。
【0171】そして、従来の技術において、図5に示す
ように、荷役対象のコンテナ102の概略位置情報が把
握し、コンテナクレーン1の吊具100を荷役対象のコ
ンテナ102のほぼ上空(横行方向の誤差は±300m
m以内)に自動的に移動させる。
【0172】吊具100が荷役対象のコンテナ102の
ほほ上空に達し、例えば、吊具100と荷役対象のコン
テナ102の横行ずれ量が±1m以内になったことを確
認すると、本発明によるコンテナ位置検出装置の第6の
実施の形態は、図16に示す処理を開始する。
【0173】次に、図16に示すフローチャートを参照
しながら、本発明によるコンテナ位置検出装置の第6の
実施の形態が実行する処理ルーチンを詳細に説明するこ
ととする。
【0174】図16のフローチャートに示す処理が開始
されると、4台のCCDカメラ200a乃至200dに
よって、鉛直下向きに存在する当該荷役対象のコンテナ
102付近を撮影し、CCDカメラ200a乃至200
dの映像信号(画像データ)を画像処理装置に入力する
(ステップS1602)。
【0175】また、4台のCCDカメラ200a乃至2
00dの撮影のタイミングで、距離測定器14によっ
て、距離測定器14から鉛直下向きにある当該荷役対象
のコンテナ102までの距離を測定し、その測定結果で
ある距離を示す距離情報を演算装置に入力する(ステッ
プS1604)。ここで、距離測定器14は、例えば、
レーザー距離計のように直接的に距離を測定するような
機器でもよいし、また、クレーンの巻きドラムに設置さ
れたエンコーダーの出力を距離に換算するような機器で
もよく、種々のタイプのものを適宜に利用することが可
能である。
【0176】次に、距離測定器14により得た距離情報
を基にテンプレート画像(基準パターン)をスケール変
換してテンプレート画像を更新するか、あるいは、距離
測定器14により得た距離情報を基に入力画像の大きさ
をスケール変換する(ステップS1606)。なお、テ
ンプレート画像をスケール変換してテンプレート画像を
更新するか、あるいは、入力画像の大きさをスケール変
換するかは、予めいずれか一方に設定しておく。
【0177】なお、テンプレート画像をスケール変換し
てテンプレート画像を更新する処理は、図17に示され
ている。
【0178】また、入力画像の大きさをスケール変換す
る処理については、図14を参照しながら行った上記説
明を援用する。
【0179】それから、ステップS1606において更
新したテンプレート画像または大きさを変更した入力画
像を使用して、現在の画像データに対してテンプレート
マッチング処理(例えば、正規化相関処理)を実施し、
画像データ上の隅金具104a乃至104d領域の2次
元座標を特定する(ステップS1608)。ここで、2
次元座標とは、例えば、隅金具の穴中心位置座標であ
る。
【0180】それから、CCDカメラ200a乃至20
0dと荷役対象のコンテナ102との間の距離は、距離
測定器14で測定して既知のため、ステップS1608
で得られた画像データ上の隅金具104a乃至104d
領域の2次元座標は、CCDカメラ200a乃至200
dを基準とした3次元位置データに変換できる。即ち、
4台のCCDカメラ200a乃至200dで撮影した画
像データについて、各々隅金具104a乃至104dの
2次元座標データを求め、最終的に吊具100に対する
当該荷役対象のコンテナ102の3次元位置と回転角
(スキュー)とを計算するものである(ステップS16
10)。
【0181】そして、このステップS1610の処理を
終了すると、この処理ルーチンのフローチャートを終了
する。
【0182】なお、上記した図16に示す処理ルーチン
のフローチャートは、吊具100と荷役対象のコンテナ
102とが係合されるまで、繰り返し実行されるもので
ある。
【0183】ここで、本発明によるコンテナ位置検出装
置の第6の実施の形態と第5の実施の形態とを比較する
と、第6の実施の形態は予めテンプレート画像を準備し
ておく点が異なる。これにより、万が一のテンプレート
画像の作成ミスを、事前に排除することができるという
効果がある。
【0184】以上が、本発明のコンテナ位置検出装置の
実施の第6形態の作用である。
【0185】従って、上記した本発明によるコンテナ位
置検出装置の各種の実施の形態によれば、以下に示すよ
うな効果が得られることになる。
【0186】(a) 本発明の検出対象であるコンテナ
102の色は多種多様である。さらに、その隅金具10
4a乃至104dは、本来はコンテナ102の表面と同
じ塗料で塗装されているが、吊具100でコンテナ10
2をハンドリングするとき、吊具100が隅金具104
a乃至104dと直接接触するため、塗料が不規則に剥
げている場合が大半である。
【0187】このように、テンプレートマッチング処理
の検出対象である隅金具104a乃至104dは、その
塗装色が多種多様であること、また、塗料が不規則に剥
げている場合が多く、テンプレートマッチング処理を実
施するとき、あらかじめ標準的なテンプレート画像(基
準パターン)を準備しておくことが難しい場合が多い。
【0188】そこで、本発明の実施の形態においては、
吊具100と荷役対象のコンテナ102の距離が遠い
(長い)ときに、荷役対象のコンテナ102を撮影し、
画像処理で隅金具104a乃至104dの領域を検出
し、その画像から荷役対象のコンテナ102毎にテンプ
レート画像を作成することにした。この結果、いかなる
コンテナ102に対してもテンプレートマッチング処理
を確実にできるようになったという特徴ならびに効果を
有する。
【0189】(b) テンプレートマッチング処理は、
処理の原理上検出対象物の大きさが変化すると検出誤差
が増大し、最悪の場合には誤検出や検出不能になる。
【0190】また、コンテナ位置検出装置においては、
コンテナクレーンやトランスファークレーンの吊具と荷
役対象コンテナとの間の距離は逐次変化するため、画像
上で検出対象物の大きさの変化を避けることは難しい。
【0191】これに対して、本発明の実施の形態におい
ては、現在のテンプレート画像を作成した撮影距離デー
タとこれから処理する画像データの撮影距離データを基
に、テンプレー卜画像をスケール変換することで、テン
プレートマッチング処理を行うことを可能にした。
【0192】従って、本発明の実施の形態によれば、コ
ンテナ位置検出装置において、テンプレートマッチング
処理の適用が可能になるという重大な効果がある。
【0193】(c) テンプレートマッチング処理は、
処理の原理上検出対象物の大きさが変化すると検出誤差
が増大し、最悪の場合には誤検出や検出不能になる。
【0194】また、コンテナ位置検出装置においては、
コンテナクレーンやトランスファークレーンの吊具と荷
役対象コンテナとの間の距離は逐次変化するため、画像
上で検出対象物の大きさの変化を避けることは難しい。
【0195】これに対して、本発明の実施の形態におい
ては、テンプレート画像を作成した撮影距離データとこ
れから処理する入力画像データの撮影距離データを基
に、入力画像をテンプレート画像の大きさにスケール変
換することで、テンプレートマッチング処理を行うこと
を可能にした。
【0196】従って、本発明の実施の形態によれば、コ
ンテナ位置検出装置において、テンプレートマッチング
処理の適用が可能になるという重大な効果がある。
【0197】(d) テンプレートマッチング処理は、
処理の原理上検出対象物の大きさが変化すると検出誤差
が増大し、最悪の場合には誤検出や検出不能になる。
【0198】また、コンテナ位置検出装置においては、
コンテナクレーンやトランスファークレーンの吊具と荷
役対象コンテナとの間の距離は逐次変化するため、画像
上で検出対象物の大きさの変化を避けることは難しい。
【0199】これに対して、本発明の実施の形態におい
ては、距離測定器の測距データを基にCCDカメラの撮
影倍率を変更することで、コンテナクレーンやトランス
ファークレーンの吊具と荷役対象コンテナ間の距離が変
化しても、画像上で検出対象物の大きさを一定にするこ
とを可能にした。
【0200】従って、本発明の実施の形態によれば、テ
ンプレート画像を更新することなくテンプレートマッチ
ング処理を実施することが可能になるという重大な効果
がある。
【0201】(e) 夜間や暗所などでは、荷役対象の
コンテナを撮影するのに照明光源を必要とするが、コン
テナクレーンやトランスファークレーンの吊具に照明光
源を設置する場合には、吊具と荷役対象のコンテナとの
間の距離が変化すると、荷役対象のコンテナの照度が変
化する。
【0202】これに対して、本発明の実施の形態におい
ては、距離測定器の測距データとCCDカメラの映像信
号の明るさを基に照明光源の発光強度を制御し、荷役対
象のコンテナ表面の照度が一定になるようにしている。
【0203】従って、本発明の実施の形態によれば、夜
間や暗所でも常に一定の明るさの画像データが得られる
ので、安定してテンプレートマッチング処理が実施でき
るという重大な効果がある。
【0204】(f) 本発明の実施の形態においては、
吊具と荷役対象のコンテナの距離が遠い(長い)とき
に、荷役対象のコンテナを撮影し、画像処理で隅金具の
領域を検出し、その画像から荷役対象のコンテナ毎にテ
ンプレート画像を作成することにした。しかし、隅金具
の領域を検出ミスしない保証はないため、あらかじめ吊
具と荷役対象コンテナとの間の距離(撮影距離)に対応
した標準的なテンプレート画像(基準パターン)を1枚
または複数枚準備しておくことにした。この結果、いか
なるコンテナに対してもテンプレートマッチング処理が
確実にできるようになったという特徴ならびに効果を有
する。
【0205】(7) 画像処理装置16a乃至16dの
他の実施の形態 上記した本発明によるコンテナ位置検出装置の各実施の
形態(第1の実施の形態乃至第6の実施の形態)におい
て説明した画像処理装置16a乃至16dによる手法
(図7およびその説明を参照する。)では、撮影環境等
によって荷役対象のコンテナ102の輪郭線と平行な影
が生じる場合に、コンテナ102の輪郭線を誤検出する
可能性がある。
【0206】この場合、コンテナ102の上面102a
の輪郭線を誤検出すると、隅金具104a乃至104d
とは全く異なった領域をテンプレート画像として認識し
てしまう恐れがあった。
【0207】こうした恐れを解消するために、撮影環境
等によって特に荷役対象コンテナの輪郭線と平行な影が
生じる場合でも、適切なテンプレート画像を作成するこ
とが可能な画像処理装置について以下に説明するもので
あり、以下に説明する画像処理装置を上記した本発明に
よるコンテナ位置検出装置の各実施の形態(第1の実施
の形態乃至第6の実施の形態)と組み合わせて用いれば
よい。
【0208】(7−1) 画像処理装置16a乃至16
dの第1の他の実施の形態 図18乃至図19を参照しながら、画像処理装置16a
乃至16dの第1の他の実施の形態(以下、「第1変形
例」と称する。)について説明する。
【0209】ここで、図18(a)は、例えば、CCD
カメラ200aで撮影した映像信号(画像データ:原画
像)であるものとする。いま、図18(a)において、
荷役対象である目標のコンテナ102が、画像データの
左下部分に存在しているものとする。
【0210】次に、図18(b)は、荷役対象の目標の
コンテナ102の上面102a領域を検出した結果(斜
線部)を示している。なお、荷役対象の目標のコンテナ
102の上面102a領域の検出方法としては、例え
ば、あるしきい値以上の領域を検出する2値化処理や、
コンテナ102の輪郭線を抽出するこが可能な微分処理
を組み合わせることによって実現することができる。
【0211】さらに、図18(c)は、図18(b)に
示すようにして検出した荷役対象の目標のコンテナ10
2の上面102a領域におけるコンテナ102の輪郭線
を直線近似し、その交点を検出した様子を示している。
検出した荷役対象の目標のコンテナ102の上面102
a領域におけるコンテナ102の輪郭線を直線近似する
方法としては、例えば、ハフ変換(参考文献:例えば、
画像解析ハンドブック、高木幹雄、下田陽久監修、東京
大学出版会、p.572)を利用することができる。
【0212】図18(d)は、図18(c)で検出した
交点を基準として、隅金具104aが存在すると考えら
れる領域を設定した結果(斜線部)である。例えば、図
18(c)で検出した交点を基準として、隅金具104
aが4個入る程度の大きさを設定する。
【0213】図19(c)(d)(e)は、隅金具10
4aの穴部分の中心位置をテンプレートマッチング処理
で検出するための3種類の穴テンプレート画像(図19
(c)における穴テンプレート画像1、図19(d)に
おける穴テンプレート画像2および図19(e)におけ
る穴テンプレート画像3)を示している。
【0214】ここで、図19(a)は、穴部分の濃度が
低い場合の隅金具の画像データであるものとする。図1
9(b)は、図19(a)を微分処理した結果である。
図19(c)は、図19(a)の穴部分の領域を抽出
し、穴テンプレート画像1としたものである。図19
(d)は、図19(b)の穴部分の領域を抽出し、穴テ
ンプレート画像2としたものである。図19(e)は、
図19(d)の濃度を反転し、穴テンプレート画像3と
したものである。
【0215】穴テンプレート画像1は、図19(a)の
ような穴部分の濃度が低い場合の隅金具の画像データか
ら、テンプレートマッチング処理で隅金具の穴部分の中
心位置を検出するためのテンプレート画像である。
【0216】穴テンプレート画像3は、図19(a)と
は異なって穴部分の濃度が周辺部と比較して高い場合の
隅金具の画像データから、テンプレートマッチング処理
で隅金具の穴部分の中心位置を検出するためのテンプレ
ート画像である。
【0217】穴テンプレート画像2は、穴テンプレート
画像1と穴テンプレート画像3で検出できない濃度分布
を持つ画像に対して、隅金具の穴部分の形状と濃度分布
を利用して、隅金具の画像データからテンプレートマッ
チング処理で隅金具の穴部分の中心位置を検出するため
のテンプレート画像である。
【0218】そして、図18(e)では、図18(d)
に示す検出領域において、図19(c)に示す穴テンプ
レート画像1、図19(d)に示す穴テンプレート画像
2、図19(e)に示す穴テンプレート画像3の3種類
の穴テンプレート画像でテンプレートマッチング処理を
行い、隅金具の穴部分の中心位置を検出する。
【0219】なお、穴テンプレート画像1と穴テンプレ
ート画像2と穴テンプレート画像3との3種類の穴テン
プレート画像の相関値の評価方法の例を、以下に示すこ
ととする。
【0220】<優先順位1>穴テンプレート画像1の相
関値が0.75以上であるならば、穴テンプレート画像
1で検出した穴中心位置を採用する。
【0221】<優先順位2>穴テンプレート画像1の相
関値が0.75未満であり、かつ、穴テンプレート画像
3の相関値が0.40以上であるならば、穴テンプレー
ト画像3で検出した穴中心位置を採用する。
【0222】<優先順位3>穴テンプレート画像1の相
関値が0.75未満であり、かつ、穴テンプレート画像
3の相関値が0.40未満であり、かつ、穴テンプレー
ト画像2の相関値が0.25以上であるならば、穴テン
プレート画像2で検出した穴中心位置を採用する。
【0223】<優先順位4>上記以外の場合、穴中心位
置は検出不能と判定する。
【0224】次に、図18(f)は、図18(e)で検
出した隅金具の穴中心位置を基準に作成した隅金具のテ
ンプレート画像の作成結果である。
【0225】上記した本発明によるコンテナ位置検出装
置の各実施の形態(第1の実施の形態乃至第6の実施の
形態)において説明した画像処理装置16a乃至16d
による手法では、2直線の交点を基準に領域を設定して
隅金具104a乃至104dのテンプレート画像として
いた(図7およびその説明を参照する。)。このため、
2直線を検出ミスすると誤った位置が交点となり、誤っ
た領域を隅金具104a乃至104dのテンプレート画
像として設定してしまう恐れがあった。
【0226】これに対して、上記した第1変形例におい
ては、2直線の交点を基準に隅金具104a乃至104
dが存在すると考えられる領域を広めに設定し、その領
域内で3種類の穴テンプレート画像を基にテンプレート
マッチング処理を行って穴中心位置を検出して隅金具1
04a乃至104dのテンプレート画像を作成するよう
にしたので、確実に隅金具104a乃至104dの領域
をテンプレート画像にすることができるようになる。
【0227】(7−2) 画像処理装置16a乃至16
dの第2の他の実施の形態 図20を参照しながら、画像処理装置16a乃至16d
の第2の他の実施の形態(以下、「第2変形例」と称す
る。)について説明する。
【0228】ここで、図20(a)は、例えば、CCD
カメラ200aで撮影した映像信号(画像データ:原画
像)であるものとする。いま、図20(a)において、
荷役対象である目標のコンテナ102が、画像データの
左下部分に存在しているものとする。
【0229】次に、図20(b)では、画像データの全
領域または指定した領域において、図19(c)と図1
9(d)と図19(e)とに示す3種類の穴テンプレー
ト画像(穴テンプレート画像1と穴テンプレート画像2
と穴テンプレート画像3)でテンプレートマッチング処
理を行い、隅金具104aの穴部分の中心位置を検出す
る。領域を指定する方法としては、例えば、吊具100
に設置したカメラ200aと荷役対象である目標のコン
テナ102との相対的な位置関係から、図20(b)に
示す画像データの上側の二つの隣接コンテナの隅金具の
存在領域を予めキャンセルすることは可能である。従っ
て、全領域の場合は最大4個、また、領域を限定した場
合は最大2個の隅金具を検出することになる。これらの
複数の隅金具から荷役対象である目標のコンテナの隅金
具を選択することは、予めコンテナの配置状況が既知な
らば容易に実現可能である。
【0230】図20(c)は、図20(b)で検出した
隅金具の穴中心位置を基準に作成した隅金具のテンプレ
ート画像の作成結果である。
【0231】上記した本発明によるコンテナ位置検出装
置の各実施の形態(第1の実施の形態乃至第6の実施の
形態)において説明した画像処理装置16a乃至16d
による手法では、2直線の交点を基準に領域を設定して
隅金具のテンプレート画像としていた(図7およびその
説明を参照する。)。このため、2直線を検出ミスする
と誤った位置が交点となり、誤った領域を隅金具のテン
プレート画像として設定してしまう恐れがあった。
【0232】これに対して、上記した第2変形例におい
ては、画像データの全領域または予め限定した領域内に
おいて、3種類の穴テンプレート画像を基にテンプレー
トマッチング処理を行って穴中心位置を検出して隅金具
のテンプレート画像を作成するようにしたので、コンテ
ナの輪郭線を検出する必要が無く、確実に隅金具の領域
をテンプレート画像にすることができるようになる。
【0233】(7−3) 画像処理装置16a乃至16
dの第3の他の実施の形態 図21を参照しながら、画像処理装置16a乃至16d
の第3の他の実施の形態(以下、「第3変形例」と称す
る。)について説明する。
【0234】ここで、図21(a)は、例えば、CCD
カメラ200aで撮影した映像信号(画像データ:原画
像)であるものとする。いま、図21(a)において、
荷役対象である目標のコンテナ102が、画像データの
左下部分に存在しているものとする。
【0235】次に、図21(b)は、荷役対象である目
標のコンテナ102の上面102a領域を検出した結果
(斜線部)を示している。なお、荷役対象である目標の
コンテナ102の上面102a領域の検出方法として
は、例えば、あるしきい値以上の領域を検出する2値化
処理や、コンテナ102の輪郭線を抽出するこが可能な
微分処理を組み合わせることによって実現することがで
きる。
【0236】さらに、図21(c)は、図21(b)に
示すようにして検出した荷役対象であるの目標のコンテ
ナ102の上面102a領域のコンテナ102の輪郭線
を直線近似し、その交点を検出した様子を示している。
検出した荷役対象である目標のコンテナ102の上面1
02a領域のコンテナ102の輪郭線を直線近似する方
法としては、例えばハフ変換(参考文献:例えば、画像
解析ハンドブック、高木幹雄、下田陽久監修、東京大学
出版会、p.572)を利用することができる。
【0237】図21(d)は、図21(c)で検出した
交点を基準として隅金具104aが存在すると考えられ
る領域を設定した結果(斜線部)である。例えば、図2
1(c)で検出した交点を基準に隅金具が4個入る程度
の大きさを設定する。
【0238】図21(e)では、図21(d)に示す検
出領域において、図19(c)と図19(d)と図19
(e)とに示す3種類の穴テンプレート画像(穴テンプ
レート画像1と穴テンプレート画像2と穴テンプレート
画像3)でテンプレートマッチング処理を行い、隅金具
104aの穴部分の中心位置を検出する。
【0239】図21(f)は、図21(e)で検出した
隅金具104aの穴中心位置を基準に作成した隅金具1
04aの穴部分のテンプレート画像の作成結果である。
【0240】上記した本発明によるコンテナ位置検出装
置の各実施の形態(第1の実施の形態乃至第6の実施の
形態)において説明した画像処理装置16a乃至16d
による手法では、2直線の交点を基準に領域を設定して
隅金具のテンプレート画像としていた(図7およびその
説明を参照する。)。このため、2直線を検出ミスする
と誤った位置が交点となり、誤った領域を隅金具のテン
プレート画像として設定してしまう恐れがあった。
【0241】これに対して、上記した第3変形例におい
ては、2直線の交点を基準に隅金具が存在すると考えら
れる領域を広めに設定し、その領域内で3種類の穴テン
プレート画像を基にテンプレートマッチング処理を行っ
て穴中心位置を検出して隅金具の穴部分のテンプレート
画像を作成するようにしたので、確実に隅金具の穴部分
の領域をテンプレート画像にすることができるようにな
る。
【0242】また、この第3変形例においては、隅金具
の穴部分の領域をテンプレート画像にすることにより、
隅金具の全領域をテンプレート画像にするときと比較し
て、テンプレート画像の画素数が少なくなるため、テン
プレートマッチング処理の処理時間を短くすることがで
きるようになる。
【0243】(7−4) 画像処理装置16a乃至16
dの第4の他の実施の形態 図22を参照しながら、画像処理装置16a乃至16d
の第4の他の実施の形態(以下、「第4変形例」と称す
る。)について説明する。
【0244】ここで、図22(a)は、例えば、CCD
カメラ200aで撮影した映像信号(画像データ:原画
像)であるものとする。いま、図22(a)において、
荷役対象である目標のコンテナ102が、画像データの
左下部分に存在しているものとする。
【0245】図22(b)では、画像データの全領域ま
たは指定した領域において、図19(c)と図19
(d)と図19(e)とに示す3種類の穴テンプレート
画像(穴テンプレート画像1と穴テンプレート画像2と
穴テンプレート画像3)でテンプレートマッチング処理
を行い、隅金具104aの穴部分の中心位置を検出す
る。領域を指定する方法としては、例えば、吊具100
に設置したカメラ200aと荷役対象である目標のコン
テナ102との相対的な位置関係から、図22(b)に
示す画像データの上側の二つの隣接コンテナの隅金具の
存在領域を予めキャンセルすることは可能である。従っ
て、全領域の場合は最大4個、また、領域を限定した場
合は最大2個の隅金具を検出することになる。これらの
複数の隅金具から荷役対象である目標のコンテナ102
の隅金具104aを選択することは、予めコンテナの配
置状況が既知ならば容易に実現可能である。
【0246】図22(c)は、図22(b)で検出した
隅金具104aの穴中心位置を基準に作成した隅金具の
穴部分のテンプレート画像の作成結果である。
【0247】上記した本発明によるコンテナ位置検出装
置の各実施の形態(第1の実施の形態乃至第6の実施の
形態)において説明した画像処理装置16a乃至16d
による手法では、2直線の交点を基準に領域を設定して
隅金具のテンプレート画像としていた(図7およびその
説明を参照する。)。このため、2直線を検出ミスする
と誤った位置が交点となり、誤った領域を隅金具のテン
プレート画像として設定してしまう恐れがあった。
【0248】これに対して、上記した第4変形例におい
ては、画像データの全領域または予め限定した領域内に
おいて、3種類の穴テンプレート画像を基にテンプレー
トマッチング処理を行って穴中心位置を検出し、そして
検出した穴中心位置を基準として隅金具の穴部分のテン
プレート画像を作成するようにしたので、コンテナの輪
郭線を検出する必要が無く、確実に隅金具の穴部分の領
域をテンプレート画像にすることができるようになる。
【0249】また、この第4変形例では、隅金具の穴部
分の領域をテンプレート画像にすることにより、隅金具
の全領域をテンプレート画像にするときと比較して、テ
ンプレート画像の画素数が少なくなるため、テンプレー
トマッチング処理の処理時間が短くすることができるよ
うになる。
【0250】(7−5) 上記において説明したよう
に、変形例1乃至変形例4は、コンテナの輪郭線を直線
近似した2直線の交点を基準にしで隅金具領域のテンプ
レート画像を作成する手法とは異なり、予め隅金具の穴
部分のテンプレート画像を複数(3種類)用意してお
き、テンプレートマッチング処理によって隅金具の穴中
心位置を検出してから、隅金具または隅金具の穴部分の
領域をテンプレート画像として作成するようにしたもの
であるので、隅金具または隅金具の穴部分のテンプレー
ト画像を信頼性高く作成することができるようになる。
【0251】従って、コンテナ位置検出装置において、
コンテナの位置検出能力の信頼性をなお一層向上するこ
とができる。
【0252】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、吊具に配設されたCCDカメラと荷役対象
のコンテナとの間の撮影距離が当該吊具の巻き下げに伴
い変化して、当該CCDカメラで撮影した映像信号(画
像データ)上の隅金具の大きさが変化しても、吊具に対
する荷役対象のコンテナ上面の3次元相対位置を正確に
検出することができるという優れた効果を奏する。
【0253】また、本発明は、以上説明したように構成
されているので、吊具に配設されたCCDカメラと荷役
対象のコンテナとの間の撮影距離が当該吊具の巻き下げ
に伴い変化して、当該CCDカメラで撮影した映像信号
(画像データ)上の隅金具の大きさが変化しても、予め
様々な大きさの隅金具のテンプレート画像(基準パター
ン)を多数準備しておく必要なしに正確なテンプレート
マッチング処理を行うことが可能になるという優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のコンテナ位置検出装置を表すブロック構
成図である。
【図2】従来のコンテナ位置検出装置における各種機器
の構成を表す斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態によるコンテナ位置
検出装置を表すブロック構成図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態によるコンテナ位置
検出装置における各種機器の構成を表す斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態によるコンテナ位置
検出装置を備えたコンテナクレーンの全体構成説明図で
ある。
【図6】本発明の第1の実施の形態によるコンテナ位置
検出装置において実行される処理ルーチンを示すフロー
チャートである。
【図7】本発明の第1の実施の形態によるコンテナ位置
検出装置における隅金具領域の検出方法を示す説明図で
ある。
【図8】本発明の第1の実施の形態によるコンテナ位置
検出装置におけるテンプレート画像をスケール変換して
更新する処理を示すブロック説明図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態によるコンテナ位置
検出装置を表すブロック構成図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態によるコンテナ位
置検出装置を表すブロック構成図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態によるコンテナ位
置検出装置における各種機器の構成を表す斜視図であ
る。
【図12】本発明の第4の実施の形態によるコンテナ位
置検出装置において実行される処理ルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図13】本発明の第5の実施の形態によるコンテナ位
置検出装置において実行される処理ルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図14】本発明の第5の実施の形態によるコンテナ位
置検出装置における入力画像をスケール変換する処理を
示すブロック説明図である。
【図15】本発明の第5の実施の形態によるコンテナ位
置検出装置における入力画像をスケール変換してかつ基
準パターンを更新する処理を示すブロック説明図であ
る。
【図16】本発明の第6の実施の形態によるコンテナ位
置検出装置において実行される処理ルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図17】本発明の第6の実施の形態によるコンテナ位
置検出装置におけるテンプレート画像をスケール変換し
て更新する処理を示すブロック説明図である。
【図18】画像処理装置の第1変形例により隅金具領域
を検出してテンプレート画像を作成する手法を示す説明
図である。
【図19】画像処理装置の第1変形例乃至第4変形例に
よりテンプレート画像を作成する際に必要な3種類の穴
テンプレート画像の作成方法を示す説明図である。
【図20】画像処理装置の第2変形例により隅金具領域
を検出してテンプレート画像を作成する手法を示す説明
図である。
【図21】画像処理装置の第3変形例により隅金具領域
を検出してテンプレート画像を作成する手法を示す説明
図である。
【図22】画像処理装置の第4変形例により隅金具領域
を検出してテンプレート画像を作成する手法を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 コンテナクレーン 2 岸壁 3 レール 4 海側脚 5 陸側脚 6 ガーダ 7 トロリ 8 コンテナ船 9 シャーシ R1 運転室 R2 機械室 10 コンテナ位置検出装置 12a、12b、12c、12d 照明光源 14 距離測定器 16a、16b、16c、16d 画像処理装置 18 演算装置 20a、20b、20c、20d コントローラ 100 吊具 100a 下面 102 コンテナ 102a 上面 104a、104b、104c、104d 隅金具 200a、200b、200c、200d CCD
カメラ 202a、202b、202c、202d 画像処
理装置 204 演算装置 300 コンテナ位置検出装置 316 画像処理装置 320 コントローラ 400 コンテナ位置検出装置
フロントページの続き (72)発明者 國光 智 広島県広島市西区観音新町1−21−24− 203 Fターム(参考) 3F004 EA24 KB00 KB01 3F204 AA03 BA04 CA01 DA02 DA08 DB05 DC08

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテナを搬送するクレーンに配設され
    た吊具に鉛直下向きに設置され、荷役対象のコンテナ上
    面に配設された複数の隅金具をそれぞれ撮影する複数の
    CCDカメラと、 前記吊具と前記荷役対象のコンテナとの間の距離を測定
    する距離測定器と、 前記CCDカメラからの映像信号を画像処理して、前記
    荷役対象のコンテナ上面の前記隅金具の2次元座標を検
    出する画像処理装置と、 前記画像処理装置で検出した前記荷役対象のコンテナ上
    面の前記複数の隅金具の2次元座標と前記距離測定器に
    より測定された前記吊具と前記荷役対象のコンテナとの
    間の距離を示す距離情報とに基づいて、前記吊具に対す
    る前記荷役対象のコンテナ上面の3次元相対位置を演算
    する演算装置とを有し、 前記吊具と前記荷役対象のコンテナとの3次元相対位置
    を検出するものであるコンテナ位置検出装置。
  2. 【請求項2】 コンテナを搬送するクレーンに配設され
    た吊具に鉛直下向きに設置され、荷役対象のコンテナ上
    面に配設された複数の隅金具をそれぞれ撮影する複数の
    CCDカメラと、 前記吊具に鉛直下向きに設置され、前記荷役対象のコン
    テナ上面に配設された前記複数の隅金具をそれぞれ照明
    する複数の照明光源と、 前記吊具と前記荷役対象のコンテナとの間の距離を測定
    する距離測定器と、 前記CCDカメラからの映像信号を画像処理して、前記
    荷役対象のコンテナ上面の前記隅金具の2次元座標を検
    出する画像処理装置と、 前記画像処理装置で検出した前記荷役対象のコンテナ上
    面の前記複数の隅金具の2次元座標と前記距離測定器に
    より測定された前記吊具と前記荷役対象のコンテナとの
    間の距離を示す距離情報とに基づいて、前記吊具に対す
    る前記荷役対象のコンテナ上面の3次元相対位置を演算
    する演算装置とを有し、 前記吊具と前記荷役対象のコンテナとの3次元相対位置
    を検出するものであるコンテナ位置検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のコンテナ位置検出装置
    において、さらに、 前記距離測定器により測定された前記吊具と前記荷役対
    象のコンテナとの間の距離を示す距離情報に基づいて、
    前記複数の照明光源の出力を調整するコントローラとを
    有するコンテナ位置検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2または請求項3のい
    ずれか1項に記載のコンテナ位置検出装置において、 前記画像処理装置は、テンプレートマッチング処理等に
    より前記荷役対象コンテナ上面の前記隅金具を検出する
    ものであり、前記CCDカメラからの映像信号を画像処
    理して前記隅金具が配置された領域を検出し、該検出結
    果に基づいてテンプレート画像を作成するものであるコ
    ンテナ位置検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のコンテナ位置検出装置
    において、 前記画像処理装置は、前記距離測定器により測定された
    前記吊具と前記荷役対象のコンテナとの間の距離を示す
    距離情報に基づいて前記テンプレート画像の大きさを更
    新し、該更新したテンプレート画像と前記CCDカメラ
    からの映像信号が示す入力画像とを用いてテンプレート
    マッチング処理により前記荷役対象コンテナ上面の前記
    隅金具を検出するものであるコンテナ位置検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載のコンテナ位置検出装置
    において、 前記画像処理装置は、前記距離測定器により測定された
    前記吊具と前記荷役対象のコンテナとの間の距離を示す
    距離情報に基づいて前記CCDカメラからの映像信号が
    示す入力画像の大きさを変更し、該大きさを変更した入
    力画像と前記テンプレート画像とを用いてテンプレート
    マッチング処理により前記荷役対象コンテナ上面の前記
    隅金具を検出するものであるコンテナ位置検出装置。
  7. 【請求項7】 請求項1、請求項2、請求項3または請
    求項4のいずれか1項に記載のコンテナ位置検出装置に
    おいて、 前記複数のCCDカメラは、前記距離測定器により測定
    された前記吊具と前記荷役対象のコンテナとの間の距離
    を示す距離情報に基づいて撮影倍率を自動的に変更し、
    前記CCDカメラからの映像信号が示す入力画像の大き
    さが常に一定になるようにしたものであるコンテナ位置
    検出装置。
  8. 【請求項8】 請求項1、請求項2または請求項3のい
    ずれか1項に記載のコンテナ位置検出装置において、 前記画像処理装置は、テンプレートマッチング処理等に
    より前記荷役対象コンテナ上面の前記隅金具を検出する
    ものであり、前記吊具と前記荷役対象のコンテナとの間
    の距離を示す距離情報に対応した大きさを備えた前記隅
    金具が配置された領域をテンプレート画像として記憶し
    たものであるコンテナ位置検出装置。
  9. 【請求項9】 請求項1、請求項2または請求項3のい
    ずれか1項に記載のコンテナ位置検出装置において、 前記画像処理装置は、テンプレートマッチング処理によ
    り前記荷役対象コンテナ上面の前記隅金具を検出するも
    のであって、前記荷役対象のコンテナ毎に隅金具のテン
    プレート画像を作成する作成手段を有し、前記作成手段
    は、前記テンプレートマッチング処理を実施するとき、
    前記CCDカメラからの映像信号を画像処理して前記隅
    金具が存在する領域を限定し、該限定した領域において
    予め準備してある複数の隅金具の穴部分を検出するため
    のテンプレート画像を使用してテンプレートマッチング
    処理を行って隅金具の穴中心位置を検出し、該検出した
    隅金具の穴中心位置を基に隅金具のテンプレート画像を
    作成するものであるコンテナ位置検出装置。
  10. 【請求項10】 請求項1、請求項2または請求項3の
    いずれか1項に記載のコンテナ位置検出装置において、 前記画像処理装置は、テンプレートマッチング処理によ
    り前記荷役対象コンテナ上面の前記隅金具を検出するも
    のであって、前記荷役対象のコンテナ毎に隅金具のテン
    プレート画像を作成する作成手段を有し、前記作成手段
    は、前記テンプレートマッチング処理を実施するとき、
    前記CCDカメラからの映像信号に対して予め準備して
    ある複数の隅金具の穴部分を検出するためのテンプレー
    ト画像を使用してテンプレートマッチング処理を行って
    隅金具の穴中心位置を検出し、該検出した隅金具の穴中
    心位置を基に隅金具のテンプレート画像を作成するもの
    であるコンテナ位置検出装置。
  11. 【請求項11】 請求項1、請求項2または請求項3の
    いずれか1項に記載のコンテナ位置検出装置において、 前記画像処理装置は、テンプレートマッチング処理によ
    り前記荷役対象コンテナ上面の前記隅金具を検出するも
    のであって、前記荷役対象のコンテナ毎に隅金具の穴付
    近のテンプレート画像を作成する作成手段を有し、前記
    作成手段は、前記テンプレートマッチング処理を実施す
    るとき、前記CCDカメラからの映像信号を画像処理し
    て前記隅金具が存在する領域を限定し、該限定した領域
    において予め準備してある複数の隅金具の穴付近を検出
    するためのテンプレート画像を使用してテンプレートマ
    ッチング処理を行って隅金具の穴付近のテンプレート画
    像を作成するものであるコンテナ位置検出装置。
  12. 【請求項12】 請求項1、請求項2または請求項3の
    いずれか1項に記載のコンテナ位置検出装置において、 前記画像処理装置は、テンプレートマッチング処理によ
    り前記荷役対象コンテナ上面の前記隅金具を検出するも
    のであって、前記荷役対象のコンテナ毎に隅金具の穴付
    近のテンプレート画像を作成する作成手段を有し、前記
    作成手段は、前記テンプレートマッチング処理を実施す
    るとき、前記CCDカメラからの映像信号に対して予め
    準備してある複数の隅金具の穴付近を検出するためのテ
    ンプレート画像を使用してテンプレートマッチング処理
    を行って隅金具の穴付近のテンプレート画像を作成する
    ものであるコンテナ位置検出装置。
JP2001091911A 2000-07-25 2001-03-28 コンテナ位置検出装置 Pending JP2002104771A (ja)

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