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JP2002096451A - スクリーン印刷機におけるスクリーン版クリーニング装置 - Google Patents

スクリーン印刷機におけるスクリーン版クリーニング装置

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JP2002096451A
JP2002096451A JP2000326196A JP2000326196A JP2002096451A JP 2002096451 A JP2002096451 A JP 2002096451A JP 2000326196 A JP2000326196 A JP 2000326196A JP 2000326196 A JP2000326196 A JP 2000326196A JP 2002096451 A JP2002096451 A JP 2002096451A
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JP
Japan
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suction
screen plate
cleaning device
screen
printing
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JP2000326196A
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Okie Tani
興衛 谷
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Tani Denkikogyo Co Ltd
Original Assignee
Tani Denkikogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スクリーン版のパターン開孔の内側面に附着し
た印刷用ペーストの残渣を極めて効率よく吸引除去し得
るようにした構造が比較的簡単で廉価に提供可能なスク
リーン印刷機におけるスクリーン版クリーニング装置を
提供する。 【解決手段】スクリーン版クリーニング装置は、スクリ
ーン版の下面側に移動可能に設けられていて、その移動
に伴って、該スクリーン版のパターン開孔の内側面に附
着した印刷用ペーストの残渣を吸引除去し得るように構
成した装置本体1を具備するものにおいて、前記装置本
体は複数個の吸気装置2を収容配設した横長の中空ハウ
ジングAと、該吸気装置の個数と同数の独立した吸引部
B1、B2、B3を有すると共に、該各吸引部を中空ハ
ウジングAの頂板5に穿設した各独立の開口4を通して
吸気装置Bの各吸込口2Aと連通させて頂板5上に固定
した吸引ノズルBとからなっている。装置は各吸気装置
2の動力を各別に制御し得るコントローラCを備えてい
る。。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板等の
被印刷物に対しパターン開孔を有するスクリーン版を介
して、半田ペーストや絶縁ペースト等の印刷用ペースト
を印刷するスクリーン印刷機におけるスクリーン版クリ
ーニング装置に係り、殊にスクリーン版の下面側に移動
可能に設けられていて、その移動に伴って、該スクリー
ン版のパターン開孔の内側面及び/または該スクリーン
版の下面に附着した印刷用ペーストの残渣を該スクリー
ン版の下方から除去し得るように構成した装置本体を具
備するスクリーン版クリーニング装置に関する
【0002】
【従来の技術】この種の装置としては、吸引開口ないし
吸気ノズルを有する装置本体を該装置本体の外部に設け
た真空ポンプ等の吸気装置に吸引ホースないしダクトを
介して連結し、該吸気装置の作動に伴って生じる吸引作
用により前記ペースト残渣を装置本体内に吸い込ませ、
前記吸引ホースないしダクトを介して移送するようにし
たものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種のスクリーン版
クリーニング装置にあっては、スクリーン版のパターン
開孔の内側面に附着したペースト残渣の吸引除去効率
は、吸引ノズルに作用する吸引力の大小によって大きく
左右されるものであるところ、装置本体をその外部に設
けた吸気装置に吸引ホースないしダクトを介して連結し
た構成を有する前記の如き従来公知のスクリーン版クリ
ーニング装置においては、所要の長さを有する吸引ホー
スないしダクト(以下、ダクトという)及びその取り付
けに要する各種の取付部品並びに労力や時間が必要とな
るばかりでなく、空気力学的にはダクトの壁面摩擦によ
る空気流のエネルギ損失が不可避であるため、そのエネ
ルギ損失分や起こり得る空気漏れによる圧力損失分を十
分にカバーし得る強力な吸引能力を有する交流電動機を
備えた比較的大型の吸気装置を使用しなければならず、
構造が複雑化し、コスト高とならざるを得ない。また、
この種の従来公知の装置としては、吸引ノズルは、図9
に示したような、単一の細長い吸気口3′を有し、かつ
その内部が区分されていない単一の吸引部を有するもの
が良く知られており、該公知例においては、吸引ノズル
B′の移動にともなって、その吸気口3′の掃引領域内
に存在するスクリーン版Sのパターン開孔S2の内側面
に附着して残留するペースト残渣を該スクリーン版の下
方から吸引除去し得るようにされている。図示の例にあ
っては、スクリーン版Sの清掃必要領域Zが広く、吸気
口3′の掃引領域とほぼ一致しているため、吸気装置の
動力を無駄なく利用することができる。これに対し、図
10に示すスクリーン版Sの場合、そのパターン開孔S
2がその中央領域に集まっていて、その清掃必要領域Z
が極めて狭いため、図9に示した単一の吸引部及び吸気
口3′を有する吸気ノズルB′を使用すると、その吸気
口3′の掃引領域が清掃必要領域Zより遥かに広い範囲
にまで及ぶので、吸気装置の動力を不必要に消費するこ
ととなる。
【0004】本発明は、従来技術の有する上記の如き問
題点を解決すべくなされたものであって、スクリーン版
のパターン開孔の内側面に附着した印刷用ペーストの残
渣を極めて効率よく吸引除去し得ると共に、吸気装置の
動力を無駄なく有効に利用し得るようにした、構造が比
較的簡単で廉価に提供可能なスクリーン印刷装置におけ
るスクリーン版クリーニング装置を提供することをその
第1の目的とするものである。
【0005】本発明の第2の目的は、スクリーン版のパ
ターン開孔の内側面に附着した印刷用ペーストの残渣を
極めて効率よく吸引除去し得ると共に、吸気装置の動力
を無駄なく有効に利用し得るようにし、かつ該スクリー
ン版の下面に附着した印刷用ペーストの残渣をも極めて
効率よく摺動除去し得るようにした、構造が比較的簡単
で廉価に提供可能なスクリーン印刷機におけるスクリー
ン版クリーニング装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の前記第1の目的
を達成するために、本発明に係るスクリーン版クリーニ
ング装置は、被印刷物に対しパターン開孔を有するスク
リーン版を介して印刷用ペーストを印刷するスクリーン
印刷機におけるスクリーン版クリーニング装置であっ
て、スクリーン版の下面側に移動可能に設けられてい
て、その移動に伴って、該スクリーン版のパターン開孔
の内側面に附着した印刷用ペーストの残渣を吸引除去し
得るように構成した装置本体を具備するものにおいて、
前記装置本体が複数個の吸気装置を収容配設した横長の
中空ハウジングと、該吸気装置の個数と同数の相互に独
立した吸引ノズル部を有すると共に、該各吸引ノズル部
を前記中空ハウジングの頂板にそれぞれ穿設した各独立
の開口を通して前記吸気装置の各吸込口と連通させた態
様で前記頂板上に着脱自在に固定した吸引ノズルとから
なっていること、及び、前記各吸気装置の動力を各別に
制御し得るコントローラを備えていることを特徴とする
ものである。
【0007】また、本発明の前記第2の目的を達成する
ために、本発明に係るスクリーン版クリーニング装置
は、被印刷物に対しパターン開孔を有するスクリーン版
を介して印刷用ペーストを印刷するスクリーン印刷機に
おけるスクリーン版クリーニング装置であって、スクリ
ーン版の下面側に移動可能に設けられていて、その移動
に伴って、該スクリーン版のパターン開孔の内側面に附
着した印刷用ペーストの残渣を吸引除去し得るように構
成した装置本体を具備するものにおいて、前記装置本体
が複数個の吸気装置を収容配設した横長の中空ハウジン
グと、該吸気装置の個数と同数の相互に独立した吸引ノ
ズル部を有すると共に、該各吸引ノズル部を前記中空ハ
ウジングの頂板にそれぞれ穿設した各独立の開口を通し
て前記吸気装置の各吸込口と連通させた態様で前記頂板
上に着脱自在に固定した吸引ノズルとからなっているこ
と、前記各吸気装置の動力を各別に制御し得るコントロ
ーラを備えていること、及び、前記装置本体を移動させ
ると、その移動に伴って前記スクリーン版の下面に摺接
して該下面に附着した印刷用ペーストの残渣を摺動除去
し得るようにした摺動除去手段を備えていることを特徴
とするものである。
【0008】本発明に係るスクリーン版クリーニング装
置の他の構成上の特徴については、請求項3〜7の各記
載事項を参照されたい。
【0009】以下、本発明につき、その実施形態を具体
的に示した添付図面を参照して詳細に説明する。
【発明の実施の形態】
【0010】図面において、1は本発明に係るスクリー
ン版クリーニング装置の本体であり、該装置本体1はス
クリーン印刷機(図示してない)にスクリーンホルダー
を介してセットされたスクリーン版Sの下面S1側に昇
降可能かつ前後方向に往復移動可能に設けられていて、
その前後方向への移動に伴って、該スクリーン版Sのパ
ターン開孔S2の内側面に附着して残留する、半田合金
粉末と液状フラックスとを練り合わせてクリーム状にし
た半田ペースト等の印刷用ペーストの残渣(以下、ペー
スト残渣という)R1を該スクリーン版下面S1の下方
から吸引除去し得るように構成されている。
【0011】本発明においては、装置本体1は、複数個
の吸気装置2を収容配設した横長の中空ハウジングA
と、該中空ハウジングA上に着脱自在に固定された、単
一または複数の吸気口3並びに該吸気装置2の個数と同
数の相互に独立した吸引ノズル部B1、B2、B3を有
する吸引ノズルBとからなっており、各吸引ノズル部B
1、B2、B3は、各吸気装置2の吸込口2Aにそれぞ
れ連通されている。図示の例にあっては、小型の高速直
流電動機の出力軸に直結した羽根車を有する軸流式の小
型吸気装置2が3個前記中空ハウジングA内にその軸線
に沿って吸込口2Aを上に、吐出口2Bを下に向けた態
様で等間隔に立設されており、前記吸引ノズルBは、該
吸気装置2の各吸込口2Aを取り囲む3個の独立した円
形の開口4をそれぞれ穿設した中空ハウジングAの平坦
な頂板5上に、吸引除去されたペースト残渣R1を捕集
するための扁平なシート状のフィルター6を介在させて
後述のロック機構Cにより着脱交換自在に固定されてい
る。また、前記電動機は2段変速可能に構成されてお
り、外部に接続したコントローラCにより、必要に応じ
て回転数を変化させて各吸気装置の吸込風量、従ってま
た、吸引力を調整することができるようにされている。
【0012】前記コントローラCは、図示の例にあって
は、図8に示すように電源電池を収容したボックスC1
と、電源スイッチC2と、前記3個の吸気装置2の各電
動機の回路を開閉すると共に、その回転数をそれぞれ高
速と低速との2段に変化させ得る3個の回動操作ノブC
3とを備えている。図中、C4は、各吸気装置2の作動
ないし停止の状態を表示するパイロットランプである。
【0013】前記中空ハウジングAは、図示の例にあっ
ては、直方形に形成されていて、その前壁A1、後壁A
2、左右両側壁A3、A4には通気孔としての横長の窓
孔7がそれぞれ形成されていると共に、その底壁A5に
は吸気装置2の各吐出口2Bから吐出される温風を排出
させる多数の排気口8が形成されており、これにより、
作動時における各吸気装置の過度の温度上昇を防止する
ことができるようにしてある。符号9は中空ハウジング
A内の各吸気装置2間に縦設した隔壁で、それぞれの発
生する熱や回転音等の相互干渉ないし増幅を遮断するた
めに設けたものである。符号Pは各吸気装置2のケーシ
ングの肩部と前記頂板5との間の隙間に充填されたパッ
キングである。
【0014】前記吸引ノズルBは、図示の例にあって
は、中空ハウジングAの軸線に沿って延在し、かつ前記
吸引部B1、B2、B3を画成する2つの隔壁10を吸
気口3を閉鎖しない態様で内部に縦設した横長の直方形
中空突起11からなっており、その底面に固定された、
前記開口4とそれぞれ連通する円形の開口12Aを備え
た長方形の取付板12を介して中空ハウジングAの頂板
5に前記のように取りつけられている。
【0015】装置本体1には、吸引ノズルBと一体に移
動し、スクリーン版下面S1に附着したペースト残渣R
2を摺動除去し得るようにした摺動除去手段が設けられ
ており、図示の例にあっては、当該摺動除去手段はスク
リーン版下面S1に当接して摺動し得る前記中空突起1
1の平坦な頂部11Aと、該頂部11Aの前後両側に形
成された削ぎ取りエッジ部11B、11Cとからなって
おり、スクリーン版下面S1に当接させた状態で摺動さ
せると、その摺動に伴って、該スクリーン版の下面に附
着したペースト残渣R2を削ぎ取りエッジ部11B、1
1Cで削ぎ取るようにして除去することができるように
構成されている。
【0016】前記したロック機構Cは、図1〜4に図示
されているように、吸引ノズルBの取付板12、フィル
ター6及び中空ハウジングAの頂板5の各端部寄りの中
央部位にそれぞれ穿設された取付孔13、14、15
に、該頂板5上に該フィルター6及び該取付板12を順
次重ね合わせた状態において、それぞれ上方から挿通さ
れる頭付ねじ16と、前記取付孔13、14、15に挿
通された該ねじ16を前記頂板5の各端部の中央部下側
において釈放可能に係止する係止手段17とからなって
いる。各係止手段17は、頂板5の各端部の中央部下面
に固定される平面四角形の枠体18と、半径方向の円弧
状の切欠溝19を形成したリング20と、一端部にねじ
部21をそれぞれ形成した一対のロッド22、22の他
端部間に円弧状の係合凹部23Aを有する係合片23を
固定してなる摺動部材24と、2個のコイルスプリング
25と、把手26と、2個のナット27とからなる組立
体であって、前記枠体18に水平に設けた一対の貫通孔
18A、18Aに前記摺動部材24の一対のロッド2
2、22を挿通し、該ロッドを挿通する側から該枠体1
8の約半分にわたって水平に形成したコ字状の摺動溝1
8Bに前記摺動部材24の係合片23を挿入し、かつ該
係合片を前記枠体18内に嵌装した前記リング20の前
記切欠溝19に摺動可能に挿入した後、ねじ21が形成
されている前記ロッド22、22の端部を中空ハウジン
グAの各側壁A3、A4に形成した一対の小径の開口3
0、30を通して該側壁の外方へ突出させ、その突出部
分に前記コイルスプリング25をそれぞれ縮装すると共
に、把手26を固定し、かつ前記ロッド22のねじ部2
1にナット27をそれぞれ螺合させてやることによって
組み立てられる。
【0017】係止手段17が上記のようにして組み立て
られると、摺動部材24は前記2個のコイルスプリング
25によって外方へ偏倚されており、この状態において
は、該摺動部材24の係合片23は、図4に示すよう
に、前記四角形の枠体18の内側に張出していると共
に、前記したリング20の切欠溝19に嵌合した状態で
該リング20の円形孔20′内に突出している。この状
態において、吸引ノズルBを中空ハウジングAに取り付
ける際には、該ハウジングの頂板5上にフィルター6及
び吸引ノズルBの取付板12を順次積み重ねた状態にお
いて、頭付ねじ16を前記した13、14、15に挿通
すると共に、把手26を押して摺動部材24をスプリン
グ25の弾性に抗して内方へ摺動させ、頭付ねじ16の
中心軸線とリング20の中心軸線とをほぼ一致させた状
態において頭付ねじ16のねじ部16′のねじ溝に係合
し、該頭付ねじ16を係止するので、吸引ノズルBは極
めて簡単に中空ハウジングAに固定される。吸引ノズル
Bの取付板12の下面には複数個の止めピン28が穿設
されている一方、フィルター6及び中空ハウジングAの
頂板5にはそれらの止ピン28を圧入するための小孔2
9が設けられており、吸引ノズルBを中空ハウジングA
に取り付ける際に、それら止めピン28をそれらの小孔
29にそれぞれ圧入することによって、吸引時にフィル
ター6に作用する吸引力により該フィルターが変形した
りずれたりして空気漏れが生ずることがないようフィル
ター6を頂板5と取付板12との間に強固に圧着するこ
とができるようにされている。
【0018】上記のようにして中空ハウジングAに固定
された吸引ノズルBを取り外すためには、把手26を押
して摺動部材24をスプリング25の弾性に抗して内方
へ摺動させてやると、その係合片23が頭付ねじ16の
ねじ溝から外れてその係止を解除するので、頭付ねじ1
6を上方へ引き抜いてやればよく、これによって吸引ノ
ズルBを極めて容易に取り外すことが可能となる。
【0019】上述の如く構成されたスクリーン版クリー
ニング装置は、毎回若しくは複数回のスクリーン印刷工
程終了後に印刷によって汚れたスクリーン版を清掃すべ
く運転されるものであって、スクリーン版Sが図9に示
したように広い清掃必要領域Zを有する場合には前記し
た3個の吸気装置2を全部起動させるものとする。そし
て、吸引ノズルBの頂部11Aをスクリーン版Sの下面
S1に当接させた状態で装置本体1を図5において矢印
X方向、すなわち前方へ移動させると、スクリーン版S
の開孔S2の下を通過する際に、前記吸気装置全部の作
動によって発生する強力な吸引力により該開孔S2の内
側面に附着して残留するペースト残渣R2は吸引ノズル
Bの吸気口3から前記各吸引部B1、B2、B3内に勢
いよく吸い込まれて除去され、吸気装置の吸込口2Aに
近接して位置するフィルター6に捕集されると共に、ス
クリーン版下面S1に附着しているペースト残渣R1は
装置本体1の摺動に伴って吸引ノズルBの前側の削ぎ取
りエッジ部11Bによって極めて効率よく除去される。
この場合、スクリーン版Sのパターン開孔S2の配置状
況やそのサイズの大小やペースト残渣R2の性質ないし
硬軟等に応じて吸引装置2の各電動機の回転を前記コン
トローラーCを操作して適宜変速してやることにより、
吸引ノズルBに作用する吸引力ないし吸気口3を貫流す
る吸引流速を適正に調整するができる。
【0020】図6は、装置本体1を矢印Yの方向、すな
わち後方へ移動させた場合におけるペースト残渣R2、
R1の除去の様子を示したもので、その動作の内容ない
し態様は前記の場合と同様であるのでその説明は省略す
る。
【0021】次に、スクリーン版Sの清掃必要領域Zが
吸気口3の全長の掃引領域に比較して極めて狭い場合、
例えば、図10に示すようにスクリーン版Sのパターン
開孔S2がその中央領域に集まっていて、吸引ノズルB
の中央の吸引部B2の吸気口3部分による掃引領域内に
存在する場合には、3個の吸気装置2全部を起動する必
要はなく、該吸引部B2に対応する1つの吸気装置2の
みを起動してやればよく、また、清掃必要領域Zが、左
方または右方の吸引部B1またはB3の吸気口部分によ
る掃引領域内に存在する場合には、当該吸気部に対応す
る1つの吸気装置2のみを運転するだけでたりる。
【0022】図1〜6では吸引ノズルBは一直線状の単
一の吸気口3を有するものとして、また、図7では一直
線状の2つの吸気口3を有するものとして示したが、吸
引ノズルBはそのような形状と異なる形状を有する複数
の吸気口を備えたものであってもよく、それを中空ハウ
ジングAに取り付けるための取付板12の形状、寸法等
を規格化して数種準備して取り揃えておけば、互換性が
付与されるので、必要に応じてそれらのなかから所望の
ものを選択して使用することが可能となる。この場合、
上記したロック機構Cは、上述したように操作が極めて
簡単な一種のいわゆるワンタッチ式ロック機構であるか
ら、これを使用すれば、ペースト残渣の吸引で汚れ易い
吸引ノズルBやフィルター6の清掃や交換に極めて便利
であるばかりでなく、互換性を付与された吸引ノズルの
選択的交換作業をする際にも極めて便利である。
【0023】以上、本発明につきその実施形態を具体的
に示した図面を参照して詳述したが、本発明は図示の実
施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記
載の範囲内で、これに各種の改変を施して実施すること
ができるものである。
【0024】かようにして、本発明によれば、スクリー
ン版のパターン開孔の内側面に附着した印刷用ペースト
の残渣を極めて効率よく吸引除去することができると共
に、吸気装置の動力を無駄なく有効に利用することがで
き、パターン開孔内の残留残渣に起因するにじみや、か
すれ、短絡等のない高精度の印刷の実現及び印刷作業能
率の格段の向上に寄与することのできる、構造が比較的
簡単で廉価に提供可能なスクリーン印刷機におけるスク
リーン版クリーニング装置を得ることができる。また、
本発明によれば、スクリーン版のパターン開孔の内側面
に附着した印刷用ペーストの残渣を極めて効率よく吸収
除去することができると共に、吸気装置の動力を無駄な
く有効に利用することができ、しかも該スクリーン版の
下面に附着した印刷用ペーストの残渣をも極めて効率よ
く摺動除去することができ、パターン開孔内及びスクリ
ーン版下面の残留残渣に起因するにじみや、かすれ、短
絡等のない高精度の印刷の実現及び印刷作業能率の格段
の向上に寄与することのできる、構造が比較的簡単で廉
価に提供可能なクリーニング装置を得ることができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例としてのスクリーン
版クリーニング装置本体の縦断正面図である。
【図2】図1に示した装置本体の分解斜視図である。
【図3】吸引ノズルを中空ハウジングに着脱自在に固定
するために使用するロック機構の分解斜視図である。
【図4】同上ロック機構の別の分解斜視図である。
【図5】本発明装置の動作を示す一部縦断側面図であ
る。
【図6】本発明の動作を示す別の一部縦断側面図であ
る。
【図7】直線上の2つの吸気口を有する吸引ノズルの平
面図である。
【図8】コントローラの斜視図である。
【図9】従来公知の単一の吸引部及び細長い単一の吸気
口を有する吸引ノズルを用いて清掃必要領域の広いスク
リーン版をクリーニングする状態を示す平面図である。
【図10】本発明の一実施態様における吸引ノズルを用
いて清掃必要領域の狭いスクリーン版をクリーニングす
る状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 装置本体 A 中空ハウジング B 吸引ノズル B1〜B3 吸引部 C コントローラ 2 吸気装置 2A 吸気装置の吸気口 3 吸気ノズルの吸気口 S スクリーン版 S1 スクリーン版下面 S2 パターン開孔 R1 スクリーン版の開孔の内側面に附着したペー
スト残渣 R2 スクリーン版の下面に附着したペースト残渣 4 開口 5 頂板 6 フィルター 7 窓孔 A5 底壁 8 排気口 11 中空突起 11B 削ぎ取りエッジ部 11C 削ぎ取りエッジ部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被印刷物に対しパターン開孔を有するス
    クリーン版を介して印刷用ペーストを印刷するスクリー
    ン印刷機におけるスクリーン版クリーニング装置であっ
    て、スクリーン版の下面側に移動可能に設けられてい
    て、その移動に伴って、該スクリーン版のパターン開孔
    の内側面に附着した印刷用ペーストの残渣を吸引除去し
    得るように構成した装置本体を具備するものにおいて、
    前記装置本体が複数個の吸気装置を収容配設した横長の
    中空ハウジングと、該吸気装置の個数と同数の相互に独
    立した吸引部を有すると共に、該各吸引部を前記中空ハ
    ウジングの頂板にそれぞれ穿設した各独立の開口を通し
    て前記吸気装置の各吸込口と連通させた態様で前記頂板
    上に着脱自在に固定した吸引ノズルとからなっているこ
    と、及び、前記各吸気装置の動力を各別に制御し得るコ
    ントローラを備えていることを特徴とするスクリーン版
    クリーニング装置。
  2. 【請求項2】 被印刷物に対しパターン開孔を有するス
    クリーン版を介して印刷用ペーストを印刷するスクリー
    ン印刷機におけるスクリーン版クリーニング装置であっ
    て、スクリーン版の下面側に移動可能に設けられてい
    て、その移動に伴って、該スクリーン版のパターン開孔
    の内側面に附着した印刷用ペーストの残渣を吸引除去し
    得るように構成した装置本体を具備するものにおいて、
    前記装置本体が複数個の吸気装置を収容配設した横長の
    中空ハウジングと、該吸気装置の個数と同数の相互に独
    立した吸引部を有すると共に、該各吸引ノズル部を前記
    中空ハウジングの頂板にそれぞれ穿設した各独立の開口
    を通して前記吸気装置の各吸込口と連通させた態様で前
    記頂板上に着脱自在に固定した吸引ノズルとからなって
    いること、前記各吸気装置の動力を各別に制御し得るコ
    ントローラを備えていること、及び、前記装置本体を移
    動させると、その移動に伴って前記スクリーン版の下面
    に摺接して該下面に附着した印刷用ペーストの残渣を摺
    動除去し得るようにした摺動除去手段を備えていること
    を特徴とするスクリーン版クリーニング装置。
  3. 【請求項3】 前記中空ハウジングが直方形に形成され
    ていて、少なくともその前後両壁には通気孔としての横
    長の窓孔が、その底壁には前記吸気装置の各吐出口から
    吐出される空気を排出させる多数の排気口がそれぞれ形
    成されていることを特徴とする請求項1、又は2に記載
    のスクリーン版クリーニング装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3までのいずれか1項に記
    載のスクリーン版クリーニング装置において、前記吸引
    ノズルが前記中空ハウジングの軸線に沿って延在する中
    空突起からなっていること、及び、前記各吸引ノズル部
    にはスクリーン版下面に向けて開口する単一または複数
    個の吸気口が形成されていることを特徴とするスクリー
    ン版クリーニング装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のスクリーン版クリーニ
    ング装置において、スクリーン版下面に附着した前記残
    渣の摺動除去手段が該スクリーン版下面に当接し得る前
    記中空突起の頂部と該頂部の前後両側に形成された削ぎ
    取りエッジ部とからなっていることを特徴とするスクリ
    ーン版クリーニング装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5までのいずれか1項に記
    載のスクリーン版クリーニング装置において、前記吸引
    ノズルと互換可能に構成された1個または複数個の吸引
    ノズルをオプションとして備えていることを特徴とする
    スクリーン版クリーニング装置。
  7. 【請求項7】 印刷用ペーストが半田合金粉末と液状フ
    ラックスとを練り合わせてクリーム状にした半田ペース
    トであることを特徴とする請求項1から6までのいずれ
    か1項に記載のスクリーン版クリーニング装置。
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