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JP2002093058A - 信号処理方法及び装置と情報記録媒体 - Google Patents

信号処理方法及び装置と情報記録媒体

Info

Publication number
JP2002093058A
JP2002093058A JP2000285138A JP2000285138A JP2002093058A JP 2002093058 A JP2002093058 A JP 2002093058A JP 2000285138 A JP2000285138 A JP 2000285138A JP 2000285138 A JP2000285138 A JP 2000285138A JP 2002093058 A JP2002093058 A JP 2002093058A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
digital signal
error
error correction
data
specific information
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000285138A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Kojima
正 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2000285138A priority Critical patent/JP2002093058A/ja
Publication of JP2002093058A publication Critical patent/JP2002093058A/ja
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定単位毎のメインデータにスクランブルを
施して取り扱う信号処理方法及び装置において、スクラ
ンブルの方式を工夫し、スクランブルされたデータに特
定情報を含ませるようにする。 【解決手段】 EDC符号化部43ではディジタル信号
に対し、所定の単位で誤り検出符号を付加し、合せてデ
ィジタル信号を、スクランブルパターン生成部55、ス
クランブル処理部45において、特定情報で選択された
スクランブルパターンでスクランブル処理し、スクラン
ブル処理されたディジタル信号に対して、誤り訂正符号
化部47により誤り訂正符号を付加し、この誤り訂正符
号が付加されたディジタル信号を送信または記録媒体に
記録するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、信号処理方法及
び装置と情報記録媒体に関するものであり、記録媒体に
ディジタル信号を記録する信号記録方法と装置、記録媒
体に記録されているディジタル信号を再生する信号再生
方法と装置、ディジタル信号を送信する信号送信方法と
装置、ディジタル信号を受信する信号受信方法と装置、
ディジタル信号が記録されている情報記録媒体に適用し
て有効な発明である。
【0002】さらにこの発明は、著作権保護などの観点
から、不正コピー防止処理が必要な信号を取り扱う、情
報記録媒体への記録・再生処理、送信・受信処理の分野
に適用して有効な発明である。
【0003】
【従来の技術】従来より、ディジタルオーディオ信号や
映像信号、その他コンピュータで取り扱われる関連デー
タのようなディジタル信号を、記録媒体に記録したり、
伝送ラインで伝送したりする場合には、当該ディジタル
信号に対して、誤り検出符号と誤り検出訂正符号(ここ
では誤り訂正符号と呼ぶ)を付加している。
【0004】また、記録媒体へのディジタル信号記録処
理において、当該ディジタル信号が連続した同じデータ
の場合、記録信号のクロストークやサーボエラー信号へ
の悪影響が発生することから、擬似乱数発生器などを使
ってランダム信号を発生させ、当該ディジタル信号をス
クランブル処理している。
【0005】この為、上記ディジタル信号が記録された
記録媒体を再生して、ディジタル信号を読み出す為に
は、当該記録媒体から読み出された信号に対して、誤り
訂正符号で誤り訂正処理を施し、合わせてデスクランブ
ル処理して元のディジタル信号を再生している。さらに
次に、この再生ディジタル信号の信頼性を高める為、誤
り検出符号でデータ信頼性確認処理を行い、最終的なデ
ィジタル信号の再生が行われている。同様に情報伝送ラ
インから送られてくる信号を受信する場合も、誤り訂正
・デスクランブル・信頼性確認の誤り検出処理を施し
て、ディジタル信号の受信が行われることが好ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、ディジタル革命
と称されるように、あらゆる情報がディジタル化され、
伝送媒体や記録媒体等を通して配信され、全ての人達が
自由に情報を入手することが出来るようになった。また
最近では、映像・音響信号の大量な情報を記録できる記
録媒体であるDVD(ディジタル・バーサタイル・ディ
スク)が実現され、2時間以上の映画を家庭で自由に見
ることが出来るようになった。
【0007】DVDは、再生専用の「DVD−ROM」
と、一回の記録が出来る「DVD−R」、自由に記録再
生が反復的に可能な「DVD−RW、DVD−RAM」
等の媒体が存在する。
【0008】DVD−ROMの応用規格では、DVD−
video(ビデオ)規格があり、1枚のディスクに映
画が完全に記録されている。このようなDVD−vid
eoディスクの再生や、放送系でのディジタル放送受信
で、自由にディジタル信号での情報が入手できる。この
ような環境では、入手されたディジタル信号をハードデ
ィスクや上記のDVD−RAM等の記録媒体にコピー
し、再びDVD−video規格に準拠したエンコーダ
でエンコードし記録すれば、元のディスクと同じディジ
タル信号がコピーされたディスクを作成できてしまうこ
とになる。
【0009】この為、DVD−videoでは記録され
ているディジタル情報には、暗号化が施されている。暗
号化技術を用いたコピープロテクト方法は、事前に暗号
化された情報が記録されるDVD−videoディスク
あるいはDVD−ROMディスクで有効に機能してい
る。しかし、ユーザが新規に情報を記録できるDVD−
RAM等の場合、次のような問題が生じる。
【0010】*一般ユーザが利用する記録装置では、強
力で高価な暗号化装置の導入は難しい。
【0011】*暗号化時の暗号鍵の管理が難しい。
【0012】*情報記録装置側で、「暗号化」「復号
化」が行われる様になっている場合、コピープロテクト
したい情報のコピーも容易に行われてしまう可能性が高
い。
【0013】以上から、ディジタル情報信号のコピープ
ロテクトは、従来の暗号化技術を有効に機能させること
が難しい。暗号化された記録情報を再生する場合、再生
処理で復号化処理が施されるわけで、復号化後のディジ
タル信号の取り扱いによっては、不法コピーの可能性は
残ったままである。
【0014】DVDの様に、再生専用のDVD−ROM
や、記録再生系のDVD−R/RW/RAM等、各種メ
ディアが揃うと、記録媒体に記録されているディジタル
信号が、元のオリジナル信号か、不法にコピーされたデ
ィジタル信号かの区別が難しくなる。
【0015】この問題は、他の記録媒体においても同様
の問題が発生する。この為、著作権保護の観点から見れ
ば、情報信号の暗号化で、正しいシステムのみが復号化
できるように構成する事と合わせて、再生側の入り口
で、入力されたディジタル信号が、オリジナルなディジ
タル信号か、不法コピーされた信号かを確認できれば、
保護システムの能力は、大幅に向上される。
【0016】このような実情に鑑みて、特開平11−8
6436号公報には、「電子透かしを利用したコピープ
ロテクションシステム」が提案されている。すなわち、
このシステムでは、エラー訂正コードが付加された情報
の特定位置に特定情報を挿入して記録している。する
と、前記情報を再生した時のエラー訂正処理によってエ
ラーパターンを抽出することができる。このエラーパタ
ーンから前述の特定情報を検出することができる。
【0017】この特定情報を著作権保護の制御信号、例
えば、オリジナル信号か不法コピー信号かの識別に使う
ことも可能である。
【0018】この方法は、特定情報をエラーパターンと
して挿入している為、再生されたディジタル信号には含
まれていない。またエラー訂正処理はシステム機器を扱
う一般ユーザが取り扱わない工程であるため、不正検出
には適している。この方法によって検出される特定情報
は「消える電子透かし」ともいえる。オリジナルなディ
ジタル信号に対して訂正処理を施すことで、特定情報は
消えてしまい、その信号の有り無しで、オリジナル信号
か不正コピー信号かの判定に有効な利用が考えられる。
つまり、情報をエラー訂正処理したときにえられるエラ
ーパターンから特定情報を検出できない場合には、その
情報は、不正コピーであると判定可能である。
【0019】しかしながら、特定情報を挿入する方法と
して、エラーパターンを利用する事は、目的に対して効
果的であると共に欠点にもなっている。
【0020】本来エラー訂正処理は、記録媒体に付加し
た傷や埃による読み出し情報の欠陥や、情報伝送におけ
る伝送エラーを補償する為に設けられており、特にDV
Dのようなオープンメディアの場合は、最悪訂正能力を
超えそうなエラーが付加される。
【0021】ここに、前述の特定情報を挿入する為に、
あえてエラーパターンを付加することは、エラー訂正シ
ステムの能力を下げることになる。また検出されたエラ
ーパターンから一般エラーと特定情報を分離する為に
は、このシステムを利用する記録媒体や伝送ラインのエ
ラー発生確率以上の分離能力が必要になる。
【0022】そこで、本発明は、後述するように、特定
情報を「消える電子透かし」としてデータ処理プロセス
の中に埋設する場合、エラー率を大きくするような処理
は行わない。また、本発明は、後述するようにメインデ
ータのスクランブル処理部において、特定情報をデータ
処理プロセスの中に埋設する。そして特定情報を検出す
る場合は、デスクランブル処理部において、データ処理
プロセスの中から検出する。
【0023】一見、錯覚しそうな技術として、スクラン
ブル処理部で特定情報を用いる従来の例がある。これは
特開平9−128890号公報に開示されている。しか
し、この公報の技術は、特定情報(識別情報)が最初か
ら存在しており(あるいはエラーパターンから検出済み
であり)、この特定情報を暗号化のために用いるという
技術である。したがって、後述する本発明の技術とは、
特定情報の取り扱いが根本的に異なることに留意する必
要がある。本発明では、実施の形態の説明で明らかにな
るように、特定情報が、スクランブル処理プロセスの中
で検出される(或はスクランブル処理プロセスの中に埋
設される)ものである。
【0024】本発明は、従来提案されているような、特
定情報を挿入する方法として、直接的にエラーパターン
を利用する方法を取らずに、上記「消える電子透かし」
を実現する信号処理方法及び装置、及びこの方法を採用
した記録媒体を提供するものである。
【0025】そしてこの方法に基く、信号処理方法及び
装置及び情報記録媒体を提供するもので、記録媒体にデ
ィジタル信号を記録する信号記録方法と装置、記録媒体
に記録されているディジタル信号を再生する信号再生方
法と装置、ディジタル信号を送信する信号送信方法と装
置、ディジタル信号を受信する信号受信方法と装置、デ
ィジタル信号が記録されている情報記録媒体に適用され
て好適となるものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為の
信号記録方法または装置は、所定の単位のディジタル信
号に対してデータにエラーが無いかを検出する為に所定
の方法でエラー検出フラグを付加し、さらにディジタル
信号に対して所定の方法でデータスクランブル処理を施
し、このようにして構成されたディジタル信号ブロック
に誤り訂正符号を付加して、記録媒体に記録または伝送
路に伝送するシステムにおいて、データスクランブル処
理を施す時のスクランブルパターンの一部または全て
を、特定情報によって変えて記録または伝送し、再生処
理によって上記「特定情報」を検出し、上述の課題を解
決する。
【0027】一般に、ディジタル信号を、記録媒体へ記
録したり、伝送路で伝送を行う場合、ディジタル信号に
信号欠落等が発生する。そこで、ディジタル信号を忠実
に再現する目的で、当該ディジタル信号に対して誤り訂
正符号を付加して記録媒体へ記録したり、伝送路で伝送
している。そして、再生時には、再生情報に対して誤り
訂正符号で誤り信号を検出し、訂正処理し元のディジタ
ル信号を得る。
【0028】しかしながら、実際は誤り訂正処理では誤
訂正などが発生する為、再現されたディジタル信号の信
頼性確認用に、誤り訂正符号とは別に、当該ディジタル
信号に対して誤り検出符号を付加している。
【0029】さらにディスク等の記録媒体では、同一パ
ターンの繰り返し信号(例えば、オール“0”等)を記
録すると、隣接トラックからのクロストーク等で、サー
ボエラー信号が乱れるなど問題がある。そこで、前述の
ディジタル信号は、所定の方法で、生成したスクランブ
ル信号で、スクランブルされた信号としている。
【0030】すなわち、一般のディジタル信号記録(伝
送)−再生(受信)システムでは、+「所定の単位のデ
ィジタルデータ」→「誤り検出符号付加」→「ディジタ
ル信号のスクランブル」→「誤り訂正符号付加」→→→
「信号読み取り又は受信」→「誤り訂正処理」→「デス
クランブル」→「データ信頼性確認(誤り検出)」→
「再生ディジタル信号」というステップで、信号処理が
行われている。
【0031】ここで、再生されたディジタル信号が、オ
リジナル信号か不正にコピーされた信号かの検出や、そ
の他ディジタル信号の著作権保護等に用いる為の、特定
情報を埋め込む方法として、「誤り訂正符号付加」後
に、特定の位置のデータを特定情報データに置換もしく
は、データに特定情報を加算する方法(あえてエラーを
付加する方法)が提案されている。
【0032】この方法における、再生側の処理は、誤り
訂正前の信号から特定位置のデータを抜き出すか、誤り
訂正処理で生成される特定位置の誤り訂正パターンを特
定情報として抽出することになる。ディジタルデータは
通常の処理工程で、特定情報が消えてしまい、正しいオ
リジナルのディジタル信号が再生される。このような方
法は、検出された特定情報には、それ自身に信号欠落等
で発生する一般エラー信号が含まれている可能性があ
り、抜き取られた情報の中に、さらに特定情報の為の誤
り訂正符号等を付加する必要がある。
【0033】また、特定情報はエラー信号として埋め込
んである為、信号欠落によるエラー発生に特定情報埋め
込みで発生するエラーを加算することになり、エラー率
増加のシステムであり好ましい事では無い。
【0034】そこで、本発明は、特定情報を埋め込む方
法として、「ディジタル信号のスクランブル」処理工程
を利用する方法である。この方法の利点は、扱っている
ディジタル信号が信頼性のあるポジションで行っている
為、特定情報にその信号の為の誤り訂正符号を付加する
必要も無く、またエラー訂正処理段階で扱われる信号の
エラーを増加させるものでは無いので、システム性能を
悪化させない利点がある。
【0035】すなわち、処理工程で「ディジタル信号の
スクランブル」を行うとき、複数組のスクランブルパタ
ーンから一組を選択するとき、特定情報によってスクラ
ンブルパターンを選択するか、スクランブルパターン
の、特定位置のスクランブルパターンデータを、特定情
報で置換する事で、特定情報を埋め込む。
【0036】再生側では、誤り訂正処理によって信頼性
の高い元の信号に戻された後、デスクランブル処理後の
データを誤り検出符号で、最終的に誤りが無いかを確認
する。このとき、複数組のデスクランブルパターンでデ
スクランブルしたディジタルデータに対して誤り検出符
号を適用して、誤りの有無を検出し、誤りの無いデスク
ランブルパターンの番号を抽出し、この番号を特定情報
とする。もしくは、デスクランブルパターンの特定位置
のデータを順じ変更して、その都度、誤り検出符号を用
いてディジタルデータの誤り検出を行なう。この処理の
途中で誤りが無いと判定される特定位置のスクランブル
パターンデータを、特定情報として抽出する。
【0037】この処理工程で使われるデスクランブルパ
ターンは、ID情報などを用いるM系列発生器などで生
成される。ID情報は、再生(又は受信)情報の誤り訂
正処理後の情報に所定の単位で付加されている。したが
って、このデスクランブルパターンは、データの再生処
理工程の中で生成され利用され、破棄される。この為、
先に述べたエラーパターンを、特定情報として利用し、
「消える、電子透かし」を用いた方法と同様に、本提案
の方法も「消える、電子透かし」として用いることが出
来る。この方法は、上記したように、誤り訂正処理工程
におけるエラー増加がなく、処理工程の中でデータの信
頼性の高いポジションで対応している為、特定情報の為
の誤り訂正符号付加等不要である。そして特定情報の目
的を確実に達成する大きな効果を生み出すものである。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態に係る「信号記録及び送信/再生及び受信
方法及び装置と信号記録媒体」を説明する。
【0039】先ず、ディジタル映像信号やディジタルオ
ーディオ信号、またその他の制御信号の記録再生に用い
られているDVD記録媒体の記録再生システムを一例に
説明する。その後、この記録再生システムに適用された
特定情報の記録再生方法と、記録装置・再生装置につい
て説明する。
【0040】DVDの信号処理装置では、ディジタルメ
インデータ2048バイトを単位とし、このメインデー
タに識別データ(ID)等を加えたセクタを処理してい
る。セクタは、信号処理の段階に従って“データセク
タ”“記録セクタ”及び“物理セクタ”と呼ばれる。
“データセクタ”は、メインデータ2048バイト、識
別データ(ID)、ID誤り検出符号(IED)、著作
権管理情報(CPM_MAI)の計12バイトと、前記
メインデータに対する誤り検出符号(EDC)4バイト
からなる。
【0041】図1は、これらの処理手順を図示したもの
である。メインデータ2048バイトにID・IED・
CPM_MAIが付加され(ステップA1,A2,A
3)、併せてメインデータの誤り検出符号EDCが生成
付加され、メインデータスクランブル処理前のデータセ
クタが構成される(ステップA4)。スクランブルのた
めの初期値は、IDの一部のビット内容によって指示さ
れている。スクランブル処理により、スクランブル後の
データセクタが得られる(ステップA5)。
【0042】これにより、データセクタには、図2に示
すように、メインデータが2048バイト、識別データ
(ID)が4バイト、ID誤り検出符号(IED)が2
バイト、著作権管理情報(CPR MAI)が6バイ
ト、および誤り検出信号(EDC)が4バイト含まれ
る。
【0043】上記のメインデータに対するスクランブル
処理は、データの同じパターンの繰り返しを防止する為
に行なわれている。例えば、メインデータが全て、
“0”データ等の時、記録媒体に記録された記録信号が
同じパターンの繰り返しとなる。すると、記録媒体がデ
ィスク等では、隣接トラックが同じパターンとなる場合
がある。このような場合、クロストークによりトラッキ
ングサーボエラー信号が検出不能になる等、不具合が発
生する。このような同じパターンの繰り返しを防止する
為に、上記メインデータに対するスクランブル処理が施
されている。
【0044】その後、スクランブル後の16個のデータ
セクタに対して、クロスリードソロモン誤り訂正符号
(ECC)が生成され、付加される(ステップA6)。
記録セクタはECC付加後のセクタであり、誤り訂正符
号PI、および誤り訂正符号POが付加されたデータセ
クタである(ステップA7)。物理セクタは、記録セク
タの91バイトごとの先頭に同期符号(SYNC符号)
を加え、さらに8/16変調した後のセクタである(ス
テップA8)。
【0045】続いて、図2を用いて、DVDのデータセ
クタの構造についてさらに説明する。
【0046】データセクタは2048バイトのメインデ
ータを含む2064バイトすなわち172バイト×12
行から成る。即ち、データセクタには、メインデータが
2048バイト、識別データ(ID)が4バイト、ID
誤り検出符号(IED)が2バイト、著作権管理情報
(CPR MAI)が6バイト、および誤り検出符号
(EDC)が4バイト含まれる。
【0047】図3を用いてECCブロックの構成につい
て説明する。
【0048】データブロックは172バイト×12行の
データセクタが16個集まった172列×192行とし
て形成される。この172列×192行に対して誤り訂
正符号が付加される。即ち、172列の各列に対して1
6バイトの誤り訂正符号POが生成されて付加される。
一つのPO系列の各列は、192バイト+16バイト、
すなわち208バイトで構成される。次に、誤り訂正符
号POの行を含む208行すべての行に対して、10バ
イトの誤り訂正符号PIが生成され付加される。一つの
PI系列の各行は、172バイト+10バイト、すなわ
ち182バイトで構成される。誤り訂正符号PI,PO
が付加された182列×208行が一つのECCブロッ
クとして形成される。
【0049】次に、図4および図5を参照して記録セク
タの構造について説明する。
【0050】208行×182列からなるECCブロッ
クに対して、誤り訂正符号POの16行が12行ごとの
間に1行ずつ挿入され、図5に示すように再配置された
形となる(行インタ−リーブ)。したがって、行インタ
ーリーブ後のECCブロックは、データ(12行)+P
O(1行)の13行×182バイトの部分が16個集ま
って構成される。
【0051】1つの記録セクタは、図4に示すように、
データ(12行)+PO(1行)の13行×182バイ
トで構成されたセクタを指し、行インターリーブ後のE
CCブロックは、図5に示すように、13個の記録セク
タで構成されることを意味する。
【0052】物理セクタは、13行×182バイトの記
録セクタ(2366バイト)に対し、各行の91バイト
ごとの先頭に同期(SYNC)符号を加えながら、0行
から行ごとに順次変調したものである。91バイトのデ
ータの先頭にSYNCコードを加えたものをSYNCフ
レームと呼ぶ。よって、物理セクタは13組×2SYN
Cフレームから構成される。
【0053】以下、先のスクランブル処理について説明
する。
【0054】図2に示された“データセクタ”のメイン
データ“D0〜D2047”は、帰還形シフトレジスタ
で生成される“S0〜S2047”と各々排他的論理和
加算される。
【0055】 D′k=Dk+Sk (k=0〜2047) 図6には、DVDで用いられるスクランブルデータ発生
回路を示している。この回路は、先に述べた帰還形シフ
トレジスタと称される。この帰還形シフトレジスタで
は、r7(MSB)からr0(LSB)までのビットが
8ビットシフト毎にスクランブルデータSkとして取り
出される。このスクランブルデータSkと先のメインデ
ータとが排他的論理和加算されることで、スクランブル
されたメインデータが得られる。
【0056】図7は、この帰還形シフトレジスタの初期
値を表に纏めたものである。図7には、初期値プリセッ
ト番号とこれに対応する初期値(プリセット値)を示し
ている。初期値プリセット番号としては、セクタIDの
b7〜b4までの4ビットが、使われている。
【0057】帰還形シフトレジスタは、各セクタのID
のb7〜b4に対応する指定初期値にプリセットされ、
そのレジスタのr7〜r0がスクランブルデータSkと
して利用される。初期プリセット番号としては、ECC
ブロックの記録セクタ数16個に対応して0〜15があ
り、それぞれに対応する初期値(16種類の初期値はそ
れぞれ値が異なる)が用意されている。
【0058】初期値は、全16ビット存在するが、その
MSBは0であり使用されない。残りの15ビットがr
14〜r0にプリセットされる。
【0059】プリセット後、シフトレジスタは8ビット
シフトされる毎に、スクランブルデータSkが取り出さ
れ、スクランブル回路(図示せず)において、メインデ
ータ“Dk”と排他的論理和加算処理され、Dk’ を
生成する。
【0060】このスクランブル処理は、暗号化のためで
はなく、サーボ系の安定化を図るのが第1目的である。
データとして同じ符号(例えば“0”)が長時間連続す
る(例えば音楽の無音期間、あるいは極めて小さい音の
連続のような状態)ような場合、この情報をそのままデ
ィスクに記録すると、トラッキングサーボ系でトラッキ
ングエラー信号が微弱となり、ジャンプが生じたり、系
の不安定な振動が生じることがあるからである。これを
防止するために、記録信号として時間軸方向へ“0”、
“1”が平均的に現れるようにするために、上記のスク
ランブル処理が行われる。
【0061】このようなディジタル信号処理方法(装
置)を採用して、記録媒体に記録あるは記録媒体から再
生されるディジタル信号は、ディジタル映像信号や音響
信号或いはコンピュータプログラミングデータ等の記録
再生信号として使われている。
【0062】しかしながら、このような情報データの著
作権は、ディジタル信号であるため保護が難しく、近年
記録再生されるディジタル信号を暗号化して、記録再生
する技術が開発されつつある。信号の暗号化では、暗号
化のアルゴリズムと暗号化と解読に使われる鍵情報の秘
匿が重要(アルゴリズムは公開方式もあるが)である。
【0063】そこで、ディジタル信号の記録再生方法
(装置)において、このディジタル信号とは別の“特定
情報”を用い、該ディジタル信号の記録再生処理の一部
を制御して記録再生を行なうようにすれば、この“特定
情報”は一般者が取り扱う範囲外で処理が行なわれるよ
うにすることが出来る。この結果、この“特定情報”
は、ディジタル信号再生処理システムで、消える情報と
して利用することが出来る。
【0064】図8は、本発明の第1の具体例を示す記録
装置のブロック図である。この図を基に、前述した内容
を再度復習しながら、本発明の部分も含めて説明する。
【0065】インターフェースは、外部から送られてく
る“ディジタル信号”と暗号化等に用いられる“特定情
報”を受け取る。ディジタル信号は、データセクタ化部
に送られ、図2に示したように“データセクタ”化され
る。
【0066】本実施例では、2Kバイトを基本としてい
る。2Kバイト単位のデータブロックは、誤り検出符号
(EDC)が付加される。このデータブロックを情報デ
ータブロックと称する。この処理は、EDC符号化部4
3において行われる。次にこの情報データブロック(セ
クタ)を識別するためのID(IDEを含む)やその他
制御信号が、ID付加部44で付加される。次にスクラ
ンブル処理部45において、メインの情報データがスク
ランブル処理される。
【0067】スクランブル処理部45では、IDで決め
られる初期値をセットする。但し、この初期値は、図7
の表で示されているIDのb7〜b4で決められる初期
値に、特定情報を加算した値とする。
【0068】今、特定情報は、8ビット情報とする。す
るとIDのb7〜b4が(3h)とした時、初期値は
(2A00h)〜(2A07h)の何れかになる。
【0069】“特定情報”データを記録(スクランブル
データ内に埋め込む)する方法として次のような方法が
ある。
【0070】IDで決められる初期値が決まると生成さ
れるスクランブルパターンがきまる。ここで初期値を一
定単位で変更するものとすると、複数種のスクランブル
データパターンが存在することになる。そこで本発明の
一例は、その複数種のスクランブルパターンの中から採
用されたスクランブルパターンが、何番目のパターンで
あったかで、“特定情報”を特定する方法である。
【0071】本発明の他の方法は、初期値はIDのb7
〜b4で決定されるが、指定されているポジションのス
クランブルデータ“Sk”を“特定情報”データに置き
換える方法である。
【0072】例えば、初期値により決まるスクランブル
パターンが(A・1・7・2・0・B・D・9・2・F
・4・8・3・C・・・)のようなものであった時、
「7バイト目のスクランブルデータは、“特定情報”埋
め込みに利用する」と決められていれば、上記パターン
のうち7番目の“D”は利用されず、ここに“特定情
報”データをスクランブルデータとして利用する。
【0073】上記のようにスクランブルパターンを生成
する回路が、スクランブルパタン生成部55である。ス
クランブルパターンを特定するための特定情報、また
は、指定ポジションのスクランブルデータである特定情
報は、インターフェース41を介してスクランブルパタ
ーン生成部55に与えられている。
【0074】これらによって得られたスクランブルデー
タにより、メインデータはスクランブル処理される。次
に、メインデータがスクランブルされた16データセク
タが集められ、PO・PI系列の誤り訂正符号化処理が
行われる。この処理を行う部分が誤り訂正符号化部47
である。
【0075】次にPO系列のパリティーは、POパリテ
ィーインターリーブ部48、記録セクタ化部49におい
て、インターリーブされ図4及び図5に示したような記
録セクタ(インターリーブ後のECCブロック)が構成
される。このECCブロックは、変調及び同期付加部5
0において、後同期信号が付加され、ディジタル信号は
8/16変調処理される。この変調信号は、ドライバ5
1を介して光ピックアップヘッド(PUH)52に供給
されレーザダイオードを駆動する。これによりレーザ光
が光ディスク54に照射され、信号記録が行なわれる。
光ディスク554はディスクモータ53により回転制御
されている。
【0076】図9は本発明の第2の具体例を示す再生装
置のブロック図である。
【0077】図8の記録装置で記録されたディジタル信
号と“特定情報”を再生する処理に関して説明する。
【0078】光ディスク(記録媒体)54に記録されて
いる変調されたディジタル信号は、光ピックアップヘッ
ド52で読み出され、チャンネルデータ読出し部81に
供給され、チャンネルビット単位のチャネルデータとし
て読み出される。チャンネルデータは、同期分離部82
に入力され、同期信号が検出され、シリアルに読み出さ
れるチャネルデータは同期化される。この同期化された
チャンネルデータは、復調部83で16ビットから8ビ
ットのデータに戻される。次に、このデータは、誤り訂
正復号化部84に入力され、誤り訂正符号を用いて誤り
訂正処理が行われる。ここで誤り訂正能力以内のデータ
はエラー訂正される。次にこのエラー訂正されたデータ
は、セクタ分割部85に入力され、データセクタ単位に
分割される。
【0079】次にID分解部86において、各データセ
クタのIDが分解され、このIDの一部のビットがスク
ランブルデータ発生回路(図示せず:図6参照)の初期
値をセットする。そして、メインデータがデスクランブ
ル処理部87に入力され、デスクランブル処理される。
【0080】同時に、誤り検出部88において、EDC
によるメインデータの誤り検出が行われる。
【0081】今、このメインデータには、そのスクラン
ブル時にスクランブルデータパターンを変えることによ
り、“特定情報”を埋め込まれているものとする。
【0082】この“特定情報”は、スクランブルデータ
パターンの種別を見つけることで判明する。また、正当
なスクランブルパターンは、“ID”と“特定情報”デ
ータとで決められる初期値により特定されている。
【0083】そこで誤り検出部88において、誤りがあ
ると判断されたら、今用いているスクランブルパターン
は、正当なパターンでないと判定する。そしてスクラン
ブルデータ発生器の初期値を、1インクリメントし、再
度デスクランブル処理して、その結果を誤り検出符号で
誤りが無いかチェックする。そのために、誤り検出部8
8は、誤り有無の情報を、特定情報検出部89とデスク
ランブルパターン生成部90に与えている。
【0084】誤りがあると、デスクランブルパターンが
変更される。初期値が3アップした時点で誤りが無いと
判断されたら、特定情報検出部89は、“特定情報”は
“3”であると決定する。
【0085】誤り訂正されたデータセクタと“特定情
報”は、インターフェース91に転送され、出力され
る。この後の“特定情報”の用い方は、各種可能であ
る。
【0086】この“特定情報”を用いた暗号解読、さら
にはこの“特定情報”と他のキー情報を組み合せて用い
る暗号解読に利用してもよい。暗号解読の対象となるの
は、例えばインターフェース91から出力されたディジ
タル信号である。
【0087】一方、記録時において、スクランブルデー
タ発生器の初期値がセクタIDによって決定され、そし
てある特定のポジションを“特定情報”データに置き換
えてスクランブル処理して記録されている場合は、以下
のように“特定情報”が検出される。
【0088】即ち、特定のポジションのデスクランブル
データを順じ変更して、ディジタル信号をデスクランブ
ル処理する。そして誤り検出部88において、そのデス
クランブルデータをEDCによる誤り検出処理で誤りが
無い判定が出た時の、特定のポジションのデスクランブ
ルデータを、“特定情報”データとして検出する。
【0089】特定ポジションのスクランブルデータを順
次変更する方法としては各種の方法がある。予め初期値
を決めておき、その値を順次変更する方法、あるいは、
もともと存在するスクランブルパターン内の特定ポジシ
ョンのデータに対してオフセット値を与え、このオフセ
ット値を順次変更する方法である。
【0090】このようにして、データセクタ毎に1バイ
ト(1バイト以上でも可能であるが)の“特定情報”が
得られる。このときの“特定情報”は、デスクランブル
パターン生成部90から特定情報検出部89に送られて
くる。
【0091】上記の“特定情報”検出では、(1)初期
値を1インクリメントする、または(2)特定のポジシ
ョンデータを順次変更しながらデスクランブル処理し、
その度に誤り判定をする2つの方法を説明した。
【0092】しかし、スクランブルデータをEDC検出
回路に予め通して演算結果を求め、この演算結果と、I
Dで求められる8種類の初期値から得られるデスクラン
ブルデータの誤り検出演算結果とを論理加算すること
で、“誤り無し”の組み合わせを見つけ出し、特定情報
を検出する事が可能である。
【0093】またはIDで求められるデスクランブルデ
ータの誤り検出検算結果と、特定のポジションによる例
えば8種類のデスクランブルデータの誤り検出演算結果
データを論理加算することで、“誤り無し”の組み合わ
せを見つけ出し、特定情報を検出する事が可能である。
【0094】この検出方法は別途、図10〜12を用い
て説明する。この検出方法も含め、解が無い場合はその
他のデータに誤訂正等で発生した場所が特定できないエ
ラーデータが存在する事になる。この最終ディジタル信
号のエラー判定が、EDCの本来の役目である。すなわ
ち最終データの信頼性を確認する為の、誤り検出処理で
ある。
【0095】図10は、本発明の再生装置における、別
の具体例である。図9の例と同一部分には同一符号を付
している。
【0096】先の実施例では、スクランブルデータを正
規のものから、全てまたは一部を変更し、誤り検出符号
EDCを用いて、正しくデスクランブルされた時のデス
クランブルデータから、“特定情報”を検出した。しか
し、デスクランブル処理後に、誤り検出符号で誤りを検
出する方法では、検出処理時間がかかり過ぎる問題があ
る為、短時間で検出する方法を以下説明する。
【0097】図10は、基本的には図9と同じであり、
同様な部分には、同一符号を付している。誤り訂正処理
後のデータは、スクランブルされたままデータセクタ分
割され、各セクタのIDは分解される。分解されたID
は、誤り検出部を含む特定情報検出部100に入力され
る。そこから“ID情報”“スクランブルされたままの
メインデータ”“EDC”を用いて、“特定情報”検出
とデスクランブル処理されていない前の段階で、メイン
データの誤り検出処理を行うものである。
【0098】デスクランブルパターン生成部90はID
に応じて決まるパターンのスクランブルデータを生成
し、デスクランブル処理部87に与えている。
【0099】図11には、図10における特定情報検出
部100の内部を示している。この回路は、“特定情
報”を高速で検出する為のブロック図である。
【0100】この部分の考え方を説明すると、次のよう
になる。EDCは、メインデータDk(k=0〜204
7)をEDC生成式を用いて求めたものである。一方、
スクランブルディジタル信号Dk′(k=0〜204
7)は、各DkにスクランブルデータSkを論理和加算
したものである。この結果、スクランブルディジタル信
号Dk′をEDC生成式によって処理することで得られ
る“EDC’ ”と、スクランブルデータSkそのもの
をEDC生成式によって処理することで得られる“ED
C−S”とを論理和加算すると、本来の“EDC”が得
られる事になる。
【0101】すなわち、「EDC」=「EDC′」+
「EDC−S」が成立する(この時の“+”は排他的論
理和加算)。
【0102】そこで、図11に示すように、“EDC’
”生成部101には、PO・PI系列で誤り訂正処理
を受けた後のディジタル信号が供給される。またEDC
−S生成部102には、スクランブルデータSkを生成
するための初期値(プリセット値)が与えられる。これ
により発生したスクランブルデータSkを用いて、「E
DC−S」が生成される。
【0103】上記の“EDC’ ”生成部101の出力
と、EDC−S生成部102の出力とは、排他的論理和
回路103に入力される。これにより、この排他的論理
和回路からは、「EDC」=「EDC′」+「EDC−
S」が得られる。この排他的論理和出力は、比較部10
4に入力されて、本来のEDCと比較される。ここで
「EDC−S」が正しい値(つまり、スクランブルデー
タSkが正しい値)であれば、一致出力が得られる。正
しくない場合には、EDC’’生成部105を通して、
EDC−S生成部102に指令が送られ、次のスクラン
ブルデータSkが生成される。
【0104】ここで、EDC−Sは、“特定情報”が8
ビットの場合、IDが検出されるとその情報からスクラ
ンブルデータSkを全てEDC演算回路に通すことな
く、演算で求めることも可能であり、また場合により、
事前に演算結果をROM等に入れておくことも可能であ
り、少ないステップ処理で結果「EDC−S」を得るこ
とが可能である。“特定情報”が8ビットの場合、2の
8乗のパターンがある。
【0105】Dk′に対する“EDC′”はEDC生成
回路101で得る必要があるが、先の例でもデスクラン
ブル後のDkをEDCによって、誤り検出処理を施して
いる為、この処理と同等であるから、本実施例の処理に
より全体の処理負担が大きくなることはない。本実施例
は、メインデータに誤りがあるか否かを、先の実施例よ
りも先行して処理する利点がある。
【0106】このようにして、スクランブルパターンの
特定のポジションにおいて、比較部104から一致出力
が得られると、そのときの(そのポジション)スクラン
ブルデータが“特定情報”であると判定される。
【0107】逆に特定のポジションを除く他のポジショ
ンで比較部104から不一致が得られたときは、そのと
きのメインデータには誤りが発生していることを意味す
る。誤りが訂正能力以上多くあった場合は、そのメイン
データの破棄、あるいは再読み取りが行なわれる。
【0108】図12は、特定情報を検出するのに、さら
に別の実施例を説明するための図である。
【0109】この実施例は、EDC生成式において、P
O・PIの誤り訂正符号の生成式と特定の関係を持たせ
る事で、図11の“EDC’ ”を簡単に得ることが出
来る方法を示したものである。
【0110】ここでは、説明を分かりやすくするため
に、図2のデータセクタのメインデータを12バイト
(W0乃至W11)、各PI系列のパリティー数が2バ
イトを例にして図示している。メインデータが多い場
合、PIのパリティー数が多い場合も同様であることに
変わりはない。尚POは、DVD規格等では複数セクタ
でECCブロックを構成して生成するが、図12では省
いてある。
【0111】図12において、メインデータW0〜W11
(図12(A))に誤り検出符号EDC0・EDC1並び
にID・IEDを付加する(図12(B))。メインデ
ータW0〜W11はスクランブル処理され、W0′〜W11′
になる(図12(C))。次に誤り訂正符号P00〜P31
が生成され付加される(図12(D))。
【0112】ここでEDC及びPIの各生成式を、 EDC0=ΣWk +EDC1(k=0〜11) EDC1=Σα13-kk +EDCα(k=0〜11) P00=ID+IED+W0′+W1′+P01 P01=IDα5 +IEDα4 +W0′α3 +W1′α2
P00α Wk′=Wk +Sk 但し、“+”は、排他的論理和 とすれば、 EDC0=ΣWk =ΣW′k =EDC1+ΣSk …(10) ΣW′k +EDC1=P00+P10+P20+P30+ID+IED+EDC0 EDC1=Σα13-kk +EDCα =Σα13-kW′k +EDC0α+Σα12-kk …(20) Σα13-kW′k +EDC0α=P01α10+IDα15+IEDα14 +P00α11+P11α6 +P10α7 +P21α2 +P20α3 +P30α-2+EDC1 k=0〜11 ここで、上記式(10)、(20)の“ΣSk ”“Σα
13-kk ”は、IDが決まれば簡単に導き出せる。つま
り、IDに基いてデスクランブルデータ発生器の初期値
が決まり、この初期値に基いて、Sが得られるから
である。
【0113】ここで、Wkから得られるEDC0やED
C1(図12(C)、図12(D))と、図12(D)
のブロックの誤り訂正後に読み出されたEDC0やED
C1(上記計算により得られたEDC0とEDC1と等
価)とを比較することで、メインデータの誤り検出を行
うことができる。つまり、スクランブル処理されたW0
〜W11データを直接使わなくとも、スクランブルされた
ままのW0′〜W11′との直接的関係にある誤り訂正符
号P0iとP1i(i=0〜1)を使って、目的とする誤り
検出が可能になる。この方法ではメインデータ数が大き
い場合、少ないステップで誤り検出が可能であり、結果
的に前記した、“特定情報”を検出することは簡単にな
る。
【0114】上記の説明では、所定の単位でスクランブ
ルされたディジタル信号が単一の場合であった。
【0115】しかしこの発明は、これに限定されるもの
ではない。即ち、所定の単位でスクランブルされたディ
ジタル信号が、複数組を単位に誤り訂正ブロック(EC
Cブロック)として構成され、この誤り訂正ブロックに
誤り訂正符号(POパリティー,PIパリティー)が付
加されて記録されている記録媒体を再生した、再生され
た前記誤り訂正ブロックの誤り訂正処理後、前記所定の
単位毎にデスクランブル処理で元のディジタル信号を復
号化し、前記デスクランブル処理時のデスクランブルパ
ターンから、特定情報を抽出するようにしても良い。即
ち、各所定の単位毎に上記の特定情報を認識し、前記所
定の単位毎に抽出された特定情報の一部を誤り訂正ブロ
ック単位で集合させ、特定情報単位としてもよい。
【0116】また、上記した各実施形態における特定情
報には、誤り訂正符号が付加されていても良いことは勿
論のことである。
【0117】図13は、本発明によるところの“特定情
報”を記録再生するシステムにおいて、その利用方法の
実施例である記録装置を示したものである。
【0118】ディジタル映像信号や音響信号、またはコ
ンピュータ関連のプログラムデータ等、ディジタルコン
テンツは、著作権保護の観点から“暗号化”が施され
る。この場合、暗号化の為の“鍵情報”は、本発明によ
るところの、“特定情報”とその他の鍵情報の論理積が
取られ、暗号化される。
【0119】暗号化部211には、ディジタルコンテン
ツが入力されるとともに、更に“特定情報”と、“その
他の鍵情報”とが入力される。また“特定情報”は、本
発明を適用しているディジタル信号記録装置222にも
供給される。
【0120】暗号化部211では、ディジタルコンテン
ツが暗号化される。この暗号化されたコンテンツが図8
で示したインターフェース部にメインデータとして入力
される。ディジタル信号記録装置22は、図8で説明し
たインターフェース部41から記録セクタ化部49ある
いは変調及び同期付加部50に対応する。
【0121】図14は、図13における方法で、ディジ
タルコンテンツが暗号化が施されている場合の、再生装
置のブロック図である。記録媒体や伝送ラインから送ら
れてきたディジタル信号は、ディジタル信号再生装置3
11で元の信号に再生されるが、ここではディジタルコ
ンテンツには暗号がかけられたままである。ディジタル
信号再生装置311は、図9、図10で説明した復調部
83からインターフェース部91に対応する。この再生
装置で検出される“特定情報”は、暗号解読部312に
送られる。暗号化解読部312では、“特定情報”とマ
スターキー等とを用いて暗号化データの解読処理を行
う。
【0122】ここで、“特定情報”が検出されないと、
暗号解読は出来ないので、著作権保護は保たれる。この
場合、“特定情報”はディジタル信号再生装置311
で、消えてしまうため、ディジタル再生装置311から
出力されるディジタル信号のみでは、映像信号や音響信
号の最終形態を持っていない。またその中には“特定情
報”を得る為の情報が存在しない為、当該ディジタル信
号がコピー等行われても利用価値が無くなってしまう。
【0123】暗号化解読部312で解読されたオリジナ
ルのデータは、デコーダ部313に入力され、映像情
報、音声情報として復号される。
【0124】上記の説明では、記録媒体をアクセスする
システムを中心に説明しているが、本発明は、記録媒体
のための信号処理方法及び装置に限定されるものではな
い。通信装置においてもメインデータをパケット化し、
データセクタを作成し、このデータセクタを集合させ
て、変調処理を施して伝送するようにしてもよい。この
場合もメインデータ(コンテンツといわれる)に対して
スクランブルを施し、この処理過程で特定情報を盛り込
むようにしても良いことは勿論である。また変調処理方
式に関しても上記の説明に限定される必要は無く、QP
SK,QAM方式などでECCブロックのデータを変調
し、さらに伝送路にはOFDM方式を用いて送出するよ
うにしてもよい。
【0125】
【発明の効果】上記したように本発明は、ディジタル映
像信号や音響信号などのディジタルコンテンツを保護す
る為に、暗号化や解読の為のキー信号など“特定情報”
を記録再生する時に、誤り訂正後のデータの信頼性を得
る為に付加される誤り検出符号と、記録再生のディジタ
ル信号が同じパターンを繰り返す時、信号の安定性を高
める為に施される、スクランブル処理を利用して、行う
ものである。従来、このような信号の記録再生システム
は、誤り訂正符号を用いて、“特定情報”を故意にエラ
ーパターンとして付加し、誤り訂正処理で得られる、エ
ラーパターンから、“特定情報”を検出する方法が提案
されていた。この場合、エラーパターンには、信号の欠
落等で発生したエラーパターンが混在する為、得られる
“特定情報”内にも誤り訂正符号を付加し、信号欠落等
で発生したエラーパターンを取り除く必要があった。ま
た、従来の方法ではエラーパターンの追加であり、エラ
ー訂正能力を低下させる事にもなり、全ての領域に施す
ことは好ましくなかった。本発明の方法では、誤り訂正
処理されたディジタル信号を扱うことから、データ信頼
性の高い部分で対応する為、“特定情報”内に誤り訂正
符号を加える必要も無く、訂正能力を低下させる事もな
い等、メインディジタル信号の保護等に用いる為、再生
処理で検出情報が消えてしまう、“特定情報”記録再生
システムでは、その目的に高い効果を生み出す事が可能
である。この特定情報を著作権保護の制御信号、例え
ば、オリジナル信号か不法コピー信号かの識別に使うこ
とも可能である。また、暗号化及び暗号解読のために利
用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】DVD規格における物理セクタを構成するとき
の処理順序を示す図。
【図2】DVDにおけるデータセクタの構成を示す図。
【図3】DVDにおけるECCブロックの構成を示す
図。
【図4】DVDにおける記録セクタ構造を示す図。
【図5】DVDにおける行インターリーブ後のECCブ
ロックを示す図。
【図6】DVDにおけるスクランブルデータを発生させ
る帰還形シフトレジスタを示す図。
【図7】帰還形シフトレジスタのプリセット番号と初期
値を示す図。
【図8】本発明の第1の具体例を示す記録装置のブロッ
ク図。
【図9】本発明の第2の具体例を示す再生装置のブロッ
ク図。
【図10】本発明の第3の具体例を示す再生装置のブロ
ック図。
【図11】本発明の第3の具体例における、特定情報検
出ブロック図。
【図12】本発明の特定情報検出におけるEDC生成の
変形例を示す図。
【図13】本発明の第4の具体例を示す記録装置の構成
図。
【図14】本発明の第5の具体例を示す再生装置の構成
図。
【符号の説明】
41…インターフェース、42…データセクタ化部、4
3…EDC符号化部、44…ID付加部、45…スクラ
ンブル処理部、46…ECCブロック化部、47…誤り
訂正符号化部、48…POパリティーインターリーブ
部、49…記録セクタ化部、50…変調及び同期付加
部、51…ドライバ、52…光ピックアップヘッド、5
3…ディスクモータ、54…光ディスク、81…チャン
ネルデータ読出し部、82…同期分離部、83…復調
部、84…誤り訂正復号化部、85…セクタ分割部、8
6…ID分離部、87…デスクランブル処理部、88…
誤り検出部、89…特定情報検出部、90…デスクラン
ブルパターン生成部、91…インターフェース、100
…誤り検出部を含む特定情報検出部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 9/18 H04L 9/00 651 H04N 5/92 H04N 5/92 H Fターム(参考) 5C053 FA13 FA24 GB15 GB40 JA21 5D044 AB02 AB05 AB07 BC04 CC04 DE17 DE27 DE50 DE58 GK07 GK12 GK17 HL08 5J065 AA01 AB01 AC03 AD01 AD03 5J104 AA13 AA28 FA09 JA04 NA04 NA36 PA14

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル信号に対し、所定の単位で誤
    り検出符号を付加し、 合せてディジタル信号を、特定情報で選択されたスクラ
    ンブルパターンでスクランブル処理し、 スクランブル処理されたディジタル信号に誤り訂正符号
    を付加し、 この誤り訂正符号が付加されたディジタル信号を送信ま
    たは記録媒体に記録することを特徴とする信号処理方
    法。
  2. 【請求項2】 上記誤り訂正符号が付加される前のディ
    ジタル信号は、 識別(ID)情報とメインデータで構成され、 前記スクランブルパターンは、前記ID情報と特定情報
    によって、選択されることを特徴とする請求項1記載の
    信号処理方法。
  3. 【請求項3】 上記所定の単位のディジタル信号に誤り
    検出符号を付加し、 さらに、前記スクランブルパターンでスクランブル処理
    されたディジタル信号を複数組組み合わせて、誤り訂正
    ブロックとし、 この誤り訂正ブロックに対して上記誤り訂正符号を付加
    した後、記録媒体に記録することを特徴とする請求項1
    記載の信号処理方法。
  4. 【請求項4】 上記所定の単位のディジタル信号にスク
    ランブル処理を施すとき、スクランブル処理は、メイン
    データのみとすることを特徴とする請求項1記載の信号
    処理方法。
  5. 【請求項5】 さらに、上記特定情報が関与してスクラ
    ンブルされた前記所定の単位でのディジタル信号に暗号
    化を施し、当該暗号化されたディジタル信号を記録媒体
    に記録することを特徴とする請求項1記載の信号処理方
    法。
  6. 【請求項6】 ディジタル信号に対し、所定の単位で誤
    り検出符号を付加し、 合せてディジタル信号を、一部を特定情報に置換したス
    クランブルパターンでスクランブル処理し、 スクランブル処理されたディジタル信号に誤り訂正符号
    を付加し、 この誤り訂正符号が付加されたディジタル信号を送信ま
    たは記録媒体に記録することを特徴とする信号処理方
    法。
  7. 【請求項7】 上記誤り訂正符号が付加される前のディ
    ジタル信号は、 所定単位のID情報とメインデータで構成され、 スクランブルパターンは、前記ID情報によって選択さ
    れることを特徴とする請求項6記載の信号処理方法。
  8. 【請求項8】 上記所定の単位のディジタル信号に誤り
    検出符号を付加し、 さらに、スクランブルパターンでスクランブル処理され
    たディジタル信号を複数組組み合わせて、誤り訂正ブロ
    ックとし、 この誤り訂正ブロックに対して上記誤り訂正符号を付加
    した後、送信または記録媒体に記録することを特徴とす
    る請求項6記載の信号処理方法。
  9. 【請求項9】 上記所定の単位のディジタル信号にスク
    ランブル処理を施すとき、スクランブル処理は、メイン
    データのみとすることを特徴とする請求項6記載の信号
    処理方法。
  10. 【請求項10】 さらに、上記特定情報が関与してスク
    ランブルされた前記所定の単位でのディジタル信号に暗
    号化を施し、当該暗号化されたディジタル信号を記録媒
    体に記録することを特徴とする請求項6記載の信号処理
    方法。
  11. 【請求項11】 所定の単位で誤り訂正符号が付加され
    たディジタル信号を受信または記録媒体から再生し、 前記誤り訂正符号によってディジタル信号を復号化し、 復号化されたディジタル信号を、複数のデスクランブル
    パターンによりデスクランブル処理し、 このデスクランブル処理後のディジタル信号の誤り検出
    を誤り検出符号を用いて行い、 この誤り検出結果、誤りが検出されない場合のデスクラ
    ンブルパターン番号から、特定情報を認識することを特
    徴とする信号処理方法。
  12. 【請求項12】 上記スクランブルされたディジタル信
    号を、デスクランブル処理して元のディジタル信号に復
    号する場合、 前記ディジタル信号の所定の単位毎に付加されたID番
    号に基いて、複数種類のデスクランブルパターンが選択
    され、 その複数種類のデスクランブルパターンで、前記スクラ
    ンブルされたディジタル信号をデスクランブル処理し、 デスクランブルされたディジタル信号の誤り検出を誤り
    検出符号を用いて行い、 この誤り検出の結果、誤りが検出されない場合のデスク
    ランブルパターン番号を認識し、 この番号から決まるディスクランブルパターンの種類か
    ら、特定情報を決定することを特徴とする請求項11の
    信号処理方法。
  13. 【請求項13】 上記デスクランブルされたディジタル
    信号を、誤り検出符号で誤りの有無を検出するとき、ス
    クランブルされているディジタル信号の集合値とデスク
    ランブルデータの集合値と、誤り検出符号との和によっ
    て、誤りの有無を検出するようにしたことを特徴とする
    請求項11又は請求項12記載の信号処理方法。
  14. 【請求項14】 所定の単位で誤り訂正符号が付加され
    たディジタル信号を受信または記録媒体から再生し、 前記誤り訂正符号によってディジタル信号を復号化し、 上記復号化されたディジタル信号を、デスクランブル処
    理して元のディジタル信号に復号する場合、 デスクランブルパターンの予め決めておいた特定位置の
    デスクランブルデータを順次変更し、 デスクランブルされたディジタル信号を誤り検出符号で
    誤り判定し、誤り無しとした時の特定位置のデスクラン
    ブルデータを特定情報として認識することを特徴とする
    の信号処理方法。
  15. 【請求項15】 上記デスクランブルされたディジタル
    信号を、 前記誤り検出符号で誤りの有無を検出するとき、スクラ
    ンブルされているディジタル信号の集合値とデスクラン
    ブルデータの集合値と、誤り検出符号との和によって、
    誤りの有無を検出するようにしたことを特徴とする請求
    項14の信号処理方法。
  16. 【請求項16】 スクランブルパターンの特定位置のス
    クランブルデータを上記特定情報で置換して記録された
    記録媒体から、前記特定位置の情報を再生し、 前記特定位置のデスクランブルデータを順次変更して、
    誤り検出符号が、誤り無しと判定する前記特定位置のデ
    スクランブルデータを、前記特定情報として再生するこ
    とを特徴とする信号処理方法。
  17. 【請求項17】 所定の単位でスクランブルされたディ
    ジタル信号が集合され複数組とされ、この複数組を単位
    に誤り訂正ブロックとして構成され、この誤り訂正ブロ
    ックに誤り訂正符号が付加されたブロックを受信または
    記録媒体から再生し、 前記誤り訂正ブロックの誤り訂正処理後、前記所定の単
    位毎にデスクランブル処理で元のディジタル信号を復号
    化し、 前記デスクランブル処理時のデスクランブルパターンか
    ら、特定情報を抽出する場合、 前記所定の単位毎に抽出された特定情報の一部を誤り訂
    正ブロック単位で集合させ、特定の情報単位とすること
    を特徴とする信号処理方法。
  18. 【請求項18】 さらに、上記所定の単位のディジタル
    信号に施された暗号化を、上記特定情報を用いて、復号
    化をすることを特徴とする請求項11、14、16、1
    7のいずれかに記載の信号処理方法。
  19. 【請求項19】 上記特定情報には、誤り訂正符号が付
    加されていることを特徴とする請求項1乃至18のいず
    れかに記載の信号処理方法。
  20. 【請求項20】 請求項1乃至10のいずれかに記載の
    信号処理方法を採用していることを特徴とする信号処理
    装置。
  21. 【請求項21】 請求項11乃至18のいずれかに記載
    の信号処理方法を採用していることを特徴とする信号処
    理装置。
  22. 【請求項22】 請求項1乃至11、請求項18のいず
    れかに記載の信号処理方法に得られたデータを記録され
    ていることを特徴とする記録媒体。
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