[go: up one dir, main page]

JP2002089959A - 湯温安定化装置及びこれを備えた移動入浴車 - Google Patents

湯温安定化装置及びこれを備えた移動入浴車

Info

Publication number
JP2002089959A
JP2002089959A JP2000275556A JP2000275556A JP2002089959A JP 2002089959 A JP2002089959 A JP 2002089959A JP 2000275556 A JP2000275556 A JP 2000275556A JP 2000275556 A JP2000275556 A JP 2000275556A JP 2002089959 A JP2002089959 A JP 2002089959A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
water
stirring tank
pipe
stabilizing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000275556A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Sakurai
信二 櫻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Debero Co Ltd
Original Assignee
Debero Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Debero Co Ltd filed Critical Debero Co Ltd
Priority to JP2000275556A priority Critical patent/JP2002089959A/ja
Publication of JP2002089959A publication Critical patent/JP2002089959A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bathtub Accessories (AREA)
  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で、給湯器から送出された湯を比
較的安定した温度で安全に供給することのできる湯温安
定化装置及びこれを使用した移動入浴車を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 給湯器から送出された湯を導入するため
の入水管10と、湯を外部へと導出するための出水管1
1との間に、前記入水管10から導入された湯を攪拌す
るため、前記入水管10または前記出水管11の横断面
と平行に形成される、断面の面積が前記入水管10及び
前記出水管11のいずれの横断面より大面積となる攪拌
槽12を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給湯器から送出さ
れた湯の温度を安定させるための湯温安定化装置及びこ
れを備えた移動入浴車に関する。
【0002】
【従来の技術】移動入浴サービス等に使用される移動入
浴車には、入浴用の水を貯留するための貯水タンクと、
貯水タンク中の水を入浴用に加熱するための給湯器と、
給湯器によって加熱され、生成された湯を浴槽へと運搬
するためのポンプが搭載されている。
【0003】従来より、移動入浴車に使用される給湯器
には、灯油等を燃料とするヒーターを用いた熱交換器を
備えた瞬間加熱式の給湯器が使用されている。
【0004】一般に、ヒーター等の燃焼室を備えた瞬間
加熱式の給湯器においては、給湯カランが開けられて給
湯が開始されると、ヒーターが燃焼され、熱交換器内で
加熱された湯が給湯カランを通って外部に供給されるよ
うになっている。そして、給湯カランが閉止されること
で給湯が終了すると、前記ヒーターの燃焼も停止される
ようになっている。
【0005】ここで、前記ヒーターの制御は、給湯器の
内部を流れる水の流量を計測するための流量センサーか
らの制御信号にもとづいて行われている。より詳しく
は、給湯器の内部を流れる水の量が規定の値以上になっ
た場合には、流量センサーからの信号によってヒーター
が点火され、熱交換器内の水が加熱されるようになって
いる。また、熱交換器内を流れる水の量が、前記規定の
値以下になった場合には、流量センサーからの信号によ
ってヒーターが消火されるようになっている。
【0006】このような瞬間加熱式の給湯器に用いられ
ているヒーターは、点火の際、瞬間的に火力を制御する
ことが困難である。また、加熱給湯中に供給される水量
を少量に制限した場合、ヒーターは、動作可能な最低制
御可能熱量を維持しようとするため、給湯器の熱交換器
内部を流れる少量の水が必要以上に加熱されて設定温度
よりも高温となってしまうことがある。また、給湯カラ
ンを閉止することによって給湯器に供給される水を完全
に遮断させた場合、熱交換器の余熱が配管内に貯留され
た水を設定温度以上に加熱してしまうことがある。
【0007】そのため、給湯器から瞬間的に高温の湯が
供給される場合があるが、従来の移動入浴車には、給湯
器から瞬間的に供給される高温の湯の湯温を安定させる
ための手段が設けられていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、瞬間
加熱式の給湯器は、点火の直後に高温の湯が供給される
場合があるものの、従来の移動入浴車には、給湯器から
の湯温を安定するための手段が設けられていない。
【0009】したがって、瞬間加熱式の給湯器によって
供給された湯を入浴サービスに使用するためには、給湯
カランを開け、ヒーターを点火させた後に、しばらく湯
を放出しながらヒーターの火力が安定するのを待たなく
てはならない。
【0010】また、給湯器から瞬間的に供給される高温
の湯を誤ってそのまま入浴サービスに使用してしまう
と、入浴者が火傷を負うなどの事故が発生してしまう。
【0011】本発明は、上記問題点に鑑み、簡単な構造
で、給湯器から供給される湯を比較的安定した温度で安
全に供給することのできる湯温安定化装置及びこれを使
用した移動入浴車を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の湯温安定化装置は、給湯器から送出された
湯の温度を安定させるための湯温安定化装置であって、
給湯器から送出された湯を当該湯温安定化装置内へと導
入するための入水管と、当該安定化装置からの温水を外
部へと導出するための出水管と、前記入水管及び前記出
水管との間に位置し、前記入水管から導入された湯を攪
拌するための攪拌槽とを有しており、前記入水管または
前記出水管の横断面と平行に形成される、当該攪拌槽の
断面の面積が、前記入水管及び前記出水管のいずれの横
断面の面積よりも大面積であることを特徴とする。
【0013】以上のような構成によれば、簡単な構造に
より、給湯器から瞬間的に送出される高温の湯を攪拌す
ることによって、安定した温度の湯を供給することが可
能となる。
【0014】また前記出水管の端部と接続された前記攪
拌槽の流出口は、前記入水管の端部と接続された前記攪
拌槽の流入口より下方に設けることが好ましい。
【0015】また、前記攪拌槽の横断面を略円形とし、
前記入水管が当該攪拌槽の横断面の円周方向に湯を導入
するように構成することにより、より効率的な湯の攪拌
を行うことが可能になる。
【0016】また、前記攪拌槽を、略円筒形の外周部
と、該外周部の上端及び下端に設けられた略円形の天板
部及び底板部とを備えた構造にすることが可能であり、
その場合には、前記入水管の端部を、前記攪拌槽の外周
部に設けられた流入口と接続し、前記出水管の端部を、
前記攪拌槽の底板部に設けられた流出口と接続すること
が好ましい。
【0017】また、前記攪拌槽を、横断面略円形の外周
部と、該外周部の上端及び下端に設けられた略円形の天
板部及び底板部とを備え、前記外周部の少なくとも一部
が円錐状に形成されており、前記天板部の直径が前記底
板部の直径よりも大径である構造にすることが可能であ
り、その場合には、前記入水管の端部を、前記攪拌槽の
外周部に設けられた流入口に接続し、前記出水管の端部
を、前記攪拌槽の底板部に設けられた流出口に接続する
構造にすることや、前記入水管の端部を、前記攪拌槽の
外周部に設けられた流入口に接続し、前記出水管を前記
攪拌槽の天板部に挿通し、前記出水管の流出口を前記底
板部付近に位置させた構造にすることが好ましい。
【0018】また、前記攪拌槽の容量は、1ないし3リ
ットル、より好ましくは1.5ないし2リットルである
ことが好ましい。
【0019】また、この湯温安定化装置は、給湯器に着
脱自在に構成することが好ましい。また、この湯温安定
化装置は、移動入浴車に好適に使用される。
【0020】本発明の他の目的、作用及び効果は、図面
を参照して行う以下の実施形態の説明から、より明らか
となるであろう。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の湯温安定化装置に
ついて詳述する。
【0022】図1ないし図4は、本発明の第1実施形態
ないし第4実施形態の湯温安定化装置1〜4の説明図で
ある。また、図5は、本発明の湯温安定化装置を使用し
た移動入浴車の説明図である。
【0023】なお、図中に破線で示されている矢印は、
各実施形態の湯温安定化装置の攪拌槽内の水の流れを模
式的に示したものである。
【0024】以下、本発明の第1実施形態の湯温安定化
装置について説明する。本発明の第1実施形態の湯温安
定化装置1は、図1に示すように、給湯器から送出され
た湯を当該湯温安定化装置1内へと導入するための入水
管10と、当該湯温安定化装置1からの湯を外部へと導
出するための出水管11と、前記入水管10及び前記出
水管11との間に位置し、前記入水管10から導入され
た湯を攪拌するための攪拌槽12とを有している。
【0025】攪拌槽12は、図1に示すように、4枚の
側板13a、13b、13c、13d及び天板14、底
板15の計6枚のプレートからなる箱状体である。前記
側板13aの上部には、給湯器53(図5参照)からの
湯を導入するための流入口16が、前記側板13cの下
部には、当該湯温安定化装置1内の湯を外部へと導出す
るための流出口17が、それぞれ設けられている。な
お、入水管10及び出水管11の横断面と平行に形成さ
れる攪拌槽12の断面すなわち、側板13b、13d、
天板14、底板15を横断する面の面積は、後述する入
水管10及び出水管11のいずれの横断面の面積よりも
大面積となるように形成されており、攪拌槽12内で湯
の攪拌が行われるようになっている。
【0026】入水管10は、前記攪拌槽12の側板13
aの上部に接続されている。より詳しくは、入水管10
の一端が前記攪拌槽12の側板13aの上部に設けられ
た前記流入口16と接続されている。また、この入水管
10の他端は、給湯器53(図5参照)と接続されてい
る。
【0027】出水管11は、前記攪拌槽12の側板13
cの下部に接続されている。より詳しくは、出水管11
の一端が前記攪拌槽12の側板13cの下部に設けられ
た流出口17と接続されている。また、この出水管11
の他端は、浴槽51(図5参照)などへと延出してい
る。
【0028】この第1実施形態の湯温安定化装置1を使
用した場合、入水管10から導入された湯は、図中破線
で示すように攪拌槽12内を移動し、出水管11へと到
達するようになっている。そして、給湯器からの湯は、
この攪拌槽12へと湯が導入される以前に攪拌槽12内
に貯留されていた湯または水と攪拌されるようになって
おり、それによって湯温が安定するようになっている。
【0029】次に、本発明の第2実施形態の湯温安定化
装置2について説明する。本発明の第2実施形態の湯温
安定化装置2は、図2に示すように、前記第1実施形態
の湯温安定化装置1とほぼ同様の機能を有する入水管2
0、出水管21、及び攪拌槽22を備えている。
【0030】攪拌槽22は、図2に示すように、横断面
が略円形となる略円筒形の外周部23と、該外周部23
の上端を覆う天板24、下端を覆う底板25とで構成さ
れており、外周部23の上部に流入口26が、底板25
の略中央に流出口27がそれぞれ設けられている。な
お、前記入水管20または前記出水管21の横断面と平
行に形成される、攪拌槽22の断面、すなわち、前記外
周部23、天板24、及び底板25を横断する断面であ
って、前記入水管20の横断面と平行に形成される面、
または前記外周部23を横断する面であって、前記出水
管21の横断面と平行な面の面積は、前記第1実施形態
と同様に、後述する入水管20及び出水管21のいずれ
の横断面の面積よりも大面積となるように形成されてお
り、攪拌槽22内で湯の攪拌が行われるようになってい
る。
【0031】入水管20は、前記攪拌槽22の外周部2
3の上部に接続されている。より詳しくは、入水管20
の一端が前記攪拌槽22の外周部23の上部に設けられ
た流入口26に接続されており、さらに、入水管20
は、前記攪拌槽22の外周部23の周面の接線方向に延
出するように取り付けられている。そして、攪拌槽22
へ入水管20から湯が導入された際、湯が攪拌槽22の
外周部23の周面に沿って移動するようになっている。
【0032】出水管21は、前記攪拌槽22の底板25
の略中央に設けられた流出口27に接続されており、こ
の攪拌槽22の下方へと延出するように取り付けられて
いる。
【0033】この第2実施形態の湯温安定化装置2を使
用した場合、湯は、攪拌槽22の外周部23の周面に沿
って移動するようになっており、それによって攪拌槽2
2内に渦が発生するようになっている。そして湯は、こ
の渦によって攪拌され、安定した湯温になった後に、出
水管21によって外部へと導出されるようになってい
る。
【0034】次に、本発明の第3実施形態の湯温安定化
装置3について説明する。本発明の第3実施形態の湯温
安定化装置3は、図3に示すように、前記第1及び第2
実施形態の湯温安定化装置1及び2とほぼ同様の機能を
有する入水管30、出水管31、及び攪拌槽32を備え
ている。
【0035】攪拌槽32は、図3に示すように、横断面
が略円形となる円柱部34及び円錐部35とから構成さ
れた外周部33と、該外周部33の上端及び下端に設け
られた天板36及び底板37とから構成されており、前
記円柱部34の下方に前記円錐部35が取り付けられて
いる。また、前記円柱部34に流入口38が、底板37
の略中央に流出口39がそれぞれ設けられている。な
お、前記入水管30または前記出水管31の横断面と平
行に形成される、攪拌槽32の断面、すなわち、前記外
周部33、天板36、及び底板37を横断する断面であ
って、前記入水管30の横断面と平行に形成される面、
または前記外周部33を横断する面であって、前記出水
管31の横断面と平行な面の面積は、前記第1及び第2
実施形態と同様に、後述する入水管30及び出水管31
のいずれの横断面の面積よりも大面積となるように形成
されている。
【0036】入水管30は、前記第2実施形態と同様
に、前記攪拌槽32の外周部33の上方に位置する円柱
部34に設けられた流入口38に取り付けられており、
入水管30がこの攪拌槽32の外周部33の周面の接線
方向に延出するように取り付けられている。また、出水
管31も、前記第2実施形態と同様に、前記攪拌槽32
の底板37の略中央に取り付けられている。
【0037】この第3実施形態の湯温安定化装置3を使
用した場合、湯は、前記第2実施形態と同様に、攪拌槽
32の外周部33の周面に沿って移動し、それによって
攪拌槽32内に渦が発生するようになっている。なお、
この第3実施形態の湯温安定化装置3は、前記第2実施
形態と異なり、攪拌槽32の下方が円錐形となっている
ことから、より効率的に攪拌が行われるようになってい
る。
【0038】次に、本発明の第4実施形態の湯温安定化
装置4について説明する。本発明の第4実施形態の湯温
安定化装置4は、図4に示すように、前記第1ないし第
3実施形態の湯温安定化装置1〜3と同様の機能を有す
る入水管40、出水管41、及び攪拌槽42を備えてい
る。
【0039】攪拌槽42は、前記第3実施形態の湯温安
定化装置3と同様に、図4に示すように、円柱部44及
び円錐部45から構成された外周部43と、該外周部4
3の上端及び下端に設けられた天板46及び底板47と
から構成されており、前記円柱部44に流入口48が設
けられている。一方、この第4実施形態の湯温安定化装
置4の流出口49は、前記第3実施形態の湯温安定化装
置4と異なり、天板46に設けられている。なお、前記
入水管40または前記出水管41の横断面と平行に形成
される、攪拌槽42の断面、すなわち、前記外周部4
3、天板46、及び底板47を横断する面であって、前
記入水管40の横断面と平行に形成される面、または前
記外周部43を横断する面であって、前記出水管41の
横断面と平行な面の面積は、前記第1ないし第3実施形
態と同様に、後述する入水管40及び出水管41のいず
れの横断面の面積よりも大面積となるように形成されて
いる。
【0040】入水管40は、前記第2及び第3実施形態
と同様に、前記攪拌槽42の外周部43の円柱部44に
設けられた流入口48に取り付けられており、入水管4
0がこの攪拌槽42の外周部43の周面の接線方向に延
出するように取り付けられている。
【0041】出水管41は、図4に示すように、前記攪
拌槽42の天板46に設けられた流出口49に挿通され
た状態で取り付けられており、出水管41の側面が天板
46の流出口49と接続されている。また、出水管41
の端部が、前記攪拌槽42の底板47の付近に位置する
ように設けられている。
【0042】そして、この第4実施形態の湯温安定化装
置4を使用した際に、湯は、前記第2、第3実施形態と
同様に、攪拌槽42の外周部43の周面に沿って移動
し、この湯の移動によって攪拌槽42内に渦が発生し、
それによって湯が攪拌されるようになっている。
【0043】また、湯は、底板47付近に位置する出水
管41の端部から外部へと流出するようになっている。
【0044】なお、上記第1ないし第4実施形態の湯温
安定化装置1〜4の攪拌槽の容量は、給湯器から点火時
に供給される高温の湯の量が0.5ないし1.5リット
ル程度であることから、1ないし3リットルであれば、
安定した温度の湯を供給することが可能となる。また、
さらに攪拌槽の容量を1.5ないし2.0リットルにす
ることにより、好適な湯温安定効果を短時間で得ること
が可能となる。
【0045】また、上記第1ないし第4実施形態の湯温
安定化装置1〜4を設置する向きは、図1ないし図4に
示されている向きに限定されることはなく、例えば、天
板より底板を上方に位置させるなど、さまざまな向きで
設置することが可能である。
【0046】上述した第1ないし第4実施形態の湯温安
定化装置1〜4は、簡単な構造であり、なおかつ小さな
スペースに搭載可能であることから、特に、小さなスペ
ースに給湯器や、その他多くの器材の搭載が必要となる
移動入浴車に好適に使用される。また、湯温安定化装置
1〜4を給湯器に対して着脱自在に構成することによ
り、市販されている給湯器の不具合を改善する目的で、
この給湯器を改造することなく後付けするだけで湯温の
安定化を図ることが可能となる。
【0047】以下、上述した湯温安定化装置を搭載した
移動入浴車の構成について詳述する。
【0048】移動入浴車5は、図5に示すように、入浴
に使用される浴槽51と、入浴に用いられる水を貯留す
るための貯水タンク52と、貯水タンク52内の水を加
熱する給湯器53と、貯水タンク52の水を給湯器53
に送出するとともに、給湯器53によって生成された湯
を浴槽51へと送出するためのポンプ54と、上述した
湯温安定化装置1(ないし4)を有している。
【0049】また、これらの要素は、同図に示すよう
に、貯水タンク52、ポンプ54、給湯器53、湯温安
定化装置1、浴槽51の順に接続されている。
【0050】そして、この移動入浴車5を入浴サービス
に使用する場合、貯水タンク52の水は、まずポンプ5
4によって給湯器53に送出され、加熱される。
【0051】給湯器53の加熱によって生成された湯
は、ポンプ54からの圧力によって湯温安定化装置1へ
と送出され、当該湯温安定化装置1によって攪拌され、
湯温を安定化された後に浴槽51へと送出されるように
なっている。
【0052】なお、湯温安定化装置1は、給湯器53と
浴槽51との間であれば、どの位置に設置しても同様の
湯温安定効果を享受することが可能であるが、移動入浴
車5内に設置された給湯器53に隣接させることにより
省スペース化が可能となり、移動入浴車5の車内を有効
に使用することができるようになる。
【0053】また、本実施形態では、上述した本発明の
湯温安定化装置を移動入浴車に適用しているが、本実施
形態に限らず、当該湯温安定化装置は、移動入浴車と同
様に給湯器の他、多数の器材の搭載が必要となる湯灌車
等にも好適に使用される。
【0054】次に、本発明の湯温安定化装置及びこれを
備えた移動入浴車の作用及び効果について説明する。
【0055】本発明の湯温安定化装置は、上述したよう
に、給湯器からの湯を配管の中に設けられた攪拌槽によ
って攪拌することで、給湯器から送出される湯を安定し
た温度で供給することが可能となっている。
【0056】また、本発明の第2ないし第4実施形態の
湯温安定化装置の攪拌槽は、その横断面が略円形に形成
されており、その横断面の外周に沿って湯を循環させる
構造となっていることから、より効率的に湯を攪拌する
ことが可能となっている。
【0057】また、本発明の湯温安定化装置は、簡単な
構造であり、なおかつ小さなスペースに搭載可能である
ことから、特に、小さなスペースに給湯器の他、多数の
器材の搭載が必要となる移動入浴車や湯灌車等に好適に
使用される。もちろん、本発明の湯温安定化装置を家庭
用の瞬間加熱式の給湯器等に用いることも可能である。
【0058】最後に、本発明は、上述した実施形態に限
定されることなく、特許請求の範囲に基づいて種々の変
更及び改良が可能であることは言うまでもない。
【0059】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、給
湯器と供給先との間に単純な形状の攪拌槽を設ける簡単
な構造で給湯器から供給される湯を比較的安定した温度
で安全に供給することのできる湯温安定化装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の湯温安定化装置の全体
構造を示す説明図である。
【図2】本発明の第2実施形態の湯温安定化装置の全体
構造を示す説明図である。
【図3】本発明の第3実施形態の湯温安定化装置の全体
構造を示す説明図である。
【図4】本発明の第4実施形態の湯温安定化装置の全体
構造を示す説明図である。
【図5】本発明の湯温安定化装置を使用した移動入浴車
の説明図である。
【符号の説明】
1 湯温安定化装置(第1実施形態) 10 入水管 11 出水管 12 攪拌槽 13a〜d 側板 14 天板 15 底板 16 流入口 17 流出口 2 湯温安定化装置(第2実施形態) 20 入水管 21 出水管 22 攪拌槽 23 外周部 24 天板 25 底板 26 流入口 27 流出口 3 湯温安定化装置(第3実施形態) 30 入水管 31 出水管 32 攪拌槽 33 外周部 34 円柱部 35 円錐部 36 天板 37 底板 38 流入口 39 流出口 4 湯温安定化装置(第4実施形態) 40 入水管 41 出水管 42 攪拌槽 43 外周部 44 円柱部 45 円錐部 46 天板 47 底板 48 流入口 49 流出口 5 移動入浴車 51 浴槽 52 貯水タンク 53 給湯器 54 ポンプ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給湯器から送出された湯を攪拌し、湯温
    を安定させるための湯温安定化装置であって、給湯器か
    ら送出された湯を当該湯温安定化装置内へと導入するた
    めの入水管と、当該安定化装置からの湯を外部へと導出
    するための出水管と、前記入水管及び前記出水管との間
    に位置し、前記入水管から導入された湯を攪拌するため
    の攪拌槽とを有しており、前記入水管または前記出水管
    の横断面と平行に形成される、当該攪拌槽の断面の面積
    が、前記入水管及び前記出水管のいずれの横断面の面積
    よりも大面積であることを特徴とする湯温安定化装置。
  2. 【請求項2】 前記出水管の端部と接続された前記攪拌
    槽の流出口が、前記入水管の端部と接続された前記攪拌
    槽の流入口より下方に設けられていることを特徴とする
    湯温安定化装置。
  3. 【請求項3】 前記攪拌槽の横断面が略円形となってお
    り、前記入水管が当該攪拌槽の横断面の円周方向に湯を
    導入するようになっていることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の湯温安定化装置。
  4. 【請求項4】 前記攪拌槽は、略円筒形の外周部と、該
    外周部の上端及び下端に設けられた略円形の天板部及び
    底板部とを備えていることを特徴とする請求項3に記載
    の湯温安定化装置。
  5. 【請求項5】 前記入水管の端部は、前記攪拌槽の外周
    部に設けられた流入口と接続されており、前記出水管の
    端部は、前記攪拌槽の底板部に設けられた流出口と接続
    されていることを特徴とする請求項4に記載の湯温安定
    化装置。
  6. 【請求項6】 前記攪拌槽は、横断面略円形の外周部
    と、該外周部の上端及び下端に設けられた略円形の天板
    部及び底板部とを備えており、前記外周部の少なくとも
    一部が円錐状に形成されており、前記天板部の直径が前
    記底板部の直径よりも大径であることを特徴とする請求
    項3に記載の湯温安定化装置。
  7. 【請求項7】 前記入水管の端部は、前記攪拌槽の外周
    部に設けられた流入口に接続されており、前記出水管の
    端部は、前記攪拌槽の底板部に設けられた流出口に接続
    されていることを特徴とする請求項6に記載の湯温安定
    化装置。
  8. 【請求項8】 前記入水管の端部は、前記攪拌槽の外周
    部に設けられた流入口に接続されており、前記出水管は
    前記攪拌槽の天板部に挿通されており、前記出水管の端
    部が前記底板部付近に位置していることを特徴とする請
    求項6に記載の湯温安定化装置。
  9. 【請求項9】 前記攪拌槽の容量は、1ないし3リット
    ルであることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか
    に記載の湯温安定化装置。
  10. 【請求項10】 前記攪拌槽の容量は、1.5ないし2
    リットルであることを特徴とする請求項9に記載の湯温
    安定化装置。
  11. 【請求項11】 前記請求項1ないし10に記載の湯温
    安定化装置であって、給湯器に着脱自在に構成されてい
    ることを特徴とする湯温安定化装置。
  12. 【請求項12】 前記請求項1ないし11に記載の湯温
    安定化装置を備えた移動入浴車。
JP2000275556A 2000-09-11 2000-09-11 湯温安定化装置及びこれを備えた移動入浴車 Pending JP2002089959A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000275556A JP2002089959A (ja) 2000-09-11 2000-09-11 湯温安定化装置及びこれを備えた移動入浴車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000275556A JP2002089959A (ja) 2000-09-11 2000-09-11 湯温安定化装置及びこれを備えた移動入浴車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002089959A true JP2002089959A (ja) 2002-03-27

Family

ID=18761160

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000275556A Pending JP2002089959A (ja) 2000-09-11 2000-09-11 湯温安定化装置及びこれを備えた移動入浴車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002089959A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100857553B1 (ko) * 2008-06-17 2008-09-09 박동수 실외형 이동식 급탕장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100857553B1 (ko) * 2008-06-17 2008-09-09 박동수 실외형 이동식 급탕장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN217585424U (zh) 一种利用驻车加热器废热的热交换器以及热水系统
JP6318981B2 (ja) 給湯装置
KR100736867B1 (ko) 욕조용 혼합장치
US4790291A (en) Sediment agitating apparatus for water heater
JP2002089959A (ja) 湯温安定化装置及びこれを備えた移動入浴車
CN211796086U (zh) 便携式移动洗澡器
JP2008020135A (ja) 貯湯式給湯方法及び貯湯式給湯装置
JP5001320B2 (ja) 気体溶解装置
JP5381731B2 (ja) 浴槽洗浄装置およびこれを備えた追焚き機能付き給湯機
US6169273B1 (en) Dynamic recirculation system for heating and storing emulsified fuel oil
JP2023112986A (ja) 微細気泡発生装置
JP3356896B2 (ja) バーナ
JP7660035B2 (ja) 微細気泡発生装置
JP3047644B2 (ja) 給湯機
JP2998537B2 (ja) 温水洗浄便座の温水装置
JP5636411B2 (ja) 風呂装置
JPH08136052A (ja) 温水器および給湯システム
CN116531979A (zh) 微小气泡发生装置
JP2567021Y2 (ja) 貯湯式の熱交換器を備えた衛生洗浄装置
JP3034326U (ja) 融雪装置
JPH07247591A (ja) 温水洗浄便座の温水装置
JP2521756Y2 (ja) 瞬間加熱式熱交換装置
JPS5839401Y2 (ja) エンジン冷却水温度調節装置
JP5278107B2 (ja) 旋回式微細気泡発生機能付き循環アダプタ
JPH0448449Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070627

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080520

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081007