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JP2002087124A - チャイルドシート - Google Patents

チャイルドシート

Info

Publication number
JP2002087124A
JP2002087124A JP2000285973A JP2000285973A JP2002087124A JP 2002087124 A JP2002087124 A JP 2002087124A JP 2000285973 A JP2000285973 A JP 2000285973A JP 2000285973 A JP2000285973 A JP 2000285973A JP 2002087124 A JP2002087124 A JP 2002087124A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shield
child seat
impact
impact shield
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000285973A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidenori Akura
秀範 阿倉
Kenji Ishikawa
健司 石川
Kazuhiro Sasaki
和弘 佐々木
Koichi Yamamoto
幸一 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2000285973A priority Critical patent/JP2002087124A/ja
Priority to CN 01140846 priority patent/CN1344635A/zh
Publication of JP2002087124A publication Critical patent/JP2002087124A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インパクトシールドを備えたチャイルドシー
トにおいて、チャイルドシートを自動車用シートベルト
を介してインパクトシールドごと自動車シート上に固定
した際に、インパクトシールドが不測の位置へ不用意に
移動するのを回避することができるチャイルドシートを
提供する。 【解決手段】 チャイルドシート10において、インパ
クトシールド20の凹部24にシールドホルダー17の
フロントバー17aが嵌め込まれ、更に、当接片23a
および23bがシールドホルダー17に当接すること
で、インパクトシールド20はシールドホルダー17に
よって確実に保持されるように構成されている。インパ
クトシールド20の使用位置においてこのインパクトシ
ールド20に自動車用シートベルトSの巻き上げ方向の
力が作用し、インパクトシールド20が移動する場合で
あっても、インパクトシールド20が幼児Cに対して不
測の位置へ移動することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、幼児を自動車に同
乗させるときに用いられるチャイルドシートに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平2−169336号公報
には、幼児を自動車に同乗させるときに用いられるチャ
イルドシートおよびそのチャイルドシートの種々の使用
態様が記載されている。例えば、図5に示すように、全
体形状をシートバック部111とシートクッション部1
21とを一体化した構成のバケット型のチャイルドシー
ト110において、幼児の腹部を保護するためのインパ
クトシールド120を使用した態様が記載されている。
この使用態様では、チャイルドシート110は、3点支
持式の自動車用シートベルト140を用いることで、幼
児の膝上に当てがわれたインパクトシールド120ごと
自動車シート上に固定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記チャイルドシート
110の使用態様によれば、幼児と自動車用シートベル
ト140との間にインパクトシールド120を介在させ
ることで、チャイルドシート110の取付けが容易なう
え、例えば自動車に衝撃力が作用した際に幼児に当接す
る部分の面積(インパクトシールド120の当接面積)
が、インパクトシールド120が介在しない場合に幼児
に当接する部分の面積(シートベルトの当接面積)より
も広くなる。従って、この使用態様は、チャイルドシー
ト110を容易に取付けることができ、しかも幼児に作
用する衝撃力を極力分散させることができるという点に
おいて有効である。ところが、上記インパクトシールド
120は、自動車用シートベルト140のみと連結され
ており、したがってその使用位置においてリトラクタ
(ベルト巻取装置)によって自動車用シートベルト14
0に巻き上げ方向の力が作用すると、一端が上方に持ち
上げられ幼児に対して傾いた位置へ不用意に移動してし
まう。とりわけ、自動ロックリトラクタ(ALR)タイ
プのシートベルトによってインパクトシールドを固定す
る場合においてこの問題は顕著である。
【0004】そこで本発明は、以上の点に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、インパクトシ
ールドを備えたチャイルドシートにおいて、チャイルド
シートを自動車用シートベルトを介してインパクトシー
ルドごと自動車シート上に固定した際に、インパクトシ
ールドが不測の位置へ不用意に移動するのを回避するこ
とができるチャイルドシートを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のチャイルドシートは、請求項1〜6に記載
の通りに構成されている。なお、本発明では、インパク
トシールドを有するチャイルドシートにおいて、チャイ
ルドシート本体とインパクトシールドとを連結する連結
手段を設けることにより、チャイルドシート本体に対す
るインパクトシールドの挙動に規則性を付与し、チャイ
ルドシート本体に着座した幼児とインパクトシールドと
の相対位置を予測可能とするものである。
【0006】請求項1に記載のチャイルドシートにおい
て、幼児の腹部を保護するためのインパクトシールド
は、チャイルドシート本体に着座した幼児に対向する位
置に配置される。そして、チャイルドシートに自動車用
シートベルトを装着することによって、チャイルドシー
ト本体に着座した幼児を自動車シート上で拘束する。ま
た、この際、インパクトシールドは、連結手段によって
チャイルドシート本体と連結される。これにより、イン
パクトシールドに自動車用シートベルトの巻き上げ力が
作用した際に、チャイルドシート本体に着座した幼児に
対するインパクトシールドは、連結手段の動作に応じて
挙動することになり、インパクトシールドの不測の位置
への不用意な移動を阻止することができる。従って、請
求項1に記載のチャイルドシートによれば、チャイルド
シートを自動車用シートベルトを介してインパクトシー
ルドごと自動車シート上に固定した際に、インパクトシ
ールドがチャイルドシート本体に着座する幼児に対して
不測の位置へ不用意に移動するのを回避することができ
る。
【0007】また、請求項2に記載のチャイルドシート
において、連結手段を構成するシールドホルダーは、チ
ャイルドシート本体との接続箇所を中心にしてインパク
トシールドの使用位置から所定の方向へ回動するように
なっている。また、シールドホルダーはインパクトシー
ルド側に形成された凹部に嵌り込むことで、インパクト
シールドを保持するようになっている。これにより、イ
ンパクトシールドは、シールドホルダーによって保持さ
れた状態で、所定の方向に回動することができる。従っ
て、請求項2に記載のチャイルドシートによれば、シー
ルドホルダーがインパクトシールドと一体的に規則的に
回動するため、インパクトシールドがチャイルドシート
本体に着座する幼児に対して不測の位置へ不用意に移動
するのを回避することができる。
【0008】また、請求項3に記載のチャイルドシート
において、シールドホルダーがインパクトシールドの凹
部に嵌り込んだ状態で、更に係合部材によってシールド
ホルダーとインパクトシールドとが係合するようになっ
ている。これにより、インパクトシールドをシールドホ
ルダーに対してより確実に保持することができる。ここ
で、係合部材は、請求項4に記載のように、インパクト
シールド側に設けられシールドホルダーとインパクトシ
ールドとの係合位置においてインパクトシールドに当接
する当接片を有していることが好ましい。これにより、
インパクトシールド側の当接片がシールドホルダーに当
接することで、シールドホルダーに対するインパクトシ
ールドの外れ止めとして作用する。従って、簡単な構成
によって、インパクトシールドをシールドホルダーに対
して確実に保持することができる。
【0009】また、請求項5に記載のチャイルドシート
において、シールドホルダーがインパクトシールドとと
もにこのインパクトシールドの使用位置から所定の方向
へ回動する場合に、インパクトシールドはチャイルドシ
ート本体に着座した幼児(例えば、幼児の頭部)に近づ
かない方向へ移動するようになっている。従って、請求
項5に記載のチャイルドシートによれば、幼児に対して
インパクトシールドの位置が変化する場合に幼児に圧迫
感を与えることがない。ここで、シールドホルダーの回
動中心は、例えば、チャイルドシート本体のヘッドレス
ト付近に設定されることが好ましい。このように設定す
れば、インパクトシールドを保持したシールドホルダー
が、インパクトシールドの使用位置(幼児の腹部に対応
する位置)から幼児の頭部方向へ回動する場合に、イン
パクトシールドが幼児の頭部方向へ近づくことがない。
【0010】また、請求項6に記載のチャイルドシート
は、チャイルドシート本体を車輪機構部に設置すること
でベビーカーを形成可能に構成されている。すなわち、
ベビーカーにおいて、チャイルドシート本体が幼児を乗
せる手段であり、車輪機構部が移動手段となっている。
そして、シールドホルダーの位置を変更することで、チ
ャイルドシートの場合にインパクトシールド用として使
用するシールドホルダーを、ベビーカーの場合にベビー
カー用ハンドルとして使用することができる。従って、
請求項6に記載のチャイルドシートによれば、シールド
ホルダーをベビーカー用ハンドルとして兼用することが
できるため便利である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のチャイルドシー
トの構成を図1〜図3を用いて説明する。ここで、図1
は本発明における一実施の形態のチャイルドシートの斜
視図である。また、図2は図1のチャイルドシートの側
面図である。図3は図2中のIII−III線断面矢視
図である。
【0012】図1および図2に示すように、本実施の形
態に係るチャイルドシート10は、チャイルドシート本
体11、このチャイルドシート本体11にシールドホル
ダー17(本発明における連結手段に対応している)を
介して連結されるインパクトシールド20等によって構
成されている。尚、インパクトシールド20はシールド
ホルダー17に対して着脱可能になっている。チャイル
ドシート本体11は、強度部材としてのシートフレーム
12と、このシートフレーム12に張設されたネット表
皮30等を備えている。シートフレーム12は、シート
クッション部(座部)12a及びシートバック部(背
部)12bを有し、円形断面の金属パイプからなる左右
2本のサイドフレーム13、両サイドフレーム13を長
さ方向の中間部において相互に結合するとともに後側の
脚部を構成する金属パイプ製のリヤフレーム14、サイ
ドフレーム13の下端部間に組み付けられて前側の脚部
を構成するクッションフレーム15、サイドフレーム1
3の上端部間に組み付けられるヘッドレスト16等によ
って構成されている。
【0013】リヤフレーム14は、略凹形に折り曲げら
れるとともに、その左右上端部が左右のサイドフレーム
13における上下方向の略中程にリベット等の結合手段
にて接合されている。クッションフレーム15は、例え
ばポリプロピレン製の硬質樹脂成型品であり、シートク
ッション部12aの前側上面を占める平面広さを有し、
その上面の両サイド部内にサイドフレーム13の下端部
が差し込まれた状態でリベット等の接合手段にて連結さ
れる。また、クッションフレーム15は、所定の高さを
有するとともに、中央部15aを後側に凹ませ上下部を
前方に突き出した断面略コ字形に形成され、その下面が
接地面となっている。また、クッションフレーム15の
表面には、このクッションフレーム15の上部を包み込
むシートクッションカバー18が設けられ、このシート
クッションカバー18は、ヘッドレスト16と同様に、
発泡体からなるクッションパッドを表皮にて被覆したシ
ートによって構成されている。
【0014】ヘッドレスト16は、例えばポリプロピレ
ン製の硬質樹脂成型品であり、断面略楕円形の中空状に
形成され、その両側部に左右のサイドフレーム13の上
端部が差し込まれてリベット等の結合手段にて固着され
る。ネット表皮30は、シートクッション部12a及び
シートバック部12bを構成する縦長の略バケット型に
形成されたネット部材を主体に構成されている。
【0015】インパクトシールド20は、チャイルドシ
ート10を自動者用シート上に固定するとともに、幼児
の腹部を保護するためのものであり、左右のサイドフレ
ーム13の間隔よりもやや広い横幅と、幼児の腹部に対
応する縦幅を有する略ブロック状に形成されている。こ
のインパクトシールド20は、サイドフレーム13の前
方、すなわちチャイルドシート本体11に着座した幼児
に対向する位置に配置された状態で、ヘッドレスト16
にピン17bを介して上下方向(図2中の矢印40ある
いは42方向)に回動可能に接続されるシールドホルダ
ー17によって保持されるように構成されている。従っ
て、ピン17bがシールドホルダー17の回動中心とな
る。
【0016】また、インパクトシールド20は、前面側
(反幼児側)が開口する凹部24を有し、側面視で略コ
字形に形成されている。また、インパクトシールド20
の後面側(幼児の腹部側)には、クッションパッド及び
それを被覆する表皮からなる柔軟部21を有し、この柔
軟部21の前面側(反幼児側)には、硬質樹脂製のパネ
ルからなる硬質部22が設けられている。また、図3に
示すように、硬質部22を構成するパネルの幅方向の両
サイド部には、インパクトシールド20の外側方向へ突
出する当接片23a、インパクトシールド20の下側方
向へ突出する当接片23bを備え、更に、シールドホル
ダー17を嵌め込み可能な係合溝25、自動車用シート
ベルトSを挿通可能な挿通溝26が形成されている。
【0017】そして、インパクトシールド20の凹部2
4(係合溝25)にシールドホルダー17のフロントバ
ー17aが嵌め込まれ、更に、当接片23aがシールド
ホルダー17に当接し、当接片23bの先端がフロント
バー17aに引っ掛ることで、インパクトシールド20
はシールドホルダー17によって確実に保持される。す
なわち、シールドホルダー17は、インパクトシールド
20の凹部24(係合溝25)との係合に加え、本発明
における係合部材としての当接片23a,23bとの係
合作用によって、インパクトシールド20の保持を確実
にするものである。この際、図3に示すように当接片2
3aは、シールドホルダー17の横幅に対応した位置に
設けられているため、インパクトシールド20が、例え
ば、シールドホルダー17に対し後面側(反幼児側)に
ずれた場合でも、当接片23aとシールドホルダー17
との係合は外れることがない。従って、シールドホルダ
ー17に対してインパクトシールド20を確実に保持す
ることができる。尚、当接片23a,23b等によって
本発明の係合部材が構成されている。
【0018】次に、上記のように構成されたチャイルド
シート10を自動車の車内に設置する操作について説明
する。チャイルドシート10は、自動車シート上に自動
車用シートベルトSを介してセットされる。すなわち、
その使用にあたっては、まず、ヘッドレスト16の後端
面を自動車シート(図示省略)のシートバック部に当接
させた状態で自動車シートのシートクッション部上にリ
ヤフレーム14及びクッションフレーム15を載置す
る。この際、インパクトシールド20はシールドホルダ
ー17側から取外しておく。次に、シールドホルダー1
7を、例えば図2中の二点鎖線で示す位置まで跳ね上げ
(図2中の矢印40方向へ回動させ)、このシールドホ
ルダー17を支持した状態でチャイルドシート10に幼
児を着座させる。そして、跳ね上げたシールドホルダー
17のフロントバー17aにインパクトシールド20の
凹部24を嵌め込み、更にシールドホルダー17を硬質
部22を構成するパネルの係合溝25、当接片23a,
23bと係合させる。この係合位置において、インパク
トシールド20は、シールドホルダー17によって確実
に保持され、したがってシールドホルダー17を介して
チャイルドシート本体11に連結される。
【0019】そして、今度は逆にシールドホルダー17
を図2中の実線位置まで回動させることで、連結された
シールドホルダー17およびインパクトシールド20は
幼児の腹部方向へ一体的に移動する。これにより、イン
パクトシールド20はサイドフレーム13上に当接する
(又は幼児の体型によっては腹部に当接する)配置され
る。すなわち、インパクトシールド20はサイドフレー
ム13上に当接した状態では、それ以上幼児の方向へ移
動するのは規制される。尚、このインパクトシールド2
0の配置位置が本発明におけるインパクトシールドの使
用位置に対応している。
【0020】次に、自動車の車体側に装備されている3
点支持式の自動車用シートベルトSを引き出し、硬質部
22を構成するパネルの挿通溝26に挿通し、この自動
車用シートベルトSをロック(装着)する。これによ
り、チャイルドシート10はインパクトシールド20を
介して自動車シート上に固定される。而して、チャイル
ドシート10と共に幼児が自動車シートに拘束されて自
動車走行時における幼児の安全が図られる。
【0021】なお、この際、シールドホルダー17およ
びインパクトシールド20の図2中の矢印40方向への
回動は完全に規制されておらず、インパクトシールド2
0の使用位置においてこのインパクトシールド20に自
動車用シートベルトSの巻き上げ方向の力が作用する
と、場合によってはシールドホルダー17およびインパ
クトシールド20が矢印40方向(本発明における所定
の方向に対応している)へ移動する。従って、インパク
トシールド20はシールドホルダー17のフロントバー
17aにより傾動を規制されているため、インパクトシ
ールド20が自動車用シートベルトSの作用によって幼
児に対して不用意に傾いたりすることがない。
【0022】また、インパクトシールド20は、着座し
た幼児の頭部付近にあるピン17bを回動中心としてシ
ールドホルダー17とともに回動する。従って、インパ
クトシールド20が使用位置(幼児の腹部付近の位置)
から幼児の頭部方向への回動過程において、インパクト
シールド20は幼児の頭部方向へ近づくことがなく、し
たがって幼児に圧迫感を与えることがない。また、前記
回動過程において、幼児はインパクトシールド20の動
作をある程度予測することができる。従って、本実施の
形態によれば、図5に示すような従来タイプのチャイル
ドシート110において発生する、インパクトシールド
が幼児に対して不測の位置へ不用意に移動するという問
題を回避することができる。
【0023】なお、本実施の形態に係るチャイルドシー
ト10は、着座した幼児を移動させるベビーカーとして
も使用可能である。このベビーカーとしての使用態様を
図4を参照しながら説明する。ここで、図4は、チャイ
ルドシートをベビーカーとして使用する場合の概要を示
す側面図である。図4に示すように、チャイルドシート
10の下部に、このチャイルドシート10支持するとと
もに複数(例えば、4つ)の車輪51を有する車輪構成
部50を接続し、インパクトシールド20を取外した後
のシールドホルダー17を図4中の実線位置に設定す
る。そして、この位置において、ロック手段(図示省
略)によってシールドホルダー17をロックする。これ
により、チャイルドシート10をベビーカーとして使用
する場合に、シールドホルダー17をベビーカー使用時
の手押しハンドルとして用いることができる。
【0024】以上のように、本実施の形態によれば、チ
ャイルドシート10を自動車用シートベルトSを介して
インパクトシールド20ごと自動車シート上に固定した
際に、シールドホルダー17がインパクトシールド20
と一体的に規則的に回動することで、インパクトシール
ド20がチャイルドシート本体11に着座する幼児Cに
対して不測の位置へ不用意に移動するのを回避すること
ができる。また、本実施の形態によれば、シールドホル
ダー17が凹部24に嵌り込んだ状態で、更に当接片2
3aがシールドホルダー17に当接し、シールドホルダ
ー17に対するインパクトシールド20の外れ止めとし
て作用するため、シールドホルダー17をインパクトシ
ールド20に対してより確実に保持することができる。
また、本実施の形態によれば、シールドホルダー17が
インパクトシールド20の使用位置から回動する場合
に、インパクトシールド20が幼児の頭部方向へ近づか
ないため、幼児に圧迫感を与えることがない。また、本
実施の形態によれば、チャイルドシート10をベビーカ
ーとして用いる場合に、インパクトシールド用のシール
ドホルダー17を、ベビーカー用ハンドルとして兼用す
ることができる。
【0025】なお、本発明は上記実施の形態のみに限定
されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。
例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施す
ることもできる。
【0026】(A)上記実施の形態では、シールドホル
ダー17がチャイルドシート本体11に対して回動する
場合について記載したが、シールドホルダー17は回動
式に限定されない。例えば、シールドホルダー17がチ
ャイルドシート本体11に対して着脱式であってもよ
い。また、シールドホルダー17はチャイルドシート本
体11に対して上方に回動する場合について記載した
が、シールドホルダー17の回動方向は、これに限定さ
れず、例えば、横方向へ回動する場合であってもよい。
【0027】(B)また、上記実施の形態では、インパ
クトシールド20に形成される凹部24は、前面側(反
幼児側)が開口する場合について記載したが、凹部24
の開口方向は限定されず、例えば、インパクトシールド
20の下面側が開口する場合であってもよい。また、イ
ンパクトシールド20をシールドホルダー17に対し着
脱可能に構成する場合について記載したが、インパクト
シールド20をシールドホルダー17に固定してもよ
い。
【0028】(C)また、上記実施の形態では、シール
ドホルダー17に当接する当接片23aや当接片23b
をインパクトシールド20側に設ける場合について記載
したが、当接片23aや当接片23bをシールドホルダ
ー17側に設けることもできる。また、当接片23aや
当接片23bを省略することもできる。
【0029】(D)また、上記実施の形態では、インパ
クトシールド20の使用位置において、チャイルドシー
ト本体11側にシールドホルダー17を固定する機構は
備えていないが、シールドホルダー17およびインパク
トシールド20の図2中の矢印40方向への回動を完全
に規制するロック機構を設けても良い。このように構成
すれば、シールドホルダー17およびインパクトシール
ド20が所定の設定位置から移動するのを規制すること
ができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インパクトシールドを備えたチャイルドシートにおい
て、チャイルドシートを自動車用シートベルトを介して
インパクトシールドごと自動車シート上に固定した際
に、インパクトシールドが不測の位置へ不用意に移動す
るのを回避することができるチャイルドシートを実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のチャイルドシートの斜
視図である。
【図2】図1のチャイルドシートの側面図である。
【図3】図2中のIII−III線断面矢視図である。
【図4】チャイルドシートをベビーカーとして使用する
場合の概要を示す側面図である。
【図5】従来のチャイルドシートの斜視図である。
【符号の説明】
10…チャイルドシート 11…チャイルドシート本体 12…シートフレーム 17…シールドホルダー 20…インパクトシールド 21…柔軟部 22…硬質部 23a,23b…当接片 24…凹部 25…係合溝 26…挿通溝 C…幼児 S…自動車用シートベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 和弘 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 山本 幸一 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 Fターム(参考) 3B087 CD05 CE07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャイルドシート本体と、該チャイルド
    シート本体に着座した幼児に対向する位置に配置される
    インパクトシールドとを有し、該インパクトシールドに
    自動車用シートベルトを装着することによって、前記チ
    ャイルドシート本体に着座した幼児を自動車シート上で
    拘束するチャイルドシートであって、 前記チャイルドシート本体と前記インパクトシールドと
    を連結する連結手段が設けられていることを特徴とする
    チャイルドシート。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載したチャイルドシートで
    あって、 前記連結手段は、前記チャイルドシート本体に接続され
    該接続箇所を中心にして前記インパクトシールドの使用
    位置から所定の方向へ回動するシールドホルダーを有
    し、該シールドホルダーが前記インパクトシールド側に
    形成された凹部に嵌り込むことで前記インパクトシール
    ドが前記シールドホルダーに対して保持されるように構
    成されていることを特徴とするチャイルドシート。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載したチャイルドシートで
    あって、 前記シールドホルダーと前記インパクトシールドとは、
    更に、係合部材を介して係合するように構成されている
    ことを特徴とするチャイルドシート。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載したチャイルドシートで
    あって、 前記係合部材は、前記インパクトシールド側に設けられ
    た当接片を有し、該当接片は、前記シールドホルダーと
    前記インパクトシールドとの係合位置において、前記シ
    ールドホルダーに当接するように構成されていることを
    特徴とするチャイルドシート。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれかに記載したチャ
    イルドシートであって、 前記シールドホルダーが前記インパクトシールドととも
    に該インパクトシールドの使用位置から所定の方向へ回
    動する過程において、前記インパクトシールドは、前記
    チャイルドシート本体に着座した幼児に近づかない方向
    へ移動するように構成されていることを特徴とするチャ
    イルドシート。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載したチャ
    イルドシートにおいて、前記チャイルドシート本体を車
    輪を有する車輪機構部に設置することで、該チャイルド
    シート本体をベビーカー構成部として兼用する場合に、 前記シールドホルダーは、ベビーカー用ハンドルとして
    のハンドル使用位置に設定されるように構成されている
    ことを特徴とするチャイルドシート。
JP2000285973A 2000-09-20 2000-09-20 チャイルドシート Pending JP2002087124A (ja)

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