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JP2002083588A - リチウムイオン二次電池用正極合剤の製造方法 - Google Patents

リチウムイオン二次電池用正極合剤の製造方法

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Publication number
JP2002083588A
JP2002083588A JP2000272813A JP2000272813A JP2002083588A JP 2002083588 A JP2002083588 A JP 2002083588A JP 2000272813 A JP2000272813 A JP 2000272813A JP 2000272813 A JP2000272813 A JP 2000272813A JP 2002083588 A JP2002083588 A JP 2002083588A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
positive electrode
kneading
secondary battery
lithium ion
ion secondary
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000272813A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaya Saito
貴也 齊藤
Teruyoshi Morita
彰克 守田
Takeshi Hatanaka
剛 畑中
Yasutaka Furuyui
康隆 古結
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はリチウムイオン二次電池、特に正極
合剤の製造方法に関するもので、従来方法で正極合剤を
製造した場合、練合時間が短いとABの導電性の低下を
抑えることができるが導電剤の分布が不均一となり、練
合時間が長いとABの導電性の低下が大きくなることを
課題とする。 【解決手段】 正極活物質と、導電剤のABおよびKB
の2種類のカーボンブラックと、結着剤からなるリチウ
ムイオン二次電池の正極合剤であって、一次練合で正極
活物質とKBと結着剤(PVDFを含むNMP溶液)を
60〜120分間好ましくは80〜100分間練合す
る。さらにABと前記結着剤とNMPを投入し、20〜
60分間好ましくは30〜40分間二次練合する。本製
造方法により、正極合剤中の導電剤の分布を均一にし、
極板の導電性と保液性を高め、電解液によるサイクルの
劣化を抑え、サイクル寿命の長いリチウムイオン二次電
池を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリチウムイオン二次
電池、特に正極合剤の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型化、軽量化が急速
に進んでおり、その電源としての電池に対しても小型、
軽量化、さらに高容量化の要望が高まっており、高エネ
ルギー密度のリチウム二次電池が盛んに研究開発され、
実用化にいたっている。リチウム二次電池において、金
属リチウム、あるいはリチウム合金を負極活物質として
用いた場合、充電によってリチウムが樹脂状に析出する
ことによる内部短絡の発生、合金が微細化することによ
るサイクル特性の劣化など、この電池系の実用化には多
くの問題が残されている。
【0003】これに対し、負極活物質として炭素質材料
を用い、正極活物質にLiCoO2やLiMn24など
Li含有遷移金属酸化物を用いたリチウム二次電池が各
社で実用化されている。この電池系は、充電により負極
上へリチウム析出が生じないため良好なサイクル特性が
得られており、現在、実用化されているリチウム二次電
池の主流となっている。またさらなる高エネルギー密度
化、または電気自動車や電力貯蓄用といった大容量・高
エネルギー密度型二次電池の開発も盛んに行われてお
り、正・負極活物質の高容量化、極板の大面積化、高密
度化が進んでいる。
【0004】現在、正極活物質の主流はLiCoO2
あるが、Coは埋蔵量が少なく高価であるため、最近で
は、低コスト化をねらい、豊富な埋蔵量をもち低価格な
Mnを用いたLiMn24を正極に用いたリチウムイオ
ン二次電池の開発が盛んになってきている。
【0005】リチウムイオン二次電池用正極合剤の製造
方法には、特開平10−312811公報に示すような
ものがあった。この製造方法は図2に示すように、導電
剤としてカーボンブラックやグラファイト等の数種類の
炭素粉末を用い、正極活物質と数種類の導電剤を同時に
混合して練合した後、塗工・圧延を行っている。導電剤
には活物質粒子間および集電体との導電性を確保する役
割のほかに、電解液を保持する役割もある。これは電子
の移動に伴いLiイオンの移動が起こる際、Liイオン
の補給に大きな役割を果たす。サイクル特性のさらなる
長寿命化のためには、導電性と保液性が高く電解液の分
解を抑えた導電剤が要求されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら導電性を
良くし保液性を高めるには導電剤を大量に用いれば良い
が、合剤中の活物質密度の低下により電池容量が低下す
る、塗工の際の極板乾燥に時間がかかる、圧延回数が増
加するなどの課題を有していた。
【0007】導電剤として導電性と保液性の高いKBを
用いると、比表面積が高いために、導電剤表面で起こる
電解液の分解反応が増加して、サイクル寿命が短くな
る。このためKBの量を減らし、KBと比較して比表面
積の低い導電剤(AB)を混合することにより、電解液
の分解を抑えることができる。
【0008】一方、正極合剤中の導電剤の分布に偏りが
あると、活物質中の電子やLiイオンの移動に伴う劣化
反応にも偏りが生じサイクル寿命が短くなる。導電剤の
分布を均一にするためには練合時間を長くする必要があ
るが、導電剤は練合時間を長くすると、導電性が低下し
てしまう。特にABは鎖状構造をしており、そのネット
ワークにより導電性を保っているので、練合による機械
的なストレスによりこのネットワークが破壊され導電性
が顕著に低下する。このため、従来方法で正極合剤を製
造した場合、練合時間が短いとABの導電性の低下を抑
えることができるが導電剤の分布が不均一となり、練合
時間が長いとABの導電性の低下が大きくなるという課
題がある。
【0009】本発明はこのような従来の課題を解決する
もので、導電性と保液性が高く、電解液の分解を抑える
ことによりサイクル寿命の長いリチウムイオン二次電池
用正極合剤を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、正極活物質とKBを練合する一次練合工程
と、前記工程後さらにABを投入して練合する二次練合
工程とを備えたものである。一次練合工程では長時間の
練合後も導電性の低下が少なく吸液性の高いABと正極
活物質の練合を行うことで、導電剤を合剤中に均一に分
布させ正極板の保液性と導電性を高めることができ、二
次練合工程では電解液の分解の少ないABを混合し、短
時間で練合を行うことで導電性の低下と電解液分解によ
るサイクル数の減少を抑えることができる。これらの相
乗効果により、サイクル寿命の長いリチウムイオン二次
電池用正極合剤を得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。正極活物質のMn酸化
物と、導電剤のABおよびKBの2種類のカーボンブラ
ックと、結着剤からなるリチウムイオン二次電池の正極
合剤であって、一次練合で正極活物質とKBと結着剤
(ポリフッ化ビニリデン(PVDF)を含むn−メチル
−2−ピロリドン(NMP)溶液)を60〜120分間
好ましくは80〜100分間練合する。さらにABと前
記結着剤とNMPを投入し、20〜60分間好ましくは
30〜40分間二次練合する。その後、例えば銅箔から
なる基盤上に塗工し、乾燥させ、圧延を行う。本発明に
よる製造方法により、正極合剤中の導電剤の分布を均一
にし、極板の導電性と保液性を高め、電解液によるサイ
クルの劣化を抑えることにより、サイクル寿命の長いリ
チウムイオン二次電池を得ることができる。
【0012】このとき正極活物質の質量に対するKBの
添加量をx質量%、ABの添加量をy質量%とした場合
に、3x+yの値が2.5以上8.0以下となり、xの
値が0.5〜2.0、yの値が1.0〜4.0である。
これは電解液の吸液性においてKBはABに対して約3
倍を有することから、ABとKBの保液性を表すために
上記3x+yの計算式を用いる必要がある。
【0013】前記のKBは、比表面積が500〜150
0m2/gであり、DBP吸油量が300〜450ml
/100gであるその他のカーボンブラックでも良い。
KB等のカーボンブラックの特性の指標としてフタル酸
ジブチル吸油量(DBP吸油量)が用いられ、このDB
P吸油量が電解液の吸液量に対応すると考えられる。結
着剤はNMPに溶解させたPVDFを用いているが、カ
ルボキシルメチルセルロース(CMC)水溶液に溶解さ
せたスチレンブタジエンゴム(SBR)を用いても良
い。
【0014】
【実施例】次に、本発明の具体的実施例について説明す
る。
【0015】(実施例1)LiMn24粉末(三井金属
株式会社製)の質量に対して、KB(ケッチェンブラッ
クインターナショナル社製)を0.3、0.5、1.
0、1.5、2.0、2.5質量%それぞれ混合し、こ
れに結着剤(12質量%のPVDFを含むNMP溶液)
をPVDFがLiMn24に対して2.5質量%となる
ように加え、一次練合を90分間行い、団子状にした。
KBの特徴を以下に列挙する。 (1)表面積:1000m2/g (2)DBP吸油量:360ml/100g (3)多孔度:69.3% (4)見かけ比重:150g/l
【0016】この練合物に、AB(電気化学工業株式会
社製)を0.5、1.0、2.0、3.0、4.0質量
%と、結着剤とNMPをPVDFがLiMn24に対し
て2.0質量%で固形分率が60質量%となるようにそ
れぞれ混合し、二次練合を40分間行い、粘度が200
00cpsであるペースト状にした。
【0017】このペーストを厚さ0.02mmのアルミ
箔の両面に塗工し、乾燥後圧延して正極合剤密度2.8
g/cc、厚さ0.205mm、幅37mm、長さ35
0mmの正極板とした。
【0018】負極活物質には、大阪ガス株式会社製の人
造黒鉛をもちいた。この人造黒鉛の重量に対して、正極
と同じ結着剤をPVDFが9質量%となるように混合し
た後、NMPを加えてから練合を行い、ペースト状にし
た。このペーストの厚さ0.014mmの銅箔の表面に
塗工し、乾燥後圧延して、厚さ0.132mm、長さ4
20mmの負極板とした。
【0019】そして、正極板にはアルミニウム製、負極
板にはニッケル製のリードを合剤剥離後それぞれ取り付
け、厚さ0.036mm、幅40mm、長さ1100m
mのポリプロピレンとポリエチレンを原料とする日東電
工株式会社製のセパレータを介して渦巻き状に巻回し、
直径17mm、高さ50mmの電池ケースに挿入した。
【0020】電解液にはエチレンカーボネート(EC)
とジメチルカーボネート(DMC)とエチルメチルカー
ボネート(EMC)を30:56:14の体積比で混合
した溶媒に1.5mol/lのLiPF6を溶解したも
のを用い、これを注液した後封口し、本実施例の電池A
とした。
【0021】(比較例1)LiMn24粉末の質量に対
して、KBのみを0.5、1.0、1.5、2.0、
2.5、3.0質量%それぞれ混合し、これに結着剤と
NMPをPVDFがLiMn24に対して4.5質量
%、固形分率が60質量%となるように加え、練合を3
0、60、90、120、150分間行い、粘度が20
000cpsであるペースト状にした。その手順は(実
施例1)と同様に行い、比較の電池Bを作製した。
【0022】(比較例2)LiMn24粉末の質量に対
して、ABのみを1.0、2.0、3.0、4.0、
5.0質量%それぞれ混合し、これに結着剤とNMPを
PVDFがLiMn 24に対して4.5質量%、固形分
率が60質量%となるように加え、練合を10、20、
40、60、80分間行い、粘度が20000cpsで
あるペースト状にした。その手順は(実施例1)と同様
に行い、比較の電池Cを作製した。
【0023】(比較例3)LiMn24粉末の質量に対
して、KBを0.3、0.5、1.0、1.5、2.
0、2.5質量%とABを0.5、1.0、2.0、
3.0、4.0質量%それぞれ同時に添加混合し、これ
に結着剤とNMPをPVDFがLiMn24に対して
4.5質量%、固形分率が60質量%となるように加
え、練合を30、60、90、120分間行い、粘度が
20000cpsであるペースト状にした。その手順は
(実施例1)と同様に行い、比較の電池Dを作製した。
【0024】本発明の実施例電池Aおよび比較例電池
B、C、D各3セルずつについて、初期充放電を4サイ
クル行い、20℃で7日間保存後、充放電サイクル寿命
試験を行った。充放電条件は20℃において充電は充電
電圧4.3V、制限電流は電池容量の20%の定電流定
電圧充電を行い、放電は放電電流を電池容量の20%、
放電終止電圧を3.0Vの定電流放電を行った。1サイ
クル目の容量の80%を下回った時点をサイクル寿命と
し、(表1)、(表2)、(表3)、(表4)に1サイ
クル目の容量とサイクル数の結果を示す。
【0025】
【表1】
【0026】(表1)に示す比較の電池Bの結果より、
KBの添加量はLiMn24粉末に対して1.0〜2.
5質量%が望ましく、0.5質量%の場合では正極の導
電性が低いために、サイクル特性が悪かった。3.0質
量%の場合では、合剤中の正極活物質密度が低下し、電
池容量が650mAh未満であり、またKBは高表面積
のため、導電剤表面で起こる電解液の分解が多く、サイ
クル数は350未満であった。練合時間は60〜120
分間が望ましく、30分間では導電剤が合剤中に均一分
布していないために、不均一な電極反応が起こり、サイ
クル数は350未満であった。KBもAB程ではないが
練合時間の増加に伴い導電性が低下するので、150分
間の練合では、サイクル数は減少した。また粘度が15
000cps未満となり、塗工の際に粘度が低すぎて、
アルミニウム芯材に正極合剤を均一に塗布することがで
きなかった。
【0027】
【表2】
【0028】(表2)に示す比較の電池Cの結果より、
ABの添加量はLiMn24粉末に対して2.0〜4.
0質量%が望ましく、1.0質量%の場合では正極の導
電性が低いために、サイクル特性が悪かった。5.0質
量%の場合では、合剤中の正極活物質密度が低下し、電
池容量が650mAh未満であった。練合時間は20〜
60分間が望ましく、10分間では導電剤が合剤中に均
一混合できず、サイクル数は300未満であった。AB
は鎖状の構造をしており、そのネットワークにより導電
性を保っており、練合時間を長くすると、機械的ストレ
スによりネットワークが破壊され、導電性の低下が起こ
る。このため、80分間の練合では、導電性の低下によ
りサイクル数は300以下であった。
【0029】
【表3】
【0030】(表3)に示す比較の電池Dの結果より、
KBの添加量がLiMn24粉末に対して2.5質量%
の場合には、合剤中の正極活物質密度が低下し、電池容
量が650mAh未満であった。0.3質量%の場合に
は、サイクル数は400未満であった。KBの添加量を
x質量%、ABの添加量をy質量%としたとき、3x+
yの値が8.0より大きいと、電池容量が650mAh
未満であり、練合した際になめらかなインク状にするこ
とができず、塗工後の極板乾燥に通常の数倍の時間がか
かった。3x+yが2.5より小さいと、合剤中の導電
剤量の割合が少なく、導電性の低下により、サイクル数
は400未満であった。従って、3x+yの値は2.5
〜8.0、xの値は0.5〜2.0が望ましく、このと
きyの値は1.0〜4.0が望ましい。
【0031】練合時間は60〜90分間がどの条件でも
サイクル数の極大値があった。これはKBとABを導電
剤として単独で用いたとき、サイクル数が極大値となる
時の練合時間がそれぞれ120分間と40分間(表
1)、(表2)であるためと考えられる。
【0032】
【表4】
【0033】(表4)より、本発明の電池Aは、(表
1)、(表2)、(表3)に示す比較の電池B、C、D
と比較してサイクル特性に優れている。一次練合で導電
性と保液性の高いKBを合剤中に均一に混合した後、二
次練合で表面積が小さく嵩密度の低いABを短時間で混
合することで、電解液の分解、ABの導電性の低下、極
板製造での圧延回数の増加や塗工の際の乾燥時間の増加
などの課題を改善でき、サイクル特性を向上させること
ができたと考えられる。このとき3x+yの値は2.5
〜8.0、xの値は0.5〜2.0、yの値は1.0〜
4.0が望ましい。
【0034】なお本実施例(実施例1)では、PVDF
のLiMn24に対する割合をKB練合時2.5質量
%、一次練合時間を90分間、PVDFのLiMn24
に対する割合をAB練合時2.0質量%、二次練合時間
を40分間としたが、それぞれ1.5〜4.0質量%、
60〜120分間、0.5〜3.5質量%、20〜60
分間であれば同様に実施することができる。
【0035】なお本実施例(比較例1,2,3)ではP
VDFのLiMn24に対する割合を4.5質量%とし
たが、それぞれ3.0〜6.0質量%であれば同様に実
施することができる。
【0036】なお本実施例ではペーストの固形分率を4
0質量%、粘度を20000cpsとしたが、それぞれ
50〜70質量%、15000〜25000cpsであ
れば同様に実施することができる。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、正極活物
質とKBを練合する一次練合工程と、前記工程後さらに
ABを投入して練合する二次練合工程とを備えるので、
導電剤の分布が均一で導電性が高く、保液性が高いリチ
ウムイオン二次電池用正極合剤が得られ、サイクル寿命
が延びるという有利な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリチウムイオン二次電池用正極合剤の
製造方法の工程図
【図2】従来のリチウムイオン二次電池用正極合剤の製
造方法の工程図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畑中 剛 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 古結 康隆 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5H029 AJ05 AJ06 AK03 AL07 AM03 AM05 AM07 CJ08 CJ28 DJ08 EJ04 HJ00 HJ01 5H050 AA07 AA13 BA17 CA09 DA10 EA10 GA10 GA26 HA01 HA20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正極活物質と、導電剤のアセチレンブラ
    ック(AB)およびケッチェンブラック(KB)の2種
    類のカーボンブラックを含むリチウムイオン二次電池用
    正極合剤の製造方法であって、正極活物質とKBを練合
    する一次練合工程と、前記工程後さらにABを投入して
    練合する二次練合工程を有することを特徴とするリチウ
    ム二次電池用正極合剤の製造方法。
  2. 【請求項2】 正極活物質の重量に対するKBの添加量
    をx質量%、ABの添加量をy質量%とした場合に、3
    x+yの値が2.5以上8.0以下となり、xの値が
    0.5〜2.0、yの値が1.0〜4.0となる請求項
    1記載のリチウムイオン二次電池用正極合剤の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 一次練合は60〜120分間、二次練合
    は20〜60分間とする請求項1記載のリチウムイオン
    二次電池用正極合剤の製造方法。
  4. 【請求項4】 正極活物質はMn酸化物である請求項1
    記載のリチウムイオン二次電池用正極合剤の製造方法。
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