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JP2002075737A - 薄形トランスおよびその製造方法 - Google Patents

薄形トランスおよびその製造方法

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JP2002075737A
JP2002075737A JP2000253728A JP2000253728A JP2002075737A JP 2002075737 A JP2002075737 A JP 2002075737A JP 2000253728 A JP2000253728 A JP 2000253728A JP 2000253728 A JP2000253728 A JP 2000253728A JP 2002075737 A JP2002075737 A JP 2002075737A
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Japan
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coil
winding
thin
transformer according
layer
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JP2000253728A
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Inventor
Koji Nakajima
浩二 中嶋
Koji Ono
耕治 大野
Katsunori Omura
勝規 大村
Yuji Nakade
祐二 中出
Minoru Ito
実 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種電子機器に使用されるスイッチング電源
用の薄形トランスに関するものであり、作業性の良い、
小形で安価なコイル多積層タイプの薄形トランスおよび
その製造方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 1次、2次主巻線のどちらか一方は薄板
状の非巻線コイルで形成し、この非巻線コイルの上に他
の巻線を形成して一対にした複巻線一体型コイル14を
形成し、この複巻線一体型コイル14を複数個積層して
多積層コイル15を構成し、この多積層コイル15の上
下から、磁心18を組み込んだ構成としたので端子への
配線・接続部が複数に分割され、端子間のピッチ間隔が
狭くても作業ができることとなり、多出力・多数端子の
設計が可能となる。また、自動化も容易となる。さらに
端子一体型フレームコイル10を採用したので引出し端
子の接続スペースが不要となり、小形化できる。また、
端子台、コイルベースなどの部品が不要となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器、主とし
て通信装置などに使用される薄形電源に搭載されるスイ
ッチング電源用の薄形トランスおよびその製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報通信インフラ網が大きく、進
展する中で消費電力の増大が社会的問題となってきてい
る。特に通信装置は小形化と消費電力の低減要請とに応
えるため、給電方式は集中給電から分散給電へと推移し
ており、現在ではこれらの電源部には小形・薄形のオン
ボード電源が多く使用されている。一方、LSIの高速
化に伴う大電流化と消費電力削減のための低電圧化が急
速に進展しており、これらLSIを駆動するオンボード
電源も低電圧化/大電流化対応が求められている。そし
てこれら薄形オンボード電源はさらなる小形化手段とし
てスイッチング周波数をより高い周波数で駆動する傾向
にある。特に電源部の主要構成部品であるトランスにお
いては高周波駆動に適した低損失、低ノイズでかつ小形
で安価な面実装タイプの薄形トランスが求められてい
る。これらの電源の開発ニーズに対応するため、巻線を
利用した積層タイプのコイルを使用した薄形トランスが
多く提案されている。
【0003】巻線を使用した従来の薄形トランスとして
は実開平4−99818号公報、実開平6−70223
号公報に示すようなスパイラルコイルを積層した構成の
もの、実開平4−105523号公報に示すようなコイ
ルベースにスパイラルコイルを積層してモールドした構
成のもの、実開平5−95026号公報に示すようなコ
イルベースにスパイラルコイルを積層した構成のもの、
特開平8−316054号公報に示すような平角線スパ
イラルコイルを積層した構成のもの、特開平10−34
0819号公報に示すような平角導体の2層折り返し巻
きしたスパイラルコイルをコイルベース上に積層した構
成のもの、さらに最近では特開平11−307356号
公報に示すようなフープ端子上でスパイラルコイルと銅
箔を積層接続してモールドする構成としたものなどがあ
る。
【0004】これら、従来技術を参考にして1次、2次
巻線を複数個以上に分割して多積層とした場合に考えら
れる従来例を図18、図19に示す。
【0005】以下、従来例として図18、図19を用い
て説明する。
【0006】図18は従来の薄形トランスの積層から組
立までを説明する工程説明図、図19は図18の従来の
薄形トランスのコイル積層図である。図18、図19に
おいて1は1次主巻線、1aは1次補助巻線、2は2次
主巻線、3は絶縁紙、4は端子、4aは端子台、5は接
続部、6はコイルベース、7は絶縁樹脂、8はモールド
コイル、9は磁心を示している。
【0007】図18において巻線をスパイラル状に巻回
したコイルを1次主巻線1として2個、1次補助巻線1
aとして2個を予め準備しておく。さらに薄板状の導体
を打抜き、或いはエッチングなどにより、製作した非巻
線タイプのコイルを2次主巻線2として4個準備してお
く。また、別工程において両端部に端子4をインサート
成型或いは圧入などで植設してなる端子台4a部を有す
るコイルベース6を準備しておく。次に図19に示すよ
うにこれらの事前に準備した各々の巻線を両端に端子台
4a部を有するコイルベース6上に各々の巻線間に絶縁
紙3を挿入しながら、2次主巻線2、1次補助巻線1
a、1次補助巻線1a、2次主巻線2、1次主巻線1、
2次主巻線2、1次主巻線1、2次主巻線2の順で積層
する。その後、端子台4aに植設した端子4に各々の巻
線の引出し線を配線し、半田付け、溶接などの方法によ
り、接続部5の部分で接続して積層コイルを完成させ
る。こうして完成した積層コイルの接続部5を覆うよう
に絶縁樹脂7で封止してコイル部の製作を完成して図1
8に示すモールドコイル8を完成させる。次に図18に
示すようにモールドコイル8の上下から、磁心9を組み
込み、薄形トランスとして完成させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
を示す図18、図19の構成においてはコイルベース6
の上に多くのコイルを一度に積層して引出し部を端子4
に配線、接続する構成としているため、端子4の間隔が
狭いと配線、接続ができなくなるという作業上での致命
的な課題を有していた。また、2次主巻線2の引出し部
と端子4の接続部5のスペースも必要となるため、小形
化の弊害となるものであった。
【0009】さらにこれら従来例を示す図18、図19
の構成においては積層、配線、接続するために端子4、
端子台4a、コイルベース6などの多くの部品が必要と
なり、原価面においても不利となるという課題を有して
いるものであった。
【0010】本発明は、上記課題を解決し、作業性の良
い、小形で安価なコイル多積層タイプの薄形トランスお
よびその製造方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、1次、2次主巻線の少なくともどちらか一
方は薄板状の非巻線コイルで形成し、この非巻線コイル
の上に他の巻線を形成して一対にした複巻線一体型コイ
ルを形成し、この複巻線一体型コイルを複数個積層して
多積層コイルを構成し、この多積層コイルの上下から、
磁心を組み込んだ構成としたものである。
【0012】また、薄板状の非巻線コイルとして非巻線
コイルとフレーム枠を一体化したフレームコイルとした
構成にしたものである。
【0013】さらに薄板状の非巻線コイルとして端子と
非巻線コイルとフレーム枠を一体化した端子一体型フレ
ームコイルとした構成にしたものである。
【0014】上記構成によって端子への配線・接続部が
複数に分割されるので端子間のピッチ間隔が狭くても作
業ができることとなり、多出力・多数端子の設計が可能
となる。また、自動化も容易となるものである。
【0015】また、非巻線コイルとフレーム枠を一体化
したフレームコイルとしたため、薄板状の非巻線コイル
の引出し端子の接続スペースが不要となり、小形化でき
る。さらに端子一体型フレームコイルを採用したので端
子、端子台、コイルベース、或いはボビンなどの別部品
が不要となり、部品点数が削減できる。
【0016】この結果、作業性の良い、小形で安価なコ
イル多積層タイプの薄形トランスおよびその製造方法を
提供することが可能となるのである。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明は
1次、2次主巻線の少なくともどちらか一方は薄板状の
非巻線コイルで形成し、この非巻線コイルの上に他の巻
線を形成して一対にした複巻線一体型コイルを形成し、
この複巻線一体型コイルを複数個積層して多積層コイル
を構成し、この多積層コイルの上下から、磁心を組み込
んだものであり、端子への配線・接続部が複数に分割さ
れるので端子間のピッチ間隔が狭くても作業ができるこ
ととなり、多出力・多数端子の設計が可能となる。ま
た、自動化も容易となるものである。
【0018】本発明の請求項2に記載の発明は請求項1
の構成に加えて薄板状の非巻線コイルとして非巻線コイ
ルとフレーム枠を一体化したフレームコイルとしたもの
であり、薄板状の非巻線コイルの引出し端子の接続スペ
ースが不要となり、小形化できる。
【0019】本発明の請求項3に記載の発明は請求項1
または2の構成に加えて薄板状の非巻線コイルとして端
子と非巻線コイルとフレーム枠を一体化した端子一体型
フレームコイルとしたものであり、端子、端子台、コイ
ルベース、或いはボビンなどの別部品が不要となり、部
品点数が削減できる。
【0020】本発明の請求項4に記載の発明は請求項2
または3の構成に加えてフレーム枠に位置決め用の基準
部を設けたものであり、基準部を利用して積層時の位置
決め、金型内での位置決め、など治具、金型設計時の規
準とできるため、各コイルの相対的な位置の作業バラツ
キを抑えることができるものである。
【0021】本発明の請求項5に記載の発明は請求項4
の構成に加えて基準部として穴を設けたものであり、積
層治具、金型内に穴に対応したピンをたてるだけで簡単
に位置決めの治具が実現できる。
【0022】本発明の請求項6に記載の発明は請求項4
または5の構成に加えてフレーム枠の基準部の位置を非
対称の位置に設けたものであり、1次、2次の方向性を
もたせることにより、積層方向の誤りを防止できる。
【0023】本発明の請求項7に記載の発明は請求項1
〜3のいずれか一つの構成に加えて1次主巻線、2次主
巻線をほぼ同一巻幅で1層巻としたものであり、1次巻
線間、2次巻線間では折り返し対向面がなくなるので近
接効果などによる高周波抵抗の増大を少なくできる。ま
た、各巻線の線間容量も少なくなり、低ノイズ化が達成
できる。さらに1次主巻線11と2次主巻線12は完全
に交互に積層された状態となるので1次、2次主巻線間
の距離は最小となること、かつ対向面積も最大限に確保
できることとなり、1次、2次主巻線の漏れインダクタ
ンス(Le)も少なくできるため、巻線間の高結合化が
達成され、結果として低損失化、低ノイズ化、電源の高
効率化が達成される。
【0024】本発明の請求項8に記載の発明は請求項7
の構成に加えて補助巻線を1次、2次主巻線の最上層又
は最下層に配置したものであり、1次、2次主巻線の間
に余分な巻線を配置しないようにしたので、1次、2次
主巻線間の距離は最小、かつ安定するため、漏れインダ
クタンス(Le)最小、巻線間結合は最大限に高めるこ
とができることに加えて性能のばらつきも小さくできる
ものである。
【0025】本発明の請求項9に記載の発明は請求項1
〜3のいずれか一つの構成に加えて積層コイル全体を絶
縁樹脂で封止したものであり、この積層コイルの隙間に
樹脂が流れ込むことにより、コイル部の均熱化が図れる
ため、温度上昇が低減できる。また、コイルとコイル
間、コイルと磁心間の絶縁も強化できることとなる。
【0026】本発明の請求項10に記載の発明は請求項
9の構成に加えて絶縁樹脂でモールド成型して封止した
ものであり、成型工法を利用しているため、封止時間を
短縮でき、生産性が向上する。
【0027】本発明の請求項11に記載の発明は請求項
1〜3,9,10のいずれか一つの構成に加えて1次ま
たは2次主巻線の少なくともどちらか一方の巻線を絶縁
皮膜付きの電線としたものであり、巻数が簡単に変更対
応できるので設計の自由度が広がる。
【0028】本発明の請求項12に記載の発明は請求項
11の構成に加えて電線を丸電線としたものであり、巻
線材料コストの低減が達成できる。また、巻線のスピー
ドアップが図れ、作業性が向上する。
【0029】本発明の請求項13に記載の発明は請求項
11の構成に加えて電線を3層絶縁皮膜付き電線とした
ものであり、高電圧入力に対しても充分な絶縁が保証で
きる。また、安全規格等への対応も簡単にできる。
【0030】本発明の請求項14に記載の発明は請求項
11の構成に加えて電線を平角電線としたものであり、
巻線の占積率を高められるので巻線抵抗の低減、即ち、
低損失化が達成できる。
【0031】本発明の請求項15に記載の発明は請求項
1〜3,9,10のいずれか一つの構成に加えて1次ま
たは2次主巻線の両方の巻線を薄板状の非巻線コイルで
形成したものであり、1次または2次主巻線の巻数が少
ない時でも巻線間の結合が高められる。また、大電流対
応可能とできる。
【0032】本発明の請求項16に記載の発明は請求項
15の構成に加えて1次または2次主巻線の両方の巻線
をフレーム枠を一体化したフレームコイルで形成したも
のであり、大電流を流す主巻線の内部接続点がなくなる
ので信頼性が向上する。
【0033】本発明の請求項17に記載の発明は請求項
1〜3,9,10のいずれか一つの構成に加えて1次ま
たは2次主巻線の少なくともどちらか一方の巻線を平角
線のエッジワイズ巻コイルで形成したものであり、断面
積の大きく取れる平角電線を利用できるため、1次、ま
たは2次主巻線の巻数が比較的、多い場合でも大電流に
対応可能となり、設計の自由度が大きく広がる。
【0034】本発明の請求項18に記載の発明は請求項
17の構成に加えて巻始めと巻終わりの引出し線先端部
に穴をあけたものであり、接続点としてやると共に基準
点として利用できるため、コイル積層時の位置決め精度
が向上し、性能ばらつきも少なくできるものである。
【0035】本発明の請求項19に記載の発明は請求項
1〜3,9,10のいずれか一つの構成に加えて1次ま
たは2次補助巻線の少なくともどちらか一方の巻線を丸
電線としたものであり、補助出力巻線に関して設計の自
由度向上、材料低減などの効果が得られるものである。
【0036】本発明の請求項20に記載の発明は請求項
1〜3,9,10のいずれか一つの構成に加えて1次ま
たは2次補助巻線の少なくともどちらか一方の巻線を非
巻線タイプの基板で形成したものであり、積層面の厚み
が安定するので性能ばらつきが低減できる。
【0037】本発明の請求項21に記載の発明は請求項
20の構成に加えて非巻線タイプの基板としてエッチン
グ工法によるプリント基板で形成したものであり、エッ
チング工法によるプリント基板は汎用性が高いので調達
性向上、低コスト化が図れる。
【0038】本発明の請求項22に記載の発明は請求項
20または21の構成に加えて基板上に2線輪以上の複
数線輪を形成したものであり、複数線輪であっても同一
層に形成できるため、コイルの積層厚みをアップしない
で補助出力が形成できる。また、複数線輪間の相対位置
も安定するので性能ばらつきを低減できる。
【0039】本発明の請求項23に記載の発明は請求項
11〜14,19のいずれか一つの構成に加えて各巻線
を融着層付きとしたものであり、各巻線をした状態のま
まで固着ができるのでボビンレスでの巻線形成が容易に
実現できる。
【0040】本発明の請求項24に記載の発明は請求項
23の構成に加えて融着層をアルコール融着タイプの融
着層としたものであり、アルコール塗布するだけで簡単
に巻線の固着ができるため、設備化が容易となる。
【0041】本発明の請求項25に記載の発明は1次、
2次主巻線の少なくともどちらか一方は薄板状の非巻線
コイルで形成し、この非巻線コイルの上に他の巻線を形
成して一対にした複巻線一体型コイルを形成する第1の
工程とこの複巻線一体型コイルを複数個積層して多積層
コイルを形成する第2の工程とこの多積層コイルの上下
から、磁心を組み込む最終工程を有する製造方法とした
ものであり、第1の工程で複数個の複巻線一体型コイル
部に分割して配線・接続作業を行うので配線・接続の作
業性が各段に向上できる。また、第2の工程では複巻線
一体型コイルを複数個積層するだけで配線・接続作業が
ないので端子ピッチの小さい多数端子の製品でも問題な
く製造できる。
【0042】本発明の請求項26に記載の発明は請求項
25の構成に加えて複巻線一体型コイルを形成する第1
の工程において非巻線コイルの上に準備済みの巻線コイ
ルを積層して製作する製造方法としたものであり、巻線
コイル製作の工程を分離できるので簡単な巻線機で巻線
コイルを事前に製作・準備できるため、設備化コストが
低減できる。小ロット対応に向いた工程編成ができる。
【0043】本発明の請求項27に記載の発明は請求項
26の構成に加えて予め、準備する巻線コイルの少なく
とも一方の面に絶縁紙を貼り付けて製作する製造方法と
したものであり、巻線形状の維持ができる。特に引出し
線の位置決めもできるので後工程でのコイル積層時の作
業性が向上する。
【0044】本発明の請求項28に記載の発明は請求項
25の構成に加えて複巻線一体型コイルを形成する第1
の工程において非巻線コイルの上に絶縁物を介して巻線
コイルを巻回して製作する製造方法としたものであり、
非巻線コイルの上に直巻きするため、自動化がやり易く
なり、大量生産に向いた工程編成ができる。また、積層
工程も削減できる。
【0045】本発明の請求項29に記載の発明は請求項
25の構成に加えて薄板状の非巻線コイルをエッチング
で製作する製造方法としたものであり、ばりなしのコイ
ルとできるので品質が安定する。
【0046】本発明の請求項30に記載の発明は請求項
25の構成に加えて薄板状の非巻線コイルを打ち抜きで
製作する製造方法としたものであり、生産性が向上する
ので大量生産が可能となる。
【0047】本発明の請求項31に記載の発明は請求項
25の構成に加えて巻線コイルを融着層付きの絶縁電線
で形成する製造方法としたものであり、巻線コイルは巻
線した状態のままで固着できるため、巻線単体での形状
保持ができることとなり、非巻線コイルの上にこの巻線
を積層して簡単に複巻線一体型コイルを製作できる。
【0048】本発明の請求項32に記載の発明は請求項
31の構成に加えて融着層をアルコール融着タイプの融
着層として巻線形成と同時にアルコール融着する製造方
法としたものであり、巻線機にアルコール塗布装置を取
り付けるだけで巻線と同時に固着ができるので巻線と融
着工程が一体化できることとなり、熱融着などに比べて
熱硬化設備、硬化工程が不要となり、製造工程が簡素化
できるものである。
【0049】本発明の請求項33に記載の発明は請求項
25の構成に加えて巻線コイルを非巻線タイプの基板で
形成する製造方法としたものであり、巻線コイルの巻線
作業、引出しリードの配線、巻付け作業、等がなくな
り、作業工数が削減できる。
【0050】本発明の請求項34に記載の発明は請求項
25の構成に加えて第2の工程と最終工程の間に多積層
コイルを絶縁樹脂で封止する第3の工程を設けた製造方
法としたものであり、積層コイルの外形形状が安定する
ため、後工程での磁心の組み込みも容易となる。
【0051】以下、本発明の実施の形態について図面を
用いて具体的に説明する。
【0052】(実施の形態1)本発明の第1の実施の形
態について図1〜図7を用いて説明する。
【0053】図1(a)〜(g)は、本発明の第1の実
施の形態を示す薄形トランスの工程説明図、図2(a)
〜(c)は本発明の第1の実施の形態における各々の複
巻線一体型コイルを形成する第1の工程の説明図、図
3、図4、図5は本発明の第1の実施の形態における各
々の複巻線一体型コイルの完成図、図6は本発明の第1
の実施の形態における多積層コイルを形成する第2の工
程の説明図、図7は治具を利用した多積層コイルの積層
方法を示す説明図、図8は本発明の第1の実施の形態に
おけるモールドコイルの外観図、図9はモールド金型を
利用したモールドコイルの封止例を示す説明図、図10
は本発明の第1の実施の形態を示す薄形トランスの組立
図、図11は本発明の第1の実施の形態を示す薄形トラ
ンスの完成図である。図1〜図11において10は端子
一体型フレームコイル、10aはフレーム枠、10bは
1次引出し端子、10cは2次引出し端子、10dは基
準穴、10eは位置決めピン、11は1次主巻線、11
aは1次補助巻線、11bは1次引出しリード線、12
は2次主巻線、12aは2次補助巻線、13は絶縁紙、
14は複巻線一体型コイル、15は多積層コイル、15
aは積層治具、16は絶縁樹脂、17はモールドコイ
ル、17aはモールド金型、18は磁心、19は引出し
端子接続部を示している。
【0054】図1において従来例を示す図18と大きく
異なる点は端子一体型リードフレームコイル10を発明
した点、この端子一体型リードフレームコイル10を利
用して3個の複巻線一体型コイル14を形成した点、こ
の3個の複巻線一体型コイルを積層して多積層コイル1
5を形成した点であるが、以下、図2〜図11を利用し
て順次、説明する。
【0055】図2に示すようにまず、巻線をスパイラル
状に巻回し、上下を絶縁紙13で挟み込んで形成した1
次主巻線11を2個、巻線を巻回しないで製作する非巻
線タイプの基板からなる1次補助巻線11aと2次補助
巻線12aを各1個を予め、準備しておく。さらに薄板
状の導体をエッチング、或いは打抜きなどにより、製作
した端子一体型フレームコイル10を3枚準備してお
く。この端子一体型フレームコイル10は非巻線タイプ
の2次主巻線12とフレーム枠10aを一体化してフレ
ームコイルを形成し、このフレームコイルに1次引出し
端子10b、2次引出し端子10cも一体形成して端子
と2次主巻線12とフレーム枠10aの3点を完全に一
体化した構成とした点が従来と大きく異なる点である。
次にこれら予め準備した各々の巻線をこれも予め準備し
ておいた各々の端子一体型フレームコイル10と組み合
せて順次、積層して図3、図4、図5に示すように引出
し端子接続部19において配線、接続し、3種類の複巻
線一体型コイル14を製作する。この時、端子一体型フ
レームコイル10に形成した1次引出し端子10b、2
次引出し端子10cは上部に配置される巻線の引出し位
置を考慮しながら、必要最小限の端子数に設定してい
る。
【0056】次に図6に示すように図2、図3、図4、
図5の工程で製作した3種類の複巻線一体型コイル14
を順次積層して図7に示すような多積層コイル15を製
作していく。この時、フレーム枠に基準穴10dを設け
ており、積層治具15aにはこの基準穴10dに対応し
た位置決めピン10eを設けている。
【0057】さらに図8に示すように図6、図7の工程
で準備した多積層コイル15を絶縁樹脂16で封止して
モールドコイル17を製作する。図9はモールド金型1
7aを利用したモールドコイル17の封止例を示してお
り、このモールド金型17aにもフレーム枠10aに設
けた基準穴10dに対応した位置決めピン10eを設け
てある。
【0058】最後に図10に示すように完成したモール
ドコイル17の上下から、磁心18を組み込んで図11
に示すようなコイル多積層型の薄形トランスを完成させ
るのである。
【0059】以上、本発明の実施の形態1を示す図1〜
図11の構成によれば、1次主巻線11、2次主巻線1
2の少なくともどちらか一方は薄板状の非巻線コイルで
形成し、この非巻線コイルの上に他の巻線を形成して一
対にした複巻線一体型コイル14を形成し、この複巻線
一体型コイルを複数個積層して多積層コイル15を構成
し、この多積層コイル15の上下から、磁心18を組み
込んだので配線・接続部が複数に分割されるので端子間
のピッチ間隔が狭くても作業ができることとなり、多出
力・多数端子の設計が可能となる。また、自動化も容易
となるなどの効果がでる。
【0060】また、2次主巻線12とフレーム枠10a
を一体化したフレームコイルとしたため、薄板状の2次
主巻線12の引出し端子10cの接続スペースが不要と
なり、小形化できる。
【0061】さらに1次引出し端子10b、或いは2次
引出し端子10cと2次主巻線12とフレーム枠10a
を一体化した端子一体型フレームコイル10としたの
で、端子、端子台、コイルベース、或いはボビンなどの
別部品が不要となり、部品点数が削減できる。
【0062】これらの結果、作業性の良い、小形で安価
なコイル多積層タイプの薄形トランスを提供することが
可能となるのである。
【0063】また、フレーム枠10aに位置決め用の基
準部を設けたので基準部を利用してコイル積層治具、金
型設計時の基準点とできることとなり、製造時、各コイ
ルの相対的な位置バラツキを抑えることができるもので
ある。
【0064】さらに基準部として穴10dを設けたので
積層治具、金型に穴10dに対応したピン10eをたて
るだけで簡単に位置決めの治具が製作できる。
【0065】また、フレーム枠10aの基準穴10dの
位置を非対称の位置に設けて1次、2次の方向性をもた
せてやれば、積層方向の誤りを防止できる。
【0066】なお、本発明の実施の形態1を示す図1〜
図11においては1次主巻線11、2次主巻線12をほ
ぼ同一巻幅で1層巻としているので1次主巻線間、2次
主巻線間では折り返し対向面がなくなるため、近接効果
などによる高周波抵抗の増大を少なくできる。また、各
巻線の線間容量も少なくなり、低ノイズ化が達成でき
る。さらに1次主巻線11と2次主巻線12は完全に交
互に積層された状態となるので1次主巻線11と2次主
巻線12の距離は最小となること、かつ対向面積も最大
限に確保できることとなり、1次、2次主巻線の漏れイ
ンダクタンス(Le)も少なくできるため、巻線間の高
結合化が達成され、結果として低損失化、低ノイズ化、
電源の高効率化が達成される。
【0067】また、1次補助巻線11a、2次補助巻線
12aを最上層に配置して1次、2次主巻線の間に余分
な巻線を配置しないようにしたので1次、2次主巻線間
の距離は最小、かつ安定するため、漏れインダクタンス
(Le)最小、巻線間結合は最大限に高めることができ
ることに加えて性能のばらつきも小さくできる。
【0068】なお、1次補助巻線11aは最下層に配置
してもその効果は同じである。さらに補助巻線が2次側
であっても同様の配置をすれば、同じ効果が得られる。
【0069】さらに1次主巻線11は絶縁皮膜付きの電
線としたので巻数が簡単に変更対応できるので設計の自
由度が広がる。この場合、1次または2次主巻線の少な
くともどちらか一方の巻線を絶縁皮膜付きの電線として
やれば、設計の自由度は広がり、その効果は同じものが
得られる。
【0070】また、1次主巻線11は絶縁皮膜の表面に
融着層を有するように構成しており、巻線を巻装した状
態のままで融着層を固着できるのでボビンレスでの巻線
形成が容易に実現できる。
【0071】さらにこれら巻線の融着層はアルコール融
着タイプの融着層としており、アルコール塗布するだけ
で簡単に巻線の固着ができるため、設備化が容易となる
ものである。
【0072】また、本発明の実施の形態1を示す図8、
図9のように多積層コイル15全体を絶縁樹脂16で封
止したので多積層コイル15の隙間に絶縁樹脂16が流
れ込むことにより、コイル部の均熱化が図れるため、温
度上昇が低減できる。また、コイルとコイル間、コイル
と磁心18間の絶縁も強化できることとなる。
【0073】さらに絶縁樹脂16でモールド成型して封
止する工法を利用しているため、封止時間を短縮でき、
生産性が向上する。
【0074】また、本発明の実施の形態1を示す図1〜
図11において1次補助巻線11a、2次補助巻線12
aとして非巻線タイプの基板を使用しているが、巻線を
巻回したコイルに比べて表面の仕上り具合に凹凸が少な
く、積層面の厚みが安定しているので性能バラツキが低
減できる。
【0075】非巻線タイプの基板としてはガラエポ基板
などが一般的であるが、セラミックなどの別の基板であ
ってもよい。さらに非巻線コイルの形成法に関してはエ
ッチング、印刷、蒸着などがあるが、あえて限定する必
要はない。
【0076】特にエッチングで製作したガラエポ基材の
プリント基板などを使用すれば、汎用性も高いので調達
性向上、低コスト化が図れるという効果が生まれる。
【0077】また、この基板上に2線輪以上の非巻線コ
イルを同一層に形成してやれば、コイルの積層厚みはア
ップしないで多くの補助出力が形成できることとなり、
トランス設計の自由度が大きくなる。また、これら複数
線輪間の相対位置も安定するので性能バラツキは低減で
きる。
【0078】これら本発明の実施の形態1を示す図1〜
図11の製造方法として1次、2次主巻線の少なくとも
どちらか一方は薄板状の非巻線コイルで形成し、この非
巻線コイルの上に他の巻線を形成して一対にした複巻線
一体型コイル14を形成する第1の工程とこの複巻線一
体型コイルを複数個積層して多積層コイル15を形成す
る第2の工程とこの多積層コイル15の上下から、磁心
18を組み込む最終工程としたものであり、第1の工程
で複数個の複巻線一体型コイル14に分割して配線・接
続作業を行うので配線・接続の作業性が各段に向上でき
る。また、第2の工程では複巻線一体型コイル14を複
数個積層するだけで配線・接続作業がないので端子ピッ
チの小さい多数端子の製品でも問題なく製造できる。
【0079】また、複巻線一体型コイル14を形成する
第1の工程において非巻線コイルの上に準備済みの巻線
コイルを積層して製作する製造方法としたので巻線コイ
ル製作工程が分離できるため、簡単な巻線機で巻線コイ
ルを事前に製作・準備できることとなり、設備化コスト
が低減できる、小ロット対応に向いた工程編成ができ
る、などの効果が生まれる。
【0080】さらに予め、準備した1次主巻線11の上
下を絶縁紙13で挟み込んで形成した製造方法としたの
で巻線形状の維持ができる。特に引出し線の位置決めも
できるので後工程でのコイル積層時の作業性が向上す
る。なお、この絶縁紙13は少なくとも一方の面に貼り
付けて製造してやってもその効果に変わりはない。
【0081】また、複巻線一体型コイル14を形成する
第1の工程において非巻線コイルの上に絶縁物を介して
巻線コイルを巻回して製作する製造方法としてやること
により、非巻線コイルの上に直巻きできるため、自動化
がやり易くなり、大量生産に向いた工程編成ができる。
また、積層工程も削減できる。なお、ここで非巻線コイ
ルを絶縁するための絶縁物としては絶縁紙、絶縁フィル
ム、絶縁コーティングなど機能を満たせば、何でもよ
い。
【0082】また、薄板状の非巻線コイルをエッチング
で製作する製造方法としてやれば、ばりなしのコイルと
できるので品質が安定する。
【0083】さらに薄板状の非巻線コイルを打ち抜きで
製作する製造方法としてやれば、生産性が向上するので
大量生産が可能となる。
【0084】また、巻線コイルを融着層付きの絶縁電線
で形成する製造方法としたことにより、巻線コイルは巻
線した状態のままで固着できるため、巻線単体での形状
保持ができることとなり、非巻線コイルの上にこの巻線
を積層して簡単に複巻線一体型コイル14を製作でき
る。
【0085】さらに融着層をアルコール融着タイプの融
着層として巻線形成と同時にアルコール融着する製造方
法としたので巻線機にアルコール塗布装置を取り付ける
だけで巻線と同時に固着ができるので巻線と融着工程が
一体化できることとなり、熱融着などに比べて熱硬化設
備、硬化工程が不要となり、製造工程が簡素化できるも
のである。
【0086】また、本発明の実施の形態1を示す図1〜
図11に使用した1次主巻線11の巻線コイルを非巻線
タイプの基板で形成する製造方法としてやれば、巻線コ
イルの巻線作業、引出しリードの配線、巻付け作業等が
なくなり、作業工数が削減できるという効果も生まれる
ものである。
【0087】さらに多積層コイルを製作する第2の工程
(図6、図7)と磁心を組み込む最終工程(図10)の
間に多積層コイル15を絶縁樹脂で封止する第3の工程
(図8、図9)を設けた製造方法としたことにより、多
積層コイルの外形形状が安定するため、後工程での磁心
の組み込みも容易となる。
【0088】(実施の形態2)次に本発明の第2の実施
の形態について図12を用いて説明する。図12は、本
発明の薄形トランスの第2の実施の形態を示す積層コイ
ル構成図である。図12において20は丸電線を示して
いる。
【0089】基本的な構成は本発明の第1の実施の形態
を示す図1〜図11と同一である。大きく異なる点は1
次補助巻線11a、2次補助巻線12aを非巻線タイプ
の基板を使用しないで絶縁皮膜付きの丸電線20を使用
して全ての巻線コイルを丸電線20で形成した点であ
る。
【0090】以上、本発明の第2の実施の形態を示す図
12の構成によれば、全ての巻線コイルに丸電線20を
使用しているので巻線材料コストの低減が達成できる。
また、巻線のスピードアップが図れ、作業性が向上す
る。
【0091】さらに図12においては1次補助巻線11
aと2次補助巻線12aのみは丸電線を使用しており、
補助出力巻線に関して設計の自由度向上、材料低減など
の効果が得られるものである。なお、この補助巻線に関
しては少なくともどちらか一方の巻線を丸電線20とし
てやれば、この効果は得られるものである。
【0092】また、図12において1次又は2次巻線の
少なくともどちらか一方の巻線を3層絶縁皮膜付き電線
としてやることにより、高い電圧の入力に対しても1次
と2次間の充分な絶縁が保てる。また、各国安全規格等
への対応も容易となる。
【0093】(実施の形態3)次に本発明の第3の実施
の形態について図13を用いて説明する。図13は本発
明の薄形トランスの第3の実施の形態を示す積層コイル
構成図である。図13において基本的な構成は本発明の
第2の実施の形態を示す図12と同一である。大きく異
なる点は全ての巻線コイルとして平角電線21を使用し
た点であり、巻線の占積率を高められるので巻線抵抗の
低減、即ち、低損失化が達成できるものである。
【0094】(実施の形態4)次に本発明の薄形トラン
スの第4の実施の形態について図14を用いて説明す
る。図14は本発明の薄形トランスの第4の実施の形態
を示す積層コイル構成図である。図14において基本的
な構成は本発明の第1の実施の形態を示す図1〜11の
構成と同じであるが、大きく異なる点は1次主巻線11
を薄板状の非巻線コイル22で形成した点であり、結果
として2次主巻線12と併せて両方の巻線を薄板状の非
巻線コイル22で形成したことになる。
【0095】この構成により、1次または2次主巻線の
巻数が少ない時でも1次と2次巻線間の対向面積が確保
できるので高結合とできる。また、断面積も確保できる
ので大電流対応も容易となる。
【0096】(実施の形態5)次に本発明の薄形トラン
スの第5の実施の形態について図15を用いて説明す
る。図15は本発明の薄形トランスの第5の実施の形態
を示す積層コイル構成図である。図15において基本的
には本発明の第4の実施の形態を示す図14と同一であ
る。大きく異なる点は図14における1次主巻線11と
2次主巻線12の両方の巻線をフレーム枠を一体化した
フレームコイル23とした点である。
【0097】この構成によれば、大電流を流す1次主巻
線11、2次主巻線12の両方の巻線のコイル内部での
接続点がなくなるので、信頼性が向上する。
【0098】(実施の形態6)次に本発明の薄形トラン
スの第6の実施の形態について図16、図17を用いて
説明する。図16は本発明の第6の実施の形態で使用す
るコイル図、図17は本発明の第6の実施の形態を示す
積層コイル構成図であり、24はエッジワイズ巻コイ
ル、24aは穴を示している。
【0099】図16、図17において基本的な構成は本
発明の第1の実施の形態を示す図1〜図11と同じであ
る。大きく異なる点は1次主巻線11として図16に示
すような平角電線をエッジワイズ巻きしたコイルを使用
して端子一体型フレームコイル10と積層した点であ
る。
【0100】この構成によれば、断面積の大きく取れる
平角電線を利用できるため、1次主巻線11の巻数が比
較的多い場合でも大電流に対応可能となり、設計の自由
度が大きく広がる。なお、1次主巻線11と2次主巻線
12はどちらか一方の巻線をエッジワイズ巻コイル24
としてやることによって本発明の効果が得られることは
いうまでもない。
【0101】また、このエッジワイズ巻コイルの巻始め
と巻終わりの引出し線先端部に穴24aを設けてやり、
端子一体型フレームコイル10に設けた端子を挿入して
やることにより、接続点としてやると共に位置決めの基
準点としても利用できるため、コイル積層時の位置決め
精度が向上し、性能ばらつきも少なくできるものであ
る。
【0102】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、配線・接
続部が複数に分割されるので端子間のピッチ間隔が狭く
ても作業ができることとなり、多出力・多数端子の設計
が可能となる。さらに自動化も容易となるなどの効果が
でる。また、非巻線コイル12とフレーム枠10aを一
体化したフレームコイルとしたため、薄板状の非巻線コ
イル12の引出し端子10cの接続スペースが不要とな
り、小形化できる。
【0103】さらに端子一体型フレームコイル10を採
用したので、端子、端子台、コイルベース、或いはボビ
ンなどの別部品が不要となり、部品点数が削減できる。
【0104】このことにより、作業性の良い、小形で安
価なコイル多積層タイプの薄形トランスおよびその製造
方法を提供するという目的を達成できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す薄形トランス
の工程説明図
【図2】本発明の第1の実施の形態における第1の工程
の説明図
【図3】本発明の第1の実施の形態における各々の複巻
線一体型コイルの完成図
【図4】本発明の第1の実施の形態における各々の複巻
線一体型コイルの完成図
【図5】本発明の第1の実施の形態における各々の複巻
線一体型コイルの完成図
【図6】本発明の第1の実施の形態における第2の工程
の説明図
【図7】本発明の第1の実施の形態における多積層コイ
ルの積層方法を示す説明図
【図8】本発明の第1の実施の形態におけるモールドコ
イルの外観図
【図9】本発明の第1の実施の形態におけるモールドコ
イルの封止例を示す説明図
【図10】本発明の第1の実施の形態を示す薄形トラン
スの組立図
【図11】本発明の第1の実施の形態を示す薄形トラン
スの完成図
【図12】本発明の薄形トランスの第2の実施の形態を
示す積層コイルの構成図
【図13】本発明の薄形トランスの第3の実施の形態を
示す積層コイルの構成図
【図14】本発明の薄形トランスの第4の実施の形態を
示す積層コイルの構成図
【図15】本発明の薄形トランスの第5の実施の形態を
示す積層コイルの構成図
【図16】本発明の第6の実施の形態で使用するコイル
【図17】本発明の第6の実施の形態を示す積層コイル
構成図
【図18】従来の薄形トランスの積層から組立までを説
明する工程説明図
【図19】従来の薄形トランスのコイル積層図
【符号の説明】
1 1次主巻線 1a 1次補助巻線 2 2次主巻線 3 絶縁紙 4 端子 4a 端子台 5 接続部 6 コイルベース 7 絶縁樹脂 8 モールドコイル 9 磁心 10 端子一体型フレームコイル 10a フレーム枠 10b 1次引出し端子 10c 2次引出し端子 10d 基準穴 10e 位置決めピン 11 1次主巻線 11a 1次補助巻線 11b 1次引出しリード線 12 2次主巻線 12a 2次補助巻線 13 絶縁紙 14 複巻線一体型コイル 15 多積層コイル 15a 積層治具 16 絶縁樹脂 17 モールドコイル 17a モールド金型 18 磁心 19 引出し端子接続部 20 丸電線 21 平角電線 22 薄板状の非巻線コイル 23 フレームコイル 24 エッジワイズ巻コイル 24a 穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01F 31/00 J (72)発明者 大村 勝規 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中出 祐二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 伊藤 実 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E070 AA11 AB02 AB10 BA08 CA01 CA03 CA11 CA12 CB01 CB13 CB16 CB18 DA11

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1次、2次主巻線の少なくともどちらか
    一方は薄板状の非巻線コイルで形成し、この非巻線コイ
    ルの上に他の巻線を形成して一対にした複巻線一体型コ
    イルを形成し、この複巻線一体型コイルを複数個積層し
    て多積層コイルを構成し、この多積層コイルの上下か
    ら、磁心を組み込んだ薄形トランス。
  2. 【請求項2】 薄板状の非巻線コイルとして非巻線コイ
    ルとフレーム枠を一体化したフレームコイルとした請求
    項1記載の薄形トランス。
  3. 【請求項3】 薄板状の非巻線コイルとして端子と非巻
    線コイルとフレーム枠を一体化した端子一体型フレーム
    コイルとした請求項1または2記載の薄形トランス。
  4. 【請求項4】 フレーム枠に位置決め用の基準部を設け
    た請求項2または3記載の薄形トランス。
  5. 【請求項5】 基準部として穴を設けた請求項4記載の
    薄形トランス。
  6. 【請求項6】 フレーム枠の基準部の位置を非対称の位
    置に設けた請求項4または5記載の薄形トランス。
  7. 【請求項7】 1次主巻線、2次主巻線をほぼ同一巻幅
    で1層巻とした請求項1〜3のいずれか一つに記載の薄
    形トランス。
  8. 【請求項8】 補助巻線を1次、2次主巻線の最上層又
    は最下層に配置した請求項7記載の薄形トランス。
  9. 【請求項9】 積層コイル全体を絶縁樹脂で封止した請
    求項1〜3のいずれか一つに記載の薄形トランス。
  10. 【請求項10】 絶縁樹脂でモールド成型して封止した
    請求項9記載の薄形トランス。
  11. 【請求項11】 1次または2次主巻線の少なくともど
    ちらか一方の巻線を絶縁皮膜付きの電線とした請求項1
    〜3,9,10のいずれか一つに記載の薄形トランス。
  12. 【請求項12】 電線を丸電線とした請求項11記載の
    薄形トランス。
  13. 【請求項13】 電線を3層絶縁皮膜付き電線とした請
    求項11記載の薄形トランス。
  14. 【請求項14】 電線を平角電線とした請求項11記載
    の薄形トランス。
  15. 【請求項15】 1次または2次主巻線の両方の巻線を
    薄板状の非巻線コイルで形成した請求項1〜3,9,1
    0のいずれか一つに記載の薄形トランス。
  16. 【請求項16】 1次または2次主巻線の両方の巻線を
    フレーム枠を一体化したフレームコイルで形成した請求
    項15記載の薄形トランス。
  17. 【請求項17】 1次または2次主巻線の少なくともど
    ちらか一方の巻線を平角線のエッジワイズ巻コイルで形
    成した請求項1〜3,9,10のいずれか一つに記載の
    薄形トランス。
  18. 【請求項18】 巻始めと巻終わりの引出し線先端部に
    穴をあけた請求項17記載の薄形トランス。
  19. 【請求項19】 1次または2次補助巻線の少なくとも
    どちらか一方の巻線を丸電線とした請求項1〜3,9,
    10のいずれか一つに記載の薄形トランス。
  20. 【請求項20】 1次または2次補助巻線の少なくとも
    どちらか一方の巻線を非巻線タイプの基板で形成した請
    求項1〜3,9,10のいずれか一つに記載の薄形トラ
    ンス。
  21. 【請求項21】 非巻線タイプの基板としてエッチング
    工法によるプリント基板で形成した請求項20記載の薄
    形トランス。
  22. 【請求項22】 基板上に2線輪以上の複数線輪を形成
    した請求項20または21記載の薄形トランス。
  23. 【請求項23】 各巻線を融着層付きとした請求項11
    〜14,19のいずれか一つに記載の薄形トランス。
  24. 【請求項24】 融着層をアルコール融着タイプの融着
    層とした請求項23記載の薄形トランス。
  25. 【請求項25】 1次、2次主巻線の少なくともどちら
    か一方は薄板状の非巻線コイルで形成し、この非巻線コ
    イルの上に他の巻線を形成して一対にした複巻線一体型
    コイルを形成する第1の工程とこの複数線一体型コイル
    を複数個積層して多積層コイルを形成する第2の工程と
    この多積層コイルの上下から、磁心を組み込む最終工程
    を有する薄形トランスの製造方法。
  26. 【請求項26】 複巻線一体型コイルを形成する第1の
    工程において非巻線コイルの上に準備済みの巻線コイル
    を積層して製作した請求項25に記載の薄形トランスの
    製造方法。
  27. 【請求項27】 予め、準備する巻線コイルの少なくと
    も一方の面に絶縁紙を貼り付けて製作した請求項26記
    載の薄形トランスの製造方法。
  28. 【請求項28】 複巻線一体型コイルを形成する第1の
    工程において非巻線コイルの上に絶縁物を介して巻線コ
    イルを巻回して製作した請求項25に記載の薄形トラン
    スの製造方法。
  29. 【請求項29】 薄板状の非巻線コイルをエッチングで
    製作した請求項25に記載の薄形トランスの製造方法。
  30. 【請求項30】 薄板状の非巻線コイルを打ち抜きで製
    作した請求項25に記載の薄形トランスの製造方法。
  31. 【請求項31】 巻線コイルを融着層付きの絶縁電線で
    形成した請求項25に記載の薄形トランスの製造方法。
  32. 【請求項32】 融着層をアルコール融着タイプの融着
    層として巻線形成と同時にアルコール融着した請求項3
    1記載の薄形トランスの製造方法。
  33. 【請求項33】 巻線コイルを非巻線タイプの基板で形
    成した請求項25に記載の薄形トランスの製造方法。
  34. 【請求項34】 第2の工程と最終工程の間に多積層コ
    イルを絶縁樹脂で封止する第3の工程を設けた請求項2
    5に記載の薄形トランスの製造方法。
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