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JP2002069907A - 透水性の土層を有する歩道用平板 - Google Patents

透水性の土層を有する歩道用平板

Info

Publication number
JP2002069907A
JP2002069907A JP2000258350A JP2000258350A JP2002069907A JP 2002069907 A JP2002069907 A JP 2002069907A JP 2000258350 A JP2000258350 A JP 2000258350A JP 2000258350 A JP2000258350 A JP 2000258350A JP 2002069907 A JP2002069907 A JP 2002069907A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soil
cement
soil layer
flat plate
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000258350A
Other languages
English (en)
Inventor
Masataka Kawashima
政高 川島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Footeisu Kk
SEIWA GIKEN KOGYO KK
Original Assignee
Footeisu Kk
SEIWA GIKEN KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Footeisu Kk, SEIWA GIKEN KOGYO KK filed Critical Footeisu Kk
Priority to JP2000258350A priority Critical patent/JP2002069907A/ja
Publication of JP2002069907A publication Critical patent/JP2002069907A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は掘削した土をそのまま利用でき、且
つ透水性土層を表面に形成した環境にやさしい歩道用平
板を提供すると共に樹脂製接着剤を使用せず、無機質だ
けのセメント変性剤を使用して優れた耐久性,透水性,
保水性,経済性,耐候性などの性能が向上され、クラッ
クや劣化が生じにくく且つ強度が保持出来る透水性の土
層を有する歩道用平板を提供することを目的とする。 【解決手段】 多孔質層2の一面に透水性を有する土層
1を形成し、それを固定して一体化させる構造と成す。
又、土層1として、土と少量のセメント及び希釈した無
機質なセメント変性剤とから成し、且つ多孔質層2とし
て、石と少量のセメント及び希釈した無機質なセメント
変性剤とから成すと良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般歩道,公園遊歩
道,ジョギングコースなどに使用する透水性の土層を有
する歩道用平板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の透水性を有する歩道用平板として
は、焼成した土と砂利や小石に、セメントと樹脂製接着
剤を混合し、それを路床の上に敷設して使用されるもの
があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記透
水性を有する歩道用平板は、コンクリートが紫外線によ
って酸化されると、クラックや劣化を生じると共に樹脂
製接着剤も風化して雨水と一緒に流れ出て環境汚染の一
因となっていた。またクラックや劣化が生じたものは廃
棄され、二次公害にもなっていた。尚、掘削して出た土
をそのまま利用し、且つ樹脂製接着剤を使用しないで固
化される透水性の土層を有する歩道用平板は従来にはな
かった。
【0004】本発明は掘削した土をそのまま利用でき、
且つ透水性土層を表面に形成した環境にやさしい歩道用
平板を提供することを目的とする。
【0005】又、本発明の他の目的は樹脂製接着剤を使
用せず、無機質だけの成分であるセメント変性剤を使用
して優れた耐久性,透水性,保水性,経済性,耐候性な
どの性能が向上すると共にクラックや劣化が生じにくく
且つ強度が保持出来る透水性の土層を有する歩道用平板
を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記現状に鑑み本発明は
成されたものであり、つまり、透水性を有する多孔質層
の一面に、透水性を有する土層を形成し、それを固定し
て一体化させた構造と成す。又、前記土層として、土と
少量のセメント及び適宜量の希釈した無機質なセメント
変性剤とから成し、且つ多孔質層として、石と少量のセ
メント及び適宜量の希釈した無機質なセメント変性剤と
から成すと良い。尚、本発明で言う「透水性」とは、単
に透水性だけを指すのではなく、保水性も有した状態の
ものを指す。又、本発明で言う「平板」とは、板状の薄
物を指すだけではなく、ブロック製品や従来のコンクリ
ート製品などの厚さのあるものや、角状だけでなく円形
状や球状なども含むものとする。更に本発明で言う
「石」とは、単に石材を指すだけではなく、コンクリー
ト骨材や粉砕された岩石なども含むものとする。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態を示す図
であり、これに基づいて説明する。(1)は透水性を有
する土層であり、該土層(1)は土と少量のセメント及
び適宜量の希釈した無機質なセメント変性剤とから箱形
に形成されている。又、土層(1)としては湿潤マサ
土,植土,掘削したままの土,廃土などを用いると良
い。(2)は透水性を有する多孔質層であり、該多孔質
層(2)は石と少量のセメント及び適宜量の希釈した無
機質なセメント変性剤とから土層(1)と同形状に形成
されている。又、多孔質層(2)の上面に土層(1)を
固定して一体化させている。尚、一体化した形状は上記
の箱形に限定されるものではなく、例えばブロック状や
円盤状など用途に応じた多種類の形状になる。
【0008】次に本発明品を製作する場合について説明
する。予め所定形状の型枠を多数用意して配置し、且つ
掘削した土や残土或いは廃土などを篩に掛けて土と石に
選別しておく。先ず始めに石と少量のセメント及び適宜
量の希釈した無機質なセメント変性剤を混入したものを
撹拌する。この時、石とセメントは分離してパサパサ状
態である。撹拌後、それを型枠に所定厚さ分投入し、上
から転圧して締固めることにより、透水性の多孔質層
(2)が形成される。次に土と少量のセメント及び適宜
量の希釈した無機質なセメント変性剤を撹拌させる。こ
の時、土とセメントは上記同様に分離してパサパサ状態
である。前記多孔質層(2)の形成後、撹拌されたパサ
パサ状態の土とセメントの混合物を、多孔質層(2)の
上から所定量投入し、上から転圧して締固めることによ
り、透水性の土層(1)が形成されると共に該土層
(1)は多孔質層(2)と固定して一体化する。そして
即時、型枠から外し、それを養生させて製品として仕上
げるのである。尚、型枠を種々変えることにより、種々
な製品を得ることが可能である。
【0009】次に本発明品を製作する工程に於いて、特
に透水性の土層(1)が得られる理由について説明する
と、本発明で使用するセメント変性剤がキーワードであ
り、これは出願人が長期間に渡る研究と技術開発によっ
て完成されたものである。このセメント変性剤について
詳細に説明する。セメント変性剤としては、塩化カルシ
ウムと硝酸カルシウムを主成分とした鉄、カルシウム、
アンモニア、その他の補助成分として複数類の無機化合
物を含有させ、それが生成された水溶性のものを使用
し、このセメント変性剤は土粒子に付着して、セメント
と土粒子の固化反応を阻害するフミン酸・リグニン酸な
どをアルコール類やカルボン酸などの低分子化合物に分
解し、セメントと土粒子に含まれるSiO2、Al2O3とカル
シウムイオンとの直接反応をし易くすることにより、セ
メントの働きは活性化し、エトリンガイトの針状結晶化
が進み含水比を低下させると共に、土粒子のセメンティ
ングが容易になり、充分な強度を持った固体として形成
出来るのである。更に、このセメント変性剤を用いるこ
とにより、少ないセメント量で強度,収縮性,耐久性な
どの高い安定性が得られるものとなる。
【0010】次に土とセメントは撹拌してもパサパサす
る分離状態であるが、土層(1)が所定形状に固化する
理由について説明する。パサパサ状態の土とセメントを
型枠に入れて、上から専用機によって転圧を行うことに
より、液状のセメント変性剤が土の粒子の間に浸透し、
それがセメントのペーストと共に結合の役目を促して多
孔質状態に固化され、その固化状態がセラミックス状に
変性するセメントの水和反応によって常温でのセラミッ
クス状結晶化が可能となるため、多孔質層(2)と土層
(1)は強固な安定性を持つ層として形成されるのであ
る。又、セメント変性剤を使用したモルタル又はコンク
リートの初期強度の上昇特性、強度変化は従来のものよ
りも2倍近く向上するものとなることが実験結果から確
認されている。
【0011】
【発明の効果】本発明はこのように構成させたことによ
り、下記に記載する効果を有する。
【0012】請求項1のように透水性を有する多孔質層
(2)の一面に、透水性を有する土層(1)を形成し、
それを固定して一体化させることにより、従来には無か
った透水性の土層(1)を有した歩道用平板が得られ
る。これを歩道などに敷設すると、歩道の表面に透水性
の土層(1)が形成出来るため、従来のコンクリート製
品と違い、温かみと柔らかさが感じられるものになると
共に透水性が良いので、降雨後或いは降雨時でも水溜り
やぬかるみができにくく、足元も濡れず歩行性に優れた
歩道を作ることが可能となり、且つ保水性も良好なた
め、地表面の温度上昇を押えて地球温暖化の防止に貢献
出来るものとなる。又、雨水や散水された水は自然土壌
へ浸透して行くので、側溝等へ直接流入する量が軽減で
きるものとなる。更に本発明品は自然道,遊歩道,ジョ
ギングコース,自転車道を施工する時に用いると良く、
また公園,庭園,遊園地,広場や住宅団地敷地内の道路
用として利用したり、或いはゴルフ場,屋上ガーデン,
屋上テニスコート用,玄関や庭などのガーデニング用,
植生ブロック用,駐車場,法面保護などに応用すること
ができる。更にそれ以外に、本発明品は土の自然色をそ
のまま生かせるので、人工品と異なり、景観を損わない
ものとなると共に目が休まるものとなるため、種々の形
状に形成すれば、インテリアとしての用途も可能なもの
となる。
【0013】請求項2のように土層(1)として、土と
少量のセメント及び希釈した無機質なセメント変性剤と
から成され、且つ多孔質層(2)として、石と少量のセ
メント及び希釈した無機質なセメント変性剤とから成す
ことにより、請求項1と同様な効果が得られると共に、
本発明は掘削した土をそのまま利用でき、且つ土層
(1)を表面に形成した環境にやさしい歩道用平板とし
て使用出来る。更に従来の如き樹脂製接着剤が使用され
ていないため、クラックや劣化が生じても再生が可能で
あり、廃棄物が出ないので環境にやさしいものとなる。
しかも無機質なセメント変性剤を入れて混合することに
より、クラックや劣化が生じにくく且つ強度を保持した
土層(1)が形成され、耐摩耗性に優れて埃が立ちにく
く、少ないセメント量で強度,収縮性,耐久性などの高
い安定性が得られると共にセメント量を少なくすること
により、自然土に近い状態で安定性に優れたものに仕上
げられる。このため、本発明品は極めて優れた経済性,
透水性,保水性,耐候性などの性能を向上させた歩道用
平板が得られ、更にはイオン分子結合して鎖状連結晶構
造となるため、強度を持った多孔質の塊となることで、
摩耗や熱に強く、紫外線、塩害、煙害、酸性雨にも強く
酸化劣化等がなくなり、多種類の優れた性能を有したも
のとなる。
【0014】請求項3に示すように土層(1)として、
掘削した土をそのまま利用することにより、従来廃土と
して扱っていたものが有効利用出来るものとなると共に
その材料分が不要となるため、製作コストを極限に押え
て極めて安価に生産することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 土層 2 多孔質層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C04B 22:08) E01C 5/00 111:40

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透水性を有する多孔質層(2)の一面
    に、透水性を有する土層(1)を形成し、それを固定し
    て一体化させたことを特徴とする透水性の土層を有する
    歩道用平板。
  2. 【請求項2】 前記土層(1)が、土と少量のセメント
    及び適宜量の希釈した無機質なセメント変性剤とから成
    され、且つ前記多孔質層(2)が、石と少量のセメント
    及び適宜量の希釈した無機質なセメント変性剤とから成
    された請求項1記載の透水性の土層を有する歩道用平
    板。
  3. 【請求項3】 前記土層(1)として、掘削した土をそ
    のまま利用する請求項1又は2記載の透水性の土層を有
    する歩道用平板。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100966293B1 (ko) 2007-10-15 2010-06-28 김영도 복층형 투수평판 및 그 제조방법
CN104911971A (zh) * 2015-06-15 2015-09-16 上海市政工程设计研究总院(集团)有限公司 一种人造透水火山岩地面铺装料石的制备方法
CN109235172A (zh) * 2018-10-27 2019-01-18 乐山师范学院 一种基于高吸水树脂制备空心水泥制品的方法

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