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JP2002051769A - 遊離脂肪酸の測定に有用な液状試薬 - Google Patents

遊離脂肪酸の測定に有用な液状試薬

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Publication number
JP2002051769A
JP2002051769A JP2000245032A JP2000245032A JP2002051769A JP 2002051769 A JP2002051769 A JP 2002051769A JP 2000245032 A JP2000245032 A JP 2000245032A JP 2000245032 A JP2000245032 A JP 2000245032A JP 2002051769 A JP2002051769 A JP 2002051769A
Authority
JP
Japan
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reagent
solution
stabilizing
nefa
coenzyme
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000245032A
Other languages
English (en)
Inventor
Mina Fukuhara
美奈 福原
Naoto Matsuyama
直人 松山
Masaharu Takayama
正治 高山
Koji Mizuno
耕治 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Azwell Inc
Original Assignee
Azwell Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Azwell Inc filed Critical Azwell Inc
Priority to JP2000245032A priority Critical patent/JP2002051769A/ja
Publication of JP2002051769A publication Critical patent/JP2002051769A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液状で長期間安定なNEFA測定用試薬およ
びそれを用いた簡便且つ正確なNEFA測定方法の提
供。 【解決手段】 DTPA、TTHA、EGTA等のキレ
ート剤をCoA安定化剤として含有するCoA含有溶
液、該溶液を含むNEFA測定用第一試薬。ACOの安
定化に有効な量の陰イオン性界面活性剤、好ましくは、
さらにACOの安定化に有効な量のFADを含有するA
CO含有溶液。さらにNEMを含有し、且つNEMの安
定化に有効なpHに調整されてなる上記ACO含有溶
液、該溶液を含むNEFA測定用第二試薬。該第一およ
び/または第二試薬を含んでなるNEFA測定用キット
および該キットを用いたNEFA測定方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酵素を用いた遊離
脂肪酸(以下、NEFAという)測定試薬の構成成分で
あるコエンザイムA(以下、CoAという)、アシルコ
エンザイムAオキシダーゼ(以下、ACOという)、N
−エチルマレイミド(以下、NEMという)を安定化し
た、液状で長期保存可能な試薬およびその製造方法、並
びにそれらを用いたNEFAの測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動分析試薬の市販キットは、凍
結乾燥品と溶解液の組み合わせとして供給され、使用時
に溶解して測定に用いてきた。ところが、凍結乾燥品の
場合、試薬調製の煩雑さに加えて、調製時のミスにより
誤った測定結果が得られたり、溶解後の有効期間が短い
(安定性に欠ける)といった問題があった。従って、最
近の臨床検査においては、そのような問題を回避すべ
く、液状試薬の使用が主流となってきている。
【0003】NEFAの定量法として、まず第一試薬中
で、Mg++やMn++等の2価金属イオンおよびアデノシ
ン5'-三リン酸(以下、ATPという)の共存下でアシ
ルコエンザイムAシンテターゼ(以下、ACSという)
の作用により、CoAと試料中のNEFAからアシルC
oAを産生させる第一工程、および第二試薬中で、NE
Mの存在下でACOの作用によりアシルCoAを酸化す
ることにより生じる過酸化水素を、ペルオキシダーゼと
発色性基質を組み合わせて定量する第二工程からなる方
法が広く採用されている。
【0004】しかしながら、NEFA測定試薬には不安
定な成分が多く含まれるため、液状化は困難であるとさ
れてきた。例えば、CoAを含む従来公知のNEFA測
定用第一試薬は、一旦溶解してしまうと、その有効期間
は冷蔵で5〜15日程度であった。さらに、NEMは中
性付近より高pHの領域では不安定となり、またACO
はNEMによって変性を受けるため、一旦NEMとAC
Oとを中性付近の溶液中で共存させると、両者とも急激
に安定性が低下してしまう。そのため、NEMとACO
の共存溶液は、長期間にわたって測定試薬としての性能
を維持することが困難であるとされ、従来はNEMを強
酸性溶液中に保存し、ACOは凍結乾燥して保存すると
いうように、NEMとACOを別々に保存してそれらの
安定性を確保するのが一般的であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、酵素を用い
たNEFA測定法において、特に不安定な成分である、
第一試薬中のCoAと第二試薬中のNEMおよびACO
を安定化し、長期間にわたって測定の性能を維持できる
安定なNEFA測定用液状試薬を提供することを目的と
する。さらに、本発明は、これらの試薬を用いて、より
簡便且つ正確なNEFA測定方法を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成するために鋭意検討を重ねた結果、ジエチレン
トリアミン-N,N,N',N'',N''-五酢酸(以下、DTPAと
いう)、トリエチレンテトラミン-N,N,N',N'',N''',
N'''-六酢酸(以下、TTHAという)およびO,O'-ビス
(2-アミノエチル)エチレングリコール-N,N,N',N'-四
酢酸(以下、EGTAという)から選ばれるキレート剤
を1種以上第一試薬に共存させることにより、CoAを
安定化できることを見出した。また、本発明者らは、フ
ラビンアデニンジヌクレオチド(以下、FADという)
を共存させることにより、ACOをより酸性側において
も安定化し得ることを見出した。さらに、該溶液の濁り
防止用として、ACO反応を妨げない界面活性剤を添加
したところ、意外にも該界面活性剤は濁り防止効果に加
えて、ACOをさらに安定化する効果を有することが明
らかとなった。そこで、FADと界面活性剤を添加する
とともに、第二試薬のpHをACOの保存安定性に適す
るpH範囲でより酸性側に調整することによって、同時
にNEMを安定化することにも成功して、本発明を完成
するに至った。
【0007】すなわち、本発明は、CoA含有溶液に、
CoAの安定化に有効な量の、DTPA、TTHAおよ
びEGTAからなる群より選択される1種以上のキレー
ト剤を添加することにより、液状試薬として使用し得る
程度にCoAを安定化する方法を提供する。当該方法に
より産生される溶液は、ACSおよびATPをさらに配
合することにより、NEFA測定用の第一試薬として使
用することができる。
【0008】また、本発明は、ACOおよびNEMを含
有する溶液のpHをNEMの安定化に有効な値に調整
し、さらに、当該pHにおいてACOを安定化するのに
有効な量の1種以上のACO安定化剤、特にFADおよ
び/または界面活性剤を添加することにより、液状試薬
として使用し得る程度にACOおよびNEMを安定化す
る方法を提供する。該ACO安定化剤の作用により、A
COはより酸性側且つNEMの共存下においても安定化
される。したがって、ACOの保存安定性が確保される
範囲内でpHをより酸性側に下げることによって、同時
にNEMをも安定化させることが可能となる。このよう
にして得られるNEMおよびACO含有溶液は、さらに
過酸化水素定量用試薬を配合させることにより、NEF
A測定用の第二試薬として使用することができる。
【0009】さらに、本発明は、本発明の安定化された
CoA含有溶液にACSおよびATPをさらに含有する
溶液を第一試薬とし、本発明の安定化されたNEMおよ
びACO含有溶液に過酸化水素定量用試薬をさらに含有
する溶液を第二試薬として含むNEFA測定用キット、
並びに該キットを用いたNEFAの測定方法を提供す
る。本発明のキットは、従来品と異なり、凍結乾燥品を
用時溶解して使用する手間が省かれることにより、より
簡便、迅速且つ正確なNEFAの測定を可能とする。
【0010】また、本発明は、従来公知のNEFA測定
用試薬の用時調製後の安定化にも応用することができ
る。すなわち、従来公知のNEFA測定用試薬の凍結乾
燥物および/またはその溶解液に予め本発明の安定化剤
を添加しておくことにより、凍結乾燥物の溶解後の安定
性を改善することができる。
【0011】本明細書においては、以下の略語を使用す
ることもある。 EDTA 2NH4 エチレンジアミン-N,N,N',N'-四酢酸二アンモニウム EDTA 2Li エチレンジアミン-N,N,N',N'-四酢酸二リチウム EDTA Mn エチレンジアミン-N,N,N',N'-四酢酸マンガン二ナトリウム EDTA Mg エチレンジアミン-N,N,N',N'-四酢酸マグネシウム二ナトリウム EDTA Ba エチレンジアミン-N,N,N',N'-四酢酸バリウム二ナトリウム EDTA 4Na エチレンジアミン-N,N,N',N'-四酢酸四ナトリウム EDTA Co エチレンジアミン-N,N,N',N'-四酢酸コバルト二ナトリウム EDTA Ni エチレンジアミン-N,N,N',N'-四酢酸ニッケル二ナトリウム EDTA 3K エチレンジアミン-N,N,N',N'-四酢酸三カリウム EDTA Zn エチレンジアミン-N,N,N',N'-四酢酸亜鉛二ナトリウム EDTA 2Na エチレンジアミン-N,N,N',N'-四酢酸二ナトリウム Methyl-EDTA 1,2-ジアミノプロパン-N,N,N'N'-四酢酸 EDTA-OH N-(2-ヒドロキシエチル)エチレンジアミン-N,N',N'-三酢酸 CyDTA トランス-1,2-ジアミノシクロヘキサン-N,N,N',N''-四酢酸 EDDP エチレンジアミン-N,N'-ジプロピオン酸二塩酸 HIDA N-(2-ヒドロキシエチル)イミノ二酢酸 EDDA エチレンジアミン-N,N'-二酢酸 DHEG N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)グリシン DTPA-OH 1,3-ジアミノ-2-ヒドロキシプロパン-N,N,N',N'-四酢酸 NTP ニトリロ三プロピオン酸 HDTA ヘキサメチレンジアミン-N,N,N',N'-四酢酸 EDDPO エチレンジアミン-N,N'-ビス(メチレンフォスフォン酸) NTA ニトリロ三酢酸 IDA イミノ二酢酸 EDTPO エチレンジアミン-N,N,N',N'-テトラキス(メチレンフォスフォ ン酸) NTPO ニトリロトリスメチレンフォスフォン酸三ナトリウム
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のCoA含有溶液は、Co
A、並びにCoAの安定化剤としてDTPA、TTHA
およびEGTAのうちの1種以上のキレート剤を含有す
る。CoAの濃度は、該溶液が使用される酵素反応に適
した範囲であれば特に制限はない。キレート剤の濃度
は、CoAを安定化するのに有効な量であれば特に制限
はなく、使用するキレート剤の種類によっても異なる
が、例えば、DTPAの場合、0.1mM以上で且つ保
存温度で析出しない濃度が挙げられる。本発明のCoA
含有溶液をNEFA測定用の第一試薬の調製に用いる場
合、同時に添加される2価金属イオンより低い濃度であ
ればよい。より好ましくは、DTPAの使用濃度は0.
25〜10mMである。尚、ここで「CoAを安定化す
るのに有効な量」とは、例えば、実用試験において、液
状試薬を苛酷条件下(25℃,27日間あるいは37
℃,5日間)で保存後も液状試薬としての性能を担保し
得るのに有効な量を意味し、また、「安定である」と
は、実用試験において、液状試薬を上記苛酷条件下で保
存後、調製直後の約70%以上の反応性残存率を保持す
ることをいう。
【0013】本発明のCoA含有溶液のpHは、該溶液
が使用される酵素反応に適した範囲であり、CoAおよ
び他の含有成分に悪影響を及ぼさず、且つキレート剤に
よる該溶液の安定化に適した範囲である限り特に制限は
ない。
【0014】本発明のNEFA測定用第一試薬は、本発
明のCoA含有溶液に加えて、ACSおよびATPをさ
らに含有する。ACSおよびATPの濃度は試料中のN
EFAをアシルCoAに変換するのに十分な量であれば
特に制限はない。また、ACSは2価カチオン要求性で
あるので、本発明のNEFA測定用第一試薬は、M
++、Mn++等の2価金属イオンをさらに含有する。該
2価金属イオンの濃度はCoA含有溶液に添加されるキ
レート剤よりも高濃度であって、ACSがNEFAをア
シルCoAに変換するのに十分な濃度であれば特に制限
はない。
【0015】本発明のNEMおよびACO含有溶液は、
NEMの安定化に有効なpHを有し、且つ当該pHにお
いてACOを安定化するのに有効な量の1種以上のAC
O安定化剤を含有する。NEMおよびACOの濃度は、
該溶液が使用される酵素反応に適した範囲であれば特に
制限はなく、例えば、NEMが0.1〜20mM、AC
Oが1〜100U/mLである。
【0016】本発明のACO安定化剤としては、FAD
または界面活性剤が挙げられる。FADの使用濃度はA
COを安定化するのに有効な量であれば特に制限はない
が、例えば、10μM以上、より好ましくは100〜2
000μMの濃度が挙げられる。尚、ここで「ACOを
安定化するのに有効な量」とは、例えば、実用試験にお
いて、液状試薬を苛酷条件下(25℃,27日間あるい
は37℃,5日間)で保存後も液状試薬としての性能を
担保し得るのに有効な量を意味し、また、「安定であ
る」とは、実用試験において、液状試薬を上記苛酷条件
下で保存後、調製直後の約70%以上の反応性残存率を
保持することをいう。
【0017】界面活性剤の種類はACOの反応を阻害し
ない限り特に限定されないが、好ましくは陰イオン性界
面活性剤、より好ましくは、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル硫酸、ポリオキシエチレンアルキルフェニル
エーテル硫酸、ポリオキシエチレンジアルキルアリルエ
ーテル硫酸、ポリオキシエチレンアルケニルアリルエー
テル硫酸およびそれらの塩であり、これらのうちの1種
を単独で使用してもよいし、2種以上を混合して使用し
てもよい。より具体的には、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル硫酸塩[例:ハイテノール18E(第一工業
製薬(株)製);エマール20Cおよび20A,レベノ
ールWX(以上、花王(株)製)]、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル硫酸[例:ハイテノールN
−17(第一工業製薬(株)製);エマールNC,レベ
ノールWZ(以上、花王(株)製)]、ポリオキシエチ
レンジアルキルアリルエーテル硫酸[例:ハイテノール
NE−15(第一工業製薬(株)製)]、ポリオキシエ
チレンアルケニルアリルエーテル硫酸[例:ハイテノー
ルNF−13(第一工業製薬(株)製)]等が挙げられ
る。界面活性剤の使用濃度もACOを安定化するのに有
効な量で且つACOの反応および測定に悪影響を及ぼさ
ない範囲であれば特に制限はなく、界面活性剤の種類に
よっても異なるが、例えば、ハイテノール18Eの場
合、0.05重量%以上、好ましくは0.1〜1.0重
量%である。
【0018】界面活性剤の添加により、同時に溶液の濁
り防止が達成される。例えば、ハイテノール18Eを用
いた場合、濁り防止効果は0.05重量%以上で達成さ
れる。
【0019】本発明の好ましい実施態様においては、F
ADおよび陰イオン性界面活性剤の両方をACO安定化
剤として配合する。
【0020】本発明のNEMおよびACO含有溶液のp
Hは、ACO安定化剤を配合することにより酸性側に拡
がったACOの安定pH範囲内で、NEMの安定化に有
効なpHに調整される。好ましくは、本発明のNEMお
よびACO含有溶液のpHは5.5〜6.8、より好ま
しくは6.0〜6.4である。尚、ここで「NEMを安
定化するのに有効なpH」とは、例えば、実用試験にお
いて、液状試薬を苛酷条件下(25℃,27日間あるい
は37℃,5日間)で保存後も液状試薬としての性能を
担保し得るのに有効なpHを意味し、また、「安定であ
る」とは、実用試験において、液状試薬を上記苛酷条件
下で保存後、調製直後の約30%以上の反応性残存率を
保持することをいう。
【0021】本発明のNEFA測定用第二試薬は、本発
明のNEMおよびACO含有溶液に加えて、過酸化水素
定量用試薬をさらに含有する。該過酸化水素定量用試薬
は従来公知のいかなる種類の試薬であってもよいが、好
ましくはペルオキシダーゼおよび発色性基質である水素
供与体から構成されるものであり、例えば、西洋ワサビ
由来ペルオキシダーゼ(以下、HRPという)と、N-エ
チル-N-(2-ヒドロキシ-3-スルホプロピル)-m-トルイ
ジンナトリウム(以下、TOOSという)の組み合わせ
が挙げられる。
【0022】本発明のNEFA測定用キットは、第一試
薬として、本発明のNEFA測定用第一試薬、および/
または第二試薬として、本発明のNEFA測定用第二試
薬を含む。本発明の第一または第二試薬のいずれか一方
のみを含む場合には、本発明のNEFA測定用キット
は、例えば、従来公知のNEFA測定用第二または第一
試薬とそれぞれ組み合わせてキット化することができ
る。
【0023】本発明のNEFA測定方法は、試料に、N
EFAをアシルCoAに変換する反応用の試薬、好まし
くは本発明のNEFA測定用第一試薬を添加して、試料
中のNEFAをアシルCoAに変換し、次いで、アシル
CoAを酸化して過酸化水素を生成する反応用の試薬お
よび生成した過酸化水素を定量するための試薬を含んで
なる試薬、好ましくは本発明のNEFA測定用第二試薬
を該反応液に添加し、生成した過酸化水素を定量するこ
とを特徴とする(但し、少なくとも本発明のNEFA測
定用第一または第二試薬のいずれか一方を使用する)。
本発明のNEFA測定用第一または第二試薬を使用しな
い場合、NEFAをアシルCoAに変換する反応用の試
薬、並びにアシルCoAを酸化して過酸化水素を生成す
る反応用の試薬および生成した過酸化水素を定量するた
めの試薬を含んでなる試薬は、それぞれ従来公知のNE
FA測定用第一および第二試薬であってよい。
【0024】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、これらは単なる例示であって、本発明の範
囲を何ら限定するものではない。
【0025】実施例1 キレート剤によるCoAの安定
化 NEFA値1,000μEq/L(=mmol/L)の
コントロール血清(セラクリアLP;(株)アズウェル
製)を実用試験のサンプルとして使用した。試験用NE
FA測定第一試薬として、60mM トリスヒドロキシ
メチルアミノメタン(以下、Trisという)、1.1
mM 4-アミノアンチピリン、1.2mM アデノシン
5'−三リン酸二ナトリウム三水和物(オリエンタル酵
母工業(株)製)、1.2mM コエンザイムA三リチ
ウム(オリエンタル酵母工業(株)製)、0.25U/
mL ACS(旭化成工業(株)製)、1mM 各種キ
レート剤((株)同仁化学研究所およびナカライテスク
(株)製)および1.25mM 塩化マグネシウムを含
有するpH7.6の溶液を用いた。NEFA測定第二試
薬として、ネスコートNEFA−V2(NEFA測定自
動分析用キット;(株)アズウェル製)のR2を、能書
に従って用時調製して用いた。各種キレート剤を添加し
た試験用第一試薬の反応性は、日立7170自動分析装
置を用いて以下のようにして測定した。試料3μLに第
一試薬200μLを添加し、37℃で5分間反応後、第
二試薬50μLを添加して、さらに37℃、5分間反応
させ、主波長546nm、副波長700nmで、測光ポ
イント16から34の吸光度変化を求めた。試験用第一
試薬の調製当日と、25℃にて14および28日間保存
後のものについて、上記操作により試料を測定し、調製
当日の試験用第一試薬の反応性を100%として、25
℃にて14および28日間保存後のものの残存率(%)
を求めた。その結果を表1の反応性残存率の欄に示す。
【0026】実用試験と同時に、各種キレート剤を添加
した第一試薬中のCoA量を、日立7170自動分析装
置を用いて以下のように測定した。第一試薬15μLに
0.1M リン酸緩衝液(pH8.0)180μLを添
加し、37℃で1分20秒反応後、25mM リン酸緩
衝液(pH8.0)、250mM 2,2-ジチオジピリジ
ンおよび0.25% N,N-ジメチルホルムアミドを含む
溶液180μLを添加して、さらに37℃、8分40秒
反応させ、主波長340nmで、測光ポイント5から3
4の吸光度変化を求めた。試験用第一試薬の調製当日
と、25℃にて21日間保存後のものについて上記方法
により同様に測定し、調製当日の試験用第一試薬のCo
A量を100%として、25℃にて21日間保存後のも
のの残存率(%)を求めた。その結果を表1のCoA量
残存率の欄に示す。
【0027】
【表1】
【0028】表1に示す結果から明らかなように、ED
TAを添加した場合に比べ、DTPA、TTHAまたは
EGTAを添加した場合、実用試験における第一試薬の
反応性残存率(安定性)およびCoA残存率が有意に高
かった。
【0029】実施例2 FADによるACOの安定化 NEFA値2,300μEq/Lのコントロール血清
[セラクリアLP((株)アズウェル製)にNEFAを
添加することにより調製したもの]を実用試験のサンプ
ルとして使用した。NEFA測定第一試薬として、ネス
コートNEFA−V2(NEFA測定自動分析用キッ
ト;(株)アズウェル製)のR1を、能書に従って用時
調製して用いた。試験用NEFA測定第二試薬として、
10mM リン酸緩衝液、6mg/mL TOOS、4
mM NEM、1U/mL HRP(東洋紡績(株)
製)、60U/mL ACO(旭化成工業(株)製)、
0〜2,000μM FADおよび0.6% ハイテノ
ール18E(第一工業化学(株)製)を含有するpH
6.0の溶液を調製し、37℃で7日間保存した。試験
用第二試薬の反応性は、実施例1に記載の方法で測定し
た。試験用第二試薬の調製当日と、37℃にて7日日間
保存後のものについて、上記操作により試料を測定し、
調製当日の試験用第二試薬の反応性を100%として、
37℃にて7日間保存後のものの反応性残存率(%)を
求めた。その結果を表2の反応性残存率の欄に示す。
【0030】また、第二試薬中のACOの活性を、日立
7170自動分析装置を用いて以下のように測定した。
第二試薬15μLに200mM Tris−HCl緩衝
液(pH8.0)0.2mL、15mM 4−アミノア
ンチピリン溶液0.1mL、0.2% TOOS溶液
0.1mL、50U/mL HRP溶液0.1mL、5
mM パルミトイルCoA溶液(10mM KH2PO4
−NaOH,pH7.0で溶解)0.1mL、1% ト
リトンX−100溶液0.1mLおよび蒸留水0.3m
Lを含む溶液180μLを添加し、37℃で10分間反
応させ、主波長546nm、副波長700nmで、測光
ポイント5から15の吸光度変化を求めた。試験用第二
試薬の調製当日と、37℃にて7日間保存後のものにつ
いて上記方法により同様に測定し、調製当日の試験用第
二試薬のACO活性を100%として、37℃にて7日
間保存後のものの残存率(%)を求めた。その結果を表
2のACO活性残存率の欄に示す。
【0031】
【表2】
【0032】FADの添加濃度依存的にACOの安定性
が高くなり、実用試験における第二試薬の反応性残存率
(安定性)も高くなった。
【0033】実施例3 界面活性剤によるACOの安定
化 NEFA値2,300μEq/Lのコントロール血清
[セラクリアLP((株)アズウェル製)にNEFAを
添加することにより調製したもの]を実用試験のサンプ
ルとして使用した。NEFA測定第一試薬として、ネス
コートNEFA−V2(NEFA測定自動分析用キッ
ト;(株)アズウェル製)のR1を、能書に従って用時
調製して用いた。試験用NEFA測定第二試薬として、
10mM リン酸緩衝液、6mg/mL TOOS、4
mM NEM、1U/mL HRP(東洋紡績(株)
製)、60U/mL ACO(旭化成工業(株)製)、
2,000μM FADおよび表3においては0.5%
の各種界面活性剤(第一工業化学(株)製または和光純
薬工業(株)製)、表4においては0〜1.0% ハイ
テノール18E(第一工業化学(株)製)を含有するp
H6.0の溶液を調製し、37℃で5日間保存した。試
験用第二試薬の反応性は、実施例1に記載の方法で測定
した。試験用第二試薬の調製当日と、37℃にて5日間
保存後のものについて、上記操作により試料を測定し、
調製当日の試験用第二試薬の反応性を100%として、
37℃にて5日間保存後のものの残存率(%)を求め
た。その結果を表3および表4の反応性残存率の欄に示
す。
【0034】また、第二試薬中のACOの活性を実施例
2記載の方法で測定した。すなわち、試験用第二試薬の
調製当日と、37℃にて5日間保存後のものについて同
様に測定し、調製当日の試験用第二試薬のACO活性を
100%として、37℃にて5日間保存後のものの残存
率(%)を求めた。その結果を表3および表4のACO
活性残存率の欄に示す。
【0035】
【表3】
【0036】
【表4】
【0037】ハイテノール18E(化学名:ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル硫酸エステルアンモニウ
ム)、ハイテノールN−17(化学名:ポリオキシエチ
レンアルキルフェニルエーテル硫酸エステルアンモニウ
ム)、ハイテノールNE−15(化学名:ポリオキシエ
チレンジアルキルアリルエーテル硫酸エステルアンモニ
ウム)およびハイテノールNF−13(化学名:ポリオ
キシエチレンアルケニルアリルエーテル硫酸エステルア
ンモニウム)を添加した場合、実用試験における第二試
薬の反応性残存率およびACO活性の残存率が高く、ま
た、第二試薬の濁りも回避することができた。特に、ハ
イテノール18Eには、より高いACO安定化効果が認
められた。
【0038】実施例4 NEMとACOが共存可能なp
Hの検討 NEMおよびACOを長期間安定化できる至適pHを検
討した。NEFA値2,200μEq/Lのコントロー
ル血清[セラクリアLP((株)アズウェル製)にNE
FAを添加することにより調製したもの]を実用試験の
サンプルとして使用した。NEFA測定第一試薬とし
て、ネスコートNEFA−V2(NEFA測定自動分析
用キット;(株)アズウェル製)のR1を、能書に従っ
て用時調製して用いた。試験用NEFA測定第二試薬と
して、10mM リン酸緩衝液、6mg/mL TOO
S、4mM NEM、1U/mL HRP(東洋紡績
(株)製)、60U/mL ACO(旭化成工業(株)
製)、表5においては600μM、表6においては2,
000μMのFADおよび0.5% ハイテノール18
E(第一工業化学(株)製)を含有する各種pHの溶液
を調製し、25℃で27日間または37℃で6日間保存
した。試験用第二試薬の反応性は、実施例1に記載の方
法で測定した。試験用第二試薬の調製当日と、25℃に
て27日間または37℃にて6日間保存後のものについ
て、上記操作により試料を測定し、調製当日の試験用第
二試薬の反応性を100%として、25℃にて27日間
または37℃にて6日間保存後のものの反応性残存率
(%)を求めた。その結果を表5および表6の反応性残
存率の欄に示す。
【0039】同時に、第二試薬中のACOの活性を実施
例2記載の方法で測定した。さらに、第二試薬中のNE
M量を、日立7170自動分析装置を用いて以下のよう
に測定した。試験用第二試薬15μLに0.1M リン
酸緩衝液(pH8.0)および0.2〜0.5mM N-
アセチルシステインを含む溶液180μLを添加し、3
7℃で1分20秒反応後、25mM リン酸緩衝液(p
H8.0)、250mM 2,2-ジチオジピリジン、0.
25% N,N-ジメチルホルムアミドを含む溶液180μ
Lを添加して、さらに37℃、8分40秒反応させ、主
波長340nmで、測光ポイント5から34の吸光度変
化を求めた。ACO活性およびNEM量を、試験用第二
試薬の調製当日と、37℃にて6日間保存後のものにつ
いて同様に測定し、調製当日の試験用第二試薬のACO
活性およびNEM量のそれぞれを100%として、37
℃にて6日間保存後のものの残存率(%)を求めた。そ
の結果を表5および表6のACO活性残存率およびNE
M量残存率の欄にそれぞれ示す。
【0040】
【表5】
【0041】
【表6】
【0042】第二試薬のpHを6.0〜6.4に調整す
ることによって、25℃、27日間または37℃、6日
間の保存後も、第二試薬の残存反応率が高く、ACO、
NEMともに試薬の性能を発揮するのに必要な量を保持
することができた。
【0043】
【発明の効果】上述のように、CoA安定化剤として、
DTPA、TTHAまたはEGTA等のキレート剤を添
加することにより、NEFA測定における第一試薬の性
能を液状で長期間安定に保持することができる。また、
NEMの安定化に有効なpH範囲内で、1種以上のAC
O安定化剤を添加することにより、NEFA測定におけ
る第二試薬の性能を液状で長期間安定に保持することが
できる。さらに、これら第一試薬と第二試薬を用いるこ
とにより、液状で長期間安定なNEFA測定用キットを
提供することが可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G01N 35/00 G01N 35/00 C (72)発明者 水野 耕治 京都府京都市西京区大原野西境谷町2−1 −4−201 Fターム(参考) 2G045 BA02 BB29 DA60 FA26 FB01 GC10 2G058 BB02 BB07 BB09 GA02 4B050 CC07 HH04 KK06 KK13 LL03 4B063 QA01 QA18 QQ73 QR03 QR43 QR53 QR65 QS08 QS28 QX01

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コエンザイムA、並びにコエンザイムA
    の安定化に有効な量の、ジエチレントリアミン-N,N,N',
    N'',N''-五酢酸、トリエチレンテトラミン-N,N,N',N'',
    N''',N'''-六酢酸およびO,O'-ビス(2-アミノエチル)エ
    チレングリコール-N,N,N',N'-四酢酸からなる群より選
    択される1種以上の化合物を含有する、液状試薬として
    使用し得る程度にコエンザイムAが安定化された溶液。
  2. 【請求項2】 アシルコエンザイムAシンテターゼおよ
    びアデノシン5'-三リン酸をさらに含有する請求項1記
    載の溶液。
  3. 【請求項3】 アシルコエンザイムAオキシダーゼの安
    定化に有効な量の陰イオン性界面活性剤を含有する、液
    状試薬として使用し得る程度にアシルコエンザイムAオ
    キシダーゼが安定化された溶液。
  4. 【請求項4】 さらに、アシルコエンザイムAオキシダ
    ーゼの安定化に有効な量のフラビンアデニンジヌクレオ
    チドを含有する請求項3記載の溶液。
  5. 【請求項5】 アシルコエンザイムAオキシダーゼおよ
    びN−エチルマレイミドを含有する溶液であって、N−
    エチルマレイミドの安定化に有効なpHを有する請求項
    3または4記載の溶液。
  6. 【請求項6】 該陰イオン性界面活性剤が、ポリオキシ
    エチレンアルキルエーテル硫酸、ポリオキシエチレンア
    ルキルフェニルエーテル硫酸、ポリオキシエチレンジア
    ルキルアリルエーテル硫酸、ポリオキシエチレンアルケ
    ニルアリルエーテル硫酸およびそれらの塩からなる群よ
    り選択される1種以上の化合物である、請求項3〜5の
    いずれかに記載の溶液。
  7. 【請求項7】 フラビンアデニンジヌクレオチドを、1
    00μM以上含有することを特徴とする請求項4〜6の
    いずれかに記載の溶液。
  8. 【請求項8】 pHが6.8以下である請求項5〜7の
    いずれかに記載の溶液。
  9. 【請求項9】 過酸化水素定量用試薬をさらに含有する
    請求項3〜8のいずれかに記載の溶液。
  10. 【請求項10】 該過酸化水素定量用試薬が、ペルオキ
    シダーゼおよび発色性基質である水素供与体を含む請求
    項9記載の溶液。
  11. 【請求項11】 遊離脂肪酸をアシルコエンザイムAに
    変換する反応用の試薬、並びに請求項9または10記載
    の溶液を含む遊離脂肪酸測定用キット。
  12. 【請求項12】 遊離脂肪酸をアシルコエンザイムAに
    変換する反応用の試薬が、請求項2記載の溶液である、
    請求項11記載のキット。
  13. 【請求項13】 コエンザイムA含有溶液に、コエンザ
    イムAの安定化に有効な量の、ジエチレントリアミン-
    N,N,N',N'',N''-五酢酸、トリエチレンテトラミン-N,N,
    N',N'',N''',N'''-六酢酸およびO,O'-ビス(2-アミノエ
    チル)エチレングリコール-N,N,N',N'-四酢酸からなる群
    より選択される1種以上の化合物を添加することを特徴
    とする、液状試薬として使用し得る程度にコエンザイム
    Aを安定化する方法。
  14. 【請求項14】 該溶液がアシルコエンザイムAシンテ
    ターゼおよびアデノシン5'-三リン酸をさらに含有する
    ものである請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 アシルコエンザイムAオキシダーゼの
    安定化に有効な量の陰イオン性界面活性剤を添加するこ
    とを特徴とする、液状試薬として使用し得る程度にアシ
    ルコエンザイムAオキシダーゼを安定化する方法。
  16. 【請求項16】 さらに、アシルコエンザイムAオキシ
    ダーゼの安定化に有効な量のフラビンアデニンジヌクレ
    オチドを添加することを特徴とする、請求項15記載の
    方法。
  17. 【請求項17】 アシルコエンザイムAオキシダーゼお
    よびN−エチルマレイミドを含有する溶液を安定化する
    方法であって、該溶液をN−エチルマレイミドの安定化
    に有効なpHに調整することを特徴とする、請求項15
    または16記載の方法。
  18. 【請求項18】 該陰イオン性界面活性剤が、ポリオキ
    シエチレンアルキルエーテル硫酸、ポリオキシエチレン
    アルキルフェニルエーテル硫酸、ポリオキシエチレンジ
    アルキルアリルエーテル硫酸、ポリオキシエチレンアル
    ケニルアリルエーテル硫酸およびそれらの塩からなる群
    より選択される1種以上の化合物である、請求項15〜
    17のいずれかに記載の方法。
  19. 【請求項19】 フラビンアデニンジヌクレオチドを1
    00μM以上含有することを特徴とする請求項16〜1
    8のいずれかに記載の方法。
  20. 【請求項20】 pHが6.8以下である請求項17〜
    19のいずれかに記載の方法。
  21. 【請求項21】 該溶液が過酸化水素定量用試薬をさら
    に含有するものである請求項15〜20のいずれかに記
    載の方法。
  22. 【請求項22】 該過酸化水素定量用試薬が、ペルオキ
    シダーゼおよび発色性基質である水素供与体を含む請求
    項21記載の方法。
  23. 【請求項23】 試料に、遊離脂肪酸をアシルコエンザ
    イムAに変換する反応用の試薬および請求項9または1
    0記載の溶液を順次添加し、生成した過酸化水素を定量
    することを特徴とする、該試料溶液中の遊離脂肪酸の測
    定方法。
  24. 【請求項24】 遊離脂肪酸をアシルコエンザイムAに
    変換する反応用の試薬が、請求項2記載の溶液である、
    請求項23記載の方法。
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