JP2002026745A - 無線送信機 - Google Patents
無線送信機Info
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Landscapes
- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
- Transmitters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 無線送信機の送信電力制御の処理の高速化を
図る。 【解決手段】 ダイオード101は、コンデンサ102
とともに、包絡線信号を出力し、オペアンプ111は、
包絡線信号を反転して反転出力信号を出力し、直流カッ
トコンデンサ112は、反転出力信号のうち交流成分信
号を出力する。抵抗素子113、114の共通接続端子
からは、交流成分信号及び包絡線信号を加算した加算信
号が出力される。加算信号は、包絡線信号のうち局部発
信器(Lo)35の搬送波信号の成分を示すもので、ア
ンテナ93から送信される平均送信信号電力が一定のま
まであれば、加算信号は、一定レベルになる。この加算
信号のサンプリングデータを用いて、マイクロコンピュ
ータ130は、送信電力制御を行うので、送信電力制御
の処理を高速化することができる。
図る。 【解決手段】 ダイオード101は、コンデンサ102
とともに、包絡線信号を出力し、オペアンプ111は、
包絡線信号を反転して反転出力信号を出力し、直流カッ
トコンデンサ112は、反転出力信号のうち交流成分信
号を出力する。抵抗素子113、114の共通接続端子
からは、交流成分信号及び包絡線信号を加算した加算信
号が出力される。加算信号は、包絡線信号のうち局部発
信器(Lo)35の搬送波信号の成分を示すもので、ア
ンテナ93から送信される平均送信信号電力が一定のま
まであれば、加算信号は、一定レベルになる。この加算
信号のサンプリングデータを用いて、マイクロコンピュ
ータ130は、送信電力制御を行うので、送信電力制御
の処理を高速化することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線送信機に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】近年、大容量のデータを高速で転送する
ことを可能する為に、マルチコード伝送を行うスペクト
ラム拡散通信が提案されている。
ことを可能する為に、マルチコード伝送を行うスペクト
ラム拡散通信が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は、
マルチコード伝送を行うスペクトラム拡散方式(W−C
DMA方式)を用いた自動車電話(無線通信端末)の送
信機について、検討を行った。以下、本発明者の検討に
よるマルチコード伝送を行うスペクトラム拡散方式を用
いた自動車電話の送信機(以下、単に、マルチコード送
信機という)について図5、図6を参照して説明する。
マルチコード伝送を行うスペクトラム拡散方式(W−C
DMA方式)を用いた自動車電話(無線通信端末)の送
信機について、検討を行った。以下、本発明者の検討に
よるマルチコード伝送を行うスペクトラム拡散方式を用
いた自動車電話の送信機(以下、単に、マルチコード送
信機という)について図5、図6を参照して説明する。
【0004】マルチコード送信機は、図5に示すよう
に、乗算器11〜18、加算器20、21、乗算器3
0、31、位相移行器32、デジタルフィルタ(FI
R)33、34、局部発信器(Lo)35、36、可変
ゲインアンプ付直交変調器40、及びバンドパスフィル
タ50を有している。また、可変ゲインアンプ付直交変
調器40は、乗算器41、42、位相移行器43、加算
器44、及びゲインコントロールアンプ45から構成さ
れている。
に、乗算器11〜18、加算器20、21、乗算器3
0、31、位相移行器32、デジタルフィルタ(FI
R)33、34、局部発信器(Lo)35、36、可変
ゲインアンプ付直交変調器40、及びバンドパスフィル
タ50を有している。また、可変ゲインアンプ付直交変
調器40は、乗算器41、42、位相移行器43、加算
器44、及びゲインコントロールアンプ45から構成さ
れている。
【0005】また、マルチコード送信機には、図6に示
すように、局部発信器(Lo)36、バンドパスフィル
タ51、乗算器52、ゲインコントロールアンプ60、
バンドパスフィルタ70、アンプ80、方向性結合器9
0、アイソレータ91、デュプレクサ92、アンテナ9
3、検波器100、A−D変換器120、マイクロコン
ピュータ130、メモリ140、及びD−A変換器15
0が設けられている。なお、局部発信器(Lo)35、
36は、それぞれ、PLL回路から成る。
すように、局部発信器(Lo)36、バンドパスフィル
タ51、乗算器52、ゲインコントロールアンプ60、
バンドパスフィルタ70、アンプ80、方向性結合器9
0、アイソレータ91、デュプレクサ92、アンテナ9
3、検波器100、A−D変換器120、マイクロコン
ピュータ130、メモリ140、及びD−A変換器15
0が設けられている。なお、局部発信器(Lo)35、
36は、それぞれ、PLL回路から成る。
【0006】先ず、図5に示すマルチコード送信機への
入力信号として、第1の送信信号(DPDCH1:dedicated
Physical Data Channel1)、第3の送信信号(DPDCH
3:dedicated Physical Data Channel3)、第2の送
信信号(DPDCH2:dedicated Physical Data Channel
2)、制御信号(DPCCH :dedicated Physical contoro
lChannel)が採用されている。第1の送信信号DPDCH1
は、第3の送信信号DPDCH3及び第2の送信信号DPDCH2
とともに、シリアルの通信データが、シリアル−パラレ
ル変換されたものであって、第1〜第3の送信信号(DP
DCH1、DPDCH2、DPDCH3)のレートは、各々、可変レ
ートであるものの、同一レートになっている。また、制
御信号は、自動車電話と通信網側(基地局)との同期を
とる為の同期信号を有し、制御信号のレートは、固定レ
ートである。
入力信号として、第1の送信信号(DPDCH1:dedicated
Physical Data Channel1)、第3の送信信号(DPDCH
3:dedicated Physical Data Channel3)、第2の送
信信号(DPDCH2:dedicated Physical Data Channel
2)、制御信号(DPCCH :dedicated Physical contoro
lChannel)が採用されている。第1の送信信号DPDCH1
は、第3の送信信号DPDCH3及び第2の送信信号DPDCH2
とともに、シリアルの通信データが、シリアル−パラレ
ル変換されたものであって、第1〜第3の送信信号(DP
DCH1、DPDCH2、DPDCH3)のレートは、各々、可変レ
ートであるものの、同一レートになっている。また、制
御信号は、自動車電話と通信網側(基地局)との同期を
とる為の同期信号を有し、制御信号のレートは、固定レ
ートである。
【0007】図5に示す例では、送信信号(DPDCH1〜D
PDCH3)の数(以下、チャネル数という)は、「4つ」
であるものの、入力される送信信号(DPDCH)の数は、
変化するようになっている。具体的には、第1〜第3
の送信信号が入力停止で、制御信号だけ入力される。
第2、第3の送信信号が入力停止で、第1の送信信号及
び制御信号だけ入力される。第3の送信信号が入力停
止で、第1及び第2の送信信号及び制御信号だけ入力さ
れる。第1〜第3の送信信号及び制御信号の全てが入
力される。このように、マルチコード送信機では、制御
信号だけが、常時、入力されるものの、少なくとも1つ
の送信信号(DPDCH)が選択的に、入力、或いは入力停
止される。以下、マルチコード送信機において、第1〜
第3の送信信号及び制御信号の全てが入力される例につ
き説明する。
PDCH3)の数(以下、チャネル数という)は、「4つ」
であるものの、入力される送信信号(DPDCH)の数は、
変化するようになっている。具体的には、第1〜第3
の送信信号が入力停止で、制御信号だけ入力される。
第2、第3の送信信号が入力停止で、第1の送信信号及
び制御信号だけ入力される。第3の送信信号が入力停
止で、第1及び第2の送信信号及び制御信号だけ入力さ
れる。第1〜第3の送信信号及び制御信号の全てが入
力される。このように、マルチコード送信機では、制御
信号だけが、常時、入力されるものの、少なくとも1つ
の送信信号(DPDCH)が選択的に、入力、或いは入力停
止される。以下、マルチコード送信機において、第1〜
第3の送信信号及び制御信号の全てが入力される例につ
き説明する。
【0008】乗算器11は、第1の送信信号DPDCH1を
第1の拡散符号(Cd1:Channelization Code1)でス
ペクトラム拡散して第1の拡散信号を出力する。乗算器
12は、第1の拡散信号と第1のゲインパラメータβd
(第1の係数)とを乗算して第1の乗算信号を出力す
る。乗算器13は、第3の送信信号DPDCH3を第3の拡
散符号(Cd3:Channelization Code3)でスペクトラ
ム拡散し第3の拡散信号を出力する。乗算器14は、第
3の拡散信号と第1のゲインパラメータβd(第1の係
数)とを乗算し第3の乗算信号を出力する。加算器20
は、第1及び第3の乗算信号を加算して第1の加算信号
を出力する。
第1の拡散符号(Cd1:Channelization Code1)でス
ペクトラム拡散して第1の拡散信号を出力する。乗算器
12は、第1の拡散信号と第1のゲインパラメータβd
(第1の係数)とを乗算して第1の乗算信号を出力す
る。乗算器13は、第3の送信信号DPDCH3を第3の拡
散符号(Cd3:Channelization Code3)でスペクトラ
ム拡散し第3の拡散信号を出力する。乗算器14は、第
3の拡散信号と第1のゲインパラメータβd(第1の係
数)とを乗算し第3の乗算信号を出力する。加算器20
は、第1及び第3の乗算信号を加算して第1の加算信号
を出力する。
【0009】乗算器15は、第2の送信信号DPDCH2を
第2の拡散符号(Cd2:Channelization Code2)でス
ペクトラム拡散して第2の拡散信号を出力する。乗算器
16は、第2の拡散信号と第1のゲインパラメータβd
(第1の係数)とを乗算し第2の乗算信号を出力する。
乗算器17は、制御信号DPCCHを第4の拡散コード(C
c:Channelization Code)でスペクトラム拡散して第
4の拡散信号を出力する。乗算器18は、第2の拡散信
号と第2のゲインパラメータβc(第2の係数)とを乗
算し第4の乗算信号を出力する。加算器21は、第2及
び第4の乗算信号を加算して第2の加算信号を出力す
る。
第2の拡散符号(Cd2:Channelization Code2)でス
ペクトラム拡散して第2の拡散信号を出力する。乗算器
16は、第2の拡散信号と第1のゲインパラメータβd
(第1の係数)とを乗算し第2の乗算信号を出力する。
乗算器17は、制御信号DPCCHを第4の拡散コード(C
c:Channelization Code)でスペクトラム拡散して第
4の拡散信号を出力する。乗算器18は、第2の拡散信
号と第2のゲインパラメータβc(第2の係数)とを乗
算し第4の乗算信号を出力する。加算器21は、第2及
び第4の乗算信号を加算して第2の加算信号を出力す
る。
【0010】次に、第1及び第2のゲインパラメータβ
d、βcについて説明する。先ず、通信網の基地局の受
信機では、自動車電話からの送信信号を受信し、この送
信信号に基づいて第1〜4の乗算信号の逆拡散処理を行
う。第1の乗算信号を逆拡散処理するにあたり、第2〜
4の乗算信号は、妨害信号となり、第2の乗算信号を逆
拡散処理するにあたり、第1、3、4の乗算信号は、妨
害信号となる。同様に、第3の乗算信号を逆拡散処理す
るにあたり、第1、2、4の乗算信号は、妨害信号とな
り、第4の乗算信号を逆拡散処理するにあたり、第1〜
3の乗算信号は、妨害信号となる。このため、第1〜4
の乗算信号の各々の電力が、不均一であると、第1〜4
の乗算信号の各々の逆拡散処理を良好に行うことが困難
になる。
d、βcについて説明する。先ず、通信網の基地局の受
信機では、自動車電話からの送信信号を受信し、この送
信信号に基づいて第1〜4の乗算信号の逆拡散処理を行
う。第1の乗算信号を逆拡散処理するにあたり、第2〜
4の乗算信号は、妨害信号となり、第2の乗算信号を逆
拡散処理するにあたり、第1、3、4の乗算信号は、妨
害信号となる。同様に、第3の乗算信号を逆拡散処理す
るにあたり、第1、2、4の乗算信号は、妨害信号とな
り、第4の乗算信号を逆拡散処理するにあたり、第1〜
3の乗算信号は、妨害信号となる。このため、第1〜4
の乗算信号の各々の電力が、不均一であると、第1〜4
の乗算信号の各々の逆拡散処理を良好に行うことが困難
になる。
【0011】ここで、制御信号のレートは、固定レート
であるため、第4の拡散信号の電力は一定であるもの
の、第1〜3の送信信号(DPDCH1、DPDCH2、DPDCH
3)は、各々、上述の如く、可変レートを有するため、
第1〜3の拡散信号の各電力は、レートの変化に応じて
変化する。そこで、第1及び第2のゲインパラメータβ
d、βcは、第1〜4の乗算信号の各電力(第1〜4の
乗算信号の各ビットあたりのビットエネルギー)の合計
を一定に保ちつつ、第1及び第4の乗算信号の各電力
(第1の乗算信号のビットあたりのビットエネルギー
と、第4の乗算信号のビットあたりのビットエネルギー
と)を一致させる。これに伴い、上述のごとく、第1〜
3の送信信号のレートは、各々、同一となっているた
め、第1〜第4の乗算信号の各電力は一致する。このよ
うに、第1〜第4の乗算信号の各電力を一致させるた
め、通信網の基地局の受信機において、第1〜4の乗算
信号の各々の逆拡散処理を良好に行うことができる。
であるため、第4の拡散信号の電力は一定であるもの
の、第1〜3の送信信号(DPDCH1、DPDCH2、DPDCH
3)は、各々、上述の如く、可変レートを有するため、
第1〜3の拡散信号の各電力は、レートの変化に応じて
変化する。そこで、第1及び第2のゲインパラメータβ
d、βcは、第1〜4の乗算信号の各電力(第1〜4の
乗算信号の各ビットあたりのビットエネルギー)の合計
を一定に保ちつつ、第1及び第4の乗算信号の各電力
(第1の乗算信号のビットあたりのビットエネルギー
と、第4の乗算信号のビットあたりのビットエネルギー
と)を一致させる。これに伴い、上述のごとく、第1〜
3の送信信号のレートは、各々、同一となっているた
め、第1〜第4の乗算信号の各電力は一致する。このよ
うに、第1〜第4の乗算信号の各電力を一致させるた
め、通信網の基地局の受信機において、第1〜4の乗算
信号の各々の逆拡散処理を良好に行うことができる。
【0012】また、乗算器30は、加算器20からの第
1の加算信号にロングコードを乗算する。ロングコード
は、スクランブルコードであって、自動車電話(無線通
信端末)毎の固有のコードで、通信網側において自動車
電話として識別を図る役割を果たす。なお、当該スクラ
ンブルコードとしては、ロングコードに代えて、ショー
トコードを採用してもよい。
1の加算信号にロングコードを乗算する。ロングコード
は、スクランブルコードであって、自動車電話(無線通
信端末)毎の固有のコードで、通信網側において自動車
電話として識別を図る役割を果たす。なお、当該スクラ
ンブルコードとしては、ロングコードに代えて、ショー
トコードを採用してもよい。
【0013】デジタルフィルタ(FIR)33は、乗算
器30からの出力信号を受け、フィルタ信号を出力す
る。位相移行器32は、上記ロングコードを受け、この
ロングコードの位相を90°シフトさせた出力信号を出
力し、乗算器31は、加算器21からの第2の加算信号
に位相移行器32からの出力信号と乗算する。デジタル
フィルタ(FIR)34は、乗算器31からの出力信号
を受け、フィルタ信号を出力する。
器30からの出力信号を受け、フィルタ信号を出力す
る。位相移行器32は、上記ロングコードを受け、この
ロングコードの位相を90°シフトさせた出力信号を出
力し、乗算器31は、加算器21からの第2の加算信号
に位相移行器32からの出力信号と乗算する。デジタル
フィルタ(FIR)34は、乗算器31からの出力信号
を受け、フィルタ信号を出力する。
【0014】ここで、可変ゲインアンプ付直交変調器4
0では、デジタルフィルタ(FIR)33からのフィル
タ信号が実成分Iとして入力され、デジタルフィルタ
(FIR)34からのフィルタ信号が虚成分Qとして入
力される。そして、デジタルフィルタ(FIR)33、
34の双方からのフィルタ信号に基づいて直交変調が行
われる。具体的には、乗算器41は、デジタルフィルタ
(FIR)33からのフィルタ信号と、局部発信器(L
o)35からの搬送波信号とを乗算する。即ち、乗算器
41は、デジタルフィルタ33のフィルタ信号を、この
フィルタ信号に比べて周波数の高い信号に変換する。位
相移行器43は、局部発信器(Lo)35からの搬送波
信号を受け、この搬送波信号の位相を90°シフトさせ
た位相移行搬送波信号を出力する。乗算器42は、デジ
タルフィルタ(FIR)34からのフィルタ信号と、位
相移行器43からの位相移行搬送波信号とを乗算する。
加算器44は、乗算器41、42の双方からの出力信号
を加算し加算信号を直交変調信号として出力する。
0では、デジタルフィルタ(FIR)33からのフィル
タ信号が実成分Iとして入力され、デジタルフィルタ
(FIR)34からのフィルタ信号が虚成分Qとして入
力される。そして、デジタルフィルタ(FIR)33、
34の双方からのフィルタ信号に基づいて直交変調が行
われる。具体的には、乗算器41は、デジタルフィルタ
(FIR)33からのフィルタ信号と、局部発信器(L
o)35からの搬送波信号とを乗算する。即ち、乗算器
41は、デジタルフィルタ33のフィルタ信号を、この
フィルタ信号に比べて周波数の高い信号に変換する。位
相移行器43は、局部発信器(Lo)35からの搬送波
信号を受け、この搬送波信号の位相を90°シフトさせ
た位相移行搬送波信号を出力する。乗算器42は、デジ
タルフィルタ(FIR)34からのフィルタ信号と、位
相移行器43からの位相移行搬送波信号とを乗算する。
加算器44は、乗算器41、42の双方からの出力信号
を加算し加算信号を直交変調信号として出力する。
【0015】ゲインコントロールアンプ45は、D−A
変換器150からのアナログ信号に応じた可変利得で直
交変調信号(加算信号)を電力増幅して送信出力信号を
出力する。バンドパスフィルタ50は、ゲインコントロ
ールアンプ45の送信出力信号を受けフィルタ信号を出
力し、乗算器52は、バンドパスフィルタ50のフィル
タ信号と局部発信器(Lo)36からの周波数信号とを
乗算する。即ち、乗算器52は、バンドパスフィルタ5
0のフィルタ信号を、このフィルタ信号に比べて高い周
波数の信号に変換する。
変換器150からのアナログ信号に応じた可変利得で直
交変調信号(加算信号)を電力増幅して送信出力信号を
出力する。バンドパスフィルタ50は、ゲインコントロ
ールアンプ45の送信出力信号を受けフィルタ信号を出
力し、乗算器52は、バンドパスフィルタ50のフィル
タ信号と局部発信器(Lo)36からの周波数信号とを
乗算する。即ち、乗算器52は、バンドパスフィルタ5
0のフィルタ信号を、このフィルタ信号に比べて高い周
波数の信号に変換する。
【0016】バンドパスフィルタ51は、乗算器52か
らの出力信号を受けフィルタ信号を出力する。ゲインコ
ントロールアンプ60は、バンドパスフィルタ51のフ
ィルタ信号を、D−A変換器150からのデジタル信号
に応じた可変利得で、電力増幅して増幅信号を出力す
る。バンドパスフィルタ70は、ゲインコントロールア
ンプ60の増幅信号を受け、フィルタ信号を出力する。
アンプ80は、バンドパスフィルタ70からのフィルタ
信号を、予め設定された利得で電力増幅する。アンプ8
0の出力信号は、方向性結合器90、アイソレータ9
1、デュプレクサ92を通してアンテナ93に出力され
る。これにより、アンプ80の出力信号は、電磁波(電
波)を媒体として出力される。
らの出力信号を受けフィルタ信号を出力する。ゲインコ
ントロールアンプ60は、バンドパスフィルタ51のフ
ィルタ信号を、D−A変換器150からのデジタル信号
に応じた可変利得で、電力増幅して増幅信号を出力す
る。バンドパスフィルタ70は、ゲインコントロールア
ンプ60の増幅信号を受け、フィルタ信号を出力する。
アンプ80は、バンドパスフィルタ70からのフィルタ
信号を、予め設定された利得で電力増幅する。アンプ8
0の出力信号は、方向性結合器90、アイソレータ9
1、デュプレクサ92を通してアンテナ93に出力され
る。これにより、アンプ80の出力信号は、電磁波(電
波)を媒体として出力される。
【0017】検波器100には、方向性結合器90から
の出力比例信号が入力され、この出力比例信号は、アン
プ80の出力信号に比例した電圧レベルを有する。ここ
で、検波器100は、図7(a)に示すように、ダイオ
ード101とコンデンサ102とから成る包絡線検波器
であって、方向性結合器90の出力比例信号の正側半波
の包絡線レベルを示す検波信号(包絡線信号)を出力す
る。但し、出力比例信号のレベルは、ゲインコントロー
ルアンプ60の増幅信号の電圧レベルに実質的に比例す
る。
の出力比例信号が入力され、この出力比例信号は、アン
プ80の出力信号に比例した電圧レベルを有する。ここ
で、検波器100は、図7(a)に示すように、ダイオ
ード101とコンデンサ102とから成る包絡線検波器
であって、方向性結合器90の出力比例信号の正側半波
の包絡線レベルを示す検波信号(包絡線信号)を出力す
る。但し、出力比例信号のレベルは、ゲインコントロー
ルアンプ60の増幅信号の電圧レベルに実質的に比例す
る。
【0018】A−D変換器120は、図6に示すよう
に、検波器100からの検波信号をサンプリングしてサ
ンプリングデータ(デジタル信号)を出力する。メモリ
140の送信電力マップ140には、送信電力の目標値
レベル毎に対する送信電力データが保持され、マイクロ
コンピュータ130は、メモリ140の送信電力データ
のうち通信網側からの電力制御信号(目標送信電力レベ
ル)に基づいて、送信電力データを選択して、送信電力
データと、A−D変換器120のサンプリングデータと
に応じて、利得制御信号を出力する。D−A変換器15
0は、マイクロコンピュータ130からの利得制御信号
をアナログ信号に変換してゲインコントロールアンプ4
5、60を出力する。これにより、ゲインコントロール
アンプ45は、マイクロコンピュータ130からの利得
制御信号に応じて送信出力信号の電力を目標送信電力レ
ベルを保つように利得が制御される。これに伴い、ゲイ
ンコントロールアンプ60は、マイクロコンピュータ1
30からの利得制御信号に応じて増幅信号の電力一定に
保つように利得が制御される。これにより、マイクロコ
ンピュータ130による送信電力制御が行われることに
なる。
に、検波器100からの検波信号をサンプリングしてサ
ンプリングデータ(デジタル信号)を出力する。メモリ
140の送信電力マップ140には、送信電力の目標値
レベル毎に対する送信電力データが保持され、マイクロ
コンピュータ130は、メモリ140の送信電力データ
のうち通信網側からの電力制御信号(目標送信電力レベ
ル)に基づいて、送信電力データを選択して、送信電力
データと、A−D変換器120のサンプリングデータと
に応じて、利得制御信号を出力する。D−A変換器15
0は、マイクロコンピュータ130からの利得制御信号
をアナログ信号に変換してゲインコントロールアンプ4
5、60を出力する。これにより、ゲインコントロール
アンプ45は、マイクロコンピュータ130からの利得
制御信号に応じて送信出力信号の電力を目標送信電力レ
ベルを保つように利得が制御される。これに伴い、ゲイ
ンコントロールアンプ60は、マイクロコンピュータ1
30からの利得制御信号に応じて増幅信号の電力一定に
保つように利得が制御される。これにより、マイクロコ
ンピュータ130による送信電力制御が行われることに
なる。
【0019】ところで、本発明者の検討によれば、増幅
信号の電力が目標送信電力レベルに応じて一定になるよ
うにゲインコントロールアンプ60が制御されていて
も、検波器100の検波信号において、電圧ピークレベ
ルが変動することが分かった。これは、図8、図9に示
すように、第1、第2のゲインパラメータβd、βcの
変化によって、第1〜第4の乗算信号(図8、図9中、
符号D1〜D4参照)の振幅レベルが変化し、ゲインコ
ントロールアンプ60の増幅信号の電圧波形(符号C参
照)が変化し、検波器100の検波信号の電圧波形(図
8、図9中、符号E参照)が変化するからである。な
お、図8、図9に示す例では、第1〜第3の乗算信号の
振幅レベルが、図8中の符号DLから図9中の符号D
L’に変化し、第4の乗算信号の振幅レベルが、図8中
の符号DRから図9中の符号DR’に変化し、ゲインコ
ントロールアンプ60の増幅信号の振幅レベルが、図8
中の符号CL1〜CL3から図9中の符号CL1’〜C
L3’に変化し、検波器100の検波信号の振幅レベル
が図8中の符号EL1〜EL3から図9中の符号EL
1’〜EL3’に変化している。
信号の電力が目標送信電力レベルに応じて一定になるよ
うにゲインコントロールアンプ60が制御されていて
も、検波器100の検波信号において、電圧ピークレベ
ルが変動することが分かった。これは、図8、図9に示
すように、第1、第2のゲインパラメータβd、βcの
変化によって、第1〜第4の乗算信号(図8、図9中、
符号D1〜D4参照)の振幅レベルが変化し、ゲインコ
ントロールアンプ60の増幅信号の電圧波形(符号C参
照)が変化し、検波器100の検波信号の電圧波形(図
8、図9中、符号E参照)が変化するからである。な
お、図8、図9に示す例では、第1〜第3の乗算信号の
振幅レベルが、図8中の符号DLから図9中の符号D
L’に変化し、第4の乗算信号の振幅レベルが、図8中
の符号DRから図9中の符号DR’に変化し、ゲインコ
ントロールアンプ60の増幅信号の振幅レベルが、図8
中の符号CL1〜CL3から図9中の符号CL1’〜C
L3’に変化し、検波器100の検波信号の振幅レベル
が図8中の符号EL1〜EL3から図9中の符号EL
1’〜EL3’に変化している。
【0020】次に、このように、第1、第2のゲインパ
ラメータβd、βcの変化により、検波器100の検波
信号が変化することの具体的な例について説明する。先
ず、第1〜第3の送信信号及び制御信号の全てが入力さ
れた例につき説明する。ここで、第1、第2のゲインパ
ラメータβd、βcは、上述の如く、第1〜第4の乗算
信号の各電力の合計を一定に保ちつつ第1〜第4の乗算
信号の各電力を一致させるように設定される。また、第
1、第2のゲインパラメータβd、βcの最大値は
「1」である。
ラメータβd、βcの変化により、検波器100の検波
信号が変化することの具体的な例について説明する。先
ず、第1〜第3の送信信号及び制御信号の全てが入力さ
れた例につき説明する。ここで、第1、第2のゲインパ
ラメータβd、βcは、上述の如く、第1〜第4の乗算
信号の各電力の合計を一定に保ちつつ第1〜第4の乗算
信号の各電力を一致させるように設定される。また、第
1、第2のゲインパラメータβd、βcの最大値は
「1」である。
【0021】例えば、制御信号のレートが15Kbpsで、
第1〜第3の送信信号の各レートが120Kbpsであると
き、第1〜第4の乗算信号の各電力を一致させるために
は、第1のゲインパラメータβdが「0.32」、第2のゲ
インパラメータβcが「0.04」となる。そして、第1〜
第3の送信信号の各レートが120Kbpsから240Kbps
に変わると、上述の如く、第1〜第4の乗算信号の各電
力の合計を一定を保ちつつ第1〜第4の乗算信号の各電
力を一致させるためには、第1のゲインパラメータβd
が「0.326」となって、第2のゲインパラメータβcが
「0.22」となる。このように、第1〜第3の送信信号の
各レートが変わると、第1及び第2のゲインパラメータ
βd、βcが変わる。
第1〜第3の送信信号の各レートが120Kbpsであると
き、第1〜第4の乗算信号の各電力を一致させるために
は、第1のゲインパラメータβdが「0.32」、第2のゲ
インパラメータβcが「0.04」となる。そして、第1〜
第3の送信信号の各レートが120Kbpsから240Kbps
に変わると、上述の如く、第1〜第4の乗算信号の各電
力の合計を一定を保ちつつ第1〜第4の乗算信号の各電
力を一致させるためには、第1のゲインパラメータβd
が「0.326」となって、第2のゲインパラメータβcが
「0.22」となる。このように、第1〜第3の送信信号の
各レートが変わると、第1及び第2のゲインパラメータ
βd、βcが変わる。
【0022】ここで、ゲインコントロールアンプ60の
増幅信号の電圧波形は、第1〜第4の乗算信号(図8中
符号D1〜D4参照)を足し合わせたものに基づくた
め、増幅信号の電圧波形は、第1〜第3の送信信号の変
化に基づいて変わる。すなわち、アンテナ93から送信
される平均送信電力が一定のままであっても、増幅信号
の電圧波形は、上述の如く、第1及び第2のゲインパラ
メータβd、βcの組み合わせで変わるため、検波器1
00の検波信号の電圧波形(図8中符号E参照)は、第
1及び第2のゲインパラメータβd、βcの組み合わせ
で変わる。
増幅信号の電圧波形は、第1〜第4の乗算信号(図8中
符号D1〜D4参照)を足し合わせたものに基づくた
め、増幅信号の電圧波形は、第1〜第3の送信信号の変
化に基づいて変わる。すなわち、アンテナ93から送信
される平均送信電力が一定のままであっても、増幅信号
の電圧波形は、上述の如く、第1及び第2のゲインパラ
メータβd、βcの組み合わせで変わるため、検波器1
00の検波信号の電圧波形(図8中符号E参照)は、第
1及び第2のゲインパラメータβd、βcの組み合わせ
で変わる。
【0023】さらに、本発明者の検討によれば、増幅信
号の電力が目標送信電力レベルに応じて一定になってい
ても、チャネル数{送信信号(DPDCH)の数}の変動す
ると、検波器100の検波信号の電圧ピークレベルが変
動することが分かった。但し、第1〜第3の送信信号の
うち何れかが入力停止されたとき、入力された送信信号
(DPDCH)に対応する乗算信号(以下、対応乗算信号と
いう)と、第4の乗算信号との各電力の合計を一定に保
つとともに、対応乗算信号及び第4の乗算信号の双方の
電力を一致させるように、第1及び第2のゲインパラメ
ータβd、βcは設定される。また、入力された送信信
号は、同一値の可変レートを有している。
号の電力が目標送信電力レベルに応じて一定になってい
ても、チャネル数{送信信号(DPDCH)の数}の変動す
ると、検波器100の検波信号の電圧ピークレベルが変
動することが分かった。但し、第1〜第3の送信信号の
うち何れかが入力停止されたとき、入力された送信信号
(DPDCH)に対応する乗算信号(以下、対応乗算信号と
いう)と、第4の乗算信号との各電力の合計を一定に保
つとともに、対応乗算信号及び第4の乗算信号の双方の
電力を一致させるように、第1及び第2のゲインパラメ
ータβd、βcは設定される。また、入力された送信信
号は、同一値の可変レートを有している。
【0024】例えば、第1〜第3の送信信号が入力停
止で、制御信号(レート:15Kbps)だけ入力されると
き、第2のゲインパラメータβcが「1」になる。第
2、第3の送信信号が入力停止で、第1の送信信号(レ
ート:120Kbps)及び制御信号(レート:15Kbps)
だけ入力されるとき、第1及び第2のゲインパラメータ
βd、βcは、第1及び第4の乗算信号の各電力の合計
が一定で、第1及び第4の乗算信号の各電力を一致させ
るように設定されるので、第1のゲインパラメータβd
が「0.8」、第2のゲインパラメータβcが「0.2」とな
る。
止で、制御信号(レート:15Kbps)だけ入力されると
き、第2のゲインパラメータβcが「1」になる。第
2、第3の送信信号が入力停止で、第1の送信信号(レ
ート:120Kbps)及び制御信号(レート:15Kbps)
だけ入力されるとき、第1及び第2のゲインパラメータ
βd、βcは、第1及び第4の乗算信号の各電力の合計
が一定で、第1及び第4の乗算信号の各電力を一致させ
るように設定されるので、第1のゲインパラメータβd
が「0.8」、第2のゲインパラメータβcが「0.2」とな
る。
【0025】第3の送信信号が入力停止で、第1及び
第2の送信信号(レート:120Kbps)及び制御信号
(レート:15Kbps)だけ入力されるとき、第1及び第
2のゲインパラメータβd、βcは、第1、第2、第4
の乗算信号の各電力の合計が一定で、第1、第2、第4
の乗算信号の各電力を一致させるように設定されるた
め、第1のゲインパラメータβdが「0.445」、第2の
ゲインパラメータβcが「0.11」となる。
第2の送信信号(レート:120Kbps)及び制御信号
(レート:15Kbps)だけ入力されるとき、第1及び第
2のゲインパラメータβd、βcは、第1、第2、第4
の乗算信号の各電力の合計が一定で、第1、第2、第4
の乗算信号の各電力を一致させるように設定されるた
め、第1のゲインパラメータβdが「0.445」、第2の
ゲインパラメータβcが「0.11」となる。
【0026】第1〜3の送信信号(レート:120Kb
ps)及び制御信号(レート:15Kbps)の全てが入力さ
れるとき、第1及び第2のゲインパラメータβd、βc
は、第1〜第4の乗算信号の各電力の合計が一定で、第
1〜第4の乗算信号の各電力を一致させるように設定さ
れ、第1のゲインパラメータβdが「0.32」、第2のゲ
インパラメータβcが「0.04」となる。このように、チ
ャネル数が「4」のとき、〜の4通りが考えられ、
第1〜第3の送信信号のレートによって、4通り毎に、
第1及び第2のゲインパラメータβd、βcの組み合わ
せが変わる。従って、アンテナ93から送信される平均
送信信号電力が一定のままであっても、検波器100の
検波信号の電圧波形は、第1及び第2のゲインパラメー
タβd、βcの組み合わせで、変わる。
ps)及び制御信号(レート:15Kbps)の全てが入力さ
れるとき、第1及び第2のゲインパラメータβd、βc
は、第1〜第4の乗算信号の各電力の合計が一定で、第
1〜第4の乗算信号の各電力を一致させるように設定さ
れ、第1のゲインパラメータβdが「0.32」、第2のゲ
インパラメータβcが「0.04」となる。このように、チ
ャネル数が「4」のとき、〜の4通りが考えられ、
第1〜第3の送信信号のレートによって、4通り毎に、
第1及び第2のゲインパラメータβd、βcの組み合わ
せが変わる。従って、アンテナ93から送信される平均
送信信号電力が一定のままであっても、検波器100の
検波信号の電圧波形は、第1及び第2のゲインパラメー
タβd、βcの組み合わせで、変わる。
【0027】以上のように、検波器100の検波信号の
電圧波形は、チャネル数に加えて、第1及び第2のゲイ
ンパラメータβd、βcによって変化する。このため、
ゲインコントロールアンプ45、60の制御(送信電力
制御)を行うにあたり、検波器100の検波信号の電圧
の電力を精度良く求める為には、A−D変換器120に
よって、検波信号の電圧を数多くサンプリングしてサン
プリングデータを求める必要がある。これに伴い、マイ
クロコンピュータ130としては、数多くのサンプリン
グデータを平均化処理して、検波信号の電力を求める必
要があるため、ゲインコントロールアンプ45、60の
制御のための処理速度の遅延化を招く。
電圧波形は、チャネル数に加えて、第1及び第2のゲイ
ンパラメータβd、βcによって変化する。このため、
ゲインコントロールアンプ45、60の制御(送信電力
制御)を行うにあたり、検波器100の検波信号の電圧
の電力を精度良く求める為には、A−D変換器120に
よって、検波信号の電圧を数多くサンプリングしてサン
プリングデータを求める必要がある。これに伴い、マイ
クロコンピュータ130としては、数多くのサンプリン
グデータを平均化処理して、検波信号の電力を求める必
要があるため、ゲインコントロールアンプ45、60の
制御のための処理速度の遅延化を招く。
【0028】これに対して、検波器100に代えて、図
7(b)に示す検波器100Aを採用することも考えら
れる。検波器100Aは、ダイオード101とコンデン
サ102とから成る包絡線検波器に加えて、抵抗素子1
03a及びコンデンサ103bから成る平滑回路を有し
ているため、検波器100Aの検波信号は、その立ち上
がり時及び立ち下がり時において、遅延を生じる。従っ
て、検波器100Aの検波信号の電力を求めるにあた
り、検波器100Aの検波信号における各サンプリング
データのうち、立ち上がり時及び立ち下がり時のサンプ
リングデータを除き、この除かれた各サンプリングデー
タを平均化処理する必要があるため、ゲインコントロー
ルアンプ45、60の制御のための処理の複雑化を招い
て、その処理速度の遅延化を招く。
7(b)に示す検波器100Aを採用することも考えら
れる。検波器100Aは、ダイオード101とコンデン
サ102とから成る包絡線検波器に加えて、抵抗素子1
03a及びコンデンサ103bから成る平滑回路を有し
ているため、検波器100Aの検波信号は、その立ち上
がり時及び立ち下がり時において、遅延を生じる。従っ
て、検波器100Aの検波信号の電力を求めるにあた
り、検波器100Aの検波信号における各サンプリング
データのうち、立ち上がり時及び立ち下がり時のサンプ
リングデータを除き、この除かれた各サンプリングデー
タを平均化処理する必要があるため、ゲインコントロー
ルアンプ45、60の制御のための処理の複雑化を招い
て、その処理速度の遅延化を招く。
【0029】本発明は、上記点に鑑みて、可変利得増幅
器の制御のための処理速度を高速化するようにした無線
送信機を提供することを目的とする。
器の制御のための処理速度を高速化するようにした無線
送信機を提供することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、所定周波数を有する周
波数信号を一定電力で発生する周波数信号発生器(3
5)と、周波数信号が搬送波として入力されて、この搬
送波で入力信号を変調し被変調信号を出力する変調手段
(41〜44)と、変調手段からの被変調信号に応じ
て、可変利得で電力増幅して送信出力信号を出力する可
変利得増幅器(45)と、送信出力信号のうち搬送波の
電力に応じたレベルを有する搬送波電力信号を出力する
電力信号出力手段(100B、100C)と、搬送波電
力信号と送信出力信号の電力目標値との双方に応じて前
記送信出力信号の電力が一定になるように可変利得増幅
器の可変利得を制御する制御手段(120、130、1
40)とを有することを特徴とする。
め、請求項1に記載の発明では、所定周波数を有する周
波数信号を一定電力で発生する周波数信号発生器(3
5)と、周波数信号が搬送波として入力されて、この搬
送波で入力信号を変調し被変調信号を出力する変調手段
(41〜44)と、変調手段からの被変調信号に応じ
て、可変利得で電力増幅して送信出力信号を出力する可
変利得増幅器(45)と、送信出力信号のうち搬送波の
電力に応じたレベルを有する搬送波電力信号を出力する
電力信号出力手段(100B、100C)と、搬送波電
力信号と送信出力信号の電力目標値との双方に応じて前
記送信出力信号の電力が一定になるように可変利得増幅
器の可変利得を制御する制御手段(120、130、1
40)とを有することを特徴とする。
【0031】以上により、搬送波は、周波数信号発生器
から一定電力で発生されたものであるため、可変利得電
力増幅器の送信出力信号の電力が一定の状態では、搬送
波電力信号のレベルは一定になる。このような搬送波電
力信号を用いて、制御手段が、可変利得増幅器の可変利
得を制御するので、可変利得増幅器の制御のための処理
速度を高速化できる。
から一定電力で発生されたものであるため、可変利得電
力増幅器の送信出力信号の電力が一定の状態では、搬送
波電力信号のレベルは一定になる。このような搬送波電
力信号を用いて、制御手段が、可変利得増幅器の可変利
得を制御するので、可変利得増幅器の制御のための処理
速度を高速化できる。
【0032】請求項2に記載の発明では、固定レートの
制御信号と、可変レートを有する少なくとも1つの送信
信号とを、それぞれ、スペクトラム拡散して、制御拡散
信号及び送信拡散信号を出力する拡散手段(11、1
3、15、17)と、送信拡散信号に第1の係数(β
d)を乗算して送信乗算信号を求め、制御拡散信号に第
2の係数(βc)を乗算して制御乗算信号を求める乗算
手段(12、14、16、18)とを有し、第1及び第
2の係数は、送信乗算信号及び制御乗算信号の各電力の
合計を一定に保つとともに、各電力を一致させるように
設定され、変調手段は、搬送波と、入力信号としての送
信乗算信号及び制御乗算信号とに応じて、直交変調して
被変調信号を出力することを特徴とする。このようなマ
ルチコード伝送を行うスペクトル拡散送信機において
も、請求項1に記載の発明と同様な効果が得られる。
制御信号と、可変レートを有する少なくとも1つの送信
信号とを、それぞれ、スペクトラム拡散して、制御拡散
信号及び送信拡散信号を出力する拡散手段(11、1
3、15、17)と、送信拡散信号に第1の係数(β
d)を乗算して送信乗算信号を求め、制御拡散信号に第
2の係数(βc)を乗算して制御乗算信号を求める乗算
手段(12、14、16、18)とを有し、第1及び第
2の係数は、送信乗算信号及び制御乗算信号の各電力の
合計を一定に保つとともに、各電力を一致させるように
設定され、変調手段は、搬送波と、入力信号としての送
信乗算信号及び制御乗算信号とに応じて、直交変調して
被変調信号を出力することを特徴とする。このようなマ
ルチコード伝送を行うスペクトル拡散送信機において
も、請求項1に記載の発明と同様な効果が得られる。
【0033】具体的には、請求項3に記載の発明では、
拡散手段は、制御信号及び3つの送信信号を、それぞ
れ、スペクトラム拡散して、制御拡散信号及び3つの送
信拡散信号を出力し、乗算手段は、制御乗算信号を求め
るとともに、3つの送信拡散信号のそれぞれに、第1の
係数を乗算して3つの送信乗算信号を求め、3つの送信
乗算信号のうち2つの送信乗算信号を加算して第1の加
算信号を出力する第1の加算器(20)と、3つの送信
乗算信号のうち残りの1つの送信乗算信号と、制御乗算
信号とを加算して第2の加算信号を出力する第2の加算
器(21)とを有し、変調手段は、搬送波とともに第1
及び第2の加算信号に応じて、直交変調することを特徴
とする。
拡散手段は、制御信号及び3つの送信信号を、それぞ
れ、スペクトラム拡散して、制御拡散信号及び3つの送
信拡散信号を出力し、乗算手段は、制御乗算信号を求め
るとともに、3つの送信拡散信号のそれぞれに、第1の
係数を乗算して3つの送信乗算信号を求め、3つの送信
乗算信号のうち2つの送信乗算信号を加算して第1の加
算信号を出力する第1の加算器(20)と、3つの送信
乗算信号のうち残りの1つの送信乗算信号と、制御乗算
信号とを加算して第2の加算信号を出力する第2の加算
器(21)とを有し、変調手段は、搬送波とともに第1
及び第2の加算信号に応じて、直交変調することを特徴
とする。
【0034】請求項4に記載の発明では、可変利得増幅
器の後段側に設けられ、送信出力信号に応じて、可変利
得で電力増幅して電力増幅信号を出力する後段可変利得
増幅器(60)を有し、制御手段は、搬送波電力信号と
送信出力信号の電力目標値との双方に応じて電力増幅信
号の電力が一定になるように後段可変利得増幅器の可変
利得を制御することを特徴とする。
器の後段側に設けられ、送信出力信号に応じて、可変利
得で電力増幅して電力増幅信号を出力する後段可変利得
増幅器(60)を有し、制御手段は、搬送波電力信号と
送信出力信号の電力目標値との双方に応じて電力増幅信
号の電力が一定になるように後段可変利得増幅器の可変
利得を制御することを特徴とする。
【0035】ここで、請求項5に記載の発明のように、
電力信号出力手段は、後段可変利得増幅器からの電力増
幅信号に応じて、電力増幅信号の半波における包絡線レ
ベルに応じた包絡線信号を出力する包絡線信号出力手段
(101、102)と、包絡線信号に対して逆位相とな
る逆位相信号を出力する逆位相信号出力手段(111、
111a、116)と、逆位相信号に応じて、逆位相信
号のうち交流成分を示す交流成分信号を出力する交流成
分信号出力手段(112)と、交流成分信号と包絡線信
号とを加算して搬送波電力信号を出力する加算手段(1
14、113)とを有することを特徴とする。また、電
力信号出力手段としては、請求項6に記載の発明のよう
に、後段可変利得増幅器からの電力増幅信号に応じて、
電力増幅信号の正側の半波における包絡線レベルに応じ
た正側包絡線信号を出力する正側包絡線信号出力手段
(101、102)と、後段可変利得増幅器からの電力
増幅信号に応じて、電力増幅信号の負側の半波における
包絡線レベルに応じた負側包絡線信号を出力する負側包
絡線信号出力手段(117a、117b)と、負側包絡
線信号に応じて、負側包絡線信号のうち交流成分を示す
負側交流成分信号を出力する負側交流成分信号出力手段
(112)と、負側交流成分信号及び正側包絡線信号を
加算して搬送波電力信号を出力する加算手段(114、
113)とを有するようにしてもよい。
電力信号出力手段は、後段可変利得増幅器からの電力増
幅信号に応じて、電力増幅信号の半波における包絡線レ
ベルに応じた包絡線信号を出力する包絡線信号出力手段
(101、102)と、包絡線信号に対して逆位相とな
る逆位相信号を出力する逆位相信号出力手段(111、
111a、116)と、逆位相信号に応じて、逆位相信
号のうち交流成分を示す交流成分信号を出力する交流成
分信号出力手段(112)と、交流成分信号と包絡線信
号とを加算して搬送波電力信号を出力する加算手段(1
14、113)とを有することを特徴とする。また、電
力信号出力手段としては、請求項6に記載の発明のよう
に、後段可変利得増幅器からの電力増幅信号に応じて、
電力増幅信号の正側の半波における包絡線レベルに応じ
た正側包絡線信号を出力する正側包絡線信号出力手段
(101、102)と、後段可変利得増幅器からの電力
増幅信号に応じて、電力増幅信号の負側の半波における
包絡線レベルに応じた負側包絡線信号を出力する負側包
絡線信号出力手段(117a、117b)と、負側包絡
線信号に応じて、負側包絡線信号のうち交流成分を示す
負側交流成分信号を出力する負側交流成分信号出力手段
(112)と、負側交流成分信号及び正側包絡線信号を
加算して搬送波電力信号を出力する加算手段(114、
113)とを有するようにしてもよい。
【0036】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。本実施形態におけるマルチコードを
用いたスペクトル拡散通信の自動車電話の送信機として
は、図5、図6に示す構成とブロック的に同一の構成を
有する。但し、本実施形態の検波器としては、図7
(a)、(b)に示す検波器100、110Aと異な
り、図1に示す検波器110Bが採用される。具体的に
は、図1に示すように、検波器110Bは、ダイオード
101とコンデンサ102とから成る包絡線検波器に加
えて、回路103Aを有して構成される。回路103A
は、オペアンプ111、直流カットコンデンサ112、
抵抗素子111a、113〜115、及び平滑コンデン
サ112から構成されている。オペアンプ111は、抵
抗素子111a及び抵抗素子116とともに反転回路を
構成している。
について説明する。本実施形態におけるマルチコードを
用いたスペクトル拡散通信の自動車電話の送信機として
は、図5、図6に示す構成とブロック的に同一の構成を
有する。但し、本実施形態の検波器としては、図7
(a)、(b)に示す検波器100、110Aと異な
り、図1に示す検波器110Bが採用される。具体的に
は、図1に示すように、検波器110Bは、ダイオード
101とコンデンサ102とから成る包絡線検波器に加
えて、回路103Aを有して構成される。回路103A
は、オペアンプ111、直流カットコンデンサ112、
抵抗素子111a、113〜115、及び平滑コンデン
サ112から構成されている。オペアンプ111は、抵
抗素子111a及び抵抗素子116とともに反転回路を
構成している。
【0038】このように構成された本実施形態の検波器
100Bでは、方向性結合器90からの出力比例信号が
入力され、ダイオード101は、コンデンサ102とと
もに、出力比例信号の正側半波の包絡線レベルを示す包
絡線信号を出力する(図2(a)参照)。オペアンプ1
11には、包絡線信号が入力されて、オペアンプ111
は、包絡線信号を反転して反転出力信号(図2(b)参
照)を出力する。これにより、オペアンプ111は、包
絡線信号に対して逆位相となる反転出力信号を出力する
ことになる。そして、直流カットコンデンサ112は、
オペアンプ111の反転出力信号のうち、交流成分を示
す交流成分信号(図2(c)参照)を出力する。そし
て、抵抗素子113、114は、直列接続されたもので
あって、交流成分信号と包絡線信号とを加算して、抵抗
素子113、114の共通接続端子からは、交流成分信
号及び包絡線信号を加算した加算信号(図2(d)参
照)が出力される。
100Bでは、方向性結合器90からの出力比例信号が
入力され、ダイオード101は、コンデンサ102とと
もに、出力比例信号の正側半波の包絡線レベルを示す包
絡線信号を出力する(図2(a)参照)。オペアンプ1
11には、包絡線信号が入力されて、オペアンプ111
は、包絡線信号を反転して反転出力信号(図2(b)参
照)を出力する。これにより、オペアンプ111は、包
絡線信号に対して逆位相となる反転出力信号を出力する
ことになる。そして、直流カットコンデンサ112は、
オペアンプ111の反転出力信号のうち、交流成分を示
す交流成分信号(図2(c)参照)を出力する。そし
て、抵抗素子113、114は、直列接続されたもので
あって、交流成分信号と包絡線信号とを加算して、抵抗
素子113、114の共通接続端子からは、交流成分信
号及び包絡線信号を加算した加算信号(図2(d)参
照)が出力される。
【0039】ここで、実験によれば、抵抗素子113、
114の加算信号(搬送波電力信号)は、包絡線信号の
うち局部発信器(Lo)35の搬送波信号の成分を示す
もので、加算信号は、ゲインコントロールアンプ45、
60の出力信号の電力に比例したレベルとなる。従っ
て、アンテナ93から送信される平均送信信号電力が一
定のままであれば、第1及び第2のゲインパラメータβ
d、βcの変化(チャネル数の変化、第1〜第3の送信
信号のレート変化)に関わらず、加算信号は、一定レベ
ルになる。
114の加算信号(搬送波電力信号)は、包絡線信号の
うち局部発信器(Lo)35の搬送波信号の成分を示す
もので、加算信号は、ゲインコントロールアンプ45、
60の出力信号の電力に比例したレベルとなる。従っ
て、アンテナ93から送信される平均送信信号電力が一
定のままであれば、第1及び第2のゲインパラメータβ
d、βcの変化(チャネル数の変化、第1〜第3の送信
信号のレート変化)に関わらず、加算信号は、一定レベ
ルになる。
【0040】また、A−D変換器120は、検波器10
0Bの加算信号の電圧レベルをサンプリングしてサンプ
リングデータを出力し、マイクロコンピュータ130
は、サンプリングデータに基づいて検波器100Bの加
算信号の電力を求め、この電力と、メモリ140の送信
電力マップの送信電力データとの差分を求め、この差分
を示す利得制御信号を出力する。D−A変換器150
は、マイクロコンピュータ130からの利得制御信号を
アナログ信号に変換してゲインコントロールアンプ4
5、60を出力する。これにより、ゲインコントロール
アンプ45は、利得制御信号に応じて送信出力信号の電
力を目標送信電力レベルを保つように利得が制御され
る。これに伴い、ゲインコントロールアンプ60は、利
得制御信号に応じて増幅信号の電力を目標送信電力レベ
ルを保つように利得が制御される。
0Bの加算信号の電圧レベルをサンプリングしてサンプ
リングデータを出力し、マイクロコンピュータ130
は、サンプリングデータに基づいて検波器100Bの加
算信号の電力を求め、この電力と、メモリ140の送信
電力マップの送信電力データとの差分を求め、この差分
を示す利得制御信号を出力する。D−A変換器150
は、マイクロコンピュータ130からの利得制御信号を
アナログ信号に変換してゲインコントロールアンプ4
5、60を出力する。これにより、ゲインコントロール
アンプ45は、利得制御信号に応じて送信出力信号の電
力を目標送信電力レベルを保つように利得が制御され
る。これに伴い、ゲインコントロールアンプ60は、利
得制御信号に応じて増幅信号の電力を目標送信電力レベ
ルを保つように利得が制御される。
【0041】以上により、抵抗素子113、114の加
算信号は、包絡線信号(ダイオード101及びコンデン
サ102による)のうち、局部発信器(Lo)35の搬
送波信号の成分を示すもので、加算信号は、ゲインコン
トロールアンプ45、60の出力信号の電力に比例した
レベルとなる。従って、アンテナ93から送信される平
均送信信号電力が一定のままであれば、第1及び第2の
ゲインパラメータβd、βcの変化(チャネル数の変
化、第1〜第3の送信信号のレート変化)に関わらず、
加算信号は、一定レベルになる。このような加算信号の
サンプリングデータを用いて、マイクロコンピュータ1
30は、送信電力制御を行うので、送信電力制御の処理
を高速化することができる。
算信号は、包絡線信号(ダイオード101及びコンデン
サ102による)のうち、局部発信器(Lo)35の搬
送波信号の成分を示すもので、加算信号は、ゲインコン
トロールアンプ45、60の出力信号の電力に比例した
レベルとなる。従って、アンテナ93から送信される平
均送信信号電力が一定のままであれば、第1及び第2の
ゲインパラメータβd、βcの変化(チャネル数の変
化、第1〜第3の送信信号のレート変化)に関わらず、
加算信号は、一定レベルになる。このような加算信号の
サンプリングデータを用いて、マイクロコンピュータ1
30は、送信電力制御を行うので、送信電力制御の処理
を高速化することができる。
【0042】なお、本発明の実施にあたり、図1に示す
回路100Bに代えて、図3に示す検波器100Cを採
用してもよい。この検波器110Cは、ダイオード10
1とコンデンサ102とから成る包絡線検波器に加え
て、回路103Bを有して構成される。回路103B
は、平滑コンデンサ117、ダイオード118、直流カ
ットコンデンサ112、及び抵抗素子113、114か
ら構成されている。
回路100Bに代えて、図3に示す検波器100Cを採
用してもよい。この検波器110Cは、ダイオード10
1とコンデンサ102とから成る包絡線検波器に加え
て、回路103Bを有して構成される。回路103B
は、平滑コンデンサ117、ダイオード118、直流カ
ットコンデンサ112、及び抵抗素子113、114か
ら構成されている。
【0043】ダイオード118は、平滑コンデンサ11
7とともに、方向性結合器90の出力比例信号の負側半
波における包絡線レベルを示す負側包絡線信号を出力
し、直流カットコンデンサ112は、負側包絡線信号の
うち交流成分を示す負側交流成分信号を出力する。抵抗
素子113、114は、直列接続されてたもので、負側
交流成分信号及び包絡線信号(ダイオード101及びコ
ンデンサ102による)を加算して、抵抗素子113、
114の共通接続端子からは、負側交流成分信号及び包
絡線信号を加算してA−D変換器120に出力する。こ
れにより、上記実施形態と同様の効果が得られる。
7とともに、方向性結合器90の出力比例信号の負側半
波における包絡線レベルを示す負側包絡線信号を出力
し、直流カットコンデンサ112は、負側包絡線信号の
うち交流成分を示す負側交流成分信号を出力する。抵抗
素子113、114は、直列接続されてたもので、負側
交流成分信号及び包絡線信号(ダイオード101及びコ
ンデンサ102による)を加算して、抵抗素子113、
114の共通接続端子からは、負側交流成分信号及び包
絡線信号を加算してA−D変換器120に出力する。こ
れにより、上記実施形態と同様の効果が得られる。
【0044】なお、上記実施形態では、図4に示すよう
に、4個の送信信号(DPDCH)を採用した例につき説明
したが、これに限らず、1個〜6個の送信信号を採用し
てもよい。例えば、1個の送信信号(DPDCH1)だけを
採用したとき、加算器20、21は削除されて、第1の
乗算信号が、第1の加算信号に代えて、直接、乗算器3
0に入力される。また、第4の乗算信号(制御信号)
が、第2の加算信号に代えて、直接、乗算器30に入力
される。その他の構成は、上記実施形態と、実質的に、
同様である。
に、4個の送信信号(DPDCH)を採用した例につき説明
したが、これに限らず、1個〜6個の送信信号を採用し
てもよい。例えば、1個の送信信号(DPDCH1)だけを
採用したとき、加算器20、21は削除されて、第1の
乗算信号が、第1の加算信号に代えて、直接、乗算器3
0に入力される。また、第4の乗算信号(制御信号)
が、第2の加算信号に代えて、直接、乗算器30に入力
される。その他の構成は、上記実施形態と、実質的に、
同様である。
【0045】このような構成においては、1個の送信
信号(DPDCH1)と制御信号(DPCCH)とが入力されると
きと、送信信号(DPDCH1)の入力が停止され、制御
信号(DPCCH)だけが入力されるときでは、方向性結合
器90の出力比例信号(ゲインコントロールアンプ4
5、60の出力信号)の電圧波形は、異なることにな
る。しかし、アンテナ93から送信される平均送信電力
が一定の状態では、方向性結合器90の出力比例信号
は、送信信号(DPDCH1)の入力/入力停止により、変
化するものの、検波器100Bの加算信号の電圧レベル
一定になるため、上記実施形態と同様の効果が得られ
る。
信号(DPDCH1)と制御信号(DPCCH)とが入力されると
きと、送信信号(DPDCH1)の入力が停止され、制御
信号(DPCCH)だけが入力されるときでは、方向性結合
器90の出力比例信号(ゲインコントロールアンプ4
5、60の出力信号)の電圧波形は、異なることにな
る。しかし、アンテナ93から送信される平均送信電力
が一定の状態では、方向性結合器90の出力比例信号
は、送信信号(DPDCH1)の入力/入力停止により、変
化するものの、検波器100Bの加算信号の電圧レベル
一定になるため、上記実施形態と同様の効果が得られ
る。
【0046】さらに、上記実施形態では、マルチコード
送信機を一例に取り説明したが、これに限らず、各種無
線送信機に適用してもよい。例えば、スペクトラム拡散
では、その送信信号の送信区間(送信スロットル)とし
ては、図4(a)に示すように、送信区間t1と、この
送信区間t1に比べて長い区間を有する送信区間t2を
有するようになっている。
送信機を一例に取り説明したが、これに限らず、各種無
線送信機に適用してもよい。例えば、スペクトラム拡散
では、その送信信号の送信区間(送信スロットル)とし
ては、図4(a)に示すように、送信区間t1と、この
送信区間t1に比べて長い区間を有する送信区間t2を
有するようになっている。
【0047】このため、図7(a)に示す検波器100
(若しくは、図7(b)に示す検波器100A)を採用
すると、検波器100の検波信号においては、送信区間
t1に対する電圧ピークレベルV1と、送信区間t2に
対する電圧ピークレベルV2とが異なることがある。こ
れは、送信区間t1においては、立ち上がり時に遅れを
生じるため、検波器100の検波信号は、方向性結合器
90の出力比例信号のピークレベルに到達する前に立ち
下がりが生じるためである。これに対して、図1に示す
検波器100B(或いは、図3に示す検波器100C)
を採用すれば、上記実施実施形態と同様の効果が得られ
る ここで、送信区間t1、t2を有する送信信号を送信す
る無線送信機としては、スペクトル拡散送信機に限ら
ず、例えば、スペクトル拡散送信機、PHS、PDC、
GSM(Global System for Mobile Communication
s)うち、いずれかをを組み合わせた無線送信機に適用
するようにしてもよい。
(若しくは、図7(b)に示す検波器100A)を採用
すると、検波器100の検波信号においては、送信区間
t1に対する電圧ピークレベルV1と、送信区間t2に
対する電圧ピークレベルV2とが異なることがある。こ
れは、送信区間t1においては、立ち上がり時に遅れを
生じるため、検波器100の検波信号は、方向性結合器
90の出力比例信号のピークレベルに到達する前に立ち
下がりが生じるためである。これに対して、図1に示す
検波器100B(或いは、図3に示す検波器100C)
を採用すれば、上記実施実施形態と同様の効果が得られ
る ここで、送信区間t1、t2を有する送信信号を送信す
る無線送信機としては、スペクトル拡散送信機に限ら
ず、例えば、スペクトル拡散送信機、PHS、PDC、
GSM(Global System for Mobile Communication
s)うち、いずれかをを組み合わせた無線送信機に適用
するようにしてもよい。
【0048】なお、本発明の実施にあたり、マルチコー
ド伝送を行うスペクトラム拡散送信機としては、自動車
電話に限らず、携帯電話等、各種無線通信装置に適用し
てもよい。
ド伝送を行うスペクトラム拡散送信機としては、自動車
電話に限らず、携帯電話等、各種無線通信装置に適用し
てもよい。
【図1】本発明の実施形態の送信機の検波器を示す電気
回路図である。
回路図である。
【図2】図1に示す検波器の作動を説明する為のタイミ
ングチャートである。
ングチャートである。
【図3】上記実施形態の変形例の検波器を示す電気回路
図である。
図である。
【図4】上記実施形態の変形例を説明する為のタイミン
グチャートである。
グチャートである。
【図5】マルチコード伝送を行うスペクトル拡散送信機
の構成の一部を示す電気回路図である。
の構成の一部を示す電気回路図である。
【図6】マルチコード伝送を行うスペクトル拡散送信機
の構成の残りを示す電気回路図である。
の構成の残りを示す電気回路図である。
【図7】検波器の構成を示す電気回路図である。
【図8】図7に示す検波器の出力信号を説明する為の図
である。
である。
【図9】図7に示す検波器の出力信号を説明する為の図
である。
である。
70…バンドパスフィルタ、80…アンプ、100…検
波器、110A…フィルタ、112…直流カットコンデ
ンサ、113、114…抵抗素子。
波器、110A…フィルタ、112…直流カットコンデ
ンサ、113、114…抵抗素子。
Claims (6)
- 【請求項1】 所定周波数を有する周波数信号を一定電
力で発生する周波数信号発生器(35)と、 前記周波数信号が搬送波として入力されて、この搬送波
で入力信号を変調し被変調信号を出力する変調手段(4
1〜44)と、 前記変調手段からの被変調信号に応じて、可変利得で電
力増幅して送信出力信号を出力する可変利得増幅器(4
5)と、 前記送信出力信号のうち前記搬送波の電力に応じたレベ
ルを有する搬送波電力信号を出力する電力信号出力手段
(100B、100C)と、 前記搬送波電力信号と前記送信出力信号の電力目標値と
の双方に応じて前記送信出力信号の電力が一定になるよ
うに前記可変利得増幅器の可変利得を制御する制御手段
(120、130、140)とを有することを特徴とす
る無線送信機。 - 【請求項2】 固定レートの制御信号と、可変レートを
有する少なくとも1つの送信信号とを、それぞれ、スペ
クトラム拡散して、制御拡散信号及び送信拡散信号を出
力する拡散手段(11、13、15、17)と、 前記送信拡散信号に第1の係数(βd)を乗算して送信
乗算信号を求め、前記制御拡散信号に第2の係数(β
c)を乗算して制御乗算信号を求める乗算手段(12、
14、16、18)とを有し、 前記第1及び第2の係数は、前記送信乗算信号及び前記
制御乗算信号の各電力の合計を一定に保つとともに、前
記各電力を一致させるように設定され、 前記変調手段は、前記搬送波と、前記入力信号としての
前記送信乗算信号及び前記制御乗算信号とに応じて、直
交変調して前記被変調信号を出力することを特徴とする
請求項1に記載の無線送信機。 - 【請求項3】 前記拡散手段は、前記制御信号及び3つ
の前記送信信号を、それぞれ、スペクトラム拡散して、
前記制御拡散信号及び3つの前記送信拡散信号を出力
し、 前記乗算手段は、前記制御乗算信号を求めるとともに、
前記3つの送信拡散信号のそれぞれに、前記第1の係数
を乗算して3つの前記送信乗算信号を求め、 前記3つの送信乗算信号のうち2つの送信乗算信号を加
算して第1の加算信号を出力する第1の加算器(20)
と、 前記3つの送信乗算信号のうち残りの1つの送信乗算信
号と、前記制御乗算信号とを加算して第2の加算信号を
出力する第2の加算器(21)とを有し、 前記変調手段は、前記搬送波とともに前記第1及び第2
の加算信号に応じて、直交変調することを特徴とする請
求項2に記載の無線送信機。 - 【請求項4】 前記可変利得増幅器の後段側に設けら
れ、前記送信出力信号に応じて、可変利得で電力増幅し
て電力増幅信号を出力する後段可変利得増幅器(60)
を有し、 前記制御手段は、前記搬送波電力信号と前記送信出力信
号の電力目標値との双方に応じて前記電力増幅信号の電
力が一定になるように前記後段可変利得増幅器の可変利
得を制御することを特徴とする請求項2又は3に記載の
無線送信機。 - 【請求項5】 前記電力信号出力手段は、 前記後段可変利得増幅器からの電力増幅信号に応じて、
前記電力増幅信号の半波における包絡線レベルに応じた
包絡線信号を出力する包絡線信号出力手段(101、1
02)と、 前記包絡線信号に対して逆位相となる逆位相信号を出力
する逆位相信号出力手段(111、111a、116)
と、 前記逆位相信号に応じて、前記逆位相信号のうち交流成
分を示す交流成分信号を出力する交流成分信号出力手段
(112)と、 前記交流成分信号と前記包絡線信号とを加算して前記搬
送波電力信号を出力する加算手段(114、113)と
を有することを特徴とする請求項4に記載の無線送信
機。 - 【請求項6】 前記電力信号出力手段は、 前記後段可変利得増幅器からの電力増幅信号に応じて、
前記電力増幅信号の正側の半波における包絡線レベルに
応じた正側包絡線信号を出力する正側包絡線信号出力手
段(101、102)と、 前記後段可変利得増幅器からの電力増幅信号に応じて、
前記電力増幅信号の負側の半波における包絡線レベルに
応じた負側包絡線信号を出力する負側包絡線信号出力手
段(117a、117b)と、 前記負側包絡線信号に応じて、前記負側包絡線信号のう
ち交流成分を示す負側交流成分信号を出力する負側交流
成分信号出力手段(112)と、 前記負側交流成分信号及び前記正側包絡線信号を加算し
て前記搬送波電力信号を出力する加算手段(114、1
13)とを有することを特徴とする請求項4に記載の無
線送信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000211505A JP2002026745A (ja) | 2000-07-12 | 2000-07-12 | 無線送信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000211505A JP2002026745A (ja) | 2000-07-12 | 2000-07-12 | 無線送信機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002026745A true JP2002026745A (ja) | 2002-01-25 |
Family
ID=18707599
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000211505A Pending JP2002026745A (ja) | 2000-07-12 | 2000-07-12 | 無線送信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002026745A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004001990A1 (ja) * | 2002-06-20 | 2003-12-31 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | 電力検出回路 |
WO2006114855A1 (ja) * | 2005-04-18 | 2006-11-02 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | 送信局、受信局および無線通信方法 |
JP2008527873A (ja) * | 2005-01-13 | 2008-07-24 | セントル・ナショナル・デチュード・スパシアル | スペクトル拡散信号 |
-
2000
- 2000-07-12 JP JP2000211505A patent/JP2002026745A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004001990A1 (ja) * | 2002-06-20 | 2003-12-31 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | 電力検出回路 |
JP2008527873A (ja) * | 2005-01-13 | 2008-07-24 | セントル・ナショナル・デチュード・スパシアル | スペクトル拡散信号 |
US8189646B2 (en) | 2005-01-13 | 2012-05-29 | Centre National D'etudes Spatiales | Spread spectrum signal |
WO2006114855A1 (ja) * | 2005-04-18 | 2006-11-02 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | 送信局、受信局および無線通信方法 |
US8175110B2 (en) | 2005-04-18 | 2012-05-08 | Mitsubishi Electric Corporation | Sending station, receiving station, and radio communication method |
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Legal Events
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