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JP2002023451A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JP2002023451A
JP2002023451A JP2000200690A JP2000200690A JP2002023451A JP 2002023451 A JP2002023451 A JP 2002023451A JP 2000200690 A JP2000200690 A JP 2000200690A JP 2000200690 A JP2000200690 A JP 2000200690A JP 2002023451 A JP2002023451 A JP 2002023451A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
developer
image
carrier
intermediate transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000200690A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomio Onuki
富夫 大貫
Junichi Hama
順一 浜
Toshikazu Tsumita
敏和 積田
Masahiko Kitamura
正彦 北村
Takashi Nametake
孝 行武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2000200690A priority Critical patent/JP2002023451A/ja
Publication of JP2002023451A publication Critical patent/JP2002023451A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の作像ユニットと中間転写ユニットを備
えているとともに現像剤劣化防止機能を採用する画像形
成装置において、かかる機能により作像ユニットの少な
くとも一部の作像ユニットにおける現像装置の現像ロー
ルの回転を一時的に停止させる場合があっても、その停
止後に得られる画像等に停止した当該現像ロールに担持
されている現像剤が付着して発生する現像剤汚れを防止
できるようにする。 【解決手段】 複数の作像ユニットのうち前記停止状態
にする時期の対象となる現像装置を有する作像ユニット
における当該現像装置の現像ロールに担持されている現
像剤の少なくとも一部を、その現像ロールが停止された
時点から当該作像ユニットの感光ドラムにおける転写位
置に中間転写ベルトにおける次の転写該当領域TEの先
端部が到来するまでの間に、当該作像ユニットの感光ド
ラムに移行させて消費させる現像剤消費動作を実行する
制御手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真技術等を
利用した複数の作像ユニットにより形成される現像剤像
を中間転写体を介して記録媒体に転写することにより画
像形成を行う複写機、プリンタ、複合機等に代表される
画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置としては、例え
ば、図13に示すような構成からなるものが知られてい
る。
【0003】この画像形成装置は、主に、矢印方向に回
転しながら画像情報に基づく静電潜像が形成される感光
体ドラム等の潜像担持体110と、この潜像担持体11
0に対向して回転する現像ロール等の現像剤担持体12
1により現像剤を供給して転移させることにより前記静
電潜像を現像剤像(トナー像)にする現像装置120と
を有する複数の作像ユニット100Y,100M,10
0C,100Kと、この複数の作像ユニット100
(Y,M,C,K)の各潜像担持体110における転写
位置をそれぞれ通過するように矢印方向に回転する中間
転写ベルト等の中間転写体210を有し、その中間転写
体210に潜像担持体110上の現像剤像を一次転写さ
せるとともに、その一次転写された現像剤像を中間転写
体210における転写位置を通過するように搬送される
記録用紙、OHPシート等の記録媒体300に二次転写
させる中間転写ユニット200とを備えた構成になって
いる。上記作像ユニット100(Y,M,C,K)は、
イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラ
ック(K)の色を専用に形成するための作像エンジンで
ある。図中において、符号130は潜像担持体110を
一様に帯電する帯電器、140は潜像担持体110に一
次転写後に残留するトナーを除去するブレード式の清掃
手段、220は中間転写体210に付着する不要物を除
去する清掃手段、230はロール式の一次転写器、24
0はロール式の二次転写器である。
【0004】そして、この画像形成装置においては、作
像ユニット100(Y,M,C,K)及び中間転写ユニ
ット200が稼動することにより、現像剤像からなる画
像を記録媒体300に形成することができるようになっ
ている。例えば、フルカラー画像を形成する場合には、
4つの作像ユニット100(Y,M,C,K)のすべて
において作像動作が実行され、これにより各作像ユニッ
トの潜像担持体110上に前記4色(Y,M,C,K)
の現像剤像がそれぞれ形成される。続いて、その各像担
持体110に形成された現像剤像を中間転写体210に
重ね合わせるように一次転写した後に記録媒体300に
一括して二次転写することにより、フルカラー画像が形
成される。特に、このようなフルカラー画像を構成する
各色成分の現像剤像を専用の作像ユニットで個別に形成
するタイプの画像形成装置では、フルカラー画像の形成
を高速で行うことが可能である。一方、白黒画像等の単
色画像を形成する場合には、その単色の画像形成に関与
する作像ユニット100(例えば100K)のみにおい
て作像動作が実行され、これによりそのユニットにおけ
る潜像担持体110に当該色成分の現像剤像が形成さ
れ、続いて、その現像剤像が中間転写体300を介して
記録媒体に二次転写されることにより、単色(白黒)画
像が形成される。
【0005】ところで、このような画像形成装置では、
一連の画像形成動作が実行されている中で4つの作像ユ
ニット100(Y,M,C,K)のうち作像動作をまっ
たく行わないか或いは行わない時期のある作像ユニット
100がある場合、当該作像ユニット100における現
像装置120に収容されている現像剤が現像剤担持体1
21等の回転駆動により必要以上にかき混ぜられること
などによりストレスを受けて劣化する(例えば帯電特性
等が変化する)傾向にある。
【0006】このため、上記画像形成装置では、かかる
現像剤の劣化を防止する観点から、作像動作を行わない
か或いは行わない時期のある作像ユニット100におけ
る現像装置20の現像剤担持体121についてその回転
を一時的に停止させるという「現像剤劣化防止機能」を
付加することが望まれる。なお、この機能により現像装
置120の現像剤担持体121の回転を一時的に停止さ
せる場合、その現像装置120を有する作像ユニット1
00における現像剤担持体121への現像バイアスの印
加や、潜像担持体110が感光体ドラムである場合にお
ける感光体ドラムの一様な帯電等の動作については、通
常の作像動作時と同様に実行される。
【0007】このような現像剤劣化防止機能を採用した
場合には、現像剤の劣化が防止されるようになるため、
現像剤の劣化による現像不良ひいては画質の低下の発生
を回避することが可能となる。
【0008】図14は、4つの作像ユニット100
(Y,M,C,K)のうち作像動作を行わない時期のあ
る動作パターンの一例を示す。すなわち、この例は、フ
ルカラー画像の画像形成動作と単色(白黒)画像の画像
形成動作とが混在して繰り返されるように実行される場
合に、そのフルカラー画像の画像形成動作から白黒画像
の画像形成動作に切り替わる際にイエロー、マゼンタ及
びシアン用の作像ユニット100(Y,M,C)が作像
動作を行わない時期が発生するというケースである。こ
の図の下部は、中間転写体200としての中間転写ベル
トを展開した状態のものを示している。図中における符
号TEは、作像ユニット100で形成される現像剤像の
画像サイズ(又は記録媒体300のサイズ)に応じて適
宜分割される中間転写ベルトの転写該当領域(分割パネ
ル)である。したがって、この中間転写ベルトの転写該
当領域TEの1つに対しては、作像ユニット100で形
成される1頁(1枚)分の画像に相当する現像剤像が一
次転写されるようになっている。ちなみに、この図で
は、例えばA3版サイズからなる記録紙300の現像剤
像を4つ一次転写することができる4つの転写該当領域
TE1〜TE4に分割された中間転写ベルトが例示され
ている。また、この図において、第2の分割パネルTE
2と第4の分割パネルTE4に当たる点線で示す「スキ
ップパネル」は、4つの作像ユニット100による作像
をせずに中間転写ベルトがその4つの作像ユニット10
0を単に通過する領域である。一方、この図の上部は、
4つの作像ユニット100における潜像担持体110と
しての各感光体ドラムに対する帯電動作のオン・オフ状
態や、各現像装置120の現像剤担持体121としての
現像ロール等の回転駆動並びに現像剤担持体121への
現像バイアス印加のオン・オフ状態のタイミングについ
て示している。
【0009】この図14に例示したケース1では、前記
現像剤劣化防止機能により、フルカラー画像の形成(一
次転写)が終了した時点で、作像動作を行わない時期と
なる作像ユニット100(Y,M,C)における各現像
装置120の現像剤担持体121である現像ロールの回
転をそのフルカラー画像形成後における白黒画像の作像
動作が終了するまでの間だけ停止させることになる。
【0010】また図15は、4つの作像ユニット100
(Y,M,C,K)のうち作像動作を行わない時期のあ
る動作パターンの他の例を示す。この例は、白黒画像の
みを形成する画像形成動作パターンの場合であって、そ
の白黒画像の画像形成動作に関与しないイエロー、マゼ
ンタ及びシアン用の作像ユニット100(Y,M,C)
が白黒画像の作像動作の合間にクリーニング不良防止用
のトナーバンドTBを形成するための作像動作を行う以
外は作像動作を行わない時期が発生するというケースで
ある。上記トナーバンドTBは、作像動作を行わない3
つの作像ユニット100(Y,M,C)においてその潜
像担持体110に当接するように設けられた清掃装置1
40のクリーニングブレードが像担持体110との摺擦
によりめくれる等の現象によりクリーンング不良が発生
するおそれがあり、かかるクリーング不良を防止するた
めに現像剤を潜像担持体110に帯状に形成してクリー
ニングブレードとの間に潤滑剤として供給するものであ
る。この図では、上記トナーバンドTBの一部が中間転
写ベルト側に転移した状態を示しているが、実際には一
次転写時の条件を調整することにより中間転写ベルト側
に転写されないようになっている。
【0011】この図15に例示したケース2では、前記
現像剤劣化防止機能により、トナーバンドの形成が終了
した時点で、作像動作を行わない作像ユニット100
(Y,M,C)における現像装置120の現像剤担持体
121である現像ロールの回転を次のトナーバンド作成
動作が実行されるまでの間だけ停止させることになる。
【0012】さらに図16は、4つの作像ユニット10
0(Y,M,C,K)のすべてが作像動作を行わない時
期のある動作パターンの例を示す。この例は、通常の画
像形成動作を行う間に画像形成をしない(記録媒体30
0に現像剤像を転写することのない)時期が存在する場
合であって、4つの作像ユニット100(Y,M,C,
K)のいずれも作像動作を行わない時期が発生するとい
うケースである。具体的には、OHPシートへのカラー
又は白黒画像の形成を行う間に、かかる画像を形成せず
に仕切り紙としての「合紙」を挿入するような画像形成
動作を実行するような場合である。ちなみに、この図で
は、例えばA4版サイズからなる記録用紙やOHPシー
トの現像剤像を8つ一次転写することができる8つの転
写該当領域TE1〜TE8に分割された中間転写ベルト
が例示されている。
【0013】この図16に例示したケース3では、前記
現像剤劣化防止機能により、OHPシート用の画像の形
成が終了した時点で、作像動作を行わないすべての作像
ユニット100(Y,M,C,K)における現像装置1
20の現像剤担持体121である現像ロールの回転を次
の作像動作が実行されるまでの間だけ停止させることに
なる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな現像剤劣化防止機能を導入した画像形成装置にあっ
ては、図14〜図16に示すように、かかる防止機能に
より現像装置120の現像剤担持体121の回転を一時
的に停止させた場合(各図中において点線の円で示され
る時期)、その停止後に得られる画像(又は合紙)中
に、停止した現像剤担持体121に担持されている色成
分の現像剤が付着して汚れるという現像剤汚れ400
(各図中において交差する斜線で示す部分)が発生して
しまう不具合がある。
【0015】本発明者らの研究によれば、この現像剤汚
れ400は以下のような理由により発生しているものと
考えられる。
【0016】すなわち、通常の作像動作における現像工
程では、図17に示すように、矢印方向に回転する現像
剤担持体121に担持された現像剤(層)Gの特に上層
部が潜像担持体110と対向する現像領域において潜像
担持体110の表面に接触した状態において、現像バイ
アスの印加により潜像担持体110と現像剤担持体12
1の間に形成される現像電界の作用を受けつつ、現像剤
担持体12上の現像剤G(厳密には二成分現像剤の場合
にはトナーT)が潜像担持体110の潜像部分に静電的
に移行して付着することにより現像が行われる。
【0017】これに対し、作像動作が行われない時期に
おいて現像剤劣化防止機能により現像剤担持体121の
回転が停止させられた場合には、潜像担持体110は一
様に帯電されて静電潜像が形成されていない電位状態
(背景部電位)にあり、しかも、その現像剤担持体12
1には現像時と同様に現像バイアスが印加されている
が、図18に示すように、その停止した現像剤担持体1
21上に担持されている現像剤層Gの上層部が現像領域
において回転する潜像担持体110の表面に接触し続け
た状態におかれるとともに、その接触部においては現像
剤(厳密にはトナーT)がリッチな状態となっている。
このため、まず、そのような接触状態にある現像剤の一
部が物理的な粘着作用により潜像担持体110に付着し
て移行したり、あるいは、その現像剤中に存在する逆極
性に帯電した現像剤や帯電が不十分な現像剤などが静電
的作用により潜像担持体110に移行してしまうものと
推測される。そして、そのように潜像担持体110に移
行してしまった現像剤G(トナーT)が、潜像担持体1
10の回転により一次転写位置に搬送されるとともに、
その一次転写位置に到来する中間転写体210における
次の転写該当領域TEに対して一次転写されて中間転写
体210の回転により二次転写位置まで搬送され、この
結果、その中間転写体210に転写された現像剤が最終
的に記録媒体300又は合紙に二次転写されてしまうた
めに起こるものと考えられる。
【0018】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とすることろは、上述したよう
な複数の作像ユニットと中間転写ユニットを備えている
とともに現像剤劣化防止機能を採用する画像形成装置と
して、かかる機能により作像ユニットの少なくとも一部
の作像ユニットにおける現像装置の現像剤担持体の回転
を一時的に停止させる場合があっても、その停止後に得
られる画像等に停止した当該現像剤担持体に担持されて
いる現像剤が付着して発生する現像剤汚れを防止するこ
とができる画像形成装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明(第1発明)の画像形成装置は、回転しなが
ら画像情報に基づく静電潜像が形成される潜像担持体
と、この潜像担持体に対向して回転する現像剤担持体に
より現像剤を供給して転移させることにより前記静電潜
像を現像剤像にする現像装置とを有する複数の作像ユニ
ットと、この複数の作像ユニットの各潜像担持体におけ
る転写位置をそれぞれ通過するように回転する中間転写
体を有し、前記中間転写体に前記潜像担持体上の現像剤
像を一次転写させるとともに、その一次転写した現像剤
像を前記中間転写体における転写位置を通過するように
搬送される記録媒体に二次転写させる中間転写ユニット
とを備え、かつ、前記作像ユニット及び中間転写ユニッ
トの稼動による画像形成動作が実行される間に、前記複
数の作像ユニットのうち少なくとも一部の作像ユニット
における現像装置の現像剤担持体を回転状態から一時的
に停止状態にする時期が存在する動作パターンを有する
画像形成装置において、前記動作パターンによる画像形
成動作が実行される場合、前記複数の作像ユニットのう
ち前記停止状態にする時期の対象となる現像装置を有す
る作像ユニットにおける当該現像装置の現像剤担持体に
担持されている現像剤の少なくとも一部を、その現像剤
担持体が停止された時点から当該作像ユニットの潜像担
持体における転写位置に前記中間転写体における次の転
写該当領域の先端部が到来するまでの間に、当該作像ユ
ニットの潜像担持体に移行させて消費させる現像剤消費
動作を実行する制御手段を有していることを特徴とする
ものである。
【0020】ここで、上記作像ユニットは、電子写真技
術等を利用して現像剤像を形成することができるもので
ある。また、この作像ユニットにおける潜像担持体は、
感光体、誘電体等にて構成されるものであり、その形態
についてはドラム形態、ベルト形態のいずれであっても
よい。現像剤は、通常トナーとキャリアからなる二成分
現像剤であるが、一成分現像剤であっても構わない。さ
らに、上記中間転写ユニットにおける中間転写体は、作
像ユニットで形成される現像剤像を担持し得る誘電体等
にて構成されるものであり、その形態についてはベルト
形態、ドラム形態のいずれであってもよい。
【0021】また、上記制御手段は、上記したような現
像剤消費動作を実行し得る構成のものであれば如何なる
ものでもよい。その現像剤消費動作のなかで「現像剤の
少なくとも一部」とは、主に、現像剤担持体に担持され
ている現像剤のうち表層部側にあって潜像担持体と接触
する現像剤を指すが、それ以外の部分に存在する現像剤
を含んでいる場合であっても構わない。また、その現像
剤消費動作のなかで「次の転写該当領域」とは、実際に
現像剤像が転写されることになる領域か或いは合紙など
と二次転写位置で対向する領域をいい、前述したような
作像がなされず作像ユニットを単に通過するだけの転写
該当領域いわゆる「スキップパネル」は除くものとす
る。
【0022】この現像剤消費動作により潜像担持体に移
行させた現像剤については、中間転写体に一次転写させ
た後にその中間転写体に付着する不要物を除去する清掃
手段等により除去したり、あるいは、一次転写の条件を
調整して当該現像剤の一部を潜像担持体に付着させてそ
の潜像担持体の清掃手段にて除去する一方、その残りの
一部を中間転写体に一次転写させた後にその中間転写体
の清掃手段等に除去すればよい。また、可能であれば、
一次転写が不可な状態として当該現像剤のすべてを潜像
担持体の清掃手段により除去するようにしてもよい。
【0023】さらに、上記制御手段により実行される現
像剤消費動作において停止させた現像剤担持体に担持さ
れている現像剤の一部を潜像担持体に移行させる具体的
手段は、特に限定されるものではないが、例えば、以下
のような手段を単独で又は複数組合せて採用することが
できる。すなわち、上記現像剤消費動作の実行タイミン
グ(期間)に対応させて、潜像担持体に静電潜像を形成
する手段や、現像剤担持体上の現像剤が潜像担持体側に
移行しやすい現像電界が形成されるように現像バイアス
を調整する手段や、潜像担持体を潜像形成前に一様に帯
電させる場合にはその帯電電位を現像剤担持体上の現像
剤が潜像担持体側に移行しやすい電位に調整する手段で
ある。この他、その具体的手段としては、生産性の低下
を招く難点があるものの、上記現像剤担持体の停止後に
おける次の転写該当領域を到来させる前に多め又は長め
の(換言すれば、現像剤担持体上の移行しやすい現像剤
がなくなり現像剤汚れが発生しない程度の)スキップパ
ネルを入れるという手段がある。
【0024】この第1発明の画像形成装置によれば、上
記動作パターン(前述した「現像剤劣化防止機能」によ
る現像剤担持体の停止が行われる動作パターン)による
画像形成動作が実行される場合、制御手段により上記し
たような現像剤消費動作が実行される。これにより、前
記停止状態にする時期の対象となる現像装置を有する作
像ユニットにおいては、その該当する現像装置の現像剤
担持体に担持されている現像剤の少なくとも一部は、潜
像担持体に移行して吐き出されるものの、その現像剤担
持体が停止された後に到来する中間転写体における次の
転写該当領域内に一次転写されることがない。この結
果、現像剤担持体を停止させた後に得られる画像や合紙
等に対し、その停止した現像剤担持体に担持されている
現像剤が付着してしまうことはない。なお、この現像剤
消費動作により潜像担持体に移行した現像剤は、例えば
中間転写体の清掃手段等により除去される。
【0025】また、上記の目的を達成するための本発明
(第2発明)の画像形成装置は、上記第1発明の画像形
成装置において、前記制御手段が、前記動作パターンに
よる画像形成動作が実行される場合、前記現像剤消費動
作に代えて、前記複数の作像ユニットのうち前記停止状
態にする時期の対象となる現像装置を有する作像ユニッ
トにおける当該現像装置の現像剤担持体に担持されてい
る現像剤が当該作像ユニットの潜像担持体に移行しにく
い現像条件に変更する現像剤移行抑止動作を実行するよ
うに構成したことを特徴とするものである。
【0026】ここで、上記制御手段により実行される現
像剤移行抑止動作において停止させた現像剤担持体に担
持されている現像剤が潜像担持体に移行しにくい現像条
件に変更する具体的手段は、特に限定されるものではな
いが、例えば、以下のような手段を単独で又は複数組合
せて採用することができる。すなわち、上記現像剤移行
抑止動作の実行タイミングに対応させて、現像剤担持体
上の現像剤が潜像担持体側に移行しにくい現像電界が形
成されるように現像バイアスを調整する手段や、潜像担
持体を潜像形成前に一様に帯電させる場合にはその帯電
電位を現像剤担持体上の現像剤が潜像担持体側に移行し
にくい電位に調整する手段である。なお、このような現
像剤移行抑止動作は、現像剤担持体の回転を一時的に停
止させている間、実行するようにすることが好ましい。
【0027】この第2発明の画像形成装置によれば、上
記動作パターンによる画像形成動作が実行される場合、
制御手段により上記したような現像剤転移抑止動作が実
行される。これにより、前記停止状態にする時期の対象
となる現像装置を有する作像ユニットにおいては、当該
現像装置の現像剤担持体に担持されている現像剤は、潜
像担持体にほとんど移行することがなく、その現像剤担
持体が停止された後に到来する中間転写体における次の
転写該当領域内に一次転写されることもほとんどない。
この結果、現像剤担持体を停止させた後に得られる画像
や合紙等に対し、その停止した現像剤担持体に担持され
ている現像剤が付着してしまうことはない。
【0028】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は、本発明
の実施の形態1に係るカラー画像形成装置を示す要部構
成図である。このカラー画像形成装置は、画像情報(デ
ータ)に基づくイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シア
ン(C)、ブラック(K)の各色成分のトナー像をそれ
ぞれ形成する4つの作像ユニット10Y,10M、10
C,10Kと、この各作像ユニット10Y,10M、1
0C,10Kで形成されるトナー像を中間転写体に一次
転写させた後に記録用紙Pに二次転写する中間転写ユニ
ット20と、この中間転写機構20で転写されたトナー
像を記録用紙Pに定着させる定着装置30とでその主要
部が構成されている。
【0029】上記作像ユニット10Y、10M、10
C、10Kは、水平方向にそって一定の間隔をあけた並
列状態で配設されており、そのいずれも同様の構成から
なるものである。すなわち、各作像ユニット10はいず
れも、矢印A方向に所定の速度で回転する感光ドラム1
1と、この感光ドラム11の表面を一様に帯電する帯電
器12と、この帯電器12にて帯電された感光ドラム1
1の表面に画像情報に対応した光像を露光して静電潜像
を形成する潜像形成装置としてのROS(RasterOutput
Scanner)13と、このROS13にて形成された感
光ドラム11上の静電潜像を所定の色のトナーを供給し
て現像する現像装置14と、転写後において感光ドラム
11上に残留した未転写トナーを除去して清掃するドラ
ム用清掃装置15とで構成されている。このうちROS
13は、カラー画像形成装置がプリンタである場合に
は、パーソナルコンピュータ等の外部接続機器から入力
されて画像処理された後の画像情報に基づいて動作し、
また、カラー画像形成装置が複写機である場合には、原
稿読取装置から入力されて画像処理された後の画像情報
に基づいて動作するようになっている。
【0030】また、中間転写ユニット20は、中間転写
体としての中間転写ベルト21と、この中間転写ベルト
21を支持して前記各作像ユニット10における感光ド
ラム11の転写位置を通過するように矢印B方向に回転
させる駆動ロール22、従動ロール23、テンションロ
ール24およびバックアップロール25と、中間転写ベ
ルト21に付着するトナー等の不要物を除去するベルト
用清掃装置26とでその主要部が構成されている。ま
た、中間転写ユニット20は、その中間転写ベルト21
が各作像ユニット10の感光ドラム11と対向して接す
る転写位置にロール式の一次転写器27を配設して一次
転写部が形成されているとともに、バックアップロール
25に支持されている中間転写ベルト21の部分(転写
位置)に二次転写ロール28を配設して二次転写部が形
成されている。この一次転写部を構成する一次転写器2
7と二次転写部を構成するバックアップロール25に
は、図示されていないバイアス電源から、所定の転写バ
イアスがそれぞれ印加されるようになっている。また、
二次転写ロール28にはクリーニングブレード28aが
配設されている。
【0031】さらに、定着装置30は、加熱ロール31
及び加圧ロール32を備えたロールニップ方式の定着装
置である。図中において符号35は、図示されていない
給紙トレイ等から供給搬送された記録用紙Pを二次転写
タイミングに合わせて前記二次転写部(の中間転写ベル
ト21と二次転写ロール22の間)に送り込むためのレ
ジロール、36は二次転写後の記録用紙Pを定着装置3
0まで搬送する2連の搬送ベルト装置である。図中の1
点鎖線は記録用紙Pの搬送経路である。
【0032】図2は、上記各作像ユニット10において
使用される現像装置14(Y,M,C,K)の主な構成
を示す概略断面図である。この現像装置14はいずれ
も、非磁性トナーと磁性キャリアからなる二成分現像剤
Gを使用する磁気ブラシ現像方式の二成分現像装置であ
り、その現像剤Gを収容する装置本体40に、現像剤担
持体としての現像ロール41、現像剤攪拌搬送部材とし
てのオーガ42,43と、現像ロール41上に担持され
る現像剤Gの層(磁気ブラシ)の厚さを規制するスクレ
ーパ44等が設けられて主に構成されている。
【0033】現像ロール41は、矢印方向に回転すると
ともに現像バイアスが印加される円筒状のスリーブ41
aと、このスリーブ41aの中空内に固定配置されたマ
グネットロール41bとからなるものである。現像バイ
アスとしては、直流に交流を重畳したものが印加され
る。オーガー42,43は、そのいずれも回転軸42
a,43aとその回転軸に螺旋状に形成された螺旋羽根
42b,43bとからなる回転体であり、装置本体40
の内部に上下2段に分割されかつ両端部において互いに
連通するように形成された構造の上部現像剤搬送路45
A及び下部現像剤搬送路45B内にそれぞれ配設されて
いるとともに、現像剤Gを攪拌搬送する方向に回転する
ようになっている。この現像装置20では、現像ロール
41(スリーブ41a)とオーガー42,43は同じ回
転駆動源(電動モータと駆動伝達機構など)により回転
駆動されるように構成されている。図中の符号46は、
上部現像剤搬送路45Aと下部現像剤搬送路45Bとを
仕切る仕切壁、47は現像後の現像ロール41から脱離
する現像剤Gをオーガー43側に送り込むためのカウン
ターオーガーである。
【0034】また、このカラー画像形成装置において
は、フルカラー画像の形成動作(カラープリントモー
ド)と単色画像の形成動作(単色プリントモード)のい
ずれか一方を選択して実行することができるほか、その
双方を同時に選択して混在した状態で実行することがで
きるように構成されている。また、単色画像の形成が選
択されて実行される場合には、その単色画像の形成に関
与しない作像ユニット10において、前述したようなク
リーニング不良防止用のトナーバンドTBを定期的に形
成するように設定されている。さらに、記録用紙Pとし
てOHPシートを使用する場合には、前述したような仕
切り紙としての合紙を適宜挿入する動作(合紙挿入モー
ド)を選択して実行することができるように構成されて
いる。
【0035】さらに、このカラー画像形成装置において
は、従来技術のなかで既述したように、作像動作を行わ
ないか或いは行わない時期のある作像ユニット10にお
ける現像装置20の現像ロール41の回転を一時的に停
止させる「現像剤劣化防止機能」が装備されている。
【0036】例えば、図14で例示したケース1の場合
と同様に、上記したカラープリントモードと単色プリン
トモードを混在させて繰り返し実行する場合においてフ
ルカラー画像形成動作から例えば白黒画像形成動作に切
り替わる際に、作像動作を行わないイエロー、マゼンタ
及びシアン用の作像ユニット10(Y,M,C)におけ
る各現像装置14(Y,M,C)の現像ロール41の回
転を停止させる(図6参照)。また、図15で例示した
ケース2の場合と同様に、上記した白黒プリントモード
のみを選択して実行する場合に、作像動作を行わないイ
エロー、マゼンタ及びシアン用の作像ユニット10
(Y,M,C)において白黒画像の作像動作の合間にク
リーニング不良防止用のトナーバンドTBを各感光ドラ
ム11(Y,M,C)に形成するための作像動作が終了
した際に、その各現像装置14(Y,M,C)の現像ロ
ール41の回転を停止させる(図7参照)。さらに、図
16で例示したケース3の場合と同様に、OHPシート
へのカラー又は白黒画像の形成を行う際に合紙挿入モー
ドを実行する場合において、OHPシート用の画像の形
成が終了した際に、作像動作を行わないすべての作像ユ
ニット10(Y,M,C,K)における各現像装置14
の現像ロール41の回転を停止させる(図8参照)。
【0037】そして、このカラー画像形成装置において
は、図3〜図5に示すように、上記した現像剤劣化防止
機能による現像ロール41の一時的な停止動作を行う時
期が存在する動作パターンによる画像形成動作が実行さ
れる場合、その防止機能による停止の対象となる現像ロ
ール41を有する作像ユニット10における当該現像装
置14の現像ロール41に担持されている現像剤(厳密
にはトナーT)の少なくとも一部を、当該作像ユニット
10の感光ドラム11に移行させて消費させる「現像剤
(トナー)消費動作」を実行する制御手段50が設けら
れている。
【0038】この制御手段50は、図3に示すように、
演算処理装置、ROM,RAM等の記憶手段、制御装置
等を有するマイクロコンピュータにて構成される制御部
からなるものである。特に、その記憶手段には、図4に
示すような現像剤消費動作用の制御動作を実行するため
のプログラムや他の制御動作(例えば、基本的な画像形
成動作、現像剤劣化防止機能の動作等に関する制御動
作)を実行するためのプログラム、制御動作に必要な各
種データなどが格納されている。
【0039】また、この制御部50には、ユーザが本カ
ラー画像形成装置を使用する際に必要な各種設定や操作
を行うための操作設定部(UI)51が接続されてお
り、これにより操作設定部51において選択設定される
前記したカラープリントモード、単色プリントモード、
合紙挿入モード等に関する情報が入力されるようになっ
ている。一方、この制御部50は、特に前記した現像剤
消費動作に主に関係する制御手段、すなわち帯電器12
の帯電動作を制御する帯電コントローラ52、潜像形成
装置としてのROS13の露光書き込み動作を制御する
ROSコントローラ53、現像装置14における現像ロ
ール41等の回転駆動動作を制御する現像ロール駆動コ
ントローラ54、現像装置14における現像バイアスの
印加動作を制御する現像バイアスコントローラ55、一
次転写器27における転写バイアスの印加動作を制御す
る一次転写バイアスコントローラ56等と接続されてい
る。これにより上記各コントローラ52〜56に対して
現像剤消費動作に関連して制御信号が送信されて必要な
制御が行われるようになっている。なお、これら各コン
トローラ52〜56は、4つの作像ユニット10(Y,
M,C,K)ごとに1組ずつそれぞれ装備されている。
【0040】また、この実施の形態における制御手段
(制御部)50による「現像剤消費動作」については、
図5に例示するように、現像剤消費動作の実行タイミン
グ(実際には現像ロール41の停止時点又はその時点か
ら所定時間経過後)に対応させてROSコントローラ5
3を介してROS13を動作させることにより感光ドラ
ム11にトナー消費用の静電潜像を形成することで実行
されるように構成している。図5において、符号VH
帯電器12の帯電による感光ドラム11の帯電電位、V
Dは現像バイアスの電位、VLは潜像電位をそれぞれ示
す。例えば、トナーTとして帯電極性がマイナスのトナ
ーを使用し、帯電電位VHが「−680V」、現像バイ
アスVDが「−500V」という条件下で通常の画像形
成を行う場合、潜像電位VLが「−300V」となるト
ナー消費用の静電潜像を形成する。
【0041】さらに、この実施の形態における制御手段
50では、上記トナー消費用の静電潜像を形成するタイ
ミングについて、その静電潜像に転移して付着するトナ
ーTが、例えば、図6に例示するように現像ロール41
の回転が停止した後に一次転写位置に到来する中間転写
ベルト21の「スキップパネル(第2の分割パネルTE
−2)」と「次の転写該当領域(第3の分割パネルTE
−3)」のインターイメージ部に一次転写されるような
タイミングとなるように構成している。また、この制御
手段50では、現像剤消費動作が実行される作像ユニッ
ト10における一次転写器27の転写バイアスについ
て、通常の転写時よりも弱い転写電界が形成されるよう
なバイアスを印加するように構成している。これによ
り、感光ドラム11のトナー消費用静電潜像に転移して
付着した現像剤像(トナー)の一部が一次転写されない
ようにしている。
【0042】次に、このカラー画像形成装置の動作につ
いて説明する。
【0043】はじめに、基本的な画像形成動作(プリン
ト)について説明する。フルカラー画像のプリントは、
従来技術として既述した画像形成装置による画像形成動
作とほぼ同様にして行われる。すなわち、カラープリン
トモードが選択された場合には、まず、各作像ユニット
10において、矢印A方向に回転する感光ドラム11
が、帯電器12によって所望の帯電電位となるように一
様に帯電処理された後、その帯電表面にROS13から
色分解された画像データに応じたレーザビームLBが走
査露光されることによって所望の潜像電位からなる静電
潜像が形成され、しかる後、その潜像が現像装置14か
ら供給される所定の色成分の現像剤G(トナー)により
現像される。このときの現像は現像ロールに現像バイア
スが印加された状態で磁気ブラシ現像方式によって行わ
れる。これにより、各感光ドラム11上にはイエロー、
マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像が個別に
形成される。
【0044】次いで、その4色のトナー像は、一次転写
部において中間転写ベルト21の表面に重ね合わせられ
るようにして一次転写された後、二次転写部に送り込ま
れる記録用紙Pに対して二次転写される。ここで、上記
一次転写は、一次転写器27に印加される一次転写バイ
アスによりその転写器(転写ロール)27と感光ドラム
11との間に形成される転写電界により静電的に行われ
る。また、上記二次転写は、バックアップロール25に
印加される二次転写バイアスによりバックアップロール
25と二次転写ロール28との間に形成される転写電界
により静電的に行われる。
【0045】次いで、トナー像が転写された後の記録用
紙Pは、定着装置30における加熱ロール31と加圧ロ
ール32のニップ部を通過するように送られてトナー像
が加熱加圧されることにより熱定着された後、所定の排
紙部にむけて排出される。なお、一次転写後の感光ドラ
ム11に転写されずに付着している残留トナーはドラム
用清掃装置16により除去され、また、二次転写後の中
間転写ベルト21に転写されずに付着している残留トナ
ーはベルト用清掃装置26により除去される。さらに、
二次転写ロール28に付着するトナー等はクリーニング
ブレード28aにより除去される。
【0046】以上のプロセスを経ることにより、記録用
紙Pの片面にフルカラー画像が形成される。また、白黒
プリントモードが選択された場合には、4つの作像ユニ
ット10のうちブラック用作像ユニット10Kのみが作
動することにより白黒画像が形成される。
【0047】そして、この画像形成装置では、カラープ
リントモードと白黒プリントモードが混在して選択設定
されると、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラック用
の作像ユニット10(Y,M,C,K)による作像動作
とブラック用の作像ユニット10Kのみによる作像動作
とが適宜切り替えて実行されることにより、図6に示す
ように中間転写ベルト21上にフルカラー画像及び白黒
画像が形成される。図6においてTEは前述したような
中間転写ベルト21における転写該当領域(分割パネ
ル)であり、この図では例えばA3版記録用紙Pのトナ
ー像を4つ分一次転写することができる4つの転写該当
領域TE1〜TE4に分割した転写ベルトが示されてい
る。また、このカラー画像と白黒画像が切り替えられて
形成される際には、中間転写ベルト21における分割パ
ネル1枚分だけスキップして間をあけた状態で形成され
る。しかも、このようなカラー画像と白黒画像が混在す
るプリントが行われる場合には、図6に示すようにその
カラー画像のプリントが終了して白黒画像のプリントに
切り替わる際に、前述した現像剤劣化防止機能により、
作動動作を行わないイエロー、マゼンタ、シアン及びブ
ラック用の作像ユニット10(Y,M,C,K)におけ
る各現像装置14(Y,M,C)の現像ロール41の回
転が停止する。ちなみに、分割パネル1枚分だけスキッ
プするのは、上記現像剤劣化防止機能により所定の作像
ユニットにおける現像装置の現像ロールを停止させるの
に足る時間を確保するためである。
【0048】また、この画像形成装置では、白黒プリン
トモードのみが選択設定されると、ブラック用の作像ユ
ニット10Kのみによる作像動作が実行されることによ
り、図7に示すように中間転写ベルト21上に白黒画像
のみが形成される。そして、この白黒プリントモード選
択時には、予め設定された白黒プリントの間に、作像動
作を行わないイエロー、マゼンタ及びシアン用の作像ユ
ニット10(Y,M,C)においてクリーニング不良防
止用のトナーバンドTBが形成される。これにより、ド
ラム用清掃装置16におけるクリーニングブレードのめ
くれ等が防止され、クリーニング不良も発生しない。し
かも、このトナーバンドTBが形成される場合には、図
7に示すようにイエロー、マゼンタ及びシアン用の作像
ユニット10(Y,M,C)における各現像装置14の
現像ロール41も回転するが、そのトナーバンドTBの
作像動作が終了すると、前述した現像剤劣化防止機能に
より、その各現像装置14(Y,M,C)における現像
ロール41の回転が停止する。
【0049】さらに、この画像形成装置では、OHPシ
ートへの例えばカラープリント時に(画像形成をしない
タイプの)合紙挿入モードが選択設定されると、イエロ
ー、マゼンタ、シアン及びブラック用の作像ユニット1
0(Y,M,C,K)による作像動作が実行されるとと
もに、合紙挿入時にはその作像動作が停止されることに
より、図8に示すように中間転写ベルト21上にはOH
Pシート用の画像が形成されるとともに、トナー像が存
在しない合紙挿入用のパネル(スキップパネルの1種)
が形成される。しかも、この合紙挿入モードが行われる
場合には、図8に示すようにそのカラー画像のプリント
が終了して合紙挿入動作に切り替わる際に、前述した現
像剤劣化防止機能により、作動動作を行わないすべての
作像ユニット10(Y,M,C,K)における各現像装
置14(Y,M,C)の現像ロール41の回転が停止す
る。
【0050】そして、この画像形成装置では、上述した
ような現像剤劣化防止機能の実行を伴うプリント動作が
選択設定された場合には、前記制御手段50による「現
像剤消費動作」が実行される。
【0051】すなわち、図4に示すように、現像剤劣化
防止機能の実行を伴うプリント動作が開始されると(ス
テップ10:S10)、制御手段50においては、その
防止機能による現像ロール41の停止時期が到来したか
否かが(例えば停止信号の有無により)判断される(S
11)。この際、その停止時期が到来した場合には、該
当する現像ロール41の回転が停止されるとともに(S
12)、現像剤消費動作が実行される(S13)。
【0052】この実施の形態では、現像剤消費動作とし
て、前記したように停止する現像ロール41を有する作
像ユニット10におけるROS13が所定のタイミング
で作動して感光ドラム11上にトナー消費用の静電潜像
が形成される。
【0053】これにより、停止した現像ロール41に担
持されている上層部側の現像剤(トナーT)が、そのト
ナー消費用静電潜像が形成された感光ドラム11の部位
に主に転移して付着する。このときの転移は通常の作像
動作時の現像と同様にして行われる。また、このトナー
の移行により、その後において停止する現像ロール41
から感光ドラム11へ移行するトナーは殆どない。そし
て、このトナー消費用静電潜像に対して付着した消費ト
ナーT0は、感光ドラム11の回転により一次転写部に
搬送される。このときの一次転写部は、前記したように
一次転写器27に印加する転写バイアスが通常の転写時
よりも弱められているため、感光ドラム11上の消費ト
ナーT0は、その一部が転写されず感光ドラム11に残
留し、その残りの一部が中間転写ベルト21に一次転写
される。
【0054】その後、感光ドラム11に残留した消費ト
ナーT0は、最終的にドラム用清掃装置16によって除
去される。一方、中間転写ベルト21に一次転写される
消費トナーT0は、図6〜図8に示すように、現像ロー
ル41の停止時期から次の分割パネル(第3又は第7の
分割パネルTE−3,7)の先端部が一次転写位置に到
来するまでの間となる中間転写ベルト21上の「トナー
消費用移行領域」のうち、通常の画像又はトナーバンド
TBを形成した後の1つのスキップパネル(第2又は第
6の分割パネルTE−2,6)と前記次の分割パネル
(第3又は第7の分割パネルTE−3,7)の間となる
インターイメージ部に一次転写される。
【0055】したがって、停止した現像ロール41に担
持されている現像剤(トナー)が感光ドラム11に転移
しても、その現像ロール41が停止した後に一次転写位
置に到来する中間転写ベルト21における次の分割パネ
ル(第3又は第7の分割パネルTE−3,7)内に一次
転写されることがない。この結果、図6〜図8に示すよ
うに、現像ロール41を停止させた後に得られる画像や
合紙等に対し、その停止した現像ロール41に担持され
ている現像剤(トナー)が付着する現像剤汚れ(図14
〜図16参照)が発生することがない。
【0056】このような現像剤消費動作が実行された後
は、現像剤劣化防止機能による現像ロール41の停止時
期が終了したか否かが判断され(S14)、その停止時
期が終了した場合には、前記現像剤消費動作が解除され
るとともに停止されていた現像ロール41の回転が再開
される(S15)。また、以上のような制御手段50に
よる現像剤消費動作は、一連のプリント動作が終了する
までの間に現像ロール41の回転停止時期が到来するご
とに同様に繰り返される。
【0057】[実施の形態1の変形例]制御手段50に
よる「現像剤消費動作」は、図9に示すように、現像剤
消費動作の実行タイミングに対応させて現像バイアスの
コントローラ(55)を制御することにより現像バイア
ス電位(直流の電圧)VDを、停止している現像ロール
41上の現像剤が感光ドラム11側に移行しやすいよう
な電位に所定のタイミングで変更することで実行される
ように構成することもできる。例えば、トナーTとして
帯電極性がマイナスのトナーを使用し、帯電電位VH
「−680V」、現像バイアスVDが「−500V」と
いう条件下で通常の画像形成を行う場合、その現像バイ
アスVDを「−700V」に変更するようにする。これ
により、停止している現像ロール41上の現像剤は、感
光ドラム11側に静電的に移行しやすくなる。
【0058】また、制御手段50による「現像剤消費動
作」は、図10に示すように、現像剤消費動作の実行タ
イミングに対応させて帯電コントローラ(52)を制御
することにより帯電電位VHを、停止している現像ロー
ル41上の現像剤が感光ドラム11側に移行しやすいよ
うな電位に所定のタイミングで変更することで実行され
るように構成することもできる。例えば、トナーTとし
て帯電極性がマイナスのトナーを使用し、帯電電位VH
が「−680V」、現像バイアスVDが「−500V」
という条件下で通常の画像形成を行う場合、その帯電電
位VHを「−300V」に変更するようにする。これに
より、停止している現像ロール41上の現像剤は、感光
ドラム11側に静電的に移行しやすくなる。
【0059】消費トナーT0は、前記した中間転写ベル
ト21のインターイメージ部に一次転写させる場合に限
られるものでは勿論なく、前記した「トナー消費用移行
領域」であれば如何なる部分に一次転写させるように構
成してもよい。また、この消費トナーT0は、複数の色
成分のトナーを互いに完全に重ねあせるように中間転写
ベルト21に一次転写することができるほか、複数の色
成分のトナーを一部だけ重ね合わせるように又はまった
く重ね合わせないように(並べた状態で)中間転写ベル
ト21に一次転写するようにしても構わない。さらに、
この消費トナーT0は、前記した「トナー消費用移行領
域」であれば、複数個、感光ドラム11に転移させたり
或いは中間転写ベルト21に一次転写させるように構成
することができる。
【0060】なお、消費トナーT0の感光ドラム11へ
移行させる量は、現像剤消費動作時に適用される前記ト
ナー消費用静電潜像の電位、現像バイアス電位又は帯電
電位などを変えることにより調整する。また、消費トナ
ーT0の幅(感光ドラムの軸方向に沿う幅)は現像ロー
ルの長さ(現像剤が担持されている幅)とし、消費トナ
ーT0の長さ(感光ドラムの回転方向に沿う長さ)は現
像領域のニップ幅の少なくとも1/2以上とする。
【0061】[実施の形態2]この実施の形態に係るカ
ラー画像形成装置は、実施の形態1に係るカラー画像形
成装置における制御手段(制御部)50について、前記
現像剤消費動作に代えて「現像剤移行抑止動作」を実行
するように構成した以外は実施の形態1と同様の構成か
らなるものである(図4参照)。
【0062】ここで、現像剤(トナー)移行抑止動作
は、前記現像剤劣化防止機能による停止の対象となる現
像ロール41を有する作像ユニット10における当該現
像装置14の現像ロール41に担持されている現像剤
(厳密にはトナーT)を、当該作像ユニット10の感光
ドラム11に移行しにくいような現像条件に変更する動
作である。この抑止動作は、図4に示す「ステップS1
3の段階」において実行されるように構成される。
【0063】この実施の形態における制御手段50によ
る「現像剤移行抑止動作」は、図11に示すように、そ
の抑止動作の実行タイミング(時期)に対応させて帯電
コントローラ(52)を制御することにより帯電電位V
Hを、停止している現像ロール41上の現像剤が感光ド
ラム11側に移行しにくいような電位に変更することで
実行されるように構成される。この抑止動作は、現像ロ
ール41が停止されている間、実行するように設定され
ている。図11において、符号VCLはクリーニングフィ
ールド電位(帯電電位と現像バイアスの電位差)を示
す。例えば、トナーTとして帯電極性がマイナスのトナ
ーを使用し、帯電電位VHが「−680V」、現像バイ
アスVDが「−550V」という条件下で通常の画像形
成を行う場合、クリーニングフィールド電位VCLが20
0V程度となるように帯電電位VHを「−750V」に
変更するようにする。
【0064】そして、この実施の形態2に係るカラー画
像形成装置においても、上述したような現像剤劣化防止
機能の実行を伴うプリント動作が選択設定された場合に
は、制御手段50による「現像剤消費動作」が実行され
る。すなわち、図4に示すように、制御手段50におい
て、その防止機能による現像ロール41の停止時期が到
来したことが認識される、該当する現像ロール41の回
転が停止されるとともに(S12)、現像剤移行抑止動
作が実行される(S13)。
【0065】この実施の形態では、現像剤移行抑止動作
として、前記したように現像ロール41の停止時期に合
わせて帯電電位VHが変更される。これにより、停止し
ている現像ロール41上の現像剤は感光ドラム11側に
移行しにくくなるため、感光ドラム11側にほとんど移
行しない。したがって、停止した現像ロール41に担持
されている現像剤(トナー)が感光ドラム11に転移
し、その現像ロール41が停止した後に一次転写位置に
到来する中間転写ベルト21における次の分割パネル
(例えば、図6に示す第3又は第7の分割パネルTE−
3,7)内に一次転写されることもない。この結果、こ
の実施の形態2に係る画像形成装置においても、現像ロ
ール41を停止させた後に得られる画像や合紙等に対
し、その停止した現像ロール41に担持されている現像
剤が付着する現像剤汚れが発生することがない(図6〜
図8参照)。
【0066】[実施の形態2の変形例]制御手段50に
よる「現像剤移行抑止動作」は、図12に示すように、
その抑止動作の実行タイミングに対応させて現像バイア
スのコントローラ(55)を制御することにより現像バ
イアス電位(直流の電圧)VDを、停止している現像ロ
ール41上の現像剤が感光ドラム11側に移行しにくい
ような電位に変更することで実行されるように構成する
こともできる。例えば、トナーTとして帯電極性がマイ
ナスのトナーを使用し、帯電電位VHが「−680
V」、現像バイアスVDが「−550V」という条件下
で通常の画像形成を行う場合、その現像バイアスVD
「−450V」に変更するようにする。これにより、停
止している現像ロール41上の現像剤は、感光ドラム1
1側に静電的に移行しにくくなる。
【0067】また、制御手段50による「現像剤移行抑
止動作」は、その抑止動作の実行タイミングに対応させ
て現像バイアスのコントローラ(55)を制御すること
により現像バイアスの交流のデューティー比、周波数又
は電圧(Vp-p)を、停止している現像ロール41上の
現像剤が感光ドラム11側に移行しにくいような条件に
変更することで実行されるように構成することもでき
る。例えば、その交流のデュティー比については、現像
剤(トナー)が感光ドラム11側よりも現像ロール41
側に多く引き寄せられるような比率に変更する。また、
その周波数については、通常の現像時には「9kHz」
であれば「15kHz」のように高周波数側に変更す
る。さらに、その電圧(Vp-p)については交流の印加
を停止させるか又は低い電圧となるように変更する。こ
れにより、停止している現像ロール41上の現像剤は、
感光ドラム11側に静電的に移行しにくくなる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、前記した制御手段による現像剤消費動作
又は現像剤移行抑止動作が実行されることにより、現像
剤劣化防止機能により作像ユニットの少なくとも一部の
作像ユニットにおける現像装置の現像剤担持体の回転を
一時的に停止させる場合があっても、その停止後に得ら
れる画像や合紙等に停止した当該現像剤担持体に担持さ
れている現像剤が付着する現像剤汚れが発生しない。こ
のような効果は、特に上記画像形成装置が高速のもので
あればあるほど大きいものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係るカラー画像形成装置を示
す概要図。
【図2】 図1の各作像ユニットに使用される現像装置
を示す概略断面図。
【図3】 現像剤消費動作等を実行させる制御系を示す
ブロック図。
【図4】 現像剤消費動作(又は現像剤移行抑止動作)
が実行される場合の動作手順を示すフローチャート。
【図5】 トナー消費用の静電潜像を形成する場合の現
像剤消費動作が実行される前後における各電位の状態を
示す説明図。
【図6】 カラープリントと白黒プリントが混在して実
行されるときの、主な作像ユニットの動作状態と中間転
写ベルト上の推移状態を示す説明図。
【図7】 白黒プリントのみが実行されるとともにクリ
ーニング不良防止用のトナーバンドが形成されるとき
の、主な作像ユニットの動作状態と中間転写ベルト上の
推移状態を示す説明図。
【図8】 OHPシートへのプリントが合紙挿入モード
で実行されるときの、主な作像ユニットの動作状態と中
間転写ベルト上の推移状態を示す説明図。
【図9】 現像バイアス電位を変更する場合の現像剤消
費動作が実行される前後における各電位の状態を示す説
明図。
【図10】 帯電電位を変更する場合の現像剤消費動作
が実行される前後における各電位の状態を示す説明図。
【図11】 実施の形態2において、帯電電位を変更す
る場合の現像剤移行抑止動作が実行される前後における
各電位の状態を示す説明図。
【図12】 現像バイアス電位を変更する場合の現像剤
移行抑止動作が実行される前後における各電位の状態を
示す説明図。
【図13】 従来の画像形成装置を示す概要図。
【図14】 従来の画像形成装置によるカラープリント
と白黒プリントが混在して実行されるときの、主な作像
ユニットの動作状態と中間転写ベルト上の推移状態を示
す説明図。
【図15】 従来の画像形成装置により白黒プリントの
みが実行されるとともにクリーニング不良防止用のトナ
ーバンドが形成されるときの、主な作像ユニットの動作
状態と中間転写ベルト上の推移状態を示す説明図。
【図16】 従来の画像形成装置によりOHPシートへ
のプリントが合紙挿入モードで実行されるときの、主な
作像ユニットの動作状態と中間転写ベルト上の推移状態
を示す説明図。
【図17】 通常の現像動作が実行されるときの状態を
示す要部概念図。
【図18】 現像剤担持体の回転が一時的に停止された
際に発生する現像剤汚れの発生メカニズムを示す要部説
明図。
【符号の説明】
10Y,10M,10C,10K…作像ユニット、11
…感光ドラム(潜像担持体)、14…現像装置、20…
中間転写ユニット、21…中間転写ベルト(中間転写
体)、41…現像ロール(現像剤担持体)、50…制御
手段、G…現像剤、P…記録用紙(記録媒体)、TE…
転写該当領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 積田 敏和 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 北村 正彦 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 行武 孝 神奈川県海老名市本郷2274番地、富士ゼロ ックス株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA23 DA32 DC04 EB01 EB06 EC11 EC14 ED24 EE07 EF09 EF12 2H030 AB02 AD03 BB33 BB34 BB36 BB42 BB56 2H077 AD02 AD06 AD35 CA01 DA24 DB14 DB25 GA03 GA12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転しながら画像情報に基づく静電潜像
    が形成される潜像担持体と、この潜像担持体に対向して
    回転する現像剤担持体により現像剤を供給して転移させ
    ることにより前記静電潜像を現像剤像にする現像装置と
    を有する複数の作像ユニットと、 この複数の作像ユニットの各潜像担持体における転写位
    置をそれぞれ通過するように回転する中間転写体を有
    し、前記中間転写体に前記潜像担持体上の現像剤像を一
    次転写させるとともに、その一次転写した現像剤像を前
    記中間転写体における転写位置を通過するように搬送さ
    れる記録媒体に二次転写させる中間転写ユニットとを備
    え、 かつ、前記作像ユニット及び中間転写ユニットの稼動に
    よる画像形成動作が実行される間に、前記複数の作像ユ
    ニットのうち少なくとも一部の作像ユニットにおける現
    像装置の現像剤担持体を回転状態から一時的に停止状態
    にする時期が存在する動作パターンを有する画像形成装
    置において、 前記動作パターンによる画像形成動作が実行される場
    合、前記複数の作像ユニットのうち前記停止状態にする
    時期の対象となる現像装置を有する作像ユニットにおけ
    る当該現像装置の現像剤担持体に担持されている現像剤
    の少なくとも一部を、その現像剤担持体が停止された時
    点から当該作像ユニットの潜像担持回転体における転写
    位置に前記中間転写体における次の転写該当領域の先端
    部が到来するまでの間に、当該作像ユニットの潜像担持
    体に移行させて消費させる現像剤消費動作を実行する制
    御手段を有していることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、 前記制御手段が、前記動作パターンによる画像形成動作
    が実行される場合、前記現像剤消費動作に代えて、 前記複数の作像ユニットのうち前記停止状態にする時期
    の対象となる現像装置を有する作像ユニットにおける当
    該現像装置の現像剤担持体に担持されている現像剤が当
    該作像ユニットの潜像担持体に移行しにくい現像条件に
    変更する現像剤移行抑止動作を実行するように構成した
    ことを特徴とする画像形成装置。
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