JP2002022315A - 高効率四方切換弁 - Google Patents
高効率四方切換弁Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は高効率の四方切換弁に関し、高圧側
と低圧側の圧力損失及び熱ロスの低減を可能とした高効
率の四方切換弁を実現することを目的とする。 【解決手段】 両端が閉じた筒状の弁本体20と、該弁
本体20の内部に設けられた弁座21と、該弁座21に
1列に設けられた2個の導管22,24及び1個の低圧
導管23と、該弁座21の上を摺動可能に設けられた弁
体26と、前記弁座21に対向して弁本体20の壁に設
けられた高圧導管25と、を具備してなる四方切換弁に
おいて、前記高圧導管25を二股に形成し、該二股にし
た2本の高圧導管25a,25bを前記2個の導管2
2,24にそれぞれ対向するように弁本体20に配設
し、且つ、前記弁体26に常時前記2個の高圧導管25
a,25bのうちのいずれか一方を遮蔽する手段を設け
て成るように構成する。
と低圧側の圧力損失及び熱ロスの低減を可能とした高効
率の四方切換弁を実現することを目的とする。 【解決手段】 両端が閉じた筒状の弁本体20と、該弁
本体20の内部に設けられた弁座21と、該弁座21に
1列に設けられた2個の導管22,24及び1個の低圧
導管23と、該弁座21の上を摺動可能に設けられた弁
体26と、前記弁座21に対向して弁本体20の壁に設
けられた高圧導管25と、を具備してなる四方切換弁に
おいて、前記高圧導管25を二股に形成し、該二股にし
た2本の高圧導管25a,25bを前記2個の導管2
2,24にそれぞれ対向するように弁本体20に配設
し、且つ、前記弁体26に常時前記2個の高圧導管25
a,25bのうちのいずれか一方を遮蔽する手段を設け
て成るように構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は四方切換弁に関す
る。詳しくは、冷暖房装置において、冷房と暖房とを切
り換えるために用いられる四方切換弁であって、熱損失
を少なくした高効率四方切換弁に関する。
る。詳しくは、冷暖房装置において、冷房と暖房とを切
り換えるために用いられる四方切換弁であって、熱損失
を少なくした高効率四方切換弁に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の冷暖房装置を説明するため
の図である。同図において、符号1は冷媒ガスを圧縮す
る圧縮機、2は室内を冷房又は暖房するために冷媒ガス
の循環方向を転換させるための四方切換弁であり、該四
方切換弁には高圧導管3と2個の導管4,6と1個の低
圧導管5と、弁体7とが設けられており、高圧導管3は
圧縮器1の吐出口1aに接続され、導管4は室外熱交換
器8に、導管6は室内熱交換器9にそれぞれ接続され、
低圧導管5は圧縮機1の吸入口1bに接続されている。
また、室内熱交換器と室外熱交換器との間には両熱交換
器の間を流れる冷媒ガスの圧力を調節する膨張弁10が
配設されている。
の図である。同図において、符号1は冷媒ガスを圧縮す
る圧縮機、2は室内を冷房又は暖房するために冷媒ガス
の循環方向を転換させるための四方切換弁であり、該四
方切換弁には高圧導管3と2個の導管4,6と1個の低
圧導管5と、弁体7とが設けられており、高圧導管3は
圧縮器1の吐出口1aに接続され、導管4は室外熱交換
器8に、導管6は室内熱交換器9にそれぞれ接続され、
低圧導管5は圧縮機1の吸入口1bに接続されている。
また、室内熱交換器と室外熱交換器との間には両熱交換
器の間を流れる冷媒ガスの圧力を調節する膨張弁10が
配設されている。
【0003】そして弁体7が図6(a)の状態にあると
きは、圧縮機1から出力された高温高圧の冷媒ガスは四
方切換弁2から導管6を経て室内熱交換器9に入り、放
熱して室内の空気と熱交換を行い低温となった後、膨張
弁10を通り室外熱交換器8に入る。該室外熱交換器8
に流入した低温の冷媒ガスは外気から吸熱して導管4か
ら低圧導管5を経て圧縮機1に戻り循環する。これによ
り室内は暖房される。
きは、圧縮機1から出力された高温高圧の冷媒ガスは四
方切換弁2から導管6を経て室内熱交換器9に入り、放
熱して室内の空気と熱交換を行い低温となった後、膨張
弁10を通り室外熱交換器8に入る。該室外熱交換器8
に流入した低温の冷媒ガスは外気から吸熱して導管4か
ら低圧導管5を経て圧縮機1に戻り循環する。これによ
り室内は暖房される。
【0004】また、図6(b)の如く、弁体7を右方に
摺動させれば、圧縮機1からの高温高圧の冷媒は四方切
換弁2から導管4を経て室外熱交換器8に入り、放熱し
外気と熱交換した後、膨張弁10を通り室内熱交換器9
で室内空気と熱交換し吸熱した後導管6から低圧導管5
を経て圧縮機1に戻り循環する。これにより室内は冷房
される。
摺動させれば、圧縮機1からの高温高圧の冷媒は四方切
換弁2から導管4を経て室外熱交換器8に入り、放熱し
外気と熱交換した後、膨張弁10を通り室内熱交換器9
で室内空気と熱交換し吸熱した後導管6から低圧導管5
を経て圧縮機1に戻り循環する。これにより室内は冷房
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように四方切換弁
は高圧側と低圧側の流体の流れを切り換えることによっ
て、冷房、暖房を切り換える弁であるが、この高圧側と
低圧側の流れは、弁本体内にある弁体7によって遮断す
る構造となっているため、弁体7は、高圧側の流体と低
圧側の流体に直接さらされることになる。よって弁体7
の材質、形状、厚さ等が四方切換弁の高圧側、低圧側の
流量、熱ロスに大きく影響する。
は高圧側と低圧側の流体の流れを切り換えることによっ
て、冷房、暖房を切り換える弁であるが、この高圧側と
低圧側の流れは、弁本体内にある弁体7によって遮断す
る構造となっているため、弁体7は、高圧側の流体と低
圧側の流体に直接さらされることになる。よって弁体7
の材質、形状、厚さ等が四方切換弁の高圧側、低圧側の
流量、熱ロスに大きく影響する。
【0006】弁体7の材質は熱伝導率の小さい材料が望
ましいが、一般に弁体用の材料として使用されているの
は、66ナイロン、テフロン(登録商標)等の樹脂及び
セラミックであるが、セラミックと66ナイロン、テフ
ロンの熱伝導率を比較すると、セラミックより66ナイ
ロン、テフロンの方が熱伝導率は小さくなっている。ま
た樹脂材料の中には、ポリスチレンのように66ナイロ
ンやテフロンよりも熱伝導率の小さい材料はあるが、弁
体としての機能を考えた場合、使用できる材料は限ら
れ、この材料の中での熱伝導率は同程度であり、材質に
よる対応は難しいものである。
ましいが、一般に弁体用の材料として使用されているの
は、66ナイロン、テフロン(登録商標)等の樹脂及び
セラミックであるが、セラミックと66ナイロン、テフ
ロンの熱伝導率を比較すると、セラミックより66ナイ
ロン、テフロンの方が熱伝導率は小さくなっている。ま
た樹脂材料の中には、ポリスチレンのように66ナイロ
ンやテフロンよりも熱伝導率の小さい材料はあるが、弁
体としての機能を考えた場合、使用できる材料は限ら
れ、この材料の中での熱伝導率は同程度であり、材質に
よる対応は難しいものである。
【0007】形状、厚さ等については、弁体の厚みを増
し、熱ロスを少なくしようとすると、流量に制約ができ
てしまい、大幅に厚みをますことは出来ない。また流量
に影響が出ないように厚みを増した場合では、熱ロス減
少の効果が得られない。
し、熱ロスを少なくしようとすると、流量に制約ができ
てしまい、大幅に厚みをますことは出来ない。また流量
に影響が出ないように厚みを増した場合では、熱ロス減
少の効果が得られない。
【0008】また、暖房、冷房いずれかの効率のみを重
視し、図7の如く高圧側配管3の位置を変え、高圧側の
流れに(a)図の矢印Aの如き直線的な流れを設け、高
圧側の圧力損失を少なくした弁があるが、この弁は図7
(a)の如き位置においては、高圧側の圧力損失が少な
くなると同時に、高圧側の流体が弁体7に直接(真上に
近い位置から)当たらなくなり、熱ロスも少なくなる。
視し、図7の如く高圧側配管3の位置を変え、高圧側の
流れに(a)図の矢印Aの如き直線的な流れを設け、高
圧側の圧力損失を少なくした弁があるが、この弁は図7
(a)の如き位置においては、高圧側の圧力損失が少な
くなると同時に、高圧側の流体が弁体7に直接(真上に
近い位置から)当たらなくなり、熱ロスも少なくなる。
【0009】しかし図7(b)の如く弁体7が逆の位置
では、高圧側の流れは矢印Bの如くになり、高圧側の流
量は大きく絞られて、圧力損失が大きくなると同時に、
高圧側の流体が弁体7に直接当たり、熱ロスも大きくな
る。また流体が直接当たる位置では、カバー等を取り付
けて、熱ロスを防いでいるものもあるが、高圧側の流量
を更に絞ることになり、極端なカバーを付けることが出
来なかった。
では、高圧側の流れは矢印Bの如くになり、高圧側の流
量は大きく絞られて、圧力損失が大きくなると同時に、
高圧側の流体が弁体7に直接当たり、熱ロスも大きくな
る。また流体が直接当たる位置では、カバー等を取り付
けて、熱ロスを防いでいるものもあるが、高圧側の流量
を更に絞ることになり、極端なカバーを付けることが出
来なかった。
【0010】本発明は上記従来の問題点に鑑み、高圧側
と低圧側の圧力損失及び熱ロスの低減を可能とした高効
率の四方切換弁を実現することを目的とする。
と低圧側の圧力損失及び熱ロスの低減を可能とした高効
率の四方切換弁を実現することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の高効
率四方切換弁は、両端が閉じた筒状の弁本体20と、該
弁本体20の内部に設けられた弁座21と、該弁座21
に1列に設けられた2個の導管22,24及び1個の低
圧導管23と、該弁座21の上を摺動可能に設けられた
弁体26と、前記弁座21に対向して弁本体20の壁に
設けられた高圧導管25と、を具備してなる四方切換弁
において、前記高圧導管25を二股に形成し、該二股に
した2本の高圧導管25a,25bを前記2個の導管2
2,24にそれぞれ対向するように弁本体20に配設
し、且つ、前記弁体26に常時前記2個の高圧導管25
a,25bのうちのいずれか一方を遮蔽する手段を設け
たことを特徴とする。この構成を採ることにより、高圧
導管から吐出される高温高圧の流体を対向する導管に直
線的に流すことができるため流体の圧力損失を低減する
ことができる。
率四方切換弁は、両端が閉じた筒状の弁本体20と、該
弁本体20の内部に設けられた弁座21と、該弁座21
に1列に設けられた2個の導管22,24及び1個の低
圧導管23と、該弁座21の上を摺動可能に設けられた
弁体26と、前記弁座21に対向して弁本体20の壁に
設けられた高圧導管25と、を具備してなる四方切換弁
において、前記高圧導管25を二股に形成し、該二股に
した2本の高圧導管25a,25bを前記2個の導管2
2,24にそれぞれ対向するように弁本体20に配設
し、且つ、前記弁体26に常時前記2個の高圧導管25
a,25bのうちのいずれか一方を遮蔽する手段を設け
たことを特徴とする。この構成を採ることにより、高圧
導管から吐出される高温高圧の流体を対向する導管に直
線的に流すことができるため流体の圧力損失を低減する
ことができる。
【0012】また、請求項2は、前記高圧導管25a,
25bのうちのいずれか一方を遮蔽する手段は、弁体2
6の肉厚を大にしたことを特徴とする。また、請求項3
は、前記高圧導管25a,25bのうちのいずれか一方
を遮蔽する手段は、弁体26に、カバー27を設けたこ
とを特徴とする。この構成を採ることにより、高圧導管
から吐出される高温高圧の流体を対向する導管に直線的
に流すことができ、且つ高温高圧の流体の熱が弁体の高
圧側から低圧側へと伝導するのを防止し、熱ロスを減少
させることができる。
25bのうちのいずれか一方を遮蔽する手段は、弁体2
6の肉厚を大にしたことを特徴とする。また、請求項3
は、前記高圧導管25a,25bのうちのいずれか一方
を遮蔽する手段は、弁体26に、カバー27を設けたこ
とを特徴とする。この構成を採ることにより、高圧導管
から吐出される高温高圧の流体を対向する導管に直線的
に流すことができ、且つ高温高圧の流体の熱が弁体の高
圧側から低圧側へと伝導するのを防止し、熱ロスを減少
させることができる。
【0013】また、請求項4は、前記弁体26の低圧側
空間を大きくして低圧側の圧力損失を低減したことを特
徴とする。この構成を採ることにより、低圧側の流体抵
抗を低減することができる。
空間を大きくして低圧側の圧力損失を低減したことを特
徴とする。この構成を採ることにより、低圧側の流体抵
抗を低減することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の高効率四方切換弁
の第1の実施の形態を示す図である。同図において、2
0は弁本体であり、該弁本体20は両端が閉じた筒状を
なし、その内部には一方が平面21aをなす弁座21が
設けられている。そして該弁座21には2個の導管2
2,24と、その中間に配置された1個の低圧導管23
とが1列に設けられている。
の第1の実施の形態を示す図である。同図において、2
0は弁本体であり、該弁本体20は両端が閉じた筒状を
なし、その内部には一方が平面21aをなす弁座21が
設けられている。そして該弁座21には2個の導管2
2,24と、その中間に配置された1個の低圧導管23
とが1列に設けられている。
【0015】また、弁本体20の弁座21に対向する壁
には高圧導管25が設けられている。そして該高圧導管
25は二股25a,25bに形成され、その二股に別れ
た各導管はそれぞれ前記弁座21の高圧ポート22,2
4に対向して開口している。
には高圧導管25が設けられている。そして該高圧導管
25は二股25a,25bに形成され、その二股に別れ
た各導管はそれぞれ前記弁座21の高圧ポート22,2
4に対向して開口している。
【0016】また、弁座21と該弁座21に対向する壁
との間には弁座21の上を図示なき駆動手段によりスラ
イドする弁体26が設けられている。該弁体26は、ア
ーチ状をなし、図においては導管22と低圧導管23と
を連通しているが、矢印A方向に摺動させて弁座21の
右方に位置させれば低圧導管23と導管24とを連通す
る。また、該弁体26の上部には肉厚部26aが形成さ
れ、その両端は高圧導管を遮蔽する手段としての張出部
26bが形成されている。該張出部26bは図において
は一方の高圧導管25aを塞いでいるが、該弁体26を
矢印A方向に摺動させて弁座11の右方に位置させれば
張出部26bは他方の高圧導管25bを塞ぐようになっ
ている。
との間には弁座21の上を図示なき駆動手段によりスラ
イドする弁体26が設けられている。該弁体26は、ア
ーチ状をなし、図においては導管22と低圧導管23と
を連通しているが、矢印A方向に摺動させて弁座21の
右方に位置させれば低圧導管23と導管24とを連通す
る。また、該弁体26の上部には肉厚部26aが形成さ
れ、その両端は高圧導管を遮蔽する手段としての張出部
26bが形成されている。該張出部26bは図において
は一方の高圧導管25aを塞いでいるが、該弁体26を
矢印A方向に摺動させて弁座11の右方に位置させれば
張出部26bは他方の高圧導管25bを塞ぐようになっ
ている。
【0017】このように構成された本実施の形態は、図
2(a)に示すように弁体26が左方に位置するときは
高圧導管25の二股に分かれた一方の高圧導管25aは
張出部25bにより遮蔽され、他方の高圧導管25bか
ら出た流れは矢印Bの如く導管24に直行できるように
なっている。従って圧力損失は少なくなり、同時に冷媒
が弁体26に直接当たらないため熱ロスも少なくなる。
2(a)に示すように弁体26が左方に位置するときは
高圧導管25の二股に分かれた一方の高圧導管25aは
張出部25bにより遮蔽され、他方の高圧導管25bか
ら出た流れは矢印Bの如く導管24に直行できるように
なっている。従って圧力損失は少なくなり、同時に冷媒
が弁体26に直接当たらないため熱ロスも少なくなる。
【0018】また、図2(b)に示すように弁体26を
右方に位置させれば、高圧導管25bは張出部26bに
より遮蔽され、高圧導管25aから出た流れは矢印Cの
如く導管22に直行する。従って(a)図の場合と同様
に圧力損失は少なくなり、同時に熱ロスも少なくなる。
右方に位置させれば、高圧導管25bは張出部26bに
より遮蔽され、高圧導管25aから出た流れは矢印Cの
如く導管22に直行する。従って(a)図の場合と同様
に圧力損失は少なくなり、同時に熱ロスも少なくなる。
【0019】図3は本発明の高効率四方切換弁の第2の
実施の形態を示す図である。本実施の形態が、第1の実
施の形態と異なるところは、弁体26の形状を異ならせ
たことで他は同様である。本実施の形態の特徴は、弁体
26に高圧導管を遮蔽する遮蔽手段の機能を持たせたま
ま同図に示すように肉厚を大にしたことである。
実施の形態を示す図である。本実施の形態が、第1の実
施の形態と異なるところは、弁体26の形状を異ならせ
たことで他は同様である。本実施の形態の特徴は、弁体
26に高圧導管を遮蔽する遮蔽手段の機能を持たせたま
ま同図に示すように肉厚を大にしたことである。
【0020】このように構成された本実施の形態の作用
を次に説明する。前述の第1の実施の形態では、暖房
時、冷房時、いずれの状態においても弁体26に直接、
高温高圧の冷媒が当たり低圧側への熱伝導により熱ロス
を生ずるが、本実施の形態では弁体26の肉圧を厚くす
ることにより低圧側への熱伝導を減少させ、熱ロスを少
なくすることができる。
を次に説明する。前述の第1の実施の形態では、暖房
時、冷房時、いずれの状態においても弁体26に直接、
高温高圧の冷媒が当たり低圧側への熱伝導により熱ロス
を生ずるが、本実施の形態では弁体26の肉圧を厚くす
ることにより低圧側への熱伝導を減少させ、熱ロスを少
なくすることができる。
【0021】図4(a)及び(b)は本発明の高効率四
方切換弁の第3の実施の形態を示す図である。本実施の
形態が第1の実施の形態と異なるところは、弁体26に
カバーを設けたことで、他は同様である。即ち、本実施
の形態は弁体26に当たる高温高圧の冷媒の熱ロスを少
なくするために、弁体26の上部にカバー27を設けた
ものであり、(a)図のものは弁体26との間に空間2
7aを持たせており、(b)図のものは弁体26との間
に空間27a、カバー内に空間27bの2つの空間を持
たせている。このように構成された本実施の形態はカバ
ー27と該カバーにより形成される空間とにより熱の伝
導を防ぎ、熱ロスを減少させることができる。
方切換弁の第3の実施の形態を示す図である。本実施の
形態が第1の実施の形態と異なるところは、弁体26に
カバーを設けたことで、他は同様である。即ち、本実施
の形態は弁体26に当たる高温高圧の冷媒の熱ロスを少
なくするために、弁体26の上部にカバー27を設けた
ものであり、(a)図のものは弁体26との間に空間2
7aを持たせており、(b)図のものは弁体26との間
に空間27a、カバー内に空間27bの2つの空間を持
たせている。このように構成された本実施の形態はカバ
ー27と該カバーにより形成される空間とにより熱の伝
導を防ぎ、熱ロスを減少させることができる。
【0022】図5(b)は本発明の高効率四方切換弁の
第4の実施の形態を示す図である。本実施の形態が第1
の実施の形態と異なるところは、弁体26の形状を変え
たことであり、他は同様である。本実施の形態は高圧導
管25を二股にしたことにより弁体26の上方の空間を
利用することができるため、同図に示すように、弁体2
6の内側空間28を従来(点線で示す)に比し大きく形
成したことである。このように構成された本実施の形態
は、低圧側の流れに与える抵抗を減少し、圧力損失を低
減することができる。
第4の実施の形態を示す図である。本実施の形態が第1
の実施の形態と異なるところは、弁体26の形状を変え
たことであり、他は同様である。本実施の形態は高圧導
管25を二股にしたことにより弁体26の上方の空間を
利用することができるため、同図に示すように、弁体2
6の内側空間28を従来(点線で示す)に比し大きく形
成したことである。このように構成された本実施の形態
は、低圧側の流れに与える抵抗を減少し、圧力損失を低
減することができる。
【0023】
【発明の効果】本発明の高効率四方切換弁に依れば、高
圧側及び低圧側の圧力損失を少なくすることができ、且
つ熱ロスも少なくすることが可能となる。またこの効果
は冷暖房装置に用いた際に、暖房時、冷房時のいずれの
状態においても同様な効果を得ることができる。
圧側及び低圧側の圧力損失を少なくすることができ、且
つ熱ロスも少なくすることが可能となる。またこの効果
は冷暖房装置に用いた際に、暖房時、冷房時のいずれの
状態においても同様な効果を得ることができる。
【図1】本発明の高効率四方切換弁の第1の実施の形態
を示す図である。
を示す図である。
【図2】本発明の高効率四方切換弁の第1の実施の形態
の作用を説明するための図であり、(a)は暖房時の状
態、(b)は冷房時の状態を示す図である。
の作用を説明するための図であり、(a)は暖房時の状
態、(b)は冷房時の状態を示す図である。
【図3】本発明の高効率四方切換弁の第2の実施の形態
を示す図である。
を示す図である。
【図4】本発明の高効率四方切換弁の第3の実施の形態
を示す図である。
を示す図である。
【図5】本発明の高効率四方切換弁の第4の実施の形態
を示す図である。
を示す図である。
【図6】従来の冷暖房装置を説明する概略図である。
【図7】従来の四方切換弁において高圧導管の位置を変
えた場合の流体の流れを説明するための図である。
えた場合の流体の流れを説明するための図である。
20…弁本体 21…弁座 22,24…導管 23…低圧導管 25,25a,25b…高圧導管 26…弁体 26a…肉厚部 26b…張出部 27…カバー 27a,27b…空間 28…弁体の内側空間
Claims (4)
- 【請求項1】 両端が閉じた筒状の弁本体(20)と、
該弁本体(20)の内部に設けられた弁座(21)と、
該弁座(21)に1列に設けられた2個の導管(22,
24)及び1個の低圧導管(23)と、該弁座(21)
の上を摺動可能に設けられた弁体(26)と、前記弁座
(21)に対向して弁本体(20)の壁に設けられた高
圧導管(25)と、を具備してなる四方切換弁におい
て、 前記高圧導管(25)を二股に形成し、該二股にした2
本の高圧導管(25a,25b)を前記2個の導管(2
2,24)にそれぞれ対向するように弁本体(20)に
配設し、且つ、前記弁体(26)に常時前記2個の高圧
導管(25a,25b)のうちのいずれか一方を遮蔽す
る手段を設けたことを特徴とする高効率四方切換弁。 - 【請求項2】 前記高圧導管(25a,25b)のうち
のいずれか一方を遮蔽する手段は、弁体(26)の肉厚
を大にしたことを特徴とする請求項1記載の高効率四方
切換弁。 - 【請求項3】 前記高圧導管(25a,25b)のうち
のいずれか一方を遮蔽する手段は、弁体(26)に、カ
バー(27)を設けたことを特徴とする請求項1記載の
高効率四方切換弁。 - 【請求項4】 前記弁体(26)の低圧側空間を大きく
して低圧側の圧力損失を低減したことを特徴とする請求
項1記載の高効率四方切換弁。
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