JP2002021970A - 流体継手 - Google Patents
流体継手Info
- Publication number
- JP2002021970A JP2002021970A JP2000213396A JP2000213396A JP2002021970A JP 2002021970 A JP2002021970 A JP 2002021970A JP 2000213396 A JP2000213396 A JP 2000213396A JP 2000213396 A JP2000213396 A JP 2000213396A JP 2002021970 A JP2002021970 A JP 2002021970A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hub
- impeller
- oil
- turbine impeller
- pump impeller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000008878 coupling Effects 0.000 title claims abstract description 32
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 title claims abstract description 32
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 title claims abstract description 32
- 239000012530 fluid Substances 0.000 title claims abstract description 31
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims abstract description 4
- 239000003921 oil Substances 0.000 claims description 96
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 15
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 claims description 9
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 7
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 4
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 3
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 description 2
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 2
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H45/00—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
- F16H45/02—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
- F16H2045/0273—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type characterised by the type of the friction surface of the lock-up clutch
- F16H2045/0294—Single disk type lock-up clutch, i.e. using a single disc engaged between friction members
Landscapes
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
バーの三者の同心精度を確保しつゝ流体継手組立体を
得,主軸の取り付け作業性の向上を図る。また油路構成
の簡素化をも図る。 【解決手段】 タービン羽根車4のハブ4bを囲繞する
ようにポンプ羽根車3のハブ3bを配置すると共に,こ
れら両ハブ3b,4b間にボールベアリング9を介裝
し,このボールベアリング9を介して両ハブ3b,4b
相互を軸方向に連結し,またこのベアリング9を介し
て,両羽根車3,4間の循環回路5と,作動オイルの供
給,排出のための油路25との間を連通した。
Description
ービン羽根車とを対向させて,これらの間に作動オイル
の循環回路を形成し,またタービン羽根車の背面と,ポ
ンプ羽根車に連設されてタービン羽根車の背面を覆うサ
イドカバーとの間に,循環回路に連通する油室を画成
し,この油室及び循環回路に,作動オイルの供給,排出
のための第1及び第2油路をそれぞれ接続し,ポンプ羽
根車には入力軸が連結され,タービン羽根車のハブにス
プライン嵌合される主軸をサイドカバーのハブに回転可
能に嵌合するようにした流体継手に関する。
ビン羽根車とを対向させて,これらの間に作動オイルの
循環回路を形成し,またタービン羽根車の背面と,ポン
プ羽根車に連設されてタービン羽根車の背面を覆うサイ
ドカバーとの間に,循環回路に連通する油室を画成し,
タービン羽根車のハブにスプライン嵌合される主軸をサ
イドカバーのハブに回転可能に嵌合するようにしたもの
が,例えば,実公昭62−12912号公報に開示され
ているように,既に知られている。
上記公報に開示されているように,ポンプ羽根車及びタ
ービン羽根車の同心精度を確保するために,ポンプ羽根
車のハブにボールベアリングを介して嵌合した主軸にタ
ービン羽根車のハブをスプライン嵌合している。したが
って,流体継手に主軸を取り付ける前の状態では,ポン
プ羽根車,タービン羽根車及びサイドカバーの三者を同
心上に保持するものが存在しないため,上記三者のハブ
に主軸を嵌合する作業は容易でなく,主軸の取り付け作
業性が悪いという欠点がある。また上記のものは,ポン
プ羽根車及び主軸間のボールベアリングの潤滑のための
油路と,両羽根車間の循環回路に給油するための油路と
を個別に持っているので,油路構成が複雑であって加工
性が悪く,コストの低減が困難であるという欠点もあ
る。
得るようにした前記流体継手を提供することを他の目的
とする。
に,本発明は,ポンプ羽根車とタービン羽根車とを対向
させて,これらの間に作動オイルの循環回路を形成し,
またタービン羽根車の背面と,ポンプ羽根車に連設され
てタービン羽根車の背面を覆うサイドカバーとの間に,
循環回路に連通する油室を画成し,この油室及び循環回
路に,作動オイルの供給,排出のための第1及び第2油
路をそれぞれ接続し,ポンプ羽根車には入力軸が連結さ
れ,タービン羽根車のハブにスプライン嵌合される主軸
をサイドカバーのハブに回転可能に嵌合するようにした
流体継手であって,タービン羽根車のハブを囲繞するよ
うにポンプ羽根車のハブを配置すると共に,これら両ハ
ブ間にボールベアリングを介裝し,このボールベアリン
グを介して前記両ハブ相互を軸方向に連結し,またこの
ベアリングを介して前記循環回路及び第2油路間を連通
したことを第1の特徴とする。
のハブと,それを囲繞するポンプ羽根車のハブとの間に
ボールベアリングを介裝すると共に,このボールベアリ
ングを介して両羽根車のハブ間を軸方向に連結したの
で,ポンプ羽根車,タービン羽根車及びサイドカバーの
三者のハブに高い同心精度を与えつゝ,前記三者の組立
体を構成することができる。したがって,タービン羽根
車及びサイドカバーのハブへの主軸の嵌合作業を容易に
行うことができる。その上,タービン羽根車のハブに対
するポンプ羽根車のハブの囲繞配置により,流体継手の
軸方向寸法の短縮化に寄与し,車両へのレイアウトの自
由度を増大させることができる。
リングを介してタービン羽根車のハブに支承されるの
で,ポンプ羽根車のハブへの主軸の嵌合は不要である。
これらによって,主軸の取り付け作業性を著しく向上さ
せることができる。
は,ボールベアリングによって高い同心精度が付与され
ることから,スムーズな相対回転が保障され,安定した
カップリング機能を発揮することができる。
回路及び第2油路間を連通したので,循環回路に出入り
する作動オイルが必然的に前記ベアリングを通過するこ
とになり,それを効果的に潤滑することができる。しか
も,このように前記ボールベアリングが循環回路及び第
2油路間の連通路を兼ねることから,油路構成が簡素化
され,したがって加工工数,延いてはコストの低減を図
ることができる。
ールベアリングのインナレースをタービン羽根車のハブ
外周面に嵌合すると共に,該ハブの環状肩部と該ハブに
係止される止環とで軸方向に挟持する一方,そのアウタ
レースをポンプ羽根車のハブ内周面に嵌合すると共に,
該ハブの環状肩部と該ハブに係止される止環とで軸方向
に挟持したことを第2の特徴とする。
リングと,ポンプ羽根車及びタービン羽根車の両ハブと
の軸方向連結が簡単で,流体継手組立体を容易に構成す
ることができる。
に示す本発明の実施例に基づいて以下に説明する。
プレート付き流体継手をロックアップクラッチの非接続
状態で示す縦断面図,図2は同流体継手のロックアップ
クラッチの接続状態を示す作用説明図,図3は本発明の
第2実施例に係るバッフルプレート付き流体継手をロッ
クアップクラッチの非接続状態で示す縦断面図,図4は
同流体継手のロックアップクラッチの接続状態を示す作
用説明図である。
施例について説明する。
変速機の主軸2とが同軸上に配置され,これらは流体継
手Fを介して連結される。
対向してそれとの間に作動オイルの循環回路5を画成す
るタービン羽根車4とを備えている。各羽根車3,4
は,循環回路5の中心部で互いに対向するコアリング3
c,4cを有しており,タービン羽根車4のコアリング
4cの内周壁は,ポンプ羽根車3のコアリング3cの内
周壁内側に近接配置される。こうすることにより,作動
オイルが循環回路5をタービン羽根車4からポンプ羽根
車3側へ流れるとき,コアリング3c,4c内への浸入
による伝動効率の低下を防ぐことができる。
背面を覆うサイドカバー6が連設されており,このサイ
ドカバー6に,クランク軸1の端部に固着されたフライ
ホイール7が連結される。
が形成され,タービン羽根車4のハブ4bにスプライン
結合した主軸2の端部がこのハブ6aにブッシュ8を介
して回転自在に支承される。
の内周部側でタービン羽根車4のハブ4bを囲繞するよ
うに配置され,これらハブ3b,4b間にボールベアリ
ング9が介裝される。その際,ボールベアリング9のイ
ンナレース9aはハブ4bの外周面に嵌合されると共
に,ハブ4bの環状肩部10と,ハブ4bに係止される
止環11とで軸方向に挟持される。また同ボールベアリ
ング9のアウタレース9bはハブ3bの内周面に嵌合さ
れると共に,ハブ3bの環状肩部12と,ハブ3bに係
止される止環13とで軸方向に挟持される。こうしてポ
ンプ羽根車3及びタービン羽根車4の両ハブ3b,4b
は,ボールベアリング9を介して軸方向に連結される。
このボールベアリング9は,インナ及びアウタレース9
a,9b間を作動オイルが流通し得るシール無しとされ
る。
部からコアリング4c側に突出する環状のバッフルプレ
ート15が一体的に連設され,このバッフルプレート1
5の基部とポンプ羽根車3のハブ3bとの間に環状油路
16が設けられ,該油路16の内周端は,ボールベアリ
ング9の,タービン羽根車4側端面に連通し,該油路1
6の外周端は,循環回路5中,ポンプ羽根車3の入口に
開口する。
の間には,それらを直結し得るロックアップクラッチL
が設けられる。このロックアップクラッチLは,タービ
ン羽根車4の背面とサイドカバー6の内側壁との間に画
成されると共に,循環回路5に連通する油室としてのク
ラッチ室17と,このクラッチ室17をタービン羽根車
4側の内側室17aとサイドカバー6側の外側室17b
とに区画するようにクラッチ室17に配設されるクラッ
チピストン18とから構成され,クラッチピストン18
は,サイドカバー6の内側壁に対向する端面に摩擦ライ
ニング18aを備えている。
4の背面に突設された複数の伝動爪21にトルクダンパ
20を介して連結されると共に,摩擦ライニング18a
をサイドカバー6の内壁に圧接させる接続位置と,その
内壁から離間する非接続位置との間を軸方向に移動し得
るように,タービン羽根車4のハブ4bの外周面にシー
ル部材22を介して摺動可能に支承される。
室17aに連通する第1油路24が設けられる。またポ
ンプ羽根車3のハブ3bには,主軸2を囲繞するように
配置されてオイルポンプ27を駆動する筒状のオイルポ
ンプ駆動軸26が一体に形成され,これと主軸2との間
に,ボールベアリング9の他端面に連通する第2油路2
5が画成される。こうして,第2油路25及び循環回路
5間は,ボールベアリング9及び環状油路16を介して
互いに連通される。
29により,オイルポンプ27の吐出側とオイル溜め2
8とに交互に接続されるようになっている。
する。
域では,切換弁29は,図1に示すように,第1油路2
4をオイルポンプ27の吐出側に接続する一方,第2油
路25をオイル溜め28に接続するように,図示しない
電子制御ユニットにより制御される。したがって,エン
ジンのクランク軸1の回転トルクがフライホイール7,
サイドカバー6,ポンプ羽根車3へと伝達して,それを
回転駆動し,更にオイルポンプ27をも駆動すると,オ
イルポンプ27の吐出作動オイルが切換弁29から第1
油路24,クラッチ室17の外側室17b,内側室17
aを経て循環回路5に流入し,該回路5を満たした後,
環状油路16,ボールベアリング9を順次経て第2油路
25に移り,切換弁29からオイル溜め28に還流す
る。
な作動オイルの流れにより外側室17bの方が内側室1
7aよりも高圧となり,その圧力差によりクラッチピス
トン18がサイドカバー6の内壁から引き離される方向
へ押圧されるので,ロックアップクラッチLは非接続状
態となっており,ポンプ羽根車3及びタービン羽根車4
間に相対回転を許容している。したがって,クランク軸
1からポンプ羽根車3が回転駆動されると,循環回路5
を満たしている作動オイルが矢印のように循環回路5を
循環することにより,ポンプ羽根車3の回転トルクをタ
ービン羽根車4に伝達しようとするが,循環回路5に介
入するバッフルプレート15が循環回路5での作動オイ
ルの循環を妨げることにより,ドラッグトルクが下げら
れ,主軸2の停止状態を容易に保つことができる。
を上げれば,それと共にポンプ羽根車3の回転数が上が
ることにより,ポンプ羽根車3からタービン羽根車4へ
の流体伝動が盛んになり,タービン羽根車4が回転して
主軸2を駆動するようになり,スムーズな発進が可能と
なる。
なると,電子制御ユニット(図示せず)による切換弁2
9の切換えにより,図2に示すように,第2油路25を
オイルポンプ27の吐出側に接続すると共に,第1油路
24をオイル溜め28に接続する。その結果,オイルポ
ンプ27の吐出作動オイルは,先刻とは反対に,切換弁
29から第2油路25を通過し,ボールベアリング9,
環状油路16を順次経て循環回路5に流入して,該回路
5を満たした後,クラッチ室17の内側室17aに移っ
て,該室17aをも満たす。一方,クラッチ室17の外
側室17bは,第1油路24及び切換弁29を介してオ
イル溜め28に開放されるので,クラッチ室17では,
内側室17aの方が外側室17bよりも高圧となり,ク
ラッチピストン18は,その圧力差によりサイドカバー
6側に押圧され,摩擦ライニング18aをサイドカバー
6の内側壁に圧接させ,ロックアップクラッチLは接続
状態となる。
によれば,ポンプ羽根車3及びタービン羽根車4を相互
に直結するので,バッフルプレート15による流体伝動
効率の低下に関係なく,クランク軸1の回転トルクを主
軸2に効率良く伝達することができ,即ち高伝動効率の
状態にして,燃費の低減を図ることができる。
ジンの常用運転時での両羽根車3,4間の伝動効率の向
上の両方を満足させることができる。
は,ボールベアリング9及び環状油路16を介して作動
オイルの流通が行われるので,流体継手Fの冷却と共に
該ベアリング9の潤滑を効果的に促進することができ
る。特に,環状油路16は,循環回路5中,比較的低圧
のポンプ羽根車3の入口に開口するので,図2の場合の
ように,第2油路からボールベアリング9及び環状油路
16を通して循環回路5へ作動オイルをスムーズに供給
することができ,ロックアップクラッチLの接続状態へ
の応答性を高めることができる。
を通過する作動オイルは,ポンプ羽根車3及びタービン
羽根車4の両ハブ3b,4b,並びにバッフルプレート
15に沿って流れることになるから,それらの冷却をも
効果的に行うことができる。
2油路間の連通路を兼ねることから,油路構成が簡素化
され,したがって加工工数,延いてはコストの低減を図
ることができる。
れを囲繞するポンプ羽根車3のハブ3bとの間にボール
ベアリング9を介裝すると共に,このボールベアリング
9を介して両羽根車3,4のハブ間を軸方向に連結した
ので,ポンプ羽根車3,タービン羽根車4及びサイドカ
バー6の三者のハブ3,4,6に高い同心精度を与えつ
ゝ,流体継手組立体を構成することができる。したがっ
て,タービン羽根車4及びサイドカバー6のハブ4b,
6aへの主軸2の嵌合作業を容易に行うことができる。
しかも,ポンプ羽根車3のハブ3bはボールベアリング
9を介してタービン羽根車4のハブ4bに支承されるの
で,ポンプ羽根車3のハブ3bへの主軸2の嵌合は不要
である。これらによって,主軸2の取り付け作業性を著
しく向上させることができる。
するポンプ羽根車3のハブ3bの囲繞配置により,流体
継手Fの軸方向寸法の短縮化を図ることができるので,
車両へのレイアウトの自由度を増大させることができ
る。
4は,ボールベアリング9によって高い同心精度が付与
されることから,スムーズな相対回転が保障され,安定
したカップリング機能を発揮することができる。
施例について説明する。
5がポンプ羽根車3のハブ3bに一体的に連設され,そ
のハブ3bとタービン羽根車4のハブ4bとの間には,
循環回路5中,タービン羽根車4の出口に開口する環状
油路30が設けられる。この環状油路30はボールベア
リング9を介して第2油路25と連通される。
油路25を循環回路5中,ポンプ羽根車3の入口に連通
する複数の放射状油路31が設けられる。
続状態では,第1油路24からクラッチ室17の外側室
17b,内側室17a,循環回路5へと流入した作動オ
イルは,タービン羽根車4の出口から環状油路30に続
く流路と,ポンプ羽根車3の入口から放射状油路31に
続く流路との両方を通過して,第2油路25へ流出す
る。
根車4の出口は,循環回路5中,比較的高圧のところで
あるので,循環回路5から環状油路30への作動オイル
の流出が促進され,流体継手Fの冷却を効果的に行うこ
とができる。しかも,その作動オイルはボールベアリン
グ9を通過して第2油路25に向かうので,該ベアリン
グ9の潤滑をも効果的に行うことができる。
車3の入口は,循環回路5中,比較的低圧のところであ
るので,図4に示すように,第2油路から放射状油路3
1を通して循環回路5へ作動オイルを供給するとき,そ
の供給をスムーズに行うことができ,ロックアップクラ
ッチLの接続状態への応答性を高めることができる。
で,図3及び図4中,前実施例と対応する部分には同一
の参照符号を付して,その説明を省略する。
なく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可
能である。
羽根車のハブと,それを囲繞するポンプ羽根車のハブと
の間にボールベアリングを介裝すると共に,このボール
ベアリングを介して両羽根車のハブ間を軸方向に連結し
たので,ポンプ羽根車,タービン羽根車及びサイドカバ
ーの三者のハブに高い同心精度を与えつゝ,前記三者の
組立体を構成することができる。したがって,タービン
羽根車及びサイドカバーのハブへの主軸の嵌合作業を容
易に行うことができ,しかもポンプ羽根車のハブへの主
軸の嵌合は不要であることから,主軸の取り付け作業性
を著しく向上させることができる。その上,タービン羽
根車のハブに対するポンプ羽根車のハブの囲繞配置によ
り,流体継手の軸方向寸法の短縮化に寄与し,車両への
レイアウトの自由度を増大させることができる。またポ
ンプ羽根車及びタービン羽根車は,ボールベアリングに
よって高い同心精度が付与されることから,スムーズな
相対回転が保障され,安定したカップリング機能を発揮
することができる。
羽根車のハブの囲繞配置により,流体継手の軸方向寸法
の短縮化に寄与し,車両へのレイアウトの自由度を増大
させることができる。さらに前記ボールベアリングを介
して循環回路及び第2油路間を連通したので,循環回路
に出入りする作動オイルが必然的に前記ベアリングを通
過することになり,それを効果的に潤滑することがで
き,しかも前記ボールベアリングが循環回路及び第2油
路間の連通路を兼ねることから,油路構成が簡素化さ
れ,加工工数,延いてはコストの低減を図ることができ
る。
グのインナレースをタービン羽根車のハブ外周面に嵌合
すると共に,該ハブの環状肩部と該ハブに係止される止
環とで軸方向に挟持する一方,そのアウタレースをポン
プ羽根車のハブ内周面に嵌合すると共に,該ハブの環状
肩部と該ハブに係止される止環とで軸方向に挟持するこ
とにより,前記ボールベアリングと,ポンプ羽根車及び
タービン羽根車の両ハブとの軸方向連結が簡単で,前記
三者の組立体を容易に構成することができる。
き流体継手をロックアップクラッチの非接続状態で示す
縦断面図。
を示す作用説明図。
き流体継手をロックアップクラッチの非接続状態で示す
縦断面図。
を示す作用説明図。
Claims (2)
- 【請求項1】 ポンプ羽根車(3)とタービン羽根車
(4)とを対向させて,これらの間に作動オイルの循環
回路(5)を形成し,またタービン羽根車(4)の背面
と,ポンプ羽根車(3)に連設されてタービン羽根車
(4)の背面を覆うサイドカバー(6)との間に,循環
回路(5)に連通する油室(17)を画成し,この油室
(17)及び循環回路(5)に,作動オイルの供給,排
出のための第1及び第2油路(24,25)をそれぞれ
接続し,タービン羽根車(4)のハブ(4b)にスプラ
イン嵌合される主軸(2)をサイドカバー(6)のハブ
(6a)に回転可能に嵌合するようにした流体継手であ
って,タービン羽根車(4)のハブ(4b)を囲繞する
ようにポンプ羽根車(3)のハブ(3b)を配置すると
共に,これら両ハブ(3b,4b)間にボールベアリン
グ(9)を介裝し,このボールベアリング(9)を介し
て前記両ハブ(3b,4b)相互を軸方向に連結し,ま
たこのベアリング(9)を介して前記循環回路(5)及
び第2油路(25)間を連通したことを特徴とする,流
体継手。 - 【請求項2】 請求項1記載の流体継手において,前記
ボールベアリング(9)のインナレース(9a)をター
ビン羽根車(4)のハブ(4b)外周面に嵌合すると共
に,該ハブ(4b)の環状肩部(10)と該ハブ(4
b)に係止される止環(11)とで軸方向に挟持する一
方,そのアウタレース(9b)をポンプ羽根車(3)の
ハブ(3b)内周面に嵌合すると共に,該ハブ(3b)
の環状肩部(12)と該ハブ(3b)に係止される止環
(13)とで軸方向に挟持したことを特徴とする,流体
継手。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000213396A JP4303406B2 (ja) | 2000-07-10 | 2000-07-10 | 流体継手 |
US09/901,146 US6631795B2 (en) | 2000-07-10 | 2001-07-10 | Fluid coupling with baffle plate |
EP01116840A EP1172577B1 (en) | 2000-07-10 | 2001-07-10 | Fluid coupling with baffle plate |
DE60132275T DE60132275T2 (de) | 2000-07-10 | 2001-07-10 | Flüssigkeitskupplung mit Prallplatte |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000213396A JP4303406B2 (ja) | 2000-07-10 | 2000-07-10 | 流体継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002021970A true JP2002021970A (ja) | 2002-01-23 |
JP4303406B2 JP4303406B2 (ja) | 2009-07-29 |
Family
ID=18709155
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000213396A Expired - Fee Related JP4303406B2 (ja) | 2000-07-10 | 2000-07-10 | 流体継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4303406B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7225614B2 (en) | 2003-11-19 | 2007-06-05 | Exedy Corporation | Fluid coupling and method of manufacturing fluid coupling |
CN109236977A (zh) * | 2018-11-15 | 2019-01-18 | 沈阳工程学院 | 一种带冷却叶片和控制油路的可降工作温度的液力变矩器 |
KR20200125781A (ko) * | 2019-04-25 | 2020-11-05 | 주식회사 나라코퍼레이션 | 임펠러의 오일 순환구조를 개선한 변속 유체커플링 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2416296B (en) | 2004-07-22 | 2007-06-27 | Dyson Ltd | Handle assembly for a cleaning appliance |
GB2440718B (en) | 2006-08-08 | 2010-10-13 | Dyson Technology Ltd | Handle assembly for a cleaning appliance |
GB2455811B (en) | 2007-12-22 | 2012-08-01 | Dyson Technology Ltd | Wand assembly for a cleaning appliance |
-
2000
- 2000-07-10 JP JP2000213396A patent/JP4303406B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7225614B2 (en) | 2003-11-19 | 2007-06-05 | Exedy Corporation | Fluid coupling and method of manufacturing fluid coupling |
CN109236977A (zh) * | 2018-11-15 | 2019-01-18 | 沈阳工程学院 | 一种带冷却叶片和控制油路的可降工作温度的液力变矩器 |
CN109236977B (zh) * | 2018-11-15 | 2023-08-15 | 沈阳工程学院 | 一种带冷却叶片和控制油路的可降工作温度的液力变矩器 |
KR20200125781A (ko) * | 2019-04-25 | 2020-11-05 | 주식회사 나라코퍼레이션 | 임펠러의 오일 순환구조를 개선한 변속 유체커플링 |
KR102196022B1 (ko) * | 2019-04-25 | 2020-12-30 | 주식회사 나라코퍼레이션 | 임펠러의 오일 순환구조를 개선한 변속 유체커플링 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4303406B2 (ja) | 2009-07-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8863923B2 (en) | Fluid transmission device | |
JP6525024B2 (ja) | 変速機のブレーキ装置 | |
US4199047A (en) | Hydrokinetic torque converter with lock-up clutch | |
JP2001213185A (ja) | 四輪駆動車両の動力伝達装置 | |
US6547051B2 (en) | Lock-up clutch of fluid transmission device | |
CN113474197A (zh) | 混合驱动系统 | |
KR102778151B1 (ko) | 하이브리드 구동 모듈 | |
US9234583B2 (en) | Hydraulic supply system for torque converter impeller clutch | |
JP2002021970A (ja) | 流体継手 | |
JP2007239811A (ja) | 流体伝動装置のロックアップクラッチ | |
US6487855B1 (en) | Torque converter | |
US6631795B2 (en) | Fluid coupling with baffle plate | |
JP4537625B2 (ja) | ロックアップクラッチ付き流体伝動装置 | |
JP4291937B2 (ja) | バッフルプレート付き流体継手 | |
JP4109895B2 (ja) | バッフルプレート付き流体継手 | |
JPH0225006Y2 (ja) | ||
JP4021244B2 (ja) | トルクコンバータ | |
JP5081472B2 (ja) | 発進装置の油路構造 | |
JP4071499B2 (ja) | バッフルプレート付き流体継手 | |
JP3211365B2 (ja) | 流体伝動装置 | |
JPH023004Y2 (ja) | ||
KR100574394B1 (ko) | 토크 컨버터 | |
KR200189173Y1 (ko) | 자동변속기용 토오크 컨버터 | |
JP3026953B2 (ja) | トルクコンバータ | |
JPH0676752U (ja) | トルクコンバータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060324 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080917 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080924 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081125 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090408 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090424 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120501 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4303406 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130501 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130501 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140501 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |