JP2002010387A - スピーカ装置及び携帯機器 - Google Patents
スピーカ装置及び携帯機器Info
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Abstract
されたスピーカ装置及び携帯機器を提供する。 【解決手段】 携帯電話機等のスピーカ装置は、スピー
カと、該スピーカの前方に設けられたフィルタと、スピ
ーカとフィルタとを収納するとともにスピーカによって
発生する音を外部に伝えるための放音孔が形成された面
を持つ筐体とを備え、さらにフィルタの中央部近傍に当
接した振動抑制部材が設けられることで、フィルタの振
動による異音の発生を抑制する。
Description
機、PHS、携帯情報端末(PDA)等の携帯機器に備
えられるスピーカ装置及び該スピーカ装置を具備する携
帯機器に関するものである。
末(PDA)等の携帯機器の普及率は著しく上昇し、メ
ール機能等、多機能性が追求される一方で、小型軽量化
が求められている。したがって、携帯機器に内蔵される
スピーカ等とその保護構造とからなるスピーカ装置も小
型軽量化とともに音質の向上が求められている。しか
し、可能な限り小型軽量化を図るため、スピーカと保護
構造(例えば、フィルタ)とが接触して異音が発生する
場合がある。そのような接触による異音の発生を防ぐ対
策として、例えば特開平11−4493号公報に開示さ
れているように、フィルタとスピーカとの間に弾性力を
有するクッションを介在させたスピーカ装置が知られて
いる。
ッションが設けられたスピーカ装置の一例を説明するた
めの模式的断面図である。また、図14は、図13に示
すスピーカ装置を駆動させた場合のフィルタの振動を説
明するための模式的断面図である。図中、3は携帯電話
機の筐体の一部を構成するリアケース、3aはリアケー
ス3の裏面、3bは位置決め部、3cは位置決め部3b
の内周面、8aはリアケース3に実装されたスピーカ、
9はスピーカ8a上に配置された円筒状の弾性部材(ク
ッション)、9aはクッション9の外周面、10はフィ
ルタ、10aはフィルタ10の略中央部、10bはフィ
ルタ10の外周部、11は粘着テープ、12はリアケー
ス3に形成され、リアケース3から音波を外部へ放す放
音孔、13はフィルタ10とスピーカ8aとの間に形成
された空間からなる前気室、16aはフィルタ10の振
幅である。
筒状の突起からなる位置決め部3bの内側に設けられて
いる。この位置決め部3bは、リアケース3の裏面3a
側に形成されている。また、スピーカ8aの保護構造と
して、放音孔12と対向するようにしてリアケース3の
裏面3a上に粘着テープ11で貼りつけられたフィルタ
10を有する。また、このフィルタ10は、円環状に打
ち抜かれたナイロンやポリエステル等からなり、粘着テ
ープ11を介してその外周部10bがリアケース3の裏
面3aに張り付けられている。さらに、スピーカ8aと
フィルタ10との間にクッション9が介在している。こ
のクッション9の外周面9aは、位置決め部3bの内周
面3cに接するようにしてリアケース3の裏面3aに配
置され、スピーカ8aと放音孔12との間にできる前気
室13の確保、及びリアケース3内部への音もれ防止の
役割を担っている。
部から異物が付着しないようにするためのものである。
したがって、フィルタ10のメッシュはスピーカ8aの
振動板(不図示)が砂鉄等の磁性体を吸着しないように
十分に細かいことが必要である。メッシュを細かくする
とスピーカ8aとフィルタ10との間に構成される前気
室13の気密性が上がる。このため、図14に示すよう
に、約1kHz付近の周波数ではスピーカ8aの振動板
の動きにあわせ、前気室13の空気も動き、これに伴い
フィルタ10が振動し、このフィルタ10の略中央部1
0aの振幅16aが70μm程度と大きくなる。その結
果、フィルタ10自体の振動によって異音が発生するこ
とがある。
以上のように構成されているので、フィルタ10とスピ
ーカ8aとの間にクッション9が介在することで接触に
よる異音の発生を防止することが可能であっても、フィ
ルタ10自体の振動による異音が発生するような場合に
ついては効果が得られない等の課題があった。
めになされたもので、フィルタ自体の振動による異音の
発生が抑制されたスピーカ装置及び携帯機器を得ること
を目的とする。
装置は、スピーカと、該スピーカの前方に設けられたフ
ィルタと、これらを収納した筐体とを備え、さらにフィ
ルタに当接した振動抑制部材が設けられたものである。
とフィルタとの間に、圧縮介在された弾性部材が設けら
れたものである。
部材がスピーカとフィルタとの間に位置するものであ
る。
部材がスピーカと筐体との間に位置するものである。
部材がフィルタの一面の中央部近傍を押圧するものであ
る。
有する略円環状の部材からなるものである。
部材がフィルタの一面の中央部近傍と接触する接着部を
有するものである。
ルタに当接する一対の振動抑制部材が上記フィルタを挟
持する形で対向配置されているものである。
部材は、フィルタの中央部近傍を押圧または接着する一
対の振動抑制部材を配置したものである。
カ装置と、該スピーカ装置の駆動を制御する制御部とを
備えたものである。
説明する。 実施の形態1.図1乃至図5は、実施の形態1のスピー
カ装置を搭載する携帯機器の一例として携帯電話機の構
成を示すもので、図1は携帯電話機の正面図、図2は背
面図、図3は図1及び図2のA−A’線に沿う断面図、
図4は図3に示す破線Bで囲まれた部分の拡大断面図、
図5は携帯電話機の分解斜視図である。図中、1は携帯
電話機、2は携帯電話機1の筐体の一部を構成するフロ
ントケース、3は携帯電話機1の筐体の一部を構成する
リアケース、3aはリアケース3の裏面、3bはリアケ
ース3の裏面3aに一体的に形成された円筒状の位置決
め部、3cは位置決め部の内周面、4は受信及び送信先
の電話番号や種々の機能及び状態を表示するための液晶
ディスプレイ(LCD)ホルダ、5は電子部品を搭載し
た基板、6はシールドケース、7はフレキシブルプリン
ト回路(FPC)、8aはリアケース3に実装されたス
ピーカ、8bはフロントケース2に実装されたスピー
カ、9はスピーカ8aとフィルタ10との間に配置され
た円筒状のクッション(弾性部材)であって、スピーカ
8aとリアケース3の裏面3aとの間に圧縮介在されて
いる。9aはクッション9の外周面、10はフィルタ、
10aはフィルタ10の略中央部、10bはフィルタ1
0の外周部、11は粘着テープ、12はリアケース3に
形成され、かつリアケース3から音波を外部へ放す放音
孔、13はフィルタ10とスピーカ8aとの間に形成さ
れる空間からなる前気室、14aはリアケース3の裏面
に設けられ、かつフィルタ10の振動を抑える振動制御
部材であって、フィルタ10の略中央部10aに突起部
が当接し、フィルタ10を押圧する。15はフロントケ
ース2とリアケース3とを組み付けるためのビスであ
る。ところで、スピーカ8aは、リアケース3に実装さ
れており、主に着信音を再生することを目的とする。一
方、スピーカ8bは、フロントケース2に実装されてお
り、主に受話音を再生することを目的とする。しかし、
スピーカ8a及び8bは共に同一の保護構造(位置決め
部3b、クッション9、フィルタ10、粘着テープ1
1、振動制御部材14a)を有するスピーカ装置を構成
するものなので、特に必要な場合を除き、以下の説明で
はリアケース3に実装されたスピーカ8aに着目して図
4を中心として説明する。
置はスピーカ8aと保護構造(位置決め部3b、クッシ
ョン9、フィルタ10、粘着テープ11、振動制御部材
14a)とからなる。
2つのスリット状の放音孔12がリアケース3に形成さ
れている。また、このリアケース3の裏面3aにおい
て、2つの放音孔12の中間に先端が丸みを帯びた棒状
の振動制御部材14aが形成されている。さらに、リア
ケース3の裏面3a側に振動制御部材14aを中心に
し、かつ放音孔12を囲むようにして円筒状に突起した
位置決め部3bが形成されている。
において2つの放音孔12の外側を囲むようにして円環
状にリアケース3の裏面3aに設けられており、所定の
厚さ及び幅を有する。
等で形成され、かつ円板状に打ち抜かれた目の細かいメ
ッシュシート(メッシュ:25〜40μm程度)から構
成されていて、防塵機能や防水機能等を有する。そし
て、このフィルタ10は、粘着テープ11を介してリア
ケース3の裏面3aに張り付けられている。ここで、振
動制御部材14aの高さは、粘着テープ11の厚さより
も大きいので、振動制御部材14aによってフィルタ1
0の中央部10a近傍が押圧されているので、フィルタ
10はスピーカ8a側にゆるやかに湾曲した形状となっ
ている。なお、図ではフィルタ10の外周部10bが粘
着テープ11によって固定されているが、円環状のクッ
ション9とリアケース3の裏面3aとの間に挟み込むよ
うにして固定してもよい。
タンフォーム等からなる。クッション9の外周面9a
は、円筒状の位置決め部3bの内周面3cに接するよう
にしてリアケース3の裏面3aに置かれている。またク
ッション9は、スピーカ8aと放音孔12との間に形成
される気密性の高い前気室13の確保、及び筐体内部へ
の音漏れ防止のために用いられている。特に、前気室1
3は、一定空間の確保と一定の気密性を確保することが
不可欠条件であるが、圧縮介在配置されたクッション9
によりこの条件は、確実に確保される。
もので、図5に示すように前面が放音孔12に対向する
ようにしてクッション9上に設けられており、一方背面
は基板5との導通をとるためのFPC7を介してシール
ドケース6上に成形された爪に嵌合される。このシール
ドケース6とリアケース3とによって形成される空間に
スピーカ8aが閉ざされた状態となる。
aの駆動を制御するための制御部として機能する電子部
品等を実装するもので、シールドケース6とLCDホル
ダ4との間に配置される。したがって、フロントケース
2とリアケース3とをビス15で固定すると、基板5に
よってシールドケース6が押圧されるとともにスピーカ
8aの外周部が円環状のクッション9を圧縮する。その
結果、スピーカ8aは、前気室13を確保しながらシー
ルドケース6とリアケース3との間に固定される。
めのもので、フィルタ10の振幅と周波数との関係を表
すグラフ図である。この図では、従来のスピーカを用い
た場合のフィルタの振幅の変化を表す曲線(従来例)
と、実施の形態1のスピーカ装置を用いた場合のフィル
タの振幅の変化を表す曲線(実施の形態1)とが図示さ
れている。上記のように構成されたスピーカ装置では、
スピーカ8aが駆動された場合、スピーカ8aから発生
する音によってフィルタ10とスピーカ8aとの間に形
成される空間からなる前気室13内の空気が振動し、フ
ィルタ10に対してその振動が伝わる。しかし、フィル
タ10の振動振幅が最も大きくなるフィルタ10の中央
部10a近傍が振動制御部材14aによって押圧されて
一定の方向にテンションがかかった状態にある。その結
果、図6に示すように、従来のスピーカと比較して広範
囲の周波数帯域でフィルタ10の振動が5μm程度に抑
制される。
ば、スピーカ8aから出力される音圧で生じるフィルタ
10の振動を抑制でき、その結果、異音の発生を防止す
る効果が得られる。なお、振動制御部材14aをリアケ
ース3と別体として成形してリアケース3の裏面3aに
貼りつける構成でも同様の効果が得られる。
にもとづく携帯電話機に適用されるスピーカ装置の構成
を示す模式的断面図である。図中、14bはリアケース
3の裏面3aに形成され、かつフィルタ10を押圧する
振動制御部材である。その他の構成については、実施の
形態1と同一の符号を付して重複する説明を省略する。
形態1と以下の点を除いて実質的に同一の構造からな
る。すなわち、実施の形態1では、図1に示すように、
振動制御部材14aの形状を先端が丸みを帯びた棒状の
ものとしたが、この実施の形態2では図7に示すように
振動制御部材14bの形状を円錐形とした。もちろん、
振動制御部材14bの形状は、実施の形態1の棒状のも
のやこの実施の形態2の円錐形のものに限定されること
なく、四角錐、切頭円錐形、円柱形、立方形等であって
もよい。
は、振動制御部材14bは実施の形態1の振動制御部材
14aと同様に作用する。すなわち、スピーカ8aが駆
動された場合、スピーカ8aから発生する音によってフ
ィルタ10とスピーカ8aとの間に形成される空間から
なる前気室13内の空気が振動し、フィルタ10に対し
てその振動が伝わる。しかし、フィルタ10の振動振幅
が最も大きくなるフィルタ10の略中央部10aが粘着
テープ11より高い振動制御部材14bによって安定し
て押さえ付けられているので、フィルタ10の振動が抑
制される。
フィルタ10の振動による異音の発生を防止する効果が
得られる。なお、振動制御部材14bをリアケース3と
別体として成形してリアケース3の裏面3aに貼りつけ
る構成でも同様の効果が得られる。
の携帯電話機に適用されるスピーカ装置の構成を示す模
式的断面図である。また、図9は図8に示すスピーカ装
置が駆動された場合のフィルタの動きを説明するための
模式的断面図である。図中、17は粘着テープ(振動抑
制部材、接着部)である。その他の構成については、実
施の形態1と同一の符号を付して重複する説明を省略す
る。
適用されたリアケース3の振動制御部材14aによって
フィルタ10を押さえる代わりに、フィルタ10の略中
央部10aとリアケース3の裏面3aとを粘着テープ1
7で貼りつけた構成を有する。
は、粘着テープ17は実施の形態1の振動制御部材14
aと同様に作用する。すなわち、図9に示すように、ス
ピーカ8aが駆動された場合、スピーカ8aから発生す
る音によってフィルタ10とスピーカ8aとの間に形成
される空間からなる前気室13内の空気が振動し、フィ
ルタ10に対してその振動が伝わる。しかし、フィルタ
10の振動振幅が最も大きくなるフィルタ10の中央部
10a近傍が粘着テープ17によって固定されているの
で、フィルタ10の中央部10a近傍の振動が抑制され
る。その結果、フィルタ10は、中央部10a近傍と外
周部10bとが固定され、その間のみが振動するにすぎ
ず、その振幅16bはフィルタ10全体が振動した場合
の振幅16a(図14参照)に比べて著しく小さなもの
となる。
フィルタ10の振動による異音の発生を防止する効果が
得られる。なお、フィルタ10の中央部10a近傍をリ
アケース3に固定する方法として、粘着テープ17の他
に接着剤を用いたり、あるいは溶着によって固定しても
よい。フィルタ10の中央部10a近傍に加え、放音孔
を塞がない限り、フィルタ10のより広い部分を固定し
てもよい。
4にもとづく携帯電話機に適用されるスピーカ装置の構
成を示す模式的断面図である。また、図11はこの実施
の形態4に適用される防振リング18を示すもので、図
11(a)は正面図、図11(b)は図11(a)に示
す防振リング18の側面図である。18は防振リング
(略円環上の部材)、18aは防振リング18の外枠、
18bは防振リング18の支持部、19は防振リング1
8の中心に設けられた振動制御部材である。
aと、防振リング18の中心を通り、かつ径方向に延び
る支持部18bと、外枠18aの中心に位置する支持部
18b上に立設された振動制御部材19とを有する。防
振リング18は、このような形状は、振動制御部材19
を確実に固定すると共に、スピーカ8aからの音を妨害
低下させないように十分な空間部を有する。さらに、防
振リング18の外径はスピーカ8aの外径に等しく、図
10に示すようにスピーカ8aとクッション9との間に
設けられる。この際、振動制御部材19はフィルタ10
側に位置するとともに、フィルタ10の略中央部10a
を押圧してこの略中央部10aをリアケース3の裏面3
aに押し当てる。この実施の形態4に適用される防振リ
ング18の振動制御部材19の形状は、実施の形態1の
振動制御部材14aと同様の棒状のものである。しか
し、振動制御部材19の形状はそれに限定されるもので
はなく、実施の形態2の振動制御部材14bのような円
錐形のものであってもよく、あるいは四角錐、切頭円錐
形、円柱形、立方形等であってもよい。
は、フィルタ10の振動制御部材19は実施の形態1の
振動制御部材14aと同様に作用する。すなわち、スピ
ーカ8aが駆動された場合、スピーカ8aから発生する
音によってフィルタ10とスピーカ8aとの間に形成さ
れる空間からなる前気室13内の空気が振動し、フィル
タ10に対してその振動が伝わる。しかし、フィルタ1
0の振動振幅が最も大きくなるフィルタ10の略中央部
10aが振動制御部材19によってリアケース3の裏面
3aに押しつけられているので、フィルタ10の振動が
抑制される。
フィルタ10の振動による異音の発生を防止する効果が
得られる。なお、防振リング18はスピーカ8aと一体
化されていてもよい。
5の携帯電話機に適用されるスピーカ装置の構成を示す
模式的断面図である。図中、各構成については実施の形
態1,4と同一の符号を付して重複する説明を省略す
る。
す防振リング18に加え、実施の形態1に示す振動制御
部材14aを有し、一対の振動制御部材14a,19は
フィルタ10を狭持する形で対向配置されている。ここ
では、振動制御部材14aの高さは粘着テープ11の厚
さよりも高く、また振動制御部材19の高さは防振リン
グ18とフィルタ10との距離よりも低い。
は、スピーカ8aが駆動された場合、スピーカ8aから
発生する音によってフィルタ10とスピーカ8aとの間
に形成される空間からなる前気室13内の空気が振動
し、フィルタ10に対してその振動が伝わる。しかし、
フィルタ10の振動振幅が最も大きくなるフィルタ10
の中央部10a近傍が防振リング18の振動制御部材1
9とリアケース3の振動制御部材14aとによって両側
から挟み込むことによって固定されているので、フィル
タ10の振動が抑制される。なお、フィルタ10を狭持
する形で対向配置されている一対の振動制御部材14
a,19は、フィルタ10の中央部10a近傍を押圧当
接してもよいし、実施の形態3のように粘着テープ等で
接着しても良い。
フィルタ10の振動による異音の発生を防止する効果が
得られる。
5はリアケース3側に実装されるスピーカ8aについて
のみ説明したが、図3に示したフロントケース2側に実
装されるスピーカ8bについても適用でき同様な効果が
得られる。また、上記のスピーカ装置は、携帯電話機の
みならず様々な携帯機器(PHS、PDA等)に利用可
能であることは言うまでもない。
ルタに当接する振動抑制部材を設けた構成としたので、
スピーカから生じる音圧によるフィルタの振動を抑制で
き、異音の発生を防止できるという効果が得られる。
ーカとフィルタとを非接触状態に維持する弾性部材を圧
縮介在させた構成としたので、前気室は一定の空間およ
び気密性が確実に確保されるという効果が得られる。
抑制部材をスピーカとフィルタとの間に位置するように
構成したので、フィルタ自体の振動による異音の発生が
抑制されるという効果が得られる。
抑制部材をスピーカと筐体との間に位置するように構成
したので、フィルタ自体の振動による異音の発生が抑制
されるという効果が得られる。
抑制部材がフィルタの一面の中央部近傍を押圧する構成
としたので、フィルタ自体の振動による異音の発生が抑
制されるという効果が得られる。
抑制部材を突起部を有する略円環状の部材から構成した
ので、フィルタ自体の振動による異音の発生が抑制され
るという効果が得られる。
抑制部材がフィルタの一面の中央部近傍と接触する接着
部を有するように構成したので、フィルタ自体の振動に
よる異音の発生が抑制されるという効果が得られる。
ルタに当接する一対の振動抑制部材がフィルタを狭持す
る形で対向配置された構成としたので、フィルタ自体の
振動による異音の発生が抑制されるという効果が得られ
る。
ルタの中央部近傍を押圧または接着する一対の振動抑制
部材を設けた構成としたので、フィルタ自体の振動によ
る異音の発生が抑制されるという効果が得られる。
装置と、該スピーカ装置の駆動を制御する制御部とを備
えるように構成したので、フィルタ自体の振動による異
音の発生が抑制されるという効果が得られる。
例である携帯電話機の正面図である。
る。
適用されるスピーカ装置の断面図である。
る。
適用されるスピーカの断面図である。
適用されるスピーカ装置の断面図である。
適用されるスピーカ装置の断面図である。
に適用されるスピーカ装置の断面図である。
に適用されるスピーカ装置に含まれる防振リングを示す
もので、(a)は平面図、(b)は側面図である。
に適用されるスピーカ装置の断面図である。
面図である。
面図である。
リアケース、3a裏面、3b 位置決め部、3c 内
周面、4 液晶ディスプレイ(LCD)ホルダ、5 基
板(制御部)、6 シールドケース、7 フレキシブル
プリント回路(FPC)、8a,8b スピーカ、9
クッション(弾性部材)、9a 外周面、10 フィル
タ、10a 中央部、10b 外周部、11 粘着テー
プ、12 放音孔、13 前気室、14a,14b 振
動制御部材、15 ビス、16b 振幅、17 粘着テ
ープ、18 防振リング、18a 外枠、18b 支持
部、19 振動制御部材。
Claims (10)
- 【請求項1】 スピーカと、該スピーカの前方に設けら
れたフィルタと、上記スピーカと上記フィルタとを収納
する筐体とを備えたスピーカ装置において、上記フィル
タに当接する振動抑制部材が設けられたことを特徴とす
るスピーカ装置。 - 【請求項2】 スピーカとフィルタとを非接触状態に維
持する弾性部材が圧縮介在されていることを特徴とする
請求項1記載のスピーカ装置。 - 【請求項3】 振動抑制部材は、スピーカとフィルタと
の間に位置することを特徴とする請求項1または請求項
2記載のスピーカ装置。 - 【請求項4】 振動抑制部材は、スピーカと筐体の面と
の間に位置することを特徴とする請求項1または請求項
2記載のスピーカ装置。 - 【請求項5】 振動抑制部材は、フィルタの一面の中央
部近傍を押圧することを特徴とする請求項1乃至請求項
4のうちのいずれか1項記載のスピーカ装置。 - 【請求項6】 振動抑制部材は、突起部を有する略円環
状の部材からなることを特徴とする請求項5記載のスピ
ーカ装置。 - 【請求項7】 振動抑制部材は、フィルタの一面の中央
部近傍と接着する接着部を有することを特徴とする請求
項1乃至請求項4のうちのいずれか1項記載のスピーカ
装置。 - 【請求項8】 スピーカと、該スピーカの前方に設けら
れたフィルタと、上記スピーカと上記フィルタとを収納
する筐体とを備えたスピーカ装置において、上記フィル
タに当接する一対の振動抑制部材が上記フィルタを挟持
する形で対向配置されていることを特徴とするスピーカ
装置。 - 【請求項9】 一対の振動抑制部材は、フィルタの中央
部近傍を押圧または接着することを特徴とする請求項8
記載のスピーカ装置。 - 【請求項10】 請求項1乃至請求項9のうちのいずれ
か1項記載のスピーカ装置と、該スピーカ装置の駆動を
制御する制御部とを備えた携帯機器。
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