JP2002005205A - スプリングクローズ型電磁ブレーキ及びその電磁ブレーキ内蔵型モータ - Google Patents
スプリングクローズ型電磁ブレーキ及びその電磁ブレーキ内蔵型モータInfo
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- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スプリングクローズ型電磁ブレーキでは、ブ
レーキ作動時に磁極体の磁極面に磁気吸引されるアーマ
チュアがコイルばねの付勢力により、プレートに対しス
ラスト方向に圧接することで生ずる衝撃が被制動軸に与
えられ、プレートの被制動軸との相対位置が変化し、ア
ーマチュアのスラスト方向の可動範囲が変化するため適
正な制動特性を維持しにくいという課題がある。 【解決手段】 被制動軸12と一体的に回転するプレー
ト13に連結部13dを形成し、この連結部13dの先
端部外周面と磁極体14の内周面とを軸受20を介して
支承することで、両者を一体的に構成した。これによ
り、制動時に生じるプレート13への衝撃を磁極体4が
受け、被制動軸12にスラスト方向の衝撃を与えないよ
うにし、制動特性を適正に維持することができる。
レーキ作動時に磁極体の磁極面に磁気吸引されるアーマ
チュアがコイルばねの付勢力により、プレートに対しス
ラスト方向に圧接することで生ずる衝撃が被制動軸に与
えられ、プレートの被制動軸との相対位置が変化し、ア
ーマチュアのスラスト方向の可動範囲が変化するため適
正な制動特性を維持しにくいという課題がある。 【解決手段】 被制動軸12と一体的に回転するプレー
ト13に連結部13dを形成し、この連結部13dの先
端部外周面と磁極体14の内周面とを軸受20を介して
支承することで、両者を一体的に構成した。これによ
り、制動時に生じるプレート13への衝撃を磁極体4が
受け、被制動軸12にスラスト方向の衝撃を与えないよ
うにし、制動特性を適正に維持することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、励磁コイルへの非
通電時にスプリングの付勢力により制動がかかり、通電
時に制動が解除されるスプリングクローズ型電磁ブレー
キと、この電磁ブレーキを内蔵した電磁ブレーキ内蔵型
モータに関する。
通電時にスプリングの付勢力により制動がかかり、通電
時に制動が解除されるスプリングクローズ型電磁ブレー
キと、この電磁ブレーキを内蔵した電磁ブレーキ内蔵型
モータに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のスプリングクローズ型電磁
ブレーキ1の全体構成を示す縦断側面図、図5は図4の
IV−IV断面図である。従来のスプリングクローズ型電磁
ブレーキ1は、図4、図5に示すように被制動軸2に固
定されて一体的に回転するプレート3と、このプレート
3の一方側で固定的に配置された磁極体4と、プレート
3と磁極体4との間に配置されたアーマチュア5とを備
えている。
ブレーキ1の全体構成を示す縦断側面図、図5は図4の
IV−IV断面図である。従来のスプリングクローズ型電磁
ブレーキ1は、図4、図5に示すように被制動軸2に固
定されて一体的に回転するプレート3と、このプレート
3の一方側で固定的に配置された磁極体4と、プレート
3と磁極体4との間に配置されたアーマチュア5とを備
えている。
【0003】プレート3は、被制動軸2のラジアル方向
に延びるプレート本体3aと、前記被制動軸2の周囲を
囲み、前記磁極体4とは反対のスラスト方向に延びる被
制動軸2への固定部3bとを備えている。そして、この
固定部3bはキー6により前記被制動軸2とのラジアル
方向の変位が防止され、かつアーマチュア5とのギャッ
プの初期設定後の位置をビス7によりスラスト方向に変
位しないよう防止している。
に延びるプレート本体3aと、前記被制動軸2の周囲を
囲み、前記磁極体4とは反対のスラスト方向に延びる被
制動軸2への固定部3bとを備えている。そして、この
固定部3bはキー6により前記被制動軸2とのラジアル
方向の変位が防止され、かつアーマチュア5とのギャッ
プの初期設定後の位置をビス7によりスラスト方向に変
位しないよう防止している。
【0004】アーマチュア5は、アーマチュア5と磁極
体4に亘って植設された複数個のガイドピン4aにより
スラスト方向に移動可能で、かつ、ラジアル方向には変
位しないようにガイドピン4aを介して磁極体4に対し
支持されている。また、磁極体4のアーマチュア5の対
向面に開口して形成された収納孔4bにはコイルばね4
cが装着され、このコイルばね4cによりアーマチュア
5をプレート3側に付勢し、各摩擦面を圧接している。
4dは励磁コイルで、その通電時にコイルばね4cの付
勢力に抗してアーマチュア5を磁極体4の磁極面4e側
に吸引する。
体4に亘って植設された複数個のガイドピン4aにより
スラスト方向に移動可能で、かつ、ラジアル方向には変
位しないようにガイドピン4aを介して磁極体4に対し
支持されている。また、磁極体4のアーマチュア5の対
向面に開口して形成された収納孔4bにはコイルばね4
cが装着され、このコイルばね4cによりアーマチュア
5をプレート3側に付勢し、各摩擦面を圧接している。
4dは励磁コイルで、その通電時にコイルばね4cの付
勢力に抗してアーマチュア5を磁極体4の磁極面4e側
に吸引する。
【0005】なお、スプリングクローズ型電磁ブレーキ
1は磁極体4の磁極面4eとは反対側の面の周縁部に複
数個(例えば3個)等間隔に形成されたフランジ4fに
おいて取付ボルト8によって支持部材9に固定される。
上記の構成において、励磁コイル4dへの非通電時に
は、コイルばね4cがアーマチュア5をプレート本体3
aに押し付け、両者の摩擦面が圧接され、被制動軸2の
回転に制動作用が与えられる。また、励磁コイル4dに
通電すると、アーマチュア5は、コイルばね4cの付勢
力に抗してプレート本体3aから離れ、磁極体4の磁極
面4e側に吸引され、制動作用が解除される。
1は磁極体4の磁極面4eとは反対側の面の周縁部に複
数個(例えば3個)等間隔に形成されたフランジ4fに
おいて取付ボルト8によって支持部材9に固定される。
上記の構成において、励磁コイル4dへの非通電時に
は、コイルばね4cがアーマチュア5をプレート本体3
aに押し付け、両者の摩擦面が圧接され、被制動軸2の
回転に制動作用が与えられる。また、励磁コイル4dに
通電すると、アーマチュア5は、コイルばね4cの付勢
力に抗してプレート本体3aから離れ、磁極体4の磁極
面4e側に吸引され、制動作用が解除される。
【0006】ところで、プレート本体3aとアーマチュ
ア5との各摩擦面相互間は、励磁コイル4dの励磁時に
は両者が接触せず、無励磁時には所望の摩擦力が作用す
るように、適正なギャップが必要である。このギャップ
の最大幅は、被制動軸2に形成したねじ2aに螺合する
2個のナット10a、10bの位置により規定される。
即ち、初期設定の際には、ナット10aを調整し、プレ
ート固定部3bの端部にナット10aを当て付けた状態
で、プレート固定部3bにラジアル方向に沿って形成さ
れたねじ孔3cにビス7を螺合させて締め付けることに
より、プレート本体3aのスラスト方向の位置が固定さ
れ、前記ギャップ最大幅が決定される。なお、ナット1
0bは、ナット10aの回り止め用である。
ア5との各摩擦面相互間は、励磁コイル4dの励磁時に
は両者が接触せず、無励磁時には所望の摩擦力が作用す
るように、適正なギャップが必要である。このギャップ
の最大幅は、被制動軸2に形成したねじ2aに螺合する
2個のナット10a、10bの位置により規定される。
即ち、初期設定の際には、ナット10aを調整し、プレ
ート固定部3bの端部にナット10aを当て付けた状態
で、プレート固定部3bにラジアル方向に沿って形成さ
れたねじ孔3cにビス7を螺合させて締め付けることに
より、プレート本体3aのスラスト方向の位置が固定さ
れ、前記ギャップ最大幅が決定される。なお、ナット1
0bは、ナット10aの回り止め用である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記図4及び図5に示
す従来の構成においては、プレート3と磁極体4とが別
体に分離されている構成に伴い、次のような問題点があ
った。 プレートとアーマチュア両者の摩擦面相互間のギャッ
プを被制動体に応じて現地調整するための工数が増す。 ブレーキ作動毎にコイルスプリングの付勢力でプレー
トに対してアーマチュアがかなりの力で当たるため、被
制動軸に固定されるプレートがスラスト方向に移動し、
プレート及びアーマチュアの各摩擦面相互間のギャップ
(非制動時)が大きくなり、制動特性が変化し易い。
す従来の構成においては、プレート3と磁極体4とが別
体に分離されている構成に伴い、次のような問題点があ
った。 プレートとアーマチュア両者の摩擦面相互間のギャッ
プを被制動体に応じて現地調整するための工数が増す。 ブレーキ作動毎にコイルスプリングの付勢力でプレー
トに対してアーマチュアがかなりの力で当たるため、被
制動軸に固定されるプレートがスラスト方向に移動し、
プレート及びアーマチュアの各摩擦面相互間のギャップ
(非制動時)が大きくなり、制動特性が変化し易い。
【0008】プレート及びアーマチュアの各摩擦面相
互間のギャップを一定に保つためには、例えば、被制動
軸にねじを形成し、このねじに位置決用及び回り止め用
のダブルナットを設けるなどの複雑な構成が要求され
る。 ブレーキ作動時毎にスラスト力が被制動軸に与えられ
るため、この被制動軸のスラスト方向の強度を増す必要
がある。
互間のギャップを一定に保つためには、例えば、被制動
軸にねじを形成し、このねじに位置決用及び回り止め用
のダブルナットを設けるなどの複雑な構成が要求され
る。 ブレーキ作動時毎にスラスト力が被制動軸に与えられ
るため、この被制動軸のスラスト方向の強度を増す必要
がある。
【0009】本発明は、上記課題(問題点)を解決し、
スプリングクローズ型電磁ブレーキの被制動軸とともに
回転するプレートと固定部材に固定される磁極体を軸受
を介して一体化し、プレートと磁極体のスラスト方向の
相対変位の発生を防止するように構成して前記従来の課
題を解決したスプリングクローズ型電磁ブレーキ及び当
該スプリングクローズ型電磁ブレーキを内蔵した電磁ブ
レーキ内蔵型モータを提供することを目的とする。
スプリングクローズ型電磁ブレーキの被制動軸とともに
回転するプレートと固定部材に固定される磁極体を軸受
を介して一体化し、プレートと磁極体のスラスト方向の
相対変位の発生を防止するように構成して前記従来の課
題を解決したスプリングクローズ型電磁ブレーキ及び当
該スプリングクローズ型電磁ブレーキを内蔵した電磁ブ
レーキ内蔵型モータを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のスプリングクロ
ーズ型電磁ブレーキは、前記の目的を達成させるため、
請求項1に記載のものでは、励磁コイルを備えた磁極体
であって、当該磁極体の磁極面の反対側の面を被制動装
置側の固定部材に対し固定する磁極体と、ラジアル方向
に延びるプレート本体、磁極体とは反対のスラスト方向
に延びる被制動軸への固定部及び磁極体の内周部に向け
て延びる連結部を有するプレートと、磁極体の磁極面と
前記プレート本体との間に位置し、磁極体に対しスラス
ト方向のみに変位可能に支持され、前記プレートの連結
部に接しないように形成されたアーマチュアと、磁極体
に収納され、磁極体が有する励磁コイルの非励磁時にア
ーマチュアを、当該アーマチュアとプレート本体の各対
向摩擦面を圧接するように付勢するコイルばねと、プレ
ートの連結部外周部と磁極体の内周部間に配置された軸
受と、磁極体と前記プレートとのスラスト方向の相対位
置の変化を防止する軸受の固定手段とを備えるように構
成した。
ーズ型電磁ブレーキは、前記の目的を達成させるため、
請求項1に記載のものでは、励磁コイルを備えた磁極体
であって、当該磁極体の磁極面の反対側の面を被制動装
置側の固定部材に対し固定する磁極体と、ラジアル方向
に延びるプレート本体、磁極体とは反対のスラスト方向
に延びる被制動軸への固定部及び磁極体の内周部に向け
て延びる連結部を有するプレートと、磁極体の磁極面と
前記プレート本体との間に位置し、磁極体に対しスラス
ト方向のみに変位可能に支持され、前記プレートの連結
部に接しないように形成されたアーマチュアと、磁極体
に収納され、磁極体が有する励磁コイルの非励磁時にア
ーマチュアを、当該アーマチュアとプレート本体の各対
向摩擦面を圧接するように付勢するコイルばねと、プレ
ートの連結部外周部と磁極体の内周部間に配置された軸
受と、磁極体と前記プレートとのスラスト方向の相対位
置の変化を防止する軸受の固定手段とを備えるように構
成した。
【0011】また、請求項2に記載のものでは、請求項
1に記載のスプリングクローズ型電磁ブレーキにおい
て、軸受の磁極体及びプレートへの固定手段としてCリ
ング、プッシュナット、圧入のいずれかの手段を用いる
ように構成した。さらに、本発明の請求項3に記載の電
磁ブレーキ内蔵型モータは、請求項1又は2に記載のス
プリングクローズ型電磁ブレーキを、その磁極体の磁極
面とは反対側の面を当該モータのケーシング内に備えた
取付部材に固定して構成した。
1に記載のスプリングクローズ型電磁ブレーキにおい
て、軸受の磁極体及びプレートへの固定手段としてCリ
ング、プッシュナット、圧入のいずれかの手段を用いる
ように構成した。さらに、本発明の請求項3に記載の電
磁ブレーキ内蔵型モータは、請求項1又は2に記載のス
プリングクローズ型電磁ブレーキを、その磁極体の磁極
面とは反対側の面を当該モータのケーシング内に備えた
取付部材に固定して構成した。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるスプリング
クローズ型電磁ブレーキ(第1の実施の形態)及びそれ
を内蔵した電磁ブレーキ内蔵型モータの実施の形態(第
2の実施の形態)を説明する。
クローズ型電磁ブレーキ(第1の実施の形態)及びそれ
を内蔵した電磁ブレーキ内蔵型モータの実施の形態(第
2の実施の形態)を説明する。
【0013】第1の実施の形態:図1及び図2は、本発
明の一実施の形態に係るスプリングクローズ型電磁ブレ
ーキ11を示し、図1は制動時における全体の縦断側面
図、図2は図1のI−I断面図である。
明の一実施の形態に係るスプリングクローズ型電磁ブレ
ーキ11を示し、図1は制動時における全体の縦断側面
図、図2は図1のI−I断面図である。
【0014】スプリングクローズ型電磁ブレーキ11
は、図1、図2に示すように被制動軸12に固定されて
一体に回転するプレート13と、このプレート13の一
方側で固定的に配置された磁極体14と、プレート13
と磁極体14との間に配置されたアーマチュア15とを
備えている。なお、本発明はプレート13の構成に特徴
があるので、このプレート13の構成について、次に、
詳述する。
は、図1、図2に示すように被制動軸12に固定されて
一体に回転するプレート13と、このプレート13の一
方側で固定的に配置された磁極体14と、プレート13
と磁極体14との間に配置されたアーマチュア15とを
備えている。なお、本発明はプレート13の構成に特徴
があるので、このプレート13の構成について、次に、
詳述する。
【0015】即ち、本発明のプレート13は、図示のよ
うに断面逆T字状に形成され、被制動軸12のラジアル
方向に延びるプレート本体13aと、前記被制動軸12
の周囲を囲み、前記磁極体14とは反対の外方側のスラ
スト方向に延びる被制動軸12への円筒状の固定部13
bと、磁極体14の内周側に向けて延びる円筒状の連結
部13dとを備えている。プレート13の固定部13b
は、キー16により被制動軸12とのラジアル方向の変
位が防止され、かつ固定部13bに形成したねじ孔13
cに螺合されるビス17によりプレート13のアーマチ
ュアに対するギャップの初期設定後の位置が変位しない
ように被制動軸12に対して固定するようにしている。
なお、プレート13の連結部13dの外周面は、プレー
ト本体13aから磁極体14方向に延び、当該磁極体1
4の内周面たとえばギャップを介して対向し、後述のよ
うに軸受20を介して磁極体14を被制動軸12に対し
て支承するようにしている。
うに断面逆T字状に形成され、被制動軸12のラジアル
方向に延びるプレート本体13aと、前記被制動軸12
の周囲を囲み、前記磁極体14とは反対の外方側のスラ
スト方向に延びる被制動軸12への円筒状の固定部13
bと、磁極体14の内周側に向けて延びる円筒状の連結
部13dとを備えている。プレート13の固定部13b
は、キー16により被制動軸12とのラジアル方向の変
位が防止され、かつ固定部13bに形成したねじ孔13
cに螺合されるビス17によりプレート13のアーマチ
ュアに対するギャップの初期設定後の位置が変位しない
ように被制動軸12に対して固定するようにしている。
なお、プレート13の連結部13dの外周面は、プレー
ト本体13aから磁極体14方向に延び、当該磁極体1
4の内周面たとえばギャップを介して対向し、後述のよ
うに軸受20を介して磁極体14を被制動軸12に対し
て支承するようにしている。
【0016】アーマチュア15は、自身と対向する磁極
体14とに亘って植設された複数個のガイドピン14a
にガイドされてスラスト方向に移動可能で、かつ、ラジ
アル方向には磁極体14との変位を来さないように支持
されている。また、アーマチュア15の内径は、図示の
ようにプレート13の連結部13dに接触しないように
定められている。磁極体14には、収納孔14bが形成
され、この収納孔14bに収納されるコイルばね14c
がアーマチュア15の対向面に亙って装着されている。
このコイルばね14cはアーマチュア15をプレート1
3側に付勢し、各摩擦面を圧接するものである。14d
は磁極体14内に収納された励磁コイルで、その通電時
にコイルばね14cの付勢力に抗してアーマチュア15
を磁極体14の磁極面14eに吸引する。なお、スプリ
ングクローズ型電磁ブレーキ11は、磁極体14の磁極
面14eとは反対側の面の周縁部に等間隔で突出して形
成した複数個(例えば3個)のフランジ14fの部分で
取付ボルト18により支持部材19に対し固定される。
体14とに亘って植設された複数個のガイドピン14a
にガイドされてスラスト方向に移動可能で、かつ、ラジ
アル方向には磁極体14との変位を来さないように支持
されている。また、アーマチュア15の内径は、図示の
ようにプレート13の連結部13dに接触しないように
定められている。磁極体14には、収納孔14bが形成
され、この収納孔14bに収納されるコイルばね14c
がアーマチュア15の対向面に亙って装着されている。
このコイルばね14cはアーマチュア15をプレート1
3側に付勢し、各摩擦面を圧接するものである。14d
は磁極体14内に収納された励磁コイルで、その通電時
にコイルばね14cの付勢力に抗してアーマチュア15
を磁極体14の磁極面14eに吸引する。なお、スプリ
ングクローズ型電磁ブレーキ11は、磁極体14の磁極
面14eとは反対側の面の周縁部に等間隔で突出して形
成した複数個(例えば3個)のフランジ14fの部分で
取付ボルト18により支持部材19に対し固定される。
【0017】20は軸受で、前述したプレート13と共
に本発明の構成上の特徴をなす部材として用いられる。
即ち、軸受20は、磁極体14の内周面と、前記プレー
ト13の連結部13dの外周面との間の環状ギャップに
装着されている。この軸受20は磁極体14をプレート
13の連結部13dを介して被制動軸12に対して支承
しており、この結果、磁極体14とプレート13とを軸
受20を介して一体的に連結するように構成している。
なお、軸受20の装着は具体的には、次のように行えば
よい。即ち、磁極体14の磁極面14eとは反対側に位
置する取付面及びプレート13の連結部13dの先端部
から軸受20を嵌め込み、軸受20のアウターレース2
0a及びインナーレース20bのプレート本体13a側
の側面をそれぞれ磁極体14に形成した段差部14g及
びプレート13の連結部13dに形成した段差部13e
に当たるように位置決めする。
に本発明の構成上の特徴をなす部材として用いられる。
即ち、軸受20は、磁極体14の内周面と、前記プレー
ト13の連結部13dの外周面との間の環状ギャップに
装着されている。この軸受20は磁極体14をプレート
13の連結部13dを介して被制動軸12に対して支承
しており、この結果、磁極体14とプレート13とを軸
受20を介して一体的に連結するように構成している。
なお、軸受20の装着は具体的には、次のように行えば
よい。即ち、磁極体14の磁極面14eとは反対側に位
置する取付面及びプレート13の連結部13dの先端部
から軸受20を嵌め込み、軸受20のアウターレース2
0a及びインナーレース20bのプレート本体13a側
の側面をそれぞれ磁極体14に形成した段差部14g及
びプレート13の連結部13dに形成した段差部13e
に当たるように位置決めする。
【0018】これらの各段差部14g、13eの位置を
所定の位置となるように設定しておくことにより、これ
らの段差部14g、13eのラジアル方向の位置を一致
させたときに、前記アーマチュア15のスラスト方向の
可動距離、即ち、スプリングクローズ型電磁ブレーキ1
1の制動時におけるアーマチュア15と磁極体14の磁
極面14eとの面相互間のギャップ、又は前記電磁ブレ
ーキ11の非制動時のプレート本体13a及びアーマチ
ュア15双方の摩擦面相互間のギャップが所望の制動特
性に適合するように形成される。21a、21bは軸受
20の固定手段としてのCリングで、磁極体14の内周
面に形成された環状溝14h及びプレート13の連結部
13dに形成された環状溝13fに嵌合され、前記のよ
うに位置決めされた軸受20を、プレート13と磁極体
14とのスラスト方向の相対位置を保持するように両者
を一体的に固定する。
所定の位置となるように設定しておくことにより、これ
らの段差部14g、13eのラジアル方向の位置を一致
させたときに、前記アーマチュア15のスラスト方向の
可動距離、即ち、スプリングクローズ型電磁ブレーキ1
1の制動時におけるアーマチュア15と磁極体14の磁
極面14eとの面相互間のギャップ、又は前記電磁ブレ
ーキ11の非制動時のプレート本体13a及びアーマチ
ュア15双方の摩擦面相互間のギャップが所望の制動特
性に適合するように形成される。21a、21bは軸受
20の固定手段としてのCリングで、磁極体14の内周
面に形成された環状溝14h及びプレート13の連結部
13dに形成された環状溝13fに嵌合され、前記のよ
うに位置決めされた軸受20を、プレート13と磁極体
14とのスラスト方向の相対位置を保持するように両者
を一体的に固定する。
【0019】前記構成において、励磁コイル14dへの
非通電時には、コイルばね14cがアーマチュア15を
プレート本体13aに押し付け、両者の摩擦面が圧接さ
れ、図1に示すように、被制動軸12の回転に制動作用
が与えられる。また、励磁コイル14dに通電すると、
アーマチュア15がプレート本体13aから離れて磁極
体14の磁極面14e側に吸引され、制動作用が解除さ
れる。
非通電時には、コイルばね14cがアーマチュア15を
プレート本体13aに押し付け、両者の摩擦面が圧接さ
れ、図1に示すように、被制動軸12の回転に制動作用
が与えられる。また、励磁コイル14dに通電すると、
アーマチュア15がプレート本体13aから離れて磁極
体14の磁極面14e側に吸引され、制動作用が解除さ
れる。
【0020】ところで、制動開始時において、アーマチ
ュア15が磁極体14の磁極面14eに接触している状
態から磁気吸引力から開放され、コイルばね14cの付
勢力によってプレート本体13aの摩擦面に対してアー
マチュア15の摩擦面が圧接される。この時にプレート
13は磁極体14とは離れる方向の力を受けることにな
るが、この力は一部ビス17で受けるが殆どは軸受20
を介して磁極体14で受ける。従って、スプリングクロ
ーズ型電磁ブレーキ11の制動開始時に、コイルばね1
4cの付勢力によってプレート13がスラスト方向へ移
動することを防止するための手段、即ち、従来構成を示
す図4に示すような被制動軸2に形成されるねじ2a
と、このねじ2aに螺合されるナット10a、10bの
ような多くの加工工数を要する機構は不要となる。
ュア15が磁極体14の磁極面14eに接触している状
態から磁気吸引力から開放され、コイルばね14cの付
勢力によってプレート本体13aの摩擦面に対してアー
マチュア15の摩擦面が圧接される。この時にプレート
13は磁極体14とは離れる方向の力を受けることにな
るが、この力は一部ビス17で受けるが殆どは軸受20
を介して磁極体14で受ける。従って、スプリングクロ
ーズ型電磁ブレーキ11の制動開始時に、コイルばね1
4cの付勢力によってプレート13がスラスト方向へ移
動することを防止するための手段、即ち、従来構成を示
す図4に示すような被制動軸2に形成されるねじ2a
と、このねじ2aに螺合されるナット10a、10bの
ような多くの加工工数を要する機構は不要となる。
【0021】本発明は前記第1の実施の形態に開示した
構成に限定されず、各種の変形が考えられる。例えば、
上記の実施の形態では、軸受20の固定手段としてCリ
ング21a、21bを用いた場合を示したが、この手段
に代えて、ほぼこれらと同一の大きさの環状をなすプッ
シュナットで固定する構成、あるいは、圧入手段を採用
しても良い。また、プレート13と磁極体14とのスラ
スト方向の相対位置を定める手段としてプレート13の
連結部13dの外周面と、磁極体14の内周面とにそれ
ぞれ段差部13e、14gを形成し、これらに軸受20
の側面を当てる構成において、前記段差部13e、14
gに代えて溝と、この溝にCリングを嵌め込むなどの構
成とすることもできる。さらに、図1に示す第1の実施
の形態では、プレート13は断面逆T字状に形成した場
合を示したが、断面L字状に形成し、左方の固定部13
bの部分は省略し、ビス17の締め付けも省略した構成
としてもよい。
構成に限定されず、各種の変形が考えられる。例えば、
上記の実施の形態では、軸受20の固定手段としてCリ
ング21a、21bを用いた場合を示したが、この手段
に代えて、ほぼこれらと同一の大きさの環状をなすプッ
シュナットで固定する構成、あるいは、圧入手段を採用
しても良い。また、プレート13と磁極体14とのスラ
スト方向の相対位置を定める手段としてプレート13の
連結部13dの外周面と、磁極体14の内周面とにそれ
ぞれ段差部13e、14gを形成し、これらに軸受20
の側面を当てる構成において、前記段差部13e、14
gに代えて溝と、この溝にCリングを嵌め込むなどの構
成とすることもできる。さらに、図1に示す第1の実施
の形態では、プレート13は断面逆T字状に形成した場
合を示したが、断面L字状に形成し、左方の固定部13
bの部分は省略し、ビス17の締め付けも省略した構成
としてもよい。
【0022】第2の実施の形態:第1の実施の形態で述
べたスプリングクローズ型電磁ブレーキ11を内蔵した
電磁ブレーキ内蔵型モータを示す第2の実施の形態の一
例を図3に示す。図3において、図1と均等な構成要素
は同一符号を付与し、これらの説明の重複を避け、併せ
て細部の符号の付与を省略して表示する。31はスプリ
ングクローズ型電磁ブレーキ11を内蔵したモータであ
る。32はモータ本体、33はモータ31用ケーシング
である。34はスプリングクローズ型電磁ブレーキ用支
持部材で、ケーシング33内のモータ本体32と前記ス
プリングクローズ型電磁ブレーキ11との間に位置して
設けられる。35はモータの回転軸で、軸受36ほか図
示しない軸受によって支持され、モータ本体32から出
力側に延びる部分がスプリングクローズ型電磁ブレーキ
11の被制動軸となっている。
べたスプリングクローズ型電磁ブレーキ11を内蔵した
電磁ブレーキ内蔵型モータを示す第2の実施の形態の一
例を図3に示す。図3において、図1と均等な構成要素
は同一符号を付与し、これらの説明の重複を避け、併せ
て細部の符号の付与を省略して表示する。31はスプリ
ングクローズ型電磁ブレーキ11を内蔵したモータであ
る。32はモータ本体、33はモータ31用ケーシング
である。34はスプリングクローズ型電磁ブレーキ用支
持部材で、ケーシング33内のモータ本体32と前記ス
プリングクローズ型電磁ブレーキ11との間に位置して
設けられる。35はモータの回転軸で、軸受36ほか図
示しない軸受によって支持され、モータ本体32から出
力側に延びる部分がスプリングクローズ型電磁ブレーキ
11の被制動軸となっている。
【0023】前記図3の構成において、図示の状態で
は、スプリングクローズ型電磁ブレーキ11が作動状態
につきモータ31の回転軸35にトルクが発生してもそ
の回転はスプリングクローズ型電磁ブレーキ11のプレ
ート13とアーマチュア15の相対向する摩擦面相互の
摩擦力によって阻止される。次に、磁極体14の励磁コ
イル14dが励磁されると、磁極体14から発生する磁
束に基づく磁気吸引力がアーマチュア15に対し、コイ
ルばね14cの付勢力に抗して作用し、アーマチュア1
5は磁極体14の方向に移動し、プレート13とアーマ
チュア15それぞれの対向する摩擦面相互間にはギャッ
プが生じ、スプリングクローズ型電磁ブレーキ11の制
動作用は解かれ、モータ本体32から発生するトルクは
図示しない負荷に伝達される。
は、スプリングクローズ型電磁ブレーキ11が作動状態
につきモータ31の回転軸35にトルクが発生してもそ
の回転はスプリングクローズ型電磁ブレーキ11のプレ
ート13とアーマチュア15の相対向する摩擦面相互の
摩擦力によって阻止される。次に、磁極体14の励磁コ
イル14dが励磁されると、磁極体14から発生する磁
束に基づく磁気吸引力がアーマチュア15に対し、コイ
ルばね14cの付勢力に抗して作用し、アーマチュア1
5は磁極体14の方向に移動し、プレート13とアーマ
チュア15それぞれの対向する摩擦面相互間にはギャッ
プが生じ、スプリングクローズ型電磁ブレーキ11の制
動作用は解かれ、モータ本体32から発生するトルクは
図示しない負荷に伝達される。
【0024】本発明は上記した各実施の形態の構成に限
定されず、各種の変形が考えられる。また、図1に示す
第1の実施の形態ではビス7と取付ボルト8を夫々用い
て固定する構成を示したが、実際の適用装置では、製作
精度による軸方向の動きが可能なように、ビス7を設け
たときは取付ボルト8は頭なしのピンとし、一方、取付
ボルト8を用いるときはビス7は省略する構成とするの
が望ましい。
定されず、各種の変形が考えられる。また、図1に示す
第1の実施の形態ではビス7と取付ボルト8を夫々用い
て固定する構成を示したが、実際の適用装置では、製作
精度による軸方向の動きが可能なように、ビス7を設け
たときは取付ボルト8は頭なしのピンとし、一方、取付
ボルト8を用いるときはビス7は省略する構成とするの
が望ましい。
【0025】
【発明の効果】本発明のスプリングクローズ型電磁ブレ
ーキ及びこの電磁ブレーキを内蔵した電磁ブレーキ内蔵
型モータは、上記のように構成されるから、次に示すよ
うな優れた効果を有する。 (1)請求項1に記載のスプリングクローズ型電磁ブレ
ーキによれば、軸受を介して磁極体とプレートとのスラ
スト方向の相対位置が一体化されるから、次のような効
果が得られる。 非制動時のアーマチュアとプレート間のギャップ調整
が不要となる。 制動時毎にアーマチュアがプレートに与えるスラスト
方向の衝撃は軸受を介して磁極体が受けるので非制動時
のアーマチュアとプレート間のギャップは変化すること
なく、所望の制動特性が維持できる。 プレートの被制動軸へのスラスト方向の固定手段とし
て、従来のもののようにダブルナットとこれを螺合する
ねじの形成など複雑な機構を要しない。 制動時に被制動軸にスラスト方向の衝撃を与えないか
ら前記プレートの被制動軸に対してスラスト方向の強度
を制動のために増す必要がない。
ーキ及びこの電磁ブレーキを内蔵した電磁ブレーキ内蔵
型モータは、上記のように構成されるから、次に示すよ
うな優れた効果を有する。 (1)請求項1に記載のスプリングクローズ型電磁ブレ
ーキによれば、軸受を介して磁極体とプレートとのスラ
スト方向の相対位置が一体化されるから、次のような効
果が得られる。 非制動時のアーマチュアとプレート間のギャップ調整
が不要となる。 制動時毎にアーマチュアがプレートに与えるスラスト
方向の衝撃は軸受を介して磁極体が受けるので非制動時
のアーマチュアとプレート間のギャップは変化すること
なく、所望の制動特性が維持できる。 プレートの被制動軸へのスラスト方向の固定手段とし
て、従来のもののようにダブルナットとこれを螺合する
ねじの形成など複雑な機構を要しない。 制動時に被制動軸にスラスト方向の衝撃を与えないか
ら前記プレートの被制動軸に対してスラスト方向の強度
を制動のために増す必要がない。
【0026】(2)請求項2に記載のスプリングクロー
ズ型電磁ブレーキによれば、プレートと磁極体とのスラ
スト方向の相対位置を的確に維持できる。
ズ型電磁ブレーキによれば、プレートと磁極体とのスラ
スト方向の相対位置を的確に維持できる。
【0027】(3)請求項3に記載のスプリングクロー
ズ型電磁ブレーキを内蔵した電磁ブレーキ内蔵型モータ
によれば、モータの駆動軸はラジアル方向の強度のみ考
慮し、ブレーキ作動時におけるスラスト方向の力を考慮
することなく製作できるためモータの大型化を防止で
き、コストダウンを図ることができる。
ズ型電磁ブレーキを内蔵した電磁ブレーキ内蔵型モータ
によれば、モータの駆動軸はラジアル方向の強度のみ考
慮し、ブレーキ作動時におけるスラスト方向の力を考慮
することなく製作できるためモータの大型化を防止で
き、コストダウンを図ることができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るスプリングク
ローズ型電磁ブレーキの制動時における縦断側面図であ
る。
ローズ型電磁ブレーキの制動時における縦断側面図であ
る。
【図2】図1のI−I断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るスプリングク
ローズ型電磁ブレーキ内蔵モータの要部を切欠いて示し
た縦断側面図である。
ローズ型電磁ブレーキ内蔵モータの要部を切欠いて示し
た縦断側面図である。
【図4】従来のスプリングクローズ型電磁ブレーキの制
動時における縦断側面図である。
動時における縦断側面図である。
【図5】図4のIV−IV断面図である。
11:スプリングクローズ型電磁ブレーキ 12:被制動軸 13:プレート 13a:プレート本体 13b:固定部 13d:連結部 14:磁極体 14a:ガイドピン 14c:コイルばね 14d:励磁コイル 14e:磁極面 15:アーマチュア 20:軸受 31:モータ 33:ケーシング 34:支持部材
Claims (3)
- 【請求項1】 励磁コイルを備えた磁極体であって、当
該磁極体の磁極面の反対側の面を被制動装置側の固定部
材に対し固定する磁極体と、 ラジアル方向に延びるプレート本体、前記磁極体とは反
対のスラスト方向に延びる被制動軸への固定部及び前記
磁極体の内周部側に向けて延びる連結部を有するプレー
トと、 前記磁極体の磁極面と前記プレート本体との間に位置
し、前記磁極体に対しスラスト方向のみに変位可能に支
持され、前記プレートの連結部に接しないように形成さ
れたアーマチュアと、 前記磁極体に収納され、前記磁極体が有する励磁コイル
の非励磁時に前記アーマチュアを、当該アーマチュアと
前記プレート本体の各対向摩擦面を圧接するように付勢
するコイルばねと、 前記プレートの連結部外周部と前記磁極体の内周部間に
配置された軸受と、 前記磁極体と前記プレートとのスラスト方向の相対位置
の変化を防止する前記軸受の固定手段とを備えたことを
特徴とするスプリングクローズ型電磁ブレーキ。 - 【請求項2】 軸受の磁極体及びプレートへの固定手段
としてCリング、プッシュナット、圧入のいずれかの手
段を用いたことを特徴とする請求項1に記載のスプリン
グクローズ型電磁ブレーキ。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載のスプリングクロ
ーズ型電磁ブレーキを、その磁極体の磁極面とは反対側
の面を当該モータのケーシング内に備えた取付部材に固
定したことを特徴とする電磁ブレーキ内蔵型モータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000189326A JP2002005205A (ja) | 2000-06-23 | 2000-06-23 | スプリングクローズ型電磁ブレーキ及びその電磁ブレーキ内蔵型モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000189326A JP2002005205A (ja) | 2000-06-23 | 2000-06-23 | スプリングクローズ型電磁ブレーキ及びその電磁ブレーキ内蔵型モータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002005205A true JP2002005205A (ja) | 2002-01-09 |
Family
ID=18688967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000189326A Pending JP2002005205A (ja) | 2000-06-23 | 2000-06-23 | スプリングクローズ型電磁ブレーキ及びその電磁ブレーキ内蔵型モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002005205A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006526375A (ja) * | 2003-05-27 | 2006-11-16 | オーチス エレベータ カンパニー | 一体のブレーキを有するモジュール式横方向磁束型モータ |
JP2008236996A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-10-02 | Yaskawa Electric Corp | ブレーキロータとその電磁ブレーキ、及びこれを用いた電磁ブレーキ付モータ |
CN102832739A (zh) * | 2011-06-15 | 2012-12-19 | 株式会社安川电机 | 马达、马达用制动器及马达制造方法 |
CN106911221A (zh) * | 2015-12-22 | 2017-06-30 | 江麓机电集团有限公司 | 一体化永磁直流电动机 |
EP3623655A1 (de) * | 2018-09-17 | 2020-03-18 | Ondal Medical Systems GmbH | Lageranordnung mit einer bremsvorrichtung |
-
2000
- 2000-06-23 JP JP2000189326A patent/JP2002005205A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006526375A (ja) * | 2003-05-27 | 2006-11-16 | オーチス エレベータ カンパニー | 一体のブレーキを有するモジュール式横方向磁束型モータ |
JP2008236996A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-10-02 | Yaskawa Electric Corp | ブレーキロータとその電磁ブレーキ、及びこれを用いた電磁ブレーキ付モータ |
CN102832739A (zh) * | 2011-06-15 | 2012-12-19 | 株式会社安川电机 | 马达、马达用制动器及马达制造方法 |
JP2013005562A (ja) * | 2011-06-15 | 2013-01-07 | Yaskawa Electric Corp | モータ及びモータ用ブレーキ並びにモータ製造方法 |
CN106911221A (zh) * | 2015-12-22 | 2017-06-30 | 江麓机电集团有限公司 | 一体化永磁直流电动机 |
EP3623655A1 (de) * | 2018-09-17 | 2020-03-18 | Ondal Medical Systems GmbH | Lageranordnung mit einer bremsvorrichtung |
WO2020058292A2 (de) | 2018-09-17 | 2020-03-26 | Ondal Medical Systems Gmbh | Lageranordnung |
WO2020058292A3 (de) * | 2018-09-17 | 2020-05-14 | Ondal Medical Systems Gmbh | Lageranordnung |
CN112805483A (zh) * | 2018-09-17 | 2021-05-14 | 昂达尔医疗系统公司 | 轴承设备 |
US12287014B2 (en) | 2018-09-17 | 2025-04-29 | Ondal Medical Systems Gmbh | Bearing arrangement |
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