JP2002005090A - 遠心ファン - Google Patents
遠心ファンInfo
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- JP2002005090A JP2002005090A JP2000188119A JP2000188119A JP2002005090A JP 2002005090 A JP2002005090 A JP 2002005090A JP 2000188119 A JP2000188119 A JP 2000188119A JP 2000188119 A JP2000188119 A JP 2000188119A JP 2002005090 A JP2002005090 A JP 2002005090A
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- centrifugal fan
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- ridge
- impeller
- energy loss
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D29/00—Details, component parts, or accessories
- F04D29/66—Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing
- F04D29/68—Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing by influencing boundary layers
- F04D29/681—Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing by influencing boundary layers especially adapted for elastic fluid pumps
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D29/00—Details, component parts, or accessories
- F04D29/40—Casings; Connections of working fluid
- F04D29/42—Casings; Connections of working fluid for radial or helico-centrifugal pumps
- F04D29/4206—Casings; Connections of working fluid for radial or helico-centrifugal pumps especially adapted for elastic fluid pumps
- F04D29/4226—Fan casings
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】遠心ファンのケーシング内を空気流が流れる際
のエネルギ損失を抑制する。 【解決手段】本遠心ファン1では、羽根車11を収容す
る渦巻型ケーシング10の内面36に、多数の突起40
を設けた。突起40は、その近傍を流れる空気流を境界
層内で乱流にして安定化させ、境界層の発達を防止す
る。その結果、エネルギ損失が抑制される。突起40
は、流線の方向と交差する方向に延びる突条41,42
を含む。突条は、周壁31の内面37の全域に形成され
ている。 【効果】構造簡素。
のエネルギ損失を抑制する。 【解決手段】本遠心ファン1では、羽根車11を収容す
る渦巻型ケーシング10の内面36に、多数の突起40
を設けた。突起40は、その近傍を流れる空気流を境界
層内で乱流にして安定化させ、境界層の発達を防止す
る。その結果、エネルギ損失が抑制される。突起40
は、流線の方向と交差する方向に延びる突条41,42
を含む。突条は、周壁31の内面37の全域に形成され
ている。 【効果】構造簡素。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】例えば、熱交換型換気装置等
で送風用に利用される遠心ファンに関する。
で送風用に利用される遠心ファンに関する。
【0002】
【従来の技術】通常、遠心ファンは、円筒形状の羽根車
と、この羽根車を収容しつつ羽根車から送り出される空
気流を集めて吹出口に案内するケーシングとを有してい
る。このケーシングの内面は、なめらかな面で形成され
ている。
と、この羽根車を収容しつつ羽根車から送り出される空
気流を集めて吹出口に案内するケーシングとを有してい
る。このケーシングの内面は、なめらかな面で形成され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、遠心ファン
では、吹出風量の低下、吹出口での静圧の低下、送風音
の増大等の現象が生じる場合がある。この原因として、
ケーシング内面に沿って空気流が流れる際のエネルギ損
失が大きいことが考えられる。そこで、本発明の目的
は、上述の技術的課題を解決し、ケーシング内面に起因
するエネルギ損失を抑制できる遠心ファンを提供するこ
とである。
では、吹出風量の低下、吹出口での静圧の低下、送風音
の増大等の現象が生じる場合がある。この原因として、
ケーシング内面に沿って空気流が流れる際のエネルギ損
失が大きいことが考えられる。そこで、本発明の目的
は、上述の技術的課題を解決し、ケーシング内面に起因
するエネルギ損失を抑制できる遠心ファンを提供するこ
とである。
【0004】
【課題を解決するための手段および発明の効果】請求項
1に記載の発明は、羽根車を渦巻形ケーシングに収容す
る遠心ファンにおいて、上記ケーシングの内面に多数の
突起を設けたことを特徴とする遠心ファンを提供する。
この発明によれば、ケーシング内面に沿う流れ、例え
ば、空気流のエネルギ損失を抑制できる。この理由とし
ては、エネルギ損失の原因となる流速の遅い領域である
境界層の発達が突起により抑制されるからであると考え
られる。
1に記載の発明は、羽根車を渦巻形ケーシングに収容す
る遠心ファンにおいて、上記ケーシングの内面に多数の
突起を設けたことを特徴とする遠心ファンを提供する。
この発明によれば、ケーシング内面に沿う流れ、例え
ば、空気流のエネルギ損失を抑制できる。この理由とし
ては、エネルギ損失の原因となる流速の遅い領域である
境界層の発達が突起により抑制されるからであると考え
られる。
【0005】ここで、突起は、その周囲にあるケーシン
グの内面よりも突出していればよい。例えば、突起は、
相対的に凹部となる内面に周囲を取り囲まれて相対的な
凸部からなる突起の他、相対的に凹部となる内面に両側
を挟まれた突条をも含むものである。請求項2に記載の
発明は、請求項1に記載の遠心ファンにおいて、上記突
起は、流線と交差する方向に延びる突条を含むことを特
徴とする遠心ファンを提供する。
グの内面よりも突出していればよい。例えば、突起は、
相対的に凹部となる内面に周囲を取り囲まれて相対的な
凸部からなる突起の他、相対的に凹部となる内面に両側
を挟まれた突条をも含むものである。請求項2に記載の
発明は、請求項1に記載の遠心ファンにおいて、上記突
起は、流線と交差する方向に延びる突条を含むことを特
徴とする遠心ファンを提供する。
【0006】この発明によれば、突条の延びる方向に連
続して、突起による効果を得ることができるので、エネ
ルギ損失をより一層抑制できる。ここで、上述の流線
は、突条の近傍の流れであり、且つ突条の先端よりもケ
ーシングの内方の流れの流線である。請求項3に記載の
発明は、請求項1に記載の遠心ファンにおいて、上記突
起は、流線と略直交する方向に延びる突条を含むことを
特徴とする遠心ファンを提供する。
続して、突起による効果を得ることができるので、エネ
ルギ損失をより一層抑制できる。ここで、上述の流線
は、突条の近傍の流れであり、且つ突条の先端よりもケ
ーシングの内方の流れの流線である。請求項3に記載の
発明は、請求項1に記載の遠心ファンにおいて、上記突
起は、流線と略直交する方向に延びる突条を含むことを
特徴とする遠心ファンを提供する。
【0007】この発明によれば、直交する突条は、請求
項2による作用効果に加えて、突条の延びる方向に沿う
空気流の発生を防止できるので、この空気流に起因する
エネルギ損失の発生を防止できる。その結果、エネルギ
損失をより一層抑制できる請求項4に記載の発明は、請
求項1に記載の遠心ファンにおいて、上記突起は、羽根
車の回転中心軸線と平行に延びる突条を含むことを特徴
とする遠心ファンを提供する。
項2による作用効果に加えて、突条の延びる方向に沿う
空気流の発生を防止できるので、この空気流に起因する
エネルギ損失の発生を防止できる。その結果、エネルギ
損失をより一層抑制できる請求項4に記載の発明は、請
求項1に記載の遠心ファンにおいて、上記突起は、羽根
車の回転中心軸線と平行に延びる突条を含むことを特徴
とする遠心ファンを提供する。
【0008】この発明によれば、回転中心軸線と平行に
延びる突条は、流線と交差するので、請求項2の作用を
同様に得られる。これに加えて、回転中心軸線と平行な
突条は、例えば、ケーシングの内面に一体に形成したと
きに、内面の形状を簡素化でき、ケーシングを形成し易
くできる。請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の
何れかに記載の遠心ファンにおいて、上記ケーシングの
内面は、羽根車の外周に対向する周壁の内面を含むこと
を特徴とする遠心ファンを提供する。
延びる突条は、流線と交差するので、請求項2の作用を
同様に得られる。これに加えて、回転中心軸線と平行な
突条は、例えば、ケーシングの内面に一体に形成したと
きに、内面の形状を簡素化でき、ケーシングを形成し易
くできる。請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の
何れかに記載の遠心ファンにおいて、上記ケーシングの
内面は、羽根車の外周に対向する周壁の内面を含むこと
を特徴とする遠心ファンを提供する。
【0009】この発明によれば、周壁の内面で大きくな
る傾向にある上述のエネルギ損失を抑制できるので、抑
制効果を高くできて好ましい。
る傾向にある上述のエネルギ損失を抑制できるので、抑
制効果を高くできて好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態の遠心ファ
ンを添付図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の
第1実施形態の遠心ファンとモータとを模式的に示す断
面正面図である。図2は、図1の遠心ファンの断面側面
図である。遠心ファン1は、回転可能に支持される羽根
車11と、この羽根車11を収容する渦巻形ケーシング
10とを有している。ケーシング10には、空気を吸い
込む吸込口13と、空気流を吹き出す吹出口15とが形
成されている。遠心ファン1は、羽根車11を駆動する
モータ2とともに、遠心式の送風機を構成している。羽
根車11は、その回転中心軸線17の延びる方向に並ぶ
モータ2により駆動され、モータ2の回転軸3と駆動連
結され、また、モータ2の軸受(図示せず)により回転
自在に支持されている。
ンを添付図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の
第1実施形態の遠心ファンとモータとを模式的に示す断
面正面図である。図2は、図1の遠心ファンの断面側面
図である。遠心ファン1は、回転可能に支持される羽根
車11と、この羽根車11を収容する渦巻形ケーシング
10とを有している。ケーシング10には、空気を吸い
込む吸込口13と、空気流を吹き出す吹出口15とが形
成されている。遠心ファン1は、羽根車11を駆動する
モータ2とともに、遠心式の送風機を構成している。羽
根車11は、その回転中心軸線17の延びる方向に並ぶ
モータ2により駆動され、モータ2の回転軸3と駆動連
結され、また、モータ2の軸受(図示せず)により回転
自在に支持されている。
【0011】羽根車11は、略円筒形状をなしており、
この円筒の軸線を回転中心軸線17と一致させて配置さ
れる。羽根車11は、軸方向の一方の端部に配置された
環状板21と、環状板21と略平行に軸方向の他方の端
部に配置された円板22と、この円板22と環状板21
とを連結する多数の羽根24とを有している。環状板2
1の中央部には、空気を通す開口が形成されている。ま
た、円板22の中心には、回転駆動するためのモータ2
の回転軸3が嵌合されるボス部28が設けられている。
多数の羽根24は、回転中心軸線17を中心とした円形
に配置されている。各羽根24は、同形状に、例えば、
公知のシロッコ型に形成されている。
この円筒の軸線を回転中心軸線17と一致させて配置さ
れる。羽根車11は、軸方向の一方の端部に配置された
環状板21と、環状板21と略平行に軸方向の他方の端
部に配置された円板22と、この円板22と環状板21
とを連結する多数の羽根24とを有している。環状板2
1の中央部には、空気を通す開口が形成されている。ま
た、円板22の中心には、回転駆動するためのモータ2
の回転軸3が嵌合されるボス部28が設けられている。
多数の羽根24は、回転中心軸線17を中心とした円形
に配置されている。各羽根24は、同形状に、例えば、
公知のシロッコ型に形成されている。
【0012】ケーシング10は、略渦巻形状の周壁31
と、周壁31と接続されて軸方向の両端部に配置される
2つの側壁32とを有している。一方の側壁32には、
上述の吸込口13が形成されている。周壁31は、断面
略円弧状をなす略円周面からなる周面部33と、周面部
33の周方向の一端からこの一端での周面部33の接線
方向に延びる略平板状の第1平面部34と、周面部33
の周方向の他端から第1平面部34と対向して延びる略
平板状の第2平面部35とを有している。
と、周壁31と接続されて軸方向の両端部に配置される
2つの側壁32とを有している。一方の側壁32には、
上述の吸込口13が形成されている。周壁31は、断面
略円弧状をなす略円周面からなる周面部33と、周面部
33の周方向の一端からこの一端での周面部33の接線
方向に延びる略平板状の第1平面部34と、周面部33
の周方向の他端から第1平面部34と対向して延びる略
平板状の第2平面部35とを有している。
【0013】周面部33は、空気流の流れる方向に沿っ
て上流側から下流側に向けて、回転中心軸線からの径方
向寸法が大きくなっている。ケーシング10の内面36
は、周壁31の内面37と、側壁32の内面38とを含
んでいる。内面36は、羽根車11の外周25からの空
気流が沿って流れる面であり、羽根車11よりも下流側
となる面である。本発明の遠心ファン1は、ケーシング
10の内面36に多数の突起40を設けられている。こ
れにより、ケーシング10の内面36での、空気流のエ
ネルギ損失を低減することができる。
て上流側から下流側に向けて、回転中心軸線からの径方
向寸法が大きくなっている。ケーシング10の内面36
は、周壁31の内面37と、側壁32の内面38とを含
んでいる。内面36は、羽根車11の外周25からの空
気流が沿って流れる面であり、羽根車11よりも下流側
となる面である。本発明の遠心ファン1は、ケーシング
10の内面36に多数の突起40を設けられている。こ
れにより、ケーシング10の内面36での、空気流のエ
ネルギ損失を低減することができる。
【0014】本発明の第1実施形態では、複数の突起4
0は、ケーシング10の内面36の周壁31の内面37
に一体に形成されている。また、複数の突起40は、羽
根車11の回転中心軸線17と平行に延びる複数の突条
41からなる。各突条41は、流線(矢印F参照)と交
差する方向(矢印C1参照)に延びている。突条41
は、周壁31の各部、すなわち、周面部33、第1平面
部34、および第2平面部35に一体に形成されてい
る。周面部33にある突条41は、周面部33の略円周
面をなす内面37から突出している。また、第1平面部
34および第2平面部35にある突条41は、略平面状
の内面37から突出している。周壁31の上述の各部の
内面37と突条41とにより、ケーシング10の内面3
6の一部が形成されている。
0は、ケーシング10の内面36の周壁31の内面37
に一体に形成されている。また、複数の突起40は、羽
根車11の回転中心軸線17と平行に延びる複数の突条
41からなる。各突条41は、流線(矢印F参照)と交
差する方向(矢印C1参照)に延びている。突条41
は、周壁31の各部、すなわち、周面部33、第1平面
部34、および第2平面部35に一体に形成されてい
る。周面部33にある突条41は、周面部33の略円周
面をなす内面37から突出している。また、第1平面部
34および第2平面部35にある突条41は、略平面状
の内面37から突出している。周壁31の上述の各部の
内面37と突条41とにより、ケーシング10の内面3
6の一部が形成されている。
【0015】突条41は、軸方向に切る断面形状が略半
円形に形成されている。各突条41は、両側壁32間を
つないで、軸方向に平行に延び、且つ互いに平行に延び
ている。また、多数の突起40により流線の方向に沿っ
て凹凸が連続して形成されるように、各突条41は、隣
接する突条41との間に所定間隔を隔てて配置されてい
る。この所定間隔は、各突条41間で同じとされている
が、異ならせても構わない。
円形に形成されている。各突条41は、両側壁32間を
つないで、軸方向に平行に延び、且つ互いに平行に延び
ている。また、多数の突起40により流線の方向に沿っ
て凹凸が連続して形成されるように、各突条41は、隣
接する突条41との間に所定間隔を隔てて配置されてい
る。この所定間隔は、各突条41間で同じとされている
が、異ならせても構わない。
【0016】また、突起40は、ケーシング10内の空
気流を層流から乱流に確実に変えることのできるような
大きさとされている。例えば、各突起40の、ケーシン
グ10の内面36からの突出高さは、0.3mm以上且
つ3.0mm以下となる範囲に設定するのが好ましく、
例えば、突出高さは略1mmとされている。ここで、突
出高さが、3.0mmよりも高いと、かえってエネルギ
損失が大きくなる場合があるからである。また、突出高
さが、0.3mmより低いと、エネルギ損失を抑制する
効果を得難くなるからである。
気流を層流から乱流に確実に変えることのできるような
大きさとされている。例えば、各突起40の、ケーシン
グ10の内面36からの突出高さは、0.3mm以上且
つ3.0mm以下となる範囲に設定するのが好ましく、
例えば、突出高さは略1mmとされている。ここで、突
出高さが、3.0mmよりも高いと、かえってエネルギ
損失が大きくなる場合があるからである。また、突出高
さが、0.3mmより低いと、エネルギ損失を抑制する
効果を得難くなるからである。
【0017】また、突起40が形成されたケーシング1
0の内面36は、羽根車11の外周25に対向する周壁
31の内面37を含む。突条41は、周壁31の内面3
7の全面に形成されている。これにより、エネルギ損失
を確実に低減できて、好ましい。また、突起40は、側
壁32の内面38には省略されており、これによりケー
シング10の形状を簡素化しつつ、エネルギ損失の抑制
効果を十分に得ることができる。というのは、側壁32
の内面近傍の空気流は、もともと乱流になり易く、境界
層が安定しており、突起40を側壁32に設けた場合の
エネルギ損失の抑制効果が、突起40を周壁31に設け
た場合に比べて、低いからである。なお、突起40を側
壁32に第2実施形態のように設けても構わない。
0の内面36は、羽根車11の外周25に対向する周壁
31の内面37を含む。突条41は、周壁31の内面3
7の全面に形成されている。これにより、エネルギ損失
を確実に低減できて、好ましい。また、突起40は、側
壁32の内面38には省略されており、これによりケー
シング10の形状を簡素化しつつ、エネルギ損失の抑制
効果を十分に得ることができる。というのは、側壁32
の内面近傍の空気流は、もともと乱流になり易く、境界
層が安定しており、突起40を側壁32に設けた場合の
エネルギ損失の抑制効果が、突起40を周壁31に設け
た場合に比べて、低いからである。なお、突起40を側
壁32に第2実施形態のように設けても構わない。
【0018】モータ2が予め定める所定方向、例えば、
図2で反時計回り方向に駆動される。これに伴い、羽根
車11が同方向に回転する。空気は、吸込口13からケ
ーシング10内の流路を通り吹出口15から吹き出され
る(矢印F参照)。羽根車11は、回転することによ
り、羽根24の周囲の空気に遠心力を与えて空気を移動
させる。これに伴い、空気が吸込口13から羽根車11
の内部に吸い込まれる。また、羽根車11の外周25か
ら送り出される空気流は、ケーシング10により集めら
れて吹出口15に向けて、ケーシング10の内面36に
沿って流れる。空気流は、ケーシング10内で、径方向
の外側に向けて、且つ吸込口13から遠ざかるように軸
方向に沿って、且つ羽根車11の円周速度ベクトルの向
く方向に沿って円周方向に沿って流れる。この空気流
は、回転中心軸線17に平行な各突条41と交差する方
向に流れる。
図2で反時計回り方向に駆動される。これに伴い、羽根
車11が同方向に回転する。空気は、吸込口13からケ
ーシング10内の流路を通り吹出口15から吹き出され
る(矢印F参照)。羽根車11は、回転することによ
り、羽根24の周囲の空気に遠心力を与えて空気を移動
させる。これに伴い、空気が吸込口13から羽根車11
の内部に吸い込まれる。また、羽根車11の外周25か
ら送り出される空気流は、ケーシング10により集めら
れて吹出口15に向けて、ケーシング10の内面36に
沿って流れる。空気流は、ケーシング10内で、径方向
の外側に向けて、且つ吸込口13から遠ざかるように軸
方向に沿って、且つ羽根車11の円周速度ベクトルの向
く方向に沿って円周方向に沿って流れる。この空気流
は、回転中心軸線17に平行な各突条41と交差する方
向に流れる。
【0019】また、上述の突条41を、以下の第2実施
形態のように傾斜させて、流線とほぼ直交させれば、よ
り好ましい。第2実施形態は、第1実施形態と以下の点
で異なり、それ以外の点については、同様に構成されて
いるものであり、同じ符号を付して説明を省略する。な
お、以下で説明する他の実施形態についても、同様とす
る。第2実施形態では、図3および図4に示すように、
多数の突起40には、ケーシング10の周壁31の内面
37に形成された多数の突条42と、側壁32の内面3
8に形成された多数の突起44とが含まれる。突条42
は、回転中心軸線17に対して所定角度(角度E参照)
で傾斜した方向に延び、流線(矢印F参照)と略直交す
る方向(矢印C2参照)に延びている。
形態のように傾斜させて、流線とほぼ直交させれば、よ
り好ましい。第2実施形態は、第1実施形態と以下の点
で異なり、それ以外の点については、同様に構成されて
いるものであり、同じ符号を付して説明を省略する。な
お、以下で説明する他の実施形態についても、同様とす
る。第2実施形態では、図3および図4に示すように、
多数の突起40には、ケーシング10の周壁31の内面
37に形成された多数の突条42と、側壁32の内面3
8に形成された多数の突起44とが含まれる。突条42
は、回転中心軸線17に対して所定角度(角度E参照)
で傾斜した方向に延び、流線(矢印F参照)と略直交す
る方向(矢印C2参照)に延びている。
【0020】突条42は、以下の点で第1実施形態の突
条41と異なっている。なお、特に説明しない点につい
ては、突条41と同様に構成されているものとする。突
条42の所定角度は、例えば、略45度にされている。
突条42の傾きは、吸込口13から遠い側にあるその突
条42の部分が、吸込口13寄りにあるその突条42の
部分に比べて、その突条42の近傍の空気流の流れ方向
の後方となるように設定されている。これにより、流線
と突条42とが直交し易くなる。
条41と異なっている。なお、特に説明しない点につい
ては、突条41と同様に構成されているものとする。突
条42の所定角度は、例えば、略45度にされている。
突条42の傾きは、吸込口13から遠い側にあるその突
条42の部分が、吸込口13寄りにあるその突条42の
部分に比べて、その突条42の近傍の空気流の流れ方向
の後方となるように設定されている。これにより、流線
と突条42とが直交し易くなる。
【0021】また、周壁31の内面37の突条42をす
べて同じ向きの傾きとすると、第2平面部35の内面に
ある突条42は、流線とのなす角度が小さくなってしま
う。そこで、図4に一点鎖線で示したように、第2平面
部35の内面にある突条42の傾斜を、周面部33およ
び第1平面部34にある突条42の傾斜と同じ角度で逆
向きにしてもよい。突起44は、両側壁32、特に、羽
根車11の外周25よりも径方向の外側に形成されてい
る。突起44は、半球状に形成されている。
べて同じ向きの傾きとすると、第2平面部35の内面に
ある突条42は、流線とのなす角度が小さくなってしま
う。そこで、図4に一点鎖線で示したように、第2平面
部35の内面にある突条42の傾斜を、周面部33およ
び第1平面部34にある突条42の傾斜と同じ角度で逆
向きにしてもよい。突起44は、両側壁32、特に、羽
根車11の外周25よりも径方向の外側に形成されてい
る。突起44は、半球状に形成されている。
【0022】第3実施形態では、図5に示すように、遠
心ファン1は、軸方向の両側となる左右両側から吸い込
むことができる両吸い込み型に構成されている。遠心フ
ァン1は、互いに略平行な一対の環状板21とこれら環
状板21間を左右に区画する円板22とを円形に並ぶ多
数の羽根24により連結した左右両吸込型の羽根車11
と、この羽根車11を収容し軸方向の両端部に一対の吸
込口13を有するケーシング10とを有している。一対
の吸込口13は、一対の環状板21に対応して形成され
ている。
心ファン1は、軸方向の両側となる左右両側から吸い込
むことができる両吸い込み型に構成されている。遠心フ
ァン1は、互いに略平行な一対の環状板21とこれら環
状板21間を左右に区画する円板22とを円形に並ぶ多
数の羽根24により連結した左右両吸込型の羽根車11
と、この羽根車11を収容し軸方向の両端部に一対の吸
込口13を有するケーシング10とを有している。一対
の吸込口13は、一対の環状板21に対応して形成され
ている。
【0023】ケーシング10の周壁31の内面37に突
起40が形成されている。突起40は、略V字形状をな
す一対の突条42を含む。一対の突条42は、軸方向に
並び、隣接する軸方向の端部同士でつながり、回転中心
軸線17に対して、互いに逆向きに同角度でそれぞれ傾
斜している。一対の突条42がなすV字形状の頂部は、
V字形状の開放された部分よりも、流れ方向の上流側に
なっている。一対をなす各突条42と、これに近い側と
なる吸込口13とは、第2実施形態の突条42と吸込口
13との関係と同様に配置されている。
起40が形成されている。突起40は、略V字形状をな
す一対の突条42を含む。一対の突条42は、軸方向に
並び、隣接する軸方向の端部同士でつながり、回転中心
軸線17に対して、互いに逆向きに同角度でそれぞれ傾
斜している。一対の突条42がなすV字形状の頂部は、
V字形状の開放された部分よりも、流れ方向の上流側に
なっている。一対をなす各突条42と、これに近い側と
なる吸込口13とは、第2実施形態の突条42と吸込口
13との関係と同様に配置されている。
【0024】羽根車11が回転すると、羽根車11の外
周25から空気流が吹き出される。このとき、空気流の
軸方向の流れ方向は、軸方向の略中間部に配置された円
板22の右側と左側とで、円板22に向かうように、互
いに向き合うように逆向きに流れる。そして、軸方向の
左右両側の各空気流は、一対をなす各突条42をほぼ直
角に横切るように流れる。このように本発明の各実施の
形態によれば、ケーシング10の内面36に設けた多数
の突起40により、ケーシング10内面に沿って空気流
が流れる際のエネルギ損失を抑制できる。
周25から空気流が吹き出される。このとき、空気流の
軸方向の流れ方向は、軸方向の略中間部に配置された円
板22の右側と左側とで、円板22に向かうように、互
いに向き合うように逆向きに流れる。そして、軸方向の
左右両側の各空気流は、一対をなす各突条42をほぼ直
角に横切るように流れる。このように本発明の各実施の
形態によれば、ケーシング10の内面36に設けた多数
の突起40により、ケーシング10内面に沿って空気流
が流れる際のエネルギ損失を抑制できる。
【0025】この理由としては、エネルギ損失の原因と
なる流速の遅い領域である境界層の発達が突起40によ
り抑制されるからであると考えられる。すなわち、突起
40が境界層に乱流を生じさせ、この乱流が、層流に比
べてケーシング10内面での空気流の剥離を生じ難くで
きる。その結果、剥離の発生に起因する境界層の発達を
抑制できる。従って、境界層で流速が低下することによ
るエネルギ損失を抑制できる。一方で、乱流の発生に起
因したエネルギ損失も懸念されるが、突起40はケーシ
ング10内面近傍にだけ乱流を生じさせることから、乱
流に起因するエネルギ損失は極めて少ないと考えられ、
結局、遠心ファン1全体として見ると、エネルギ損失を
抑制できると考えられる。
なる流速の遅い領域である境界層の発達が突起40によ
り抑制されるからであると考えられる。すなわち、突起
40が境界層に乱流を生じさせ、この乱流が、層流に比
べてケーシング10内面での空気流の剥離を生じ難くで
きる。その結果、剥離の発生に起因する境界層の発達を
抑制できる。従って、境界層で流速が低下することによ
るエネルギ損失を抑制できる。一方で、乱流の発生に起
因したエネルギ損失も懸念されるが、突起40はケーシ
ング10内面近傍にだけ乱流を生じさせることから、乱
流に起因するエネルギ損失は極めて少ないと考えられ、
結局、遠心ファン1全体として見ると、エネルギ損失を
抑制できると考えられる。
【0026】上述のようにエネルギ損失を抑制できるの
で、遠心ファン1の吹出風量を大きく維持でき、吹出口
での風圧を高く維持でき、運転音を低く抑制できる。こ
こで、突起40は、その周囲にあるケーシング10の内
面36、例えば、周壁32の内面37よりも突出してい
ればよい。より詳細には、突起40は、その突起40の
近傍での流線に沿う方向に沿って、突起40を挟んだ両
側にあるケーシング10の内面36よりも、上述の流線
と直交する方向に沿って、ケーシング10の内方に位置
していればよい。例えば、突起40は、相対的に凹部と
なる内面38に周囲を取り囲まれて相対的な凸部からな
る上述の突起44の他、相対的に凹部となる内面37に
両側を挟まれた突条41,42をも含み、これらを総称
したものである。また、突起40は、ケーシング10に
一体に形成されたものでもよいし、ケーシング10と別
体で形成されたものでもよい。なお、突起40には、内
面36に形成された凹部の周縁部であって、凹部からみ
て周縁部の外側の隣接部に対して突出しない周縁部は含
まない。
で、遠心ファン1の吹出風量を大きく維持でき、吹出口
での風圧を高く維持でき、運転音を低く抑制できる。こ
こで、突起40は、その周囲にあるケーシング10の内
面36、例えば、周壁32の内面37よりも突出してい
ればよい。より詳細には、突起40は、その突起40の
近傍での流線に沿う方向に沿って、突起40を挟んだ両
側にあるケーシング10の内面36よりも、上述の流線
と直交する方向に沿って、ケーシング10の内方に位置
していればよい。例えば、突起40は、相対的に凹部と
なる内面38に周囲を取り囲まれて相対的な凸部からな
る上述の突起44の他、相対的に凹部となる内面37に
両側を挟まれた突条41,42をも含み、これらを総称
したものである。また、突起40は、ケーシング10に
一体に形成されたものでもよいし、ケーシング10と別
体で形成されたものでもよい。なお、突起40には、内
面36に形成された凹部の周縁部であって、凹部からみ
て周縁部の外側の隣接部に対して突出しない周縁部は含
まない。
【0027】また、上述の流線は、突条の近傍の流れで
あり、且つ突条の先端よりもケーシングの内方の流れの
流線である。また、各実施形態に示すように、流線と交
差する方向に延びる突条41,42は、その延びる方向
に連続して、突起40による効果を得ることができるの
で、エネルギ損失をより一層抑制できる。特に、第2実
施形態に示すように、流線と略直交する方向に延びる突
条42は、流線に交差する方向に延びる突条41と同様
の作用効果に加えて、突条42の延びる方向に沿う空気
流の発生を防止できるので、この空気流に起因するエネ
ルギ損失の発生を防止できる。その結果、エネルギ損失
をより一層抑制できる。
あり、且つ突条の先端よりもケーシングの内方の流れの
流線である。また、各実施形態に示すように、流線と交
差する方向に延びる突条41,42は、その延びる方向
に連続して、突起40による効果を得ることができるの
で、エネルギ損失をより一層抑制できる。特に、第2実
施形態に示すように、流線と略直交する方向に延びる突
条42は、流線に交差する方向に延びる突条41と同様
の作用効果に加えて、突条42の延びる方向に沿う空気
流の発生を防止できるので、この空気流に起因するエネ
ルギ損失の発生を防止できる。その結果、エネルギ損失
をより一層抑制できる。
【0028】また、第1実施形態に示すように、羽根車
11の回転中心軸線17と平行に延びる突条41は、流
線と交差するので、上述の作用効果を同様に得られる。
これに加えて、例えば、回転中心軸線17と平行な突条
41は、ケーシング10の内面36に一体に形成したと
きに、内面36の形状を簡素化でき、ケーシング10を
形成し易くできる。また、各実施形態に示すように、羽
根車11の外周25に対向する周壁31の内面37に形
成した突起40は、周壁31の内面37で大きくなる傾
向にある上述のエネルギ損失を抑制できるので、抑制効
果を高くできて好ましい。
11の回転中心軸線17と平行に延びる突条41は、流
線と交差するので、上述の作用効果を同様に得られる。
これに加えて、例えば、回転中心軸線17と平行な突条
41は、ケーシング10の内面36に一体に形成したと
きに、内面36の形状を簡素化でき、ケーシング10を
形成し易くできる。また、各実施形態に示すように、羽
根車11の外周25に対向する周壁31の内面37に形
成した突起40は、周壁31の内面37で大きくなる傾
向にある上述のエネルギ損失を抑制できるので、抑制効
果を高くできて好ましい。
【0029】また、エネルギ損失を抑制するのに、ケー
シング10の内面36に突起40を設けるという、簡素
な構造で済み、コストの上昇も抑制できる。なお、突起
40の形状は、例えば、第2実施形態の突起44のよう
な半球状のものの他、円錐や角錐状の突起40としても
よく、また、各実施形態に示した互いに平行な直線状の
突条41,42の他、湾曲した突条としてもよいし、ま
た、突条の断面形状も、半円形の他、三角形、矩形等の
多角形、また、これらの角部や隅部をなめらかな曲線で
形成したものでもよい。
シング10の内面36に突起40を設けるという、簡素
な構造で済み、コストの上昇も抑制できる。なお、突起
40の形状は、例えば、第2実施形態の突起44のよう
な半球状のものの他、円錐や角錐状の突起40としても
よく、また、各実施形態に示した互いに平行な直線状の
突条41,42の他、湾曲した突条としてもよいし、ま
た、突条の断面形状も、半円形の他、三角形、矩形等の
多角形、また、これらの角部や隅部をなめらかな曲線で
形成したものでもよい。
【0030】なお、羽根24の形状は、遠心式の羽根車
11を構成できる形状であれば特に限定されない。例え
ば、羽根24は、羽根24の出口側端部の延びる方向
(図2の矢印V1参照)と、羽根24の円周速度ベクト
ルの方向の反対方向(図2の矢印V2参照)とのなす出
口角度(角度D参照)が、90度よりも大きいシロッコ
型としてもよいし、上述の出口角度が90度のラジアル
型としてもよいし、また、上述の出口角度が90度より
も小さいターボ型としてもよい。
11を構成できる形状であれば特に限定されない。例え
ば、羽根24は、羽根24の出口側端部の延びる方向
(図2の矢印V1参照)と、羽根24の円周速度ベクト
ルの方向の反対方向(図2の矢印V2参照)とのなす出
口角度(角度D参照)が、90度よりも大きいシロッコ
型としてもよいし、上述の出口角度が90度のラジアル
型としてもよいし、また、上述の出口角度が90度より
も小さいターボ型としてもよい。
【0031】また、上述の遠心ファン1は、羽根がシロ
ッコ型のシロッコファンと、羽根がラジアル型のラジア
ルファンと、羽根がターボ型のターボファンとを総称し
たものである。本発明は、シロッコファン、ラジアルフ
ァン、ターボファンの何れにも適用することができる。
特に、羽根24がシロッコ型の場合には、シロッコ型の
羽根の利点である静粛性と相まって、本遠心ファン1を
より一層低騒音にできる。
ッコ型のシロッコファンと、羽根がラジアル型のラジア
ルファンと、羽根がターボ型のターボファンとを総称し
たものである。本発明は、シロッコファン、ラジアルフ
ァン、ターボファンの何れにも適用することができる。
特に、羽根24がシロッコ型の場合には、シロッコ型の
羽根の利点である静粛性と相まって、本遠心ファン1を
より一層低騒音にできる。
【0032】その他、本発明の要旨を変更しない範囲で
種々の設計変更を施すことが可能である。
種々の設計変更を施すことが可能である。
【図1】本発明の第1実施形態の遠心ファンとモータと
を模式的に示す断面正面図である。
を模式的に示す断面正面図である。
【図2】図1の遠心ファンの断面側面図である。
【図3】本発明の第2実施形態の遠心ファンとモータと
を模式的に示す断面正面図である。
を模式的に示す断面正面図である。
【図4】図3のケーシングの展開図であり、対応する部
分にA〜Dを付している。
分にA〜Dを付している。
【図5】本発明の第3実施形態の遠心ファンとモータと
を模式的に示す断面正面図である。
を模式的に示す断面正面図である。
1 遠心ファン 10 ケーシング 11 羽根車 17 回転中心軸線 24 羽根 25 羽根車の外周 31 周壁 36 ケーシングの内面 37 周壁の内面 40 突起 41,42 突条 44 突起 C1 流線と交差する方向 C2 流線と略直交する方向 F 流線
Claims (5)
- 【請求項1】羽根車(11)を渦巻形ケーシング(10)に収容
する遠心ファン(1) において、上記ケーシング(10)の内
面(36)に多数の突起(40)を設けたことを特徴とする遠心
ファン。 - 【請求項2】請求項1に記載の遠心ファン(1) におい
て、 上記突起(40)は、流線(F) と交差する方向(C1)に延びる
突条(41,42) を含むことを特徴とする遠心ファン。 - 【請求項3】請求項1に記載の遠心ファン(1) におい
て、 上記突起(40)は、流線(F) と略直交する方向(C2)に延び
る突条(42)を含むことを特徴とする遠心ファン。 - 【請求項4】請求項1に記載の遠心ファン(1) におい
て、 上記突起(40)は、羽根車(11)の回転中心軸線(17)と平行
に延びる突条(41)を含むことを特徴とする遠心ファン。 - 【請求項5】請求項1乃至4の何れかに記載の遠心ファ
ン(1) において、 上記ケーシング(10)の内面(36)は、羽根車(10)の外周(2
5)に対向する周壁(31)の内面(37)を含むことを特徴とす
る遠心ファン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000188119A JP2002005090A (ja) | 2000-06-22 | 2000-06-22 | 遠心ファン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000188119A JP2002005090A (ja) | 2000-06-22 | 2000-06-22 | 遠心ファン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002005090A true JP2002005090A (ja) | 2002-01-09 |
Family
ID=18687965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000188119A Pending JP2002005090A (ja) | 2000-06-22 | 2000-06-22 | 遠心ファン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002005090A (ja) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005291157A (ja) * | 2004-04-02 | 2005-10-20 | Calsonic Kansei Corp | 遠心式の多翼送風機 |
JP2007162559A (ja) * | 2005-12-13 | 2007-06-28 | Sanden Corp | 遠心式多翼送風機 |
JP2009142712A (ja) * | 2007-12-11 | 2009-07-02 | Mitsubishi Electric Corp | 除湿機 |
JP2009281198A (ja) * | 2008-05-20 | 2009-12-03 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 多翼遠心ファン |
JP2010164203A (ja) * | 2009-01-13 | 2010-07-29 | Panasonic Corp | 天井埋込形換気扇 |
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JP2010281227A (ja) * | 2009-06-02 | 2010-12-16 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 多翼遠心ファンおよびそれを用いた空気調和機 |
JP2011122517A (ja) * | 2009-12-10 | 2011-06-23 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 多翼遠心ファンおよびそれを用いた空気調和機 |
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JP2013057319A (ja) * | 2012-11-19 | 2013-03-28 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 多翼遠心ファン |
KR20150094386A (ko) * | 2014-02-11 | 2015-08-19 | 엘지전자 주식회사 | 시로코팬 |
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KR102804616B1 (ko) * | 2023-12-28 | 2025-05-09 | 주식회사 금성풍력 | 와류저감구조를 갖는 원심형 송풍기 하우징 |
-
2000
- 2000-06-22 JP JP2000188119A patent/JP2002005090A/ja active Pending
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KR102804616B1 (ko) * | 2023-12-28 | 2025-05-09 | 주식회사 금성풍력 | 와류저감구조를 갖는 원심형 송풍기 하우징 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090604 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091008 |