JP2002003123A - ユニット式エレベータ - Google Patents
ユニット式エレベータInfo
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- JP2002003123A JP2002003123A JP2000192599A JP2000192599A JP2002003123A JP 2002003123 A JP2002003123 A JP 2002003123A JP 2000192599 A JP2000192599 A JP 2000192599A JP 2000192599 A JP2000192599 A JP 2000192599A JP 2002003123 A JP2002003123 A JP 2002003123A
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- elevator
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- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 輸送中の鉄塔枠の強度を確保すると共に、据
付け完了後の鉄塔枠の過剰な補強状態をなくす。 【解決手段】 エレベータの昇降路を構成する鉄塔枠1
を複数に分割したユニット7,9,11,13とする。
各ユニット7,9,11,13には、据付け完了後に取
外しができる複数の補強梁27,25を着脱自在に取付
け、その内の一部の補強梁25,27を、機器を固定支
持する固定支持梁として使用する。
付け完了後の鉄塔枠の過剰な補強状態をなくす。 【解決手段】 エレベータの昇降路を構成する鉄塔枠1
を複数に分割したユニット7,9,11,13とする。
各ユニット7,9,11,13には、据付け完了後に取
外しができる複数の補強梁27,25を着脱自在に取付
け、その内の一部の補強梁25,27を、機器を固定支
持する固定支持梁として使用する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ユニット式エレ
ベータに関する。
ベータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年エレベータに関する社会的要望とし
て、高齢化社会の到来及び福祉の向上があげられる。
て、高齢化社会の到来及び福祉の向上があげられる。
【0003】特に、既存の建物にエレベータを施工する
場合、日常の利用を工事期間中に完全に閉鎖することは
難しいので、作業エリアを安全柵で区画し、可能な限り
短期間に工事を終了することが望まれる。
場合、日常の利用を工事期間中に完全に閉鎖することは
難しいので、作業エリアを安全柵で区画し、可能な限り
短期間に工事を終了することが望まれる。
【0004】このために、工場内で予め昇降路となる鉄
塔枠を高さ方向で複数に分割し、分割した各ユニット内
に、エレベータのかごを上下にガイドするガイドレール
や出入口、あるいは、かごを昇降させる巻上機等を取付
けた上で現場まで搬送し、各ユニットを一体に据付ける
ユニット工法が実用化されている。
塔枠を高さ方向で複数に分割し、分割した各ユニット内
に、エレベータのかごを上下にガイドするガイドレール
や出入口、あるいは、かごを昇降させる巻上機等を取付
けた上で現場まで搬送し、各ユニットを一体に据付ける
ユニット工法が実用化されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ユニット工法は、現場
における据付け作業工数が大幅に短縮できるメリットが
得られる反面、輸送中にユニットの変形が発生する不具
合いがあった。これは据付け時の設計強度を基準として
いるため、輸送時の強度に、ある程度の不足が発生する
ものと考えられる。
における据付け作業工数が大幅に短縮できるメリットが
得られる反面、輸送中にユニットの変形が発生する不具
合いがあった。これは据付け時の設計強度を基準として
いるため、輸送時の強度に、ある程度の不足が発生する
ものと考えられる。
【0006】ユニットの変形は、かごを上下に案内する
ガイドレールの接続位置が狂う等、現場で再び芯出し作
業を行なうようになり工期の遅れにつながる。
ガイドレールの接続位置が狂う等、現場で再び芯出し作
業を行なうようになり工期の遅れにつながる。
【0007】このために、輸送中の強度を保つ必要性か
ら、鉄塔枠の肉厚を厚くしたり、強度メンバーとなる補
強材を追加する等の対応策をとっているが、据付け完了
後の鉄塔枠は過剰な補強状態となっているのが現状であ
る。また、コスト面においても望ましくない。
ら、鉄塔枠の肉厚を厚くしたり、強度メンバーとなる補
強材を追加する等の対応策をとっているが、据付け完了
後の鉄塔枠は過剰な補強状態となっているのが現状であ
る。また、コスト面においても望ましくない。
【0008】そこで、この発明は、輸送中にあっては鉄
塔枠の強度を確保すると共に、据付け完了後は過剰な補
強状態とならず、コスト面においても優れたユニット式
エレベータを提供することにある。
塔枠の強度を確保すると共に、据付け完了後は過剰な補
強状態とならず、コスト面においても優れたユニット式
エレベータを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明の請求項1によれば、エレベータの昇降路
を構成する鉄塔枠を複数に分割したユニットに、据付け
完了後に取外しができる複数の補強梁を着脱自在に取付
けると共に、その内の一部の補強梁を、機器を固定支持
する固定支持梁として使用する。
に、この発明の請求項1によれば、エレベータの昇降路
を構成する鉄塔枠を複数に分割したユニットに、据付け
完了後に取外しができる複数の補強梁を着脱自在に取付
けると共に、その内の一部の補強梁を、機器を固定支持
する固定支持梁として使用する。
【0010】これにより、昇降路を構成する鉄塔枠は薄
肉化が可能になると共に、輸送中にあっては補強梁によ
り強度が確保され、変形が小さく抑えられる。据付け完
了後は、機器が取付けられた固定支持梁以外の補強梁を
取外すことで、据付け時の設計強度が得られると共に、
過剰な補強状態にはならない。しかも、取外した補強梁
を次の鉄塔枠の強度メンバーとして使用することで、コ
スト面においても大変好ましいものとなる。
肉化が可能になると共に、輸送中にあっては補強梁によ
り強度が確保され、変形が小さく抑えられる。据付け完
了後は、機器が取付けられた固定支持梁以外の補強梁を
取外すことで、据付け時の設計強度が得られると共に、
過剰な補強状態にはならない。しかも、取外した補強梁
を次の鉄塔枠の強度メンバーとして使用することで、コ
スト面においても大変好ましいものとなる。
【0011】また、この発明の請求項2によれば、エレ
ベータの昇降路を構成する鉄塔枠を複数に分割したユニ
ットの1つに、出入口ユニットとかご床ユニットとを組
込み、かご床ユニットの床面位置が高さ方向で出入口ユ
ニットの床面より高くなるユニット構造とする。
ベータの昇降路を構成する鉄塔枠を複数に分割したユニ
ットの1つに、出入口ユニットとかご床ユニットとを組
込み、かご床ユニットの床面位置が高さ方向で出入口ユ
ニットの床面より高くなるユニット構造とする。
【0012】これにより、かご床ユニットの下方に作業
空間が作られるようになるため、下からの作業が容易に
行なえる一方、かご床ユニットの床面が高い所の作業を
行なう作業台としての使用が可能となる。
空間が作られるようになるため、下からの作業が容易に
行なえる一方、かご床ユニットの床面が高い所の作業を
行なう作業台としての使用が可能となる。
【0013】また、この発明の請求項3によれば、出入
口ユニットを組込んだユニットに、釣り合い重りユニッ
トを組込む。
口ユニットを組込んだユニットに、釣り合い重りユニッ
トを組込む。
【0014】これにより、出入口ユニットのかご床の床
面に乗って、釣り合い重りユニットの組付け作業が容易
に行なえるようになる。
面に乗って、釣り合い重りユニットの組付け作業が容易
に行なえるようになる。
【0015】また、この発明の請求項4によれば、エレ
ベータの昇降路を構成する鉄塔枠を複数に分割した最下
位のピットユニットに、機器を取付け、その機器の底面
がピット穴のピット面に設置されるピットユニットの設
置面より上に配置する。
ベータの昇降路を構成する鉄塔枠を複数に分割した最下
位のピットユニットに、機器を取付け、その機器の底面
がピット穴のピット面に設置されるピットユニットの設
置面より上に配置する。
【0016】これにより、機器の床面はピットユニット
を設置するピット面に凹凸があっても、その凹凸面と干
渉し合うことなく水平で確実な固定支持の状態が得られ
る。
を設置するピット面に凹凸があっても、その凹凸面と干
渉し合うことなく水平で確実な固定支持の状態が得られ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図14の図面を参
照しながらこの発明の実施の形態について具体的に説明
する。
照しながらこの発明の実施の形態について具体的に説明
する。
【0018】図2は上下に長い鉄塔枠1を示している。
鉄塔枠1は縦・横・高さ方向の枠体3によって枠組され
エレベータの昇降路を構成しており、出入口ユニット5
が1階と2階に設けられた2停止用となっている。
鉄塔枠1は縦・横・高さ方向の枠体3によって枠組され
エレベータの昇降路を構成しており、出入口ユニット5
が1階と2階に設けられた2停止用となっている。
【0019】鉄塔枠1は、図3に示すように高さ方向に
最上位のユニット7、中間のユニット9,11、最下位
のユニット13に分割されている。
最上位のユニット7、中間のユニット9,11、最下位
のユニット13に分割されている。
【0020】最上位のユニット7は、巻上機15とかご
17を上下に案内するかご用の一対のガイドレール19
と、釣り合い重り21を上下に案内する釣り合い重り用
の一対のガイドレール23と、出入口ユニット5とを備
えている。
17を上下に案内するかご用の一対のガイドレール19
と、釣り合い重り21を上下に案内する釣り合い重り用
の一対のガイドレール23と、出入口ユニット5とを備
えている。
【0021】出入口ユニット5は、正面側に配置され引
戸式の一対のドア6を左右にスライドされることで、出
入口の開閉が可能となっている。
戸式の一対のドア6を左右にスライドされることで、出
入口の開閉が可能となっている。
【0022】最上位のユニット7の底部の枠体3には一
対の平行な補強梁25が、高さ方向の枠体3には複数の
補強梁27がそれぞれ着脱自在に固定支持されている。
対の平行な補強梁25が、高さ方向の枠体3には複数の
補強梁27がそれぞれ着脱自在に固定支持されている。
【0023】底部の枠体3に取付けられた平行な補強梁
25は、輸送時に補強部材として機能する一方、現場で
一時的に地面Pに仮置きする設置用支脚部として機能
し、各ガイドレール19,21の下端となる接続端縁1
9a,23aが地面Pと接触して芯が狂うのを防ぐ役目
をしている。据付け完了時には、取外して次に作られる
エレベータの強度メンバーとして再使用するようになっ
ている。
25は、輸送時に補強部材として機能する一方、現場で
一時的に地面Pに仮置きする設置用支脚部として機能
し、各ガイドレール19,21の下端となる接続端縁1
9a,23aが地面Pと接触して芯が狂うのを防ぐ役目
をしている。据付け完了時には、取外して次に作られる
エレベータの強度メンバーとして再使用するようになっ
ている。
【0024】高さ方向の枠体3に取付けられた補強梁2
7は、輸送時に補強部材として機能する一方、補強梁2
7には、図5に示すように各ガイドレール19,21の
取付けブラケット29が取付けられている。取付けブラ
ケット29が取付けられた補強梁27は、輸送時及び据
付け完了時の固定支持部材として機能するものと、据付
け完了後は他の補強梁27と一緒に取外される2種類と
なっていて、取外された補強梁27、例えば、図3仮想
線は次に作られるエレベータの強度メンバーとして再使
用されるようになっている。
7は、輸送時に補強部材として機能する一方、補強梁2
7には、図5に示すように各ガイドレール19,21の
取付けブラケット29が取付けられている。取付けブラ
ケット29が取付けられた補強梁27は、輸送時及び据
付け完了時の固定支持部材として機能するものと、据付
け完了後は他の補強梁27と一緒に取外される2種類と
なっていて、取外された補強梁27、例えば、図3仮想
線は次に作られるエレベータの強度メンバーとして再使
用されるようになっている。
【0025】中間のユニット9,11は、図4,5に示
すようにかご用のガイドレール19と釣り合い重り用の
ガイドレール23とを備えたユニットと、図6,7,8
に示すようにかご用のガイドレール19及び釣り合い用
のガイドレール23の外に、出入口ユニット5を備えた
ユニットの二種類から成っている。
すようにかご用のガイドレール19と釣り合い重り用の
ガイドレール23とを備えたユニットと、図6,7,8
に示すようにかご用のガイドレール19及び釣り合い用
のガイドレール23の外に、出入口ユニット5を備えた
ユニットの二種類から成っている。
【0026】二種類の内、一方の中間のユニット9は、
階と階の間に位置し、各ガイドレール19,23によっ
てかご17と釣り合い重り21とを上下に案内するよう
機能する。
階と階の間に位置し、各ガイドレール19,23によっ
てかご17と釣り合い重り21とを上下に案内するよう
機能する。
【0027】ユニット9には、ガイドレール19,23
を固定支持する固定用支持梁となる補強梁27と設置用
支脚部となる補強梁25の外に、据付け完了後に取外す
補強梁27(仮想線)が設けられ、輸送時の強度剛性が
確保されている。
を固定支持する固定用支持梁となる補強梁27と設置用
支脚部となる補強梁25の外に、据付け完了後に取外す
補強梁27(仮想線)が設けられ、輸送時の強度剛性が
確保されている。
【0028】他方の中間のユニット11は、一階の停止
階に位置すると共に、図6,7,8に示すように各ガイ
ドレール19,21、出入口ユニット5の外に、かご床
ユニット33を備えており、出入口ユニット5のドア3
1が左右にスライドすることで出入口の開閉が可能とな
っている。
階に位置すると共に、図6,7,8に示すように各ガイ
ドレール19,21、出入口ユニット5の外に、かご床
ユニット33を備えており、出入口ユニット5のドア3
1が左右にスライドすることで出入口の開閉が可能とな
っている。
【0029】底部の枠体3に取付けられた平行な補強梁
25は、輸送時に補強部材として機能する一方、現場で
一時的に地面Pに仮置きする設置用支脚部として機能
し、各ガイドレール19,21の下端となる接続端縁1
9a,23aが地面Pと接触して芯が狂うのを防ぐ役目
をしている。据付け完了時には、取外して次に作られる
エレベータの強度メンバーとして使用するようになって
いる。
25は、輸送時に補強部材として機能する一方、現場で
一時的に地面Pに仮置きする設置用支脚部として機能
し、各ガイドレール19,21の下端となる接続端縁1
9a,23aが地面Pと接触して芯が狂うのを防ぐ役目
をしている。据付け完了時には、取外して次に作られる
エレベータの強度メンバーとして使用するようになって
いる。
【0030】高さ方向の枠体3に取付けられた補強梁2
7は、輸送時に補強部材として機能する一方、補強梁2
7には、図5に示すように各ガイドレール19,21の
取付けブラケット29が取付けられている。取付けブラ
ケット29が取付けられた補強梁27は、輸送時及び据
付け完了時の固定支持部材として機能するものと、据付
け完了後は他の補強梁27と一緒に取外される2種類と
なっていて、取外された補強梁27は、例えば、図6仮
想線で示すように、次に作られるエレベータの強度メン
バーとして再使用するようになっている。
7は、輸送時に補強部材として機能する一方、補強梁2
7には、図5に示すように各ガイドレール19,21の
取付けブラケット29が取付けられている。取付けブラ
ケット29が取付けられた補強梁27は、輸送時及び据
付け完了時の固定支持部材として機能するものと、据付
け完了後は他の補強梁27と一緒に取外される2種類と
なっていて、取外された補強梁27は、例えば、図6仮
想線で示すように、次に作られるエレベータの強度メン
バーとして再使用するようになっている。
【0031】かご床ユニット33は、図6に示すように
出入口ユニット5の床面より高い位置Hに設置され、設
置用支持脚となる一対の平行な補強梁35に支持されて
いる。これにより、かご床ユニット33の下方に作業空
間が作られるようになると共に、かご床上面37は作業
台としての使用が可能となっている。
出入口ユニット5の床面より高い位置Hに設置され、設
置用支持脚となる一対の平行な補強梁35に支持されて
いる。これにより、かご床ユニット33の下方に作業空
間が作られるようになると共に、かご床上面37は作業
台としての使用が可能となっている。
【0032】また、このユニットには、釣り合い重りユ
ニット39が設けられている。釣り合い重りユニット3
9は、釣り合い重り用のガイドレール23に沿って上下
動する釣り合い重り21と、釣り合い重り21を吊下げ
支持するロープ41とから成っている。
ニット39が設けられている。釣り合い重りユニット3
9は、釣り合い重り用のガイドレール23に沿って上下
動する釣り合い重り21と、釣り合い重り21を吊下げ
支持するロープ41とから成っている。
【0033】図12に示すようにロープ41の一端は鉄
塔枠1の上端に、ロープ41の他端は釣り合い重り21
の釣り合い重りローラ43から延長され巻上機15の巻
上げローラ45、かご17のかごローラ47を介して鉄
塔枠1の上端部に固定支持されている。
塔枠1の上端に、ロープ41の他端は釣り合い重り21
の釣り合い重りローラ43から延長され巻上機15の巻
上げローラ45、かご17のかごローラ47を介して鉄
塔枠1の上端部に固定支持されている。
【0034】したがって、巻上機15の巻上げローラ4
5を例えば右回転させると、かご17が上昇し、釣り合
い重り21が下降するようになっている。
5を例えば右回転させると、かご17が上昇し、釣り合
い重り21が下降するようになっている。
【0035】最下位のユニット13となるピットユニッ
ト47は、図9,10,11に示すようにかご17と釣
り合い重り21が最下降した時にその下降エネルギーを
吸収するかご用の緩衝器51と釣り合い重り用の緩衝器
53とを有している。かご用の緩衝器51は底部の補強
梁49に、釣り合い重り用の緩衝器53は釣り合い重り
用のガイドレール23の底部にそれぞれ配置されてい
る。
ト47は、図9,10,11に示すようにかご17と釣
り合い重り21が最下降した時にその下降エネルギーを
吸収するかご用の緩衝器51と釣り合い重り用の緩衝器
53とを有している。かご用の緩衝器51は底部の補強
梁49に、釣り合い重り用の緩衝器53は釣り合い重り
用のガイドレール23の底部にそれぞれ配置されてい
る。
【0036】ピットユニット47の4箇所の底部コーナ
部には所定の板厚を有するピット締結部55が設けられ
ている。
部には所定の板厚を有するピット締結部55が設けられ
ている。
【0037】ピット締結部55は、ピット穴57のピッ
ト面57aから立上がるアンカボルト59によって固定
支持されることで、前記したかご用及び釣り合い重り用
の緩衝器51,53の底部が、ピット穴57のピット面
57aから上方に位置するようになっている。これによ
り、ピット面57aの凹凸に影響されることなく水平な
設置が可能となっている。
ト面57aから立上がるアンカボルト59によって固定
支持されることで、前記したかご用及び釣り合い重り用
の緩衝器51,53の底部が、ピット穴57のピット面
57aから上方に位置するようになっている。これによ
り、ピット面57aの凹凸に影響されることなく水平な
設置が可能となっている。
【0038】このように構成されたユニット式エレベー
タによれば、各ユニットの鉄塔枠1は補強梁25,27
によって補強されるようになるため、薄肉化が可能とな
る。一方、輸送中にあっては、補強梁25,27によっ
て強度剛性が確保されるため、変形が小さく抑えられる
ことで、現場での芯出し作業が不要となり、ただちに据
付け作業に入れる。また、現場で各ユニット7,9,1
1を仮置きした時に設置用支脚部となる補強梁25によ
って仮支持されるため、設置面Pに凹凸があっても、ガ
イドレール19,23の下端との干渉変形が阻止され、
ガイドレール23の狂いがなくなる。
タによれば、各ユニットの鉄塔枠1は補強梁25,27
によって補強されるようになるため、薄肉化が可能とな
る。一方、輸送中にあっては、補強梁25,27によっ
て強度剛性が確保されるため、変形が小さく抑えられる
ことで、現場での芯出し作業が不要となり、ただちに据
付け作業に入れる。また、現場で各ユニット7,9,1
1を仮置きした時に設置用支脚部となる補強梁25によ
って仮支持されるため、設置面Pに凹凸があっても、ガ
イドレール19,23の下端との干渉変形が阻止され、
ガイドレール23の狂いがなくなる。
【0039】次に、図3に示すように据付け時において
吊上げ機63によって最下位のピットユニット47をピ
ット穴57に設置する時に、ピット締結板55によって
ピット穴57のピット面57aの凹凸に影響されること
なく緩衝器51,53を水平状態に設置できるようにな
る。
吊上げ機63によって最下位のピットユニット47をピ
ット穴57に設置する時に、ピット締結板55によって
ピット穴57のピット面57aの凹凸に影響されること
なく緩衝器51,53を水平状態に設置できるようにな
る。
【0040】なお、ピットユニット47の据付け完了後
は、緩衝器51,53の底部からピット面57aまでの
隙間をシムの挿入やモルタル等で埋めることで、支持強
度を確保する。
は、緩衝器51,53の底部からピット面57aまでの
隙間をシムの挿入やモルタル等で埋めることで、支持強
度を確保する。
【0041】次に、かご床ユニット33が載置セットさ
れた中間のユニット11にあっては、出入口ユニット5
の底面より高い位置にあるため、ピット穴57に入って
かご穴ユニット33の下から作業が行なえる。また、か
ご床ユニット33の上面37は作業台となるため、釣り
合い重りユニット39等の組付け作業を容易に行なえる
ようになる。
れた中間のユニット11にあっては、出入口ユニット5
の底面より高い位置にあるため、ピット穴57に入って
かご穴ユニット33の下から作業が行なえる。また、か
ご床ユニット33の上面37は作業台となるため、釣り
合い重りユニット39等の組付け作業を容易に行なえる
ようになる。
【0042】各ユニット7,9,11,13(47)の
据付け完了後は、ユニット締結プレート63によって一
体に固定支持する。また、各ガイドレール9,23とガ
イドレール19,21は図13に示すようにレール継手
ブラケット65によって一体に固定支持する。
据付け完了後は、ユニット締結プレート63によって一
体に固定支持する。また、各ガイドレール9,23とガ
イドレール19,21は図13に示すようにレール継手
ブラケット65によって一体に固定支持する。
【0043】
【発明の効果】以上、説明したようにこの発明のユニッ
ト式エレベータによれば、輸送中の鉄塔枠の強度を確保
することができるため現場での芯出し作業が不要とな
り、作業性の向上が図れる。
ト式エレベータによれば、輸送中の鉄塔枠の強度を確保
することができるため現場での芯出し作業が不要とな
り、作業性の向上が図れる。
【0044】また、機器を取付けた固定支持梁以外の補
強梁は据付け完了後に取外すため、過剰な補強状態にな
ることはなく、しかも、取外した補強梁は次に作られる
エレベータの補強メンバーとしての再利用が可能となる
ためコスト面においても大変好ましいものとなる。
強梁は据付け完了後に取外すため、過剰な補強状態にな
ることはなく、しかも、取外した補強梁は次に作られる
エレベータの補強メンバーとしての再利用が可能となる
ためコスト面においても大変好ましいものとなる。
【図1】この発明にかかる鉄塔枠全体の概要背面図。
【図2】鉄塔枠全体の概要正面図。
【図3】鉄塔枠を複数に分割した説明図。
【図4】鉄塔枠を分割した中間のユニットの概要説明
図。
図。
【図5】図4の概要平面図。
【図6】鉄塔枠を分割した中間のユニットの概要説明
図。
図。
【図7】図6の概要正面図。
【図8】図6の概要平面図。
【図9】最下位のユニットを示した概要平面図。
【図10】図9のA−A線断面図。
【図11】図9のB−B線断面図。
【図12】ロープとかごと釣り合い重りの関係を示した
説明図。
説明図。
【図13】ガイドレールの接続状態を示した概要説明
図。
図。
1 鉄塔枠 7,9,11,13 ユニット 25,27 補強梁
Claims (4)
- 【請求項1】 エレベータの昇降路を構成する鉄塔枠を
複数に分割したユニットに、据付け完了後に取外しがで
きる複数の補強梁を着脱自在に取付けると共に、その内
の一部の補強梁を、機器を固定支持する固定支持梁とし
て使用することを特徴とするユニット式エレベータ。 - 【請求項2】 エレベータの昇降路を構成する鉄塔枠を
複数に分割したユニットの1つに、出入口ユニットとか
ご床ユニットとを組込み、かご床ユニットの床面位置が
高さ方向で出入口ユニットの床面より高くなるユニット
構造となっていることを特徴とするユニット式エレベー
タ。 - 【請求項3】 出入口ユニットを組込んだユニットに、
釣り合い重りユニットを組込むようにしたことを特徴と
する請求項2記載のユニット式エレベータ。 - 【請求項4】 エレベータの昇降路を構成する鉄塔枠を
複数に分割した最下位のピットユニットに、機器を取付
け、その機器の底面がピット穴のピット面に設置される
ピットユニットの設置面より上に配置されていることを
特徴とするユニット式エレベータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000192599A JP2002003123A (ja) | 2000-06-27 | 2000-06-27 | ユニット式エレベータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000192599A JP2002003123A (ja) | 2000-06-27 | 2000-06-27 | ユニット式エレベータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002003123A true JP2002003123A (ja) | 2002-01-09 |
Family
ID=18691711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000192599A Pending JP2002003123A (ja) | 2000-06-27 | 2000-06-27 | ユニット式エレベータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002003123A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005022874A (ja) * | 2003-07-02 | 2005-01-27 | Alstom | エレベータ昇降路に装着する事前組み立て要素および対応する昇降路、エレベータ昇降路に装着するアセンブリ、およびそのようなアセンブリを組み付ける方法 |
EP3747820B1 (en) | 2019-06-05 | 2023-08-23 | KONE Corporation | Method for constructing elevator and elevator |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH04153180A (ja) * | 1990-10-17 | 1992-05-26 | Hitachi Ltd | 個人住宅用エレベータ |
JPH06156921A (ja) * | 1992-11-18 | 1994-06-03 | Hitachi Building Syst Eng & Service Co Ltd | ユニット型エレベータのかご用仮固定装置 |
JPH08333810A (ja) * | 1995-06-07 | 1996-12-17 | Misawa Homes Co Ltd | エレベータ付きユニット式建物およびその施工方法 |
-
2000
- 2000-06-27 JP JP2000192599A patent/JP2002003123A/ja active Pending
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