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JP2001523158A - セリウムとプラセオジムの均質混合酸化物を含有する触媒組成物 - Google Patents

セリウムとプラセオジムの均質混合酸化物を含有する触媒組成物

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JP2001523158A
JP2001523158A JP54570698A JP54570698A JP2001523158A JP 2001523158 A JP2001523158 A JP 2001523158A JP 54570698 A JP54570698 A JP 54570698A JP 54570698 A JP54570698 A JP 54570698A JP 2001523158 A JP2001523158 A JP 2001523158A
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oxide
oxygen storage
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JP54570698A
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ウ,ジヨセフ・フイ−ツアオ
ワン,チユング−ツオング
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BASF Catalysts LLC
Original Assignee
Engelhard Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 酸素貯蔵能力が向上した自動車エンジン排ガスの処理に好適な触媒。触媒組成物は、活性化されたアルミナ支持体上に分散した1種以上の白金、ロジウム及びパラジウムのような触媒物質に加えて、Pr:Ceの原子比が約2:100〜100:100の範囲でありそして場合によっては1種以上の他の希土類金属酸化物を含有するセリウムとプラセオジムの均質混合酸化物である酸素貯蔵成分([OSC])を含有する。OSCは触媒物質から隔離されており、そして場合によっては、限定された量の、白金、ロジウム及び/又はパラジウムのような第二の触媒金属成分をその上に分散して担持していてもよい。均質混合酸化物は、共沈殿によって、バルクのセリアにプラセオジミアの前駆物質を含浸させることによって、又は均質混合酸化物を生成させるための他の方法によって生成させることができる。OSCは、OSCと触媒成分の合計重量の少なくとも約5重量%を構成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 セリウムとプラセオジムの均質混合酸化物を含有する触媒組成物 発明の背景 発明の分野 本発明は、広くは、汚染の低減特にNOx、HC及びCOの低減のための触媒 に関連し、特に内燃機関の排気ガス中のそれらの低減に関連している。更に詳細 には、本発明は、触媒成分及び、セリウムとプラセオジムの均質混合酸化物を含 んで成る酸素貯蔵成分を含んで成る新規な組成物に関する。 関連技術 内燃機関の排気ガスを処理するために、酸化触媒やthree−way co nversion触媒(「TWC触媒」)と一般に呼ばれている触媒のような触 媒組成物を用いることは当技術分野において公知である。酸化触媒はエンジン排 ガス中の未燃焼の炭化水素(「HC」)及び一酸化炭素(「CO」)のH2O及 びCO2への酸化を促進する。TWC触媒は、上記の酸化反応並びに実質的に同 時に行われる排ガス中の窒素酸化物(「NOx」)の窒素への還元反応を促進す る。HC及びCOの酸化及び実質的に同時に行われるNOxの還元を促進すると いうTWC触媒の機能が成功裡に発現するためには、エンジンは化学量論的な又 はそれに近い空気/燃料条件で運転する必要があることはよく知られている。 そのような触媒を、耐火性の金属酸化物例えば活性アルミナのような耐火性の 支持物質上に、1種以上の白金族金属成分のような触媒金属成分が分散している 形で提供することも当技術分野において公知である。 耐火性の金属酸化物は、その上に分散している触媒金属成分の有効性を増大させ るために大きい表面積を有しているのが好ましい。触媒金属成分が耐火性の支持 物質上に担持された触媒成分は、通常、薄い皮膜即ち、耐火性の基体の壁に付着 した「ウオッシュコート」(“wash coat”)として供給される。基体は、コルデラ イト、ムライト等のような好適な物質から製造され、複数の並行した細いガス流 の通路が貫いている形に成形されたボディの形をとることが多い。一般に、基体 の端面面積1平方インチ当たり約150から450又はそれ以上のそのようなガ ス流通路が存在する。 典型的なTWC触媒は、活性化アルミナ上に分散した、パラジウム、又はパラ ジウム+ロジウム、又は白金+ロジウム、又は白金+ロジウム+パラジウムを包 含する1種以上の白金族金属を含んで成っており、好適な基体のガス流通路の壁 面に塗布されたウオッシュコートとなっている。場合によっては、元素の周期表 の第8族の遷移金属のような触媒卑金属成分、例えば鉄、ニッケル、マンガン、 又はコバルトを組成物に含有させることができる。 バルクのセリア(bulk ceria)は、そのような触媒組成物、特にTWC組成物に 対する有用な添加剤であることが知られており、そこにおいてバルクのセリアは 酸素貯蔵庫として働くと考えられていて時に酸素貯蔵成分と言われている。化学 量論比の上下に僅かに変動する空気対燃料比で運転されているエンジンに関して 、セリアは、燃料濃厚周期(相対的に酸素不足)の運転中は酸化反応のために追 加の酸素を供給しそして燃料希薄周期(相対的に酸素濃厚)の運転中は酸素を吸 収すると考えられている。しかしながら、バルクのセリアは、活性化アルミナの ような他 の耐火性金属酸化物に影響する熱分解について問題がある。高温においては、活 性化アルミナとバルクの酸化セリウムの両方がその表面領域において還元を受け 、このことによって触媒の効力が著しく低下する。そのような熱分解に対してア ルミナやセリアを安定化する方法が知られている。一つの知られた技術はバルク のアルミナに、可溶性の希土類金属塩、例えば硝酸セリウムのようなセリウム塩 の溶液をしみ込ませ、次いで含浸したアルミナを焼成してセリアを含浸したアル ミナを得、アルミナを熱分解に対して安定化することである。同様に、セリアに 硝酸アルミニウムのような可溶性のアルミニウム塩の溶液を含浸させ、次いで焼 成して、アルミナを含浸したバルクのセリアを得ることによってバルクのセリア を熱分解に対して安定化することが知られている。そのような含浸技術が熱分解 の影響を減少させるのに効果的であるけれども、セリアは、熱分解によるばかり ではなく燃焼する燃料中に含まれる硫黄化合物が原因で処理すべき排ガス中に生 成する硫黄酸化物のような硫黄化合物による触媒被毒によっても分解され、それ が構成成分となっている触媒の効率が著しく低下する。 1991年12月24日、M.Ozawaらに交付された米国特許第5,07 5,276号は、排気ガスの精製に有用であるとされている、酸素貯蔵成分とし てのセリアを含有する触媒を開示している。Ozawaらの触媒は、(a)例え ばアルミナ又は酸化チタンである大表面積物質、(b)酸化セリウム、(c)酸 化ジルコニウム及び(d)セリウム及びタンタル以外の希土類元素の少なくとも 1種の酸化物を含んで成るウオッシュコートを塗布した支持基体を含んで成って いる。Ozawaらの、100セリウム原子当たりの好ましい原子比は、ジルコ ニウム5 〜100原子、及び希土類元素5〜150原子である。白金、パラジウム、ロジ ウム等のような貴金属、及びクロム、ニッケル、バナジウム、銅、コバルト、マ ンガン等のような卑金属が、OzawaらのTWC触媒で用いられる触媒金属と して例示されている(3欄、58行及び続く数行参照)。例示されているのは、 イットリウム、イッテリビウム、サマリウム及びネオジムだけであるけれども、 15の希土類金属−プラセオジムを含むーが、(d)項に好適であるとして3欄 、33〜43行に列挙されている。Ozawaらの組成物は、さもなくば止まら ずに起こっていたであろう酸素貯蔵成分(2欄、5〜9行)の熱分解を、セリア の通常の分解と続いて起こる表面積の減少(1欄、22〜45行)によって、抑 制するものであると記載されている。 Ozawaらは、(1)セリウム及びランタン以外の希土類元素の酸化物と(2 )酸化セリウム、酸化ジルコニウム又は両者との複合酸化物及び/又は固溶体の 製造について述べている。その複合酸化物及び/又は固溶体は2種の方法の中い ずれかによって得られると記載されている。一つ(3欄、65行及び続く数行参 照)は、触媒層(例えば、アルミナに担持された白金)に、セリウム塩、ジルコ ニウム塩及び希土類金属塩の3溶液をそれぞれ含浸させ、次いで含浸した触媒層 を600℃以上で焼成する方法である。他の方法(4欄、5行及び続く数行参照 )は、3種の酸化物粉末をアルミナと混合し、そしてその混合物を800℃以上 で焼成することを含んで成る方法である。4欄、12行及び続く数行においてO zawaらは、酸化セリウム及び酸化ジルコニウムは、触媒層中に存在してもよ く、触媒層の表面上に位置していてもよいことを開示している。後者の方法が、 「触媒特性」を顕著に向上させると記載さ れている。 発明の概要 本発明は、セリアとプラセオジミアを含有する触媒組成物であって、セリアの みを含有しその点以外は同一組成を有する触媒の酸素貯蔵能力を著しく向上させ る触媒組成物を提供する。組成物は、第一の触媒金属成分を含んで成る触媒物質 に加えて、セリアとプラセオジミアの均質な複合体を含有する。例えば、セリア とプラセオジミアを共生成させてもよく、また、バルクのセリアにプラセオジム 塩の溶液を含浸させ次いで加熱してプラセオジミアを含浸したセリアを得てもよ い。得られた本発明の触媒組成物は、安定化したセリアを含む公知の触媒に比較 して表面積の安定性は特に向上していない。しかし、本発明の触媒は、高温での エージング後の全酸素貯蔵能力が、硫黄化合物例えば二酸化硫黄の存在下の場合 でも公知の触媒に比べ著しく改善されている。 本発明によって、(a)触媒的に有効な量の第一の触媒金属成分例えば第一の 白金族金属成分をその上に分散してなる耐火性の支持物質を含んで成る触媒物質 及び(b)第一の触媒金属成分から隔離されている酸素貯蔵成分がその上に配置 されている基体を含んで成る触媒部材が提供される。酸素貯蔵成分は、Pr:C eの原子比が約2:100〜100:100の範囲であり、0から約10重量% 以下の第二の触媒金属をその上に分散した、セリウムとプラセオジムの均質混合 酸化物を含んで成っている。(この重量%は、セリウムとプラセオジムの均質混 合酸化物の重量と第二の触媒金属の重量の合計を基準としている。) 本発明のある側面においては、この均質混合酸化物は、1種以上の、a)Pr :Ceの原子比が約2:100〜15:100の範囲であり得 るプラセオジミアを含浸したバルクのセリア及びb)1種以上の共生成混合酸化 物(co-formed mixed oxide)及び焼結混合酸化物を含んで成ることができる。場 合によっては、均質混合酸化物は、Pr:Ceの原子比が、例えば約15:10 0〜100:100の範囲であることができる。 本発明のもう一つの側面においては、第二の触媒金属成分は、場合によっては 酸素貯蔵成分上に分散した第二の白金族金属成分を含んて成っていてもよい。第 二の触媒金属成分は、第一の触媒金属成分と同一であっても異なっていてもよい 。 本発明の他の側面は、次に述べる特徴を、単独で又は組み合わせて提供する: 酸素貯蔵成分は、酸素貯蔵成分と触媒成分の合計重量の少なくとも約5重量%を 構成することができる:酸素貯蔵成分は、場合によっては、更に1種以上のセリ ウムとプラセオジム以外の希土類元素酸化物を含んで成っていてもよい;そして 、第一の白金族金属成分は、白金、パラジウム及びロジウム成分の1種以上から 成る群から選ばれることができる。 本発明のもう一つの側面においては、酸素貯蔵成分は、触媒成分と酸素貯蔵成 分の合計重量の少なくとも約10重量%の量(酸素貯蔵成分上に分散した第二の 白金族金属成分の重量を除く)で存在することができる。 本発明はまた、1種以上の追加の希土類元素酸化物例えばネオジミアを更に含 んで成る均質混合酸化物酸素貯蔵成分を提供し、追加の希土類元素酸化物は、均 質混合酸化物の約20重量%以下を構成する。 本明細書及び「請求の範囲」中で使用される以下の用語とその文法上 の変化語は、以下に示される意味を有するものとする。 「触媒金属成分」とは、酸化物又は他の化合物、元素状金属、又は1種以上の 他の金属との合金などの適切な形態で存在する触媒金属を意味する。用語「白金 族金属」は、白金、パラジウム、ロジウム、ルテニウム、オスミウム及びイリジ ウムを意味しそしてそれらを包含する。 用語「均質混合酸化物」は、セリアとプラセオジミアとの、そして場合によっ ては、ネオジミアのような1種以上の他の希土類金属酸化物との、セリア粒子と プラセオジミア粒子の単なる物理的混合物以上のものを与える適切な方法によっ て得られる均質な複合体を意味するものとする。単なる物理的混合物はこの用語 の定義から除外されるけれども、セリアとプラセオジミアの間の真の化学的化合 物は要求されておらず、均質混合酸化物は、セリア及び/又はプラセオジミアの 一方を他方に含浸させること、セリアとプラセオジミアを共生成させること、又 はセリアとプラセオジミアを一緒に焼結することによって得ることができる。そ れぞれの場合において、1種以上の任意成分の希土類金属酸化物が均質混合酸化 物中に含まれていてもよい。 セリア、アルミナ、又は他の触媒組成物のその他の成分に関して使用されてい る「バルク」という用語は、そのセリア、アルミナ、又は他の成分が微細な個別 の粒子として存在することを意味する。この用語は、ある成分が、他の物質上に 分散している、又は他の物質の中に含浸されている状態と区別する意図で使用さ れている。 プラセオジミアのような成分をバルクのセリアのようなバルクの物質の上に「 分散」させる、又はその物質中に「含浸」させるということは、可溶性のプラセ オジム塩、例えば硝酸プラセオジムのようなプラセオジ ミアの前駆物質を、バルクの物質がその中に入っている液状のビヒクル中に溶解 させるか溶解しない場合は分散させてバルクの物質の粒子上に前駆物質を分散さ せること、この段階に続いてバルクの物質を焼成するか又は他の処理を行って分 散した前駆物質を酸化物に転化しそしてそれをバルクの物質の表面上に又は表面 層の内部に付着させることを意味する。 均質混合酸化物に関して使用されている「共生成した」という用語は、2種以 上の酸化物が、例えばそれぞれの酸化物又はその前駆物質が共沈殿又は共ゲル化 する場合に起こるように、実質的に均質混合酸化物の全マトリックスにわたって 分散していることを意味する。この定義された用語は、ある物質が、他の物質の 中に含浸されている又は他の物質上に分散していることと区別することを意図し ている。 均質混合酸化物に関して使用されている「焼結する」という用語は、2種以上 の前駆体酸化物を、単なる酸化物の物理的混合物とは化学的に又は物理的に異な った生成物が得られるのに十分な高い温度と十分に長い時間加熱することを意味 する。 「活性化アルミナ」という用語は、主としてガンマ−アルミナで構成されてい る、比較的高いBET表面積のアルミナを意味する。但し、他の相、特にエータ 及びデルタが小さい割合で存在しても構わない。 酸素貯蔵成分が第一の触媒金属成分から隔離されていることに関して使用され ている「隔離されている」という用語は、酸素貯蔵成分が第一の触媒金属成分が その上に分散している耐火性の支持物質上には分散しておらず、かつ第一の触媒 金属成分は酸素貯蔵成分の粒子上には分散していないことを意味する。第一の触 媒金属成分は他の耐火性の支持物質、 通常金属酸化物の、例えば活性化アルミナの粒子上に分散している。しかしなが ら、第一の触媒金属成分が分散している耐火性支持物質は、(1)酸素貯蔵成分 の粒子と混合されていてもよく、又は(2)触媒部材中の、酸素貯蔵成分の層の 上又は下に配置された分離した個別の層の中に存在してもよい。(1)(2)の いずれの場合でも、酸素貯蔵成分は第一の触媒金属成分から「隔離されている」 と見なされる。 本発明のその他の側面については以下の説明から明らかになるであろう。 図面の簡単な説明 図は1枚だけであり、種々の原子比のプラセオジムとセリウムを有する均質混 合酸化物を含有する触媒によるガス状の流れの中に含まれるCO及びNOの転化 を示すグラフである。 発明の詳細な説明及び発明の具体的な態様 触媒組成物中の酸素貯蔵成分(OSC)は、COをCO2にそしてNOxをN2 に選択的に転化させるのを助ける。セリアは、自動車エンジン排気ガスを処理す るために使用される触媒において、現在最も広く使用されているOSCである。 貴金属成分と密接に接触しているバルクのセリアを使用すると高温(例えば45 0℃より高い温度)におけるセリアのレドックス性を増大させると考えられてい る。しかしながら、上で議論したOzawaらの米国特許第5,075,276 号に記載されているように、バルクのセリアは高温に曝されると表面積が急速に 小さくなる。このことは正味の還元性の雰囲気、即ち、燃料濃厚雰囲気において 特に当てはまる。もしセリアをアルミナ支持体上に分散させた場合(Ozawa らによって教示された2つの製造技術の中の一つである)には、 含浸したセリアは正味の還元性の雰囲気中でアルミナ支持体と強く相互作用して ペロブスカイト(perovskite)結晶構造を形成し、そして正味の酸化性の雰囲気( 燃料希薄、酸素濃厚)中て激しく焼結する傾向にある。上記の機構(バルクのセ リアの熱分解、ペロブスカイトの形成、又は分散したセリアの焼結)のいずれか によって表面積が減少するので、そのセリアは長期の熟成後には非常に効果の小 さいOSCとなる。更に、セリア成分は、硫黄酸化物例えばSO2による被毒に 非常に敏感である。比較的低い温度(500℃未満)における硫黄含有雰囲気へ の長期暴露でさえも、セリアのOSC機能を完全に破壊することができる。 本発明は、セリアとプラセオジミアが均質に複合した混合酸化物を含んで成る OSCであって、均質混合酸化物とは隔離されている第一の触媒金属成分を含有 する触媒物質と触媒部材において組み合わせられているOSCを提供する。均質 混合酸化物は、白金族金属成分を含有していなくてもよいが、いくつかの白金族 金属成分を含有しているのが好ましい。セリア単独でもプラセオジミア単独でも 顕著なエージング後のOSC能力を示さないこと、しかし、プラセオジムとセリ ウムが均質に複合した混合酸化物は、エージング後のOSC特性を著しく向上さ せることが見出された。均質に混合した酸化物におけるセリアとプラセオジミア の均質な複合化は、その2種の酸化物を共生成させること、又はプラセオジミア の前駆化合物をバルクのセリア中へ含浸させて焼成する又は逆にセリアの前駆化 合物をバルクのプラセオジミア中へ含浸させて焼成すること、又は混合したセリ アの前駆化合物とプラセオジミアの前駆化合物を高温でそれらを化学的に及び/ 又は物理的に変化させるのに十分な時間焼成すること、又はこれらの操作の組み 合わせによって達成される。 プラセオジミア−セリア均質混合酸化物中のプラセオジム原子とセリウム原子の 合計の約2原子%〜50原子%の範囲(即ち、Pr:Ce原子比が約2:100 から100:100)のプラセオジム含量がOSC効果を増大させるのに効果的 であることが見出された。このPr:Ce原子比は、1種類の均一な均質混合酸 化物、本明細書に記載された種々なタイプの混合酸化物のバルク混合物のいずれ を用いても達成することができる。バルクのセリア 本発明のために有用なバルクのセリアは、一般的に少なくとも90重量%のC eO2を含んで成る。市販のバルクのセリア中の主要な不純物はランタナであり 、より少量の、セリア100部当たり約1部の原子比迄のプラセオジミアを含む その他の希土類金属酸化物を伴っている。従って、本発明のセリウムとプラセオ ジムの均質混合酸化物の製造のために有用なバルクのセリアは不純物としてプラ セオジミアを含むこともあり得る。典型的な自動車排ガス用触媒コンバーターに 関しては、触媒組成物(触媒物質+一体構造の基体)は一般的に1立方インチ当 たり約0.5〜4.0グラムの触媒物質を含んで成っている。望ましくは、最終 触媒組成物中に1立方インチ当たり約0.2〜約3グラムの本発明の改質したセ リアを供給することが好ましい。このことによって、本発明の均質混合酸化物酸 素貯蔵成分が少なくとも全触媒物質(酸素貯蔵成分+触媒物質)の5重量%で得 られるであろう。均質混合酸化物を形成するための共生成(co-forming) 均質混合酸化物を生成させるためのプラセオジミアとセリアの結合は、共生成 によって達成することができる。共生成は、適切なプラセオジミ アとセリアの塩の共沈殿又は共ゲル化等のような他の適切な技術によって行うこ とができる。どの共生成技術が使用されても一方の酸化物例えばプラセオジミア がもう一方の酸化物例えばセリアのマトリックスの中に分散している生成物が得 られるであろう。従って最終共生成物においては、一方の酸化物は、単に他方の 粒子の表面上に分散したり、その表面層の内部だけに存在して、例えば分散した プラセオジミアを含まないセリアだけの実質的な核を残しているのではない。共 生成混合酸化物の前駆物質として使用されるプラセオジムとセリウムの(そして 場合によっては、他の希土類金属の)塩の例としては、塩化物、硫酸塩、硝酸塩 、酢酸塩等が挙げられる。共沈殿物は、洗浄後、乾燥して水を除去し、次いで空 気中で約500℃以上で焼成して共生成混合酸化物を得ることができる。均質混合酸化物を形成するための含浸 セリアとプラセオジミアの中の一方の、他方への含浸もしくは分散もまた均質 混合酸化物を生成させるために用いることができる。通常、プラセオジミアの前 駆物質をバルクのセリア中に、その逆ではなくて、含浸させる。この含浸は、バ ルクのセリア粒子を、上で共沈殿を論じた際に記載したようなプラセオジミアの 溶液又は懸濁液、例えば硝酸プラセオジムの溶液と接触させることによって達成 される。次いで浸せきされたセリア粒子を乾燥し、通常約500℃以上の温度で 加熱する。それによって、硝酸プラセオジムはプラセオジミアに転化し、そして セリア粒子の表面に含浸されそしておそらくは表面の下のある程度の深さにまで 浸透する。任意成分として追加の希土類金属酸化物を共存させることを望む場合 には、上記の技術を変形して使用することができる。例えば、 他の希土類金属酸化物の前駆物質をバルクのセリア粒子中に共含浸させることが できる。典型的には、プラセオジミアを含浸したバルクのセリアは、Pr:Ce の原子比が約2:100〜15:100の範囲である。均質混合酸化物を形成するための焼結 本発明の均質混合酸化物はまた、前駆酸化物例えばプラセオジミア及びセリア 、そして場合によっては、前駆物質としての他の希土類金属酸化物の混合物を焼 結することによっても生成させることができる。前駆物質を、混合物中での実質 的に均一な分散を確実にするために完全に混合し、好ましくは空気中で、高温で 例えば500℃以上の温度で、混合された粒子の化学的及び/又は物理的性質を 変化させるのに十分な時間加熱する。 固溶体 プラセオジミアで改質された酸化セリウムは、立方体の酸化セリウムの構造に 典型的なX線回折スペクトルを示すので、その混合プラセオジム・セリウム酸化 物は、固溶体であると思われる。セリアへのプラセオジミアの混入が、高温例え ば450℃〜800℃で処理した際における均質混合酸化物の表面積の熱による 減少を顕著には抑制していないように見えることは注目さるべきである。本発明 の均質混合酸化物のOSC能力の向上は、主としてセリアとプラセオジミアの間 の予期できない相乗効果に起因していると考えられる。 以下の実施例は、本発明の具体的な態様についての製造と試験を説明するもの である。 実施例 1 出発物質 製造において使用された化学品とその量は次の通りであった。 1.Alfaから入手した硝酸セリウム、104.8g 2.市販の硝酸プラセオジム溶液(22.06%Pr)、37.35g 3.J.T.Bakerから入手した過酸化水素(30%)、53ml 4.Coroo Chemicalから入手した水酸化アンモニウム(28%) 、66ml 5.硝酸(HNO3)17.5%溶液、20ml試料の製造 A.上記の過酸化水素、水酸化アンモニウム及び蒸留水265mlの混合物を 調製し、溶液A−1と名付けた。 B.上記の硝酸セリウムを150mlの蒸留水に、全ての硝酸セリウムが溶解 するまで常に攪拌しながら添加した。次いで硝酸プラセオジムを攪拌しながら添 加し硝酸塩溶液を製造した。この時点で溶液のpHは3であった。攪拌を続けな がら、溶液A−1を硝酸塩溶液に室温で徐々に添加した。色が茶色になり始め、 無定型の水酸化セリウムと水酸化プラセオジムが共沈殿し始めそしてpHが上昇 し始めた。pHが8.61に上昇したとき、溶液A−1の添加を停止した。スラ リーを3時間継続して攪拌した。次いで、HNO3溶液を徐々に添加してpHを 6.25とした。 C.555℃で12時間焼成した後のプラセオジミア−セリア混合物質のBE T表面積は、59.7m2/gであった。その粉体は、粉体E1と名付けられ、 80.5原子%の酸化セリウムと19.5原子%の酸化プラセオジムを含有して いた。生成物に関してX線回折(「XRD」)分析を行い、スペクトルは立方体 の酸化セリウムのスペクトルに一致し ていた。 実施例 2 試料の製造 酸化セリウムと酸化プラセオジムの1種又は両方を含有する一連の酸化物を、 本質的に実施例1に記載の手順に従って調製した。但し、粉体E2−1について は硝酸プラセオジムは使用しなかった。酸化物粉体は以下のように同定されてい る。 粉体E2−1 セリア100% 粉体E2−2 プラセオジム10原子%とセリウム90原子%との均質混合 酸化物 粉体E2−3 プラセオジム33原子%とセリウム67原子%との均質混合 酸化物 粉体E2−4 プラセオジム67原子%とセリウム33原子%との均質混合 酸化物 粉体E2−5 プラセオジム81原子%とセリウム19原子%との均質混合 酸化物 粉体E2−6 プラセオジミア100% 粉体E2−7 プラセオジム49.6原子%とセリウム50.4原子%との 均質混合酸化物 実施例 3 試料の製造 市販のセリア粉体(純度99%)を入手し、粉体C3と名付けた。この粉体の BET表面積は、120m2/gであった。その粉体を20gビーカーに入れた 。別のビーカーに、Pr6111.955gに相当す る量を含有する硝酸プラセオジム溶液を、硝酸プラセオジム結晶を蒸留水に溶解 させることによって調製した。その硝酸塩溶液をゆっくりとセリア粉体に添加し 、完全に混合した。100℃で5時間乾燥し、500℃で1時間焼成した後、バ ルクのセリアを含んで成る、プラセオジミアを含浸した酸化物を含んで成る均質 混合酸化物が得られ、粉体E3と名付けた。粉体E3は91.1重量%の酸化セ リウムと8.9重量%の酸化プラセオジムを含有しており、それはPr:Ceの 原子比10:100に相当していた。 実施例 4 市販のセリア粉体(純度95%、BET表面積100m2/g)をこの研究に 用いた。セリア中の不純物は、La23が3.5%、Nb23が1.2%、Pr611が痕跡であった。粉体20gづつを、実施例3に記載したのと同じ含浸方 法に従って対応する硝酸塩を用いて、それぞれY23、La23及びPr611 で改質した。改質された粉体は以下のように同定されている。 粉体C−4 対照実験 酸化セリウム 粉体C−4−Y イットリア9.0重量%で改質 粉体C−4−La ランタナ9.0重量%で改質 粉体C−4−Nd ネオジミア9.0重量%で改質 粉体C−4−Pr プラセオジミア9.0重量%で改質 実施例 5 バルクのセリア(実施例4で使用されたのと同じタイプ)と市販されている供 給源から入手したバルクのプラセオジミアの物理的な混合物を、8gのセリア粉 体と2gのプラセオジミア粉体を完全に混合することに よって調製した。粉体混合物のBET表面積は、90m2/gであった。この粉 体混合物は、均質混合酸化物を形成しておらず、粉体C5と名付けられた。 実施例 6 セリア−プラセオジミア−ネオジミア混合物の製造 均質混合酸化物の試料の製造を実施例1に記載したのと同様にして実施した。 市販の硝酸ネオジム結晶を実施例1のB項で得られた硝酸セリウムと硝酸プラセ オジムの溶液に溶解した。550℃で20時間焼成した後酸化物粉体のBET表 面積は、52m2/gであった。得られた混合酸化物粉体は、セリウム50.3 原子%、プラセオジム49.6原子%、ネオジム0.1原子%を含有していた。 その粉体試料は、粉体E6と名付けられた。 実施例7 A.市販の、BET表面積が150m2/gのγ−アルミナに硝酸ロジウム溶 液を含浸させ、次いで350℃で3時間加熱してロジウム0.578重量%を含 んで成るロジウム含有粉体を得た。ロジウム含有粉末の一部30gに更に、アミ ンで可溶化した水酸化白金溶液を含浸させて白金担持量3.68%を得た。白金 及びロジウムを含有したアルミナを酢酸及び水と共にボールミルにかけてスラリ ーを得、スラリーAと名付けた。 B.実施例3〜5の各々において名付けられた酸化物粉末の1gに、アミンで 可溶化した水酸化白金溶液を含浸させて、粉体上の白金担持量0.3重量%を得 た。各々の白金含有酸化物粉体を個々に大量のスラリーA及びアルミナバインダ ーと混合して個々の組み合わせスラリーを生 成させた。各々の組み合わせスラリーを乾燥し450℃で焼成して粉体触媒を得 た。各々の粉体触媒試料は、白金及びロジウムを含有したアルミナ34重量%、 希土類混合金属酸化物49重量%及びアルミナバインダー17重量%を含有して いた。これらの試料は、試料の製造において用いられた酸化物粉体に対して実施 例3〜5で与えられた名前に文字Sを付けて名付けられた。 C.白金−ロジウムを分散担持したアルミナ34重量%及びアルミナバインダ ー66重量%を含有する対照実験試料は、スラリーAとアルミナバインダーのみ を組み合わせて製造した。この粉体から得られた比較試料は、REF5と名付け られた。 D.B、C項からの各々の触媒固体試料を粉砕し篩い分けて、径が240〜4 00ミクロン(平均約300ミクロン)のサイズの粒子から成る触媒試験試料を 得た。各々の触媒試験試料について試料20mgを類似のサイズのコルジエライ ト粒子(300ミクロン径平均粒子サイズ)80mgと混合した。 E.D項で得られた各々のコルジエライト含有試料を個々に実験室モデルガス リアクター(a laboratory Model Gas Reactor)に仕込んだ。触媒試料を、SO2 20容量ppm(「アッパー」(“upper”))を含有する模擬排ガス混合物中で 、そして、0.167Hzにおいて、化学量論的セットポイント及び350,0 00VHSV空間速度において空気/燃料比±0.2の摂動を用いて、1000 ℃で6時間エージングを行った。エージング処理した触媒を、次いで、類似の排 ガス混合物を用いて空気/燃料比±0.1の摂動を用いて同じリアクターで評価 した。評価条件における平均供給ガス組成物は、CO0.57%、H20.19 %、N 00.19%、O20.285%、SO220容量ppm(下記の表IIIの評価 においてはSO2は2容量ppm)及びバランス量のN2を含んでいた。実施例2 に記載された粉体も同様に試験した。 実施例2に記載された物質のCO及びNOに対する500℃での転化効率の結 果が図に示してあり、そこでは、%転化率が、均質混合酸化物におけるセリアと プラセオジミアの重量%に対してプロットされている。図を参照すれば、セリア 単独もプラセオジミア単独も、白金触媒成分が酸化物と密接に接触していても、 エージング後には酸素貯蔵効果をあまり示さないことが明らかである。しかしな がら、セリア格子の中へプラセオジムを添加すると、用いられたSO2エージン グ条件下で、セリアを非常に劣化し難くする。プラセオジミアを20%含有する 均質なセリウム−プラセオジム酸化物がOSCを最も向上させるように見える。 1000℃での熱処理後の均質混合酸化物を別に特性を試験したところ、プラセ オジミアをセリア中に混入してもセリアの熱安定性は向上しないことが分かった 。単独のバルクのセリアは二酸化硫黄による被毒に著しく敏感なので、混合した プラセオジム−セリウム酸化物がエージング後いおいてもより良好なOSC機能 をもたらす要因になるということは驚くべきことである。 セリアのOSC特性はまた、セリア粒子の、プラセオジムでの表面ドーピング によって及び/又は限定された量即ち約10重量%以下の白金族金属触媒成分例 えば白金及びロジウムと緊密に接触させることによっても向上させることができ る。OSCは、触媒組成物の他の触媒金属成分、例えば活性化されたアルミナの ような耐火金属酸化物支持体上に分散した白金族金属成分から隔離されている。 従って、元は酸素貯蔵成分 として劣っていて安価なセリア粉体が、均質混合酸化物を生成させるためのプラ セオジムでの改質及び本発明のある態様に従う限定された量の白金の添加の後、 より優れたOSC機能を有するセリアに転化する。本発明のこの態様の向上した 性能は、実施例7、E項に記載された試験によって得られた表Iのデータによっ て明白に示されている。 表IIのデータは、セリアに対する改質剤としてのプラセオジミアが転化性能 に与える、予期しない、他の希土類酸化物と比較してのより優れた効果を示して いる。表IIIからは、バルクのセリアとバルクのプラセオジミアの単純な物理 的混合物を含有する試料であるC5−Sは、本発明の実施によって得られる均質 混合酸化物とは異なり、セリアのエージング後のOSC機能を本発明の均質混合 酸化物のように向上させることはないことが明らかである。 本発明をその特別の態様に参照して説明してきたが、付属の「請求の範囲」は 詳細に渉ったものではない。例えば、本発明の均質混合酸化物を用いる触媒組成 物は、エンジン排ガス処理以外の触媒的転化システムにおいて、一般的に、耐硫 黄特性が重要であるような適切な用途において有用である可能性がある。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年1月21日(1999.1.21) 【補正内容】 請求の範囲 1. (a)触媒的に有効な量の第一の触媒金属成分をその上に分散してなる耐 火性の支持物質を含んで成る触媒物質及び(b)第一の触媒金属成分を担持して いる耐火性の支持物質から隔離されており、そして共生成混合酸化物、焼結酸化 物及びそれらの混合物から成る群から選ばれるセリウムとプラセオジムの均質混 合酸化物を含んで成り、そしてPr:Ceの原子比が約2:100〜100:1 00の範囲であり、そして触媒的に有効な量の白金成分をその上に分散してなる 酸素貯蔵成分がその上に配置されている基体を含んで成る触媒部材。 2. 取り下げ 3. (a)触媒的に有効な量の第一の触媒金属成分を耐火性の支持物質上に分 散してなる触媒物質及び(b)第一の触媒金属成分から隔離されており、Pr: Ceの原子比が約2:100〜15:100の範囲であり酸素貯蔵成分とその上 に分散した第二の触媒金属の合計重量を基準として0から約10重量%以下の第 二の触媒金属をその上に分散してなるプラセオジミアを含浸したバルクセリア混 合酸化物を含んで成る酸素貯蔵成分がその上に配置されている基体を含んで成る 触媒部材。 4. 取り下げ 5. 酸素貯蔵成分が、酸素貯蔵成分と触媒物質の合計重量の少なくとも約5重 量%を構成する請求項1又は請求項3のいずれかに記載の触媒部材。 6. 取り下げ 7. 均質混合酸化物は、Pr:Ceの原子比が約15:100〜100:10 0の範囲である請求項1に記載の触媒部材。 8. 酸素貯蔵成分が、CeO2及びPrO2以外の追加の希土類金属酸化物を更 に含んで成る請求項1又は請求項3のいずれかに記載の触媒部材。 9. 追加の希土類金属酸化物が、追加の希土類金属酸化物と酸素貯蔵成分の合 計重量の約20重量%以下を構成する請求項8に記載の触媒部材。 10. 追加の希土類金属酸化物がネオジミアを含んで成る請求項8に記載の触 媒部材。 11. 第一の触媒金属成分が白金族金属成分を含んで成る請求項1又は請求項 3のいずれかに記載の触媒部材。 12. 第一の白金族金属成分が1種以上の白金、パラジウム及びロジウム成分 から成る群から選ばれる請求項10に記載の触媒部材。 13. 酸素貯蔵成分上に分散した第二の白金族金属成分を含んで成る第二の触 媒金属成分を、更に含んで成る請求項1又は請求項3のいずれかに記載の触媒部 材。 14. 触媒的に有効な量の第一の白金族金属成分をその上に分散してなる耐火 性金属酸化物支持物質を含んで成る触媒成分; 第一の触媒金属成分を担持している耐火性の支持物質から隔離されている酸素 貯蔵成分であって、触媒成分と酸素貯蔵成分の合計重量の少なくとも約5重量% の量で存在し、そしてa)プラセオジミア及びセリアを含んで成る共生成混合酸 化物、b)セリア及びプラセオジミア粉体の焼結混合物及びc)それらの混合物 から成る群から選ばれるセリアとプラセオジミアの均質混合酸化物を含んで成り 、そしてPr:Ceの原子比が約2:100〜100:100の範囲であり、触 媒的に有効な量の 白金成分をその上に分散してなる酸素貯蔵成分;及び 触媒成分及び酸素貯蔵成分がその上に配置されている基体 を含んで成る触媒部材。 15. 均質混合酸化物が1種以上の追加の希土類金属酸化物を更に含んで成り 、追加の希土類金属酸化物は、均質混合酸化物の約20重量%以下を構成する請 求項14に記載の触媒部材。 16. 追加の希土類金属酸化物がネオジミアを含んで成る請求項15に記載の 触媒部材。 17. 取り消し 18. 第一の白金族金属成分が1種以上の白金、パラジウム及びロジウム成分 から成る群から選ばれる請求項14、15又は16のいずれかに記載の触媒部材 。 19. 均質混合酸化物は、Pr:Ceの原子比が約15:100〜100:1 00の範囲である請求項14、15又は16のいずれかに記載の触媒部材。 20. 触媒的に有効な量の第一の白金族金属成分をその上に分散してなる耐火 性金属酸化物支持物質を含んで成る触媒成分; 第一の白金族金属成分から隔離されている酸素貯蔵成分であって、触媒成分と 酸素貯蔵成分の合計重量の少なくとも約5重量%の量で存在し、Pr:Ceの原 子比が約2:100〜15:100の範囲であるプラセオジミアを含浸したバル クセリア混合酸化物を含んで成り、そして白金族金属成分と酸素貯蔵成分の合計 重量を基準として0から約10重量%迄の量で白金族金属成分をその上に分散し てなる酸素貯蔵成分;及び 触媒成分及び酸素貯蔵成分がその上に配置されている基体 を含んで成る触媒部材。 21. 均質混合酸化物が1種以上の追加の希土類金属酸化物を更に含んで成り 、追加の希土類金属酸化物は、均質混合酸化物の約20重量%以下を構成する請 求項20に記載の触媒部材。 22. 追加の希土類金属酸化物がネオジミアを含んで成る請求項15に記載の 触媒部材。 23. 第二の白金族金属成分が(a)第一の触媒金属成分と同一の金属成分及 び(b)第一の触媒金属成分とは異なる金属成分から成る群から選ばれる請求項 20、21又は22のいずれかに記載の触媒部材。 24. 第一の白金族金属成分及び第二の白金族金属成分がそれぞれ1種以上の 白金、パラジウム及びロジウム成分から成る群から選ばれる請求項23に記載の 触媒部材。 25. (a)アルミナを含んで成る耐火性の酸化物支持体上に分散した触媒的 に有効な量の第一の触媒金属成分を含んで成る第一の触媒物質及び(b)セリア とプラセオジミア粉体の焼結混合物及びセリアとプラセオジミアを含んで成る共 生成混合酸化物から成る群から選ばれ、アルミナから隔離されており、Pr:C eの原子比が約2:100〜100:100の範囲であり、そして触媒的に有効 な量の白金成分をその上に分散してなるセリウムとプラセオジムの均質混合酸化 物がその上に配置されている基体を含んで成る触媒部材。 26. (a)アルミナを含んで成る耐火性の酸化物支持体上に分散した触媒的 に有効な量の第一の触媒金属成分を含んで成る第一の触媒物質及び(b)アルミ ナから隔離されており、Pr:Ceの原子比が約2:100〜100:100の 範囲であり、そして触媒的に有効な量の白金 成分をその上に分散してなるプラセオジミアを含浸したバルクセリア混合酸化物 がその上に配置されている基体を含んで成る触媒部材。 27. 第一の触媒金属成分が白金族金属成分を含んで成る請求項25又は請求 項26に記載の触媒部材。 28. 酸素貯蔵成分が、酸素貯蔵成分と第一の触媒物質の合計重量の少なくと も約5重量%を構成する請求項25又は請求項26のいずれかに記載の触媒部材 。 29. 均質混合酸化物は、Pr:Ceの原子比が約15:100〜100:1 00の範囲である請求項25又は請求項26のいずれかに記載の触媒部材。 30. 酸素貯蔵成分が、CeO2及びPrO2以外の追加の希土類金属酸化物を 更に含んで成る請求項25又は請求項26のいずれかに記載の触媒部材。 31. 追加の希土類金属酸化物が、追加の希土類金属酸化物と酸素貯蔵成分の 合計重量の約20重量%以下を構成する請求項30に記載の触媒部材。 32. 追加の希土類金属酸化物がネオジミアを含んで成る請求項30に記載の 触媒部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN,Y U,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. (a)触媒的に有効な量の第一の触媒金属成分をその上に分散してなる耐 火性の支持物質を含んで成る触媒物質及び(b)第一の触媒金属成分から隔離さ れている酸素貯蔵成分であって、Pr:Ceの原子比が約2:100〜約100 :100の範囲であり酸素貯蔵成分とその上に分散した第二の触媒金属の合計重 量を基準として0から約10重量%以下の第二の触媒金属をその上に分散してな るセリウムとプラセオジムの均質混合酸化物を含んで成る酸素貯蔵成分がその上 に配置されている基体を含んで成る触媒部材。 2 均質混合酸化物が、共生成混合酸化物、プラセオジミアを含浸したバルク セリア混合酸化物、焼結混合酸化物及びそれらの混合物から成る群から選ばれる 請求項1に記載の触媒部材。 3. Pr:Ceの原子比が約2:100〜約15:100の範囲であるプラセ オジミアを含浸したバルクセリア混合酸化物を含んで成る請求項1に記載の触媒 部材。 4. 第二の触媒金属成分が存在し、そして(a)第一の触媒金属成分と同一の 金属成分及び(b)第一の触媒金属成分とは異なる金属成分から成る群から選ば れる請求項1に記載の触媒部材。 5. 酸素貯蔵成分が、酸素貯蔵成分と触媒物質の合計重量の少なくとも約5重 量%を構成する請求項1〜4のいずれかに記載の触媒部材。 6. 均質混合酸化物が、共生成混合酸化物、焼結酸化物及びそれらの混合物の 少なくとも1種を含んで成る請求項1〜4のいずれかに記載の触媒部材。 7. 均質混合酸化物は、Pr:Ceの原子比が約15:100〜10 0:100の範囲である請求項6に記載の触媒部材。 8. 酸素貯蔵成分が、CeO2及びPrO2以外の追加の希土類金属酸化物を更 に含んで成る請求項1〜4のいずれかに記載の触媒部材。 9. 追加の希土類金属酸化物が、追加の希土類金属酸化物と酸素貯蔵成分の合 計重量の約20重量%以下を構成する請求項8に記載の触媒部材。 10. 追加の希土類金属酸化物がネオジミアを含んで成る請求項8に記載の触 媒部材。 11. 第一の触媒金属成分が白金族金属成分を含んで成る請求項1〜4のいず れかに記載の触媒部材。 12. 第一の白金族金属成分が1種以上の白金、パラジウム及びロジウム成分 から成る群から選ばれる請求項10に記載の触媒部材。 13. 酸素貯蔵成分上に分散した第二の白金族金属成分を含んで成る第二の触 媒金属成分を、更に含んで成る請求項1〜4のいずれかに記載の触媒部材。 14. 触媒的に有効な量の第一の白金族金属成分をその上に分散してなる耐火 性金属酸化物支持物質を含んで成る触媒成分; 第一の白金族金属成分から隔離されている酸素貯蔵成分であって、触媒成分と 酸素貯蔵成分の合計重量の少なくとも約5重量%の量で存在し、Pr:Ceの原 子比が約2:100〜100:100の範囲であり白金族金属成分と均質混合酸 化物の合計重量を基準として0から約10重量%以下の量で白金族金属成分をそ の上に分散してなるセリウムとプラセオジムの均質混合酸化物であって(a)プ ラセオジミア及びセリアを含んで成る共生成混合酸化物及び(b)プラセオジミ アを含浸したバルク のセリアを含んで成る酸化物の1種又は両方から成る群から選ばれる均質混合酸 化物を含んで成る酸素貯蔵成分;及び 触媒成分及び酸素貯蔵成分がその上に配置されている基体 を含んで成る触媒部材。 15. 均質混合酸化物が1種以上の追加の希土類金属酸化物を更に含んで成り 、追加の希土類金属酸化物は、均質混合酸化物の約20重量%以下を構成する請 求項14に記載の触媒部材。 16. 追加の希土類金属酸化物がネオジミアを含んで成る請求項15に記載の 触媒部材。 17. 第二の白金族金属成分が(a)第一の触媒金属成分と同一の金属成分及 び(b)第一の触媒金属成分とは異なる金属成分から成る群から選ばれる請求項 14、15又は16のいずれかに記載の触媒部材。 18. 第一の白金族金属成分及び第二の白金族金属成分がそれぞれ1種以上の 白金、パラジウム及びロジウム成分から成る群から選ばれる請求項17に記載の 触媒部材。 19. 均質混合酸化物は、Pr:Ceの原子比が約15:100〜100:1 00の範囲である請求項14、15又は16のいずれかに記載の触媒部材。
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