JP2001514135A - アクセスが容易なカートン - Google Patents
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D5/00—Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
- B65D5/42—Details of containers or of foldable or erectable container blanks
- B65D5/54—Lines of weakness to facilitate opening of container or dividing it into separate parts by cutting or tearing
- B65D5/5405—Lines of weakness to facilitate opening of container or dividing it into separate parts by cutting or tearing for opening containers formed by erecting a blank in tubular form
- B65D5/542—Lines of weakness to facilitate opening of container or dividing it into separate parts by cutting or tearing for opening containers formed by erecting a blank in tubular form the lines of weakness being provided in the container body
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B65D5/16—Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper by folding or erecting a single blank to form a tubular body with or without subsequent folding operations, or the addition of separate elements, to close the ends of the body the tubular body being formed with an aperture or removable portion arranged to allow removal or insertion of contents through one or more sides
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- B65D5/72—Contents-dispensing means
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S229/00—Envelopes, wrappers, and paperboard boxes
- Y10S229/94—Container material with specified grain direction
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Cartons (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 内容物へのアクセスを最大にし且つ容易にするカートン(1)及びこのようなカートン用のダイカットを提供する。
【解決手段】 カートンの面の二つの縁部と一致する二つの平行な弱め線(20)を有し、これらの弱め線を引き裂いて開放することによって面を一杯に開放でき、かくして、開放した面の全幅に沿ってアクセスを提供する。
Description
【0001】
本発明は、内容物へのアクセスを最大にする開口部を持つカートンボード容器
に関する。
に関する。
【0002】
様々な種類の容器がカートンボードから形成されている。カートンボードから
形成された代表的な容器は、簡単にカートンとも呼ばれ、六つの面即ち上面、底
面、後面、前面、左面、及び右面及び12の縁部を持つ実質的に平行六面体形状
を有する。縁部は、交差する二つの面によって画成され、例えば後面/上面縁部
である。定義を行う目的で、下文では、カートンが直立状態にある場合には、上
面及び底面が水平平面内にあり四つの他の面が垂直方向であると考えられる。直
立状態のカートンの前面が観察者の方に向いている場合には、左面は観察者の左
面にあり、右面は観察者の右面にあり、後面は観察者から見えない。
形成された代表的な容器は、簡単にカートンとも呼ばれ、六つの面即ち上面、底
面、後面、前面、左面、及び右面及び12の縁部を持つ実質的に平行六面体形状
を有する。縁部は、交差する二つの面によって画成され、例えば後面/上面縁部
である。定義を行う目的で、下文では、カートンが直立状態にある場合には、上
面及び底面が水平平面内にあり四つの他の面が垂直方向であると考えられる。直
立状態のカートンの前面が観察者の方に向いている場合には、左面は観察者の左
面にあり、右面は観察者の右面にあり、後面は観察者から見えない。
【0003】 このようなカートンは、通常は、カートンを開放して内容物へのアクセスを提
供する開放手段を備えている。開放を容易にするため、カートンには、通常は、
開放手段が設けられている。代表的には、開放手段は、外力が加えられたときに
開放できる弱め線からなる。これらの弱め線は、通常は、カートンの面に設けら
れた開放される開口部の周囲の少なくとも一部を画成する。
供する開放手段を備えている。開放を容易にするため、カートンには、通常は、
開放手段が設けられている。代表的には、開放手段は、外力が加えられたときに
開放できる弱め線からなる。これらの弱め線は、通常は、カートンの面に設けら
れた開放される開口部の周囲の少なくとも一部を画成する。
【0004】 本発明はカートンに関し、このカートンは、互いに向き合った上面及び底面、
互いに向き合った左面及び右面、及び互いに向き合った前面及び後面を含む実質
的に方形の6つの面を持つ平行六面体カートンであり、前面には、二つの平行な
弱め線からなる開放手段が設けられている。このようなカートンは、1992年
4月30日に公開されたWO92/06894で周知である。
互いに向き合った左面及び右面、及び互いに向き合った前面及び後面を含む実質
的に方形の6つの面を持つ平行六面体カートンであり、前面には、二つの平行な
弱め線からなる開放手段が設けられている。このようなカートンは、1992年
4月30日に公開されたWO92/06894で周知である。
【0005】 このようなカートンは、通常は、ダイカットを折り曲げて糊付けすることによ
って形成される。ダイカット即ちブランクは、折り曲げも糊付けも行われていな
い平らな構造である。ダイカットは、好ましくは、費用上の理由により、一枚で
形成されている。ダイカットは、通常は、特定のグレイン(grain)方向を
有する。このことは、ダイカットを形成する材料が等方性でなく優先的な方向を
持ち、ダイカットがこの方向に沿って抵抗性が更に大きい。この方向がグレイン
方向である。段ボールについては、グレイン方向は段の方向である。
って形成される。ダイカット即ちブランクは、折り曲げも糊付けも行われていな
い平らな構造である。ダイカットは、好ましくは、費用上の理由により、一枚で
形成されている。ダイカットは、通常は、特定のグレイン(grain)方向を
有する。このことは、ダイカットを形成する材料が等方性でなく優先的な方向を
持ち、ダイカットがこの方向に沿って抵抗性が更に大きい。この方向がグレイン
方向である。段ボールについては、グレイン方向は段の方向である。
【0006】 剛性上の理由により、カートンの積み重ね中及び移送中、グレイン方向は水平
方向ではなく、好ましくは垂直方向である。このことは、カートンを積み重ねた
り輸送したりする場合、重力方向がグレイン方向でなければならないということ
を意味する。
方向ではなく、好ましくは垂直方向である。このことは、カートンを積み重ねた
り輸送したりする場合、重力方向がグレイン方向でなければならないということ
を意味する。
【0007】 本発明は、ダイカットに関し、このダイカットは、方形の縁部と一致する四つ
の折り目線によって画成された実質的に方形のパネルであり、このパネルは、二
つの平行な弱め線からなる開放手段を更に有する。このようなダイカットは、更
に、1992年4月30日に公開されたWO92/06894から周知である。
の折り目線によって画成された実質的に方形のパネルであり、このパネルは、二
つの平行な弱め線からなる開放手段を更に有する。このようなダイカットは、更
に、1992年4月30日に公開されたWO92/06894から周知である。
【0008】
このようなカートン又はこのようなダイカットから形成されたカートンの利点
のうち、容易に裂けて開放する容器により、開放が大幅に容易になり、かくして
、形成された開口部を通したカートンの内容物へのアクセスを提供する。開口部
の幅は、各端に設けられた弱め線によって限定され、この幅は弱め線に対して垂
直方向で計測される。このような開放手段によって形成された開口部はこの利点
を備えているけれども、通常は、カートンの内容物へのアクセスを最大にしない
。確かに、弱め線は、開口部の幅が、開口部が形成されるカートンの面の幅と一
致しないように配置され、弱め線は、面の縁部間で面上の任意の場所に配置され
、そのため、開放しない部分があり、この部分が面の各縁部とその縁部に近い方
の弱め線との間に形成される。かくして、この空間は、開口部の各側で二つの肩
部の形態をとる。
のうち、容易に裂けて開放する容器により、開放が大幅に容易になり、かくして
、形成された開口部を通したカートンの内容物へのアクセスを提供する。開口部
の幅は、各端に設けられた弱め線によって限定され、この幅は弱め線に対して垂
直方向で計測される。このような開放手段によって形成された開口部はこの利点
を備えているけれども、通常は、カートンの内容物へのアクセスを最大にしない
。確かに、弱め線は、開口部の幅が、開口部が形成されるカートンの面の幅と一
致しないように配置され、弱め線は、面の縁部間で面上の任意の場所に配置され
、そのため、開放しない部分があり、この部分が面の各縁部とその縁部に近い方
の弱め線との間に形成される。かくして、この空間は、開口部の各側で二つの肩
部の形態をとる。
【0009】 従って、本発明の目的は、カートン、及びカートンの内容物へのアクセスを最
大にする上文中に言及した種類のカートン用のダイカットを提供することである
。
大にする上文中に言及した種類のカートン用のダイカットを提供することである
。
【0010】
本発明によれば、この目的は、第1弱め線が前面と左面との交差部の縁部にあ
り、第2弱め線が前面と右面との交差部の縁部にある、上文中に言及した種類の
カートンで達成される。
り、第2弱め線が前面と右面との交差部の縁部にある、上文中に言及した種類の
カートンで達成される。
【0011】 本発明の別の特徴では、この目的は、第1弱め線が第1折り目線に設けられ、
第2弱め線が第2折り目線に設けられ、第2折り目線が第1折り目線と平行な折
り目線である、上文中に言及した種類のダイカットで達成される。
第2弱め線が第2折り目線に設けられ、第2折り目線が第1折り目線と平行な折
り目線である、上文中に言及した種類のダイカットで達成される。
【0012】 本発明を例として添付図面を参照して説明する。
【0013】
本発明のカートン(1)は、好ましくは、厚紙、又はミニミクロ、ミクロ、B
フルート等の段ボールで形成されているが、他の材料を使用してもよい。カート
ンは、通常は、六つの面を持つ平行六面体形状である。面は、上面(10)、底
面(11)、左面(12)、右面(13)、後面(14)、及び前面(15)と
して形成できる。上面は、カートンが直立位置にあるときのカートンの頂部であ
り、底面は、上面と反対側である。説明の目的で、前面及び後面は向き合った面
であり、左面及び右面は向き合った面である。これらの面の各々は、幾つかの材
料層によって形成できる。これらの面の各々は、通常は、実質的に方形形状であ
り、各面は、その境界が四つの縁部で定められている。カートンの構造は、異な
る面の異なる層間に縁部を通して存在するリンクにより形成される。例えば、前
面が単一の層でできている場合には、この層は二つの面間の縁部を通して左面と
リンクしており、リンク及び縁部は折り目線(40)及び/又は接着剤によって
提供される。カートンの面を構成する層は種類が異なっていてもよい。このよう
な層が一つの面の全体を覆う場合にはパネルと呼ばれ、これがカバーする面と対
応する名称が付けられる。層が面を部分的にしか覆わない場合にはフラップと呼
ばれ、これがカバーする面と対応する名称が付けられる。しかしながら、フラッ
プはパネルの大きさにまで伸長できる。この場合、長フラップである。長フラッ
プは、特に、構造の剛性を高めるために使用される。フラップ及びパネルは、更
に、使用される材料の量を最少にできるように切り取り部を含み得る。パネル又
はフラップは、別の層と関連していると言うことができる。このことは、折り目
線又は刻み線に亘ってこの層と共通の面を有するということを意味する。そのよ
うにしてカートンの縁部を説明する。各面は、一つ又はそれ以上のパネル、一つ
又はそれ以上のフラップ、又はこれらの組み合わせでできている。本願では、パ
ネルは、それらの特定名称中に、それらが表面を覆う面の名称を含み、例えば前
パネルは前面と対応する。本願では、フラップは、それらの特定名称中に、カー
トンをひとたび折り曲げた後にそれらが対応する面の名称を含む。例えば、前パ
ネルの縁部と関連した第1上フラップは、折り曲げたカートンの上面の一部を形
成し、前パネルに折り目線で物理的に取り付けられている。面の特定名称、即ち
左、右、上、底、後、及び前は習慣的特定名称であり、これらは説明を容易にす
るために導入したものであって、限定的ではない。構造を完成するため、幾つか
のフラップ及びパネルを折り曲げだけでなく接着剤によっても互いにリンクさせ
ることができる。接着剤は様々な方法で付けることができる。例えば、低温の接
着剤を使用でき、ローラ又はグルーガンで付ける。高温の接着剤も使用でき、こ
れは、グルーガン又はパターンプレートで付けられる。
フルート等の段ボールで形成されているが、他の材料を使用してもよい。カート
ンは、通常は、六つの面を持つ平行六面体形状である。面は、上面(10)、底
面(11)、左面(12)、右面(13)、後面(14)、及び前面(15)と
して形成できる。上面は、カートンが直立位置にあるときのカートンの頂部であ
り、底面は、上面と反対側である。説明の目的で、前面及び後面は向き合った面
であり、左面及び右面は向き合った面である。これらの面の各々は、幾つかの材
料層によって形成できる。これらの面の各々は、通常は、実質的に方形形状であ
り、各面は、その境界が四つの縁部で定められている。カートンの構造は、異な
る面の異なる層間に縁部を通して存在するリンクにより形成される。例えば、前
面が単一の層でできている場合には、この層は二つの面間の縁部を通して左面と
リンクしており、リンク及び縁部は折り目線(40)及び/又は接着剤によって
提供される。カートンの面を構成する層は種類が異なっていてもよい。このよう
な層が一つの面の全体を覆う場合にはパネルと呼ばれ、これがカバーする面と対
応する名称が付けられる。層が面を部分的にしか覆わない場合にはフラップと呼
ばれ、これがカバーする面と対応する名称が付けられる。しかしながら、フラッ
プはパネルの大きさにまで伸長できる。この場合、長フラップである。長フラッ
プは、特に、構造の剛性を高めるために使用される。フラップ及びパネルは、更
に、使用される材料の量を最少にできるように切り取り部を含み得る。パネル又
はフラップは、別の層と関連していると言うことができる。このことは、折り目
線又は刻み線に亘ってこの層と共通の面を有するということを意味する。そのよ
うにしてカートンの縁部を説明する。各面は、一つ又はそれ以上のパネル、一つ
又はそれ以上のフラップ、又はこれらの組み合わせでできている。本願では、パ
ネルは、それらの特定名称中に、それらが表面を覆う面の名称を含み、例えば前
パネルは前面と対応する。本願では、フラップは、それらの特定名称中に、カー
トンをひとたび折り曲げた後にそれらが対応する面の名称を含む。例えば、前パ
ネルの縁部と関連した第1上フラップは、折り曲げたカートンの上面の一部を形
成し、前パネルに折り目線で物理的に取り付けられている。面の特定名称、即ち
左、右、上、底、後、及び前は習慣的特定名称であり、これらは説明を容易にす
るために導入したものであって、限定的ではない。構造を完成するため、幾つか
のフラップ及びパネルを折り曲げだけでなく接着剤によっても互いにリンクさせ
ることができる。接着剤は様々な方法で付けることができる。例えば、低温の接
着剤を使用でき、ローラ又はグルーガンで付ける。高温の接着剤も使用でき、こ
れは、グルーガン又はパターンプレートで付けられる。
【0014】 本発明によるカートンは、開放手段を含む。開放手段は、カートンに設けられ
た特徴を含み、この特徴の機能は、このカートンの開放を容易にすることである
。本願では、開放手段は、二つの平行な弱め線(20)を含む。カートンに設け
られた弱め線は、それ自体弱められた構造を持つ直線状部分を含み、この目的で
ひとたび力(30)を加えると、カートンを形成する材料が、好ましくは、この
直線状部分に沿って壊れる。必要な力の強さは、使用された材料、及び弱め線の
形成方法で決まる。確かに、ミシン目線によって弱め線を形成できるが、弱め線
は、部分的な切除部分でできていてもよい。弱め線の機能は、カートンが制御さ
れていない態様で開放することができないようにすることである。確かに、カー
トンに設けられた開口部の周囲は、好ましくは、設けられた弱め線に従って形成
される。
た特徴を含み、この特徴の機能は、このカートンの開放を容易にすることである
。本願では、開放手段は、二つの平行な弱め線(20)を含む。カートンに設け
られた弱め線は、それ自体弱められた構造を持つ直線状部分を含み、この目的で
ひとたび力(30)を加えると、カートンを形成する材料が、好ましくは、この
直線状部分に沿って壊れる。必要な力の強さは、使用された材料、及び弱め線の
形成方法で決まる。確かに、ミシン目線によって弱め線を形成できるが、弱め線
は、部分的な切除部分でできていてもよい。弱め線の機能は、カートンが制御さ
れていない態様で開放することができないようにすることである。確かに、カー
トンに設けられた開口部の周囲は、好ましくは、設けられた弱め線に従って形成
される。
【0015】 本願の開放手段は、平行な二つのこのような弱め線を含む。開放を更に容易に
するため、開放手段にこの他の特徴が含まれていてもよい。このような特徴には
、例えば、引っ張りを容易にするための余分のフラップ(50)並びに開放力(
30)を加え易くするための他の手段をカートンに設けることが含まれる。本発
明のカートンは他の面に他の開放手段を備えていてもよいということに着目され
たい。例えば、カートンは、前面及び後面の両側で開放可能であり、かくしてカ
ートンの内容物に対して二つの別々のアクセスを提供するのがよい。これは、例
えば、内容物を二つの基本的工程で小出しするのに使用できる。カートンは、こ
の目的で分割体を備えているのがよい。
するため、開放手段にこの他の特徴が含まれていてもよい。このような特徴には
、例えば、引っ張りを容易にするための余分のフラップ(50)並びに開放力(
30)を加え易くするための他の手段をカートンに設けることが含まれる。本発
明のカートンは他の面に他の開放手段を備えていてもよいということに着目され
たい。例えば、カートンは、前面及び後面の両側で開放可能であり、かくしてカ
ートンの内容物に対して二つの別々のアクセスを提供するのがよい。これは、例
えば、内容物を二つの基本的工程で小出しするのに使用できる。カートンは、こ
の目的で分割体を備えているのがよい。
【0016】 本発明のカートンの二つの弱め線は、左面と前面との交差部を形成する縁部及
び右面と前面との交差部を形成する縁部に設けられている。カートンの構造を考
えると、弱め線は当然のことながら平行である。これは、左右の面が互いに向き
合っており、カートンの面が実質的に方形であるためである。以上説明したよう
に、弱め線は開口部の周囲の部分である。このことは、開口部がカートンの一方
の縁部から他方の縁部まで、即ち左面/前面縁部から右面/前面縁部まで延びて
いるということを意味する。従って、カートンの内容物へのアクセスは、弱め線
の方向に対して垂直な方向に沿って最大である。しかしながら、弱め線は、左面
/前面縁部又は右面/前面縁部の全体に沿って設けられていなくてもよい。この
ことは、開口部が一方の縁部から他方の縁部まで弱め線の方向に対して垂直な方
向に延びているけれども、他の方向、即ち弱め線の方向に沿って、部分的である
ということを意味する。弱め線が上面/前面縁部から底面/前面縁部まで全体に
亘って延びているのでないため、部分的開放が行われる。部分的開放は、更に、
開放手段が漸次開放手段であるのがよいという理由によっても形成される。漸次
開放手段の例には、以下のものが含まれる。即ち、連続した工程で開口部を形成
し、カートンの連続した部分にアクセスを提供できるように、通常の材料区分(
21)によって弱め線を中断すること。随意であるが、開放工程を容易にするた
め余分の折り目線(22)を設けることができる。弱め線自体もまた、開放が徐
々に困難になるように形成されていてもよい。これは、弱め線がミシン目線であ
る場合には、例えば、必要な漸次性(23)に従ってミシン目の間隔を大きくし
たり小さくしたりすることによって行われる。
び右面と前面との交差部を形成する縁部に設けられている。カートンの構造を考
えると、弱め線は当然のことながら平行である。これは、左右の面が互いに向き
合っており、カートンの面が実質的に方形であるためである。以上説明したよう
に、弱め線は開口部の周囲の部分である。このことは、開口部がカートンの一方
の縁部から他方の縁部まで、即ち左面/前面縁部から右面/前面縁部まで延びて
いるということを意味する。従って、カートンの内容物へのアクセスは、弱め線
の方向に対して垂直な方向に沿って最大である。しかしながら、弱め線は、左面
/前面縁部又は右面/前面縁部の全体に沿って設けられていなくてもよい。この
ことは、開口部が一方の縁部から他方の縁部まで弱め線の方向に対して垂直な方
向に延びているけれども、他の方向、即ち弱め線の方向に沿って、部分的である
ということを意味する。弱め線が上面/前面縁部から底面/前面縁部まで全体に
亘って延びているのでないため、部分的開放が行われる。部分的開放は、更に、
開放手段が漸次開放手段であるのがよいという理由によっても形成される。漸次
開放手段の例には、以下のものが含まれる。即ち、連続した工程で開口部を形成
し、カートンの連続した部分にアクセスを提供できるように、通常の材料区分(
21)によって弱め線を中断すること。随意であるが、開放工程を容易にするた
め余分の折り目線(22)を設けることができる。弱め線自体もまた、開放が徐
々に困難になるように形成されていてもよい。これは、弱め線がミシン目線であ
る場合には、例えば、必要な漸次性(23)に従ってミシン目の間隔を大きくし
たり小さくしたりすることによって行われる。
【0017】 カートンは、再閉鎖手段(52)を更に有し得る。このような特徴により、最
初に開放した後に再閉鎖できる。例えば、再閉鎖手段は、余分のフラップによっ
て形成できる。再閉鎖時には、余分のフラップをカートンに滑り込ませ、開放し
たパネルを所定の場所に保持できる。スナップロック機構等の当該技術分野で周
知の他の特徴を使用できる。更に、カートンは、ひとたびカートンを開放すると
、開放したパネルを取り外すことができるようになっているのがよい。
初に開放した後に再閉鎖できる。例えば、再閉鎖手段は、余分のフラップによっ
て形成できる。再閉鎖時には、余分のフラップをカートンに滑り込ませ、開放し
たパネルを所定の場所に保持できる。スナップロック機構等の当該技術分野で周
知の他の特徴を使用できる。更に、カートンは、ひとたびカートンを開放すると
、開放したパネルを取り外すことができるようになっているのがよい。
【0018】 カートンは、更に、製品を視認するための窓(60)、又は使用者の持ち運び
を容易にするハンドル(70)といった様々な他の特徴を含み得る。窓を持つカ
ートンの場合には、窓は、それが設けられた面の強度を低下するといった影響を
カートンの構造に及ぼすということに着目しなければならない。
を容易にするハンドル(70)といった様々な他の特徴を含み得る。窓を持つカ
ートンの場合には、窓は、それが設けられた面の強度を低下するといった影響を
カートンの構造に及ぼすということに着目しなければならない。
【0019】 カートンには、保持手段(80)が更に設けられているのがよい。この保持手
段は、カートンの内容物が望ましからぬ方法で出ることがないようにする特徴で
ある。例えば、底面の縁部に到達する前に弱め線を停止することによって、前面
の一部を開放不能状態に保持する。その結果、カートンが直立状態にある場合に
、カートンの内容物が保持される。
段は、カートンの内容物が望ましからぬ方法で出ることがないようにする特徴で
ある。例えば、底面の縁部に到達する前に弱め線を停止することによって、前面
の一部を開放不能状態に保持する。その結果、カートンが直立状態にある場合に
、カートンの内容物が保持される。
【0020】 本発明の好ましい実施形態では、カートンは、少なくとも一つの固体の積み重
ね即ちソリッドスタック(100)を収容している。ソリッドスタックは、積み
重ね体即ちパイル(pile)、堆塊即ちヒープ(heap)、又は規則正しく
配置した固体物体からなる群である。ソリッドスタック(100)は、主方向を
有する。主方向という用語は、固体物体を特定の方向に従って並べて積み重ねた
場合の特定の方向を意味する。従って、主方向を持つソリッドスタックは、この
主方向(110)に沿って特に剛性であり且つ中実である。
ね即ちソリッドスタック(100)を収容している。ソリッドスタックは、積み
重ね体即ちパイル(pile)、堆塊即ちヒープ(heap)、又は規則正しく
配置した固体物体からなる群である。ソリッドスタック(100)は、主方向を
有する。主方向という用語は、固体物体を特定の方向に従って並べて積み重ねた
場合の特定の方向を意味する。従って、主方向を持つソリッドスタックは、この
主方向(110)に沿って特に剛性であり且つ中実である。
【0021】 更に詳細には、本発明のカートンは、複数のソリッドスタックを収容している
。これらのソリッドスタックは、収容されるソリッドスタックの数を最大にする
ようにカートン内に配置されている。ソリッドスタックは、好ましくは、タブレ
ット状部分からなるパイルから形成されている。ソリッドスタックは、主方向(
110)を有し、この主方向に対して垂直な平面内に所定の断面を有する。ソリ
ッドスタックの断面は円形であるのがよく、この場合には、カートンは、ソリッ
ドスタックでカートンを完全に満たすことはできない。これは、交差しないディ
スクで方形の表面をカバーすることができないためである。更に、断面は、他の
形状であってもよい。断面は、例えば、実質的に方形であってもよく、その場合
には、ソリッドスタックの寸法が適当であれば、カートンをソリッドスタックで
完全に充填できる。確かに、容積の無駄を最少にするため、カートンの寸法及び
ソリッドスタックの寸法、又は収容された複数のソリッドスタックの寸法を互い
に適合させなければならない。例えば、ソリッドスタックが正方形断面を有する
場合には、カートンの内側の空間は、ソリッドスタックの正方形断面の面の倍数
に等しい寸法の断面を備えていなければならない。カートン内の空間の無駄を最
少にすることによる利点は、使用される材料が少ないということであり、そのた
め、このような構成は環境に対して更に好ましい。しかしながら、このような利
点は、カートンの内容物への容易なアクセスを妨げる。確かに、本発明のカート
ンを使用する場合、このような容易なアクセスが提供される。
。これらのソリッドスタックは、収容されるソリッドスタックの数を最大にする
ようにカートン内に配置されている。ソリッドスタックは、好ましくは、タブレ
ット状部分からなるパイルから形成されている。ソリッドスタックは、主方向(
110)を有し、この主方向に対して垂直な平面内に所定の断面を有する。ソリ
ッドスタックの断面は円形であるのがよく、この場合には、カートンは、ソリッ
ドスタックでカートンを完全に満たすことはできない。これは、交差しないディ
スクで方形の表面をカバーすることができないためである。更に、断面は、他の
形状であってもよい。断面は、例えば、実質的に方形であってもよく、その場合
には、ソリッドスタックの寸法が適当であれば、カートンをソリッドスタックで
完全に充填できる。確かに、容積の無駄を最少にするため、カートンの寸法及び
ソリッドスタックの寸法、又は収容された複数のソリッドスタックの寸法を互い
に適合させなければならない。例えば、ソリッドスタックが正方形断面を有する
場合には、カートンの内側の空間は、ソリッドスタックの正方形断面の面の倍数
に等しい寸法の断面を備えていなければならない。カートン内の空間の無駄を最
少にすることによる利点は、使用される材料が少ないということであり、そのた
め、このような構成は環境に対して更に好ましい。しかしながら、このような利
点は、カートンの内容物への容易なアクセスを妨げる。確かに、本発明のカート
ンを使用する場合、このような容易なアクセスが提供される。
【0022】 本発明の好ましい実施形態では、ソリッドスタックは、主方法(110)が 前面に対して垂直であるように配置される。前面に本発明による開放手段が設け
られているため、使用者はこの開放手段からソリッドスタックに近付き、これを
握ってこの側から引き出さなければならない。通常のカートンでは、次のように
構成されているため、ソリッドスタックの取り出しが困難である。つまり、通常
のカートンの開口部が、通常は肩部を残し、前面の全幅に亘って弱め線に対して
垂直方向に開口部が形成されないためである。しかしながら、本発明によるカー
トンでは、前面の全幅に亘って弱め線の方向に対して垂直に開口部が形成される
ため、アクセスが最適化される。例えば、前面に設けられた弱め線の長さが前面
(24)と同じである場合には、前面を完全に開放でき、そのため、カートンの
内容物を一度に取り出すことができる。別の場合では、開口部は、漸次開口部で
ある。これは、カートンに規則正しく配置された複数のソリッドスタックがカー
トンに収容されている場合に特に有用である。例えば、ソリッドスタックは、弱
め線の方向に対して垂直な複数の層をなして配置でき、漸次開口部が連続した層
に対して次々にアクセスを提供できる。重要な点は、アッセンブリに安定性を提
供する上で有用な保持手段によって保持できるソリッドスタックを除き、カート
ン内に収容された各ソリッドスタックの断面に使用者が開口部から完全にアクセ
スできるということである。確かに、本発明の好ましい実施形態では、カートン
は、使用時にその前面を地面に対して垂直にした状態で配置され、そのため、使
用者は、内容物に容易にアクセスでき、内容物が一度に望ましからぬ態様で出な
いように保持される。ひとたび開放すると、内容物をカートンから取り出すのが
容易になる。例えば、円形断面のソリッドスタック(100)がカートンに収容
されている場合、使用者は、隣接したソリッドスタック間に残された自由空間(
130)に指を入れて所望のソリッドスタックを掴み、これを引き出すことがで
きる。方形断面のソリッドスタックがカートンに収容されている場合、使用者は
、袋又は小袋の端部を掴むことによって、又は任意の他の周知の把持手段によっ
てこれらのソリッドスタックを掴むことができる。確かに、ソリッドスタックは
、ソリッドスタックを環境から保護し又は/及びソリッドスタックを互いに保持
する機能を持つ袋に個々に包装されている。これは、ソリッドスタックが、ソリ
ッドスタックの主方向に沿って積み重ねられたタブレットの積み重ね体から形成
されているためである。このような袋は、包装体から形成でき、これにより、使
用者は、包装体の末端を掴むことによって袋をカートンから引き出すことができ
る。好ましい実施形態では、カートンには、洗剤のタブレットでできた複数のソ
リッドスタックが収容されている。ソリッドスタックは包装体に入っており、こ
れによって、包装体は例えば捩じれ部分等の再閉鎖手段を有し、その結果、使用
者は包装体の捩じった端部を掴んでソリッドスタックをカートンから引き出すこ
とができる。
られているため、使用者はこの開放手段からソリッドスタックに近付き、これを
握ってこの側から引き出さなければならない。通常のカートンでは、次のように
構成されているため、ソリッドスタックの取り出しが困難である。つまり、通常
のカートンの開口部が、通常は肩部を残し、前面の全幅に亘って弱め線に対して
垂直方向に開口部が形成されないためである。しかしながら、本発明によるカー
トンでは、前面の全幅に亘って弱め線の方向に対して垂直に開口部が形成される
ため、アクセスが最適化される。例えば、前面に設けられた弱め線の長さが前面
(24)と同じである場合には、前面を完全に開放でき、そのため、カートンの
内容物を一度に取り出すことができる。別の場合では、開口部は、漸次開口部で
ある。これは、カートンに規則正しく配置された複数のソリッドスタックがカー
トンに収容されている場合に特に有用である。例えば、ソリッドスタックは、弱
め線の方向に対して垂直な複数の層をなして配置でき、漸次開口部が連続した層
に対して次々にアクセスを提供できる。重要な点は、アッセンブリに安定性を提
供する上で有用な保持手段によって保持できるソリッドスタックを除き、カート
ン内に収容された各ソリッドスタックの断面に使用者が開口部から完全にアクセ
スできるということである。確かに、本発明の好ましい実施形態では、カートン
は、使用時にその前面を地面に対して垂直にした状態で配置され、そのため、使
用者は、内容物に容易にアクセスでき、内容物が一度に望ましからぬ態様で出な
いように保持される。ひとたび開放すると、内容物をカートンから取り出すのが
容易になる。例えば、円形断面のソリッドスタック(100)がカートンに収容
されている場合、使用者は、隣接したソリッドスタック間に残された自由空間(
130)に指を入れて所望のソリッドスタックを掴み、これを引き出すことがで
きる。方形断面のソリッドスタックがカートンに収容されている場合、使用者は
、袋又は小袋の端部を掴むことによって、又は任意の他の周知の把持手段によっ
てこれらのソリッドスタックを掴むことができる。確かに、ソリッドスタックは
、ソリッドスタックを環境から保護し又は/及びソリッドスタックを互いに保持
する機能を持つ袋に個々に包装されている。これは、ソリッドスタックが、ソリ
ッドスタックの主方向に沿って積み重ねられたタブレットの積み重ね体から形成
されているためである。このような袋は、包装体から形成でき、これにより、使
用者は、包装体の末端を掴むことによって袋をカートンから引き出すことができ
る。好ましい実施形態では、カートンには、洗剤のタブレットでできた複数のソ
リッドスタックが収容されている。ソリッドスタックは包装体に入っており、こ
れによって、包装体は例えば捩じれ部分等の再閉鎖手段を有し、その結果、使用
者は包装体の捩じった端部を掴んでソリッドスタックをカートンから引き出すこ
とができる。
【0023】 本発明に従って弱め線をカートンの縁部に配置することにより、カートンの構
造を弱くする。弱くされた構造は補償できる。確かに、内容物は、カートンの前
面及び後面の各々と少なくとも一箇所で接触している。このような場合、カート
ンは、構造全体が強化されるように内容物と協働できるような構造になっている
。例えば、カートンが方形断面のソリッドスタックを収容しており、カートンの
前面及び後面の各々がソリッドスタックの末端と接触している場合、ソリッドス
タックの剛性が協働し、その結果、カートン及び構造全体の剛性を高める。カー
トンはソリッドスタックを保持し、ソリッドスタックがカートンの剛性を改善し
、その結果、カートン構造及びソリッドスタック構造が相互依存的に協働し、構
造全体の剛性を改善する。この相互依存的効果は、構造が窓(60)によって更
に弱くされている場合や、洗剤タブレット(111)の場合のようにカートンの
内容物が特に壊れ易い場合に特に有用である。確かに、本発明のカートンは、こ
のような洗剤タブレットのソリッドスタックの貯蔵、保護、及び小出しに特に適
している。この場合、洗剤タブレットが水分に露呈されると更に壊れ易くなるた
め、水分障壁を構成する材料からカートンを形成するのが好ましい。
造を弱くする。弱くされた構造は補償できる。確かに、内容物は、カートンの前
面及び後面の各々と少なくとも一箇所で接触している。このような場合、カート
ンは、構造全体が強化されるように内容物と協働できるような構造になっている
。例えば、カートンが方形断面のソリッドスタックを収容しており、カートンの
前面及び後面の各々がソリッドスタックの末端と接触している場合、ソリッドス
タックの剛性が協働し、その結果、カートン及び構造全体の剛性を高める。カー
トンはソリッドスタックを保持し、ソリッドスタックがカートンの剛性を改善し
、その結果、カートン構造及びソリッドスタック構造が相互依存的に協働し、構
造全体の剛性を改善する。この相互依存的効果は、構造が窓(60)によって更
に弱くされている場合や、洗剤タブレット(111)の場合のようにカートンの
内容物が特に壊れ易い場合に特に有用である。確かに、本発明のカートンは、こ
のような洗剤タブレットのソリッドスタックの貯蔵、保護、及び小出しに特に適
している。この場合、洗剤タブレットが水分に露呈されると更に壊れ易くなるた
め、水分障壁を構成する材料からカートンを形成するのが好ましい。
【0024】 構造を強化する特徴をアクセスを容易にする特徴と組み合わせることができる
。確かに、構造の強化は、カートンの積み重ね中及び輸送中、特に重要である。
本発明の好ましい実施形態では、カートンにはソリッドスタックが収容されてお
り、ソリッドスタックの主方向はカートンの前面に対して垂直であり、かくして
、上文中に説明したようにアクセスを容易にし、カートンは、弱め線と一致する
縁部が重力方向にないように、これらの縁部が支持縁部でないように、前面が水
平になった状態で積み重ねられ且つ輸送され、この際、ソリッドスタックの主方
向は、カートンの構造がソリッドスタックの構造によって更に強化されるように
重力方向である。この特に好ましい実施形態では、カートンは、前面が水平にな
った状態で積み重ねられ且つ輸送されるが、使用は前面を垂直にして行われ、か
くして、内容物への使用者のアクセスを容易にし、パッケージを明らかにできる
。この構造は、カートンの左面、右面、上面、又は底面のうちの少なくとも一つ
のグレイン(grain)方向がソリッドスタックの主方向に沿っている場合、
即ちカートンの前面に対して垂直である場合、更に強化される。確かに、このよ
うな場合には、構造を支持する上でグレイン方向が関与するように、前面が水平
になった状態でカートンを輸送する場合、グレイン方向は、重力方向と一致する
。段ボール材料を使用した場合には、同じことが波形の方向について適用される
。本発明の最も好ましい実施形態では、カートンの右面、左面、上面、及び底面
の全てのグレイン方向がソリッドスタック(110)の主方向と同方向である。
これは、ダイカットを製作する方法及びカートンの設計で決まる。
。確かに、構造の強化は、カートンの積み重ね中及び輸送中、特に重要である。
本発明の好ましい実施形態では、カートンにはソリッドスタックが収容されてお
り、ソリッドスタックの主方向はカートンの前面に対して垂直であり、かくして
、上文中に説明したようにアクセスを容易にし、カートンは、弱め線と一致する
縁部が重力方向にないように、これらの縁部が支持縁部でないように、前面が水
平になった状態で積み重ねられ且つ輸送され、この際、ソリッドスタックの主方
向は、カートンの構造がソリッドスタックの構造によって更に強化されるように
重力方向である。この特に好ましい実施形態では、カートンは、前面が水平にな
った状態で積み重ねられ且つ輸送されるが、使用は前面を垂直にして行われ、か
くして、内容物への使用者のアクセスを容易にし、パッケージを明らかにできる
。この構造は、カートンの左面、右面、上面、又は底面のうちの少なくとも一つ
のグレイン(grain)方向がソリッドスタックの主方向に沿っている場合、
即ちカートンの前面に対して垂直である場合、更に強化される。確かに、このよ
うな場合には、構造を支持する上でグレイン方向が関与するように、前面が水平
になった状態でカートンを輸送する場合、グレイン方向は、重力方向と一致する
。段ボール材料を使用した場合には、同じことが波形の方向について適用される
。本発明の最も好ましい実施形態では、カートンの右面、左面、上面、及び底面
の全てのグレイン方向がソリッドスタック(110)の主方向と同方向である。
これは、ダイカットを製作する方法及びカートンの設計で決まる。
【図1】 本発明による閉鎖カートンの好ましい実施形態の斜視図である。
【図2】 本発明によるカートンの好ましい実施形態の、開放状態での斜視図である。
【図3】 本発明によるカートンの好ましい実施形態の、再閉鎖状態での斜視図である。
【図4】 本発明のダイカットの別の好ましい実施形態の平面図である。
【図5】 本発明のダイカットの更に別の好ましい実施形態の平面図である。
【図6】 本発明のダイカットの追加の好ましい実施形態の平面図である。
【図7】 本発明のダイカットの別の好ましい実施形態の平面図である。
【図8】 本発明のダイカットの更に別の好ましい実施形態の平面図である。
【図9】 本発明による開放状態のカートンの最も好ましい実施形態の斜視図である。
1 カートン 10 上面 11 底面 12 左面 13 右面 14 後面 15 前面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 ONE PROCTER & GANBL E PLAZA,CINCINNATI, OHIO,UNITED STATES OF AMERICA (72)発明者 フランシス、ワンワンスカペル フランス国ブルノワ、リュ、ミーシェル、 15ビス (72)発明者 ジャッキー、ピエール、デュケ フランス国エルブビル、シュマン、ド、ク ロ、1 Fターム(参考) 3E060 AA03 AB05 CE04 CE07 CE14 CE15 CE18 CE19 CE22 CF05 DA14 DA17
Claims (10)
- 【請求項1】 互いに向き合った上面(10)及び底面(11)、互いに向き合った左面(1
2)及び右面(13)、及び互いに向き合った前面(15)及び後面(14)を
含む実質的に方形の六つの面を持ち、前記前面(15)は二つの平行な弱め線(
20)を含む開放手段を有する、平行六面体カートンであるカートン(1)にお
いて、第1弱め線は、前面と左面との交差部の縁部にあり、第2弱め線は、前面
と右面との交差部の縁部にあることを特徴とするカートン(1)。 - 【請求項2】 前記カートンには、少なくともソリッドスタック(100)を含む内容物が入
っており、このソリッドスタックは、前記前面に対して垂直な主方向(110)
を有し、ソリッドスタックが前記カートンの構造を強化する、請求項1に記載の
カートン(1)。 - 【請求項3】 前記カートンの前記内容物は前記カートンを最初に開放する前に前記カートン
の前面及び後面の各々との少なくとも一つの接触点を有する、請求項2に記載の
カートン(1)。 - 【請求項4】 前記カートンはグレイン方向を有し、左面、右面、上面、又は底面のうちの少
なくとも一つのグレイン方向は、前記ソリッドスタック(110)の前記主方向
の方向であり、前記カートンの構造は更に強化される、請求項2に記載のカート
ン(1)。 - 【請求項5】 前記ソリッドスタックは、複数のタブレット(111)から成り、これらのタ
ブレットは、前記ソリッドスタック(110)の主方向に沿って積み重ねられて
いる、請求項2に記載のカートン(1)。 - 【請求項6】 再閉鎖手段(52)をさらに有する、請求項1に記載のカートン(1)。
- 【請求項7】 前記開放手段は、漸次開放手段(21、22、23)である、請求項1に記載
のカートン(1)。 - 【請求項8】 前記前面は保持手段(80)をさらに有する、請求項1に記載のカートン(1
)。 - 【請求項9】 四つの折り目線によって画成された実質的に方形のパネル(15)を有し、前
記折り目線は、前記方形の縁部と一致し、前記パネルは、更に、二つの平行な弱
め線(20、21、22、23、24)を持つ開放手段を有するダイカットにお
いて、第1弱め線は第1折り目線に設けられ、第2弱め線は第2折り目線に設け
られ、前記第2折り目線は前記第1折り目線と平行な折り目線である、ことを特
徴とするダイカット。 - 【請求項10】 前記弱め線はミシン目弱め線である、請求項9に記載のダイカット。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP97202673.6 | 1997-09-01 | ||
EP97202673A EP0899201A1 (en) | 1997-09-01 | 1997-09-01 | Easy access carton |
PCT/IB1998/001466 WO1999011527A1 (en) | 1997-09-01 | 1998-08-14 | Easy access carton |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001514135A true JP2001514135A (ja) | 2001-09-11 |
Family
ID=8228688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000508587A Withdrawn JP2001514135A (ja) | 1997-09-01 | 1998-08-14 | アクセスが容易なカートン |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6464132B1 (ja) |
EP (2) | EP0899201A1 (ja) |
JP (1) | JP2001514135A (ja) |
CA (1) | CA2302328A1 (ja) |
WO (1) | WO1999011527A1 (ja) |
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KR101738238B1 (ko) | 2015-05-27 | 2017-05-22 | 성균관대학교산학협력단 | 적층형 전구체로 스피노달 상분리를 발생시켜 나노구조체를 합성하는 방법 |
DE102019211312A1 (de) * | 2019-07-30 | 2021-02-04 | BSH Hausgeräte GmbH | Verpackungskarton |
WO2021075981A1 (en) * | 2019-10-16 | 2021-04-22 | Give Plants Limited | A box |
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- 1997-09-01 EP EP97202673A patent/EP0899201A1/en not_active Withdrawn
-
1998
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