JP2001509479A - ヌクレオチド含有組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
ノシン並びにアデノシン系と相互作用する薬剤の医薬的使用に関する。
d.Chem.、25:197〜207、1982 2.Stiles,G.L.、アデノシンレセプターおよびその他:生理学的調
節の分子メカニズム、Clin.Res.、38:10〜18、1990 3.Collis,M.G.、アデノシンの血管拡張役割、Pharmacol
.Ther.、41:143〜162、1989 4.Klabunde,R.E.、ヒト血液におけるアデノシン代謝のジピリダ
モール阻害、European J.Pharmacol.、93:21〜26
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のアデノシン阻害機構、Circ.Res.、52:151、1983 7.Soderback,U.、Sollevi,A.、Wallen,V.H
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トリー(filtragometry)により評定したヒト全血における生理学的濃度のアデノ シンの抗凝集効果、Clin.Sci.、81:691〜694、1991 8.Paul,P.、Rothmann,S.A.およびMeagher,R.
C.、アデノシンによるエリスロポエチン産生の調節、J.Lab.Clin.
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berger,C.、Sullivan,G.W.およびEndres,S.、
内因性アデノシンはリポ多糖刺激腫瘍壊死因子合成を減少させる、Scand.
J.Immunol.、45:132〜139、1997 10.Bouma,M.G.、Stad,R.D.、van den Wild
enberg,F.A.J.M.およびBuurman,W.A.、活性化ヒト
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Pipalova,I.、Vacek,A.、Bartonickova,A.
およびVolenec,K.、マウスにおいて細胞外アデノシンの上昇は放射保
護効果を誘導する、Radiation Reaearch、134:323〜
330、1993 12.Bajaj,S.、Insel,J.、Quagliata,F.、Hi
rschhorm,R.およびSilber.R,、アデノシンおよびアデノシ
ン類似体は、正常なリンパ球に対するよりも慢性リンパ球白血病に対してより毒
性である、Blood、62:75〜80、1983 13.Tey,H.B.、Khoo,H.E.およびTan,C.H.、アデノ
シンはヒト類表皮癌(A431)細胞における細胞増殖を調節する、Bioch
em&Biophysci.Res.Communications.、187
:1486〜1492、1992 14.Rapaport,E.、アデノシンヌクレオチドによるマウスにおける
実験的癌療法、Eur.J.Cancer Oncol.、24:1491〜1
497、1988 15.Rapaport,E.、J.Fontaine、マウスにおけるアデノ
シンヌクレオチドの抗癌活性は、赤血球ATPプールの膨張により仲介される、
Proc.Natl.Acad.Sci.、86:1662〜1666、198
9 16.Weisman,G.A.、De,B.K.、Pritchard,R.
S.およびHeppel.L.A.、形質転換細胞におけるヌクレオチド透過性
の増加に先行する外部ATPへの細胞応答、J.of Cellular.Ph
ysiol.、119:211〜219、1984 17.Heppel,L.A.、Weisman,G.A.、Friedber
g,I.、培養物中の形質転換細胞の外部ATPによる透過性上昇、Membr
ane Biology、86:189〜196、1985 18.Suprenant,A.、Rassendren,F.、Kawash
ima,E.、North,R.A.およびBuell,G.、P3Xレセプタ
ーとして同定された細胞外ATPの細胞溶解P2Zレセプター(P2X7)、S
cience、272:735〜738、1996 19.Jackson,R.C.、Ross,D.A.、Harkrader,
R.J.、Epstein,J.、抗腫瘍薬物選択性亢進の生化学的試み:アデ
ノシンによる6−チオグアニンおよび6−メルカプトプリンからの細胞の選択的
保護、Cancer Treatment Reports、64:1347〜
1353、1980 20.Gentile,P.、Epremian B.E.、化学療法の骨髄毒
性を除去する試み、CRC Critical Reviews in Onc
ology/Hematology 7:71〜87、1987 21.Epstein,J.、Preisler,H.D.、プリン塩基類似体
毒性からの正常造血幹細胞の保護:インビボ適用、Cancer Treatm
ent Reports、68:1153〜1156、1984 22.Pines,M.、Ashkenazi,A.、Cohen−Shapn
ik,N、Binder,LおよびGertler,A.、フェトモル濃度のコ
レラ毒素によるNb2細胞増殖阻害および12−O−テトラデカノイル−ホルボ
ール−13−アセテートによる効果の部分的反転、J.of Cellular
Biochem.、37:119〜129、1988。
よりなされる。
2レセプター)への結合を介して異なる生理学的プロセスを調節することが知ら
れているプリンヌクレオシドである(1、2、3)。アデノシンが細胞外効果を奏効す るという事実は、例えば、細胞によるアデノシンの取り込みを阻害するジピリダ
モールと共に与えた場合、細胞に対するアデノシンの効果が上昇したことにより
示された(4)。
の病的状況において心筋の保護に臨床的に使用されてきた(5、6)。さらに、アデ ノシンはまた、腎臓における血管収縮効果および他の血管床における血管拡張効
果の両方を有することが知られている。アデノシンはまた、血小板凝集阻害(7) ;エリスロポエチン産生を介した赤血球造血刺激(8);炎症性サイトカイン阻害 により発現する抗炎症効果の奏効(9、10);および敗血症性ショックの減少を含む
血液細胞に対する効果を有することが知られている。アデノシンはまた、放射線
治療処置の数分前(約15分)に投与すると放射線保護効果を有することが示さ
れた(11)。
。Bajajら、1983(12)は、アデノシンおよびアデノシン類似体は、リン
パ球性白血病細胞に対して毒性効果を有し、これは正常リンパ球に対する毒性効
果よりもより顕著であることに注目した。さらに、Teyら、1992(13)は、
アデノシンはヒト類表皮癌細胞において細胞増殖を調節する効果を有することを
示した。さらに、文献(14)に、非経口投与したアデニンヌクレオシド(AMP、
ADPおよびATP)はマウスにおける腫瘍発達を阻害することが注目されてい
る(15)。ATPは、形質転換細胞の透過性を増加させることが報告されているが (16、17) 、ATPは、細胞性レセプターであるP2X、P2YおよびP2Z(18) を介してその効果を奏効し、これはアデノシンがその調節効果をA1およびA2
レセプターを介して奏効するのとは異なることに注意されたい。
血球の減少、特に顆粒球(これは典型的には白血球の70%である)、特に好中
球(これは典型的には顆粒球の約90%以上を構成する)の数および相対比にお
ける減少に発現される望ましくない副作用を有する。白血球、特に好中球数の減
少を引き起こす薬物の例は、例えば癌化学療法で使用される細胞毒性薬物、神経
遮断薬(neuroleptic drug)およびその他である。白血球数の減少効果は、通常、
当分野において「白血球減少症」および好中球数減少を「好中球減少症」と呼ぶ
。白血球減少症、および特に好中球減少症の1つの主な有害効果は、日和見感染
病に対する個体の感受性の増加である。多くの症例、特に癌化学療法において、
患者は非常にしばしばその原発性疾患、すなわち癌ではなく、かかる日和見感染
病(例えば肺感染)により死亡する。従って、白血球減少症、および特に好中球
減少症の望ましくない有毒な副作用を保護または阻害可能な薬物が非常に望まし
い。Jacksonら(19)(これはGentileら(20)により再検討されてい
る)により、2つのプリン類似体(6−チオグアニンおよび6−メルカプトプリ
ン)のリンパ芽細胞および線維芽細胞に対する毒性効果は、アデノシンにより阻
害できることが示された。この効果は、アデノシンがホスホリボシルピロリン酸
(PRPP)の産生を阻害するという見解であると推定された。Jackson
らは、その研究の結論で、腫瘍および正常細胞間での異なる酵素パターンに基づ
いた、癌細胞への高い選択性を有する細胞毒性薬物の開発の可能性を指摘してい
る。Jacksonらの仕事はインビトロでのみ実施されたことに注目すべきで
あり、アデノシンをインビボで試みた場合、Epsteinら(21)により、プリ
ン類似体の毒性効果に対するインビボ保護は、約500mg/kg体重のアデノ
シンレベルで達成できることが示された。しかし、かかる巨大な用量においてア
デノシンは有毒であり、それ自体種々の副作用を有すると考えられることに注意
すべきである。
々の薬剤、並びにアデノシン系と相互作用する薬剤の新規使用に関し、これには
以下のものが含まれる:アデノシンレセプターのアゴニストおよびアンタゴニス
ト、アデノシン輸送体の阻害剤または遮断剤、並びに、アデノシン代謝に関与す
る酵素の阻害剤、例えばアデノシンキナーゼ阻害剤およびアデノシンデアミナー
ゼ阻害剤(adenosine diaminase inhibitor)。
血において白血球数、特に好中球数の増加をもたらすことが判明した。さらに、
本発明により、アデノシンは化学療法剤のいくつかの毒性効果に対する保護効果
、白血球、特に好中球数の減少(これはあるいは化学療法剤により引き起こされ
る)に対する保護効果を有することが判明した。さらに、本発明により、アデノ
シンは化学療法剤の特異的抗腫瘍活性を増強することが判明した。さらにまた、
本発明により、上記したあるアデノシン活性はアデノシン系と相互作用する種々
の薬剤により調節できることが判明した。
デノシンの全体的な効果は、治療係数の増加、すなわち、有毒な副作用を減少さ
せ、比活性を向上することであることが判明した。以下において、用語「治療係
数の増加」は、薬物の治療効果の向上、すなわち特異的標的細胞におけるその効
力の増加、または標的細胞以外の細胞に発現した望ましくない有毒な副作用の減
少、またはその両方を示すために使用する。
語「非標的細胞」は、薬物が細胞毒性副作用を保持する標的細胞以外の細胞を示
すために使用する。
、細胞毒性薬物、または2つ以上の細胞毒性薬物の組合せを含むカクテルを示す
ために使用する。
薬剤」は、細胞とアデノシンの相互作用を調節または仲介するレセプター、輸送
体または酵素と相互作用する種々の薬剤を示すことを意味する。既知の通り、細
胞外アデノシンは、とりわけA1およびA2レセプターを含む、細胞膜上の多く
のレセプターに結合できる。さらに、細胞膜は典型的には、アデノシン(並びに
他のヌクレオシド)を細胞内および外に輸送できるヌクレオシド輸送体を含む。
さらに、細胞を囲む細胞外媒体並びに細胞内において、アデノシンを代謝できる
種々の酵素が存在する。細胞外に適用したアデノシンの細胞に対する効果は、こ
れらの3つの異なる機構の組合せである(すなわち、レセプターへの結合、ヌク
レオシド輸送体を介する輸送、および酵素による分解)。本発明により、アデノ
シンは、一方で骨髄細胞に対しておよび他方では癌細胞に対して、これらの機構
(各場合において異なる機構)を介した相互作用により、異なる効果を奏効し、
従って、これらの機構を介して相互作用する薬剤の使用は、アデノシンの効果と
類似した効果またはアデノシン活性調節効果を有し得ることが判明した。アデノ
シン系と相互作用する薬剤には、レセプターアゴニストおよびアンタゴニスト、
アデノシンデアミナーゼまたはアデノシンキナーゼ阻害剤、輸送阻害剤等が含ま
れる。さらに、当業者には何の疑問もないことだが、アデノシンの使用が本発明
において好ましいが、他のヌクレオシド並びにヌクレオシド類似体もアデノシン
の効果と質的に類似の効果を得るために有効に使用し得る。以下において、本発
明は時に特にアデノシンに関して説明するが、本発明はそれに限定されず、上記
の全ての他の有効成分にも該当すると理解される。
る。1つの側面は、骨髄細胞の増殖誘導に関する。別の側面は、腫瘍細胞の増殖
阻害に関する。3番目の側面は、いくつかの薬物、特に化学療法剤の、標的細胞
、特に癌細胞に対する効力の増加に関する。4番目の側面は、ある薬物、特に化
学療法剤および神経遮断薬の治療係数を、標的細胞に対するその特異的効果の増
加により、または白血球数を減少させるその有毒な副作用の減少により、または
その両方のいずれかにより、増加させること関する。アデノシンは、本発明のか
かる全側面において有用であり、実際、好ましい有効成分であるが、一方、本発
明で考えられ得る他の有効成分は、本発明の全側面において容易に利用され得ず
、従って1つ以上の特定の側面のみと関連した使用に選択され得る。例えば、ア
デノシンレセプターアンタゴニストは、本発明の骨髄増殖誘導側面においてかか
る活性を有することが判明したので使用され得る。これに反して、アデノシンレ
セプターアンタゴニストは腫瘍細胞の増殖に対するアデノシンの阻害効果を打ち
消す効果を有することが判明し、従って、本発明の腫瘍増殖阻害側面には使用さ
れ得ない。
トロの増殖アッセイを用いて、簡単なスクリーニングに基づき選択し得る。
を示す。これらには骨髄細胞などの造血細胞、白血球、特に好中球、並びに線維
芽細胞、消化管の細胞およびその他が含まれる。以下において、細胞毒性薬物に
よる白血球数または好中球数の減少は、本明細書において、時に、それぞれ「薬
物誘導白血球減少症」または「薬物誘導好中球減少症」と呼ぶ。
症」(薬物誘導白血球減少症は初期に好中球レベル減少で発現する)を意味する
と理解される。
めに本発明の1つの側面に従って使用され得る。本発明のこの側面は、種々の臨
床状況において適用可能である。例えば、アデノシンおよび他の前記有効成分は
、例えば先天性または後天性免疫不全の場合などにおける、免疫系の減弱に起因
または関連した疾病または疾患を有する患者の処置に使用され得る。また、ある
自己免疫疾患は、免疫系の全体的減弱と関連し、前記有効成分を同様に使用し得
る。本発明のこの側面で処置し得る他の減弱した免疫系の状況は、癌の進行段階
でしばしば生じるものである。本発明のこの側面はまた、化学療法剤または神経
遮断薬物投与の結果として生じる、白血球減少症および特に好中球減少症の症例
の療法に有用である。アデノシンまたは他の前記有効成分の効果は、薬物誘導白
血球減少症と拮抗することにより、または、アデノシンを投与しない数と比較し
て、白血球の量(または数)の減少がより制限されていることにより、または時
に細胞の量が対照よりも高いレベルまで増加していることにより発現できる。
抗癌療法の枠組み内で腫瘍細胞の増殖を阻害するために使用される。
分はまた、ある標的細胞に対する細胞毒性薬物の効力、特に癌細胞に対する抗癌
化学療法剤の効力を増加するために使用し得る。この効力の増加は、一定の薬物
用量における腫瘍細胞のより顕著な破壊により、またはある治療効果を得るため
に必要とされる薬物の必要量の減少により発現できる。
ある治療薬物の治療係数の向上、特に、化学療法剤または神経遮断薬のそのそれ
ぞれの標的細胞に対する特異的治療効果と白血球減少症により発現するこれらの
薬物の有毒な副作用の間の比率を向上させるために使用する。すなわち、アデノ
シンまたはアデノシン以外のいくつかの有効成分は、薬物の効力の増加(これは
低用量の使用、処置期間の減少等が可能となることを意味し得る)、または前記
の有毒な副作用の減少、またはその両方をもたらし得る。この側面によると有効
成分は、治療薬物と組合せて投与し得、例えば前記治療薬物と1つの医薬的組成
物中に共に含まれ得る。
個体に投与することを含む治療処置法を提供する。さらに別に、本発明の各側面
において、上記した本発明の種々の側面の範囲内である、疾病または状態の治療
処置用の医薬組成物を製造するための有効成分の使用が提供される。さらに、こ
れらの各側面において、本発明は、種々の状態、疾病または疾患の処置に使用す
る医薬組成物を提供し、これは上記の側面の範囲内であり、この組成物は有効量
の前記有効成分を含む。
デノシンまたはアデノシン以外の別の前記有効成分の量を意味すると理解される
。所望の治療効果は、処置の型および形態に依存する。例えば、前記有効成分を
薬物誘導白血球減少症と拮抗させるために投与する場合、有効成分の有効量は、
個体を白血球、特に好中球数の薬物誘導減少に対して保護する量であり得;すで
に減少したレベルのかかる細胞の増加をもたらすことのできる、例えばレベルを
正常レベルまたは時にはそれ以上に回復する等の有効成分量であり得る。有効成
分を抗癌化学療法剤の効果を増強するために投与する場合、有効量は化学療法剤
処置の癌特異的毒性を増加する量;化学療法剤または薬物組合せの所望の効果を
達成するに必要な、化学療法剤または薬物組合せ量の減少、すなわち腫瘍負荷の
減少に効果的な量であり得る。有効量の例は、1日のアデノシン投与量が約10
μg/kg体重以上、好ましくは少なくとも約25μg/Kg体重;および約5
0mg/Kg体重以下、好ましくは約10mg/Kg体重以下および最も好まし
くは約1mg/Kg体重以下である。典型的には、投与するアデノシン量は、3
0〜100μg/kg体重の範囲内である。かかるアデノシン量は典型的には、
1日1回の用量で投与するが、時に1日量を1日を通じて数回量に分割し得、ま
たは、特に持続放出製剤で投与すれば、時に数日間の用量を1回量に合わせ数日
間に1回患者に投与し得る。
物は経口用組成物である。かかる組成物は液体、例えばシロップとして提供され
得;それは投与前に味のよい液体と混合する粉末または凍結乾燥物として提供さ
れ得;それは例えばカプセルまたは丸薬等の形の剤形で提供され得る。
腔内投与)に製剤化する。この実施形態による組成物は、即座に使用可能な液体
混合物として提供され得るか、またはまた使用前に食塩水または任意の他の生理
学的液体と混合する粉末または凍結乾燥物として提供され得る。
態の吸入可能な組成物として提供される。
の場合、前記有効成分の投与は、化学療法剤または神経遮断薬などの治療薬物で
処置する一定期間前、数日間前に開始し得、次いで、薬物の投与期間中も継続し
得る。かかる前投与は、例えば薬物誘導白血球減少症に対して余分の保護効果を
提供し得る。
治療薬物の投与期間中に1回または数回投与し得る。有効成分と治療薬物の組合
せ投与期間中、種々の可能な組合せ投与法が存在する。例えば:両方を毎日投与
、治療薬物を毎日投与および有効成分を数日間に1回投与;ある日に治療薬物を
投与し次いで有効成分を別の日に投与することを含む反復投与サイクル等。
せ得、かかる合わせた組成物もまた本発明の態様を構成する。
で説明する。
腺癌およびMDA−MB−468乳房腺癌)およびネズミ由来(Yacリンパ腫
、B−16メラノーマ)の腫瘍細胞系を用い、これはアメリカン・タイプ・ティ
ッシュー・カルチャー・コレクション(American Type Tiss
ue Culture Collection)、Rockvilleから購入
した。Nb211cラットリンパ腫細胞(Pinesら(19))も用いた。細胞は
慣用的に10%ウシ胎児血清を含むRPMI培地で維持した。1週間に2回、細
胞を新しく調製した培地に移した。
L/6Jマウスの大腿由来の骨髄細胞;新しく生まれたラット骨格筋細胞の一次
培養物由来の線維芽細胞を用いた。細胞を前記のように調製した(Djalde
tti,M.、Sredni,B.、Zigelman,R.、Verber,
M.およびFishman,P.、筋肉細胞は抗癌活性を有する低分子量因子を
産生する、Clin.Exp.Metastasis、14:189−196、
1996)。またL−8筋芽細胞ラット細胞系も使用し、これはATCCから購
入した。
測により監視した。Nb2−11C細胞を、細胞を、ウマ血清(Biologi
cal Industries、Beit Haemek、Israel)補足
培地に移すことにより、CMと共に一晩インキュベートして培養する前にG0/
G1期に同調した。1.2×105細胞/mlを24ウエルプレートで5%ウマ 血清を含むRPMI培地1ml中で培養し、20、10、8、6、4、2および
1μMのアデノシン(Sigma、USAから購入)を添加した。細胞増殖はヒ
ト成長ホルモン(Biotechnology General、Rehovo
t、Israel)を添加して開始し、最終濃度を2ng/mlとした。培養物
を37℃で5%CO2でインキュベートし、コールターカウンター(Coult er Counter)で48時間後に計測した。細胞増殖の阻害は以下のよう
に計算した:
ノシンを含むRPMI培地で48時間インキュベートした。インキュベートの最
後の6時間、各ウエルに1μCi[3H]−チミジンを適用した。細胞を採取し 、[3H]−チミジン取り込みをLKB液体シンチレーションカウンター(LK B、Piscataway、NJ、USA)で決定した。
度のアデノシンでインキュベートした後、顕著に阻害された。図1に見られるよ
うに、Nb2−11c細胞の増殖に対するアデノシンの効果は用量依存的である
。
て増殖阻害を誘導したが、同時に、それは3つの試験正常細胞の増殖を刺激した
(図2):全結果は対照の%として示される)。さらなる研究により、骨髄細胞
増殖(図3)に対するアデノシンの用量依存的刺激効果が判明した(ピーク活性
は約10μM)。
細胞増殖に対するアデノシンの阻害効果を打ち消す テオフィリンは、A1およびA2アデノシンレセプターの両方のアンタゴニス
トである。0.1μM濃度のテオフィリンを、4μMアデノシンの存在下でK5
62細胞の培養物に添加した。培養条件は上記と同一であった。図4で見られる
ように、アデノシンはテオフィリンの存在下で腫瘍細胞増殖を阻害したが、この
阻害効果は打ち消された。
DPCPX(アデノシンA1レセプターアンタゴニスト)およびDPSPX(ア
デノシンA2レセプターアンタゴニスト)の骨髄細胞増殖に対する効果 3つのアデノシンレセプターアンタゴニストの存在下、アデノシンの非存在下
および存在下における骨髄細胞の増殖を試験した。テオフィリン濃度は0.1μ
Mであり、DPCPXおよびDPSPXの濃度は0.01μMであった。アデノ
シン濃度は10μMであった。
の増殖に小さな増加を引き起こし、一方、骨髄細胞増殖の増加に対するはるかに
大きな効果がアデノシンの存在下で観察されたことが示される。これらの結果は
、骨髄細胞に対するアデノシンのステアレート(stearatory)効果は
、アデノシンレセプターに依存しない機構を介するようであることを実証する。
さらに、理論で縛りたくはないが、アデノシンレセプターアンタゴニスト存在下
で得られた増殖の増加は、細胞外環境に天然に存在するアデノシン、例えば内部
プールから細胞により分泌されるアデノシンが大量に遊離し、増殖刺激経路を介
して作用した結果であるようである。
ールの1つに従って処置(腹腔内注射により)した。
Mアデノシン溶液注射。6日目にマウスにシクロホスファミドを腹腔内注射した
。 3.アデノシングループ:5日間連続して1日1mlの5mMアデノシン溶液
注射。6日目にマウスに1ml食塩水を腹腔内注射した。 4.化学療法剤グループ:5日間連続して1日1mlの食塩水を注射。6日目
に6匹のマウスにシクロホスファミドを腹腔内注射した。
パラメーターを評価した。
した。細胞を分離し、計測し、増殖能力を[3H]−チミジン取り込みアッセイ により上記のように評価した。
時間後に下降した。シクロホスファミド投与前にアデノシンで5日間処置したグ
ループにおいて、白血球数はシクロホスファミド処置グループのそれよりもさら
に高かった。
試験時に実証された。アデノシンは、化学療法剤の存在下でさえ、骨髄の増殖能
力を対照以上に増加させることが分かる。
1つに従って(腹腔内注射により)処置した。
マウスにシクロホスファミドを腹腔内注射した。 3.アデノシングループ:5日間連続して1日1mlの5mMアデノシン溶液
注射。6日目にマウスに1ml食塩水を腹腔内注射した。 4.アデノシンおよび化学療法剤グループ:5日間連続して1日1mlの5m
Mアデノシン溶液注射。 以下のパラメーターを各グループについて評価した。
D)および顆粒球(GRAN)。
んど影響を及ぼさないが、白血球数の減少を引き起こすことが実証される。見て
とれるように、白血球数はアデノシン投与後に対照以上のレベルまで上昇し、ア
デノシンを化学療法剤と共に投与した場合は白血球数は対照と類似レベルを維持
した。 上記の結果により、化学療法剤は赤血球数およびヘモグロビンレベルにはほと
んど影響を及ぼさないが、白血球数の減少を引き起こすことが実証される。見て
とれるように、白血球数はアデノシン投与後に対照以上のレベルまで上昇し、ア
デノシンを化学療法剤と共に投与した場合は白血球数は対照と類似レベルを維持
した。
の効果はより顆粒球においてより優勢である。これは、化学療法剤投与後に、顆
粒球の相対比は減少し、一方、リンパ球の相対比は減少するという事実により見
ることができる。この効果はアデノシン投与時に逆転され、すなわちアデノシン
は、種々の他の型の白血球における顆粒球の増殖を引き起こすより顕著な効果を
有する。
アデノシン用量は、1日あたり約54μg/kg体重まで減少させ、ここで白血
球および末梢血顆粒球数に対する化学療法剤の毒性効果においてアデノシンは類
似の効果を有する。さらに、本発明に従って実施したさらなる実験において、そ
の保護効果を奏効するためには、化学療法剤での処置の数日間前にアデノシンで
投与することで十分であり、この効果は化学療法剤での処置の経過の間もアデノ
シンを続けて投与する必要はないことが判明した。
つの腹腔内投与により処置した。
日に1mlの食塩水投与 2.アデノシングループ:腫瘍接種日からマウスを殺滅するまで、1マウスあ
たり1日1mlの5mMアデノシン溶液投与。 3.化学療法剤グループ:腫瘍細胞接種24時間後にシクロホスファミドを1
回注射および腫瘍接種日からマウスを殺滅するまで、1マウスあたり1日1ml
の食塩水を投与。 4.化学療法剤グループおよびアデノシン:腫瘍接種24時間後にシクロホス
ファミドを1回注射および腫瘍接種日からマウスを殺滅するまで、1マウスあた
り1日1mlの5mMアデノシン溶液を投与。
を表4に要約する。
補助効果が実証される。
液の経口投与、すなわち約54μg/kg体重のアデノシンに等しい用量)を用
いて類似のプロトコールを行った。結果は図6に示す。見てとれるように、ここ
でもまた、アデノシンは化学療法剤と共同して作用し腫瘍を低く減少させる。
の処置の1つを腹腔内注射することにより処置した。
(約5μM/kg体重の用量)。 3.アデノシングループII:6日間、1日1mlの10Mアデノシン溶液注
射(約1.08μg/kg体重の用量)。 4.化学療法剤グループ:5日間連続して1日1mlの食塩水注射。6日目に
マウスにシクロホスファミドを腹腔内注射した。 5.アデノシンおよび化学療法剤グループ:5日間連続して1日1mlの10
Mアデノシン溶液注射。6日目にマウスにシクロホスファミドを腹腔内注射した
。
。
の割合を増加する効果は全くないことが示された。さらに、化学療法剤は白血球
数および顆粒球の相対比の減少を引き起こしたが、アデノシンは、完全に対照レ
ベルまでではないが全白血球数を回復でき、より重要なことには、化学療法剤に
もかかわらず、顆粒球の相対比を非常に大きく増加させた。
e)勾配を用いて10人の健康な志願者のヘパリン化血液から分別した。5×1
06単核細胞/mlを、4μMアデノシンおよび10%FCSを含むRPMI、 0.0075%のマイトジェン黄色ブドウ球菌クラウン(SAC、Calbio
chem Pansorbin)と共にまたは無しで18時間インキュベートし
た。インキュベート時間の最後に、上清を回収し、遠心し、0.22μ滅菌フィ
ルターを通して濾過し、アッセイするまで−70℃で保存した。上清におけるI
L−12レベルを、R&Dシステムの市販キットを用いて解析した。
白血病細胞を用いて標準的な4h51Cr−放出アッセイによりアッセイした。末
梢血単核細胞を、フィコール−ハイパック勾配を用いて10人の健康な志願者か
ら分離した。細胞を、96ウエル丸底プレート中、5×105細胞/ウエルの濃 度で培養し、エフェクター(E)細胞として使用した。細胞を、5%FCSを含
むRPMI中、4μMアデノシンと共に18時間プレインキュベートした。K5
62細胞を標的(T)として使用し、100μciのNa2[51Cr]O4で37
°で1時間標識した。十分に洗浄して過剰のCrを除去した後、細胞(1×10 4 )を再懸濁し、三重アッセイを用いて200μlの容量中、E:T比1:50 でエフェクター細胞と混合した。5%CO2中37℃で4時間インキュベートし た後、プレートを遠心し、上清をガンマカウンター(LKB)で計測した。NK
細胞毒性は以下の式を用いて計算した:
、それぞれアッセイ培地存在下または1%SDSの存在下で測定することにより
決定した。自然発生放出は、この実験を通して最大放出の8%以下であった。
−12産生を刺激した(図7)。別の組の実験において、アデノシンは培養系に
おいてマイトジェンの非存在下でIL−12産生を誘導した(IL−12産生の
19%刺激)。NK活性はまた、アデノシンを培養系に添加後、32%刺激され
た。アデノシンがNK活性を刺激する可能な機構の1つはNK細胞のアクチベー
ターとして知られるIL−12産生の誘導であると結論づけ得る。
ウスを殺滅し、脾臓を取りだし、単核細胞をフィコール・ハイパック勾配を用い
て分離した。NK活性は、標的としてK562細胞の代わりにYACネズミリン
パ腫細胞を使用する以外はヒトアッセイで上記したのと同じように測定した。
2つの比に見られるように、Yac標的細胞の溶解においてより強力であった(
図8)。
を説明し得る。
た効果を示すグラフ。細胞数で測定し、対照の%として示す。
グラフ。パネルAは、白血病およびリンパ腫細胞系数に対するアデノシンの効果
を示し:パネルBは、固体腫瘍数に対するアデノシンの効果を示し;パネルCは
、正常細胞に対するアデノシンの効果を示す。細胞の増殖はチミジン取り込みア
ッセイにより測定した。
(チミジン取り込みアッセイにより測定)。
の効果を示すグラフ。
を示すグラフ(暗色柱はアデノシン非存在下の骨髄の増殖を示し;明色柱はアデ
ノシンの存在下での増殖の効果を示す)。
投与、化学療法剤−シクロホスファミドの投与およびアデノシンおよび化学療法
剤の組合せ。効果は試験マウスの肺における腫瘍病巣数の計測により測定した。
よるIL−2産生に対するアデノシンのインビトロ効果を示すグラフ(対照−暗
色柱;アデノシンにさらした細胞−明色柱)。
ラフ(暗色柱−無傷マウスから得られたNK細胞;明色柱−アデノシン処置マウ
スから得られたNK細胞)。
求項16のアデノシンの使用。
Claims (35)
- 【請求項1】 血液循環において白血球レベルが低下した個人を治療するた
めの薬学的組成物であって、 アデノシン; ヌクレオシド、ヌクレオシド誘導体およびアデノシン系と相互作用する薬剤か
ら成る群から選択されるアデノシン以外の活性薬剤であって、骨髄細胞増殖誘導
において生物学的に活性であるもの;又は 若しくは、これらの活性薬剤の組み合わせ; 若しくはアデノシンと前記基質との組み合わせ から成る群から選択される活性成分を有効量含有する薬学的組成物。 - 【請求項2】 前記活性成分が、アデノシンである請求項1の薬学的組成物
。 - 【請求項3】 衰弱した免疫系を有する個人を治療するための請求項1又は
2の薬学的組成物。 - 【請求項4】 白血球レベルの低下をもたらす薬物治療を受けている個人を
治療するための請求項3の薬学的組成物。 - 【請求項5】 前記薬物が、化学療法剤又は神経遮断剤である請求項4の薬
学的組成物。 - 【請求項6】 抗癌治療のための薬学的組成物であって、 アデノシン; ヌクレオシド、ヌクレオシド誘導体およびアデノシン系において活性な薬剤か
ら成る群から選択されるアデノシン以外の活性薬剤であって、腫瘍細胞増殖阻害
において生物学的に活性であるもの;又は アデノシンと前記活性薬剤との組み合わせ から成る群から選択される活性成分を有効量含有する薬学的組成物。 - 【請求項7】 前記活性薬剤が、アデノシンである請求項6の薬学的組成物
。 - 【請求項8】 抗癌化学療法剤と組み合わせて投与するための請求項6又は
7の薬学的組成物。 - 【請求項9】 抗癌化学療法剤を含む請求項6又は7の薬学的組成物。
- 【請求項10】 前記化学療法剤の量が、化学療法剤が前記活性成分を含ま
ずに個人に投与される場合の抗癌治療において用いられる量よりも少ない請求項
8又は9の薬学的組成物。 - 【請求項11】 治療剤の治療係数を改良するために用いられる薬学的組成
物であって、前記治療剤が特異的標的細胞に作用し、かつ治療された個人の白血
球レベルの低下を引き起こす有毒な副作用を有するものである薬学的組成物にお
いて、前記組成物が、 アデノシン; ヌクレオシド、ヌクレオシド誘導体およびアデノシン系において活性な薬剤か
ら成る群から選択されるアデノシン以外の活性薬剤であって、前記治療剤の薬効
を高めるか若しくは骨髄細胞の増殖を誘導するもの;又はこれらの活性薬剤の組
み合わせ;又は アデノシンと前記薬剤との組み合わせ から成る群から選択される活性成分を有効量含有する薬学的組成物。 - 【請求項12】 前記活性成分がアデノシンである請求項11の薬学的組成
物。 - 【請求項13】 前記治療剤が、神経遮断剤又は化学療法剤である請求項1
1又は12の薬学的組成物。 - 【請求項14】 前記活性成分の効果が、前記活性成分なしで達成されるも
のと比較して、前記治療剤の投与量を高めるか、前記治療剤の投与期間を増加さ
せるか、又は治療効果を生じる前記治療剤の量を低減することを可能にすること
により発現する請求項11ないし13のいずれか1項の薬学的組成物。 - 【請求項15】 前記治療剤も含有する請求項11ないし14のいずれか1
項の薬学的組成物。 - 【請求項16】 血液循環において白血球レベルが低下した個人を治療する
方法であって、 アデノシン; ヌクレオシド、ヌクレオシド誘導体およびアデノシン系において活性な薬剤か
ら成る群から選択されるアデノシン以外の活性薬剤であって、骨髄細胞増殖誘導
において生物学的に活性であるもの、若しくはこれらの活性薬剤の組み合わせ;
又は 若しくはアデノシンと前記活性薬剤との組み合わせ から成る群から選択される活性成分を有効量個人に投与することを含む方法。 - 【請求項17】 前記活性成分が、アデノシンである請求項16の方法。
- 【請求項18】 前記治療される個人が、衰弱した免疫系を有する請求項1
6又は17の方法。 - 【請求項19】 前記治療される個人が、白血球レベルの低下をもたらす薬
物治療を受けている請求項18の方法。 - 【請求項20】 薬物により誘導された白血球減少症の治療のための請求項
19の方法。 - 【請求項21】 前記薬物が、化学療法剤又は神経遮断剤である請求項19
又は20の方法。 - 【請求項22】 癌を患う個人を治療するための方法であって、 アデノシン; ヌクレオシド、ヌクレオシド誘導体およびアデノシン系において活性な薬剤か
ら成る群から選択されるアデノシン以外の活性薬剤であって、腫瘍細胞増殖阻害
において生物学的に活性であるもの;又は アデノシンと前記活性薬剤との組み合わせ から成る群から選択される活性成分を有効量個人に投与することを含む方法。 - 【請求項23】 前記活性薬剤が、アデノシンである請求項22の方法。
- 【請求項24】 前記活性成分を抗癌化学療法剤と組み合わせて個人に投与
することを含む請求項22又は23の方法。 - 【請求項25】 前記化学療法剤の量が、化学療法剤が前記活性成分を含ま
ずに個人に投与される場合の抗癌治療において用いられる量よりも少ない請求項
24の方法。 - 【請求項26】 治療剤の治療係数を増加させるために個人を治療する方法
であって、 アデノシン; ヌクレオシド、ヌクレオシド誘導体およびアデノシン系において活性な薬剤か
ら成る群から選択されるアデノシン以外の活性薬剤であって、治療剤の薬効を高
めるか若しくは骨髄細胞の増殖を誘導するもの;又は アデノシンと前記薬剤との組み合わせ から成る群から選択される活性成分と組み合わせて前記治療剤を投与することを
含む方法。 - 【請求項27】 前記活性成分がアデノシンである請求項26の方法。
- 【請求項28】 前記治療剤が、抗癌化学療法剤である請求項26又は27
の方法。 - 【請求項29】 前記治療剤が、神経遮断剤である請求項26又は27の方
法。 - 【請求項30】 治療係数の増加が、 前記活性成分を含まない投与と比較して、当該投与量における前記治療剤の薬
効の向上、 前記治療剤の有毒な副作用の低減、又は 前記治療剤の投与持続期間の上昇 により発現する請求項26ないし29のいずれか1項の方法。 - 【請求項31】 前記治療剤が、白血球のレベルの低下において発現される
有毒な副作用を有する請求項26ないし30のいずれか1項の方法。 - 【請求項32】 血液循環における白血球レベルの低下した個人を治療する
ための薬学的組成物を製造するための、 アデノシン; ヌクレオシド、ヌクレオシド誘導体およびアデノシン系と相互作用する薬剤か
ら成る群から選択されるアデノシン以外の活性薬剤であって、骨髄細胞増殖誘導
において生物学的に活性であるもの;又は 若しくは、これらの活性薬剤の組み合わせ; 若しくはアデノシンと前記基質との組み合わせ から成る群から選択される活性成分の使用。 - 【請求項33】 抗癌治療のための薬学的組成物を製造するための、 アデノシン; ヌクレオシド、ヌクレオシド誘導体およびアデノシン系と相互作用する薬剤か
ら成る群から選択されるアデノシン以外の活性薬剤であって、骨髄細胞増殖誘導
において生物学的に活性であるもの;又は 若しくは、これらの活性薬剤の組み合わせ; 若しくはアデノシンと前記基質との組み合わせ から成る群から選択される活性成分の使用。 - 【請求項34】 特異的標的細胞に作用し、かつ治療された個人の白血球レ
ベルの低下を引き起こすことにおいて有毒な副作用を有する治療剤の治療係数を
改良するために用いられる薬学的組成物を製造するための、 アデノシン; ヌクレオシド、ヌクレオシド誘導体およびアデノシン系と相互作用する薬剤か
ら成る群から選択されるアデノシン以外の活性薬剤であって、骨髄細胞増殖誘導
において生物学的に活性であるもの;又は 若しくは、これらの活性薬剤の組み合わせ; 若しくはアデノシンと前記基質との組み合わせ から成る群から選択される活性成分の使用。 - 【請求項35】 前記活性成分が、アデノシンである請求項32ないし34
のいずれか1項の使用。
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