JP2001507706A - Ppar―ガンマ活性化物質を使用する新生細胞増殖の結果である疾病状態の処置及びこの処置に有用な組成物 - Google Patents
Ppar―ガンマ活性化物質を使用する新生細胞増殖の結果である疾病状態の処置及びこの処置に有用な組成物Info
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Abstract
(57)【要約】
本発明に従い、PPARγが新生細胞増殖の結果である種々の疾病の各々に関連する組織で一様に発現されることが見出された。外因性リガンドによるPPARγの最高活性化によって、そうでなければ新生物細胞増殖にさらされている−次細胞の末端分化が促進されることがまた見出された。本発明のもう一つの態様において、RXR−特異性リガンドがまた、PPARγ/RXRαヘテロダイマーを発現する細胞の分化を誘発する強力な薬剤であること、及び新生細胞増殖にさらされる細胞を、RXR−特異性リガンドと組合わせて、PPARγ−選択性リガンドにより同時に処置すると、分化の付加的刺激がもたらされることがまた見出された。従って、新生細胞増殖にさらされている細胞を、PPARγアゴニストにより、場合により、RXRアゴニストをさらに存在させて処置することにより、新生細胞増殖の作用を改善することができ、これによりさらなる増殖を阻止することができる。従って、新生細胞増殖の結果である種々の疾病状態の処置に有用である化合物及び組成物が同定され、本明細書に記載されている。
Description
【発明の詳細な説明】
PPAR−ガンマ活性化物質を使用する新生細胞増殖の結果である疾病状態の処
置及びこの処置に有用な組成物発明の分野
本発明は、新生細胞増殖の結果である疾病状態の処置方法に関する。もう一つ
の態様において、本発明は上記方法の実施に有用な化合物及び組成物に関する。発明の背景
新生物細胞増殖は、広く種々の病気、例えば乳癌、白血病、結腸癌、前立腺癌
及びそれらに類似の疾病の根源的病因である。新生細胞増殖を処置するための伝
統的方法には、手術、化学療法、放射線治療等、及びそれらの組合わせが含まれ
る。残念なことに、新生細胞増殖を処置するための常習的方法は、種々の望まし
くない副作用を誘発する重大な侵略的手段を必要とし、そして/又は完全応答す
るケースはごく稀である。従って、多くの患者の場合、常習的処置方法は、ほと
んど一時しのぎの方法である。
末端分化の誘発は、或る種の悪性腫瘍の常習的処置方法の有望な代替方法の代
表例である。例えば、骨髄球由来の細胞の分化及び悪性転換において重要な役割
を演じるレチノイン酸レセプターアルファ(RARα)は、急性前骨髄球性白血
病に介在する標的として用いられている。確実なこととして、全−トランス−レ
チノイン酸による分化治療法は、この疾病の標準的処置になった。この成功の観
点から、別の細胞種の増殖及び分化を調整する核レセプターはまた、分化治療用
の有力な標的でありうることが予測される。
従って、新生細胞増殖の結果である種々の疾病状態を処置するための有効で非
侵略的な方法の開発は、治療技術において格別の進歩をもたらす。発明の簡単な説明
本発明により、我々は、PPARγが新生細胞増殖の結果である種々の疾病の
各々に関連する組織で一様に発現されることを見出した。外因性リガンドによる
PPAR−γの最高活性化によって、一次細胞の末端分化が促進される(この一
次細
胞は、末端分化の促進がなければ、新生細胞増殖にさらされる)ことがまた見出
された。従って、新生細胞増殖を受ける細胞は、分化へと誘導されることができ
、それによりさらなる増殖を阻止することができる。
本発明により、RXR−特異性リガンドがまた、PPARγ/RXRαヘテロ
ダイマーを発現する細胞の分化を誘発する強力な薬剤であること、及び新生細胞
増殖にさらされる細胞を、RXR−特異性リガンドと組合わせて、PPARγ−
選択性リガンドにより同時に処置すると、分化の付加的刺激がもたらされること
が見出された。従って、本発明により、新生細胞増殖の結果である種々の疾病状
態の処置に有用な化合物及び組成物が同定された。図面の簡単な説明
図1は、PPARγ及び/又はRXRに対する種々のリガンドで処置されたH
L−60細胞の増殖の増殖曲線を示している。この図面において、中白円印は、
対照(リガンドが付加されていない)を表わし、中黒円印は、9−シスレチノイ
ン酸(9−シスRA)の投与を表わし、中白四角印は、LG268の投与を表わ
し、中黒四角印は、プロスタグランジンJ2の投与を表わし、そして×印は、L
G268及びPG−J2の組合わせ投与を表わす。
図2は、PPARγ及び/又はRXRに対する種々のリガンドで処置された場
合のHL−60細胞の細胞周期分析を示している。この図面において、各グラフ
の黒色の部分は、G1期における細胞集団の割合を表わし、各グラフの白色部分
は、S期における細胞集団の割合を表わし、そして各グラフの斜線部分は、G2
期における細胞集団の割合を表わす。発明の詳細な説明
本発明に従い、PPARγを発現する細胞の新生細胞増殖の結果である疾病状
態にある対象の処置方法が提供され、この方法は、上記細胞に対する新生細胞増
殖の作用を改善するのに有効な量の治療性組成物を、対象に投与することを含み
、この治療性組成物は、調剤用の医薬として許容される担体中に少なくとも1種
のPPARγ活性化物質を含有する。本発明の実施に使用される治療性組成物は
また任意に、少なくとも1種のレチノイドXレセプター(RXR)選択的アゴニ
ストをまた含有してもよい。本発明の方法はまた、予防的処置、すなわちPPA
R
γを発現する細胞の新生細胞増殖の結果である疾病状態の発症の防止に使用する
こともできる。
種々の疾病状態がPPARγを発現する細胞の新生細胞増殖の結果であること
が見出されており、従って、本発明により処置(及び/又は予防)することがで
きる。このような疾病状態には、例えば乳癌、骨髄球性白血病、結腸癌、前立腺
癌、脂肪肉腫及びそれらに類似するものが含まれる。
種々のPPARγ活性化物質が、本発明の実施に使用するのに適している。す
なわち、例えば、ヘテロ原子を含有する環状基(例えば、チアゾリジンジオン)
を少なくとも1個有する芳香族化合物、PPARγ−選択性プロスタグランジン
類が、及びそれらに類似するものが本発明の実施に使用できるものと見做される
。
本発明の実施に使用できるものと見做される代表的PPARγ活性化物質は、
ヘテロ原子含有環状基を少なくとも1個有する芳香族化合物を包含する。このよ
うな化合物は、下記一般構造式Iにより広く表わすことができる:
式中、
X1、X2、X3、X4、X5及びX6はそれぞれ独立して、炭素、窒素、酸素又は
硫黄であり、ただし環を形成する原子のうちの少なくとも3個は炭素であり、
R1は、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル
、置換アルキニル、アリール、置換アリール、アルキルアリール、置換アルキル
アリール、アルケニルアリール、置換アルケニルアリール、アルキニルアリール
、置換アルキニルアリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アリー
ルアルケニル、置換アリールアルケニル、アリールアルキニル、置換アリールア
ルキニル、ポリ(アルキレンオキシド)、置換ポリ(アルキレンオキシド)、ポ
リ
(アルキレンスルフィド)、置換ポリ(アルキレンスルフィド)、ポリ(アルキ
レンアミン)、置換ポリ(アルキレンアミン)、−OR、−SR又はNR2であ
り、ここで各Rは独立して、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケ
ニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、アルキルアリー
ル、置換アルキルアリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ポリ(
アルキレンオキシド)、置換ポリ(アルキレンオキシド)、ポリ(アルキレンス
ルフィド)、置換ポリ(アルキレンスルフィド)、ポリ(アルキレンアミン)又
は置換ポリ(アルキレンアミン)である;ただしR1は好ましくは、2個から1
5個までの範囲の炭素原子を有する;
R2は、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アル
キニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、アルキルアリール、置換ア
ルキルアリール、アルケニルアリール、置換アルケニルアリール、アルキニルア
リール、置換アルキニルアリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、
アリールアルケニル、置換アリールアルケニル、アリールアルキニル、置換アリ
ールアルキニル、オキシアルキル、ポリ(アルキレンオキシド)又は置換ポリ(
アルキレンオキシド)である;ただしR2は好ましくは、1個から約15個まで
の範囲の炭素原子を有する;
R3は、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、アルコキシ、低級アルキル、置換低級
アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル又は置換アルキニルである
;ただしR3は好ましくは、0個から約6個までの範囲の炭素原子を有する;
R4は、水素、ホルミル、アシル、低級アルキル又は置換低級アルキルである
;ただしR4は好ましくは、0個から約4個までの範囲の炭素原子を有する;
R5は、水素、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アルキル、置換低級アルキ
ル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル又はハロゲンで
ある;ただしR5は好ましくは、0個から約6個までの範囲の炭素原子を有する
;そして
R6は、水素、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アルキル、置換低級アルキ
ル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル又はハロゲンで
ある;ただしR6は好ましくは、0個から約6個までの範囲の炭素原子を有する
。
構造式Iの中心環が、多くの異なる芳香族構造又は擬似芳香族構造のいずれか
一つ、例えばベンゼン環、ピリジン環、ピラジン、オキサジン及びそれらに類似
したものとなり得ることは当業者にとって明白である。
本明細書で使用されているものとして、「低級アルキル」は、約1個から4個
までの範囲の炭素原子を有する直鎖状又は分枝鎖状アルキル基を表わし;「アル
キル」は、約1個から12個までの範囲の炭素原子を有する直鎖状又は分枝鎖状
アルキル基を表わし;「置換アルキル」は、1個又は2個以上の置換基、例えば
ヒドロキシ、アルコキシ(低級アルキル基の)、メルカプト(低級アルキル基の
)、ハロゲン、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、アミノ、カルボキシル、
カルバメート、スルホニル、スルホンアミド、ヘテロ原子含有環状基、置換ヘテ
ロ原子含有環状基及びそれらに類似のものをさらに有するアルキル基を表わす。
本明細書で使用されているものとして、「アルケニル」は、少なくとも1個の
炭素−炭素二重結合を有し、かつ約2個から12個までの範囲の炭素原子を有す
る直鎖状又は分枝鎖状のヒドロカルビル基を表わし、そして「置換アルケニル」
は、1個又は2個以上の上記置換基をさらに有するアルケニル基を表わす。
本明細書で使用されているものとして、「アルキニル」は、少なくとも1個の
炭素−炭素三重結合を有し、かつ約2個から12個までの範囲の炭素原子を有す
る直鎖状又は分枝鎖状のヒドロカルビル基を表わし、そして「置換アルケニル」
は、1個又は2個以上の上記置換基をさらに有するアルキニル基を表わす。
本明細書で使用されているものとして、「アリール」は、6個から14個まで
の範囲の炭素原子を有する芳香族基を表わし、そして「置換アリール」は、1個
又は2個以上の上記置換基をさらに有するアリール基を表わす。
本明細書で使用されているものとして、「アルキルアリール」は、アルキル置
換アリール基を表わし、そして「置換アルキルアリール」は、1個又は2個以上
の上記置換基をさらに有するアルキルアリール基を表わす。
本明細書で使用されているものとして、「アルケニルアリール」は、アルケニ
ル置換アリール基を表わし、そして「置換アルケニルアリール」は、1個又は2
個以上の上記置換基をさらに有するアルケニルアリール基を表わす。
本明細書で使用されているものとして、「アルキニルアリール」は、アルキニ
ル置換アリール基を表わし、そして「置換アルキニルアリール」は、1個又は2
個以上の上記置換基をさらに有するアルキニルアリール基を表わす。
本明細書で使用されているものとして、「アリールアルキル」は、アリール置
換アルキル基を表わし、そして「置換アリールアルキル」は、1個又は2個以上
の上記置換基をさらに有するアリールアルキル基を表わす。
本明細書で使用されているものとして、「アリールアルケニル」は、アリール
置換アルケニル基を表わし、そして「置換アリールアルケニル」は、1個又は2
個以上の上記置換基をさらに有するアリールアルケニル基を表わす。
本明細書で使用されているものとして、「アリールアルキニル」は、アリール
置換アルキニル基を表わし、そして「置換アリールアルキニル」は、1個又は2
個以上の上記置換基をさらに有するアリールアルキニル基を表わす。
本明細書で使用されているものとして、「ポリ(アルキレンオキシド)」は、
下記一般構造を有する化合物を表わす:
−[(CR’2)X−O]Y−H
(式中、各R’は独立して、水素又は低級アルキルであり、xは、1から約4ま
での範囲にあり、そしてyは、2から約8までの範囲にある);
「置換ポリ(アルキレンオキシド)」は、1個又は2個以上の上記置換基をさら
に有するポリ(アルキレンオキサイド)基を表わす。
本明細書で使用されているものとして、「ポリ(アルキレンスルフィド)」は
、下記一般構造を有する化合物を表わす:
−[(CR’2)X−S]Y−H
(式中、各R’、x及びyは、上記定義のとおりである);
「置換ポリ(アルキレンスルフィド)」は、1個又は2個以上の上記置換基をさ
らに有するポリ(アルキレンスルフィド)基を表わす。
本明細書で使用されているものとして、「ポリ(アルキレンアミン)」は、下
記一般構造を有する化合物を表わす:
−[(CR’2)X−N(R’)]Y−H
(式中、各R’、x及びyは、上記定義のとおりである);
「置換ポリ(アルキレンアミン)」は、1個又は2個以上の上記置換基をさらに
有するポリ(アルキレンアミン)基を表わす。
本明細書で使用されているものとして、「アシル」は、アルキル−カルボニル
種を表わす。
本明細書で使用されているものとして、「ハロゲン」又は「ハロ」は、フッ素
置換基、塩素置換基、臭素置換基又はヨウ素置換基を表わす。
本発明の好適態様において、式I中の「R1」は、下記基から選択される:
−Yn−(CR”R”)m−Z、
−Yn−(CR”R”)m'−O−(CR”R”)m'−Z、
又は
−Yn−(CR”R”)m"−N(R''')−(CR”R”)m"−Z
(各式中、
Yは、−O−又は−S−であり、
nは、0又は1であり、
各R”は独立して、水素、低級アルキル、置換低級アルキル、ヒドロキシ、低
級アルコキシ、チオアルキル、ハロゲン、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ
、アミノ、カルボキシル、カルバメート、スルホニル又はスルホンアミドであり
、
R'''は、水素、低級アルキル又は置換アルキルであり、
mは、1から15までの範囲にあり、
各m’は、独立して、1から8までの範囲にあり、
各m”は、独立して、0から12までの範囲にあり、そして
Zは、ヘテロ原子含有環状基、置換ヘテロ原子含有環状基、シアノ、ニトロ、
アミノ、カルバメート、−ORa(ここで、Raは、H、アルキル、アルケニル、
アルキニル、アシル又はアリールである)、−C(O)Rb(ここで、Rbは、H
、アルキル、置換アルキル、アルコキシ、アルキルアミノ、アルケニル、置換ア
ルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、アリールオ
キシ、アリールアミノ、アルキルアリール、置換アルキルアリール、アルケニル
アリール、置換アルケニルアリール、アルキニルアリール、置換アルキニルアリ
ール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アリールアルケニル、置換ア
リールアルケニル、アリールアルキニル、置換アリールアルキニル、ヘテロ環
状基、置換ヘテロ環状基又はトリフルオロメチルである)、−CO2Rc(ここで
、Rcは、H、アルキル、アルケニル、アルキニル又はアリールである)、−S
Ra、−S(O)Ra、−S(O)2Ra又は−S(O)2NHRa(ここで、各Ra
は上記定義のとおりである)などである)。
本明細書で使用されているものとして、「ヘテロ原子含有環状基」は、環構造
の一部として1個又は2個以上のヘテロ原子(例えば、N、O、Sなど)を含有
し、そして1個から約14個までの範囲の炭素原子を有する環状基(例えば、5
−、6−又は7−員環含有基)を表わし、そして「置換ヘテロ原子含有環状基」
は、1個又は2個以上の上記置換基をさらに有するヘテロ環状基を表わす。ヘテ
ロ原子含有環状基の例には、フラン、チオフェン、ピロール、ピラゾール、ジア
ゾール、トリアゾール、テトラゾール、ジチオール、オキサチオール、オキサゾ
ール、イソオキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、オキサジアゾール、オ
キサトリアゾール、ジオキサゾール、オキサチアゾール、ピラン、ピロン、ジオ
キシン、ピリジン、ピリミジン、ピラジン、ピリダジン、ピペラジン、ジアジン
、トリアジン、オキサジン、イソオキサジン、オキサチアジン、オキサジアジン
、モルホリン、アゼピン、オキセピン、チオピン、ジアゼピン、ベンゾチアゾー
ル、チアゾリジンジオン及びそれらに類似のものが包含される。
本発明は、新生細胞増殖に付随する疾病状態の処置に広く関係するものである
が、構造Iがチアゾリジンジオニル基である場合、脂肪肉腫の処置は上記処置に
包含されない。
ここで、Zは、ヘテロ原子含有環状基から選択されるのが好ましく、多ヘテロ
原子含有環状基は、特に好適である。当業者は、本明細書に記載されているよう
な、「ヘテロ原子含有環状基」の定義内に包含される多くの基を容易に同定する
ことができる。多ヘテロ原子含有環状基、例えばピラゾール、ジアゾール、トリ
アゾール、テトラゾール、ジチオール、オキサチオール、オキサゾール、イソオ
キサゾール、チアゾール、イソチアゾール、オキサジアゾール、オキサトリアゾ
ール、ジオキサゾール、オキサチアゾール、ピリダジン、ピペラジン、ジアジン
、トリアジン、オキサジン、イソオキサジン、オキサチアジン、オキサジアジン
、モルホリン、ジアゼピン、チアゾリジンジオン及びそれらに類似のものは、特
に
好適である。
本発明の実施に用いられる特に好ましい化合物は、式I中に存在する「R1」
が、下記基である化合物である:
−Yn−(CH2)X−Z
(式中、Yは、−O−又は−S−であり、
nは、0又は1であり、
xは、2から12までの範囲にあり、そして
Zは、トリアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、オキサトリア
ゾリル基、ジオキサゾリル基、オキサチアゾリル基、トリアジニル基、イソオキ
サジニル基、オキサチアジニル基、オキサジアジニル基、チアゾリジンジオニル
基等である)。
ここで、好適なR1の種は、−O(CH2)4−[テトラゾリニル基]及び−O
−(CH2)y−チアゾリデンジオニル基(ここで、yは、約2から8までの範囲
にある)を包含する。
本発明のもう一つの好適態様において、式I中の「R2」は、メチル、エチル
、プロピル、ブチル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ及びそれらに
類似のものである。
本発明のさらにもう一つの好適態様において、式I中の「R3」は、水素、ヒ
ドロキシ、アルコキシなどである。
本発明のさらにもう一つの好適態様において、式I中の「R4」は、ホルミル
、アシル、チアゾリデンジオニル基などである。
本発明のさらにもう一つの好適態様において、式I中の「R5」は、水素であ
る。
本発明のさらにもう一つの好適態様において、式I中の「R6」は、水素であ
る。
本発明のさらにもう一つの好適態様において、式I中のR2、R3、R4、R5及
びR6(R1に加え)の少なくとも一つは、水素ではない。特に好ましくは、R2
、R3、R4、R5及びR6(R1に加え)の少なくとも2個は水素ではない。R1幹
鎖に対してx、m又は(m’+m”)の合計が、6よりも小さいか、又は
6に等しい場合、構造式Iの環上に複数の置換基が存在すると、特に好ましい。
本発明の実施に意図される好適化合物種は、
R1が、−O(CH2)4−[テトラゾリニル基]又は−O(CH2)y−チアゾ
リデンジオニル基(ここで、yは、約2から8までの範囲にある)であり、
R2が、水素又は低級アルキルであり、
R3が、水素又はアルコキシであり、
R4が、アシル又はチアゾリデンジオニル基であり、そして
R5及びR6がそれぞれ、水素である、
化合物を包含する。
上記化合物は、当業者に周知であるような種々の合成方法を用いて容易に製造
することができる。例えば、上記化合物の多くは、化学的又は酵素的に製造する
ことができる。
本発明の実施に意図される好適PPARγ活性化物質はまた、PPAR−γ選
択性プロスタグランジン化合物又はプロスタグランジン様化合物を包含する。こ
のようなプロスタグランジン化合物には、プロスタグランジン−J2族の化合物
の一員(例えば、プロスタグランジン−J2、△12−プロスタグランジン−J2又
は15−デオキシ−△12,14−プロスタグランジン−J2)、プロスタグランジン
−D2族の化合物の一員(例えば、プロスタグランジン−D2)、又はそれらの先
駆化合物、及び下記構造式IIを有する化合物が含まれる:
(式中、
Aは、環のα−又はβ−位置の水素又は脱離基から選択され、あるいはAは、
環のCαとCβとの間に二重結合が存在する場合、存在せず;
Xは、2個から15個までの範囲の炭素原子を有するアルキル、置換アルキル
、
アルケニル、置換アルケニル、アルキニル又は置換アルキニルであり;そして
Qは、2個から15個までの範囲の炭素原子を有するアルキル、置換アルキル
、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル又は置換アルキニルである)。
本明細書で使用されているものとして、「脱離基」は、先駆化合物から、例え
ばE2脱離条件下における求核置換などにより容易に取り除くことができる官能
基を表わす。このような基の例には、ヒドロキシ基、アルコキシ基、トシレート
、ブロシレート、ハロゲンなどが包含される。
本明細書で使用されているものとして、「シクロアルキル」は、約3個から8
個までの範囲の炭素原子を有する環状環含有基を表わし、そして「置換シクロア
ルキル」は、1個又は2個以上の上記置換基をさらに有するシクロアルキル基を
表わす。
本明細書で使用されているものとして、「ヘテロ環状基」は、その環構造の一
部分として、1個又は2個以上のヘテロ原子(例えば、N、O、Sなど)を含有
し、そして3個から14個までの範囲の炭素原子を有する環状基(すなわち、環
含有基)を表わし、そして「置換ヘテロ環状基」は、1個又は2個以上の上記置
換基をさらに有するヘテロ環状基を表わす。
本発明の好ましい態様において、式II中に存在する「X」は、下記基から選
択される:
−(CRR)m−Z’
−(CRR)m'−C(R)=C(R)−(CRR)m'−Z’、
又は
−(CRR)m"−C≡C−(CRR)m"−Z’
(式中、
各Rは独立して、H、低級アルキル、置換低級アルキル、ヒドロキシ、低級ア
ルコキシ、チオアルキル、ハロゲン、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、ア
ミノ、カルボキシル、カルバメート、スルホニル又はスルホンアミドであり、
mは、1から15までの範囲にあり、
各m’は独立して、1から12までの範囲にあり、ただしアルケニル基の総鎖
長さは、炭素原子15個を越えない、
各m”は独立して、0から12までの範囲にあり、ただしアルキニル基の総鎖
長さは、炭素原子15個を越えない、そして
Z’は、極性のヘテロ原子含有置換基である)。
当業者は、極性のヘテロ原子(すなわち、O、N、Sなど)含有置換基である
Z’の要件を満たす多くの基を容易に同定することができる。従って、Z’は、
シアノ、ニトロ、アミノ、カルバメート、又は下記構造を有する置換基から選択
され得る:
−CH2OR’(ここで、R’は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、
アシル、アリールなどである)、
−C(O)R”(ここで、R”は、H、アルキル、置換アルキル、アルコキシ
、アルキルアミノ、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル
、アリール、置換アリール、アリールオキシ、アリールアミノ、アルキルアリー
ル、置換アルキルアリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ヘテロ
環状基、置換ヘテロ環状基又はトリフルオロメチルである)、
−CO2R'''(ここで、R'''は、H、アルキル、アルケニル、アルキニルな
どから選択される)、
−SR’、−S(O)R’、−S(O)2R’又は−S(O)2NHR’(ここ
で、各R’は、上記定義のとおりである)。
本発明の実施に際して使用される特に好適な化合物は、式IIにおいて、「X
」が、下記基である化合物である:
−CRR−C(R)=C(R)−(CRR)m−Z’
(式中、
各Rは独立して、H、低級アルキル、置換低級アルキル、ヒドロキシ、アルコ
キシ(低級アルキル基の)、ハロゲン、トリフルオロメチル、アミノ、カルボキ
シル又はスルホニルから選択され、
mは、1から6までの範囲にあり、そして
Z’は、−CH2OH、−CH2OAc、−CO2H、−CO2Me又は−CO2
Etから選択される)。
本発明のもう一つの好適態様において、式II中の「Q」は、下記基から選択
される:
=C(R)−[C(R)=C(R)]n−(CRR)n'−Z” (III)
=C(R)−[C≡C]n"−(CRR)n'−Z” (IIIA)
=C(R)−CRR−CR(R’)−(CRR)n'−Z” (IV)
−[C(R)=C(R)]n−(CRR)n'−Z” (V)
又は
−[C≡C]n−(CRR)n'−Z” (VA)
(各式中、
各Rは独立して、上記定義のとおりであり、
各R’は独立して、H、低級アルキル、置換低級アルキル又は脱離基であり、
Z”は、H、低級アルキル又は置換低級アルキルであり、
nは、0から4までの範囲にあり、
n’は、2から12までの範囲にあり、そして
n”は、1から3までの範囲にある)。
本発明における使用が意図される特に好適な化合物は、式II中の「Q」が、
下記基から選択される化合物を包含する:
=C(R)−C(R)=C(R)−(CRR)n'−Z” (III)
=C(R)−CRR−CR(R’)−(CRR)n'−Z” (IV)
又は
−C(R)=C(R)−CR(R’)−(CRR)n'−Z” (V)
(各式中、
各R及び各R’は独立して、上記定義のとおりであり、
Z”は、H、低級アルキル又は置換低級アルキルであり、そして
n’は、1から6までの範囲にある)。
本発明の実施に使用される目下、最も好適な化合物は、式II中の「Q」が、
下記基である化合物:
=C(R)−C(R)=C(R)−(CRR)n'−Z” (III)
(式中、
各Rは、H、低級アルキル又は置換低級アルキルであり、
nは、1であり、
n’は、約2から6までの範囲にあり、そして
Z”は、H又は低級アルキルである);
あるいは式II中の存在する「Q」が、下記基である化合物:
=C(R)−CRR−CR(R’)−(CRR)n'−Z” (IV)
又は
−C(R)=C(R)−CR(R’)−(CRR)n'−Z” (V)
(各式中、
各Rは、H、低級アルキル又は置換低級アルキルであり、
各R’は、H、低級アルキル又はヒドロキシ基であり、
nは1であり、
n’は約2から6までの範囲にあり、そして
Z”は、H又は低級アルキルである);
を包含する。
上記構造式に関連して、プロスタクランジン−D2(Pg−D2)は、式II
(上記のとおり)で表わされ、この式において、Aは9−OHであり、QはVで
あり、各Rは水素であり、R’はヒドロキシであり、Z’は、−CO2Hであり
、mは3であり、Z”はメチルであり、nは1であり、そしてn’は4である;
プロスタクランジン−J2(Pg−J2)は、式IIで表わされ、この式におい
て、Aは存在しておらず、QはVであり、各Rは水素であり、R’はヒドロキシ
であり、Z’は−CO2Hであり、mは3であり、Z”はメチルであり、nは、
1であり、そしてn’は4である;△12−プロスタクランジン−J2(△12−P
g−J2)は、式IIで表わされ、この式において、Aは存在しておらず、Qは
IVであり、各Rは水素であり、R’はヒドロキシであり、Z’は−CO2Hで
あり、mは3であり、Z”はメチルであり、nは1であり、そしてn’は4であ
る;15−デオキシ−△12,14−プロスタクランジン−J2(15−デオキシ−△12,14
−Pg−J2)は、式IIで表わされ、この式において、Aは存在してお
らず、QはIIであり、各Rは水素であり、Z’は−CO2Hであり、mは3で
あり、Z”はメチルであり、nは1であり、そしてn’は4である。
上記化合物は、当業者に周知である種々の合成方法を用いて容易に製造するこ
とができる。例えば、上記化合物の多くは、天然産生先駆物質である、アラキド
ン酸から、化学的に又は酵素的に製造することができる。
本発明の実施に際して使用できるものと見做されるRXR選択性リガンドは、
置換安息香酸又はその誘導体(例えば、置換ベンゾエート)、置換ニコチン酸又
はその誘導体(例えば、置換ニコチネート)、置換カルボキシル化フラン及びそ
れらに類似のものを包含する。本発明で使用できるものと見做される代表的アゴ
ニストは、4−[1−(3,5,5,8,8−ペンタメチル−5,6,7,8−
テトラヒドロ−2−ナフチル)エテニル]安息香酸、4−[1−(5,5,8,
8−テトラメチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−ナフチル)エテニル]
安息香酸の1,3−プロピレングリコールケタール、メチル 4−[(3,8,
8−トリメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)カルボ
ニル]ベンゾエート、メチル 4−[(3,5,5−トリメチル−5,6,7,
8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)カルボニル]ベンゾエート、メチル4
−[(1,1,2,3,3,6−ヘキサメチリンダン−5−イル)カルボニル]
ベンゾエート、メチル 6−[(3,5,5,8,8−ペンタメチル−5,6,
7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)カルボニル]ニコチネート、メチ
ル 4−[1−(3,8,8−トリメチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−2
−ナフタレン−2−イル)エテニル]ベンゾエート、メチル 4−[1−(3,
5,5−トリメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)エ
テニル]ベンゾエート、メチル 4−[1−(1,1,2,3,3,6−ヘキサ
メチリンダン−5−イル)エテニル]ベンゾエート、メチル 6−[1−(3,
5,5,8,8−ペンタメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2
−イル)エテニル]ニコチネート、4−[1−(3,8,8−トリメチル−5,
6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)エテニル]安息香酸、4−[
1−(3,5,5−トリメチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−ナフタレ
ン−2−イル)エテニル]安息香酸、4−[1−(1,1,2,3,3,6−ヘ
キサメチリンダン−5−イル)エテニル]安息香酸、6−[1−(3,5,5,
8,8−ペンタメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イ
ル)エテニル]ニコチン酸、メチル 4−[1−メチル−1−(3,5,5,8
,8−ペンタメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)エ
テニル]ベンゾエート、4−[2−メチル−1−(3,5,5,8,8−ペンタ
メチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)エチル]安息香
酸、4−[1−メチル−1−(3,5,5,8,8−ペンタメチル−5,6,7
,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)エチル]安息香酸、4−[1−(3
,5,5,8,8−ペンタメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−
2−イル)エチル]安息香酸、メチル 4−[1−(3,5,5,8,8−ペン
タメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)シクロプロピ
ル]ベンゾエート、メチル 4−[2−(3,5,5,8,8−ペンタメチル−
5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)オキシラニル]ベンゾエ
ート、メチル 6−[1−(3,5,5,8,8−ペンタメチル−5,6,7,
8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)シクロプロピル]ニコチネート、4−
[1−(3,5,5,8,8−ペンタメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナ
フタレン−2−イル)シクロプロピル]安息香酸、4−[2−(3,5,5,8
,8−ペンタメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)オ
キシラニル]安息香酸、6−[1−(3,5,5,8,8−ペンタメチル−5,
6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)シクロプロピル]ニコチン酸
(当技術分野で、この化合物はまた、「LG268」と称される)、3,5,5
,8,8−ペンタメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−オー
ル、メチル 4−[(3,5,5,8,8−ペンタメチル−5,6,7,8−テ
トラヒドロナフタレン−2−イル)メチル]ベンゾエート、メチル 4−[(3
,5,5,8,8−ペンタメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−
2−イル)オキシ]ベンゾエート、4−[(3,5,5,8,8−ペンタメチル
−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)メチル]安息香酸、4
−[(3,5,5,8,8−ペンタメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフ
タレン−2−イル)オキシ]安息香酸、メチル 2−[(3,5,5,8,8−
ペンタメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)カルボニ
ル]ベンゾエート、メチル 3−[(3,5,5,8,8−ペンタメチル−5,
6,7,8
−テトラヒドロナフタレン−2−イル)カルボニル]ベンゾエート、2−[(3
,5,5,8,8−ペンタメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−
2−イル)カルボニル]安息香酸、3−[(3,5,5,8,8−ペンタメチル
−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)カルボニル]安息香酸
、AGN191701と称されるカルボキシル化フラン誘導体(Mol.and
Cell.Biol.,15:第3540〜3551頁(1995年)参照)
等を包含する。
ここで、本発明で使用が意図される好適なRXR選択性アゴニストは、6−[
1−(3,5,5,8,8−ペンタメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフ
タレン−2−イル)シクロプロピル]ニコチン酸(LG268)及び4−[1−
(3,5,5,8,8−ペンタメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレ
ン−2−イル)エテニル]安息香酸を包含する。
本発明のもう一つの態様に従い、新生細胞の増殖がペルオキシソーム プロリ
フェレーター活性化レセプター−ガンマ(PPAR−γ)により仲介される当該
増殖を調節する方法が提供され、この方法は、上記細胞と、上記増殖の調節に有
効な組成物とを接触させることを含む。この組成物は、少なくとも1種のPPA
R−γ活性化物質を調剤上許容される担体中に含有する。
本明細書で使用されているものとして、「調節」の用語は、PPARγに対す
るモデュレーターの、直接に(リガンドとしてレセプターに結合することにより
)若しくは間接的に(リガンドの先駆体として、又は先駆体からのリガンド生成
を促進するインデューサーとして)、ホルモン発現制御下に維持される遺伝子(
1種又は2種以上)の発現を誘発する能力、又はこのような制御下に維持される
遺伝子(1種又は2種以上)の発現を抑制する能力を意味する。
本明細書で使用されているものとして、「PPARγにより仲介されるプロセ
ス」の表現は、本明細書に記載されているPPAR−γアゴニストに対して応答
するレセプター又はレセプターの組合わせにより仲介される、生物学的、生理学
的、内分泌学的、及びその他の身体プロセスを表わす(例えば、脂質−蓄積細胞
を生成する細胞分化、種々の細胞種における細胞分化を誘発する細胞分化など)
。このようなプロセスの調節を、インビトロ又はインビボで
達成することができる。インビボ調節は、広範囲の哺乳動物対象、例えばヒト、
ネズミ類、ヒツジ、ブタ、ウシ等で行うことができる。
本明細書で使用されているものとして、「……調節に有効な……量」の表現は
、所望の効果を達成するのに充分に高い濃度の循環をもたらすのに充分な化合物
(又は組成物)のレベルを表わす。このような濃度は、典型的に、約10nMか
ら2μMまでの範囲であり、約100nMから500nMまでの範囲の濃度が好
適である。上記したように、上記構造式I及びIIの定義内に入る各種化合物の
活性は、相当に変化し得るので、そしてまた各対象には、症状の重篤度に広い変
化が存在することがあるので、処置に対する対象の応答の判断、及び、それに従
う用量の変更は、医師にまかせられる。
本発明の実施に使用することができるものと見做されるPPAR−γ選択性ア
ゴニスト(任意に、RXR選択性アゴニストと組合わされる)は、インビトロ用
途及びインビボ用途の両方で使用することができる。インビボ用途の場合、上記
化合物は、投薬用に調剤上許容される製剤中に配合されてもよい。本発明の実施
に使用することができるものと見做される化合物を使用する場合、適当な用量の
レベルは、当業者が容易に決定することができる。
本発明のもう一つの態様に従い、少なくとも1種のPPAR−γ選択性活性化
物質(上記定義のとおり)及び少なくとも1種のレチノイドXレセプター(RX
R)選択性アゴニストを、任意に調剤上許容される担体中に含有する組成物を提
供する。代表的な調剤上許容される担体は、経口投与、血管投与、皮下投与、筋
肉内投与、皮内投与等に適する担体を包含する。クリーム、ローション、錠剤、
分散性粉末、顆粒、シロップ、エレキシル、無菌水性又は非水性溶液、及び懸濁
液又はエマルジョン等の形態による投与が考えられる。
経口液体を製造する場合、適当な担体は、湿潤剤、乳化剤及び懸濁剤、スイー
トニング、香味料及び香料等の添加剤を含有してもよく、エマルジョン、溶液、
懸濁液、シロップ等を含む。
非経口投与用の流体を製造する場合、適当な担体は、無菌水性溶液若しくは非
水性溶液、懸濁液又はエマルジョンを包含する。非水性溶剤又は媒質の例には、
プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、植物油(例えばオリーブ油及
びトウモロコシ油)、ゼラチン及び注射可能な有機エステル(例えばオレイン酸
エチル)がある。このような投与剤型はまた、保存剤、湿潤剤、乳化剤及び分散
剤等の助剤を含有してもよい。これらは、例えばバクテリア保有フィルターを通
す濾過により、組成物中に殺菌剤を配合することにより、組成物を放射線照射す
ることにより、又は組成物を加熱することにより、殺菌することができる。これ
らはまた、使用の直前に、無菌水の形態に、又はその他の無菌の注射可能な媒質
の形態に調製することもできる。
ここで、本発明を下記の非制限的例によりさらに詳細に説明する。
例1
各種リガンドの存在下におけるHL−60細胞の増殖
HL−60細胞のプレートを、2×105細胞/mlの密度で形成し、次いで
、
100nM 9−シスレチノイン酸(9−シスRA;これは、RAR及びRX
Rの両方に活性である)、
100nM LG268(これは、RXR選択性である)、
3μM プロスタグランジンJ2(PG−J2;これは、PPARγ活性であ
る)、又は
100nMのLG268と3μMのPG−J2との組合わせ、
により処理した。
図1に示されているように、培養の3日後、5日後又は7日後に、細胞の数を
測定した。
この結果は、9−シスRAは単独で、及びPG−J2は単独で、それぞれ細胞
増殖を抑制し、一方、LG268は単独でかろうじて細胞分化促進能力のみを有
することを示している。しかしながら、PG−J2とLG268とを組合わせる
と、細胞増殖の増強された抑制能力を示す。
例2
各種リガンドの存在下に増殖させた場合のHL−60細胞の細胞周期分析
HL−60細胞のプレートを、2×105細胞/mlの密度で形成し、次いで
、
100nM 9−シスレチノイン酸(9−シスRA;これは、RAR及びRX
Rの両方に活性である)、
100nM LG268(これは、RXR選択性である)、
3μM プロスタグランジンJ2(PG−J2;これは、PPARγ活性であ
る)、又は
100nMのLG268と3μMのPG−J2との組合わせ、
により処理した。
細胞周期分析は、流動細胞計測による標準DNA含量測定法を用いて、3日目
に行った。この結果が、図2にグラフで表わされており、そして表1にまとめら
れている:
これらの結果は、9−シスRA(すなわち、RXRγ経路の誘発)又はPG−
J2(すなわち、PPARγ経路の誘発)のどちらかによる処理が、細胞周期進
行を抑制し、G1期の細胞の蓄積に導くことを示している。
LG268とPG−J2との組合わせによるHL−60細胞の処理は、相乗効
果をもたらし、これによりG1期に増加数の細胞が蓄積される。
例3
PPARγ及びRXRγに対するリガンドで処理した場合のHL−60及びT HP−1白血病細胞における分化の相乗的誘発
HL−60及びTHP−1白血病細胞を、2×105 細胞/mlの密度で接
種し、10%の木炭蒸留した(charcoal−stripped)ウシ胎児
血清含有RPMIにおいて培養した。これらの細胞を、媒質単独、又は10nM
のAM580、100nMのLG268、若しくは3μM 15−デオキシ−△
12,14−プロスタグランジンJ2で処理した。5日後、細胞を、単核細胞−
特異性分化抗原CD14に対するモノクローナル抗体とともにインキュベートし
、次いでベクトン ディキンソン(Becton Dickinson)FAC
Scanを用いて流動細胞係数法により分析した。各培養物の平均蛍光を、表2
に示す。
表2に示されているデータを検討すると、PPARγアゴニスト(例えば、P
G−J2)及びRXRアゴニスト(例えば、LG268)の組合わせが、分化マ
ーカーに応答するHL−60細胞及びTHP−1細胞の割合を劇的に増加させる
ことが判る。
本発明を、そのある好適態様を用いて詳細に説明したが、修正及び変更が、本
明細書に記載され、クレームされているものの真意及び視野の範囲内にあるもの
と理解されるべきである。
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フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF
,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,
SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M
W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY
,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM
,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,
CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E
S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID
,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,
LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M
G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT
,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,
TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,V
N,YU,ZW
(72)発明者 ナジイ,ラスズロ
アメリカ合衆国 カリフォルニア,サン
ディエゴ,カーメル クリード ロード
112570 ナンバー79
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. PPAR−γを発現する細胞の新生細胞増殖の結果である疾病状態にある 対象の処置方法であって、上記細胞に対する新生細胞増殖の作用を改善するのに 有効な量の治療性組成物を、上記対象に投与することを含み、この治療性組成物 が、少なくとも1種のPPAR−γ活性化物質を調剤用の医薬上で許容される担 体中に含有する、上記処置方法。 2. 上記PPAR−γを発現する細胞が、癌性乳房細胞である、請求項1に記 載の方法。 3. 上記PPAR−γを発現する細胞が、骨髄球性白血病細胞である、請求項 1に記載の方法。 4. 上記PPAR−γを発現する細胞が、癌性結腸細胞である、請求項1に記 載の方法。 5. 上記PPAR−γを発現する細胞が、癌性前立腺細胞である、請求項1に 記載の方法。 6. 上記PPAR−γ活性化物質が、PPAR−γ選択性プロスタグランジン 若しくはプロスタグランジン様化合物、あるいはそれらの先駆物質である、請求 項1に記載の方法。 7. 上記PPAR−γ選択性プロスタグランジンが、プロスタグランジン−J2 、プロスタグランジン−D2、又はそれらの先駆物質である、請求項6に記載の 方法。 8. 上記プロスタグランジン−J2が、プロスタグランジン−J2、△12−プロ スタグランジン−J2又は15−デオキシ−△12,14−プロスタグランジン−J2 である、請求項7に記載の方法。 9. 上記PPAR−γ活性化物質が、下記構造式Iを有する、請求項1に記載 の方法: 式中、 X1、X2、X3、X4、X5及びX6はそれぞれ独立して、炭素、窒素、酸素又は 硫黄であり、ただし環を形成する原子のうちの少なくとも3個は炭素であり、 R1は、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル 、置換アルキニル、アリール、置換アリール、アルキルアリール、置換アルキル アリール、アルケニルアリール、置換アルケニルアリール、アルキニルアリール 、置換アルキニルアリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アリー ルアルケニル、置換アリールアルケニル、アリールアルキニル、置換アリールア ルキニル、ポリ(アルキレンオキシド)、置換ポリ(アルキレンオキシド)、ポ リ(アルキレンスルフィド)、置換ポリ(アルキレンスルフィド)、ポリ(アル キレンアミン)、置換ポリ(アルキレンアミン)、−OR、−SR又はNR2で あり、ここで各Rは独立して、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アル ケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、アルキルアリ ール、置換アルキルアリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ポリ (アルキレンオキシド)、置換ポリ(アルキレンオキシド)、ポリ(アルキレン スルフィド)、置換ポリ(アルキレンスルフィド)、ポリ(アルキレンアミン) 又は置換ポリ(アルキレンアミン)であり; R2は、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アル キニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、アルキルアリール、置換ア ルキルアリール、アルケニルアリール、置換アルケニルアリール、アルキニルア リール、置換アルキニルアリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、 アリールアルケニル、置換アリールアルケニル、アリールアルキニル、置換アリ ールアルキニル、オキシアルキル、ポリ(アルキレンオキシド)又は置換ポリ( アルキレンオキシド)であり; R3は、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、アルコキシ、低級アルキル、置換低級 アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル又は置換アルキニルであり ; R4は、水素、ホルミル、アシル、低級アルキル又は置換低級アルキルであり ; R5は、水素、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アルキル、置換低級アルキ ル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル又はハロゲンで あり;そして R6は、水素、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アルキル、置換低級アルキ ル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル又はハロゲンで ある。 10.式I中の「R1」が、下記基である、請求項9に記載の方法: −Yn−(CR”R”)m−Z、 −Yn−(CR”R”)m'−O−(CR”R”)m'−Z 又は −Yn−(CR”R”)m"−N(R''')−(CR”R”)m"−Z (各式中、 Yは−O−又は−S−であり、 nは0又は1であり、 R”は独立して、水素、低級アルキル、置換低級アルキル、ヒドロキシ、低級 アルコキシ、チオアルキル、ハロゲン、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、 アミノ、カルボキシル、カルバメート、スルホニル又はスルホンアミドであり; R'''は、水素、低級アルキル又は置換アルキルであり; mは、1から15までの範囲にあり; 各m’は独立して、1から8までの範囲にあり; 各m”は独立して、0から12までの範囲にあり;そして Zは、ヘテロ原子含有環状基、置換ヘテロ原子含有環状基、シアノ、ニトロ、 アミノ、カルバメート、−ORa(ここで、Raは、H、アルキル、アルケニル、 アルキニル、アシル又はアリールである)、−C(O)Rb(ここで、Rbは、H 、アルキル、置換アルキル、アルコキシ、アルキルアミノ、アルケニル、置換ア ルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、アリールオ キシ、アリールアミノ、アルキルアリール、置換アルキルアリール、アルケニル アリール、置換アルケニルアリール、アルキニルアリール、置換アルキニルアリ ール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アリールアルケニル、置換ア リールアルケニル、アリールアルキニル、置換アリールアルキニル、ヘテロ環状 基、置換ヘテロ環状基又はトリフルオロメチルである)、−CO2Rc(ここで、 Rcは、H、アルキル、アルケニル、アルキニル又はアリールである)、−SRa 、−S(O)Ra、−S(O)2Ra又は−S(O)2NHRa(ここで、各Raは上 記定義のとおりである)である。 11.Zが、多ヘテロ原子含有環状基又は置換多ヘテロ原子含有環状基である、 請求項10に記載の方法。 12.Zが、フラン、チオフェン、ピロール、ピラゾール、ジアゾール、トリア ゾール、テトラゾール、ジチオール、オキサチオール、オキサゾール、イソオキ サゾール、チアゾール、イソチアゾール、オキサジアゾール、オキサトリアゾー ル、ジオキサゾール、オキサチアゾール、ピラン、ピロン、ジオキシン、ピリジ ン、ピリミジン、ピラジン、ピリダジン、ピペラジン、ジアジン、トリアジン、 オキサジン、イソオキサジン、オキサチアジン、オキサジアジン、モルホリノ、 アゼピン、オキセピン、チオピン、ジアゼピン、ベンゾチアゾール又はチアゾリ ジンジオンである、請求項10に記載の方法。 13.Zが、ピラゾール、ジアゾール、トリアゾール、テトラゾール、ジチオー ル、オキサチオール、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イソチア ゾール、オキサジアゾール、オキサトリアゾール、ジオキサゾール、オキサチア ゾール、ピリダジン、ピペラジン、ジアジン、トリアジン、オキサジン、イソオ キサジン、オキサチアジン、オキサジアジン、モルホリン、ジアゼピン又はチア ゾリジンジオンである、請求項10に記載の方法。 14.式I中の「R1」が、下記基である、請求項9に記載の方法: −Yn−(CH2)x−Z (式中、 Yは、−O−又は−S−であり、 nは、0又は1であり、 xは2から12までの範囲にあり、そして Zはチアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、オキサトリアゾリ ル基、ジオキサゾリル基、オキサチアゾリル基、トリアジニル基、イソオキサジ ニル基、オキサチアジニル基、オキサジアジニル基又はチアゾリジンジオニル基 である)。 15.上記治療性組成物が、少なくとも1種のレチノイドXレセプター(RXR )選択性アゴニストをさらに含有する、請求項1に記載の方法。 16.上記レチノイドXレセプター(RXR)選択性アゴニストが、置換安息香 酸若しくはその誘導体、置換ニコチン酸若しくはその誘導体、又は置換カルボキ シル化フランである、請求項15に記載の方法。 17.上記レチノイドXレセプター(RXR)選択性アゴニストが、6−[1− (3,5,5,8,8−ペンタメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレ ン−2−イル)シクロプロピル]ニコチン酸(LG268)である、請求項15 に記載の方法。 18.上記レチノイドXレセプター(RXR)選択性アゴニストが、4−[1− (3,5,5,8,8−ペンタメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレ ン−2−イル)エテニル]安息香酸である、請求項15に記載の方法。 19.新生細胞の増殖を調節する方法であって、この増殖がペルオキシソームプ ロリフェレーター活性化レセプター−ガンマ(PPAR−γ)により仲介される ものであり、上記方法は、上記細胞を上記増殖を調節するのに有効な組成物と接 触させることを含み、この組成物が少なくとも1種のPPAR−γ活性化物質を 調剤上許容される担体中に含有するものである、上記方法。 20.上記組成物が、少なくとも1種のレチノイドXレセプター(RXR)選択 性アゴニストをさらに含有する、請求項19に記載の方法。 21.上記レチノイドXレセプター(RXR)選択性アゴニストが、置換安息香 酸若 しくはその誘導体、置換ニコチン酸若しくはその誘導体、又は置換カルボキシル 化フランである、請求項20に記載の方法。 22.上記レチノイドXレセプター(RXR)選択性アゴニストが、6−[1− (3,5,5,8,8−ペンタメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレ ン−2−イル)シクロプロピル]ニコチン酸(LG268)である、請求項20 に記載の方法。 23.上記レチノイドXレセプター(RXR)選択性アゴニストが、4−[1− (3,5,5,8,8−ペンタメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレ ン−2−イル)エテニル]安息香酸である、請求項20に記載の方法。 24.上記新生細胞が、癌性乳房細胞、骨髄球性白血病細胞、癌性結腸細胞又は 癌性前立腺細胞である、請求項19に記載の方法。 25.少なくとも1種のPPAR−γ選択性活性化物質及び少なくとも1種のレ チノイドXレセプター(RXR)選択性アゴニストを含有する組成物。 26.上記PPAR−γ選択性活性化物質が、プロスタグランジン若しくはプロ スタグランジン様化合物、又はそれらの先駆物質である、請求項25に記載の組 成物。 27.上記PPAR−γ選択性活性化物質が、プロスタグランジン−J2、プロ スタグランジン−D2、又はそれらの先駆物質である、請求項26に記載の組成 物。 28.上記プロスタグランジン−J2が、プロスタグランジン−J2、△12−プロ スタグランジン−J2又は15−デオキシ−△12,14−プロスタグランジン−J2 である、請求項27に記載の組成物。 29.上記PPAR−γ活性化物質が、下記構造式Iを有する、請求項25に記 載の組成物: 式中、 X1、X2、X3、X4、X5及びX6はそれぞれ独立して、炭素、窒素、酸素又は 硫黄であり、ただし環を形成する原子のうちの少なくとも3個は炭素であり、 R1は、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル 、置換アルキニル、アリール、置換アリール、アルキルアリール、置換アルキル アリール、アルケニルアリール、置換アルケニルアリール、アルキニルアリール 、置換アルキニルアリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アリー ルアルケニル、置換アリールアルケニル、アリールアルキニル、置換アリールア ルキニル、ポリ(アルキレンオキシド)、置換ポリ(アルキレンオキシド)、ポ リ(アルキレンスルフィド)、置換ポリ(アルキレンスルフィド)、ポリ(アル キレンアミン)、置換ポリ(アルキレンアミン)、−OR、−SR又はNR2で あり、ここで各Rは独立して、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アル ケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、アルキルアリ ール、置換アルキルアリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、ポリ (アルキレンオキシド)、置換ポリ(アルキレンオキシド)、ポリ(アルキレン スルフィド)、置換ポリ(アルキレンスルフィド)、ポリ(アルキレンアミン) 又は置換ポリ(アルキレンアミン)であり; R2は、水素、アルキル、置換アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アル キニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、アルキルアリール、置換ア ルキルアリール、アルケニルアリール、置換アルケニルアリール、アルキニルア リール、置換アルキニルアリール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、 アリールアルケニル、置換アリールアルケニル、アリールアルキニル、置換アリ ールアルキニル、オキシアルキル、ポリ(アルキレンオキシド)又は置換ポリ( アルキレンオキシド)であり; R3は、水素、ヒドロキシ、ハロゲン、アルコキシ、低級アルキル、置換低級 アルキル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル又は置換アルキニルであり ; R4は、水素、ホルミル、アシル、低級アルキル又は置換低級アルキルであり ; R5は、水素、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アルキル、置換低級アルキ ル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル又はハロゲンで あり;そして R6は、水素、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アルキル、置換低級アルキ ル、アルケニル、置換アルケニル、アルキニル、置換アルキニル又はハロゲンで ある。 30.式I中の「R1」が、下記基である、請求項29に記載の組成物: −Yn−(CR”R”)m−Z、 −Yn−(CR”R”)m'−O−(CR”R”)m'−Z 又は −Yn−(CR”R”)m"−N(R''')−(CR”R”)m"−Z (各式中、 Yは−O−又は−S−であり、 nは0又は1であり、 各R”は独立して、水素、低級アルキル、置換低級アルキル、ヒドロキシ、低 級アルコキシ、チオアルキル、ハロゲン、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ 、アミノ、カルボキシル、カルバメート、スルホニル又はスルホンアミドであり ; R'''は、水素、低級アルキル又は置換アルキル mは、1から15までの範囲にあり; 各m’は独立して、1から8までの範囲にあり; 各m”は独立して、0から12までの範囲にあり;そして Zは、ヘテロ原子含有環状基、置換ヘテロ原子含有環状基、シアノ、ニトロ、 アミノ、カルバメート、−ORa(ここで、Raは、H、アルキル、アルケニル、 アルキニル、アシル又はアリールである)、−C(O)Rb(ここで、Rbは、H 、アルキル、置換アルキル、アルコキシ、アルキルアミノ、アルケニル、置換ア ルケニル、アルキニル、置換アルキニル、アリール、置換アリール、アリールオ キシ、アリールアミノ、アルキルアリール、置換アルキルアリール、アルケニル アリール、置換アルケニルアリール、アルキニルアリール、置換アルキニルアリ ール、アリールアルキル、置換アリールアルキル、アリールアルケニル、置換 アリールアルケニル、アリールアルキニル、置換アリールアルキニル、ヘテロ環 状基、置換ヘテロ環状基又はトリフルオロメチルである)、−CO2Rc(ここで 、Rcは、H、アルキル、アルケニル、アルキニル又はアリールである)、−S Ra、−S(O)Ra、−S(O)2Ra又は−S(O)2NHRa(ここで、各Ra は上記定義のとおりである)である。 31.Zが、多ヘテロ原子含有環状基又は置換多ヘテロ原子含有環状基である、 請求項30に記載の組成物。 32.Zが、フラン、チオフェン、ピロール、ピラゾール、ジアゾール、トリア ゾール、テトラゾール、ジチオール、オキサチオール、オキサゾール、イソオキ サゾール、チアゾール、イソチアゾール、オキサジアゾール、オキサトリアゾー ル、ジオキサゾール、オキサチアゾール、ピラン、ピロン、ジオキシン、ピリジ ン、ピリミジン、ピラジン、ピリダジン、ピペラジン、ジアジン、トリアジン、 オキサジン、イソオキサジン、オキサチアジン、オキサジアジン、モルホリノ、 アゼピン、オキセピン、チオピン、ジアゼピン、ベンゾチアゾール又はチアゾリ ジンジオンである、請求項30に記載の組成物。 33.Zが、ピラゾール、ジアゾール、トリアゾール、テトラゾール、ジチオー ル、オキサチオール、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イソチア ゾール、オキサジアゾール、オキサトリアゾール、ジオキサゾール、オキサチア ゾール、ピリダジン、ピペラジン、ジアジン、トリアジン、オキサジン、イソオ キサジン、オキサチアジン、オキサジアジン、モルホリン、ジアゼピン又はチア ゾリジンジオンである、請求項30に記載の組成物。 34. 式I中の「R1」が、下記基である、請求項29に記載の組成物: −Yn−(CH2)x−Z (式中、 Yは−O−又は−S−であり、 nは0又は1であり、 xは、2から12までの範囲にあり、そして Zは、チアゾリル基、テトラゾリル基、オキサジアゾリル基、オキサトリアゾ リル基、ジオキサゾリル基、オキサチアゾリル基、トリアジニル基、イソオキサ ジニル基、オキサチアジニル基、オキサジアジニル基又はチアゾリジンジオニル 基である)。 35.上記レチノイドXレセプター(RXR)選択性アゴニストが、置換安息香 酸若しくはその誘導体、置換ニコチン酸若しくはその誘導体、又は置換カルボキ シル化フランである、請求項25に記載の組成物。 36.上記レチノイドXレセプター(RXR)選択性アゴニストが、6−[1− (3,5,5,8,8−ペンタメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレ ン−2−イル)シクロプロピル]ニコチン酸(LG268)である、請求項35 に記載の組成物。 37.上記レチノイドXレセプター(RXR)選択性アゴニストが、4−[1− (3,5,5,8,8−ペンタメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレ ン−2−イル)エテニル]安息香酸である、請求項35に記載の組成物。
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