JP2001353462A - フローコータの往復塗装方法及び装置 - Google Patents
フローコータの往復塗装方法及び装置Info
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05C—APPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05C11/00—Component parts, details or accessories not specifically provided for in groups B05C1/00 - B05C9/00
- B05C11/10—Storage, supply or control of liquid or other fluent material; Recovery of excess liquid or other fluent material
- B05C11/1039—Recovery of excess liquid or other fluent material; Controlling means therefor
Landscapes
- Coating Apparatus (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】比較的少量の塗装物を1人の作業者でも能率良
くフローコータ塗装できる塗装方法及び装置を提供す
る。また、複数の反応形の塗料を各々のヘッドから流下
させてフローコータ塗装した場合に、塗装物の表面で2
層となった主剤と硬化剤が必ずしも十分に混合できない
ため硬化が不充分となってしまう問題を解決し、良好な
反応塗膜を1人の作業者でも能率良く得ることができる
塗装方法及び装置を提供する。 【解決手段】塗料カーテンの下をくぐらせて塗装した塗
装物をセンサーで検知し、コンベアを反転運転させて塗
装された塗装物を再度塗料カーテンの下をくぐらせて往
復塗装する。
くフローコータ塗装できる塗装方法及び装置を提供す
る。また、複数の反応形の塗料を各々のヘッドから流下
させてフローコータ塗装した場合に、塗装物の表面で2
層となった主剤と硬化剤が必ずしも十分に混合できない
ため硬化が不充分となってしまう問題を解決し、良好な
反応塗膜を1人の作業者でも能率良く得ることができる
塗装方法及び装置を提供する。 【解決手段】塗料カーテンの下をくぐらせて塗装した塗
装物をセンサーで検知し、コンベアを反転運転させて塗
装された塗装物を再度塗料カーテンの下をくぐらせて往
復塗装する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフローコータを用い
て塗装物をコンベア上で搬送し、流下する塗料カーテン
の下を往復させて往復塗装する塗装方法及び塗装装置に
関するものである。
て塗装物をコンベア上で搬送し、流下する塗料カーテン
の下を往復させて往復塗装する塗装方法及び塗装装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フローコータ塗装は100m/分
前後の速度で運転される入口コンベアに塗装物を載せて
出口コンベアに移動させ、入口コンベアと出口コンベア
との間で流下する塗料カーテンの下をくぐらせることに
よって、高速で薄膜塗装が可能な高能率塗装方法であ
る。また、塗装物に塗布されなかった塗料は樋からポン
プの塗料容器に回収されて循環して塗布されて、スプレ
ー塗装のような塗料飛散がほとんど発生することがない
ことから作業環境も汚れが少なく、また塗料カスの発生
も少ない優れた塗装方法である。
前後の速度で運転される入口コンベアに塗装物を載せて
出口コンベアに移動させ、入口コンベアと出口コンベア
との間で流下する塗料カーテンの下をくぐらせることに
よって、高速で薄膜塗装が可能な高能率塗装方法であ
る。また、塗装物に塗布されなかった塗料は樋からポン
プの塗料容器に回収されて循環して塗布されて、スプレ
ー塗装のような塗料飛散がほとんど発生することがない
ことから作業環境も汚れが少なく、また塗料カスの発生
も少ない優れた塗装方法である。
【0003】図5はフローコータ塗装の模式図で、入口
コンベア1はローラ3a・4aで運転され、出口コンベ
ア2はローラ3b・4bで運転されている。入口コンベ
ア1と出口コンベア2の中間にはヘッド6から塗料カー
テン7が流下していて、塗装物12がコンベア1で搬送
されて塗装物12aのように塗料カーテン7によって塗
装され、塗装された塗装物12bとして出口コンベア2
に移送される。塗装に使用されない塗料カーテン7は樋
5によって塗料容器8に回収される。塗料容器8内の塗
料8aはポンプ9によってフィルター11を経由してヘ
ッド6へ送られ循環する。
コンベア1はローラ3a・4aで運転され、出口コンベ
ア2はローラ3b・4bで運転されている。入口コンベ
ア1と出口コンベア2の中間にはヘッド6から塗料カー
テン7が流下していて、塗装物12がコンベア1で搬送
されて塗装物12aのように塗料カーテン7によって塗
装され、塗装された塗装物12bとして出口コンベア2
に移送される。塗装に使用されない塗料カーテン7は樋
5によって塗料容器8に回収される。塗料容器8内の塗
料8aはポンプ9によってフィルター11を経由してヘ
ッド6へ送られ循環する。
【0004】しかし、高能率な塗装方法であるために一
般的には入口コンベア1に塗装物12を載せる作業者と
出口コンベアで塗装された塗装物12bを受け取る作業
者の2名が必要である。このため、フローコータ塗装は
2名の作業者で比較的多量の塗装物を連続的に能率良く
塗装する用途に多く使用されてきて、1名の作業者が比
較的少量の塗装物を能率良く塗装する用途には適してい
なかった。また、図3のようにフローコータ塗装におい
て主剤と硬化剤のような2種類の塗料を2個所のヘッド
から各々流下させ、各々の塗料カーテンの下を連続して
くぐらせて塗装物の表面に主剤と硬化剤を重ねて塗布す
る場合、図4(A)のように塗装物の表面で2層となっ
た主剤と硬化剤が必ずしも十分に混合できないため硬化
が不充分となってしまう問題を有していた。
般的には入口コンベア1に塗装物12を載せる作業者と
出口コンベアで塗装された塗装物12bを受け取る作業
者の2名が必要である。このため、フローコータ塗装は
2名の作業者で比較的多量の塗装物を連続的に能率良く
塗装する用途に多く使用されてきて、1名の作業者が比
較的少量の塗装物を能率良く塗装する用途には適してい
なかった。また、図3のようにフローコータ塗装におい
て主剤と硬化剤のような2種類の塗料を2個所のヘッド
から各々流下させ、各々の塗料カーテンの下を連続して
くぐらせて塗装物の表面に主剤と硬化剤を重ねて塗布す
る場合、図4(A)のように塗装物の表面で2層となっ
た主剤と硬化剤が必ずしも十分に混合できないため硬化
が不充分となってしまう問題を有していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、比較的少量
の塗装物を1人の作業者でも能率良くフローコータ塗装
できる塗装方法及び装置を提供する。また、複数の反応
形の塗料を各々のヘッドから流下させてフローコータ塗
装した場合に、塗装物の表面で2層となった主剤と硬化
剤が必ずしも十分に混合できないため硬化が不充分とな
ってしまう問題を解決し、良好な反応塗膜を1人の作業
者でも能率良く得ることができる塗装方法及び装置を提
供することを目的とする。
の塗装物を1人の作業者でも能率良くフローコータ塗装
できる塗装方法及び装置を提供する。また、複数の反応
形の塗料を各々のヘッドから流下させてフローコータ塗
装した場合に、塗装物の表面で2層となった主剤と硬化
剤が必ずしも十分に混合できないため硬化が不充分とな
ってしまう問題を解決し、良好な反応塗膜を1人の作業
者でも能率良く得ることができる塗装方法及び装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明ではコンベア上に載せて搬送する塗装物を
流下する塗料カーテンの下を通過させて塗装するフロー
コータによる塗装において、該塗料カーテンの下を前記
塗装物が通過し終わるとコンベアを自動的に反転運転さ
せ、該塗装物を前記塗料カーテンの下を逆方向に通過さ
せて再度塗装することを特徴とするフローコータの往復
塗装方法とした。この塗装方法を実施する塗装装置とし
て、前記塗装物が前記塗料カーテンの下を通過し終わっ
たことを確認する塗装完了検知手段からの信号によって
前記コンベアを停止させるとともに逆方向に反転運転さ
せ、該塗装物を前記塗料カーテンの下を逆方向に通過さ
せて再度塗装することを特徴とするフローコータの往復
塗装装置とした。
めに、本発明ではコンベア上に載せて搬送する塗装物を
流下する塗料カーテンの下を通過させて塗装するフロー
コータによる塗装において、該塗料カーテンの下を前記
塗装物が通過し終わるとコンベアを自動的に反転運転さ
せ、該塗装物を前記塗料カーテンの下を逆方向に通過さ
せて再度塗装することを特徴とするフローコータの往復
塗装方法とした。この塗装方法を実施する塗装装置とし
て、前記塗装物が前記塗料カーテンの下を通過し終わっ
たことを確認する塗装完了検知手段からの信号によって
前記コンベアを停止させるとともに逆方向に反転運転さ
せ、該塗装物を前記塗料カーテンの下を逆方向に通過さ
せて再度塗装することを特徴とするフローコータの往復
塗装装置とした。
【0007】また、前記塗装物が入口コンベアに投入さ
れたことを確認する投入検知手段が該塗装物を検知する
とコンベアを始動させ、前記塗料カーテンの下を逆方向
に通過して再塗装された該塗装物を再塗装完了検知手段
が検知するとコンベアを停止させることを特徴とするフ
ローコータの往復塗装装置とした。そして、検知手段と
して、前記塗装完了検知手段と前記再塗装完了検知手段
の両方あるいは一方が前記塗料カーテンの下を通過し終
わった前記塗装物を検知する検知センサーであること、
または前記塗装完了検知手段と前記再塗装完了検知手段
の両方あるいは一方が前記塗料カーテンの下を通過する
前記塗装物を検知する検知センサーと時間遅延制御とを
組み合わせた制御であることを特徴としている。さら
に、複数の塗料カーテンの下を通過させて塗装すること
を特徴とフローコータの往復塗装装置とした。
れたことを確認する投入検知手段が該塗装物を検知する
とコンベアを始動させ、前記塗料カーテンの下を逆方向
に通過して再塗装された該塗装物を再塗装完了検知手段
が検知するとコンベアを停止させることを特徴とするフ
ローコータの往復塗装装置とした。そして、検知手段と
して、前記塗装完了検知手段と前記再塗装完了検知手段
の両方あるいは一方が前記塗料カーテンの下を通過し終
わった前記塗装物を検知する検知センサーであること、
または前記塗装完了検知手段と前記再塗装完了検知手段
の両方あるいは一方が前記塗料カーテンの下を通過する
前記塗装物を検知する検知センサーと時間遅延制御とを
組み合わせた制御であることを特徴としている。さら
に、複数の塗料カーテンの下を通過させて塗装すること
を特徴とフローコータの往復塗装装置とした。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に基づいて
詳細に説明する。図1の実施例は入口コンベア1と出口
コンベア2の各々の長さが塗装物12の長さよりも十分
に長い場合に適用できる方法で、塗装完了検知手段とし
て出口コンベア2の出口側に出口センサー13を設けた
例である。図1(A)において、塗装物12が入口コン
ベア1に投入されるとヘッド6の下を通過して塗料カー
テン7で塗装され、塗装物12bとして出口コンベア2
に移送されて、出口コンベア2の出口側に設けられた出
口センサー13が塗装物12bを検知すると、入口コン
ベア1と出口コンベア2を停止させる。次に、図1
(B)のように出口コンベア2と入口コンベア1とを反
転運転させることによって、塗装物12bを再度塗料カ
ーテン7をくぐらせて塗装し、往復塗装された塗装物1
2dとして入口コンベア1側で受け取ることができるよ
うに制御している。この場合では再度、入口コンベア1
と出口コンベア2とを作業者がスイッチ(図示せず)等
の操作で送り方向に運転することで、塗装を開始でき
る。
詳細に説明する。図1の実施例は入口コンベア1と出口
コンベア2の各々の長さが塗装物12の長さよりも十分
に長い場合に適用できる方法で、塗装完了検知手段とし
て出口コンベア2の出口側に出口センサー13を設けた
例である。図1(A)において、塗装物12が入口コン
ベア1に投入されるとヘッド6の下を通過して塗料カー
テン7で塗装され、塗装物12bとして出口コンベア2
に移送されて、出口コンベア2の出口側に設けられた出
口センサー13が塗装物12bを検知すると、入口コン
ベア1と出口コンベア2を停止させる。次に、図1
(B)のように出口コンベア2と入口コンベア1とを反
転運転させることによって、塗装物12bを再度塗料カ
ーテン7をくぐらせて塗装し、往復塗装された塗装物1
2dとして入口コンベア1側で受け取ることができるよ
うに制御している。この場合では再度、入口コンベア1
と出口コンベア2とを作業者がスイッチ(図示せず)等
の操作で送り方向に運転することで、塗装を開始でき
る。
【0009】図2は他の実施例で、投入検知手段として
入口センサー14を入口コンベア1の入り口側に配設し
た例である。当初、入口コンベア1と出口コンベア2は
停止していて、作業者が塗装物12を入口コンベア1に
載せようとして入口センサー14が塗装物12を検知す
ると、入口コンベア1と出口コンベア2とが送り方向に
運転を開始して塗装物12を搬送する。そして、塗料カ
ーテン7で塗装された塗装物12bを出口センサー13
が検知すると、入口コンベア1と出口コンベア2を停止
させる。次に、出口コンベア2と入口コンベア1とを反
転運転させることによって、塗装物12bを再度塗料カ
ーテン7をくぐらせて塗装し、往復塗装された塗装物1
2dを入口センサー14が検知すると入口コンベア1と
出口コンベア2を停止させるように制御する。この場
合、入口センサー14からの信号を再塗装完了検知手段
の機能も有するように利用している。
入口センサー14を入口コンベア1の入り口側に配設し
た例である。当初、入口コンベア1と出口コンベア2は
停止していて、作業者が塗装物12を入口コンベア1に
載せようとして入口センサー14が塗装物12を検知す
ると、入口コンベア1と出口コンベア2とが送り方向に
運転を開始して塗装物12を搬送する。そして、塗料カ
ーテン7で塗装された塗装物12bを出口センサー13
が検知すると、入口コンベア1と出口コンベア2を停止
させる。次に、出口コンベア2と入口コンベア1とを反
転運転させることによって、塗装物12bを再度塗料カ
ーテン7をくぐらせて塗装し、往復塗装された塗装物1
2dを入口センサー14が検知すると入口コンベア1と
出口コンベア2を停止させるように制御する。この場
合、入口センサー14からの信号を再塗装完了検知手段
の機能も有するように利用している。
【0010】しかし、図2(A)において入口コンベア
1と出口コンベア2の長さが塗装物12よりも十分に長
くない場合には、塗装物12bの後部が塗料カーテン7
を抜けきらないうちに出口センサー13が塗装物12b
を検知してしまうと、完全に塗装が完了していないにも
かかわらず出口コンベア2と入口コンベア1とを反転運
転させてしまう。同様に、完全に再塗装が完了していな
いにもかかわらず往復塗装された塗装物12dを入口セ
ンサー14が検知検知してしまうとと入口コンベア1と
出口コンベア2を停止させてしまう。この結果、塗装不
良が発生してしまう不具合点を有していた。
1と出口コンベア2の長さが塗装物12よりも十分に長
くない場合には、塗装物12bの後部が塗料カーテン7
を抜けきらないうちに出口センサー13が塗装物12b
を検知してしまうと、完全に塗装が完了していないにも
かかわらず出口コンベア2と入口コンベア1とを反転運
転させてしまう。同様に、完全に再塗装が完了していな
いにもかかわらず往復塗装された塗装物12dを入口セ
ンサー14が検知検知してしまうとと入口コンベア1と
出口コンベア2を停止させてしまう。この結果、塗装不
良が発生してしまう不具合点を有していた。
【0011】この対策実施例1を図2にて説明する。図
2(A)で、出口センサー13が塗装物12bを検知し
てから時間遅延制御によって設定した時間T1が経過後
に入口側コンベアと該出口側コンベアを停止させるよう
に制御することによって、塗装物12bの後部が塗料カ
ーテン7を抜けきってから出口コンベア2と入口コンベ
ア1とを反転運転させることができる。また、図2
(B)において往復塗装された塗装物12dを入口セン
サー14が検知検知してから、時間遅延制御によって設
定した時間T2が経過後に入口側コンベアと該出口側コ
ンベアを停止させるように制御することによって、塗装
物12dの後部が塗料カーテン7を抜けきってから出口
コンベア2と入口コンベア1とを停止させることができ
る。そして、時間T1・T2は塗装物の長さに応じて調
節することができる。
2(A)で、出口センサー13が塗装物12bを検知し
てから時間遅延制御によって設定した時間T1が経過後
に入口側コンベアと該出口側コンベアを停止させるよう
に制御することによって、塗装物12bの後部が塗料カ
ーテン7を抜けきってから出口コンベア2と入口コンベ
ア1とを反転運転させることができる。また、図2
(B)において往復塗装された塗装物12dを入口セン
サー14が検知検知してから、時間遅延制御によって設
定した時間T2が経過後に入口側コンベアと該出口側コ
ンベアを停止させるように制御することによって、塗装
物12dの後部が塗料カーテン7を抜けきってから出口
コンベア2と入口コンベア1とを停止させることができ
る。そして、時間T1・T2は塗装物の長さに応じて調
節することができる。
【0012】対策実施例2として、塗装完了検知手段と
再塗装完了検知手段の他の実施例を図2にて説明する。
図2(A)では、塗装物12をセンサー18が検知する
と、時間遅延制御によって設定した時間T1が経過後に
入口側コンベアと該出口側コンベアを停止させるように
制御することによって、塗装物12aの後部が塗料カー
テン7を抜けきってから出口コンベア2と入口コンベア
1とを反転運転させている。そして、図2(B)では反
転運転となった塗装物12bをセンサー19が検知する
と、時間遅延制御によって設定した時間T2が経過後に
入口側コンベアと出口側コンベアを停止させるように制
御することによって、塗装物12cの後部が塗料カーテ
ン7を抜けきってから出口コンベア2と入口コンベア1
とを停止させることができる。
再塗装完了検知手段の他の実施例を図2にて説明する。
図2(A)では、塗装物12をセンサー18が検知する
と、時間遅延制御によって設定した時間T1が経過後に
入口側コンベアと該出口側コンベアを停止させるように
制御することによって、塗装物12aの後部が塗料カー
テン7を抜けきってから出口コンベア2と入口コンベア
1とを反転運転させている。そして、図2(B)では反
転運転となった塗装物12bをセンサー19が検知する
と、時間遅延制御によって設定した時間T2が経過後に
入口側コンベアと出口側コンベアを停止させるように制
御することによって、塗装物12cの後部が塗料カーテ
ン7を抜けきってから出口コンベア2と入口コンベア1
とを停止させることができる。
【0013】以上、各センサーは塗装物に適した位置に
配設したり組み合わせて使用できるものである。また、
各センサーは塗装物先頭部分の検知する以外に、塗装物
の後端部分を検知してもよい。この結果、作業者が塗装
物12を停止している入口コンベア1に送り込んで入口
センサー14を塗装物12が検知すると、自動的に運転
を開始し往復塗装された塗装物12dが入口コンベア1
の入口で停止するので、作業者は塗装物12dを乾燥用
棚等に移動すればよいので、1人で能率良くフローコー
タ塗装することができる。
配設したり組み合わせて使用できるものである。また、
各センサーは塗装物先頭部分の検知する以外に、塗装物
の後端部分を検知してもよい。この結果、作業者が塗装
物12を停止している入口コンベア1に送り込んで入口
センサー14を塗装物12が検知すると、自動的に運転
を開始し往復塗装された塗装物12dが入口コンベア1
の入口で停止するので、作業者は塗装物12dを乾燥用
棚等に移動すればよいので、1人で能率良くフローコー
タ塗装することができる。
【0014】これらの制御は入口センサー14・出口セ
ンサー13やセンサー18・19の信号を制御盤(図示
せず)に送り、入口コンベア1と出口コンベア2の駆動
装置(図示せず)を制御することによって実施できる。
また、入口センサー14・出口センサー13やセンサー
18・19は接触式・非接触式等の各種センサーを利用
できるものである。
ンサー13やセンサー18・19の信号を制御盤(図示
せず)に送り、入口コンベア1と出口コンベア2の駆動
装置(図示せず)を制御することによって実施できる。
また、入口センサー14・出口センサー13やセンサー
18・19は接触式・非接触式等の各種センサーを利用
できるものである。
【0015】図3は2個のヘッド6aとヘッド6bに2
種類の塗料を各々流下させて塗料カーテン7aと塗料カ
ーテン7bとを形成した例で、塗装物12を往復塗装す
ることによって、図4(B)のような塗膜層を形成でき
る。図4(A)は従来の片側塗装した場合の塗膜層であ
って、主剤の上に硬化材が塗布された図を示していて、
この場合には塗装物15の表面に主剤16と硬化剤17
が層状に塗布され、反応して硬化塗膜を形成する。しか
し、往復塗装する場合には従来の片側塗装した場合の塗
膜層と同じ塗膜厚さとするために、塗料カーテンを薄く
したりコンベアスピードを早くすることによって、図4
(B)のように主剤16a・硬化剤17a・硬化剤17
b・16bの順に重なって塗膜層を形成するので、各々
が主剤16と硬化剤17の約半分を形成するように調節
して塗装する。
種類の塗料を各々流下させて塗料カーテン7aと塗料カ
ーテン7bとを形成した例で、塗装物12を往復塗装す
ることによって、図4(B)のような塗膜層を形成でき
る。図4(A)は従来の片側塗装した場合の塗膜層であ
って、主剤の上に硬化材が塗布された図を示していて、
この場合には塗装物15の表面に主剤16と硬化剤17
が層状に塗布され、反応して硬化塗膜を形成する。しか
し、往復塗装する場合には従来の片側塗装した場合の塗
膜層と同じ塗膜厚さとするために、塗料カーテンを薄く
したりコンベアスピードを早くすることによって、図4
(B)のように主剤16a・硬化剤17a・硬化剤17
b・16bの順に重なって塗膜層を形成するので、各々
が主剤16と硬化剤17の約半分を形成するように調節
して塗装する。
【0016】この場合、主剤と硬化剤の膜が薄い分だけ
早く全体的に混合し反応すると同時に、塗布された塗膜
層の上に再度塗料カーテンが塗布されて衝突する回数も
多い分衝突による2液の物理的な混合も促進されるた
め、従来の片側塗装した場合に比較して硬化が早く、し
かも十分に行われ良好な塗膜を得ることができる。
早く全体的に混合し反応すると同時に、塗布された塗膜
層の上に再度塗料カーテンが塗布されて衝突する回数も
多い分衝突による2液の物理的な混合も促進されるた
め、従来の片側塗装した場合に比較して硬化が早く、し
かも十分に行われ良好な塗膜を得ることができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明した発明によって達成される特
有の効果は次のとうりである。 (1)比較的少量の塗装物を1人の作業者でも能率良く
フローコータ塗装できる。 (2)センサーが塗装物を検知してコンベアが反転運転
するのに時間遅延制御を行うことによって、長尺な塗装
物のフローコータの往復塗装ができる。 (3)2液塗装の場合に主剤と硬化剤とが往復塗装され
るので、硬化が早くしかも十分に行われ良好な塗膜を得
ることができる。
有の効果は次のとうりである。 (1)比較的少量の塗装物を1人の作業者でも能率良く
フローコータ塗装できる。 (2)センサーが塗装物を検知してコンベアが反転運転
するのに時間遅延制御を行うことによって、長尺な塗装
物のフローコータの往復塗装ができる。 (3)2液塗装の場合に主剤と硬化剤とが往復塗装され
るので、硬化が早くしかも十分に行われ良好な塗膜を得
ることができる。
【図1】本発明の実施例を示す図で、(A)塗装物を搬
送して塗装している図、(B)コンベアを反転運転して
塗装物を再度塗装している図。
送して塗装している図、(B)コンベアを反転運転して
塗装物を再度塗装している図。
【図2】本発明の他の実施例を示す図で、(A)塗装物
を搬送して塗装している図、(B)コンベアを反転運転
して塗装物を再度塗装している図。
を搬送して塗装している図、(B)コンベアを反転運転
して塗装物を再度塗装している図。
【図3】2種類の塗料を各々流下させて、往復塗装する
図。
図。
【図4】塗装物上に形成された2液の塗膜層を示す図
で、(A)は従来の片側塗装した場合の塗膜層と(B)
往復塗装した場合の塗膜層を示す図。
で、(A)は従来の片側塗装した場合の塗膜層と(B)
往復塗装した場合の塗膜層を示す図。
【図5】従来例のフローコータ塗装を示す模式図。
1 入口コンベア 2 出口コンベア 7・7a・7b 塗料カーテン 12・12a・12b・12c・12d 塗装物 13 出口センサー 14 入口センサー 18・19 センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 AC14 AC88 AC93 CA47 DA06 EA05 4F041 AA02 AB01 BA07 BA56 CA04 CA22 4F042 AA02 BA08 DF16 DF26
Claims (6)
- 【請求項1】コンベア上に載せて搬送する塗装物を流下
する塗料カーテンの下を通過させて塗装するフローコー
タによる塗装において、該塗料カーテンの下を前記塗装
物が通過し終わるとコンベアを自動的に反転運転させ、
該塗装物を前記塗料カーテンの下を逆方向に通過させて
再度塗装することを特徴とするフローコータの往復塗装
方法。 - 【請求項2】コンベア上に載せて搬送する塗装物を流下
する塗料カーテンの下を通過させて塗装するフローコー
タによる塗装において、前記塗装物が前記塗料カーテン
の下を通過し終わったことを確認する塗装完了検知手段
からの信号によって前記コンベアを停止させるとともに
逆方向に反転運転させ、該塗装物を前記塗料カーテンの
下を逆方向に通過させて再度塗装することを特徴とする
フローコータの往復塗装装置。 - 【請求項3】前記塗装物が入口コンベアに投入されたこ
とを確認する投入検知手段が該塗装物を検知するとコン
ベアを始動させ、前記塗料カーテンの下を逆方向に通過
して再塗装された該塗装物を再塗装完了検知手段が検知
するとコンベアを停止させることを特徴とする請求項2
に記載のフローコータの往復塗装装置。 - 【請求項4】前記塗装完了検知手段と前記再塗装完了検
知手段の両方あるいは一方が前記塗料カーテンの下を通
過し終わった前記塗装物を検知する検知センサーである
ことを特徴とする請求項2・請求項3に記載のフローコ
ータの往復塗装装置。 - 【請求項5】前記塗装完了検知手段と前記再塗装完了検
知手段の両方あるいは一方が前記塗料カーテンの下を通
過する前記塗装物を検知する検知センサーと時間遅延制
御とを組み合わせた制御であることを特徴とする請求項
2・請求項3に記載のフローコータの往復塗装装置。 - 【請求項6】複数の塗料カーテンの下を通過させて塗装
することを特徴とする請求項2・請求項3に記載のフロ
ーコータの往復塗装装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000175864A JP2001353462A (ja) | 2000-06-12 | 2000-06-12 | フローコータの往復塗装方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000175864A JP2001353462A (ja) | 2000-06-12 | 2000-06-12 | フローコータの往復塗装方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001353462A true JP2001353462A (ja) | 2001-12-25 |
Family
ID=18677671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000175864A Pending JP2001353462A (ja) | 2000-06-12 | 2000-06-12 | フローコータの往復塗装方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001353462A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60168561A (ja) * | 1984-02-10 | 1985-09-02 | Matsushita Electric Works Ltd | 建築用板の化粧方法 |
JPH07236847A (ja) * | 1994-02-28 | 1995-09-12 | Asahi Chem Res Lab Ltd | カーテン塗布装置 |
JPH08155380A (ja) * | 1994-12-01 | 1996-06-18 | Ota:Kk | 板状体の木口の塗装方法 |
-
2000
- 2000-06-12 JP JP2000175864A patent/JP2001353462A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60168561A (ja) * | 1984-02-10 | 1985-09-02 | Matsushita Electric Works Ltd | 建築用板の化粧方法 |
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A621 | Written request for application examination |
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A977 | Report on retrieval |
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