JP2001350508A - プログラマブルコントローラ - Google Patents
プログラマブルコントローラInfo
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- JP2001350508A JP2001350508A JP2000172217A JP2000172217A JP2001350508A JP 2001350508 A JP2001350508 A JP 2001350508A JP 2000172217 A JP2000172217 A JP 2000172217A JP 2000172217 A JP2000172217 A JP 2000172217A JP 2001350508 A JP2001350508 A JP 2001350508A
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- 230000006870 function Effects 0.000 description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
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- 238000004148 unit process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Programmable Controllers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 デバッグ作業が容易にでき、実稼働時にシー
ケンスプログラムの実行時間を確保できるプログラマブ
ルコントローラの提供。 【解決手段】 CPU3は、エラーチェックを行いなが
らシーケンスプログラムを実行するデバッグ用演算実行
部31と、エラーチェックなしに高速にシーケンスプロ
グラムを実行する通常演算実行部32とを備える。デバ
ッグ実行時に、デバッグ用演算実行部31で実行するこ
とで、シーケンスプログラムに関するエラーと、入力デ
ータに伴うエラーとを含む詳細なエラー情報を提示でき
るので、デバッグ工数を削減でき、これにより、デバッ
グ作業を容易にできる。デバッグ終了後の実稼働時に、
通常演算実行部32を選択し、当該通常演算実行部32
でシーケンスプログラムを実行することで、入力データ
の正当性が得られているとともに、エラーチェックなし
に高速に実行する分、シーケンスプログラムの実行時間
を確保できる。
ケンスプログラムの実行時間を確保できるプログラマブ
ルコントローラの提供。 【解決手段】 CPU3は、エラーチェックを行いなが
らシーケンスプログラムを実行するデバッグ用演算実行
部31と、エラーチェックなしに高速にシーケンスプロ
グラムを実行する通常演算実行部32とを備える。デバ
ッグ実行時に、デバッグ用演算実行部31で実行するこ
とで、シーケンスプログラムに関するエラーと、入力デ
ータに伴うエラーとを含む詳細なエラー情報を提示でき
るので、デバッグ工数を削減でき、これにより、デバッ
グ作業を容易にできる。デバッグ終了後の実稼働時に、
通常演算実行部32を選択し、当該通常演算実行部32
でシーケンスプログラムを実行することで、入力データ
の正当性が得られているとともに、エラーチェックなし
に高速に実行する分、シーケンスプログラムの実行時間
を確保できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザが作成した
シーケンスプログラムを実行する演算処理手段を備え、
外部から入力した信号を、この演算処理手段で前記シー
ケンスプログラムに基づいて演算処理し、外部機器に制
御信号を出力するプログラマブルコントローラに関する
ものである。
シーケンスプログラムを実行する演算処理手段を備え、
外部から入力した信号を、この演算処理手段で前記シー
ケンスプログラムに基づいて演算処理し、外部機器に制
御信号を出力するプログラマブルコントローラに関する
ものである。
【0002】
【背景技術】従来より、ユーザが作成したシーケンスプ
ログラムを実行する演算処理手段を備え、外部から入力
した信号を、この演算処理手段でシーケンスプログラム
に基づいて演算処理し、外部機器に制御信号を出力する
プログラマブルコントローラが利用されている。ここ
で、シーケンスプログラムは、プログラマブルコントロ
ーラに設けられているシーケンスプログラム記憶部に格
納されるようになっている。作業者は、作成したシーケ
ンスプログラムをシーケンスプログラム記憶部に格納し
た後、プログラマブルコントローラの試運転を行い、シ
ーケンスプログラムに記述等の誤りがないか否かのデバ
ッグ作業を行って、当該シーケンスプログラムを修正
し、目的の制御が正常に動作するか否かの確認を行って
いる。そして、このデバッグ作業が終了した後、実際の
実稼働時に、プログラマブルコントローラを使用するよ
うになっている。
ログラムを実行する演算処理手段を備え、外部から入力
した信号を、この演算処理手段でシーケンスプログラム
に基づいて演算処理し、外部機器に制御信号を出力する
プログラマブルコントローラが利用されている。ここ
で、シーケンスプログラムは、プログラマブルコントロ
ーラに設けられているシーケンスプログラム記憶部に格
納されるようになっている。作業者は、作成したシーケ
ンスプログラムをシーケンスプログラム記憶部に格納し
た後、プログラマブルコントローラの試運転を行い、シ
ーケンスプログラムに記述等の誤りがないか否かのデバ
ッグ作業を行って、当該シーケンスプログラムを修正
し、目的の制御が正常に動作するか否かの確認を行って
いる。そして、このデバッグ作業が終了した後、実際の
実稼働時に、プログラマブルコントローラを使用するよ
うになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなプログラマ
ブルコントローラでは、デバッグ実行時は、単にシーケ
ンスプログラムに記述等の誤りがないか否かのチェッ
ク、および修正を行うだけであるとともに、演算処理手
段には、デバッグ実行時に、シーケンスプログラムに組
み込まれている入力データの正当性等を監視するものが
ないので、デバッグ実行中に、入力データとして誤った
データをシーケンスプログラムで使用した場合、予期し
ない出力信号(制御信号)が発生するということがあ
る。このようなプログラムミスは、非常に発見しづらい
ので、デバッグ作業に多くの工数が必要となり、このた
め、当該デバッグ作業が煩雑になるという問題がある。
ブルコントローラでは、デバッグ実行時は、単にシーケ
ンスプログラムに記述等の誤りがないか否かのチェッ
ク、および修正を行うだけであるとともに、演算処理手
段には、デバッグ実行時に、シーケンスプログラムに組
み込まれている入力データの正当性等を監視するものが
ないので、デバッグ実行中に、入力データとして誤った
データをシーケンスプログラムで使用した場合、予期し
ない出力信号(制御信号)が発生するということがあ
る。このようなプログラムミスは、非常に発見しづらい
ので、デバッグ作業に多くの工数が必要となり、このた
め、当該デバッグ作業が煩雑になるという問題がある。
【0004】一方、プログラマブルコントローラにおい
て、入力されるデータを監視しながらプログラムを実行
する厳密なプログラムチェック機能を実現すると、シー
ケンスプログラムの実行時間が極端に増加するので、実
稼働時に、演算処理手段に対する応答性等が低下するこ
とから、実用化することができないという問題がある。
て、入力されるデータを監視しながらプログラムを実行
する厳密なプログラムチェック機能を実現すると、シー
ケンスプログラムの実行時間が極端に増加するので、実
稼働時に、演算処理手段に対する応答性等が低下するこ
とから、実用化することができないという問題がある。
【0005】本発明の目的は、デバッグ作業が容易にで
き、実稼働時にシーケンスプログラムの実行時間を確保
することができるプログラマブルコントローラを提供す
ることにある。
き、実稼働時にシーケンスプログラムの実行時間を確保
することができるプログラマブルコントローラを提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ユーザが作成
したシーケンスプログラムを実行する演算処理手段を備
え、外部から入力した信号を、この演算処理手段でシー
ケンスプログラムに基づいて演算処理し、外部機器に制
御信号を出力するプログラマブルコントローラであっ
て、演算処理手段は、エラーチェックを行いながらシー
ケンスプログラムを実行するデバッグ用演算実行部と、
エラーチェックなしに高速にシーケンスプログラムを実
行する通常演算実行部とを備え、これらのいずれか一方
を選択して実行することを特徴とする。ここで、外部か
ら入力する信号は、リミットスイッチ等から出力される
ON/OFF等の2値信号として構成され、演算処理手
段は、この外部から入力する信号に変化があると、シー
ケンスプログラム等に組み込まれた数値データや配列デ
ータ等の入力データを呼び出し、この入力データを使用
してシーケンスプログラムを実行し、制御信号を生成す
る。なお、入力データとしては、数値データや配列デー
タに限らず、例えば、桁数宣言データ、上限値および下
限値からなる許容範囲データ、アドレス指定データ等が
挙げられる。このような本発明によれば、デバッグ実行
時に、デバッグ用演算実行部でシーケンスプログラムを
実行することで、デバッグ実行中に、当該デバッグ用演
算実行部のエラーチェックによって入力データを監視す
ることが可能となり、デバッグ時に、シーケンスプログ
ラムに関するエラーと、入力データに伴うエラーとを含
む詳細なエラー情報を提示することができるので、デバ
ッグ工数を削減することができる。これらにより、デバ
ッグ作業を容易に行うことができる。また、デバッグ終
了後、つまり、実稼働時に、通常演算実行部を選択し、
当該通常演算実行部でシーケンスプログラムを実行する
ことで、入力データの正当性が得られているとともに、
エラーチェックなしに高速に実行する分、シーケンスプ
ログラムの実行時間を確保することができる。従って、
デバッグ用演算実行部と通常演算実行部とを選択するこ
とで、デバッグ実行時の厳密なプログラムチェック機能
と、実稼働時のシーケンスプログラムの高速実行機能と
を両立させたプログラマブルコントローラを提供するこ
とができる。
したシーケンスプログラムを実行する演算処理手段を備
え、外部から入力した信号を、この演算処理手段でシー
ケンスプログラムに基づいて演算処理し、外部機器に制
御信号を出力するプログラマブルコントローラであっ
て、演算処理手段は、エラーチェックを行いながらシー
ケンスプログラムを実行するデバッグ用演算実行部と、
エラーチェックなしに高速にシーケンスプログラムを実
行する通常演算実行部とを備え、これらのいずれか一方
を選択して実行することを特徴とする。ここで、外部か
ら入力する信号は、リミットスイッチ等から出力される
ON/OFF等の2値信号として構成され、演算処理手
段は、この外部から入力する信号に変化があると、シー
ケンスプログラム等に組み込まれた数値データや配列デ
ータ等の入力データを呼び出し、この入力データを使用
してシーケンスプログラムを実行し、制御信号を生成す
る。なお、入力データとしては、数値データや配列デー
タに限らず、例えば、桁数宣言データ、上限値および下
限値からなる許容範囲データ、アドレス指定データ等が
挙げられる。このような本発明によれば、デバッグ実行
時に、デバッグ用演算実行部でシーケンスプログラムを
実行することで、デバッグ実行中に、当該デバッグ用演
算実行部のエラーチェックによって入力データを監視す
ることが可能となり、デバッグ時に、シーケンスプログ
ラムに関するエラーと、入力データに伴うエラーとを含
む詳細なエラー情報を提示することができるので、デバ
ッグ工数を削減することができる。これらにより、デバ
ッグ作業を容易に行うことができる。また、デバッグ終
了後、つまり、実稼働時に、通常演算実行部を選択し、
当該通常演算実行部でシーケンスプログラムを実行する
ことで、入力データの正当性が得られているとともに、
エラーチェックなしに高速に実行する分、シーケンスプ
ログラムの実行時間を確保することができる。従って、
デバッグ用演算実行部と通常演算実行部とを選択するこ
とで、デバッグ実行時の厳密なプログラムチェック機能
と、実稼働時のシーケンスプログラムの高速実行機能と
を両立させたプログラマブルコントローラを提供するこ
とができる。
【0007】以上において、前述のシーケンスプログラ
ムには、デバッグ用演算実行部および通常演算実行部の
いずれかを選択する命令が含まれ、演算処理手段は、こ
の命令を処理することにより、デバッグ用演算実行部お
よび通常演算実行部を選択して実行することが好まし
い。このようにすれば、ユーザがデバッグ用演算実行部
および通常演算実行部のいずれかを選択する命令を含ん
だシーケンスプログラムを作成すればよく、プログラマ
ブルコントローラにデバッグ用演算実行部および通常演
算実行部のいずれかを選択する機能を設ける必要がない
ので、当該プログラマブルコントローラの構成を簡易に
することができ、製造が容易となる。
ムには、デバッグ用演算実行部および通常演算実行部の
いずれかを選択する命令が含まれ、演算処理手段は、こ
の命令を処理することにより、デバッグ用演算実行部お
よび通常演算実行部を選択して実行することが好まし
い。このようにすれば、ユーザがデバッグ用演算実行部
および通常演算実行部のいずれかを選択する命令を含ん
だシーケンスプログラムを作成すればよく、プログラマ
ブルコントローラにデバッグ用演算実行部および通常演
算実行部のいずれかを選択する機能を設ける必要がない
ので、当該プログラマブルコントローラの構成を簡易に
することができ、製造が容易となる。
【0008】また、前述のプログラマブルコントローラ
には、シーケンスプログラムを編集する編集支援装置が
接続され、演算処理手段は、編集支援装置から出力され
る信号に基づいて、デバッグ用演算実行部および通常演
算実行部を選択して実行することが望ましい。このよう
にすれば、編集支援装置からの入力によって、デバッグ
用演算実行部および通常演算実行部のいずれかを選択し
て実行することができるので、誰でも簡単に実行部の選
択を行うことが可能となる。また、デバッグ終了後、編
集支援装置によって通常演算実行部を選択してから、当
該編集支援装置をプログラマブルコントローラから取り
外すことで、デバッグ用演算実行部および通常演算実行
部のいずれかを選択することができなくなるので、実稼
働時、誤ってデバッグ用演算実行部によってシーケンス
プログラムが実行されることを未然に防止することが容
易に可能となる。
には、シーケンスプログラムを編集する編集支援装置が
接続され、演算処理手段は、編集支援装置から出力され
る信号に基づいて、デバッグ用演算実行部および通常演
算実行部を選択して実行することが望ましい。このよう
にすれば、編集支援装置からの入力によって、デバッグ
用演算実行部および通常演算実行部のいずれかを選択し
て実行することができるので、誰でも簡単に実行部の選
択を行うことが可能となる。また、デバッグ終了後、編
集支援装置によって通常演算実行部を選択してから、当
該編集支援装置をプログラマブルコントローラから取り
外すことで、デバッグ用演算実行部および通常演算実行
部のいずれかを選択することができなくなるので、実稼
働時、誤ってデバッグ用演算実行部によってシーケンス
プログラムが実行されることを未然に防止することが容
易に可能となる。
【0009】さらに、前述のデバッグ用演算実行部の実
行時、演算処理手段が所定のエラーを検出すると、当該
演算処理手段は、編集支援装置にエラー信号を出力する
ように構成されていることが好ましい。このようにすれ
ば、シーケンスプログラムおよび入力データのエラー箇
所を編集支援装置で逐次確認および修正することができ
るので、デバッグ作業をスムーズに、かつ、確実に行う
ことが可能となる。
行時、演算処理手段が所定のエラーを検出すると、当該
演算処理手段は、編集支援装置にエラー信号を出力する
ように構成されていることが好ましい。このようにすれ
ば、シーケンスプログラムおよび入力データのエラー箇
所を編集支援装置で逐次確認および修正することができ
るので、デバッグ作業をスムーズに、かつ、確実に行う
ことが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1には、本発明の一実施形態に
おけるプログラマブルコントローラ1のブロック図が示
されている。プログラマブルコントローラ1は、ユーザ
が作成したシーケンスプログラムに基づいてシーケンス
制御を行うものであり、外部から信号が入力される信号
入力部2と、この信号入力部2に入力した信号を、シー
ケンスプログラムに基づいて演算処理する演算処理手段
であるCPU3と、演算処理された制御信号を外部機器
に出力する信号出力部4と、シーケンスプログラム記憶
部5と、システムプログラム記憶部6と、インターフェ
ース7とを含んで構成されている。このインターフェー
ス7には、シーケンスプログラムの修正・変更、および
デバッグ等を行うための編集支援装置8が接続されてい
る。ここで、外部から入力する信号は、リミットスイッ
チ等から出力されるON/OFF等の2値信号として構
成されている。
に基づいて説明する。図1には、本発明の一実施形態に
おけるプログラマブルコントローラ1のブロック図が示
されている。プログラマブルコントローラ1は、ユーザ
が作成したシーケンスプログラムに基づいてシーケンス
制御を行うものであり、外部から信号が入力される信号
入力部2と、この信号入力部2に入力した信号を、シー
ケンスプログラムに基づいて演算処理する演算処理手段
であるCPU3と、演算処理された制御信号を外部機器
に出力する信号出力部4と、シーケンスプログラム記憶
部5と、システムプログラム記憶部6と、インターフェ
ース7とを含んで構成されている。このインターフェー
ス7には、シーケンスプログラムの修正・変更、および
デバッグ等を行うための編集支援装置8が接続されてい
る。ここで、外部から入力する信号は、リミットスイッ
チ等から出力されるON/OFF等の2値信号として構
成されている。
【0011】シーケンスプログラム記憶部5は、バック
アップRAMまたはEEPROM(Electrically Erasa
ble Programmable ROM)で構成され、CPU3が実行す
る複数の命令から構成されるシーケンスプログラムが記
憶されている。実行時には、CPU3は、シーケンスプ
ログラム記憶部5からシーケンスプログラムの命令を順
次読み出し、順次実行するようになっている。このシー
ケンスプログラムには、信号入力部2に入力した信号の
変化に応じてCPU3に呼び出される数値データや配列
データ等の入力データが組み込まれている。システムプ
ログラム記憶部6は、ROM(Read Only Memory)で構
成され、当該プログラマブルコントローラ1を制御する
システムプログラムが記憶されている。
アップRAMまたはEEPROM(Electrically Erasa
ble Programmable ROM)で構成され、CPU3が実行す
る複数の命令から構成されるシーケンスプログラムが記
憶されている。実行時には、CPU3は、シーケンスプ
ログラム記憶部5からシーケンスプログラムの命令を順
次読み出し、順次実行するようになっている。このシー
ケンスプログラムには、信号入力部2に入力した信号の
変化に応じてCPU3に呼び出される数値データや配列
データ等の入力データが組み込まれている。システムプ
ログラム記憶部6は、ROM(Read Only Memory)で構
成され、当該プログラマブルコントローラ1を制御する
システムプログラムが記憶されている。
【0012】CPU3は、外部から入力する信号に変化
があると、前述の入力データを呼び出し、この入力デー
タを使用してシーケンスプログラムを実行し、制御信号
を生成するものであり、エラーチェックを行いながらシ
ーケンスプログラムを実行するデバッグ用演算実行部3
1と、エラーチェックなしに高速にシーケンスプログラ
ムを実行する通常演算実行部32とを備えている。これ
らデバッグ用演算実行部31および通常演算実行部32
は、編集支援装置8によって選択可能となっている。つ
まり、CPU3は、編集支援装置8から出力される信号
に基づいて、デバッグ用演算実行部31および通常演算
実行部32のいずれか一方を選択して実行するようにな
っている。ここで、デバッグ用演算実行部31および通
常演算実行部32は、プログラマブルコントローラ1の
電源オン後の起動時に実行されるシーケンス制御処理に
よって、CPU3に作成されるものである。
があると、前述の入力データを呼び出し、この入力デー
タを使用してシーケンスプログラムを実行し、制御信号
を生成するものであり、エラーチェックを行いながらシ
ーケンスプログラムを実行するデバッグ用演算実行部3
1と、エラーチェックなしに高速にシーケンスプログラ
ムを実行する通常演算実行部32とを備えている。これ
らデバッグ用演算実行部31および通常演算実行部32
は、編集支援装置8によって選択可能となっている。つ
まり、CPU3は、編集支援装置8から出力される信号
に基づいて、デバッグ用演算実行部31および通常演算
実行部32のいずれか一方を選択して実行するようにな
っている。ここで、デバッグ用演算実行部31および通
常演算実行部32は、プログラマブルコントローラ1の
電源オン後の起動時に実行されるシーケンス制御処理に
よって、CPU3に作成されるものである。
【0013】デバッグ用演算実行部31は、シーケンス
プログラムのデバッグ作業を行う際に選択する実行部で
あり、当該シーケンスプログラムの解釈を行うシーケン
スプログラム解釈部と、データ入力部と、入力データの
エラーチェックを行う入力データエラーチェック部と、
前記シーケンスプログラム解釈部で解釈されたシーケン
スプログラムを実行するシーケンスプログラム実行部と
を含んで構成されている。
プログラムのデバッグ作業を行う際に選択する実行部で
あり、当該シーケンスプログラムの解釈を行うシーケン
スプログラム解釈部と、データ入力部と、入力データの
エラーチェックを行う入力データエラーチェック部と、
前記シーケンスプログラム解釈部で解釈されたシーケン
スプログラムを実行するシーケンスプログラム実行部と
を含んで構成されている。
【0014】シーケンスプログラム解釈部は、シーケン
スプログラムの命令をシーケンスプログラム記憶部5か
らCPU3内に取り込み、この取り込んだ命令の解釈を
行う部分である。シーケンスプログラム実行部は、前記
シーケンスプログラム解釈部で解釈された命令を実行す
る部分である。
スプログラムの命令をシーケンスプログラム記憶部5か
らCPU3内に取り込み、この取り込んだ命令の解釈を
行う部分である。シーケンスプログラム実行部は、前記
シーケンスプログラム解釈部で解釈された命令を実行す
る部分である。
【0015】入力データエラーチェック部は、使用され
る入力データが、シーケンスプログラム解釈部で解釈さ
れた命令によって正当に処理されるか否かのエラーチェ
ックを行う部分である。具体的に、エラーチェックする
内容としては、例えば、0による除算、負数の平方根、
演算の際の入力値のオーバーフローおよびアンダーフロ
ー、逆三角関数で±1以外の入力等の算術演算の入力値
や、許容範囲外のデータをアクセスする等のインデック
ス命令の範囲不正、システム予約領域等の読み込み専用
エリアに関する書き込み処理等の検出などが挙げられ
る。
る入力データが、シーケンスプログラム解釈部で解釈さ
れた命令によって正当に処理されるか否かのエラーチェ
ックを行う部分である。具体的に、エラーチェックする
内容としては、例えば、0による除算、負数の平方根、
演算の際の入力値のオーバーフローおよびアンダーフロ
ー、逆三角関数で±1以外の入力等の算術演算の入力値
や、許容範囲外のデータをアクセスする等のインデック
ス命令の範囲不正、システム予約領域等の読み込み専用
エリアに関する書き込み処理等の検出などが挙げられ
る。
【0016】この入力データエラーチェック部は、正当
性のない入力データが入力された場合、つまり、入力デ
ータのエラーを検出すると、シーケンスプログラム実行
部での命令の実行を中止するとともに、編集支援装置8
に当該エラーを検出した旨のエラー信号を出力するよう
になっている。これにより、デバッグ作業として、シー
ケンスプログラムに記述等の誤りがないか否かのチェッ
ク、および修正に加えて、入力データの正当性等のエラ
ーチェックを行うようになっている。
性のない入力データが入力された場合、つまり、入力デ
ータのエラーを検出すると、シーケンスプログラム実行
部での命令の実行を中止するとともに、編集支援装置8
に当該エラーを検出した旨のエラー信号を出力するよう
になっている。これにより、デバッグ作業として、シー
ケンスプログラムに記述等の誤りがないか否かのチェッ
ク、および修正に加えて、入力データの正当性等のエラ
ーチェックを行うようになっている。
【0017】通常演算実行部32は、通常の実稼働時に
選択する実行部であり、前記デバッグ用演算実行部31
の構成から入力データエラーチェック部を除いたものと
同様の、シーケンスプログラム解釈部と、シーケンスプ
ログラム実行部とを備えた構成となっている。このよう
に、入力データエラーチェック部を省略することで、通
常演算実行部32は、エラーチェックなしに高速にシー
ケンスプログラムを実行することができるようになって
いる。
選択する実行部であり、前記デバッグ用演算実行部31
の構成から入力データエラーチェック部を除いたものと
同様の、シーケンスプログラム解釈部と、シーケンスプ
ログラム実行部とを備えた構成となっている。このよう
に、入力データエラーチェック部を省略することで、通
常演算実行部32は、エラーチェックなしに高速にシー
ケンスプログラムを実行することができるようになって
いる。
【0018】このようなプログラマブルコントローラ1
は、図2〜図4に示されるように動作する。ここで、予
めユーザは、作成したシーケンスプログラムをシーケン
スプログラム記憶部5に記憶させておくとともに、制御
したい外部機器、入力したい信号を発生する信号源、お
よび編集支援装置8をプログラマブルコントローラ1に
接続しておく。
は、図2〜図4に示されるように動作する。ここで、予
めユーザは、作成したシーケンスプログラムをシーケン
スプログラム記憶部5に記憶させておくとともに、制御
したい外部機器、入力したい信号を発生する信号源、お
よび編集支援装置8をプログラマブルコントローラ1に
接続しておく。
【0019】(1) まず、プログラマブルコントローラ1
の電源を入れると、システムプログラム記憶部6に記憶
されているシステムプログラムが立ち上がり、CPU3
は、このシステムプログラムに基づいて、当該プログラ
マブルコントローラ1の初期化を行う(S50)。具体
的には、CPU3は、図4に示されるように、入出力信
号の制御を行う入出力制御処理を行い(S501)、イ
ンターフェース7を制御する通信制御処理を行い(S5
02)、プログラマブルコントローラ1全体の制御を行
うシステム制御処理を行い(S503)、シーケンスプ
ログラムの進行を制御するシーケンス制御処理を行い
(S504)、それぞれの制御を動作可能な状態とす
る。この際、シーケンス制御処理が行われると、CPU
3内にデバッグ用演算実行部31および通常演算実行部
32が作成される。初期化が完了すると、プログラマブ
ルコントローラ1は、外部からの信号の入力や編集支援
装置8からの入力があるまで待機状態となる。
の電源を入れると、システムプログラム記憶部6に記憶
されているシステムプログラムが立ち上がり、CPU3
は、このシステムプログラムに基づいて、当該プログラ
マブルコントローラ1の初期化を行う(S50)。具体
的には、CPU3は、図4に示されるように、入出力信
号の制御を行う入出力制御処理を行い(S501)、イ
ンターフェース7を制御する通信制御処理を行い(S5
02)、プログラマブルコントローラ1全体の制御を行
うシステム制御処理を行い(S503)、シーケンスプ
ログラムの進行を制御するシーケンス制御処理を行い
(S504)、それぞれの制御を動作可能な状態とす
る。この際、シーケンス制御処理が行われると、CPU
3内にデバッグ用演算実行部31および通常演算実行部
32が作成される。初期化が完了すると、プログラマブ
ルコントローラ1は、外部からの信号の入力や編集支援
装置8からの入力があるまで待機状態となる。
【0020】(2) 次に、ユーザは、作成したシーケンス
プログラムのデバッグ作業を行いたい場合、編集支援装
置8を操作し、当該編集支援装置8からインターフェー
ス7を介して、CPU3にデバッグ用演算実行部31を
選択する旨の信号を出力する(S51)。 (3) CPU3は、この編集支援装置8からの信号によっ
て、シーケンス制御をデバッグ用演算実行部31で実行
するように設定する(S52)。
プログラムのデバッグ作業を行いたい場合、編集支援装
置8を操作し、当該編集支援装置8からインターフェー
ス7を介して、CPU3にデバッグ用演算実行部31を
選択する旨の信号を出力する(S51)。 (3) CPU3は、この編集支援装置8からの信号によっ
て、シーケンス制御をデバッグ用演算実行部31で実行
するように設定する(S52)。
【0021】(4) そして、デバッグ用演算実行部31で
は、シーケンスプログラム解釈部が、シーケンスプログ
ラムの命令をシーケンスプログラム記憶部5からCPU
3内に取り込み、この取り込んだ命令の解釈を行う(S
53)。 (5) 次に、入力データエラーチェック部で、信号入力部
2に入力した信号の変化に応じてデータ入力部に呼び出
した入力データのエラーチェックを行う(S54)。 (6) ここで、入力データに正当性のない信号、つまり、
エラーとなるデータを検出した場合(S55)、編集支
援装置8に当該エラーを検出した旨のエラー信号を出力
し、シーケンスプログラム実行部での命令の実行を中止
して、デバッグ作業を終了する。ユーザは、編集支援装
置8に入力されたエラー信号に基づいて、プログラムミ
スを修正し、再度、デバッグ作業を行う。
は、シーケンスプログラム解釈部が、シーケンスプログ
ラムの命令をシーケンスプログラム記憶部5からCPU
3内に取り込み、この取り込んだ命令の解釈を行う(S
53)。 (5) 次に、入力データエラーチェック部で、信号入力部
2に入力した信号の変化に応じてデータ入力部に呼び出
した入力データのエラーチェックを行う(S54)。 (6) ここで、入力データに正当性のない信号、つまり、
エラーとなるデータを検出した場合(S55)、編集支
援装置8に当該エラーを検出した旨のエラー信号を出力
し、シーケンスプログラム実行部での命令の実行を中止
して、デバッグ作業を終了する。ユーザは、編集支援装
置8に入力されたエラー信号に基づいて、プログラムミ
スを修正し、再度、デバッグ作業を行う。
【0022】(7) 一方、入力データにエラーがない場合
(S55)、シーケンスプログラム実行部がシーケンス
プログラム解釈部で解釈された命令を実行する(S5
6)。 (8) シーケンスプログラム実行部は、入力データを命令
に基づいて演算処理し、命令に応じて外部機器に制御信
号を出力する(S57)。1つの命令をシーケンスプロ
グラム実行部で実行すると、シーケンスプログラム解釈
部は、次の命令を取り込み、同様の動作が行われる。
(S55)、シーケンスプログラム実行部がシーケンス
プログラム解釈部で解釈された命令を実行する(S5
6)。 (8) シーケンスプログラム実行部は、入力データを命令
に基づいて演算処理し、命令に応じて外部機器に制御信
号を出力する(S57)。1つの命令をシーケンスプロ
グラム実行部で実行すると、シーケンスプログラム解釈
部は、次の命令を取り込み、同様の動作が行われる。
【0023】そして、以下、順次命令を解釈、実行して
いき、シーケンスプログラムの最後を示す「END」命
令を取り込んで実行すると、シーケンスプログラムの実
行順序が先頭に戻る。シーケンスプログラムの実行順序
が先頭に戻れば、デバッグ用演算実行部31は、演算を
中止することなく、再び最初の命令を取り込んで実行す
る。なお、前述のように、シーケンスプログラム実行部
でシーケンスプログラムの命令を実行する前に、入力デ
ータエラーチェック部で入力データのエラーを検出した
場合や、ユーザから編集支援装置8を介してデバッグ用
演算実行部31でのシーケンス制御を終了する旨の信号
がCPU3に入力された場合、強制的にシーケンスプロ
グラムが終了し、デバッグ作業を終了することができる
ようになっている(S58)。
いき、シーケンスプログラムの最後を示す「END」命
令を取り込んで実行すると、シーケンスプログラムの実
行順序が先頭に戻る。シーケンスプログラムの実行順序
が先頭に戻れば、デバッグ用演算実行部31は、演算を
中止することなく、再び最初の命令を取り込んで実行す
る。なお、前述のように、シーケンスプログラム実行部
でシーケンスプログラムの命令を実行する前に、入力デ
ータエラーチェック部で入力データのエラーを検出した
場合や、ユーザから編集支援装置8を介してデバッグ用
演算実行部31でのシーケンス制御を終了する旨の信号
がCPU3に入力された場合、強制的にシーケンスプロ
グラムが終了し、デバッグ作業を終了することができる
ようになっている(S58)。
【0024】(9) デバッグ作業によって、シーケンスプ
ログラムに記述等の誤りがないか否かのチェック、およ
び修正に加えて、入力データの正当性等のエラーチェッ
クを行った後、ユーザは、作成したシーケンスプログラ
ムによって実稼働を行うために、編集支援装置8を操作
し、当該編集支援装置8からインターフェースを介し
て、CPU3に通常演算実行部32を選択する旨の信号
を出力する(S51)。この後、編集支援装置8は、プ
ログラマブルコントローラ1から取り外しておく。 (10)CPU3は、この編集支援装置8からの信号によっ
て、シーケンス制御を通常演算実行部32で実行するよ
うに設定する(S61)。
ログラムに記述等の誤りがないか否かのチェック、およ
び修正に加えて、入力データの正当性等のエラーチェッ
クを行った後、ユーザは、作成したシーケンスプログラ
ムによって実稼働を行うために、編集支援装置8を操作
し、当該編集支援装置8からインターフェースを介し
て、CPU3に通常演算実行部32を選択する旨の信号
を出力する(S51)。この後、編集支援装置8は、プ
ログラマブルコントローラ1から取り外しておく。 (10)CPU3は、この編集支援装置8からの信号によっ
て、シーケンス制御を通常演算実行部32で実行するよ
うに設定する(S61)。
【0025】(11)すると、通常演算実行部32では、シ
ーケンスプログラム解釈部がシーケンスプログラムの命
令をシーケンスプログラム記憶部5からCPU3内に取
り込んで命令の解釈を行う(S62)。 (12)そして、シーケンスプログラム実行部は、シーケン
スプログラム解釈部で解釈した命令を実行する(S6
3)。 (13)シーケンスプログラム実行部は、入力データを命令
に基づいて演算処理し、命令に応じて外部機器に制御信
号を出力する(S64)。1つの命令をシーケンスプロ
グラム実行部で実行すると、シーケンスプログラム解釈
部は、次の命令を取り込み、同様の動作が行われる。そ
して、以下、順次命令を解釈、実行していき、シーケン
スプログラムの最後を示す「END」命令を取り込んで
実行すると、シーケンスプログラムの実行順序が先頭に
戻る。シーケンスプログラムの実行順序が先頭に戻れ
ば、通常演算実行部32は、演算を中止することなく、
再び最初の命令を取り込んで実行する。なお、編集支援
装置8を再びプログラマブルコントローラ1に接続し、
ユーザから編集支援装置8を介して通常演算実行部32
でのシーケンス制御を終了する旨の信号がCPU3に入
力された場合、強制的にシーケンスプログラムが終了す
るようになっている(S65)。
ーケンスプログラム解釈部がシーケンスプログラムの命
令をシーケンスプログラム記憶部5からCPU3内に取
り込んで命令の解釈を行う(S62)。 (12)そして、シーケンスプログラム実行部は、シーケン
スプログラム解釈部で解釈した命令を実行する(S6
3)。 (13)シーケンスプログラム実行部は、入力データを命令
に基づいて演算処理し、命令に応じて外部機器に制御信
号を出力する(S64)。1つの命令をシーケンスプロ
グラム実行部で実行すると、シーケンスプログラム解釈
部は、次の命令を取り込み、同様の動作が行われる。そ
して、以下、順次命令を解釈、実行していき、シーケン
スプログラムの最後を示す「END」命令を取り込んで
実行すると、シーケンスプログラムの実行順序が先頭に
戻る。シーケンスプログラムの実行順序が先頭に戻れ
ば、通常演算実行部32は、演算を中止することなく、
再び最初の命令を取り込んで実行する。なお、編集支援
装置8を再びプログラマブルコントローラ1に接続し、
ユーザから編集支援装置8を介して通常演算実行部32
でのシーケンス制御を終了する旨の信号がCPU3に入
力された場合、強制的にシーケンスプログラムが終了す
るようになっている(S65)。
【0026】このような本実施形態によれば、次のよう
な効果が得られる。すなわち、デバッグ実行時に、デバ
ッグ用演算実行部31でシーケンスプログラムを実行す
ることで、デバッグ実行中に、当該デバッグ用演算実行
部31のエラーチェックによって入力データを監視する
ことができ、デバッグ時に、シーケンスプログラムに関
するエラーと、入力データに伴うエラーとを含む詳細な
エラー情報を提示することができるので、デバッグ工数
を削減することができる。これにより、デバッグ作業を
容易に行うことができる。
な効果が得られる。すなわち、デバッグ実行時に、デバ
ッグ用演算実行部31でシーケンスプログラムを実行す
ることで、デバッグ実行中に、当該デバッグ用演算実行
部31のエラーチェックによって入力データを監視する
ことができ、デバッグ時に、シーケンスプログラムに関
するエラーと、入力データに伴うエラーとを含む詳細な
エラー情報を提示することができるので、デバッグ工数
を削減することができる。これにより、デバッグ作業を
容易に行うことができる。
【0027】また、デバッグ終了後、つまり、実稼働時
に、通常演算実行部32を選択し、当該通常演算実行部
32でシーケンスプログラムを実行することで、入力デ
ータの正当性が得られているとともに、エラーチェック
なしに高速に実行する分、シーケンスプログラムの実行
時間を確保することができる。従って、デバッグ用演算
実行部31と通常演算実行部32とを選択することで、
デバッグ実行時の厳密なプログラムチェック機能と、実
稼働時のシーケンスプログラムの高速実行機能とを両立
させたプログラマブルコントローラ1を提供することが
できる。
に、通常演算実行部32を選択し、当該通常演算実行部
32でシーケンスプログラムを実行することで、入力デ
ータの正当性が得られているとともに、エラーチェック
なしに高速に実行する分、シーケンスプログラムの実行
時間を確保することができる。従って、デバッグ用演算
実行部31と通常演算実行部32とを選択することで、
デバッグ実行時の厳密なプログラムチェック機能と、実
稼働時のシーケンスプログラムの高速実行機能とを両立
させたプログラマブルコントローラ1を提供することが
できる。
【0028】さらに、編集支援装置8からの入力によっ
て、デバッグ用演算実行部31および通常演算実行部3
2のいずれかを選択して実行するようにしたので、誰で
も簡単に実行部の選択を行うことが可能となる。
て、デバッグ用演算実行部31および通常演算実行部3
2のいずれかを選択して実行するようにしたので、誰で
も簡単に実行部の選択を行うことが可能となる。
【0029】また、デバッグ終了後、編集支援装置8に
よって通常演算実行部32を選択してから、当該編集支
援装置8をプログラマブルコントローラ1から取り外す
ようにしたので、デバッグ用演算実行部31および通常
演算実行部32のいずれかを選択することができなくな
り、実稼働時、誤ってデバッグ用演算実行部31によっ
てシーケンスプログラムが実行されることを未然に防止
することを容易に行うことができる。
よって通常演算実行部32を選択してから、当該編集支
援装置8をプログラマブルコントローラ1から取り外す
ようにしたので、デバッグ用演算実行部31および通常
演算実行部32のいずれかを選択することができなくな
り、実稼働時、誤ってデバッグ用演算実行部31によっ
てシーケンスプログラムが実行されることを未然に防止
することを容易に行うことができる。
【0030】さらに、デバッグ用演算実行部31の実行
時、CPU3がエラーを検出すると、当該CPU3は、
編集支援装置8にエラー信号を出力するように構成され
ているので、シーケンスプログラムおよび入力データの
エラー箇所を編集支援装置8で逐次確認および修正する
ことができ、デバッグ作業をスムーズに、かつ、確実に
行うことができる。
時、CPU3がエラーを検出すると、当該CPU3は、
編集支援装置8にエラー信号を出力するように構成され
ているので、シーケンスプログラムおよび入力データの
エラー箇所を編集支援装置8で逐次確認および修正する
ことができ、デバッグ作業をスムーズに、かつ、確実に
行うことができる。
【0031】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等
を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態では、CPUは、編集支援装置か
ら出力される信号に基づいて、デバッグ用演算実行部お
よび通常演算実行部を選択して実行していたが、これに
限らず、例えば、シーケンスプログラムに、デバッグ用
演算実行部および通常演算実行部のいずれかを選択する
命令を含めておき、演算処理手段が、この命令を処理す
ることにより、デバッグ用演算実行部および通常演算実
行部を選択して実行するようにしてもよい。このように
すれば、ユーザがデバッグ用演算実行部および通常演算
実行部のいずれかを選択する命令を含んだシーケンスプ
ログラムを作成すればよく、プログラマブルコントロー
ラにデバッグ用演算実行部および通常演算実行部のいず
れかを選択する機能を設ける必要がないので、当該プロ
グラマブルコントローラの構成を簡易にすることがで
き、製造を容易に行うことができる。
るものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等
を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態では、CPUは、編集支援装置か
ら出力される信号に基づいて、デバッグ用演算実行部お
よび通常演算実行部を選択して実行していたが、これに
限らず、例えば、シーケンスプログラムに、デバッグ用
演算実行部および通常演算実行部のいずれかを選択する
命令を含めておき、演算処理手段が、この命令を処理す
ることにより、デバッグ用演算実行部および通常演算実
行部を選択して実行するようにしてもよい。このように
すれば、ユーザがデバッグ用演算実行部および通常演算
実行部のいずれかを選択する命令を含んだシーケンスプ
ログラムを作成すればよく、プログラマブルコントロー
ラにデバッグ用演算実行部および通常演算実行部のいず
れかを選択する機能を設ける必要がないので、当該プロ
グラマブルコントローラの構成を簡易にすることがで
き、製造を容易に行うことができる。
【0032】また、前記実施形態では、CPUは、エラ
ーを検出した場合に、編集支援装置にエラー信号を出力
するように構成されていたが、これに限らず、例えば、
エラーを検出した場合に、プログラマブルコントローラ
から音が出るようになっていたり、単に自動的にシーケ
ンスプログラムが強制終了するようになっていてもよ
く、要するに、プログラムミスがわかればよく、その構
成は、実施に当たって適宜決めればよい。
ーを検出した場合に、編集支援装置にエラー信号を出力
するように構成されていたが、これに限らず、例えば、
エラーを検出した場合に、プログラマブルコントローラ
から音が出るようになっていたり、単に自動的にシーケ
ンスプログラムが強制終了するようになっていてもよ
く、要するに、プログラムミスがわかればよく、その構
成は、実施に当たって適宜決めればよい。
【0033】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明のプログラ
マブルコントローラによれば、演算処理手段を、エラー
チェックを行いながら前記シーケンスプログラムを実行
するデバッグ用演算実行部と、エラーチェックなしに高
速に前記シーケンスプログラムを実行する通常演算実行
部とを備えて構成し、これらのいずれか一方を選択して
実行するようにしたので、デバッグ作業が容易にでき、
実稼働時にシーケンスプログラムの実行時間を確保する
ことができるという効果がある。
マブルコントローラによれば、演算処理手段を、エラー
チェックを行いながら前記シーケンスプログラムを実行
するデバッグ用演算実行部と、エラーチェックなしに高
速に前記シーケンスプログラムを実行する通常演算実行
部とを備えて構成し、これらのいずれか一方を選択して
実行するようにしたので、デバッグ作業が容易にでき、
実稼働時にシーケンスプログラムの実行時間を確保する
ことができるという効果がある。
【図1】本発明の一実施形態におけるプログラマブルコ
ントローラの構成を示すブロック図である。
ントローラの構成を示すブロック図である。
【図2】前記実施形態におけるプログラマブルコントロ
ーラの動作を示すフローチャートである。
ーラの動作を示すフローチャートである。
【図3】前記実施形態におけるプログラマブルコントロ
ーラの動作を示すフローチャートである。
ーラの動作を示すフローチャートである。
【図4】前記実施形態におけるプログラマブルコントロ
ーラの動作を示すフローチャートである。
ーラの動作を示すフローチャートである。
1 プログラマブルコントローラ 3 演算処理手段であるCPU 8 編集支援装置 31 デバッグ用演算実行部 32 通常演算実行部
Claims (4)
- 【請求項1】ユーザが作成したシーケンスプログラムを
実行する演算処理手段を備え、外部から入力した信号
を、この演算処理手段で前記シーケンスプログラムに基
づいて演算処理し、外部機器に制御信号を出力するプロ
グラマブルコントローラであって、 前記演算処理手段は、エラーチェックを行いながら前記
シーケンスプログラムを実行するデバッグ用演算実行部
と、エラーチェックなしに高速に前記シーケンスプログ
ラムを実行する通常演算実行部とを備え、これらのいず
れか一方を選択して実行することを特徴とするプログラ
マブルコントローラ。 - 【請求項2】請求項1に記載のプログラマブルコントロ
ーラにおいて、 前記シーケンスプログラムには、前記デバッグ用演算実
行部および通常演算実行部のいずれかを選択する命令が
含まれ、 前記演算処理手段は、この命令を処理することにより、
前記デバッグ用演算実行部および通常演算実行部を選択
して実行することを特徴とするプログラマブルコントロ
ーラ。 - 【請求項3】請求項1に記載のプログラマブルコントロ
ーラにおいて、 前記シーケンスプログラムを編集する編集支援装置が接
続され、 前記演算処理手段は、前記編集支援装置から出力される
信号に基づいて、前記デバッグ用演算実行部および通常
演算実行部を選択して実行することを特徴とするプログ
ラマブルコントローラ。 - 【請求項4】請求項3に記載のプログラマブルコントロ
ーラにおいて、 前記デバッグ用演算実行部の実行時、前記演算処理手段
が所定のエラーを検出すると、当該演算処理手段は、前
記編集支援装置にエラー信号を出力するように構成され
ていることを特徴とするプログラマブルコントローラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000172217A JP2001350508A (ja) | 2000-06-08 | 2000-06-08 | プログラマブルコントローラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000172217A JP2001350508A (ja) | 2000-06-08 | 2000-06-08 | プログラマブルコントローラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001350508A true JP2001350508A (ja) | 2001-12-21 |
Family
ID=18674652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000172217A Withdrawn JP2001350508A (ja) | 2000-06-08 | 2000-06-08 | プログラマブルコントローラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001350508A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9336114B2 (en) | 2012-07-24 | 2016-05-10 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Apparatus and method for detecting error |
-
2000
- 2000-06-08 JP JP2000172217A patent/JP2001350508A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9336114B2 (en) | 2012-07-24 | 2016-05-10 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Apparatus and method for detecting error |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070904 |