JP2001342760A - 指紋を用いた電子保安システム - Google Patents
指紋を用いた電子保安システムInfo
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
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- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000012795 verification Methods 0.000 description 1
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- Lock And Its Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 指紋を用いた本人認証により本人と認証され
た以外の人は物理的なキーによる解錠が制限される電子
保安システムを提供する。 【解決手段】 ICカードリーダー12と、指紋入力装
置13と、物理的なキー22で施錠・解錠が可能な機械
式錠21に対して解錠を阻止するロック機構14と、使
用者の本人認証を行い、認証を受けた使用者にのみロッ
ク機構14のロックを解除して物理的なキー22による
機械式錠21の解錠を許可し、設備20の使用を許可す
る、設備20に設けられた保安制御部11と、使用者が
所持する本人ID情報が格納されたICカード31とか
ら構成される。保安制御部11は、ICカードリーダー
12で読み出されたICカード31の本人ID情報とリ
ンクしている予め本人が登録した指紋特徴情報と、指紋
入力装置13に入力された指紋特徴データとの照合を行
って本人認証を行う機能を有する。
た以外の人は物理的なキーによる解錠が制限される電子
保安システムを提供する。 【解決手段】 ICカードリーダー12と、指紋入力装
置13と、物理的なキー22で施錠・解錠が可能な機械
式錠21に対して解錠を阻止するロック機構14と、使
用者の本人認証を行い、認証を受けた使用者にのみロッ
ク機構14のロックを解除して物理的なキー22による
機械式錠21の解錠を許可し、設備20の使用を許可す
る、設備20に設けられた保安制御部11と、使用者が
所持する本人ID情報が格納されたICカード31とか
ら構成される。保安制御部11は、ICカードリーダー
12で読み出されたICカード31の本人ID情報とリ
ンクしている予め本人が登録した指紋特徴情報と、指紋
入力装置13に入力された指紋特徴データとの照合を行
って本人認証を行う機能を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は指紋を用いた電子保
安システムに関し、特に所定の設備の使用を許可する物
理的なキーの不正な使用を安全面で制限するための電子
保安システムに関する。
安システムに関し、特に所定の設備の使用を許可する物
理的なキーの不正な使用を安全面で制限するための電子
保安システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、所定の関係者以外の使用を嫌う設
備においては施錠を施し、その錠を解錠可能な物理的な
キーの保有者のみが解錠してその設備を使用可能として
いることが広く行われていた。例えば自動車においては
通常所定のドアの解錠とエンジンの始動とが可能なエン
ジンキーを使用者が用いて自動車を運転していた。ま
た、住宅、特にマンションでは外部から解錠可能なドア
を限定し、そのドアに外部から解錠可能な錠を設けて、
その錠を解錠可能なドアキーを使用者が用いてドアの施
錠・解錠を行っていた。この場合安全性を高めるために
複数の錠を設けることも行われているがその場合もキー
は物理的なキーであった。
備においては施錠を施し、その錠を解錠可能な物理的な
キーの保有者のみが解錠してその設備を使用可能として
いることが広く行われていた。例えば自動車においては
通常所定のドアの解錠とエンジンの始動とが可能なエン
ジンキーを使用者が用いて自動車を運転していた。ま
た、住宅、特にマンションでは外部から解錠可能なドア
を限定し、そのドアに外部から解錠可能な錠を設けて、
その錠を解錠可能なドアキーを使用者が用いてドアの施
錠・解錠を行っていた。この場合安全性を高めるために
複数の錠を設けることも行われているがその場合もキー
は物理的なキーであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、物理的なキー
の場合紛失のおそれがあり、紛失したり盗まれたキーを
用いて他人が解錠したり、コピーしたキーを用いて解錠
されるという問題があった。
の場合紛失のおそれがあり、紛失したり盗まれたキーを
用いて他人が解錠したり、コピーしたキーを用いて解錠
されるという問題があった。
【0004】そのため、住宅や事務所などでは錠を電子
錠とし、紛失のおそれのない暗証番号や指紋を用いて本
人の認証を行い、入力された暗証番号や指紋の特徴デー
タが予め登録されている暗証番号や指紋特徴情報と一致
した場合に電子錠を解錠する方法も用いられてきた。
錠とし、紛失のおそれのない暗証番号や指紋を用いて本
人の認証を行い、入力された暗証番号や指紋の特徴デー
タが予め登録されている暗証番号や指紋特徴情報と一致
した場合に電子錠を解錠する方法も用いられてきた。
【0005】しかし、電子錠を用い暗証番号で本人認証
を行う方では暗証番号を盗まれたり、暗証番号が誕生日
や電話番号などの本人の身近な数列が用いられているこ
とが多いことから不正使用者に推定されたりして悪用さ
れるという問題点がある。また指紋を用いる方法では照
合の精度を高めようとすると入力条件によっては本人の
指紋特徴データと本人の指紋特徴情報とが一致しない場
合が発生し、また本人の体質から指紋特徴点の把握の難
しい場合があり、心情的に指紋の入力を嫌う人もいると
いう問題点があった。
を行う方では暗証番号を盗まれたり、暗証番号が誕生日
や電話番号などの本人の身近な数列が用いられているこ
とが多いことから不正使用者に推定されたりして悪用さ
れるという問題点がある。また指紋を用いる方法では照
合の精度を高めようとすると入力条件によっては本人の
指紋特徴データと本人の指紋特徴情報とが一致しない場
合が発生し、また本人の体質から指紋特徴点の把握の難
しい場合があり、心情的に指紋の入力を嫌う人もいると
いう問題点があった。
【0006】本発明の目的は、指紋を用いた本人認証に
より本人と認証された以外の人は物理的なキーによる解
錠が制限される電子保安システムを提供することにあ
る。
より本人と認証された以外の人は物理的なキーによる解
錠が制限される電子保安システムを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電子保安システ
ムは、所定の設備の使用を許可する物理的なキーの不正
な使用を安全面で制限するための電子保安システムであ
って、使用者が提示するICカードから所定の事項を読
み取る設備に設けられたICカードリーダーと、使用者
の指紋を入力する設備に設けられた指紋入力装置と、物
理的なキーで施錠・解錠が可能な機械式錠に対して解錠
を阻止するロック機構と、使用者の本人認証を行い、認
証を受けた使用者にのみロック機構のロックを解除して
物理的なキーによる機械式錠に対する解錠を許可する、
その設備に設けられた保安制御部と、使用者が本人認証
のために所持する本人ID情報が格納されたICカード
と、を備え、保安制御部は、本人ID情報とリンクして
いる予め本人が登録した指紋特徴情報と、指紋入力装置
に入力された指紋特徴データとの照合を行って本人認証
を行う機能を有する。
ムは、所定の設備の使用を許可する物理的なキーの不正
な使用を安全面で制限するための電子保安システムであ
って、使用者が提示するICカードから所定の事項を読
み取る設備に設けられたICカードリーダーと、使用者
の指紋を入力する設備に設けられた指紋入力装置と、物
理的なキーで施錠・解錠が可能な機械式錠に対して解錠
を阻止するロック機構と、使用者の本人認証を行い、認
証を受けた使用者にのみロック機構のロックを解除して
物理的なキーによる機械式錠に対する解錠を許可する、
その設備に設けられた保安制御部と、使用者が本人認証
のために所持する本人ID情報が格納されたICカード
と、を備え、保安制御部は、本人ID情報とリンクして
いる予め本人が登録した指紋特徴情報と、指紋入力装置
に入力された指紋特徴データとの照合を行って本人認証
を行う機能を有する。
【0008】保安制御部は、使用者の登録時に、書込み
可能なICカードリーダによりICカードに本人ID情
報を書込み、指紋入力装置より入力された指紋特徴デー
タを本人ID情報とリンクさせて指紋特徴情報としてそ
の保安制御部に登録して格納する機能と、使用者が設備
の使用のためICカードリーダーにICカードを提示し
た時は、そのICカードから読み取った本人ID情報に
より読み出したその保安制御部に格納された指紋特徴情
報と、指紋入力装置に入力された指紋特徴データとを照
合して本人の認証を行う機能とを有していてもよく、使
用者の登録時に、書込み可能なICカードリーダによ
り、ICカードに、本人ID情報と、指紋入力装置より
入力された指紋特徴データより生成した指紋特徴情報と
を書込んで登録する機能と、使用者が設備の使用のため
ICカードリーダーにICカードを提示した時は、その
ICカードから読み取った指紋特徴情報と、指紋入力装
置に入力された指紋データとを照合して本人の認証を行
う機能とを有していてもよい。
可能なICカードリーダによりICカードに本人ID情
報を書込み、指紋入力装置より入力された指紋特徴デー
タを本人ID情報とリンクさせて指紋特徴情報としてそ
の保安制御部に登録して格納する機能と、使用者が設備
の使用のためICカードリーダーにICカードを提示し
た時は、そのICカードから読み取った本人ID情報に
より読み出したその保安制御部に格納された指紋特徴情
報と、指紋入力装置に入力された指紋特徴データとを照
合して本人の認証を行う機能とを有していてもよく、使
用者の登録時に、書込み可能なICカードリーダによ
り、ICカードに、本人ID情報と、指紋入力装置より
入力された指紋特徴データより生成した指紋特徴情報と
を書込んで登録する機能と、使用者が設備の使用のため
ICカードリーダーにICカードを提示した時は、その
ICカードから読み取った指紋特徴情報と、指紋入力装
置に入力された指紋データとを照合して本人の認証を行
う機能とを有していてもよい。
【0009】保安制御部は、本人の認証が行われて物理
的なキーによる設備の使用を許可した後、所定の時間の
経過後にロック機構を物理的なキーによる設備の使用を
許可しない設定に復帰させる機能を有してもよく、保安
制御部には、使用者の登録時に使用者が選択した指紋特
徴の照合を行うか否かの情報が登録して格納され、保安
制御部では指紋特徴の照合を行わない選択を行った使用
者に対しては、使用者が設備の使用のためICカードリ
ーダーにICカードを提示したのみで本人の認証が行わ
れる機能を有してもよく、保安制御部は、その保安制御
部による物理的なキーの不正な使用の制限の解除と復帰
の操作を行う操作部を有し、その操作部は本人認証を受
けた使用者のみ操作が可能であるように設定されていて
もよい。
的なキーによる設備の使用を許可した後、所定の時間の
経過後にロック機構を物理的なキーによる設備の使用を
許可しない設定に復帰させる機能を有してもよく、保安
制御部には、使用者の登録時に使用者が選択した指紋特
徴の照合を行うか否かの情報が登録して格納され、保安
制御部では指紋特徴の照合を行わない選択を行った使用
者に対しては、使用者が設備の使用のためICカードリ
ーダーにICカードを提示したのみで本人の認証が行わ
れる機能を有してもよく、保安制御部は、その保安制御
部による物理的なキーの不正な使用の制限の解除と復帰
の操作を行う操作部を有し、その操作部は本人認証を受
けた使用者のみ操作が可能であるように設定されていて
もよい。
【0010】ICカードリーダは非接触形のICカード
リーダであってもよい。
リーダであってもよい。
【0011】設備は自動車であり、物理的なキーはドア
の施錠・解錠と、エンジンの始動・停止とを行うエンジ
ンキーであり、保安制御部とICカードリーダと指紋入
力装置とは、自動車の室内に設置され、保安制御部は、
ICカードリーダによるICカードの読取りと、指紋入
力装置より入力された指紋データと予め登録された指紋
特徴情報との照合による本人の認証とが行われるまで、
ロック機構にエンジンキーによるエンジンの始動を許可
しない機能を有していてもよく、ICカードリーダと指
紋入力装置とは、自動車の室外より操作可能に設置さ
れ、保安制御部は、ICカードリーダによるICカード
の読取りと、指紋入力装置より入力された指紋データと
予め登録された指紋特徴情報との照合による本人の認証
とが行われるまで、ロック機構にエンジンキーによるド
アの解錠とエンジンの始動とを許可しない機能を有して
いてもよい。
の施錠・解錠と、エンジンの始動・停止とを行うエンジ
ンキーであり、保安制御部とICカードリーダと指紋入
力装置とは、自動車の室内に設置され、保安制御部は、
ICカードリーダによるICカードの読取りと、指紋入
力装置より入力された指紋データと予め登録された指紋
特徴情報との照合による本人の認証とが行われるまで、
ロック機構にエンジンキーによるエンジンの始動を許可
しない機能を有していてもよく、ICカードリーダと指
紋入力装置とは、自動車の室外より操作可能に設置さ
れ、保安制御部は、ICカードリーダによるICカード
の読取りと、指紋入力装置より入力された指紋データと
予め登録された指紋特徴情報との照合による本人の認証
とが行われるまで、ロック機構にエンジンキーによるド
アの解錠とエンジンの始動とを許可しない機能を有して
いてもよい。
【0012】設備は住宅であり、物理的なキーは住宅の
ドアの施錠・解錠を行うドアキーであり、保安制御部は
その住宅内に設置され、ICカードリーダと指紋入力装
置とはその住宅の外部より操作可能に設置され、保安制
御部は、ICカードリーダによるICカードの読取り
と、指紋入力装置より入力された指紋データと予め登録
された指紋特徴情報との照合による本人の認証とが行わ
れるまで、ロック機構にドアキーによるドアの解錠を許
可しない機能を有していてもよく、保安制御部は、ドア
キーによる住宅のドアの解錠の許可が行われているか否
かの確認が可能な表示部を有していてもよい。
ドアの施錠・解錠を行うドアキーであり、保安制御部は
その住宅内に設置され、ICカードリーダと指紋入力装
置とはその住宅の外部より操作可能に設置され、保安制
御部は、ICカードリーダによるICカードの読取り
と、指紋入力装置より入力された指紋データと予め登録
された指紋特徴情報との照合による本人の認証とが行わ
れるまで、ロック機構にドアキーによるドアの解錠を許
可しない機能を有していてもよく、保安制御部は、ドア
キーによる住宅のドアの解錠の許可が行われているか否
かの確認が可能な表示部を有していてもよい。
【0013】ICカードに格納された本人ID情報と指
紋入力装置に入力された指紋特徴データにより本人が認
証されなければ物理的なキーによる機械式錠の解錠が不
可能なので、正当な物理的キーを保有し、かつ本人ID
情報の格納されたICカードを保有し、さらに指紋が登
録されていなければ機械式錠の解錠ができず、その設備
の使用ができないので安全性が相乗的に高まる。
紋入力装置に入力された指紋特徴データにより本人が認
証されなければ物理的なキーによる機械式錠の解錠が不
可能なので、正当な物理的キーを保有し、かつ本人ID
情報の格納されたICカードを保有し、さらに指紋が登
録されていなければ機械式錠の解錠ができず、その設備
の使用ができないので安全性が相乗的に高まる。
【0014】また、指紋照合のみで本人認証を行うので
はなく、ICカードの本人ID情報と物理的なキーとの
組み合わせにより機械式の錠の解錠が可能になるので、
高い精度の指紋入力装置を使用しなくてもよい。
はなく、ICカードの本人ID情報と物理的なキーとの
組み合わせにより機械式の錠の解錠が可能になるので、
高い精度の指紋入力装置を使用しなくてもよい。
【0015】さらに、その人が指紋の照合を免除されて
いるか否かは保安制御部に記録されているだけなので第
三者は知ることが困難であり、第三者は指紋の照合が行
われていると推察するのことにより不正な使用は抑制さ
れるので、本人の体質から指紋特徴点の把握の難しかっ
たり、心情的に指紋の入力を嫌う人にはICカードの本
人ID情報と物理的なキーとの組み合わせだけで解錠を
可能とすることができる。
いるか否かは保安制御部に記録されているだけなので第
三者は知ることが困難であり、第三者は指紋の照合が行
われていると推察するのことにより不正な使用は抑制さ
れるので、本人の体質から指紋特徴点の把握の難しかっ
たり、心情的に指紋の入力を嫌う人にはICカードの本
人ID情報と物理的なキーとの組み合わせだけで解錠を
可能とすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の電子保安シ
ステムの概念を説明するためのブロック構成図である。
電子保安システム10は物理的なキー22で施錠・解錠
が可能な機械式錠21を備えた設備20内に設けられて
おり、使用者が設備20外から提示するICカード31
から所定の事項を読み取るように設備20に設けられた
ICカードリーダー12と、使用者の指紋32を設備2
0外から入力することが可能なように設備20に設けら
れた指紋入力装置13と、物理的なキー22で施錠・解
錠が可能な機械式錠21に対して解錠を阻止するロック
機構14と、使用者の本人認証を行い、認証を受けた使
用者にのみロック機構14のロックを解除して物理的な
キー22による機械式錠21の解錠を許可し、設備20
の使用を許可する、設備20に設けられた保安制御部1
1と、使用者が本人認証のために所持する本人ID情報
が格納されたICカード31とから構成される。
て図面を参照して説明する。図1は本発明の電子保安シ
ステムの概念を説明するためのブロック構成図である。
電子保安システム10は物理的なキー22で施錠・解錠
が可能な機械式錠21を備えた設備20内に設けられて
おり、使用者が設備20外から提示するICカード31
から所定の事項を読み取るように設備20に設けられた
ICカードリーダー12と、使用者の指紋32を設備2
0外から入力することが可能なように設備20に設けら
れた指紋入力装置13と、物理的なキー22で施錠・解
錠が可能な機械式錠21に対して解錠を阻止するロック
機構14と、使用者の本人認証を行い、認証を受けた使
用者にのみロック機構14のロックを解除して物理的な
キー22による機械式錠21の解錠を許可し、設備20
の使用を許可する、設備20に設けられた保安制御部1
1と、使用者が本人認証のために所持する本人ID情報
が格納されたICカード31とから構成される。
【0017】保安制御部11には、ICカード31に本
人ID情報と必要により指紋特徴情報を登録格納する登
録モードを設定する登録モード設定部41とシステムの
解除と復帰とを設定する解除復帰操作部42とを有す
る。登録モード設定部41はICカード31への本人I
D情報と指紋特徴情報との書込みを他の専門機関に委託
する場合は設けなくてもよい。解除復帰操作部42もそ
の必要がない場合には設けなくてもよい。
人ID情報と必要により指紋特徴情報を登録格納する登
録モードを設定する登録モード設定部41とシステムの
解除と復帰とを設定する解除復帰操作部42とを有す
る。登録モード設定部41はICカード31への本人I
D情報と指紋特徴情報との書込みを他の専門機関に委託
する場合は設けなくてもよい。解除復帰操作部42もそ
の必要がない場合には設けなくてもよい。
【0018】保安制御部11は、ICカードリーダー1
2で読み出されたICカード31の本人ID情報とリン
クしている予め本人が登録した指紋特徴情報と、指紋入
力装置13に入力された指紋特徴データとの照合を行っ
て本人認証を行う機能を有する。指紋特徴情報は保安制
御部11に本人ID情報とリンクして登録して格納され
ていてもよく、ICカード31自体に登録して格納され
ていてもよい。
2で読み出されたICカード31の本人ID情報とリン
クしている予め本人が登録した指紋特徴情報と、指紋入
力装置13に入力された指紋特徴データとの照合を行っ
て本人認証を行う機能を有する。指紋特徴情報は保安制
御部11に本人ID情報とリンクして登録して格納され
ていてもよく、ICカード31自体に登録して格納され
ていてもよい。
【0019】登録時のICカード31への本人ID情報
の書込みは、ICカードリーダー12を書込み兼用と
し、保安制御部11に不図示のキーボードを設け、保安
制御部11の登録モード設定部41を登録モードに設定
してICカードリーダー12にICカード31を提示
し、キーボードから本人ID情報の書込みを行ってもよ
い。また、ICカードリーダー12は読出し専用とし、
保安制御部11に書込み専用のICカードリーダーを設
けてもよい。
の書込みは、ICカードリーダー12を書込み兼用と
し、保安制御部11に不図示のキーボードを設け、保安
制御部11の登録モード設定部41を登録モードに設定
してICカードリーダー12にICカード31を提示
し、キーボードから本人ID情報の書込みを行ってもよ
い。また、ICカードリーダー12は読出し専用とし、
保安制御部11に書込み専用のICカードリーダーを設
けてもよい。
【0020】登録時の指紋特徴情報の保安制御部11へ
の登録格納は、書込み可能なICカードリーダーによる
ICカード31への本人ID情報の書込み時に、指紋入
力装置13に指紋を入力させ、入力した指紋特徴データ
を保安制御部11で指紋特徴情報として本人ID情報と
リンクさせて保安制御部11に登録格納してもよい。
の登録格納は、書込み可能なICカードリーダーによる
ICカード31への本人ID情報の書込み時に、指紋入
力装置13に指紋を入力させ、入力した指紋特徴データ
を保安制御部11で指紋特徴情報として本人ID情報と
リンクさせて保安制御部11に登録格納してもよい。
【0021】登録時の指紋特徴情報のICカード31へ
の登録格納は、書込み可能なICカードリーダーによる
ICカード31への本人ID情報の書込み時に、指紋入
力装置13に指紋を入力させ、入力した指紋特徴データ
を保安制御部11で指紋特徴情報とし、書込み可能なI
CカードリーダによりICカード31に書き込んで登録
格納してもよい。
の登録格納は、書込み可能なICカードリーダーによる
ICカード31への本人ID情報の書込み時に、指紋入
力装置13に指紋を入力させ、入力した指紋特徴データ
を保安制御部11で指紋特徴情報とし、書込み可能なI
CカードリーダによりICカード31に書き込んで登録
格納してもよい。
【0022】また、ICカード31への本人ID情報と
指紋特徴情報との書込みは他の専門機関で行ってもよ
い。
指紋特徴情報との書込みは他の専門機関で行ってもよ
い。
【0023】指紋の照合については、本人の体質から指
紋特徴点の把握の難しい場合があり、心情的に指紋の入
力を嫌う人もいるので、保安制御部11に、使用者の登
録時に指紋特徴の照合を行うか否かを設定する不図示の
入力部を設け、入力された情報を本人ID情報とリンク
して登録格納し、指紋特徴の照合を行わない選択を行っ
た使用者に対しては使用者が設備20の使用のためIC
カードリーダー12にICカード31を提示したのみで
本人の認証が行われる機能を設けてもよい。
紋特徴点の把握の難しい場合があり、心情的に指紋の入
力を嫌う人もいるので、保安制御部11に、使用者の登
録時に指紋特徴の照合を行うか否かを設定する不図示の
入力部を設け、入力された情報を本人ID情報とリンク
して登録格納し、指紋特徴の照合を行わない選択を行っ
た使用者に対しては使用者が設備20の使用のためIC
カードリーダー12にICカード31を提示したのみで
本人の認証が行われる機能を設けてもよい。
【0024】本人が認証された場合は、ロック機構14
のロックが解除されてそれ以降の物理的なキーによる機
械式錠の施錠・解錠が可能になるので、保安制御部11
のロック機能をリセットする必要がある。そのため保安
制御部11は、本人の認証が行われて物理的なキー22
による機械式錠21の解錠を許可した後、所定の時間の
経過後にロック機構14を物理的なキー22による機械
式錠21の解錠を許可しない設定に復帰させる。
のロックが解除されてそれ以降の物理的なキーによる機
械式錠の施錠・解錠が可能になるので、保安制御部11
のロック機能をリセットする必要がある。そのため保安
制御部11は、本人の認証が行われて物理的なキー22
による機械式錠21の解錠を許可した後、所定の時間の
経過後にロック機構14を物理的なキー22による機械
式錠21の解錠を許可しない設定に復帰させる。
【0025】また、例えば自動車を一時的に他人に使用
させる場合のように、設備20の使用状況によっては物
理的なキー22のみで常に機械式錠21の施錠・解錠を
行いたい場合がある。そのため保安制御部11は、保安
制御部11による物理的なキー22の不正な使用の制限
の解除と復帰の操作を行う解除復帰操作部42を有して
もよく、例えば本人認証を得てから所定の時間以内のみ
その操作が可能であるように、その操作部は本人認証を
受けた使用者のみ操作が可能とする。
させる場合のように、設備20の使用状況によっては物
理的なキー22のみで常に機械式錠21の施錠・解錠を
行いたい場合がある。そのため保安制御部11は、保安
制御部11による物理的なキー22の不正な使用の制限
の解除と復帰の操作を行う解除復帰操作部42を有して
もよく、例えば本人認証を得てから所定の時間以内のみ
その操作が可能であるように、その操作部は本人認証を
受けた使用者のみ操作が可能とする。
【0026】ロック機構14は通常機械式鍵21内に組
み込まれた、例えば外部から電気的に操作が可能なプラ
ンジャ型ソレノイドであり、ロック状態ではプランジャ
が突出して解錠機構の解錠方向への動作を阻止する。し
かしこれに限定されるものではなく機械式錠21の解錠
の機能や動作を阻止するものであればよい。例えばドア
の内側に取り付けて機械式錠21の室内側の施錠・解錠
用つまみの解錠側への回転を阻止するプランジャ型ソレ
ノイドであってもよく、機械式錠21が自動車のエンジ
ン始動装置の場合エンジンとエンジン始動装置を結ぶ電
源用電気結線あるいはスターター始動用電気結線のいず
れかをオン・オフする電気的な回路であってもよい。
み込まれた、例えば外部から電気的に操作が可能なプラ
ンジャ型ソレノイドであり、ロック状態ではプランジャ
が突出して解錠機構の解錠方向への動作を阻止する。し
かしこれに限定されるものではなく機械式錠21の解錠
の機能や動作を阻止するものであればよい。例えばドア
の内側に取り付けて機械式錠21の室内側の施錠・解錠
用つまみの解錠側への回転を阻止するプランジャ型ソレ
ノイドであってもよく、機械式錠21が自動車のエンジ
ン始動装置の場合エンジンとエンジン始動装置を結ぶ電
源用電気結線あるいはスターター始動用電気結線のいず
れかをオン・オフする電気的な回路であってもよい。
【0027】また、ICカード31とICカードリーダ
12は非接触式であってもよく、特に自動車のドアの解
錠にも本電子式保安システムを適用する場合には、カー
ドリーダは車体外側に面して設ける必要があり、開口部
を持たない非接触式ICカードリーダを用いることが望
ましい。
12は非接触式であってもよく、特に自動車のドアの解
錠にも本電子式保安システムを適用する場合には、カー
ドリーダは車体外側に面して設ける必要があり、開口部
を持たない非接触式ICカードリーダを用いることが望
ましい。
【0028】図2は本発明の指紋を用いた電子保安シス
テムの動作を示すフローチャートである。図2を参照し
て本発明の指紋を用いた電子保安システムの動作を説明
する。
テムの動作を示すフローチャートである。図2を参照し
て本発明の指紋を用いた電子保安システムの動作を説明
する。
【0029】処理を開始すると(S201)、ICカー
ド31の提示を待機し(S202N)、ICカード31
の提示があると(S202Y)、ICカード31から読
み取った本人ID情報は保安制御部11に登録されてい
るかを照合し(S203)、登録されていなければ(S
203N)、ステップ202に戻りICカードの提示を
待機する。登録されていれば(S203Y)、本人が指
紋照合可に登録されているかを調べ(S204)、指紋
照合否の場合は(S204N)、ステップ208に進
み、指紋照合可の場合は(S204Y)、指紋入力を待
機し(S205N、S206N)、所定の時間指紋入力
がないと(S206Y)、ステップ202に戻りICカ
ードの提示を待機する。指紋入力があると(S205
Y)、入力された指紋特徴データは保安制御部11また
はICカード31に登録されている指紋特徴情報と一致
するかを照合し(S207)、一致しなければ(S20
7N)、ステップ202に戻りICカードの提示を待機
する。一致すれば(S207Y)、ロック機構14のロ
ックを解除し(S208)、所定の時間が経過すれば
(S209Y)、ロック機構14をロックにリセットし
(S210)、処理終了でなければ(S211N)、ス
テップ202に戻りICカードの提示を待機し、処理終
了であれば(S211Y)、処理を終了する(S21
2)。
ド31の提示を待機し(S202N)、ICカード31
の提示があると(S202Y)、ICカード31から読
み取った本人ID情報は保安制御部11に登録されてい
るかを照合し(S203)、登録されていなければ(S
203N)、ステップ202に戻りICカードの提示を
待機する。登録されていれば(S203Y)、本人が指
紋照合可に登録されているかを調べ(S204)、指紋
照合否の場合は(S204N)、ステップ208に進
み、指紋照合可の場合は(S204Y)、指紋入力を待
機し(S205N、S206N)、所定の時間指紋入力
がないと(S206Y)、ステップ202に戻りICカ
ードの提示を待機する。指紋入力があると(S205
Y)、入力された指紋特徴データは保安制御部11また
はICカード31に登録されている指紋特徴情報と一致
するかを照合し(S207)、一致しなければ(S20
7N)、ステップ202に戻りICカードの提示を待機
する。一致すれば(S207Y)、ロック機構14のロ
ックを解除し(S208)、所定の時間が経過すれば
(S209Y)、ロック機構14をロックにリセットし
(S210)、処理終了でなければ(S211N)、ス
テップ202に戻りICカードの提示を待機し、処理終
了であれば(S211Y)、処理を終了する(S21
2)。
【0030】ICカード31に格納された本人ID情報
と指紋入力装置13に入力された指紋特徴データにより
本人が認証されなければ物理的なキー22による機械式
錠21の解錠が不可能なので、正当な物理的なキー22
を保有し、かつ本人ID情報の格納されたICカード3
1を保有し、さらに指紋が登録されていなければ機械式
錠21の解錠ができず、設備20の使用ができないので
従来の方法に比較して安全性は高いものになる。本人の
体質から指紋特徴点の把握の難しい場合や、心情的に指
紋の入力を嫌う人の場合登録時の設定により指紋の照合
なしに本人の認証が可能であるが、その人が指紋の照合
を免除されているか否かは保安制御部11に記録されて
いるだけなので第三者は知ることが困難であり、不正な
使用は同様に抑制される。
と指紋入力装置13に入力された指紋特徴データにより
本人が認証されなければ物理的なキー22による機械式
錠21の解錠が不可能なので、正当な物理的なキー22
を保有し、かつ本人ID情報の格納されたICカード3
1を保有し、さらに指紋が登録されていなければ機械式
錠21の解錠ができず、設備20の使用ができないので
従来の方法に比較して安全性は高いものになる。本人の
体質から指紋特徴点の把握の難しい場合や、心情的に指
紋の入力を嫌う人の場合登録時の設定により指紋の照合
なしに本人の認証が可能であるが、その人が指紋の照合
を免除されているか否かは保安制御部11に記録されて
いるだけなので第三者は知ることが困難であり、不正な
使用は同様に抑制される。
【0031】次に本発明の指紋を用いた電子保安システ
ムの具体的な実施の形態について説明する。図3は本発
明の電子保安システムを自動車のエンジンキーによるエ
ンジン始動操作に適用した第1の実施の形態の模式的ブ
ロック構成図である。
ムの具体的な実施の形態について説明する。図3は本発
明の電子保安システムを自動車のエンジンキーによるエ
ンジン始動操作に適用した第1の実施の形態の模式的ブ
ロック構成図である。
【0032】本発明の第1の実施の形態では、ドア12
4はエンジンキーの操作のみで施錠・解錠が可能であ
る。電子保安システム110は物理的なキー122で解
錠されてエンジン123の始動が可能なエンジン始動装
置121を備えた自動車120内に設けられており、使
用者が提示するICカード131から所定の事項を読み
取るICカードリーダー112と、使用者の指紋132
を入力する自動車120内に設けられた指紋入力装置1
13と、エンジンキー122で施錠・解錠とエンジンの
始動が可能なエンジン始動装置121に対して解錠を阻
止するロック機構114と、使用者の本人認証を行い、
認証を受けた使用者にのみロック機構114のロックを
解除してエンジンキー122によるエンジン始動装置1
21の解錠とエンジンの始動を許可し、自動車120の
運転を可能にする、保安制御部111と、使用者が本人
認証のために所持する本人ID情報が記憶されたICカ
ード131とから構成される。これらの装置の一部は自
動車120の他の装置と複合して設けられていてもよ
い。
4はエンジンキーの操作のみで施錠・解錠が可能であ
る。電子保安システム110は物理的なキー122で解
錠されてエンジン123の始動が可能なエンジン始動装
置121を備えた自動車120内に設けられており、使
用者が提示するICカード131から所定の事項を読み
取るICカードリーダー112と、使用者の指紋132
を入力する自動車120内に設けられた指紋入力装置1
13と、エンジンキー122で施錠・解錠とエンジンの
始動が可能なエンジン始動装置121に対して解錠を阻
止するロック機構114と、使用者の本人認証を行い、
認証を受けた使用者にのみロック機構114のロックを
解除してエンジンキー122によるエンジン始動装置1
21の解錠とエンジンの始動を許可し、自動車120の
運転を可能にする、保安制御部111と、使用者が本人
認証のために所持する本人ID情報が記憶されたICカ
ード131とから構成される。これらの装置の一部は自
動車120の他の装置と複合して設けられていてもよ
い。
【0033】ここでは、エンジン始動装置121とエン
ジン123とを結ぶ電気結線125がロック機構114
を経由して配線されており、保安制御部111によりロ
ック機構114がロック状態になっている時は電気結線
125は断となっており、エンジン始動装置121をエ
ンジンキー122で作動させてもエンジンは始動しな
い。保安制御部111によりロック機構114のロック
状態を解除すると電気結線125はONとなって、エン
ジン始動装置121をエンジンキー122で作動させる
とエンジンは始動する。
ジン123とを結ぶ電気結線125がロック機構114
を経由して配線されており、保安制御部111によりロ
ック機構114がロック状態になっている時は電気結線
125は断となっており、エンジン始動装置121をエ
ンジンキー122で作動させてもエンジンは始動しな
い。保安制御部111によりロック機構114のロック
状態を解除すると電気結線125はONとなって、エン
ジン始動装置121をエンジンキー122で作動させる
とエンジンは始動する。
【0034】この場合電源用の電気結線125をロック
機構114に接続した場合はロック機構114が解除さ
れると電気回路に電流が流れエンジン123の始動も可
能となるが、タイマーでロック機構114がリセットさ
れると電流が流れなくなってしまうので、電気結線12
5に流れる電流あるいは電圧が0となるまで電気結線1
25をONに保持する自己保持機構がロック機構114
に設けられていることが望ましい。この場合一度エンジ
ンキー122を切ると次のスタートの際に本人認証を行
う必要がある。
機構114に接続した場合はロック機構114が解除さ
れると電気回路に電流が流れエンジン123の始動も可
能となるが、タイマーでロック機構114がリセットさ
れると電流が流れなくなってしまうので、電気結線12
5に流れる電流あるいは電圧が0となるまで電気結線1
25をONに保持する自己保持機構がロック機構114
に設けられていることが望ましい。この場合一度エンジ
ンキー122を切ると次のスタートの際に本人認証を行
う必要がある。
【0035】また、スターター始動用の電気結線125
をロック機構に接続した場合は、本人認証の有無にかか
わらずエンジンキー122のオンで電流は流れるのでラ
イトなどは使用できるが本人認証がなければエンジン1
23の始動はできない。タイマーでロック機構がリセッ
トしてもエンジン123の運転は継続するが一度エンジ
ンキー122を切ると次のスタートの際本人認証を行う
必要がある。
をロック機構に接続した場合は、本人認証の有無にかか
わらずエンジンキー122のオンで電流は流れるのでラ
イトなどは使用できるが本人認証がなければエンジン1
23の始動はできない。タイマーでロック機構がリセッ
トしてもエンジン123の運転は継続するが一度エンジ
ンキー122を切ると次のスタートの際本人認証を行う
必要がある。
【0036】保安制御部111に、本人認証を受けた使
用者のみが操作可能なエンジンキー122の不正な使用
の制限の解除と復帰の操作を行う操作部を設け、操作部
を解除に設定すれば、以後エンジンキー122のみでオ
ン・オフと始動ができるが、車を離れる時には復帰に設
定を戻す必要があり、復帰の設定は本人認証を不要とし
ても保安上の問題はない。
用者のみが操作可能なエンジンキー122の不正な使用
の制限の解除と復帰の操作を行う操作部を設け、操作部
を解除に設定すれば、以後エンジンキー122のみでオ
ン・オフと始動ができるが、車を離れる時には復帰に設
定を戻す必要があり、復帰の設定は本人認証を不要とし
ても保安上の問題はない。
【0037】次に、第1の実施の形態の動作について説
明する。使用者がエンジンキー122によりドア124
の機械式錠126を解錠して自動車120内部に入る。
この時点ではロック機構114がロック状態になってお
り電気結線125は断となっているため、エンジン始動
装置121をエンジンキー122で作動させてもエンジ
ンは始動しない。
明する。使用者がエンジンキー122によりドア124
の機械式錠126を解錠して自動車120内部に入る。
この時点ではロック機構114がロック状態になってお
り電気結線125は断となっているため、エンジン始動
装置121をエンジンキー122で作動させてもエンジ
ンは始動しない。
【0038】使用者がICカード131をICカードリ
ーダー112に提示し、指紋入力装置113に指132
を接触させ指紋特徴データを入力する。保安制御部11
1はICカードリーダー112がICカード131から
読み取った本人ID情報を保安制御部111に登録され
ている本人ID情報と照合し、また指紋入力装置113
から入力された指紋特徴データが保安制御部111また
はICカード131に登録されている指紋特徴情報と一
致するかを照合し、一致すればロック機構114のロッ
クを解除する。ロック機構114のロックが解除される
ことによって電気結線125はONとなって、エンジン
始動装置121をエンジンキー122で作動させるとエ
ンジン123は始動する。
ーダー112に提示し、指紋入力装置113に指132
を接触させ指紋特徴データを入力する。保安制御部11
1はICカードリーダー112がICカード131から
読み取った本人ID情報を保安制御部111に登録され
ている本人ID情報と照合し、また指紋入力装置113
から入力された指紋特徴データが保安制御部111また
はICカード131に登録されている指紋特徴情報と一
致するかを照合し、一致すればロック機構114のロッ
クを解除する。ロック機構114のロックが解除される
ことによって電気結線125はONとなって、エンジン
始動装置121をエンジンキー122で作動させるとエ
ンジン123は始動する。
【0039】第1の実施の形態では、エンジンキー12
2でドアを解錠できる人は車内に入り保安制御部111
を操作することが可能となるので、不正にICカード1
31の作成が行われるおそれがあるので、ICカード登
録機能を設けず、他の安全な機関にICカード131の
作成を委託するか、ICカード登録機能を設けた場合で
も登録モードの設定は本人認証を受けた人のみが可能と
することが望ましい。
2でドアを解錠できる人は車内に入り保安制御部111
を操作することが可能となるので、不正にICカード1
31の作成が行われるおそれがあるので、ICカード登
録機能を設けず、他の安全な機関にICカード131の
作成を委託するか、ICカード登録機能を設けた場合で
も登録モードの設定は本人認証を受けた人のみが可能と
することが望ましい。
【0040】ICカード131に格納された本人ID情
報と指紋入力装置113に入力された指紋特徴データに
より本人が認証されなければエンジンキー122による
エンジン始動装置121によるエンジン123の始動が
不可能なので、正当なエンジンキー122を保有し、か
つ本人ID情報の格納されたICカード131を保有
し、さらに指紋が登録されていなければエンジン始動装
置121によるエンジン123の始動ができず、自動車
120の使用ができないので従来の方法に比較して安全
性は高いものになる。
報と指紋入力装置113に入力された指紋特徴データに
より本人が認証されなければエンジンキー122による
エンジン始動装置121によるエンジン123の始動が
不可能なので、正当なエンジンキー122を保有し、か
つ本人ID情報の格納されたICカード131を保有
し、さらに指紋が登録されていなければエンジン始動装
置121によるエンジン123の始動ができず、自動車
120の使用ができないので従来の方法に比較して安全
性は高いものになる。
【0041】図4は本発明の電子保安システムを自動車
のエンジンキーによるドアの開閉操作とエンジン始動始
動操作に適用した第2の実施の形態の模式的ブロック構
成図である。
のエンジンキーによるドアの開閉操作とエンジン始動始
動操作に適用した第2の実施の形態の模式的ブロック構
成図である。
【0042】本発明の第2の実施の形態では、電子保安
システム210は自動車220内に設けられており、使
用者が車外から提示するICカード231から所定の事
項を読み取れるように自動車220の外面に接して設け
られたICカードリーダー212と、使用者の指232
が車外から接触可能なように自動車220の外面に接し
て設けられ使用者の指紋を入力する指紋入力装置213
と、エンジンキー222で施錠・解錠が可能なドア22
4の機械式錠226の解錠を阻止する第1のロック機構
214と、エンジンキー222で施錠・解錠とエンジン
の始動が可能なエンジン始動装置221に対して解錠を
阻止する第2のロック機構215と、使用者の本人認証
を行い、認証を受けた使用者にのみ第1のロック機構2
14と第2のロック機構215とのロックを解除してエ
ンジンキー222によるドア224の解錠とエンジンキ
ー222によるエンジン始動装置221の解錠即ちエン
ジンの始動とを許可して自動車220の運転を可能にす
る保安制御部211と、使用者が本人認証のために所持
する本人ID情報が記憶されたICカード231とから
構成される。
システム210は自動車220内に設けられており、使
用者が車外から提示するICカード231から所定の事
項を読み取れるように自動車220の外面に接して設け
られたICカードリーダー212と、使用者の指232
が車外から接触可能なように自動車220の外面に接し
て設けられ使用者の指紋を入力する指紋入力装置213
と、エンジンキー222で施錠・解錠が可能なドア22
4の機械式錠226の解錠を阻止する第1のロック機構
214と、エンジンキー222で施錠・解錠とエンジン
の始動が可能なエンジン始動装置221に対して解錠を
阻止する第2のロック機構215と、使用者の本人認証
を行い、認証を受けた使用者にのみ第1のロック機構2
14と第2のロック機構215とのロックを解除してエ
ンジンキー222によるドア224の解錠とエンジンキ
ー222によるエンジン始動装置221の解錠即ちエン
ジンの始動とを許可して自動車220の運転を可能にす
る保安制御部211と、使用者が本人認証のために所持
する本人ID情報が記憶されたICカード231とから
構成される。
【0043】ドア224の機械式錠226も第1のロッ
ク機構214により保安制御部211により制御されて
おり、使用者の本人認証を行い、認証を受けた使用者に
のみ第1のロック機構214のロックが解除されエンジ
ンキー222による解錠が可能となる。
ク機構214により保安制御部211により制御されて
おり、使用者の本人認証を行い、認証を受けた使用者に
のみ第1のロック機構214のロックが解除されエンジ
ンキー222による解錠が可能となる。
【0044】エンジン始動装置221の第2のロック機
構215は、第1の実施の形態のロック機構114と同
じであり、その機構と動作も第1の実施の形態と同じな
ので説明を省略する。
構215は、第1の実施の形態のロック機構114と同
じであり、その機構と動作も第1の実施の形態と同じな
ので説明を省略する。
【0045】使用者がICカード231を車体外面に面
して設けられたICカードリーダー212に提示し、同
じく車体外面に面して設けられた指紋入力装置213に
指232を接触させ指紋特徴データを入力する。保安制
御部211はICカードリーダー212がICカード2
31から読み取った本人ID情報を保安制御部211に
登録されている本人ID情報と照合し、また指紋入力装
置213から入力された指紋特徴データが保安制御部2
11またはICカード231に登録されている指紋特徴
情報と一致するかを照合し、一致した場合は第1のロッ
ク機構214と第2のロック機構215のロックを解除
する。第1のロック機構214のロックが解除されたこ
とにより使用者がエンジンキー222によりドア224
の機械式錠226を解錠して自動車220の内部に入る
ことができる。この時第2のロック機構215も既にロ
ックが解除されているのエンジン始動装置221をエン
ジンキー222で操作してエンジン223を始動させ、
自動車220を運転することが可能となる。
して設けられたICカードリーダー212に提示し、同
じく車体外面に面して設けられた指紋入力装置213に
指232を接触させ指紋特徴データを入力する。保安制
御部211はICカードリーダー212がICカード2
31から読み取った本人ID情報を保安制御部211に
登録されている本人ID情報と照合し、また指紋入力装
置213から入力された指紋特徴データが保安制御部2
11またはICカード231に登録されている指紋特徴
情報と一致するかを照合し、一致した場合は第1のロッ
ク機構214と第2のロック機構215のロックを解除
する。第1のロック機構214のロックが解除されたこ
とにより使用者がエンジンキー222によりドア224
の機械式錠226を解錠して自動車220の内部に入る
ことができる。この時第2のロック機構215も既にロ
ックが解除されているのエンジン始動装置221をエン
ジンキー222で操作してエンジン223を始動させ、
自動車220を運転することが可能となる。
【0046】なお、第2の実施の形態では、本人認証が
できなければエンジンキー222でドアを解錠して車内
に入ることはできないので、保安制御部211にICカ
ード登録機能を設けていても安全上問題はない。
できなければエンジンキー222でドアを解錠して車内
に入ることはできないので、保安制御部211にICカ
ード登録機能を設けていても安全上問題はない。
【0047】ICカード231に格納された本人ID情
報と指紋入力装置213に入力された指紋特徴データに
より本人が認証されなければエンジンキー222による
ドア224の機械式錠226の解錠とエンジン始動装置
221の解錠とエンジン223の始動が不可能なので、
正当なエンジンキー222を保有し、かつ本人ID情報
の格納されたICカード231を保有し、さらに指紋が
登録されていなければドア224の開放もエンジン始動
装置221の解錠とエンジン223の始動もできず、自
動車220への搭乗も自動車220の使用もできないの
で第1の実施の形態に比較して安全性はさらに高いもの
になる。
報と指紋入力装置213に入力された指紋特徴データに
より本人が認証されなければエンジンキー222による
ドア224の機械式錠226の解錠とエンジン始動装置
221の解錠とエンジン223の始動が不可能なので、
正当なエンジンキー222を保有し、かつ本人ID情報
の格納されたICカード231を保有し、さらに指紋が
登録されていなければドア224の開放もエンジン始動
装置221の解錠とエンジン223の始動もできず、自
動車220への搭乗も自動車220の使用もできないの
で第1の実施の形態に比較して安全性はさらに高いもの
になる。
【0048】図5は本発明の電子保安システムをマンシ
ョンのドアの開閉操作に適用した第3の実施の形態の模
式的ブロック構成図である。
ョンのドアの開閉操作に適用した第3の実施の形態の模
式的ブロック構成図である。
【0049】本発明の第3の実施の形態では、電子保安
システム310はマンション320の室内に設けられて
おり、使用者が室外より提示するICカード331から
所定の事項を読み取れるように室外に設けられたICカ
ードリーダー312と、使用者の指332が接触可能な
ように室外に設けられ使用者の指紋を入力する指紋入力
装置313と、ドアキー322で施錠・解錠が可能なド
ア324の機械式錠321の解錠を阻止するロック機構
314と、使用者の本人認証を行い、認証を受けた使用
者にのみロック機構314のロックを解除してドアキー
322によるドア224の機械式錠321の解錠を許可
してマンション320内への入室を可能にする保安制御
部311と、使用者が本人認証のために所持する本人I
D情報が記憶されたICカード331とから構成され
る。
システム310はマンション320の室内に設けられて
おり、使用者が室外より提示するICカード331から
所定の事項を読み取れるように室外に設けられたICカ
ードリーダー312と、使用者の指332が接触可能な
ように室外に設けられ使用者の指紋を入力する指紋入力
装置313と、ドアキー322で施錠・解錠が可能なド
ア324の機械式錠321の解錠を阻止するロック機構
314と、使用者の本人認証を行い、認証を受けた使用
者にのみロック機構314のロックを解除してドアキー
322によるドア224の機械式錠321の解錠を許可
してマンション320内への入室を可能にする保安制御
部311と、使用者が本人認証のために所持する本人I
D情報が記憶されたICカード331とから構成され
る。
【0050】ドア324の機械式錠321はロック機構
314により保安制御部311により制御されており、
使用者の本人認証を行い、認証を受けた使用者にのみロ
ック機構314のロックが解除されドアキー322によ
る解錠が可能となる。
314により保安制御部311により制御されており、
使用者の本人認証を行い、認証を受けた使用者にのみロ
ック機構314のロックが解除されドアキー322によ
る解錠が可能となる。
【0051】使用者がICカード331をマンション3
20外部、通常はドア324近傍に設けられたICカー
ドリーダー312に提示し、同じくマンション320外
部、通常はドア324近傍に設けられた指紋入力装置3
13に指332を接触させ指紋特徴データを入力する。
保安制御部311はICカードリーダー312がICカ
ード331から読み取った本人ID情報を保安制御部3
11に登録されている本人ID情報と照合し、また指紋
入力装置313から入力された指紋特徴データが保安制
御部311またはICカード331に登録されている指
紋特徴情報と一致するかを照合し、一致した場合はロッ
ク機構314を解除する。ロック機構314のロックが
解除されたことにより使用者がドアキー322によりド
ア324の機械式錠321を解錠してマンション320
の内部に入ることができる。
20外部、通常はドア324近傍に設けられたICカー
ドリーダー312に提示し、同じくマンション320外
部、通常はドア324近傍に設けられた指紋入力装置3
13に指332を接触させ指紋特徴データを入力する。
保安制御部311はICカードリーダー312がICカ
ード331から読み取った本人ID情報を保安制御部3
11に登録されている本人ID情報と照合し、また指紋
入力装置313から入力された指紋特徴データが保安制
御部311またはICカード331に登録されている指
紋特徴情報と一致するかを照合し、一致した場合はロッ
ク機構314を解除する。ロック機構314のロックが
解除されたことにより使用者がドアキー322によりド
ア324の機械式錠321を解錠してマンション320
の内部に入ることができる。
【0052】なお、第3の実施の形態では、本人認証が
できなければドアキー322でドア324を解錠してマ
ンション320内に入ることはできないので、保安制御
部311にICカード登録機能を設けていても安全上問
題はない。 ICカードに対する本人ID情報の登録お
よび必要な場合の指紋特徴情報の登録は、保安制御部3
11の登録モード設定部341を登録モードに設定し
て、保安制御部311の不図示のテンキーを用いて本人
ID情報を入力し、指紋入力装置313または保安制御
部311の不図示の指紋入力装置を用いて指紋特徴デー
タを入力し、指紋特徴情報を書込み兼用のICカードリ
ーダー312または保安制御部311の不図示の書込み
用カードリーダーを用いてICカード331に入力す
る。
できなければドアキー322でドア324を解錠してマ
ンション320内に入ることはできないので、保安制御
部311にICカード登録機能を設けていても安全上問
題はない。 ICカードに対する本人ID情報の登録お
よび必要な場合の指紋特徴情報の登録は、保安制御部3
11の登録モード設定部341を登録モードに設定し
て、保安制御部311の不図示のテンキーを用いて本人
ID情報を入力し、指紋入力装置313または保安制御
部311の不図示の指紋入力装置を用いて指紋特徴デー
タを入力し、指紋特徴情報を書込み兼用のICカードリ
ーダー312または保安制御部311の不図示の書込み
用カードリーダーを用いてICカード331に入力す
る。
【0053】出入りの頻度の高い時などでドアキー32
2のみで解錠を行いときは、保安制御部311の解除復
帰操作部342を解除に設定すれば、以後ドアキー32
2のみでドアの解錠ができる。この操作は安全のために
は本人認証を受けた人が行うことが望ましいので、本人
認証によりロック機構314が解除されタイマーでリセ
ットするまでの間操作可能とするとよい。その必要がな
くなった時には復帰に設定を戻す必要があり、復帰の設
定は本人認証を不要としても保安上の問題はない。
2のみで解錠を行いときは、保安制御部311の解除復
帰操作部342を解除に設定すれば、以後ドアキー32
2のみでドアの解錠ができる。この操作は安全のために
は本人認証を受けた人が行うことが望ましいので、本人
認証によりロック機構314が解除されタイマーでリセ
ットするまでの間操作可能とするとよい。その必要がな
くなった時には復帰に設定を戻す必要があり、復帰の設
定は本人認証を不要としても保安上の問題はない。
【0054】また、就寝時などはロック機構314のロ
ックが作動していることが望ましいのでロック機構31
4のロックの作動・解除を示す状態表示部343が設け
られていることが望ましい。
ックが作動していることが望ましいのでロック機構31
4のロックの作動・解除を示す状態表示部343が設け
られていることが望ましい。
【0055】ICカード331に格納された本人ID情
報と指紋入力装置313に入力された指紋特徴データに
より本人が認証されなければドアキー322によるドア
324の機械式錠321の解錠が不可能なので、正当な
ドアキー322を保有し、かつ本人ID情報の格納され
たICカード331を保有し、さらに指紋が登録されて
いなければドア324の開放ができず、マンション32
0内への入室ができないので安全性は高いものになる。
報と指紋入力装置313に入力された指紋特徴データに
より本人が認証されなければドアキー322によるドア
324の機械式錠321の解錠が不可能なので、正当な
ドアキー322を保有し、かつ本人ID情報の格納され
たICカード331を保有し、さらに指紋が登録されて
いなければドア324の開放ができず、マンション32
0内への入室ができないので安全性は高いものになる。
【0056】これまで、実施の形態として自動車とマン
ションの例をあげて説明したが、本発明の電子保安シス
テムの適用はこれに限られるものではなく、例えば戸建
ての住宅や、金庫室や資料保管室などのビル内の部屋の
ドアなど機械式錠で施錠をしているケースに対して広く
適用が可能である。
ションの例をあげて説明したが、本発明の電子保安シス
テムの適用はこれに限られるものではなく、例えば戸建
ての住宅や、金庫室や資料保管室などのビル内の部屋の
ドアなど機械式錠で施錠をしているケースに対して広く
適用が可能である。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明の指紋を用い
た電子保安システムは、物理的なキーで機械式錠を解錠
する設備に対して物理的なキーの不正な使用を安全面で
制限することできるという効果がある。
た電子保安システムは、物理的なキーで機械式錠を解錠
する設備に対して物理的なキーの不正な使用を安全面で
制限することできるという効果がある。
【0058】これはICカードに格納された本人ID情
報と指紋入力装置に入力された指紋特徴データにより本
人が認証されなければ物理的なキーによる機械式錠の解
錠が不可能なので、正当な物理的キーを保有し、かつ本
人ID情報の格納されたICカードを保有し、さらに指
紋が登録されていなければ機械式錠の解錠ができず、そ
の設備の使用ができないので安全性が相乗的に高まるか
らである。
報と指紋入力装置に入力された指紋特徴データにより本
人が認証されなければ物理的なキーによる機械式錠の解
錠が不可能なので、正当な物理的キーを保有し、かつ本
人ID情報の格納されたICカードを保有し、さらに指
紋が登録されていなければ機械式錠の解錠ができず、そ
の設備の使用ができないので安全性が相乗的に高まるか
らである。
【0059】また、指紋入力装置は精度の高いものであ
る必要がなく、同一人を違う人と誤って判断する確率が
低くなり設備費も安くなるという効果がある。
る必要がなく、同一人を違う人と誤って判断する確率が
低くなり設備費も安くなるという効果がある。
【0060】これは、指紋照合のみで本人認証を行うの
ではなく、ICカードの本人ID情報と物理的なキーと
の組み合わせにより機械式の錠の解錠が可能になるの
で、指紋入力装置の精度を高める必要性が低いからであ
る。
ではなく、ICカードの本人ID情報と物理的なキーと
の組み合わせにより機械式の錠の解錠が可能になるの
で、指紋入力装置の精度を高める必要性が低いからであ
る。
【0061】さらに、本人の体質から指紋特徴点の把握
の難しかったり、心情的に指紋の入力を嫌う人にはIC
カードの本人ID情報と物理的なキーとの組み合わせだ
けで解錠が可能となるという効果がある。
の難しかったり、心情的に指紋の入力を嫌う人にはIC
カードの本人ID情報と物理的なキーとの組み合わせだ
けで解錠が可能となるという効果がある。
【0062】これは、その人が指紋の照合を免除されて
いるか否かは保安制御部に記録されているだけなので第
三者は知ることが困難であり、第三者は指紋の照合が行
われていると推察するので不正な使用は抑制されるから
である。
いるか否かは保安制御部に記録されているだけなので第
三者は知ることが困難であり、第三者は指紋の照合が行
われていると推察するので不正な使用は抑制されるから
である。
【図1】本発明の電子保安システムの概念を説明するた
めのブロック構成図である。
めのブロック構成図である。
【図2】本発明の指紋を用いた電子保安システムの動作
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図3】本発明の電子保安システムを自動車のエンジン
キーによるエンジン始動操作に適用した第1の実施の形
態の模式的ブロック構成図である。
キーによるエンジン始動操作に適用した第1の実施の形
態の模式的ブロック構成図である。
【図4】本発明の電子保安システムを自動車のエンジン
キーによるドアの開閉操作とエンジン始動操作に適用し
た第2の実施の形態の模式的ブロック構成図である。
キーによるドアの開閉操作とエンジン始動操作に適用し
た第2の実施の形態の模式的ブロック構成図である。
【図5】本発明の電子保安システムをマンションのドア
の開閉操作に適用した第3の実施の形態の模式的ブロッ
ク構成図である。
の開閉操作に適用した第3の実施の形態の模式的ブロッ
ク構成図である。
10、110、210、310 電子保安システム 11、111、211、311 保安制御部 12、112、212、312 ICカードリーダー 13、113、213、313 指紋入力装置 14、114、314 ロック機構 20 設備 21、126、226、321 機械式錠 22 物理的なキー 31、131、231、331 ICカード 32、132、232、332 指 41、341 登録モード設定部 42、342 解除復帰操作部 120、220 自動車 121、221 エンジン始動装置 122、222 エンジンキー 123、223 エンジン 124、224、324 ドア 214 第1のロック機構 215 第2のロック機構 320 マンション 322 ドアキー 343 状態表示部 S201〜S212 ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 25/04 603 B60R 25/04 603 E05B 17/20 E05B 17/20 A Z 35/12 35/12 B 65/12 65/12 A 65/20 65/20 Fターム(参考) 2E250 AA02 AA04 AA05 AA21 BB05 BB08 BB09 BB53 CC27 DD06 EE05 FF08 FF28 FF44 GG05 GG15 HH01 JJ03 JJ05 KK03 LL00 LL01 NN04 PP15 QQ02 QQ03 RR01 SS01 TT01
Claims (11)
- 【請求項1】 所定の設備の使用を許可する物理的なキ
ーの不正な使用を安全面で制限するための電子保安シス
テムであって、 使用者が提示するICカードから所定の事項を読み取る
前記設備に設けられたICカードリーダーと、 使用者の指紋を入力する前記設備に設けられた指紋入力
装置と、 前記物理的なキーで施錠・解錠が可能な機械式錠に対し
て解錠を阻止するロック機構と、 使用者の本人認証を行い、認証を受けた使用者にのみ前
記ロック機構のロックを解除して前記物理的なキーによ
る前記機械式錠に対する解錠を許可する、該設備に設け
られた保安制御部と、 使用者が本人認証のために所持する本人ID情報が格納
されたICカードと、を備え、 前記保安制御部は、前記本人ID情報とリンクしている
予め本人が登録した指紋特徴情報と、前記指紋入力装置
に入力された指紋特徴データとの照合を行って本人認証
を行う機能を有することを特徴とする電子保安システ
ム。 - 【請求項2】 前記保安制御部は、使用者の登録時に、
書込み可能なICカードリーダにより前記ICカードに
本人ID情報を書込み、指紋入力装置より入力された指
紋特徴データを本人ID情報とリンクさせて指紋特徴情
報として該保安制御部に登録して格納する機能と、 使用者が前記設備の使用のため前記ICカードリーダー
にICカードを提示した時は、該ICカードから読み取
った本人ID情報により読み出した該保安制御部に格納
された指紋特徴情報と、前記指紋入力装置に入力された
指紋特徴データとを照合して本人の認証を行う機能と、
を有する請求項1に記載の電子保安システム。 - 【請求項3】 前記保安制御部は、使用者の登録時に、
書込み可能なICカードリーダにより、前記ICカード
に、本人ID情報と、指紋入力装置より入力された指紋
特徴データより生成した指紋特徴情報とを書込んで登録
する機能と、 使用者が前記設備の使用のため前記ICカードリーダー
にICカードを提示した時は、該ICカードから読み取
った指紋特徴情報と、前記指紋入力装置に入力された指
紋データとを照合して本人の認証を行う機能と、を有す
る請求項1に記載の電子保安システム。 - 【請求項4】 前記保安制御部は、本人の認証が行われ
て前記物理的なキーによる前記設備の使用を許可した
後、所定の時間の経過後に前記ロック機構を前記物理的
なキーによる前記設備の使用を許可しない設定に復帰さ
せる機能を有する請求項1から3のいずれか1項に記載
の電子保安システム。 - 【請求項5】 前記保安制御部には、使用者の登録時に
使用者が選択した指紋特徴の照合を行うか否かの情報が
登録して格納され、前記保安制御部では指紋特徴の照合
を行わない選択を行った使用者に対しては、使用者が前
記設備の使用のため前記ICカードリーダーにICカー
ドを提示したのみで本人の認証が行われる機能を有する
請求項1から請求項4の何れか1項に記載の電子保安シ
ステム。 - 【請求項6】 前記保安制御部は、該保安制御部による
前記物理的なキーの不正な使用の制限の解除と復帰の操
作を行う操作部を有し、該操作部は本人認証を受けた使
用者のみ操作が可能であるように設定されている請求項
1から請求項5の何れか1項に記載の電子保安システ
ム。 - 【請求項7】 前記ICカードリーダは非接触形のIC
カードリーダである請求項1から請求項6の何れか1項
に記載の電子保安システム。 - 【請求項8】 前記設備は自動車であり、前記物理的な
キーはドアの施錠・解錠と、エンジンの始動・停止とを
行うエンジンキーであり、 前記保安制御部と前記ICカードリーダと前記指紋入力
装置とは、自動車の室内に設置され、前記保安制御部
は、前記ICカードリーダによるICカードの読取り
と、前記指紋入力装置より入力された指紋データと予め
登録された指紋特徴情報との照合による本人の認証とが
行われるまで、前記ロック機構に前記エンジンキーによ
るエンジンの始動を許可しない機能を有する請求項1か
ら請求項7に記載の電子保安システム。 - 【請求項9】 前記設備は自動車であり、前記物理的な
キーは該自動車のドアの施錠・解錠と、エンジンの始動
・停止とを行うエンジンキーであり、 前記ICカードリーダと前記指紋入力装置とは、自動車
の室外より操作可能に設置され、前記保安制御部は、前
記ICカードリーダによるICカードの読取りと、前記
指紋入力装置より入力された指紋データと予め登録され
た指紋特徴情報との照合による本人の認証とが行われる
まで、前記ロック機構に前記エンジンキーによるドアの
解錠とエンジンの始動とを許可しない機能を有する請求
項1から請求項7の何れか1項に記載の電子保安システ
ム。 - 【請求項10】 前記設備は住宅であり、前記物理的な
キーは住宅のドアの施錠・解錠を行うドアキーであり、 前記保安制御部は該住宅内に設置され、前記ICカード
リーダと前記指紋入力装置とは該住宅の外部より操作可
能に設置され、前記保安制御部は、前記ICカードリー
ダによるICカードの読取りと、前記指紋入力装置より
入力された指紋データと予め登録された指紋特徴情報と
の照合による本人の認証とが行われるまで、前記ロック
機構にドアキーによるドアの解錠を許可しない機能を有
する請求項1から請求項7の何れか1項に記載の電子保
安システム。 - 【請求項11】 前記保安制御部は、前記ドアキーによ
る住宅の前記ドアの解錠の許可が行われているか否かの
確認が可能な表示部を有する請求項10に記載の電子保
安システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000166040A JP2001342760A (ja) | 2000-06-02 | 2000-06-02 | 指紋を用いた電子保安システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000166040A JP2001342760A (ja) | 2000-06-02 | 2000-06-02 | 指紋を用いた電子保安システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001342760A true JP2001342760A (ja) | 2001-12-14 |
Family
ID=18669418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000166040A Pending JP2001342760A (ja) | 2000-06-02 | 2000-06-02 | 指紋を用いた電子保安システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001342760A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005119602A1 (en) * | 2004-06-01 | 2005-12-15 | Kaba Ilco Inc. | Electronic lock system and method for providing access thereto |
GB2417048A (en) * | 2004-08-13 | 2006-02-15 | Alan John Mock | Preventing vehicle use by an unauthorised or uninsured driver |
JP2008212228A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-18 | Heiwa Corp | 遊技機 |
US8150573B2 (en) | 2006-08-31 | 2012-04-03 | Kabushiki Kaisha Tokai Rika Denki Seisakusho | Hybrid car travel mode setting device |
CN108082126A (zh) * | 2017-12-29 | 2018-05-29 | 安徽统凌科技新能源有限公司 | 一种指纹解锁电动车系统 |
CN108824998A (zh) * | 2018-08-24 | 2018-11-16 | 湖南宏瑞文博集团股份有限公司 | 文物库房门或金库门用简易入库模式及内外互开互锁装置 |
-
2000
- 2000-06-02 JP JP2000166040A patent/JP2001342760A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005119602A1 (en) * | 2004-06-01 | 2005-12-15 | Kaba Ilco Inc. | Electronic lock system and method for providing access thereto |
GB2430525A (en) * | 2004-06-01 | 2007-03-28 | Kaba Ilco Inc | Electronic lock system and method for providing access thereto |
GB2430525B (en) * | 2004-06-01 | 2008-09-10 | Kaba Ilco Inc | Electronic lock system and method for providing access thereto |
GB2417048A (en) * | 2004-08-13 | 2006-02-15 | Alan John Mock | Preventing vehicle use by an unauthorised or uninsured driver |
US8150573B2 (en) | 2006-08-31 | 2012-04-03 | Kabushiki Kaisha Tokai Rika Denki Seisakusho | Hybrid car travel mode setting device |
JP2008212228A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-18 | Heiwa Corp | 遊技機 |
CN108082126A (zh) * | 2017-12-29 | 2018-05-29 | 安徽统凌科技新能源有限公司 | 一种指纹解锁电动车系统 |
CN108824998A (zh) * | 2018-08-24 | 2018-11-16 | 湖南宏瑞文博集团股份有限公司 | 文物库房门或金库门用简易入库模式及内外互开互锁装置 |
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