JP2001341047A - 工作機械 - Google Patents
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- Y10T82/25—Lathe
-
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- Y10T82/25—Lathe
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- Mechanical Engineering (AREA)
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- Machine Tool Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】加工領域から作業領域に持ち出された加工屑
を、比較的簡単な作業で機外に排出することができる工
作機械を提供する。 【解決手段】ベッド５１，コラム５２，主軸頭５３，テ
ーブル５４，パレット載置台６３及びパレット交換装置
１１とを備えてなり、主軸頭５３とテーブル５４とが直
交３軸方向に相対移動するように構成された工作機械に
おいて、加工屑を搬送するチップコンベア１０を、その
搬送路が加工領域Ａの下方及び作業領域Ｂの下方に位置
するように配設する。加工領域Ａ内で生じた加工屑及び
加工領域Ａから作業領域Ｂに持ち出された加工屑がチッ
プコンベア１０内に収集され、このチップコンベア１０
によって機外に搬送，排出される。
を、比較的簡単な作業で機外に排出することができる工
作機械を提供する。 【解決手段】ベッド５１，コラム５２，主軸頭５３，テ
ーブル５４，パレット載置台６３及びパレット交換装置
１１とを備えてなり、主軸頭５３とテーブル５４とが直
交３軸方向に相対移動するように構成された工作機械に
おいて、加工屑を搬送するチップコンベア１０を、その
搬送路が加工領域Ａの下方及び作業領域Ｂの下方に位置
するように配設する。加工領域Ａ内で生じた加工屑及び
加工領域Ａから作業領域Ｂに持ち出された加工屑がチッ
プコンベア１０内に収集され、このチップコンベア１０
によって機外に搬送，排出される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、被加工物を加工し
た際に生じる加工屑などを回収し、機外へ排出するチッ
プコンベアを備えた工作機械に関する。
た際に生じる加工屑などを回収し、機外へ排出するチッ
プコンベアを備えた工作機械に関する。
【０００２】
【従来の技術】上述した工作機械の一例を図４に示す。
図４は、かかる工作機械をその一部を破断して示した側
面図である。同図に示すように、この工作機械５０は、
所謂横形のマシニングセンタと称されるものであって、
ベッド５１と、このベッド５１上に配設されたコラム５
２と、このコラム５２に支持された主軸頭５３と、加工
領域Ａ内のベッド５１上に配設されるとともに、被加工
物（図示せず）の取り付けられたパレット５５が載置，
固定されるテーブル５４と、加工領域Ａ外、ここでは、
ベッド５１の図示左方側に設定された作業領域Ｂ内に配
設されるパレット載置台６３と、テーブル５４上に載置
されたパレット５５とパレット載置台６３上に載置され
たパレット５５とを交換するパレット交換装置６０と、
搬送路がＺ軸方向に沿って、加工領域Ａの下方に位置す
るように配設されるチップコンベア７０などから構成さ
れており、図示例では、コラム５２がＸ軸方向（紙面と
直交する方向）に移動し、主軸頭５３がＹ軸方向に移動
し、テーブル５４がＺ軸方向に移動するようになってい
る。尚、パレット載置台６３及びパレット交換装置６０
は、ベッド５１の図示左方側に設けられた架台６４上に
配設されている。
図４は、かかる工作機械をその一部を破断して示した側
面図である。同図に示すように、この工作機械５０は、
所謂横形のマシニングセンタと称されるものであって、
ベッド５１と、このベッド５１上に配設されたコラム５
２と、このコラム５２に支持された主軸頭５３と、加工
領域Ａ内のベッド５１上に配設されるとともに、被加工
物（図示せず）の取り付けられたパレット５５が載置，
固定されるテーブル５４と、加工領域Ａ外、ここでは、
ベッド５１の図示左方側に設定された作業領域Ｂ内に配
設されるパレット載置台６３と、テーブル５４上に載置
されたパレット５５とパレット載置台６３上に載置され
たパレット５５とを交換するパレット交換装置６０と、
搬送路がＺ軸方向に沿って、加工領域Ａの下方に位置す
るように配設されるチップコンベア７０などから構成さ
れており、図示例では、コラム５２がＸ軸方向（紙面と
直交する方向）に移動し、主軸頭５３がＹ軸方向に移動
し、テーブル５４がＺ軸方向に移動するようになってい
る。尚、パレット載置台６３及びパレット交換装置６０
は、ベッド５１の図示左方側に設けられた架台６４上に
配設されている。
【０００３】前記パレット交換装置６０は、両端にパレ
ット保持部６１ａを有する旋回アーム６１と、この旋回
アーム６１を水平回転または上下動させる回転・昇降手
段６２とを備えており、旋回アーム６１を上昇させて両
端のパレット保持部６１ａにそれぞれパレット５５を保
持させてから、この旋回アーム６１を１８０°回転させ
た後に降下させることにより、作業領域Ｂ及び加工領域
Ａの各々に配設されたパレット５５同士が交換されるよ
うになっている。
ット保持部６１ａを有する旋回アーム６１と、この旋回
アーム６１を水平回転または上下動させる回転・昇降手
段６２とを備えており、旋回アーム６１を上昇させて両
端のパレット保持部６１ａにそれぞれパレット５５を保
持させてから、この旋回アーム６１を１８０°回転させ
た後に降下させることにより、作業領域Ｂ及び加工領域
Ａの各々に配設されたパレット５５同士が交換されるよ
うになっている。
【０００４】また、前記チップコンベア７０は、複数の
平板７２を無端・環状のチェーンに連結し、且つ複数の
掻き板７３を適宜間隔で前記チェーンに連結するととも
に、前記チェーンをスプロケット７１に掛け渡して構成
された、所謂、スクレーパコンベア形式のコンベアであ
る。また、この工作機械５０は、チップコンベア７０が
ベッド５１の幅方向（Ｘ軸方向）の中心位置に配置され
たセンタトラフ構造となっている。
平板７２を無端・環状のチェーンに連結し、且つ複数の
掻き板７３を適宜間隔で前記チェーンに連結するととも
に、前記チェーンをスプロケット７１に掛け渡して構成
された、所謂、スクレーパコンベア形式のコンベアであ
る。また、この工作機械５０は、チップコンベア７０が
ベッド５１の幅方向（Ｘ軸方向）の中心位置に配置され
たセンタトラフ構造となっている。
【０００５】斯くして、上記構成の工作機械５０によれ
ば、被加工物の取り付けられたパレット５５を加工領域
Ａ内のテーブル５４上に載置，固定した後、主軸５３，
コラム５２及びテーブル５４をそれぞれ適宜駆動するこ
とによって、前記被加工物の加工が行われる。そして、
加工によって生じた加工屑は、ベッド５１の中心位置に
設けられた前記チップコンベア７０内に収集され、この
チップコンベア７０によって機外に搬送，排出される。
ば、被加工物の取り付けられたパレット５５を加工領域
Ａ内のテーブル５４上に載置，固定した後、主軸５３，
コラム５２及びテーブル５４をそれぞれ適宜駆動するこ
とによって、前記被加工物の加工が行われる。そして、
加工によって生じた加工屑は、ベッド５１の中心位置に
設けられた前記チップコンベア７０内に収集され、この
チップコンベア７０によって機外に搬送，排出される。
【０００６】上記のようにして加工が行われ、これが完
了すると、次に、パレット交換装置６０によって、加工
領域Ａ内のパレット５５（テーブル５４上に載置，固定
されたパレット５５）と、作業領域Ｂ内のパレット５５
（パレット載置台６３上に載置されたパレット５５）と
が交換される。尚、パレット載置台６３上に載置された
パレット５５には、前記加工実行中に、所定の被加工物
が取り付けられる。
了すると、次に、パレット交換装置６０によって、加工
領域Ａ内のパレット５５（テーブル５４上に載置，固定
されたパレット５５）と、作業領域Ｂ内のパレット５５
（パレット載置台６３上に載置されたパレット５５）と
が交換される。尚、パレット載置台６３上に載置された
パレット５５には、前記加工実行中に、所定の被加工物
が取り付けられる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常、上記
加工の際には加工部位付近に切削液が供給されるように
なっている。したがって、加工によって生じた加工屑
は、その大半が前記切削液によって洗い流され、切削液
とともにチップコンベア７０内に回収される。その一
方、一部の加工屑は被加工物やパレット５５に付着した
まま残存し、上記パレット交換によって作業領域Ｂに持
ち出されることになる。そして、パレット載置台６３上
のパレット５５から被加工物が取り外され、新たな被加
工物が当該パレット５５に取り付けられる際に、被加工
物やパレット５５に付着した加工屑が作業員によって取
り除かれ、オイルパン内に一時堆積せしめられた後、定
期的にオイルパン内から除去され、所定の場所に設置さ
れたチップボックスに廃棄される。
加工の際には加工部位付近に切削液が供給されるように
なっている。したがって、加工によって生じた加工屑
は、その大半が前記切削液によって洗い流され、切削液
とともにチップコンベア７０内に回収される。その一
方、一部の加工屑は被加工物やパレット５５に付着した
まま残存し、上記パレット交換によって作業領域Ｂに持
ち出されることになる。そして、パレット載置台６３上
のパレット５５から被加工物が取り外され、新たな被加
工物が当該パレット５５に取り付けられる際に、被加工
物やパレット５５に付着した加工屑が作業員によって取
り除かれ、オイルパン内に一時堆積せしめられた後、定
期的にオイルパン内から除去され、所定の場所に設置さ
れたチップボックスに廃棄される。
【０００８】ところが、作業領域Ｂに持ち出された加工
屑を上記のように手作業によって機外に廃棄するように
したのでは、その作業が面倒であり、また、かかる作業
の面倒さから、勢いオイルパンから加工屑を除去する回
数が減って、オイルパン内に加工屑が堆積した状態が長
く続く状態となり、周囲の駆動機構部が作動障害を生じ
る原因となったり、環境上好ましくないものとなる。
屑を上記のように手作業によって機外に廃棄するように
したのでは、その作業が面倒であり、また、かかる作業
の面倒さから、勢いオイルパンから加工屑を除去する回
数が減って、オイルパン内に加工屑が堆積した状態が長
く続く状態となり、周囲の駆動機構部が作動障害を生じ
る原因となったり、環境上好ましくないものとなる。
【０００９】本発明は、以上の実情に鑑みなされたもの
であって、加工領域から作業領域に持ち出された加工屑
を、比較的簡単な作業で機外に排出することができる工
作機械の提供を目的とする。
であって、加工領域から作業領域に持ち出された加工屑
を、比較的簡単な作業で機外に排出することができる工
作機械の提供を目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記課題を
解決するための本発明の請求項１に係る発明は、ベッド
と、該ベッド上に配設されたコラムと、該コラムに支持
された主軸頭と、加工領域内に配設され、且つ被加工物
の取り付けられたパレットが載置，固定されるテーブル
と、前記加工領域外に設定された作業領域内に配設され
るパレット載置台と、前記作業領域内のパレットと前記
加工領域内のパレットとを交換するパレット交換装置と
を備えてなり、前記主軸頭とテーブルとが直交３軸方向
に相対移動するように構成された工作機械において、加
工屑を搬送するチップコンベアを、搬送路が前記加工領
域の下方及び前記作業領域の下方に位置するように配設
し、前記加工領域内で生じた加工屑及び前記加工領域か
ら作業領域に持ち出された加工屑を前記チップコンベア
内に収集して、該チップコンベアにより機外に搬送，排
出するように構成したことを特徴とする。
解決するための本発明の請求項１に係る発明は、ベッド
と、該ベッド上に配設されたコラムと、該コラムに支持
された主軸頭と、加工領域内に配設され、且つ被加工物
の取り付けられたパレットが載置，固定されるテーブル
と、前記加工領域外に設定された作業領域内に配設され
るパレット載置台と、前記作業領域内のパレットと前記
加工領域内のパレットとを交換するパレット交換装置と
を備えてなり、前記主軸頭とテーブルとが直交３軸方向
に相対移動するように構成された工作機械において、加
工屑を搬送するチップコンベアを、搬送路が前記加工領
域の下方及び前記作業領域の下方に位置するように配設
し、前記加工領域内で生じた加工屑及び前記加工領域か
ら作業領域に持ち出された加工屑を前記チップコンベア
内に収集して、該チップコンベアにより機外に搬送，排
出するように構成したことを特徴とする。
【００１１】この発明に係る工作機械によれば、搬送路
が前記加工領域の下方及び前記作業領域の下方に位置す
るようにチップコンベアが配設されているので、パレッ
ト交換装置によって加工領域内のパレットが作業領域に
搬出された際に、被加工物やパレットに付着した加工屑
が自然落下したり、或いは被加工物の着脱作業に伴って
加工屑が落下した場合に、これがチップコンベア内に収
集され、このチップコンベアによって機外に搬送，排出
される。
が前記加工領域の下方及び前記作業領域の下方に位置す
るようにチップコンベアが配設されているので、パレッ
ト交換装置によって加工領域内のパレットが作業領域に
搬出された際に、被加工物やパレットに付着した加工屑
が自然落下したり、或いは被加工物の着脱作業に伴って
加工屑が落下した場合に、これがチップコンベア内に収
集され、このチップコンベアによって機外に搬送，排出
される。
【００１２】このことを言い換えれば、作業員は被加工
物の着脱作業の際に、被加工物やパレットに付着した加
工屑をチップコンベアに導くという簡単な作業を行うだ
けで、被加工物やパレットを清掃することができるとい
うことであり、したがって、上記従来例におけるよう
な、加工屑除去作業の面倒さから、加工屑を除去する回
数が減って、加工屑が堆積した状態が長く続くといった
事態が生じるのを防止することができ、これにより、堆
積加工屑が周囲の駆動機構部に悪影響を与えたり、或い
は環境上問題となるのを防止することができる。
物の着脱作業の際に、被加工物やパレットに付着した加
工屑をチップコンベアに導くという簡単な作業を行うだ
けで、被加工物やパレットを清掃することができるとい
うことであり、したがって、上記従来例におけるよう
な、加工屑除去作業の面倒さから、加工屑を除去する回
数が減って、加工屑が堆積した状態が長く続くといった
事態が生じるのを防止することができ、これにより、堆
積加工屑が周囲の駆動機構部に悪影響を与えたり、或い
は環境上問題となるのを防止することができる。
【００１３】また、本発明の請求項２に係る発明は、上
記請求項１に係る発明において、前記パレット載置台の
下方領域に配設されて、該パレット載置台上のパレット
から落下する切削液や加工屑を受容するオイルパンを設
け、且つ該オイルパンに前記チップコンベアの搬送路に
通じる排出口を形成したことを特徴とする。
記請求項１に係る発明において、前記パレット載置台の
下方領域に配設されて、該パレット載置台上のパレット
から落下する切削液や加工屑を受容するオイルパンを設
け、且つ該オイルパンに前記チップコンベアの搬送路に
通じる排出口を形成したことを特徴とする。
【００１４】この発明によれば、被加工物やパレットか
ら落下する切削液や加工屑がオイルパンに受容されるの
で、清掃作業の際に作業員は切削液や加工屑がパレット
載置台の周囲に飛散するといったことを気遣う必要がな
く、このため、上記清掃作業を極めて行い易い。また、
オイルパンに受容された切削液や加工屑は、これを排出
口からチップコンベアに導くといった簡単な作業によ
り、機外に排出することができる。これにより、加工屑
がオイルパン内に長く堆積した状態が続くという、上記
従来例におけるような環境上問題が生じるのを防止する
ことができる。
ら落下する切削液や加工屑がオイルパンに受容されるの
で、清掃作業の際に作業員は切削液や加工屑がパレット
載置台の周囲に飛散するといったことを気遣う必要がな
く、このため、上記清掃作業を極めて行い易い。また、
オイルパンに受容された切削液や加工屑は、これを排出
口からチップコンベアに導くといった簡単な作業によ
り、機外に排出することができる。これにより、加工屑
がオイルパン内に長く堆積した状態が続くという、上記
従来例におけるような環境上問題が生じるのを防止する
ことができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
について添付図面に基づき説明する。図１は、本実施形
態に係る工作機械を示した斜視図であり、図２は、図１
における矢視Ｃ−Ｃ方向の断面図、図３は、図１におけ
る矢視Ｄ方向の平面図である。これら図１乃至図３に示
すように、本例の工作機械１は、上述した従来の工作機
械５０を改良したものであり、そのチップコンベア１０
及びパレット交換装置１１の構成が従来の工作機械５０
におけるチップコンベア７０及びパレット交換装置６０
のそれと異なる。したがって、従来の工作機械５０にお
ける構成と同じ構成部分については同一の符号を付し
て、その詳しい説明を省略する。
について添付図面に基づき説明する。図１は、本実施形
態に係る工作機械を示した斜視図であり、図２は、図１
における矢視Ｃ−Ｃ方向の断面図、図３は、図１におけ
る矢視Ｄ方向の平面図である。これら図１乃至図３に示
すように、本例の工作機械１は、上述した従来の工作機
械５０を改良したものであり、そのチップコンベア１０
及びパレット交換装置１１の構成が従来の工作機械５０
におけるチップコンベア７０及びパレット交換装置６０
のそれと異なる。したがって、従来の工作機械５０にお
ける構成と同じ構成部分については同一の符号を付し
て、その詳しい説明を省略する。
【００１６】図２に示すように、前記チップコンベア１
０は、搬送路が加工領域Ａの下方及び作業領域Ｂの下方
に位置するように配設されている。尚、図中、１２は、
チェーン，平板７２，掻き板７３及びスプロケット７１
などの構成物が収納されたトラフである。
０は、搬送路が加工領域Ａの下方及び作業領域Ｂの下方
に位置するように配設されている。尚、図中、１２は、
チェーン，平板７２，掻き板７３及びスプロケット７１
などの構成物が収納されたトラフである。
【００１７】また、図１乃至３に示すように、ベッド５
１の端部にはオイルパン１４が設けられており、パレッ
ト載置台６３上に載置されたパレット５５から落下する
加工屑などがこのオイルパン１４内に受容されるように
なっている。また、このオイルパン１４には、チップコ
ンベア１０の搬送路に通じる排出口１５が形成されてお
り、受容された加工屑をこの排出口１５からチップコン
ベア１０に排出することができるようになっている。
尚、図中１６は、オイルパン１４を支持する脚部材であ
り、１７はカバー部材である。
１の端部にはオイルパン１４が設けられており、パレッ
ト載置台６３上に載置されたパレット５５から落下する
加工屑などがこのオイルパン１４内に受容されるように
なっている。また、このオイルパン１４には、チップコ
ンベア１０の搬送路に通じる排出口１５が形成されてお
り、受容された加工屑をこの排出口１５からチップコン
ベア１０に排出することができるようになっている。
尚、図中１６は、オイルパン１４を支持する脚部材であ
り、１７はカバー部材である。
【００１８】以上の構成を備えた本例の工作機械１によ
ると、チップコンベア１０を、その搬送路が前記加工領
域Ａの下方に位置するように配設しているので、加工領
域Ａ内で生じた加工屑は、直接チップコンベア１０内に
受容されて機外に排出される。また、前記チップコンベ
ア１０は、その搬送路が前記作業領域Ｂの下方にも位置
するように配設されているので、加工領域Ａ内でパレッ
ト５５に付着し、パレット交換装置１１によって作業領
域Ｂに搬出された加工屑は、被加工物の着脱作業に際し
て、オイルパン１４内に払い落とされ、次いでその排出
口１５からチップコンベア１０内に排出され、このチッ
プコンベア１０によって機外に搬送，排出される。
ると、チップコンベア１０を、その搬送路が前記加工領
域Ａの下方に位置するように配設しているので、加工領
域Ａ内で生じた加工屑は、直接チップコンベア１０内に
受容されて機外に排出される。また、前記チップコンベ
ア１０は、その搬送路が前記作業領域Ｂの下方にも位置
するように配設されているので、加工領域Ａ内でパレッ
ト５５に付着し、パレット交換装置１１によって作業領
域Ｂに搬出された加工屑は、被加工物の着脱作業に際し
て、オイルパン１４内に払い落とされ、次いでその排出
口１５からチップコンベア１０内に排出され、このチッ
プコンベア１０によって機外に搬送，排出される。
【００１９】このように、本例の工作機械１によれば、
作業員は被加工物の着脱作業の際に、被加工物やパレッ
ト５５に付着した加工屑をオイルパン１４内に払い落と
し、その後排出口１５からチップコンベア１０に排出す
るという簡単な作業を行うだけで、被加工物やパレット
５５の清掃を行うことができる。したがって、上記従来
例におけるような、加工屑除去作業の面倒さから、加工
屑を除去する回数が減って、加工屑が堆積した状態が長
く続くといった事態が生じるのを防止することができ、
これにより、堆積加工屑が周囲の駆動機構部に悪影響を
与えたり、或いは環境上問題となるのを防止することが
できる。
作業員は被加工物の着脱作業の際に、被加工物やパレッ
ト５５に付着した加工屑をオイルパン１４内に払い落と
し、その後排出口１５からチップコンベア１０に排出す
るという簡単な作業を行うだけで、被加工物やパレット
５５の清掃を行うことができる。したがって、上記従来
例におけるような、加工屑除去作業の面倒さから、加工
屑を除去する回数が減って、加工屑が堆積した状態が長
く続くといった事態が生じるのを防止することができ、
これにより、堆積加工屑が周囲の駆動機構部に悪影響を
与えたり、或いは環境上問題となるのを防止することが
できる。
【００２０】また、加工屑を一旦オイルパン１４に払い
落とすようにしているので、清掃作業の際に作業員は切
削液や加工屑がパレット載置台の周囲に飛散するといっ
たことを気遣う必要がなく、このため、上記清掃作業を
極めて行い易い。
落とすようにしているので、清掃作業の際に作業員は切
削液や加工屑がパレット載置台の周囲に飛散するといっ
たことを気遣う必要がなく、このため、上記清掃作業を
極めて行い易い。
【００２１】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明の具体的な態様がこれに限られるものでな
いことは言うまでもない。例えば、上例の工作機械１で
は、チップコンベア１０をベッド５１の中央部に配設し
たセンタトラフ構造としたが、これに限るものではな
く、その搬送路が加工領域Ａ及び作業領域Ｂの下方に位
置するのであれば、チップコンベア１０をベッド５１の
幅方向の側部に配設した構成としても良い。
たが、本発明の具体的な態様がこれに限られるものでな
いことは言うまでもない。例えば、上例の工作機械１で
は、チップコンベア１０をベッド５１の中央部に配設し
たセンタトラフ構造としたが、これに限るものではな
く、その搬送路が加工領域Ａ及び作業領域Ｂの下方に位
置するのであれば、チップコンベア１０をベッド５１の
幅方向の側部に配設した構成としても良い。
【００２２】また、上述した実施形態では、チップコン
ベア１０にスクレーパコンベア形式のものを採用した
が、これに限られるものではなく、スパイラルを回転駆
動させることによって加工屑を搬送，排出する、所謂、
スパイラルコンベア形式のものを用いても良い。
ベア１０にスクレーパコンベア形式のものを採用した
が、これに限られるものではなく、スパイラルを回転駆
動させることによって加工屑を搬送，排出する、所謂、
スパイラルコンベア形式のものを用いても良い。
【００２３】また、上述した実施形態では、パレット交
換装置１１を、旋回アーム６１によってパレット５５を
交換する構成としたが、これに限られるものではなく、
作業領域Ｂに適宜ガイドレールを設け、このガイドレー
ルに沿ってパレット５５をテーブル上に導くように構成
された、所謂、シャトル形式の装置としても良い。
換装置１１を、旋回アーム６１によってパレット５５を
交換する構成としたが、これに限られるものではなく、
作業領域Ｂに適宜ガイドレールを設け、このガイドレー
ルに沿ってパレット５５をテーブル上に導くように構成
された、所謂、シャトル形式の装置としても良い。
【００２４】また、上述した工作機械１では、加工屑を
オイルパン１４によって受容する構成としたが、加工屑
を確実にチップコンベア１０に導くことができるのであ
れば、オイルパン１４は必ずしも設けなくとも良い。但
し、オイルパン１４を設けると、加工屑や切削液を広範
囲に受容することができるので好ましい。
オイルパン１４によって受容する構成としたが、加工屑
を確実にチップコンベア１０に導くことができるのであ
れば、オイルパン１４は必ずしも設けなくとも良い。但
し、オイルパン１４を設けると、加工屑や切削液を広範
囲に受容することができるので好ましい。
【図１】本発明の一実施形態に係る工作機械を示した斜
視図である。
視図である。
【図２】図１における矢視Ｃ−Ｃ方向の断面図である。
【図３】図１における矢視Ｄ方向の平面図である
【図４】従来例に係る工作機械を一部破断して示した側
面図である。
面図である。
１ 工作機械 １０ チップコンベア １４ オイルパン ５１ ベッド ５２ コラム ５３ 主軸頭 ５４ テーブル ５５ パレット １１ パレット交換装置 ６３ パレット載置台 Ａ 加工領域 Ｂ 作業領域
フロントページの続き (72)発明者 吉田 晴紀 奈良県大和郡山市北郡山町106番地 株式 会社森精機製作所内 (72)発明者 大熊 将宏 奈良県大和郡山市北郡山町106番地 株式 会社森精機製作所内 Ｆターム(参考） 3C011 BB22 BB27 BB29 3C048 AA01 EE12
Claims (2)
- 【請求項１】 ベッドと、該ベッド上に配設されたコラ
ムと、該コラムに支持された主軸頭と、加工領域内に配
設され、且つ被加工物の取り付けられたパレットが載
置，固定されるテーブルと、前記加工領域外に設定され
た作業領域内に配設されるパレット載置台と、前記作業
領域内のパレットと前記加工領域内のパレットとを交換
するパレット交換装置とを備えてなり、前記主軸頭とテ
ーブルとが直交３軸方向に相対移動するように構成され
た工作機械において、 加工屑を搬送するチップコンベアを、搬送路が前記加工
領域の下方及び前記作業領域の下方に位置するように配
設し、前記加工領域内で生じた加工屑及び前記加工領域
から作業領域に持ち出された加工屑を前記チップコンベ
ア内に収集して、該チップコンベアにより機外に搬送，
排出するように構成したことを特徴とする工作機械。 - 【請求項２】 前記パレット載置台の下方領域に配設さ
れ、該パレット載置台上のパレットから落下する切削液
や加工屑を受容するオイルパンを備えてなり、且つ該オ
イルパンに前記チップコンベアの搬送路に通じる排出口
を形成したことを特徴とする請求項１記載の工作機械。
Priority Applications (3)
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|---|---|---|---|
| JP2000165941A JP2001341047A (ja) | 2000-06-02 | 2000-06-02 | 工作機械 |
| US09/865,500 US6530300B2 (en) | 2000-06-02 | 2001-05-29 | Machine tool |
| EP01112895A EP1160053A3 (en) | 2000-06-02 | 2001-06-01 | Machine tool with chip conveyor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000165941A JP2001341047A (ja) | 2000-06-02 | 2000-06-02 | 工作機械 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001341047A true JP2001341047A (ja) | 2001-12-11 |
Family
ID=18669333
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000165941A Withdrawn JP2001341047A (ja) | 2000-06-02 | 2000-06-02 | 工作機械 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6530300B2 (ja) |
| EP (1) | EP1160053A3 (ja) |
| JP (1) | JP2001341047A (ja) |
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| GB1240796A (en) * | 1969-02-28 | 1971-07-28 | Werkzeugmasch Heckert Veb | Improvements in or relating to machine tools |
| SU880689A1 (ru) * | 1979-10-02 | 1981-11-15 | Ивановское Специальное Конструкторское Бюро Расточных Станков | Многооперационный станок |
| CH654237A5 (en) * | 1981-12-18 | 1986-02-14 | Ziswiler Engineering Nidau | Machining centre |
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- 2000-06-02 JP JP2000165941A patent/JP2001341047A/ja not_active Withdrawn
-
2001
- 2001-05-29 US US09/865,500 patent/US6530300B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2001-06-01 EP EP01112895A patent/EP1160053A3/en not_active Withdrawn
Also Published As
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|---|---|
| EP1160053A2 (en) | 2001-12-05 |
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| Date | Code | Title | Description |
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| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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