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JP2001332816A - 半導体レーザ素子 - Google Patents

半導体レーザ素子

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Publication number
JP2001332816A
JP2001332816A JP2000148165A JP2000148165A JP2001332816A JP 2001332816 A JP2001332816 A JP 2001332816A JP 2000148165 A JP2000148165 A JP 2000148165A JP 2000148165 A JP2000148165 A JP 2000148165A JP 2001332816 A JP2001332816 A JP 2001332816A
Authority
JP
Japan
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layer
semiconductor laser
ingaasp
resistance
energy gap
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000148165A
Other languages
English (en)
Inventor
Fujio Akinaga
富士夫 秋永
Toshiaki Fukunaga
敏明 福永
Mitsugi Wada
貢 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2000148165A priority Critical patent/JP2001332816A/ja
Priority to US09/860,455 priority patent/US6553046B2/en
Publication of JP2001332816A publication Critical patent/JP2001332816A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/30Structure or shape of the active region; Materials used for the active region
    • H01S5/32Structure or shape of the active region; Materials used for the active region comprising PN junctions, e.g. hetero- or double- heterostructures
    • H01S5/3211Structure or shape of the active region; Materials used for the active region comprising PN junctions, e.g. hetero- or double- heterostructures characterised by special cladding layers, e.g. details on band-discontinuities
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/04Processes or apparatus for excitation, e.g. pumping, e.g. by electron beams
    • H01S5/042Electrical excitation ; Circuits therefor
    • H01S5/0421Electrical excitation ; Circuits therefor characterised by the semiconducting contacting layers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/20Structure or shape of the semiconductor body to guide the optical wave ; Confining structures perpendicular to the optical axis, e.g. index or gain guiding, stripe geometry, broad area lasers, gain tailoring, transverse or lateral reflectors, special cladding structures, MQW barrier reflection layers
    • H01S5/2004Confining in the direction perpendicular to the layer structure
    • H01S5/2018Optical confinement, e.g. absorbing-, reflecting- or waveguide-layers
    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体レーザ素子において、素子抵抗を低減
し高出力下における信頼性を向上する。 【解決手段】 n-GaAs基板1(Eg=1.42eV)上に、n-In
GaAsP(Eg=1.50、1.60、1.80eV)抵抗抑制層2、n-InG
aP下部クラッド層3(Eg=1.91eV),nあるいはi-InGaA
sP光導波層4(Eg=1.60eV)、InGaAs量子井戸活性層5
(Eg=1.27eV)、pあるいはi-InGaAsP光導波層6(Eg=
1.60eV)、p-InGaP上部クラッド層7(Eg=1.9eV)、p-
InGaAsP(Eg=1.50、1.60、1.80eV)抵抗抑制層8、p-G
aAsコンタクト層9を積層する。さらに、コンタクト層
9側にp側電極層10を形成し、その後基板1の研磨を
行い該基板1側にn側電極層11を形成する。抵抗抑制
層2,8により、基板1と下部クラッド層3、コンタク
ト層9と上部クラッド層7の各層間のエネルギーギャッ
プを段階的に変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば画像処理、
印刷および医療用光源に用いられる半導体レーザ素子に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、画像処理、印刷および医療用光源
に高出力の半導体レーザ素子が使用されており、この用
途の半導体レーザは1W以上の高出力状態においても高
い信頼性を有していることが要求されており、さらに、
従来のもの以上の高出力が要望されている。
【0003】半導体レーザ素子においては、ある光出力
以上の高出力で駆動させると端面において非発光性結合
が生じ、このエネルギーが格子の熱振動に消費され発熱
する。端面温度の上昇はエネルギーギャップを小さくす
るため、さらに光を吸収し、さらに端面の温度上昇を促
進する。この一連の流れが繰り返されることにより端面
が破壊されるCOMD(Catastrophic Optical Mirror
Damage)現象が生じ、高出力下における信頼性を阻害す
る要因となっている。
【0004】特に、AlGaAs系半導体レーザの場合、Alを
含むために表面再結合センターが発生しやすく、容易に
COMD現象が生じるため、高出力状態での高い信頼性
が得られなかった。
【0005】一方、InGaP-InGaAsP系半導体レーザの場
合には表面再結合センターができにくいため、臨界光出
力を大きくすることができる。しかし、GaAs/InGaPヘテ
ロ界面での素子抵抗が大きく、特性や信頼性が低いとい
う問題がある。
【0006】上記問題を解決するため、特開平6-302910
号では、InGaP-InGaAs系半導体レーザにおいて、グレー
デッドインデックス型の光−キャリア分離閉じこめ構造
を用い、且つ光導波層を非対称とすることにより、素子
抵抗の低減を図った素子が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平6-302910号記載のInGaP-InGaAs系半導体レーザの作
製においては、材料として用いられている半導体組成に
おけるミシビリティギャップ(miscibility gap)のた
め良質の結晶の作製が困難であり、結果として素子抵抗
低減の効果が少ないという問題がある。また、改善され
たのは活性層近傍の素子抵抗のみであり、GaAs基板とク
ラッド層との間およびコンタクト層とクラッド層との間
における素子抵抗が大きいままである。従って、素子全
体としての素子抵抗の低減は十分でなかった。
【0008】本発明は上記事情に鑑み、素子抵抗が低
く、高光出力下における高信頼性を備えた半導体レーザ
装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体レーザ素
子は、GaAs基板上に、下部クラッド層、下部光導波
層、活性層、上部光導波層、上部クラッド層およびコン
タクト層を備えた半導体レーザ素子において、前記Ga
As基板と前記下部クラッド層との間に配された、前記
GaAs基板より大きく前記下部クラッド層より小さい
エネルギーギャップを有する第1のInGaAsP抵抗
抑制層、および/または、前記コンタクト層と前記上部
クラッド層との間に配された、前記コンタクト層より大
きく前記上部クラッド層より小さいエネルギーギャップ
を有する第2のInGaAsP抵抗抑制層を備えたこと
を特徴とするものである。
【0010】すなわち、本発明の半導体レーザ素子は、
GaAs基板と下部クラッド層との間に、および/また
はコンタクト層と上部クラッド層との間に、それぞれ上
下層のエネルギーギャップの中間的な大きさのエネルギ
ーギャップを有する抵抗抑制層を設けることにより、隣
接層間のエネルギーギャップ差を小さくしたことを特徴
とするものである。
【0011】ここで、抵抗抑制層は、上下層のエネルギ
ーギャップの中間的な大きさのエネルギーギャップを少
なくとも一つ備えた層であり、上下層のエネルギーギャ
ップと階段状につながるようなエネルギーギャップを有
する1層もしくは複数層からなるものであってもよい
し、上下層のエネルギーギャップに連続的につながるよ
うにエネルギーギャップが徐々に変化するように形成さ
れた層からなるものであってもよい。
【0012】なお、前記下部および上部クラッド層はA
lを含まない組成からなることが望ましい。
【0013】前記第1のInGaAsP抵抗抑制層のエ
ネルギーギャップは、前記下部光導波層のエネルギーギ
ャップより小さいことが望ましく、またさらに、前記第
2のInGaAsP抵抗抑制層のエネルギーギャップ
は、前記上部光導波層のエネルギーギャップより小さい
ことが望ましい。
【0014】前記第1のInGaAsP抵抗抑制層のキ
ャリア濃度は前記下部クラッド層のキャリア濃度より大
きいことが望ましく、またさらに、前記第2のInGa
AsP抵抗抑制層のキャリア濃度が前記上部クラッド層
のキャリア濃度より大きいことが望ましい。
【0015】
【発明の効果】本発明の半導体レーザ素子によれば、G
aAs基板と下部クラッド層との間、および/またはコ
ンタクト層と上部クラッド層との間に抵抗抑制層を備え
てエネルギーギャップを階段状にもしくは連続的に変化
させるようにしたので、抵抗抑制層を挟んでいる2つの
層間で生じるバンドオフセットによって生じる障壁高さ
を低減することができ、全体として半導体レーザ素子の
素子抵抗を低減することができる。また、素子抵抗の低
減により高出力駆動時における素子の温度上昇を抑制す
ることができる。温度上昇を抑制することができるので
端面における劣化も低減でき、結果として臨界光出力が
増加し、素子寿命も延びる。また、一般に素子の温度上
昇により共振波長が長波側にシフトするが、温度上昇を
低く抑えられるので波長のシフト幅も小さく抑えられ
る。従って、本発明の半導体レーザ素子によれば、高出
力下においても高信頼性が得られる。
【0016】前記下部および上部クラッド層をAlを含
まない組成とした場合には、端面における表面再結合セ
ンターの発生を抑えることができ、高出力状態での信頼
性を向上させることができる。
【0017】抵抗抑制層のエネルギーギャップを光導波
層のエネルギーギャップよりも小さくした場合、抵抗抑
制効果を向上させることができる。
【0018】抵抗抑制層のキャリア濃度をクラッド層の
キャリア濃度よりも大きくした場合、さらに抵抗抑制効
果を向上させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施の形
態について図面を示して説明する。
【0020】図1は、本発明の第1の実施の形態の半導
体レーザ素子を示す図であり、(a)は断面図、(b)
は各層のエネルギーギャップ(Eg)を示すバンドダイ
ヤグラムである。
【0021】図1(a)に示すように、有機金属気相成
長法によりn−GaAs基板1(Eg=1.42eV)上に、
第1のInGaAsP抵抗抑制層であるn-InGaA
sP抵抗抑制層2(Eg=1.50、1.60、1.80eV)、n−
InGaP下部クラッド層3(Eg=1.91eV)、nある
いはi−InGaAsP光導波層4(Eg=1.60eV)、
InGaAs量子井戸活性層5(Eg=1.27eV)、pあ
るいはi−InGaAsP光導波層6(Eg=1.60e
V)、p−InGaP上部クラッド層7(Eg=1.9e
V)、第2のInGaAsP抵抗抑制層であるp−In
GaAsP抵抗抑制層8(Eg=1.80、1.60、1.50e
V)、p−GaAsコンタクト層9を積層する。ここで
光導波層4,6および抵抗抑制層2,8はGaAs基板
1に格子整合する組成とする。
【0022】さらに、コンタクト層9側にp側電極層1
0を形成し、その後基板1の研磨を行い該基板1側にn
側電極層11を形成する。その後、試料をへき開して形
成した共振器面に高反射率コート、低反射率コートを行
い、チップ化して半導体レーザ素子を形成する。なお、
ここで発光幅は約200μmとする。
【0023】図1(b)に示すように、抵抗抑制層2,
8により、基板1と下部クラッド層3、上部クラッド層
7とコンタクト層9の各層間のエネルギーギャップを段
階的に変化させている。各抵抗抑制層2,8はそれぞれ
異なるエネルギーギャップを有する三層(Eg=1.50eV
の層、Eg=1.60eVの層、Eg=1.80eVの層)からな
り、n−InGaAsP抵抗抑制層2は基板1から下部
クラッド層3に向けて段階的にエネルギーギャップが大
きくなるように三層が配されており、p-InGaAs
P抵抗抑制層8は上部クラッド層7からコンタクト層9
に向けて段階的にエネルギーギャップが小さくなるよう
に三層が配されている。
【0024】図2は、本発明の第2の実施の形態の半導
体レーザ素子を示す図であり、(a)は断面図、(b)
は各層のエネルギーギャップを示すバンドダイヤグラム
である。
【0025】図2(a)に示すように、有機金属気相成
長法によりn−GaAs基板21(Eg=1.42eV)上
に、第1のInGaAsP抵抗抑制層であるn−InG
aAsP抵抗抑制層22(Eg=1.50、1.60、1.80e
V)、n−InGaP下部クラッド層23(Eg=1.91e
V),nあるいはi−InGaAsP光導波層24(E
g=1.60eV)、InGaAs量子井戸活性層25(Eg
=1.27eV)、pあるいはi−InGaAsP光導波層2
6(Eg=1.60eV)、p−AlGaAs上部クラッド層
27(Eg=1.8eV)、第2のInGaAsP抵抗抑制
層であるp−AlGaAs傾斜抵抗抑制層28(Eg=
1.80〜1.50eVに徐々に変化)、p−GaAsコンタクト
層29を形成する。ここで、光導波層24,26および
抵抗抑制層22,28はGaAs基板21に格子整合す
る組成とする。
【0026】さらに、コンタクト層29側にp側電極層
30を形成し、その後基板21の研磨を行いn側電極層
31を形成する。その後、試料をへき開して形成した共
振器面に高反射率コート、低反射率コートを行い、チッ
プ化して半導体レーザ素子を形成する。なお、ここで発
光幅は約200μmとする。
【0027】図2(b)に示すように、抵抗抑制層2
2,28により、基板21と下部クラッド層23のエネ
ルギーギャップを階段状に、上部クラッド層27とコン
タクト層29のエネルギーギャップを連続的にそれぞれ
変化させている。各抵抗抑制層22は異なるエネルギー
ギャップを有する三層(Eg=1.50eVの層、Eg=1.60
eVの層、Eg=1.80eVの層)からなからなり、n−In
GaAsP抵抗抑制層22は基板21から下部クラッド
層23に向けて段階的にエネルギーギャップが大きくな
るように三層が配されており、p-InGaAsP抵抗
抑制層28は上部クラッド層27からコンタクト層29
に向けて連続的にエネルギーギャップが小さくなる(E
g=1.80〜1.50eVに徐々に変化する)ように形成された
層である。
【0028】図3、図4に第1および第2の実施の形態
の半導体レーザ素子の電流−光出力特性と電圧−電流特
性を抵抗抑制層のない従来の半導体レーザ素子のものと
比較して示す。なお、図3および図4に示すグラフ中
(a)破線が第1の実施の形態の半導体レーザ素子、
(b)一点鎖線が第2の実施の形態の半導体レーザ素
子、(c)実線が従来の半導体レーザ素子である。
【0029】図3のグラフから、本実施の形態の半導体
レーザ素子はいずれも従来の素子と比較して最高光出力
が増加していることが明らかである。これは、端面によ
る劣化が従来のものより低減された結果であると考えら
れる。
【0030】図4のグラフから、本実施の形態の半導体
レーザ素子はいずれも従来の素子と比較して電圧−電流
特性の立ち上がりが早く、従来の素子より低い電圧で同
じ電流値を得ることができる。これは、素子の抵抗が低
減された結果であると考えられる。
【0031】このように本実施の形態の半導体レーザ素
子は、従来の素子と比較して素子抵抗が低減され、高出
力、高信頼性において優れている。
【0032】なお、抵抗抑制層としては、上記実施の形
態においては、エネルギーギャップの異なる3層からな
るもの、あるいは、徐々にエネルギーギャップが変化す
る層からなるものを用いているが、抵抗抑制層を挟む上
下層のエネルギーギャップの間の値となるエネルギーギ
ャップを有する1層からなるものであってもよいし、さ
らに複数の層からなるものであってもよい。ただし、複
数の層からなる場合には、上下層のエネルギーギャップ
につながるようにエネルギーギャップが徐々に大きく
(もしくは小さく)なるように各層を配する。
【0033】上記各実施の形態ではp型層およびn型層
の両方に抵抗抑制層2,8(22,28)を設けている
が、いずれか一方にのみ抵抗抑制層を設けたものでもよ
く、片方でも十分効果が得られる。
【0034】上記実施の形態では、単純な全面電極形成
のみ記載しているが、利得導波型ストライプレーザや屈
折率導波型半導体レーザ、回折格子付きの半導体レーザ
としてもよい。さらには光集積回路上の半導体レーザに
おいて、本発明の半導体レーザを適用することもでき
る。
【0035】また、上記実施の形態では、GaAs基板
がn型の導電性であるとして記述しているが、p型の導
電性の基板を用いてもよく、この場合上記すべての導電
性を反対にすれば良い。さらに、活性層は多重量子井戸
であってもよいし、圧縮歪の材料で構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における半導体レーザ素子の
層構成を示す断面図およびバンドダイヤグラム
【図2】第2の実施の形態における半導体レーザ素子の
層構成を示す断面図およびバンドダイヤグラム
【図3】上記各実施の形態の半導体レーザ素子および従
来の半導体レーザ素子の電流−光出力特性を示すグラフ
【図4】上記各実施の形態の半導体レーザ素子および従
来の半導体レーザ素子の電圧−電流特性を示すグラフ
【符号の説明】
1 n−GaAs基板 2 n−InGaAsP抵抗抑制層 3 n−InGaP下部クラッド層 4 i−InGaAsP光導波層 5 InGaAsP量子井戸活性層 6 i−InGaAsP光導波層 7 p−InGaP上部クラッド層 8 p−InGaAsP抵抗抑制層 9 p−GaAsコンタクト層 10 p側電極層 11 n側電極層
フロントページの続き (72)発明者 和田 貢 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富 士写真フイルム株式会社内 Fターム(参考) 5F073 AA45 AA51 AA73 AA83 CA07 CB02 CB10 DA05 EA24 EA29

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GaAs基板上に、下部クラッド層、下
    部光導波層、活性層、上部光導波層、上部クラッド層お
    よびコンタクト層をこの順に備えた半導体レーザ素子に
    おいて、 前記GaAs基板と前記下部クラッド層との間に配され
    た、前記GaAs基板より大きく前記下部クラッド層よ
    り小さいエネルギーギャップを有する第1のInGaA
    sP抵抗抑制層、および/または、前記コンタクト層と
    前記上部クラッド層との間に配された、前記コンタクト
    層より大きく前記上部クラッド層より小さいエネルギー
    ギャップを有する第2のInGaAsP抵抗抑制層を備
    えたことを特徴とする半導体レーザ素子。
  2. 【請求項2】 前記下部および上部クラッド層がAlを
    含まない組成からなることを特徴とする請求項1記載の
    半導体レーザ素子。
  3. 【請求項3】 前記第1のInGaAsP抵抗抑制層の
    エネルギーギャップが、前記下部光導波層のエネルギー
    ギャップより小さいことを特徴とする請求項1または2
    記載の半導体レーザ素子。
  4. 【請求項4】 前記第2のInGaAsP抵抗抑制層の
    エネルギーギャップが、前記上部光導波層のエネルギー
    ギャップより小さいことを特徴とする請求項1から3い
    ずれか1項記載の半導体レーザ素子。
  5. 【請求項5】 前記第1のInGaAsP抵抗抑制層の
    キャリア濃度が前記下部クラッド層のキャリア濃度より
    大きいことを特徴とする請求項1から4いずれか1項記
    載の半導体レーザ素子。
  6. 【請求項6】 前記第2のInGaAsP抵抗抑制層の
    キャリア濃度が前記上部クラッド層のキャリア濃度より
    大きいことを特徴とする請求項1から5いずれか1項記
    載の半導体レーザ素子。
JP2000148165A 2000-05-19 2000-05-19 半導体レーザ素子 Pending JP2001332816A (ja)

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US09/860,455 US6553046B2 (en) 2000-05-19 2001-05-21 High-power semiconductor laser device including resistance reduction layer which has intermediate energy gap

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