JP2001332693A - バッファ回路ブロック及びこれを用いた半導体集積回路装置の設計方法 - Google Patents
バッファ回路ブロック及びこれを用いた半導体集積回路装置の設計方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】LSIのクロック供給や信号伝達系に対して容
易に且つ高い精度でクロック信号や伝達信号の遅延制御
を行うことができるバッファ回路ブロックとそれを用い
たLSIの設計方法を提供する。 【解決手段】ブロックの外形形状,寸法、入/出力端子
の位置、入力端子容量、出力部の負荷依存性も含めた駆
動能力等が同じで遅延値のみが異なる複数のバッファ回
路ブロックで構成された遅延調整ブロック群を回路ライ
ブラリに登録するライブラリ準備ステップS10と、第
1の回路設計ステップS20と、第1のレイアウトステ
ップS30と、実配線遅延シミュレーションステップS
40と、遅延情報抽出ステップS50と、第1のスキュ
ー確認ステップS60と、第1のスキュー調整ステップ
S70と、第2のスキュー確認ステップS80と、第2
のスキュー調整ステップS90を含み、構成される。
易に且つ高い精度でクロック信号や伝達信号の遅延制御
を行うことができるバッファ回路ブロックとそれを用い
たLSIの設計方法を提供する。 【解決手段】ブロックの外形形状,寸法、入/出力端子
の位置、入力端子容量、出力部の負荷依存性も含めた駆
動能力等が同じで遅延値のみが異なる複数のバッファ回
路ブロックで構成された遅延調整ブロック群を回路ライ
ブラリに登録するライブラリ準備ステップS10と、第
1の回路設計ステップS20と、第1のレイアウトステ
ップS30と、実配線遅延シミュレーションステップS
40と、遅延情報抽出ステップS50と、第1のスキュ
ー確認ステップS60と、第1のスキュー調整ステップ
S70と、第2のスキュー確認ステップS80と、第2
のスキュー調整ステップS90を含み、構成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置におけるクロック信号を含む信号遅延時間の調整技術
に関し、特にバッファ回路ブロックの構成及びそのバッ
ファ回路ブロックを用いた半導体集積回路装置の設計方
法に関する。
置におけるクロック信号を含む信号遅延時間の調整技術
に関し、特にバッファ回路ブロックの構成及びそのバッ
ファ回路ブロックを用いた半導体集積回路装置の設計方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置(以下、LSIとす
る)の大規模化、高速化に伴い、LSI内部での信号遅
延時間の制御、特に一つのクロック信号に同期して動作
する回路ブロックを複数含むLSIにおいては、クロッ
クスキューの低減をますます強く求められている。この
クロックスキューを低減する方法については、従来から
種々提案されている。
る)の大規模化、高速化に伴い、LSI内部での信号遅
延時間の制御、特に一つのクロック信号に同期して動作
する回路ブロックを複数含むLSIにおいては、クロッ
クスキューの低減をますます強く求められている。この
クロックスキューを低減する方法については、従来から
種々提案されている。
【0003】図9,10,11は、従来のクロックスキ
ューを低減する方法の例を示す図で、それぞれ、特開平
10−11494号公報(以下、公知例1とする)、特
開平8−274260号公報(以下、公知例2とす
る)、特開平10−335470号公報(以下、公知例
3とする)に開示された方法の処理を説明するための図
である。
ューを低減する方法の例を示す図で、それぞれ、特開平
10−11494号公報(以下、公知例1とする)、特
開平8−274260号公報(以下、公知例2とす
る)、特開平10−335470号公報(以下、公知例
3とする)に開示された方法の処理を説明するための図
である。
【0004】例えば、公知例1には、クロックツリーに
おけるクロックライン上のバッファについて異なる入力
論理閾値を持つバッファに置換し、前段の出力鈍りの効
果によって遅延量を変え、クロックスキューを低減させ
る方法が開示されている。
おけるクロックライン上のバッファについて異なる入力
論理閾値を持つバッファに置換し、前段の出力鈍りの効
果によって遅延量を変え、クロックスキューを低減させ
る方法が開示されている。
【0005】また、公知例2には、クロックツリー手法
を用いて配置した駆動能力最大のドライバを、第2段目
からブロック回路までの遅延が最大になるパスの信号遅
延値に、他の枝ツリーのパスの信号遅延値が等しくなる
ように予め用意しておいた小駆動能力ドライバに差し替
えてスキューを低減する方法が開示されている。
を用いて配置した駆動能力最大のドライバを、第2段目
からブロック回路までの遅延が最大になるパスの信号遅
延値に、他の枝ツリーのパスの信号遅延値が等しくなる
ように予め用意しておいた小駆動能力ドライバに差し替
えてスキューを低減する方法が開示されている。
【0006】更に、公知例3には、クロック信号に同期
して動作する順序回路セルと、順序回路セルの出力を受
けて動作する組合せ回路セルと、順序回路セルにクロッ
ク信号を供給するためのクロックバッファセルとに対す
る配置配線(S1)を施し、該配置配線処理にて得られ
たクロック供給系におけるクロックバッファの駆動負荷
を解析(S2)し、クロックバッファの駆動負荷に応じ
てクロックバッファの駆動能力を設定(S3,S4)す
ることにより、クロック信号のスキューを高精度に制御
する方法が開示されている。
して動作する順序回路セルと、順序回路セルの出力を受
けて動作する組合せ回路セルと、順序回路セルにクロッ
ク信号を供給するためのクロックバッファセルとに対す
る配置配線(S1)を施し、該配置配線処理にて得られ
たクロック供給系におけるクロックバッファの駆動負荷
を解析(S2)し、クロックバッファの駆動負荷に応じ
てクロックバッファの駆動能力を設定(S3,S4)す
ることにより、クロック信号のスキューを高精度に制御
する方法が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の各公知例に開示
された方法は、いずれもクロックツリー上のバッファを
置き換える際に、その入力論理閾値或いは駆動能力を変
化させて遅延調整を施している。従って、これらの公知
例では、クロックスキューをある程度まで低減するに
は、それぞれ効果が得られている。しかし、バッファの
置き換えによりクロックツリーやその周辺回路の特性に
影響を与えたり、バッファそのものの入力端子容量が変
化したりするため、バッファ置き換え後に実配線遅延シ
ミュレーションを実行してみなければ、最終的にどこま
でスキューが低減されたか分からず、限りなくスキュー
を低減するには限界がある。
された方法は、いずれもクロックツリー上のバッファを
置き換える際に、その入力論理閾値或いは駆動能力を変
化させて遅延調整を施している。従って、これらの公知
例では、クロックスキューをある程度まで低減するに
は、それぞれ効果が得られている。しかし、バッファの
置き換えによりクロックツリーやその周辺回路の特性に
影響を与えたり、バッファそのものの入力端子容量が変
化したりするため、バッファ置き換え後に実配線遅延シ
ミュレーションを実行してみなければ、最終的にどこま
でスキューが低減されたか分からず、限りなくスキュー
を低減するには限界がある。
【0008】また、高精度の信号遅延量を指定された特
定の信号経路についても、その経路での信号遅延が許容
限度を超える場合には、経路上のブロックの配置及び配
線を変更することが必要になる。
定の信号経路についても、その経路での信号遅延が許容
限度を超える場合には、経路上のブロックの配置及び配
線を変更することが必要になる。
【0009】本発明の目的は、LSIのクロック供給や
信号伝達系に対して容易に且つ高い精度でクロック信号
や伝達信号の遅延制御を行うことができるバッファ回路
ブロックとそれを用いたLSIの設計方法を提供するこ
とにある。
信号伝達系に対して容易に且つ高い精度でクロック信号
や伝達信号の遅延制御を行うことができるバッファ回路
ブロックとそれを用いたLSIの設計方法を提供するこ
とにある。
【0010】本発明の他の目的は、クロックスキューを
最適化するための設計期間を短縮できるバッファ回路ブ
ロックとそれを用いたLSIの設計方法を提供すること
にある。
最適化するための設計期間を短縮できるバッファ回路ブ
ロックとそれを用いたLSIの設計方法を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のLSI用バッフ
ァ回路ブロックは、入力部と遅延調整部と出力部とを含
み、少なくとも入力端子が設けられた前記入力部の入力
端子容量と前記出力部の負荷依存性も含む駆動能力を固
定した状態で、前記遅延調整部の遅延時間を所定範囲で
変化させることができる構成を有している。
ァ回路ブロックは、入力部と遅延調整部と出力部とを含
み、少なくとも入力端子が設けられた前記入力部の入力
端子容量と前記出力部の負荷依存性も含む駆動能力を固
定した状態で、前記遅延調整部の遅延時間を所定範囲で
変化させることができる構成を有している。
【0012】また、本発明の他のLSI用バッファ回路
ブロックは、各々が複数のトランジスタを含んで構成さ
れる入力部と遅延調整部と出力部とを含み、少なくとも
前記入力部に設けられた入力端子位置,前記出力部に設
けられた出力端子位置,外形形状及び外形寸法並びに前
記入力部を構成するトランジスタの形状及び寸法並びに
前記出力部を構成するトランジスタの形状及び寸法を固
定した状態で、前記遅延調整部の遅延時間を所定範囲で
変化させることができる構成を有している。
ブロックは、各々が複数のトランジスタを含んで構成さ
れる入力部と遅延調整部と出力部とを含み、少なくとも
前記入力部に設けられた入力端子位置,前記出力部に設
けられた出力端子位置,外形形状及び外形寸法並びに前
記入力部を構成するトランジスタの形状及び寸法並びに
前記出力部を構成するトランジスタの形状及び寸法を固
定した状態で、前記遅延調整部の遅延時間を所定範囲で
変化させることができる構成を有している。
【0013】このとき、ブロック領域内に当該ブロック
に含まれない素子の配置及び配線を禁止する配置配線禁
止情報を更に固定した状態で、遅延調整部の遅延時間を
所定範囲で変化させることができる構成とするのが望ま
しい。
に含まれない素子の配置及び配線を禁止する配置配線禁
止情報を更に固定した状態で、遅延調整部の遅延時間を
所定範囲で変化させることができる構成とするのが望ま
しい。
【0014】また、遅延調整部を構成する複数の一導電
チャネル型トランジスタの中に、大きさの異なるトラン
ジスタを含むようにすることもできる。
チャネル型トランジスタの中に、大きさの異なるトラン
ジスタを含むようにすることもできる。
【0015】或いは、入力部がpチャネル型電界効果ト
ランジスタとnチャネル型電界効果トランジスタをそれ
ぞれ少なくとも1個含む単位セル1個で構成し、遅延調
整部を複数個の前記単位セルを含んで構成するようにし
てもよい。更に、出力部を複数個の単位セルを並列接続
して構成することもできる。
ランジスタとnチャネル型電界効果トランジスタをそれ
ぞれ少なくとも1個含む単位セル1個で構成し、遅延調
整部を複数個の前記単位セルを含んで構成するようにし
てもよい。更に、出力部を複数個の単位セルを並列接続
して構成することもできる。
【0016】また、本発明のLSIの設計方法は、クロ
ック信号駆動回路ブロックと、このクロック信号駆動回
路ブロックから送出されるクロック信号に同期して動作
する複数の第1の回路ブロックを少なくとも含むLSI
の設計方法であって、入力部と遅延調整部と出力部を含
むバッファ回路ブロックの前記入力部の入力端子容量,
前記出力部の負荷依存性を含む駆動能力及び内部の論理
動作が同一で前記遅延調整部の信号遅延値が異なる複数
の前記バッファ回路ブロックからなる遅延調整ブロック
群を予め準備し、所定の回路ライブラリに登録するライ
ブラリ準備ステップと、前記回路ライブラリを用いて前
記LSIの回路設計を行う際に、少なくとも前記クロッ
ク信号駆動回路ブロックと複数の前記第1の回路ブロッ
クそれぞれとを接続するクロック経路から構成されるク
ロックネットの前記各クロック経路の中に前記遅延調整
ブロック群の中から所定の信号遅延値を有する第1のバ
ッファ回路ブロックを選択して挿入し、前記LSIの第
1の回路接続情報を作成するステップと、前記回路ライ
ブラリ及び前記第1の回路接続情報に基づいて配置配線
を行い第1のレイアウト情報を作成する第1のレイアウ
トステップと、レイアウト情報から抽出されたパラメー
タを含む所定の情報を用いて前記LSIの実配線遅延シ
ミュレーションを行う遅延シミュレーションステップ
と、この遅延シミュレーションステップで得られたシミ
ュレーション結果から前記クロックネットを構成する各
クロック経路含む前記LSIの各信号経路の信号遅延値
情報を抽出する遅延値情報抽出ステップと、遅延値情報
抽出ステップで抽出された前記各信号経路の信号遅延値
をそれぞれの所定の規格値と比較すると共に前記クロッ
クネットのスキュー値を所定の第1の規格値と比較しタ
イミングエラーの有無を判定する第1のスキュー確認ス
テップと、少なくとも前記クロックネットのスキュー値
が前記第1の規格値を超えている場合に、前記クロック
ネットを構成する回路ブロックの配置配線の変更或いは
前記第1のバッファ回路ブロックを除く前記回路ブロッ
クの交換を行って第2の回路接続情報及び第2のレイア
ウト情報を作成する第1のスキュー調整ステップと、前
記第2のレイアウト情報から抽出されたパラメータを用
いる前記遅延シミュレーションステップと、前記遅延値
情報抽出ステップと、前記第1のスキュー確認ステップ
と、前記第1のスキュー調整ステップとを繰り返し、前
記クロックネットのスキュー値が前記第1の規格値以下
になった時点での前記各クロック経路の信号遅延値情報
に基づいて、所定の第1のクロック経路の信号遅延値に
対して、その差が所定の第2の規格値を超えている第2
のクロック経路を全て抽出する第2のスキュー確認ステ
ップと、全ての前記第2のクロック経路のそれぞれにつ
いて、前記第2のクロック経路中の前記第1のバッファ
回路ブロックが含まれる前記遅延調整ブロック群の中か
ら、当該前記第2のクロック経路の信号遅延値と前記第
1のクッロク経路の信号遅延値との差が前記第2の規格
値以下になるような信号遅延値を有する第2のバッファ
回路ブロックを選択して前記第1の回路ブロックと置き
換えて第3のレイアウト情報を作成する第2のスキュー
調整ステップと、を含み構成されている。
ック信号駆動回路ブロックと、このクロック信号駆動回
路ブロックから送出されるクロック信号に同期して動作
する複数の第1の回路ブロックを少なくとも含むLSI
の設計方法であって、入力部と遅延調整部と出力部を含
むバッファ回路ブロックの前記入力部の入力端子容量,
前記出力部の負荷依存性を含む駆動能力及び内部の論理
動作が同一で前記遅延調整部の信号遅延値が異なる複数
の前記バッファ回路ブロックからなる遅延調整ブロック
群を予め準備し、所定の回路ライブラリに登録するライ
ブラリ準備ステップと、前記回路ライブラリを用いて前
記LSIの回路設計を行う際に、少なくとも前記クロッ
ク信号駆動回路ブロックと複数の前記第1の回路ブロッ
クそれぞれとを接続するクロック経路から構成されるク
ロックネットの前記各クロック経路の中に前記遅延調整
ブロック群の中から所定の信号遅延値を有する第1のバ
ッファ回路ブロックを選択して挿入し、前記LSIの第
1の回路接続情報を作成するステップと、前記回路ライ
ブラリ及び前記第1の回路接続情報に基づいて配置配線
を行い第1のレイアウト情報を作成する第1のレイアウ
トステップと、レイアウト情報から抽出されたパラメー
タを含む所定の情報を用いて前記LSIの実配線遅延シ
ミュレーションを行う遅延シミュレーションステップ
と、この遅延シミュレーションステップで得られたシミ
ュレーション結果から前記クロックネットを構成する各
クロック経路含む前記LSIの各信号経路の信号遅延値
情報を抽出する遅延値情報抽出ステップと、遅延値情報
抽出ステップで抽出された前記各信号経路の信号遅延値
をそれぞれの所定の規格値と比較すると共に前記クロッ
クネットのスキュー値を所定の第1の規格値と比較しタ
イミングエラーの有無を判定する第1のスキュー確認ス
テップと、少なくとも前記クロックネットのスキュー値
が前記第1の規格値を超えている場合に、前記クロック
ネットを構成する回路ブロックの配置配線の変更或いは
前記第1のバッファ回路ブロックを除く前記回路ブロッ
クの交換を行って第2の回路接続情報及び第2のレイア
ウト情報を作成する第1のスキュー調整ステップと、前
記第2のレイアウト情報から抽出されたパラメータを用
いる前記遅延シミュレーションステップと、前記遅延値
情報抽出ステップと、前記第1のスキュー確認ステップ
と、前記第1のスキュー調整ステップとを繰り返し、前
記クロックネットのスキュー値が前記第1の規格値以下
になった時点での前記各クロック経路の信号遅延値情報
に基づいて、所定の第1のクロック経路の信号遅延値に
対して、その差が所定の第2の規格値を超えている第2
のクロック経路を全て抽出する第2のスキュー確認ステ
ップと、全ての前記第2のクロック経路のそれぞれにつ
いて、前記第2のクロック経路中の前記第1のバッファ
回路ブロックが含まれる前記遅延調整ブロック群の中か
ら、当該前記第2のクロック経路の信号遅延値と前記第
1のクッロク経路の信号遅延値との差が前記第2の規格
値以下になるような信号遅延値を有する第2のバッファ
回路ブロックを選択して前記第1の回路ブロックと置き
換えて第3のレイアウト情報を作成する第2のスキュー
調整ステップと、を含み構成されている。
【0017】また、本発明の他のLSIの設計方法は、
指定された第1の信号経路の信号遅延値を、予め設定さ
れた目標信号遅延値に対して所定の誤差範囲内に入るよ
うにすることが必要なディジタル回路部を含むLSIの
設計方法であって、入力部と遅延調整部と出力部を含む
バッファ回路ブロックの前記入力部の入力端子容量,前
記出力部の負荷依存性を含む駆動能力及び内部の論理動
作が同一で前記遅延調整部の信号遅延値が異なる複数の
前記バッファ回路ブロックからなる遅延調整ブロック群
を予め準備し、所定の回路ライブラリに登録するライブ
ラリ準備ステップと、前記回路ライブラリを用いて前記
LSIの回路設計を行う際に、少なくとも前記第1の信
号経路の中に前記遅延調整ブロック群の中から所定の信
号遅延値を有する第1のバッファ回路ブロックを選択し
て挿入し、前記LSIの第1の回路接続情報を作成する
ステップと、前記回路ライブラリ及び前記第1の回路接
続情報に基づいて配置配線を行い第1のレイアウト情報
を作成する第1のレイアウトステップと、レイアウト情
報から抽出されたパラメータを含む所定の情報を用いて
前記LSIの実配線遅延シミュレーションを行う遅延シ
ミュレーションステップと、前記遅延シミュレーション
ステップで得られたシミュレーション結果から前記第1
の信号経路を含む前記LSIの各信号経路の信号遅延値
情報を抽出する遅延値情報抽出ステップと、前記遅延値
情報抽出ステップで抽出された前記各信号経路の信号遅
延値をそれぞれの所定の規格値と比較すると共に前記第
1の信号経路の信号遅延値と前記目標信号遅延値の差の
絶対値を所定の第1の規格値と比較しタイミングエラー
の有無を判定する第1の遅延確認ステップと、少なくと
も前記第1の信号経路の信号遅延値と前記目標信号遅延
値の差の絶対値が前記第1の規格値を越えている場合
は、前記第1の信号経路に含まれる回路ブロックの配置
配線の変更或いは前記第1のバッファ回路ブロックを除
く前記回路ブロックの交換を行って第2の回路接続情報
及び第2のレイアウト情報を作成する第1の遅延調整ス
テップと、前記第2のレイアウト情報から抽出されたパ
ラメータを用いる前記遅延シミュレーションステップ
と、前記遅延値情報抽出ステップと、前記第1の遅延確
認ステップと、前記第1の遅延調整ステップとを繰り返
し、前記第1の信号経路の信号遅延値と前記目標信号遅
延値との差の絶対値が前記第1の規格値以下になった時
点での前記第1の信号経路の信号遅延値と前記目標信号
遅延値との差の絶対値が所定の第2の規格値を越えてい
るか否かを判定する第2の遅延確認ステップと、前記第
2の遅延確認ステップの結果、前記第1の信号経路の信
号遅延値と前記目標信号遅延値との差の絶対値が所定の
第2の規格値を越えていた場合は、前記第1の信号経路
中の前記第1のバッファ回路ブロックが含まれる前記遅
延調整ブロック群の中から、当該前記第1の信号経路の
信号遅延値と前記目標信号遅延値との差の絶対値が前記
第2の規格値以下になるような信号遅延値を有する第2
のバッファ回路ブロックを選択して前記第1の回路ブロ
ックと置き換え、第3のレイアウト情報を作成する第2
の遅延調整ステップと、を含み構成されている。
指定された第1の信号経路の信号遅延値を、予め設定さ
れた目標信号遅延値に対して所定の誤差範囲内に入るよ
うにすることが必要なディジタル回路部を含むLSIの
設計方法であって、入力部と遅延調整部と出力部を含む
バッファ回路ブロックの前記入力部の入力端子容量,前
記出力部の負荷依存性を含む駆動能力及び内部の論理動
作が同一で前記遅延調整部の信号遅延値が異なる複数の
前記バッファ回路ブロックからなる遅延調整ブロック群
を予め準備し、所定の回路ライブラリに登録するライブ
ラリ準備ステップと、前記回路ライブラリを用いて前記
LSIの回路設計を行う際に、少なくとも前記第1の信
号経路の中に前記遅延調整ブロック群の中から所定の信
号遅延値を有する第1のバッファ回路ブロックを選択し
て挿入し、前記LSIの第1の回路接続情報を作成する
ステップと、前記回路ライブラリ及び前記第1の回路接
続情報に基づいて配置配線を行い第1のレイアウト情報
を作成する第1のレイアウトステップと、レイアウト情
報から抽出されたパラメータを含む所定の情報を用いて
前記LSIの実配線遅延シミュレーションを行う遅延シ
ミュレーションステップと、前記遅延シミュレーション
ステップで得られたシミュレーション結果から前記第1
の信号経路を含む前記LSIの各信号経路の信号遅延値
情報を抽出する遅延値情報抽出ステップと、前記遅延値
情報抽出ステップで抽出された前記各信号経路の信号遅
延値をそれぞれの所定の規格値と比較すると共に前記第
1の信号経路の信号遅延値と前記目標信号遅延値の差の
絶対値を所定の第1の規格値と比較しタイミングエラー
の有無を判定する第1の遅延確認ステップと、少なくと
も前記第1の信号経路の信号遅延値と前記目標信号遅延
値の差の絶対値が前記第1の規格値を越えている場合
は、前記第1の信号経路に含まれる回路ブロックの配置
配線の変更或いは前記第1のバッファ回路ブロックを除
く前記回路ブロックの交換を行って第2の回路接続情報
及び第2のレイアウト情報を作成する第1の遅延調整ス
テップと、前記第2のレイアウト情報から抽出されたパ
ラメータを用いる前記遅延シミュレーションステップ
と、前記遅延値情報抽出ステップと、前記第1の遅延確
認ステップと、前記第1の遅延調整ステップとを繰り返
し、前記第1の信号経路の信号遅延値と前記目標信号遅
延値との差の絶対値が前記第1の規格値以下になった時
点での前記第1の信号経路の信号遅延値と前記目標信号
遅延値との差の絶対値が所定の第2の規格値を越えてい
るか否かを判定する第2の遅延確認ステップと、前記第
2の遅延確認ステップの結果、前記第1の信号経路の信
号遅延値と前記目標信号遅延値との差の絶対値が所定の
第2の規格値を越えていた場合は、前記第1の信号経路
中の前記第1のバッファ回路ブロックが含まれる前記遅
延調整ブロック群の中から、当該前記第1の信号経路の
信号遅延値と前記目標信号遅延値との差の絶対値が前記
第2の規格値以下になるような信号遅延値を有する第2
のバッファ回路ブロックを選択して前記第1の回路ブロ
ックと置き換え、第3のレイアウト情報を作成する第2
の遅延調整ステップと、を含み構成されている。
【0018】このとき、遅延調整ブロック群を構成する
複数のバッファ回路ブロックの配線禁止情報も共通に設
定するのが望ましい。
複数のバッファ回路ブロックの配線禁止情報も共通に設
定するのが望ましい。
【0019】また、回路ライブラリが、同一の遅延調整
ブロック群に含まれるバッファ回路ブロックの最大信号
遅延値が異なる複数の遅延調整ブロック群を備えてもよ
い。
ブロック群に含まれるバッファ回路ブロックの最大信号
遅延値が異なる複数の遅延調整ブロック群を備えてもよ
い。
【0020】或いは、回路ライブラリが、同一の遅延調
整ブロック群を構成する複数のバッファ回路ブロックの
信号遅延値の中の最大及び最小の信号遅延値をそれぞれ
tpdgmax,tpdgminとしたとき、その差(tpdgmax−t
pdgmin)が第1の規格値よりも大きい有効遅延調整ブロ
ック群を少なくとも一つ含むようにしてもよい。
整ブロック群を構成する複数のバッファ回路ブロックの
信号遅延値の中の最大及び最小の信号遅延値をそれぞれ
tpdgmax,tpdgminとしたとき、その差(tpdgmax−t
pdgmin)が第1の規格値よりも大きい有効遅延調整ブロ
ック群を少なくとも一つ含むようにしてもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
図面を参照して説明する。
【0022】まず、本発明の第1の実施形態のバッファ
回路ブロック(以下、BFBとする)の集合で構成され
る遅延調整ブロック群について説明する。図1は、この
遅延調整ブロック群における共通部分の概略構成を示す
ブロック図である。
回路ブロック(以下、BFBとする)の集合で構成され
る遅延調整ブロック群について説明する。図1は、この
遅延調整ブロック群における共通部分の概略構成を示す
ブロック図である。
【0023】図1を参照すると、本発明の第1の実施形
態のBFBの集合で構成される遅延調整ブロック群の共
通部分(以下、BFBCとする)100は、入力部1と
遅延調整部2と出力部3から構成されている。
態のBFBの集合で構成される遅延調整ブロック群の共
通部分(以下、BFBCとする)100は、入力部1と
遅延調整部2と出力部3から構成されている。
【0024】例えば、入力部1を所定のサイズPMOS
とNMOSからなる第1のインバータ(以下、INV1
とする)で構成し、出力部3をそれぞれがk個ずつ並列
に接続されてPMOSとNMOSからなる第3のインバ
ータ(以下、INV3とする)で構成し、遅延調整部2
をPMOSとNMOSの組をm組(INV21〜INV
2mとする)並べて構成している。従って、このBFB
C100の外形形状,外形寸法,入力端子5の位置,出
力端子7の位置,入力部1と出力部3のレイアウトパタ
ーンを固定したままでも、遅延調整部2に並べられたI
NV21〜INV2mそれぞれのPMOSとNMOSを
どのように接続するかにより、入力部1から出力部3ま
での遅延量を変化させることができると共に、出力信号
の論理を入力信号の論理と同じにするか反転させるかも
設定できる。
とNMOSからなる第1のインバータ(以下、INV1
とする)で構成し、出力部3をそれぞれがk個ずつ並列
に接続されてPMOSとNMOSからなる第3のインバ
ータ(以下、INV3とする)で構成し、遅延調整部2
をPMOSとNMOSの組をm組(INV21〜INV
2mとする)並べて構成している。従って、このBFB
C100の外形形状,外形寸法,入力端子5の位置,出
力端子7の位置,入力部1と出力部3のレイアウトパタ
ーンを固定したままでも、遅延調整部2に並べられたI
NV21〜INV2mそれぞれのPMOSとNMOSを
どのように接続するかにより、入力部1から出力部3ま
での遅延量を変化させることができると共に、出力信号
の論理を入力信号の論理と同じにするか反転させるかも
設定できる。
【0025】例えば、このBFBC100の構成を用い
て、出力信号の論理が入力信号の論理と同じで、遅延量
のみが異なる複数のBFBを作成して一つの遅延調整ブ
ロック群が構成でき、出力信号の論理が入力信号の論理
と逆で、遅延量のみが異なる複数のBFBで他の遅延調
整ブロック群が構成できる。
て、出力信号の論理が入力信号の論理と同じで、遅延量
のみが異なる複数のBFBを作成して一つの遅延調整ブ
ロック群が構成でき、出力信号の論理が入力信号の論理
と逆で、遅延量のみが異なる複数のBFBで他の遅延調
整ブロック群が構成できる。
【0026】図2は、k=3,m=2の場合のBFBC
100の具体的なレイアウトパターンの例である。
100の具体的なレイアウトパターンの例である。
【0027】図2を参照すると、このBFBC100の
入力部101はPMOS11とNMOS31とで構成さ
れたINV1からなり、出力部103は並列に接続され
た3個のPMOS14,15,16と、同じく並列接続
された3個のNMOS34,35,36とで構成された
INV3からなっている。また、遅延調整部102は、
構成要素であるINV21が含むPMOS12,NMO
S32と、INV22が含むPMOS13,NMOS3
3を用いて、PMOS12,13を並列接続し、NMO
S32,33も同様に並列接続して、PMOS12,1
3とNMOS32,33によりインバータを構成してい
る。
入力部101はPMOS11とNMOS31とで構成さ
れたINV1からなり、出力部103は並列に接続され
た3個のPMOS14,15,16と、同じく並列接続
された3個のNMOS34,35,36とで構成された
INV3からなっている。また、遅延調整部102は、
構成要素であるINV21が含むPMOS12,NMO
S32と、INV22が含むPMOS13,NMOS3
3を用いて、PMOS12,13を並列接続し、NMO
S32,33も同様に並列接続して、PMOS12,1
3とNMOS32,33によりインバータを構成してい
る。
【0028】より具体的には、PMOS11,12の共
通ソース拡散領域11S,PMOS13,14の共通ソ
ース拡散領域13S,PMOS15,16の共通ソース
拡散領域15Sは、それぞれコンタクト孔(以下、CH
とする)11CS,13CS,15CSを介していずれ
も電源(VDD)配線91に接続され、NMOS31,
32の共通ソース拡散領域31S,NMOS33,34
の共通ソース拡散領域33S,NMOS35,36の共
通ソース拡散領域35SはそれぞれCH31CS,33
CS,35CSを介していずれも接地(GND)配線9
2に接続されている。また、PMOS11〜16の各ゲ
ート電極とNMOS31〜36の各ゲート電極は、PM
OS11とNMOS31,PMOS12とNMOS3
2,PMOS13とNMOS33,PMOS14とNM
OS34,PMOS15とNMOS35,PMOS16
とNMOS36が、それぞれ例えばポリシリコン配線5
1,52,53,54,55,56により共通接続され
ている。更に、PMOS11,14,15,16の各ド
レイン拡散領域11D,14D,15D,16DとNM
OS31,34,35,36の各ドレイン拡散領域31
D,34D,35D,36Dは、PMOS11とNMO
S31がCH11CDとCH31CDを介して,PMO
S14とNMOS34がCH14CDとCH34CDを
介して,PMOS15とNMOS35がCH15CDと
CH35CDを介して,PMOS16とNMOS36が
CH16CDとCH36CDを介して、それぞれ例えば
第1金属配線層で形成された配線61,64,65,6
6により共通接続されている。尚、電源配線91と接地
配線92は、少なくともBFB110内では例えば第1
金属配線層で形成されている。
通ソース拡散領域11S,PMOS13,14の共通ソ
ース拡散領域13S,PMOS15,16の共通ソース
拡散領域15Sは、それぞれコンタクト孔(以下、CH
とする)11CS,13CS,15CSを介していずれ
も電源(VDD)配線91に接続され、NMOS31,
32の共通ソース拡散領域31S,NMOS33,34
の共通ソース拡散領域33S,NMOS35,36の共
通ソース拡散領域35SはそれぞれCH31CS,33
CS,35CSを介していずれも接地(GND)配線9
2に接続されている。また、PMOS11〜16の各ゲ
ート電極とNMOS31〜36の各ゲート電極は、PM
OS11とNMOS31,PMOS12とNMOS3
2,PMOS13とNMOS33,PMOS14とNM
OS34,PMOS15とNMOS35,PMOS16
とNMOS36が、それぞれ例えばポリシリコン配線5
1,52,53,54,55,56により共通接続され
ている。更に、PMOS11,14,15,16の各ド
レイン拡散領域11D,14D,15D,16DとNM
OS31,34,35,36の各ドレイン拡散領域31
D,34D,35D,36Dは、PMOS11とNMO
S31がCH11CDとCH31CDを介して,PMO
S14とNMOS34がCH14CDとCH34CDを
介して,PMOS15とNMOS35がCH15CDと
CH35CDを介して,PMOS16とNMOS36が
CH16CDとCH36CDを介して、それぞれ例えば
第1金属配線層で形成された配線61,64,65,6
6により共通接続されている。尚、電源配線91と接地
配線92は、少なくともBFB110内では例えば第1
金属配線層で形成されている。
【0029】このBFB110の入力端子5は、PMO
S11とNMOS31のゲート電極を共通接続するポリ
シリコン配線51上にCH51CPを介して接続する第
1金属配線層で形成されており、また、出力端子7は、
配線64,65,66をそれぞれヴィアホール(VH)
64V,65V,66Vを介して共通接続する例えば第
2金属配線層で形成された配線81で形成されている。
S11とNMOS31のゲート電極を共通接続するポリ
シリコン配線51上にCH51CPを介して接続する第
1金属配線層で形成されており、また、出力端子7は、
配線64,65,66をそれぞれヴィアホール(VH)
64V,65V,66Vを介して共通接続する例えば第
2金属配線層で形成された配線81で形成されている。
【0030】入力部101の出力端である配線61と、
出力部103の入力端である配線88とを、遅延調整部
102に含まれるPMOS12,13とNMOS32,
33とをどのように介して接続するかにより、出力信号
の遅延量と論理が定まる。
出力部103の入力端である配線88とを、遅延調整部
102に含まれるPMOS12,13とNMOS32,
33とをどのように介して接続するかにより、出力信号
の遅延量と論理が定まる。
【0031】次に、図2のBFBC100を共通部と
し、出力信号の論理を入力信号の論理に対して反転させ
た場合の遅延調整ブロック群を構成するBFBの具体的
な例について説明する。
し、出力信号の論理を入力信号の論理に対して反転させ
た場合の遅延調整ブロック群を構成するBFBの具体的
な例について説明する。
【0032】図3は、BFBC100を基にした第1の
BFBの回路接続レイアウトパターン(a)とその等価
回路図(b)であり、図4は、BFBC100を基にし
た第1のBFBと外形形状,外形寸法,入力端子,出力
端子の位置,入力部と出力部のレイアウトパターン,入
出力信号の論理の関係等が共通で、遅延調整部の遅延量
のみが異なる第2のBFBの回路接続レイアウトパター
ン(a)とその等価回路図(b)である。
BFBの回路接続レイアウトパターン(a)とその等価
回路図(b)であり、図4は、BFBC100を基にし
た第1のBFBと外形形状,外形寸法,入力端子,出力
端子の位置,入力部と出力部のレイアウトパターン,入
出力信号の論理の関係等が共通で、遅延調整部の遅延量
のみが異なる第2のBFBの回路接続レイアウトパター
ン(a)とその等価回路図(b)である。
【0033】図3を参照すると、このBFB110の入
力部111はPMOS11とNMOS31とで構成され
たINV1からなり、出力部113は並列に接続された
3個のPMOS14,15,16と、同じく並列接続さ
れた3個のNMOS34,35,36とで構成されたI
NV3からなっている。また、遅延調整部112は、構
成要素であるINV21が含むPMOS12,NMOS
32と、INV22が含むPMOS13,NMOS33
を用いて、PMOS12,13を並列接続し、NMOS
32,33も同様に並列接続して、PMOS12,13
とNMOS32,33によりインバータを構成してい
る。
力部111はPMOS11とNMOS31とで構成され
たINV1からなり、出力部113は並列に接続された
3個のPMOS14,15,16と、同じく並列接続さ
れた3個のNMOS34,35,36とで構成されたI
NV3からなっている。また、遅延調整部112は、構
成要素であるINV21が含むPMOS12,NMOS
32と、INV22が含むPMOS13,NMOS33
を用いて、PMOS12,13を並列接続し、NMOS
32,33も同様に並列接続して、PMOS12,13
とNMOS32,33によりインバータを構成してい
る。
【0034】より具体的には、PMOS11,12の共
通ソース拡散領域11S,PMOS13,14の共通ソ
ース拡散領域13S,PMOS15,16の共通ソース
拡散領域15Sは、それぞれCH11CS,13CS,
15CSを介していずれも電源配線91に接続され、N
MOS31,32の共通ソース拡散領域31S,NMO
S33,34の共通ソース拡散領域33S,NMOS3
5,36の共通ソース拡散領域35SはそれぞれCH3
1CS,33CS,35CSを介していずれも接地配線
92に接続されている。また、PMOS11〜16の各
ゲート電極とNMOS31〜36の各ゲート電極は、P
MOS11とNMOS31,PMOS12とNMOS3
2,PMOS13とNMOS33,PMOS14とNM
OS34,PMOS15とNMOS35,PMOS16
とNMOS36が、それぞれ例えばポリシリコン配線5
1,52,53,54,55,56により共通接続され
ている。更に、PMOS11〜16の各ドレイン拡散領
域11D〜16DとNMOS31〜36の各ドレイン拡
散領域31D〜36Dは、PMOS11とNMOS31
がCH11CDとCH31CDを介して,PMOS12
とNMOS32がCH12CDとCH32CDを介し
て,PMOS13とNMOS33がCH13CDとCH
33CDを介して,PMOS14とNMOS34がCH
14CDとCH34CDを介して,PMOS15とNM
OS35がCH15CDとCH35CDを介して,PM
OS16とNMOS36がCH16CDとCH36CD
を介して、それぞれ例えば第1金属配線層で形成された
配線61,62,63,64,65,66により共通接
続されている。尚、電源配線91と接地配線92は、少
なくともBFB110内では例えば第1金属配線層で形
成されている。
通ソース拡散領域11S,PMOS13,14の共通ソ
ース拡散領域13S,PMOS15,16の共通ソース
拡散領域15Sは、それぞれCH11CS,13CS,
15CSを介していずれも電源配線91に接続され、N
MOS31,32の共通ソース拡散領域31S,NMO
S33,34の共通ソース拡散領域33S,NMOS3
5,36の共通ソース拡散領域35SはそれぞれCH3
1CS,33CS,35CSを介していずれも接地配線
92に接続されている。また、PMOS11〜16の各
ゲート電極とNMOS31〜36の各ゲート電極は、P
MOS11とNMOS31,PMOS12とNMOS3
2,PMOS13とNMOS33,PMOS14とNM
OS34,PMOS15とNMOS35,PMOS16
とNMOS36が、それぞれ例えばポリシリコン配線5
1,52,53,54,55,56により共通接続され
ている。更に、PMOS11〜16の各ドレイン拡散領
域11D〜16DとNMOS31〜36の各ドレイン拡
散領域31D〜36Dは、PMOS11とNMOS31
がCH11CDとCH31CDを介して,PMOS12
とNMOS32がCH12CDとCH32CDを介し
て,PMOS13とNMOS33がCH13CDとCH
33CDを介して,PMOS14とNMOS34がCH
14CDとCH34CDを介して,PMOS15とNM
OS35がCH15CDとCH35CDを介して,PM
OS16とNMOS36がCH16CDとCH36CD
を介して、それぞれ例えば第1金属配線層で形成された
配線61,62,63,64,65,66により共通接
続されている。尚、電源配線91と接地配線92は、少
なくともBFB110内では例えば第1金属配線層で形
成されている。
【0035】このBFB110の入力端子5は、PMO
S11とNMOS31のゲート電極を共通接続するポリ
シリコン配線51上に、例えばCH51CPを介して接
続する第1金属配線層の配線71で形成されており、ま
た、出力端子7は、配線64,65,66をそれぞれV
H64V,65V,66Vを介して共通接続する例えば
第2金属配線層の配線81で形成されている。
S11とNMOS31のゲート電極を共通接続するポリ
シリコン配線51上に、例えばCH51CPを介して接
続する第1金属配線層の配線71で形成されており、ま
た、出力端子7は、配線64,65,66をそれぞれV
H64V,65V,66Vを介して共通接続する例えば
第2金属配線層の配線81で形成されている。
【0036】入力部111の出力端である配線61は、
VH61Vを介して第2金属配線層で形成された配線8
3と接続し、配線83は第1金属配線層で形成された配
線72,73とそれぞれVH72V,73Vを介して接
続し、更に配線72,73はそれぞれCH52CP,5
3CPを介してポリシリコン配線52,53と接続して
いる。すなわち、遅延調整部112に含まれるPMOS
12,13とNMOS32,33の各ゲート電極が全
て、入力部111の出力端である配線61に接続されて
いる。
VH61Vを介して第2金属配線層で形成された配線8
3と接続し、配線83は第1金属配線層で形成された配
線72,73とそれぞれVH72V,73Vを介して接
続し、更に配線72,73はそれぞれCH52CP,5
3CPを介してポリシリコン配線52,53と接続して
いる。すなわち、遅延調整部112に含まれるPMOS
12,13とNMOS32,33の各ゲート電極が全
て、入力部111の出力端である配線61に接続されて
いる。
【0037】また、PMOS12とNMOS32の各ド
レイン拡散領域12D,32Dを接続する配線62と、
PMOS13とNMOS33の各ドレイン拡散領域13
D,33Dを接続する配線63は、それぞれVH62V
とVH63Vを介して第2金属配線層で形成された配線
84と接続し遅延調整部112の出力端となっている。
更にこの配線84は、出力部113のポリシリコン配線
54,55,56とCH54CP,55CP,56CP
を介して接続している第1金属配線層で形成された配線
74,75,76とそれぞれVH74V,75V,76
Vを介して接続している。すなわち、出力部113を構
成するPMOS14,15,16及びNMOS34,3
5,36の各ゲート電極が全て遅延調整部112の出力
端である配線84に接続されている。
レイン拡散領域12D,32Dを接続する配線62と、
PMOS13とNMOS33の各ドレイン拡散領域13
D,33Dを接続する配線63は、それぞれVH62V
とVH63Vを介して第2金属配線層で形成された配線
84と接続し遅延調整部112の出力端となっている。
更にこの配線84は、出力部113のポリシリコン配線
54,55,56とCH54CP,55CP,56CP
を介して接続している第1金属配線層で形成された配線
74,75,76とそれぞれVH74V,75V,76
Vを介して接続している。すなわち、出力部113を構
成するPMOS14,15,16及びNMOS34,3
5,36の各ゲート電極が全て遅延調整部112の出力
端である配線84に接続されている。
【0038】次に、BFB120について、図4を参照
して説明する。尚、図4において、トランジスタ、配
線、CH、VHについては、図3と同じ構成要素につい
ては同じ参照符号を用いている。
して説明する。尚、図4において、トランジスタ、配
線、CH、VHについては、図3と同じ構成要素につい
ては同じ参照符号を用いている。
【0039】BFB120の入力部121と出力部12
3については、それぞれBFB110の入力部111と
出力部113と全く同一になるように構成されているの
で説明は省力する。遅延調整部122については、PM
OS12のドレイン拡散領域12DがCH12CDを介
して電源配線91に接続され、NMOS32のドレイン
拡散領域32DがCH32CDを介して接地配線92に
接続され、BFB110で設けられていた配線62が無
くなっている。従って、遅延調整部122と出力部12
3を接続する配線85は、配線63とVH63Vを介し
て接続すると共に、配線74,75,76とそれぞれV
H74V,75V,76Vを介して接続しているだけで
ある。
3については、それぞれBFB110の入力部111と
出力部113と全く同一になるように構成されているの
で説明は省力する。遅延調整部122については、PM
OS12のドレイン拡散領域12DがCH12CDを介
して電源配線91に接続され、NMOS32のドレイン
拡散領域32DがCH32CDを介して接地配線92に
接続され、BFB110で設けられていた配線62が無
くなっている。従って、遅延調整部122と出力部12
3を接続する配線85は、配線63とVH63Vを介し
て接続すると共に、配線74,75,76とそれぞれV
H74V,75V,76Vを介して接続しているだけで
ある。
【0040】すなわち、BFB110の遅延調整部11
2では、PMOS12,13とNMOS32,33がそ
れぞれ並列接続されてインバータを構成していたのに対
し、BFB120では、遅延調整部122で実際に作用
するトランジスタがPMOS13とNMOS33だけ
で、その駆動能力がBFB110の遅延調整部112の
駆動能力の1/2になっており、その分BFB120の
遅延量がBFB110に比べて大きくなっている。しか
も、BFB110とBFB120とは、ブロックの外形
形状,寸法、入/出力端子の位置、入力端子容量、駆動
能力等が全く同一であり、BFB110とBFB120
の構成に用いられている素子配置、配線パターンの和集
合に基づいて配置配線禁止領域を生成しておけば、いず
れか一方のBFBを用いたLSIの配置配線終了後に、
周辺領域への影響なしに、他方のBFBと差し替えるこ
とができる。しかも、このBFBが挿入されている経路
の遅延時間は、差し替えるBFBの遅延時間の差だけ変
化することを再シミュレーションなしで保証することが
できる。
2では、PMOS12,13とNMOS32,33がそ
れぞれ並列接続されてインバータを構成していたのに対
し、BFB120では、遅延調整部122で実際に作用
するトランジスタがPMOS13とNMOS33だけ
で、その駆動能力がBFB110の遅延調整部112の
駆動能力の1/2になっており、その分BFB120の
遅延量がBFB110に比べて大きくなっている。しか
も、BFB110とBFB120とは、ブロックの外形
形状,寸法、入/出力端子の位置、入力端子容量、駆動
能力等が全く同一であり、BFB110とBFB120
の構成に用いられている素子配置、配線パターンの和集
合に基づいて配置配線禁止領域を生成しておけば、いず
れか一方のBFBを用いたLSIの配置配線終了後に、
周辺領域への影響なしに、他方のBFBと差し替えるこ
とができる。しかも、このBFBが挿入されている経路
の遅延時間は、差し替えるBFBの遅延時間の差だけ変
化することを再シミュレーションなしで保証することが
できる。
【0041】尚、上述の実施形態では、入力部、遅延調
整部、出力部を同じ大きさ、形状のトランジスタで構成
した例で説明したが、同一遅延調整ブロック群に属する
BFBは、ブロックの外形形状,寸法、入/出力端子の
位置、入力端子容量、出力部の負荷依存性も含めた駆動
能力等を全く同一にするという原則の範囲内で、入力
部、遅延調整部、出力部を、それぞれ大きさ,形状の異
なるトランジスタで構成してもよい。これは、少なくと
も同一遅延調整ブロック群に属するBFBのブロックの
外形形状,寸法、ブロックの入/出力端子位置を一定に
すると共に、入力部と出力部を構成するトランジスタの
形状,寸法,ブロック内での配置を同一にすればよい。
遅延調整部については、大きさ、従って駆動能力の異な
るトランジスタを適宜組み込むことで、ブロックの寸法
の増大を抑制しながら、一つの遅延調整ブロック群で調
整可能な遅延量を大きくすることができる。
整部、出力部を同じ大きさ、形状のトランジスタで構成
した例で説明したが、同一遅延調整ブロック群に属する
BFBは、ブロックの外形形状,寸法、入/出力端子の
位置、入力端子容量、出力部の負荷依存性も含めた駆動
能力等を全く同一にするという原則の範囲内で、入力
部、遅延調整部、出力部を、それぞれ大きさ,形状の異
なるトランジスタで構成してもよい。これは、少なくと
も同一遅延調整ブロック群に属するBFBのブロックの
外形形状,寸法、ブロックの入/出力端子位置を一定に
すると共に、入力部と出力部を構成するトランジスタの
形状,寸法,ブロック内での配置を同一にすればよい。
遅延調整部については、大きさ、従って駆動能力の異な
るトランジスタを適宜組み込むことで、ブロックの寸法
の増大を抑制しながら、一つの遅延調整ブロック群で調
整可能な遅延量を大きくすることができる。
【0042】次に、本発明の第2の実施形態のLSIの
設計方法について説明する。
設計方法について説明する。
【0043】図5は、本実施形態のLSIの設計方法の
概略を示す流れ図である。本実施形態の設計方法で設計
されるLSIは、少なくともクロック信号駆動回路ブロ
ックと、このクロック信号駆動回路ブロックから送出さ
れるクロック信号に同期して動作する複数の第1の回路
ブロックを含んでいるものとする。
概略を示す流れ図である。本実施形態の設計方法で設計
されるLSIは、少なくともクロック信号駆動回路ブロ
ックと、このクロック信号駆動回路ブロックから送出さ
れるクロック信号に同期して動作する複数の第1の回路
ブロックを含んでいるものとする。
【0044】図5を参照すると、本実施形態のLSIの
設計方法は、必要な遅延調整ブロック群を予め準備して
回路ライブラリに登録するライブラリ準備ステップS1
0と、この回路ライブラリを用いて、クロックネットを
構成する各クロック経路の中に所定の信号遅延値を有す
る第1のBFBを選択して挿入し、LSIの第1の回路
接続情報を作成する第1の回路設計ステップS20と、
回路ライブラリ及び第1の回路接続情報に基づいて配置
配線を行い第1のレイアウト情報を作成する第1のレイ
アウトステップS30と、第1のレイアウト情報から抽
出されたパラメータを含む所定の情報を用いてLSIの
実配線遅延シミュレーションを行う実配線遅延シミュレ
ーションステップS40と、実配線遅延シミュレーショ
ンステップS40で得られたシミュレーション結果から
クロックネットを含む各経路の信号遅延値情報を抽出す
る遅延情報抽出ステップS50と、抽出された各経路の
信号遅延値を所定の規格値と比較すると共にクロックネ
ットのスキューを所定の第1の規格値と比較しタイミン
グエラーの有無を判定する第1のスキュー確認ステップ
S60と、タイミングエラーが検出された場合は、配置
配線の変更を施して第2の回路接続情報及び第2のレイ
アウト情報を作成する第1のスキュー調整ステップS7
0と、少なくともクロックネットのスキューが第1の規
格値以下になるまで、この第1のスキュー調整ステップ
S70と,実配線遅延シミュレーションステップS40
と,遅延情報抽出ステップS50と,第1のスキュー確
認ステップS60とを繰り返し、全てのタイミングエラ
ーが解消された時点で、このときの実配線遅延シミュレ
ーションの結果から抽出されたクロックネットを構成す
る各クロック経路の信号遅延値が、所定の第1のクロッ
ク経路の信号遅延値に対して、その差が所定の第2の規
格値を超えている第2のクロック経路を全て抽出する第
2のスキュー確認ステップS80と、全ての第2のクロ
ック経路ついて、当該第2のクロック経路の信号遅延値
と第1のクッロク経路の信号遅延値との差が第2の規格
値以下になるような信号遅延値を有する第2のBFBを
選択して当該第2のクロック経路中の第1のBFBと置
き換えて第3のレイアウト情報を作成する第2のスキュ
ー調整ステップS90を含み、構成される。
設計方法は、必要な遅延調整ブロック群を予め準備して
回路ライブラリに登録するライブラリ準備ステップS1
0と、この回路ライブラリを用いて、クロックネットを
構成する各クロック経路の中に所定の信号遅延値を有す
る第1のBFBを選択して挿入し、LSIの第1の回路
接続情報を作成する第1の回路設計ステップS20と、
回路ライブラリ及び第1の回路接続情報に基づいて配置
配線を行い第1のレイアウト情報を作成する第1のレイ
アウトステップS30と、第1のレイアウト情報から抽
出されたパラメータを含む所定の情報を用いてLSIの
実配線遅延シミュレーションを行う実配線遅延シミュレ
ーションステップS40と、実配線遅延シミュレーショ
ンステップS40で得られたシミュレーション結果から
クロックネットを含む各経路の信号遅延値情報を抽出す
る遅延情報抽出ステップS50と、抽出された各経路の
信号遅延値を所定の規格値と比較すると共にクロックネ
ットのスキューを所定の第1の規格値と比較しタイミン
グエラーの有無を判定する第1のスキュー確認ステップ
S60と、タイミングエラーが検出された場合は、配置
配線の変更を施して第2の回路接続情報及び第2のレイ
アウト情報を作成する第1のスキュー調整ステップS7
0と、少なくともクロックネットのスキューが第1の規
格値以下になるまで、この第1のスキュー調整ステップ
S70と,実配線遅延シミュレーションステップS40
と,遅延情報抽出ステップS50と,第1のスキュー確
認ステップS60とを繰り返し、全てのタイミングエラ
ーが解消された時点で、このときの実配線遅延シミュレ
ーションの結果から抽出されたクロックネットを構成す
る各クロック経路の信号遅延値が、所定の第1のクロッ
ク経路の信号遅延値に対して、その差が所定の第2の規
格値を超えている第2のクロック経路を全て抽出する第
2のスキュー確認ステップS80と、全ての第2のクロ
ック経路ついて、当該第2のクロック経路の信号遅延値
と第1のクッロク経路の信号遅延値との差が第2の規格
値以下になるような信号遅延値を有する第2のBFBを
選択して当該第2のクロック経路中の第1のBFBと置
き換えて第3のレイアウト情報を作成する第2のスキュ
ー調整ステップS90を含み、構成される。
【0045】次に、この設計方法の具体的な動作につい
て説明する。
て説明する。
【0046】尚、設計対象LSIに要求されているクロ
ックスキューの最大規格値を第2の規格値tskとし、第
1の規格値をtske0(≧tsk)とする。この第1の規格
値tske0は、公知例1,2,3に開示されている方法を
含む既存のクロックスキュー低減手法を用いて比較的容
易に達成できるスキュー値に設定するのが好ましい。
ックスキューの最大規格値を第2の規格値tskとし、第
1の規格値をtske0(≧tsk)とする。この第1の規格
値tske0は、公知例1,2,3に開示されている方法を
含む既存のクロックスキュー低減手法を用いて比較的容
易に達成できるスキュー値に設定するのが好ましい。
【0047】まず、ライブラリ準備ステップS10で、
所望のLSIの設計に必要な、信号遅延値が異なる複数
のBFBからなる遅延調整ブロック群を設計し、所定の
回路ライブラリに登録する。このとき、同一の遅延調整
ブロック群に属する各BFBはいずれも入力部と遅延調
整部と出力部からなるBFBで、ブロックの形状,大き
さ及び配置配線禁止領域、入力部のトランジスタの形
状,大きさ,配置,更に入力端子位置及び入力端子容
量、出力部のトランジスタの形状,大きさ,配置,更に
出力端子位置及び負荷依存性を含む駆動能力並びに遅延
調整部の論理動作が同一であって、遅延調整部の信号遅
延値のみが異なる。このとき、同一遅延調整ブロック群
の中で、最小の信号遅延値を有するBFBの信号遅延値
をtpdgmin、最大の信号遅延値を有するBFBの信号遅
延値をtpdgmaxとしたとき、その差(tpdgmax−tpdgm
in)=tcrmax1(遅延調整ブロック群の最大遅延調整
量)が、第1の規格値tske0以上となる有効遅延調整ブ
ロック群を含むようにすることが望ましい。また、同一
遅延調整ブロック群の中で、任意のBFBに対して、信
号遅延値の差が第2の規格値tsk以下となる他のBFB
が必ず存在するように準備するのが望ましい。更に、配
置配線禁止領域については、同一遅延調整ブロック群に
属する全てのBFBのブロック内配線領域及び素子配置
領域の和集合領域に基づいて、配置配線禁止領域を設定
すればよい。
所望のLSIの設計に必要な、信号遅延値が異なる複数
のBFBからなる遅延調整ブロック群を設計し、所定の
回路ライブラリに登録する。このとき、同一の遅延調整
ブロック群に属する各BFBはいずれも入力部と遅延調
整部と出力部からなるBFBで、ブロックの形状,大き
さ及び配置配線禁止領域、入力部のトランジスタの形
状,大きさ,配置,更に入力端子位置及び入力端子容
量、出力部のトランジスタの形状,大きさ,配置,更に
出力端子位置及び負荷依存性を含む駆動能力並びに遅延
調整部の論理動作が同一であって、遅延調整部の信号遅
延値のみが異なる。このとき、同一遅延調整ブロック群
の中で、最小の信号遅延値を有するBFBの信号遅延値
をtpdgmin、最大の信号遅延値を有するBFBの信号遅
延値をtpdgmaxとしたとき、その差(tpdgmax−tpdgm
in)=tcrmax1(遅延調整ブロック群の最大遅延調整
量)が、第1の規格値tske0以上となる有効遅延調整ブ
ロック群を含むようにすることが望ましい。また、同一
遅延調整ブロック群の中で、任意のBFBに対して、信
号遅延値の差が第2の規格値tsk以下となる他のBFB
が必ず存在するように準備するのが望ましい。更に、配
置配線禁止領域については、同一遅延調整ブロック群に
属する全てのBFBのブロック内配線領域及び素子配置
領域の和集合領域に基づいて、配置配線禁止領域を設定
すればよい。
【0048】次に、第1の回路設計ステップS20で、
この回路ライブラリを用いて所望の機能を実現するLS
Iの回路設計を行う。このとき、少なくともクロック信
号駆動回路ブロックと複数の第1の回路ブロックそれぞ
れとを接続するクロックネットを構成するクロック経路
の中に、第1の規格値tske0を超える最大遅延調整量t
crmax1を有する遅延調整ブロック群200の中から所定
の信号遅延値を有する第1のBFBを選択して挿入し、
LSIの第1の回路接続情報を作成する。ここでは、第
1のBFBとして、遅延調整ブロック群200の中で信
号遅延値が最小のBFB201が選択,挿入されたもの
とする。また、この第1の回路接続情報に含まれるクロ
ックネットの1例が、図6(a)のように表されたもの
とする。すなわち、クロック信号駆動回路ブロック60
1と複数の第1の回路ブロック701〜706それぞれ
とを接続するクロックネット300を構成するクロック
経路301〜306の中に、第1のBFB201を挿入
して第1の回路接続情報が作成されている。尚、第1の
BFB201の挿入位置は、各クロック経路301〜3
06最終段、言い換えると第1の回路ブロック701〜
706の直前に挿入される。また、改めて詳述はしない
が、通常の回路接続情報レベルでの論理検証、タイミン
グ検証は全て実施されたものとする。
この回路ライブラリを用いて所望の機能を実現するLS
Iの回路設計を行う。このとき、少なくともクロック信
号駆動回路ブロックと複数の第1の回路ブロックそれぞ
れとを接続するクロックネットを構成するクロック経路
の中に、第1の規格値tske0を超える最大遅延調整量t
crmax1を有する遅延調整ブロック群200の中から所定
の信号遅延値を有する第1のBFBを選択して挿入し、
LSIの第1の回路接続情報を作成する。ここでは、第
1のBFBとして、遅延調整ブロック群200の中で信
号遅延値が最小のBFB201が選択,挿入されたもの
とする。また、この第1の回路接続情報に含まれるクロ
ックネットの1例が、図6(a)のように表されたもの
とする。すなわち、クロック信号駆動回路ブロック60
1と複数の第1の回路ブロック701〜706それぞれ
とを接続するクロックネット300を構成するクロック
経路301〜306の中に、第1のBFB201を挿入
して第1の回路接続情報が作成されている。尚、第1の
BFB201の挿入位置は、各クロック経路301〜3
06最終段、言い換えると第1の回路ブロック701〜
706の直前に挿入される。また、改めて詳述はしない
が、通常の回路接続情報レベルでの論理検証、タイミン
グ検証は全て実施されたものとする。
【0049】次に、第1のレイアウトステップS30
で、回路ライブラリ及び第1の回路接続情報に基づいて
配置配線を行い、第1のレイアウト情報を作成する。
で、回路ライブラリ及び第1の回路接続情報に基づいて
配置配線を行い、第1のレイアウト情報を作成する。
【0050】次に、実配線遅延シミュレーションステッ
プS40で、回路ライブラリ、第1の回路接続情報、第
1のレイアウト情報から抽出されたパラメータ等に基づ
いて、当該LSIの実配線遅延シミュレーションを行
い、次の遅延情報抽出ステップS50でこのシミュレー
ション結果からクロックネット300を含む各経路の信
号遅延値情報を抽出する。
プS40で、回路ライブラリ、第1の回路接続情報、第
1のレイアウト情報から抽出されたパラメータ等に基づ
いて、当該LSIの実配線遅延シミュレーションを行
い、次の遅延情報抽出ステップS50でこのシミュレー
ション結果からクロックネット300を含む各経路の信
号遅延値情報を抽出する。
【0051】次に、第1のスキュー確認ステップS60
で、抽出された各経路の信号遅延値を所定の規格値と比
較すると共にクロックネット300のスキュー値tskn0
を第1の規格値tske0と比較し、それぞれの規格値を超
えるタイミングエラーの有無を判定する。
で、抽出された各経路の信号遅延値を所定の規格値と比
較すると共にクロックネット300のスキュー値tskn0
を第1の規格値tske0と比較し、それぞれの規格値を超
えるタイミングエラーの有無を判定する。
【0052】この第1のスキュー確認ステップS60で
タイミングエラーが検出された場合は、第1のスキュー
調整ステップS70で、エラーが検出された当該経路中
の回路ブロックの差し替え或いは配置配線の変更等を施
して第2の回路接続情報及び第2のレイアウト情報を作
成する。但し、少なくともクロックネット300に挿入
されている第1のBFB201の差し替えは行わないよ
うにし、回路ブロック610,620,630の差し替
え、或いは各クロック経路301〜306の配置配線を
変更するだけとする。
タイミングエラーが検出された場合は、第1のスキュー
調整ステップS70で、エラーが検出された当該経路中
の回路ブロックの差し替え或いは配置配線の変更等を施
して第2の回路接続情報及び第2のレイアウト情報を作
成する。但し、少なくともクロックネット300に挿入
されている第1のBFB201の差し替えは行わないよ
うにし、回路ブロック610,620,630の差し替
え、或いは各クロック経路301〜306の配置配線を
変更するだけとする。
【0053】この後、この第2の回路接続情報と第2の
レイアウト情報に基づいて、実配線遅延シミュレーショ
ンステップS40,遅延情報抽出ステップS50,第1
のスキュー確認ステップS60とこの第1のスキュー調
整ステップS70を、全てのタイミングエラーが無くな
るまで繰り返す。
レイアウト情報に基づいて、実配線遅延シミュレーショ
ンステップS40,遅延情報抽出ステップS50,第1
のスキュー確認ステップS60とこの第1のスキュー調
整ステップS70を、全てのタイミングエラーが無くな
るまで繰り返す。
【0054】図6(b)は、第1のスキュー確認ステッ
プS60で全てのタイミングエラー無くなった時点での
クロックネット300の構成を示す図である。具体的に
は、回路ブロック610,620,630がそれぞれ回
路ブロック611,621,631に修正され、クロッ
ク経路301〜306がクロック経路311〜316に
修正されたものとする。この時点までは、第1のBFB
201の差し替えなしで処理される。
プS60で全てのタイミングエラー無くなった時点での
クロックネット300の構成を示す図である。具体的に
は、回路ブロック610,620,630がそれぞれ回
路ブロック611,621,631に修正され、クロッ
ク経路301〜306がクロック経路311〜316に
修正されたものとする。この時点までは、第1のBFB
201の差し替えなしで処理される。
【0055】このときの実配線遅延シミュレーション結
果から抽出された各クロック経路311〜316の信号
遅延値情報に基づいて、次の第2のスキュー確認ステッ
プS80で所定の第1のクロック経路の信号遅延値に対
して、その差が第2の規格値tskを超える第2のクロッ
ク経路を全て抽出する。ここでは、クロック経路311
〜316の中で、クロック経路311の信号遅延値が最
大とし、このクロック経路311を第1のクロック経路
とする。また、第2のクロック経路として、クロック経
路313,315,316が抽出されたものとする。
果から抽出された各クロック経路311〜316の信号
遅延値情報に基づいて、次の第2のスキュー確認ステッ
プS80で所定の第1のクロック経路の信号遅延値に対
して、その差が第2の規格値tskを超える第2のクロッ
ク経路を全て抽出する。ここでは、クロック経路311
〜316の中で、クロック経路311の信号遅延値が最
大とし、このクロック経路311を第1のクロック経路
とする。また、第2のクロック経路として、クロック経
路313,315,316が抽出されたものとする。
【0056】次に、第2のスキュー調整ステップS90
で、まず第1のクロック経路であるクロック経路311
の信号遅延値と、第2のクロック経路として抽出された
例えばクロック経路313の信号遅延値との差を算出す
る。次に遅延調整ブロック群200に含まれるBFBの
中から、BFB201の信号遅延値にこの差を加えた値
以下で且つ最も近い信号遅延値を有するBFB203を
差し替えるべきBFBとして選択する。第2のクロック
経路として抽出されている他のクロック315,316
についても同様にして、それぞれBFB205,206
を選択し、クロック経路313,315,316中に挿
入されていたBFB201を、それぞれBFB203,
205,206と差し替えて第2のレイアウト情報を修
正し、第3のレイアウト情報を作成する。尚、図6
(c)は、第2のスキュー調整ステップS90を完了し
た時点での、クロックネット300の構成を示す図であ
る。
で、まず第1のクロック経路であるクロック経路311
の信号遅延値と、第2のクロック経路として抽出された
例えばクロック経路313の信号遅延値との差を算出す
る。次に遅延調整ブロック群200に含まれるBFBの
中から、BFB201の信号遅延値にこの差を加えた値
以下で且つ最も近い信号遅延値を有するBFB203を
差し替えるべきBFBとして選択する。第2のクロック
経路として抽出されている他のクロック315,316
についても同様にして、それぞれBFB205,206
を選択し、クロック経路313,315,316中に挿
入されていたBFB201を、それぞれBFB203,
205,206と差し替えて第2のレイアウト情報を修
正し、第3のレイアウト情報を作成する。尚、図6
(c)は、第2のスキュー調整ステップS90を完了し
た時点での、クロックネット300の構成を示す図であ
る。
【0057】遅延調整ブロック群として、最大遅延調整
量tcrmax1が、第1の規格値tske0を超え、且つ含まれ
る任意のBFBに対して、信号遅延値の差が第2の規格
値tsk以下となる他のBFBが必ず存在するようにして
準備しておけば、この処理によりクロックネット300
のスキュー値を第2の規格値tsk以下にできる。
量tcrmax1が、第1の規格値tske0を超え、且つ含まれ
る任意のBFBに対して、信号遅延値の差が第2の規格
値tsk以下となる他のBFBが必ず存在するようにして
準備しておけば、この処理によりクロックネット300
のスキュー値を第2の規格値tsk以下にできる。
【0058】次に、最終レイアウト情報作成ステップS
100で、第3のレイアウト情報に対して、所定の設計
ルールチェック等を実施し、LSI製造のためのレティ
クル製造用或いは電子ビーム直接露光用の最終レイアウ
ト情報を作成し、設計を完了する。尚、第2のスキュー
確認ステップS80で、第2のクロック経路が抽出され
なかった場合は、この第2のスキュー確認ステップS8
0を実施した時点での最新の第2のレイアウト情報をそ
のまま第3のレイアウト情報とすればよい。
100で、第3のレイアウト情報に対して、所定の設計
ルールチェック等を実施し、LSI製造のためのレティ
クル製造用或いは電子ビーム直接露光用の最終レイアウ
ト情報を作成し、設計を完了する。尚、第2のスキュー
確認ステップS80で、第2のクロック経路が抽出され
なかった場合は、この第2のスキュー確認ステップS8
0を実施した時点での最新の第2のレイアウト情報をそ
のまま第3のレイアウト情報とすればよい。
【0059】次に、本発明の第3の実施形態のLSIの
設計方法について説明する。
設計方法について説明する。
【0060】図7は、本実施形態のLSIの設計方法の
概略を示す流れ図である。本実施形態の設計方法で設計
されるLSIは、指定された信号経路の信号遅延時間
が、予め設定された目標信号遅延時間に対して所定の誤
差範囲内に入るようにすることが必要なディジタル回路
部を少なくとも含んでいるものとする。
概略を示す流れ図である。本実施形態の設計方法で設計
されるLSIは、指定された信号経路の信号遅延時間
が、予め設定された目標信号遅延時間に対して所定の誤
差範囲内に入るようにすることが必要なディジタル回路
部を少なくとも含んでいるものとする。
【0061】図7を参照すると、本実施形態のLSI設
計方法は、必要な遅延調整ブロック群を予め準備して回
路ライブラリに登録するライブラリ準備ステップS11
と、この回路ライブラリを用いて、所定の第1の信号経
路の中に所定の信号遅延値を有する第1のBFBを選択
して挿入し、LSIの第1の回路接続情報を作成する第
1の回路設計ステップS21と、回路ライブラリ及び第
1の回路接続情報に基づいて配置配線を行い第1のレイ
アウト情報を作成する第1のレイアウトステップS31
と、第1のレイアウト情報から抽出されたパラメータを
含む所定の情報を用いてLSIの実配線遅延シミュレー
ションを行う実配線遅延シミュレーションステップS4
1と、実配線遅延シミュレーションステップS41で得
られたシミュレーション結果から第1の信号経路を含む
各経路の信号遅延値情報を抽出する遅延情報抽出ステッ
プS51と、抽出された各経路の信号遅延値を所定の規
格値と比較すると共に第1の信号経路の信号遅延値と目
標信号遅延値の差の絶対値を所定の第1の規格値と比較
しタイミングエラーの有無を判定する第1の遅延確認ス
テップS61と、タイミングエラーが検出された場合
は、配置配線の変更を施して第2の回路接続情報及び第
2のレイアウト情報を作成する第1の遅延調整ステップ
S71と、少なくとも第1の信号経路の信号遅延値と目
標信号遅延値の差の絶対値が第1の規格値以下になるま
で、この第1の遅延調整ステップS71と,実配線遅延
シミュレーションステップS41と,遅延情報抽出ステ
ップS51と,第1の遅延確認ステップS61とを繰り
返し、全てのタイミングエラーが解消された時点で、こ
のときの実配線遅延シミュレーションの結果から抽出さ
れた第1の信号経路の信号遅延値と目標信号遅延値との
差を第2の規格値と比較しタイミングエラーの有無を確
認する第2の遅延確認ステップS81と、第2の遅延確
認ステップS81の結果、第1の信号経路の信号遅延値
と目標信号遅延値との差の絶対値が所定の第2の規格値
を越えていた場合は、第1の信号経路中の第1のバッフ
ァ回路ブロックが含まれる遅延調整ブロック群の中か
ら、当該第1の信号経路の信号遅延値と目標信号遅延値
との差の絶対値が第2の規格値以下になるような信号遅
延値を有する第2のバッファ回路ブロックを選択して第
1の回路ブロックと置き換え、第3のレイアウト情報を
作成する第2の遅延調整ステップS91を含み、構成さ
れる。
計方法は、必要な遅延調整ブロック群を予め準備して回
路ライブラリに登録するライブラリ準備ステップS11
と、この回路ライブラリを用いて、所定の第1の信号経
路の中に所定の信号遅延値を有する第1のBFBを選択
して挿入し、LSIの第1の回路接続情報を作成する第
1の回路設計ステップS21と、回路ライブラリ及び第
1の回路接続情報に基づいて配置配線を行い第1のレイ
アウト情報を作成する第1のレイアウトステップS31
と、第1のレイアウト情報から抽出されたパラメータを
含む所定の情報を用いてLSIの実配線遅延シミュレー
ションを行う実配線遅延シミュレーションステップS4
1と、実配線遅延シミュレーションステップS41で得
られたシミュレーション結果から第1の信号経路を含む
各経路の信号遅延値情報を抽出する遅延情報抽出ステッ
プS51と、抽出された各経路の信号遅延値を所定の規
格値と比較すると共に第1の信号経路の信号遅延値と目
標信号遅延値の差の絶対値を所定の第1の規格値と比較
しタイミングエラーの有無を判定する第1の遅延確認ス
テップS61と、タイミングエラーが検出された場合
は、配置配線の変更を施して第2の回路接続情報及び第
2のレイアウト情報を作成する第1の遅延調整ステップ
S71と、少なくとも第1の信号経路の信号遅延値と目
標信号遅延値の差の絶対値が第1の規格値以下になるま
で、この第1の遅延調整ステップS71と,実配線遅延
シミュレーションステップS41と,遅延情報抽出ステ
ップS51と,第1の遅延確認ステップS61とを繰り
返し、全てのタイミングエラーが解消された時点で、こ
のときの実配線遅延シミュレーションの結果から抽出さ
れた第1の信号経路の信号遅延値と目標信号遅延値との
差を第2の規格値と比較しタイミングエラーの有無を確
認する第2の遅延確認ステップS81と、第2の遅延確
認ステップS81の結果、第1の信号経路の信号遅延値
と目標信号遅延値との差の絶対値が所定の第2の規格値
を越えていた場合は、第1の信号経路中の第1のバッフ
ァ回路ブロックが含まれる遅延調整ブロック群の中か
ら、当該第1の信号経路の信号遅延値と目標信号遅延値
との差の絶対値が第2の規格値以下になるような信号遅
延値を有する第2のバッファ回路ブロックを選択して第
1の回路ブロックと置き換え、第3のレイアウト情報を
作成する第2の遅延調整ステップS91を含み、構成さ
れる。
【0062】次に、この設計方法の具体的な動作につい
て説明する。
て説明する。
【0063】図8は、対象となるLSIのディジタル回
路部が含む、信号遅延時間が設定された目標信号遅延時
間に対して所定の誤差範囲内に入ることが必要な第1の
信号経路の模式的なブロック図である。本実施形態の設
計方法も基本的には第2の実施形態の設計方法と同様で
あるので、共通する部分の説明は省略する。
路部が含む、信号遅延時間が設定された目標信号遅延時
間に対して所定の誤差範囲内に入ることが必要な第1の
信号経路の模式的なブロック図である。本実施形態の設
計方法も基本的には第2の実施形態の設計方法と同様で
あるので、共通する部分の説明は省略する。
【0064】尚、この第1の信号経路の信号遅延時間を
td0、予め設定された目標信号遅延時間をTd0、所定の
第1の規格値をta1、第2の規格値である誤差をta0
(≦ta1)としたとき、 Td0−ta0≦td0≦Td0+ta0 に入るようにすることが求められているものとする。
td0、予め設定された目標信号遅延時間をTd0、所定の
第1の規格値をta1、第2の規格値である誤差をta0
(≦ta1)としたとき、 Td0−ta0≦td0≦Td0+ta0 に入るようにすることが求められているものとする。
【0065】まず、第2の実施形態と同様、ライブラリ
準備ステップS11で、所望のLSIの設計に必要な、
信号遅延値が異なる複数のBFBからなる遅延調整ブロ
ック群を設計し、所定の回路ライブラリに登録する。第
2の実施形態の説明におけるtsk,tske0をそれぞれ2
ta0,2ta1に置き換えれば、第2の実施形態のライブ
ラリ準備ステップS10と全く同じであるので、詳細は
省略する。
準備ステップS11で、所望のLSIの設計に必要な、
信号遅延値が異なる複数のBFBからなる遅延調整ブロ
ック群を設計し、所定の回路ライブラリに登録する。第
2の実施形態の説明におけるtsk,tske0をそれぞれ2
ta0,2ta1に置き換えれば、第2の実施形態のライブ
ラリ準備ステップS10と全く同じであるので、詳細は
省略する。
【0066】次に、第1の回路設計ステップS21で、
この回路ライブラリを用いて所望の機能を実現するLS
Iの回路設計を行う。このとき、回路ブロック650,
660,670,680,690を含む第1の信号経路
400の中に、第1の規格値ta1を超える最大遅延調整
量tcrmax1を有する遅延調整ブロック群250の中から
所定の信号遅延値を有する第1のBFBを選択して挿入
し、LSIの第1の回路接続情報を作成する。ここで
は、第1のBFBとして、遅延調整ブロック群250の
中で最大の信号遅延値Tbmaxを有するBFB259が選
択,挿入されたものとする。尚、本実施形態において
も、第2の実施形態の場合と同様、通常の回路接続情報
レベルでの論理検証、タイミング検証は全て実施された
ものとする。
この回路ライブラリを用いて所望の機能を実現するLS
Iの回路設計を行う。このとき、回路ブロック650,
660,670,680,690を含む第1の信号経路
400の中に、第1の規格値ta1を超える最大遅延調整
量tcrmax1を有する遅延調整ブロック群250の中から
所定の信号遅延値を有する第1のBFBを選択して挿入
し、LSIの第1の回路接続情報を作成する。ここで
は、第1のBFBとして、遅延調整ブロック群250の
中で最大の信号遅延値Tbmaxを有するBFB259が選
択,挿入されたものとする。尚、本実施形態において
も、第2の実施形態の場合と同様、通常の回路接続情報
レベルでの論理検証、タイミング検証は全て実施された
ものとする。
【0067】次に、第1のレイアウトステップS31
で、回路ライブラリ及び第1の回路接続情報に基づいて
配置配線を行い、第1のレイアウト情報を作成する。こ
のとき第1の信号経路400の各回路ブロック650,
660,670,680,690及び挿入されている第
1のBFB259の間は、ブロック間接続配線経路70
1〜705で接続されたものとする。図8(a)は、こ
の時点での、第1の信号経路400の模式的なブロック
図である。
で、回路ライブラリ及び第1の回路接続情報に基づいて
配置配線を行い、第1のレイアウト情報を作成する。こ
のとき第1の信号経路400の各回路ブロック650,
660,670,680,690及び挿入されている第
1のBFB259の間は、ブロック間接続配線経路70
1〜705で接続されたものとする。図8(a)は、こ
の時点での、第1の信号経路400の模式的なブロック
図である。
【0068】次に、実配線遅延シミュレーションステッ
プS41で、回路ライブラリ、第1の回路接続情報、第
1のレイアウト情報から抽出されたパラメータ等に基づ
いて、当該LSIの実配線遅延シミュレーションを行
い、次の遅延情報抽出ステップS51でこのシミュレー
ション結果から第1の信号経路400を含む各経路の信
号遅延値情報を抽出する。
プS41で、回路ライブラリ、第1の回路接続情報、第
1のレイアウト情報から抽出されたパラメータ等に基づ
いて、当該LSIの実配線遅延シミュレーションを行
い、次の遅延情報抽出ステップS51でこのシミュレー
ション結果から第1の信号経路400を含む各経路の信
号遅延値情報を抽出する。
【0069】次に、第1の遅延確認ステップS61で、
抽出された各経路の信号遅延値を所定の規格値と比較す
ると共に第1の信号経路400の第1の信号遅延時間t
s1と目標信号遅延時間Td0の差の絶対値を算出して第1
の規格値ta1と比較し、それぞれの規格値を超えるタイ
ミングエラーの有無を判定する。
抽出された各経路の信号遅延値を所定の規格値と比較す
ると共に第1の信号経路400の第1の信号遅延時間t
s1と目標信号遅延時間Td0の差の絶対値を算出して第1
の規格値ta1と比較し、それぞれの規格値を超えるタイ
ミングエラーの有無を判定する。
【0070】この第1の遅延確認ステップS61でタイ
ミングエラーが検出された場合は、回路接続情報修正ス
テップS71で、エラーが検出された当該経路中の回路
ブロックの差し替え或いは配置配線の変更等を施して第
2の回路接続情報及び第2のレイアウト情報を作成す
る。但し、少なくとも第1の信号経路400に挿入され
ている第1のBFB259の差し替えは行わないように
し、回路ブロック650,660,670,680の差
し替え、或いは各回路ブロックの配置配線を変更するだ
けとする。
ミングエラーが検出された場合は、回路接続情報修正ス
テップS71で、エラーが検出された当該経路中の回路
ブロックの差し替え或いは配置配線の変更等を施して第
2の回路接続情報及び第2のレイアウト情報を作成す
る。但し、少なくとも第1の信号経路400に挿入され
ている第1のBFB259の差し替えは行わないように
し、回路ブロック650,660,670,680の差
し替え、或いは各回路ブロックの配置配線を変更するだ
けとする。
【0071】この後、この第2の回路接続情報と第2の
レイアウト情報に基づいて、実配線遅延シミュレーショ
ンステップS41,遅延情報抽出ステップS51,第1
の遅延確認ステップS61とこの回路接続情報修正ステ
ップS71を、全てのタイミングエラーが無くなるまで
繰り返す。
レイアウト情報に基づいて、実配線遅延シミュレーショ
ンステップS41,遅延情報抽出ステップS51,第1
の遅延確認ステップS61とこの回路接続情報修正ステ
ップS71を、全てのタイミングエラーが無くなるまで
繰り返す。
【0072】図8(b)は、第1の遅延確認ステップS
61で全てのタイミングエラー無くなった時点での第1
の信号経路400を模式的に示すブロック図である。具
体的には、回路ブロック650,660,680がそれ
ぞれ回路ブロック651,661,681に修正され、
ブロック間接続配線経路701〜705がブロック間接
続配線経路711〜715に修正されたものとする。こ
の時点までは、第1のBFB259の差し替えなしで処
理される。
61で全てのタイミングエラー無くなった時点での第1
の信号経路400を模式的に示すブロック図である。具
体的には、回路ブロック650,660,680がそれ
ぞれ回路ブロック651,661,681に修正され、
ブロック間接続配線経路701〜705がブロック間接
続配線経路711〜715に修正されたものとする。こ
の時点までは、第1のBFB259の差し替えなしで処
理される。
【0073】次に、遅延調整結果確認ステップS81
で、このときの実配線遅延シミュレーション結果から抽
出された第1の信号経路400の第1の信号遅延時間t
s2と第1の信号経路400の目標信号遅延値Td0との差
(ts2−Td0)を算出し、その絶対値が所定の誤差であ
る第2の規格値ta0以下か否かを確認する。
で、このときの実配線遅延シミュレーション結果から抽
出された第1の信号経路400の第1の信号遅延時間t
s2と第1の信号経路400の目標信号遅延値Td0との差
(ts2−Td0)を算出し、その絶対値が所定の誤差であ
る第2の規格値ta0以下か否かを確認する。
【0074】(ts2−Td0)の絶対値が第2の規格値t
a0を超えている場合は、次の第2の遅延確認ステップS
91で、遅延調整ブロック群250の中で、BFBの信
号遅延値Tbsが、(Td0−ts2+Tbmax)に最も近い第
2のBFB255を選択し、第1のBFB259と置き
換えて第2のレイアウト情報を修正し、第3のレイアウ
ト情報を作成する。図8(c)は、この第2の遅延確認
ステップS91を完了した時点での第1の信号経路40
0の模式的なブロック図である。
a0を超えている場合は、次の第2の遅延確認ステップS
91で、遅延調整ブロック群250の中で、BFBの信
号遅延値Tbsが、(Td0−ts2+Tbmax)に最も近い第
2のBFB255を選択し、第1のBFB259と置き
換えて第2のレイアウト情報を修正し、第3のレイアウ
ト情報を作成する。図8(c)は、この第2の遅延確認
ステップS91を完了した時点での第1の信号経路40
0の模式的なブロック図である。
【0075】本実施形態においても、遅延調整ブロック
群として、最大遅延調整量tcrmax1が、第1の規格値t
a1×2を超え、且つ含まれる任意のBFBに対して、信
号遅延値の差が第2の規格値ta0×2以下となる他のB
FBが必ず存在するようにして準備しておけば、この処
理により第1の信号経路400の信号遅延値と目標信号
遅延値との差の絶対値を第2の規格値ta0以下にでき
る。
群として、最大遅延調整量tcrmax1が、第1の規格値t
a1×2を超え、且つ含まれる任意のBFBに対して、信
号遅延値の差が第2の規格値ta0×2以下となる他のB
FBが必ず存在するようにして準備しておけば、この処
理により第1の信号経路400の信号遅延値と目標信号
遅延値との差の絶対値を第2の規格値ta0以下にでき
る。
【0076】次に、最終レイアウト情報作成ステップS
101で、第3のレイアウト情報に対して、所定の設計
ルールチェック等を実施し、LSI製造のためのレティ
クル製造用或いは電子ビーム直接露光用の最終レイアウ
ト情報を作成し、設計を完了する。尚、遅延調整結果確
認ステップS81で、(ts2−Td0)の絶対値が第2の
規格値ta0以下であった場合は、この遅延調整結果確認
ステップS81実施時点での最新の第2のレイアウト情
報をそのまま第3のレイアウト情報とすればよい。
101で、第3のレイアウト情報に対して、所定の設計
ルールチェック等を実施し、LSI製造のためのレティ
クル製造用或いは電子ビーム直接露光用の最終レイアウ
ト情報を作成し、設計を完了する。尚、遅延調整結果確
認ステップS81で、(ts2−Td0)の絶対値が第2の
規格値ta0以下であった場合は、この遅延調整結果確認
ステップS81実施時点での最新の第2のレイアウト情
報をそのまま第3のレイアウト情報とすればよい。
【0077】第2,第3の実施形態のLSIの設計方法
で用いられるBFBは、上述の通り同一の遅延調整ブロ
ック群に属するBFBは、ブロックの形状,大きさ及び
配置配線禁止領域、入力部のトランジスタの形状,大き
さ,配置,更に入力端子位置及び入力端子容量、出力部
のトランジスタの形状,大きさ,配置,更に出力端子位
置及び負荷依存性を含む駆動能力並びに遅延調整部の論
理動作が同一になるように設計されているので、同一遅
延調整ブロック群の中でBFBの差し替えを行う限り周
辺の配置配線に影響を及ぼすことが全く無く、また当該
BFBを含むクロック経路或いは第1の信号経路の実配
線シミュレーション結果についても当該BFBの入力端
までと出力端以降については影響がないので、LSIの
配置配線のやり直しや、実配線遅延シミュレーションの
やり直しは不要で、差し替えるBFBの信号遅延値の差
分だけ当該クロック経路或いは第1の信号経路の信号遅
延値を修正すればよく、高精度のスキュー調整或いは信
号遅延値調整を簡単に行うことができる。
で用いられるBFBは、上述の通り同一の遅延調整ブロ
ック群に属するBFBは、ブロックの形状,大きさ及び
配置配線禁止領域、入力部のトランジスタの形状,大き
さ,配置,更に入力端子位置及び入力端子容量、出力部
のトランジスタの形状,大きさ,配置,更に出力端子位
置及び負荷依存性を含む駆動能力並びに遅延調整部の論
理動作が同一になるように設計されているので、同一遅
延調整ブロック群の中でBFBの差し替えを行う限り周
辺の配置配線に影響を及ぼすことが全く無く、また当該
BFBを含むクロック経路或いは第1の信号経路の実配
線シミュレーション結果についても当該BFBの入力端
までと出力端以降については影響がないので、LSIの
配置配線のやり直しや、実配線遅延シミュレーションの
やり直しは不要で、差し替えるBFBの信号遅延値の差
分だけ当該クロック経路或いは第1の信号経路の信号遅
延値を修正すればよく、高精度のスキュー調整或いは信
号遅延値調整を簡単に行うことができる。
【0078】尚、本発明は上述の各実施形態の説明に限
定されるものでなく、その要旨の範囲内で種々変更が可
能である。例えば、第2,第3の実施形態のLSIの設
計方法では、予め準備する遅延調整ブロック群の最大遅
延調整量が第1の規格値以上になるようにし、各クロッ
ク経路或いは第1の信号経路に所定のBFBを1個だけ
挿入した例で説明したが、遅延調整ブロック群の最大遅
延調整量が第1の規格値以下であったり、挿入するBF
Bの数が複数個であってもよい。複数のBFBを直列に
挿入すれば、遅延調整ブロック群の最大遅延調整量が第
1の規格値より小さくても、必要なスキュー調整或いは
信号遅延値調整が可能である。
定されるものでなく、その要旨の範囲内で種々変更が可
能である。例えば、第2,第3の実施形態のLSIの設
計方法では、予め準備する遅延調整ブロック群の最大遅
延調整量が第1の規格値以上になるようにし、各クロッ
ク経路或いは第1の信号経路に所定のBFBを1個だけ
挿入した例で説明したが、遅延調整ブロック群の最大遅
延調整量が第1の規格値以下であったり、挿入するBF
Bの数が複数個であってもよい。複数のBFBを直列に
挿入すれば、遅延調整ブロック群の最大遅延調整量が第
1の規格値より小さくても、必要なスキュー調整或いは
信号遅延値調整が可能である。
【0079】また、複数のBFBを挿入するとき、それ
ぞれのBFBが属する遅延調整ブロック群は同じであっ
てもよいが、遅延値の変化ステップが異なる遅延調整ブ
ロック群のBFBを組み合わせれば、遅延調整範囲の拡
大と調整精度の確保を両立させることが可能となる。
ぞれのBFBが属する遅延調整ブロック群は同じであっ
てもよいが、遅延値の変化ステップが異なる遅延調整ブ
ロック群のBFBを組み合わせれば、遅延調整範囲の拡
大と調整精度の確保を両立させることが可能となる。
【0080】また、スキュー調整と特定信号経路の遅延
値調整の双方が同時に必要なLSIであっても、第2,
第3の実施形態の手法を容易に同時に適用でき、問題な
く設計できる。
値調整の双方が同時に必要なLSIであっても、第2,
第3の実施形態の手法を容易に同時に適用でき、問題な
く設計できる。
【0081】
【発明の効果】本発明のバッファ回路ブロックは、入力
部と遅延調整部と出力部を含んで構成され、少なくとも
ブロックの入/出力端子位置,外形形状及び外形寸法,
入力端子容量並びに出力部の負荷依存性を含めた駆動能
力を一定に保ちながら、遅延調整部の信号遅延値を所定
範囲で変化させることができる構成となっており、この
信号遅延値のみを変化させた複数のBFBを備える遅延
調整ブロック群を回路ライブラリに登録し、必要な信号
経路にこのBFBを挿入しておけば、レイアウト終了後
でも周辺の他の素子や配線に影響を及ぼすことなく異な
る信号遅延値を有するBFBと差し替えることができる
と共に当該信号経路の遅延シミュレーションをやり直す
必要もなく、信号経路の遅延値調整を容易に行うことが
できるという効果が得られる。
部と遅延調整部と出力部を含んで構成され、少なくとも
ブロックの入/出力端子位置,外形形状及び外形寸法,
入力端子容量並びに出力部の負荷依存性を含めた駆動能
力を一定に保ちながら、遅延調整部の信号遅延値を所定
範囲で変化させることができる構成となっており、この
信号遅延値のみを変化させた複数のBFBを備える遅延
調整ブロック群を回路ライブラリに登録し、必要な信号
経路にこのBFBを挿入しておけば、レイアウト終了後
でも周辺の他の素子や配線に影響を及ぼすことなく異な
る信号遅延値を有するBFBと差し替えることができる
と共に当該信号経路の遅延シミュレーションをやり直す
必要もなく、信号経路の遅延値調整を容易に行うことが
できるという効果が得られる。
【0082】また、このBFBを用いる本発明のLSI
の設計方法によれば、既存の遅延調整手法を用いてこの
BFBが挿入されている信号経路の遅延調整をBFBの
差し替えをすることなく所定のレベルまで実施した後、
BFBの差し替えを行うようにしているので、高精度の
遅延調整を簡便且つ短時間で達成できるという効果が得
られる。
の設計方法によれば、既存の遅延調整手法を用いてこの
BFBが挿入されている信号経路の遅延調整をBFBの
差し替えをすることなく所定のレベルまで実施した後、
BFBの差し替えを行うようにしているので、高精度の
遅延調整を簡便且つ短時間で達成できるという効果が得
られる。
【図1】本発明の第1の実施形態のBFBで構成される
遅延調整ブロック群における共通部分の概略構成を示す
ブロック図である。
遅延調整ブロック群における共通部分の概略構成を示す
ブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態のBFBにおける固定
部分の具体的なレイアウトパターンの例である。
部分の具体的なレイアウトパターンの例である。
【図3】図2のレイアウト固定部分に基づく、BFBの
回路接続レイアウトパターン(a)とその等価回路図
(b)である。
回路接続レイアウトパターン(a)とその等価回路図
(b)である。
【図4】図2のレイアウト固定部分に基づく、他のBF
Bの回路接続レイアウトパターン(a)とその等価回路
図(b)である。
Bの回路接続レイアウトパターン(a)とその等価回路
図(b)である。
【図5】本発明の第2の実施形態のLSIの設計方法の
概略を示す流れ図である。
概略を示す流れ図である。
【図6】本発明の第2の実施形態のLSIの設計方法の
動作を説明するための模式的なクロックネットのブロッ
ク図の例である。
動作を説明するための模式的なクロックネットのブロッ
ク図の例である。
【図7】本発明の第3の実施形態のLSIの設計方法の
概略を示す流れ図である。
概略を示す流れ図である。
【図8】第1の信号経路の模式的なブロック図の例であ
る。
る。
【図9】特開平10−11494号公報に開示された従
来のクロックスキューを低減する方法の例を示す図であ
る。
来のクロックスキューを低減する方法の例を示す図であ
る。
【図10】特開平8−274260号公報に開示された
従来のクロックスキューを低減する方法の例を示す図で
ある。
従来のクロックスキューを低減する方法の例を示す図で
ある。
【図11】特開平10−335470号公報に開示され
た従来のクロックスキューを低減する方法の例を示す図
である。
た従来のクロックスキューを低減する方法の例を示す図
である。
1,101,111,121 入力部 2,102,112,122 遅延調整部 3,103,113,123 出力部 5 入力端子 7 出力端子 110,120 バッファ回路ブロック(BFB) 11〜16 PMOS 31〜36 NMOS 51〜56 ポリシリコン配線 61〜66,71〜76,81〜85 配線 91 電源配線 92 接地配線 100 遅延調整ブロック群の共通部分(BFBC) 11D〜16D,31D〜36D ドレイン拡散領域 11S,13S,15S,31S,33S,35S
共通ソース拡散領域 11CS,13CS,15CS,31CS,33CS,
35CS,11CD〜16CD,31CD〜36CD,
51CP〜56CP コンタクト孔(CH) 61V〜66V,72V〜76V ヴィアホール(V
H)
共通ソース拡散領域 11CS,13CS,15CS,31CS,33CS,
35CS,11CD〜16CD,31CD〜36CD,
51CP〜56CP コンタクト孔(CH) 61V〜66V,72V〜76V ヴィアホール(V
H)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/82 H01L 21/82 D 5J056 H03K 19/0175 H03K 19/00 101N // H03K 5/13 Fターム(参考) 5B046 AA08 BA04 JA05 KA06 5B079 BA20 BB10 BC03 DD06 DD08 DD20 5F038 CA03 CA17 CD06 CD08 CD09 EZ20 5F064 BB07 BB26 CC12 DD03 DD04 DD07 DD10 DD14 DD25 EE22 EE47 EE54 HH09 HH12 5J001 AA05 AA11 BB12 DD00 5J056 AA00 AA39 BB21 CC05 DD13 DD29 EE15 FF08 HH03 KK00
Claims (11)
- 【請求項1】 入力部と遅延調整部と出力部とを含む半
導体集積回路装置用バッファ回路ブロックであって、少
なくとも入力端子が設けられた前記入力部の入力端子容
量と前記出力部の負荷依存性も含む駆動能力を固定した
状態で、前記遅延調整部の遅延時間を所定範囲で変化さ
せることができる構成を有することを特徴とするバッフ
ァ回路ブロック。 - 【請求項2】 各々が複数のトランジスタを含んで構成
される入力部と遅延調整部と出力部とを含む半導体集積
回路装置用バッファ回路ブロックであって、少なくとも
前記入力部に設けられた入力端子位置,前記出力部に設
けられた出力端子位置,外形形状及び外形寸法並びに前
記入力部を構成するトランジスタの形状及び寸法並びに
前記出力部を構成するトランジスタの形状及び寸法を固
定した状態で、前記遅延調整部の遅延時間を所定範囲で
変化させることができる構成を有することを特徴とする
バッファ回路ブロック。 - 【請求項3】 ブロック領域内に当該ブロックに含まれ
ない素子の配置及び配線を禁止する配置配線禁止情報を
更に固定した状態で、遅延調整部の遅延時間を所定範囲
で変化させることができる構成を有する請求項1又は2
記載のバッファ回路ブロック。 - 【請求項4】 遅延調整部を構成する複数の一導電チャ
ネル型トランジスタの中に、大きさの異なるトランジス
タを含む請求項1乃至3いずれか1項に記載のバッファ
回路ブロック。 - 【請求項5】 入力部がpチャネル型電界効果トランジ
スタとnチャネル型電界効果トランジスタをそれぞれ少
なくとも1個含む単位セル1個で構成され、遅延調整部
が複数個の前記単位セルを含んで構成された請求項1乃
至3いずれか1項に記載のバッファ回路ブロック。 - 【請求項6】 出力部が複数個の単位セルを並列接続し
て構成された請求項5記載のバッファ回路ブロック。 - 【請求項7】 クロック信号駆動回路ブロックと、この
クロック信号駆動回路ブロックから送出されるクロック
信号に同期して動作する複数の第1の回路ブロックを少
なくとも含む半導体集積回路装置の設計方法であって、
入力部と遅延調整部と出力部を含むバッファ回路ブロッ
クの前記入力部の入力端子容量,前記出力部の負荷依存
性を含む駆動能力及び内部の論理動作が同一で前記遅延
調整部の信号遅延値が異なる複数の前記バッファ回路ブ
ロックからなる遅延調整ブロック群を予め準備し、所定
の回路ライブラリに登録するライブラリ準備ステップ
と、前記回路ライブラリを用いて前記半導体集積回路装
置の回路設計を行う際に、少なくとも前記クロック信号
駆動回路ブロックと複数の前記第1の回路ブロックそれ
ぞれとを接続するクロック経路から構成されるクロック
ネットの前記各クロック経路の中に前記遅延調整ブロッ
ク群の中から所定の信号遅延値を有する第1のバッファ
回路ブロックを選択して挿入し、前記半導体集積回路装
置の第1の回路接続情報を作成するステップと、前記回
路ライブラリ及び前記第1の回路接続情報に基づいて配
置配線を行い第1のレイアウト情報を作成する第1のレ
イアウトステップと、レイアウト情報から抽出されたパ
ラメータを含む所定の情報を用いて前記半導体集積回路
装置の実配線遅延シミュレーションを行う遅延シミュレ
ーションステップと、この遅延シミュレーションステッ
プで得られたシミュレーション結果から前記クロックネ
ットを構成する各クロック経路含む前記半導体集積回路
装置の各信号経路の信号遅延値情報を抽出する遅延値情
報抽出ステップと、遅延値情報抽出ステップで抽出され
た前記各信号経路の信号遅延値をそれぞれの所定の規格
値と比較すると共に前記クロックネットのスキュー値を
所定の第1の規格値と比較しタイミングエラーの有無を
判定する第1のスキュー確認ステップと、少なくとも前
記クロックネットのスキュー値が前記第1の規格値を超
えている場合に、前記クロックネットを構成する回路ブ
ロックの配置配線の変更或いは前記第1のバッファ回路
ブロックを除く前記回路ブロックの交換を行って第2の
回路接続情報及び第2のレイアウト情報を作成する第1
のスキュー調整ステップと、前記第2のレイアウト情報
から抽出されたパラメータを用いる前記遅延シミュレー
ションステップと、前記遅延値情報抽出ステップと、前
記第1のスキュー確認ステップと、前記第1のスキュー
調整ステップとを繰り返し、前記クロックネットのスキ
ュー値が前記第1の規格値以下になった時点での前記各
クロック経路の信号遅延値情報に基づいて、所定の第1
のクロック経路の信号遅延値に対して、その差が所定の
第2の規格値を超えている第2のクロック経路を全て抽
出する第2のスキュー確認ステップと、全ての前記第2
のクロック経路のそれぞれについて、前記第2のクロッ
ク経路中の前記第1のバッファ回路ブロックが含まれる
前記遅延調整ブロック群の中から、当該前記第2のクロ
ック経路の信号遅延値と前記第1のクッロク経路の信号
遅延値との差が前記第2の規格値以下になるような信号
遅延値を有する第2のバッファ回路ブロックを選択して
前記第1の回路ブロックと置き換えて第3のレイアウト
情報を作成する第2のスキュー調整ステップと、を含む
ことを特徴とする半導体集積回路装置の設計方法。 - 【請求項8】 指定された第1の信号経路の信号遅延値
を、予め設定された目標信号遅延値に対して所定の誤差
範囲内に入るようにすることが必要なディジタル回路部
を含む半導体集積回路装置の設計方法であって、入力部
と遅延調整部と出力部を含むバッファ回路ブロックの前
記入力部の入力端子容量,前記出力部の負荷依存性を含
む駆動能力及び内部の論理動作が同一で前記遅延調整部
の信号遅延値が異なる複数の前記バッファ回路ブロック
からなる遅延調整ブロック群を予め準備し、所定の回路
ライブラリに登録するライブラリ準備ステップと、前記
回路ライブラリを用いて前記半導体集積回路装置の回路
設計を行う際に、少なくとも前記第1の信号経路の中に
前記遅延調整ブロック群の中から所定の信号遅延値を有
する第1のバッファ回路ブロックを選択して挿入し、前
記半導体集積回路装置の第1の回路接続情報を作成する
ステップと、前記回路ライブラリ及び前記第1の回路接
続情報に基づいて配置配線を行い第1のレイアウト情報
を作成する第1のレイアウトステップと、レイアウト情
報から抽出されたパラメータを含む所定の情報を用いて
前記半導体集積回路装置の実配線遅延シミュレーション
を行う遅延シミュレーションステップと、前記遅延シミ
ュレーションステップで得られたシミュレーション結果
から前記第1の信号経路を含む前記半導体集積回路装置
の各信号経路の信号遅延値情報を抽出する遅延値情報抽
出ステップと、前記遅延値情報抽出ステップで抽出され
た前記各信号経路の信号遅延値をそれぞれの所定の規格
値と比較すると共に前記第1の信号経路の信号遅延値と
前記目標信号遅延値の差の絶対値を所定の第1の規格値
と比較しタイミングエラーの有無を判定する第1の遅延
確認ステップと、少なくとも前記第1の信号経路の信号
遅延値と前記目標信号遅延値の差の絶対値が前記第1の
規格値を越えている場合は、前記第1の信号経路に含ま
れる回路ブロックの配置配線の変更或いは前記第1のバ
ッファ回路ブロックを除く前記回路ブロックの交換を行
って第2の回路接続情報及び第2のレイアウト情報を作
成する第1の遅延調整ステップと、前記第2のレイアウ
ト情報から抽出されたパラメータを用いる前記遅延シミ
ュレーションステップと、前記遅延値情報抽出ステップ
と、前記第1の遅延確認ステップと、前記第1の遅延調
整ステップとを繰り返し、前記第1の信号経路の信号遅
延値と前記目標信号遅延値との差の絶対値が前記第1の
規格値以下になった時点での前記第1の信号経路の信号
遅延値と前記目標信号遅延値との差の絶対値が所定の第
2の規格値を越えているか否かを判定する第2の遅延確
認ステップと、前記第2の遅延確認ステップの結果、前
記第1の信号経路の信号遅延値と前記目標信号遅延値と
の差の絶対値が所定の第2の規格値を越えていた場合
は、前記第1の信号経路中の前記第1のバッファ回路ブ
ロックが含まれる前記遅延調整ブロック群の中から、当
該前記第1の信号経路の信号遅延値と前記目標信号遅延
値との差の絶対値が前記第2の規格値以下になるような
信号遅延値を有する第2のバッファ回路ブロックを選択
して前記第1の回路ブロックと置き換え、第3のレイア
ウト情報を作成する第2の遅延調整ステップと、を含む
ことを特徴とする半導体集積回路装置の設計方法。 - 【請求項9】 遅延調整ブロック群を構成する複数のバ
ッファ回路ブロックの配線禁止情報も共通に設定されて
いる請求項6乃至8いずれか1項に記載の半導体集積回
路装置の設計方法。 - 【請求項10】 回路ライブラリが複数の遅延調整ブロ
ック群を含み、且つ同一の前記遅延調整ブロック群に含
まれる複数のバッファ回路ブロックの最大信号遅延値が
少なくとも一つは異なる前記遅延調整ブロック群を有す
る請求項6乃至9いずれか1項に記載の半導体集積回路
装置の設計方法。 - 【請求項11】 回路ライブラリが、同一の遅延調整ブ
ロック群を構成する複数のバッファ回路ブロックの信号
遅延値の中の最大及び最小の信号遅延値をそれぞれtpd
gmax,tpdgminとしたとき、その差(tpdgmax−tpdgm
in)が第1の規格値よりも大きい有効遅延調整ブロック
群を少なくとも一つ含む請求項10に記載の半導体集積
回路装置の設計方法。
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