JP2001325978A - 燃料電池及びその運転方法 - Google Patents
燃料電池及びその運転方法Info
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 燃料電池内での凝縮水によるガス流路の閉塞
を防止し、起動時及び起動後において安定した定常運転
ができるようにする。 【解決手段】 燃料電池の起動時に、水供給手段のポン
プを作動して燃料ガス流路に昇温用水を供給し、電池温
度が所定温度に達したP点でポンプを一時的に停止する
と同時に、燃料ガス及び酸化剤ガスを投入する。一定時
間t1経過後にポンプを作動して冷却水を供給した後Q
点で負荷投入する。燃料電池は発電を開始し、その発電
反応により燃料電池の温度は上昇(R点)する。そし
て、温度検出手段の信号によって水供給手段が冷却水供
給に切り替えられ、燃料電池の温度は定常運転温度とさ
れ、その後は冷却水の供給が続けられて定常運転に入
る。
を防止し、起動時及び起動後において安定した定常運転
ができるようにする。 【解決手段】 燃料電池の起動時に、水供給手段のポン
プを作動して燃料ガス流路に昇温用水を供給し、電池温
度が所定温度に達したP点でポンプを一時的に停止する
と同時に、燃料ガス及び酸化剤ガスを投入する。一定時
間t1経過後にポンプを作動して冷却水を供給した後Q
点で負荷投入する。燃料電池は発電を開始し、その発電
反応により燃料電池の温度は上昇(R点)する。そし
て、温度検出手段の信号によって水供給手段が冷却水供
給に切り替えられ、燃料電池の温度は定常運転温度とさ
れ、その後は冷却水の供給が続けられて定常運転に入
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、凝縮水によるガス
流路の閉塞を防止して安定した運転ができるようにし
た、燃料電池及びその運転方法に関するものである。
流路の閉塞を防止して安定した運転ができるようにし
た、燃料電池及びその運転方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】燃料電池は、使用する電解質の種類や運
転温度等により分類されるが、これら燃料電池の中で例
えば固体高分子型燃料電池等の酸性電解質型燃料電池で
は、その電解質の性質から二酸化炭素を含んだ燃料ガス
を使用することができる。そこで、通常これらの燃料電
池では、空気を酸化剤ガスとして用い、メタノールや天
然ガス等の炭化水素系の原燃料を改質して生成した水素
含有ガスを燃料ガスとして用いている。
転温度等により分類されるが、これら燃料電池の中で例
えば固体高分子型燃料電池等の酸性電解質型燃料電池で
は、その電解質の性質から二酸化炭素を含んだ燃料ガス
を使用することができる。そこで、通常これらの燃料電
池では、空気を酸化剤ガスとして用い、メタノールや天
然ガス等の炭化水素系の原燃料を改質して生成した水素
含有ガスを燃料ガスとして用いている。
【0003】又、固体高分子型燃料電池で用いられる電
解質膜は湿潤状態でイオン導電性を有するために、燃料
ガスと共に水を燃料ガス流路に流通させることで電解質
膜を湿潤させる構造の燃料電池が知られている。この水
は、運転時には燃料電池の冷却用としての役割も有して
いる。
解質膜は湿潤状態でイオン導電性を有するために、燃料
ガスと共に水を燃料ガス流路に流通させることで電解質
膜を湿潤させる構造の燃料電池が知られている。この水
は、運転時には燃料電池の冷却用としての役割も有して
いる。
【0004】ところで、このような燃料電池の起動時に
は、改質された燃料ガス中に微量に含まれる一酸化炭素
の影響(白金触媒の被毒)を避けるため、燃料電池を所
定の温度まで昇温してから燃料ガスを供給し、運転を開
始する必要がある。そこで、従来運転中は冷却用に用い
られている水を加熱し、温水として燃料ガス流路に流通
させることで燃料電池を所定温度まで昇温した後に、燃
料ガスを供給することが行われている。そして、通常運
転時には水の加熱を止め、冷却用及び電解質膜の加湿用
の水として用いる。
は、改質された燃料ガス中に微量に含まれる一酸化炭素
の影響(白金触媒の被毒)を避けるため、燃料電池を所
定の温度まで昇温してから燃料ガスを供給し、運転を開
始する必要がある。そこで、従来運転中は冷却用に用い
られている水を加熱し、温水として燃料ガス流路に流通
させることで燃料電池を所定温度まで昇温した後に、燃
料ガスを供給することが行われている。そして、通常運
転時には水の加熱を止め、冷却用及び電解質膜の加湿用
の水として用いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、起動時
における燃料電池の昇温過程においては、燃料電池温度
が低いために燃料ガス流路で温水が冷却され、粘度が高
まるために流路内で水が滞留し易くなる。このため燃料
ガスを供給し発電を開始しても、燃料ガス流路内に均等
に燃料ガスが流れないために、出力特性の低下や電極の
腐食を発生させるという課題が生じていた。
における燃料電池の昇温過程においては、燃料電池温度
が低いために燃料ガス流路で温水が冷却され、粘度が高
まるために流路内で水が滞留し易くなる。このため燃料
ガスを供給し発電を開始しても、燃料ガス流路内に均等
に燃料ガスが流れないために、出力特性の低下や電極の
腐食を発生させるという課題が生じていた。
【0006】そこで、本発明は、発電を開始する際に燃
料ガス流路内に生じた水詰まりを解消し、燃料ガス流路
内に均等に燃料ガスを供給することのできる燃料電池及
びその運転方法を提供することを目的とする。
料ガス流路内に生じた水詰まりを解消し、燃料ガス流路
内に均等に燃料ガスを供給することのできる燃料電池及
びその運転方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の具体的手段として、本発明は、アノード側の燃料ガス
流路に水を流通させて電解質を加湿すると共に、起動時
には昇温した水を前記燃料ガス流路に流通させて昇温を
行う燃料電池において、この燃料電池温度或は燃料電池
電圧の少なくとも一方を検出し、その検出信号に基づい
て前記燃料ガス流路に水を流通させる水供給手段を制御
するようにした燃料電池を要旨とする。又、この燃料電
池において、前記燃料電池温度が所定の温度に到達して
発電を開始する際に、一定時間燃料ガス流路への水供給
を停止し、燃料ガス流路に燃料ガスを供給した後に水を
再供給し、負荷接続する燃料電池の運転方法、前記燃料
電池温度が所定の温度に到達して発電を開始する際に、
一旦燃料ガス流路への水供給を停止し、燃料ガス流路に
燃料ガスを供給した後、一定時間保持してから負荷接続
を行った後に水の再供給を行う燃料電池の運転方法、上
記燃料電池の運転方法により負荷接続した後、出力電圧
が規定値以下となった場合、再度一定時間水の供給を停
止する燃料電池の運転方法、を要旨とするものである。
の具体的手段として、本発明は、アノード側の燃料ガス
流路に水を流通させて電解質を加湿すると共に、起動時
には昇温した水を前記燃料ガス流路に流通させて昇温を
行う燃料電池において、この燃料電池温度或は燃料電池
電圧の少なくとも一方を検出し、その検出信号に基づい
て前記燃料ガス流路に水を流通させる水供給手段を制御
するようにした燃料電池を要旨とする。又、この燃料電
池において、前記燃料電池温度が所定の温度に到達して
発電を開始する際に、一定時間燃料ガス流路への水供給
を停止し、燃料ガス流路に燃料ガスを供給した後に水を
再供給し、負荷接続する燃料電池の運転方法、前記燃料
電池温度が所定の温度に到達して発電を開始する際に、
一旦燃料ガス流路への水供給を停止し、燃料ガス流路に
燃料ガスを供給した後、一定時間保持してから負荷接続
を行った後に水の再供給を行う燃料電池の運転方法、上
記燃料電池の運転方法により負荷接続した後、出力電圧
が規定値以下となった場合、再度一定時間水の供給を停
止する燃料電池の運転方法、を要旨とするものである。
【0008】本発明に係る燃料電池は、燃料電池温度或
は燃料電池電圧の少なくとも一方を検出し、その検出信
号によって燃料ガス流路に水を流通させる水供給手段を
制御することで、燃料ガス流路中に生じていた水詰まり
を解消し、負荷接続後に安定して高い出力を供給するこ
とが可能となる。
は燃料電池電圧の少なくとも一方を検出し、その検出信
号によって燃料ガス流路に水を流通させる水供給手段を
制御することで、燃料ガス流路中に生じていた水詰まり
を解消し、負荷接続後に安定して高い出力を供給するこ
とが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の燃料電池及びその
運転方法について、実施形態を示す添付図面に基づいて
説明する。図1は、第1実施例であって燃料電池発電シ
ステムの全体構成を示すもので、この場合は燃料電池1
として固体高分子型燃料電池が用いられる。固体高分子
型燃料電池は、図2のように白金電極からなるアノード
AとカソードBとの間に電解質である固体高分子膜Cが
挟まれ、アノードAにはアノード側流路基板Dが添設さ
れて燃料ガス流路D1が形成される一方、カソードBに
はカソード側流路基板Eが添設されて酸化剤ガス流路E
1が形成され、これらを単位セルFとしてセパレータG
を介して横に複数個積層し合体することで構成される。
運転方法について、実施形態を示す添付図面に基づいて
説明する。図1は、第1実施例であって燃料電池発電シ
ステムの全体構成を示すもので、この場合は燃料電池1
として固体高分子型燃料電池が用いられる。固体高分子
型燃料電池は、図2のように白金電極からなるアノード
AとカソードBとの間に電解質である固体高分子膜Cが
挟まれ、アノードAにはアノード側流路基板Dが添設さ
れて燃料ガス流路D1が形成される一方、カソードBに
はカソード側流路基板Eが添設されて酸化剤ガス流路E
1が形成され、これらを単位セルFとしてセパレータG
を介して横に複数個積層し合体することで構成される。
【0010】前記アノード側の燃料ガス流路D1には、
改質装置2により改質された水素ガスを含む燃料ガス及
び水が供給され、カソード側の酸化剤ガス流路E1には
空気等の酸素ガスを含む酸化剤ガスが、酸化剤加湿器3
により加湿されて供給される。そして、アノード側で
は、燃料ガス中の水素ガスがH2→2H++2e−の反
応によってプロトンと電子が生成され、プロトンは固体
高分子膜Cを通ってカソードに向かい、電子は外部回路
(負荷)に流れる。カソード側では、酸化剤ガス中の酸
素と、固体高分子膜Cを通って移動したプロトン及び外
部回路を通って流入した電子が、1/2O2+2H++
2e−→H2Oの反応により、水を生じると共に起電力
を発生する。
改質装置2により改質された水素ガスを含む燃料ガス及
び水が供給され、カソード側の酸化剤ガス流路E1には
空気等の酸素ガスを含む酸化剤ガスが、酸化剤加湿器3
により加湿されて供給される。そして、アノード側で
は、燃料ガス中の水素ガスがH2→2H++2e−の反
応によってプロトンと電子が生成され、プロトンは固体
高分子膜Cを通ってカソードに向かい、電子は外部回路
(負荷)に流れる。カソード側では、酸化剤ガス中の酸
素と、固体高分子膜Cを通って移動したプロトン及び外
部回路を通って流入した電子が、1/2O2+2H++
2e−→H2Oの反応により、水を生じると共に起電力
を発生する。
【0011】燃料電池の最適な作動温度は、種類によっ
て異なるが固体高分子型燃料電池の場合は約60℃〜8
0℃であり、上記反応は発熱を伴う反応であるため、燃
料電池1には冷却水が導入される。この冷却水としては
燃料ガス流路D1に供給される水が用いられる。又、固
体高分子膜Cは乾燥している状態では抵抗が大きく、燃
料電池1を作動させるには適切でないため、前記冷却水
の一部を燃料ガスの加湿に利用し、加湿された燃料ガス
により固体高分子膜Cを湿潤させて導電性を向上させ
る。
て異なるが固体高分子型燃料電池の場合は約60℃〜8
0℃であり、上記反応は発熱を伴う反応であるため、燃
料電池1には冷却水が導入される。この冷却水としては
燃料ガス流路D1に供給される水が用いられる。又、固
体高分子膜Cは乾燥している状態では抵抗が大きく、燃
料電池1を作動させるには適切でないため、前記冷却水
の一部を燃料ガスの加湿に利用し、加湿された燃料ガス
により固体高分子膜Cを湿潤させて導電性を向上させ
る。
【0012】このため、図1に示す第1実施例では水タ
ンク4に接続された水供給手段5から前記燃料ガス流路
D1に冷却水が供給され、この冷却水は燃料ガス流路D
1を通過した後に第1熱交換器6に導かれ、前記改質装
置2から第1熱交換器6に送り込まれた燃料ガスと熱交
換し、生じた凝縮水と共に前記水タンク4に戻される。
ンク4に接続された水供給手段5から前記燃料ガス流路
D1に冷却水が供給され、この冷却水は燃料ガス流路D
1を通過した後に第1熱交換器6に導かれ、前記改質装
置2から第1熱交換器6に送り込まれた燃料ガスと熱交
換し、生じた凝縮水と共に前記水タンク4に戻される。
【0013】燃料電池1の起動時においては、改質され
た燃料ガス中に微量に含まれる一酸化炭素の影響(白金
電極の被毒)を避けるため、燃料電池1を所定の温度
(約60℃〜80℃)まで昇温してから燃料ガスを供給
し、運転を開始する必要がある。このため、前記水供給
手段5から燃料ガス流路D1に供給する冷却水を、加熱
手段(図示せず)により加熱し、この温水を燃料ガス流
路D1に供給することで燃料電池1の昇温を行なう。
た燃料ガス中に微量に含まれる一酸化炭素の影響(白金
電極の被毒)を避けるため、燃料電池1を所定の温度
(約60℃〜80℃)まで昇温してから燃料ガスを供給
し、運転を開始する必要がある。このため、前記水供給
手段5から燃料ガス流路D1に供給する冷却水を、加熱
手段(図示せず)により加熱し、この温水を燃料ガス流
路D1に供給することで燃料電池1の昇温を行なう。
【0014】この場合、燃料ガス流路D1に温水を長時
間流し続けると、その温水中の水蒸気が凝縮水となって
燃料ガス流路D1を部分的に閉塞する現象が発生する。
特に、燃料電池1の温度が低い場合には、温水の温度が
下がって粘性が高まり閉塞現象が起こり易い。このよう
な閉塞状態のままで燃料ガスを燃料ガス流路D1に供給
すると、部分的に燃料ガスの流れが悪化し、その結果負
荷接続時には燃料電池1が燃料不足の状態で運転される
ことになり、電池の起電力が低下してしまう。
間流し続けると、その温水中の水蒸気が凝縮水となって
燃料ガス流路D1を部分的に閉塞する現象が発生する。
特に、燃料電池1の温度が低い場合には、温水の温度が
下がって粘性が高まり閉塞現象が起こり易い。このよう
な閉塞状態のままで燃料ガスを燃料ガス流路D1に供給
すると、部分的に燃料ガスの流れが悪化し、その結果負
荷接続時には燃料電池1が燃料不足の状態で運転される
ことになり、電池の起電力が低下してしまう。
【0015】燃料ガス流路D1の開口径(通常開口形状
は矩形)は1mm程度であり、前記のように低温の水を
長時間流し続けると燃料ガス流路D1の一部が凝縮水に
より閉塞してしまう可能性が非常に高い。一方、水の粘
度は水温の上昇により低下するため、燃料ガス流路D1
に同じ流量の水を流しても電池温度が高まると水による
閉塞の確率は大幅に低減する。一旦燃料ガス流路D1に
閉塞が生じても、燃料ガス流路D1への水供給を一定時
間停止することにより、閉塞を解消することが可能にな
る。このようなことから、本発明では燃料電池1に温度
センサ等の温度検出手段7を取り付け、この温度検出手
段7により燃料電池1の温度を検出すると共に、その検
出信号に基づいて前記水供給手段5を制御する。
は矩形)は1mm程度であり、前記のように低温の水を
長時間流し続けると燃料ガス流路D1の一部が凝縮水に
より閉塞してしまう可能性が非常に高い。一方、水の粘
度は水温の上昇により低下するため、燃料ガス流路D1
に同じ流量の水を流しても電池温度が高まると水による
閉塞の確率は大幅に低減する。一旦燃料ガス流路D1に
閉塞が生じても、燃料ガス流路D1への水供給を一定時
間停止することにより、閉塞を解消することが可能にな
る。このようなことから、本発明では燃料電池1に温度
センサ等の温度検出手段7を取り付け、この温度検出手
段7により燃料電池1の温度を検出すると共に、その検
出信号に基づいて前記水供給手段5を制御する。
【0016】図3は、水供給手段5の制御フローを示す
もので、先ず燃料電池1の起動に先立ち水供給手段5の
ポンプを動作させて燃料電池1に昇温用水を送り込み、
燃料電池1の温度を徐々に上昇させる。次いで、温度検
出手段7が燃料電池温度を検出して所定温度(約60
℃)になった時点(P点)で、温度検出手段7の信号に
よりポンプが停止し、昇温用水の供給が一時的に停止さ
れると同時に、燃料電池1には燃料ガス及び酸化剤ガス
が投入される。この後、一定時間t1経過後にポンプを
作動して昇温用温水を再供給し、燃料電池1を適温に保
持した時点(Q点)で負荷接続することで発電を開始さ
せる。
もので、先ず燃料電池1の起動に先立ち水供給手段5の
ポンプを動作させて燃料電池1に昇温用水を送り込み、
燃料電池1の温度を徐々に上昇させる。次いで、温度検
出手段7が燃料電池温度を検出して所定温度(約60
℃)になった時点(P点)で、温度検出手段7の信号に
よりポンプが停止し、昇温用水の供給が一時的に停止さ
れると同時に、燃料電池1には燃料ガス及び酸化剤ガス
が投入される。この後、一定時間t1経過後にポンプを
作動して昇温用温水を再供給し、燃料電池1を適温に保
持した時点(Q点)で負荷接続することで発電を開始さ
せる。
【0017】燃料電池1の発電に伴い、発熱反応によっ
て燃料電池1の温度は70〜80℃まで昇温(R点)す
る。その後、温度検出手段7の信号によって水供給手段
5が、図示しない加熱手段を停止させることにより冷却
水供給に切り替えられ、燃料電池1の温度は定常運転温
度(約80℃)とされる。その後は、冷却水の供給が続
けられて燃料電池1は定常運転に入る。
て燃料電池1の温度は70〜80℃まで昇温(R点)す
る。その後、温度検出手段7の信号によって水供給手段
5が、図示しない加熱手段を停止させることにより冷却
水供給に切り替えられ、燃料電池1の温度は定常運転温
度(約80℃)とされる。その後は、冷却水の供給が続
けられて燃料電池1は定常運転に入る。
【0018】図4は、水供給手段5の他の制御フローを
示すもので、図3に示す制御フローと基本的には同じで
あるが、昇温用水の供給により燃料電池1が所定温度
(約60℃)に到達したP点で、ポンプを止めて昇温用
水の供給を一時的に停止し、このP点で燃料ガス及び酸
化剤ガスを投入し、一定時間t2経過した後Q点で負荷
接続を行う。燃料電池1が発電を開始して発熱によりそ
の温度が70〜80℃に昇温したR点で、ポンプを再作
動して冷却水を供給する点で、図3の場合とは多少相違
している。この場合も、冷却水の供給によって燃料電池
1の温度は定常運転温度とされ、その後は燃料電池1の
定常運転が行われる。
示すもので、図3に示す制御フローと基本的には同じで
あるが、昇温用水の供給により燃料電池1が所定温度
(約60℃)に到達したP点で、ポンプを止めて昇温用
水の供給を一時的に停止し、このP点で燃料ガス及び酸
化剤ガスを投入し、一定時間t2経過した後Q点で負荷
接続を行う。燃料電池1が発電を開始して発熱によりそ
の温度が70〜80℃に昇温したR点で、ポンプを再作
動して冷却水を供給する点で、図3の場合とは多少相違
している。この場合も、冷却水の供給によって燃料電池
1の温度は定常運転温度とされ、その後は燃料電池1の
定常運転が行われる。
【0019】尚、酸化剤ガスは、図1のように前記酸化
剤加湿器3により加湿された後第2熱交換器8により外
部から取り込んだ空気との間で熱交換され、流量調整弁
9を介して適量の酸化剤ガスが前記酸化剤ガス流路E1
に供給される。10は流量調整弁9を制御するための制
御装置である。又、第2熱交換器8で生じた凝縮水は前
記水タンク4内に収容される。
剤加湿器3により加湿された後第2熱交換器8により外
部から取り込んだ空気との間で熱交換され、流量調整弁
9を介して適量の酸化剤ガスが前記酸化剤ガス流路E1
に供給される。10は流量調整弁9を制御するための制
御装置である。又、第2熱交換器8で生じた凝縮水は前
記水タンク4内に収容される。
【0020】図5は、本発明に係る第2実施例を示すも
ので、この場合は第1実施例の構成を発展させたもの
で、アノード側に関連させて熱交換器を増設(第4熱交
換器6’)すると共に流量調整弁9’を設け、カソード
側に関連させて熱交換器を増設(第3熱交換器8’)
し、更に制御装置11はアノード側の流量調整弁9’及
びカソード側の流量調整弁9の両方を制御するように構
成したものである。
ので、この場合は第1実施例の構成を発展させたもの
で、アノード側に関連させて熱交換器を増設(第4熱交
換器6’)すると共に流量調整弁9’を設け、カソード
側に関連させて熱交換器を増設(第3熱交換器8’)
し、更に制御装置11はアノード側の流量調整弁9’及
びカソード側の流量調整弁9の両方を制御するように構
成したものである。
【0021】これにより、燃料ガスは改質装置2により
改質された後、第1、第2熱交換器6、6’を経て流量
調整弁9’により適量がアノードに供給され、酸化剤ガ
スは酸化剤加湿器3で加湿された後、第1、第2熱交換
器8,8’を経て流量調整弁9によりカソードに供給さ
れる。この第2実施例での燃料電池1の運転方法は、前
記第1実施例の場合と同じであるからその説明を省略す
る。
改質された後、第1、第2熱交換器6、6’を経て流量
調整弁9’により適量がアノードに供給され、酸化剤ガ
スは酸化剤加湿器3で加湿された後、第1、第2熱交換
器8,8’を経て流量調整弁9によりカソードに供給さ
れる。この第2実施例での燃料電池1の運転方法は、前
記第1実施例の場合と同じであるからその説明を省略す
る。
【0022】ところで、前記実施例では、いずれも燃料
電池1の起動時に燃料電池温度を検出して水供給手段5
を制御するものであったが、燃料電池1の負荷接続後は
燃料電池1の出力電圧を検出して水供給手段5を制御す
ることができる。即ち、燃料電池1に電圧計(図略)を
接続し、負荷接続後の定常運転中に燃料電池1の電池電
圧を検出し、電圧低下が生じた場合には冷却水による燃
料ガス流路D1又は酸化剤ガス流路E1の閉塞が原因で
あるため、その時の検出信号により水供給手段5のポン
プを停止して冷却水の供給を一定時間停止する。
電池1の起動時に燃料電池温度を検出して水供給手段5
を制御するものであったが、燃料電池1の負荷接続後は
燃料電池1の出力電圧を検出して水供給手段5を制御す
ることができる。即ち、燃料電池1に電圧計(図略)を
接続し、負荷接続後の定常運転中に燃料電池1の電池電
圧を検出し、電圧低下が生じた場合には冷却水による燃
料ガス流路D1又は酸化剤ガス流路E1の閉塞が原因で
あるため、その時の検出信号により水供給手段5のポン
プを停止して冷却水の供給を一定時間停止する。
【0023】冷却水の供給停止により、燃料電池1の温
度は上昇してガス流路の水閉塞が解消されると、電池電
圧は上昇して定常運転時に復帰するから、その時の検出
信号によりポンプを再作動させて水供給手段5からの冷
却水の供給を再開する。このようにして、燃料電池1の
電池電圧を検出することで水供給手段5を制御し、定常
運転中の水閉塞を速やかに解消して安定した運転を保持
することができる。
度は上昇してガス流路の水閉塞が解消されると、電池電
圧は上昇して定常運転時に復帰するから、その時の検出
信号によりポンプを再作動させて水供給手段5からの冷
却水の供給を再開する。このようにして、燃料電池1の
電池電圧を検出することで水供給手段5を制御し、定常
運転中の水閉塞を速やかに解消して安定した運転を保持
することができる。
【0024】この電池電圧による水供給手段5の制御
は、定常運転中のみならず燃料電池1の起動時にも適用
することが可能である。図6はその一例を示すもので、
水供給手段5のポンプを作動して燃料電池1に昇温用水
を一定時間供給し、その供給を一時的に停止(S点)す
ると同時に、燃料電池1に燃料ガス及び酸化剤ガスを供
給して燃料電池1の運転を開始する。
は、定常運転中のみならず燃料電池1の起動時にも適用
することが可能である。図6はその一例を示すもので、
水供給手段5のポンプを作動して燃料電池1に昇温用水
を一定時間供給し、その供給を一時的に停止(S点)す
ると同時に、燃料電池1に燃料ガス及び酸化剤ガスを供
給して燃料電池1の運転を開始する。
【0025】燃料電池1の運転に伴って電池電圧が上昇
し、所定の電圧に達した時点(T点)でポンプを再作動
させて冷却水を供給した後に負荷接続する。これによ
り、電池電圧が下がってきた時(U点)には再びポンプ
を停止して冷却水の供給を停止する。この後、電池電圧
は再び上昇を始め、所定の電圧値になった時点(V点)
でポンプを作動させて水供給手段5から冷却水の供給を
開始する。その後は、電池電圧は規定値を保持して安定
し、燃料電池1は定常運転に入る。定常運転中も、前記
のように燃料電池1の電池電圧を検出することで水供給
手段5を制御する。
し、所定の電圧に達した時点(T点)でポンプを再作動
させて冷却水を供給した後に負荷接続する。これによ
り、電池電圧が下がってきた時(U点)には再びポンプ
を停止して冷却水の供給を停止する。この後、電池電圧
は再び上昇を始め、所定の電圧値になった時点(V点)
でポンプを作動させて水供給手段5から冷却水の供給を
開始する。その後は、電池電圧は規定値を保持して安定
し、燃料電池1は定常運転に入る。定常運転中も、前記
のように燃料電池1の電池電圧を検出することで水供給
手段5を制御する。
【0026】図7は、本発明の実施例(第1実施例〜第
2実施例)と比較例との実験結果を示すもので、本実施
例によると燃料電池は起動後にそのセル電圧がほぼ一定
値を保持するのに対し、比較例の場合は起動後のセル電
圧が不安定であり、これは凝縮水に起因するガス流路の
閉塞により引き起こされたものと考えられる。従って、
本実施例によれば、燃料電池のガス流路を閉塞すること
なく、安定した運転が得られることが判明した。
2実施例)と比較例との実験結果を示すもので、本実施
例によると燃料電池は起動後にそのセル電圧がほぼ一定
値を保持するのに対し、比較例の場合は起動後のセル電
圧が不安定であり、これは凝縮水に起因するガス流路の
閉塞により引き起こされたものと考えられる。従って、
本実施例によれば、燃料電池のガス流路を閉塞すること
なく、安定した運転が得られることが判明した。
【0027】尚、本発明においては、燃料電池温度或は
燃料電池電圧の少なくとも一方を検出して水供給手段を
制御するものであるが、これら両方を検出して併用実施
することも勿論可能である。
燃料電池電圧の少なくとも一方を検出して水供給手段を
制御するものであるが、これら両方を検出して併用実施
することも勿論可能である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、燃料電
池温度或は燃料電池電圧の少なくとも一方を検出し、そ
の検出信号により燃料ガス流路或は酸化剤ガス流路に水
を流通させる水供給手段を制御することで、これらのガ
ス流路が凝縮水により閉塞し易い状態にあるか否かの判
断が可能になる。閉塞し難い電池温度(固体高分子型燃
料電池では60℃程度)まで到達したことを検出した場
合は、その検出信号に基づき一定時間温水の供給を停止
する。この操作により、昇温期間中に生じたガス流路中
の水閉塞を解消することが可能となる。この後、水供給
を再開しても燃料電池温度が水閉塞の起こり難い状態と
なるため、ガス流路の水閉塞は起こらない。更に、水供
給を停止している間に燃料ガスの供給を開始すること
で、水閉塞は一層起こり難くなる。又、負荷を接続する
瞬間には、燃料電池の発電反応により燃料ガスが消費さ
れるため、燃料ガス圧が低下する。この際、燃料ガス流
路に水が流通していると、再度水閉塞が発生する可能性
が招来するため、水供給停止時に負荷接続を行うと更に
水閉塞の確率が低下し、安定な燃料電池出力を確保する
ことが可能になる。そして、負荷接続後、燃料電池の出
力電圧が規定値以下となった場合には、ガス流路の水閉
塞は一定時間水供給を停止することで解消することがで
き、このような水供給停止を電池電圧の検出信号により
行うことで、燃料電池の良好な定常運転を続行すること
ができる。
池温度或は燃料電池電圧の少なくとも一方を検出し、そ
の検出信号により燃料ガス流路或は酸化剤ガス流路に水
を流通させる水供給手段を制御することで、これらのガ
ス流路が凝縮水により閉塞し易い状態にあるか否かの判
断が可能になる。閉塞し難い電池温度(固体高分子型燃
料電池では60℃程度)まで到達したことを検出した場
合は、その検出信号に基づき一定時間温水の供給を停止
する。この操作により、昇温期間中に生じたガス流路中
の水閉塞を解消することが可能となる。この後、水供給
を再開しても燃料電池温度が水閉塞の起こり難い状態と
なるため、ガス流路の水閉塞は起こらない。更に、水供
給を停止している間に燃料ガスの供給を開始すること
で、水閉塞は一層起こり難くなる。又、負荷を接続する
瞬間には、燃料電池の発電反応により燃料ガスが消費さ
れるため、燃料ガス圧が低下する。この際、燃料ガス流
路に水が流通していると、再度水閉塞が発生する可能性
が招来するため、水供給停止時に負荷接続を行うと更に
水閉塞の確率が低下し、安定な燃料電池出力を確保する
ことが可能になる。そして、負荷接続後、燃料電池の出
力電圧が規定値以下となった場合には、ガス流路の水閉
塞は一定時間水供給を停止することで解消することがで
き、このような水供給停止を電池電圧の検出信号により
行うことで、燃料電池の良好な定常運転を続行すること
ができる。
【図1】本発明に係る第1実施例の燃料電池発電システ
ムを示す全体構成図
ムを示す全体構成図
【図2】本実施例に用いる固体高分子型燃料電池の単位
セルを示す概略斜視図
セルを示す概略斜視図
【図3】燃料電池の起動時の運転方法を示すフロー図
【図4】燃料電池の起動時の他の運転方法を示すフロー
図
図
【図5】本発明に係る第2実施例の燃料電池発電システ
ムを示す全体構成図
ムを示す全体構成図
【図6】燃料電池の起動時の更に他の運転方法を示すフ
ロー図
ロー図
【図7】本実施例と比較例での燃料電池のセル電圧実験
結果を示すグラフ図
結果を示すグラフ図
1…燃料電池 2…改質装置 3…酸化剤加湿器 4…水タンク 5…水供給手段 6…第1熱交換器 7…温度検出手段 8…第2熱交換器 9…流量調整弁 10、11…制御装置 D1…燃料ガス流路 E1…酸化剤ガス流路
フロントページの続き (72)発明者 濱田 陽 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5H026 AA06 CC03 5H027 AA06 BA01 CC06 KK46 KK54 MM16
Claims (4)
- 【請求項1】アノード側の燃料ガス流路に水を流通させ
て電解質を加湿すると共に、起動時には昇温した水を前
記燃料ガス流路に流通させて昇温を行う燃料電池におい
て、この燃料電池温度或は燃料電池電圧の少なくとも一
方を検出し、その検出信号に基づいて前記燃料ガス流路
に水を流通させる水供給手段を制御するようにした燃料
電池。 - 【請求項2】請求項1記載の燃料電池において、前記燃
料電池温度が所定の温度に到達して発電を開始する際
に、一定時間燃料ガス流路への水供給を停止し、燃料ガ
ス流路に燃料ガスを供給した後に水を再供給し、負荷接
続する燃料電池の運転方法。 - 【請求項3】請求項1記載の燃料電池において、前記燃
料電池温度が所定の温度に到達して発電を開始する際
に、一旦燃料ガス流路への水供給を停止し、燃料ガス流
路に燃料ガスを供給した後、一定時間保持してから負荷
接続を行った後に水の再供給を行う燃料電池の運転方
法。 - 【請求項4】請求項2又は3記載の燃料電池の運転方法
により負荷接続した後、出力電圧が規定値以下となった
場合、再度一定時間水の供給を停止する燃料電池の運転
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000143504A JP2001325978A (ja) | 2000-05-16 | 2000-05-16 | 燃料電池及びその運転方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000143504A JP2001325978A (ja) | 2000-05-16 | 2000-05-16 | 燃料電池及びその運転方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001325978A true JP2001325978A (ja) | 2001-11-22 |
Family
ID=18650315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000143504A Pending JP2001325978A (ja) | 2000-05-16 | 2000-05-16 | 燃料電池及びその運転方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001325978A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006098467A1 (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-21 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 燃料電池システムにおける反応ガスの保温および加熱 |
JP2008536288A (ja) * | 2005-04-14 | 2008-09-04 | ジーエム・グローバル・テクノロジー・オペレーションズ・インコーポレーテッド | 低温起動時のmeaの過熱を防止するために冷却液循環を開始する方法 |
-
2000
- 2000-05-16 JP JP2000143504A patent/JP2001325978A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006098467A1 (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-21 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 燃料電池システムにおける反応ガスの保温および加熱 |
JP2008536288A (ja) * | 2005-04-14 | 2008-09-04 | ジーエム・グローバル・テクノロジー・オペレーションズ・インコーポレーテッド | 低温起動時のmeaの過熱を防止するために冷却液循環を開始する方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041028 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060509 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061219 |