JP2001316405A - アクリルシリコーン塗料用樹脂の製造方法 - Google Patents
アクリルシリコーン塗料用樹脂の製造方法Info
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Abstract
優れたアクリルシリコーン塗料用樹脂を効率的に製造す
る。 【解決手段】 粘度が350mPa・s(25℃)未満
である1種又は複数種の低粘度シリコーン化合物中にお
いて、加水分解性シリル基含有メルカプト化合物を連鎖
移動剤として共存させ、アクリル系モノマーを重合す
る、アクリルシリコーン塗料用樹脂の製造方法。
Description
ン塗料用樹脂の製造方法に関し、更に詳しくは、重合に
おいて有機溶剤や水を用いないアクリルシリコーン塗料
用樹脂の製造方法に関する。
等において重要な成分であるが、溶剤の種類によって
は、作業者に対する障害又は環境問題を引き起こす可能
性があり、近年ではその使用が避けられる傾向にある。
また、かかる点に鑑み、水系塗料の使用も検討されてき
たが、塗料としての物性が不充分であることや水質汚濁
等の問題が指摘されている。
料用樹脂においても、上記問題点のないものが求められ
ているが、従来の有機溶剤中で予めモノマー成分の重合
を行った後にかかる溶剤を取り除き(脱溶剤工程)、粘
度調整のため再度シリコーン化合物で所定濃度に希釈す
る(再希釈工程)方法では、複数の工程が必要となるた
め生産効率の面で問題あった。
子鎖末端に存在する加水分解性シリル基により、優れた
架橋反応性や基材との接着性等の特性を発揮するため、
シリル基濃度の高い樹脂が求められている。しかしなが
ら、有機溶剤を用いた従来の重合反応においては、有機
溶剤と加水分解性シリル基含有化合物との相溶性がよく
ないため、多量の加水分解性シリル基含有化合物を加え
ると相分離を起こすという問題があった。このように、
従来の有機溶剤を用いた重合反応では、アクリルシリコ
ーン樹脂中におけるシリコーン濃度を高くするには限度
があり、またこの問題は水系のアクリルシリコーン樹脂
においても同様であった。
であって、その目的とするところは、アクリルシリコー
ン塗料用樹脂の製造を有機溶剤等の不存在下で行うこと
にあり、またこれによって、無溶剤タイプのアクリルシ
リコーン塗料用樹脂の生産効率を飛躍的に向上させるこ
とにある。
用樹脂の製造に用いるモノマー選択の自由度を高め、且
つ重合時における加水分解性シリル基含有化合物の相溶
性の問題を改善することにあり、これによって、アクリ
ルシリコーン樹脂自体におけるシリコーン濃度を高くす
ることである。
用樹脂におけるシリコーン濃度を高くし、耐候性、耐汚
染性及び耐熱性(難燃性)等に優れた塗膜を形成するこ
とである。
を達成すべく種々検討した結果、本発明を完成するに至
った。要するに、本発明のアクリルシリコーン塗料用樹
脂の製造方法は、粘度が350mPa・s(25℃)未
満である1種又は複数種の低粘度シリコーン化合物中に
おいて、加水分解性シリル基含有メルカプト化合物を連
鎖移動剤として共存させ、アクリル系モノマーの重合を
行うことを特徴とする。
マーの重合が、アクリル系モノマーと該アクリル系モノ
マーと共重合可能なモノマーとの共重合であってもよ
い。
用樹脂の製造において用いられる低粘度シリコーン化合
物は、その粘度が350mPa・s(25℃)未満であ
ることが必要である。また、低粘度シリコーン化合物は
1種類だけでなく、2種類以上用いることも可能である
が、その場合には、各低粘度シリコーン化合物の粘度
が、全て350mPa・s(25℃)未満でなければな
らない。粘度が350mPa・s(25℃)以上のもの
を用いると、塗料作製時の作業性及び塗料性能に問題を
きたす可能性があり、また、重合時に相分離を起こし均
一なアクリルシリコーン樹脂が得られなくなる。一方、
低粘度シリコーン化合物における粘度は、低ければ低い
ほど好ましいのであるが、塗料作製時における揮散の問
題や、塗料形成時の光沢低下のおそれという点から、そ
の下限は2mPa・s(25℃)であることが望まし
い。
は、粘度が5〜200mPa・s(25℃)であること
が好ましく、より好ましくは、5〜130mPa・s
(25℃)である。低粘度シリコーン化合物の粘度が上
記範囲内にあると、塗料作製時の作業性及び塗料性能が
著しく良好となる。
は、一般に回転粘度計によって測定することができる。
具体的には、シリコーン化合物をビーカーに採取し、2
5℃で一昼夜静置後、B型粘度計(東京計器製)を用い
てシリコーン化合物の粘度抵抗トルクを測ることで、シ
リコーン化合物の粘度(絶対粘度[mPa・s])を求
めることができる。なお、シリコーン化合物の粘度が1
0mPa・s(25℃)以下の場合には、キャノン−フ
ェンスケを用い、一定量のシリコーン化合物が毛細管を
流れる時間を測定し、測定した流出時間に粘度計定数を
乗じて動粘度を求めてもよい。
は、その粘度が350mPa・s(25℃)未満であれ
ば、特に制限はなく、具体的には、従来から用いられて
いる、エチルシリケート若しくはそれらの縮合物、メチ
ルシリケート若しくはそれらの縮合物、一般式R4-nS
iXn(ここで、Rはビニル基、グリシドキシ基、メタ
クリル基、アミノ基、メルカプト基等で置換されていて
も良い炭化水素基であり、Xはアルコキシ基、アセトキ
シ基である)で表されるシリコーン化合物等が挙げられ
る。なお、上述のように、これらの化合物は、単独で用
いてもよく、また、2種以上を混合して用いてもよい。
合物の具体例としては、例えば、フェニルトリメトキシ
シラン、ジフェニルジメトキシシラン、メチルトリエト
キシシラン、イソブチルトリメトキシシラン、n−デシ
ルトリメトキシシラン(東レ(株)製のAY43−21
0MC)、ジメチルジメトキシシラン、トリメチルエト
キシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ
−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(東レ
(株)製のSZ6030)、ビニルトリアセトキシシラ
ン等が挙げられ、その他に、ジメチルシリコーン低粘度
化合物、低分子量メチルフェニルシリコーン化合物(東
レ(株)製のDC3037、DC3074)、低分子量
シリコーンワニス(東レ(株)製のSR2402)、環
状ジメチルシリコーン(東レ(株)製のSH244、S
H245)等も含まれる。
リング性、ダレ性、泡消え性等)及び塗膜特性(硬さ、
柔軟性、難燃性、耐候性、光沢等)の観点から、ジフェ
ニルジメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、
メチルトリエトキシシラン、イソブチルトリメトキシシ
ラン、ジメチルジメトキシシラン、トリメチルエトキシ
シラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、低分
子量メチルフェニルシリコーン化合物、低分子量シリコ
ーンワニス、ジメチルシリコーン低粘度化合物を用いる
ことが好ましい。更に、ジフェニルジメトキシシラン、
フェニルトリメトキシシラン、トリメチルエトキシシラ
ン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、DC
3037、DC3074等の低分子量メチルフェニルシ
リコーン化合物又はSR2402等の低分子量シリコー
ンワニスを2〜3種混合して用いた場合には、塗膜物性
が極めて良好となるため非常に好適である。
れる低粘度シリコーン化合物の量は、重合において用い
られる全成分に対して20〜60重量%であることが好
ましく、より好ましくは30〜50重量%である。低粘
度シリコーン化合物の量がこの範囲にあると、塗料とし
ての作業性、並びに耐候性、耐熱性及び耐汚染性等の塗
膜性能に優れる。
いられる加水分解性シリル基含有メルカプト化合物は、
一般式
基、エーテル結合含有アルキレン基などの有機基であ
り、同一分子内に存在する加水分解性シリル基、メルカ
プト基と反応しないアルキル基、アルコキシ基、エステ
ル基、などの置換基を有していても良い。好ましい例と
してはジメチレン基、トリメチレン基、テトラエチレン
基などが挙げられる。
加水分解を容易に受けシラノール基に変換され得る置換
基(加水分解性基)であり、具体例としては、アルコキ
シ基、ハロゲン原子、水酸基等が挙げられる。また、n
は1〜3の整数である。R2の種類は、具体例で挙げた
置換基の中の1種のみであってもよく、複数種が混在し
ていてもよい。アルコキシル基に関しては炭素数1〜1
0のものが好ましく、さらに好ましくはメトキシ基、エ
トキシ基などである。ハロゲン原子としては塩素、臭素
が好ましい。
から選ばれる基であって、1種類の基のみからなってい
ても、複数種の基が混在していてもよい。アルキル基、
アリール基に関しては同一分子内に存在する加水分解性
シリル基、メルカプト基と反応しない置換基を有しても
よい。アルキル基としては、直鎖型、分岐型のいずれで
あってもよいが、炭素数1〜5のアルキル基であること
が好ましく、より好ましくはメチル基、エチル基であ
る。アリール基として好ましい例は、フェニル基、トリ
ル基、キシリル基などであるが、これらの中ではフェニ
ル基が最も好ましい。
メトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリエトキシ
シラン、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラ
ン、γ−メルカプトプロピルジメチルメトキシシラン、
γ−メルカプトプロピルトリクロロシラン、γ−メルカ
プトプロピルメチルジクロロシラン、γ−メルカプトプ
ロピルフェニルジクロロシラン、γ−メルカプトプロピ
ルジフェニルメトキシシラン、γ−メルカプトプロピル
ヒドロキシジメチルシラン、β−メルカプトエチルトリ
メトキシシラン、β−メルカプトエチルメチルジエトキ
シシランなどが挙げられる。これらの化合物の中でも、
γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メル
カプトプロピルメチルジメトキシシランが好ましい。
れる連鎖移動剤の量は、重合において用いられる全成分
に対して1〜20重量%であることが好ましく、より好
ましくは5〜15重量%である。連鎖移動剤の量がこの
範囲にあると、塗料用樹脂として好適な粘度となる。
特に制限はなく、メチル(メタ)アクリレート、エチル
(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、
2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ステアリル
(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレー
ト、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソボルニ
ル(メタ)アクリレート、トリフルオロエチル(メタ)
アクリレート、トリフルオロプロピル(メタ)アクリレ
ート、ペンタフルオロプロピル(メタ)アクリレート、
パーフルオロブチル(メタ)アクリレート、パーフルオ
ロシクロヘキシル(メタ)アクリレート、(メタ)アク
リロニトリル、グリシジル(メタ)アクリレート、ジメ
チルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミ
ド、α−エチル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシ
メチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアク
リルアミド、N−メチルアクリルアミド、アクリロイル
モルホリン、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ラ
ウリル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリ
レート等の(メタ)アクリル酸エステル類、N−メチロ
ール(メタ)アクリルアミド、東亜合成化学工業(株)
製のアロニクスM−5700、東亜合成化学工業(株)
製のマクロモノマーであるAS−6、AN−6、AA−
6、AB−6、AK−5、ダイセル化学工業(株)製の
Placcel FA−1、Placcel FA−4、
Placcel FM−1、Placcel FM−4、
(メタ)アクリル酸のヒドロキシアルキルエステル類な
どのα,β−エチレン性不飽和カルボン酸のヒドロキシ
アルキルエステル類とリン酸もしくはリン酸エステル類
との縮合生成物たるリン酸エステル基含有ビニル系化合
物、ウレタン結合やシロキサン結合を含む(メタ)アク
リレートなどのようなモノマーを使用することができ
る。なお、これらのモノマーは、単独で用いてもよく、
また、2種以上を混合して用いてもよい。特に、硬さ、
柔軟性、耐候性等の塗膜物性、塗料物性等の点から、メ
チルメタクリレート及びブチルアクリレートの混合物を
使用することが好ましい。
モノマーをこれらアクリル系モノマーと共重合可能なモ
ノマーと共重合させてもよい。なお、共重合可能なモノ
マーとしては、特に限定はなく、重合性二重結合を有し
ていればよいのであるが、アクリル系モノマーとの相溶
性及び架橋性との点から、末端にアルコキシシリル基を
有している(メタ)アクリレートが好ましく、具体的に
は、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン等
が挙げられる。なお、この共重合に用いるモノマーは、
アクリル系モノマー100部に対して1〜20部の量で
導入することが好ましい。
リル系モノマーの量(アクリル系モノマーと共重合可能
なモノマーを更に用いる場合には、その共重合可能なモ
ノマーの量も含む)は、重合に用いられる全成分に対し
て10〜70重量%であることが好ましく、より好まし
くは30〜50重量%である。アクリル系モノマーの量
がこの範囲にあると、塗料にした際の作業性、リコート
性、耐クラック性が良好となる。
られる開始剤には、特に制限はなく、例えば、従来から
用いられている、AIBN、ベンゾイルパーオキシド、
t−ブチルパーベンゾエイト、t−ブチルハイドロパー
オキシド、ジ−t−ブチルパーオキシド等のラジカル重
合開始剤が使用できる。開始剤の量については、重合に
用いられる全成分に対して0.5〜2重量%であること
が好ましい。
平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)
によって測定することが可能である。本発明の方法で得
られた塗料用樹脂による塗料・塗膜物性の点から、数平
均分子量(ポリスチレン換算)は1,000〜30,0
00の範囲にあることが好ましく、3,000〜25,
000の範囲にあることがより好ましい。
て、上記した成分以外にも、ノプコウェットSN−20
T(サンノプコ(株)製)等のレベリング剤、ノプコス
タットHS(サンノプコ(株)製)等の帯電防止剤等を
適宜加えることができる。また、本発明の方法で得られ
たアクリルシリコーン塗料用樹脂から塗料を作製する際
に、消泡剤、防カビ剤、抗菌剤、無機顔料、有機顔料等
の公知の成分を適宜添加することもできる。
樹脂を塗膜として用いる場合には、塗膜強度を高めるた
めに、チタン、アルミニウム、ジルコニウム等の金属ア
ルコレートを金属触媒として添加することが好ましい。
好ましい金属触媒としては、チタンテトライソプロポキ
サイド、アルミニウムトリ−n−ブトキシド、ジルコニ
ウムテトラ−n−ブトキシド、アルミニウムエチルアセ
トアセテートジイソプロピレート等が挙げられる。ま
た、金属触媒の添加量は、塗料全体に対して1〜5重量
%であることが好ましい。
樹脂の製造は、粘度350mPa・s(25℃)未満で
ある1種又は複数種の低粘度シリコーン化合物中におい
て、アクリル系モノマーを、連鎖移動剤としての加水分
解性シリル基含有メルカプト化合物の存在下にて重合す
るという方法で行われていれば、それ以外には特に制限
はない。具体的な重合方法としては、この方法に限定さ
れる訳ではないが、例えば以下の方法を挙げることがで
きる。
ン等の低粘度シリコーン化合物を充填し反応温度にまで
加熱する。低粘度シリコーン化合物の温度が反応温度に
達した段階で、アクリル系モノマー及び必要な場合には
それらと共重合し得るモノマー、更にγ−メルカプトプ
ロピルトリメトキシシラン等の連鎖移動剤、開始剤を加
えたモノマー混合物を低速で反応釜に3〜5時間かけて
滴下し、重合反応を行う。なお、反応温度は、副反応の
抑制のため、好ましくは70〜110℃、より好ましく
は70〜90℃の温度範囲にコントロールする。また、
加水分解性官能基を有する成分を使用することから、反
応系は乾燥した窒素で置換しておく。モノマー混合物の
滴下終了後、反応温度を70〜90℃に保持しながら2
〜3時間熟成反応を行う。熟成反応終了後、乾燥窒素を
充填しながら得られた樹脂を冷却し、冷却後、塗料用樹
脂として直接収缶する。
mPa・s(25℃)の低分子量メチルフェニルシリコ
ーン系化合物(DC3037、東レ(株)製)160g
と、粘度が5.5mPa・s(25℃)のフェニルトリ
メトキシシラン160gを入れ加熱し、75℃まで昇温
した。次いで、そのフラスコ中に、γ−メタクリロキシ
プロピルトリメトキシシラン40g、メチルメタクリレ
ート(MMA)200g及びn−ブチルアクリレート
(n−BA)200gからなるモノマー混合物とγ−メ
ルカプトプロピルトリメトキシシラン40gとからなる
混合物に、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)3
gを溶解させた混合物を3時間かけて滴下し、75±5
℃の範囲で攪拌しながら反応を行った。滴下終了後、A
IBN1gをフェニルトリメトキシシラン80gに溶解
させた混合物を、上記四つ口フラスコ中に1時間かけて
滴下した。滴下後、攪拌を続けながら、3時間75〜8
0℃で熟成反応させ、アクリルシリコーン系樹脂を得
た。なお、得られた樹脂は、透明な淡黄色の粘調液体で
あった。
トキシシラン及びDC3037の粘度の測定は、上述の
ようにB型粘度計(東京計器(製))を用いて行った。
すなわち、まず、B型粘度計におけるロータ部を浸液マ
ークの位置までシリコーン化合物中に静かに浸漬させ
た。水準器で水準を調節した後、同期電動スイッチをオ
ンにした。粘度計の指針が安定した後、同期電動スイッ
チをオフにし、指針の指度を読み取り記録した。この操
作を繰り返し、指度のバラツキを確認し、正しい測定が
行われていることを確かめた上で、換算乗数表を用いて
記録した指度の値から絶対粘度[mPa・s]を求め
た。測定温度は25℃とした。
と同様の方法に従い、表1に示した配合比で実施例2〜
6及び比較例1〜3のアクリルシリコーン塗料用樹脂を
合成した。なお、比較例1〜3のアクリルシリコーン塗
料用樹脂に関しては、粘度が本発明の範囲外のシリコー
ン化合物を用いた。
あった。各シリコーン化合物の粘度の測定は、上記した
B型粘度計を用いる方法に従った。 フェニルトリメトキシシラン:5.5mPa・s(25
℃) ジフェニルジメトキシシラン:5.2mPa・s(25
℃) DC3037(低分子量メチルフェニルシリコーン化合
物、東レ(株)製):15mPa・s(25℃) DC3074(低分子量メチルフェニルシリコーン化合
物、東レ(株)製):120mPa・s(25℃) SR2402(低分子量シリコーンワニス、東レ(株)
製):25mPa・s(25℃) SH200(ジメチルシリコーン、東レ・ダウコーニン
グ(株)製):350mPa・s(25℃) KF54(メチルフェニルシリコーン、信越化学工業
(株)製):400mPa・s(25℃)
℃)以上である高粘度のシリコーン化合物を用いると、
得られたアクリルシリコーン系樹脂の外観は白濁するこ
とが分かった。これは、シリコーン化合物と共重合体と
の相溶性が悪くなり、相分離が生じてしまうことによる
ものと考えられる。相分離が生じると、塗料用樹脂バイ
ンダーとしての均一性に欠け、光沢や塗料物性が低下す
る。
に、溶剤としてトルエン(400g)を入れ加熱した。
液温が100℃に達したら、MMA(220g)、n−
BA(200g)、γ−メタクリロキシプロピルトリメ
トキシシラン(30g)、スチレン(50g)、1−チ
オグリセロール(5g)及び反応開始剤AIBN(5
g)を混合したモノマー混合物を滴下して、攪拌させな
がら反応を開始した。なお、モノマー混合物の滴下は2
〜3時間かけて行い、反応温度は110±10℃でコン
トロールした。モノマー混合物の滴下終了後、トルエン
(100g)にAIBN(1g)を溶解させたものを反
応溶液中に1時間かけて滴下した。その後も攪拌を続け
ながら、110±10℃で3〜4時間熟成反応を続け
た。反応終了後、反応溶液を室温まで冷却し、重合に使
用したトルエンを減圧蒸留(10〜150mmHg、内
部温度:≦60℃)により除去した。トルエンが50g
(アクリルシリコーン系樹脂全体に対して5%)程度残
留する段階で、常温、常圧に戻した。得られた高粘度ア
クリルシリコーン系樹脂に対し、低粘度シリコーン化合
物であるフェニルトリメトキシシラン(440g)を加
え、流動性のあるアクリルシリコーン系樹脂とした。な
お、参考例1のアクリルシリコーン樹脂においては、実
施例で用いたγ−メルカプトプロピルトリメトキシシラ
ンの代わりに、連鎖移動剤として1−チオグリセロール
を使用した。
た配合比で参考例2〜4のアクリルシリコーン塗料用樹
脂を合成した。
ルシリコーン系樹脂550gに、ジフェニルジメトキシ
シラン100gを加え、更に、酸化チタン350gを徐
々に添加しながらデゾルバーにてプレミキシングを行っ
た。続いて、バッチ式のサンドミルにて分散処理を行
い、白色塗料を作製した。なお、白色塗料には、金属触
媒としてアルミニウムトリ−n−ブトキシド(塗料全体
に対して1重量%)及びチタンテトライソプロポキサイ
ド(塗料全体に対して1重量%)の混合物を添加した。
実施例2〜6、比較例1及び2、並びに参考例1で得ら
れた樹脂についても、同様な方法で白色塗料を作製し、
塗膜の性能について比較した。なお、塗膜の性能に関し
ては、以下の物性試験を行うことにより評価し、その結
果を表3にまとめた。
S K5400に準拠して作製した。具体的には、鋼板
基材に白色塗料を吹付け、膜厚を約25μmになるよう
塗布し、温度20℃、相対湿度65%の条件下で14日
間造膜硬化させることにより、試験板を作製した。得ら
れた試験板の表面硬度試験は、鉛筆引っかき試験法で測
定した。なお、表3においては、3Hが表面硬度が最も
高い状態を示し、Bが最も柔らかい状態を示している。
ンシャインカーボンアーク灯式) 試験体の作製は、4×70×150[mm]のスレート
板上に2液のエポキシプライマーを塗布し、24時間
後、白色塗料を吹付けにより膜厚50μmになるよう調
製し、温度20℃、相対湿度65%の条件下で、14日
間造膜硬化させることにより行った。促進試験は、サン
シャインウェザーメータ(S.W.O.M)を用いて、
光を照射しながら一定間隔で水の霧を吹付け塗膜の変化
を調べた。試験条件としては、槽内温度をブラックパネ
ル温度計で63±3℃に調整し、水の噴射時間は120
分の照射中18分とした。耐候性は、試験開始から30
00時間後の試験体表面の60°光沢値を測定し、試験
開始前における試験体の初期60°光沢値と比較した時
の光沢保持率(%)で評価した。なお、60°光沢値の
測定は、JIS K5400 7.6の鏡面光沢度測定
方法に従い、日本電色工業(株)のグロスメータを用い
て行った。
5) 上記JIS記載の碁盤目試験試験法に準拠して試験を実
施した。試験板としては、4×70×150[mm]の
スレート板を用い、白色塗料の塗布はスプレー方式で行
った。充分に造膜硬化させた試験塗装板の塗布面に、カ
ッターナイフで2mm間隔で碁盤目状の切り傷をつけ、
塗布面に25個(縦5分割×横5分割)の碁盤目を作製
した。さらに切り込んだ碁盤目上に、25個の碁盤目全
体を覆うようセロハンテープを密着させ、密着後のセロ
ハンテープの一端を持って塗面に直角方向に瞬間的に引
き剥がした。全く剥がれない場合を25として示した。
剥がれが生じた場合には、その剥がれた碁盤目の数nを
25から減じ、(25−n)として表示した(10個剥
がれた場合には、15)。
16) 試験塗板として、4×150×150[mm]のスレー
ト板を用い、JISK5400 8.16に準拠して透
水性を求めた。透水度は次の式によって算出し、耐透水
性を評価した。透水度(W.P)が25以下の場合、耐
透水性「良好」とし、透水度(W.P)が25より大き
いの場合、耐透水性「不良」とした。 W.P=[V/{3.14×(R/2)2}]×104 W.P: 透水度[ml/m2・日] V: 3枚の試験板の透水量の平均値[ml] R: 透水試験に用いた漏斗の口径[cm]
2) 試験片としては、4×70×150[mm]スレート板
の表面に白色塗料を塗布し充分に硬化させた後、試験片
の裏面及び側面をエポキシ樹脂で被覆したものを用い
た。試験方法は、JIS 5400に準拠し、温度20
℃、5重量%の硫酸水溶液に7日間浸漬した。試験片の
観察は目視にて行い、試験片の膨れ、割れ、剥がれ、穴
あき、軟化、及び試験片からの溶出物の染み出しのいず
れもが認められない場合を、耐酸性「良好」とし、それ
以外のものを「不良」とした。
8.21) 試験片は、耐酸性試験と同様にして作製した。JIS
K8625に規定する炭酸ナトリウムを脱イオン水で5
重量%に調整したものに、得られた試験片を浸漬した。
浸漬は20℃で7日間行い、目視により塗布面を観察し
た。試験片の膨れ、割れ、剥がれ、穴あき、軟化、及び
試験片からの溶出物の染み出しのいずれもが認められな
い場合を、耐アルカリ性「良好」とし、それ以外のもの
を「不良」とした。
1) 試験片は、0.3×50×150[mm]の鋼板に、5
0μmのアプリケーターを用い、白色塗料を膜厚が30
μmとなるように塗布することで作製した。造膜硬化
は、温度20℃、相対湿度65%の条件下で、14日間
行った。屈曲試験は、JIS K5400 8.1の方
法に準拠し、心棒の直径は10mmのものを使用した。
評価は目視により屈曲部を観察し、試験片の割れ、剥が
れのないものを「良好」とし、それ以外のものを「不
良」とした。
ーン塗料用樹脂の製造を有機系溶剤等の不存在下で行う
ことができるので、従来の方法において必要であった脱
溶剤工程、粘度調整のための再希釈工程を省略すること
ができ、特殊な装置等を新たに使用する必要もない。ま
た、本発明の重合方法で得られたアクリルシリコーン樹
脂は、塗料用樹脂としてそのまま使用することができ
る。このように、本発明の方法によれば、無溶剤タイプ
のアクリルシリコーン塗料用樹脂の生産効率を飛躍的に
向上させることが出来る。
ン塗料用樹脂の製造を特定のシリコーン化合物中で行う
ため、加水分解性シリル基含有化合物を従来の有機溶剤
系に比べ多量に使用しても相溶性の問題がなく、また、
得られた重合体とシリコーン化合物との相溶性も良好と
なる。その結果、本発明の方法においては、使用するモ
ノマーの種類、アクリル系モノマーに対する加水分解性
シリル基含有化合物の量を自由に設定することが可能と
なり、アクリルシリコーン樹脂自体におけるシリコーン
濃度を高くすることが可能となる。したがって、本発明
の方法により得られたアクリルシリコーン塗料用樹脂
は、塗料設計における自由度が大きく、無機系塗料用樹
脂等といった幅広い用途展開が期待できる。加えて、本
発明の方法で得られたアクリルシリコーン樹脂は、シリ
コーン化合物中に存在するため粘度のコントロールが容
易であり、保存安定性にも優れている。
塗料用樹脂は、従来のシリコーン化合物で再希釈した塗
料用樹脂におけるシリコーン濃度と同等の濃度を有する
ため、耐候性、耐汚染性及び耐熱性(難燃性)等に優れ
た塗膜を形成することが可能である。
Claims (2)
- 【請求項1】 粘度が350mPa・s(25℃)未満
である1種又は複数種の低粘度シリコーン化合物中にお
いて、加水分解性シリル基含有メルカプト化合物を連鎖
移動剤として共存させ、アクリル系モノマーの重合を行
う、アクリルシリコーン塗料用樹脂の製造方法。 - 【請求項2】 アクリル系モノマーの重合が、アクリル
系モノマーと該アクリル系モノマーと共重合可能なモノ
マーとの共重合である、請求項1記載の製造方法。
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