JP2001312308A - 数値制御データ作成方法 - Google Patents
数値制御データ作成方法Info
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- JP2001312308A JP2001312308A JP2000250276A JP2000250276A JP2001312308A JP 2001312308 A JP2001312308 A JP 2001312308A JP 2000250276 A JP2000250276 A JP 2000250276A JP 2000250276 A JP2000250276 A JP 2000250276A JP 2001312308 A JP2001312308 A JP 2001312308A
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- machining
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/02—Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
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- Numerical Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】種々の3次元形状を有する加工物の数値制御デ
ータが迅速且つ容易に作成可能とする。 【解決手段】加工物についての3次元CADデータから
加工物の形状を表す面の表現式ならびに面の輪郭の表現
式を含んだ面情報を取り込む。取り込んだ各々の面の輪
郭の表現式を互いに比較し、両者が一致した場合に稜線
として2つの面が接合していることを示す接合関係情報
を作成する。接合関係情報を、予め登録されている加工
形状の標準モデルの面の接合関係情報と照合して両者が
合致した場合には加工部位として設定する。予め登録さ
れている加工情報作成手順ならびに加工形状の標準モデ
ル毎に設定された加工情報パラメータにより、設定され
た加工部位の加工情報を作成する。故に、加工物の3次
元CADデータを用いて種々の3次元形状を有する加工
物の数値制御データが迅速且つ容易に作成可能となる。
ータが迅速且つ容易に作成可能とする。 【解決手段】加工物についての3次元CADデータから
加工物の形状を表す面の表現式ならびに面の輪郭の表現
式を含んだ面情報を取り込む。取り込んだ各々の面の輪
郭の表現式を互いに比較し、両者が一致した場合に稜線
として2つの面が接合していることを示す接合関係情報
を作成する。接合関係情報を、予め登録されている加工
形状の標準モデルの面の接合関係情報と照合して両者が
合致した場合には加工部位として設定する。予め登録さ
れている加工情報作成手順ならびに加工形状の標準モデ
ル毎に設定された加工情報パラメータにより、設定され
た加工部位の加工情報を作成する。故に、加工物の3次
元CADデータを用いて種々の3次元形状を有する加工
物の数値制御データが迅速且つ容易に作成可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、数値制御工作機械
により加工物を加工するための数値制御データを作成す
る数値制御データ作成方法に関するものである。
により加工物を加工するための数値制御データを作成す
る数値制御データ作成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の数値制御データ作成方法において
は、予め加工情報が定義されている加工形状の標準モデ
ルを配置することにより、配置された加工形状の標準モ
デル毎に用意されている加工情報の作成手順に従って、
その加工部位(加工形状)を加工するための数値制御デ
ータを、コンピュータ装置を用いて自動的に作成してい
た。例えば、図85に示すように加工形状の標準モデル
として一面が開口する円筒形の穴Hと、外部に突出する
円筒形のボスBとを考えれば、各標準モデルの加工方法
としては、穴Hに該当する加工部位(ハッチング部分)
を素材から除去する加工方法、ボスBに該当する部位の
周囲を素材から除去する加工方法があり、標準モデルを
選択することで各標準モデルに対応した加工方法による
数値制御データが自動的に作成されるものであった。
は、予め加工情報が定義されている加工形状の標準モデ
ルを配置することにより、配置された加工形状の標準モ
デル毎に用意されている加工情報の作成手順に従って、
その加工部位(加工形状)を加工するための数値制御デ
ータを、コンピュータ装置を用いて自動的に作成してい
た。例えば、図85に示すように加工形状の標準モデル
として一面が開口する円筒形の穴Hと、外部に突出する
円筒形のボスBとを考えれば、各標準モデルの加工方法
としては、穴Hに該当する加工部位(ハッチング部分)
を素材から除去する加工方法、ボスBに該当する部位の
周囲を素材から除去する加工方法があり、標準モデルを
選択することで各標準モデルに対応した加工方法による
数値制御データが自動的に作成されるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、目的の加工
形状が標準モデルの重なりで表されるような場合、例え
ば図86に示すように円筒形の穴H’の底面中央に円筒
形のボスB’が突出する加工形状の場合、上記従来方法
では所望の数値制御データが得られないことがあった。
そのために加工物の形状を作成する作成者は、数値制御
データが正しく得られるように多くの制約を受けながら
加工物の形状を作成しなければならなかった。
形状が標準モデルの重なりで表されるような場合、例え
ば図86に示すように円筒形の穴H’の底面中央に円筒
形のボスB’が突出する加工形状の場合、上記従来方法
では所望の数値制御データが得られないことがあった。
そのために加工物の形状を作成する作成者は、数値制御
データが正しく得られるように多くの制約を受けながら
加工物の形状を作成しなければならなかった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、種々の3次元形状を有
する加工物の数値制御データが迅速且つ容易に作成可能
である数値制御データ作成方法を提供することにある。
あり、その目的とするところは、種々の3次元形状を有
する加工物の数値制御データが迅速且つ容易に作成可能
である数値制御データ作成方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、数値制御工作機械により加工物
を加工するための数値制御データを作成する数値制御デ
ータ作成方法であって、加工物についての3次元CAD
データから当該加工物の形状を表す面の表現式ならびに
面の輪郭の表現式を含んだ面情報を取り込む第1の処理
と、取り込んだ各々の面の輪郭の表現式を互いに比較
し、両者が一致した場合に当該輪郭を稜線として2つの
面が接合していることを示す接合関係情報を作成する第
2の処理と、上記接合関係情報を、予め登録されている
加工形状の標準モデルの面の接合関係情報と照合して両
者が合致した場合には当該部位を加工部位として設定す
る第3の処理と、予め登録されている加工情報作成手順
ならびに加工形状の標準モデル毎に設定された加工情報
パラメータにより、上記設定された加工部位の加工情報
を作成する第4の処理とを有することを特徴とし、加工
物の3次元CADデータを用いて種々の3次元形状を有
する加工物の数値制御データが迅速且つ容易に作成する
ことが可能となる。また、加工物の形状を作成する際の
制約が減少し、加工方法等を意識せずに加工物の3次元
形状を作成することができる。
目的を達成するために、数値制御工作機械により加工物
を加工するための数値制御データを作成する数値制御デ
ータ作成方法であって、加工物についての3次元CAD
データから当該加工物の形状を表す面の表現式ならびに
面の輪郭の表現式を含んだ面情報を取り込む第1の処理
と、取り込んだ各々の面の輪郭の表現式を互いに比較
し、両者が一致した場合に当該輪郭を稜線として2つの
面が接合していることを示す接合関係情報を作成する第
2の処理と、上記接合関係情報を、予め登録されている
加工形状の標準モデルの面の接合関係情報と照合して両
者が合致した場合には当該部位を加工部位として設定す
る第3の処理と、予め登録されている加工情報作成手順
ならびに加工形状の標準モデル毎に設定された加工情報
パラメータにより、上記設定された加工部位の加工情報
を作成する第4の処理とを有することを特徴とし、加工
物の3次元CADデータを用いて種々の3次元形状を有
する加工物の数値制御データが迅速且つ容易に作成する
ことが可能となる。また、加工物の形状を作成する際の
制約が減少し、加工方法等を意識せずに加工物の3次元
形状を作成することができる。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記第2の処理において、各面に割り振った番号、
各面の表現式の情報、各面に接合する面の上記番号のリ
スト並びに接合する稜線の表現式の情報、および接合す
る2面の接合角度により上記接合関係情報を表現するこ
とを特徴とし、請求項1の発明と同様の作用を奏する。
て、上記第2の処理において、各面に割り振った番号、
各面の表現式の情報、各面に接合する面の上記番号のリ
スト並びに接合する稜線の表現式の情報、および接合す
る2面の接合角度により上記接合関係情報を表現するこ
とを特徴とし、請求項1の発明と同様の作用を奏する。
【0007】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、上記第2の処理において、加工前の素材形状を表す
面の表現式及び面の輪郭の表現式を有する上記素材の面
情報を3次元CADデータから取り込み、上記素材の面
情報より下方に位置する上記加工物の面の接合関係情報
のみを上記第3の処理以降の処理対象とすることを特徴
とし、第3の処理以降の処理対象を減らすことができ、
処理を軽減化することができる。
て、上記第2の処理において、加工前の素材形状を表す
面の表現式及び面の輪郭の表現式を有する上記素材の面
情報を3次元CADデータから取り込み、上記素材の面
情報より下方に位置する上記加工物の面の接合関係情報
のみを上記第3の処理以降の処理対象とすることを特徴
とし、第3の処理以降の処理対象を減らすことができ、
処理を軽減化することができる。
【0008】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、上記第1の処理にて取り込んだ加工物の形状を表す
面が自由曲面である場合、当該面に所定の間隔で一様に
発生させた点群の法線ベクトルのz成分が所定の範囲内
の上記点群を纏め、当該点群の境界で上記面を分割した
部位を上記第2の処理以降の処理対象に加えることを特
徴とし、自由曲面の傾斜角度に応じた加工情報が作成で
きる。
て、上記第1の処理にて取り込んだ加工物の形状を表す
面が自由曲面である場合、当該面に所定の間隔で一様に
発生させた点群の法線ベクトルのz成分が所定の範囲内
の上記点群を纏め、当該点群の境界で上記面を分割した
部位を上記第2の処理以降の処理対象に加えることを特
徴とし、自由曲面の傾斜角度に応じた加工情報が作成で
きる。
【0009】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、上記第2の処理前に、上記加工物の各面の輪郭の表
現式を比較し、同一の表現式を有して隣接する複数の輪
郭をグループ化することによって上記加工物の面情報を
作り直すことを特徴とし、第2の処理以降の処理対象を
減らすことができ、処理を軽減化することができる。
て、上記第2の処理前に、上記加工物の各面の輪郭の表
現式を比較し、同一の表現式を有して隣接する複数の輪
郭をグループ化することによって上記加工物の面情報を
作り直すことを特徴とし、第2の処理以降の処理対象を
減らすことができ、処理を軽減化することができる。
【0010】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、上記第2の処理において、上記加工物の各面の表現
式を比較し、同一の表現式を有して隣接する複数の面を
グループ化することによって上記加工物の面の接合関係
情報を作り直すことを特徴とし、第3の処理以降の処理
対象を減らすことができ、処理を軽減化することができ
る。
て、上記第2の処理において、上記加工物の各面の表現
式を比較し、同一の表現式を有して隣接する複数の面を
グループ化することによって上記加工物の面の接合関係
情報を作り直すことを特徴とし、第3の処理以降の処理
対象を減らすことができ、処理を軽減化することができ
る。
【0011】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、上記グループ化において、任意の面を基準面とし当
該基準面と接合関係にある面を比較対象の面として両者
の面情報を比較し、同一の表現式を有して隣接する場合
に上記比較対象面を基準面とグループ化するとともに、
上記比較対象面を新たに基準面とし、当該基準面と接合
関係にある比較対象面との間で面情報を比較してグルー
プ化が可能な面を探索することを特徴とし、グループ化
の処理を高速化することができる。
て、上記グループ化において、任意の面を基準面とし当
該基準面と接合関係にある面を比較対象の面として両者
の面情報を比較し、同一の表現式を有して隣接する場合
に上記比較対象面を基準面とグループ化するとともに、
上記比較対象面を新たに基準面とし、当該基準面と接合
関係にある比較対象面との間で面情報を比較してグルー
プ化が可能な面を探索することを特徴とし、グループ化
の処理を高速化することができる。
【0012】請求項8の発明は、請求項1の発明におい
て、上記第3の処理前に、予め登録されている上記加工
情報の作成に無関係な形状の接合関係情報を、上記加工
物の接合関係情報から探しだして削除し、当該加工物の
接合関係情報を作り直すことを特徴とし、第3の処理以
降の処理対象を減らすことができ、処理を軽減化するこ
とができる。
て、上記第3の処理前に、予め登録されている上記加工
情報の作成に無関係な形状の接合関係情報を、上記加工
物の接合関係情報から探しだして削除し、当該加工物の
接合関係情報を作り直すことを特徴とし、第3の処理以
降の処理対象を減らすことができ、処理を軽減化するこ
とができる。
【0013】請求項9の発明は、請求項1の発明におい
て、上記第3の処理前に、上記接合関係情報に基づいて
法線ベクトルのz成分が所定の範囲内であり且つ互いに
接合関係にある複数の面をグループ化することで上記加
工物の傾斜面を定義することを特徴とし、複雑である接
合関係情報を単純に表現することができる。
て、上記第3の処理前に、上記接合関係情報に基づいて
法線ベクトルのz成分が所定の範囲内であり且つ互いに
接合関係にある複数の面をグループ化することで上記加
工物の傾斜面を定義することを特徴とし、複雑である接
合関係情報を単純に表現することができる。
【0014】請求項10の発明は、請求項9の発明にお
いて、2つの互いに隣接する上記傾斜面のグループに属
する各面が所定の範囲内の角度で谷折れの接合状態であ
る場合に当該接合部分の稜線を谷形状として設定するこ
とを特徴とし、複雑である接合関係情報を単純に表現す
ることができる。
いて、2つの互いに隣接する上記傾斜面のグループに属
する各面が所定の範囲内の角度で谷折れの接合状態であ
る場合に当該接合部分の稜線を谷形状として設定するこ
とを特徴とし、複雑である接合関係情報を単純に表現す
ることができる。
【0015】請求項11の発明は、請求項1の発明にお
いて、上記第3の処理前に、上記接合関係情報に基づい
て法線ベクトルのz成分がゼロであり且つ互いに接合関
係にある複数の面を垂直面としてグループ化し、上記法
線ベクトルのx成分及びy成分がゼロである水平面と上
記グループ化された複数の垂直面とが谷折れの接合状態
である場合に当該水平面を上記加工部位として設定する
ことを特徴とし、複雑である接合関係情報を単純に表現
することができる。
いて、上記第3の処理前に、上記接合関係情報に基づい
て法線ベクトルのz成分がゼロであり且つ互いに接合関
係にある複数の面を垂直面としてグループ化し、上記法
線ベクトルのx成分及びy成分がゼロである水平面と上
記グループ化された複数の垂直面とが谷折れの接合状態
である場合に当該水平面を上記加工部位として設定する
ことを特徴とし、複雑である接合関係情報を単純に表現
することができる。
【0016】請求項12の発明は、請求項1の発明にお
いて、上記第4の処理において、上記加工情報パラメー
タの加工の順序を示す加工工程手順情報を、上記第3の
処理で設定された加工部位と照合して当該加工物の形状
に合致した加工工程を決定し、決定された加工工程の加
工情報パラメータを算出すると同時に当該加工工程にお
ける形状を作成することを特徴とし、加工工程と加工情
報パラメータを同時且つ自動的に作成することができ
る。
いて、上記第4の処理において、上記加工情報パラメー
タの加工の順序を示す加工工程手順情報を、上記第3の
処理で設定された加工部位と照合して当該加工物の形状
に合致した加工工程を決定し、決定された加工工程の加
工情報パラメータを算出すると同時に当該加工工程にお
ける形状を作成することを特徴とし、加工工程と加工情
報パラメータを同時且つ自動的に作成することができ
る。
【0017】請求項13の発明は、請求項12の発明に
おいて、同一の上記加工部位が複数有り、当該各加工部
位に対する加工工程が上記加工工程手順情報に設定され
ている場合、上記加工部位の個数分だけ上記加工工程手
順情報を拡張することを特徴とし、効率の良い加工が実
現できる。
おいて、同一の上記加工部位が複数有り、当該各加工部
位に対する加工工程が上記加工工程手順情報に設定され
ている場合、上記加工部位の個数分だけ上記加工工程手
順情報を拡張することを特徴とし、効率の良い加工が実
現できる。
【0018】請求項14の発明は、請求項13の発明に
おいて、上記加工工程手順情報に加工部位に対する加工
方法が複数設定されている場合、各加工方法における評
価指標同士を比較し、最適な評価指標を有する加工方法
を選択することを特徴とし、効率の良い加工が実現でき
る。
おいて、上記加工工程手順情報に加工部位に対する加工
方法が複数設定されている場合、各加工方法における評
価指標同士を比較し、最適な評価指標を有する加工方法
を選択することを特徴とし、効率の良い加工が実現でき
る。
【0019】請求項15の発明は、請求項14の発明に
おいて、上記評価指標を加工に要する加工時間とし、上
記加工部位の範囲並びに加工情報パラメータを用いて上
記加工時間を擬似的に算出することを特徴とし、請求項
14の発明と同様の作用を奏する。
おいて、上記評価指標を加工に要する加工時間とし、上
記加工部位の範囲並びに加工情報パラメータを用いて上
記加工時間を擬似的に算出することを特徴とし、請求項
14の発明と同様の作用を奏する。
【0020】請求項16の発明は、請求項14の発明に
おいて、上記評価指標を加工に要する加工費用とし、上
記加工部位の範囲並びに加工情報パラメータを用いて上
記加工費用を擬似的に算出することを特徴とし、請求項
14の発明と同様の作用を奏する。
おいて、上記評価指標を加工に要する加工費用とし、上
記加工部位の範囲並びに加工情報パラメータを用いて上
記加工費用を擬似的に算出することを特徴とし、請求項
14の発明と同様の作用を奏する。
【0021】請求項17の発明は、請求項14の発明に
おいて、上記評価指標を加工に用いる工具の費用とし、
上記加工部位の範囲並びに加工情報パラメータを用いて
上記工具費用を擬似的に算出することを特徴とし、請求
項14の発明と同様の作用を奏する。
おいて、上記評価指標を加工に用いる工具の費用とし、
上記加工部位の範囲並びに加工情報パラメータを用いて
上記工具費用を擬似的に算出することを特徴とし、請求
項14の発明と同様の作用を奏する。
【0022】請求項18の発明は、請求項14の発明に
おいて、上記評価指標を加工に用いる工具の負荷とし、
上記加工部位の範囲並びに加工情報パラメータを用いて
上記工具負荷を擬似的に算出することを特徴とし、請求
項14の発明と同様の作用を奏する。
おいて、上記評価指標を加工に用いる工具の負荷とし、
上記加工部位の範囲並びに加工情報パラメータを用いて
上記工具負荷を擬似的に算出することを特徴とし、請求
項14の発明と同様の作用を奏する。
【0023】請求項19の発明は、請求項12の発明に
おいて、上記加工工程毎に加工に用いる工具と当該加工
工程における形状との干渉具合を解析し、解析結果に基
づいて工具と上記加工工程における形状との干渉を回避
することを特徴とし、工具と加工工程における形状との
干渉を回避することで効率のよい加工が実現できる。
おいて、上記加工工程毎に加工に用いる工具と当該加工
工程における形状との干渉具合を解析し、解析結果に基
づいて工具と上記加工工程における形状との干渉を回避
することを特徴とし、工具と加工工程における形状との
干渉を回避することで効率のよい加工が実現できる。
【0024】請求項20の発明は、請求項19の発明に
おいて、同じ加工に用いる工具を複数種類用意し、上記
解析結果に基づいて上記加工工程における形状と干渉し
ない工具を選出して用いることを特徴とし、さらに効率
のよい加工が実現できる。
おいて、同じ加工に用いる工具を複数種類用意し、上記
解析結果に基づいて上記加工工程における形状と干渉し
ない工具を選出して用いることを特徴とし、さらに効率
のよい加工が実現できる。
【0025】請求項21の発明は、請求項20の発明に
おいて、上記複数種類の工具の情報を予めデータベース
に登録しておき、データベースから順次読み出した各工
具の情報を用いて上記加工工程における形状との干渉を
検証し、当該検証結果に基づいて干渉しない工具を選出
することを特徴とし、請求項20の発明と同様の作用を
奏する。
おいて、上記複数種類の工具の情報を予めデータベース
に登録しておき、データベースから順次読み出した各工
具の情報を用いて上記加工工程における形状との干渉を
検証し、当該検証結果に基づいて干渉しない工具を選出
することを特徴とし、請求項20の発明と同様の作用を
奏する。
【0026】請求項22の発明は、請求項20の発明に
おいて、上記各工具の上記加工工程における形状との干
渉量を導出し、導出した干渉量に応じて数値制御工作機
械に対する工具の取付長を調整することを特徴とし、請
求項20の発明と同様の作用を奏する。
おいて、上記各工具の上記加工工程における形状との干
渉量を導出し、導出した干渉量に応じて数値制御工作機
械に対する工具の取付長を調整することを特徴とし、請
求項20の発明と同様の作用を奏する。
【0027】請求項23の発明は、請求項22の発明に
おいて、上記複数種類の工具の情報を予めデータベース
に登録しておき、上記複数種類の中から任意の一の工具
を仮の使用工具に選ぶとともに当該仮の使用工具と上記
加工工程における形状との干渉量を導出し、上記データ
ベースに登録された各工具の情報に基づいて当該干渉量
を上記仮の使用工具の外形寸法に付加したよりも小さく
ない外形寸法を有する工具を選出することを特徴とし、
請求項22の発明と同様の作用を奏する。
おいて、上記複数種類の工具の情報を予めデータベース
に登録しておき、上記複数種類の中から任意の一の工具
を仮の使用工具に選ぶとともに当該仮の使用工具と上記
加工工程における形状との干渉量を導出し、上記データ
ベースに登録された各工具の情報に基づいて当該干渉量
を上記仮の使用工具の外形寸法に付加したよりも小さく
ない外形寸法を有する工具を選出することを特徴とし、
請求項22の発明と同様の作用を奏する。
【0028】請求項24の発明は、請求項22の発明に
おいて、上記複数種類の中から任意の一の工具を仮の使
用工具に選ぶとともに当該仮の使用工具と上記加工工程
における形状との干渉量を導出し、当該干渉量を上記仮
の使用工具の外形寸法に付加することで数値制御工作機
械に対する工具の取付長を算出することを特徴とし、請
求項22の発明と同様の作用を奏する。
おいて、上記複数種類の中から任意の一の工具を仮の使
用工具に選ぶとともに当該仮の使用工具と上記加工工程
における形状との干渉量を導出し、当該干渉量を上記仮
の使用工具の外形寸法に付加することで数値制御工作機
械に対する工具の取付長を算出することを特徴とし、請
求項22の発明と同様の作用を奏する。
【0029】請求項25の発明は、請求項20の発明に
おいて、上記各工具の上記加工工程における形状との干
渉部位を導出し、導出した干渉部位に応じて数値制御工
作機械に対する工具の取付部分の径を調整することを特
徴とし、請求項20の発明と同様の作用を奏する。
おいて、上記各工具の上記加工工程における形状との干
渉部位を導出し、導出した干渉部位に応じて数値制御工
作機械に対する工具の取付部分の径を調整することを特
徴とし、請求項20の発明と同様の作用を奏する。
【0030】請求項26の発明は、請求項25の発明に
おいて、上記複数種類の工具の情報を予めデータベース
に登録しておき、上記複数種類の中から任意の一の工具
を仮の使用工具に選ぶとともに当該仮の使用工具と上記
加工工程における形状との干渉部位を導出し、当該干渉
部位の情報と上記データベースに登録された各工具の情
報とに基づいて干渉を回避可能な取付部分径を有する工
具を選出することを特徴とし、請求項25の発明と同様
の作用を奏する。
おいて、上記複数種類の工具の情報を予めデータベース
に登録しておき、上記複数種類の中から任意の一の工具
を仮の使用工具に選ぶとともに当該仮の使用工具と上記
加工工程における形状との干渉部位を導出し、当該干渉
部位の情報と上記データベースに登録された各工具の情
報とに基づいて干渉を回避可能な取付部分径を有する工
具を選出することを特徴とし、請求項25の発明と同様
の作用を奏する。
【0031】請求項27の発明は、請求項25の発明に
おいて、上記複数種類の中から任意の一の工具を仮の使
用工具に選ぶとともに当該仮の使用工具と上記加工工程
における形状との干渉部位を導出し、当該干渉部位の情
報を用いて干渉を回避可能な取付部分の径を算出するこ
とを特徴とし、請求項25の発明と同様の作用を奏す
る。
おいて、上記複数種類の中から任意の一の工具を仮の使
用工具に選ぶとともに当該仮の使用工具と上記加工工程
における形状との干渉部位を導出し、当該干渉部位の情
報を用いて干渉を回避可能な取付部分の径を算出するこ
とを特徴とし、請求項25の発明と同様の作用を奏す
る。
【0032】請求項28の発明は、請求項20の発明に
おいて、上記各工具の上記加工工程における形状との干
渉量を導出し、導出した干渉量に応じて数値制御工作機
械に対する工具の取付長を調整するとともに、上記各工
具の上記加工工程における形状との干渉部位を導出し、
導出した干渉部位に応じて数値制御工作機械に対する工
具の取付部分の径を調整することを特徴とし、請求項2
0の発明と同様の作用を奏する。
おいて、上記各工具の上記加工工程における形状との干
渉量を導出し、導出した干渉量に応じて数値制御工作機
械に対する工具の取付長を調整するとともに、上記各工
具の上記加工工程における形状との干渉部位を導出し、
導出した干渉部位に応じて数値制御工作機械に対する工
具の取付部分の径を調整することを特徴とし、請求項2
0の発明と同様の作用を奏する。
【0033】請求項29の発明は、請求項19の発明に
おいて、上記各加工工程を複数の副加工工程に分割し、
各副加工工程毎に干渉回避可能な工具を選出することを
特徴とし、さらに効率のよい加工が実現できる。
おいて、上記各加工工程を複数の副加工工程に分割し、
各副加工工程毎に干渉回避可能な工具を選出することを
特徴とし、さらに効率のよい加工が実現できる。
【0034】請求項30の発明は、請求項29の発明に
おいて、上記各加工工程において1種類の工具で干渉を
回避して加工可能な深さを算出し、上記1種類の工具で
行う加工工程を1つの副加工工程とすることを特徴と
し、請求項29の発明と同様の作用を奏する。
おいて、上記各加工工程において1種類の工具で干渉を
回避して加工可能な深さを算出し、上記1種類の工具で
行う加工工程を1つの副加工工程とすることを特徴と
し、請求項29の発明と同様の作用を奏する。
【0035】請求項31の発明は、請求項29の発明に
おいて、加工可能な深さが異なる複数種類の工具の情報
を予めデータベースに登録しておき、上記各加工工程に
おいてデータベースに登録されている複数種類の内の1
種類の工具で干渉を回避して加工可能な深さを算出し、
上記1種類の工具で行う加工工程を1つの副加工工程と
するとともに、所望の加工深さに達するまで各副加工工
程毎にデータベースに登録されている複数種類の工具の
内の1種類の工具を選出することを特徴とし、請求項2
9の発明と同様の作用を奏する。
おいて、加工可能な深さが異なる複数種類の工具の情報
を予めデータベースに登録しておき、上記各加工工程に
おいてデータベースに登録されている複数種類の内の1
種類の工具で干渉を回避して加工可能な深さを算出し、
上記1種類の工具で行う加工工程を1つの副加工工程と
するとともに、所望の加工深さに達するまで各副加工工
程毎にデータベースに登録されている複数種類の工具の
内の1種類の工具を選出することを特徴とし、請求項2
9の発明と同様の作用を奏する。
【0036】請求項32の発明は、請求項31の発明に
おいて、上記1種類の工具で加工可能な加工距離を算出
するとともに当該加工距離が限界値を超える場合には別
の種類の工具をデータベースから選出することを特徴と
し、請求項31の発明と同様の作用を奏する。
おいて、上記1種類の工具で加工可能な加工距離を算出
するとともに当該加工距離が限界値を超える場合には別
の種類の工具をデータベースから選出することを特徴と
し、請求項31の発明と同様の作用を奏する。
【0037】請求項33の発明は、請求項31の発明に
おいて、上記1種類の工具で加工可能な工具負荷を算出
するとともに当該工具負荷が限界値を超える場合には別
の種類の工具をデータベースから選出することを特徴と
し、請求項31の発明と同様の作用を奏する。
おいて、上記1種類の工具で加工可能な工具負荷を算出
するとともに当該工具負荷が限界値を超える場合には別
の種類の工具をデータベースから選出することを特徴と
し、請求項31の発明と同様の作用を奏する。
【0038】請求項34の発明は、請求項19の発明に
おいて、同じ加工に用いる工具を複数種類用意し、上記
解析結果に基づいて上記加工工程における形状と干渉し
ない工具を選出して用いるとともに、上記各加工工程を
複数の副加工工程に分割し、各副加工工程毎に干渉回避
可能な工具を選出することを特徴とし、さらに効率のよ
い加工が実現できる。
おいて、同じ加工に用いる工具を複数種類用意し、上記
解析結果に基づいて上記加工工程における形状と干渉し
ない工具を選出して用いるとともに、上記各加工工程を
複数の副加工工程に分割し、各副加工工程毎に干渉回避
可能な工具を選出することを特徴とし、さらに効率のよ
い加工が実現できる。
【0039】請求項35の発明は、請求項1の発明にお
いて、上記加工情報に含まれる工程手順と、各工程での
加工情報パラメータを対話的に確認する第5の処理を有
することを特徴とし、数値制御データをより正確に作成
することができる。
いて、上記加工情報に含まれる工程手順と、各工程での
加工情報パラメータを対話的に確認する第5の処理を有
することを特徴とし、数値制御データをより正確に作成
することができる。
【0040】請求項36の発明は、請求項35の発明に
おいて、上記第5の処理において、上記各工程毎に加工
物の仕掛品の形状を擬似的に作成して段階的に表示する
ことを特徴とし、加工結果を立体的に把握することが可
能となる。
おいて、上記第5の処理において、上記各工程毎に加工
物の仕掛品の形状を擬似的に作成して段階的に表示する
ことを特徴とし、加工結果を立体的に把握することが可
能となる。
【0041】請求項37の発明は、請求項36の発明に
おいて、上記仕掛品の形状と加工物の形状とを比較し、
仕掛品における未加工部分のみの形状モデルを作成して
表示することを特徴とし、未加工部分を容易に掌握する
ことができる。
おいて、上記仕掛品の形状と加工物の形状とを比較し、
仕掛品における未加工部分のみの形状モデルを作成して
表示することを特徴とし、未加工部分を容易に掌握する
ことができる。
【0042】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図2は本発明方法
を実施するために用いる数値制御データ作成装置の機能
ブロック図を示している。この数値制御データ作成装置
は、図示しないCAD装置で作成した加工物についての
3次元CADデータから当該加工物の形状を表す面の表
現式ならびに面の輪郭の表現式を含んだ面情報を取り込
むCADデータ取込手段1と、取り込んだ各々の面の輪
郭の表現式を互いに比較し、両者が一致した場合に輪郭
を稜線として2つの面が接合していることを示す接合関
係情報を作成する接合関係情報作成手段2と、作成した
接合関係情報を、予め登録されている加工形状の標準モ
デルの面の接合関係情報と照合して両者が合致した場合
には当該部位を加工部位として設定する照合手段3と、
加工形状の標準モデルが登録されるデータベース4と、
データベース4に予め登録されている加工情報作成手順
ならびに加工形状の標準モデル毎に設定された加工情報
パラメータにより、上記設定された加工部位の加工情報
を作成する加工情報作成手段5と、加工情報パラメータ
を含む加工物の各種情報等を表示する表示手段6とを備
える。なお、このような構成の数値制御データ作成装置
は汎用のコンピュータ装置(パーソナルコンピュータな
ど)を用いて実現可能である。
を実施するために用いる数値制御データ作成装置の機能
ブロック図を示している。この数値制御データ作成装置
は、図示しないCAD装置で作成した加工物についての
3次元CADデータから当該加工物の形状を表す面の表
現式ならびに面の輪郭の表現式を含んだ面情報を取り込
むCADデータ取込手段1と、取り込んだ各々の面の輪
郭の表現式を互いに比較し、両者が一致した場合に輪郭
を稜線として2つの面が接合していることを示す接合関
係情報を作成する接合関係情報作成手段2と、作成した
接合関係情報を、予め登録されている加工形状の標準モ
デルの面の接合関係情報と照合して両者が合致した場合
には当該部位を加工部位として設定する照合手段3と、
加工形状の標準モデルが登録されるデータベース4と、
データベース4に予め登録されている加工情報作成手順
ならびに加工形状の標準モデル毎に設定された加工情報
パラメータにより、上記設定された加工部位の加工情報
を作成する加工情報作成手段5と、加工情報パラメータ
を含む加工物の各種情報等を表示する表示手段6とを備
える。なお、このような構成の数値制御データ作成装置
は汎用のコンピュータ装置(パーソナルコンピュータな
ど)を用いて実現可能である。
【0043】次に、図1のフローチャートを参照して上
記数値制御データ作成装置の動作、すなわち本発明の数
値制御データ作成方法を説明する。
記数値制御データ作成装置の動作、すなわち本発明の数
値制御データ作成方法を説明する。
【0044】まず、CADデータ取込手段1により加工
物についての3次元のCADデータから面情報を取り込
む(処理1)。ここで、面情報には3軸の直交座表系で
表した面の表現式や面の法線ベクトル(曲面の場合は平
均値)、面積や外輪郭の長さ、内輪郭の個数と各々の長
さ並びに曲面の場合の最小曲率半径等が含まれている。
物についての3次元のCADデータから面情報を取り込
む(処理1)。ここで、面情報には3軸の直交座表系で
表した面の表現式や面の法線ベクトル(曲面の場合は平
均値)、面積や外輪郭の長さ、内輪郭の個数と各々の長
さ並びに曲面の場合の最小曲率半径等が含まれている。
【0045】そして、接合関係情報作成手段2はCAD
データ取込手段1で取り込んだ面情報に基づき、図3に
示すフローチャートに従って接合関係情報を作成する
(処理2)。例えば、図4に示すような立方体形状の加
工物Wを例に取ると、加工物Wの6面a〜fの情報をC
ADデータ取込手段1で取り込んだ後、照合する面(例
えば面a)の4つの辺(輪郭)の表現式fm(x,y,
z)と照合される面(例えば面d)の4つの輪郭の表現
式gn(x,y,z)を順次照合し(m,n=1,2,
3,4)、2つの表現式が同一である場合(fm(x,
y,z)=gn(x,y,z))、照合する面aと照合
される面dとの間に接合関係を設定する。ここで、この
ような接合関係を視覚的にもわかりやすく表示するため
にグラフを用い、グラフの頂点を面a〜f、グラフの辺
を稜線とすれば、例えば2つの面a,dの接合関係は図
4(c)のように表すことができる。このような処理を
全ての面a〜fについて行えば、図5に示すような各面
a〜fと接合する面番号との対応関係を示したデータテ
ーブルが作成できる。
データ取込手段1で取り込んだ面情報に基づき、図3に
示すフローチャートに従って接合関係情報を作成する
(処理2)。例えば、図4に示すような立方体形状の加
工物Wを例に取ると、加工物Wの6面a〜fの情報をC
ADデータ取込手段1で取り込んだ後、照合する面(例
えば面a)の4つの辺(輪郭)の表現式fm(x,y,
z)と照合される面(例えば面d)の4つの輪郭の表現
式gn(x,y,z)を順次照合し(m,n=1,2,
3,4)、2つの表現式が同一である場合(fm(x,
y,z)=gn(x,y,z))、照合する面aと照合
される面dとの間に接合関係を設定する。ここで、この
ような接合関係を視覚的にもわかりやすく表示するため
にグラフを用い、グラフの頂点を面a〜f、グラフの辺
を稜線とすれば、例えば2つの面a,dの接合関係は図
4(c)のように表すことができる。このような処理を
全ての面a〜fについて行えば、図5に示すような各面
a〜fと接合する面番号との対応関係を示したデータテ
ーブルが作成できる。
【0046】例えば、図6(a)に示すような平行六面
体の一面(上面)aの中央に四角形の穴(以下、四角穴
という)Hを設けた加工物Wを例に取ると、加工物Wの
外輪郭は面a〜fと各面a〜fの稜線との接合関係から
図6(b)のグラフにおける左側半分の如くに表され、
加工物Wの内輪郭(四角穴H)は面aと四角穴Hの底面
g、並びに内周面g〜kと各面g〜kの稜線との接合関
係から図6(b)のグラフにおける右側半分の如くに表
される。
体の一面(上面)aの中央に四角形の穴(以下、四角穴
という)Hを設けた加工物Wを例に取ると、加工物Wの
外輪郭は面a〜fと各面a〜fの稜線との接合関係から
図6(b)のグラフにおける左側半分の如くに表され、
加工物Wの内輪郭(四角穴H)は面aと四角穴Hの底面
g、並びに内周面g〜kと各面g〜kの稜線との接合関
係から図6(b)のグラフにおける右側半分の如くに表
される。
【0047】一方、データベース4には、加工形状の標
準モデルと、この標準モデルの面の接合関係を表すグラ
フと、標準モデルの加工情報パラメータとがテーブル形
式で予め登録されている。例えば、上記四角穴Hも標準
モデルの一つであって、図7に示すように四角穴Hに対
応するグラフ並びに加工情報パラメータがテーブル形式
で保存されている。ここで、加工情報パラメータには当
該標準モデル(四角穴H)の加工に使用する工作機械
(マシーンA)、工具名称(HSS)、工具刃数
(2)、工具直径(φ10)等が含まれる。
準モデルと、この標準モデルの面の接合関係を表すグラ
フと、標準モデルの加工情報パラメータとがテーブル形
式で予め登録されている。例えば、上記四角穴Hも標準
モデルの一つであって、図7に示すように四角穴Hに対
応するグラフ並びに加工情報パラメータがテーブル形式
で保存されている。ここで、加工情報パラメータには当
該標準モデル(四角穴H)の加工に使用する工作機械
(マシーンA)、工具名称(HSS)、工具刃数
(2)、工具直径(φ10)等が含まれる。
【0048】続いて照合手段3では、接合関係情報作成
手段2が作成した加工物Wの面の接合関係情報を、上述
のようにデータベース4に予め登録されている加工形状
の標準モデルの面の接合関係情報とパターンマッチング
等により照合する(図1の処理3)。上記例では、図8
に示すように加工物Wのグラフと四角穴Hの標準モデル
のグラフ(図7参照)とを照合すれば、加工物Wの右半
分のグラフが四角穴Hの標準モデルのグラフと合致する
から、図8に示すように合致した部分を加工部位(図8
におけるハッチング部分)に設定する。
手段2が作成した加工物Wの面の接合関係情報を、上述
のようにデータベース4に予め登録されている加工形状
の標準モデルの面の接合関係情報とパターンマッチング
等により照合する(図1の処理3)。上記例では、図8
に示すように加工物Wのグラフと四角穴Hの標準モデル
のグラフ(図7参照)とを照合すれば、加工物Wの右半
分のグラフが四角穴Hの標準モデルのグラフと合致する
から、図8に示すように合致した部分を加工部位(図8
におけるハッチング部分)に設定する。
【0049】次に、加工情報作成手段5は照合手段3に
よって設定された加工部位に対して、データベース4に
予め登録されている加工情報作成手順ならびに加工形状
の標準モデル毎に設定された加工情報パラメータによ
り、上記設定された加工部位の加工情報を作成する(図
1の処理4)。すなわち、加工情報作成手段5は、加工
情報パラメータの加工の順序を示す加工工程手順情報
を、設定された加工部位と照合して加工物Wの形状に合
致した加工工程を決定し、決定された加工工程の加工情
報パラメータを算出すると同時に加工工程における形状
を作成する。
よって設定された加工部位に対して、データベース4に
予め登録されている加工情報作成手順ならびに加工形状
の標準モデル毎に設定された加工情報パラメータによ
り、上記設定された加工部位の加工情報を作成する(図
1の処理4)。すなわち、加工情報作成手段5は、加工
情報パラメータの加工の順序を示す加工工程手順情報
を、設定された加工部位と照合して加工物Wの形状に合
致した加工工程を決定し、決定された加工工程の加工情
報パラメータを算出すると同時に加工工程における形状
を作成する。
【0050】さらに詳しく説明すると、図9のフローチ
ャートに示すように加工情報作成手段5は、データベー
ス4に登録されている加工工程手順情報を取り込むとと
もに加工物Wの全ての加工部位のデータを取り込み、取
り込んだ加工部位のデータを加工工程手順情報が持つ加
工形状のデータと照合し、両者が一致した場合にその加
工部位のデータを加工物Wに対する加工工程手順情報と
して新たにデータベース4に登録し、この照合・登録処
理を加工工程手順情報分だけ繰り返して行うことによ
り、加工工程手順情報を再作成する。引き続き、図10
のフローチャートに示すように加工情報作成手段5は、
データベース4に登録されている加工物Wに対する加工
工程手順情報を取り込み、その加工工程手順情報に含ま
れるパラメータの種別を判断する。そして、パラメータ
が固定値又はオペレータによる入力値であれば、その値
を加工情報パラメータとして出力し、パラメータが加工
部位の形状に依存するものであれば、形状範囲から適切
な値を算出して加工情報パラメータとして出力し、ある
いはパラメータが工具又は材料又は工作機械の何れかに
依存するものであれば、工具、材料又は工作機械に各々
対応するマスタファイル(図示せず)を読み込み、読み
込んだマスタファイルからパラメータに対応する情報
(使用すべき工具や材料あるいは加工に最適な工作機械
などに関する情報)を抽出して加工情報パラメータとし
て出力し、これを加工物Wに対する加工工程手順情報分
だけ繰り返して行うことにより、加工情報パラメータを
作成する。
ャートに示すように加工情報作成手段5は、データベー
ス4に登録されている加工工程手順情報を取り込むとと
もに加工物Wの全ての加工部位のデータを取り込み、取
り込んだ加工部位のデータを加工工程手順情報が持つ加
工形状のデータと照合し、両者が一致した場合にその加
工部位のデータを加工物Wに対する加工工程手順情報と
して新たにデータベース4に登録し、この照合・登録処
理を加工工程手順情報分だけ繰り返して行うことによ
り、加工工程手順情報を再作成する。引き続き、図10
のフローチャートに示すように加工情報作成手段5は、
データベース4に登録されている加工物Wに対する加工
工程手順情報を取り込み、その加工工程手順情報に含ま
れるパラメータの種別を判断する。そして、パラメータ
が固定値又はオペレータによる入力値であれば、その値
を加工情報パラメータとして出力し、パラメータが加工
部位の形状に依存するものであれば、形状範囲から適切
な値を算出して加工情報パラメータとして出力し、ある
いはパラメータが工具又は材料又は工作機械の何れかに
依存するものであれば、工具、材料又は工作機械に各々
対応するマスタファイル(図示せず)を読み込み、読み
込んだマスタファイルからパラメータに対応する情報
(使用すべき工具や材料あるいは加工に最適な工作機械
などに関する情報)を抽出して加工情報パラメータとし
て出力し、これを加工物Wに対する加工工程手順情報分
だけ繰り返して行うことにより、加工情報パラメータを
作成する。
【0051】さらに、加工情報作成手段5は、図11の
フローチャートに示すように加工物Wの形状を取り込む
とともに加工情報パラメータを取り込み、加工情報パラ
メータの工具形状を用いて、素材を加工物Wの形状に近
づけるための加工量(例えば、直交座標系のz軸に沿っ
た工具の移動量で表す)を算出し、この算出した加工量
を用いて加工物Wの加工工程における形状モデル(3次
元モデル)を作成する。さらに、図12(a)に示す加
工工程手順情報に対して図13に示すような形状モデル
Mが作成された場合、加工情報作成手段5が形状モデル
Mから形状認識を行った結果、角穴加工形状が存在しな
いことが確認されれば、加工工程手順情報の中から角穴
に関する不要な加工情報パラメータを削除した加工工程
手順情報を作成する(図12(b)参照)。このように
して加工情報作成手段5は、図14及び図15に示すよ
うにパラメータの名称と、そのパラメータを決定する条
件とが加工に必要な分だけ並べられた加工情報パラメー
タのファイルを加工形状の標準モデル毎に作成するとと
もに、これらの加工情報パラメータを一つに纏めて加工
物Wに対する全ての加工手順を示す加工情報パラメータ
のファイルを作成してデータベース4に登録する。
フローチャートに示すように加工物Wの形状を取り込む
とともに加工情報パラメータを取り込み、加工情報パラ
メータの工具形状を用いて、素材を加工物Wの形状に近
づけるための加工量(例えば、直交座標系のz軸に沿っ
た工具の移動量で表す)を算出し、この算出した加工量
を用いて加工物Wの加工工程における形状モデル(3次
元モデル)を作成する。さらに、図12(a)に示す加
工工程手順情報に対して図13に示すような形状モデル
Mが作成された場合、加工情報作成手段5が形状モデル
Mから形状認識を行った結果、角穴加工形状が存在しな
いことが確認されれば、加工工程手順情報の中から角穴
に関する不要な加工情報パラメータを削除した加工工程
手順情報を作成する(図12(b)参照)。このように
して加工情報作成手段5は、図14及び図15に示すよ
うにパラメータの名称と、そのパラメータを決定する条
件とが加工に必要な分だけ並べられた加工情報パラメー
タのファイルを加工形状の標準モデル毎に作成するとと
もに、これらの加工情報パラメータを一つに纏めて加工
物Wに対する全ての加工手順を示す加工情報パラメータ
のファイルを作成してデータベース4に登録する。
【0052】また、加工情報作成手段5は作成した工程
手順とその工程での加工情報パラメータをオペレータと
の間で対話的に確認する機能を有する(図1の処理
5)。すなわち、図16のフローチャートに示すように
加工情報作成手段5は加工方法を選出した後に加工情報
を確定し、加工物Wの最終加工形状のz座標の値を算出
し、算出したz値と加工情報により加工形状データを作
成する。そして、この加工形状データに基づいてディス
プレイ装置のような表示手段6の画面に図17(a)〜
(d)に示すように各加工工程における加工物Wの仕掛
品の形状(以下、工程形状という)を段階的に表示し、
オペレータ(操作者)に対して加工物Wの各加工工程に
おける工程形状を立体的に確認させることができる。
手順とその工程での加工情報パラメータをオペレータと
の間で対話的に確認する機能を有する(図1の処理
5)。すなわち、図16のフローチャートに示すように
加工情報作成手段5は加工方法を選出した後に加工情報
を確定し、加工物Wの最終加工形状のz座標の値を算出
し、算出したz値と加工情報により加工形状データを作
成する。そして、この加工形状データに基づいてディス
プレイ装置のような表示手段6の画面に図17(a)〜
(d)に示すように各加工工程における加工物Wの仕掛
品の形状(以下、工程形状という)を段階的に表示し、
オペレータ(操作者)に対して加工物Wの各加工工程に
おける工程形状を立体的に確認させることができる。
【0053】そして、最終的に確認された加工情報(数
値制御データ)は、数値制御データ作成装置から数値制
御工作機械の数値制御コントローラに対してオンライン
又はフロッピー(登録商標)ディスクやテープ等の記録
媒体を介して与えられる。
値制御データ)は、数値制御データ作成装置から数値制
御工作機械の数値制御コントローラに対してオンライン
又はフロッピー(登録商標)ディスクやテープ等の記録
媒体を介して与えられる。
【0054】上述のように本実施形態によれば、加工物
の3次元CADデータを用いて種々の3次元形状を有す
る加工物の数値制御データが迅速且つ容易に作成するこ
とが可能となる。また、加工物の形状を作成する際の制
約が減少し、加工方法等を意識せずに加工物の3次元形
状を作成することができる。
の3次元CADデータを用いて種々の3次元形状を有す
る加工物の数値制御データが迅速且つ容易に作成するこ
とが可能となる。また、加工物の形状を作成する際の制
約が減少し、加工方法等を意識せずに加工物の3次元形
状を作成することができる。
【0055】ところで、加工物Wの形状をグラフで表す
場合、単純に接合関係のみを用いるのでは、加工物Wの
形状を正確に表現することができないことがある。例え
ば、図18に示すように直方体の上面aに四角穴Hを有
する加工物W1と、直方体の上面aから四角柱Pが突出
する加工物W2とが同一のグラフで表されてしまうため
に両者を区別することができない。そこで、各面a〜k
の接合特徴(稜線の表現式、接合する稜線の種類や面と
面のなす角度など)をグラフの辺に属性として付与すれ
ば、上述のような加工物W1,W2の形状を識別して表
すことができる。具体的には、いわゆる山折れの場合に
(+)、谷折れの場合に(−)の符号を接合角度として
面番号リストに属性として付与したり、図19に示すよ
うに輪郭の内外区分(図19(a)を外輪郭、同図
(b)を内輪郭という)を面番号リストに属性として付
与する。したがって、加工物W1は図20のように表現
され、加工物W2は図21のように表現されるから、両
者を容易に識別して加工物W1,W2の形状を正確に表
現することが可能となる。なお、稜線が曲線である場合
の接合角度は平均値を用いればよい。
場合、単純に接合関係のみを用いるのでは、加工物Wの
形状を正確に表現することができないことがある。例え
ば、図18に示すように直方体の上面aに四角穴Hを有
する加工物W1と、直方体の上面aから四角柱Pが突出
する加工物W2とが同一のグラフで表されてしまうため
に両者を区別することができない。そこで、各面a〜k
の接合特徴(稜線の表現式、接合する稜線の種類や面と
面のなす角度など)をグラフの辺に属性として付与すれ
ば、上述のような加工物W1,W2の形状を識別して表
すことができる。具体的には、いわゆる山折れの場合に
(+)、谷折れの場合に(−)の符号を接合角度として
面番号リストに属性として付与したり、図19に示すよ
うに輪郭の内外区分(図19(a)を外輪郭、同図
(b)を内輪郭という)を面番号リストに属性として付
与する。したがって、加工物W1は図20のように表現
され、加工物W2は図21のように表現されるから、両
者を容易に識別して加工物W1,W2の形状を正確に表
現することが可能となる。なお、稜線が曲線である場合
の接合角度は平均値を用いればよい。
【0056】また、図22に示すように直方体の上面a
から四角柱Pが突出する加工物W2と、直方体の上面a
から側面h〜kが傾斜した柱体P’が突出する加工物W
3とで同一のグラフで表されてしまうために両者を区別
することができない。そこで、各面a〜kの面特徴(面
の表現式、面の法線ベクトルや面積など)をグラフの頂
点に属性として付与すれば、上述のような加工物W2,
W3の形状を識別して表すことができる。具体的には、
接合する面とのなす角度が90度の場合に垂直面の属性
(V)、接合する面とのなす角度が90度でない場合に
傾斜面の属性(θ)を面番号に付与する。したがって、
加工物W2は図23のように表現され、加工物W3は図
24のように表現されるから、両者を容易に識別して加
工物W2,W3の形状を正確に表現することが可能とな
る。なお、面a〜kが曲面である場合の法線ベクトルは
平均値を用いればよい。
から四角柱Pが突出する加工物W2と、直方体の上面a
から側面h〜kが傾斜した柱体P’が突出する加工物W
3とで同一のグラフで表されてしまうために両者を区別
することができない。そこで、各面a〜kの面特徴(面
の表現式、面の法線ベクトルや面積など)をグラフの頂
点に属性として付与すれば、上述のような加工物W2,
W3の形状を識別して表すことができる。具体的には、
接合する面とのなす角度が90度の場合に垂直面の属性
(V)、接合する面とのなす角度が90度でない場合に
傾斜面の属性(θ)を面番号に付与する。したがって、
加工物W2は図23のように表現され、加工物W3は図
24のように表現されるから、両者を容易に識別して加
工物W2,W3の形状を正確に表現することが可能とな
る。なお、面a〜kが曲面である場合の法線ベクトルは
平均値を用いればよい。
【0057】(実施形態2)本実施形態は、実施形態1
の処理2において、加工前の素材形状を表す面の表現式
及び面の輪郭の表現式を有する上記素材の面情報を3次
元CADデータから取り込み、素材の面情報より下方に
位置する加工物の面の接合関係情報のみを処理3以降の
処理対象とする点に特徴があり、これ以外の処理や数値
制御データ作成装置の構成については実施形態1と同一
であるから図示並びに説明は省略する。
の処理2において、加工前の素材形状を表す面の表現式
及び面の輪郭の表現式を有する上記素材の面情報を3次
元CADデータから取り込み、素材の面情報より下方に
位置する加工物の面の接合関係情報のみを処理3以降の
処理対象とする点に特徴があり、これ以外の処理や数値
制御データ作成装置の構成については実施形態1と同一
であるから図示並びに説明は省略する。
【0058】本実施形態の特徴となる処理を図25のフ
ローチャート並びに図26を参照して説明する。まず、
CADデータ取込手段1により加工前の素材Gの形状の
面情報と、加工後の加工物Wの形状の面情報とをCAD
装置から読み込む。そして、加工物Wの面(以下、照合
する面)のz座標と加工前の素材Gの形状の面(以下、
照合される面)のz座標とを接合関係情報作成手段2に
て比較し、照合する面のz座標が照合される面のz座標
よりも小さい場合に当該照合する面を、接合関係情報作
成処理の処理対象に設定し、小さくない場合には当該照
合する面を処理対象から除外する。例えば、図26に示
すように加工物Wの面bに複数個の丸孔H1が設けられ
るとともに面dに四角穴H2が設けられている場合、素
材Gの各面b,dのz座標に対して加工物Wの丸孔H1
及び四角穴H2の底面b’,d’のz座標が小さくな
り、これ以外の面a,c等については加工物Wと素材G
とでz座標が等しくなる。よって、上記処理を全ての面
について行えば、加工物Wの形状の中から処理対象、す
なわち素材Gに対して加工が施される加工部位の形状の
みを抽出することができる。
ローチャート並びに図26を参照して説明する。まず、
CADデータ取込手段1により加工前の素材Gの形状の
面情報と、加工後の加工物Wの形状の面情報とをCAD
装置から読み込む。そして、加工物Wの面(以下、照合
する面)のz座標と加工前の素材Gの形状の面(以下、
照合される面)のz座標とを接合関係情報作成手段2に
て比較し、照合する面のz座標が照合される面のz座標
よりも小さい場合に当該照合する面を、接合関係情報作
成処理の処理対象に設定し、小さくない場合には当該照
合する面を処理対象から除外する。例えば、図26に示
すように加工物Wの面bに複数個の丸孔H1が設けられ
るとともに面dに四角穴H2が設けられている場合、素
材Gの各面b,dのz座標に対して加工物Wの丸孔H1
及び四角穴H2の底面b’,d’のz座標が小さくな
り、これ以外の面a,c等については加工物Wと素材G
とでz座標が等しくなる。よって、上記処理を全ての面
について行えば、加工物Wの形状の中から処理対象、す
なわち素材Gに対して加工が施される加工部位の形状の
みを抽出することができる。
【0059】このように予め処理対象を抽出し、抽出し
た処理対象に対して接合関係情報の作成を行うようにす
れば、処理対象を減らして処理を軽減化することがで
き、数値制御データの作成時間が短縮できるという利点
がある。
た処理対象に対して接合関係情報の作成を行うようにす
れば、処理対象を減らして処理を軽減化することがで
き、数値制御データの作成時間が短縮できるという利点
がある。
【0060】(実施形態3)本実施形態は、実施形態1
の処理1にて取り込んだ加工物の形状を表す面が自由曲
面である場合、自由曲面に所定の間隔で一様に発生させ
た点群の法線ベクトルのz成分が所定の範囲内の点群を
纏め、これら点群の境界で自由曲面を分割した部位を処
理2以降の処理対象に加える点に特徴があり、これ以外
の処理や数値制御データ作成装置の構成については実施
形態1と同一であるから図示並びに説明は省略する。
の処理1にて取り込んだ加工物の形状を表す面が自由曲
面である場合、自由曲面に所定の間隔で一様に発生させ
た点群の法線ベクトルのz成分が所定の範囲内の点群を
纏め、これら点群の境界で自由曲面を分割した部位を処
理2以降の処理対象に加える点に特徴があり、これ以外
の処理や数値制御データ作成装置の構成については実施
形態1と同一であるから図示並びに説明は省略する。
【0061】すなわち、図27(a)に示すように加工
物Wの一面aがその面内における法線ベクトルが著しく
異なるような自由曲面である場合、同図(b)に示すよ
うに法線ベクトルの向きが比較的に近い部位a1〜a4
に分割すれば、各部位a1〜a4毎にその傾斜度合いに
応じた適切な加工方法を設定することができる。例え
ば、傾斜度合いが小さい緩斜面の部位a1,a4につい
ては所謂スキャン加工を設定し、傾斜度合いが大きい部
位a2には所謂等高線加工を設定し、傾斜度合いが極め
て小さく平坦面とみなせる部位a3には所謂領域加工を
設定すればよい。
物Wの一面aがその面内における法線ベクトルが著しく
異なるような自由曲面である場合、同図(b)に示すよ
うに法線ベクトルの向きが比較的に近い部位a1〜a4
に分割すれば、各部位a1〜a4毎にその傾斜度合いに
応じた適切な加工方法を設定することができる。例え
ば、傾斜度合いが小さい緩斜面の部位a1,a4につい
ては所謂スキャン加工を設定し、傾斜度合いが大きい部
位a2には所謂等高線加工を設定し、傾斜度合いが極め
て小さく平坦面とみなせる部位a3には所謂領域加工を
設定すればよい。
【0062】次に、本実施形態の特徴となる処理、つま
り上述のように自由曲面を法線ベクトルの向きが比較的
に近い部位に分割する処理について、図28のフローチ
ャート並びに図29を参照して説明する。
り上述のように自由曲面を法線ベクトルの向きが比較的
に近い部位に分割する処理について、図28のフローチ
ャート並びに図29を参照して説明する。
【0063】まず、CADデータ取込手段1により加工
物Wの形状の面情報をCAD装置から取り込む。そし
て、加工物Wの面に自由曲面Fが存在する場合には、接
合関係情報作成手段2にて自由曲面Fに所定の間隔で一
様に点Dを発生させ(図29(a)参照)、さらに各点
Dの法線ベクトルのz成分を求める(図29(b)参
照)。そして、法線ベクトルのz成分が所定の範囲内に
収まる点Dの集まり(点群)を一つに纏め、各点群の境
界に自由曲線(等傾斜線)Lを発生させ(図29(c)
参照)、この自由曲線Lによって自由曲面Fを複数の部
位F1〜F4に分割する(図29(d)参照)。さら
に、接合関係情報作成手段2は分割した部位F1〜F4
の面情報を処理対象(接合関係情報作成処理の対象)に
加えるとともに、元の自由曲面Fを上記処理対象から除
外する。
物Wの形状の面情報をCAD装置から取り込む。そし
て、加工物Wの面に自由曲面Fが存在する場合には、接
合関係情報作成手段2にて自由曲面Fに所定の間隔で一
様に点Dを発生させ(図29(a)参照)、さらに各点
Dの法線ベクトルのz成分を求める(図29(b)参
照)。そして、法線ベクトルのz成分が所定の範囲内に
収まる点Dの集まり(点群)を一つに纏め、各点群の境
界に自由曲線(等傾斜線)Lを発生させ(図29(c)
参照)、この自由曲線Lによって自由曲面Fを複数の部
位F1〜F4に分割する(図29(d)参照)。さら
に、接合関係情報作成手段2は分割した部位F1〜F4
の面情報を処理対象(接合関係情報作成処理の対象)に
加えるとともに、元の自由曲面Fを上記処理対象から除
外する。
【0064】このように加工物Wに自由曲面が含まれて
いる場合、自由曲面を傾斜角度に応じた複数の部位に分
割して各部位毎に接合関係情報の作成を行うようにすれ
ば、自由曲面の傾斜角度に応じた加工情報が容易に作成
できるという利点がある。
いる場合、自由曲面を傾斜角度に応じた複数の部位に分
割して各部位毎に接合関係情報の作成を行うようにすれ
ば、自由曲面の傾斜角度に応じた加工情報が容易に作成
できるという利点がある。
【0065】(実施形態4)本実施形態は、実施形態1
の処理2の前に、加工物の各面の輪郭の表現式を比較
し、同一の表現式を有して隣接する複数の輪郭をグルー
プ化することによって加工物の面情報を作り直す点に特
徴があり、これ以外の処理や数値制御データ作成装置の
構成については実施形態1と同一であるから図示並びに
説明は省略する。
の処理2の前に、加工物の各面の輪郭の表現式を比較
し、同一の表現式を有して隣接する複数の輪郭をグルー
プ化することによって加工物の面情報を作り直す点に特
徴があり、これ以外の処理や数値制御データ作成装置の
構成については実施形態1と同一であるから図示並びに
説明は省略する。
【0066】例えば、図30(a)に示すように加工物
Wの面aの輪郭E1,E2が平行にずれていても、2つ
の輪郭E1,E2のずれが加工物Wの最終形状に影響を
与えるものでなければ、これら2つの輪郭E1,E2を
一つの輪郭として取り扱う方が接合関係情報作成処理に
おける処理対象を減らすことができる。
Wの面aの輪郭E1,E2が平行にずれていても、2つ
の輪郭E1,E2のずれが加工物Wの最終形状に影響を
与えるものでなければ、これら2つの輪郭E1,E2を
一つの輪郭として取り扱う方が接合関係情報作成処理に
おける処理対象を減らすことができる。
【0067】そこで、本実施形態の接合関係情報作成手
段2では、処理2を行う前に図31のフローチャートに
示す処理を行い、照合する面(例えばa)の照合する輪
郭(稜線)E1と照合される輪郭(稜線)E2との表現
式が同一か否かを判断する。つまり、各輪郭E1,E2
の表現式が夫々〔f(t)=x,g(t)=y,e(t)=y〕,〔p(t)=
x,q(t)=y,r(t)=y〕となる場合、両輪郭E1,E2の
表現式の間にはf(t)=p(t+C),g(t)=q(t+C),e(t)=r(t+
C)の関係が成立し(但し、Cは定数)、2つの輪郭E
1,E2の表現式が実質的に同一であるみなせるから、
照合する輪郭E1の終点の座標(x1,y1,z1)を
照合される輪郭E2の終点の座標(x2,y2,z2)
に設定し(図30(b)参照)、照合する輪郭E1に対
して照合される輪郭E2をグループ化する。このとき、
グループ化された輪郭E1の表現式は〔f(t×x1/x2)=
x,g(t×y1/y2)=y,e(t×z1/z2)=y〕となる(図30
(c)参照)。さらに接合関係情報作成手段2は、グル
ープ化した輪郭E1を処理対象に加えるとともに照合さ
れる輪郭E2を処理対象から除外して面aの面情報を作
り直して処理2を実行する。
段2では、処理2を行う前に図31のフローチャートに
示す処理を行い、照合する面(例えばa)の照合する輪
郭(稜線)E1と照合される輪郭(稜線)E2との表現
式が同一か否かを判断する。つまり、各輪郭E1,E2
の表現式が夫々〔f(t)=x,g(t)=y,e(t)=y〕,〔p(t)=
x,q(t)=y,r(t)=y〕となる場合、両輪郭E1,E2の
表現式の間にはf(t)=p(t+C),g(t)=q(t+C),e(t)=r(t+
C)の関係が成立し(但し、Cは定数)、2つの輪郭E
1,E2の表現式が実質的に同一であるみなせるから、
照合する輪郭E1の終点の座標(x1,y1,z1)を
照合される輪郭E2の終点の座標(x2,y2,z2)
に設定し(図30(b)参照)、照合する輪郭E1に対
して照合される輪郭E2をグループ化する。このとき、
グループ化された輪郭E1の表現式は〔f(t×x1/x2)=
x,g(t×y1/y2)=y,e(t×z1/z2)=y〕となる(図30
(c)参照)。さらに接合関係情報作成手段2は、グル
ープ化した輪郭E1を処理対象に加えるとともに照合さ
れる輪郭E2を処理対象から除外して面aの面情報を作
り直して処理2を実行する。
【0068】このように加工物の各面の輪郭の表現式を
比較し、同一の表現式を有して隣接する複数の輪郭をグ
ループ化することによって加工物の面情報を作り直すよ
うにすれば、処理対象を減らして処理を軽減化すること
ができ、数値制御データの作成時間が短縮できるという
利点がある。
比較し、同一の表現式を有して隣接する複数の輪郭をグ
ループ化することによって加工物の面情報を作り直すよ
うにすれば、処理対象を減らして処理を軽減化すること
ができ、数値制御データの作成時間が短縮できるという
利点がある。
【0069】(実施形態5)本実施形態は、実施形態1
の処理2の前に、加工物の各面の表現式を比較し、同一
の表現式を有して隣接する複数の面をグループ化するこ
とによって加工物の面の接合関係情報を作り直す点に特
徴があり、これ以外の処理や数値制御データ作成装置の
構成については実施形態1と同一であるから図示並びに
説明は省略する。
の処理2の前に、加工物の各面の表現式を比較し、同一
の表現式を有して隣接する複数の面をグループ化するこ
とによって加工物の面の接合関係情報を作り直す点に特
徴があり、これ以外の処理や数値制御データ作成装置の
構成については実施形態1と同一であるから図示並びに
説明は省略する。
【0070】例えば、図32(a)に示すように加工物
Wの隣接する2つの面a1,a2の表現式f(x,y,z)、g
(x、y、z)が同一(f(x,y,z)=g(x、y、z))の場合、これら
2つの面a1,a2が接合する輪郭E’を接合関係情報
作成処理の対象から外しても加工物Wの最終形状に影響
を与えることがないから、これら2つの面a1,a2を
一つの面aとして取り扱う方が接合関係情報作成処理に
おける処理対象を減らすことができる。
Wの隣接する2つの面a1,a2の表現式f(x,y,z)、g
(x、y、z)が同一(f(x,y,z)=g(x、y、z))の場合、これら
2つの面a1,a2が接合する輪郭E’を接合関係情報
作成処理の対象から外しても加工物Wの最終形状に影響
を与えることがないから、これら2つの面a1,a2を
一つの面aとして取り扱う方が接合関係情報作成処理に
おける処理対象を減らすことができる。
【0071】そこで、本実施形態の接合関係情報作成手
段2では、処理2を行う前に図33のフローチャートに
示す処理を行い、照合する面と隣接する面(照合される
面)のそれぞれの表現式を抽出し、照合する面と照合さ
れる面の表現式が同一か否かを判断する。例えば、図3
2(a)に示すように、隣接する2つの面a1,a2の
表現式f(x,y,z)、g(x、y、z)が同一(f(x,y,z)=g(x、y、
z))の場合、照合する面a1の輪郭から照合される面a
2と隣接する輪郭E’を削除し、照合する面a1の輪郭
に照合される面a2の面a1と隣接しない輪郭を追加す
ることにより、照合する面a1に対して照合される面a
2をグループ化する(図32(b)参照)。このとき、
グループ化された面a1の表現式はf(x、y、z)となる。さ
らに接合関係情報作成手段2は、グループ化した面a1
を処理対象に加えるとともに照合される面a2を処理対
象から除外し、処理2を実行して接合関係情報を作り直
す。
段2では、処理2を行う前に図33のフローチャートに
示す処理を行い、照合する面と隣接する面(照合される
面)のそれぞれの表現式を抽出し、照合する面と照合さ
れる面の表現式が同一か否かを判断する。例えば、図3
2(a)に示すように、隣接する2つの面a1,a2の
表現式f(x,y,z)、g(x、y、z)が同一(f(x,y,z)=g(x、y、
z))の場合、照合する面a1の輪郭から照合される面a
2と隣接する輪郭E’を削除し、照合する面a1の輪郭
に照合される面a2の面a1と隣接しない輪郭を追加す
ることにより、照合する面a1に対して照合される面a
2をグループ化する(図32(b)参照)。このとき、
グループ化された面a1の表現式はf(x、y、z)となる。さ
らに接合関係情報作成手段2は、グループ化した面a1
を処理対象に加えるとともに照合される面a2を処理対
象から除外し、処理2を実行して接合関係情報を作り直
す。
【0072】このように加工物の各面の表現式を比較
し、同一の表現式を有して隣接する複数の面をグループ
化することによって加工物の接合関係情報を作り直すよ
うにすれば、処理対象を減らして処理を軽減化すること
ができ、数値制御データの作成時間が短縮できるという
利点がある。
し、同一の表現式を有して隣接する複数の面をグループ
化することによって加工物の接合関係情報を作り直すよ
うにすれば、処理対象を減らして処理を軽減化すること
ができ、数値制御データの作成時間が短縮できるという
利点がある。
【0073】(実施形態6)本実施形態は、実施形態5
で説明した面のグループ化において、任意の面を基準面
とし当該基準面と接合関係にある面を比較対象の面とし
て両者の面情報を比較し、同一の表現式を有して隣接す
る場合に上記比較対象面を基準面とグループ化するとと
もに、上記比較対象面を新たに基準面とし、当該基準面
と接合関係にある比較対象面との間で面情報を比較して
グループ化が可能な面を探索する点に特徴があり、これ
以外の処理や数値制御データ作成装置の構成については
実施形態1と同一であるから図示並びに説明は省略す
る。
で説明した面のグループ化において、任意の面を基準面
とし当該基準面と接合関係にある面を比較対象の面とし
て両者の面情報を比較し、同一の表現式を有して隣接す
る場合に上記比較対象面を基準面とグループ化するとと
もに、上記比較対象面を新たに基準面とし、当該基準面
と接合関係にある比較対象面との間で面情報を比較して
グループ化が可能な面を探索する点に特徴があり、これ
以外の処理や数値制御データ作成装置の構成については
実施形態1と同一であるから図示並びに説明は省略す
る。
【0074】而して、本実施形態の接合関係情報作成手
段2では、処理2を行う前に図34のフローチャートに
示す処理を行い、グループ化が可能な面を探索する。例
えば、加工物Wが図35(a)に示すように各面a,
b,…を三角形とする多面体を例に取ると、まず任意の
面(例えば面a)を基準面に選んでその状態(面情報)
を算出し、この基準面aと隣接関係(接合関係)のある
面b,c,dを比較対象面として記憶する(図35
(b)参照)。そして、記憶した一つの比較対象面bの
状態(面情報)を算出して基準面aの面情報と比較し、
両者が一致すれば比較対象面bを基準面aにグループ化
して同一のグループの面とする(図35(c)参照)。
さらに、グループ化した比較対象面bと隣接関係がある
面e,fを比較対象面に追加するとともに、グループ化
した比較対象面bを比較対象面から削除する(図35
(d)参照)。そして、このように基準面a及び基準面
aにグループ化された面bと隣接関係にある面を比較対
象面として基準面aとの面情報の比較を繰り返すことに
より、基準面aとグループ化が可能な面を高速に探索す
ることができる。
段2では、処理2を行う前に図34のフローチャートに
示す処理を行い、グループ化が可能な面を探索する。例
えば、加工物Wが図35(a)に示すように各面a,
b,…を三角形とする多面体を例に取ると、まず任意の
面(例えば面a)を基準面に選んでその状態(面情報)
を算出し、この基準面aと隣接関係(接合関係)のある
面b,c,dを比較対象面として記憶する(図35
(b)参照)。そして、記憶した一つの比較対象面bの
状態(面情報)を算出して基準面aの面情報と比較し、
両者が一致すれば比較対象面bを基準面aにグループ化
して同一のグループの面とする(図35(c)参照)。
さらに、グループ化した比較対象面bと隣接関係がある
面e,fを比較対象面に追加するとともに、グループ化
した比較対象面bを比較対象面から削除する(図35
(d)参照)。そして、このように基準面a及び基準面
aにグループ化された面bと隣接関係にある面を比較対
象面として基準面aとの面情報の比較を繰り返すことに
より、基準面aとグループ化が可能な面を高速に探索す
ることができる。
【0075】(実施形態7)本実施形態は、実施形態1
における処理3の前に、予め登録されている加工情報の
作成に無関係な形状の接合関係情報を、加工物の接合関
係情報から探しだして削除し、加工物の接合関係情報を
作り直す点に特徴があり、これ以外の処理や数値制御デ
ータ作成装置の構成については実施形態1と同一である
から図示並びに説明は省略する。
における処理3の前に、予め登録されている加工情報の
作成に無関係な形状の接合関係情報を、加工物の接合関
係情報から探しだして削除し、加工物の接合関係情報を
作り直す点に特徴があり、これ以外の処理や数値制御デ
ータ作成装置の構成については実施形態1と同一である
から図示並びに説明は省略する。
【0076】例えば、図36に示すような加工物Wにお
いて、数値制御工作機械による加工の対象とならない加
工部位(例えば、微少径の丸孔S)がある場合、このよ
うな加工対象外の部位(丸孔S)を接合関係情報から削
除することで処理3以降の処理対象を減らすことができ
る。
いて、数値制御工作機械による加工の対象とならない加
工部位(例えば、微少径の丸孔S)がある場合、このよ
うな加工対象外の部位(丸孔S)を接合関係情報から削
除することで処理3以降の処理対象を減らすことができ
る。
【0077】而して、本実施形態の接合関係情報作成手
段2では、処理2が終わった後に図37のフローチャー
トに示す処理を行って上記加工対象外の部位を接合関係
情報から削除して加工物Wの接合関係情報を作り直して
いる。図36に示すような加工物Wを例にすると、デー
タベース4には加工対象外の形状(例えば、微少径の丸
孔S)の接合特徴として、内輪郭であること、山折
れであること、半径が所定値以下の円であることの3
つの条件が設定されているとする。接合関係情報作成手
段2は、一つの面(例えば面a)を照合する面としたと
きにデータベース4に登録しているデータテーブルの面
番号リスト(図5参照)を参照して照合する面aと接合
する面b,d,f,g,iについて各面b…との稜線の
特徴(以下、照合する接合特徴)を読み込み、上記加工
対象外の形状の接合特徴(以下、照合される接合特徴)
と比較する。例えば、図36に示すように加工物Wの面
aと丸孔Sの内周面iとの接合特徴が上記照合される接
合特徴に一致する場合には、図38(a)に示すように
照合する接合特徴を持った稜線(面aと面iを接合する
稜線)並びに面i,jを上記データテーブルの面番号リ
ストから除外し、加工対象外の形状が含まれない接合関
係情報を作り直す(同図(b)参照)。
段2では、処理2が終わった後に図37のフローチャー
トに示す処理を行って上記加工対象外の部位を接合関係
情報から削除して加工物Wの接合関係情報を作り直して
いる。図36に示すような加工物Wを例にすると、デー
タベース4には加工対象外の形状(例えば、微少径の丸
孔S)の接合特徴として、内輪郭であること、山折
れであること、半径が所定値以下の円であることの3
つの条件が設定されているとする。接合関係情報作成手
段2は、一つの面(例えば面a)を照合する面としたと
きにデータベース4に登録しているデータテーブルの面
番号リスト(図5参照)を参照して照合する面aと接合
する面b,d,f,g,iについて各面b…との稜線の
特徴(以下、照合する接合特徴)を読み込み、上記加工
対象外の形状の接合特徴(以下、照合される接合特徴)
と比較する。例えば、図36に示すように加工物Wの面
aと丸孔Sの内周面iとの接合特徴が上記照合される接
合特徴に一致する場合には、図38(a)に示すように
照合する接合特徴を持った稜線(面aと面iを接合する
稜線)並びに面i,jを上記データテーブルの面番号リ
ストから除外し、加工対象外の形状が含まれない接合関
係情報を作り直す(同図(b)参照)。
【0078】このように予め登録されている加工情報の
作成に無関係な形状(加工対象外の形状)の接合関係情
報を、加工物の接合関係情報から探しだして削除し、加
工物の接合関係情報を作り直すようにすれば、処理対象
を減らして処理を軽減化することができ、処理3以降の
処理時間が短縮できるという利点がある。
作成に無関係な形状(加工対象外の形状)の接合関係情
報を、加工物の接合関係情報から探しだして削除し、加
工物の接合関係情報を作り直すようにすれば、処理対象
を減らして処理を軽減化することができ、処理3以降の
処理時間が短縮できるという利点がある。
【0079】(実施形態8)本実施形態は、実施形態1
における処理3の前に、接合関係情報に基づいて法線ベ
クトルのz成分が所定の範囲内であり且つ互いに接合関
係にある複数の面をグループ化することで加工物の傾斜
面を定義する点に特徴があり、これ以外の処理や数値制
御データ作成装置の構成については実施形態1と同一で
あるから図示並びに説明は省略する。
における処理3の前に、接合関係情報に基づいて法線ベ
クトルのz成分が所定の範囲内であり且つ互いに接合関
係にある複数の面をグループ化することで加工物の傾斜
面を定義する点に特徴があり、これ以外の処理や数値制
御データ作成装置の構成については実施形態1と同一で
あるから図示並びに説明は省略する。
【0080】例えば、図39(a)に示すような加工物
Wにおいて、底面fに対して傾斜する面が3つの面a,
b,cで構成されている場合には面の接合関係情報が非
常に複雑になってしまう。しかしながら、上記3つの面
a,b,cの傾斜角度が所定の範囲内に収まる程度の差
でしかなければ、同図(b)に示すようにこれら3つの
面a,b,cをグループ化して一つの合成面Aとするこ
とにより、面の接合関係情報を単純化することが可能で
ある。
Wにおいて、底面fに対して傾斜する面が3つの面a,
b,cで構成されている場合には面の接合関係情報が非
常に複雑になってしまう。しかしながら、上記3つの面
a,b,cの傾斜角度が所定の範囲内に収まる程度の差
でしかなければ、同図(b)に示すようにこれら3つの
面a,b,cをグループ化して一つの合成面Aとするこ
とにより、面の接合関係情報を単純化することが可能で
ある。
【0081】而して、本実施形態の接合関係情報作成手
段2では、処理2が終わった後に図40のフローチャー
トに示す処理を行っている。図39に示すような加工物
Wを例にすると、加工物Wの面a〜gの中から法線ベク
トルのz成分が所定範囲内であり且つ隣接している面
(以下、照合する面)a,b,cを抽出して合成面Aを
定義し、図41(a)(b)に示すように合成面Aのメ
ンバーリストと照合する面a,b,cの接合関係情報と
を作成する。そして、データベース4に登録されている
処理前の加工物Wの接合関係情報のデータテーブル(図
41(c)参照)の中に合成面Aの接合関係情報を加え
るとともに、合成面Aのメンバーa,b,cに関する接
合関係情報を除外し、さらに合成面Aのメンバーa,
b,cに接合している面e,f,gが接合する面番号リ
ストに合成面Aを加え、接合する面番号リストから合成
面Aのメンバーa,b,cを除外することにより、合成
面(傾斜面)Aを含む合計5つの面で構成される加工物
Wの接合関係情報が、図39(b)に示すグラフや図4
1(d)に示すように新たなデータテーブルとして作成
される。
段2では、処理2が終わった後に図40のフローチャー
トに示す処理を行っている。図39に示すような加工物
Wを例にすると、加工物Wの面a〜gの中から法線ベク
トルのz成分が所定範囲内であり且つ隣接している面
(以下、照合する面)a,b,cを抽出して合成面Aを
定義し、図41(a)(b)に示すように合成面Aのメ
ンバーリストと照合する面a,b,cの接合関係情報と
を作成する。そして、データベース4に登録されている
処理前の加工物Wの接合関係情報のデータテーブル(図
41(c)参照)の中に合成面Aの接合関係情報を加え
るとともに、合成面Aのメンバーa,b,cに関する接
合関係情報を除外し、さらに合成面Aのメンバーa,
b,cに接合している面e,f,gが接合する面番号リ
ストに合成面Aを加え、接合する面番号リストから合成
面Aのメンバーa,b,cを除外することにより、合成
面(傾斜面)Aを含む合計5つの面で構成される加工物
Wの接合関係情報が、図39(b)に示すグラフや図4
1(d)に示すように新たなデータテーブルとして作成
される。
【0082】このように接合関係情報に基づいて法線ベ
クトルのz成分が所定の範囲内であり且つ互いに接合関
係にある複数の面をグループ化することで加工物の傾斜
面を定義すれば、複雑である接合関係情報を単純に表現
することができるという利点がある。
クトルのz成分が所定の範囲内であり且つ互いに接合関
係にある複数の面をグループ化することで加工物の傾斜
面を定義すれば、複雑である接合関係情報を単純に表現
することができるという利点がある。
【0083】(実施形態9)本実施形態は、実施形態1
における処理3の前に、接合関係情報に基づいて法線ベ
クトルのz成分がゼロであり且つ互いに接合関係にある
複数の面を垂直面としてグループ化し、法線ベクトルの
x成分及びy成分がゼロである水平面と上記グループ化
された複数の垂直面とが谷折れの接合状態である場合に
当該水平面を加工部位として設定する点に特徴があり、
これ以外の処理や数値制御データ作成装置の構成につい
ては実施形態1と同一であるから図示並びに説明は省略
する。
における処理3の前に、接合関係情報に基づいて法線ベ
クトルのz成分がゼロであり且つ互いに接合関係にある
複数の面を垂直面としてグループ化し、法線ベクトルの
x成分及びy成分がゼロである水平面と上記グループ化
された複数の垂直面とが谷折れの接合状態である場合に
当該水平面を加工部位として設定する点に特徴があり、
これ以外の処理や数値制御データ作成装置の構成につい
ては実施形態1と同一であるから図示並びに説明は省略
する。
【0084】例えば、図42(a)に示すように直方体
の上面に5角形の穴H1が設けられた加工物W1と、同
図(b)に示すように直方体の上面に4角形の穴H2が
設けられた加工物W2とでは、夫々穴H1,H2の形状
(以下、領域形状という)毎に接合関係情報が異なるた
め、そのままでは図43に示すような領域形状の標準モ
デルと照合して加工部位に設定することが困難である。
の上面に5角形の穴H1が設けられた加工物W1と、同
図(b)に示すように直方体の上面に4角形の穴H2が
設けられた加工物W2とでは、夫々穴H1,H2の形状
(以下、領域形状という)毎に接合関係情報が異なるた
め、そのままでは図43に示すような領域形状の標準モ
デルと照合して加工部位に設定することが困難である。
【0085】そこで、本実施形態の接合情報作成手段2
では、処理2が終わった後に図44のフローチャートに
示す処理を行うことで5角形や4角形の領域形状を同一
のグラフで表すことができるようにしている。つまり、
実施形態8の手順に従って加工物の面の中から法線ベク
トルのz成分がゼロであり且つ隣接している面(以下、
照合する面)を抽出して合成面(垂直面)を定義し、合
成面のメンバーリストと照合する面a,b,cの接合関
係情報とを作成する。そして、合成面の面のメンバーの
稜線であって、メンバー以外の面と谷折れ90度で接合
する稜線(以下、照合する稜線)を抽出し、全ての照合
する稜線が同一の面に接合しているか否かが判断され、
同一の面に接合していれば照合する垂直面と接合関係に
ある水平面を加工部位として設定する。この結果、上述
のように穴H1,H2の形状が5角形と4角形で異なる
2種類の加工物W1,W2について、図42(c)に示
すように同一のグラフで領域形状を表すことができる。
では、処理2が終わった後に図44のフローチャートに
示す処理を行うことで5角形や4角形の領域形状を同一
のグラフで表すことができるようにしている。つまり、
実施形態8の手順に従って加工物の面の中から法線ベク
トルのz成分がゼロであり且つ隣接している面(以下、
照合する面)を抽出して合成面(垂直面)を定義し、合
成面のメンバーリストと照合する面a,b,cの接合関
係情報とを作成する。そして、合成面の面のメンバーの
稜線であって、メンバー以外の面と谷折れ90度で接合
する稜線(以下、照合する稜線)を抽出し、全ての照合
する稜線が同一の面に接合しているか否かが判断され、
同一の面に接合していれば照合する垂直面と接合関係に
ある水平面を加工部位として設定する。この結果、上述
のように穴H1,H2の形状が5角形と4角形で異なる
2種類の加工物W1,W2について、図42(c)に示
すように同一のグラフで領域形状を表すことができる。
【0086】このように接合関係情報に基づいて法線ベ
クトルのz成分がゼロであり且つ互いに接合関係にある
複数の面を垂直面としてグループ化し、法線ベクトルの
x成分及びy成分がゼロである水平面と上記グループ化
された複数の垂直面とが谷折れの接合状態である場合に
当該水平面を加工部位として設定すれば、複雑である接
合関係情報を単純に表現することができ、領域形状の標
準モデルとの照合が容易に行えるという利点がある。
クトルのz成分がゼロであり且つ互いに接合関係にある
複数の面を垂直面としてグループ化し、法線ベクトルの
x成分及びy成分がゼロである水平面と上記グループ化
された複数の垂直面とが谷折れの接合状態である場合に
当該水平面を加工部位として設定すれば、複雑である接
合関係情報を単純に表現することができ、領域形状の標
準モデルとの照合が容易に行えるという利点がある。
【0087】(実施形態10)本実施形態は、実施形態
8で説明した面のグループ化において、2つの互いに隣
接する傾斜面(合成面)のグループに属する各面が所定
の範囲内の角度で谷折れの接合状態である場合に当該接
合部分の稜線を谷形状として設定する点に特徴があり、
これ以外の処理や数値制御データ作成装置の構成につい
ては実施形態1と同一であるから図示並びに説明は省略
する。
8で説明した面のグループ化において、2つの互いに隣
接する傾斜面(合成面)のグループに属する各面が所定
の範囲内の角度で谷折れの接合状態である場合に当該接
合部分の稜線を谷形状として設定する点に特徴があり、
これ以外の処理や数値制御データ作成装置の構成につい
ては実施形態1と同一であるから図示並びに説明は省略
する。
【0088】例えば、図45(a)に示すような加工物
Wにおいて、6つの面a〜fの傾斜角度が互いに異なっ
ている場合には面の接合関係情報が非常に複雑になって
しまう。しかしながら、実施形態8で説明したように3
つの面a,b,cとd,e,fの傾斜角度が互いに所定
の範囲内に収まる程度の差でしかなければ、同図(b)
に示すようにこれら3つの面a,b,cとd,e,fを
各々グループ化して一つの合成面A1,A2とし、さら
に2つの合成面A1,A2を接合する稜線を一つの谷折
れ形状として設定できれば、面の接合関係情報を一層単
純化することが可能である。
Wにおいて、6つの面a〜fの傾斜角度が互いに異なっ
ている場合には面の接合関係情報が非常に複雑になって
しまう。しかしながら、実施形態8で説明したように3
つの面a,b,cとd,e,fの傾斜角度が互いに所定
の範囲内に収まる程度の差でしかなければ、同図(b)
に示すようにこれら3つの面a,b,cとd,e,fを
各々グループ化して一つの合成面A1,A2とし、さら
に2つの合成面A1,A2を接合する稜線を一つの谷折
れ形状として設定できれば、面の接合関係情報を一層単
純化することが可能である。
【0089】而して、本実施形態の接合関係情報作成手
段2では、処理2が終わった後に図46のフローチャー
トに示す処理を行っている。図45に示すような加工物
Wを例にすると、実施形態8の手順に従って加工物の面
a〜fの中から法線ベクトルのz成分が所定範囲内であ
り且つ隣接している面a,b,c及びd,e,fを抽出
して各々合成面(傾斜面)A1,A2を定義して接合関
係情報を作成する。そして、傾斜面A1,A2のメンバ
ーである面a,b,c及びd,e,fの稜線の内で、メ
ンバー以外の面と所定の範囲内で谷折れの接合関係にあ
る稜線(以下、照合する稜線という)を抽出し、照合す
る稜線の全てが同一の傾斜面A1又はA2に接合してい
るか否かを判断し、接合している場合にこれら照合する
稜線を谷折れの形状として設定する。この結果、図45
(a)に示すように6つの頂点a〜fと9つの辺からな
るグラフで表現されていた加工物Wを、同図(b)に示
すように2つの頂点A1,A2と1つの辺からなるグラ
フで表現することができる。
段2では、処理2が終わった後に図46のフローチャー
トに示す処理を行っている。図45に示すような加工物
Wを例にすると、実施形態8の手順に従って加工物の面
a〜fの中から法線ベクトルのz成分が所定範囲内であ
り且つ隣接している面a,b,c及びd,e,fを抽出
して各々合成面(傾斜面)A1,A2を定義して接合関
係情報を作成する。そして、傾斜面A1,A2のメンバ
ーである面a,b,c及びd,e,fの稜線の内で、メ
ンバー以外の面と所定の範囲内で谷折れの接合関係にあ
る稜線(以下、照合する稜線という)を抽出し、照合す
る稜線の全てが同一の傾斜面A1又はA2に接合してい
るか否かを判断し、接合している場合にこれら照合する
稜線を谷折れの形状として設定する。この結果、図45
(a)に示すように6つの頂点a〜fと9つの辺からな
るグラフで表現されていた加工物Wを、同図(b)に示
すように2つの頂点A1,A2と1つの辺からなるグラ
フで表現することができる。
【0090】このように2つの互いに隣接する傾斜面
(合成面)のグループに属する各面が所定の範囲内の角
度で谷折れの接合状態である場合に当該接合部分の稜線
を谷形状として設定すれば、複雑である接合関係情報を
一層単純に表現することができるという利点がある。
(合成面)のグループに属する各面が所定の範囲内の角
度で谷折れの接合状態である場合に当該接合部分の稜線
を谷形状として設定すれば、複雑である接合関係情報を
一層単純に表現することができるという利点がある。
【0091】(実施形態11)本実施形態は、実施形態
1の処理4において、同一の加工部位が複数有り、各加
工部位に対する加工工程が加工工程手順情報に設定され
ている場合、加工部位の個数分だけ加工工程手順情報を
拡張する点に特徴があり、これ以外の処理や数値制御デ
ータ作成装置の構成については実施形態1と同一である
から図示並びに説明は省略する。
1の処理4において、同一の加工部位が複数有り、各加
工部位に対する加工工程が加工工程手順情報に設定され
ている場合、加工部位の個数分だけ加工工程手順情報を
拡張する点に特徴があり、これ以外の処理や数値制御デ
ータ作成装置の構成については実施形態1と同一である
から図示並びに説明は省略する。
【0092】例えば、図47に示すような形状モデルM
を作成された場合、加工情報作成手段5が形状モデルM
から形状認識を行った結果、丸穴加工形状が複数(図示
例では5つ)存在することを確認すれば、丸穴加工の個
数分だけ加工工程手順情報を拡張するものである。
を作成された場合、加工情報作成手段5が形状モデルM
から形状認識を行った結果、丸穴加工形状が複数(図示
例では5つ)存在することを確認すれば、丸穴加工の個
数分だけ加工工程手順情報を拡張するものである。
【0093】而して、本実施形態の加工情報作成手段5
では、処理4において同一の加工部位が複数ある場合に
は図48のフローチャートに示す処理を行っている。図
47に示すような形状モデルMを例にすると、データベ
ース4に加工工程手順情報が登録されている加工形状
(今の場合には丸穴形状)が存在するか否かを全ての加
工部位について調べ、存在する場合には、図49(a)
に示す元の加工工程手順情報に追加して登録する。その
結果、最終的には同図(b)に示すような丸穴形状の個
数分に応じて拡張された加工工程手順情報が作成される
ことになる。
では、処理4において同一の加工部位が複数ある場合に
は図48のフローチャートに示す処理を行っている。図
47に示すような形状モデルMを例にすると、データベ
ース4に加工工程手順情報が登録されている加工形状
(今の場合には丸穴形状)が存在するか否かを全ての加
工部位について調べ、存在する場合には、図49(a)
に示す元の加工工程手順情報に追加して登録する。その
結果、最終的には同図(b)に示すような丸穴形状の個
数分に応じて拡張された加工工程手順情報が作成される
ことになる。
【0094】このように同一の加工部位が複数有り、各
加工部位に対する加工工程が加工工程手順情報に設定さ
れている場合、加工部位の個数分だけ加工工程手順情報
を拡張すれば、効率の良い加工が実現できるという利点
がある。
加工部位に対する加工工程が加工工程手順情報に設定さ
れている場合、加工部位の個数分だけ加工工程手順情報
を拡張すれば、効率の良い加工が実現できるという利点
がある。
【0095】(実施形態12)本実施形態は、実施形態
1の処理4において、加工工程手順情報に加工部位に対
する加工方法が複数設定されている場合、各加工方法に
おける評価指標同士を比較し、最適な評価指標を有する
加工方法を選択する点に特徴があり、これ以外の処理や
数値制御データ作成装置の構成については実施形態1と
同一であるから図示並びに説明は省略する。
1の処理4において、加工工程手順情報に加工部位に対
する加工方法が複数設定されている場合、各加工方法に
おける評価指標同士を比較し、最適な評価指標を有する
加工方法を選択する点に特徴があり、これ以外の処理や
数値制御データ作成装置の構成については実施形態1と
同一であるから図示並びに説明は省略する。
【0096】而して、本実施形態の加工情報作成手段5
では、処理4において加工工程手順情報に加工部位に対
する加工方法が複数設定されている場合には図50のフ
ローチャートに示す処理を行っている。すなわち、同一
の加工部位に対して互いに異なる加工方法を有する加工
工程手順情報を読み込み、各加工方法毎に比較のための
評価指標(後述する)を算出するとともに、算出した評
価指標を比較して最適な加工方法を選出する。このよう
な処理を全ての加工部位について行った後、全加工方法
を決定し、その加工方法を含む加工工程手順情報を出力
する。
では、処理4において加工工程手順情報に加工部位に対
する加工方法が複数設定されている場合には図50のフ
ローチャートに示す処理を行っている。すなわち、同一
の加工部位に対して互いに異なる加工方法を有する加工
工程手順情報を読み込み、各加工方法毎に比較のための
評価指標(後述する)を算出するとともに、算出した評
価指標を比較して最適な加工方法を選出する。このよう
な処理を全ての加工部位について行った後、全加工方法
を決定し、その加工方法を含む加工工程手順情報を出力
する。
【0097】ここで、本実施形態においては最適な加工
方法を選出するための評価指標として加工に要する時間
(加工時間)を採用しており、加工情報作成手段5では
加工部位の範囲並びに加工情報パラメータを用いて、図
51のフローチャートに示す処理を実行することで加工
時間を擬似的に算出している。例えば、図52に示すよ
うにハッチング部分を残してそれ以外の白抜き部分を加
工部位(除去する部位)とする場合を例にすると、図5
2(a)に示すように処理対象の面に等間隔で一様に点
を発生させ、ある点を中心として工具径に等しい円Sを
描いたときにその円Sが非加工部位(ハッチング部分)
に交わらない場合に中心とした点を加工可能な点(加工
点)と定義し、図52(b)に示すように円Sが非加工
部位に交わる場合には中心とした点を加工不可能な点と
定義し、処理対象の面に含まれる加工点の個数を数え
る。そして、加工点の個数に点の間隔の2乗を乗算する
ことによって擬似的に加工面積(図52における白抜き
部分の面積)を算出する。
方法を選出するための評価指標として加工に要する時間
(加工時間)を採用しており、加工情報作成手段5では
加工部位の範囲並びに加工情報パラメータを用いて、図
51のフローチャートに示す処理を実行することで加工
時間を擬似的に算出している。例えば、図52に示すよ
うにハッチング部分を残してそれ以外の白抜き部分を加
工部位(除去する部位)とする場合を例にすると、図5
2(a)に示すように処理対象の面に等間隔で一様に点
を発生させ、ある点を中心として工具径に等しい円Sを
描いたときにその円Sが非加工部位(ハッチング部分)
に交わらない場合に中心とした点を加工可能な点(加工
点)と定義し、図52(b)に示すように円Sが非加工
部位に交わる場合には中心とした点を加工不可能な点と
定義し、処理対象の面に含まれる加工点の個数を数え
る。そして、加工点の個数に点の間隔の2乗を乗算する
ことによって擬似的に加工面積(図52における白抜き
部分の面積)を算出する。
【0098】次に、算出した加工面積より工具による加
工距離を算出する。すなわち、図53に示すように加工
する領域(加工領域)を正方形と考え、加工面積の平方
根に2分の1を乗算することで上記加工領域の中心から
各辺までの距離Sを求め、この距離Sと工具による領域
操作のピッチEとから下式を用いて走査回数nを算出す
る。
工距離を算出する。すなわち、図53に示すように加工
する領域(加工領域)を正方形と考え、加工面積の平方
根に2分の1を乗算することで上記加工領域の中心から
各辺までの距離Sを求め、この距離Sと工具による領域
操作のピッチEとから下式を用いて走査回数nを算出す
る。
【0099】n=(E−S)/S+1 さらに、走査回数nから下式を用いて加工距離Tを算出
する。
する。
【0100】T=4n×(S+E) そして、加工距離Tを加工速度で除算することにより加
工時間が算出できる。
工時間が算出できる。
【0101】上述のようにして求めた加工時間を比較
し、加工時間が最も短くなる加工方法を選出するのであ
る。
し、加工時間が最も短くなる加工方法を選出するのであ
る。
【0102】このように加工工程手順情報に加工部位に
対する加工方法が複数設定されている場合、各加工方法
における評価指標同士を比較し、最適な評価指標を有す
る加工方法を選択すれば、効率の良い加工が実現できる
という利点がある。
対する加工方法が複数設定されている場合、各加工方法
における評価指標同士を比較し、最適な評価指標を有す
る加工方法を選択すれば、効率の良い加工が実現できる
という利点がある。
【0103】(実施形態13)本実施形態は、実施形態
12における最適な加工方法を選出するための評価指標
として加工費用を採用した点に特徴があり、これ以外の
処理や数値制御データ作成装置の構成については実施形
態1並びに実施形態12と同一であるから図示並びに説
明は省略する。
12における最適な加工方法を選出するための評価指標
として加工費用を採用した点に特徴があり、これ以外の
処理や数値制御データ作成装置の構成については実施形
態1並びに実施形態12と同一であるから図示並びに説
明は省略する。
【0104】而して、本実施形態における加工情報作成
手段5では、加工部位の範囲並びに加工情報パラメータ
を用いて、図54のフローチャートに示す処理を実行す
ることで加工費用を擬似的に算出している。具体的に
は、実施形態12と同一の手順で算出した加工時間から
下式によって加工費用を算出する。但し、”int”は
括弧内の数値の整数分のみを取り出す演算子を表してい
る。
手段5では、加工部位の範囲並びに加工情報パラメータ
を用いて、図54のフローチャートに示す処理を実行す
ることで加工費用を擬似的に算出している。具体的に
は、実施形態12と同一の手順で算出した加工時間から
下式によって加工費用を算出する。但し、”int”は
括弧内の数値の整数分のみを取り出す演算子を表してい
る。
【0105】 加工費用=int(加工時間+0.9999)×工数単価 上述のようにして求めた加工費用を比較し、加工費用が
最も安価になる加工方法を選出するのである。
最も安価になる加工方法を選出するのである。
【0106】(実施形態14)本実施形態は、実施形態
12における最適な加工方法を選出するための評価指標
として工具費用を採用した点に特徴があり、これ以外の
処理や数値制御データ作成装置の構成については実施形
態1並びに実施形態12と同一であるから図示並びに説
明は省略する。
12における最適な加工方法を選出するための評価指標
として工具費用を採用した点に特徴があり、これ以外の
処理や数値制御データ作成装置の構成については実施形
態1並びに実施形態12と同一であるから図示並びに説
明は省略する。
【0107】而して、本実施形態における加工情報作成
手段5では、加工部位の範囲並びに加工情報パラメータ
を用いて、図55のフローチャートに示す処理を実行す
ることで工具費用を擬似的に算出している。具体的に
は、実施形態12と同一の手順で算出した加工距離Tか
ら下式によって工具費用を算出する。但し、”int”
は括弧内の数値の整数分のみを取り出す演算子を表して
いる。
手段5では、加工部位の範囲並びに加工情報パラメータ
を用いて、図55のフローチャートに示す処理を実行す
ることで工具費用を擬似的に算出している。具体的に
は、実施形態12と同一の手順で算出した加工距離Tか
ら下式によって工具費用を算出する。但し、”int”
は括弧内の数値の整数分のみを取り出す演算子を表して
いる。
【0108】工具費用=int(加工距離T/工具寿命
+0.9999)×工具単価 上述のようにして求めた工具費用を比較し、工具費用が
最も安価になる加工方法を選出するのである。
+0.9999)×工具単価 上述のようにして求めた工具費用を比較し、工具費用が
最も安価になる加工方法を選出するのである。
【0109】(実施形態15)本実施形態は、実施形態
12における最適な加工方法を選出するための評価指標
として工具負荷を採用した点に特徴があり、これ以外の
処理や数値制御データ作成装置の構成については実施形
態1並びに実施形態12と同一であるから図示並びに説
明は省略する。
12における最適な加工方法を選出するための評価指標
として工具負荷を採用した点に特徴があり、これ以外の
処理や数値制御データ作成装置の構成については実施形
態1並びに実施形態12と同一であるから図示並びに説
明は省略する。
【0110】而して、本実施形態における加工情報作成
手段5では、加工部位の範囲並びに加工情報パラメータ
を用いて、図56のフローチャートに示す処理を実行す
ることで工具負荷を擬似的に算出している。例えば、図
57に示すように未加工時の加工物Wに対し加工部位
(白抜き部分)を除去して最終的な加工後の形状(ハッ
チング部分)とする場合を例にすると、加工物Wの底面
から未加工時の加工点kまでの高さ(直交座標系におけ
るz座標)hを抽出するとともに、加工後の加工点k’
までの高さ(直交座標系におけるz座標)h’を抽出
し、両者の差Δh(=h−h’)を算出して記憶する。
そして、記憶している値よりも算出した値の方が大きけ
れば大きい方の値と入れ替え、このような処理を全ての
加工点k,k’について行うことにより上記差Δhの最
大値Δhmaxを求める。それから、求めた最大値Δhmax
を用いて下式により工具負荷を算出する。但し、工具負
荷係数並びに材料負荷係数は加工に用いる工具の種類や
加工物Wの素材によって決まる値である。
手段5では、加工部位の範囲並びに加工情報パラメータ
を用いて、図56のフローチャートに示す処理を実行す
ることで工具負荷を擬似的に算出している。例えば、図
57に示すように未加工時の加工物Wに対し加工部位
(白抜き部分)を除去して最終的な加工後の形状(ハッ
チング部分)とする場合を例にすると、加工物Wの底面
から未加工時の加工点kまでの高さ(直交座標系におけ
るz座標)hを抽出するとともに、加工後の加工点k’
までの高さ(直交座標系におけるz座標)h’を抽出
し、両者の差Δh(=h−h’)を算出して記憶する。
そして、記憶している値よりも算出した値の方が大きけ
れば大きい方の値と入れ替え、このような処理を全ての
加工点k,k’について行うことにより上記差Δhの最
大値Δhmaxを求める。それから、求めた最大値Δhmax
を用いて下式により工具負荷を算出する。但し、工具負
荷係数並びに材料負荷係数は加工に用いる工具の種類や
加工物Wの素材によって決まる値である。
【0111】 工具負荷=Δhmax×工具負荷係数×材料負荷係数 上述のようにして求めた工具負荷を比較し、工具負荷が
最も小さくなる加工方法を選出するのである。
最も小さくなる加工方法を選出するのである。
【0112】(実施形態16)ところで、これまでに説
明した加工工程に用いられる工具として、図60に示す
ような切削加工用の工具(エンドミル)10がある。こ
の工具10は刃11の先端部分を曲面形状としたボール
エンドミルであって、刃11の基部に円筒状のシャンク
12が設けられており、図61(a)に示すように工作
機械のチャック20、21にシャンク12が狭持されて
固定される。なお、図61(b)に示すように刃11と
シャンク12との間に刃11よりも径の小さい逃がし部
13を設けた工具10’もある。ここで、実際に加工部
位を切削する刃11の径に比較してシャンク12やチャ
ック20,21の径の方が大きいため、図62(a)に
示すようにチャック20等が加工物Wに干渉して加工が
できない場合がある。
明した加工工程に用いられる工具として、図60に示す
ような切削加工用の工具(エンドミル)10がある。こ
の工具10は刃11の先端部分を曲面形状としたボール
エンドミルであって、刃11の基部に円筒状のシャンク
12が設けられており、図61(a)に示すように工作
機械のチャック20、21にシャンク12が狭持されて
固定される。なお、図61(b)に示すように刃11と
シャンク12との間に刃11よりも径の小さい逃がし部
13を設けた工具10’もある。ここで、実際に加工部
位を切削する刃11の径に比較してシャンク12やチャ
ック20,21の径の方が大きいため、図62(a)に
示すようにチャック20等が加工物Wに干渉して加工が
できない場合がある。
【0113】そこで本実施形態は、実施形態1の処理4
において、加工工程毎に加工に用いる工具と加工工程に
おける形状との干渉具合を解析し、解析結果に基づいて
工具と加工工程における形状との干渉を回避する点、具
体的には、同じ加工に用いる工具を複数種類用意し、上
記解析結果に基づいて加工工程における形状と干渉しな
い工具を選出する点に特徴があり、これ以外の処理や数
値制御データ作成装置の構成については実施形態1と同
一であるから図示並びに説明は省略する。
において、加工工程毎に加工に用いる工具と加工工程に
おける形状との干渉具合を解析し、解析結果に基づいて
工具と加工工程における形状との干渉を回避する点、具
体的には、同じ加工に用いる工具を複数種類用意し、上
記解析結果に基づいて加工工程における形状と干渉しな
い工具を選出する点に特徴があり、これ以外の処理や数
値制御データ作成装置の構成については実施形態1と同
一であるから図示並びに説明は省略する。
【0114】而して、本実施形態の加工情報作成手段5
では、処理4において各加工工程毎に図58のフローチ
ャートに示す処理を行っている。
では、処理4において各加工工程毎に図58のフローチ
ャートに示す処理を行っている。
【0115】まず、既に作成した加工工程における形状
(=工程形状)を取り込むとともに、データベース4に
登録されている加工情報パラメータ(刃数、径、刃11
の長さ(刃長)、シャンク12の長さ(シャンク長)、
チャック20,21の径等)から作成される工具の形状
(以下、「工具形状」と略す)を取り込む。
(=工程形状)を取り込むとともに、データベース4に
登録されている加工情報パラメータ(刃数、径、刃11
の長さ(刃長)、シャンク12の長さ(シャンク長)、
チャック20,21の径等)から作成される工具の形状
(以下、「工具形状」と略す)を取り込む。
【0116】次に、図59(a)に示すように取り込ん
だ工程形状(例えば、自由曲面を有する形状)Fに対し
て、3次元直交座標系のXY平面上に等間隔で格子状に
発生させた点Kの集まり(点群)を投影する。そして、
図59(b)に示すように点群の任意の1点K1に工具
の中心を配置して先程取り込んだ工具形状(例えば、点
Kを中心としシャンク径に等しい直径を有する円)Jを
発生させ、工具形状Jと非加工部位(図59(b)にお
けるハッチング部分)における点Kn(n=2,3,
…)との干渉状態、つまり、非加工部位にあり且つ工程
形状Jの円内に存在する点Knの有無及び個数等を解析
し、干渉位置、干渉量並びに干渉部からなる干渉情報を
作成して記憶する。例えば、図59(b)及び(c)で
は白抜きの丸印で示した点Knの内で上記条件を満たす
点Kmを黒丸で示している。なお、上記処理を繰り返す
ことで全ての点Knについて干渉情報を作成して記憶す
る。
だ工程形状(例えば、自由曲面を有する形状)Fに対し
て、3次元直交座標系のXY平面上に等間隔で格子状に
発生させた点Kの集まり(点群)を投影する。そして、
図59(b)に示すように点群の任意の1点K1に工具
の中心を配置して先程取り込んだ工具形状(例えば、点
Kを中心としシャンク径に等しい直径を有する円)Jを
発生させ、工具形状Jと非加工部位(図59(b)にお
けるハッチング部分)における点Kn(n=2,3,
…)との干渉状態、つまり、非加工部位にあり且つ工程
形状Jの円内に存在する点Knの有無及び個数等を解析
し、干渉位置、干渉量並びに干渉部からなる干渉情報を
作成して記憶する。例えば、図59(b)及び(c)で
は白抜きの丸印で示した点Knの内で上記条件を満たす
点Kmを黒丸で示している。なお、上記処理を繰り返す
ことで全ての点Knについて干渉情報を作成して記憶す
る。
【0117】次に、上述のようにして作成した干渉情報
に基づいて干渉の有無を判断し、干渉が無い場合には干
渉を回避する対策が不要であるから、そのまま次の処理
に移行する。一方、干渉がある場合には干渉を回避する
対策が必要となるので、本実施形態においては干渉しな
い工具に変更する。例えば、図59(c)に示すように
工具10のシャンク12が非加工部位と干渉しているの
であれば、データベース4に登録されている加工情報パ
ラメータに基づいて上記工具10よりも刃長の長い工具
を選出する(図62(b)参照)。そして、新たに選出
された工具の加工情報パラメータを用いて次の処理に移
行するのである。
に基づいて干渉の有無を判断し、干渉が無い場合には干
渉を回避する対策が不要であるから、そのまま次の処理
に移行する。一方、干渉がある場合には干渉を回避する
対策が必要となるので、本実施形態においては干渉しな
い工具に変更する。例えば、図59(c)に示すように
工具10のシャンク12が非加工部位と干渉しているの
であれば、データベース4に登録されている加工情報パ
ラメータに基づいて上記工具10よりも刃長の長い工具
を選出する(図62(b)参照)。そして、新たに選出
された工具の加工情報パラメータを用いて次の処理に移
行するのである。
【0118】上述のように加工工程毎に加工に用いる工
具と加工工程における形状との干渉具合を解析し、解析
結果に基づいて工具と加工工程における形状との干渉を
回避する対策、例えば、同じ加工に用いる工具を複数種
類用意し、上記解析結果に基づいて加工工程における形
状と干渉しない工具を選出するというような対策を行う
ことにより、工具と加工工程における形状との干渉を回
避することで効率のよい加工が実現できるという利点が
ある。
具と加工工程における形状との干渉具合を解析し、解析
結果に基づいて工具と加工工程における形状との干渉を
回避する対策、例えば、同じ加工に用いる工具を複数種
類用意し、上記解析結果に基づいて加工工程における形
状と干渉しない工具を選出するというような対策を行う
ことにより、工具と加工工程における形状との干渉を回
避することで効率のよい加工が実現できるという利点が
ある。
【0119】(実施形態17)本実施形態は、実施形態
16における干渉しない工具の選出手順を示しており、
複数種類の工具の情報を予めデータベース4に登録して
おき、データベース4から順次読み出した各工具の情報
を用いて工程形状との干渉を検証し、その検証結果に基
づいて干渉しない工具を選出する点に特徴がある。な
お、これ以外の処理や数値制御データ作成装置の構成に
ついては実施形態1並びに実施形態16と同一であるか
ら図示並びに説明は省略する。
16における干渉しない工具の選出手順を示しており、
複数種類の工具の情報を予めデータベース4に登録して
おき、データベース4から順次読み出した各工具の情報
を用いて工程形状との干渉を検証し、その検証結果に基
づいて干渉しない工具を選出する点に特徴がある。な
お、これ以外の処理や数値制御データ作成装置の構成に
ついては実施形態1並びに実施形態16と同一であるか
ら図示並びに説明は省略する。
【0120】而して、本実施形態の加工情報作成手段5
では、処理4において各加工工程毎に図63のフローチ
ャートに示す処理を行っている。すなわち、実施形態1
6と同様に、工程形状並びに工具形状を取り込み、工具
形状に発生させた全ての点について作成した干渉情報に
基づいて干渉の有無を判断し、干渉が無い場合には、そ
のまま次の処理に移行する。
では、処理4において各加工工程毎に図63のフローチ
ャートに示す処理を行っている。すなわち、実施形態1
6と同様に、工程形状並びに工具形状を取り込み、工具
形状に発生させた全ての点について作成した干渉情報に
基づいて干渉の有無を判断し、干渉が無い場合には、そ
のまま次の処理に移行する。
【0121】一方、干渉がある場合、例えば、工作機械
のチャック20又は21が非加工部位と干渉しているの
であれば、データベース4に登録されている工具の情報
を参照して現在の工具よりもシャンク長の長い工具を選
出する。さらに、新たに選出された工具の加工情報パラ
メータを用いて再度工具形状を作成し、この工具形状に
発生させた点群について作成した干渉情報に基づいて干
渉の有無を判断する。而して、図64に示すように干渉
の生じない工具10が選出されるまで上記処理を繰り返
し、干渉しない工具が選出されればその工具の加工情報
パラメータを用いて次の処理に移行するのである。
のチャック20又は21が非加工部位と干渉しているの
であれば、データベース4に登録されている工具の情報
を参照して現在の工具よりもシャンク長の長い工具を選
出する。さらに、新たに選出された工具の加工情報パラ
メータを用いて再度工具形状を作成し、この工具形状に
発生させた点群について作成した干渉情報に基づいて干
渉の有無を判断する。而して、図64に示すように干渉
の生じない工具10が選出されるまで上記処理を繰り返
し、干渉しない工具が選出されればその工具の加工情報
パラメータを用いて次の処理に移行するのである。
【0122】(実施形態18)本実施形態は、実施形態
16における干渉しない工具の選出手順を示しており、
工具と加工工程における形状との干渉量を導出し、導出
した干渉量に応じて数値制御工作機械に対する工具の取
付長を調整する点に特徴がある。なお、これ以外の処理
や数値制御データ作成装置の構成については実施形態1
並びに実施形態16と同一であるから図示並びに説明は
省略する。
16における干渉しない工具の選出手順を示しており、
工具と加工工程における形状との干渉量を導出し、導出
した干渉量に応じて数値制御工作機械に対する工具の取
付長を調整する点に特徴がある。なお、これ以外の処理
や数値制御データ作成装置の構成については実施形態1
並びに実施形態16と同一であるから図示並びに説明は
省略する。
【0123】而して、本実施形態の加工情報作成手段5
では、処理4において各加工工程毎に図65のフローチ
ャートに示す処理を行っている。すなわち、実施形態1
6と同様に、工程形状並びに工具形状を取り込み、工具
形状に発生させた全ての点について作成した干渉情報に
基づいて干渉の有無を判断し、干渉が無い場合には、そ
のまま次の処理に移行する。
では、処理4において各加工工程毎に図65のフローチ
ャートに示す処理を行っている。すなわち、実施形態1
6と同様に、工程形状並びに工具形状を取り込み、工具
形状に発生させた全ての点について作成した干渉情報に
基づいて干渉の有無を判断し、干渉が無い場合には、そ
のまま次の処理に移行する。
【0124】一方、干渉がある場合、例えば、工作機械
のチャック20又は21が非加工部位と干渉しているの
であれば、干渉情報から干渉量の最大値(以下、「最大
干渉量」と呼ぶ)を算出し、この最大干渉量に基づき、
データベース4に登録されている工具の情報を参照して
現在の工具よりも取付長(刃長+シャンク長)の長い工
具を選出し、新たに選出された工具の加工情報パラメー
タを用いて次の処理に移行するのである。
のチャック20又は21が非加工部位と干渉しているの
であれば、干渉情報から干渉量の最大値(以下、「最大
干渉量」と呼ぶ)を算出し、この最大干渉量に基づき、
データベース4に登録されている工具の情報を参照して
現在の工具よりも取付長(刃長+シャンク長)の長い工
具を選出し、新たに選出された工具の加工情報パラメー
タを用いて次の処理に移行するのである。
【0125】(実施形態19)本実施形態は、実施形態
18における干渉しない工具の選出手順を示しており、
複数種類の工具の情報を予めデータベース4に登録して
おき、複数種類の中から任意の一の工具を仮の使用工具
に選ぶとともに当該仮の使用工具と加工工程における形
状との干渉量を導出し、データベース4に登録された各
工具の情報に基づいて、上記干渉量を仮の使用工具の外
形寸法に付加したよりも小さくない外形寸法を有する工
具を選出する点に特徴がある。なお、これ以外の処理や
数値制御データ作成装置の構成については実施形態1並
びに実施形態18と同一であるから図示並びに説明は省
略する。
18における干渉しない工具の選出手順を示しており、
複数種類の工具の情報を予めデータベース4に登録して
おき、複数種類の中から任意の一の工具を仮の使用工具
に選ぶとともに当該仮の使用工具と加工工程における形
状との干渉量を導出し、データベース4に登録された各
工具の情報に基づいて、上記干渉量を仮の使用工具の外
形寸法に付加したよりも小さくない外形寸法を有する工
具を選出する点に特徴がある。なお、これ以外の処理や
数値制御データ作成装置の構成については実施形態1並
びに実施形態18と同一であるから図示並びに説明は省
略する。
【0126】而して、本実施形態の加工情報作成手段5
では、処理4において各加工工程毎に図66のフローチ
ャートに示す処理を行っている。すなわち、複数種類の
中から任意の一の工具を仮の使用工具に選び、実施形態
16,18と同様に工程形状並びに工具形状(仮の使用
工具の形状)を取り込み、工具形状に発生させた全ての
点について作成した干渉情報に基づいて干渉の有無を判
断し、干渉が無い場合には、そのまま次の処理に移行す
る。
では、処理4において各加工工程毎に図66のフローチ
ャートに示す処理を行っている。すなわち、複数種類の
中から任意の一の工具を仮の使用工具に選び、実施形態
16,18と同様に工程形状並びに工具形状(仮の使用
工具の形状)を取り込み、工具形状に発生させた全ての
点について作成した干渉情報に基づいて干渉の有無を判
断し、干渉が無い場合には、そのまま次の処理に移行す
る。
【0127】一方、干渉がある場合、例えば、工作機械
のチャック20又は21が非加工部位と干渉しているの
であれば、干渉情報から干渉量の最大値(以下、「最大
干渉量」と呼ぶ)を算出するとともに仮の使用工具の取
付長に最大干渉量を付加したよりも小さくない新たな取
付長を算出し、データベース4に登録されている工具の
情報を参照して上記新たな取付長を有する工具を選出す
る。そして、新たに選出された工具の加工情報パラメー
タを用いて次の処理に移行するのである。
のチャック20又は21が非加工部位と干渉しているの
であれば、干渉情報から干渉量の最大値(以下、「最大
干渉量」と呼ぶ)を算出するとともに仮の使用工具の取
付長に最大干渉量を付加したよりも小さくない新たな取
付長を算出し、データベース4に登録されている工具の
情報を参照して上記新たな取付長を有する工具を選出す
る。そして、新たに選出された工具の加工情報パラメー
タを用いて次の処理に移行するのである。
【0128】(実施形態20)本実施形態は、実施形態
18における干渉しない工具の選出手順を示しており、
複数種類の中から任意の一の工具を仮の使用工具に選ぶ
とともに当該仮の使用工具と加工工程における形状との
干渉量を導出し、干渉量を仮の使用工具の外形寸法に付
加することで数値制御工作機械に対する工具の取付長を
算出する点に特徴がある。なお、これ以外の処理や数値
制御データ作成装置の構成については実施形態1並びに
実施形態18と同一であるから図示並びに説明は省略す
る。
18における干渉しない工具の選出手順を示しており、
複数種類の中から任意の一の工具を仮の使用工具に選ぶ
とともに当該仮の使用工具と加工工程における形状との
干渉量を導出し、干渉量を仮の使用工具の外形寸法に付
加することで数値制御工作機械に対する工具の取付長を
算出する点に特徴がある。なお、これ以外の処理や数値
制御データ作成装置の構成については実施形態1並びに
実施形態18と同一であるから図示並びに説明は省略す
る。
【0129】而して、本実施形態の加工情報作成手段5
では、処理4において各加工工程毎に図67のフローチ
ャートに示す処理を行っている。すなわち、複数種類の
中から任意の一の工具を仮の使用工具に選び、実施形態
16,19と同様に工程形状並びに仮の使用工具)を取
り込み、工具形状に発生させた全ての点について作成し
た干渉情報に基づいて干渉の有無を判断し、干渉が無い
場合には、そのまま次の処理に移行する。
では、処理4において各加工工程毎に図67のフローチ
ャートに示す処理を行っている。すなわち、複数種類の
中から任意の一の工具を仮の使用工具に選び、実施形態
16,19と同様に工程形状並びに仮の使用工具)を取
り込み、工具形状に発生させた全ての点について作成し
た干渉情報に基づいて干渉の有無を判断し、干渉が無い
場合には、そのまま次の処理に移行する。
【0130】一方、干渉がある場合、例えば、工作機械
のチャック20又は21が非加工部位と干渉しているの
であれば、干渉情報から最大干渉量を算出するととも
に、仮の使用工具の現在の取付長に最大干渉量並びに余
裕値を加算した新たな取付長を算出し、さらに、新たな
取付長から仮の使用工具の刃長を減算することでシャン
ク長を算出する。そして、データベース4に登録されて
いる工具の情報を参照して、上記シャンク長よりも小さ
くないシャンク長を有する工具を選出し、新たに選出さ
れた工具の加工情報パラメータを用いて次の処理に移行
するのである。
のチャック20又は21が非加工部位と干渉しているの
であれば、干渉情報から最大干渉量を算出するととも
に、仮の使用工具の現在の取付長に最大干渉量並びに余
裕値を加算した新たな取付長を算出し、さらに、新たな
取付長から仮の使用工具の刃長を減算することでシャン
ク長を算出する。そして、データベース4に登録されて
いる工具の情報を参照して、上記シャンク長よりも小さ
くないシャンク長を有する工具を選出し、新たに選出さ
れた工具の加工情報パラメータを用いて次の処理に移行
するのである。
【0131】(実施形態21)本実施形態は、実施形態
16における干渉しない工具の選出手順を示しており、
工具と加工工程における形状との干渉部位を導出し、導
出した干渉部位に応じて数値制御工作機械に対する工具
の取付部分の径を調整する点に特徴がある。なお、これ
以外の処理や数値制御データ作成装置の構成については
実施形態1並びに実施形態16と同一であるから図示並
びに説明は省略する。
16における干渉しない工具の選出手順を示しており、
工具と加工工程における形状との干渉部位を導出し、導
出した干渉部位に応じて数値制御工作機械に対する工具
の取付部分の径を調整する点に特徴がある。なお、これ
以外の処理や数値制御データ作成装置の構成については
実施形態1並びに実施形態16と同一であるから図示並
びに説明は省略する。
【0132】而して、本実施形態の加工情報作成手段5
では、処理4において各加工工程毎に図68のフローチ
ャートに示す処理を行っている。すなわち、実施形態1
6と同様に、工程形状並びに工具形状を取り込み、工具
形状に発生させた全ての点について作成した干渉情報に
基づいて干渉の有無を判断し、干渉が無い場合には、そ
のまま次の処理に移行する。
では、処理4において各加工工程毎に図68のフローチ
ャートに示す処理を行っている。すなわち、実施形態1
6と同様に、工程形状並びに工具形状を取り込み、工具
形状に発生させた全ての点について作成した干渉情報に
基づいて干渉の有無を判断し、干渉が無い場合には、そ
のまま次の処理に移行する。
【0133】一方、干渉がある場合、例えば、工具10
のシャンク12が非加工部位と干渉しているのであれ
ば、干渉情報から干渉部位を確認するとともに干渉部位
の最大干渉量を算出し、この最大干渉量に基づいて干渉
しないシャンク径を有する工具(現在の工具よりもシャ
ンク径の細い工具)を選出し、新たに選出された工具の
加工情報パラメータを用いて次の処理に移行するのであ
る。
のシャンク12が非加工部位と干渉しているのであれ
ば、干渉情報から干渉部位を確認するとともに干渉部位
の最大干渉量を算出し、この最大干渉量に基づいて干渉
しないシャンク径を有する工具(現在の工具よりもシャ
ンク径の細い工具)を選出し、新たに選出された工具の
加工情報パラメータを用いて次の処理に移行するのであ
る。
【0134】(実施形態22)本実施形態は、実施形態
21における干渉しない工具の選出手順を示しており、
複数種類の工具の情報を予めデータベース4に登録して
おき、複数種類の中から任意の一の工具を仮の使用工具
に選ぶとともに当該仮の使用工具と加工工程における形
状との干渉部位を導出し、干渉部位の情報とデータベー
ス4に登録された各工具の情報とに基づいて干渉を回避
可能な取付部分径(シャンク径)を有する工具を選出す
る点に特徴がある。なお、これ以外の処理や数値制御デ
ータ作成装置の構成については実施形態1並びに実施形
態21と同一であるから図示並びに説明は省略する。
21における干渉しない工具の選出手順を示しており、
複数種類の工具の情報を予めデータベース4に登録して
おき、複数種類の中から任意の一の工具を仮の使用工具
に選ぶとともに当該仮の使用工具と加工工程における形
状との干渉部位を導出し、干渉部位の情報とデータベー
ス4に登録された各工具の情報とに基づいて干渉を回避
可能な取付部分径(シャンク径)を有する工具を選出す
る点に特徴がある。なお、これ以外の処理や数値制御デ
ータ作成装置の構成については実施形態1並びに実施形
態21と同一であるから図示並びに説明は省略する。
【0135】而して、本実施形態の加工情報作成手段5
では、処理4において各加工工程毎に図69のフローチ
ャートに示す処理を行っている。すなわち、複数種類の
中から任意の一の工具を仮の使用工具に選び、実施形態
16,21と同様に工程形状並びに工具形状(仮の使用
工具の形状)を取り込み、工具形状に発生させた全ての
点について作成した干渉情報に基づいて干渉の有無を判
断し、干渉が無い場合には、そのまま次の処理に移行す
る。
では、処理4において各加工工程毎に図69のフローチ
ャートに示す処理を行っている。すなわち、複数種類の
中から任意の一の工具を仮の使用工具に選び、実施形態
16,21と同様に工程形状並びに工具形状(仮の使用
工具の形状)を取り込み、工具形状に発生させた全ての
点について作成した干渉情報に基づいて干渉の有無を判
断し、干渉が無い場合には、そのまま次の処理に移行す
る。
【0136】一方、干渉がある場合、例えば、工具10
のシャンク12が非加工部位と干渉しているのであれ
ば、干渉情報から干渉部位を確認するとともに干渉部位
の最大干渉量を算出し、この最大干渉量に基づき、デー
タベース4に登録されている工具の情報を参照して干渉
しないシャンク径を有する工具(現在の工具よりもシャ
ンク径の細い工具)を選出し、新たに選出された工具の
加工情報パラメータを用いて次の処理に移行するのであ
る。
のシャンク12が非加工部位と干渉しているのであれ
ば、干渉情報から干渉部位を確認するとともに干渉部位
の最大干渉量を算出し、この最大干渉量に基づき、デー
タベース4に登録されている工具の情報を参照して干渉
しないシャンク径を有する工具(現在の工具よりもシャ
ンク径の細い工具)を選出し、新たに選出された工具の
加工情報パラメータを用いて次の処理に移行するのであ
る。
【0137】(実施形態23)本実施形態は、実施形態
21における干渉しない工具の選出手順を示しており、
複数種類の中から任意の一の工具を仮の使用工具に選ぶ
とともに当該仮の使用工具と加工工程における形状との
干渉部位を導出し、干渉部位の情報を用いて干渉を回避
可能な取付部分の径を算出する点に特徴がある。なお、
これ以外の処理や数値制御データ作成装置の構成につい
ては実施形態1並びに実施形態21と同一であるから図
示並びに説明は省略する。
21における干渉しない工具の選出手順を示しており、
複数種類の中から任意の一の工具を仮の使用工具に選ぶ
とともに当該仮の使用工具と加工工程における形状との
干渉部位を導出し、干渉部位の情報を用いて干渉を回避
可能な取付部分の径を算出する点に特徴がある。なお、
これ以外の処理や数値制御データ作成装置の構成につい
ては実施形態1並びに実施形態21と同一であるから図
示並びに説明は省略する。
【0138】而して、本実施形態の加工情報作成手段5
では、処理4において各加工工程毎に図70のフローチ
ャートに示す処理を行っている。すなわち、複数種類の
中から任意の一の工具を仮の使用工具に選び、実施形態
16,21と同様に工程形状並びに工具形状(仮の使用
工具の形状)を取り込み、工具形状に発生させた全ての
点について作成した干渉情報に基づいて干渉の有無を判
断し、干渉が無い場合には、そのまま次の処理に移行す
る。
では、処理4において各加工工程毎に図70のフローチ
ャートに示す処理を行っている。すなわち、複数種類の
中から任意の一の工具を仮の使用工具に選び、実施形態
16,21と同様に工程形状並びに工具形状(仮の使用
工具の形状)を取り込み、工具形状に発生させた全ての
点について作成した干渉情報に基づいて干渉の有無を判
断し、干渉が無い場合には、そのまま次の処理に移行す
る。
【0139】一方、干渉がある場合、例えば、図71
(a)に示すように工具10のシャンク12が非加工部
位と干渉しているのであれば、干渉情報から最大干渉量
を算出するとともに、仮の使用工具の現在の取付長に最
大干渉量並びに余裕値を加算した新たな取付長を算出
し、さらに、新たな取付長から仮の使用工具の刃長並び
に余裕値を減算することで逃がし部13の長さ(以下、
「逃がし長」という)を算出する。そして、データベー
ス4に登録されている工具の情報を参照して、上記逃が
し長よりも小さくない逃がし長の逃がし部13を有する
工具を選出し(図71(b)参照)、新たに選出された
工具の加工情報パラメータを用いて次の処理に移行する
のである。
(a)に示すように工具10のシャンク12が非加工部
位と干渉しているのであれば、干渉情報から最大干渉量
を算出するとともに、仮の使用工具の現在の取付長に最
大干渉量並びに余裕値を加算した新たな取付長を算出
し、さらに、新たな取付長から仮の使用工具の刃長並び
に余裕値を減算することで逃がし部13の長さ(以下、
「逃がし長」という)を算出する。そして、データベー
ス4に登録されている工具の情報を参照して、上記逃が
し長よりも小さくない逃がし長の逃がし部13を有する
工具を選出し(図71(b)参照)、新たに選出された
工具の加工情報パラメータを用いて次の処理に移行する
のである。
【0140】(実施形態24)本実施形態は、実施形態
16における干渉しない工具の選出手順を示しており、
工具と加工工程における形状との干渉量を導出し、導出
した干渉量に応じて数値制御工作機械に対する工具の取
付長を調整するとともに、工具と加工工程における形状
との干渉部位を導出し、導出した干渉部位に応じて数値
制御工作機械に対する工具の取付部分の径を調整する点
に特徴がある。なお、これ以外の処理や数値制御データ
作成装置の構成については実施形態1並びに実施形態1
6と同一であるから図示並びに説明は省略する。
16における干渉しない工具の選出手順を示しており、
工具と加工工程における形状との干渉量を導出し、導出
した干渉量に応じて数値制御工作機械に対する工具の取
付長を調整するとともに、工具と加工工程における形状
との干渉部位を導出し、導出した干渉部位に応じて数値
制御工作機械に対する工具の取付部分の径を調整する点
に特徴がある。なお、これ以外の処理や数値制御データ
作成装置の構成については実施形態1並びに実施形態1
6と同一であるから図示並びに説明は省略する。
【0141】而して、本実施形態の加工情報作成手段5
では、処理4において各加工工程毎に図72のフローチ
ャートに示す処理を行っている。すなわち、実施形態1
6と同様に、工程形状並びに工具形状を取り込み、工具
形状に発生させた全ての点について作成した干渉情報に
基づいて干渉の有無を判断し、干渉が無い場合には、そ
のまま次の処理に移行する。
では、処理4において各加工工程毎に図72のフローチ
ャートに示す処理を行っている。すなわち、実施形態1
6と同様に、工程形状並びに工具形状を取り込み、工具
形状に発生させた全ての点について作成した干渉情報に
基づいて干渉の有無を判断し、干渉が無い場合には、そ
のまま次の処理に移行する。
【0142】一方、干渉がある場合、例えば、図73
(a)に示すように工具10のシャンク12及び工作機
械のチャック20が非加工部位と干渉している場合、干
渉情報から最大干渉量(=シャンク12との最大干渉量
+チャック20との最大干渉量)を算出する。そして、
算出したシャンク12との最大干渉量に0.9を加算し
た値の整数部を求め、この整数部の数値を逃がし長とす
るとともに、仮の使用工具の現在の取付長にシャンク1
2の最大干渉量並びに余裕値を加算した値と、仮の使用
工具の刃長に上記逃がし長並びに余裕値を加算した値と
を求め、両者のうちで大きい方の値を新たな取付長とす
る。さらに、新たな取付長から仮の使用工具の刃長並び
に上記逃がし長を減算することで新たなシャンク長を算
出する。そして、データベース4に登録されている工具
の情報を参照して、上記逃がし長及びシャンク長よりも
小さくない寸法を有する工具を選出し(図73(b)参
照)、新たに選出された工具の加工情報パラメータを用
いて次の処理に移行するのである。
(a)に示すように工具10のシャンク12及び工作機
械のチャック20が非加工部位と干渉している場合、干
渉情報から最大干渉量(=シャンク12との最大干渉量
+チャック20との最大干渉量)を算出する。そして、
算出したシャンク12との最大干渉量に0.9を加算し
た値の整数部を求め、この整数部の数値を逃がし長とす
るとともに、仮の使用工具の現在の取付長にシャンク1
2の最大干渉量並びに余裕値を加算した値と、仮の使用
工具の刃長に上記逃がし長並びに余裕値を加算した値と
を求め、両者のうちで大きい方の値を新たな取付長とす
る。さらに、新たな取付長から仮の使用工具の刃長並び
に上記逃がし長を減算することで新たなシャンク長を算
出する。そして、データベース4に登録されている工具
の情報を参照して、上記逃がし長及びシャンク長よりも
小さくない寸法を有する工具を選出し(図73(b)参
照)、新たに選出された工具の加工情報パラメータを用
いて次の処理に移行するのである。
【0143】(実施形態25)本実施形態は、工具と加
工工程における形状との干渉を回避するために、各加工
工程を複数の副加工工程に分割し、各副加工工程毎に干
渉回避可能な工具を選出する点に特徴があり、これ以外
の処理や数値制御データ作成装置の構成については実施
形態1と同一であるから図示並びに説明は省略する。
工工程における形状との干渉を回避するために、各加工
工程を複数の副加工工程に分割し、各副加工工程毎に干
渉回避可能な工具を選出する点に特徴があり、これ以外
の処理や数値制御データ作成装置の構成については実施
形態1と同一であるから図示並びに説明は省略する。
【0144】而して、本実施形態の加工情報作成手段5
では、処理4において各加工工程毎に図74のフローチ
ャートに示す処理を行っている。
では、処理4において各加工工程毎に図74のフローチ
ャートに示す処理を行っている。
【0145】まず、実施形態16と同様に、工程形状並
びに工具形状を取り込み、工具形状に発生させた全ての
点について干渉情報を作成し、この干渉情報に基づいて
干渉の有無を判断する。ここで、上記干渉情報を作成し
た工具で干渉がある場合には干渉を回避するために、加
工工程を分割した複数の副加工工程毎に干渉回避可能な
工具を選出する。具体的には、図75のフローチャート
に示すように加工工程において上記干渉情報を作成した
工具で干渉を回避して加工可能な深さを算出し、この工
具で行う加工工程を1つの副加工工程とする、すなわ
ち、当該副加工工程において加工すべき深さ(z値)を
上記干渉情報を作成した工具で加工可能な深さに変更す
るのである。ここで、この変更後の加工深さは最大干渉
量と最大干渉部のZ座標の和とすればよい。例えば、図
76に示すように点群の任意の1点K1に工具の中心を
配置して工具形状Jを発生させたとき、非加工部位(図
76におけるハッチング部分)にあり且つ工程形状Jの
円内に存在する干渉部たる点Km(図76における黒
丸)の干渉量が最大であれば、その部分を最大干渉部、
そのときの工具形状Jの中心K1(図76参照)におけ
るZ座標を「最大干渉部のZ座標」と各々定義する(図
77参照)。
びに工具形状を取り込み、工具形状に発生させた全ての
点について干渉情報を作成し、この干渉情報に基づいて
干渉の有無を判断する。ここで、上記干渉情報を作成し
た工具で干渉がある場合には干渉を回避するために、加
工工程を分割した複数の副加工工程毎に干渉回避可能な
工具を選出する。具体的には、図75のフローチャート
に示すように加工工程において上記干渉情報を作成した
工具で干渉を回避して加工可能な深さを算出し、この工
具で行う加工工程を1つの副加工工程とする、すなわ
ち、当該副加工工程において加工すべき深さ(z値)を
上記干渉情報を作成した工具で加工可能な深さに変更す
るのである。ここで、この変更後の加工深さは最大干渉
量と最大干渉部のZ座標の和とすればよい。例えば、図
76に示すように点群の任意の1点K1に工具の中心を
配置して工具形状Jを発生させたとき、非加工部位(図
76におけるハッチング部分)にあり且つ工程形状Jの
円内に存在する干渉部たる点Km(図76における黒
丸)の干渉量が最大であれば、その部分を最大干渉部、
そのときの工具形状Jの中心K1(図76参照)におけ
るZ座標を「最大干渉部のZ座標」と各々定義する(図
77参照)。
【0146】そして、変更後の加工深さについて干渉情
報の作成及び干渉有無の判定処理を再度行い、干渉が無
ければ指定深さまでの加工が可能か否かを判断する。こ
こで、上述のように干渉を回避するために副加工工程に
おけるz値が加工物Wの最終加工形状のz座標(これを
「指定深さ」という)よりも小さい値に変更されていれ
ば、最終加工形状まで加工するために新たな工具による
加工工程(副加工工程)を追加する必要がある。そのた
めに図78に示すような工具寸法テーブルを参照して工
具径や取付長等の寸法を所定の規則で変更した新しい工
具形状を作成し、この新しい工具形状に発生させた全て
の点について作成した干渉情報に基づいて干渉の有無を
判断する処理を行う。そして、指定深さまでの加工が可
能になるまで上記副加工工程の処理を繰り返すことにな
る。なお、上述のように工具寸法テーブルを参照して規
則的に新しい工具形状を決定する代わりに計算値から決
定するようにしてもよい。
報の作成及び干渉有無の判定処理を再度行い、干渉が無
ければ指定深さまでの加工が可能か否かを判断する。こ
こで、上述のように干渉を回避するために副加工工程に
おけるz値が加工物Wの最終加工形状のz座標(これを
「指定深さ」という)よりも小さい値に変更されていれ
ば、最終加工形状まで加工するために新たな工具による
加工工程(副加工工程)を追加する必要がある。そのた
めに図78に示すような工具寸法テーブルを参照して工
具径や取付長等の寸法を所定の規則で変更した新しい工
具形状を作成し、この新しい工具形状に発生させた全て
の点について作成した干渉情報に基づいて干渉の有無を
判断する処理を行う。そして、指定深さまでの加工が可
能になるまで上記副加工工程の処理を繰り返すことにな
る。なお、上述のように工具寸法テーブルを参照して規
則的に新しい工具形状を決定する代わりに計算値から決
定するようにしてもよい。
【0147】而して、本実施形態は工具の在庫を持たず
に、干渉が生じて加工工程を副加工工程に分割する都
度、新しい工具を調達する場合に有効である。
に、干渉が生じて加工工程を副加工工程に分割する都
度、新しい工具を調達する場合に有効である。
【0148】(実施形態26)本実施形態は、実施形態
25における新しい工具形状の決定手順を示しており、
加工可能な深さが異なる複数種類の工具の情報を予めデ
ータベース4に登録しておき、各加工工程においてデー
タベース4に登録されている複数種類の内の1種類の工
具で干渉を回避して加工可能な深さを算出し、上記1種
類の工具で行う加工工程を1つの副加工工程とするとと
もに、指定深さに達するまで各副加工工程毎にデータベ
ース4に登録されている複数種類の工具の内の1種類の
工具を選出する点に特徴がある。なお、これ以外の処理
や数値制御データ作成装置の構成については実施形態1
並びに実施形態25と同一であるから図示並びに説明は
省略する。
25における新しい工具形状の決定手順を示しており、
加工可能な深さが異なる複数種類の工具の情報を予めデ
ータベース4に登録しておき、各加工工程においてデー
タベース4に登録されている複数種類の内の1種類の工
具で干渉を回避して加工可能な深さを算出し、上記1種
類の工具で行う加工工程を1つの副加工工程とするとと
もに、指定深さに達するまで各副加工工程毎にデータベ
ース4に登録されている複数種類の工具の内の1種類の
工具を選出する点に特徴がある。なお、これ以外の処理
や数値制御データ作成装置の構成については実施形態1
並びに実施形態25と同一であるから図示並びに説明は
省略する。
【0149】而して、本実施形態の加工情報作成手段5
では、処理4において各加工工程毎に図79のフローチ
ャートに示す処理を行っている。すなわち、実施形態2
5と同様に、干渉情報を作成した工具で干渉がある場合
には当該工具で干渉を回避して加工可能な深さを算出
し、副加工工程において加工すべき深さ(z値)を上記
干渉情報を作成した工具で加工可能な深さに変更すると
ともに、変更後の加工深さについて干渉情報の作成及び
干渉有無の判定処理を再度行い、干渉が無ければ指定深
さまでの加工が可能か否かを判断する。
では、処理4において各加工工程毎に図79のフローチ
ャートに示す処理を行っている。すなわち、実施形態2
5と同様に、干渉情報を作成した工具で干渉がある場合
には当該工具で干渉を回避して加工可能な深さを算出
し、副加工工程において加工すべき深さ(z値)を上記
干渉情報を作成した工具で加工可能な深さに変更すると
ともに、変更後の加工深さについて干渉情報の作成及び
干渉有無の判定処理を再度行い、干渉が無ければ指定深
さまでの加工が可能か否かを判断する。
【0150】そして、指定深さまでの加工が不可能な場
合、本実施形態ではデータベース4に登録されている複
数種類の工具の内の1種類の工具を選出して新しい工具
形状を作成する。例えば、図80(a)に示すようにチ
ャック20と加工物Wの非加工部位とが干渉する場合、
同図(b)に示すように工具10の加工深さを変更する
とともに、同図(c)に示すようにこの工具10よりも
シャンク長の長い工具10を次の副加工工程における工
具に選出する。さらに、この新しい工具形状に発生させ
た全ての点について干渉情報を作成し、この干渉情報に
基づいて干渉の有無を判断する処理を行う。そして、指
定深さまでの加工が可能になるまで上記副加工工程の処
理を繰り返すことになる。
合、本実施形態ではデータベース4に登録されている複
数種類の工具の内の1種類の工具を選出して新しい工具
形状を作成する。例えば、図80(a)に示すようにチ
ャック20と加工物Wの非加工部位とが干渉する場合、
同図(b)に示すように工具10の加工深さを変更する
とともに、同図(c)に示すようにこの工具10よりも
シャンク長の長い工具10を次の副加工工程における工
具に選出する。さらに、この新しい工具形状に発生させ
た全ての点について干渉情報を作成し、この干渉情報に
基づいて干渉の有無を判断する処理を行う。そして、指
定深さまでの加工が可能になるまで上記副加工工程の処
理を繰り返すことになる。
【0151】(実施形態27)本実施形態は、実施形態
26に対して、1種類の工具で加工可能な加工距離を算
出するとともに当該加工距離が限界値を超える場合には
別の種類の工具をデータベース4から選出することで工
程を増やすようにした点に特徴があり、これ以外の処理
や数値制御データ作成装置の構成については実施形態1
並びに実施形態25,26と同一であるから図示並びに
説明は省略する。
26に対して、1種類の工具で加工可能な加工距離を算
出するとともに当該加工距離が限界値を超える場合には
別の種類の工具をデータベース4から選出することで工
程を増やすようにした点に特徴があり、これ以外の処理
や数値制御データ作成装置の構成については実施形態1
並びに実施形態25,26と同一であるから図示並びに
説明は省略する。
【0152】而して、本実施形態の加工情報作成手段5
では、処理4において各加工工程毎に図81のフローチ
ャートに示す処理を行っている。すなわち、実施形態2
5,26と同様に、干渉情報を作成した工具で干渉があ
る場合には当該工具で干渉を回避して加工可能な深さを
算出し、副加工工程において加工すべき深さ(z値)を
上記干渉情報を作成した工具で加工可能な深さに変更す
るとともに、変更後の加工深さについて干渉情報の作成
及び干渉有無の判定処理を再度行う。
では、処理4において各加工工程毎に図81のフローチ
ャートに示す処理を行っている。すなわち、実施形態2
5,26と同様に、干渉情報を作成した工具で干渉があ
る場合には当該工具で干渉を回避して加工可能な深さを
算出し、副加工工程において加工すべき深さ(z値)を
上記干渉情報を作成した工具で加工可能な深さに変更す
るとともに、変更後の加工深さについて干渉情報の作成
及び干渉有無の判定処理を再度行う。
【0153】一方、本実施形態では干渉が無いと判定し
た場合、指定深さまでの加工が可能か否かを判断する前
に、実施形態12で説明した加工距離Tを算出し、例え
ばデータベース4に予め登録されている各工具毎の限界
値(1種類の工具で一度に加工可能な加工距離)と加工
距離Tとを比較して加工距離Tが限界値を超えていれば
工程を増やす処理を行う。そして、指定深さまでの加工
が不可能な場合にはデータベース4に登録されている複
数種類の工具の内の1種類の工具を選出して新しい工具
形状を作成する。さらに、この新しい工具形状に発生さ
せた全ての点について干渉情報を作成し、この干渉情報
に基づいて干渉の有無を判断する処理を行い、指定深さ
までの加工が可能になるまで上記副加工工程の処理を繰
り返す。
た場合、指定深さまでの加工が可能か否かを判断する前
に、実施形態12で説明した加工距離Tを算出し、例え
ばデータベース4に予め登録されている各工具毎の限界
値(1種類の工具で一度に加工可能な加工距離)と加工
距離Tとを比較して加工距離Tが限界値を超えていれば
工程を増やす処理を行う。そして、指定深さまでの加工
が不可能な場合にはデータベース4に登録されている複
数種類の工具の内の1種類の工具を選出して新しい工具
形状を作成する。さらに、この新しい工具形状に発生さ
せた全ての点について干渉情報を作成し、この干渉情報
に基づいて干渉の有無を判断する処理を行い、指定深さ
までの加工が可能になるまで上記副加工工程の処理を繰
り返す。
【0154】(実施形態28)本実施形態は、実施形態
26に対して、1種類の工具で加工可能な工具負荷を算
出するとともに当該工具負荷が限界値を超える場合には
別の種類の工具をデータベースから選出することで工程
を増やすようにした点に特徴があり、これ以外の処理や
数値制御データ作成装置の構成については実施形態1並
びに実施形態25,26と同一であるから図示並びに説
明は省略する。
26に対して、1種類の工具で加工可能な工具負荷を算
出するとともに当該工具負荷が限界値を超える場合には
別の種類の工具をデータベースから選出することで工程
を増やすようにした点に特徴があり、これ以外の処理や
数値制御データ作成装置の構成については実施形態1並
びに実施形態25,26と同一であるから図示並びに説
明は省略する。
【0155】而して、本実施形態の加工情報作成手段5
では、処理4において各加工工程毎に図82のフローチ
ャートに示す処理を行っている。すなわち、実施形態2
5,26と同様に、干渉情報を作成した工具で干渉があ
る場合には当該工具で干渉を回避して加工可能な深さを
算出し、副加工工程において加工すべき深さ(z値)を
上記干渉情報を作成した工具で加工可能な深さに変更す
るとともに、変更後の加工深さについて干渉情報の作成
及び干渉有無の判定処理を再度行う。
では、処理4において各加工工程毎に図82のフローチ
ャートに示す処理を行っている。すなわち、実施形態2
5,26と同様に、干渉情報を作成した工具で干渉があ
る場合には当該工具で干渉を回避して加工可能な深さを
算出し、副加工工程において加工すべき深さ(z値)を
上記干渉情報を作成した工具で加工可能な深さに変更す
るとともに、変更後の加工深さについて干渉情報の作成
及び干渉有無の判定処理を再度行う。
【0156】一方、本実施形態では干渉が無いと判定し
た場合、指定深さまでの加工が可能か否かを判断する前
に、実施形態15で説明した工具負荷を算出し、例えば
データベース4に予め登録されている各工具毎の限界値
(1種類の工具で許容される工具負荷)と工具負荷とを
比較して工具負荷が限界値を超えていれば工程を増やす
処理を行う。そして、指定深さまでの加工が不可能な場
合にはデータベース4に登録されている複数種類の工具
の内の1種類の工具を選出して新しい工具形状を作成す
る。さらに、この新しい工具形状に発生させた全ての点
について干渉情報を作成し、この干渉情報に基づいて干
渉の有無を判断する処理を行い、指定深さまでの加工が
可能になるまで上記副加工工程の処理を繰り返す。
た場合、指定深さまでの加工が可能か否かを判断する前
に、実施形態15で説明した工具負荷を算出し、例えば
データベース4に予め登録されている各工具毎の限界値
(1種類の工具で許容される工具負荷)と工具負荷とを
比較して工具負荷が限界値を超えていれば工程を増やす
処理を行う。そして、指定深さまでの加工が不可能な場
合にはデータベース4に登録されている複数種類の工具
の内の1種類の工具を選出して新しい工具形状を作成す
る。さらに、この新しい工具形状に発生させた全ての点
について干渉情報を作成し、この干渉情報に基づいて干
渉の有無を判断する処理を行い、指定深さまでの加工が
可能になるまで上記副加工工程の処理を繰り返す。
【0157】(実施形態29)本実施形態は、工具と加
工工程における形状との干渉を回避するために、同じ加
工に用いる工具を複数種類用意し、解析結果に基づいて
工程形状と干渉しない工具を選出して用いるとともに、
各加工工程を複数の副加工工程に分割し、各副加工工程
毎に干渉回避可能な工具を選出する点に特徴があり、こ
れ以外の処理や数値制御データ作成装置の構成について
は実施形態1と同一であるから図示並びに説明は省略す
る。
工工程における形状との干渉を回避するために、同じ加
工に用いる工具を複数種類用意し、解析結果に基づいて
工程形状と干渉しない工具を選出して用いるとともに、
各加工工程を複数の副加工工程に分割し、各副加工工程
毎に干渉回避可能な工具を選出する点に特徴があり、こ
れ以外の処理や数値制御データ作成装置の構成について
は実施形態1と同一であるから図示並びに説明は省略す
る。
【0158】而して、本実施形態の加工情報作成手段5
では、処理4において各加工工程毎に図83のフローチ
ャートに示す処理を行っている。すなわち、実施形態2
5と同様に、干渉情報を作成した工具で干渉がある場合
には当該工具で干渉を回避して加工可能な深さを算出
し、副加工工程において加工すべき深さ(z値)を上記
干渉情報を作成した工具で加工可能な深さに変更すると
ともに、変更後の加工深さについて干渉情報の作成及び
干渉有無の判定処理を再度行う。
では、処理4において各加工工程毎に図83のフローチ
ャートに示す処理を行っている。すなわち、実施形態2
5と同様に、干渉情報を作成した工具で干渉がある場合
には当該工具で干渉を回避して加工可能な深さを算出
し、副加工工程において加工すべき深さ(z値)を上記
干渉情報を作成した工具で加工可能な深さに変更すると
ともに、変更後の加工深さについて干渉情報の作成及び
干渉有無の判定処理を再度行う。
【0159】一方、本実施形態では上記変更後の加工深
さで干渉が無いと判定した場合、上記変更前の干渉情報
から工具との干渉部位を確認する。例えば、工具10の
シャンク12及び工作機械のチャック20が非加工部位
と干渉している場合には、実施形態24で説明したよう
に干渉情報から最大干渉量(=シャンク12との最大干
渉量+チャック20との最大干渉量)を算出し、算出し
たシャンク12との最大干渉量に0.9を加算した値の
整数部を求め、この整数部の数値を逃がし長とするとと
もに、仮の使用工具の現在の取付長にシャンク12の最
大干渉量並びに余裕値を加算した値と、仮の使用工具の
刃長に上記逃がし長並びに余裕値を加算した値とを求
め、両者のうちで大きい方の値を新たな取付長とする。
さらに、新たな取付長から仮の使用工具の刃長並びに上
記逃がし長を減算することで新たなシャンク長を算出
し、これらの寸法を有する工具を選出するとともに新た
に選出された工具の加工情報パラメータに基づいて指定
深さまでの加工が可能か否かを判定する。そして、指定
深さまでの加工が不可能な場合には、実施形態26と同
様にデータベース4に登録されている複数種類の工具の
内の1種類の工具を選出して新しい工具形状を作成し、
さらに、この新しい工具形状にの干渉情報に基づいて干
渉の有無を判断する処理を行い、指定深さまでの加工が
可能となるまで上記副加工工程の処理を繰り返すのであ
る。
さで干渉が無いと判定した場合、上記変更前の干渉情報
から工具との干渉部位を確認する。例えば、工具10の
シャンク12及び工作機械のチャック20が非加工部位
と干渉している場合には、実施形態24で説明したよう
に干渉情報から最大干渉量(=シャンク12との最大干
渉量+チャック20との最大干渉量)を算出し、算出し
たシャンク12との最大干渉量に0.9を加算した値の
整数部を求め、この整数部の数値を逃がし長とするとと
もに、仮の使用工具の現在の取付長にシャンク12の最
大干渉量並びに余裕値を加算した値と、仮の使用工具の
刃長に上記逃がし長並びに余裕値を加算した値とを求
め、両者のうちで大きい方の値を新たな取付長とする。
さらに、新たな取付長から仮の使用工具の刃長並びに上
記逃がし長を減算することで新たなシャンク長を算出
し、これらの寸法を有する工具を選出するとともに新た
に選出された工具の加工情報パラメータに基づいて指定
深さまでの加工が可能か否かを判定する。そして、指定
深さまでの加工が不可能な場合には、実施形態26と同
様にデータベース4に登録されている複数種類の工具の
内の1種類の工具を選出して新しい工具形状を作成し、
さらに、この新しい工具形状にの干渉情報に基づいて干
渉の有無を判断する処理を行い、指定深さまでの加工が
可能となるまで上記副加工工程の処理を繰り返すのであ
る。
【0160】(実施形態30)本実施形態は、実施形態
1の処理5において、加工物の工程形状と加工物の最終
加工形状とを比較し、工程形状における未加工部分のみ
の形状モデルを作成して表示する点に特徴があり、これ
以外の処理や数値制御データ作成装置の構成については
実施形態1と同一であるから図示並びに説明は省略す
る。
1の処理5において、加工物の工程形状と加工物の最終
加工形状とを比較し、工程形状における未加工部分のみ
の形状モデルを作成して表示する点に特徴があり、これ
以外の処理や数値制御データ作成装置の構成については
実施形態1と同一であるから図示並びに説明は省略す
る。
【0161】本実施形態においては、図84のフローチ
ャートに示すように加工情報作成手段5が加工物の最終
加工形状の情報及び各加工工程における工程形状の情報
をデータベース4から読み込み、上記最終加工形状及び
工程形状に対して所定の間隔で輪郭の高さ(z座標)を
抽出したz値マップを作成する。そして、最終加工形状
と工程形状との間で上記z値マップ上のz値が変化して
いる点を抽出してそのz値を登録し、登録したz値から
未加工部分のみの形状モデルを作成して表示手段6に表
示する。
ャートに示すように加工情報作成手段5が加工物の最終
加工形状の情報及び各加工工程における工程形状の情報
をデータベース4から読み込み、上記最終加工形状及び
工程形状に対して所定の間隔で輪郭の高さ(z座標)を
抽出したz値マップを作成する。そして、最終加工形状
と工程形状との間で上記z値マップ上のz値が変化して
いる点を抽出してそのz値を登録し、登録したz値から
未加工部分のみの形状モデルを作成して表示手段6に表
示する。
【0162】このように工程形状における未加工部分の
みの形状モデルを作成して表示すれば、オペレータが未
加工部分を容易に掌握することができるという利点があ
る。
みの形状モデルを作成して表示すれば、オペレータが未
加工部分を容易に掌握することができるという利点があ
る。
【0163】
【発明の効果】請求項1の発明は、数値制御工作機械に
より加工物を加工するための数値制御データを作成する
数値制御データ作成方法であって、加工物についての3
次元CADデータから当該加工物の形状を表す面の表現
式ならびに面の輪郭の表現式を含んだ面情報を取り込む
第1の処理と、取り込んだ各々の面の輪郭の表現式を互
いに比較し、両者が一致した場合に当該輪郭を稜線とし
て2つの面が接合していることを示す接合関係情報を作
成する第2の処理と、上記接合関係情報を、予め登録さ
れている加工形状の標準モデルの面の接合関係情報と照
合して両者が合致した場合には当該部位を加工部位とし
て設定する第3の処理と、予め登録されている加工情報
作成手順ならびに加工形状の標準モデル毎に設定された
加工情報パラメータにより、上記設定された加工部位の
加工情報を作成する第4の処理とを有するので、加工物
の3次元CADデータを用いて種々の3次元形状を有す
る加工物の数値制御データが迅速且つ容易に作成するこ
とが可能となるという効果がある。また、加工物の形状
を作成する際の制約が減少し、加工方法等を意識せずに
加工物の3次元形状を作成することができるという効果
がある。
より加工物を加工するための数値制御データを作成する
数値制御データ作成方法であって、加工物についての3
次元CADデータから当該加工物の形状を表す面の表現
式ならびに面の輪郭の表現式を含んだ面情報を取り込む
第1の処理と、取り込んだ各々の面の輪郭の表現式を互
いに比較し、両者が一致した場合に当該輪郭を稜線とし
て2つの面が接合していることを示す接合関係情報を作
成する第2の処理と、上記接合関係情報を、予め登録さ
れている加工形状の標準モデルの面の接合関係情報と照
合して両者が合致した場合には当該部位を加工部位とし
て設定する第3の処理と、予め登録されている加工情報
作成手順ならびに加工形状の標準モデル毎に設定された
加工情報パラメータにより、上記設定された加工部位の
加工情報を作成する第4の処理とを有するので、加工物
の3次元CADデータを用いて種々の3次元形状を有す
る加工物の数値制御データが迅速且つ容易に作成するこ
とが可能となるという効果がある。また、加工物の形状
を作成する際の制約が減少し、加工方法等を意識せずに
加工物の3次元形状を作成することができるという効果
がある。
【0164】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記第2の処理において、各面に割り振った番号、
各面の表現式の情報、各面に接合する面の上記番号のリ
スト並びに接合する稜線の表現式の情報、および接合す
る2面の接合角度により上記接合関係情報を表現するの
で、請求項1の発明と同様の効果を奏する。
て、上記第2の処理において、各面に割り振った番号、
各面の表現式の情報、各面に接合する面の上記番号のリ
スト並びに接合する稜線の表現式の情報、および接合す
る2面の接合角度により上記接合関係情報を表現するの
で、請求項1の発明と同様の効果を奏する。
【0165】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、上記第2の処理において、加工前の素材形状を表す
面の表現式及び面の輪郭の表現式を有する上記素材の面
情報を3次元CADデータから取り込み、上記素材の面
情報より下方に位置する上記加工物の面の接合関係情報
のみを上記第3の処理以降の処理対象とするので、第3
の処理以降の処理対象を減らすことができ、処理を軽減
化することができるという効果がある。
て、上記第2の処理において、加工前の素材形状を表す
面の表現式及び面の輪郭の表現式を有する上記素材の面
情報を3次元CADデータから取り込み、上記素材の面
情報より下方に位置する上記加工物の面の接合関係情報
のみを上記第3の処理以降の処理対象とするので、第3
の処理以降の処理対象を減らすことができ、処理を軽減
化することができるという効果がある。
【0166】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、上記第1の処理にて取り込んだ加工物の形状を表す
面が自由曲面である場合、当該面に所定の間隔で一様に
発生させた点群の法線ベクトルのz成分が所定の範囲内
の上記点群を纏め、当該点群の境界で上記面を分割した
部位を上記第2の処理以降の処理対象に加えるので、自
由曲面の傾斜角度に応じた加工情報が作成できるという
効果がある。
て、上記第1の処理にて取り込んだ加工物の形状を表す
面が自由曲面である場合、当該面に所定の間隔で一様に
発生させた点群の法線ベクトルのz成分が所定の範囲内
の上記点群を纏め、当該点群の境界で上記面を分割した
部位を上記第2の処理以降の処理対象に加えるので、自
由曲面の傾斜角度に応じた加工情報が作成できるという
効果がある。
【0167】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、上記第2の処理前に、上記加工物の各面の輪郭の表
現式を比較し、同一の表現式を有して隣接する複数の輪
郭をグループ化することによって上記加工物の面情報を
作り直すので、第2の処理以降の処理対象を減らすこと
ができ、処理を軽減化することができるという効果があ
る。
て、上記第2の処理前に、上記加工物の各面の輪郭の表
現式を比較し、同一の表現式を有して隣接する複数の輪
郭をグループ化することによって上記加工物の面情報を
作り直すので、第2の処理以降の処理対象を減らすこと
ができ、処理を軽減化することができるという効果があ
る。
【0168】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、上記第2の処理において、上記加工物の各面の表現
式を比較し、同一の表現式を有して隣接する複数の面を
グループ化することによって上記加工物の面の接合関係
情報を作り直すので、第3の処理以降の処理対象を減ら
すことができ、処理を軽減化することができるという効
果がある。
て、上記第2の処理において、上記加工物の各面の表現
式を比較し、同一の表現式を有して隣接する複数の面を
グループ化することによって上記加工物の面の接合関係
情報を作り直すので、第3の処理以降の処理対象を減ら
すことができ、処理を軽減化することができるという効
果がある。
【0169】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、上記グループ化において、任意の面を基準面とし当
該基準面と接合関係にある面を比較対象の面として両者
の面情報を比較し、同一の表現式を有して隣接する場合
に上記比較対象面を基準面とグループ化するとともに、
上記比較対象面を新たに基準面とし、当該基準面と接合
関係にある比較対象面との間で面情報を比較してグルー
プ化が可能な面を探索するので、グループ化の処理を高
速化することができるという効果がある。
て、上記グループ化において、任意の面を基準面とし当
該基準面と接合関係にある面を比較対象の面として両者
の面情報を比較し、同一の表現式を有して隣接する場合
に上記比較対象面を基準面とグループ化するとともに、
上記比較対象面を新たに基準面とし、当該基準面と接合
関係にある比較対象面との間で面情報を比較してグルー
プ化が可能な面を探索するので、グループ化の処理を高
速化することができるという効果がある。
【0170】請求項8の発明は、請求項1の発明におい
て、上記第3の処理前に、予め登録されている上記加工
情報の作成に無関係な形状の接合関係情報を、上記加工
物の接合関係情報から探しだして削除し、当該加工物の
接合関係情報を作り直すので、第3の処理以降の処理対
象を減らすことができ、処理を軽減化することができる
という効果がある。
て、上記第3の処理前に、予め登録されている上記加工
情報の作成に無関係な形状の接合関係情報を、上記加工
物の接合関係情報から探しだして削除し、当該加工物の
接合関係情報を作り直すので、第3の処理以降の処理対
象を減らすことができ、処理を軽減化することができる
という効果がある。
【0171】請求項9の発明は、請求項1の発明におい
て、上記第3の処理前に、上記接合関係情報に基づいて
法線ベクトルのz成分が所定の範囲内であり且つ互いに
接合関係にある複数の面をグループ化することで上記加
工物の傾斜面を定義するので、複雑である接合関係情報
を単純に表現することができるという効果がある。
て、上記第3の処理前に、上記接合関係情報に基づいて
法線ベクトルのz成分が所定の範囲内であり且つ互いに
接合関係にある複数の面をグループ化することで上記加
工物の傾斜面を定義するので、複雑である接合関係情報
を単純に表現することができるという効果がある。
【0172】請求項10の発明は、請求項9の発明にお
いて、2つの互いに隣接する上記傾斜面のグループに属
する各面が所定の範囲内の角度で谷折れの接合状態であ
る場合に当該接合部分の稜線を谷形状として設定するの
で、複雑である接合関係情報を単純に表現することがで
きるという効果がある。
いて、2つの互いに隣接する上記傾斜面のグループに属
する各面が所定の範囲内の角度で谷折れの接合状態であ
る場合に当該接合部分の稜線を谷形状として設定するの
で、複雑である接合関係情報を単純に表現することがで
きるという効果がある。
【0173】請求項11の発明は、請求項1の発明にお
いて、上記第3の処理前に、上記接合関係情報に基づい
て法線ベクトルのz成分がゼロであり且つ互いに接合関
係にある複数の面を垂直面としてグループ化し、上記法
線ベクトルのx成分及びy成分がゼロである水平面と上
記グループ化された複数の垂直面とが谷折れの接合状態
である場合に当該水平面を上記加工部位として設定する
ので、複雑である接合関係情報を単純に表現することが
できるという効果がある。
いて、上記第3の処理前に、上記接合関係情報に基づい
て法線ベクトルのz成分がゼロであり且つ互いに接合関
係にある複数の面を垂直面としてグループ化し、上記法
線ベクトルのx成分及びy成分がゼロである水平面と上
記グループ化された複数の垂直面とが谷折れの接合状態
である場合に当該水平面を上記加工部位として設定する
ので、複雑である接合関係情報を単純に表現することが
できるという効果がある。
【0174】請求項12の発明は、請求項1の発明にお
いて、上記第4の処理において、上記加工情報パラメー
タの加工の順序を示す加工工程手順情報を、上記第3の
処理で設定された加工部位と照合して当該加工物の形状
に合致した加工工程を決定し、決定された加工工程の加
工情報パラメータを算出すると同時に当該加工工程にお
ける形状を作成するので、加工工程と加工情報パラメー
タを同時且つ自動的に作成することができるという効果
がある。
いて、上記第4の処理において、上記加工情報パラメー
タの加工の順序を示す加工工程手順情報を、上記第3の
処理で設定された加工部位と照合して当該加工物の形状
に合致した加工工程を決定し、決定された加工工程の加
工情報パラメータを算出すると同時に当該加工工程にお
ける形状を作成するので、加工工程と加工情報パラメー
タを同時且つ自動的に作成することができるという効果
がある。
【0175】請求項13の発明は、請求項12の発明に
おいて、同一の上記加工部位が複数有り、当該各加工部
位に対する加工工程が上記加工工程手順情報に設定され
ている場合、上記加工部位の個数分だけ上記加工工程手
順情報を拡張するので、効率の良い加工が実現できると
いう効果がある。
おいて、同一の上記加工部位が複数有り、当該各加工部
位に対する加工工程が上記加工工程手順情報に設定され
ている場合、上記加工部位の個数分だけ上記加工工程手
順情報を拡張するので、効率の良い加工が実現できると
いう効果がある。
【0176】請求項14の発明は、請求項13の発明に
おいて、上記加工工程手順情報に加工部位に対する加工
方法が複数設定されている場合、各加工方法における評
価指標同士を比較し、最適な評価指標を有する加工方法
を選択するので、効率の良い加工が実現できるという効
果がある。
おいて、上記加工工程手順情報に加工部位に対する加工
方法が複数設定されている場合、各加工方法における評
価指標同士を比較し、最適な評価指標を有する加工方法
を選択するので、効率の良い加工が実現できるという効
果がある。
【0177】請求項15の発明は、請求項14の発明に
おいて、上記評価指標を加工に要する加工時間とし、上
記加工部位の範囲並びに加工情報パラメータを用いて上
記加工時間を擬似的に算出するので、請求項14の発明
と同様の効果を奏する。
おいて、上記評価指標を加工に要する加工時間とし、上
記加工部位の範囲並びに加工情報パラメータを用いて上
記加工時間を擬似的に算出するので、請求項14の発明
と同様の効果を奏する。
【0178】請求項16の発明は、請求項14の発明に
おいて、上記評価指標を加工に要する加工費用とし、上
記加工部位の範囲並びに加工情報パラメータを用いて上
記加工費用を擬似的に算出するので、請求項14の発明
と同様の効果を奏する。
おいて、上記評価指標を加工に要する加工費用とし、上
記加工部位の範囲並びに加工情報パラメータを用いて上
記加工費用を擬似的に算出するので、請求項14の発明
と同様の効果を奏する。
【0179】請求項17の発明は、請求項14の発明に
おいて、上記評価指標を加工に用いる工具の費用とし、
上記加工部位の範囲並びに加工情報パラメータを用いて
上記工具費用を擬似的に算出するので、請求項14の発
明と同様の効果を奏する。
おいて、上記評価指標を加工に用いる工具の費用とし、
上記加工部位の範囲並びに加工情報パラメータを用いて
上記工具費用を擬似的に算出するので、請求項14の発
明と同様の効果を奏する。
【0180】請求項18の発明は、請求項14の発明に
おいて、上記評価指標を加工に用いる工具の負荷とし、
上記加工部位の範囲並びに加工情報パラメータを用いて
上記工具負荷を擬似的に算出するので、請求項14の発
明と同様の効果を奏する。
おいて、上記評価指標を加工に用いる工具の負荷とし、
上記加工部位の範囲並びに加工情報パラメータを用いて
上記工具負荷を擬似的に算出するので、請求項14の発
明と同様の効果を奏する。
【0181】請求項19の発明は、請求項12の発明に
おいて、上記加工工程毎に加工に用いる工具と当該加工
工程における形状との干渉具合を解析し、解析結果に基
づいて工具と上記加工工程における形状との干渉を回避
するので、工具と加工工程における形状との干渉を回避
することで効率のよい加工が実現できるという効果があ
る。
おいて、上記加工工程毎に加工に用いる工具と当該加工
工程における形状との干渉具合を解析し、解析結果に基
づいて工具と上記加工工程における形状との干渉を回避
するので、工具と加工工程における形状との干渉を回避
することで効率のよい加工が実現できるという効果があ
る。
【0182】請求項20の発明は、請求項19の発明に
おいて、同じ加工に用いる工具を複数種類用意し、上記
解析結果に基づいて上記加工工程における形状と干渉し
ない工具を選出して用いるので、さらに効率のよい加工
が実現できるという効果がある。
おいて、同じ加工に用いる工具を複数種類用意し、上記
解析結果に基づいて上記加工工程における形状と干渉し
ない工具を選出して用いるので、さらに効率のよい加工
が実現できるという効果がある。
【0183】請求項21の発明は、請求項20の発明に
おいて、上記複数種類の工具の情報を予めデータベース
に登録しておき、データベースから順次読み出した各工
具の情報を用いて上記加工工程における形状との干渉を
検証し、当該検証結果に基づいて干渉しない工具を選出
するので、請求項20の発明と同様の効果を奏する。
おいて、上記複数種類の工具の情報を予めデータベース
に登録しておき、データベースから順次読み出した各工
具の情報を用いて上記加工工程における形状との干渉を
検証し、当該検証結果に基づいて干渉しない工具を選出
するので、請求項20の発明と同様の効果を奏する。
【0184】請求項22の発明は、請求項20の発明に
おいて、上記各工具の上記加工工程における形状との干
渉量を導出し、導出した干渉量に応じて数値制御工作機
械に対する工具の取付長を調整するので、請求項20の
発明と同様の効果を奏する。
おいて、上記各工具の上記加工工程における形状との干
渉量を導出し、導出した干渉量に応じて数値制御工作機
械に対する工具の取付長を調整するので、請求項20の
発明と同様の効果を奏する。
【0185】請求項23の発明は、請求項22の発明に
おいて、上記複数種類の工具の情報を予めデータベース
に登録しておき、上記複数種類の中から任意の一の工具
を仮の使用工具に選ぶとともに当該仮の使用工具と上記
加工工程における形状との干渉量を導出し、上記データ
ベースに登録された各工具の情報に基づいて当該干渉量
を上記仮の使用工具の外形寸法に付加したよりも小さく
ない外形寸法を有する工具を選出するので、請求項22
の発明と同様の効果を奏する。
おいて、上記複数種類の工具の情報を予めデータベース
に登録しておき、上記複数種類の中から任意の一の工具
を仮の使用工具に選ぶとともに当該仮の使用工具と上記
加工工程における形状との干渉量を導出し、上記データ
ベースに登録された各工具の情報に基づいて当該干渉量
を上記仮の使用工具の外形寸法に付加したよりも小さく
ない外形寸法を有する工具を選出するので、請求項22
の発明と同様の効果を奏する。
【0186】請求項24の発明は、請求項22の発明に
おいて、上記複数種類の中から任意の一の工具を仮の使
用工具に選ぶとともに当該仮の使用工具と上記加工工程
における形状との干渉量を導出し、当該干渉量を上記仮
の使用工具の外形寸法に付加することで数値制御工作機
械に対する工具の取付長を算出するので、請求項22の
発明と同様の効果を奏する。
おいて、上記複数種類の中から任意の一の工具を仮の使
用工具に選ぶとともに当該仮の使用工具と上記加工工程
における形状との干渉量を導出し、当該干渉量を上記仮
の使用工具の外形寸法に付加することで数値制御工作機
械に対する工具の取付長を算出するので、請求項22の
発明と同様の効果を奏する。
【0187】請求項25の発明は、請求項20の発明に
おいて、上記各工具の上記加工工程における形状との干
渉部位を導出し、導出した干渉部位に応じて数値制御工
作機械に対する工具の取付部分の径を調整するので、請
求項20の発明と同様の効果を奏する。
おいて、上記各工具の上記加工工程における形状との干
渉部位を導出し、導出した干渉部位に応じて数値制御工
作機械に対する工具の取付部分の径を調整するので、請
求項20の発明と同様の効果を奏する。
【0188】請求項26の発明は、請求項25の発明に
おいて、上記複数種類の工具の情報を予めデータベース
に登録しておき、上記複数種類の中から任意の一の工具
を仮の使用工具に選ぶとともに当該仮の使用工具と上記
加工工程における形状との干渉部位を導出し、当該干渉
部位の情報と上記データベースに登録された各工具の情
報とに基づいて干渉を回避可能な取付部分径を有する工
具を選出するので、請求項25の発明と同様の効果を奏
する。
おいて、上記複数種類の工具の情報を予めデータベース
に登録しておき、上記複数種類の中から任意の一の工具
を仮の使用工具に選ぶとともに当該仮の使用工具と上記
加工工程における形状との干渉部位を導出し、当該干渉
部位の情報と上記データベースに登録された各工具の情
報とに基づいて干渉を回避可能な取付部分径を有する工
具を選出するので、請求項25の発明と同様の効果を奏
する。
【0189】請求項27の発明は、請求項25の発明に
おいて、上記複数種類の中から任意の一の工具を仮の使
用工具に選ぶとともに当該仮の使用工具と上記加工工程
における形状との干渉部位を導出し、当該干渉部位の情
報を用いて干渉を回避可能な取付部分の径を算出するの
で、請求項25の発明と同様の効果を奏する。
おいて、上記複数種類の中から任意の一の工具を仮の使
用工具に選ぶとともに当該仮の使用工具と上記加工工程
における形状との干渉部位を導出し、当該干渉部位の情
報を用いて干渉を回避可能な取付部分の径を算出するの
で、請求項25の発明と同様の効果を奏する。
【0190】請求項28の発明は、請求項20の発明に
おいて、上記各工具の上記加工工程における形状との干
渉量を導出し、導出した干渉量に応じて数値制御工作機
械に対する工具の取付長を調整するとともに、上記各工
具の上記加工工程における形状との干渉部位を導出し、
導出した干渉部位に応じて数値制御工作機械に対する工
具の取付部分の径を調整するので、請求項20の発明と
同様の効果を奏する。
おいて、上記各工具の上記加工工程における形状との干
渉量を導出し、導出した干渉量に応じて数値制御工作機
械に対する工具の取付長を調整するとともに、上記各工
具の上記加工工程における形状との干渉部位を導出し、
導出した干渉部位に応じて数値制御工作機械に対する工
具の取付部分の径を調整するので、請求項20の発明と
同様の効果を奏する。
【0191】請求項29の発明は、請求項19の発明に
おいて、上記各加工工程を複数の副加工工程に分割し、
各副加工工程毎に干渉回避可能な工具を選出するので、
さらに効率のよい加工が実現できるという効果がある。
おいて、上記各加工工程を複数の副加工工程に分割し、
各副加工工程毎に干渉回避可能な工具を選出するので、
さらに効率のよい加工が実現できるという効果がある。
【0192】請求項30の発明は、請求項29の発明に
おいて、上記各加工工程において1種類の工具で干渉を
回避して加工可能な深さを算出し、上記1種類の工具で
行う加工工程を1つの副加工工程とするので、請求項2
9の発明と同様の効果を奏する。
おいて、上記各加工工程において1種類の工具で干渉を
回避して加工可能な深さを算出し、上記1種類の工具で
行う加工工程を1つの副加工工程とするので、請求項2
9の発明と同様の効果を奏する。
【0193】請求項31の発明は、請求項29の発明に
おいて、加工可能な深さが異なる複数種類の工具の情報
を予めデータベースに登録しておき、上記各加工工程に
おいてデータベースに登録されている複数種類の内の1
種類の工具で干渉を回避して加工可能な深さを算出し、
上記1種類の工具で行う加工工程を1つの副加工工程と
するとともに、所望の加工深さに達するまで各副加工工
程毎にデータベースに登録されている複数種類の工具の
内の1種類の工具を選出するので、請求項29の発明と
同様の効果を奏する。
おいて、加工可能な深さが異なる複数種類の工具の情報
を予めデータベースに登録しておき、上記各加工工程に
おいてデータベースに登録されている複数種類の内の1
種類の工具で干渉を回避して加工可能な深さを算出し、
上記1種類の工具で行う加工工程を1つの副加工工程と
するとともに、所望の加工深さに達するまで各副加工工
程毎にデータベースに登録されている複数種類の工具の
内の1種類の工具を選出するので、請求項29の発明と
同様の効果を奏する。
【0194】請求項32の発明は、請求項31の発明に
おいて、上記1種類の工具で加工可能な加工距離を算出
するとともに当該加工距離が限界値を超える場合には別
の種類の工具をデータベースから選出するので、請求項
31の発明と同様の効果を奏する。
おいて、上記1種類の工具で加工可能な加工距離を算出
するとともに当該加工距離が限界値を超える場合には別
の種類の工具をデータベースから選出するので、請求項
31の発明と同様の効果を奏する。
【0195】請求項33の発明は、請求項31の発明に
おいて、上記1種類の工具で加工可能な工具負荷を算出
するとともに当該工具負荷が限界値を超える場合には別
の種類の工具をデータベースから選出するので、請求項
31の発明と同様の効果を奏する。
おいて、上記1種類の工具で加工可能な工具負荷を算出
するとともに当該工具負荷が限界値を超える場合には別
の種類の工具をデータベースから選出するので、請求項
31の発明と同様の効果を奏する。
【0196】請求項34の発明は、請求項19の発明に
おいて、同じ加工に用いる工具を複数種類用意し、上記
解析結果に基づいて上記加工工程における形状と干渉し
ない工具を選出して用いるとともに、上記各加工工程を
複数の副加工工程に分割し、各副加工工程毎に干渉回避
可能な工具を選出するので、さらに効率のよい加工が実
現できるという効果がある。
おいて、同じ加工に用いる工具を複数種類用意し、上記
解析結果に基づいて上記加工工程における形状と干渉し
ない工具を選出して用いるとともに、上記各加工工程を
複数の副加工工程に分割し、各副加工工程毎に干渉回避
可能な工具を選出するので、さらに効率のよい加工が実
現できるという効果がある。
【0197】請求項35の発明は、請求項1の発明にお
いて、上記加工情報に含まれる工程手順と、各工程での
加工情報パラメータを対話的に確認する第5の処理を有
するので、数値制御データをより正確に作成することが
できるという効果がある。
いて、上記加工情報に含まれる工程手順と、各工程での
加工情報パラメータを対話的に確認する第5の処理を有
するので、数値制御データをより正確に作成することが
できるという効果がある。
【0198】請求項36の発明は、請求項35の発明に
おいて、上記第5の処理において、上記各工程毎に加工
物の仕掛品の形状を擬似的に作成して段階的に表示する
ので、加工結果を立体的に把握することが可能となると
いう効果がある。
おいて、上記第5の処理において、上記各工程毎に加工
物の仕掛品の形状を擬似的に作成して段階的に表示する
ので、加工結果を立体的に把握することが可能となると
いう効果がある。
【0199】請求項37の発明は、請求項36の発明に
おいて、上記仕掛品の形状と加工物の形状とを比較し、
仕掛品における未加工部分のみの形状モデルを作成して
表示するので、未加工部分を容易に掌握することができ
るという効果がある。
おいて、上記仕掛品の形状と加工物の形状とを比較し、
仕掛品における未加工部分のみの形状モデルを作成して
表示するので、未加工部分を容易に掌握することができ
るという効果がある。
【図1】本発明の数値制御データ作成方法を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図2】本発明の数値制御データ作成方法を実施するた
めの数値制御データ作成装置を示すブロック図である。
めの数値制御データ作成装置を示すブロック図である。
【図3】同上における一部分を示すフローチャートであ
る。
る。
【図4】(a)〜(c)は同上の説明図である。
【図5】同上の説明図である。
【図6】(a)は加工物の斜視図、(b)は加工物を表
すグラフである。
すグラフである。
【図7】同上の説明図である。
【図8】同上の説明図である。
【図9】同上における一部分を示すフローチャートであ
る。
る。
【図10】同上における一部分を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図11】同上における一部分を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図12】同上の説明図である。
【図13】同上の説明図である。
【図14】同上の説明図である。
【図15】同上におけるデータテーブルの説明図であ
る。
る。
【図16】同上における一部分を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図17】同上の説明図である。
【図18】同上の説明図である。
【図19】同上の説明図である。
【図20】(a)は加工物の斜視図、(b)は加工物を
表すグラフである。
表すグラフである。
【図21】(a)は加工物の斜視図、(b)は加工物を
表すグラフである。
表すグラフである。
【図22】同上の説明図である。
【図23】(a)は加工物の斜視図、(b)は加工物を
表すグラフである。
表すグラフである。
【図24】(a)は加工物の斜視図、(b)は加工物を
表すグラフである。
表すグラフである。
【図25】実施形態2の特徴部分を示すフローチャート
である。
である。
【図26】同上の説明図である。
【図27】実施形態3の特徴部分の説明図である。
【図28】同上の特徴部分を示すフローチャートであ
る。
る。
【図29】同上の説明図である。
【図30】実施形態4の特徴部分の説明図である。
【図31】同上の特徴部分を示すフローチャートであ
る。
る。
【図32】実施形態5の特徴部分の説明図である。
【図33】同上の特徴部分を示すフローチャートであ
る。
る。
【図34】実施形態6の特徴部分を示すフローチャート
である。
である。
【図35】同上の説明図である。
【図36】(a)は実施形態7における加工物の斜視
図、(b)はその加工物を表すグラフである。
図、(b)はその加工物を表すグラフである。
【図37】実施形態7の特徴部分を示すフローチャート
である。
である。
【図38】同上の説明図である。
【図39】実施形態8の特徴部分の説明図である。
【図40】同上の特徴部分を示すフローチャートであ
る。
る。
【図41】同上の説明図である。
【図42】実施形態9の特徴部分の説明図である。
【図43】同上の説明図である。
【図44】同上の特徴部分を示すフローチャートであ
る。
る。
【図45】実施形態10の特徴部分の説明図である。
【図46】同上の特徴部分を示すフローチャートであ
る。
る。
【図47】実施形態11の特徴部分の説明図である。
【図48】同上の特徴部分を示すフローチャートであ
る。
る。
【図49】同上の説明図である。
【図50】実施形態12の特徴部分を示すフローチャー
トである。
トである。
【図51】同上の特徴部分を示すフローチャートであ
る。
る。
【図52】同上の説明図である。
【図53】同上の説明図である。
【図54】実施形態13の特徴部分を示すフローチャー
トである。
トである。
【図55】実施形態14の特徴部分を示すフローチャー
トである。
トである。
【図56】実施形態15の特徴部分を示すフローチャー
トである。
トである。
【図57】同上の説明図である。
【図58】実施形態16の特徴部分を示すフローチャー
トである。
トである。
【図59】同上の説明図である。
【図60】同上における工具の説明図である。
【図61】同上における工具及び工作機械の説明図であ
る。
る。
【図62】同上の説明図である。
【図63】実施形態17の特徴部分を示すフローチャー
トである。
トである。
【図64】同上の説明図である。
【図65】実施形態18の特徴部分を示すフローチャー
トである。
トである。
【図66】実施形態19の特徴部分を示すフローチャー
トである。
トである。
【図67】実施形態20の特徴部分を示すフローチャー
トである。
トである。
【図68】実施形態21の特徴部分を示すフローチャー
トである。
トである。
【図69】実施形態22の特徴部分を示すフローチャー
トである。
トである。
【図70】実施形態23の特徴部分を示すフローチャー
トである。
トである。
【図71】同上の説明図である。
【図72】実施形態24の特徴部分を示すフローチャー
トである。
トである。
【図73】同上の説明図である。
【図74】実施形態25の特徴部分を示すフローチャー
トである。
トである。
【図75】同上の特徴部分を示すフローチャートであ
る。
る。
【図76】同上の説明図である。
【図77】同上の説明図である。
【図78】同上の説明図である。
【図79】実施形態26の特徴部分を示すフローチャー
トである。
トである。
【図80】同上の説明図である。
【図81】実施形態27の特徴部分を示すフローチャー
トである。
トである。
【図82】実施形態28の特徴部分を示すフローチャー
トである。
トである。
【図83】実施形態29の特徴部分を示すフローチャー
トである。
トである。
【図84】実施形態30の特徴部分を示すフローチャー
トである。
トである。
【図85】従来技術を説明するための説明図である。
【図86】加工物の一例を示す斜視図である。
1 CADデータ取込手段 2 接合関係情報作成手段 3 照合手段 4 データベース 5 加工情報作成手段 6 表示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 海住 和幸 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 森沢 吉明 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 井上 章 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 山田 達也 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5H269 AB01 AB19 BB07 EE11 QB15
Claims (37)
- 【請求項1】 数値制御工作機械により加工物を加工す
るための数値制御データを作成する数値制御データ作成
方法であって、加工物についての3次元CADデータか
ら当該加工物の形状を表す面の表現式ならびに面の輪郭
の表現式を含んだ面情報を取り込む第1の処理と、取り
込んだ各々の面の輪郭の表現式を互いに比較し、両者が
一致した場合に当該輪郭を稜線として2つの面が接合し
ていることを示す接合関係情報を作成する第2の処理
と、上記接合関係情報を、予め登録されている加工形状
の標準モデルの面の接合関係情報と照合して両者が合致
した場合には当該部位を加工部位として設定する第3の
処理と、予め登録されている加工情報作成手順ならびに
加工形状の標準モデル毎に設定された加工情報パラメー
タにより、上記設定された加工部位の加工情報を作成す
る第4の処理とを有することを特徴とする数値制御デー
タ作成方法。 - 【請求項2】 上記第2の処理において、各面に割り振
った番号、各面の表現式の情報、各面に接合する面の上
記番号のリスト並びに接合する稜線の表現式の情報、お
よび接合する2面の接合角度により上記接合関係情報を
表現することを特徴とする請求項1記載の数値制御デー
タ作成方法。 - 【請求項3】 上記第2の処理において、加工前の素材
形状を表す面の表現式及び面の輪郭の表現式を有する上
記素材の面情報を3次元CADデータから取り込み、上
記素材の面情報より下方に位置する上記加工物の面の接
合関係情報のみを上記第3の処理以降の処理対象とする
ことを特徴とする請求項1記載の数値制御データ作成方
法。 - 【請求項4】 上記第1の処理にて取り込んだ加工物の
形状を表す面が自由曲面である場合、当該面に所定の間
隔で一様に発生させた点群の法線ベクトルのz成分が所
定の範囲内の上記点群を纏め、当該点群の境界で上記面
を分割した部位を上記第2の処理以降の処理対象に加え
ることを特徴とする請求項1記載の数値制御データ作成
方法。 - 【請求項5】 上記第2の処理前に、上記加工物の各面
の輪郭の表現式を比較し、同一の表現式を有して隣接す
る複数の輪郭をグループ化することによって上記加工物
の面情報を作り直すことを特徴とする請求項1記載の数
値制御データ作成方法。 - 【請求項6】 上記第2の処理において、上記加工物の
各面の表現式を比較し、同一の表現式を有して隣接する
複数の面をグループ化することによって上記加工物の面
の接合関係情報を作り直すことを特徴とする請求項1記
載の数値制御データ作成方法。 - 【請求項7】 上記グループ化において、任意の面を基
準面とし当該基準面と接合関係にある面を比較対象の面
として両者の面情報を比較し、同一の表現式を有して隣
接する場合に上記比較対象面を基準面とグループ化する
とともに、上記比較対象面を新たに基準面とし、当該基
準面と接合関係にある比較対象面との間で面情報を比較
してグループ化が可能な面を探索することを特徴とする
請求項6記載の数値制御データ作成方法。 - 【請求項8】 上記第3の処理前に、予め登録されてい
る上記加工情報の作成に無関係な形状の接合関係情報
を、上記加工物の接合関係情報から探しだして削除し、
当該加工物の接合関係情報を作り直すことを特徴とする
請求項1記載の数値制御データ作成方法。 - 【請求項9】 上記第3の処理前に、上記接合関係情報
に基づいて法線ベクトルのz成分が所定の範囲内であり
且つ互いに接合関係にある複数の面をグループ化するこ
とで上記加工物の傾斜面を定義することを特徴とする請
求項1記載の数値制御データ作成方法。 - 【請求項10】 2つの互いに隣接する上記傾斜面のグ
ループに属する各面が所定の範囲内の角度で谷折れの接
合状態である場合に当該接合部分の稜線を谷形状として
設定することを特徴とする請求項9記載の数値制御デー
タ作成方法。 - 【請求項11】 上記第3の処理前に、上記接合関係情
報に基づいて法線ベクトルのz成分がゼロであり且つ互
いに接合関係にある複数の面を垂直面としてグループ化
し、上記法線ベクトルのx成分及びy成分がゼロである
水平面と上記グループ化された複数の垂直面とが谷折れ
の接合状態である場合に当該水平面を上記加工部位とし
て設定することを特徴とする請求項1記載の数値制御デ
ータ作成方法。 - 【請求項12】 上記第4の処理において、上記加工情
報パラメータの加工の順序を示す加工工程手順情報を、
上記第3の処理で設定された加工部位と照合して当該加
工物の形状に合致した加工工程を決定し、決定された加
工工程の加工情報パラメータを算出すると同時に当該加
工工程における形状を作成することを特徴とする請求項
1記載の数値制御データ作成方法。 - 【請求項13】 同一の上記加工部位が複数有り、当該
各加工部位に対する加工工程が上記加工工程手順情報に
設定されている場合、上記加工部位の個数分だけ上記加
工工程手順情報を拡張することを特徴とする請求項12
記載の数値制御データ作成方法。 - 【請求項14】 上記加工工程手順情報に加工部位に対
する加工方法が複数設定されている場合、各加工方法に
おける評価指標同士を比較し、最適な評価指標を有する
加工方法を選択することを特徴とする請求項13記載の
数値制御データ作成方法。 - 【請求項15】 上記評価指標を加工に要する加工時間
とし、上記加工部位の範囲並びに加工情報パラメータを
用いて上記加工時間を擬似的に算出することを特徴とす
る請求項14記載の数値制御データ作成方法。 - 【請求項16】 上記評価指標を加工に要する加工費用
とし、上記加工部位の範囲並びに加工情報パラメータを
用いて上記加工費用を擬似的に算出することを特徴とす
る請求項14記載の数値制御データ作成方法。 - 【請求項17】 上記評価指標を加工に用いる工具の費
用とし、上記加工部位の範囲並びに加工情報パラメータ
を用いて上記工具費用を擬似的に算出することを特徴と
する請求項14記載の数値制御データ作成方法。 - 【請求項18】 上記評価指標を加工に用いる工具の負
荷とし、上記加工部位の範囲並びに加工情報パラメータ
を用いて上記工具負荷を擬似的に算出することを特徴と
する請求項14記載の数値制御データ作成方法。 - 【請求項19】 上記加工工程毎に加工に用いる工具と
当該加工工程における形状との干渉具合を解析し、解析
結果に基づいて工具と上記加工工程における形状との干
渉を回避することを特徴とする請求項12記載の数値制
御データ作成方法。 - 【請求項20】 同じ加工に用いる工具を複数種類用意
し、上記解析結果に基づいて上記加工工程における形状
と干渉しない工具を選出して用いることを特徴とする請
求項19記載の数値制御データ作成方法。 - 【請求項21】 上記複数種類の工具の情報を予めデー
タベースに登録しておき、データベースから順次読み出
した各工具の情報を用いて上記加工工程における形状と
の干渉を検証し、当該検証結果に基づいて干渉しない工
具を選出することを特徴とする請求項20記載の数値制
御データ作成方法。 - 【請求項22】 上記各工具の上記加工工程における形
状との干渉量を導出し、導出した干渉量に応じて数値制
御工作機械に対する工具の取付長を調整することを特徴
とする請求項20記載の数値制御データ作成方法。 - 【請求項23】 上記複数種類の工具の情報を予めデー
タベースに登録しておき、上記複数種類の中から任意の
一の工具を仮の使用工具に選ぶとともに当該仮の使用工
具と上記加工工程における形状との干渉量を導出し、上
記データベースに登録された各工具の情報に基づいて当
該干渉量を上記仮の使用工具の外形寸法に付加したより
も小さくない外形寸法を有する工具を選出することを特
徴とする請求項22記載の数値制御データ作成方法。 - 【請求項24】 上記複数種類の中から任意の一の工具
を仮の使用工具に選ぶとともに当該仮の使用工具と上記
加工工程における形状との干渉量を導出し、当該干渉量
を上記仮の使用工具の外形寸法に付加することで数値制
御工作機械に対する工具の取付長を算出することを特徴
とする請求項22記載の数値制御データ作成方法。 - 【請求項25】 上記各工具の上記加工工程における形
状との干渉部位を導出し、導出した干渉部位に応じて数
値制御工作機械に対する工具の取付部分の径を調整する
ことを特徴とする請求項20記載の数値制御データ作成
方法。 - 【請求項26】 上記複数種類の工具の情報を予めデー
タベースに登録しておき、上記複数種類の中から任意の
一の工具を仮の使用工具に選ぶとともに当該仮の使用工
具と上記加工工程における形状との干渉部位を導出し、
当該干渉部位の情報と上記データベースに登録された各
工具の情報とに基づいて干渉を回避可能な取付部分径を
有する工具を選出することを特徴とする請求項25記載
の数値制御データ作成方法。 - 【請求項27】 上記複数種類の中から任意の一の工具
を仮の使用工具に選ぶとともに当該仮の使用工具と上記
加工工程における形状との干渉部位を導出し、当該干渉
部位の情報を用いて干渉を回避可能な取付部分の径を算
出することを特徴とする請求項25記載の数値制御デー
タ作成方法。 - 【請求項28】 上記各工具の上記加工工程における形
状との干渉量を導出し、導出した干渉量に応じて数値制
御工作機械に対する工具の取付長を調整するとともに、
上記各工具の上記加工工程における形状との干渉部位を
導出し、導出した干渉部位に応じて数値制御工作機械に
対する工具の取付部分の径を調整することを特徴とする
請求項20記載の数値制御データ作成方法。 - 【請求項29】 上記各加工工程を複数の副加工工程に
分割し、各副加工工程毎に干渉回避可能な工具を選出す
ることを特徴とする請求項19記載の数値制御データ作
成方法。 - 【請求項30】 上記各加工工程において1種類の工具
で干渉を回避して加工可能な深さを算出し、上記1種類
の工具で行う加工工程を1つの副加工工程とすることを
特徴とする請求項29記載の数値制御データ作成方法。 - 【請求項31】 加工可能な深さが異なる複数種類の工
具の情報を予めデータベースに登録しておき、上記各加
工工程においてデータベースに登録されている複数種類
の内の1種類の工具で干渉を回避して加工可能な深さを
算出し、上記1種類の工具で行う加工工程を1つの副加
工工程とするとともに、所望の加工深さに達するまで各
副加工工程毎にデータベースに登録されている複数種類
の工具の内の1種類の工具を選出することを特徴とする
請求項29記載の数値制御データ作成方法。 - 【請求項32】 上記1種類の工具で加工可能な加工距
離を算出するとともに当該加工距離が限界値を超える場
合には別の種類の工具をデータベースから選出すること
を特徴とする請求項31記載の数値制御データ作成方
法。 - 【請求項33】 上記1種類の工具で加工可能な工具負
荷を算出するとともに当該工具負荷が限界値を超える場
合には別の種類の工具をデータベースから選出すること
を特徴とする請求項31記載の数値制御データ作成方
法。 - 【請求項34】 同じ加工に用いる工具を複数種類用意
し、上記解析結果に基づいて上記加工工程における形状
と干渉しない工具を選出して用いるとともに、上記各加
工工程を複数の副加工工程に分割し、各副加工工程毎に
干渉回避可能な工具を選出することを特徴とする請求項
19記載の数値制御データ作成方法。 - 【請求項35】 上記加工情報に含まれる工程手順と、
各工程での加工情報パラメータを対話的に確認する第5
の処理を有することを特徴とする請求項1記載の数値制
御データ作成方法。 - 【請求項36】 上記第5の処理において、上記各工程
毎に加工物の仕掛品の形状を擬似的に作成して段階的に
表示することを特徴とする請求項35記載の数値制御デ
ータ作成方法。 - 【請求項37】 上記仕掛品の形状と加工物の形状とを
比較し、仕掛品における未加工部分のみの形状モデルを
作成して表示することを特徴とする請求項36記載の数
値制御データ作成方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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---|---|---|---|
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JP2000-47020 | 2000-02-24 | ||
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JP2001312308A true JP2001312308A (ja) | 2001-11-09 |
Family
ID=26585970
Family Applications (1)
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-
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070206 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070703 |