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JP2001311696A - 容器検査における検査領域の設定方法 - Google Patents

容器検査における検査領域の設定方法

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JP2001311696A
JP2001311696A JP2000128319A JP2000128319A JP2001311696A JP 2001311696 A JP2001311696 A JP 2001311696A JP 2000128319 A JP2000128319 A JP 2000128319A JP 2000128319 A JP2000128319 A JP 2000128319A JP 2001311696 A JP2001311696 A JP 2001311696A
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JP2000128319A
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Yasuo Miwa
保生 三輪
Toru Ishikura
徹 石倉
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Kirin Techno System Co Ltd
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 検査領域として不適当な領域を除くための検
査領域の設定方法であって、より具体的には、ネジ山部
とベントスロットの境界部分にあるネジ立ち上がり部を
検査領域から除くことにより当該部分を欠陥と判定せず
に精度良く欠陥を検出できる容器検査における検査領域
の設定方法を提供する。 【解決手段】 ネジ山部2aを有する容器口部を検査す
る際に撮像装置16によって得られた画像の検査領域を
設定する方法であって、撮像装置16によって撮像され
た画像について、ネジ山部2aに対して略直交する走査
線を順次走査する走査工程と、一の走査線において始め
から所定の画素数を走査して、ネジ山部2aに対応した
明度を有する画素が検出されなくなった場合に、当該一
の走査線から所定の走査線数だけ戻った検査領域を除外
する第1除外工程を有した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はネジ山を有する透明
容器の口部を検査する方法に係り、特に検査領域として
不適当な領域を除くための検査領域の設定方法であっ
て、ペットボトルのプリフォームのネジ口部の検査に好
適な容器検査における検査領域の設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、その利便性等から各種のペットボ
トル容器が飲料の充填用容器として使用されている。ペ
ットボトルの成形工程においては、ボトルは、まずポリ
・エチレン・テレフタレート(PET)を原料として、
プリフォームと呼ばれる形状に成形される。図7はプリ
フォームを示す正面図である。図7に示すように、プリ
フォーム1は、概略試験管状をなし、ネジ山部2aを有
したネジ口部2と、円筒状の胴部3と、球面状の底部4
と、つば部5とを有している。プリフォーム1には既に
完成品としてのネジ口部2が形成されており、次工程で
胴部3及び底部4を加熱膨脹しボトルの形状に成形され
る。
【0003】図8はプリフォーム1のネジ口部2の拡大
斜視図である。図8に示すように、ネジ山部2aにはベ
ントスロット2bと称されるネジ山を垂直方向に横切る
溝が存在する。これは、巻締め装置でキャップをネジ口
部に装着した後のボトル洗浄工程において、洗浄水を当
該ベントスロット2bから浸透させ、ネジ山部2aを洗
浄することを目的として設けられたものである。
【0004】ところが、ネジ口部2には、成形工程の加
熱状態によって、一部が黒色に変色する場合がある。こ
のような有色欠陥(以下、単に「欠陥」という)は、
傷、欠け等の構造上の不良ではないが、外観上好ましく
ないため製品として販売することはできない。そこで、
プリフォームとして成形した後にネジ口部の欠陥を検査
し、欠陥を有するプリフォームを除去する工程が必要と
なる。
【0005】上述のプリフォームのような透明容器の欠
陥検査又は異物検査を行う場合には、容器を照明装置に
より照明し、容器を透過した透過光をCCDカメラから
なる撮像装置で撮影し、得られた画像を画像処理装置に
より処理し、容器に欠陥又は異物が付着している場合に
は、その部分の画像が正常な部分の画像より暗くなるた
め、この暗くなった画像を識別して欠陥又は異物を検出
するようにしている。
【0006】上述の方法により、図7および図8に示す
ようなプリフォーム1のネジ口部2を検査しようとする
場合、プリフォームの内部側より投光し、ネジ口部を透
過した透過光をCCDカメラにより撮像すればよい。こ
の場合、プリフォーム1の内部側より投光された光は、
ネジ山がない平坦な部分(溝部)2cではそのまま透過
してCCDカメラに入射するため明るい画像となり、ネ
ジ山部2aではネジ山の傾斜部分で屈折するためCCD
カメラに入射する光量は前記平坦な部分より少なくな
り、ぼんやりと暗い画像となる。これに対して、プリフ
ォームのネジ口部に欠陥又は異物が付着している場合に
は、プリフォームの内部側より投光された光はこの部分
で遮断されるか又はCCDカメラの方向とは異なった方
向に屈折してCCDカメラに入射しないため暗い(黒色
の)画像となる。したがって、暗く(黒色に)映る欠陥
又は異物をぼんやりと暗く映るネジ山部分と区別するこ
とができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、理論
的には、ネジ山部2aと平坦な部分(溝部)2cと欠陥
(又は異物)とは画像上区別できるはずであるが、実際
にはベントスロット2bを有するネジ山部2aの場合に
は以下のような不都合が発生する。即ち、図8に示すよ
うに、ネジ山部2aとベントスロット2bとの境界部分
では、ベントスロット2bからネジ山部2aに向かって
なだらかに傾斜して立ち上ってゆくネジ立ち上がり部2
dになっている。
【0008】容器の全面検査を行うためには、容器は回
転されるため、撮像方向に対するネジ立ち上がり部2d
は容器の回転によって変化することとなる。当該ネジ立
ち上がり部2dで透過光が屈折される点においては通常
のネジ山部2aと同様であるが、境界部分であるネジ立
ち上がり部2dは上述のように撮像方向に対して角度が
変化するため、特定の角度によっては撮像装置に入射す
る光線が極端に少なくなるため、該ネジ立ち上がり部2
dがきわめて暗い画像となり欠陥部と認識される場合が
ある。したがって、実際には良品であるにもかかわらず
ネジ立ち上がり部2dが欠陥部として認識されるため、
不良品と判定されてしまうという問題が生じる。
【0009】本発明は、上述の事情に鑑みなされたもの
で、検査領域として不適当な領域を除くための検査領域
の設定方法であって、より具体的には、ネジ山部とベン
トスロットの境界部分にあるネジ立ち上がり部を検査領
域から除くことにより当該部分を欠陥と判定せずに精度
良く欠陥を検出できる容器検査における検査領域の設定
方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明は、ネジ山部を有する容器口部を検査する際
に撮像装置によって得られた画像の検査領域を設定する
方法であって、撮像装置によって撮像された画像につい
て、ネジ山部に対して略直交する走査線を順次走査する
走査工程と、一の走査線において始めから所定の画素数
を走査して、ネジ山部に対応した明度を有する画素が検
出されなくなった場合に、当該一の走査線から所定の走
査線数だけ戻った検査領域を除外する第1除外工程を有
したことを特徴とするものである。また本発明は、前記
第1除外工程におけるネジ山部に対応した明度を有する
画素が検出されなくなった後に、初めてネジ山部に対応
した明度を有する画素を検出したときに、当該走査線か
ら所定の走査線数だけ進んだ検査領域を除外する第2除
外工程を有することを特徴とするものである。
【0011】さらに本発明は、前記第1除外工程におけ
る前記当該一の走査線から所定の走査線数だけ進んだ検
査領域を除外する第3除外工程を有し、前記第3除外工
程で除外された検査領域内にあって、前記当該一の走査
線から所定の走査線数だけ進んだ位置の走査線から所定
の走査線数だけを除外せずに検査領域として設定してお
くことを特徴とするものである。本発明によれば、欠陥
として誤認される恐れがある検査領域として不適当な領
域を検査領域から除外することができ、きわめて精度良
く容器のネジ口部を検査することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る容器検査にお
ける検査領域の設定方法の一実施形態を図1乃至図6を
参照して説明する。図1は、本発明の検査領域の設定方
法を実施する装置構成の一例を示す概略図である。図1
に示すように、プリフォーム1は支持台10によって支
持されている。支持台10は回転可能に構成されてお
り、支持台10上のプリフォーム1は自転するようにな
っている。
【0013】プリフォーム1のネジ口部2内には、断面
が円筒形の光拡散板12が挿入されている。光拡散板1
2の内部には、光ファイバ13の先端部13aが挿入さ
れている。そして、光拡散板12と光ファイバ13の先
端部13aは、プリフォーム1の外部からネジ口部2内
に挿入できるように一体に上下動可能に構成されてい
る。光ファイバ13の後端部は光源14に接続されてお
り、光ファイバ13と光源14は照明装置15を構成し
ている。またプリフォーム1のネジ口部2を外部より撮
影するCCDカメラからなる撮像装置16が配設されて
いる。撮像装置16は、画像処理装置17に接続されて
いる。
【0014】上述の構成において、光ファイバ13の先
端部13aより投光された光は、光拡散板12を透過し
て拡散光となってプリフォーム1のネジ口部2内に入射
する。拡散光がネジ口部2の内部に入射すると、ネジ山
がない平坦な部分ではそのまま透過して撮像装置16に
入射するため明るい画像となり、一方、ネジ山部2aの
斜面に入射した光の一部は撮像装置16に入射すること
になり、得られた画像中では、ネジ山部2aはぼんやり
とした暗い画像となる。
【0015】一方、プリフォーム1のネジ口部2に欠陥
がある場合には、ネジ口部2の内部からの光は欠陥部で
遮断されるか又は欠陥部で撮像装置16の方向とは異な
った方向に屈折して撮像装置16には入射しない。その
ため、欠陥部は、はっきりとした暗い(黒色の)画像と
なる。したがって、画像処理装置17により背景よりも
暗い点を欠陥と判定する。支持台10の回転によってプ
リフォーム1を自転させ、プリフォーム1のネジ口部2
の全周検査を行うことができる。
【0016】図2は、本発明の検査領域の設定方法を実
施する装置構成の他の例を示す概略図である。図2に示
すように、プリフォーム1はホルダ20によって保持さ
れている。この場合、ホルダ20は、例えば真空源に接
続されており、プリフォーム1を真空吸着によって保持
するようになっている。ホルダ20は回転可能に構成さ
れており、ホルダ20によってプリフォーム1は自転す
るようになっている。ホルダ20は、白色硬化樹脂から
形成されており、ネジ口部2の上端開口部2eに係合す
るフランジ部20aと、フランジ部20aから下方に突
出する逆円錐状の突出部20bとを備えている。突出部
20bの先端はネジ口部2に形成されたネジ山部2aよ
り下方に位置している。
【0017】またホルダ20は、プリフォーム1の内部
の空気を吸引するための貫通孔20cを備えている。な
お、ホルダ20のフランジ部20aにはホルダ20を上
下動および回転させるためのシャフトが接続されている
が、図2では図示を省略している。ホルダ20によって
保持されたプリフォーム1の下方には照明装置15が配
置されている。またプリフォーム1のネジ口部2を外部
より撮像するCCDカメラからなる撮像装置16が配置
されている。撮像装置16は画像処理装置17に接続さ
れている。
【0018】上述の構成において、照明装置15からの
投光はプリフォーム1の底部を透過してホルダ20の逆
円錐状の突出部20bに到達する。突出部20bは白色
硬化樹脂からなる光拡散部材によって形成されているた
め、突出部20bに投光された光は、突出部20bで反
射されて拡散光となってネジ口部2を透過する。突出部
20bは光を透過させることがないため、撮像装置16
に面するネジ口部2の部分を透過した透過光のみが撮像
装置16に入射し、撮像装置16の反対のネジ口部2を
透過した光は撮像装置16に入射しない。したがって、
撮像装置16は撮像装置側のネジ口部2のみを撮像する
ことができる。撮像装置16で撮像された画像は画像処
理装置17によって処理され、ネジ口部2に欠陥がある
場合には、その部分の画像が他の正常な部分の画像(明
るい画像又はぼんやりと暗い画像)より暗くなり、欠陥
が検出される。本例で得られる画像は図1に示す例と同
様であるため、説明を省略する。
【0019】図3は、図1又は図2に示す装置を使用し
て撮像装置16によって撮像されたベントスロットを有
するネジ山部の検査領域内の画像を示す。図3はプリフ
ォームを回転しながら撮像した画像の1つであって、回
転速度を考慮して撮像時間間隔を適宜設定すれば、全周
を検査することが可能となる。また、この検査領域、ま
たこれを示す数値等はひとつの具体例であって、本発明
が当該実施例によって限定されるものではない。撮像さ
れた映像は、撮像装置16に接続された画像処理装置1
7によって処理されるが、本発明の特徴となる検査領域
の設定方法はこの処理段階において使用される。
【0020】図3において、1〜180の数は各画素を
特定するものである。図中に斜め線として記載されてい
る部分がネジ山部に対応した部分で、本検査領域は容器
の垂直軸と平行に設定しているため、ネジ山部は左に行
くほど下がる向きに傾斜している。また、本検査領域に
はネジ山部Iとネジ山部IIに対応した部分が存在してい
る。そして、ネジ山部の画像はベントスロットに対応し
た部分で途切れた画像になっている。ベントスロットに
対応した部分で途切れているネジ山端部のネジ立ち上が
り部に対応する画像は、図中では縦方向に長い略楕円形
で記載されている部分である(例えば、画素34,3
5,36)。また、領域右側でネジ山部Iとネジ山部II
に対応した部分の間(画素8,23)に欠陥を現す画像
が存在している。まず各画素の判定は、aライン(走査
線)の画素1から順番に画素15まで走査し、次にbラ
インの画素16から画素30まで走査する。このように
してlラインの画素180まで順次走査して欠陥の有無
を判定していく。
【0021】次に、検査領域の設定方法の一例を説明す
る。 図3において、ラインaから走査を始める。一定の閾
値以下の明度をネジ山部エッジ(ネジ山部2aに対応し
た部分)ありと判定する。 上部から走査して一定数判断しても、ネジ山部エッジ
が現れない初めてのライン(走査線)をベントスロット
の始まりと判断する(図3のラインd)。 初めてのラインから、一定数後のエリア内にベントス
ロットがあると仮定する。例えば、ラインdからdを含
め8ライン以内にベントスロットがあると仮定すれば、
ラインkまでの間にこベントスロットがあると仮定した
ことになる。
【0022】次に、仮定した範囲内でネジ山部エッジ
の現れない最後のラインを検出する。具体的には、ライ
ンdを走査し終わったときには、最後のラインはdにな
る。次にラインeを走査した場合は、ラインeにはエッ
ジは現れないため、エッジが現れない最後の位置がdか
らeに変更される。このようにラインiまで走査し続け
るとラインiにエッジは現れないので、最後のラインは
iのままで更新されない。仮定した最後のラインkを走
査した場合も同様である。 このアルゴリズムによって、ベントスロット部の左
端、ラインiを検出することができる。ステップ3で一
定数のエリアを仮定したのは、ステップ4の走査数を最
小限にするためである。そして、ラインdから一定数戻
る方向の範囲及びラインiから一定数進む範囲をネジ山
端部、即ちネジ立ち上がり部としてキャンセル(除外)
する。除外する走査線数はネジ山端部の傾斜角度等によ
って適宜定めればよい。図3に示す例においては、ライ
ンdから少なくとも1ライン戻った範囲(画素34〜3
6,40〜42を含む範囲)及びラインiから少なくと
も1ライン進んだ範囲(画素139〜141,146〜
148を含む範囲)をキャンセルする。
【0023】上述の方法でネジ山端部としてキャンセル
(除外)された部分の画像は検査対象外となり、この部
分が欠陥部と判定されることがなくなる。そして、設定
された検査領域で暗い画像、図3では画素8および23
に対応した部分に欠陥があると判定される。
【0024】次に、検査領域の設定方法の他の例を説明
する。 1)検査ゲート数 図4は、図1および図2に示す撮像装置16で得られた
画像に検査ゲートを設定した状態を示す図である。図4
(a)に示す画像ではキャンセラー機能を働かせていな
いので、ゲート数は検査ゲート1〜4の4ヶである。図
4(a)に示す検査ゲート3の中に、キャンセラーによ
って、最大2ヶの以下のような独立した感度設定を行え
る検査ゲートを設けることができる。図4(b)では検
査ゲート3の中に、キャンセラーを働かせ、ゲート数は
検査ゲート1〜5の5ヶになる。また、図4(c)では
検査ゲート3の中に、キャンセラーを働かせ、ゲート数
は検査ゲート1〜6の6ヶとなっている。プリフォーム
1のネジ口部2の検査においては、図4(b)に示すゲ
ート数5ヶの検査ゲートを生成することが好ましいの
で、以下の説明では図4(b)の例を基本として説明す
る。
【0025】2)キャンセラー機能 図5(a)では検査ゲートとは別のエッジ検出ゲートG
eを設定できる。このゲートGe内で、矢印方向に走査
したとき、予め設定された所定長の画素数を越えた長さ
で連続してネジ山エッジが検出されなかったら、そのラ
インはキャンセラー開始候補となる。図5(a)の場
合、ラインAではネジ山部の影や反射により、エッジが
検出されるが、ラインBではエッジが見つからず、上記
キャンセラー開始候補となる。このキャンセラー開始候
補ラインに対し、ライン単位のマスク処理機能がある。
マスクを越え、連続してエッジのないラインが続いた
ら、そのライン位置を基準に検査ゲートのキャンセルを
行う。
【0026】3)キャンセルゲート設定 図4(b)に示す検査ゲート3と検査ゲート5に対して
説明する。図5(a)で説明したキャンセラー開始基準
位置を図5(b)のラインCとすると、検査ゲート3は
ラインCを基準にaの幅だけ右にキャンセル(除外)
し、bの幅だけ左にキャンセル(除外)する。つまり、
ラインCを基準にaの幅に相当する走査線数だけ戻って
キャンセルし、bの幅に相当する走査線数だけ進んでキ
ャンセルする。また検査ゲート5はラインCを基準にc
の幅だけ左に行ったところから、dまでの部分になり、
この部分は検査領域として設定されている。なお、検査
ゲート5の上下幅は検査ゲート3と同じである。このよ
うに、ネジ山端部(ネジ立ち上がり部)の暗く映ってい
る部分のみを検査領域(ゲート)から外すことによっ
て、他のネジ山部は全周にわたって検査を行うことがで
きる。
【0027】4)キャンセラー無効領域 しかし、ネジ山端部も画像の右端にあると、図6(a)
に示すように、左側のネジ山端部は暗く映らなくなる。
また、ネジ山端部が画像の左端にある場合にも、図6
(b)に示すように、右側のネジ山端部は暗く映らなく
なる。このように、暗くならないネジ山端部であれば、
検査領域に入れても問題はない。図6(a)では、設定
されたラインDの位置よりも右で、キャンセラー開始基
準位置であるラインCを検出した場合は、左側の検査ゲ
ート3を検査ゲート5の左端まで延長する。
【0028】図6(b)では、設定されたラインEの位
置よりも左で、キャンセラー開始基準位置であるライン
Cを検出した場合は、右側の検査ゲート3を検査ゲート
5の右端まで延長する。ラインD(図6(a))はエッ
ジ検出ゲート右端からの距離で、ラインE(図6
(b))はエッジ検出ゲート左端からの距離で1ライン
単位で設定される。もし、この無効領域を設定しない場
合は、ラインDの位置をエッジ検出ゲート右端に重ねる
ように(設定値=0)、ラインEの位置をエッジ検出ゲ
ート左端に重ねるように(設定値=0)すればよい。
【0029】上述した実施の形態においては、容器の一
例としてプリフォームを説明したが、本発明はネジ口部
を有した透明な容器、例えば、ガラス壜、ペットボトル
等の他の容器に適用可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、欠
陥として誤認される恐れがある検査領域として不適当な
領域を検査領域から除外することができ、きわめて精度
良く容器のネジ口部を検査することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の検査領域の設定方法を実施する装置構
成の一例を示す概略図である。
【図2】本発明の検査領域の設定方法を実施する装置構
成の他の例を示す概略図である。
【図3】図1又は図2に示す装置を使用して撮像装置に
よって撮像されたベントスロットを有するネジ山部の検
査領域を示す。
【図4】図1および図2に示す撮像装置で得られた画像
に検査ゲートを設定した状態を示す図である。
【図5】キャンセラー機能を説明する図である。
【図6】キャンセラー無効領域を説明する図である
【図7】プリフォームを示す正面図である。
【図8】プリフォームのネジ口部の拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 プリフォーム 2 ネジ口部 2a ネジ山部 2b ベントスロット 2c 溝部 2d ネジ立ち上がり部 2e 上端開口部 10 支持台 12 光拡散板 13 光ファイバ 13a 先端部 14 光源 15 照明装置 16 撮像装置 17 画像処理装置 20 ホルダ 20a フランジ部 20b 突出部 20c 貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA49 AA54 BB05 DD03 FF42 GG01 JJ03 JJ16 LL02 LL49 MM04 PP13 QQ21 QQ32 QQ36 2G051 AA13 AB02 BB17 CA03 CA04 DA08 EA16 EB01 ED01 ED04 ED22 4F208 AA24 AG07 AG23 AH55 AP19 LA02 LB01 LG17 LG28 LG36 LH30 LW02 LW39

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネジ山部を有する容器口部を検査する際
    に撮像装置によって得られた画像の検査領域を設定する
    方法であって、 撮像装置によって撮像された画像について、ネジ山部に
    対して略直交する走査線を順次走査する走査工程と、 一の走査線において始めから所定の画素数を走査して、
    ネジ山部に対応した明度を有する画素が検出されなくな
    った場合に、当該一の走査線から所定の走査線数だけ戻
    った検査領域を除外する第1除外工程を有したことを特
    徴とする容器検査における検査領域の設定方法。
  2. 【請求項2】 前記第1除外工程におけるネジ山部に対
    応した明度を有する画素が検出されなくなった後に、初
    めてネジ山部に対応した明度を有する画素を検出したと
    きに、当該走査線から所定の走査線数だけ進んだ検査領
    域を除外する第2除外工程を有することを特徴とする請
    求項1記載の容器検査における検査領域の設定方法。
  3. 【請求項3】 前記第1除外工程における前記当該一の
    走査線から所定の走査線数だけ進んだ検査領域を除外す
    る第3除外工程を有し、 前記第3除外工程で除外された検査領域内にあって、前
    記当該一の走査線から所定の走査線数だけ進んだ位置の
    走査線から所定の走査線数だけを除外せずに検査領域と
    して設定しておくことを特徴とする請求項1記載の容器
    検査における検査領域の設定方法。
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Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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