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JP2001310816A - 物品の位置決め方法及びその装置 - Google Patents

物品の位置決め方法及びその装置

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JP2001310816A
JP2001310816A JP2000128525A JP2000128525A JP2001310816A JP 2001310816 A JP2001310816 A JP 2001310816A JP 2000128525 A JP2000128525 A JP 2000128525A JP 2000128525 A JP2000128525 A JP 2000128525A JP 2001310816 A JP2001310816 A JP 2001310816A
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JP
Japan
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article
end regulating
positioning
traveling
cam
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JP2000128525A
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JP4571269B2 (ja
Inventor
Kazuyoshi Shimizu
一義 清水
Tomoyuki Wakai
伴行 若井
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Kawashima Packaging Machinery Ltd
Original Assignee
Kawashima Packaging Machinery Ltd
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Publication date
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Publication of JP2001310816A publication Critical patent/JP2001310816A/ja
Publication of JP2001310816A5 publication Critical patent/JP2001310816A5/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、搬送中の物品の搬送方向前方か
ら前端規制部材を当接させて、物品に過大な力を作用さ
せることなく、物品を後端規制部材との間で位置決めす
る物品の位置決め方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 スプロケット13,14及び無端チェー
ン15から成る走行手段10によって走行される前端規
制手段30は、走行手段10に沿って配設されたカム手
段40によってカム作動される。前端規制手段30は、
搬送手段2によって搬送中の物品Aに対して、搬送方向
前方より物品Aの前端部a2 に相対的に接近し、後端部
1 を位置規制可能な後端規制手段であるプッシャ3と
の間で搬送方向前後端の位置決めを行う。前端規制板3
1は、位置決め後の物品Aの搬送方向前方に遠ざかり、
物品Aの姿勢を変更したり損傷を与えることもない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、固形の包装物等
の物品を搬送手段によって搬送している途中に、物品の
位置決めを可能にする物品の位置決め方法及び装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、棒状又はスティック状の洋菓子等
の物品については、大きさによっては、単品毎に処理す
る場合も、複数個単位で包装等の処理をする場合もあ
る。例えば、包装機械によって包装処理する場合、これ
らの物品は食品工場等のように、ある程度の規格を満た
して大量生産されるものもあるので、包装機械によって
自動的に包装して、包装作業に費やす時間とコストを低
減させることが行われる。人手で包装するときには包装
物を袋底に寄せて袋詰めすることが可能であるが、搬送
手段の後流に設けられる各種の機械による処理をするに
は、物品の端部を位置決めしたり、揃えることが好都合
である。
【0003】物品の端部を位置決めし、或いは端部を揃
えた状態で物品が包装されれば、見栄えに良い包装体が
得られると共に、コンパクトに包装することが可能にな
るので、包装材の使用量が削減されると共に包装コスト
や環境に対する影響の軽減が期待される。位置決めされ
ず、不揃いの場合には、ヒートシールや結束のように包
装材の開口部を封鎖をするときにヒートシールバー等の
封鎖手段による意図しない物品の噛込みが生じることが
あるが、端部が揃えられるとそのような噛込みが防止さ
れるので、包装機械のトラブル発生を減少させることも
期待できる。
【0004】長ねぎ等の細長植物を被包装物としたフィ
ルム包装において、細長植物の根部側を前方にして、被
包装物の搬送方向と同一方向に所定間隔を置いて走行す
るフィンガ爪間に被包装物を供給し、細長植物の根部側
を前方のフィンガ爪に押し当てた後に包装用フィルム内
に挿入し、包装用フィルムを公知の横ピロー包装機で、
縦シールと横シール及び切断を施すことにより、細長植
物の包装体を得る包装方法が提案されている(特開昭6
2−4019号公報、特開昭62−94518号公報参
照)。細長植物の根部側を前方のフィンガ爪に押し当て
るため、チェーンの走行に伴って細長植物を載せたロー
ラをガイドレール上に乗り上げて回転させ搬送に伴う走
行速度にローラの周速を加算することにより、細長植物
をチェーンの走行速度を上回る速度に加速して搬送させ
ている。加速手段としては、ガイドレールに代えて、エ
ンドレスベルトを用いることも提案されている(例え
ば、実開昭62−52104号公報参照)。
【0005】ところで、複数個単位でグループ化された
物品は、プッシャを備えたコンベヤのような搬送手段に
よって水平方向に搬送されることがある。グループ化さ
れた物品は、ベルトコンベヤのように搬送面がコンベヤ
の走行と共に移動する場合は搬送面からの摩擦力で搬送
されるが、移動しない搬送面上ではプッシャに押されて
搬送される。このとき、物品の搬送手段への供給は一般
にはラフに行われるので、端部が不揃いである。プッシ
ャは一部の物品のみに当接した状態となり、搬送中では
その一部の物品を押し、その他の物品は、プッシャで押
される物品からの摩擦力で押される。いずれにしても、
グループ化された物品の場合、特に、搬送方向の細長い
棒状物品の場合には、一部の物品の前端物品が必ずしも
揃っていないことが多い。そのため、従来、搬送手段に
よって搬送される物品の前端部に係合する揃え板を、物
品の前端部の前方において、エアシリンダ等のアクチュ
エータによって上下方向に駆動又は前後に揺動させて、
揃え板とプッシャとの間で複数物品の前端物品を揃える
ことが行われている。
【0006】搬送先の包装位置で、コンベヤの搬送面と
物品の底面との摩擦力のみで袋内に押し込むのでは、押
込み力が小さく且つすべての物品に均等に伝達されず、
一旦端部を揃えたにもかかわらず、袋と物品との接触に
より物品が袋内で位置が不揃いで包装される可能性があ
る。従って、揃った状態の各物品については、プッシャ
によって物品の後端部を押すことで袋内に押し込むのが
好ましい。
【0007】コンベヤのプッシャがスパゲティや乾麺等
の細長い物品の後端を押しながら袋内に押し込む構造と
した自動包装機にいて、端部を整合させるため、物品の
後端を押すプッシャと物品の前端に当接するプッシャ当
接板との間で物品を挟み込むことにより、物品の端部を
整合させた物品整合装置が提案されている(実開昭51
−17190号公報参照)。この物品整合装置では、不
揃いの包装物は、物品移送樋先端物品に設けられ且つバ
ランスウェイトを備えた開閉板に当接するときに、漸次
突出した状態の各包装物が一時的に前進が停止されるこ
とによって次第に整合され、整合が終了した後において
更にプッシャが前進することにより、前進するプッシャ
の押圧力が包装物を介して開閉板を押し上げて包装物を
製袋器に送り込む構成である。また、包装物が製袋器に
完全に送り込まれる少し前に、包装機からの信号によ
り、別途設けたアクチュエータが開閉板を上方にバラン
スウェイトに抗して強制的に回動させて、包装物への抑
え力を除去している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】物品の搬送前後端部を
力を加えた状態で挟むことによって、物品の搬送方向の
不揃いを整列させる構造は、物品がクッキーや乾麺のよ
うな脆弱な物品である場合には、物品の損傷の原因とな
る。一方、物品の搬送方向の不揃いは、物品の長さがあ
る程度の規格として定まっているものであれば、その規
格の範囲内に物品が納まるように規制すれば、許容され
る誤差内に物品の端部を揃えることが可能である。ま
た、物品の搬送は、その後の処理を考慮すると、後端基
準に揃えて行うことが構造的に簡単であり、且つ確実で
ある。そこで、ラフに供給され且つ間欠的に次々に搬送
される単品又はグループ化された物品の搬送中におい
て、物品の搬送を停止させることなく、且つ各物品に過
大な揃え力を作用させることなく、物品の搬送方向前後
端の位置決めを連続的に行う点で解決すべき課題があ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は、上記
課題を解決することであり、物品をその搬送方向後端に
対する規制手段を備えた搬送手段で搬送する搬送中に、
物品に過大な力を作用させることなく、各物品の搬送方
向前後端の位置決めを連続的に行うことを可能にする物
品の位置決め方法及びその装置を提供することである。
【0010】この発明は、上記の目的を解決するため、
以下のように構成されている。即ち、この発明は、物品
の後端部の位置を規制可能な後端規制手段を備えた搬送
手段によって前記物品を搬送し、前記物品の前端部に係
合可能な前端規制手段を搬送中の前記物品の搬送方向前
方より相対的に接近させ、前記前端規制手段と前記後端
規制手段との間で搬送中の前記物品の搬送方向前後端の
位置決めを行い、前記物品の前記位置決め後に前記前端
規制手段を搬送中の前記物品の搬送方向前方に遠ざける
ことから成る物品の位置決め方法に関する。
【0011】また、この発明は、物品の後端部の位置を
規制可能な後端規制手段を備えた搬送手段に対して適用
され搬送中の前記物品の位置決めを行う位置決め装置に
おいて、前記搬送手段の搬送方向に沿った走行経路を走
行する走行手段、前記走行手段に取り付けられており搬
送中の前記物品の前端部に係合可能な前端規制手段、及
び前記走行手段の前記走行経路に沿った走行に伴って、
前記前端規制手段に対して、搬送中の前記物品の搬送方
向前方より相対的に接近させて前記後端規制手段との間
で搬送中の前記物品の搬送方向前後端の位置決めをさせ
前記物品の位置決め後に搬送中の前記物品の搬送方向前
方に遠ざけさせる位置決め動作を行わせるカム手段から
成る物品の位置決め装置に関する。
【0012】この発明による物品の位置決め方法及びそ
の装置によれば、物品は、その後端部の位置を規制可能
な後端規制手段を備えた搬送手段によって搬送される。
このとき、物品は、後端規制手段によって既に規制され
た状態で供給されればよいが、通常は、搬送手段にラフ
に供給されるので規制されていない状態にある。搬送中
の物品に対して、物品の前端部に係合可能な前端規制手
段を搬送中の物品の搬送方向前方より相対的に接近させ
ることで、搬送中の物品に対しては、物品が後端規制手
段によって既に規制されているか否かに関わらず、前端
規制手段と後端規制手段との間で搬送方向前後端の位置
決めが行われる。また、物品の位置決め後に、前端規制
手段を搬送中の前記物品の搬送方向前方に遠ざかるの
で、位置決めされた物品に対して前端規制手段が姿勢を
変更したり損傷を与えることもない。物品の位置決め装
置においては、走行手段が搬送手段の搬送方向に沿った
走行経路を走行し、走行手段に取り付けられている前端
規制手段が、走行手段の走行に伴って、搬送中の物品の
前端部に係合して、後端規制手段との間で物品の搬送方
向前後端の位置決めを行う。
【0013】前記物品は、搬送方向に対して横方向に並
べられた複数個の小物品であり、前記物品の搬送方向前
後端の前記位置決めを行うことにより、複数個の前記小
物品の少なくとも前記前端部が揃えられる。小物品の搬
送方向の長さは一定であることが多いが、必ずしもそう
した物品に限定されない。小物品の長さが不揃いでも、
搬送中の小物品の搬送方向前方より相対的に接近する前
端規制手段によって、小物品の少なくとも前端部を揃え
ることが可能になる。小物品の後端部も後端規制手段に
よって揃えられていれば、小物品の長さ方向の両端部が
揃えられる。
【0014】前記搬送手段は、前記物品を搬送面上に載
置した状態で搬送し、且つ前記物品の前記後端部の位置
を規制可能な前記後端規制手段としてプッシャを備え
た、プッシャ付きコンベヤである。プッシャは、搬送
中、常に物品を押している形式のものであっても良く、
また、物品がローラやベルト上に載置されて搬送され、
コンベヤから移載するときに物品を押し出す作用をする
ものでもよい。
【0015】前記物品は、包装物供給装置によって包装
機に搬送され且つ前記包装機によって包装される包装物
であり、前記物品の位置決め方法及び装置は、前記包装
物を搬送する前記搬送手段としての前記包装物供給装置
に適用されている。袋等の容器内における包装物の位置
は、例えばヒートシールによる袋口の閉鎖に関して噛み
込みを生じたり、袋内で余剰の空間を形成してタイトな
包装が実現できなくなる等の不具合と関係がある。包装
物供給装置において物品の位置決め方法及び装置を適用
することにより、物品の少なくとも前端部の位置決めを
行うことで、後続の包装機における物品の噛込みが防止
され、タイトな包装が可能になる等の包装機での作業
性、取扱い性が向上する。
【0016】物品の位置決め装置において、前記走行手
段は、前記搬送手段の搬送方向に沿って配設された回転
輪と前記回転輪に巻き掛けられて走行する無端体とを備
えた無端走行手段であり、前記走行経路は、前記無端体
の前記搬送手段に近い側を走行する下側走行経路である
ことから成る。回転輪及び無端体は、それぞれ、スプロ
ケット又はプーリと、無端チェーン又は無端ベルトであ
る。搬送手段の上方で無端走行手段を巡回させるので、
走行経路は、無端体の搬送手段に近い側を走行する下側
走行経路となる。
【0017】前記走行手段は、前記搬送手段を駆動する
駆動系統から駆動力の分配を受け、且つ前記搬送手段と
同期して駆動される。搬送手段に複数の後端規制手段を
等間隔に配置し、走行手段に複数の前端規制手段を等間
隔に取り付け、走行手段と搬送手段とを同期して駆動す
ることにより、各後端規制手段を備えた搬送手段によっ
て搬送される各物品に対して、走行手段に取り付けられ
た各前端規制手段が適正な位置及び姿勢で物品の前端部
に次々に接近し係合して、連続的な位置決めが可能にな
る。
【0018】前記前端規制手段は、前記走行手段に対し
て回動可能に設けられた前端規制板、前記前端規制板に
一体的に設けられており且つ前記カム手段との間に生じ
るカム作用により前記前端規制板を回動させるカムフォ
ロワ、及び前記カムフォロワを前記カム手段に向けて付
勢するばね手段から構成されている。従って、前端規制
板と一体的に設けられているカムフォロワはばね手段に
よる付勢力によってカム手段に押圧されているので、走
行手段が走行するとき、走行手段に設けられた前端規制
板は、カム手段との間に生じるカム作用を受けるカムフ
ォロワと共に回動して、搬送中の物品に対する位置及び
姿勢が変更される。即ち、前端規制板は、搬送中の物品
の搬送方向前方より物品の前端部に接近し、後端規制手
段との間で物品の搬送方向前後端の位置決めを行い、物
品の位置決め後に搬送中の物品の搬送方向前方に遠ざか
るという位置決め動作を行う。
【0019】前記カム手段は、前記走行手段に沿って配
設され且つ前記前端規制手段と係合するカム面から成
り、前記カム面は、前記前端規制手段を前記搬送手段の
上方において前記物品と非干渉の姿勢で走行させる第1
カム面、前記第1カム面に繋がり前記前端規制手段を前
記物品の前記前端部に当接可能な姿勢に変更させる第2
カム面、前記第2カム面に繋がり前記前端規制手段の前
記姿勢を維持して前記前端規制手段を搬送中の前記物品
の搬送方向前方より相対的に接近させて前記物品の位置
決めをさせる第3カム面、及び前記第3カム面に繋がり
前記前端規制手段の前記姿勢を位置決めされた状態で搬
送中の前記物品の前記前端部から遠ざける姿勢に変更さ
せる第4カム面を有している。即ち、前端規制手段によ
る位置決め動作は、第1〜第4の各カム面に分割してそ
れぞれ経時的且つ機能的に分担したカム面を備えたカム
手段という機械的な手段によって行われるので、走行手
段の走行と搬送手段の搬送とに同期が取れていれば、各
前端規制手段の位置決め動作は各物品ごとに連続して確
実に行われ、前端規制手段の後端規制手段との衝突や物
品の損傷を防止することが可能になる。
【0020】前記走行手段、前記前端規制手段、及び前
記カム手段はユニット化して構成されており、前記搬送
手段のフレームに対して、一括して昇降可能に配設され
ている。即ち、ユニット化された前記走行手段、前記前
端規制手段、及び前記カム手段は、物品のサイズに応じ
て、搬送手段のフレームに対して一括して昇降され、位
置決め装置の搬送手段への組込み、取外しが簡単になる
と共に、前端規制手段を物品に対して最適な上下位置に
移動させることが可能である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ、こ
の発明による物品の位置決め方法及び装置の実施例を説
明する。図1はこの発明による物品の位置決め装置の一
実施例を示す正面図、図2は図1に示す物品の位置決め
装置の断面B−Bで見た断面図、図3は図1及び図2に
示す物品の位置決め装置のC−C断面図である。なお、
前端規制手段30については、一部省略して図示してい
る。
【0022】この発明による物品の位置決め装置1は、
物品Aを搬送手段2によって搬送中に物品Aの搬送方向
の両端部の位置を規制して、物品Aの搬送手段2上にお
ける位置決めを行う装置である。搬送手段2は、図示の
例では、プッシャコンベヤであり、物品Aの後端部a1
の位置を規制可能な後端規制手段であるプッシャ3を備
えている。プッシャ3は、両側の側壁6,6によって形
成された溝状の搬送路4に沿って走行されるチェーン5
に、所定の間隔Lを置いて隔置して配設されている。図
示の搬送手段2は、図1に最も良く示すように、物品A
を直接載置する多数のローラ7(一部のみ示し且つ符号
を付す)を横方向に並べたローラコンベヤである。プッ
シャ3は、搬送手段2から物品Aを、例えば、ピロー包
装機のような包装機(図示せず)に送り込むときに、移
載のために押し出す働きをする。
【0023】物品Aは、図示の例では、乾麺のような、
多数の積層した細長い小物品から成るものであるが、ス
ティック状の菓子やクッキーのような食品であってもよ
い。その他、物品Aは、長ねぎ、ナス、キュウリ等の単
数又は複数の棒状野菜、電極や金属棒のような工業製品
であってもよい。また、個数の点で、物品Aは、単品で
も、図示のように多数のグループ化された小物品であっ
てもよい。
【0024】グループ化された物品Aの場合において、
物品Aがローラ7に載置された状態で搬送されるときに
は、物品Aの一部の後端部a1 がプッシャ3に対して当
接状態で搬送され、物品Aの残りの部分は不揃い状態で
搬送されることがある。後端部a1 が不揃いか否かに関
わらず、物品Aのすべての構成部分がプッシャ3に当接
せず位置ずれを生じていることもある。物品Aが単品で
ある場合にも、プッシャ3に当接せずで位置ずれを生じ
ている状態で搬送されていることがある。
【0025】上記のような物品Aの位置ずれ又は不揃い
を修正・整列するため、物品の位置決め装置1は、搬送
手段2の搬送方向Dに沿った走行経路11を走行する走
行手段10、走行手段10に取り付けられており搬送中
の物品Aの前端部a2 に係合可能な前端規制手段30、
及び走行手段10の走行経路11に沿った走行に伴っ
て、前端規制手段30に対して位置決め動作を行わせる
カム手段40を備えている。カム手段40が前端規制手
段30に対して行わせる位置決め動作は、搬送中の物品
Aの搬送方向前方より相対的に接近させて後端規制手段
であるプッシャ3との間で搬送中の物品Aを挟んで搬送
方向前後端の位置決めをし、物品Aの位置決め後に、搬
送中の物品Aの搬送方向前方に遠ざけさせる動作であ
る。
【0026】走行手段10は、後述する昇降フレーム2
0に回転自在に支持され且つ連続して所定方向に回転駆
動されるダブルスプロケット形式の駆動スプロケット1
3及び従動スプロケット14と、両スプロケット13,
14にそれぞれ巻き掛けられた無端チェーン15とから
なる無端チェーン走行手段であり、搬送手段2の搬送方
向Dに沿った下側の走行経路11と、走行経路11に平
行な上側の走行経路12とを有している。搬送手段2に
近い下側の走行経路11では、無端チェーン15は、搬
送手段2による搬送方向D(図1及び図2)と同じ方向
に走行する。
【0027】昇降フレーム20は、固定フレーム21に
対して上下方向に位置を調節可能であり、位置決め装置
1を搬送手段2上に組込む際の初期設定及び搬送手段2
からの脱着を容易にするため、また、物品Aの形状等に
応じて、前端規制手段30の高さ位置を変更するため、
搬送手段2に対する上下位置が調節される。昇降フレー
ム20の上下位置は、ハンドル22によって回動操作さ
れるハンドル軸23のねじ作用により、調節される。昇
降フレーム20は、基板24と、基板24に平行に配設
された副板25と、副板25を基板24に取り付ける支
柱26とから構成されている。駆動スプロケット13
は、基板24と副板25とに回転自在に支持された駆動
軸27に取り付けられており、従動スプロケット14
は、基板24と副板25とに取り付けられた従動軸28
に回転自在に支持されている。
【0028】走行手段10の下側の走行経路11と上側
の走行経路12とには、無端チェーン15の走行を安定
させるための走行ガイド16,16が設けられている。
従動スプロケット14に関して、無端チェーン15の張
力を調整するため、昇降フレーム20の基板24及び副
板25の各側において、駆動スプロケット13との間の
間隔調節を可能にする長孔と調整ねじとから成る張力調
整機構17が設けられている。また、チェーン走行に伴
って物品への異物の飛散を防止するため、無端チェーン
走行手段の周囲を適宜のケースによって覆うこともでき
る。
【0029】搬送中の物品Aの前端部a2 に係合可能な
前端規制手段30は、走行手段10を構成する無端チェ
ーン15に対して所定間隔に隔置して取り付けられてい
る。図1〜図3において、前端規制手段30について
は、簡単のため、設けられる複数個(6個)のうち一部
のみを示している。前端規制手段30は、走行手段10
の無端チェーン15に対して回動可能に設けられた前端
規制板31、前端規制板31に一体的に設けられており
且つカム手段40との間に生じるカム作用により前端規
制板31を回動させるカムフォロワ32、及びカムフォ
ロワ32をカム手段40に向けて付勢するばね手段とし
てのコイルスプリング33から構成されている。前端規
制板31の設置間隔は、後述するように、走行手段10
の走行速度が搬送手段2の搬送速度よりも僅かに遅いこ
とに合わせるため、搬送手段2のプッシャ3の設置間隔
Lよりも、僅かに長く設定されている。
【0030】詳細には、図2及び図3に示すように、二
重に巻き掛けられた無端チェーン15,15に掛け渡し
た状態で、所定間隔に隔置してブラケット34が取り付
けられており、前端規制板31の一端に設けられている
回転軸35がブラケット34に回動自在に支持されてい
る。従って、前端規制板31は、ブラケット34の一側
において突出した回転軸35によって揺動可能に支持さ
れている。ブラケット34の他側において、回転軸35
には、ブラケット34の走行方向先方に延びたカムフォ
ロワ32が設けられている。即ち、前端規制板31は、
回転軸35を介してカムフォロワ32に一体的に構成さ
れている。ブラケット34とカムフォロワ32との間に
は、カムフォロワ32を後述するカム手段40に向けて
付勢するコイルスプリング33が引っ張り状態で設けら
れている。
【0031】カム手段40は、走行手段10に沿って配
設され且つ前端規制手段30と係合するカム面から構成
されている。カム面は、図1に示すように、昇降フレー
ム20の基板24に対して適宜の位置に適宜の固定手段
46で取り付けられた一巡する細長い板カム45の内周
面として形成されており、カム面には、前端規制手段3
0のカムフォロワ32がコイルスプリング33の付勢力
で当接されている。
【0032】カム面は、図1に示すように、前端規制手
段30を搬送手段2の上方において物品Aと非干渉の姿
勢で走行させる第1カム面41、第1カム面41に繋が
り前端規制手段30を物品Aの前端部a2 に当接可能な
姿勢に変更させる第2カム面42、第2カム面42に繋
がり前端規制手段30の姿勢を維持して前端規制手段3
0を搬送中の物品Aの搬送方向前方より相対的に接近さ
せて物品Aの位置決めをさせる第3カム面43、及び第
3カム面43に繋がり前端規制手段30の姿勢を位置決
めされた状態で搬送中の物品Aの前端部a2 から遠ざけ
る姿勢に変更させる第4カム面44から構成されてい
る。即ち、前端規制手段30による位置決め動作は、第
1〜第4の各カム面41〜44に分割されてそれぞれの
機能を経時的に分担して引き継ぐカム面を備えたカム手
段40という機械的な手段によって行われるので、当初
に設定が適正に行われれば、同期が取れている走行手段
10の走行と搬送手段2の搬送とによって、その後の前
端規制手段30による物品Aに対する位置決め動作が確
実となる。また、前端規制手段30が、後端規制手段で
あるプッシャ3や、物品A(特に、脆弱な物品の場合)
と衝突して、前端規制手段30、プッシャ3又は物品A
の損傷を防止することができる。
【0033】前端規制板31と一体的に設けられている
カムフォロワ32はコイルスプリング33による付勢力
によってカム手段40に押圧されているので、走行手段
10が走行するとき、走行手段10に設けられた前端規
制板31は、カム手段40との間に生じるカム作用を受
けるカムフォロワ32の動きと共に回動し、搬送中の物
品Aに対する位置及び姿勢を変える。以下、前端規制板
31の位置決め動作を図4に基づいて説明する。図4
(a)〜(d)は、図1〜図3に示す物品の位置決め装
置による物品の位置決め動作を順を追って説明する説明
図である。なお、図1及び図4において、前端規制板3
1の先端の軌跡を一点鎖線で示す。
【0034】カムフォロワ32が第1カム面41に当接
して走行する行程では、図4(a)に示すように、前端
規制手段30の前端規制板31は、搬送手段2の上方に
おいて先端が持ち上がった状態で物品Aと非干渉の姿勢
で走行する。カムフォロワ32が、第1カム面41に繋
がり且つ第1カム面41から下降傾斜する第2カム面4
2に当接して走行する行程では、図4(b)に示すよう
に、前端規制板31の姿勢は、第2カム面42とカムフ
ォロワ32とのカム作用によって先端が略真っ直ぐ下降
し、板面が搬送手段2に直交に交差して物品Aの前端部
2 に当接可能な姿勢に変更される。
【0035】カムフォロワ22が、第2カム面42に繋
がり且つ走行経路11と平行な第3カム面43に当接し
て走行する行程では、図4(c)に示すように、前端規
制板31の姿勢は、物品Aの前端部a2 に当接可能な姿
勢に維持される。走行手段10の走行速度は搬送手段2
の搬送速度よりも若干遅いので、この行程においては、
前端規制板31は搬送中の物品Aの搬送方向前方より物
品Aの前端部a2 に相対的に接近する。物品Aの長さ及
び搬送速度に応じて、走行手段10の走行速度及び前端
規制板31の後端規制板であるプッシャ3との相対的な
位置関係が予め設定されている。前端規制板31はプッ
シャ3との間で物品Aの搬送方向前後端の位置決めを行
うので、不揃いであった物品Aの端部a1 ,a2 が揃え
られる。
【0036】前端規制手段30の前端規制板31は、万
一、物品Aから大きな反力を受けたとき、カムフォロワ
32を介してコイルスプリング33を更に引っ張ること
により、物品Aの前端部a2 から搬送方向前方に逃げ、
物品Aに無理な力を作用させない。このとき、カムフォ
ロワ32は板カム45のカム面から浮くことになる。
【0037】カムフォロワ22が、第3カム面43に繋
がり且つ上昇傾斜する第4カム面44に当接して走行す
る行程では、図4(d)に示すように、位置決め後の前
端規制板31の姿勢は、位置決めされた搬送中の物品A
の搬送方向前方に遠ざかる動きを示す。走行手段10の
走行速度は搬送手段2の搬送速度よりも遅くても、第4
カム面44がカムフォロワ32に及ぼすカム作用によ
り、前端規制板31の先端が持ち上げられつつ逃げる速
度は物品Aの搬送速度よりも速く、揃え済みの物品Aに
過大な力が作用せず、物品Aが再度、不揃いになる虞は
ない。
【0038】走行手段10は、搬送手段2を駆動する駆
動系統から駆動力の分配を受け、且つ搬送手段2と同期
して駆動される。即ち、搬送手段2は、電動機とチェー
ン伝動機構とによって駆動されるが、チェーン伝動機構
から駆動力の分配を受ける駆動機構50(図1及び図
2)を介して、駆動スプロケット13が駆動される。駆
動機構50は、スプロケット51,52、53・・及び
それらのスプロケットと搬送手段2の駆動系統のスプロ
ケット(図示せず)とに巻き掛けられるチェーン54か
ら構成される。搬送手段2に複数の後端規制手段である
プッシャ3を等間隔に配置し、走行手段10に複数の前
端規制手段30を等間隔に取り付けた状態で、走行手段
10と搬送手段2とを同期して駆動することにより、搬
送手段2によって間欠的に搬送される各物品Aに対し
て、順次、走行手段10に取り付けられた各前端規制手
段30が適正な位置及び姿勢で物品Aの前端部に接近
し、搬送手段2に備わる各プッシャ3との間で位置決め
を施して端部を揃えるという位置決め動作を連続的に行
うことができる。
【0039】走行手段10、前端規制手段30、及びカ
ム手段40はユニット化して構成されており、搬送手段
2の固定フレーム21に対して、一括して昇降可能な昇
降フレーム20に配設されている。即ち、ユニット化さ
れた上記各手段10,30,40は、搬送手段2の固定
フレーム21に対して一括して昇降され、装着及び脱着
が容易になると共に、物品Aのサイズに応じて前端規制
手段30を物品Aに対して最適な上下位置に移動させる
ことが可能である。なお、昇降フレーム20を固定フレ
ーム21に対して昇降させたときに、滑車の原理によ
り、チェーン54に弛み等の不具合が生じない構造が採
用されている。
【0040】以上の実施例は、複数のばらの棒状物品A
の場合を例に採って説明したが、単一の物品でも、搬送
方向に複数個の物品が縦に並べられたでも、この発明に
基づいた位置決めを適用可能であることは明らかであ
る。また、搬送手段2は、物品Aをローラ7に載置せ
ず、固定の底壁上に載せた状態でプッシャ3によって押
しながら搬送する構造とすることも可能である。搬送手
段2にはプッシャ3を設けて、プッシャ3と前端規制板
31との間で挟むことで物品Aの位置決めを行っていた
が、位置決めに余裕を持たせることが可能であれば、一
定の長さ以下に抑えられている物品Aをプッシャ3と前
端規制板31との間の前記一定の長さよりも僅かに長い
間隔内に納める規制、即ち、後端規制手段に当接しなく
ても後端規制手段から一定の距離内に納める規制で済ま
せることにしてもよい。また、走行手段10としては、
無端チェーン走行手段を示したが、無端チェーン15に
代えて無端ベルトや無端ロープを用いた無端ベルト走行
手段でも、無端ロープ走行手段であってもよい。更に、
走行手段10としては、無端体を用いる必要は必ずしも
なく、ボックスモーション等の動きの経路のように、下
側の走行経路11を走行可能な手段であれば、任意の手
段であってもよい。また、カム手段40についても、後
続の搬送中の物品と干渉しないように上方の逃げ、再
度、同じ走行経路を走行できるものであれば、実施例に
挙げたカム面41〜44に限る必要はない。
【0041】この物品の位置決め装置は、特に、包装フ
ィルムで袋を製袋しながら包装物を充填するピロー包装
機、又は既製の袋に包装物を包装する包装機に対して、
包装物としての物品を供給する物品供給装置に適用可能
である。即ち、この位置決め装置で位置決めされた物品
は、搬送方向後端基準で袋内に送り込まれるので、袋包
装体内では包装物である物品の後端が袋底側に位置して
おり、袋首部は後段のヒートシールや結束のための充分
な余裕が与えられ、ヒートシールや結束のための閉鎖具
による物品の噛込みが生じない。また、特に、物品がク
ッキーや軽量で且つ包装フィルムに付着し易い野菜であ
っても、包装物は、後端基準で供給されて、袋内で揃え
られた状態で包装され、袋内でルーズになることがな
く、包装機の構造や作動に大幅な変更を施すことなくタ
イトな包装体を得ることができる。その結果、見栄えの
良いタイトな包装体が得られて包装体としての商品価値
が高められ、袋包装体を箱詰めするときも、包装体の整
列性が良く、箱詰め作業性を良好にし、流通段階での作
業性を向上させることができる。
【0042】
【発明の効果】この発明は、上記のように構成されてい
るので、次のような効果を奏する。即ち、この発明によ
る物品の位置決め方法及びその装置によれば、後端部の
位置を規制可能な後端規制手段を備えた搬送手段にラフ
に供給された搬送中の物品に対して、物品の前端部に係
合可能な前端規制手段を搬送中の物品の搬送方向前方よ
り相対的に接近させることで、前端規制手段と後端規制
手段との間で物品の搬送方向前後端の位置決めが行われ
る。また、物品の位置決め後に、前端規制手段を搬送中
の前記物品の搬送方向前方に遠ざかるので、位置決めさ
れた物品に対して前端規制手段が姿勢を変更したり損傷
を与えることもない。従って、物品は、搬送手段で搬送
されて停止させることなく、且つ物品に過大な力を作用
させることなく、後端基準で位置決めし或いは端部を揃
えることを可能にする位置決めが行われる。更に、カム
手段という機械的な手段によって、前端規制手段の作動
を行わせているので、安価で確実に位置決めされ、物品
との衝突も生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による物品の位置決め装置の一実施例
を示す正面図である。
【図2】図1に示す物品の位置決め装置の断面B−Bで
見た断面図である。
【図3】図1及び図2に示す物品の位置決め装置のC−
C断面図である。
【図4】図4(a)〜(d)は、図1〜図3に示す物品
の位置決め装置による物品の位置決め動作を順を追って
説明する説明図である。
【符号の説明】
1 位置決め装置 2 搬送手段 3 プッシャ(プッシャ付きコンベヤ,後端規制手段) 10 走行手段 11,12 走行経路 13 駆動プロケット(回転輪) 14 従動プロケット(回転輪) 15 無端チェーン(無端体) 20 昇降フレーム 21 固定フレーム 30 前端規制手段 31 前端規制板 32 カムフォロワ 33 ばね手段 40 カム手段 41 第1カム面 42 第2カム面 43 第3カム面 44 第4カム面 50 駆動手段 A 物品 a1 後端部 a2 前端部 D 搬送方向
フロントページの続き Fターム(参考) 3E054 AA05 DD03 DD16 EA03 FA03 FA07 FC02 FC08 FC19 FE03 GA01 GA08 GB01 GC10 3F081 AA08 AA29 BA02 BC03 BD18 BF13 BF23 CC12 CC15 CE14

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品の後端部の位置を規制可能な後端規
    制手段を備えた搬送手段によって前記物品を搬送し、前
    記物品の前端部に係合可能な前端規制手段を搬送中の前
    記物品の搬送方向前方より相対的に接近させ、前記前端
    規制手段と前記後端規制手段との間で搬送中の前記物品
    の搬送方向前後端の位置決めを行い、前記物品の前記位
    置決め後に前記前端規制手段を搬送中の前記物品の搬送
    方向前方に遠ざけることから成る物品の位置決め方法。
  2. 【請求項2】 前記物品は、搬送方向に対して横方向に
    並べられた複数個の小物品から成り、前記物品の搬送方
    向前後端の前記位置決めを行うことにより、複数個の前
    記小物品の少なくとも前記前端部が揃えられることから
    なる請求項1に記載の物品の位置決め方法。
  3. 【請求項3】 前記搬送手段は、前記物品を搬送面上に
    載置した状態で搬送し、且つ前記物品の前記後端部の位
    置を規制可能な前記後端規制手段としてプッシャを備え
    た、プッシャ付きコンベヤであることから成る請求項1
    又は2に記載の物品の位置決め方法。
  4. 【請求項4】 前記物品は、包装物供給装置によって包
    装機に搬送され且つ前記包装機によって包装される包装
    物であり、前記物品の位置決め方法は、前記包装物を搬
    送する前記搬送手段としての前記包装物供給装置に適用
    されていることから成る請求項1〜3のいずれか1項に
    記載の物品の位置決め方法。
  5. 【請求項5】 物品の後端部の位置を規制可能な後端規
    制手段を備えた搬送手段に対して適用され搬送中の前記
    物品の位置決めを行う位置決め装置において、前記搬送
    手段の搬送方向に沿った走行経路を走行する走行手段、
    前記走行手段に取り付けられており搬送中の前記物品の
    前端部に係合可能な前端規制手段、及び前記走行手段の
    前記走行経路に沿った走行に伴って、前記前端規制手段
    に対して、搬送中の前記物品の搬送方向前方より相対的
    に接近させて前記後端規制手段との間で搬送中の前記物
    品の搬送方向前後端の位置決めをさせ前記物品の位置決
    め後に搬送中の前記物品の搬送方向前方に遠ざけさせる
    位置決め動作を行わせるカム手段から成る物品の位置決
    め装置。
  6. 【請求項6】 前記物品は、搬送方向に対して横方向に
    並べられた複数個の小物品から成り、前記物品の搬送方
    向前後端の前記位置決めを行うことにより、複数個の前
    記小物品の前記前端部が揃えられることからなる請求項
    5に記載の物品の位置決め装置。
  7. 【請求項7】 前記搬送手段は、前記物品を搬送面上に
    載置した状態で搬送し、且つ前記物品の前記後端部の位
    置を規制可能な前記後端規制手段としてプッシャを備え
    た、プッシャ付きコンベヤであることから成る請求項5
    又は6に記載の物品の位置決め装置。
  8. 【請求項8】 前記走行手段は、前記搬送手段の搬送方
    向に沿って配設された回転輪と前記回転輪に巻き掛けら
    れて走行する無端体とを備えた無端走行手段であり、前
    記走行経路は、前記無端体の前記搬送手段に近い側を走
    行する下側走行経路であることから成る請求項5〜7の
    いずれか1項に記載の物品の位置決め装置。
  9. 【請求項9】 前記走行手段は、前記搬送手段を駆動す
    る駆動系統から駆動力の分配を受け、且つ前記搬送手段
    と同期して駆動されることから成る請求項8に記載の物
    品の位置決め装置。
  10. 【請求項10】 前記前端規制手段は、前記走行手段に
    対して回動可能に設けられた前端規制板、前記前端規制
    板に一体的に設けられており且つ前記カム手段との間に
    生じるカム作用により前記前端規制板を回動させるカム
    フォロワ、及び前記カムフォロワを前記カム手段に向け
    て付勢するばね手段から構成されていることから成る請
    求項5〜9のいずれか1項に記載の物品の位置決め装
    置。
  11. 【請求項11】 前記カム手段は、前記走行手段に沿っ
    て配設され且つ前記前端規制手段と係合するカム面から
    成り、前記カム面は、前記前端規制手段を前記搬送手段
    の上方において前記物品と非干渉の姿勢で走行させる第
    1カム面、前記第1カム面に繋がり前記前端規制手段を
    前記物品の前記前端部に当接可能な姿勢に変更させる第
    2カム面、前記第2カム面に繋がり前記前端規制手段の
    前記姿勢を維持して前記前端規制手段を搬送中の前記物
    品の搬送方向前方より相対的に接近させて前記物品の位
    置決めをさせる第3カム面、及び前記第3カム面に繋が
    り前記前端規制手段の前記姿勢を位置決めされた状態で
    搬送中の前記物品の前記前端部から遠ざける姿勢に変更
    させる第4カム面を有していることから成る請求項5〜
    10のいずれか1項に記載の物品の位置決め装置。
  12. 【請求項12】 前記走行手段、前記前端規制手段、及
    び前記カム手段はユニット化して構成されており、前記
    搬送手段のフレームに対して、一括して昇降可能に配設
    されていることから成る請求項5〜11のいずれか1項
    に記載の物品の位置決め装置。
  13. 【請求項13】 前記物品は、包装物供給装置によって
    包装機に搬送され且つ前記包装機によって包装される包
    装物であり、前記物品の位置決め装置は、前記包装物を
    搬送する前記搬送手段としての前記包装物供給装置に適
    用されていることから成る請求項5〜12のいずれか1
    項に記載の物品の位置決め装置。
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