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JP2001305177A - 故障点標定装置 - Google Patents

故障点標定装置

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Publication number
JP2001305177A
JP2001305177A JP2000126803A JP2000126803A JP2001305177A JP 2001305177 A JP2001305177 A JP 2001305177A JP 2000126803 A JP2000126803 A JP 2000126803A JP 2000126803 A JP2000126803 A JP 2000126803A JP 2001305177 A JP2001305177 A JP 2001305177A
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JP
Japan
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gps
locating
fault
signal
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JP2000126803A
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Yoshiyuki Shinpo
芳之 新保
Katsuhiko Sekiguchi
勝彦 関口
Yoshihiro Shirata
義博 白田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 GPSによる同期制御の不良を検出し、装置
の復旧の短縮をはかる。 【解決手段】 GPSから来る1秒パルス信号と自装置
のサンプリング番号とを比較する手段と、前記サンプリ
ング番号が所定のサンプリング番号内に来ない場合、あ
るいはGPSからの1PPS信号が自装置でカウントす
るタイマ値以内に来ない場合不良と判定する手段とを備
えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、監視機能を備えた
故障点標定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】送電線各端子の電圧,電流を用いて事故
点までの距離を求める故障点標定装置は、2端子では両
端の電圧,電流より算出した事故点の残り電圧が等しい
と言う条件を利用して実施している。例えば、昭和32
年オーム社発行「送電線の故障点標定器」法貴、水谷共
著第45項に示されている。
【0003】これによれば、図6に示す系統において事
故点電圧VF は両端子の電圧(VA,VB ),電流(I
A ,IB ),単位長当たりの線路インピーダンスZ及び
線路長L,事故点までの距離LX より(1)(2)式で
表される。(1)式,(2)式よりVF を消去してLX
を求めると(3)式となる。(3)式のVA ,VB ,I
A ,IB ,Zは全てベクトル量であるが、ここで電圧成
分での位相がほとんど等しいため、スカラー量として求
めている。
【0004】
【数1】
【0005】本方式は事故点電圧VF が理論的に消去さ
れるため事故点の影響がなく、両端の電気量が精度良く
測定できれば、精度の良い標定が行なえるのもである。
しかしながら、(3)式は各電気量をスカラー量として
扱うと、負荷電流がない場合は精度が出るが、負荷電流
がある場合は両端電圧間及び両端電流間で位相ズレを生
じ誤差が大きくなる。このため(3)式の演算には両端
で同期のとれた信号を基準として両端の電圧,電流を求
める必要があり、近年ではGPS(Global Po
sitioning System)により各端子の同
期制御を行なっている。
【0006】図7はGPSを使用した故障点標定装置を
電力系統に適用したシステム構成図である。以下、2端
子系統を例に説明する。11,12はA変電所,B変電
所の母線であり、13はA変電所とB変電所の母線をつ
なぐ送電線であり、14,15は送電線の電流を所定の
値に変換する変流器である。
【0007】この変流器にて所定の値に変換された電流
を人工衛星10から来る信号をGPSアンテナ101で
受信しデータ収集装置100で解読することにより絶対
時刻を生成し、この絶対時刻を基に同期制御を行なって
いる。そして、系統に事故が発生すると同期制御された
データを中央処理装置16に転送して、A変電所及びB
変電所のデータを基に同一サンプリング番号のデータを
突き合わせて標定演算を行なっている。
【0008】図8はGPSを使用した故障点標定装置の
構成図である。図8において、10は人工衛星、101
は人工衛星10からの送信信号を受信するためのGPS
アンテナ、102はGPSアンテナ101で受信した人
工衛星からの送信信号を解読するGPSユニットであ
り、このGPSユニットからの送信信号は、クロック信
号生成回路(1秒パルス:1PPS)103と絶対時刻
データを生成する回路104とに分けられる。
【0009】105は電力系統の電気量をサンプリング
するためのサンプリング信号生成回路(SSP)、10
6は電力系統からの電気量を取り込むアナログ電気量取
込回路、107はサンプリング信号生成回路105のサ
ンプリング信号を基にサンプリングされディジタルデー
タを生成するディジタルデータ生成回路、108はGP
Sの絶対時刻を基に生成された1秒パルスとサンプリン
グ信号生成回路105のサンプリング信号とを比較し
て、サンプリング番号やタイミング時間差を検出する回
路である。
【0010】109はサンプリング番号,タイミング時
間差検出回路で検出したサンプリング番号やタイミング
時間差を基にディジタルデータ生成回路107で生成さ
れたディジタルデータに対しサンプリング番号の付け直
しや位相補正を行なうサンプリング番号,位相補正回
路、110はアナログ電気量取込回路106からの電力
系統の電気量からディジタルデータを使用して事故検出
する事故検出リレー、111は絶対時刻データ104か
ら時刻データを算出する時刻データ算出回路である。
【0011】又、112は事故検出リレー110からの
トリガー起動によりサンプリング番号,位相補正回路1
09による位相補正後のディジタルデータやサンプリン
グ番号、時刻データ算出回路111の時刻データを記録
するデータ記憶回路、113はデータ記憶回路112に
記録されているデータを中央処理装置に転送するための
データ出力回路である。
【0012】100BはB電気所のデータ収集装置であ
り、B変電所もA変電所と同様に事故時のデータを転送
して中央処理装置16に集められ、各端子から来るデー
タ出力回路113のデータを基に同一サンプリング番号
のデータを補正してから標定演算を行なう構成とされて
いる。GPSによる同期方法は、まず、人工衛星10か
ら送信される信号をGPSアンテナ101で受信しGP
Sユニット102で絶対時刻を認識しクロック信号生成
回路103により1秒パルス(以下、1PPSと称す)
や絶対時刻104に分けられる。
【0013】一方、電力系統の電気量はアナログ電気量
取込回路106で所定の値に変換され、サンプリング信
号生成回路105により一定間隔(1/720Hz)で
サンプリングされ、ディジタルデータ生成回路107に
よりディジタルデータが作られる。このディジタルデー
タはGPSの1PPS信号とは非同期のためサンプリン
グ番号,タイミング時間差検出回路108により、サン
プリング番号とパルス信号の立ち上がり時間差を検出す
る。
【0014】その結果をサンプリング番号,位相補正回
路109によりGPSの絶対時刻と同期を取る制御を行
なう。その制御方法を図9にて説明する。まず、GPS
からのクロック信号1PPS(1秒パルス)を基準とし
て、これに装置毎のサンプリング信号SSPを同期制御
させるもので、GPSからの1PPSは1秒毎に更新さ
れるが、各装置のサンプリングは1/720秒に更新さ
れている。この1/720秒は一定周期で正しくサンプ
リングされているため、1秒毎に同期制御を行なうだけ
で十分正確な同期制御が行なえる。
【0015】最初、サンプリング番号,タイミング時間
差検出回路108によりGPSの1PPS信号の立ち上
がり時のデータのサンプリング番号を検出し、更に1P
PS信号とSSP信号との立ち上がり時間差θを測定す
る。次に、サンプリング番号,タイミング時間差検出回
路108で検出したサンプリング番号を使用することで
1PPS信号の立ち上がり時にSSPのサンプリング番
号を初期値となるように制御する。
【0016】この時、事前にSSPのサンプリングを検
出しておくことで、徐々に初期値にずらす制御ができる
ものである。又、立ち上がりのタイミング時間差θを使
用し、これを基にθだけ位相補正を行なうことにより、
あたかも絶対時刻に同期したデータでサンプリングされ
たものとみなすことができるようになる。
【0017】従って、この同期制御を行なうことで、G
PSの絶対時刻を受信している装置であれば全て、同期
制御が可能となる。なお、同期制御後のサンプリング番
号はGPSの1PPS信号に合わせて更新されるため、
0〜719となる(60Hz系での表現)。
【0018】続いて、電力系統に事故が発生した場合、
電力系統からの電気量をアナログ電気量取込回路106
により所定の値に変換され、ディジタルデータ生成回路
107によりサンプリング番号が付加される。そして、
このディジタルデータを使用して事故検出リレー110
が事故検出を行ない、事故と判定した場合には起動信号
を出力する。
【0019】この事故検出リレー110は、例えば、過
電流リレーや不足電圧リレーを使って事故検出を行なう
ことが考えられる。この事故検出リレー110からの起
動信号により同期制御された後のディジタルデータ,サ
ンプリング番号,トリガー時刻(絶対時間)を所定時間
の範囲分記憶する。
【0020】そして、データ出力回路113のデータ出
力により通信ネットワークを介して中央処理装置16に
転送され、図10のように、各端子から転送されて来る
ディジタルデータは事故検出リレー110のトリガータ
イミングにより差が生じるため、サンプリング番号,位
相補正回路109により同期制御されたサンプリング番
号が付加されているので、このサンプリング番号に合わ
せて同一のデータに整理し、標定演算を行ない標定結果
を出力している。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】近年、電力系統では社
会的にますますその重要性を増してきており、そのため
電力系統の保守運用には多大な労力を要した。例えば送
電線で事故が発生した場合、その事故個所を特定し、事
故発生個所の設備機器の状態を迅速に確認しなければな
らない。
【0022】このため、事故時の電気量データにより電
気所から事故発生個所までの距離を算出する事故点標定
装置が適用され運用保守に労力の軽減に貢献しており、
最近では故障点標定装置の同期制御をGPSを使用して
行なっている。しかしながら、GPSによる同期制御
は、人工衛星からの送信信号が正しく受信されないと同
期制御が出来ず、その結果標定演算も正しく行なうこと
ができなくなる。
【0023】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、GPSからの1秒パルスが正しく更新さ
れているかを監視することにより、不良であればそれを
外部に表示し不良の復旧の短縮を図ることの可能な故障
点標定装置を提供することを目的としている。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の[請求項1]に
係る故障点標定装置は、GPSからの1PPS信号を基
準とし同期制御した後のサンプリング番号を監視する手
段を設けて、そのサンプリング番号が所定の範囲以外の
場合、あるいはGPSからの1PPS信号が自装置でカ
ウントするタイマ値以内に来ない場合、外部に警報表示
をすると共に、情報を中央処理装置に転送し、中央処理
装置で行なっている標定演算をロックする回路を備え
た。
【0025】本発明の[請求項2]に係る故障点標定装
置は、[請求項1]において、不良と判定した際、中央
処理装置にて行なう標定処演算処理を両端子の電圧,電
流による演算方式から自端の電圧,電流による片標定演
算に切り替える手段を備えた。
【0026】本発明の[請求項3]に係る故障点標定装
置は、[請求項1]において、対向端子と伝送路を介し
て連係した装置において、GPSを基準とした1PPS
信号を伝送フォーマットで、お互いに伝送する手段と自
装置で生成したGPSの1PPS信号を基準とし同期制
御した後のサンプリング番号を監視する手段を設けて、
そのサンプリング番号が所定の範囲以外の場合、相手端
から来る1PPS信号を自装置の1PPS信号に切り替
える手段を備えた。そして自装置の1PPS信号が不良
の場合でも相手端の1PPS信号を使って同期制御を行
なうことを特徴とした。
【0027】本発明の[請求項4]に係る故障点標定装
置は、[請求項3]において、自装置の1PPS信号が
不良で、かつ、相手端子からの1PPS信号も不良の場
合、中央処理装置にて行なう標定処演算処理を両端子の
電圧,電流による演算方式から、自端の電圧,電流によ
る片標定演算に切り替える手段を備えた。
【0028】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)([請求項
1]に対応) 図1は本発明の第1の実施の形態を示す故障点標定装置
の構成図である。図1において、図8と同一機能部分に
ついては同一符号を付して説明を省略する。本実施の形
態では同期制御の異常を速やかに検出し、不良対策を講
じるようにしたものであり、そのために付加したものは
SSP監視回路114である。
【0029】次に作用について説明する。人工衛星10
からの送信信号を受信し解読することで絶対時刻を求
め、この絶対時刻を基に同期制御されたディジタルデー
タのサンプリング番号を監視することで同期制御が正し
く行なわれているか否かを監視するものである。
【0030】既に説明したように、GPSからの1PP
S信号は1秒周期毎に更新されており、これに対し、S
SP信号は1/720秒周期で更新されている。従っ
て、GPSからの1PPS信号に同期されているSSP
信号のサンプリング番号は、必ず0から719毎に更新
されることになるので、サンプリング番号が“0”の前
の値が719以外の場合、正しく同期制御されていない
と判定できる。
【0031】従って、SSP監視回路114によりSS
Pのサンプリング番号が“0”の前の値を記録してお
き、その値が719±1(718〜720)以外の場
合、あるいは自装置でカウントするタイマ値以内にGP
Sからの1PPS信号が来ない場合、不良と判定し外部
に警報を出力すると共に、その情報を中央処理装置16
に転送する。
【0032】中央処理装置では同期制御が正しく行なわ
れていないデータを基に標定演算を行なっても正しい標
定結果が出力されず、かえって混乱を招くことから、標
定結果をロックする。なお、不良の検出感度を±1とし
た理由は、各装置のSSP信号は交流波形を基に作られ
ているため多少の誤差を考慮してである。
【0033】本実施の形態によれば、GPSを使用して
同期制御を行なう場合、同期制御の異常を速やかに検出
し、不良対応することが可能となる。又、標定演算をロ
ックすることで、不要な標定結果を出さないため混乱を
防ぐことができる。
【0034】(第2の実施の形態)([請求項2]に対
応) 図2は本発明の第2の実施の形態を示す故障点標定装置
の構成図である。図2において、図1と同一機能部分に
ついては同一符号を付して説明を省略する。本実施の形
態では同期制御の異常を速やかに検出するばかりか、同
期検出不良の場合に片端標定をするようにしたものであ
る。即ち、SSP監視不良を検出した場合、標定演算を
ロックせず、標定方式を標定方式1から2に切り替えて
標定結果を出力する手段を設けた点にある。
【0035】次に作用について説明する。SSP監視回
路114により同期制御不良を検出した場合に事故が発
生すると、事故検出リレー110によりトリガー(起動
信号)がかかり、データ記憶回路112により同期制御
された系統電気量のディジタルデータ,サンプリング番
号,絶対時刻及びSSP監視不良フラグが所定の範囲分
記憶され、データ出力回路によりAss及びBssより
中央処理装置16に転送される。
【0036】中央処理装置では各端子から転送されたデ
ータが集まり、そこで同一サンプリング番号のデータの
合わせ込みを行ない、標定演算をし、その標定結果を出
力する。転送された各データの中で、どちらか一方にS
SP監視不良フラグがあった場合、演算切替回路161
により標定方式1を使用せず標定方式2で標定演算を行
ない、その標定結果を出力する。
【0037】なお、標定方式1は両端の電圧,電流から
求める演算方式で、一般的には正相標定方式と呼ばれて
いる。又、標定方式2は自端の電圧,電流から求める標
定方式で、一般的には片端標定方式と呼ばれている。標
定方式1と2とでは1の方が2に比べ標定精度が良いこ
とは一般に知られている。
【0038】本実施の形態によれば、GPSを使用して
同期制御を行なう場合の同期制御の異常を速やかに検出
し、不良対応することが可能となる。又、同期制御不良
の場合、片端標定方式により標定結果を出力することを
可能とした。
【0039】(第3の実施の形態)([請求項3]に対
応) 図3は本発明の第3の実施の形態を示す故障点標定装置
の構成図である。図3において、図1と同一機能部分に
ついては同一符号を付して説明を省略する。本実施の形
態において、既に説明した図1と異なる点は、伝送路1
7を介して伝送し対向端子で同期制御を行なっている装
置に対し、SSP監視回路114により同期制御不良を
検出した場合、対向端子からの相手1PPS信号を使っ
て同期制御を行なうように構成した点である。
【0040】図3において、伝送路17を介し対向しあ
うPCM電流差動継電装置において、図4に一例として
示した伝送フォーマット上に、1PPS信号が立ち上が
った時セットする相手1PPS信号を1ビット付加し、
伝送路17を介し同期制御回路15により対向端子に送
信する。これを受けた対向端子では、自装置側にてSS
P監視回路114により同期不良を検出したことで、1
PPS信号切替回路116により自装置103で生成す
るGPSからの1PPS信号を使用せず、相手端子から
来る相手1PPS信号を使用して同期制御を行なう。
【0041】PCM電流差動継電装置は周知のように、
対向端同士で同期制御が行なわれているため、両端子同
一タイミングでサンプリングを行なっている。従って、
片一方の端子でGPSの1PPSと同期制御さえなされ
ていれば、系統電気量のディジタルデータは同期が合う
ため、後は基準となるサンプリング番号を合わせれば良
いことになり、そのための基準を同期制御回路を使って
相手1PPS信号が立ったサンプリング時をサンプリン
グ番号“0”で行なう。
【0042】本実施の形態によれば、PCM電流差動継
電装置など対向同士が同期制御された装置において、G
PSを使用して同期制御を行なう故障点標定装置の場
合、片一方端子のGPSからの1PPS信号が異常とな
ったときでも、相手端の1PPS信号を使用して同期を
取り標定演算を行なうことを可能とした。
【0043】(第4の実施の形態)([請求項4]に対
応) 図5は本発明の第4の実施の形態を示す故障点標定装置
の構成図である。図5において、図3と同一機能部分に
ついては同一符号を付して説明を省略する。本実施の形
態において、既に説明した図3と異なる点は、両端にお
いて同期制御不良を検出した場合、標定方式を標定方式
1から2に切り替えて標定結果を出力する手段161を
中央処理装置に設けた点にある。
【0044】次に作用について説明する。図5におい
て、SSP監視回路114により同期制御不良を検出し
た時に事故が発生すると事故検出リレー110によりト
リガー(起動信号)がかかり、データ記憶回路112に
より同期制御された系統電気量のディジタルデータ,サ
ンプリング番号,絶対時刻及びSSP監視不良フラグを
所定の範囲分記憶し、データ出力手段113により中央
処理装置16に転送される。
【0045】中央処理装置16には各端子から転送され
たデータが集まり、そこで同一サンプリング番号のデー
タを求め標定演算され、標定結果を出力する。転送され
た各データの中で、両方共にSSP監視不良フラグがあ
った場合、演算切替回路161により標定方式1を使用
せず標定方式2で標定演算を行ない、標定結果を出力す
る。
【0046】本実施の形態によれば、GPSを使用して
同期制御を行なう場合の同期制御の異常をすみやかに検
出し、不良対応することが可能となる。又、同期制御不
良の場合、片端標定方式により標定結果を出力すること
を可能とした。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればG
PSを使用した故障点標定装置では、すみやかに、GP
Sによる同期制御の不良を検出でき、装置の復旧の短縮
を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す構成図。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す構成図。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示す構成図。
【図4】本発明の第3の実施の形態で使用する伝送フォ
ーマット図。
【図5】本発明の第4の実施の形態を示す構成図。
【図6】2端子における系統事故時のモデル。
【図7】故障点標定装置を電力系統に適用したシステム
構成図。
【図8】従来のGPSを使用した故障点標定装置の構成
図。
【図9】GPSの1PPS信号を使用した同期補正処
理。
【図10】サンプリング番号を基にデータを合わせる制
御処理。
【符号の説明】
10 人工衛星 101 GPSアンテナ 102 GPSユニット 103 クロック信号生成回路 104 絶対時刻データ 105 サンプリング信号生成回路 106 アナログ電気量取込回路 107 ディジタルデータ生成回路 108 サンプリング番号,タイミング時間差検出
回路 109 サンプリング番号,位相補正回路 110 事故検出リレー 111 時刻データ算出回路 112 データ記憶回路 113 データ出力回路 115 PCM用同期制御回路 116 1PPS信号切替回路 16 中央処理装置 161 演算切替え回路 17 伝送路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白田 義博 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 Fターム(参考) 2G033 AA01 AB01 AD04 AD13 AD14 AE02 AF02 AG14 5G042 EE02 EE06 5J062 AA02 BB08 CC07 EE05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送電線の各端子に設置されているデータ
    収集装置によって生成されるディジタルデータをGPS
    (Global PositioningSyste
    m)を使用して同期制御し、その電圧,電流データを用
    いて中央処理装置にて送電線の事故点を標定する故障点
    標定装置において、GPSから来る1秒パルス信号と自
    装置のサンプリング番号とを比較する手段と、前記サン
    プリング番号が所定のサンプリング番号内に来ない場
    合、あるいはGPSからの1PPS信号が自装置でカウ
    ントするタイマ値以内に来ない場合不良と判定する手段
    とを備えたことを特徴とする故障点標定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の故障点標定装置におい
    て、不良を判定する手段により不良と判定された場合、
    中央処理装置では標定演算方式を両端子のデータを使用
    する演算方式から自端のデータのみで行なう標定演算に
    切り替える演算切替え手段を備えたことを特徴とする故
    障点標定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の故障点標定装置におい
    て、対向端子と伝送路を介して連係した装置であって、
    相手端子に自装置の1PPS信号を他の伝送情報と共に
    送信する伝送フォーマット手段と、不良を判定する手段
    により不良と判定された場合、自装置のGSPより生成
    したGPS信号を使用せず、前記相手端子から来る伝送
    フォーマット手段で生成された1PPS信号を基準クロ
    ックに切り替える手段を備えたことを特徴とする故障点
    標定装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の故障点標定装置におい
    て、対向端子の両方共、不良を判定する手段により不良
    と判定された場合、中央処理装置では標定演算方式を両
    端子のデータを使用する演算方式から自端のデータのみ
    で行なう標定演算に切り替える手段を備えたことを特徴
    とする故障点標定装置。
JP2000126803A 2000-04-27 2000-04-27 故障点標定装置 Expired - Lifetime JP4316103B2 (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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