JP2001294091A - 鏡面角度調整装置への鏡面角度検出装置の取付構造 - Google Patents
鏡面角度調整装置への鏡面角度検出装置の取付構造Info
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Abstract
に後付けする構成において、バイザー内に確実に装置全
体を納めることができる鏡面角度調整装置への鏡面角度
検出装置の取付構造を得る。 【解決手段】 鏡駆動ユニット42のピボット部52の
周囲にはミラーホルダ50の回り止めをなす合計4本の
第1リブ154、第2リブ156が設けられており、こ
のうちの第1リブ154に係合孔158を形成し、鏡面
角度検出ユニット86に設けた一対の係合突起160を
挿入させるようにした。これにより、取付部位の構造の
簡素化が図られ、バイザー内に確実に装置全体(鏡駆動
ユニット42及び鏡面角度検出装置86)を納めること
ができる。
Description
の鏡体の鏡面角度を調整するための鏡面角度調整装置
に、当該鏡体の鏡面角度を検出するための鏡面角度検出
装置を取付ける場合に適用される鏡面角度調整装置への
鏡面角度検出装置の取付構造に関する。
当該車両の後方を視認するために使用されるものである
が、かかる車両用アウタミラー装置の中には後方視認性
を高めるべく鏡面角度調整装置を備えたものがある。さ
らに、この種の鏡面角度調整装置に、鏡面角度(現在の
鏡面の傾き)を検出(センシング)するための鏡面角度
検出装置(センサ)を付加したものもある。
検出装置を鏡面角度調整装置に付加する場合、予め鏡面
角度検出装置が内部に組込まれた専用の鏡面角度調整装
置を新設するか、或いは、別体で構成された鏡面角度検
出装置を既存の鏡面角度調整装置に後付けする方法を採
っていた。
方法による場合、鏡面角度調整装置そのものを新設する
ことになるため、鏡面角度検出装置を設置する車種と設
置しない車種とで鏡面角度調整装置を共用することがで
きないという不利がある。そこで、後者の方法による方
が経済的・効率的であるが、この場合には、鏡面角度検
出装置の占有スペースが比較的大きいため、車両用アウ
タミラー装置の意匠を構成するバイザー内に納まらない
ことが多いという欠点がある。
度検出装置を鏡面角度調整装置に後付けする構成におい
て、バイザー内に確実に装置全体を納めることができる
鏡面角度調整装置への鏡面角度検出装置の取付構造を得
ることが目的である。
係る鏡面角度調整装置への鏡面角度検出装置の取付構造
は、車両の後方視認用の鏡体を保持する保持部材と、こ
の保持部材を揺動可能に支持するピボット部と、このピ
ボット部の周囲に設定されかつ当該保持部材の揺動範囲
を所定範囲に規制する複数の規制部と、を含んで構成さ
れた鏡面角度調整装置に、当該鏡体の鏡面角度を検出す
るための鏡面角度検出装置を取付ける場合に適用される
鏡面角度調整装置への鏡面角度検出装置の取付構造であ
って、前記鏡面角度検出装置の外部に設けられた一又は
二以上の取付用脚部と、前記複数の規制部の一つ以上に
設けられ、前記一又は二以上の取付用脚部が装着される
被取付部と、を有することを特徴としている。
調整装置にはピボット部回りに揺動可能に支持された保
持部材が設けられており、当該保持部材がピボット部回
りに揺動されることにより、保持部材に保持された鏡体
の鏡面角度が調整される。そして、当該保持部材の鏡面
角度は、鏡面角度調整装置とは別体で構成された鏡面角
度検出装置によって検出される。
りに揺動されるが、その揺動範囲はピボット部の周囲に
設定された複数の規制部によって所定範囲に規制され
る。本発明では、この規制部を利用して、鏡面角度調整
装置への鏡面角度検出装置の取付を可能にしようとする
ものである。
の外部に一又は二以上の取付用脚部が設けられており、
当該取付用脚部は鏡面角度調整装置が備えている複数の
規制部の一つ以上に設けられた被取付部に装着される。
つまり、鏡面角度調整装置が備えている規制部を鏡面角
度検出装置の被取付部として兼用することにより、何ら
の部品点数の増加を招くことなく、鏡面角度検出装置の
鏡面角度調整装置への取付が可能になる。従って、鏡面
角度調整装置に被取付部を別個独立に設定する場合に比
し、装置全体がコンパクト化され、省スペース化(設置
スペースの削減)を図ることができる。
発明の一実施形態に係る電動格納式のドアミラー装置1
0について説明する。
に、広義には「車両用アウタミラー装置」として把握さ
れるドアミラー装置10の全体構成について説明する。
図8には本実施形態に係るドアミラー装置10の全体斜
視図が示されており、又図7には当該ドアミラー装置1
0の分解斜視図が示されている。
装置10は、車両のサイドドアのコーナー部に取り付け
られる略三角形状のドアミラーベース12と、このドア
ミラーベース12に対して略車両水平面内で回転可能に
支持されたドアミラー本体14とによって構成されてい
る。
0の外郭を構成する樹脂製のドアミラーバイザー16を
備えている。ドアミラーバイザー16は前後二分割(2
ピース)構造とされており、ドアミラー本体14の前部
外郭を構成しかつ車両後方側が開放された略箱体形状の
バイザーカバー18と、ドアミラー本体14の後部外郭
を構成しかつバイザーカバー18の開口側端部に被嵌さ
れる略枠体形状のバイザーリム20とによって構成され
ている。
ム20との間には、略矩形平板状に形成された金属製又
は樹脂製のフレーム22が配設されている。このフレー
ム22の正面側(車両後方側)には、電動格納ユニット
24並びに後述する鏡駆動ユニット42といった駆動部
が取り付けられるようになっている。なお、フレーム2
2の略中央部には一対の開口26が形成されており、こ
れらの開口26を通して2本の配線(図示省略)が鏡駆
動ユニット42の背面側(車両前方側)に接続されるよ
うになっている。また、鏡駆動ユニット42の正面側
(車両後方側)には、後述するミラーホルダ(インナ)
50が取り付けられるようになっている。
に配置されるバイザーリム20は、その外形(意匠面)
を構成する枠体28と、当該枠体28の中間部に形成さ
れかつ中央部に比較的大きな開口30が形成された隔壁
32とによって概ね構成されている。この隔壁32の四
隅には挿通孔34が形成されており、これらの挿通孔3
4内へ図示しないスクリュウが螺入されることにより、
バイザーリム20がフレーム22に固定されている。
の後方側には、車両の後方を視認するための「鏡体」と
してのミラー36が配設されている。ミラー36は、隔
壁32に形成された開口30を通して鏡駆動ユニット4
2のミラーホルダ50と連結されている。
配置されるバイザーカバー18の底部四隅には、リブで
補強された樹脂爪38が立設されている。これに対応し
て、フレーム22の四隅にも長孔40が形成されてお
り、これらの長孔40内へ樹脂爪38が弾性的に係止さ
れることにより、バイザーカバー18がバイザーリム2
0に嵌合された状態でフレーム22に固定されている。
面角度調整装置」としての鏡駆動ユニット42の構成に
ついて説明する。なお、説明に際しては、右側のドアミ
ラー装置10に搭載される方の鏡駆動ユニット42を例
にして説明することにする。図4にはミラーホルダ50
が組付けられた状態の鏡駆動ユニット42の平面図が示
されており、又図5及び図6には当該鏡駆動ユニット4
2の縦断面図が示されている。
ット42は、全体的には比較的薄型の方形平板形状をな
すハウジング44を備えている。ハウジング44は、鏡
駆動ユニット42の組付状態において車両前方側に配置
されるフロントハウジング46と車両後方側に配置され
るリヤハウジング48とによって構成されており、両者
が嵌合されて一体化されることによりユニット外郭が構
成されている。
は、略矩形平板状に形成された「保持部材」としてのミ
ラーホルダ50(図1にも図示)を揺動可能に支持する
ためのピボット部52が設けられている。ピボット部5
2は、概略的には、リヤハウジング48に一体形成され
た有底半球状の凹部である球面受部54と、この球面受
部54よりも一回り小さく形成されて球面受部54の内
側に装着される有底半球状のリテーナ56と、このリテ
ーナ56を球面受部54側へ押圧付勢する圧縮コイルス
プリング58及びスクリュウ60とによって構成されて
いる。
4は比較的浅底に形成された有底円筒状の保持部54A
と、この保持部54Aの軸心部に形成された細長い円筒
状のボス54Bと、保持部54Aから径方向外側へ延出
された球面支持部54Cとによって構成されている。一
方、リテーナ56は、球面受部54の保持部54Aに挿
入される有底円筒状の軸部56Aと、当該軸部56Aの
中間部から径方向外側へ延出された球面押圧部56Bと
によって構成されている。そして、球面受部54の球面
支持部54Cとリテーナ56の球面押圧部56Bとの間
に、ミラーホルダ50の略中央部に形成された半球状の
軸支部62が挟持されている。
心には、リテーナ56の軸部56Aの外径よりも大径と
された貫通孔64が形成されている。また、リテーナ5
6における軸部56Aの底部にはボス54Bを挿通させ
るためのボス挿入孔66が形成されている。そして、ボ
ス挿入孔66内へボス54Bが挿入された状態で、リテ
ーナ56の軸部56Aの内周側に圧縮コイルスプリング
58が巻装され、更にワッシャ68を介してスクリュウ
60がボス54Bに螺入されている。
ートとしての役割を果たし、圧縮コイルスプリング58
の付勢力をリテーナ56を介してミラーホルダ50の軸
支部62に作用させ、これによりミラーホルダ50の軸
支部62を球面受部54に揺動可能に支持させる構成で
ある。なお、ピボット部52によるミラーホルダ50
(ひいてはミラー36)の保持位置は、ミラー36の重
心とされている。
側の角部には、ミラー36のピボット部52回りの左右
方向の角度を調整するための広義には「第2の調整手
段」として把握される第2ドライブロッド70が配設さ
れている。この第2ドライブロッド70は第2モータ7
1(図4参照)の駆動力を受けることによりウォーム及
びウォームホイール機構により軸方向移動するようにな
っており、その先端部はミラーホルダ50の裏面側に形
成された軸支部72に回動自在に軸支(連結)されてい
る。
側の角部には、ミラー36のピボット部52回りの上下
方向の角度を調整するための広義には「第1の調整手
段」として把握される第1ドライブロッド74が配設さ
れている。この第1ドライブロッド74の駆動機構は、
上述した第2ドライブロッド70の駆動機構と同様であ
り、第1モータ75の駆動力を受けることによりウォー
ム及びウォームホイール機構によって軸方向移動するよ
うになっており、その先端部はミラーホルダ50の裏面
側に形成された軸支部73に回動自在に軸支(連結)さ
れている。
に、「鏡面角度検出装置」としての鏡面角度検出ユニッ
ト86の構成について説明する。図7等に示されるよう
に、上述した鏡駆動ユニット42におけるピボット部5
2付近には、鏡駆動ユニット42とは別体として構成さ
れた鏡面角度検出ユニット86が取り付けられている。
斜視図が示されており、又図2には当該鏡面角度検出ユ
ニット86の分解斜視図が示されており、更に図5及び
図6には当該鏡面角度検出ユニット86の内部縦断面構
造が部分的にではあるが示されている。
出ユニット86は、中央部が鏡駆動ユニット42の角部
形状に合わせて凹んだハウジング100を備えている。
このハウジング100は組付状態で車両前後方向に二分
割されており、フロントハウジング102とリヤハウジ
ング104とによって構成されている。両者の間には枠
状の防水パッキン106が介在されており、当該防水パ
ッキン106を挟持した状態で、ビス108によってフ
ロントハウジング102がリヤハウジング104に固定
されている。
は、一対のガイドピン110が立設されている。これら
のガイドピン110には圧縮コイルスプリング112が
それぞれ巻装され、更に略円筒棒状に形成された上下用
シャフト114及び左右用シャフト116がそれぞれ挿
入されている。これらの上下用シャフト114及び左右
用シャフト116の先端部には、ボール118が転動自
在にそれぞれ保持されている。また、リヤハウジング1
04にはガイドピン110に対して同軸上となる位置に
シャフト挿通孔120がそれぞれ形成されており、これ
らのシャフト挿通孔120から上下用シャフト114及
び左右用シャフト116の上半分程度が突出されてい
る。なお、各シャフト挿通孔120の周囲には、各々略
半円筒形状に形成されて互いに対向して配置された一対
で一組のガイド壁122が立設されている。各一対のガ
イド壁122内には、略円筒状に形成されたブッシュ1
24がOリング126を介してそれぞれ嵌着されてい
る。
右用シャフト116は、圧縮コイルスプリング112の
付勢力を受けて、ハウジング100から伸び出す方向へ
常時押圧付勢されており、これにより上下用シャフト1
14及び左右用シャフト116の先端部に保持されたボ
ール118がミラーホルダ50の裏面側に常時当接され
る構成である。
左右用シャフト116の各基端部にはブロック状の接点
固定部114A、116Aがそれぞれ形成されている。
これらの接点固定部114A、116Aには、上下用摺
動接点128、左右用摺動接点130がそれぞれ固定さ
れている。
平板状に形成された抵抗基板132が配置されている。
抵抗基板132の両サイドには上下用抵抗体134及び
左右用抵抗体136が設けられており、上下用摺動接点
128は上下用抵抗体134に接触され又左右用摺動接
点130は左右用抵抗体136に接触されている。ま
た、抵抗基板132の中央部にはスペーサ138を介し
てコネクタ140が取り付けられている。
に示されるように、上述したミラーホルダ50の中央部
に形成された軸支部62の周囲には、90度間隔で4つ
の矩形孔150が形成されている。各矩形孔150の中
央部にはブリッジ部152が形成されており、これによ
り矩形孔150の開口部分が開口長手方向に二分されて
いる。
可能に支持する鏡駆動ユニット42のピボット部52の
周囲には、90度間隔で「規制部」としての4本のリブ
(以下、構成別に「第1リブ154」、「第2リブ15
6」と称す)が立設されている。4本の第1リブ154
及び第2リブ156はすべて概略音叉形状に形成されて
おり、ミラーホルダ50に形成された矩形孔150内へ
それぞれ嵌入されている。
孔150内へ第1リブ154及び第2リブ156が嵌入
された状態では、ミラーホルダ50はピボット部52回
りに所定の範囲で上下方向及び左右方向へ揺動可能とさ
れている。換言すれば、ミラーホルダ50の揺動範囲
は、第1リブ154及び第2リブ156の外周面が各矩
形孔150の内周面と干渉することで、所定範囲に規制
されており、これにより第1リブ154及び第2リブ1
56はミラーホルダ60の回り止めとしての機能を果た
している。
び第2リブ156のうち、隣り合う一対の第1リブ15
4には、「被係合部」としての係合孔158がそれぞれ
形成されている。係合孔158は、リブ厚さ方向の中間
部に形成されかつ両端部が閉止された係合溝158A
と、リブ厚さ方向にカットされかつ両端部が開放された
所定幅のスリット158Bとによって構成されている。
従って、係合溝158Aとスリット158Bは相互に連
通されている。
た鏡面角度検出ユニット86のハウジング100に形成
された「取付用脚部」としての一対の係合突起160が
それぞれ挿入されている。より具体的に説明すると、ハ
ウジング100の凹部側の両サイドには、平面視で略T
字形に形成された一対の係合突起160が形成されてい
る。係合突起160はハウジング100の端面に対して
平行に配置されかつ係合溝158Aに挿入される係合部
160Aと、ハウジング100の端面に対して垂直に形
成されかつスリット158Bを通される支持部160B
とによって構成されている。これら一対の係合突起16
0が一対の第1係合孔158内へ挿入されることによ
り、鏡面角度検出ユニット86が鏡駆動ユニット42に
取り付けられている。
て説明する。
角度調整は、以下の如くして行われる。右側のドアミラ
ー装置10に搭載された鏡駆動ユニット42を例にして
説明すると、第2ドライブロッド70に第2モータ71
の駆動力が付与されると、当該第2ドライブロッド70
が軸方向移動する。第2ドライブロッド70の先端部は
ミラーホルダ50の裏面側に形成された軸支部72に回
動自在に軸支(連結)されているため、第2ドライブロ
ッド70が軸方向移動すると、そのストロークに応じた
角度だけミラーホルダ50がピボット部52回りに左右
方向へ揺動される。これにより、ミラーホルダ50と連
結されたミラー36の左右方向への鏡面角度が所望の角
度に調整される。
タ75の駆動力が付与されると、当該第1ドライブロッ
ド74が軸方向移動する。第1ドライブロッド74の先
端部はミラーホルダ50の裏面側に形成された軸支部7
3に回動自在に軸支(連結)されているため、第1ドラ
イブロッド74が軸方向移動すると、そのストロークに
応じた角度だけミラーホルダ50がピボット部52回り
に上下方向へ揺動される。これにより、ミラーホルダ5
0と連結されたミラー36の上下方向への鏡面角度が所
望の角度に調整される。
鏡面角度の検出は、以下の如くして行われる。上述した
如く、鏡駆動ユニット42によってミラーホルダ50が
上下方向へ揺動されると、これに追従して鏡面角度検出
ユニット86の上下用シャフト114が圧縮コイルスプ
リング112の付勢力によって軸方向移動する。このた
め、上下用摺動接点128が上下用抵抗体134上を摺
動し、電圧が変化する。この電圧の変化からミラー36
の上下方向に対する鏡面角度が検出される。
ホルダ50が左右方向へ揺動されると、これに追従して
鏡面角度検出ユニット86の左右用シャフト116が圧
縮コイルスプリング112の付勢力によって軸方向移動
する。このため、左右用摺動接点130が左右用抵抗体
136上を摺動し、電圧が変化する。この電圧の変化か
らミラー36の左右方向に対する鏡面角度が検出され
る。
ット部52回りに揺動されるが、その揺動範囲はピボッ
ト部52の周囲に設定された一対二組の4本の第1リブ
154及び第2リブ156によって所定範囲に規制され
る。本実施形態では、このうちの一対の第1リブ154
を利用して、鏡駆動ユニット42への鏡面角度検出ユニ
ット86の取付を可能にしようとするものである。
ユニット86のハウジング100の外部に各々略T字形
に形成された一対の係合突起160が設けられており、
当該係合突起160は鏡駆動ユニット42の一対の第1
リブ154に設けられた係合溝158A及びスリット1
58Bから成る係合孔158に挿入されて装着される。
これにより、鏡面角度検出ユニット86が鏡駆動ユニッ
ト42に取り付けられる。つまり、鏡駆動ユニット42
が備えている(ミラーホルダ50の回り止め用の)一対
の第1リブ154を鏡面角度検出ユニット86の被取付
部として兼用(共用)することにより、何らの部品点数
の増加を招くことなく、鏡面角度検出ユニット86の鏡
駆動ユニット42への取付が可能になる。
ット42に被取付部を別個独立に設定する場合に比し、
装置全体がコンパクト化され、省スペース化(設置スペ
ースの削減)を図ることができる。その結果、本実施形
態によれば、ドアミラー装置10のドアミラーバイザー
16内に確実に装置全体(即ち、鏡駆動ユニット42及
び鏡面角度検出ユニット86の全体)を納めることがで
きる。
動ユニット42が備えている(ミラーホルダ50の回り
止め用の)一対の第1リブ154を鏡面角度検出ユニッ
ト86の被取付部として兼用(共用)したので、ピボッ
ト部52のより近くに鏡面角度検出ユニット86を取り
付けることができ、その結果、鏡面角度検出ユニット8
6によるセンシングの精度を高めることができるという
効果も得られる。
ダ50の揺動に対する回り止めとして最もバランスがよ
いことから、ピボット部52の周囲に合計4本の第1リ
ブ154及び第2リブ156を設けたが、これに限ら
ず、2本以上であればよい。つまり、上下方向の揺動に
対するミラーホルダ50の回り止め用リブと、左右方向
の揺動に対するミラーホルダ50の回り止め用リブとが
各々1本ずつあれば、回り止めとしての機能は最小限確
保される。そして、この場合において、そのうちの1本
又は2本のリブに鏡面角度検出ユニット86を取り付け
るための被取付部を設定するという構成を採ることも可
能である。
面角度検出ユニット86側に一対の係合突起160を形
成し、これらの係合突起160を一対の第1リブ154
に設けた係合孔158内へ挿入させる構成を採ったが、
これに限らず、本発明における「取付用脚部」及び「被
取付部」の構成としては種々の組み合わせを採用するこ
とができる。
1ドライブロッド74及び第2ドライブロッド70を各
々軸方向移動させることにより鏡面角度を調整する機構
を採用したが、これに限らず、鏡面角度を調整すること
ができる機構(例えば、カムを使った機構やラックアン
ドピニオン機構等)であれば、すべて適用することが可
能である。
上下用シャフト114及び左右用シャフト116を各々
軸方向移動させることにより鏡面角度の検出を行う構成
を採ったが、これに限らず、鏡面角度の検出が可能な構
成であれば、すべて適用することができる。
アミラー装置10に対して本発明を適用したが、これに
限らず、フェンダミラーに対して本発明を適用するよう
にしてもよい。
発明に係る鏡面角度調整装置への鏡面角度検出装置の取
付構造は、鏡面角度検出装置の外部に一又は二以上の取
付用脚部を設けると共に、鏡面角度調整装置が備える複
数の規制部の一つ以上に被装着部を設け、当該取付用脚
部を当該被取付部に装着させる構成としたので、装置全
体がコンパクト化されて省スペース化を図ることがで
き、その結果、バイザー内に確実に装置全体を納めるこ
とができるという優れた効果を有する。
検出ユニットの取付構造の要部を示す分解斜視図であ
る。
視図である。
態の全体斜視図である。
ニットの平面図である。
断面構造を示す図4の5−5線断面図である。
断面構造を示す図4の6−6線断面図である。
ミラー本体の分解斜視図である。
た状態のドアミラー装置の全体斜視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 車両の後方視認用の鏡体を保持する保持
部材と、この保持部材を揺動可能に支持するピボット部
と、このピボット部の周囲に設定されかつ当該保持部材
の揺動範囲を所定範囲に規制する複数の規制部と、を含
んで構成された鏡面角度調整装置に、当該鏡体の鏡面角
度を検出するための鏡面角度検出装置を取付ける場合に
適用される鏡面角度調整装置への鏡面角度検出装置の取
付構造であって、 前記鏡面角度検出装置の外部に設けられた一又は二以上
の取付用脚部と、 前記複数の規制部の一つ以上に設けられ、前記一又は二
以上の取付用脚部が装着される被取付部と、 を有することを特徴とする鏡面角度調整装置への鏡面角
度検出装置の取付構造。
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