JP2001287681A - 二輪車用発音装置 - Google Patents
二輪車用発音装置Info
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- JP2001287681A JP2001287681A JP2000144114A JP2000144114A JP2001287681A JP 2001287681 A JP2001287681 A JP 2001287681A JP 2000144114 A JP2000144114 A JP 2000144114A JP 2000144114 A JP2000144114 A JP 2000144114A JP 2001287681 A JP2001287681 A JP 2001287681A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】オートバイなどの運転中において周囲の音を聞
き分けることのできる安全な状況において音楽などを楽
しむことができ、また、携帯電話機の着信音を確実に聞
き取ることができ、さらに、二人乗りの場合に自由に会
話することもでき、さらに、盗難防止機能をも有する二
輪車用発音装置を提供する。 【解決手段】二輪車28における運転座席28kの前方
箇所に装着される固定装置部1と、二輪車28の運転者
H1または搭乗者H2が身体にまとう状態で携帯する携
帯装置部2とを備える。携帯装置部2は、音源7,8,
29〜30と、この音源7,8,29〜30からの音声
信号を送信アンテナ5を通じ電波で送信する無線送信機
3とを有する。固定装置部1は、送信アンテナ5から送
信された電波を受信アンテナ6を通じ受信する無線受信
機13と、この無線受信機13の受信信号を音声出力す
るスピーカ17とを有する。
き分けることのできる安全な状況において音楽などを楽
しむことができ、また、携帯電話機の着信音を確実に聞
き取ることができ、さらに、二人乗りの場合に自由に会
話することもでき、さらに、盗難防止機能をも有する二
輪車用発音装置を提供する。 【解決手段】二輪車28における運転座席28kの前方
箇所に装着される固定装置部1と、二輪車28の運転者
H1または搭乗者H2が身体にまとう状態で携帯する携
帯装置部2とを備える。携帯装置部2は、音源7,8,
29〜30と、この音源7,8,29〜30からの音声
信号を送信アンテナ5を通じ電波で送信する無線送信機
3とを有する。固定装置部1は、送信アンテナ5から送
信された電波を受信アンテナ6を通じ受信する無線受信
機13と、この無線受信機13の受信信号を音声出力す
るスピーカ17とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オートバイまたは
自転車などの二輪車の走行中において音楽などを安全運
転状態で楽しむことのできる二輪車用発音装置に関する
ものである。
自転車などの二輪車の走行中において音楽などを安全運
転状態で楽しむことのできる二輪車用発音装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】車載用オーディオ機器としては、自動車
やトラックなどに搭載されるカーステレオ、CD(コン
パクト・ディスク)プレーヤ或いはMD(ミニ・ディス
ク)プレーヤなど種々のものが存在し、近年では益々高
級化される傾向にある。これに対し、オートバイなどの
二輪車用に搭載できるオーディオ機器は、極く一部の車
種のオートバイ用のものを除いて存在しない。そのた
め、オートバイで遠距離ドライブや運送作業を行う場合
などにおいては、気持ちをリラックスさせて安全運転を
心掛けることを目的として、携帯型ヘッドホンステレオ
から出力される音楽などをイヤホンやヘルメット内蔵型
スピーカで聴いているのが実情である。
やトラックなどに搭載されるカーステレオ、CD(コン
パクト・ディスク)プレーヤ或いはMD(ミニ・ディス
ク)プレーヤなど種々のものが存在し、近年では益々高
級化される傾向にある。これに対し、オートバイなどの
二輪車用に搭載できるオーディオ機器は、極く一部の車
種のオートバイ用のものを除いて存在しない。そのた
め、オートバイで遠距離ドライブや運送作業を行う場合
などにおいては、気持ちをリラックスさせて安全運転を
心掛けることを目的として、携帯型ヘッドホンステレオ
から出力される音楽などをイヤホンやヘルメット内蔵型
スピーカで聴いているのが実情である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オート
バイで走行中に音楽などをイヤホンやヘルメット内蔵型
スピーカで聴くことは、周囲からの音が聞こえ難く、特
に警報音や後方から接近する車の音などの運転上必要な
音を十分に聞き取れなくなるので、安全運転上、好まし
いことではない。特に、オートバイによる運送作業や長
距離ドライブを行う場合には、刻々と変わる交通状況や
気象情報といった情報が必要不可欠であるが、オートバ
イを運転しながらラジオ受信機の放送をイヤホンなどで
聴くことは、安全運転上、絶対に許されることではな
い。そのため、近年では、オートバイなどの安全運転に
支障を来すことなくラジオ放送などを確実に聴くことの
できるシステムの出現が要望されている。
バイで走行中に音楽などをイヤホンやヘルメット内蔵型
スピーカで聴くことは、周囲からの音が聞こえ難く、特
に警報音や後方から接近する車の音などの運転上必要な
音を十分に聞き取れなくなるので、安全運転上、好まし
いことではない。特に、オートバイによる運送作業や長
距離ドライブを行う場合には、刻々と変わる交通状況や
気象情報といった情報が必要不可欠であるが、オートバ
イを運転しながらラジオ受信機の放送をイヤホンなどで
聴くことは、安全運転上、絶対に許されることではな
い。そのため、近年では、オートバイなどの安全運転に
支障を来すことなくラジオ放送などを確実に聴くことの
できるシステムの出現が要望されている。
【0004】また、オートバイの走行中は、近年におい
て移動用通信伝達手段として殆ど必需品となっている携
帯電話機の着信音が自車のエンジンの音や周囲の雑音に
よって殆ど聞こえないという課題がある。さらに、大型
オートバイに二人乗りしている場合には、運転者と後部
座席の搭乗車とで会話したい場合があるが、この場合に
おいても自車のエンジンの音や周囲の雑音さらにはヘッ
メットを被っていることによって円滑な会話を行うのが
困難である。一方、オートバイの盗難件数は、自動車に
比較して圧倒的に多く、これを未然に阻止する有効な防
止策が模索されている。
て移動用通信伝達手段として殆ど必需品となっている携
帯電話機の着信音が自車のエンジンの音や周囲の雑音に
よって殆ど聞こえないという課題がある。さらに、大型
オートバイに二人乗りしている場合には、運転者と後部
座席の搭乗車とで会話したい場合があるが、この場合に
おいても自車のエンジンの音や周囲の雑音さらにはヘッ
メットを被っていることによって円滑な会話を行うのが
困難である。一方、オートバイの盗難件数は、自動車に
比較して圧倒的に多く、これを未然に阻止する有効な防
止策が模索されている。
【0005】そこで本発明は、上記従来の課題に鑑みて
なされたもので、オートバイなどの走行中において周囲
の音を聞き分けることのできる安全な状況下において音
楽などを楽しむことができ、また、携帯電話機の着信音
を確実に聞き取ることができ、さらに、二輪車に二人乗
りの場合に支障なく円滑に会話することのでき、さらに
また、二輪車の盗難防止機能をも備えた二輪車用発音装
置を提供することを目的とするものである。
なされたもので、オートバイなどの走行中において周囲
の音を聞き分けることのできる安全な状況下において音
楽などを楽しむことができ、また、携帯電話機の着信音
を確実に聞き取ることができ、さらに、二輪車に二人乗
りの場合に支障なく円滑に会話することのでき、さらに
また、二輪車の盗難防止機能をも備えた二輪車用発音装
置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明の二輪車用発音装置は、二輪車における
運転座席の前方箇所に装着される固定装置部と、二輪車
の運転者または搭乗者が身体にまとう状態で携帯する携
帯装置部とを備えてなり、前記携帯装置部は、音源と、
この音源からの音声信号を送信アンテナを通じ電波で送
信する無線送信機とを有し、前記固定装置部は、前記送
信アンテナから送信された電波を受信アンテナを通じ受
信する無線受信機と、この無線受信機の受信信号を音声
出力するスピーカとを有していることを特徴としてい
る。
ために、本発明の二輪車用発音装置は、二輪車における
運転座席の前方箇所に装着される固定装置部と、二輪車
の運転者または搭乗者が身体にまとう状態で携帯する携
帯装置部とを備えてなり、前記携帯装置部は、音源と、
この音源からの音声信号を送信アンテナを通じ電波で送
信する無線送信機とを有し、前記固定装置部は、前記送
信アンテナから送信された電波を受信アンテナを通じ受
信する無線受信機と、この無線受信機の受信信号を音声
出力するスピーカとを有していることを特徴としてい
る。
【0007】この二輪車用発音装置では、携帯装置部に
設けた音源、例えば、ポータブルCDプレーヤ、ラジオ
受信機、ポータブルMDプレーヤまたはテープレコーダ
などのオーディオ信号が無線送信機の送信アンテナから
電波として送信され、この電波が受信アンテナを通じ無
線受信機に受信されてスピーカから音声出力される。し
たがって、二輪車の運転者は、二輪車を運転しながら、
スピーカから再生出力される音楽などを楽しむことがで
きる。ここで、スピーカとして指向性の極めて高いもの
を使用すれば、二輪車を走行中の道路の近隣住民や歩行
者あるいは共に並走する他の自動車などに迷惑をかける
ことがないとともに、運転者は、自身の前方のスピーカ
から出力される音楽と他からの音声などとを合成音とし
て聴くことになるので、音楽を聴きながら気持ちをリラ
ックスさせて二輪車を運転しながらも、警報音や後方か
ら接近する車の音などの運転上において必要な音の音源
の方向を十分に聞き分けることができ、安全運転を心掛
ける上からも何ら問題がない。
設けた音源、例えば、ポータブルCDプレーヤ、ラジオ
受信機、ポータブルMDプレーヤまたはテープレコーダ
などのオーディオ信号が無線送信機の送信アンテナから
電波として送信され、この電波が受信アンテナを通じ無
線受信機に受信されてスピーカから音声出力される。し
たがって、二輪車の運転者は、二輪車を運転しながら、
スピーカから再生出力される音楽などを楽しむことがで
きる。ここで、スピーカとして指向性の極めて高いもの
を使用すれば、二輪車を走行中の道路の近隣住民や歩行
者あるいは共に並走する他の自動車などに迷惑をかける
ことがないとともに、運転者は、自身の前方のスピーカ
から出力される音楽と他からの音声などとを合成音とし
て聴くことになるので、音楽を聴きながら気持ちをリラ
ックスさせて二輪車を運転しながらも、警報音や後方か
ら接近する車の音などの運転上において必要な音の音源
の方向を十分に聞き分けることができ、安全運転を心掛
ける上からも何ら問題がない。
【0008】また、上記音源に加えて携帯電話機をも音
源として備えていれば、音楽を楽しみながら二輪車を運
転しているときに携帯電話機が電波を着信した場合に
は、携帯電話機の出力信号が無線送信機から送信アンテ
ナを通じ電波として送信され、この電波が受信アンテナ
を通じ無線受信機に受信されてスピーカを鳴動させるの
で、運転者は、騒音が発生する状況下にもかかわらず、
スピーカから音楽などと共に出力される携帯電話機の着
信音をヘルメットを被った状態でも確実に聴認できる。
そこで、運転者は、二輪車を素早く道路脇に停車させ、
携帯電話機によって交信することができる。さらに、オ
ートバイによる運送作業や長距離ドライブを行う場合に
は、音源としてラジオ受信機を用いれば、安全運転上、
全く支障を来すことのない状態において、刻々と変わる
交通状況や気象情報といった必要不可欠な情報をリアル
タイムに確実に聴くことができる大きな実用的メリット
がある。
源として備えていれば、音楽を楽しみながら二輪車を運
転しているときに携帯電話機が電波を着信した場合に
は、携帯電話機の出力信号が無線送信機から送信アンテ
ナを通じ電波として送信され、この電波が受信アンテナ
を通じ無線受信機に受信されてスピーカを鳴動させるの
で、運転者は、騒音が発生する状況下にもかかわらず、
スピーカから音楽などと共に出力される携帯電話機の着
信音をヘルメットを被った状態でも確実に聴認できる。
そこで、運転者は、二輪車を素早く道路脇に停車させ、
携帯電話機によって交信することができる。さらに、オ
ートバイによる運送作業や長距離ドライブを行う場合に
は、音源としてラジオ受信機を用いれば、安全運転上、
全く支障を来すことのない状態において、刻々と変わる
交通状況や気象情報といった必要不可欠な情報をリアル
タイムに確実に聴くことができる大きな実用的メリット
がある。
【0009】また、上記発明において、前記固定装置部
は、振動センサと、この振動センサから振動検出信号が
入力することにより起動して前記スピーカから音声出力
させるための警報信号を出力する警報信号発生回路とを
有し、前記携帯装置部は、前記振動センサからの振動検
出信号の前記警報信号出力回路への入力の有無を切り換
えるための切換スイッチを有している構成とすることが
できる。
は、振動センサと、この振動センサから振動検出信号が
入力することにより起動して前記スピーカから音声出力
させるための警報信号を出力する警報信号発生回路とを
有し、前記携帯装置部は、前記振動センサからの振動検
出信号の前記警報信号出力回路への入力の有無を切り換
えるための切換スイッチを有している構成とすることが
できる。
【0010】これにより、二輪車を駐車させて二輪車か
ら離れる場合には、運転者が切換スイッチをオン操作し
ておけば、何者かが二輪車を盗難または固定装置部のス
ピーカを外すなどの悪戯をする目的で二輪車を無断移動
させようとした場合に、そのときの二輪車の振動を振動
センサが検出して振動検出信号を出力する。この振動検
出信号は、上述のようにオン状態に切り換えられている
警報信号発生回路を起動させるので、警報信号発生回路
から出力した警報信号がスピーカから警報音として出力
され、警報音の出力によって盗難や悪戯を未然に中止さ
せることができる。
ら離れる場合には、運転者が切換スイッチをオン操作し
ておけば、何者かが二輪車を盗難または固定装置部のス
ピーカを外すなどの悪戯をする目的で二輪車を無断移動
させようとした場合に、そのときの二輪車の振動を振動
センサが検出して振動検出信号を出力する。この振動検
出信号は、上述のようにオン状態に切り換えられている
警報信号発生回路を起動させるので、警報信号発生回路
から出力した警報信号がスピーカから警報音として出力
され、警報音の出力によって盗難や悪戯を未然に中止さ
せることができる。
【0011】さらに、上記発明において、前記携帯装置
部は二つ有し、この各携帯装置部は、ヘルメットの内部
に装着されて二輪車の運転者または搭乗者の音声を前記
無線送信機に入力するマイクロホンを少なくとも備えて
いる構成とすることができる。
部は二つ有し、この各携帯装置部は、ヘルメットの内部
に装着されて二輪車の運転者または搭乗者の音声を前記
無線送信機に入力するマイクロホンを少なくとも備えて
いる構成とすることができる。
【0012】これにより、運転者は、二輪車を走行中の
騒音の環境下においても携帯電話機の着信をスピーカか
らの出力音声によって確実に確認して、二輪車を道路脇
に停車させ、ヘッメットを外すことなくそのままマイク
ロホンを通じ応答して交信相手と交信できる。また、携
帯装置部は、運転者と搭乗者とが個々に携帯する二つを
有しているので、これら携帯装置部は、マイクロホンに
入力する運転者または搭乗者の音声を無線送信機から送
信アンテナを通じ電波として送信でき、その各音声信号
は、何れもスピーカから出力されて、運転者および搭乗
者の双方に聞こえる。したがって、運転者と搭乗者は、
オートバイなどを運転しながら相互に会話を支障なく行
うことができる。
騒音の環境下においても携帯電話機の着信をスピーカか
らの出力音声によって確実に確認して、二輪車を道路脇
に停車させ、ヘッメットを外すことなくそのままマイク
ロホンを通じ応答して交信相手と交信できる。また、携
帯装置部は、運転者と搭乗者とが個々に携帯する二つを
有しているので、これら携帯装置部は、マイクロホンに
入力する運転者または搭乗者の音声を無線送信機から送
信アンテナを通じ電波として送信でき、その各音声信号
は、何れもスピーカから出力されて、運転者および搭乗
者の双方に聞こえる。したがって、運転者と搭乗者は、
オートバイなどを運転しながら相互に会話を支障なく行
うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について図面を参照しながら詳述する。図1は本発明
の第1の実施の形態に係る二輪車用発音装置を示すブロ
ック構成図である。この二輪車用発音装置は、オートバ
イなどの二輪車の適所に装着する固定装置部1と、運転
者が肩からぶら下げたりして身体にまとう状態で携帯す
る携帯装置部2とから構成されている。
態について図面を参照しながら詳述する。図1は本発明
の第1の実施の形態に係る二輪車用発音装置を示すブロ
ック構成図である。この二輪車用発音装置は、オートバ
イなどの二輪車の適所に装着する固定装置部1と、運転
者が肩からぶら下げたりして身体にまとう状態で携帯す
る携帯装置部2とから構成されている。
【0014】携帯装置部2は、無線送信機3と、この無
線送信機3に二次電池から所定の駆動電力を供給する電
源部4と、音楽などの音声信号を無線送信機3の送信ア
ンテナ5から電波として送信するための音源であるポー
タブルCDプレーヤ7および携帯電話機8とを備えて構
成されている。無線送信機3は、低周波電力増幅回路
9、変調回路10、発振回路11および高周波電力増幅
回路12を備えた周知の構成になっている。
線送信機3に二次電池から所定の駆動電力を供給する電
源部4と、音楽などの音声信号を無線送信機3の送信ア
ンテナ5から電波として送信するための音源であるポー
タブルCDプレーヤ7および携帯電話機8とを備えて構
成されている。無線送信機3は、低周波電力増幅回路
9、変調回路10、発振回路11および高周波電力増幅
回路12を備えた周知の構成になっている。
【0015】この実施形態では、無線送信機3の低周波
電力増幅回路9の入力端子に、ポータブルCDプレーヤ
7の出力端子(ミニステレオジャック)および携帯電話
機8のイヤオン/マイク端子を共通接続する場合を例示
してある。ポータブルCDプレーヤ7としては、近年に
おいて市販されているものであって、小型化および軽量
化されて外部からのショックに強いものが用いられる。
電力増幅回路9の入力端子に、ポータブルCDプレーヤ
7の出力端子(ミニステレオジャック)および携帯電話
機8のイヤオン/マイク端子を共通接続する場合を例示
してある。ポータブルCDプレーヤ7としては、近年に
おいて市販されているものであって、小型化および軽量
化されて外部からのショックに強いものが用いられる。
【0016】上記の携帯装置部2は、上記の無線送信機
3、電源部4、ポータブルCDプレーヤ7および携帯電
話機8を例えば所定の収納ケースなどに収容して構成さ
れる。そして、オートバイの運転者は、上記携帯装置部
2を、例えば、肩からぶら下げたり、或いは身体にくく
り付けた状態で運転する。なお、上記収納ケースは、携
帯電話機8が収容されることから、電波が透過する材質
の樹脂製のものが好ましい。また、無線送信機3は、送
信アンテナ5を突出させた状態で収納ケース内に収納さ
れるのは言うまでもない。
3、電源部4、ポータブルCDプレーヤ7および携帯電
話機8を例えば所定の収納ケースなどに収容して構成さ
れる。そして、オートバイの運転者は、上記携帯装置部
2を、例えば、肩からぶら下げたり、或いは身体にくく
り付けた状態で運転する。なお、上記収納ケースは、携
帯電話機8が収容されることから、電波が透過する材質
の樹脂製のものが好ましい。また、無線送信機3は、送
信アンテナ5を突出させた状態で収納ケース内に収納さ
れるのは言うまでもない。
【0017】固定装置部1は、無線受信機13と、この
無線受信機13に二次電池から所定の駆動電力を供給す
る電源部14と、指向性の極めて高いスピーカ17と、
無線受信機13の受信信号をスピーカ17の鳴動が可能
な信号レベルに増幅するスピーカアンプ18と、スピー
カ17の音声出力を可変する音量調節ボリューム19と
を備えて構成されている。無線受信機13は、高周波増
幅回路20、周波数変換回路21、局部発振回路22、
中間周波増幅回路23、検波回路24および低周波増幅
回路27を備えて周知の構成になっている。
無線受信機13に二次電池から所定の駆動電力を供給す
る電源部14と、指向性の極めて高いスピーカ17と、
無線受信機13の受信信号をスピーカ17の鳴動が可能
な信号レベルに増幅するスピーカアンプ18と、スピー
カ17の音声出力を可変する音量調節ボリューム19と
を備えて構成されている。無線受信機13は、高周波増
幅回路20、周波数変換回路21、局部発振回路22、
中間周波増幅回路23、検波回路24および低周波増幅
回路27を備えて周知の構成になっている。
【0018】固定装置部1の取付箇所は、図2に示すよ
うに、オートバイ28におけるフロントカウル部28
a、ハンドル部28b、ウインカ部28c、フロントフ
ォーク部28d、或いは、図3に示すように、ミラー部
28e、ミラーステー部28f、計器メータ部28g、
ガソリンカンク部28h、フェンダ部28i、シート前
端部28jなどが適している。すなわち、固定装置部1
の取付箇所は、要はオートバイ28の運転座席28kに
搭乗した運転者H1に対し前方側であって、固定装置部
1を装着することによってオートバイ28の走行に支障
を来さない箇所であればよい。
うに、オートバイ28におけるフロントカウル部28
a、ハンドル部28b、ウインカ部28c、フロントフ
ォーク部28d、或いは、図3に示すように、ミラー部
28e、ミラーステー部28f、計器メータ部28g、
ガソリンカンク部28h、フェンダ部28i、シート前
端部28jなどが適している。すなわち、固定装置部1
の取付箇所は、要はオートバイ28の運転座席28kに
搭乗した運転者H1に対し前方側であって、固定装置部
1を装着することによってオートバイ28の走行に支障
を来さない箇所であればよい。
【0019】図4は上記二輪車用発音装置の使用状態を
示す右側面図である。同図に示すように、固定装置部1
は、オートバイ28における運転者H1の搭乗状態の前
方側の箇所において、スピーカ17を運転者H1の頭部
に向けた配置で固着される。そして、運転者H1は、携
帯装置部2を身体にまとった状態でポータブルCDプレ
ーヤ7を演奏駆動状態とし、オートバイ28を運転す
る。
示す右側面図である。同図に示すように、固定装置部1
は、オートバイ28における運転者H1の搭乗状態の前
方側の箇所において、スピーカ17を運転者H1の頭部
に向けた配置で固着される。そして、運転者H1は、携
帯装置部2を身体にまとった状態でポータブルCDプレ
ーヤ7を演奏駆動状態とし、オートバイ28を運転す
る。
【0020】ポータブルCDプレーヤ7から出力される
オーディオ信号は、低周波電力増幅回路9で増幅された
のちに、発振回路11から出力される高周波の搬送波に
載せられるように変調回路10で変調され、さらに、高
周波電力増幅回路12で高周波電力増幅されて、送信ア
ンテナ5から150〜300MHzの周波数範囲内の電
波として送信される。なお、搬送波としては、530K
Hz〜89MHzの周波数範囲内から適当な周波数が選
択される。また、変調回路10の変調度は図示しないボ
リュームで調整される。
オーディオ信号は、低周波電力増幅回路9で増幅された
のちに、発振回路11から出力される高周波の搬送波に
載せられるように変調回路10で変調され、さらに、高
周波電力増幅回路12で高周波電力増幅されて、送信ア
ンテナ5から150〜300MHzの周波数範囲内の電
波として送信される。なお、搬送波としては、530K
Hz〜89MHzの周波数範囲内から適当な周波数が選
択される。また、変調回路10の変調度は図示しないボ
リュームで調整される。
【0021】送信アンテナ5から送信された電波は、固
定装置部1の無線受信機13の受信アンテナ6に受信さ
れ、この弱い受信信号には高周波増幅回路20で高感度
にするための増幅が行われる。この高周波増幅回路20
の出力信号は、周波数変換回路21で局部発振回路22
の出力信号と混合されて中間周波信号に変換される。こ
の中間周波信号は、中間周波増幅回路23で増幅された
のちに、検波回路24で検波(復調)され、この検波出
力のうちの信号波成分(低周波)は低周波増幅回路27
で増幅され、さらにスピーカアンプ18で増幅されてス
ピーカ17を鳴動させる。
定装置部1の無線受信機13の受信アンテナ6に受信さ
れ、この弱い受信信号には高周波増幅回路20で高感度
にするための増幅が行われる。この高周波増幅回路20
の出力信号は、周波数変換回路21で局部発振回路22
の出力信号と混合されて中間周波信号に変換される。こ
の中間周波信号は、中間周波増幅回路23で増幅された
のちに、検波回路24で検波(復調)され、この検波出
力のうちの信号波成分(低周波)は低周波増幅回路27
で増幅され、さらにスピーカアンプ18で増幅されてス
ピーカ17を鳴動させる。
【0022】したがって、運転者H1は、オートバイ2
8を運転しながら、スピーカ17から再生出力されるポ
ータブルCDプレーヤ7からの音楽を楽しむことができ
る。このとき、スピーカ17は指向性の極めて高いもの
を使用していることにより、オートバイ28を走行中の
道路の近隣住民や歩行者あるいは共に並走する他の自動
車などに迷惑をかけることがないとともに、運転者H1
は、自身の前方のスピーカ17から出力される音楽と他
からの音声などとを合成音として聴くことになるので、
音楽を聴きながら気持ちをリラックスさせてオートバイ
28を運転しながらも、警報音や後方から接近する車の
音などの運転上において必要な音の音源の方向を十分に
聞き分けることができ、安全運転を心掛ける上からも何
ら問題がない。
8を運転しながら、スピーカ17から再生出力されるポ
ータブルCDプレーヤ7からの音楽を楽しむことができ
る。このとき、スピーカ17は指向性の極めて高いもの
を使用していることにより、オートバイ28を走行中の
道路の近隣住民や歩行者あるいは共に並走する他の自動
車などに迷惑をかけることがないとともに、運転者H1
は、自身の前方のスピーカ17から出力される音楽と他
からの音声などとを合成音として聴くことになるので、
音楽を聴きながら気持ちをリラックスさせてオートバイ
28を運転しながらも、警報音や後方から接近する車の
音などの運転上において必要な音の音源の方向を十分に
聞き分けることができ、安全運転を心掛ける上からも何
ら問題がない。
【0023】また、音楽を楽しみながらオートバイ28
を運転しているときに、運転者H1が携帯している携帯
装置部2に含まれている携帯電話機8がアンテナ8aを
通じて電波を着信した場合には、携帯電話機8の出力信
号が無線送信機3から送信アンテナ5を通じ電波として
送信され、この電波が受信アンテナ6を通じ無線受信機
13に受信されてスピーカ17を鳴動させる。したがっ
て、運転者H1は、自車のエンジン音や並走する他車の
エンジン音などの騒音が発生する状況下にもかかわら
ず、スピーカ17から音楽と共に出力される携帯電話機
8の着信音をヘルメットを被った状態でも確実に聴認で
きる。この場合、運転者H1は、オートバイ28を素早
く道路脇に停車させ、携帯電話機8で交信相手と応答す
ることができる。
を運転しているときに、運転者H1が携帯している携帯
装置部2に含まれている携帯電話機8がアンテナ8aを
通じて電波を着信した場合には、携帯電話機8の出力信
号が無線送信機3から送信アンテナ5を通じ電波として
送信され、この電波が受信アンテナ6を通じ無線受信機
13に受信されてスピーカ17を鳴動させる。したがっ
て、運転者H1は、自車のエンジン音や並走する他車の
エンジン音などの騒音が発生する状況下にもかかわら
ず、スピーカ17から音楽と共に出力される携帯電話機
8の着信音をヘルメットを被った状態でも確実に聴認で
きる。この場合、運転者H1は、オートバイ28を素早
く道路脇に停車させ、携帯電話機8で交信相手と応答す
ることができる。
【0024】なお、スピーカ17から発生させるための
音源としては、上述のポータブルCDプレーヤ7に限ら
れるものではなく、図1に仮想線で示すラジオ受信機2
9、ポータブルMDプレーヤ30またはテープレコーダ
31などに適宜変更することが可能である。特に、オー
トバイによる運送作業や長距離ドライブを行う場合に
は、音源としてラジオ受信機を用いれば、安全運転上、
全く支障を来すことのない状態において、刻々と変わる
交通状況や気象情報といった必要不可欠な情報をリアル
タイムに確実に聴くことができる大きな実用的メリット
がある。
音源としては、上述のポータブルCDプレーヤ7に限ら
れるものではなく、図1に仮想線で示すラジオ受信機2
9、ポータブルMDプレーヤ30またはテープレコーダ
31などに適宜変更することが可能である。特に、オー
トバイによる運送作業や長距離ドライブを行う場合に
は、音源としてラジオ受信機を用いれば、安全運転上、
全く支障を来すことのない状態において、刻々と変わる
交通状況や気象情報といった必要不可欠な情報をリアル
タイムに確実に聴くことができる大きな実用的メリット
がある。
【0025】図5は本発明の第2の実施の形態に係る二
輪車用発音装置を示すブロック構成図であり、同図にお
いて、図1と同一若しくは同等のものには同一の符号を
付して、その説明を省略する。この実施の形態では、無
線送信機3の音声入力端子に、携帯電話機8のイヤホン
/マイク端子が直接に、マイクロホン32がマイクアン
プ33を介して、切換スイッチ34の操作によって起動
される切換信号発生回路37がそれぞれ共通接続されて
いる。マイクロホン32は、図4に示すように、ヘッメ
ット41の内部における運転者H1が自由に会話できる
位置に装着されて、携帯装置部2の収納ケース内のマイ
クアンプ33に接続されている。切換スイッチ34は、
運転者H1の衣服や携帯装置部2の収納ケースの外部な
どの運転者H1が容易に操作できる箇所に装着されて、
収納ケース内の切換信号発生回路34に接続されてい
る。切換信号発生回路37は、固定装置部1に設けられ
た後述の切換回路をスイッチングするためのオン信号ま
たはオフ信号を切換スイッチ34の操作によって出力す
るものである。
輪車用発音装置を示すブロック構成図であり、同図にお
いて、図1と同一若しくは同等のものには同一の符号を
付して、その説明を省略する。この実施の形態では、無
線送信機3の音声入力端子に、携帯電話機8のイヤホン
/マイク端子が直接に、マイクロホン32がマイクアン
プ33を介して、切換スイッチ34の操作によって起動
される切換信号発生回路37がそれぞれ共通接続されて
いる。マイクロホン32は、図4に示すように、ヘッメ
ット41の内部における運転者H1が自由に会話できる
位置に装着されて、携帯装置部2の収納ケース内のマイ
クアンプ33に接続されている。切換スイッチ34は、
運転者H1の衣服や携帯装置部2の収納ケースの外部な
どの運転者H1が容易に操作できる箇所に装着されて、
収納ケース内の切換信号発生回路34に接続されてい
る。切換信号発生回路37は、固定装置部1に設けられ
た後述の切換回路をスイッチングするためのオン信号ま
たはオフ信号を切換スイッチ34の操作によって出力す
るものである。
【0026】一方、固定装置部1には、オートバイ28
の振動を検出する振動センサ38が固定装置部1の収納
ケースの内部あるいはオートバイ28の振動を検出し易
い箇所に配設されているともに、無線受信機13からの
切換信号によってオン状態またはオフ状態に設定され
て、振動センサ38の振動検出信号を遮断または通過さ
せる切換回路39が設けられ、さらに、振動センサ38
の振動検出信号がオン状態の切換回路39を通過して入
力されることにより、駆動して予め設定された警報音声
をスピーカアンプ18に対し一定時間、例えば3分間出
力する警報信号発生回路40が設けられている。
の振動を検出する振動センサ38が固定装置部1の収納
ケースの内部あるいはオートバイ28の振動を検出し易
い箇所に配設されているともに、無線受信機13からの
切換信号によってオン状態またはオフ状態に設定され
て、振動センサ38の振動検出信号を遮断または通過さ
せる切換回路39が設けられ、さらに、振動センサ38
の振動検出信号がオン状態の切換回路39を通過して入
力されることにより、駆動して予め設定された警報音声
をスピーカアンプ18に対し一定時間、例えば3分間出
力する警報信号発生回路40が設けられている。
【0027】上記第2の実施の形態の二輪車用発音装置
では、オートバイ28の走行中において携帯装置部2の
携帯電話機8のアンテナ8aが電波を着信した場合に、
その携帯電話機8の出力信号が無線送信機3から送信ア
ンテナ5を通じ電波として送信される。その電波は、受
信アンテナ6を通じ無線受信機13に受信されたのち
に、スピーカアンプ18で増幅されてスピーカ17から
音声出力される。
では、オートバイ28の走行中において携帯装置部2の
携帯電話機8のアンテナ8aが電波を着信した場合に、
その携帯電話機8の出力信号が無線送信機3から送信ア
ンテナ5を通じ電波として送信される。その電波は、受
信アンテナ6を通じ無線受信機13に受信されたのち
に、スピーカアンプ18で増幅されてスピーカ17から
音声出力される。
【0028】したがって、運転者H1は、オートバイ2
8を走行中の騒音の環境下においても携帯電話機8の着
信を確実に確認でき、オートバイ28を道路脇に停車さ
せる。続いて、運転者H1は、ヘッメット41を外すこ
となくそのままマイクロホン32通じ応答する。この運
転者H1の応答音声は、マイクアンプ33で増幅された
のちに、携帯電話機8のアンテナ8aから送信され、交
信相手の音声が上述のようにしてスピーカ17から出力
される。したがって、運転者H1は、道路脇にオートバ
イ28を停車させて、ヘッメット41を外すことなく携
帯電話機8を用いた交信を行うことが可能である。この
場合の携帯電話機8としては、着信時に全くキー操作を
要することなく自動的に応答し、且つ交信相手の終話操
作によって自動的に終話状態となる「自動応答・自動終
話」の機能を備えたものが用いられる。
8を走行中の騒音の環境下においても携帯電話機8の着
信を確実に確認でき、オートバイ28を道路脇に停車さ
せる。続いて、運転者H1は、ヘッメット41を外すこ
となくそのままマイクロホン32通じ応答する。この運
転者H1の応答音声は、マイクアンプ33で増幅された
のちに、携帯電話機8のアンテナ8aから送信され、交
信相手の音声が上述のようにしてスピーカ17から出力
される。したがって、運転者H1は、道路脇にオートバ
イ28を停車させて、ヘッメット41を外すことなく携
帯電話機8を用いた交信を行うことが可能である。この
場合の携帯電話機8としては、着信時に全くキー操作を
要することなく自動的に応答し、且つ交信相手の終話操
作によって自動的に終話状態となる「自動応答・自動終
話」の機能を備えたものが用いられる。
【0029】一方、オートバイ28を駐車させてオート
バイ28から離れる場合には、運転者H1が切換スイッ
チ34をオン操作する。それにより、切換信号発生回路
37から出力されるオン切換信号は、無線送信機3の送
信アンテナ5から電波として送信されて、受信アンテナ
6を通じ無線受信機13に受信される。無線受信機13
には、判別回路(図示せず)が内蔵されており、この判
別回路は、オン切換信号を受信したと判別したときに、
切換回路39に対しオン信号を出力する。これにより、
切換回路39は、オフ状態からオン状態に切り換えられ
る。
バイ28から離れる場合には、運転者H1が切換スイッ
チ34をオン操作する。それにより、切換信号発生回路
37から出力されるオン切換信号は、無線送信機3の送
信アンテナ5から電波として送信されて、受信アンテナ
6を通じ無線受信機13に受信される。無線受信機13
には、判別回路(図示せず)が内蔵されており、この判
別回路は、オン切換信号を受信したと判別したときに、
切換回路39に対しオン信号を出力する。これにより、
切換回路39は、オフ状態からオン状態に切り換えられ
る。
【0030】運転者H1がオートバイ28から離れてい
るときに、何者かがオートバイ28を盗難または固定装
置部1のスピーカ17を外すなどの悪戯をする目的でオ
ートバイ28を無断移動させようとした場合には、その
ときのオートバイ28の振動を振動センサ38が検出し
て振動検出信号を出力する。この振動検出信号は、上述
のようにオン状態に切り換えられている切換回路39を
通過して警報信号発生回路40に入力する。警報信号発
生回路40は、振動検出信号が入力することによって起
動し、予め設定された警報音声信号を一点時間の間出力
する。この警報音声信号は、スピーカアンプ18で増幅
されたのちに、スピーカ17から警報音として出力され
る。警報音としては、例えば、警報を発する合成音声ま
たは「ピー」と言った威嚇音などであり、この警報音の
出力によって盗難や悪戯を未然に中止させることができ
る。
るときに、何者かがオートバイ28を盗難または固定装
置部1のスピーカ17を外すなどの悪戯をする目的でオ
ートバイ28を無断移動させようとした場合には、その
ときのオートバイ28の振動を振動センサ38が検出し
て振動検出信号を出力する。この振動検出信号は、上述
のようにオン状態に切り換えられている切換回路39を
通過して警報信号発生回路40に入力する。警報信号発
生回路40は、振動検出信号が入力することによって起
動し、予め設定された警報音声信号を一点時間の間出力
する。この警報音声信号は、スピーカアンプ18で増幅
されたのちに、スピーカ17から警報音として出力され
る。警報音としては、例えば、警報を発する合成音声ま
たは「ピー」と言った威嚇音などであり、この警報音の
出力によって盗難や悪戯を未然に中止させることができ
る。
【0031】一方、オートバイ28を運転する場合に
は、切換スイッチ34の操作によって切換回路39がオ
フ状態とされ、振動センサ38がオートバイ28の走行
中の振動を検出して振動検出信号を出力しても、この振
動検出信号は、オフ状態の切換回路39で遮断されてス
ピーカ17から出力されることがない。なお、切換スイ
ッチ34の操作によって振動センサ38を直接的にオン
またはオフ状態に切り換える構成としてもよい。要は、
運転者H1が携帯する切換スイッチ34によって振動セ
ンサ38の状態を切り換えることができる構成、つま
り、悪意をもってオートバイ28に触れる人が振動セン
サ38を予めオフ状態としてから盗難や悪戯などの行為
を行うのを未然に阻止できる構成とすればよい。
は、切換スイッチ34の操作によって切換回路39がオ
フ状態とされ、振動センサ38がオートバイ28の走行
中の振動を検出して振動検出信号を出力しても、この振
動検出信号は、オフ状態の切換回路39で遮断されてス
ピーカ17から出力されることがない。なお、切換スイ
ッチ34の操作によって振動センサ38を直接的にオン
またはオフ状態に切り換える構成としてもよい。要は、
運転者H1が携帯する切換スイッチ34によって振動セ
ンサ38の状態を切り換えることができる構成、つま
り、悪意をもってオートバイ28に触れる人が振動セン
サ38を予めオフ状態としてから盗難や悪戯などの行為
を行うのを未然に阻止できる構成とすればよい。
【0032】図6は、本発明の第3の実施の形態に係る
二輪車用発音装置を示すブロック構成図であり、同図に
おいて、図1および図5と同一若しくは同等のものには
同一の符号を付して、その説明を省略する。この実施の
形態では、オートバイ28に二人乗りしながら走行する
場合において、運転者H1と後部座席の搭乗者H2との
間でヘルメット41を被ったままで自由に会話を行い得
る構成を有している。オートバイ28に固着する固定装
置部1は、第1の実施の形態と同様の構成になっいる。
二輪車用発音装置を示すブロック構成図であり、同図に
おいて、図1および図5と同一若しくは同等のものには
同一の符号を付して、その説明を省略する。この実施の
形態では、オートバイ28に二人乗りしながら走行する
場合において、運転者H1と後部座席の搭乗者H2との
間でヘルメット41を被ったままで自由に会話を行い得
る構成を有している。オートバイ28に固着する固定装
置部1は、第1の実施の形態と同様の構成になっいる。
【0033】携帯装置部2は、図4に示すように、運転
者H1と搭乗者H2とが個々に携帯する二つを有してい
る。これら携帯装置部2は、マイクロホン32に入力す
る運転者H1または搭乗者H2の音声を、マイクアンプ
33で増幅したのちに無線送信機3から送信アンテナ5
を通じ電波として送信できる構成になっている。これら
の二つの携帯装置部2,2からの運転者H1および搭乗
者H2の音声は、何れもスピーカ17から出力されて、
運転者H1および搭乗者H2の双方に聞こえる。したが
って、運転者H1と後部座席の搭乗者H2は、スピーカ
17から出力される双方の音声によって、共にヘルメッ
ト41を被ったままで支障なく相互に会話を行うことが
できる。
者H1と搭乗者H2とが個々に携帯する二つを有してい
る。これら携帯装置部2は、マイクロホン32に入力す
る運転者H1または搭乗者H2の音声を、マイクアンプ
33で増幅したのちに無線送信機3から送信アンテナ5
を通じ電波として送信できる構成になっている。これら
の二つの携帯装置部2,2からの運転者H1および搭乗
者H2の音声は、何れもスピーカ17から出力されて、
運転者H1および搭乗者H2の双方に聞こえる。したが
って、運転者H1と後部座席の搭乗者H2は、スピーカ
17から出力される双方の音声によって、共にヘルメッ
ト41を被ったままで支障なく相互に会話を行うことが
できる。
【0034】なお、オートバイ28を運転する用途や目
的に応じては、上述の第1ないし第3の実施の形態の各
構成を適宜選択して組み合わせることができる。例え
ば、オートバイ28で長距離ドライブを楽しむ場合には
第1の実施の形態の構成に第2の実施の形態の振動セン
サ38などによる盗難防止機構を組み合わせた構成と
し、オートバイ28による運送作業を行う場合には、第
1ないし第3の実施の形態の各構成を組み合わせること
が好ましい。また、上記実施の形態では、何れもオート
バイ28に適用する場合を例示して説明したが、自転車
にも適用して上述とほぼ同様の効果を得ることができる
のは言うまでもない。
的に応じては、上述の第1ないし第3の実施の形態の各
構成を適宜選択して組み合わせることができる。例え
ば、オートバイ28で長距離ドライブを楽しむ場合には
第1の実施の形態の構成に第2の実施の形態の振動セン
サ38などによる盗難防止機構を組み合わせた構成と
し、オートバイ28による運送作業を行う場合には、第
1ないし第3の実施の形態の各構成を組み合わせること
が好ましい。また、上記実施の形態では、何れもオート
バイ28に適用する場合を例示して説明したが、自転車
にも適用して上述とほぼ同様の効果を得ることができる
のは言うまでもない。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明の二輪車用発音装置
によれば、ポータブルCDプレーヤ、ラジオ受信機、ポ
ータブルMDプレーヤまたはテープレコーダなどの音源
からの音楽などをスピーカから音声出力させる構成とし
たので、オートバイなどの二輪車を走行中においてスピ
ーカから出力される音楽などを楽しむことができ、しか
も、警報音や後方から接近する車の音などの運転上にお
いて必要な音の音源の方向を十分に聞き分けることがで
き、安全運転を心掛ける上からも何ら問題がない。ま
た、音源として携帯電話機を備えれば、騒音が発生する
状況下にもかかわらず、スピーカから音楽などと共に出
力される携帯電話機の着信音をヘルメットを被った状態
でも確実に聴認でき、二輪車を道路脇に停車させて交信
することができる。さらに、オートバイによる運送作業
や長距離ドライブを行う場合には、音源としてラジオ受
信機を用いれば、安全運転上、全く支障を来すことのな
い状態において、刻々と変わる交通状況や気象情報とい
った必要不可欠な情報をリアルタイムに確実に聴くこと
ができる大きな実用的メリットがある。
によれば、ポータブルCDプレーヤ、ラジオ受信機、ポ
ータブルMDプレーヤまたはテープレコーダなどの音源
からの音楽などをスピーカから音声出力させる構成とし
たので、オートバイなどの二輪車を走行中においてスピ
ーカから出力される音楽などを楽しむことができ、しか
も、警報音や後方から接近する車の音などの運転上にお
いて必要な音の音源の方向を十分に聞き分けることがで
き、安全運転を心掛ける上からも何ら問題がない。ま
た、音源として携帯電話機を備えれば、騒音が発生する
状況下にもかかわらず、スピーカから音楽などと共に出
力される携帯電話機の着信音をヘルメットを被った状態
でも確実に聴認でき、二輪車を道路脇に停車させて交信
することができる。さらに、オートバイによる運送作業
や長距離ドライブを行う場合には、音源としてラジオ受
信機を用いれば、安全運転上、全く支障を来すことのな
い状態において、刻々と変わる交通状況や気象情報とい
った必要不可欠な情報をリアルタイムに確実に聴くこと
ができる大きな実用的メリットがある。
【0036】また、固定装置部に振動センサと警報信号
発生回路とを備え、携帯装置部に、振動センサからの振
動検出信号の警報信号出力回路への入力の有無を切り換
えるための切換スイッチを備えた構成とすれば、二輪車
を駐車させて二輪車から離れる場合に、運転者が切換ス
イッチをオン操作しておくことにより、何者かが二輪車
を盗難または固定装置部のスピーカを外すなどの悪戯を
する目的で二輪車を無断移動させようとした場合に、警
報信号発生回路からの警報信号をスピーカから警報音と
して出力させることができ、盗難や悪戯を未然に阻止す
ることができる。さらに、ヘルメットの内部に装着され
て二輪車の運転者または搭乗者の音声を無線受信機に入
力するマイクロホンを少なくとも備えた携帯装置部を二
つ有する構成とすれば、マイクロホンに入力する運転者
または搭乗者の音声をそれぞれスピーカから出力させ
て、運転者と搭乗者とが二輪車などを運転しながら相互
に会話を支障なく行うことができる。
発生回路とを備え、携帯装置部に、振動センサからの振
動検出信号の警報信号出力回路への入力の有無を切り換
えるための切換スイッチを備えた構成とすれば、二輪車
を駐車させて二輪車から離れる場合に、運転者が切換ス
イッチをオン操作しておくことにより、何者かが二輪車
を盗難または固定装置部のスピーカを外すなどの悪戯を
する目的で二輪車を無断移動させようとした場合に、警
報信号発生回路からの警報信号をスピーカから警報音と
して出力させることができ、盗難や悪戯を未然に阻止す
ることができる。さらに、ヘルメットの内部に装着され
て二輪車の運転者または搭乗者の音声を無線受信機に入
力するマイクロホンを少なくとも備えた携帯装置部を二
つ有する構成とすれば、マイクロホンに入力する運転者
または搭乗者の音声をそれぞれスピーカから出力させ
て、運転者と搭乗者とが二輪車などを運転しながら相互
に会話を支障なく行うことができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る二輪車用発音
装置を示すブロック構成図である。
装置を示すブロック構成図である。
【図2】同上の二輪車用発音装置における固定装置部の
取付箇所を示すオートバイの前方から見た斜視図であ
る。
取付箇所を示すオートバイの前方から見た斜視図であ
る。
【図3】同上の二輪車用発音装置における固定装置部の
取付箇所を示すオートバイの後方から見た斜視図であ
る。
取付箇所を示すオートバイの後方から見た斜視図であ
る。
【図4】同上の二輪車用発音装置の使用状態を示す右側
面図である。
面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る二輪車用発音
装置を示すブロック構成図である。
装置を示すブロック構成図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る二輪車用発音
装置を示すブロック構成図である。
装置を示すブロック構成図である。
1 固定装置部 2 携帯装置部 3 無線送信機 5 送信アンテナ 6 受信アンテナ 7 ポータブルCDプレーヤ(音源) 8 携帯電話機(音源) 13 無線受信機 17 スピーカ 28 オートバイ(二輪車) 28k 運転座席 29 ラジオ受信機(音源) 30 ポータブルMDプレーヤ(音源) 31 テープレコーダ(音源) 32 マイクロホン 34 切換スイッチ 38 振動センサ 40 警報信号発生回路 41 ヘルメット H1 運転者 H2 搭乗者
Claims (3)
- 【請求項1】 二輪車における運転座席の前方箇所に装
着される固定装置部と、 二輪車の運転者または搭乗者が身体にまとう状態で携帯
する携帯装置部とを備えてなり、 前記携帯装置部は、音源と、この音源からの音声信号を
送信アンテナを通じ電波で送信する無線送信機とを有
し、 前記固定装置部は、前記送信アンテナから送信された電
波を受信アンテナを通じ受信する無線受信機と、この無
線受信機の受信信号を音声出力するスピーカとを有して
いることを特徴とする二輪車用発音装置。 - 【請求項2】 前記固定装置部は、振動センサと、この
振動センサから振動検出信号が入力することにより起動
して前記スピーカから音声出力させるための警報信号を
出力する警報信号発生回路とを有し、 前記携帯装置部は、前記振動センサからの振動検出信号
の前記警報信号出力回路への入力の有無を切り換えるた
めの切換スイッチを有している請求項1に記載の二輪車
用発音装置。 - 【請求項3】 前記携帯装置部は二つ有し、この各携帯
装置部は、ヘルメットの内部に装着されて二輪車の運転
者または搭乗者の音声を前記無線送信機に入力するマイ
クロホンを少なくとも備えている請求項1または2に記
載の二輪車用発音装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000144114A JP2001287681A (ja) | 2000-04-07 | 2000-04-07 | 二輪車用発音装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000144114A JP2001287681A (ja) | 2000-04-07 | 2000-04-07 | 二輪車用発音装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001287681A true JP2001287681A (ja) | 2001-10-16 |
Family
ID=18650829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000144114A Pending JP2001287681A (ja) | 2000-04-07 | 2000-04-07 | 二輪車用発音装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001287681A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6768219B2 (en) * | 2001-02-19 | 2004-07-27 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Remote lock operation apparatus for light vehicle |
CN1321033C (zh) * | 2003-08-13 | 2007-06-13 | 重庆隆鑫工业(集团)有限公司 | 带收音机装置的摩托车 |
CN100404355C (zh) * | 2003-02-12 | 2008-07-23 | 雅马哈发动机株式会社 | 车辆 |
JP2014072790A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Honda Motor Co Ltd | 車両用音声処理装置 |
JP2019074782A (ja) * | 2017-10-12 | 2019-05-16 | 能美防災株式会社 | 移動ロボット |
JP2022166221A (ja) * | 2016-05-23 | 2022-11-01 | インディアン・モーターサイクル・インターナショナル・エルエルシー | レクリエーショナルビークル、およびレクリエーショナルビークルのライダーに情報を通信する方法 |
-
2000
- 2000-04-07 JP JP2000144114A patent/JP2001287681A/ja active Pending
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