JP2001284996A - ゲイン制御装置 - Google Patents
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B7/00—Radio transmission systems, i.e. using radiation field
- H04B7/005—Control of transmission; Equalising
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03M—CODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
- H03M1/00—Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
- H03M1/12—Analogue/digital converters
- H03M1/18—Automatic control for modifying the range of signals the converter can handle, e.g. gain ranging
- H03M1/181—Automatic control for modifying the range of signals the converter can handle, e.g. gain ranging in feedback mode, i.e. by determining the range to be selected from one or more previous digital output values
- H03M1/183—Automatic control for modifying the range of signals the converter can handle, e.g. gain ranging in feedback mode, i.e. by determining the range to be selected from one or more previous digital output values the feedback signal controlling the gain of an amplifier or attenuator preceding the analogue/digital converter
- H03M1/185—Automatic control for modifying the range of signals the converter can handle, e.g. gain ranging in feedback mode, i.e. by determining the range to be selected from one or more previous digital output values the feedback signal controlling the gain of an amplifier or attenuator preceding the analogue/digital converter the determination of the range being based on more than one digital output value, e.g. on a running average, a power estimation or the rate of change
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03G—CONTROL OF AMPLIFICATION
- H03G3/00—Gain control in amplifiers or frequency changers
- H03G3/001—Digital control of analog signals
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03G—CONTROL OF AMPLIFICATION
- H03G3/00—Gain control in amplifiers or frequency changers
- H03G3/20—Automatic control
- H03G3/30—Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
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- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Analogue/Digital Conversion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ディジタル変換された受信信号の受信レ
ベルを発散、発振させることなく、収束目標値に高速に
収束させること。 【解決手段】 収束係数決定器104は、平均値算出器
103において算出された平均値を予め設定されている
しきい値を用いてしきい値判定し、収束係数を決定す
る。ゲイン係数決定器106は、前記収束係数と前記平
均値とに基づいて制御ゲインを決定する。ゲイン電圧変
換器107は、ゲイン係数を電圧に変換して制御電圧を
求める。GCA101は、ディジタル変換された制御電
圧に従って受信信号を増幅する。
ベルを発散、発振させることなく、収束目標値に高速に
収束させること。 【解決手段】 収束係数決定器104は、平均値算出器
103において算出された平均値を予め設定されている
しきい値を用いてしきい値判定し、収束係数を決定す
る。ゲイン係数決定器106は、前記収束係数と前記平
均値とに基づいて制御ゲインを決定する。ゲイン電圧変
換器107は、ゲイン係数を電圧に変換して制御電圧を
求める。GCA101は、ディジタル変換された制御電
圧に従って受信信号を増幅する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDMA(Code D
ivision Multiple Access)移動体通信におけるゲイン
制御装置、及びゲイン制御方法に関する。
ivision Multiple Access)移動体通信におけるゲイン
制御装置、及びゲイン制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】移動体通信においては、一般的に、受信
アナログ信号をディジタル信号に変換する際の精度向上
を目的として自動ゲイン制御(以下、「AGC」(Auto
maticGain Control)という)が行われている。この自
動ゲイン制御は、AD変換器の入力信号の電力レベルが
予め設定された収束目標値に収束するようにAD変換器
の前に設置された増幅器の利得をフィードバック制御す
るものである。この収束目標値は、AD変換器の特性に
応じて予め定められており、入力信号の電力レベルをこ
の収束目標値の近傍に保つように増幅器の利得を制御す
ることでA/D変換を精度良く行うことができる。
アナログ信号をディジタル信号に変換する際の精度向上
を目的として自動ゲイン制御(以下、「AGC」(Auto
maticGain Control)という)が行われている。この自
動ゲイン制御は、AD変換器の入力信号の電力レベルが
予め設定された収束目標値に収束するようにAD変換器
の前に設置された増幅器の利得をフィードバック制御す
るものである。この収束目標値は、AD変換器の特性に
応じて予め定められており、入力信号の電力レベルをこ
の収束目標値の近傍に保つように増幅器の利得を制御す
ることでA/D変換を精度良く行うことができる。
【0003】従来のAGCを行うゲイン制御装置は、受
信信号の受信レベルを監視し、監視した受信信号の受信
レベルとその目標値とのずれ(差分値)に基づいて制御
電圧を算出し、算出した制御電圧に従って増幅器の利得
(ゲイン)をフィードバック制御する。増幅器のゲイン
を制御する制御電圧は、前記差分値の対数に予め定めら
れた収束係数を乗算し、さらにその乗算結果と前回の制
御時における制御電圧を加算することによって求められ
る。この収束係数は、出力信号の電力レベルを目標値に
収束させるために乗算するもので、0以上1未満の値を
とる。
信信号の受信レベルを監視し、監視した受信信号の受信
レベルとその目標値とのずれ(差分値)に基づいて制御
電圧を算出し、算出した制御電圧に従って増幅器の利得
(ゲイン)をフィードバック制御する。増幅器のゲイン
を制御する制御電圧は、前記差分値の対数に予め定めら
れた収束係数を乗算し、さらにその乗算結果と前回の制
御時における制御電圧を加算することによって求められ
る。この収束係数は、出力信号の電力レベルを目標値に
収束させるために乗算するもので、0以上1未満の値を
とる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
AGCにおいては、収束係数が0以上1未満に設定され
ることから、例えばトンネルの出口やビル影等でのシャ
ドウイング減少や、高速フェージングの影響、さらには
Compressed Mode時の周波数切り替えにより受信信号の
受信レベルが大きく変動する場合、急速に受信レベルを
目標値に近づける必要があるが、従来の制御では受信レ
ベルが目標値に近づくまでに長時間要し、その間はA/
D変換を精度良く行うことができずに通話状態が悪化す
るという問題がある。この問題は、受信信号の受信レベ
ルが大きく変動した場合に収束係数を1以上に設定する
ことにより解決することができるが、そのようにする
と、出力信号の電力レベルが発散、若しくは発振して目
標値に収束しないという問題が生じる。
AGCにおいては、収束係数が0以上1未満に設定され
ることから、例えばトンネルの出口やビル影等でのシャ
ドウイング減少や、高速フェージングの影響、さらには
Compressed Mode時の周波数切り替えにより受信信号の
受信レベルが大きく変動する場合、急速に受信レベルを
目標値に近づける必要があるが、従来の制御では受信レ
ベルが目標値に近づくまでに長時間要し、その間はA/
D変換を精度良く行うことができずに通話状態が悪化す
るという問題がある。この問題は、受信信号の受信レベ
ルが大きく変動した場合に収束係数を1以上に設定する
ことにより解決することができるが、そのようにする
と、出力信号の電力レベルが発散、若しくは発振して目
標値に収束しないという問題が生じる。
【0005】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、ディジタル変換された受信信号の受信レベルを
発散、発振させることなく、収束目標値に高速に収束さ
せることが可能なゲイン制御装置を提供することを目的
とする。
であり、ディジタル変換された受信信号の受信レベルを
発散、発振させることなく、収束目標値に高速に収束さ
せることが可能なゲイン制御装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のゲイン制御装置
は、受信信号の受信レベルに基づいて収束係数を決定す
る収束係数決定手段と、前記受信信号を用いて得られる
参照値と予め設定された目標値とのずれを検出する検出
手段と、前記検出手段の検出結果と前記収束係数とに基
づいて制御電圧を算出する制御電圧算出手段と、前記制
御電圧算出手段において算出された制御電圧に従って受
信信号を増幅する増幅手段と、を具備する構成を採る。
は、受信信号の受信レベルに基づいて収束係数を決定す
る収束係数決定手段と、前記受信信号を用いて得られる
参照値と予め設定された目標値とのずれを検出する検出
手段と、前記検出手段の検出結果と前記収束係数とに基
づいて制御電圧を算出する制御電圧算出手段と、前記制
御電圧算出手段において算出された制御電圧に従って受
信信号を増幅する増幅手段と、を具備する構成を採る。
【0007】この構成によれば、受信信号の受信レベル
に基づいて収束係数を決定するので、ディジタル変換さ
れた受信信号の電力レベルを目標値に高速に収束させる
ことができる。つまり、受信信号を用いて得られる参照
値が目標値から大きく離れている場合には、大きな収束
係数を選択して制御電圧を大きく変化させるので、目標
値に対して高速に近づくことができる。一方、受信信号
を用いて得られる参照値が目標値に近い場合には、小さ
な収束係数を選択して制御電圧を小さく変化させるの
で、目標値に対して高速に収束することができる。
に基づいて収束係数を決定するので、ディジタル変換さ
れた受信信号の電力レベルを目標値に高速に収束させる
ことができる。つまり、受信信号を用いて得られる参照
値が目標値から大きく離れている場合には、大きな収束
係数を選択して制御電圧を大きく変化させるので、目標
値に対して高速に近づくことができる。一方、受信信号
を用いて得られる参照値が目標値に近い場合には、小さ
な収束係数を選択して制御電圧を小さく変化させるの
で、目標値に対して高速に収束することができる。
【0008】本発明のゲイン制御装置は、上記ゲイン制
御装置において、受信信号の受信レベルの平均値を算出
する平均値算出手段を具備し、収束係数決定手段は、前
記平均値算出手段よりの平均値に基づいて収束係数を決
定する構成を採る。
御装置において、受信信号の受信レベルの平均値を算出
する平均値算出手段を具備し、収束係数決定手段は、前
記平均値算出手段よりの平均値に基づいて収束係数を決
定する構成を採る。
【0009】この構成によれば、ディジタル変換された
受信信号の平均値に基づいて収束係数を決定するので、
ディジタル変換された受信信号の受信レベルを目標値に
高速に収束させることができる。
受信信号の平均値に基づいて収束係数を決定するので、
ディジタル変換された受信信号の受信レベルを目標値に
高速に収束させることができる。
【0010】本発明のゲイン制御装置は、上記ゲイン制
御装置において、受信信号をディジタル変換するA/D
変換手段を具備し、収束係数決定手段は、前記A/D変
換手段において設定されているビット数を超えてディジ
タル変換されたサンプル及び入力信号のレベルが低いた
めに出力信号が0に近似されてディジタル変換されたサ
ンプルを計数し、計数したサンプル数に基づいて収束係
数を決定する構成を採る。
御装置において、受信信号をディジタル変換するA/D
変換手段を具備し、収束係数決定手段は、前記A/D変
換手段において設定されているビット数を超えてディジ
タル変換されたサンプル及び入力信号のレベルが低いた
めに出力信号が0に近似されてディジタル変換されたサ
ンプルを計数し、計数したサンプル数に基づいて収束係
数を決定する構成を採る。
【0011】この構成によれば、ディジタル変換の際に
オーバーフローまたはアンダーフローをおこしているサ
ンプル数に基づいて収束係数を決定するので、ディジタ
ル変換された受信信号の受信レベルを目標値に高速に収
束させることができる。
オーバーフローまたはアンダーフローをおこしているサ
ンプル数に基づいて収束係数を決定するので、ディジタ
ル変換された受信信号の受信レベルを目標値に高速に収
束させることができる。
【0012】本発明のゲイン制御装置は、上記ゲイン制
御装置において、受信信号の受信レベルと予め設定され
ているしきい値とを比較してしきい値判定を行うことに
より収束係数を決定する構成を採る。
御装置において、受信信号の受信レベルと予め設定され
ているしきい値とを比較してしきい値判定を行うことに
より収束係数を決定する構成を採る。
【0013】この構成によれば、受信信号の受信レベル
に基づいてしきい値判定をして収束係数を決定するの
で、ディジタル変換された受信信号の平均値を目標値に
高速に収束させることができる。
に基づいてしきい値判定をして収束係数を決定するの
で、ディジタル変換された受信信号の平均値を目標値に
高速に収束させることができる。
【0014】本発明のゲイン制御装置は、上記ゲイン制
御装置において、平均値算出手段において算出された平
均値と予め設定されているしきい値とを比較してしきい
値判定を行うことにより収束係数を決定する構成を採
る。
御装置において、平均値算出手段において算出された平
均値と予め設定されているしきい値とを比較してしきい
値判定を行うことにより収束係数を決定する構成を採
る。
【0015】この構成によれば、ディジタル変換された
受信信号の平均値に基づいてしきい値判定をして収束係
数を決定するので、ディジタル変換された受信信号の平
均値を目標値に高速に収束させることができる。
受信信号の平均値に基づいてしきい値判定をして収束係
数を決定するので、ディジタル変換された受信信号の平
均値を目標値に高速に収束させることができる。
【0016】本発明のゲイン制御装置は、上記ゲイン制
御装置において、計数したサンプル数と予め設定されて
いるしきい値とを比較してしきい値判定を行うことによ
り収束係数を決定する構成を採る。
御装置において、計数したサンプル数と予め設定されて
いるしきい値とを比較してしきい値判定を行うことによ
り収束係数を決定する構成を採る。
【0017】この構成によれば、ディジタル変換の際に
オーバーフローまたはアンダーフローをおこしているサ
ンプル数に基づいてしきい値判定をして収束係数を決定
し、決定した収束係数を増幅器の特性と相関を有する差
分値に乗算して増幅器の制御電圧を算出するので、ディ
ジタル変換された受信信号の平均値を目標値に高速に収
束させることができる。
オーバーフローまたはアンダーフローをおこしているサ
ンプル数に基づいてしきい値判定をして収束係数を決定
し、決定した収束係数を増幅器の特性と相関を有する差
分値に乗算して増幅器の制御電圧を算出するので、ディ
ジタル変換された受信信号の平均値を目標値に高速に収
束させることができる。
【0018】本発明のゲイン制御装置は、上記ゲイン制
御装置において、制御電圧算出手段が、差分値に収束係
数決定手段において決定された収束係数を乗算し、その
乗算結果に前回の制御タイミングにおける制御電圧を加
算して新たな制御電圧を算出する構成を採る。
御装置において、制御電圧算出手段が、差分値に収束係
数決定手段において決定された収束係数を乗算し、その
乗算結果に前回の制御タイミングにおける制御電圧を加
算して新たな制御電圧を算出する構成を採る。
【0019】この構成によれば、検出手段の検出結果に
収束係数決定手段において決定された収束係数を乗算
し、その乗算結果に前回の制御タイミングにおける制御
電圧を加算して新たな制御電圧を算出するので、ディジ
タル変換された受信信号の平均値を目標値に高速に収束
させることができる。
収束係数決定手段において決定された収束係数を乗算
し、その乗算結果に前回の制御タイミングにおける制御
電圧を加算して新たな制御電圧を算出するので、ディジ
タル変換された受信信号の平均値を目標値に高速に収束
させることができる。
【0020】本発明のゲイン制御装置は、上記ゲイン制
御装置において、平均値算出手段は、受信信号の同相成
分の平均値である同相平均値と受信信号の直交成分の平
均値である直交平均値とをそれぞれ算出し、算出した同
相平均値と直交平均値をそれぞれ2乗して加算する構成
を採る。
御装置において、平均値算出手段は、受信信号の同相成
分の平均値である同相平均値と受信信号の直交成分の平
均値である直交平均値とをそれぞれ算出し、算出した同
相平均値と直交平均値をそれぞれ2乗して加算する構成
を採る。
【0021】この構成によれば、平均演算をした後に2
乗演算を行うことにより2乗演算を先に行う場合と比較
して乗算回数が少なく抑えられるので、ゲイン制御を行
う際の処理量を低減することができる。また、2乗演算
を先に行う場合と比較して2乗演算の回数を少なく抑え
ることにより、2乗処理の際のオーバーフローを少なく
抑えることができるので、精度良く平均値を算出するこ
とができる。
乗演算を行うことにより2乗演算を先に行う場合と比較
して乗算回数が少なく抑えられるので、ゲイン制御を行
う際の処理量を低減することができる。また、2乗演算
を先に行う場合と比較して2乗演算の回数を少なく抑え
ることにより、2乗処理の際のオーバーフローを少なく
抑えることができるので、精度良く平均値を算出するこ
とができる。
【0022】本発明のゲイン制御装置は、上記ゲイン制
御装置において、平均値算出手段が、受信信号の同相成
分を2乗した値と受信信号の直交成分を2乗した値との
平均値を算出する構成を採る。
御装置において、平均値算出手段が、受信信号の同相成
分を2乗した値と受信信号の直交成分を2乗した値との
平均値を算出する構成を採る。
【0023】この構成によれば、2乗演算をした後に平
均値を算出することにより平均値を先に算出する場合と
比較してノイズをより抑圧することができるので、精度
良く平均値を算出することができる。
均値を算出することにより平均値を先に算出する場合と
比較してノイズをより抑圧することができるので、精度
良く平均値を算出することができる。
【0024】本発明のゲイン制御装置は、上記ゲイン制
御装置において、平均値算出手段が、受信信号の一定区
間の平均値を算出し、算出した平均値の平方根をとる構
成を採る。
御装置において、平均値算出手段が、受信信号の一定区
間の平均値を算出し、算出した平均値の平方根をとる構
成を採る。
【0025】この構成によれば、平均値の平方根をとる
ことにより平均値を表すために必要なビット数を削減す
ることができるので、ハードウェア規模を削減すること
ができる。
ことにより平均値を表すために必要なビット数を削減す
ることができるので、ハードウェア規模を削減すること
ができる。
【0026】本発明のゲイン制御装置は、上記ゲイン制
御装置において、平均値算出手段が、受信信号の平均値
を算出し、算出した平均値と以前の平均値とを加算する
構成を採る。
御装置において、平均値算出手段が、受信信号の平均値
を算出し、算出した平均値と以前の平均値とを加算する
構成を採る。
【0027】この構成によれば、前回の処理タイミング
における平均値を今回の制御タイミングの平均値に加算
して受信信号の平均値とすることにより、平均値算出処
理による遅延を生じることなく長い区間の平均値を算出
することができるので、高速フェージングによる大きな
受信レベルの変動が起こる際にもゲイン制御を高速に行
うことができる。
における平均値を今回の制御タイミングの平均値に加算
して受信信号の平均値とすることにより、平均値算出処
理による遅延を生じることなく長い区間の平均値を算出
することができるので、高速フェージングによる大きな
受信レベルの変動が起こる際にもゲイン制御を高速に行
うことができる。
【0028】本発明の通信端末装置は、上記ゲイン制御
装置を具備する構成を採る。この構成によれば、ディジ
タル変換された受信信号の電力レベルを目標値に高速に
収束させることができる通信端末装置を提供することが
できる。
装置を具備する構成を採る。この構成によれば、ディジ
タル変換された受信信号の電力レベルを目標値に高速に
収束させることができる通信端末装置を提供することが
できる。
【0029】本発明の基地局装置は、上記ゲイン制御装
置を具備する構成を採る。この構成によれば、ディジタ
ル変換された受信信号の電力レベルを目標値に高速に収
束させることができる基地局装置を提供することができ
る。
置を具備する構成を採る。この構成によれば、ディジタ
ル変換された受信信号の電力レベルを目標値に高速に収
束させることができる基地局装置を提供することができ
る。
【0030】本発明のゲイン制御方法は、受信信号の受
信レベルに基づいて収束係数を決定し、前記受信信号を
用いて得られる参照値と予め設定された目標値とのずれ
を検出し、検出結果と前記収束係数とに基づいて制御電
圧を算出し、算出した制御電圧に従って受信信号を増幅
するようにした。
信レベルに基づいて収束係数を決定し、前記受信信号を
用いて得られる参照値と予め設定された目標値とのずれ
を検出し、検出結果と前記収束係数とに基づいて制御電
圧を算出し、算出した制御電圧に従って受信信号を増幅
するようにした。
【0031】この方法によれば、受信信号の受信レベル
に基づいて収束係数を決定するので、ディジタル変換さ
れた受信信号の電力レベルを目標値に高速に収束させる
ことができる。つまり、受信信号を用いて得られる参照
値が目標値から大きく離れている場合には、大きな収束
係数を選択して制御電圧を大きく変化させるので、目標
値に対して高速に近づくことができる。一方、受信信号
を用いて得られる参照値が目標値に近い場合には、小さ
な収束係数を選択して制御電圧を小さく変化させるの
で、目標値に対して高速に収束することができる。
に基づいて収束係数を決定するので、ディジタル変換さ
れた受信信号の電力レベルを目標値に高速に収束させる
ことができる。つまり、受信信号を用いて得られる参照
値が目標値から大きく離れている場合には、大きな収束
係数を選択して制御電圧を大きく変化させるので、目標
値に対して高速に近づくことができる。一方、受信信号
を用いて得られる参照値が目標値に近い場合には、小さ
な収束係数を選択して制御電圧を小さく変化させるの
で、目標値に対して高速に収束することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明者は、フェージング等によ
り受信レベルが大きく変動した場合にも、監視した受信
レベルが差分値の算出にのみ反映され、収束係数には反
映されていないことに着目して本発明をするに至った。
り受信レベルが大きく変動した場合にも、監視した受信
レベルが差分値の算出にのみ反映され、収束係数には反
映されていないことに着目して本発明をするに至った。
【0033】すなわち、本発明の骨子は、監視した受信
信号の受信レベルに基づいて、複数の収束係数の中から
AD変換器の入力信号を収束目標値に高速に収束させる
ために好適な収束係数を適宜選択して、差分値及び選択
した収束係数を用いて制御電圧を求めることである。
信号の受信レベルに基づいて、複数の収束係数の中から
AD変換器の入力信号を収束目標値に高速に収束させる
ために好適な収束係数を適宜選択して、差分値及び選択
した収束係数を用いて制御電圧を求めることである。
【0034】具体的に、本発明に係るゲイン制御装置
は、AD変換器の出力信号とその目標値との差である差
分値の対数(受信レベルの監視結果)に基づいて制御電
圧を算出し、算出した制御電圧に従って増幅器の利得
(ゲイン)を制御する。増幅器のゲインを制御する制御
電圧は、前記差分値の対数に受信レベルに基づいて決定
される収束係数を乗算し、さらにその乗算結果と前回の
制御時における制御電圧を加算することによって求めら
れるゲイン計数を所定の変換式を用いて電圧のオーダー
に変換することにより算出される。この収束係数は、出
力信号の電力レベルを目標値に収束させるために乗算す
るもので、所定のしきい値判定を行うことにより決定さ
れる。
は、AD変換器の出力信号とその目標値との差である差
分値の対数(受信レベルの監視結果)に基づいて制御電
圧を算出し、算出した制御電圧に従って増幅器の利得
(ゲイン)を制御する。増幅器のゲインを制御する制御
電圧は、前記差分値の対数に受信レベルに基づいて決定
される収束係数を乗算し、さらにその乗算結果と前回の
制御時における制御電圧を加算することによって求めら
れるゲイン計数を所定の変換式を用いて電圧のオーダー
に変換することにより算出される。この収束係数は、出
力信号の電力レベルを目標値に収束させるために乗算す
るもので、所定のしきい値判定を行うことにより決定さ
れる。
【0035】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
を参照して詳細に説明する。
【0036】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係るゲイン制御装置の構成を示すブロック図で
ある。この図に示すように、ゲイン制御装置は、ゲイン
制御アンプ101と、AD変換器102と、平均値算出
器103と、収束係数決定器104と、対数演算器10
5と、ゲイン係数決定器106と、ゲイン/電圧変換器
107と、DA変換器108と、を備えて構成されてい
る。また、収束係数決定器104は、比較回路104−
Aと、収束係数選択回路104−Bと、を備えて構成さ
れており、ゲイン係数決定器106は、差分値算出器1
06−Aと、乗算器106−Bと、加算器106−C
と、遅延器106−Dと、を備えて構成されている。
形態1に係るゲイン制御装置の構成を示すブロック図で
ある。この図に示すように、ゲイン制御装置は、ゲイン
制御アンプ101と、AD変換器102と、平均値算出
器103と、収束係数決定器104と、対数演算器10
5と、ゲイン係数決定器106と、ゲイン/電圧変換器
107と、DA変換器108と、を備えて構成されてい
る。また、収束係数決定器104は、比較回路104−
Aと、収束係数選択回路104−Bと、を備えて構成さ
れており、ゲイン係数決定器106は、差分値算出器1
06−Aと、乗算器106−Bと、加算器106−C
と、遅延器106−Dと、を備えて構成されている。
【0037】このゲイン制御装置は、受信信号の1シン
ボル毎に制御電圧を算出してゲイン制御アンプ101の
制御を行うものとする。
ボル毎に制御電圧を算出してゲイン制御アンプ101の
制御を行うものとする。
【0038】ゲイン制御アンプ(以下、「GCA」とい
う)101は、後述するDA変換器108より出力され
る制御電圧に基づいて受信信号を増幅する。AD変換器
102は、GCA101において増幅された受信信号を
ディジタル変換し、平均値算出器103に出力する。平
均値算出器103は、AD変換器102よりのディジタ
ル変換された信号の0.5シンボル分の平均値を算出
し、算出した平均値を収束係数決定器104に備えられ
た比較回路104−A及び対数演算器105に出力す
る。
う)101は、後述するDA変換器108より出力され
る制御電圧に基づいて受信信号を増幅する。AD変換器
102は、GCA101において増幅された受信信号を
ディジタル変換し、平均値算出器103に出力する。平
均値算出器103は、AD変換器102よりのディジタ
ル変換された信号の0.5シンボル分の平均値を算出
し、算出した平均値を収束係数決定器104に備えられ
た比較回路104−A及び対数演算器105に出力す
る。
【0039】比較回路104−Aには、しきい値A1及
びしきい値A2が設定されている。比較回路104−A
は、平均値算出器103より出力された平均値をしきい
値A1及びしきい値A2を用いてしきい値判定し、その
判定結果を示す信号を収束係数選択回路104−Bに出
力する。
びしきい値A2が設定されている。比較回路104−A
は、平均値算出器103より出力された平均値をしきい
値A1及びしきい値A2を用いてしきい値判定し、その
判定結果を示す信号を収束係数選択回路104−Bに出
力する。
【0040】収束係数選択回路104−Bには、収束係
数B1及び収束係数B2が予め設定されている。なお、
この収束係数B1、収束係数B2はそれぞれ下記の条件
に従う。 0 ≦ 収束係数B1 ≦ 1 (式1) 1 ≦ 収束係数B2 ≦ 収束係数上限値 (式2) 収束係数上限値とは、AD変換器102のビット数、収
束目標値、及びしきい値A1から算出される値である。
収束係数B1及び収束係数B2は、本実施の形態に係る
ゲイン制御装置に過大ステップ信号が入力された時の入
出力特性を導出し、前記ステップ信号の振幅、サンプリ
ング間隔、制御周期、平均化長、しきい値A1、しきい
値A2、収束目標値、及びA/D変化器102のビット
数を考慮して収束条件を導出し、収束係数の値、及び収
束係数を可変させる条件を決定することにより算出され
る。前記制御周期とは制御電圧を更新する周期であり、
本実施の形態においては1シンボル長である。また、平
均化長とは、受信信号を平均する区間であり、本実施の
形態においては0.5シンボル長である。前記しきい値
A2は、前記平均値が前記AD変換器102においてオ
ーバーフロー(クリッピング)されているか否かを判断
するしきい値であり、また、前記しきい値A1とは、前
記平均値が前記AD変換器102においてアンダーフロ
ー(0にクリッピング)されているか否かを判断するし
きい値であり、また前記収束目標値とは、AD変換器1
02のダイナミックレンジを1.0とした時の入力レベ
ルである。なお、オーバーフロー(クリッピング)と
は、AD変換器102の出力信号のビット数が、予め設
定されているビット数を超えてしまうことをいい、アン
ダーフロー(0にクリッピング)とは、AD変換器10
2の入力信号のレベルが低いために、出力信号が0と認
識されることをいう。
数B1及び収束係数B2が予め設定されている。なお、
この収束係数B1、収束係数B2はそれぞれ下記の条件
に従う。 0 ≦ 収束係数B1 ≦ 1 (式1) 1 ≦ 収束係数B2 ≦ 収束係数上限値 (式2) 収束係数上限値とは、AD変換器102のビット数、収
束目標値、及びしきい値A1から算出される値である。
収束係数B1及び収束係数B2は、本実施の形態に係る
ゲイン制御装置に過大ステップ信号が入力された時の入
出力特性を導出し、前記ステップ信号の振幅、サンプリ
ング間隔、制御周期、平均化長、しきい値A1、しきい
値A2、収束目標値、及びA/D変化器102のビット
数を考慮して収束条件を導出し、収束係数の値、及び収
束係数を可変させる条件を決定することにより算出され
る。前記制御周期とは制御電圧を更新する周期であり、
本実施の形態においては1シンボル長である。また、平
均化長とは、受信信号を平均する区間であり、本実施の
形態においては0.5シンボル長である。前記しきい値
A2は、前記平均値が前記AD変換器102においてオ
ーバーフロー(クリッピング)されているか否かを判断
するしきい値であり、また、前記しきい値A1とは、前
記平均値が前記AD変換器102においてアンダーフロ
ー(0にクリッピング)されているか否かを判断するし
きい値であり、また前記収束目標値とは、AD変換器1
02のダイナミックレンジを1.0とした時の入力レベ
ルである。なお、オーバーフロー(クリッピング)と
は、AD変換器102の出力信号のビット数が、予め設
定されているビット数を超えてしまうことをいい、アン
ダーフロー(0にクリッピング)とは、AD変換器10
2の入力信号のレベルが低いために、出力信号が0と認
識されることをいう。
【0041】対数演算器105は、平均値算出器103
より出力された平均値を対数化する演算を行い、対数化
した平均値をゲイン係数決定器106に備えられた差分
値算出器106−Aに出力する。
より出力された平均値を対数化する演算を行い、対数化
した平均値をゲイン係数決定器106に備えられた差分
値算出器106−Aに出力する。
【0042】差分値算出器106−Aには、予め、対数
化された平均値の目標とする値(以下、「目標値」とい
う)が設定されている。差分値算出器106−Aは、対
数演算器105より出力される対数化された平均値と設
定されている目標値との差(以下「差分値」という)を
算出し、乗算器106−Bに出力する。乗算器106−
Bは、差分値算出器106−Aより出力された差分値に
収束係数選択回路104−Bより出力された収束係数を
乗算し、乗算結果を加算器106−Cに出力する。加算
器106−Cは、乗算器106−Bの乗算結果と遅延器
106−Dより出力される1シンボル前のゲイン係数と
を加算し、今回の制御タイミングのゲイン係数を算出す
る。算出されたゲイン係数は、ゲイン/電圧変換器10
7及び遅延器106−Dに出力される。遅延器106−
Dは、加算器106−Cより出力されたゲイン係数を1
シンボル遅延させて加算器106−Cに出力する。
化された平均値の目標とする値(以下、「目標値」とい
う)が設定されている。差分値算出器106−Aは、対
数演算器105より出力される対数化された平均値と設
定されている目標値との差(以下「差分値」という)を
算出し、乗算器106−Bに出力する。乗算器106−
Bは、差分値算出器106−Aより出力された差分値に
収束係数選択回路104−Bより出力された収束係数を
乗算し、乗算結果を加算器106−Cに出力する。加算
器106−Cは、乗算器106−Bの乗算結果と遅延器
106−Dより出力される1シンボル前のゲイン係数と
を加算し、今回の制御タイミングのゲイン係数を算出す
る。算出されたゲイン係数は、ゲイン/電圧変換器10
7及び遅延器106−Dに出力される。遅延器106−
Dは、加算器106−Cより出力されたゲイン係数を1
シンボル遅延させて加算器106−Cに出力する。
【0043】ゲイン電圧変換器107は、加算器106
−Cより出力されるゲイン係数を所定の変換式で変換し
て制御電力を生成し、生成した制御電圧をDA変換器1
08に出力する。DA変換器108は、ゲイン電圧変換
器107よりの制御電圧をD/A変換し、GCA101
に出力する。
−Cより出力されるゲイン係数を所定の変換式で変換し
て制御電力を生成し、生成した制御電圧をDA変換器1
08に出力する。DA変換器108は、ゲイン電圧変換
器107よりの制御電圧をD/A変換し、GCA101
に出力する。
【0044】次に、上記構成を有するゲイン制御装置の
動作について再び図1を参照して説明する。
動作について再び図1を参照して説明する。
【0045】受信信号は、GCA101においてDA変
換器108よりのアナログ変換された制御電圧に基づい
て決定される増幅率で増幅され、AD変換器102に出
力される。AD変換器102においては、増幅された受
信信号がディジタル変換され、平均値算出器103に出
力される。平均値算出器103においては、ディジタル
変換された受信信号の0.5シンボル分の平均値が算出
され、算出された平均値は収束係数決定器104及び対
数演算器105に出力される。
換器108よりのアナログ変換された制御電圧に基づい
て決定される増幅率で増幅され、AD変換器102に出
力される。AD変換器102においては、増幅された受
信信号がディジタル変換され、平均値算出器103に出
力される。平均値算出器103においては、ディジタル
変換された受信信号の0.5シンボル分の平均値が算出
され、算出された平均値は収束係数決定器104及び対
数演算器105に出力される。
【0046】収束係数決定器104の比較回路104−
Aには、予め、しきい値A1及びしきい値A2が設定さ
れ、収束係数選択回路104−Bには、収束係数B1及
び収束係数B2が設定されている。この比較回路104
−Aにおいては、平均値算出器103より出力された平
均値がしきい値判定され、その判定結果を示す信号が収
束係数選択回路104−Bに出力される。具体的には、
平均値算出器103よりの平均値が下記の(式3)を満
たすか否かのしきい値判定を行う。 しきい値A1<平均値<しきい値A2 (式3)
Aには、予め、しきい値A1及びしきい値A2が設定さ
れ、収束係数選択回路104−Bには、収束係数B1及
び収束係数B2が設定されている。この比較回路104
−Aにおいては、平均値算出器103より出力された平
均値がしきい値判定され、その判定結果を示す信号が収
束係数選択回路104−Bに出力される。具体的には、
平均値算出器103よりの平均値が下記の(式3)を満
たすか否かのしきい値判定を行う。 しきい値A1<平均値<しきい値A2 (式3)
【0047】収束係数選択回路104−Bにおいては、
比較回路104−Aより出力されたしきい値判定結果を
示す信号が、上記(式3)を満たす旨の信号である場合
には収束係数B1が選択され、(式3)を満たさない旨
の信号である場合には収束係数B2が選択される。この
ようにして選択された収束係数は、ゲイン係数決定器1
06に備えられた差分値算出器106−Aに出力され
る。
比較回路104−Aより出力されたしきい値判定結果を
示す信号が、上記(式3)を満たす旨の信号である場合
には収束係数B1が選択され、(式3)を満たさない旨
の信号である場合には収束係数B2が選択される。この
ようにして選択された収束係数は、ゲイン係数決定器1
06に備えられた差分値算出器106−Aに出力され
る。
【0048】対数演算器105においては、平均値算出
器103から出力された平均値が対数化され、対数化さ
れた平均値が差分値算出器106−Aに出力される。
器103から出力された平均値が対数化され、対数化さ
れた平均値が差分値算出器106−Aに出力される。
【0049】差分値算出器106−Aにおいては、対数
演算器105より出力される対数化された平均値と予め
設定されている目標値との差である差分値が算出され、
乗算器106−Bに出力される。乗算器106−Bにお
いては、差分値算出器106−Aより出力された差分値
に収束係数選択回路104−Bより出力された収束係数
が乗算され、この乗算結果が加算器106−Cに出力さ
れる。加算器106−Cにおいては、乗算器106−B
の乗算結果が遅延器106−Dより出力される1シンボ
ル前のゲイン係数と加算され、今回の制御タイミングの
ゲイン係数が算出される。算出されたゲイン係数は、ゲ
イン/電圧変換器107及び遅延器106−Dに出力さ
れる。遅延器106−Dにおいては、加算器106−C
より出力されたゲイン係数が1シンボル分の遅延処理を
行われて加算器106−Cに出力される。
演算器105より出力される対数化された平均値と予め
設定されている目標値との差である差分値が算出され、
乗算器106−Bに出力される。乗算器106−Bにお
いては、差分値算出器106−Aより出力された差分値
に収束係数選択回路104−Bより出力された収束係数
が乗算され、この乗算結果が加算器106−Cに出力さ
れる。加算器106−Cにおいては、乗算器106−B
の乗算結果が遅延器106−Dより出力される1シンボ
ル前のゲイン係数と加算され、今回の制御タイミングの
ゲイン係数が算出される。算出されたゲイン係数は、ゲ
イン/電圧変換器107及び遅延器106−Dに出力さ
れる。遅延器106−Dにおいては、加算器106−C
より出力されたゲイン係数が1シンボル分の遅延処理を
行われて加算器106−Cに出力される。
【0050】ゲイン電圧変換器107においては、ゲイ
ン係数決定器106よりのゲイン係数を下記(式4)に
従って変換され、制御電圧が生成される。 制御電圧 = 210/(50−(−50)) × ゲイン係数 + 512 (式4) 生成された制御電圧は、DA変換器108に出力され
る。
ン係数決定器106よりのゲイン係数を下記(式4)に
従って変換され、制御電圧が生成される。 制御電圧 = 210/(50−(−50)) × ゲイン係数 + 512 (式4) 生成された制御電圧は、DA変換器108に出力され
る。
【0051】DA変換器108においては、ゲイン電圧
変換器107よりの制御電圧が下記(式5)に従ってア
ナログ変換され、GCA101に出力される。 DA変換器108の出力電圧=(2.0−1.0)×制御電圧/210 + 1.0 (式5)
変換器107よりの制御電圧が下記(式5)に従ってア
ナログ変換され、GCA101に出力される。 DA変換器108の出力電圧=(2.0−1.0)×制御電圧/210 + 1.0 (式5)
【0052】本実施の形態に係るゲイン制御装置は、理
論計算を行うことにより最適なパラメーターを設定する
ことができる。具体的には、以下に示す条件の下で、パ
ラメータを以下の範囲に設定することによって、±80
dbのレベル変動が発生するような通信路においても、
10シンボルの処理をする間に、受信信号レベルを収束
目標値に対して±2.0db以内に収束させることがで
きると考えられる。
論計算を行うことにより最適なパラメーターを設定する
ことができる。具体的には、以下に示す条件の下で、パ
ラメータを以下の範囲に設定することによって、±80
dbのレベル変動が発生するような通信路においても、
10シンボルの処理をする間に、受信信号レベルを収束
目標値に対して±2.0db以内に収束させることがで
きると考えられる。
【0053】(条件) AD変換器ビット数 = 6 想定するステップ信号の振幅 = 20〜80db サンプリング間隔 = 3.84MHz 制御周期 = 1シンボル 平均化長 = 0.3〜0.9シンボル
【0054】(パラメータ設定値) しきい値A1 = AD変換器最小値 しきい値A2 = AD変換器最大値×0.8 収束目標値 = AD変換器最大値×0.3 収束係数B1 0.3〜0.5 収束係数B2 1.0〜2.8
【0055】なお、上記条件は種々の要因によって変化
するものであり理論的に導出することが可能である。ま
た、条件の変化に応じて設定されるパラメーターも、そ
の条件の変化に応じて適宜変更されるものである。例え
ば、制御周期を1スロットにした場合には、10スロッ
トの処理をする間に収束目標値に対して収束すると考え
られる。
するものであり理論的に導出することが可能である。ま
た、条件の変化に応じて設定されるパラメーターも、そ
の条件の変化に応じて適宜変更されるものである。例え
ば、制御周期を1スロットにした場合には、10スロッ
トの処理をする間に収束目標値に対して収束すると考え
られる。
【0056】このように、本実施の形態に係るゲイン制
御装置によれば、AD変換器102の出力信号の平均値
に応じて大きさの異なる収束係数を選択するので、AD
変換器の出力信号の電力レベルを目標値に高速に収束さ
せることができる。つまり、AD変換器102の出力信
号が目標値から大きく離れている場合には、大きな収束
係数を選択して制御電圧を大きく変化させるので、目標
値対して高速に近づくことができる。一方、目標値に近
い場合には、小さな収束係数を選択して制御電圧を小さ
く変化させるので、電力レベルが発散、若しくは発振す
ることがなくなり、目標値に対して高速に収束すること
ができる。
御装置によれば、AD変換器102の出力信号の平均値
に応じて大きさの異なる収束係数を選択するので、AD
変換器の出力信号の電力レベルを目標値に高速に収束さ
せることができる。つまり、AD変換器102の出力信
号が目標値から大きく離れている場合には、大きな収束
係数を選択して制御電圧を大きく変化させるので、目標
値対して高速に近づくことができる。一方、目標値に近
い場合には、小さな収束係数を選択して制御電圧を小さ
く変化させるので、電力レベルが発散、若しくは発振す
ることがなくなり、目標値に対して高速に収束すること
ができる。
【0057】なお、本実施の形態に係るゲイン制御装置
は、1シンボル毎に制御電圧を算出してGCA101を
制御する場合について説明したが、本発明はこれに限ら
れず、どのような単位毎に制御を行っても良い。例え
ば、1スロット毎に制御を行っても良い。
は、1シンボル毎に制御電圧を算出してGCA101を
制御する場合について説明したが、本発明はこれに限ら
れず、どのような単位毎に制御を行っても良い。例え
ば、1スロット毎に制御を行っても良い。
【0058】なお、本実施の形態においては、比較回路
104−Aには、しきい値A1及びしきい値A2の2つ
のしきい値が設定されている場合についてのみ説明した
が、本発明はこれに限られず、しきい値A1のみが設定
されていても良い。この場合には、比較回路104−A
は、平均値算出器103よりの平均値が下記の(式6)
を満たすか否かのしきい値判定を行う。 しきい値A1<平均値 (式6)
104−Aには、しきい値A1及びしきい値A2の2つ
のしきい値が設定されている場合についてのみ説明した
が、本発明はこれに限られず、しきい値A1のみが設定
されていても良い。この場合には、比較回路104−A
は、平均値算出器103よりの平均値が下記の(式6)
を満たすか否かのしきい値判定を行う。 しきい値A1<平均値 (式6)
【0059】収束係数選択回路104−Bは、比較回路
104−Aより出力されたしきい値判定結果を示す信号
が、上記(式6)を満たす旨の信号である場合には収束
係数B1を選択し、(式6)を満たさない旨の信号であ
る場合には収束係数B2を選択して収束係数を設定す
る。
104−Aより出力されたしきい値判定結果を示す信号
が、上記(式6)を満たす旨の信号である場合には収束
係数B1を選択し、(式6)を満たさない旨の信号であ
る場合には収束係数B2を選択して収束係数を設定す
る。
【0060】なお、比較回路104−Aには、しきい値
A2のみが設定されていても良い。この場合には、比較
回路104−Aは、平均値算出器103よりの平均値が
下記の(式7)を満たすか否かのしきい値判定を行う。 平均値<しきい値A2 (式7)
A2のみが設定されていても良い。この場合には、比較
回路104−Aは、平均値算出器103よりの平均値が
下記の(式7)を満たすか否かのしきい値判定を行う。 平均値<しきい値A2 (式7)
【0061】収束係数選択回路104−Bは、比較回路
104−Aより出力されたしきい値判定結果を示す信号
が、上記(式7)を満たす旨の信号である場合には収束
係数B1を選択し、(式7)を満たさない旨の信号であ
る場合には収束係数B2を選択して収束係数を設定す
る。
104−Aより出力されたしきい値判定結果を示す信号
が、上記(式7)を満たす旨の信号である場合には収束
係数B1を選択し、(式7)を満たさない旨の信号であ
る場合には収束係数B2を選択して収束係数を設定す
る。
【0062】なお、比較回路104−Aには、3つ以上
のしきい値が設定されていても良い。
のしきい値が設定されていても良い。
【0063】本実施の形態に係るゲイン制御装置に備え
られた平均値算出器103は、図2に示す構成を有す
る。図2は、本実施の形態に係るゲイン制御装置に備え
られた平均値算出器103の構成を示すブロック図であ
る。
られた平均値算出器103は、図2に示す構成を有す
る。図2は、本実施の形態に係るゲイン制御装置に備え
られた平均値算出器103の構成を示すブロック図であ
る。
【0064】図2に示すように、平均値算出器103
は、平均回路201、202と、2乗和計算回路203
と、を備えて構成される。平均回路201は、AD変換
器102より出力されるディジタル変換された受信信号
の同相成分(I成分)の0.5シンボル分の平均値を算
出して2乗和計算回路203に出力する。平均回路20
2は、AD変換器102より出力されるディジタル変換
された受信信号の直交成分(Q成分)の0.5シンボル
分の平均値を算出して2乗和計算回路203に出力す
る。2乗和計算回路203は、平均回路201及び平均
回路202から出力される各成分の平均値を2乗して、
その2乗した各成分の平均値の和をとる。そして、2乗
した各成分の平均値の和を、AD変換器102の出力の
平均値として収束係数決定器104及び対数演算器10
5に出力する。
は、平均回路201、202と、2乗和計算回路203
と、を備えて構成される。平均回路201は、AD変換
器102より出力されるディジタル変換された受信信号
の同相成分(I成分)の0.5シンボル分の平均値を算
出して2乗和計算回路203に出力する。平均回路20
2は、AD変換器102より出力されるディジタル変換
された受信信号の直交成分(Q成分)の0.5シンボル
分の平均値を算出して2乗和計算回路203に出力す
る。2乗和計算回路203は、平均回路201及び平均
回路202から出力される各成分の平均値を2乗して、
その2乗した各成分の平均値の和をとる。そして、2乗
した各成分の平均値の和を、AD変換器102の出力の
平均値として収束係数決定器104及び対数演算器10
5に出力する。
【0065】このように、上記構成の平均値算出器10
3によれば、平均回路201、201において平均演算
をした後に2乗和計算回路203において2乗演算を行
うことにより2乗演算を先に行う場合と比較して乗算回
数が少なく抑えることができるので、ゲイン制御を行う
際の処理量を低減することができる。また、2乗演算を
先に行う場合と比較して2乗演算の回数を少なく抑える
ことにより、2乗処理の際にオーバーフローを少なく抑
えることができるので、精度良く平均値を算出すること
ができる。
3によれば、平均回路201、201において平均演算
をした後に2乗和計算回路203において2乗演算を行
うことにより2乗演算を先に行う場合と比較して乗算回
数が少なく抑えることができるので、ゲイン制御を行う
際の処理量を低減することができる。また、2乗演算を
先に行う場合と比較して2乗演算の回数を少なく抑える
ことにより、2乗処理の際にオーバーフローを少なく抑
えることができるので、精度良く平均値を算出すること
ができる。
【0066】なお、平均値算出器103は、図3に示す
構成であっても良い。図3は、本実施の形態に係るゲイ
ン制御装置に備えられた平均値算出器103の構成を示
すブロック図である。
構成であっても良い。図3は、本実施の形態に係るゲイ
ン制御装置に備えられた平均値算出器103の構成を示
すブロック図である。
【0067】図3に示すように、平均値算出器103
は、2乗計算回路301、302と、平均回路303
と、を備えて構成される。2乗計算回路301は、AD
変換器102より出力されるディジタル変換された受信
信号の同相成分(I成分)を2乗して平均回路303に
出力する。2乗計算回路302は、AD変換器102よ
り出力されるディジタル変換された受信信号の直交成分
(Q成分)を2乗して平均回路303に出力する。平均
回路303は、2乗計算回路301及び2乗計算回路3
02から出力される各成分の2乗値の平均値を算出す
る。そして、算出した2乗値の平均値を、AD変換器1
02の出力の平均値として収束係数決定器104及び対
数演算器105に出力する。
は、2乗計算回路301、302と、平均回路303
と、を備えて構成される。2乗計算回路301は、AD
変換器102より出力されるディジタル変換された受信
信号の同相成分(I成分)を2乗して平均回路303に
出力する。2乗計算回路302は、AD変換器102よ
り出力されるディジタル変換された受信信号の直交成分
(Q成分)を2乗して平均回路303に出力する。平均
回路303は、2乗計算回路301及び2乗計算回路3
02から出力される各成分の2乗値の平均値を算出す
る。そして、算出した2乗値の平均値を、AD変換器1
02の出力の平均値として収束係数決定器104及び対
数演算器105に出力する。
【0068】このように、上記構成の平均値算出器10
3によれば、2乗計算回路301、302において2乗
演算をした後に平均回路303において平均値を算出す
ることにより平均値を先に算出する場合と比較してノイ
ズをより抑圧することができるので、精度良く平均値を
算出することができる。
3によれば、2乗計算回路301、302において2乗
演算をした後に平均回路303において平均値を算出す
ることにより平均値を先に算出する場合と比較してノイ
ズをより抑圧することができるので、精度良く平均値を
算出することができる。
【0069】なお、平均値算出器103は、図4に示す
構成であっても良い。図4は、本実施の形態に係るゲイ
ン制御装置に備えられた平均値算出器103の構成を示
すブロック図である。
構成であっても良い。図4は、本実施の形態に係るゲイ
ン制御装置に備えられた平均値算出器103の構成を示
すブロック図である。
【0070】図4に示すように、平均値算出器103
は、平均回路401と、平方根計算回路402と、を備
えて構成される。平均回路401は、AD変換器102
より出力されるディジタル変換された受信信号の同相成
分(I成分)及び直交成分(Q成分)の平均値をそれぞ
れ算出し、平方根計算回路402に出力する。平方根計
算回路402は、平均回路401から出力される各成分
の平均値の平方根を計算する。そして、計算した平方根
をAD変換器102の出力の平均値として収束係数決定
器104及び対数演算器105に出力する。
は、平均回路401と、平方根計算回路402と、を備
えて構成される。平均回路401は、AD変換器102
より出力されるディジタル変換された受信信号の同相成
分(I成分)及び直交成分(Q成分)の平均値をそれぞ
れ算出し、平方根計算回路402に出力する。平方根計
算回路402は、平均回路401から出力される各成分
の平均値の平方根を計算する。そして、計算した平方根
をAD変換器102の出力の平均値として収束係数決定
器104及び対数演算器105に出力する。
【0071】このように、上記構成の平均値算出器10
3によれば、平方根計算回路402において平均値の平
方根をとることにより平均値を表すために必要なビット
数を削減することができるので、ハードウェア規模を削
減することができる。
3によれば、平方根計算回路402において平均値の平
方根をとることにより平均値を表すために必要なビット
数を削減することができるので、ハードウェア規模を削
減することができる。
【0072】なお、平均値算出器103は、図5に示す
構成であっても良い。図5は、本実施の形態に係るゲイ
ン制御装置に備えられた平均値算出器103の構成を示
すブロック図である。
構成であっても良い。図5は、本実施の形態に係るゲイ
ン制御装置に備えられた平均値算出器103の構成を示
すブロック図である。
【0073】図5に示すように、平均値算出器103
は、平均回路501と、加算器502と、遅延器503
と、を備えて構成される。平均値算出器501は、AD
変換器102より出力されるディジタル変換された受信
信号の同相成分(I成分)及び直交成分(Q成分)の平
均値をそれぞれ算出し、加算器502に出力する。加算
器502は、平均回路501から出力される平均値と遅
延器503から出力される1シンボル前の平均値とを加
算する。そして、加算した値をAD変換器102の出力
の平均値として収束係数決定器104及び対数演算器1
05に出力する。
は、平均回路501と、加算器502と、遅延器503
と、を備えて構成される。平均値算出器501は、AD
変換器102より出力されるディジタル変換された受信
信号の同相成分(I成分)及び直交成分(Q成分)の平
均値をそれぞれ算出し、加算器502に出力する。加算
器502は、平均回路501から出力される平均値と遅
延器503から出力される1シンボル前の平均値とを加
算する。そして、加算した値をAD変換器102の出力
の平均値として収束係数決定器104及び対数演算器1
05に出力する。
【0074】このように、上記構成の平均値算出器10
3によれば、前回の処理タイミングにおける平均値を今
回の制御タイミングの平均値に加算してAD変換器10
2の出力信号の平均値とすることにより、平均値算出処
理による遅延を生じることなく長い区間の平均値を算出
することができるので、高速フェージングによる大きな
受信レベルの変動が起こる際にもゲイン制御を高速に行
うことができる。
3によれば、前回の処理タイミングにおける平均値を今
回の制御タイミングの平均値に加算してAD変換器10
2の出力信号の平均値とすることにより、平均値算出処
理による遅延を生じることなく長い区間の平均値を算出
することができるので、高速フェージングによる大きな
受信レベルの変動が起こる際にもゲイン制御を高速に行
うことができる。
【0075】(実施の形態2)実施の形態2に係るゲイ
ン制御装置は、受信信号の受信レベルとその目標値との
ずれ(差分値)を検出して、その検出結果に基づいて制
御電圧を算出し、算出した制御電圧に従って増幅器のゲ
インを制御する。増幅器のゲインを制御する制御電圧
は、前記差分値の対数に受信信号の受信レベルに基づい
て決定される収束係数を乗算し、さらにその乗算結果と
前回の制御時における制御電圧を加算することによって
ゲイン計数を求め、求めたゲイン係数を電圧のオーダー
に変換することにより算出される。この収束係数は、デ
ィジタル変換の際にオーバーフローまたはアンダーフロ
ーをおこしているサンプル数を用いて所定のしきい値判
定を行うことにより決定される。
ン制御装置は、受信信号の受信レベルとその目標値との
ずれ(差分値)を検出して、その検出結果に基づいて制
御電圧を算出し、算出した制御電圧に従って増幅器のゲ
インを制御する。増幅器のゲインを制御する制御電圧
は、前記差分値の対数に受信信号の受信レベルに基づい
て決定される収束係数を乗算し、さらにその乗算結果と
前回の制御時における制御電圧を加算することによって
ゲイン計数を求め、求めたゲイン係数を電圧のオーダー
に変換することにより算出される。この収束係数は、デ
ィジタル変換の際にオーバーフローまたはアンダーフロ
ーをおこしているサンプル数を用いて所定のしきい値判
定を行うことにより決定される。
【0076】すなわち、実施の形態2は、ディジタル変
換の際にオーバーフローまたはアンダーフローをおこし
ているサンプル数に基づいて収束係数を決定する点で実
施の形態1と相違する。図6は、本発明の実施の形態2
に係るゲイン制御装置の構成を示すブロック図である。
図6に示すゲイン制御装置において、図1と同じ部分に
ついては図1と同じ符号を付してその詳細な説明は省略
する。
換の際にオーバーフローまたはアンダーフローをおこし
ているサンプル数に基づいて収束係数を決定する点で実
施の形態1と相違する。図6は、本発明の実施の形態2
に係るゲイン制御装置の構成を示すブロック図である。
図6に示すゲイン制御装置において、図1と同じ部分に
ついては図1と同じ符号を付してその詳細な説明は省略
する。
【0077】図6に示すゲイン制御装置は、GCA10
1において増幅された入力信号をA/D変換する際にオ
ーバーフローが生じたビット数及びアンダーフローが生
じたビット数を計数する計数器601と、前記計数器6
01の出力信号に基づいて収束係数を決定する収束係数
決定器602と、を有して構成される。また、収束係数
決定器602は、比較回路602−Aと、収束係数選択
回路602−Bと、を備えて構成されている。
1において増幅された入力信号をA/D変換する際にオ
ーバーフローが生じたビット数及びアンダーフローが生
じたビット数を計数する計数器601と、前記計数器6
01の出力信号に基づいて収束係数を決定する収束係数
決定器602と、を有して構成される。また、収束係数
決定器602は、比較回路602−Aと、収束係数選択
回路602−Bと、を備えて構成されている。
【0078】上記構成のゲイン制御装置では、GCA1
01において増幅された受信信号は、AD変換器102
においてディジタル変換される。計数器601は、AD
変換器102においてディジタル変換する際に、一定区
間においてオーバーフローが生じたビット数及びアンダ
ーフローが生じたビット数を計数し、計数したそれぞれ
のビット数の合計数を収束係数決定器602に備えられ
た比較回路602−Aに出力する。
01において増幅された受信信号は、AD変換器102
においてディジタル変換される。計数器601は、AD
変換器102においてディジタル変換する際に、一定区
間においてオーバーフローが生じたビット数及びアンダ
ーフローが生じたビット数を計数し、計数したそれぞれ
のビット数の合計数を収束係数決定器602に備えられ
た比較回路602−Aに出力する。
【0079】比較回路602−Aには、しきい値A3が
設定されている。比較回路602−Aは、しきい値A3
を用いて計数器601より出力された合計数のしきい値
判定を行う。具体的には、計数器601よりの合計数が
下記の(式8)を満たすか否かのしきい値判定を行う。 合計値<しきい値A3 (式8) そして、比較回路602−Aは、しきい値判定結果を示
す信号を収束係数選択回路602−Bに出力する。
設定されている。比較回路602−Aは、しきい値A3
を用いて計数器601より出力された合計数のしきい値
判定を行う。具体的には、計数器601よりの合計数が
下記の(式8)を満たすか否かのしきい値判定を行う。 合計値<しきい値A3 (式8) そして、比較回路602−Aは、しきい値判定結果を示
す信号を収束係数選択回路602−Bに出力する。
【0080】収束係数選択回路602−Bには、収束係
数B1及び収束係数B2が予め設定されている。なお、
この収束係数は実施の形態1と同様のものである。収束
係数選択回路602−Bにおいては、比較回路602−
Aより出力されたしきい値判定結果を示す信号が上記
(式8)を満たす旨の信号である場合には収束係数B1
が選択され、(式8)を満たさない旨の信号である場合
には収束係数B2が選択される。このようにして選択さ
れた収束係数は、ゲイン係数決定器106に備えられた
差分値算出器106−Aに出力される。
数B1及び収束係数B2が予め設定されている。なお、
この収束係数は実施の形態1と同様のものである。収束
係数選択回路602−Bにおいては、比較回路602−
Aより出力されたしきい値判定結果を示す信号が上記
(式8)を満たす旨の信号である場合には収束係数B1
が選択され、(式8)を満たさない旨の信号である場合
には収束係数B2が選択される。このようにして選択さ
れた収束係数は、ゲイン係数決定器106に備えられた
差分値算出器106−Aに出力される。
【0081】このように、本実施の形態に係るゲイン制
御装置によれば、AD変換器102においてディジタル
変換する際にオーバーフローまたはアンダーフローした
サンプル数に応じて大きさの異なる収束係数を選択する
ので、AD変換器の出力信号の電力レベルを目標値に高
速に収束させることができる。つまり、AD変換器10
2の出力信号が目標値から大きく離れている場合には、
大きな収束係数を選択して制御電圧を大きく変化させる
ので、目標値対して高速に近づくことができる。一方、
目標値に近い場合には、小さな収束係数を選択して制御
電圧を小さく変化させるので、目標値の前後を無駄に往
復することがなくなり、目標値に対して高速に収束する
ことができる。
御装置によれば、AD変換器102においてディジタル
変換する際にオーバーフローまたはアンダーフローした
サンプル数に応じて大きさの異なる収束係数を選択する
ので、AD変換器の出力信号の電力レベルを目標値に高
速に収束させることができる。つまり、AD変換器10
2の出力信号が目標値から大きく離れている場合には、
大きな収束係数を選択して制御電圧を大きく変化させる
ので、目標値対して高速に近づくことができる。一方、
目標値に近い場合には、小さな収束係数を選択して制御
電圧を小さく変化させるので、目標値の前後を無駄に往
復することがなくなり、目標値に対して高速に収束する
ことができる。
【0082】(実施の形態3)実施の形態3に係るゲイ
ン制御装置は、受信信号の受信レベルとその目標値との
ずれ(差分値)を検出して、その検出結果に基づいて制
御電圧を算出し、算出した制御電圧に従って増幅器のゲ
インを制御する。増幅器のゲインを制御する制御電圧
は、前記差分値の対数に受信信号の受信レベルに基づい
て決定される収束係数を乗算し、さらにその乗算結果と
前回の制御時における制御電圧を加算することによって
ゲイン計数を求め、求めたゲイン係数を電圧のオーダー
に変換することにより算出される。この収束係数は、受
信信号の受信レベルを用いて所定のしきい値判定を行う
ことにより決定される。
ン制御装置は、受信信号の受信レベルとその目標値との
ずれ(差分値)を検出して、その検出結果に基づいて制
御電圧を算出し、算出した制御電圧に従って増幅器のゲ
インを制御する。増幅器のゲインを制御する制御電圧
は、前記差分値の対数に受信信号の受信レベルに基づい
て決定される収束係数を乗算し、さらにその乗算結果と
前回の制御時における制御電圧を加算することによって
ゲイン計数を求め、求めたゲイン係数を電圧のオーダー
に変換することにより算出される。この収束係数は、受
信信号の受信レベルを用いて所定のしきい値判定を行う
ことにより決定される。
【0083】すなわち、実施の形態3は、受信信号の電
力レベルをそのまましきい値判定することによって収束
係数を決定する点で実施の形態1と相違する。図7は、
本発明の実施の形態3に係るゲイン制御装置の構成を示
すブロック図である。図7に示すゲイン制御装置におい
て、図1と同じ部分については図1と同じ符号を付して
その詳細な説明は省略する。
力レベルをそのまましきい値判定することによって収束
係数を決定する点で実施の形態1と相違する。図7は、
本発明の実施の形態3に係るゲイン制御装置の構成を示
すブロック図である。図7に示すゲイン制御装置におい
て、図1と同じ部分については図1と同じ符号を付して
その詳細な説明は省略する。
【0084】図7に示すゲイン制御装置は、受信信号レ
ベルに基づいて収束係数を決定する収束係数決定器70
1を有して構成される。収束係数決定器701は、比較
回路701−Aと、収束係数選択回路701−Bと、を
備えて構成されている。なお、ここでいう受信レベルと
は、SIR(Signal to Interference Ratio)、RSC
P、RSSI、EC/I0、BER(Bit Error Rati
o)若しくはBLERのいずれかを指す。
ベルに基づいて収束係数を決定する収束係数決定器70
1を有して構成される。収束係数決定器701は、比較
回路701−Aと、収束係数選択回路701−Bと、を
備えて構成されている。なお、ここでいう受信レベルと
は、SIR(Signal to Interference Ratio)、RSC
P、RSSI、EC/I0、BER(Bit Error Rati
o)若しくはBLERのいずれかを指す。
【0085】上記構成のゲイン制御装置では、受信信号
は、GCA101及び比較回路701−Aに出力され
る。比較回路701−Aには、しきい値A4が設定され
ている。比較回路701−Aは、しきい値A4を用いて
受信信号レベルのしきい値判定を行う。具体的には、受
信信号レベルが下記の(式9)を満たすか否かのしきい
値判定を行う。 しきい値A4<受信信号レベル (式9) そして、比較回路701−Aは、しきい値判定結果を示
す信号を収束係数選択回路701−Bに出力する。
は、GCA101及び比較回路701−Aに出力され
る。比較回路701−Aには、しきい値A4が設定され
ている。比較回路701−Aは、しきい値A4を用いて
受信信号レベルのしきい値判定を行う。具体的には、受
信信号レベルが下記の(式9)を満たすか否かのしきい
値判定を行う。 しきい値A4<受信信号レベル (式9) そして、比較回路701−Aは、しきい値判定結果を示
す信号を収束係数選択回路701−Bに出力する。
【0086】収束係数選択回路701−Bには、収束係
数B1及び収束係数B2が予め設定されている。なお、
この収束係数は実施の形態1と同様のものである。収束
係数選択回路701−Bにおいては、比較回路701−
Aより出力されたしきい値判定結果を示す信号が上記
(式9)を満たす旨の信号である場合には収束係数B1
が選択され、(式9)を満たさない旨の信号である場合
には収束係数B2が選択される。このようにして選択さ
れた収束係数は、ゲイン係数決定器106に備えられた
差分値算出器106−Aに出力される。
数B1及び収束係数B2が予め設定されている。なお、
この収束係数は実施の形態1と同様のものである。収束
係数選択回路701−Bにおいては、比較回路701−
Aより出力されたしきい値判定結果を示す信号が上記
(式9)を満たす旨の信号である場合には収束係数B1
が選択され、(式9)を満たさない旨の信号である場合
には収束係数B2が選択される。このようにして選択さ
れた収束係数は、ゲイン係数決定器106に備えられた
差分値算出器106−Aに出力される。
【0087】このように、本実施の形態に係るゲイン制
御装置によれば、受信信号レベルに応じて大きさの異な
る収束係数を選択するので、AD変換器102の出力信
号の電力レベルを目標値に高速に収束させることができ
る。つまり、AD変換器102の出力信号が目標値から
大きく離れている場合には、大きな収束係数を選択して
制御電圧を大きく変化させるので、目標値対して高速に
近づくことができる。一方、目標値に近い場合には、小
さな収束係数を選択して制御電圧を小さく変化させるの
で、目標値の前後を無駄に往復することがなくなり、目
標値に対して高速に収束することができる。
御装置によれば、受信信号レベルに応じて大きさの異な
る収束係数を選択するので、AD変換器102の出力信
号の電力レベルを目標値に高速に収束させることができ
る。つまり、AD変換器102の出力信号が目標値から
大きく離れている場合には、大きな収束係数を選択して
制御電圧を大きく変化させるので、目標値対して高速に
近づくことができる。一方、目標値に近い場合には、小
さな収束係数を選択して制御電圧を小さく変化させるの
で、目標値の前後を無駄に往復することがなくなり、目
標値に対して高速に収束することができる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
受信信号の受信レベルに基づいて高速AGCに好適な収
束係数を選択するので、高速フェージング、あるいはCo
mpressed Mode時の周波数切り替え時においても、ディ
ジタル変換された受信信号の電力レベルを発散若しくは
発振させることなく、収束目標値に高速に収束させるこ
とが可能なゲイン制御装置を提供することができる。
受信信号の受信レベルに基づいて高速AGCに好適な収
束係数を選択するので、高速フェージング、あるいはCo
mpressed Mode時の周波数切り替え時においても、ディ
ジタル変換された受信信号の電力レベルを発散若しくは
発振させることなく、収束目標値に高速に収束させるこ
とが可能なゲイン制御装置を提供することができる。
【図1】本発明の実施の形態1に係るゲイン制御装置の
構成を示すブロック図
構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係るゲイン制御装置に
備えられた平均値算出器の構成を示すブロック図
備えられた平均値算出器の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態1に係るゲイン制御装置に
備えられた平均値算出器の構成を示すブロック図
備えられた平均値算出器の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態1に係るゲイン制御装置に
備えられた平均値算出器の構成を示すブロック図
備えられた平均値算出器の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態1に係るゲイン制御装置に
備えられた平均値算出器の構成を示すブロック図
備えられた平均値算出器の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態2に係るゲイン制御装置の
構成を示すブロック図
構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態3に係るゲイン制御装置の
構成を示すブロック図
構成を示すブロック図
101 GCA 102 AD変換器 103 平均値算出器 104、602、701 収束係数決定器 105 対数演算器 106 ゲイン係数決定器 107 ゲイン/電圧変換器 201、202、303、401、501 平均回路 203 2乗和計算回路 301、302 2乗計算回路 402 平方根計算回路 502 加算器 503 遅延器 601 計数器
Claims (14)
- 【請求項1】 受信信号の受信レベルに基づいて収束係
数を決定する収束係数決定手段と、前記受信信号を用い
て得られる参照値と予め設定された目標値とのずれを検
出する検出手段と、前記検出手段の検出結果と前記収束
係数とに基づいて制御電圧を算出する制御電圧算出手段
と、前記制御電圧算出手段において算出された制御電圧
に従って受信信号を増幅する増幅手段と、を具備するこ
とを特徴とするゲイン制御装置。 - 【請求項2】 受信信号の受信レベルの平均値を算出す
る平均値算出手段を具備し、収束係数決定手段は、前記
平均値算出手段よりの平均値に基づいて収束係数を決定
することを特徴とする請求項1に記載のゲイン制御装
置。 - 【請求項3】 受信信号をディジタル変換するA/D変
換手段を具備し、収束係数決定手段は、前記A/D変換
手段において設定されているビット数を超えてディジタ
ル変換されたサンプル及び入力信号のレベルが0に近似
されてディジタル変換されたサンプルを計数し、計数し
たサンプル数に基づいて収束係数を決定することを特徴
とする請求項1に記載のゲイン制御装置。 - 【請求項4】 収束係数決定手段は、受信信号の受信レ
ベルと予め設定されているしきい値とを比較してしきい
値判定を行うことにより収束係数を決定することを特徴
とする請求項1に記載のゲイン制御装置。 - 【請求項5】 収束係数決定手段は、平均値算出手段に
おいて算出された平均値と予め設定されているしきい値
とを比較してしきい値判定を行うことにより収束係数を
決定することを特徴とする請求項2に記載のゲイン制御
装置。 - 【請求項6】 収束係数決定手段は、計数したサンプル
数と予め設定されているしきい値とを比較してしきい値
判定を行うことにより収束係数を決定することを特徴と
する請求項3に記載のゲイン制御装置。 - 【請求項7】 制御電圧算出手段は、検出手段の検出結
果に収束係数決定手段において決定された収束係数を乗
算し、その乗算結果に前回の制御タイミングにおける制
御電圧を加算して新たな制御電圧を算出することを特徴
とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のゲイン
制御装置。 - 【請求項8】 平均値算出手段は、受信信号の同相成分
の平均値である同相平均値と受信信号の直交成分の平均
値である直交平均値とをそれぞれ算出し、算出した同相
平均値と直交平均値をそれぞれ2乗して加算することを
特徴とする請求項2又は請求項5に記載のゲイン制御装
置。 - 【請求項9】 平均値算出手段は、受信信号の同相成分
を2乗した値と受信信号の直交成分を2乗した値との平
均値を算出することを特徴とする請求項2又は請求項5
に記載のゲイン制御装置。 - 【請求項10】 平均値算出手段は、受信信号の一定区
間の平均値を算出し、算出した平均値の平方根をとるこ
とを特徴とする請求項2又は請求項5に記載のゲイン制
御装置。 - 【請求項11】 平均値算出手段は、受信信号の平均値
を算出し、算出した平均値と以前の平均値とを加算する
ことを特徴とする請求項2又は請求項5に記載のゲイン
制御装置。 - 【請求項12】 請求項1から請求項11のいずれかに
記載のゲイン制御装置を具備することを特徴とする通信
端末装置 - 【請求項13】 請求項1から請求項11のいずれかに
記載のゲイン制御装置を具備することを特徴とする基地
局装置 - 【請求項14】 受信信号の受信レベルに基づいて収束
係数を決定し、前記受信信号を用いて得られる参照値と
予め設定された目標値とのずれを検出し、検出結果と前
記収束係数とに基づいて制御電圧を算出し、算出した制
御電圧に従って受信信号を増幅するゲイン制御方法。
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