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JP2001280960A - 遠隔計測方法及び装置 - Google Patents

遠隔計測方法及び装置

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Publication number
JP2001280960A
JP2001280960A JP2000091687A JP2000091687A JP2001280960A JP 2001280960 A JP2001280960 A JP 2001280960A JP 2000091687 A JP2000091687 A JP 2000091687A JP 2000091687 A JP2000091687 A JP 2000091687A JP 2001280960 A JP2001280960 A JP 2001280960A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
scale
light
viewing angle
measured
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000091687A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Yamada
浩司 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
Priority to JP2000091687A priority Critical patent/JP2001280960A/ja
Publication of JP2001280960A publication Critical patent/JP2001280960A/ja
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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 足場を必要とせず、被測定物と離れた位置か
らの遠隔計測により被測定物の損傷や劣化の状態を定量
的に求められる遠隔計測方法及び装置。 【解決手段】 RC床版40と離れた位置にデジタルカ
メラ11及びスケール投光器12を設け、RC床版40
のひび割れ41等の欠陥部をスケール投光器12からの
リングスケール投影光と共にデジタルカメラ11により
撮影し、この撮影画像をパソコン21の表示画面に表示
させると共に、前記リングスケールを参照して前記RC
床版40のひび割れの長さ、幅、分布等の欠陥部の定量
的データを求め、該データの解析を行い、前記表示画像
データ及び解析結果データを記憶器に記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば橋梁、ビ
ル、トンネル等の被測定物の表面状態を離れた位置から
遠隔計測して、被測定物の表面の欠陥状態を示す物理量
(き裂、汚れ、腐蝕、塗装の退色等)の定量的なデータ
求めて該データの解析を行う方法及び装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば橋梁等の構造体には、経時変化に
より、コンクリート床版(RC床版)にひび割れが発生
したり、鋼材に腐蝕が生じたり、塗装が退色したりする
等の損傷や劣化が生じる。従来は、これら構造体に生じ
る損傷や劣化の状況を把握するのに、足場を仮設して検
査員が構造体に接近して目視により、例えばき裂のサイ
ズ(長さ、幅)や位置、分布状況等をチェックして、ス
ケッチ等でこれを記録したりしていた。
【0003】しかし近年では、検査員の目視ではなく計
測器を用いて、これら橋梁等の構造体に生じているひび
割れ、腐蝕等の損傷や劣化の状況を定量的に計測して把
握する手法が開発されており、現在までに提案された計
測法としては、次の3つの手法がある。第1の手法は、
光の反射シール、反射プリズム、反射鏡等を被対象物の
測定ポイントに設置し、三次元測距測角儀もしくはレー
ザー距離計と角度計により計測するものである。第2の
手法は、超音波距離計により計測するものである。第3
の手法は、特公平5−25284号公報に示された光学
的計測法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の計測法には、それぞれ下記のような問題があった。前
記第1の手法では、光の反射シールもしくは反射プリズ
ム、反射鏡を被測定物に取り付けなければならず、その
ための足場、高所作業車が必要であるとともに、この足
場や高所作業車等を順次移動させて計測を行うので、検
査作業工数が長時間となる。前記第2の手法では、超音
波距離計により計測を行う際に、被測定物の表面に凹凸
等がある場合に、測定点を明確にできないため測量の正
確さに欠け、さらに被測定物上にマークを残せないの
で、被測定物の測定装置に対する角度を計測できないと
いう問題があった。また前記第3の手法では、個々の光
源からのレーザー光点を作業員が目視により一致させ、
角度決定のための直角三角形を形成することで、その時
の距離、角度を測量するもので、複数の光源が必要とな
ることと、作業が煩雑であり、作業員の未習熟度、疲労
度が計測誤差に大きな影響を与えるという問題があっ
た。
【0005】従って仮設足場や高所作業車を必要とせ
ず、被測定物と離れた位置からの遠隔計測により、被測
定物の損傷や劣化の状態(例えば前記コンクリート床版
のひび割れの長さ、幅、分布、剥離、漏水個所、鋼材の
腐蝕面積、退色面積、等)を定量的に求めて、これらを
記録し、解析できる手法が要望されていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
遠隔計測方法は、被測定物と離れた位置に撮影手段及び
スケール投光手段を設けて、該スケール投光手段は該撮
影手段の撮影視野内に長さまたは面積のスケール光を投
光し、該撮影手段は前記被測定物の表面状態を前記スケ
ール投光手段の投光による長さまたは面積のスケール投
影光と共に撮影して該撮影画像データを出力し、前記撮
影手段の出力する長さまたは面積のスケール投影光を含
む被測定物の表面状態の画像データを入力して表示手段
に表示させると共に、該表示手段に表示された画像デー
タに基づきデータ解析手段が前記被測定物の表面の欠陥
状態を示す物理量の定量的なデータを求めて該データの
解析を行い、前記表示手段の表示する画像データ及びデ
ータ解析手段の解析結果のデータをデータ記憶手段に記
録するものである。
【0007】本発明の請求項2に係る遠隔計測方法は、
前記請求項1に係る遠隔計測方法において、前記撮影手
段及びスケール投光手段と共に距離測定手段を設け、該
距離測定手段は前記撮影手段の位置から撮影手段が撮影
する被測定物の位置までの距離を測定し、前記スケール
投光手段は、固定の単一視野角、複数段階に切換可能な
視野角または所定範囲内で連続的に可変の視野角のうち
のいずれかの視野角を有し、該視野角による円環または
直線の着色光を投光し、前記データ解析手段は、前記距
離測定手段の測定した距離データ及びスケール投光手段
の投光視野角データに基づき前記円環の直径または直線
の長さを較正し、該較正値を参照して前記被測定物の表
面の欠陥状態を示す物理量の定量的なデータを求めて該
データの解析を行うものである。
【0008】本発明の請求項3に係る遠隔計測装置は、
遠隔計測手段とデータ記録・解析手段とを含み、被測定
物と離れた位置に設けられた遠隔計測手段は、撮影手段
の撮影視野内に長さまた面積のスケール光を投光するス
ケール投光手段と、前記被測定物の表面状態を前記スケ
ール投光手段の投光による長さまたは面積のスケール投
影光と共に撮影して該撮影画像データを出力する撮影手
段とが設けられて構成され、前記遠隔計測手段から撮影
手段の出力する長さまたは面積のスケール投影光を含む
被測定物の表面状態の画像データを入力するデータ記録
・解析手段は、前記入力する画像データを表示画面に表
示する表示手段と、該表示手段に表示された画像データ
に基づき前記被測定物の表面の欠陥状態を示す物理量の
定量的なデータを求めて該データの解析を行うデータ解
析手段と、前記表示手段の表示する画像データ及びデー
タ解析手段の解析結果のデータを記録するデータ記憶手
段とが設けられて構成されるものである。
【0009】本発明の請求項4に係る遠隔計測装置は、
前記請求項3に係る遠隔計測装置において、前記スケー
ル投光手段は、固定の単一視野角、複数段階に切換可能
な視野角または所定範囲内で連続的に可変の視野角のう
ちのいずれかの視野角を有し、該視野角による円環また
は直線の着色光を投光するものであり、前記遠隔計測手
段に前記撮影手段の位置から撮影手段が撮影する被測定
物の位置までの距離を測定する距離測定手段を追加して
設け、前記データ記録・解析手段は、前記遠隔計測手段
よりスケール投光手段の投光視野角データ及び距離計測
手段の測定した距離データを入力し、前記データ解析手
段は、前記距離測定手段の測定した距離データ及びスケ
ール投光手段の投光視野角データに基づき前記円環の直
径または直線の長さを較正し、該較正値を参照して前記
被測定物の表面の欠陥状態を示す物理量の定量的なデー
タを求めて該データの解析を行うものである。
【0010】本発明の請求項5に係る遠隔計測装置は、
前記請求項3又は4に係る遠隔計測装置において、前記
遠隔計測手段に設けられるスケール投光手段は、所定の
視野角による直線の着色光を投光する場合に、前記直線
の着色光を前記視野角の中心軸を中心として任意の方向
に回転できる回転機構を備えたものである。
【0011】本発明の請求項6に係る遠隔計測装置は、
前記請求項3又は4に係る遠隔計測装置において、前記
遠隔計測手段に設けられるスケール投光手段は、所定の
視野角による円環の着色光を投光する場合に、前記視野
角の中心軸に対して同心の複数の円環の着色光を投光す
る手段を備えたものである。
【0012】本発明の請求項7に係る遠隔計測装置は、
前記請求項3、4、6までのいずれかの請求項に係る遠
隔計測装置において、前記遠隔計測手段が被測定物に対
して直角方向からある角度ずれた方向で遠隔計測を行い
且つ前記スケール投光手段が円環の着色光を投光した場
合に、前記データ記録・解析手段は、データ解析手段に
より撮影画像内の長円スケールの短径と長径との比から
前記直角方向からのずれ角度を求め、該ずれ角度を用い
て前記長円スケールの短径及び長径の長さを較正し、該
較正値を参照して前記被測定物の表面の欠陥状態を示す
物理量の定量的なデータを求めて該データの解析を行う
ものである。
【0013】本発明の請求項8に係る遠隔計測装置は、
前記請求項3から7までのいずれかの請求項に記載の遠
隔計測装置において、前記遠隔計測手段は、水平面上で
任意の方向に旋回できると共に、前記水平面に対して任
意の仰角または俯角とすることができる旋回及び角度可
変機構上に搭載されるものである。
【0014】本発明の請求項9に係る遠隔計測装置は、
前記請求項3から8までのいずれかの請求項に係る遠隔
計測装置において、前記データ記録・解析手段には補修
指示手段が追加して設けられ、該補修指示手段は、前記
データ解析手段が前記被測定物の表面の欠陥状態を示す
物理量の定量的なデータを求めて該データの解析を行っ
た結果に基づき必要とする補修指示内容を決定し、該決
定された補修指示内容を出力するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態に係る遠
隔計測装置の構成を示す図である。図1の遠隔計測装置
は、大別すると、遠隔計測部10、データ記憶・解析部
20及び接続ケーブル30により構成される。遠隔計測
部10は、デジタルカメラ11、スケール投光器12、
レーザ距離計13及び基準板14を含む。そして前記1
1〜13の各機器は、基準板14に取り付けられ、相互
の位置関係が固定されている。また遠隔計測部10に
は、通常は照明用光源が設けられ、デジタルカメラ11
が暗部を撮影する際に、撮影箇所を照明するのに使用さ
れるが、この照明用光源の図示は省略している。なおこ
の照明用光源も基準板14に取付けてもよい。また15
はスケール投光器12から投光されたリングスケール投
影光である。
【0016】遠隔計測部10内のデジタルカメラ11
は、例えば橋梁の下の地上から図示のようにRC床版4
0のひび割れ41等を撮影するので、基準板14は、水
平面上で任意の方向に旋回できると共に、前記水平面に
対して任意の仰角または俯角とすることができる旋回及
び角度可変機構(図示は省略)上に搭載される。その結
果遠隔計測部10の全体を任意の方向に旋回させ、任意
の角度に設定できる。またこの旋回及び角度可変機構を
含む遠隔計測部10は、例えば三脚上に設置されて、地
上に置かれたり、または移動車輌に搭載される。
【0017】図1のデータ記録・解析部20は、撮影画
像等の表示器(例えば液晶表示器等)、画像データや解
決結果データの記憶器(例えばハードディスクやフロッ
ピー(登録商標)ディスク)、ポインタ(例えばマウ
ス)、キーボード並びにデータ解析手段(画像処理用ソ
フト、データ解析用ソフト等)及び補修指示手段(補修
指示用ソフト等)を含むものであるが、この例ではこれ
らを一括してパソコン21で示している。接続ケーブル
30は、例えば遠隔計測部10からの画像データをデー
タ記録・解析部20に送出したり、またデータ記録・解
析部20からの各種制御信号を遠隔計測部10に送出し
たりするための双方向伝送路を有するケーブルである。
なお、近距離無線データ通信技術(例えばBluetooth)を
用いて接続ケーブル30を除去することも可能である。
【0018】次に各機器を詳細に説明する。図1の遠隔
計測部10内のデジタルカメラ11は、例えば、カラー
画像が撮影でき、画素数が200〜300万程度、ズー
ム機能付きで、ズームレンズは3倍ズームレンズ、焦点
距離は35〜115mm相当、モニタ用液晶表示器及び
パソコンへの出力機能を有する市販品を使用できる。そ
して撮影画像をモニタ用液晶表示器に表示すると共に、
シリアル出力によりパソコン21に送出する。レーザ距
離計13は、デジタルカメラ11が撮影する被測定物の
位置(カメラ視野の中心位置)にレーザビームを照射
し、レーザ距離計13からレーザビームの照射位置まで
の距離を計測する。そしてこの計測値をパソコン21に
送出する。なおデジタルカメラ11とレーザ距離計13
は一体となって設けられているので、この計測値はデジ
タルカメラ11の設置位置からデジタルカメラ11の撮
影する被測定物の位置までの距離と等しい。
【0019】図1の遠隔計測部10内のスケール投光器
12は、デジタルカメラ11が撮影する撮影画像内に、
画像情報の長さまたは面積のスケール(目盛り、尺度等
の意)情報も含まれるように、例えば赤色光等による直
線状スケール(リニアスケールともいう)または円環状
スケール(リングスケールともいう)をカメラ視野内に
投光するものである。図2,3,4は本実施形態におけ
るスケール投光器の各種投光例の説明図である。図2は
図1のスケール投光器12から投光されるリングスケー
ルとリニアスケールの説明図であり、図の(a)がリン
グスケール、(c),(d)がリニアスケールの投光例
を示す。またリニアスケールは、例えばスケール投光器
12自体を回転させること等により、その直線方向を視
野角の中心軸を中心として360°任意の方向に回転さ
せることができる(図の(d)を参照)。
【0020】スケール投光器12は、固定の単一視野
角、複数段階に切換可能な視野角、またはズーム機能に
より所定範囲内で連続的に可変の視野角のいずれかの視
野角を有するものであるが、図2では固定の視野角の例
を示している。図2のように固定の視野角の場合、スケ
ール投光器12から投光されるリングの直径または直線
の長さDは、投光距離Lに比例して拡大されるから、こ
の視野角が既知であれば、投光距離Lをレーザ距離計1
3で計測することにより、前記リングの直径または直線
の長さDを求めることができる。
【0021】図2の(b)は、スケール投光器12から
の視野角を真横から平面上に投影し、三角形A,B,C
として示したものであり、実際の視野角(立体角)を平
面上に投影した平面角θとして示している。いま三角形
の頂点Aから底辺BCに下した垂線が底辺BCと交る点
をPとすると、直線APは視野角の中心軸と一致する。
三角形ABPにおいて、直線APの長さをL、線分BP
の長さをRとすると、次の関係式が成立する。 tan(θ/2)=R/L, R=L・tan(θ/2) 底辺BCの長さDは線分BPの長さRの2倍であるか
ら、次式(1)として底辺BCの長さ(リングスケール
の直径)を求めることができる。 D=2L・tan(θ/2) …(1)
【0022】図3はスケール投光器12が3段階に視野
角を切換えた場合((a)〜(c))と3つの同心リン
グスケールを投光する場合(d)の説明図である。図3
の(a)〜(c)においては、スケール投光器13と照
射面との距離は一定として、スケール投光器13から投
光されるリングスケールの視野角(立体角)を3段階の
Ψ1 ,Ψ2 ,Ψ3 に切換えた場合のリングスケールの直
径D1,D2,D3 をそれぞれ示している。なお、デジタ
ルカメラ11がズーム機能を有するので、デジタルカメ
ラのズーム動作と連動させてスケール投光器12の視野
角を連続的に変更させるようにしてもよい。
【0023】またスケール投光器12の視野角を段階的
に、または連続的に切換えた場合、現在の投光視野角ま
たはこれを平面に投影した平面角のデータは、遠隔計測
部10からデータ記録・解析部20内のパソコン21に
送出され、レーザ距離計13からの距離計測値と共にリ
ングスケールの直径またはリニアスケールの長さを較正
するために使用される。
【0024】図3の(d)は、スケール投光器12が所
定の視野角によるリングスケールを投光する場合に、こ
の視野角の中心軸に対して同心の3つのリングスケール
を投光する例を示すものである。なおこの同心の複数の
リングスケールを投光する方法は、スケール投光器12
から同時に(並列的に)複数のリングスケールを投光す
るようにしても、または複数段階の視野角を短時間毎に
順次切換えて、即ち図2の(a),(b),(c)によ
る直径D1,D2,D3 のリングスケールを短時間毎に順
次切換えて投光するようにしてもよい。
【0025】図4は図1のスケール投光器12よりリン
グスケールを被測定物に対して直角方向からずれた方向
に投光した場合の説明図である。図4の左側(a)の投
光例は、スケール投光器12からリングスケールを投光
面(平面と仮定する)に直角に投光した場合であり、こ
の場合に照射面におけるリングスケールは円となる。図
4の右側(b)の投光例は、スケール投光器12からリ
ングスケールを投光面に直角から角度θだけずれた方向
に投光した場合であり、この場合に照射面におけるリン
グスケールは長円(楕円)となる。いまこの長円の長径
をdh、短径をdvとすると次式(2)が成立する。 cosθ=dv/dh θ=cos-1(dv/dh) …(2) 従って直角からずれた角度θは短径と長径の比から求め
ることができる。
【0026】図1の遠隔計測装置の動作を説明する。図
1の旋回及び角度可変機構を含む遠隔計測部10は、被
測定物から離れた位置から被測定物の表面の点検を要す
る部分を撮影する。例えば図1のように、橋梁の下の地
上からデジタルカメラ11を用いてRC床版40のひび
割れ41等を撮影するが、この際にスケール投光器12
からの着色光の投光によるリングスケールまたはリニア
スケールの投影光も同時に撮影する。またこの撮影時の
遠隔計測部10と被測定物間の距離がレーザ距離13に
よって計測される。なお、撮影面が暗い場合には照明用
光源を用いて撮影面を照明した上で撮影を行う。またデ
ジタルカメラ11と被測定物の表面までの距離とカメラ
11による撮影面積の大小に応じてデジタルカメラ11
のズーム動作やスケール投光器12の視野角の切替え等
も行う。
【0027】遠隔計測部10は、データ記録・解析部2
0内のパソコン21からのデータ送出指令に基づき下記
のデータ(1)〜(3)をパソコン21へ接続ケーブル
30を介して送出する。 (1)デジタルカメラ12により撮影された前記リング
スケールまたはリニアスケールの着色投影光を含む被測
定物の表面状態(前記RC床版40のひび割れ41等)
の画像データ、(2)レーザ距離計13による遠隔計測
部10から被測定物の撮影位置までの距離データ、
(3)スケール投光器12の視野角を可変とした場合の
現在の視野角のデータ、
【0028】データ記録・解析部20内のパソコン21
は、入力したデジタルカメラ12からの画像データを表
示画面上に表示して、最初にリングスケールの直径また
はリニアスケールの長さの較正を行う。まずレーザ距離
計13からの距離データとデジタルカメラ11の視野角
データに基づき、図2で説明した方法により、リングス
ケールの直径またはリニアスケールの長さを算出する。
この算出値が第1の較正値となり、遠隔計測方向が被測
定物に対して直角方向(正対)の場合には、この第1の
較正値が使用できる。次に遠隔計測方向が被測定物に対
して直角方向(正対)でない場合には、図4で説明した
ように、スケール投光器12からリングスケールを投光
し、パソコン21の表示画面上での画像が長円となるこ
とから、オペレータはポインタを用いて画面上の長円の
短径と長径の長さをパソコン21に取り込む。パソコン
21は、前記式(2)により直角方向からのずれ角度θ
を求め、前記第1の較正値から画面上の長円の短径と直
径の長さを算出する。この算出値が第2の較正値とな
り、このずれ角度θにおいて撮影した画像の長さ(例え
ばき裂の長さ)や面積を測定する際のスケール(尺度)
となる。
【0029】パソコン21の表示画面上でのリングスケ
ールまたはリニアスケールの長さの較正が終ると、次に
オペレータは、パソコン21のポインタを用いて、パソ
コン21の表示画面上に表示された被測定物の表面の欠
陥状態を示す物理量(例えば前記RC床版のひび割れの
長さ、幅、分布、鋼材の腐蝕面積、退色面積、汚れ面積
等)をリングスケールまたはリニアスケールと対比しな
がら定量的に測定する。そして測定の終了した各撮影画
像データは、測定データと共に記録器(例えばハードデ
ィスクやフロッピーディスク等)に記録される。オペレ
ータは遠隔計測部10を同一被測定物の次の撮影箇所の
方向に向けるか、または遠隔計測部10を次の撮影箇所
の近くに移動させて、次の撮影を行い、撮影画像毎に同
様の処理を繰り返す。
【0030】1つの被測定物についてすべての欠陥箇所
の撮影が終了すると、オペレータはパソコン21を用い
て記憶器に記録された画像データと測定データについて
の解析を行う。例えばコンクリートのき裂の長さ、幅、
分布等からコンクリートが振動等で落下する危険性が有
るか、強度や耐久性に問題がないか等を計算する。次に
パソコンは、上記データの解析結果に基づき、補修が必
要か否か、補修が必要な場合には、補修指示内容(例え
ばコンクリートのき裂に対して、セメントや接着剤の充
填を行うとか、RC床版単位での交換が必要等)を決定
し、この決定した補修指示内容を出力する。
【0031】本実施形態によれば、橋梁、ビル、トンネ
ル等の構造物の損傷や劣化の状況を構造物から離れた位
置よりデジタルカメラを用いて撮影する際に、この撮影
画像内にリングスケールまたはリニアスケールの投影光
が含まれるようにし、さらにこの投影光のリングスケー
ルの直径やリニアスケールの長さは較正されるので、こ
の較正値を用いて、構造物のき裂、汚れ、腐蝕、塗装の
退色等の長さ、大きさ、面積、分布等を定量的に測定し
て記録できると共に、その耐久性や強度等を調べた結果
に基づく補修指示内容も出力できるようにしたので、従
来に比較して下記の効果が得られる。 (1)足場が不要となり、現地作業が安全となる。 (2)現地作業は短時間となり、作業効率が大幅に向上
する。 (3)欠陥部の定量的データが取得でき、撮影画像(カ
ラー画像)の自動記録が行われる。またデータの保管や
出力も容易である。 (4)較正されたリングスケールまたはリニアスケール
の投影光を用いるので測定データは高精度で取得でき
る。 (5)欠陥部の耐久性のチェックや補修内容の指示も可
能である。 (6)定期的な点検により経年劣化度が把握できる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、被測定物
と離れた位置に撮影手段及びスケール投光手段を設け
て、該スケール投光手段は該撮影手段の撮影視野内に長
さまたは面積のスケール光を投光し、該撮影手段は前記
被測定物の表面状態を前記スケール投光手段の投光によ
る長さまたは面積のスケール投影光と共に撮影して該撮
影画像データを出力し、前記撮影手段の出力する長さま
たは面積のスケール投影光を含む被測定物の表面状態の
画像データを入力して表示手段に表示させると共に、該
表示手段に表示された画像データに基づきデータ解析手
段が前記被測定物の表面の欠陥状態を示す物理量の定量
的なデータを求めて該データの解析を行い、前記表示手
段の表示する画像データ及びデータ解析手段の解析結果
のデータをデータ記憶手段に記録するようにしたので、
従来に比較して、足場が不要となり、現地作業が安全で
短時間となり作業効率が向上し、欠陥部の定量的データ
が取得でき、撮影画像の記録も行われ、欠陥部の耐久性
の検討も可能となる。
【0033】また本発明によれば、前記撮影手段及びス
ケール投光手段と共に距離測定手段を設け、該距離測定
手段は前記撮影手段の位置から撮影手段が撮影する被測
定物の位置までの距離を測定し、前記スケール投光手段
は、固定の単一視野角、複数段階に切換可能な視野角ま
たは所定範囲内で連続的に可変の視野角のうちのいずれ
かの視野角を有し、該視野角による円環または直線の着
色光を投光し、前記データ解析手段は、前記距離測定手
段の測定した距離データ及びスケール投光手段の投光視
野角データに基づき前記円環の直径または直線の長さを
較正し、該較正値を参照して前記被測定物の表面の欠陥
状態を示す物理量の定量的なデータを求めて該データの
解析を行うようにしたので、撮影手段の視野角の変更に
適合させてスケール投光手段の視野角を変更できると共
に、投光視野角において較正された円環の直径または直
線の長さを用いるので、精度の高い欠陥部の測定データ
を取得することができる。
【0034】また本発明によれば、前記スケール投光手
段は、所定の視野角による直線の着色光を投光する場合
に、前記直線の着色光を前記視野角の中心軸を中心とし
て任意の方向に回転できる回転機構を備えるようにした
ので、任意の方向に生じている欠陥部の長さを測定する
のが容易となる。
【0035】また本発明によれば、前記スケール投光手
段は、所定の視野角による円環の着色光を投光する場合
に、前記視野角の中心軸に対して同心の複数の円環の着
色光を投光する手段を備えるようにしたので、同一撮影
画面内に長さや面積の異なる複数の欠陥部が存在する場
合に、これら複数の欠陥部の長さや面積を測定するのが
容易となる。
【0036】また本発明によれば、前記撮影手段及び距
離計測手段が被測定物に対して直角方向からある角度ず
れた方向で遠隔計測を行い且つ前記スケール投光手段が
円環の着色光を投光した場合に、データ解析手段により
撮影画像内の長円スケールの短径と長径との比から前記
直角方向からのずれ角度を求め、該ずれ角度を用いて前
記長円スケールの短径及び長径の長さを較正し、該較正
値を参照して前記被測定物の表面の欠陥状態を示す物理
量の定量的なデータを求めて該データの解析を行うよう
にしたので、被測定物と遠隔計測位置とが正対していな
くとも遠隔計測が可能となり、遠隔計測位置の自由度が
増大し、また欠陥部の長さや面積をスケール光の投影長
さではなく実寸法で計測することができる。
【0037】また本発明によれば、前記撮影手段、スケ
ール投光手段及び距離計測手段は、水平面上で任意の方
向に旋回できると共に、前記水平面に対して任意の仰角
または俯角とすることができる旋回及び角度可変機構上
に搭載されるようにしたので、この旋回及び角度可変機
構を用いて被測定体の任意の方向の欠陥部を遠隔計測す
ることができる。
【0038】また本発明によれば、前記データ解析手段
のほかに、補修指示手段が追加して設けられ、該補修指
示手段は、前記データ解析手段が前記被測定物の表面の
欠陥状態を示す物理量の定量的なデータを求めて該デー
タの解析を行った結果に基づき必要とする補修指示内容
を決定し、該決定された補修指示内容を出力するように
したので、被測定物の欠陥部の点検後の補修工事の立
案、見積及び実施等の管理業務が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る遠隔計測装置の構成を
示す図である。
【図2】図1のスケール投光器から投光されるリングス
ケールとリニアスケールの説明図である。
【図3】図1のスケール投光器から投光される複数視野
角と複数リングの説明図である。
【図4】図1のスケール投光器からリングスケールを被
測定物に対して直角方向からずれた方向に投光した場合
の説明図である。
【符号の説明】
10 遠隔計測部 11 デジタルカメラ 12 スケール投光器 13 レーザ距離計 14 基準板 15 リングスケール投影光 20 データ記録・解析部 21 パソコン 30 接続ケーブル 40 RC床版 41 ひび割れ
フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA06 AA22 AA49 AA58 DD06 EE11 FF01 FF04 FF11 FF61 GG04 HH04 JJ03 JJ05 JJ26 LL06 PP11 QQ23 QQ25 SS02 SS13 2G051 AA90 AB01 AB02 BA20 BC07 CA03 CA04 EA12 EA14 ED04 FA10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物と離れた位置に撮影手段及びス
    ケール投光手段を設けて、該スケール投光手段は該撮影
    手段の撮影視野内に長さまたは面積のスケール光を投光
    し、該撮影手段は前記被測定物の表面状態を前記スケー
    ル投光手段の投光による長さまたは面積のスケール投影
    光と共に撮影して該撮影画像データを出力し、 前記撮影手段の出力する長さまたは面積のスケール投影
    光を含む被測定物の表面状態の画像データを入力して表
    示手段に表示させると共に、該表示手段に表示された画
    像データに基づきデータ解析手段が前記被測定物の表面
    の欠陥状態を示す物理量の定量的なデータを求めて該デ
    ータの解析を行い、前記表示手段の表示する画像データ
    及びデータ解析手段の解析結果のデータをデータ記憶手
    段に記録することを特徴とする遠隔計測方法。
  2. 【請求項2】 前記撮影手段及びスケール投光手段と共
    に距離測定手段を設け、該距離測定手段は前記撮影手段
    の位置から撮影手段が撮影する被測定物の位置までの距
    離を測定し、 前記スケール投光手段は、固定の単一視野角、複数段階
    に切換可能な視野角または所定範囲内で連続的に可変の
    視野角のうちのいずれかの視野角を有し、該視野角によ
    る円環または直線の着色光を投光し、 前記データ解析手段は、前記距離測定手段の測定した距
    離データ及びスケール投光手段の投光視野角データに基
    づき前記円環の直径または直線の長さを較正し、該較正
    値を参照して前記被測定物の表面の欠陥状態を示す物理
    量の定量的なデータを求めて該データの解析を行うこと
    を特徴とする請求項1記載の遠隔計測方法。
  3. 【請求項3】 被測定物と離れた位置に設けられた遠隔
    計測手段は、撮影手段の撮影視野内に長さまた面積のス
    ケール光を投光するスケール投光手段と、前記被測定物
    の表面状態を前記スケール投光手段の投光による長さま
    たは面積のスケール投影光と共に撮影して該撮影画像デ
    ータを出力する撮影手段とが設けられて構成され、 前記遠隔計測手段から撮影手段の出力する長さまたは面
    積のスケール投影光を含む被測定物の表面状態の画像デ
    ータを入力するデータ記録・解析手段は、前記入力する
    画像データを表示画面に表示する表示手段と、該表示手
    段に表示された画像データに基づき前記被測定物の表面
    の欠陥状態を示す物理量の定量的なデータを求めて該デ
    ータの解析を行うデータ解析手段と、前記表示手段の表
    示する画像データ及びデータ解析手段の解析結果のデー
    タを記録するデータ記憶手段とが設けられて構成される
    ことを特徴とする遠隔計測装置。
  4. 【請求項4】 前記スケール投光手段は、固定の単一視
    野角、複数段階に切換可能な視野角または所定範囲内で
    連続的に可変の視野角のうちのいずれかの視野角を有
    し、該視野角による円環または直線の着色光を投光する
    ものであり、 前記遠隔計測手段に前記撮影手段の位置から撮影手段が
    撮影する被測定物の位置までの距離を測定する距離測定
    手段を追加して設け、 前記データ記録・解析手段は、前記遠隔計測手段よりス
    ケール投光手段の投光視野角データ及び距離計測手段の
    測定した距離データを入力し、前記データ解析手段は、
    前記距離測定手段の測定した距離データ及びスケール投
    光手段の投光視野角データに基づき前記円環の直径また
    は直線の長さを較正し、該較正値を参照して前記被測定
    物の表面の欠陥状態を示す物理量の定量的なデータを求
    めて該データの解析を行うことを特徴とする請求項3記
    載の遠隔計測装置。
  5. 【請求項5】 前記遠隔計測手段に設けられるスケール
    投光手段は、所定の視野角による直線の着色光を投光す
    る場合に、前記直線の着色光を前記視野角の中心軸を中
    心として任意の方向に回転できる回転機構を備えたもの
    であることを特徴とする請求項3又は4記載の遠隔計測
    装置。
  6. 【請求項6】 前記遠隔計測手段に設けられるスケール
    投光手段は、所定の視野角による円環の着色光を投光す
    る場合に、前記視野角の中心軸に対して同心の複数の円
    環の着色光を投光する手段を備えたものであることを特
    徴とする請求項3又は4記載の遠隔計測装置。
  7. 【請求項7】 前記遠隔計測手段が被測定物に対して直
    角方向からある角度ずれた方向で遠隔計測を行い且つ前
    記スケール投光手段が円環の着色光を投光した場合に、
    前記データ記録・解析手段は、データ解析手段により撮
    影画像内の長円スケールの短径と長径との比から前記直
    角方向からのずれ角度を求め、該ずれ角度を用いて前記
    長円スケールの短径及び長径の長さを較正し、該較正値
    を参照して前記被測定物の表面の欠陥状態を示す物理量
    の定量的なデータを求めて該データの解析を行うことを
    特徴とする請求項3、4、6のいずれかの請求項に記載
    の遠隔計測装置。
  8. 【請求項8】 前記遠隔計測手段は、水平面上で任意の
    方向に旋回できると共に、前記水平面に対して任意の仰
    角または俯角とすることができる旋回及び角度可変機構
    上に搭載されることを特徴とする請求項3から7までの
    いずれかの請求項に記載の遠隔計測装置。
  9. 【請求項9】 前記データ記録・解析手段には補修指示
    手段が追加して設けられ、該補修指示手段は、前記デー
    タ解析手段が前記被測定物の表面の欠陥状態を示す物理
    量の定量的なデータを求めて該データの解析を行った結
    果に基づき必要とする補修指示内容を決定し、該決定さ
    れた補修指示内容を出力することを特徴とする請求項は
    3から8までのいずれかの請求項に記載の遠隔計測装
    置。
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