JP2001277988A - 車両用エアバッグ - Google Patents
車両用エアバッグInfo
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Landscapes
- Air Bags (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 軸方向(ガス噴出方向)よりも所定の半径方
向(ガス噴出方向に直交する方向)に優先させてエアバ
ッグを展開させることが確実にできる新規な車両用エア
バッグを提供すること。 【解決手段】 ガス流入部14を備え、パネル体(基
布)16、18で袋状に形成されたバッグ本体20と、
該バッグ本体20内でガス流入部14に元部側が臨んで
配設される複数本の展開ガイド筒体22とを備えた車両
用エアバッグ12。展開ガイド筒体22は、バッグ本体
20内へのガス流入に先立ってガスが流入された後にバ
ッグ本体20内へのガス通過口となる脆弱接合部26等
のガス通過予定部を備えている。
向(ガス噴出方向に直交する方向)に優先させてエアバ
ッグを展開させることが確実にできる新規な車両用エア
バッグを提供すること。 【解決手段】 ガス流入部14を備え、パネル体(基
布)16、18で袋状に形成されたバッグ本体20と、
該バッグ本体20内でガス流入部14に元部側が臨んで
配設される複数本の展開ガイド筒体22とを備えた車両
用エアバッグ12。展開ガイド筒体22は、バッグ本体
20内へのガス流入に先立ってガスが流入された後にバ
ッグ本体20内へのガス通過口となる脆弱接合部26等
のガス通過予定部を備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両の
エアバッグ装置に装着する車両用エアバッグに関する。
特に、自動車における運転席用エアバッグに好適な発明
である。
エアバッグ装置に装着する車両用エアバッグに関する。
特に、自動車における運転席用エアバッグに好適な発明
である。
【0002】ここでは、運転席用エアバッグを主として
例にとり説明するが、サイドエアバッグ、助手席用エア
バッグ等にも本発明は適用可能である。
例にとり説明するが、サイドエアバッグ、助手席用エア
バッグ等にも本発明は適用可能である。
【0003】
【背景技術】運転席用エアバッグ装置において、乗員を
的確に保護するためには、バッグ飛び出し口から飛び出
し後のエアバッグを、迅速に展開膨張させるとともに、
ステアリングホイールと乗員との間に素早く侵入させる
必要があり、さらに、展開膨張完了時において、ステア
リングホイールと乗員の間に乗員が受けた衝撃エネルギ
ーを吸収するのに十分な膨張厚みを有する必要がある。
的確に保護するためには、バッグ飛び出し口から飛び出
し後のエアバッグを、迅速に展開膨張させるとともに、
ステアリングホイールと乗員との間に素早く侵入させる
必要があり、さらに、展開膨張完了時において、ステア
リングホイールと乗員の間に乗員が受けた衝撃エネルギ
ーを吸収するのに十分な膨張厚みを有する必要がある。
【0004】特に、上記ステアリングホイールと乗員と
の間に素早くエアバッグを展開膨張させるには、ステア
リングホイール上面に対してシャフト軸方向(ガス噴出
方向)よりも半径方向(ガス噴出方向に直交する横方
向)に先に展開膨張することが要求される。
の間に素早くエアバッグを展開膨張させるには、ステア
リングホイール上面に対してシャフト軸方向(ガス噴出
方向)よりも半径方向(ガス噴出方向に直交する横方
向)に先に展開膨張することが要求される。
【0005】この軸方向よりも半径方向に優先させてエ
アバッグを展開させる対策技術として、整流布を用いた
方法、さらには、多室バッグ、アンブレラエアバッグと
称されるもの等が、下記の如く種々提案されている。
アバッグを展開させる対策技術として、整流布を用いた
方法、さらには、多室バッグ、アンブレラエアバッグと
称されるもの等が、下記の如く種々提案されている。
【0006】整流布を用いた方法:特開平1−311
930号、特開平8−104196号、特開平9−30
353号、特開平9−118185号、特開平9−22
0995号、特開平10−100838号、特開平10
−152009号、特許第2677937号、国際特許
公開WO97/36768、英国特許明細書GB−23
31049−A等 多室バッグ:特開平1−132444号、特開平2−
74440号、特開平2−283545号、特開平5−
155300号、特開平9−183358号、特許第2
631300号、実開平4−9349号等 アンブレラ・エアバッグ:英国特許明細書GB−23
23569−A等 なお、フロントパネル(底面側パネル)とリアパネル
(天井側パネル)とを、帯状布(テザー)で連結させ
て、軸方向の膨出展開を規制する技術も下記の如く種々
提案されているが、軸方向の膨出量を規制するのみで、
積極的に横方向への展開膨張を図るものではない。
930号、特開平8−104196号、特開平9−30
353号、特開平9−118185号、特開平9−22
0995号、特開平10−100838号、特開平10
−152009号、特許第2677937号、国際特許
公開WO97/36768、英国特許明細書GB−23
31049−A等 多室バッグ:特開平1−132444号、特開平2−
74440号、特開平2−283545号、特開平5−
155300号、特開平9−183358号、特許第2
631300号、実開平4−9349号等 アンブレラ・エアバッグ:英国特許明細書GB−23
23569−A等 なお、フロントパネル(底面側パネル)とリアパネル
(天井側パネル)とを、帯状布(テザー)で連結させ
て、軸方向の膨出展開を規制する技術も下記の如く種々
提案されているが、軸方向の膨出量を規制するのみで、
積極的に横方向への展開膨張を図るものではない。
【0007】特開平3−248944号、特開平4−2
43645号、特開平9−188217号、特開平10
−100826号、特開平10−278713号、特許
第2577863号、DE29805217−U1 本発明は、上記にかんがみて、上記公知技術のいずれに
も開示若しくは示唆されておらず、軸方向(ガス噴出方
向)よりも所定の半径方向(ガス噴出方向に直交する方
向)に優先させてエアバッグを展開させることが確実に
できる新規な車両用エアバッグを提供することを目的と
する。
43645号、特開平9−188217号、特開平10
−100826号、特開平10−278713号、特許
第2577863号、DE29805217−U1 本発明は、上記にかんがみて、上記公知技術のいずれに
も開示若しくは示唆されておらず、軸方向(ガス噴出方
向)よりも所定の半径方向(ガス噴出方向に直交する方
向)に優先させてエアバッグを展開させることが確実に
できる新規な車両用エアバッグを提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を達成するために、鋭意開発に努力をした結果、下記構
成の車両用エアバッグに想到した。
を達成するために、鋭意開発に努力をした結果、下記構
成の車両用エアバッグに想到した。
【0009】ガス流入部を備え、パネル体(基布)で袋
状に形成されたバッグ本体と、該バッグ本体内でガス流
入部に元部側が臨んで配設される展開ガイド筒体とを備
え、該展開ガイド筒体は、バッグ本体内へのガス流入に
先立ってガスが流入された後に、バッグ本体内へのガス
通過口となるガス通過予定部を備えた構成であることを
特徴とする。
状に形成されたバッグ本体と、該バッグ本体内でガス流
入部に元部側が臨んで配設される展開ガイド筒体とを備
え、該展開ガイド筒体は、バッグ本体内へのガス流入に
先立ってガスが流入された後に、バッグ本体内へのガス
通過口となるガス通過予定部を備えた構成であることを
特徴とする。
【0010】当該構成のエアバッグは、エアバッグ装置
に組み込んで車両に搭載して使用する。エアバッグ装置
が作動したとき、インフレータのガス噴出部から噴出し
た膨張ガスは、エアバッグのガス流入部からエアバッグ
内に流入してエアバッグを展開膨張させる。このとき、
膨張ガスは、バッグ本体内へのガス流入に先立ってガス
を展開ガイド筒体に流入して所定方向(通常、ガス噴出
方向と直交する横方向)にエアバッグを一次(初期)展
開膨張させる。このため、エアバッグは、ガス噴出方向
と直交する所定の方向(横方向)に優先して展開し、エ
アバッグに所望の初期展開膨張形態が確実に得られる。
そして、その後は、展開ガイド筒体のガス通過予定部か
ら、膨張ガスがバッグ本体内に流入してバッグ本体が、
乗員と干渉体との間に二次(後期)展開膨張して乗員を
保護する。
に組み込んで車両に搭載して使用する。エアバッグ装置
が作動したとき、インフレータのガス噴出部から噴出し
た膨張ガスは、エアバッグのガス流入部からエアバッグ
内に流入してエアバッグを展開膨張させる。このとき、
膨張ガスは、バッグ本体内へのガス流入に先立ってガス
を展開ガイド筒体に流入して所定方向(通常、ガス噴出
方向と直交する横方向)にエアバッグを一次(初期)展
開膨張させる。このため、エアバッグは、ガス噴出方向
と直交する所定の方向(横方向)に優先して展開し、エ
アバッグに所望の初期展開膨張形態が確実に得られる。
そして、その後は、展開ガイド筒体のガス通過予定部か
ら、膨張ガスがバッグ本体内に流入してバッグ本体が、
乗員と干渉体との間に二次(後期)展開膨張して乗員を
保護する。
【0011】上記構成において、展開ガイド筒体は、そ
の横断面の一部をバッグ本体を形成するパネル体で形成
することが望ましい。展開ガイド筒体を形成するのに必
要なパネル量を節減できるとともに、展開ガイド筒体を
別に形成しておいてバッグ本体内に配設する手間を削減
できるためである。
の横断面の一部をバッグ本体を形成するパネル体で形成
することが望ましい。展開ガイド筒体を形成するのに必
要なパネル量を節減できるとともに、展開ガイド筒体を
別に形成しておいてバッグ本体内に配設する手間を削減
できるためである。
【0012】また、ガス通過予定部は、所定ガス圧で破
断してガス通過口となる脆弱接合部で形成するか、又
は、オリフィスで形成する。前者の脆弱結合部は、展開
ガイド筒体が剛体的に膨張後、バッグ本体内へのガス流
入が始まる。このため、後者に比して、エアバッグの初
期展開膨張形状を確定させ易いが、エアバッグの二次展
開膨張速度が遅くなる。後者のオリフィスは、展開ガイ
ド筒体部位に優先的にガスが流入してある程度剛体化さ
せながら、バッグ本体内にガスが流入する。このため、
前者に比して、エアバッグの初期展開形状の確定性は低
下するが、エアバッグ本体の二次展開膨張速度は速くな
る。ガス通過予定部を脆弱接合部にするかオリフィスに
するかは、エアバッグの要求展開膨張特性に応じて適宜
選択するが、両者を併用することも可能である。
断してガス通過口となる脆弱接合部で形成するか、又
は、オリフィスで形成する。前者の脆弱結合部は、展開
ガイド筒体が剛体的に膨張後、バッグ本体内へのガス流
入が始まる。このため、後者に比して、エアバッグの初
期展開膨張形状を確定させ易いが、エアバッグの二次展
開膨張速度が遅くなる。後者のオリフィスは、展開ガイ
ド筒体部位に優先的にガスが流入してある程度剛体化さ
せながら、バッグ本体内にガスが流入する。このため、
前者に比して、エアバッグの初期展開形状の確定性は低
下するが、エアバッグ本体の二次展開膨張速度は速くな
る。ガス通過予定部を脆弱接合部にするかオリフィスに
するかは、エアバッグの要求展開膨張特性に応じて適宜
選択するが、両者を併用することも可能である。
【0013】さらに、上記各構成において、バッグ本体
内に、さらに、ガス流入口に臨むインナーバッグ体を備
え、インナーバッグ体と連通して展開ガイド筒体が形成
する構成とすることができる。インナーバッグ体がガス
流入開始時に展開膨張して、バッグカバーの扉部を開か
せるためエアバッグ飛び出し時間を短くできる。
内に、さらに、ガス流入口に臨むインナーバッグ体を備
え、インナーバッグ体と連通して展開ガイド筒体が形成
する構成とすることができる。インナーバッグ体がガス
流入開始時に展開膨張して、バッグカバーの扉部を開か
せるためエアバッグ飛び出し時間を短くできる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1〜2に、本発明の一実施形態
を、ステアリングホイール用エアバッグに適用する場合
について説明する。
を、ステアリングホイール用エアバッグに適用する場合
について説明する。
【0015】本実施形態のエアバッグ12は、ガス流入
口(ガス流入部)14を備え、パネル体(基布)16、
18で袋状に形成されたバッグ本体20と、バッグ本体
20内でガス流入口14に元部側が臨んで配設される展
開ガイド筒体22とを備えていることを基本構成とす
る。
口(ガス流入部)14を備え、パネル体(基布)16、
18で袋状に形成されたバッグ本体20と、バッグ本体
20内でガス流入口14に元部側が臨んで配設される展
開ガイド筒体22とを備えていることを基本構成とす
る。
【0016】そして本実施形態を適用するエアバッグ1
2は、必然的ではないが、二重バッグ構造、すなわち、
バッグ本体20内に、さらに、ガス流入口14に臨むイ
ンナーバッグ体(バッグサブ体)24を備えている。エ
アバッグ展開膨張開始時のエアバッグ天井側のバッグ蓋
体の開き(展開)を迅速にするためである。
2は、必然的ではないが、二重バッグ構造、すなわち、
バッグ本体20内に、さらに、ガス流入口14に臨むイ
ンナーバッグ体(バッグサブ体)24を備えている。エ
アバッグ展開膨張開始時のエアバッグ天井側のバッグ蓋
体の開き(展開)を迅速にするためである。
【0017】上記展開ガイド筒体22は、バッグ本体2
0内へのガス流入に先立って膨張ガスを流入された後に
展開ガイド筒体22からバッグ本体20へのガス通過口
となるガス通過予定部26を備えた構成である。
0内へのガス流入に先立って膨張ガスを流入された後に
展開ガイド筒体22からバッグ本体20へのガス通過口
となるガス通過予定部26を備えた構成である。
【0018】展開ガイド筒体22は、本実施形態では、
インナーバッグ体24を経て配設されている構成であ
る。インナーバッグ体24を経ずに直接複数本の展開ガ
イド筒体22を配設させる構成としてもよい。
インナーバッグ体24を経て配設されている構成であ
る。インナーバッグ体24を経ずに直接複数本の展開ガ
イド筒体22を配設させる構成としてもよい。
【0019】運転席用エアバッグにおいては、前述の如
く、エアバッグ12の半径方向(インフレータからのガ
ス噴出方向と直交する方向:横方向)の素早い(早期
の)展開膨張が要求される。このため、図2〜4に示す
如く、放射状に二本以上の展開ガイド筒体22を形成す
る。
く、エアバッグ12の半径方向(インフレータからのガ
ス噴出方向と直交する方向:横方向)の素早い(早期
の)展開膨張が要求される。このため、図2〜4に示す
如く、放射状に二本以上の展開ガイド筒体22を形成す
る。
【0020】通常は、図2に示す如く、等間隔で8本と
するが、4本(図3(a) 、(b) ) や6本でもよい。ま
た、初期に展開膨張させたい所定の横方向がある場合、
例えば、上下方向のときは図4(a) に示す如く上下方向
に、左右方向及び下方向のときは、図4(b) に示す如く
それらの方向に、それぞれ密に展開ガイド筒体22を形
成する。さらに、展開要求性能に応じて、各展開ガイド
筒体の長さに長短を付けることもできる。
するが、4本(図3(a) 、(b) ) や6本でもよい。ま
た、初期に展開膨張させたい所定の横方向がある場合、
例えば、上下方向のときは図4(a) に示す如く上下方向
に、左右方向及び下方向のときは、図4(b) に示す如く
それらの方向に、それぞれ密に展開ガイド筒体22を形
成する。さらに、展開要求性能に応じて、各展開ガイド
筒体の長さに長短を付けることもできる。
【0021】ガス通過予定部26は、通常、各筒体22
の先端に形成する。中間位置であると、展開ガイド筒体
22が展開膨張する前に開(ガス通過口)となって、エ
アバッグ12の天井側(乗員側)に向かって、ガス膨張
するおそれがあるためである。すなわち、先端位置であ
れば、展開ガイド筒体22のガス通過予定部26が確実
に開となり易く、かつ、ガスが半径方向に吹き出すた
め、そのようなおそれはない。
の先端に形成する。中間位置であると、展開ガイド筒体
22が展開膨張する前に開(ガス通過口)となって、エ
アバッグ12の天井側(乗員側)に向かって、ガス膨張
するおそれがあるためである。すなわち、先端位置であ
れば、展開ガイド筒体22のガス通過予定部26が確実
に開となり易く、かつ、ガスが半径方向に吹き出すた
め、そのようなおそれはない。
【0022】そして、ガス通過予定部は、本実施形態で
は、所定ガス圧で破断してガス通過口となる脆弱接合部
26で形成されている。脆弱結合部(テアシーム:破断
予定継目)の形成態様は、図例では縫合糸を弱いものを
使用しているが、接着、袋縫い(ジャガード)等任意で
ある。
は、所定ガス圧で破断してガス通過口となる脆弱接合部
26で形成されている。脆弱結合部(テアシーム:破断
予定継目)の形成態様は、図例では縫合糸を弱いものを
使用しているが、接着、袋縫い(ジャガード)等任意で
ある。
【0023】ここで脆弱結合部26の長さは、展開ガイ
ド筒体22の断面径と比率で、1/1〜1/5とする。
比率が小さいと、展開ガイド筒体22を経てのバッグ本
体20内へのガス流入が抑制され二次展開膨張速度が遅
くなるおそれがある。
ド筒体22の断面径と比率で、1/1〜1/5とする。
比率が小さいと、展開ガイド筒体22を経てのバッグ本
体20内へのガス流入が抑制され二次展開膨張速度が遅
くなるおそれがある。
【0024】本実施形態のエアバッグ12は、通常、ポ
リエステル糸やナイロン糸の織布からなるパネル体(基
布)を所定形状に裁断したものを、縫合して製造より製
造するが、接着や袋縫い等により製造することもでき
る。なお、パネル体として織布をゴム引きしたものも使
用可能である。
リエステル糸やナイロン糸の織布からなるパネル体(基
布)を所定形状に裁断したものを、縫合して製造より製
造するが、接着や袋縫い等により製造することもでき
る。なお、パネル体として織布をゴム引きしたものも使
用可能である。
【0025】図例では、インナーバッグ体24は、図5
に示すような、展開ガイド筒体22を形成する複数の短
冊部28を備えた一枚構成の円形パネル30を、しわを
寄せて縮径させた状態で縫合させて形成している。
に示すような、展開ガイド筒体22を形成する複数の短
冊部28を備えた一枚構成の円形パネル30を、しわを
寄せて縮径させた状態で縫合させて形成している。
【0026】なお、バッグ本体20は、ガス流入口14
を備えたフロントパネル(底面側基布)16とリアパネ
ル(天井側基布)18とを内側となる面を外側にして縫
合した後、反転して形成する。また、フロントパネル1
6には、通常、ガス抜き孔(ベント)32を1個以上
(図例では左右に2個)備えている。そして、ガス流入
口14及びガス抜き孔32の周縁はそれぞれ1枚以上の
第一・第二環状補強布34、36を共縫いして補強して
おく。
を備えたフロントパネル(底面側基布)16とリアパネ
ル(天井側基布)18とを内側となる面を外側にして縫
合した後、反転して形成する。また、フロントパネル1
6には、通常、ガス抜き孔(ベント)32を1個以上
(図例では左右に2個)備えている。そして、ガス流入
口14及びガス抜き孔32の周縁はそれぞれ1枚以上の
第一・第二環状補強布34、36を共縫いして補強して
おく。
【0027】また、展開ガイド筒体22は、図1(b) に
示すごとく、短冊部28を直接的にフロントパネル16
に縫合させて形成して、展開ガイド筒体22の横断面の
一部がバッグ本体20を形成するパネル体16で形成さ
れている構成である。予め筒体22を形成しておいて、
フロントパネルに適当な手段、例えば、縫合、ないし、
テザー等で結合させてもよい。
示すごとく、短冊部28を直接的にフロントパネル16
に縫合させて形成して、展開ガイド筒体22の横断面の
一部がバッグ本体20を形成するパネル体16で形成さ
れている構成である。予め筒体22を形成しておいて、
フロントパネルに適当な手段、例えば、縫合、ないし、
テザー等で結合させてもよい。
【0028】このときの展開ガイド筒体22の流路容量
は、エアバッグの要求展開特性により異なる。通常、膨
張完了時のバッグ本体の容量の1/50〜1/10とな
るようにする。膨張完了時の容量に比して展開ガイド筒
体の流路容量が大き過ぎると、展開ガイド筒体22によ
る初期展開膨張形態の確定時間がかかり過ぎるおそれが
あり、流路容量が小さ過ぎると、初期展開膨張形態を確
保し難くなるおそれがある。
は、エアバッグの要求展開特性により異なる。通常、膨
張完了時のバッグ本体の容量の1/50〜1/10とな
るようにする。膨張完了時の容量に比して展開ガイド筒
体の流路容量が大き過ぎると、展開ガイド筒体22によ
る初期展開膨張形態の確定時間がかかり過ぎるおそれが
あり、流路容量が小さ過ぎると、初期展開膨張形態を確
保し難くなるおそれがある。
【0029】次に、本実施形態のエアバッグの使用態様
について説明する。
について説明する。
【0030】当該エアバッグを適用する運転席用エアバ
ッグ装置Aは、例えば、図6に示すような3本スポーク
タイプのステアリングホイール本体(以下「ホイール本
体」)38に装着する。
ッグ装置Aは、例えば、図6に示すような3本スポーク
タイプのステアリングホイール本体(以下「ホイール本
体」)38に装着する。
【0031】ホイール本体38は、操舵時に把持するリ
ング部40と、図示しないステアリングシャフトと連結
させるボス部42と、ボス部42とリング部40とを接
続する3本の左右及び下へ伸びるスポーク部44、4
4、45とからなる構成である。
ング部40と、図示しないステアリングシャフトと連結
させるボス部42と、ボス部42とリング部40とを接
続する3本の左右及び下へ伸びるスポーク部44、4
4、45とからなる構成である。
【0032】ホイール本体38は、アルミダイカスト等
からなるホイール芯金46を合成樹脂成形被覆部48等
で被覆して構成する。さらに、ホイール本体38には、
エアバッグ装置A及びホーンスイッチ装置(スイッチ装
置)Sが組み込まれている(図7・8参照)。概略を説
明すると下記の如くである。
からなるホイール芯金46を合成樹脂成形被覆部48等
で被覆して構成する。さらに、ホイール本体38には、
エアバッグ装置A及びホーンスイッチ装置(スイッチ装
置)Sが組み込まれている(図7・8参照)。概略を説
明すると下記の如くである。
【0033】エアバッグ装置Aは、インフレータ50、
エアバッグ12及びパッドカバー52を、装置ケース5
4を介してアセンブリー化されている。なお、51はリ
ングリテーナである。エアバッグ装置Aのホイール本体
38への取り付けは、ホイール芯金46のスポーク部芯
金46aにねじ固着された支持プレート56の支持フラ
ンジ56aと、装置ケース54の取付フランジ54aと
の間の3箇所でスイッチ装置Sを配して3点支持により
行なわれている。スイッチ装置Sは、支持フランジ56
aに固着させた固定接点58と取付フランジ54aに固
着させた可動接点60との間にコイルばね62を配した
公知のものであるので、詳しい説明は省略する。なお、
64はスイッチ装置Sの垂直移動を規制するガイドポス
ト(段付きボルト)である。
エアバッグ12及びパッドカバー52を、装置ケース5
4を介してアセンブリー化されている。なお、51はリ
ングリテーナである。エアバッグ装置Aのホイール本体
38への取り付けは、ホイール芯金46のスポーク部芯
金46aにねじ固着された支持プレート56の支持フラ
ンジ56aと、装置ケース54の取付フランジ54aと
の間の3箇所でスイッチ装置Sを配して3点支持により
行なわれている。スイッチ装置Sは、支持フランジ56
aに固着させた固定接点58と取付フランジ54aに固
着させた可動接点60との間にコイルばね62を配した
公知のものであるので、詳しい説明は省略する。なお、
64はスイッチ装置Sの垂直移動を規制するガイドポス
ト(段付きボルト)である。
【0034】こうして、エアバッグ装置A等を組み込ん
だステアリングホイールWは、図示しないステアリング
シャフトを介してステアリング装置に組み込むことによ
り車両に搭載する。
だステアリングホイールWは、図示しないステアリング
シャフトを介してステアリング装置に組み込むことによ
り車両に搭載する。
【0035】そして、衝撃荷重の検知信号がインフレー
タ50に入力して、インフレータ50から噴出された膨
張ガスが、エアバッグ12のガス流入口14からエアバ
ッグ12内に流入する。
タ50に入力して、インフレータ50から噴出された膨
張ガスが、エアバッグ12のガス流入口14からエアバ
ッグ12内に流入する。
【0036】このとき、本実施形態のエアバッグにおい
ては、バッグ本体20内に配設されたインナーバッグ体
24及び展開ガイド筒体22の存在により下記のような
ガス流れが発生してエアバッグは下記の如く展開膨張す
る。
ては、バッグ本体20内に配設されたインナーバッグ体
24及び展開ガイド筒体22の存在により下記のような
ガス流れが発生してエアバッグは下記の如く展開膨張す
る。
【0037】インナーバッグ体24がガス流入口14に
直面しているため、ガス流入開始時に展開膨張して、パ
ッドカバー52のH字形のテアライン53を破断させて
扉部を開かせ、エアバッグ12は装置ケース54から飛
び出す(図8(a) )。
直面しているため、ガス流入開始時に展開膨張して、パ
ッドカバー52のH字形のテアライン53を破断させて
扉部を開かせ、エアバッグ12は装置ケース54から飛
び出す(図8(a) )。
【0038】次に、膨張ガスは放射状に配設された複数
のガイド筒体22に流入して、エアバッグ12を、イン
フレータ50からのガス噴出方向と直交する横方向に一
次(初期)展開膨張させる(図8(b) )。すなわち、エ
アバッグ12は、ガス噴出方向と直交する所定の方向
(横方向)に優先して展開し、エアバッグに所望の初期
(一次)展開膨張形態が得られる。
のガイド筒体22に流入して、エアバッグ12を、イン
フレータ50からのガス噴出方向と直交する横方向に一
次(初期)展開膨張させる(図8(b) )。すなわち、エ
アバッグ12は、ガス噴出方向と直交する所定の方向
(横方向)に優先して展開し、エアバッグに所望の初期
(一次)展開膨張形態が得られる。
【0039】その後は、展開ガイド筒体22のガス通過
予定部26から、膨張ガスがバッグ本体20内に流入し
てエアバッグ12が、乗員と干渉体との間に二次(後
期)展開膨張して乗員を保護する(図8(c) )。
予定部26から、膨張ガスがバッグ本体20内に流入し
てエアバッグ12が、乗員と干渉体との間に二次(後
期)展開膨張して乗員を保護する(図8(c) )。
【0040】本実施形態では、展開ガイド筒体22の先
端にガス通過予定部が脆弱接合部26で形成されている
ため、展開ガイド筒体が剛体的に膨張後(所定圧以上に
なった後)、バッグ本体20内へのガス流入が始まる。
端にガス通過予定部が脆弱接合部26で形成されている
ため、展開ガイド筒体が剛体的に膨張後(所定圧以上に
なった後)、バッグ本体20内へのガス流入が始まる。
【0041】なお、図9・10に示すものは、上記実施
形態の別態様である。上記実施形態と異なる部分につい
てのみ説明し、同一部分については、同一図符号を付し
てそれらの説明を省略する。
形態の別態様である。上記実施形態と異なる部分につい
てのみ説明し、同一部分については、同一図符号を付し
てそれらの説明を省略する。
【0042】上記実施形態において、ガス通過予定部が
オリフィス26Aで形成されているとともにインナーバ
ッグ体24Aを、バッグ本体20と同様、ロアパネル2
4aとアッパパネル24bの二枚構成としてある。
オリフィス26Aで形成されているとともにインナーバ
ッグ体24Aを、バッグ本体20と同様、ロアパネル2
4aとアッパパネル24bの二枚構成としてある。
【0043】ここでオリフィス26Aの展開ガイド筒体
22Aの断面積と開口比は、1/1でもよいが、通常、
4/5〜1/5とする。開口比が大きいと展開ガイド筒
体22A内における膨張ガスの滞留が発生せず、展開ガ
イド筒体22Aの剛体化が発生し難く、初期展開膨張形
状確定作用が弱くなる。逆に、開口比が小さいと、展開
ガイド筒体22Aを経てのバッグ本体20内へのガス流
入が抑制されエアバッグ12の二次展開膨張速度が遅く
なるおそれがある。
22Aの断面積と開口比は、1/1でもよいが、通常、
4/5〜1/5とする。開口比が大きいと展開ガイド筒
体22A内における膨張ガスの滞留が発生せず、展開ガ
イド筒体22Aの剛体化が発生し難く、初期展開膨張形
状確定作用が弱くなる。逆に、開口比が小さいと、展開
ガイド筒体22Aを経てのバッグ本体20内へのガス流
入が抑制されエアバッグ12の二次展開膨張速度が遅く
なるおそれがある。
【0044】本変形実施形態の使用態様は、上記実施形
態と同様であるが、ガス通過予定部がオリフィス26A
で形成されているため、展開ガイド筒体22Aに流入に
した膨張ガスは、展開ガイド筒体22Aに完全に留るこ
となく、展開ガイド筒体22Aを剛体化させながら連続
的にバッグ本体20内に流入する。したがって、上記実
施形態に比して、エアバッグ本体の二次展開膨張速度は
速くなる。
態と同様であるが、ガス通過予定部がオリフィス26A
で形成されているため、展開ガイド筒体22Aに流入に
した膨張ガスは、展開ガイド筒体22Aに完全に留るこ
となく、展開ガイド筒体22Aを剛体化させながら連続
的にバッグ本体20内に流入する。したがって、上記実
施形態に比して、エアバッグ本体の二次展開膨張速度は
速くなる。
【0045】
【発明の効果】本発明のエアバッグは、上記の如く、ガ
ス流入部を備え、パネル体(基布)で袋状に形成された
バッグ本体と、該バッグ本体内でガス流入部に元部側が
臨んで配設される展開ガイド筒体とを備え、該展開ガイ
ド筒体は、前記バッグ本体内へのガス流入に先立ってガ
スが流入された後、前記バッグ本体内へのガス通過口と
なるガス通過予定部を備えた構成により、前述のような
作用を奏し、軸方向(ガス噴出方向)よりも所定の半径
方向(ガス噴出方向に直交する方向)に優先させてエア
バッグを展開させることができ、且つ、上記エアバッグ
の要求特性を満足させることが容易である。
ス流入部を備え、パネル体(基布)で袋状に形成された
バッグ本体と、該バッグ本体内でガス流入部に元部側が
臨んで配設される展開ガイド筒体とを備え、該展開ガイ
ド筒体は、前記バッグ本体内へのガス流入に先立ってガ
スが流入された後、前記バッグ本体内へのガス通過口と
なるガス通過予定部を備えた構成により、前述のような
作用を奏し、軸方向(ガス噴出方向)よりも所定の半径
方向(ガス噴出方向に直交する方向)に優先させてエア
バッグを展開させることができ、且つ、上記エアバッグ
の要求特性を満足させることが容易である。
【0046】上記構成において、展開ガイド筒体を、そ
の横断面の一部をバッグ本体を形成するパネル体で形成
した場合は、展開ガイド筒体を形成するのに必要なパネ
ル量を節減できるとともに、エアバッグの製作工数も削
減できる。
の横断面の一部をバッグ本体を形成するパネル体で形成
した場合は、展開ガイド筒体を形成するのに必要なパネ
ル量を節減できるとともに、エアバッグの製作工数も削
減できる。
【0047】また、ガス通過予定部を、所定ガス圧で破
断してガス通過口となる脆弱接合部で形成した場合は、
エアバッグの初期展開膨張形状を確定させ易い。他方、
ガス通過予定部を、オリフィスで形成した場合は、エア
バッグ本体の二次展開膨張速度は速くなる。
断してガス通過口となる脆弱接合部で形成した場合は、
エアバッグの初期展開膨張形状を確定させ易い。他方、
ガス通過予定部を、オリフィスで形成した場合は、エア
バッグ本体の二次展開膨張速度は速くなる。
【0048】さらに、上記各構成において、バッグ本体
内に、さらに、ガス流入部に臨むインナーバッグ体を備
え、インナーバッグ体と連通して展開ガイド筒体が形成
する構成とした場合は、エアバッグ飛び出し時間を短く
できる。
内に、さらに、ガス流入部に臨むインナーバッグ体を備
え、インナーバッグ体と連通して展開ガイド筒体が形成
する構成とした場合は、エアバッグ飛び出し時間を短く
できる。
【図1】本発明の一実施形態を示すエアバッグの断面概
略図及び該断面概略図における展開ガイド筒部のb−b
断面図
略図及び該断面概略図における展開ガイド筒部のb−b
断面図
【図2】図1の2−2矢視断面概略図
【図3】同じくガイド筒体が4本の場合の各配設態様を
示す断面概略図
示す断面概略図
【図4】同じくガイド筒体を上下方向に又は左右方向及
び下方向の密に配設する場合の各態様を示す断面概略図
び下方向の密に配設する場合の各態様を示す断面概略図
【図5】図1におけるインナーバッグ及びガイド筒体を
形成する一枚パネルの平面図
形成する一枚パネルの平面図
【図6】本発明のエアバッグを組み込むステアリングホ
イール装置の平面図
イール装置の平面図
【図7】図6の7−7線一部省略断面図
【図8】ステアリングホイール装置に組み込まれた本発
明のエアバッグの展開態様を示す概略断面図
明のエアバッグの展開態様を示す概略断面図
【図9】本発明のエアバッグの他の実施形態を示す概略
断面図
断面図
【図10】図9の10−10線断面概略図
12 エアバッグ 14 ガス流入口 16 パネル体(フロントパネル) 18 パネル体(リアパネル) 20 バッグ本体 22 展開ガイド筒体 24 インナバッグ体 26 ガス通過予定部(脆弱接合部) 26A ガス通過予定部(オリフィス) 50 インフレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 直 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 小山 享 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 森 健二 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 佐藤 祐司 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 堀田 直紀 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 Fターム(参考) 3D054 AA02 AA13 CC02 CC04 CC08 CC20
Claims (5)
- 【請求項1】 ガス流入部を備え、パネル体(基布)で
袋状に形成されたバッグ本体と、該バッグ本体内でガス
流入部に元部側が臨んで配設される展開ガイド筒体とを
備え、 該展開ガイド筒体は、前記バッグ本体内へのガス流入に
先立ってガスが流入された後に前記バッグ本体内へのガ
ス通過口となるガス通過予定部を備えた構成であること
を特徴とする車両用エアバッグ。 - 【請求項2】 前記展開ガイド筒体は、その横断面の一
部が前記バッグ本体を形成するパネル体で形成されてい
ることを特徴とする請求項1記載の車両用エアバッグ。 - 【請求項3】 前記ガス通過予定部が、所定ガス圧で破
断して前記ガス通過口となる脆弱接合部で形成されてい
ることを特徴とする請求項1又は2記載の車両用エアバ
ッグ。 - 【請求項4】 前記ガス通過予定部がオリフィスで形成
されていることを特徴とする請求項1又は2記載の車両
用エアバッグ。 - 【請求項5】 前記バッグ本体内に、さらに、前記ガス
流入口に臨むインナーバッグ体を備え、該インナーバッ
グ体と連通して前記展開ガイド筒体が形成されているこ
とを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の車両用エ
アバッグ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000098339A JP2001277988A (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 車両用エアバッグ |
US09/792,081 US6626459B2 (en) | 2000-03-31 | 2001-02-26 | Air bag for steering wheel |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000098339A JP2001277988A (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 車両用エアバッグ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001277988A true JP2001277988A (ja) | 2001-10-10 |
Family
ID=18612833
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000098339A Withdrawn JP2001277988A (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 車両用エアバッグ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001277988A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002362274A (ja) * | 2001-06-05 | 2002-12-18 | Takata Corp | エアバッグ及びエアバッグ装置 |
JP2006008124A (ja) * | 2004-06-23 | 2006-01-12 | Autoliv Asp Inc | エアバッグクッション |
JP2006282159A (ja) * | 2005-03-07 | 2006-10-19 | Takata Corp | エアバッグ及びエアバッグ装置 |
JP2006297958A (ja) * | 2005-04-15 | 2006-11-02 | Takata Corp | エアバッグおよびエアバッグ装置 |
JP2008114662A (ja) * | 2006-11-01 | 2008-05-22 | Toyoda Gosei Co Ltd | 運転席用エアバッグ装置 |
JP2008273486A (ja) * | 2006-06-02 | 2008-11-13 | Toyoda Gosei Co Ltd | エアバッグ装置 |
JP2009018730A (ja) * | 2007-07-12 | 2009-01-29 | Toyoda Gosei Co Ltd | エアバッグ装置 |
JP2009018729A (ja) * | 2007-07-12 | 2009-01-29 | Toyoda Gosei Co Ltd | エアバッグ装置 |
US7976063B2 (en) | 2007-07-26 | 2011-07-12 | Takata Corporation | Airbag and airbag device |
EP2516214A4 (en) * | 2009-12-21 | 2013-05-22 | Autoliv Asp Inc | INFLATABLE AIRBAG ASSEMBLY WITH NON-PLANAR INFLATION GAS DEFLECTORS |
US8764057B1 (en) | 2013-01-17 | 2014-07-01 | Autoliv Asp, Inc. | Multi-chamber driver airbags |
US8840139B1 (en) | 2013-03-14 | 2014-09-23 | Autoliv Asp, Inc. | Airbag with deflector |
-
2000
- 2000-03-31 JP JP2000098339A patent/JP2001277988A/ja not_active Withdrawn
Cited By (12)
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EP2516214A4 (en) * | 2009-12-21 | 2013-05-22 | Autoliv Asp Inc | INFLATABLE AIRBAG ASSEMBLY WITH NON-PLANAR INFLATION GAS DEFLECTORS |
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US8840139B1 (en) | 2013-03-14 | 2014-09-23 | Autoliv Asp, Inc. | Airbag with deflector |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060926 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081016 |
|
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|
A761 | Written withdrawal of application |
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