JP2001275276A - 無停電電源装置 - Google Patents
無停電電源装置Info
- Publication number
- JP2001275276A JP2001275276A JP2000085196A JP2000085196A JP2001275276A JP 2001275276 A JP2001275276 A JP 2001275276A JP 2000085196 A JP2000085196 A JP 2000085196A JP 2000085196 A JP2000085196 A JP 2000085196A JP 2001275276 A JP2001275276 A JP 2001275276A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- mosfet
- circuit
- winding
- battery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims abstract description 170
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 15
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 14
- 238000000034 method Methods 0.000 description 12
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 230000003071 parasitic effect Effects 0.000 description 6
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 5
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 5
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 3
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 2
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 1
- 230000010287 polarization Effects 0.000 description 1
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 description 1
- 230000006641 stabilisation Effects 0.000 description 1
- 238000011105 stabilization Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Stand-By Power Supply Arrangements (AREA)
- Dc-Dc Converters (AREA)
Abstract
を提供すること。 【解決手段】 無停電電源装置10は、整流回路と、D
C/DCコンバータ回路50とを備え、DC/DCコン
バータ回路50が昇降圧トランス61を有している。昇
降圧トランス61は、第1の1次側巻線62A及び第2
の1次側巻線62Bと第1の2次側巻線63A及び第2
の2次側巻線63Bとを有しており、夫々の巻線62
A,62B,63A,63Bに対して、スイッチング素
子としての第1MOSFET71〜第4MOSFET7
4が接続されている。DC/DCコンバータ回路50
は、停電の発生状態に基づいて第1MOSFET71〜
第4MOSFET74の動作を制御する昇圧降圧制御回
路91を更に有している。
Description
関するものである。
(例えば100V商用交流電圧)を降圧してバッテリを
充電しておき、停電時に当該バッテリに充電された充電
電圧を上記入力電圧に昇圧して出力する電源装置であ
り、電源の供給を停止することができない機器に接続し
て用いられる。
て説明すると、以下の通りである。図5は従来の一般的
な無停電電源装置の回路図である。無停電電源装置10
0は、図5に示すように、FETブリッジ回路102、
スイッチング素子としてのMOSFET140、降圧ト
ランス106、整流ダイオード108、平滑化回路11
0、バッテリ112、スイッチング素子としてMOSF
ET148、昇圧トランス118、フライホイールダイ
オード120、整流ダイオード122及び平滑化コイル
124を備えて構成される。また、FETブリッジ回路
102は4つのMOSFET128,130,132,
134をブリッジ型に接続して構成され、充電時にはM
OSFET128,130,132,134の寄生ダイ
オード分を利用した整流回路として作用する。また、F
ETブリッジ回路102は、放電時にはインバータとし
て作用し、低周波インバータ制御回路136を用いてM
OSFET128,130,132,134それぞれの
ゲート電圧を制御することで、直流交流変換を可能とす
る。MOSFET140は、充電制御回路142を用い
てそのゲート電圧を制御することでスイッチング動作を
可能とする。平滑化回路110はコイル144及びコン
デンサ146とからなる。また、MOSFET148
は、昇圧制御回路150を用いてそのゲート電圧を制御
することでスイッチング動作を可能とする。
の通りである。すなわち、通電時に入力された入力電源
(例えば100V商用交流電圧)はFETブリッジ回路
102によって整流され、コンデンサ126によって平
滑化される。FETブリッジ回路102から出力され、
平滑化された電源は、スイッチング素子104によりピ
ーク電流値を制御され、降圧トランス106の2次側に
入力される。入力電圧は、降圧トランス106の作用に
よってその巻数比に応じて降圧され、降圧トランス10
6の2次側から出力される。降圧トランス106の1次
側から出力された電圧は、整流ダイオード108、平滑
化回路110によって、整流、平滑化され、バッテリ1
12を所定の充電電圧(例えば直流12V)に充電す
る。
された電圧が平滑化回路110によって平滑化されると
ともに、スイッチング素子116によってピーク値を制
御された電流が昇圧トランス118に入力される。バッ
テリ112の電圧は、昇圧トランス118の作用によっ
てその巻数比に応じて昇圧され、昇圧トランス118の
2次側から出力される。昇圧トランス118の2次側か
ら出力された電圧は整流ダイオード122によって整流
され、平滑化コイル124、平滑化コンデンサ126、
フライホイールダイオード120によって平滑される。
平滑された電圧はFETブリッジ回路102により直流
交流変換され、周波数が入力電源と同じで、規定電圧
(例えば100V)の疑似交流として出力される。
にかかる無停電電源装置100は、入力電圧と充電電圧
間相互の電圧変換を行うべく、降圧トランス106と昇
圧トランス118との2つのトランスを備え、昇圧及び
降圧の夫々に対して制御回路を必要とするため、装置が
複雑化、大型化し、製造コストも大きくなるという問題
点を有する。
いることなく、降圧トランス106と昇圧トランス11
8との2つのトランスを備えている理由は以下の通りで
ある。すなわち、無停電電源装置100として扱う電力
の関係から昇圧及び降圧はフォワードモードが前提とな
り、トランスの巻線比も昇圧を基準に決められているた
め、例えば、バッテリ112の充電電圧を12V、入力
電圧、すなわち停電時に出力する電圧を141V(10
0V商用交流電圧のピーク値)とすると、昇圧トランス
118の巻線比を1:12とすることが必要とされる。
これに対して、バッテリ112をその充電電圧(12
V)に充電するためには、充電電圧以上の電圧(17V
以上)が必要とされる。従って、巻線比が1:12の昇
圧トランス118を降圧用として用いても、バッテリ1
12の充電に必要な電圧を得ることができず、バッテリ
112を十分充電することができない。ここで、昇圧時
と降圧時とで巻線比を切り替えるトランスを用いること
も考えられるが、装置が複雑化、大型化し、製造コスト
も大きくなるという問題点を有することは、トランスを
2つ備える場合と同様である。
で、本発明は、簡易な構成で小型化が可能な無停電電源
装置を提供することを課題とする。
装置は、交流入力電圧を降圧してバッテリを充電すると
ともに、該バッテリに充電された直流充電電圧を交流入
力電圧に昇圧及び変換して出力する無停電電源装置にお
いて、交流入力電圧を所定の直流電圧に変換する整流回
路と、整流回路により変換された所定の直流電圧をバッ
テリの充電に必要な直流電圧に降圧するとともに、バッ
テリに充電された直流充電電圧を交流入力電圧の形成に
必要な電圧に昇圧するDC/DCコンバータ回路と、を
備え、DC/DCコンバータ回路は昇降圧トランスを有
しており、停電時にはDC/DCコンバータ回路をフォ
ワードモードにて動作させることにより直流充電電圧を
昇圧し、通電時にはDC/DCコンバータ回路をフライ
バックモードにて動作させることにより所定の直流電圧
を降圧することを特徴としている。
力電圧を所定の直流電圧に変換する整流回路と、整流回
路により変換された所定の直流電圧をバッテリの充電に
必要な直流電圧に降圧するとともに、バッテリに充電さ
れた直流充電電圧を交流入力電圧の形成に必要な電圧に
昇圧するDC/DCコンバータ回路と、を備え、DC/
DCコンバータ回路が昇降圧トランスを有し、停電時に
はDC/DCコンバータ回路をフォワードモードにて動
作させることにより直流充電電圧を昇圧し、通電時には
DC/DCコンバータ回路をフライバックモードにて動
作させることにより所定の直流電圧を降圧するので、昇
圧を基準にしたトランスであっても通電時にDC/DC
コンバータ回路をフライバックモードにて動作させるこ
とによりバッテリーの充電電圧の不足が抑制され、トラ
ンスを昇圧用、降圧用に分けることなく、一つの昇降圧
トランスを用いるのみで無停電電源装置を実現すること
ができる。
た1次側巻線と1次側巻線と同数に分割された2次側巻
線とを有し、1次側巻線及び2次側巻線の分割された夫
々の巻線に対して、スイッチング素子が接続されてお
り、DC/DCコンバータ回路は、停電の発生状態に基
づいて各スイッチング素子の動作を制御する昇圧降圧制
御回路を更に有していることが好ましい。このように構
成した場合、停電時にはDC/DCコンバータ回路をフ
ォワードモードにて動作させ、通電時にはDC/DCコ
ンバータ回路をフライバックモードにて動作させ得る構
成を簡易且つ低コストで実現することができる。また、
1つの昇圧降圧制御回路によりDC/DCコンバータ回
路における昇圧及び降圧動作を制御することができ、比
較的高価な制御回路の数を減らすことができ、昇圧降圧
制御回路の実装スペース及びコストの低減が可能とな
る。
FETが用いられており、昇圧降圧制御回路は、1次側
巻線に接続されるスイッチング素子と2次側巻線に接続
されるスイッチング素子とを同時にオンさせるように各
スイッチング素子の動作を制御することが好ましい。こ
のように、各スイッチング素子としてMOSFETが用
いられ、昇圧降圧制御回路が、1次側巻線に接続される
スイッチング素子と2次側巻線に接続されるスイッチン
グ素子とを同時にオンさせるように各スイッチング素子
の動作を制御することにより、DC/DCコンバータ回
路の昇圧動作時に、MOSFETが用いられたスイッチ
ング素子の内部ダイオードにおいて整流動作が行われる
のを抑制して、昇圧整流時の損失を低減することがで
き、MOSFETの発熱を抑制することができると共
に、バッテリからの電力を効率よく利用することができ
る。
側巻線に接続されるスイッチング素子を整流回路から切
り離すためのスイッチング素子を更に有していることが
好ましい。このように、DC/DCコンバータ回路が、
2次側巻線に接続されるスイッチング素子を整流回路か
ら切り離すためのスイッチング素子を更に有することに
より、バッテリを充電するときに電力が整流回路に返還
されるのを抑制し、バッテリの充電を効率よく行うこと
ができる。
降圧制御回路からの信号に基づいて、2次側巻線に接続
されるスイッチング素子を整流回路と切り離すためのス
イッチング素子を動作させるためのフォトカプラを更に
有し、昇降圧トランスは、2次側巻線に接続されるスイ
ッチング素子を整流回路と切り離すためのスイッチング
素子に電圧を出力するための巻線を更に有していること
が好ましい。このように構成した場合、2次側巻線に接
続されるスイッチング素子を整流回路と切り離すための
スイッチング素子を動作させ得る構成を簡易且つ低コス
トで実現することができる。
による無停電電源装置の好適な実施形態について詳細に
説明する。
は、入力電圧を降圧してバッテリ20を充電するととも
に、当該バッテリ20に充電された充電電圧を上記入力
電圧に昇圧して出力する無停電電源装置であって、図1
に示すように、バッテリ20、整流回路30、ACイン
バータ回路40、DC/DCコンバータ回路50等を備
えて構成される。図1は、本発明の実施形態に係る無停
電電源装置を示すブロック図である。
コンデンサ等を有し、入力端子(ACプラグ)11を介
して外部電源(100V商用交流電源)が接続されてお
り、外部電源からの交流入力電圧(100V交流電圧)
を所定の直流電圧(140V直流電圧)に変換する。A
Cインバータ回路40は、基準発振器、制御素子(MO
SFET)、コイル及びコンデンサ等を有した既知の回
路であり、DC/DCコンバータ回路50にて昇圧され
た直流電圧(140V直流電圧)を外部電源と同じ交流
電圧(100V交流電圧)に変換する。
路30により変換された所定の直流電圧をバッテリ20
の充電に必要な直流電圧(17V〜42V直流電圧)に
降圧するとともに、バッテリ20に充電された直流充電
電圧(12V〜36V直流電圧)を交流入力電圧の形成
に必要な直流電圧に昇圧する。なお、DC/DCコンバ
ータ回路50の構成については、後に説明する。
下のように動作する。商用電源の停電時には、バッテリ
20に充電された直流充電電圧がDC/DCコンバータ
回路50に入力されて、交流入力電圧の形成に必要な直
流電圧に昇圧される。昇圧された直流電圧はACインバ
ータ回路40に入力され、商用電源と同じ交流電圧に変
換される。変換された交流電圧は、無停電電源装置10
に設けられた出力端子(タップ)12を介して各種負荷
に出力される。
ントに接続された入力端子11を介して交流入力電圧が
整流回路30に入力される。入力された交流入力電圧
は、整流回路30のダイオードブリッジ等にて整流さ
れ、また、整流回路30のコンデンサによって平滑され
て、所定の直流電圧として出力される。出力された所定
の直流電圧はACインバータ回路40に入力されて商用
電源と同じ交流電圧に変換され、変換された交流電圧は
出力端子12を介して各種負荷に出力される。また、整
流回路30から出力された所定の直流電圧はDC/DC
コンバータ回路50に入力されて、DC/DCコンバー
タ回路50にてバッテリ20の充電に必要な直流電圧に
降圧されて、降圧された直流電圧はバッテリ20に出力
される。バッテリ20に出力された直流電圧により、バ
ッテリ20が所定の電圧まで充電される。
成について、図2に基づいて詳細に説明する。図2は、
本発明の実施形態に係る無停電電源装置に含まれる、D
C/DCコンバータ回路を示す回路図である。
入出力端子51と、直流高電圧入力端子52と、昇圧降
圧回路60とを有している。バッテリ用入出力端子51
は、停電時にバッテリ20からの直流充電電圧を入力す
ると共に、通電時にバッテリ20に直流電圧を出力する
ためのものである。直流高電圧入力端子52は、通電時
に整流回路30から所定の直流電圧を入力すると共に、
停電時に交流入力電圧の形成に必要な直流電圧を出力す
るためのものである。なお、バッテリ用入出力端子51
は必ずしも設ける必要はなく、バッテリ20をDC/D
Cコンバータ回路50(昇圧降圧回路60)に直接接続
するように構成してもよい。
1、スイッチング素子としての第1MOSFET71、
第2MOSFET72、第3MOSFET73、第4M
OSFET74、第5MOSFET75、フォトカプラ
81、及び、昇圧降圧制御回路91等を有している。昇
降圧トランス61は、バッテリ20側に接続される1次
側巻線62と、整流回路30(ACインバータ回路4
0)側に接続される2次側巻線63とを有している。1
次側巻線62と2次側巻線63の巻線比は、1:11に
設定されている。
態においては、2分割)されており、第1の1次側巻線
62Aと第2の1次側巻線62Bとを含んでいる。第1
の1次側巻線62Aと第2の1次側巻線62Bとの中点
(中央タップ)は、バッテリ用入出力端子51に接続さ
れている。これにより、バッテリ20の陽極は第1の1
次側巻線62Aと第2の1次側巻線62Bとの中点に接
続される。2次側巻線63は、1次側巻線62と同数に
分割(2分割)されており、第1の2次側巻線63Aと
第2の2次側巻線63Bとを含んでいる。第1の2次側
巻線63Aと第2の2次側巻線63Bとの中点(中央タ
ップ)は、2次側電源出力のコモンラインとして直流高
電圧入力端子52に接続されている。コンデンサ53
は、第3MOSFET73(のソース)と第4MOSF
ET74(のソース)が接続されるアースと、第1の2
次側巻線63Aと第2の2次側巻線63Bとの中点とに
接続されている。
1の1次側巻線62Aの端部に接続されている。第1M
OSFET71のソースは接地されている。また、第1
MOSFET71のゲート電圧は、昇圧降圧制御回路9
1によって制御可能となっている。これらの構成によ
り、第1MOSFET71のスイッチング動作により、
第1の1次側巻線62Aの通電がオン/オフ制御される
ことになる。
2の1次側巻線62Bの端部に接続されている。第2M
OSFET72のソースは接地されている。また、第2
MOSFET72のゲート電圧は、第1MOSFET7
1と同様に、昇圧降圧制御回路91によって制御可能と
なっている。これらの構成により、第2MOSFET7
2のスイッチング動作により、第2の1次側巻線62B
の通電がオン/オフ制御されることになる。
1の2次側巻線63Aの端部に接続されている。第3M
OSFET73のソースは接地されている。また、第3
MOSFET73のゲート電圧は、第1MOSFET7
1及び第2MOSFET72と同様に、昇圧降圧制御回
路91によって制御可能となっている。これらの構成に
より、第3MOSFET73のスイッチング動作によ
り、第1の2次側巻線63Aの通電がオン/オフ制御さ
れることになる。
第5MOSFET75を経由して、第2の2次側巻線6
3Bの端部に接続されている。第4MOSFET74の
ソースは接地されている。また、第4MOSFET74
のゲート電圧は、第1MOSFET71〜第3MOSF
ET73と同様に、昇圧降圧制御回路91によって制御
可能となっている。これらの構成により、第4MOSF
ET74のスイッチング動作により、第2の2次側巻線
63Bの通電がオン/オフ制御されることになる。
線63Bの端部と第4MOSFET74との間に設けら
れる。第5MOSFET75のドレインは第4MOSF
ET74のドレインに接続されており、第5MOSFE
T75のソースは第2の2次側巻線63Bの端部に接続
されている。第5MOSFET75は、第4MOSFE
T74を整流回路30から切り離すスイッチング素子と
して作用する。
5のゲート電圧を制御するためのもので、昇降圧トラン
ス61の第3の巻線64に接続されている。フォトカプ
ラ81には、主制御部(図示せず)に含まれる停電検出
回路92からの出力が接続されており、停電検出回路9
2から出力される出力信号に基づいて、第3の巻線64
から出力される電圧を第5MOSFET75のゲートに
出力するか否かを制御する。停電検出回路92は、商用
電源に停電が発生した否かを検出するもので、商用電源
に停電が発生した場合には、フォトカプラ81及び昇圧
降圧制御回路91に停電信号を出力する。フォトカプラ
81は、停電信号が入力された場合にはオンとなり、停
電信号が入力されない場合にはオフとなる。
の巻線64から出力される電圧が第5MOSFET75
のゲートに出力され、第5MOSFET75は、第4M
OSFET74を整流回路30に接続するように作動す
る。一方、フォトカプラ81がオフの場合には、第3の
巻線64から出力される電圧が第5MOSFET75の
ゲートに出力されずに、第5MOSFET75は、第4
MOSFET74を整流回路30から切り離すように作
動する。第3の巻線64の一方の端部には、整流用のダ
イオード54が直列に接続されており、また、第3の巻
線64の両端部には、平滑化用のコンデンサ55が並列
に接続されている。
T71〜第4MOSFET74の動作を直接的にPWM
(Pulse Width Modulation)制御するためのものであ
る。昇圧降圧制御回路91の出力は、図2に示されるよ
うに、複数の出力を有しており、昇圧降圧制御回路91
の出力の一方は、同時にオン/オフさせるために、第1
MOSFET71及び第3MOSFET73のゲート同
士を接続した部分に接続されている。昇圧降圧制御回路
91の出力の他方は、同時にオン/オフさせるために、
第2MOSFET72及び第4MOSFET74のゲー
ト同士を接続した部分に接続されている。また、昇圧降
圧制御回路91には、上述した停電検出回路92の出力
が接続されている。更に、降圧(充電)時、昇圧降圧制
御回路91は昇降圧トランス61の1次側電圧を監視し
ている(図示せず)。
2から出力される停電信号を検出しており、図3に示さ
れる昇圧降圧制御処理動作を行う。
路91は、停電検出回路92からの停電信号に基づい
て、商用電源に停電が発生したか否かを判断する。停電
検出回路92から停電信号が出力された、すなわち商用
電源に停電が発生した状態である場合には(S101で
「Yes」)、S103に進む。停電検出回路92から
停電信号が出力されず、すなわち商用電源に停電が発生
していない通電状態である場合には(S101で「N
o」)、後述するS105に進む。
電信号が入力されると、S103に示すように、昇圧動
作処理が開始される。ここでは、昇圧降圧制御回路91
は、第1MOSFET71〜第4MOSFET74が昇
圧のためのスイッチング動作を行うように第1MOSF
ET71〜第4MOSFET74にPWM制御パルス信
号を出力する。このPWM制御パルス信号の出力によ
り、第1MOSFET71と第3MOSFET73との
組合せと、第2MOSFET72と第4MOSFET7
4との組合せとで、交互にオン/オフ(プッシュプル動
作)することになる。
れておらず、通電時には、S105に示すように、降圧
動作処理が開始される。ここでは、昇圧降圧制御回路9
1は、フライバックエネルギーが第2の2次側巻線63
Bを通して2次側に戻らないようにするために、第2M
OSFET72及び第4MOSFET74のゲート信号
をオフし、第2の2次側巻線63Bを回路から切り離
す。また、昇圧降圧制御回路91は、バッテリ20の充
電のために第3MOSFET73にPWM制御パルス信
号(例えば25〜30kHz、デューティ比25%)を
出力する。
の1次側に接続されているバッテリ20の電圧の値を読
み、S109にて、バッテリ20の充電が必要か否かを
判断する。バッテリ20の充電が必要である場合には
(S109で「Yes」)、後述するS111に進む。
バッテリ20の充電が必要でない場合には(S109で
「No」)、S101にリターンする。バッテリ20の
充電が必要か否かは、バッテリ20の電圧を監視するこ
とにより判断される。
側電圧の値が所定の基準電圧値と一致するか否かが判断
される。昇降圧トランス61の1次側電圧の値が所定の
基準電圧値と一致した場合には(S111で「Ye
s」)、前述したS107にリターンする。昇降圧トラ
ンス61の2次側電圧の値が所定の基準電圧値と一致し
ない場合には(S111で「No」)、S113に進
む。
側電圧の値が所定の基準電圧値より高いか否かが判断さ
れる。昇降圧トランス61の1次側電圧の値が所定の基
準電圧値より高い場合には(S113で「Yes」)、
S115に進む。S115に進むと、昇圧降圧制御回路
91は、第1及び第3MOSFET73の駆動デューテ
ィ比を上述した所定の基準デューティ比からデューティ
比が小さくなる(オン時間が短くなる)ように変更して
制御信号を出力する。一方、昇降圧トランス61の1次
側電圧の値が所定の基準電圧値より高くない、すなわち
昇降圧トランス61の1次側電圧の値が所定の基準電圧
値より低い場合には(S113で「No」)、S117
に進み、昇圧降圧制御回路91は、第1MOSFET7
1及び第3MOSFET73の駆動デューティ比を上述
した所定の基準デューティ比からデューティ比が大きく
なる(オン時間が長くなる)ように変更して制御信号を
出力する。これにより、駆動デューティ比は、昇降圧ト
ランス61の1次側電圧の値に応じて、50%以下の5
%〜45%の範囲で変化することになる。なお、バッテ
リ20の充電中に停電が発生した場合には、図示しない
割り込み処理により、S103にて示される昇圧動作処
理が開始されることになる。
ータ回路50の昇圧及び降圧動作について説明する。
説明する。停電時には、停電検出回路92からの停電信
号により、フォトカプラ81がオンして第5MOSFE
T75がオンする。なお、停電時には、第5MOSFE
T75は常時オンとなる。同じく、昇圧降圧制御回路9
1は、停電検出回路からの停電信号により、第1MOS
FET71〜第4MOSFET74に昇圧のためのPW
M制御パルス信号を出力する。このスイッチング動作
は、休止時間がほとんど無いプッシュプル動作であっ
て、スイッチング周波数は、80kHz程度とされてい
る。昇圧降圧制御回路91からの制御信号により、第1
MOSFET71及び第3MOSFET73とが同時に
オン/オフし、第2MOSFET72及び第4MOSF
ET74とが同時にオン/オフする。また、第1MOS
FET71及び第3MOSFET73と、第2MOSF
ET72及び第4MOSFET74とは、交互にオン/
オフすることになる。
圧トランス61の第1の1次側巻線62Aにバッテリ2
0の直流充電電圧が印加される。第1の1次側巻線62
Aにバッテリ20の直流充電電圧が印加されることによ
り、昇降圧トランス61の第1の2次側巻線63Aに
は、第1の2次側巻線63Aと第2の2次側巻線63B
との中点側が正の電位となる電圧が誘起され、アースか
ら第3MOSFET73を介して電流が流れ、コンデン
サ53が蓄電される。なお、第3MOSFET73は、
その内部の寄生ダイオードによっても整流動作を行うこ
とが可能であるが、第1及び第3MOSFET73とを
同時にオンすることで、上述した寄生ダイオードではな
く、内部抵抗の低い第3MOSFET73に電流を流
し、寄生ダイオードによる整流に比して損失を1/3程
度に抑えている。
と、昇降圧トランス61の第2の1次側巻線62Bにバ
ッテリ20の直流充電電圧が印加される。第2の1次側
巻線62Bにバッテリ20の直流充電電圧が印加される
ことにより、昇降圧トランス61の第2の2次側巻線6
3Bには、第1の2次側巻線63Aと第2の2次側巻線
63Bとの中点側が正の電位となる電圧が誘起され、ア
ースから第5MOSFET75及び第4MOSFET7
4を介して電流が流れ、コンデンサ53が蓄電される。
なお、第4MOSFET74は、その内部の寄生ダイオ
ードによっても整流動作を行うことが可能であるが、第
2及び第4MOSFET74とを同時にオンすること
で、上述した寄生ダイオードではなく、内部抵抗の低い
第4MOSFET74に電流を流し、寄生ダイオードに
よる整流に比して損失を1/3程度に抑えている。
T73と、第2MOSFET72及び第4MOSFET
74とが、交互にオン/オフすることにより、昇降圧ト
ランス61の2次側の電圧は最終的にバッテリ20の電
圧と昇降圧トランス61の巻線比で決まる、100V〜
140V程度まで上昇し、ACインバータ回路40に供
給される。
コンバータ回路50は、昇降圧トランス61の第1の1
次側巻線62Aの巻方向と第1の2次側巻線63Aの巻
方向とが同方向とされ、また、昇降圧トランス61の第
2の1次側巻線62Bの巻方向と第2の2次側巻線63
Bの巻方向とが同方向とされたフォワードモードで動作
することになり、休止時間のほとんど無いプッシュプル
方式でバッテリ20の充電直流電圧が交流入力電圧の形
成に必要な電圧に昇圧される。以上のことから、DC/
DCコンバータ回路50は、昇圧時においては、フォワ
ードプッシュプル型DC/DCコンバータとして機能す
る。なお、電圧安定化制御はDC/DCコンバータ回路
50においては行われず、ACインバータ回路40にて
行われる。
明する。通電(非停電)時には、DC/DCコンバータ
回路50には、整流回路30により変換された所定の直
流電圧(140V直流電圧)が入力される。また、通電
時には、停電検出回路92から停電信号が出力されず、
フォトカプラ81がオフして第5MOSFET75がオ
フする。なお、通電時には、第5MOSFET75は常
時オフとなる。昇圧降圧制御回路91は、停電検出回路
から停電信号が出力されないことから、第2及び第4M
OSFET74がオフとなるように第2及び第4MOS
FET74に制御信号を出力する。同じく、昇圧降圧制
御回路91は、停電検出回路92から停電信号が出力さ
れないことから、第1MOSFET71及び第3MOS
FET73が降圧のためのスイッチング動作を行うよう
に第1MOSFET71及び第3MOSFET73に制
御信号を出力する。このスイッチング動作は、上述した
ようにデューティ比50%以下、周波数25kHz程度
とされている。昇圧降圧制御回路91からの制御信号に
より、第1MOSFET71及び第3MOSFET73
とが同時にオン/オフする。
回路からの電源供給により、昇降圧トランス61の第1
の2次側巻線63Aに電力が蓄電される。第3MOSF
ET73がオンした場合、上述したようにフォワードモ
ードでの動作により昇降圧トランス61の第1の1次側
巻線62Aには、第1の1次側巻線62Aと第2の1次
側巻線62Bとの中点側が正の電位となり且つ巻線比の
関係により決まる電圧が誘起される。このときに、バッ
テリ20の電圧が放電直後等で誘起された電圧より低く
なっていれば、電流はアースから第1MOSFET7
1、第1の1次側巻線62Aを通って、第1の1次側巻
線62Aと第2の1次側巻線62Bとの中点に並列に接
続されているバッテリ20に充電電流として流れてバッ
テリ20が充電されることになる。バッテリ20がある
程度(10%〜20%)の充電量になると、誘起された
電圧が昇降圧トランス61の巻線比の関係によりバッテ
リ20の充電の可能電圧に満たないため、第1の1次側
巻線62Aには電流が流れない。これにより、第1の2
次側巻線63Aにも電流が流れない。
と、第1の2次側巻線63Aに蓄電された電力(フライ
バックエネルギー)は第2の1次側巻線62Bに誘起さ
れ、第1の1次側巻線62Aと第2の1次側巻線62B
との中点側が正の電位となり、アースから第2MOSF
ET72(その内部の寄生ダイオード)、第2の1次側
巻線62Bを経由してバッテリ20に充電電流として流
れる。この時の充電は、前述したフォワード動作の時の
電圧型動作と異なり、インダクタンスに蓄えられたエネ
ルギーを電流型動作で放出することになるので、第2の
1次側巻線62Bに生じる電圧は、その時のバッテリ2
0の電圧より高くなり、充電電圧が不足することはな
い。
次側巻線63Aに蓄電された電力は、第3MOSFET
73がオフしたときに、第2の2次側巻線63Bにも誘
起(第1の2次側巻線63Aとの接点がプラス電位とな
る)され、アースから、第4MOSFET74、第2の
2次側巻線63Bを経由して、2次側の電源入力部に電
力を返還してしまうことになる。しかし、第4MOSF
ET74に直列に接続された第5MOSFET75をオ
フし、第2の2次側巻線63Bを切り離して、2次側の
電源入力部への電力の返還を止めることができる。
いて充電電流を一定にするために、昇圧降圧制御回路9
1により昇降圧トランス61の第1の2次側巻線63A
に入力される電圧(整流回路により変換された所定の直
流電圧)に応じて第3MOSFET73のデューティ比
(オンデューティ時間)を制御している。昇圧降圧制御
回路91は、第3MOSFET73のデューティ比を昇
降圧トランス61の第1の2次側巻線63Aに入力され
る電圧の大きさに反比例させて充電電流を一定に制御し
ており、上述したように、5%〜45%の範囲でデュー
ティ比が制御される。第3MOSFET73のデューテ
ィ比が大きくなると充電電流が多くなる。充電電流は、
昇圧降圧制御回路91により0.1A〜10Aの範囲で
既定値に制御される。
コンバータ回路50は、昇降圧トランス61の第1の2
次側巻線63Aと、それと逆相に巻かれた第1の1次側
巻線62Aとの間ではフォワードモードで、第1の2次
側巻線63Aと、それと逆相に巻かれた第2の1次側巻
線62Bとの間ではフライバックモードで動作すること
になり、バッテリ20の電圧に応じて、第1の1次側巻
線62Aあるいは第2の1次側巻線62Bから、バッテ
リ20に充電電流が供給される。以上のことから、DC
/DCコンバータ回路50は、降圧(充電)時において
は、フライバックシングル型DC/DCコンバータとし
て機能する。
っては、整流回路30と、DC/DCコンバータ回路5
0と、を備え、DC/DCコンバータ回路50が昇降圧
トランス61を有し、停電時にはDC/DCコンバータ
回路50をフォワードモードにて動作させることにより
直流充電電圧を昇圧し、通電時にはDC/DCコンバー
タ回路50をフライバックモードにて動作させることに
より所定の直流電圧を降圧するので、トランスを昇圧
用、降圧用に分けることなく、一つの昇降圧トランス6
1を用いるのみで無停電電源装置10を実現することが
できる。また、停電時にはDC/DCコンバータ回路5
0をフォワードモードにて動作させ、通電時にはDC/
DCコンバータ回路50をフライバックモードにて動作
させることにより、1つの昇降圧トランスを用いた場合
のバッテリ20の充電電圧が不足するのを抑制すること
ができ、バッテリ20の充電に必要な電圧を得ることが
できる。
側巻線62A及び第2の1次側巻線62Bと第1の2次
側巻線63A及び第2の2次側巻線63Bとを有し、夫
々の巻線62A,62B,63A,63Bに対して、ス
イッチング素子としての第1MOSFET71〜第4M
OSFET74が接続されており、DC/DCコンバー
タ回路50は、停電の発生状態に基づいて第1MOSF
ET71〜第4MOSFET74の動作を制御する昇圧
降圧制御回路91を更に有しているので、停電時にはD
C/DCコンバータ回路50をフォワードモードにて動
作させ、通電時にはDC/DCコンバータ回路50をフ
ライバックモードにて動作させることで、通常では昇圧
及び降圧のそれぞれに対して必要とされる比較的高価な
制御回路である昇圧降圧制御回路91を1つにすること
ができ、実装スペース及びコストの低減が可能となる。
SFET71及び第3MOSFET73とが同時にオン
/オフし、第2MOSFET72及び第4MOSFET
74とが同時にオン/オフするように第1MOSFET
71〜第4MOSFET74の動作を制御するので、D
C/DCコンバータ回路50の昇圧動作時に、第3MO
SFET73及び第4MOSFET74の内部ダイオー
ドにおいて整流動作が行われるのを抑制して、昇圧整流
時の損失を低減することができ、第3MOSFET73
及び第4MOSFET74の発熱を抑制することができ
ると共に、バッテリ20からの電力を効率よく利用する
ことができる。
第2の2次側巻線63Bに接続される第4MOSFET
74を整流回路30と切り離すための第5MOSFET
75を更に有しているので、バッテリ20を充電すると
きに電力が整流回路30に返還されるのを抑制し、バッ
テリ20の充電を効率よく行うことができる。
昇圧降圧制御回路91からの信号に基づいて、第5MO
SFET75を動作させるためのフォトカプラ81を更
に有し、昇降圧トランス61は、第5MOSFET75
に電圧を出力するための第3の巻線64を更に有してい
るので、第2の2次側巻線63Bに接続される第4MO
SFET74を整流回路30と切り離すための第5MO
SFET75を動作させ得る構成を簡易且つ低コストで
実現することができる。
形例について、図4に基づいて詳細に説明する。図4
は、本発明の実施形態に係る無停電電源装置に含まれ
る、DC/DCコンバータ回路の変形例を示す回路図で
ある。図2に示された実施形態と、図4に示された変形
例とでは、2つの高速フォトカプラ82,83を設けた
点で相違する。
SFET73を第1MOSFET71と同時に動作させ
るためのもので、昇降圧トランス61の第4の巻線65
に接続されている。第1の高速フォトカプラ82には、
昇圧降圧制御回路91からの出力が接続されており、昇
圧降圧制御回路91から出力される出力信号に基づい
て、第4の巻線65から出力される電圧を第3MOSF
ET73のゲートに出力するか否かを制御する。
には、第4の巻線65から出力される電圧が第3MOS
FET73のゲートに出力され、第3MOSFET73
はオンとなる。一方、第1の高速フォトカプラ82がオ
フの場合には、第4の巻線65から出力される電圧が第
3MOSFET73のゲートに出力されずに、第3MO
SFET73はオフとなる。第4の巻線65の一方の端
部には、整流用のダイオード56が直列に接続されてお
り、また、第4の巻線65の両端部には、平滑化用のコ
ンデンサ57が並列に接続されている。
SFET74を第2MOSFET72と同時に動作させ
るためのもので、昇降圧トランス61の第3の巻線64
に接続されている。第2の高速フォトカプラ83には、
昇圧降圧制御回路91からの出力が接続されており、昇
圧降圧制御回路91から出力される出力信号に基づい
て、第3の巻線64から出力される電圧を第4MOSF
ET74のゲートに出力するか否かを制御する。
には、第3の巻線64から出力される電圧が第4MOS
FET74のゲートに出力され、第4MOSFET74
はオンとなる。一方、第2の高速フォトカプラ83がオ
フの場合には、第3の巻線64から出力される電圧が第
4MOSFET74のゲートに出力されずに、第4MO
SFET74はオフとなる。
示された実施形態と同様に、昇圧動作時には、DC/D
Cコンバータ回路50は、昇降圧トランス61の第1の
1次側巻線62Aの巻方向と第1の2次側巻線63Aの
巻方向とが同方向とされ、また、昇降圧トランス61の
第2の1次側巻線62Bの巻方向と第2の2次側巻線6
3Bの巻方向とが同方向とされたフォワードモードで動
作することになり、休止時間のほとんど無いプッシュプ
ル方式でバッテリ20の直流電圧が交流出力の形成に必
要な電圧に昇圧される。
ータ回路50は、昇降圧トランス61の第1の2次側巻
線63Aの巻方向と第1の1次側巻線62Aの巻方向と
が逆方向とされ、また、昇降圧トランス61の第1の2
次側巻線63Aの巻方向と第2の1次側巻線62Bの巻
方向とが逆方向とされたフライバックモードで動作する
ことになり、バッテリ20の電圧に応じて第1の1次側
巻線62Aと第2の1次側巻線62Bのどちらかからバ
ッテリ20に電流が供給されてバッテリ20が充電され
る。
おいても、図2に示された実施形態と同様の作用、効果
を奏する。
ォトカプラ82,83を使用することにより、第3MO
SFET73及び第4MOSFET74のスイッチング
速度を高め、昇降圧トランス61の駆動周波数を高めて
いるが30kHz程度が上限となる。しかしながら、図
2に示された実施形態では、昇圧降圧制御回路91で第
1MOSFET71〜第4MOSFET74を直接的に
駆動しているので、100kHz以上の駆動周波数で昇
降圧トランス61を駆動することが可能となる。したが
って、図2に示された実施形態の方が、図4に示された
変形例に比して、昇降圧トランス61の小型化を容易に
図ることができる。
に置き換えてDC/DCコンバータ回路50を構成する
ことも可能である。しかしながら、両極の動作条件を揃
えておかないと、昇降圧トランス61をプッシュプル方
式で動作させる場合に偏磁により昇降圧トランス61が
飽和する惧れがあることから、第4MOSFET74を
ダイオードに置き換えることは好ましくない。
ものではなく、上述した数値等も適宜変更して設定する
ことができる。また、本実施形態においては、昇降圧ト
ランス61に第3の巻線64及び第4の巻線65を設け
るように構成しているが、これに限られることなく、第
3の巻線64及び第4の巻線65を昇降圧トランス61
とは別のトランスに設けるように構成してもよい。
よれば、簡易な構成で小型化が可能な無停電電源装置を
提供することができる。
ブロック図である。
れる、DC/DCコンバータ回路を示す回路図である。
れる、昇圧降圧制御回路において実行される制御処理動
作を説明するためのフローチャートである。
れる、DC/DCコンバータ回路の変形例を示す回路図
である。
子、20…バッテリ、30…整流回路、40…ACイン
バータ回路、50…DC/DCコンバータ回路、51…
バッテリ用入出力端子、52…直流高電圧入力端子、5
3…コンデンサ、60…昇圧降圧回路、61…昇降圧ト
ランス、62…1次側巻線、62A…第1の1次側巻
線、62B…第2の1次側巻線、63…2次側巻線、6
3A…第1の2次側巻線、63B…第2の2次側巻線、
64…第3の巻線、65…第4の巻線、71…第1MO
SFET、72…第2MOSFET、73…第3MOS
FET、74…第4MOSFET、75…第5MOSF
ET、81…フォトカプラ、82…第1の高速フォトカ
プラ、83…第2の高速フォトカプラ、91…昇圧降圧
制御回路、92…停電検出回路、100…無停電電源装
置、106…降圧トランス、118…昇圧トランス、1
42…充電制御回路、150…昇圧制御回路。
Claims (5)
- 【請求項1】 交流入力電圧を降圧してバッテリを充電
するとともに、該バッテリに充電された直流充電電圧を
前記交流入力電圧に昇圧及び変換して出力する無停電電
源装置において、 前記交流入力電圧を所定の直流電圧に変換する整流回路
と、 前記整流回路により変換された前記所定の直流電圧を前
記バッテリの充電に必要な直流電圧に降圧するととも
に、前記バッテリに充電された前記直流充電電圧を前記
交流入力電圧の形成に必要な電圧に昇圧するDC/DC
コンバータ回路と、を備え、 前記DC/DCコンバータ回路は昇降圧トランスを有し
ており、 停電時には前記DC/DCコンバータ回路をフォワード
モードにて動作させることにより前記直流充電電圧を昇
圧し、通電時には前記DC/DCコンバータ回路をフラ
イバックモードにて動作させることにより前記所定の直
流電圧を降圧することを特徴とする無停電電源装置。 - 【請求項2】 前記昇降圧トランスは、複数に分割され
た1次側巻線と前記1次側巻線と同数に分割された2次
側巻線とを有し、 前記1次側巻線及び前記2次側巻線の分割された夫々の
巻線に対して、スイッチング素子が接続されており、 前記DC/DCコンバータ回路は、停電の発生状態に基
づいて前記各スイッチング素子の動作を制御する昇圧降
圧制御回路を更に有していることを特徴とする請求項1
に記載の無停電電源装置。 - 【請求項3】 前記各スイッチング素子として、MOS
FETが用いられており、 前記昇圧降圧制御回路は、前記1次側巻線に接続される
前記スイッチング素子と前記2次側巻線に接続される前
記スイッチング素子とを同時にオンさせるように前記各
スイッチング素子の動作を制御することを特徴とする請
求項2に記載の無停電電源装置。 - 【請求項4】 前記DC/DCコンバータ回路は、前記
2次側巻線に接続される前記スイッチング素子を前記整
流回路から切り離すためのスイッチング素子を更に有し
ていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の
無停電電源装置。 - 【請求項5】 前記DC/DCコンバータ回路は、前記
昇圧降圧制御回路からの信号に基づいて、前記2次側巻
線に接続される前記スイッチング素子を前記整流回路と
切り離すための前記スイッチング素子を動作させるため
のフォトカプラを更に有し、 前記昇降圧トランスは、前記2次側巻線に接続される前
記スイッチング素子を前記整流回路と切り離すための前
記スイッチング素子に電圧を出力するための巻線を更に
有していることを特徴とする請求項4に記載の無停電電
源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000085196A JP4191874B2 (ja) | 2000-03-24 | 2000-03-24 | 無停電電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000085196A JP4191874B2 (ja) | 2000-03-24 | 2000-03-24 | 無停電電源装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001275276A true JP2001275276A (ja) | 2001-10-05 |
JP4191874B2 JP4191874B2 (ja) | 2008-12-03 |
Family
ID=18601570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000085196A Expired - Lifetime JP4191874B2 (ja) | 2000-03-24 | 2000-03-24 | 無停電電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4191874B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005304142A (ja) * | 2004-04-08 | 2005-10-27 | Hitachi Computer Peripherals Co Ltd | 電源バックアップ装置 |
US7763990B2 (en) * | 2007-03-28 | 2010-07-27 | Powertech Industrial Co., Ltd. | Hybrid green uninterruptible power system and bi-directional converter module and power conversion method thereof |
CN101976871A (zh) * | 2010-10-22 | 2011-02-16 | 艾默生网络能源有限公司 | 一种ups电源控制电路和ups电源 |
JP2012222973A (ja) * | 2011-04-11 | 2012-11-12 | Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp | 無停電電源システム |
CN110679060A (zh) * | 2017-05-30 | 2020-01-10 | 通用电气公司 | 用于通用无线充电装置的传输组件及其方法 |
JP2023505871A (ja) * | 2019-12-12 | 2023-02-13 | ヒタチ・エナジー・スウィツァーランド・アクチェンゲゼルシャフト | 平行な巻線を有する中周波変圧器 |
-
2000
- 2000-03-24 JP JP2000085196A patent/JP4191874B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005304142A (ja) * | 2004-04-08 | 2005-10-27 | Hitachi Computer Peripherals Co Ltd | 電源バックアップ装置 |
US7763990B2 (en) * | 2007-03-28 | 2010-07-27 | Powertech Industrial Co., Ltd. | Hybrid green uninterruptible power system and bi-directional converter module and power conversion method thereof |
CN101976871A (zh) * | 2010-10-22 | 2011-02-16 | 艾默生网络能源有限公司 | 一种ups电源控制电路和ups电源 |
WO2012051945A1 (zh) * | 2010-10-22 | 2012-04-26 | 艾默生网络能源有限公司 | 一种ups电源控制电路和ups电源 |
US9570930B2 (en) | 2010-10-22 | 2017-02-14 | Emerson Netwrok Power Co., Ltd. | UPS electricity supply control circuit and UPS electricity supply |
JP2012222973A (ja) * | 2011-04-11 | 2012-11-12 | Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp | 無停電電源システム |
CN110679060A (zh) * | 2017-05-30 | 2020-01-10 | 通用电气公司 | 用于通用无线充电装置的传输组件及其方法 |
CN110679060B (zh) * | 2017-05-30 | 2024-05-24 | 通用电气公司 | 用于通用无线充电装置的传输组件及其方法 |
JP2023505871A (ja) * | 2019-12-12 | 2023-02-13 | ヒタチ・エナジー・スウィツァーランド・アクチェンゲゼルシャフト | 平行な巻線を有する中周波変圧器 |
JP7448746B2 (ja) | 2019-12-12 | 2024-03-13 | ヒタチ・エナジー・リミテッド | 平行な巻線を有する中周波変圧器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4191874B2 (ja) | 2008-12-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7177163B2 (en) | Two-way DC-DC converter | |
US6989655B2 (en) | Engine generator | |
KR100597379B1 (ko) | 전원장치기동방법, 전원장치의 기동회로 및 전원장치 | |
JP3475887B2 (ja) | スイッチング電源装置 | |
JP5553677B2 (ja) | ハイブリッド式発動発電機の出力制御装置 | |
US20070070655A1 (en) | Dc-dc converter | |
WO2009128373A1 (ja) | 双方向dc/dcコンバータおよびパワーコンディショナ | |
US6912143B2 (en) | Synchronous rectifier with burst mode control | |
US20070029799A1 (en) | Power supply device | |
US11476753B2 (en) | Switching converter | |
JPH118910A (ja) | ハイブリッド電気自動車の電源装置 | |
JPH07177745A (ja) | スイッチングレギュレータ | |
JP2002165448A (ja) | 双方向dc−dcコンバータ | |
JP2500580B2 (ja) | 電源回路 | |
JP2014171313A (ja) | Dc/dcコンバータ | |
JP4191874B2 (ja) | 無停電電源装置 | |
JP3346543B2 (ja) | スイッチング電源装置 | |
JP3013776B2 (ja) | 無停電性スイッチングレギュレータ | |
US7729136B2 (en) | Isolated DC-DC converter | |
JP3678098B2 (ja) | 電源装置とそれを用いた電子機器 | |
JP3761558B2 (ja) | スイッチング電源回路及び該スイッチング電源回路に用いられる制御方法 | |
JPH10225114A (ja) | 同期整流回路 | |
JPH10210740A (ja) | 同期整流器 | |
JP2001157447A (ja) | 複共振フォワード形コンバータ | |
JP3008081B2 (ja) | 無停電性スイッチングレギュレータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070219 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080905 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080916 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080919 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110926 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4191874 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110926 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120926 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120926 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130926 Year of fee payment: 5 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |