JP2001274511A - 導波路型光素子 - Google Patents
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- H01S5/20—Structure or shape of the semiconductor body to guide the optical wave ; Confining structures perpendicular to the optical axis, e.g. index or gain guiding, stripe geometry, broad area lasers, gain tailoring, transverse or lateral reflectors, special cladding structures, MQW barrier reflection layers
- H01S5/22—Structure or shape of the semiconductor body to guide the optical wave ; Confining structures perpendicular to the optical axis, e.g. index or gain guiding, stripe geometry, broad area lasers, gain tailoring, transverse or lateral reflectors, special cladding structures, MQW barrier reflection layers having a ridge or stripe structure
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 リッジ導波路を有する従来の導波路型光素子
の欠点を克服し、樹脂工程などを用いずに電極とパッド
とをプレーナ状に接続できる導波路型光素子を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 光素子の導波路を、導波方向に延在する
略ストライプ状の凸部として形成されたリッジ導波路部
と、前記リッジ導波路部に光学的に結合された利得領域
において光を導波する利得導波路部と、により形成す
る。利得導波路部から導波路の側方に延在する延伸部を
設けることにより、リッジ導波路部の上面から連続する
平坦面上で電極パッドを接続することができる。同時に
利得導波路部において位相シフト効果を得ることもでき
る。
の欠点を克服し、樹脂工程などを用いずに電極とパッド
とをプレーナ状に接続できる導波路型光素子を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 光素子の導波路を、導波方向に延在する
略ストライプ状の凸部として形成されたリッジ導波路部
と、前記リッジ導波路部に光学的に結合された利得領域
において光を導波する利得導波路部と、により形成す
る。利得導波路部から導波路の側方に延在する延伸部を
設けることにより、リッジ導波路部の上面から連続する
平坦面上で電極パッドを接続することができる。同時に
利得導波路部において位相シフト効果を得ることもでき
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導波路型光素子に
関する。さらに詳細には、本発明は、リッジ型導波路を
有する半導体レーザあるいは光変調器などの導波路型光
素子において、その導波路の一部を利得型導波路とする
ことにより、平滑な配線層を実現し且つ位相シフトなど
の効果も得ることができる導波路型光素子に関する。
関する。さらに詳細には、本発明は、リッジ型導波路を
有する半導体レーザあるいは光変調器などの導波路型光
素子において、その導波路の一部を利得型導波路とする
ことにより、平滑な配線層を実現し且つ位相シフトなど
の効果も得ることができる導波路型光素子に関する。
【0002】
【従来の技術】導波路(waveguide)を有する光素子と
しては、半導体レーザなどの各種の発光素子、光変調
器、あるいは導波路型フォトダイオードなどの各種の受
光素子などを挙げることができる。例えば、半導体レー
ザに関しては、「リッジ(ridge)導波路(RWG)型」と
称される構造が知られている。これは、活性層の上側の
クラッド層(cladding layer)が凸状の断面を持つよう
に加工されたストライプ状の導波路を有するものであ
る。このタイプの導波路においては、クラッド層に形成
されたリッジ部分の下の活性層も含めたストライプ状の
部分が導波路として作用し、光が導波される。
しては、半導体レーザなどの各種の発光素子、光変調
器、あるいは導波路型フォトダイオードなどの各種の受
光素子などを挙げることができる。例えば、半導体レー
ザに関しては、「リッジ(ridge)導波路(RWG)型」と
称される構造が知られている。これは、活性層の上側の
クラッド層(cladding layer)が凸状の断面を持つよう
に加工されたストライプ状の導波路を有するものであ
る。このタイプの導波路においては、クラッド層に形成
されたリッジ部分の下の活性層も含めたストライプ状の
部分が導波路として作用し、光が導波される。
【0003】図8は、従来のリッジ導波路型の半導体レ
ーザの典型的構造を表す斜視図である。すなわち、同図
に例示したレーザは、長距離高速光通信の分野で用いら
れるInGaAsP/InP系半導体レーザである。その概略構成
を説明すると以下の如くである。
ーザの典型的構造を表す斜視図である。すなわち、同図
に例示したレーザは、長距離高速光通信の分野で用いら
れるInGaAsP/InP系半導体レーザである。その概略構成
を説明すると以下の如くである。
【0004】n型InP基板1上には、n型InP下方クラッ
ド層2、InGaAsPから構成されるMQW(multiple-quan
tum well)構造の導波路コア層兼活性層3、p型InP上
方第1クラッド層4、p型InGaAsPエッチストップ層
5、p型InP上方第2クラッド層6、p型InGaAsP障壁緩
和層7およびp+型InGaAsコンタクト層8がこの順序に
積層されている。ここで、障壁緩和層7は、p+型InGa
Asコンタクト層8とp型InP上方第2クラッド層6間の
障壁による整流性を緩和する役割を有する。
ド層2、InGaAsPから構成されるMQW(multiple-quan
tum well)構造の導波路コア層兼活性層3、p型InP上
方第1クラッド層4、p型InGaAsPエッチストップ層
5、p型InP上方第2クラッド層6、p型InGaAsP障壁緩
和層7およびp+型InGaAsコンタクト層8がこの順序に
積層されている。ここで、障壁緩和層7は、p+型InGa
Asコンタクト層8とp型InP上方第2クラッド層6間の
障壁による整流性を緩和する役割を有する。
【0005】そして、p型エッチストップ層5よりも上
のp型上方第2クラッド層6、p型障壁緩和層7および
p+型コンタクト層8が、例えば幅約2μmのストライ
プ状にパターニングされ、凸状断面を持つリッジ導波路
が形成されている。
のp型上方第2クラッド層6、p型障壁緩和層7および
p+型コンタクト層8が、例えば幅約2μmのストライ
プ状にパターニングされ、凸状断面を持つリッジ導波路
が形成されている。
【0006】さらに、素子の上下には、p側電極20、
n側電極21が形成されている。
n側電極21が形成されている。
【0007】このような構成を有するリッジ導波路型半
導体レーザは、リッジの幅を狭くすれば、それだけ寄生
容量も小さくでき、高速応答性を容易に達成することが
できる。
導体レーザは、リッジの幅を狭くすれば、それだけ寄生
容量も小さくでき、高速応答性を容易に達成することが
できる。
【0008】なお、本願明細書においては、図8に例示
したもの以外にも、例えば、導波路のコアとなる活性層
3あるいはそれよりも下の層までメサ状にパターニング
したものも「リッジ導波路」と定義する。
したもの以外にも、例えば、導波路のコアとなる活性層
3あるいはそれよりも下の層までメサ状にパターニング
したものも「リッジ導波路」と定義する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図8に例示し
たような従来のリッジ導波路型半導体レーザにおいて
は、リッジの上面に形成した電極に対する配線不良が生
じやすいという問題があった。
たような従来のリッジ導波路型半導体レーザにおいて
は、リッジの上面に形成した電極に対する配線不良が生
じやすいという問題があった。
【0010】すなわち、リッジの上面にストライプ状に
形成されたp側電極20に電流を供給するためには、p
側電極20からリッジの段差を介して底面に延在する電
極パッド30を形成し、底面部において電極パッド30
に金ワイア40をボンディングして外部電源と接続する
必要がある。この時に、さらに、電極パッド30の下や
リッジの側壁には電極的な絶縁のためのSiO2膜100が
必要となる。
形成されたp側電極20に電流を供給するためには、p
側電極20からリッジの段差を介して底面に延在する電
極パッド30を形成し、底面部において電極パッド30
に金ワイア40をボンディングして外部電源と接続する
必要がある。この時に、さらに、電極パッド30の下や
リッジの側壁には電極的な絶縁のためのSiO2膜100が
必要となる。
【0011】しかしながら、このようなリッジの段差を
含んだ部分において薄膜形成プロセスを行うと、SiO2膜
100が「段切れ」を生じて絶縁が破れたり、電極パッ
ド30も「段切れ」を生じてp側電極20に対して接続
不良が起こりやすいという問題があった。
含んだ部分において薄膜形成プロセスを行うと、SiO2膜
100が「段切れ」を生じて絶縁が破れたり、電極パッ
ド30も「段切れ」を生じてp側電極20に対して接続
不良が起こりやすいという問題があった。
【0012】リッジ導波路の変型例としては、ストライ
プ状に突出した導波路層を形成してから、その周囲を屈
折率の低い媒質で埋め込む、いわゆる「埋込型導波路構
造」もある。この構造によれば、リッジの段差を埋め込
んで平坦な表面を形成することも可能となる。しかし、
埋込型導波路構造を形成するためには、この埋込のため
の結晶成長工程が余分に必要とされ、さらに、リッジの
頭頂面と同一レベルの平滑面を形成することは容易でな
く、製造工程が煩雑になるという問題が生ずる。
プ状に突出した導波路層を形成してから、その周囲を屈
折率の低い媒質で埋め込む、いわゆる「埋込型導波路構
造」もある。この構造によれば、リッジの段差を埋め込
んで平坦な表面を形成することも可能となる。しかし、
埋込型導波路構造を形成するためには、この埋込のため
の結晶成長工程が余分に必要とされ、さらに、リッジの
頭頂面と同一レベルの平滑面を形成することは容易でな
く、製造工程が煩雑になるという問題が生ずる。
【0013】これらに従来技術に対して、リッジを平坦
化するのにポリイミド等の樹脂を利用する方法が考えら
れる。
化するのにポリイミド等の樹脂を利用する方法が考えら
れる。
【0014】図9は、本発明者が試作したリッジ導波路
型の半導体レーザの変型例である。同図については、図
8に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を
付して詳細な説明は省略する。
型の半導体レーザの変型例である。同図については、図
8に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を
付して詳細な説明は省略する。
【0015】図9に表した半導体レーザにおいては、リ
ッジの一部に接続するようにポリイミドの台座200が
形成されている。リッジの上面と台座200の上面とは
ほぼ同一レベルとされている。そして、この台座200
の上面に延在するように電極パッド30を形成し、金ワ
イア40がボンディングされている。
ッジの一部に接続するようにポリイミドの台座200が
形成されている。リッジの上面と台座200の上面とは
ほぼ同一レベルとされている。そして、この台座200
の上面に延在するように電極パッド30を形成し、金ワ
イア40がボンディングされている。
【0016】このような台座200を設けることによ
り、リッジの段差を解消し、「段切れ」による配線不良
を防ぐことが可能である。但し、本発明者の試作の結果
によれば、この構造を形成するに際しても、問題がある
ことが判明した。すなわち、台座200を形成するため
には、まず、ウェーハ全面にポリイミドを塗布し、全体
的に徐々に薄くすることによってリッジの頭頂を露出さ
せ、しかる後にポリイミドをパターニングする必要があ
る。しかし、このようなリッジ上面の露出やポリイミド
のパターニングは容易ではない。また、樹脂(ポリイミ
ド)の硬化のための熱処理(キュア)も必要とされる。
さらに、キュアに伴って樹脂の体積が縮小したり、キュ
アが足りないと吸湿性があり信頼性が劣化しやすいとい
う問題もあることが判明した。
り、リッジの段差を解消し、「段切れ」による配線不良
を防ぐことが可能である。但し、本発明者の試作の結果
によれば、この構造を形成するに際しても、問題がある
ことが判明した。すなわち、台座200を形成するため
には、まず、ウェーハ全面にポリイミドを塗布し、全体
的に徐々に薄くすることによってリッジの頭頂を露出さ
せ、しかる後にポリイミドをパターニングする必要があ
る。しかし、このようなリッジ上面の露出やポリイミド
のパターニングは容易ではない。また、樹脂(ポリイミ
ド)の硬化のための熱処理(キュア)も必要とされる。
さらに、キュアに伴って樹脂の体積が縮小したり、キュ
アが足りないと吸湿性があり信頼性が劣化しやすいとい
う問題もあることが判明した。
【0017】本発明は、かかる課題の認識に基づいてな
されたものである。すなわち、その目的は、リッジ導波
路を有する従来の導波路型光素子の欠点を克服し、樹脂
工程などを用いずに電極とパッドとをプレーナ状に接続
できる導波路型光素子を提供することにある。
されたものである。すなわち、その目的は、リッジ導波
路を有する従来の導波路型光素子の欠点を克服し、樹脂
工程などを用いずに電極とパッドとをプレーナ状に接続
できる導波路型光素子を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の導波路型光素子は、光を導波する導波路を
備えた光素子であって、前記導波路は、導波方向に延在
する略ストライプ状の凸部として形成されたリッジ導波
路部と、前記リッジ導波路部に光学的に結合された利得
領域において光を導波する利得導波路部と、を有するこ
とを特徴とする。
に、本発明の導波路型光素子は、光を導波する導波路を
備えた光素子であって、前記導波路は、導波方向に延在
する略ストライプ状の凸部として形成されたリッジ導波
路部と、前記リッジ導波路部に光学的に結合された利得
領域において光を導波する利得導波路部と、を有するこ
とを特徴とする。
【0019】ここで、前記導波路の上面に設けられた電
極と、前記利得導波路部から前記導波路の側方に延在す
る延伸部と、 前記電極に接続され前記延伸部の上面に
延在する電極パッドと、をさらに備えることにより、リ
ッジ導波路部の上面から連続する平坦面上で電極パッド
を接続することができ、「段切れ」などの問題を解消す
ることができる。
極と、前記利得導波路部から前記導波路の側方に延在す
る延伸部と、 前記電極に接続され前記延伸部の上面に
延在する電極パッドと、をさらに備えることにより、リ
ッジ導波路部の上面から連続する平坦面上で電極パッド
を接続することができ、「段切れ」などの問題を解消す
ることができる。
【0020】また、前記電極パッドからの電流の注入を
抑制するために前記延伸部の少なくとも一部が高抵抗化
されてなるものとすれば、利得導波路部の導波効率を高
くすることができる。
抑制するために前記延伸部の少なくとも一部が高抵抗化
されてなるものとすれば、利得導波路部の導波効率を高
くすることができる。
【0021】または、前記電極パッドからの電流の注入
を抑制するために前記電極パッドと前記延伸部の少なく
とも一部との間に絶縁層を設けることによっても、利得
導波路の導波効率を高くすることができる一方、導波効
率を高く維持するためには、前記利得導波路部の長さ
を、前記導波路の全長の1/10以下とすることが望ま
しい。
を抑制するために前記電極パッドと前記延伸部の少なく
とも一部との間に絶縁層を設けることによっても、利得
導波路の導波効率を高くすることができる一方、導波効
率を高く維持するためには、前記利得導波路部の長さ
を、前記導波路の全長の1/10以下とすることが望ま
しい。
【0022】また、前記導波路に沿って設けられ前記導
波される光に対して光学的な摂動を与える回折格子をさ
らに備え、前記利得導波路部が前記導波路を導波される
光に対して実質的な位相シフト作用を及ぼすものとすれ
ば、回折格子に対するブラッグ波長を有する導波光の位
相条件を最適化することができる。
波される光に対して光学的な摂動を与える回折格子をさ
らに備え、前記利得導波路部が前記導波路を導波される
光に対して実質的な位相シフト作用を及ぼすものとすれ
ば、回折格子に対するブラッグ波長を有する導波光の位
相条件を最適化することができる。
【0023】ここで、前記導波路型光素子を、前記導波
路においてレーザ発振を生ずる分布帰還型レーザとした
場合は、前記利得導波路部における前記位相シフト作用
は、前記レーザに供給するバイアス電流や発振しきい値
に応じて変化するものとすることができる。
路においてレーザ発振を生ずる分布帰還型レーザとした
場合は、前記利得導波路部における前記位相シフト作用
は、前記レーザに供給するバイアス電流や発振しきい値
に応じて変化するものとすることができる。
【0024】さらに、前記位相シフト作用の前記変化
は、チャーピングをうち消すように生ずるものとすれ
ば、直接変調させても波長の変動がないレーザを実現す
ることができる。
は、チャーピングをうち消すように生ずるものとすれ
ば、直接変調させても波長の変動がないレーザを実現す
ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明のひとつのポイントは、リ
ッジ導波路の一部を利得導波路に置き換えることによ
り、リッジの上面から側方に平坦に延在する延伸部を設
ける点にある。このような利得導波路の平坦部分には、
「段切れ」を生ずることなく電極パッドあるいは電極自
身を形成することが可能となる。さらに、回折格子を有
する導波路においては、この利得導波路の部分を実効的
な「位相シフト領域」として作用させることも可能とな
る。
ッジ導波路の一部を利得導波路に置き換えることによ
り、リッジの上面から側方に平坦に延在する延伸部を設
ける点にある。このような利得導波路の平坦部分には、
「段切れ」を生ずることなく電極パッドあるいは電極自
身を形成することが可能となる。さらに、回折格子を有
する導波路においては、この利得導波路の部分を実効的
な「位相シフト領域」として作用させることも可能とな
る。
【0026】以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形
態について詳細に説明する。
態について詳細に説明する。
【0027】図1は、本発明にかかる導波路型光素子の
平面構成を概念的に表す説明図である。
平面構成を概念的に表す説明図である。
【0028】すなわち、本発明の導波路型光素子OP
は、発光素子、光変調器あるいは受光素子などの素子で
あり、導波路Wを有する。そして、導波路Wは、リッジ
導波路部Rと利得導波路部Gとを有する。
は、発光素子、光変調器あるいは受光素子などの素子で
あり、導波路Wを有する。そして、導波路Wは、リッジ
導波路部Rと利得導波路部Gとを有する。
【0029】ここで、リッジ導波路部Rは、典型的には
略メサ状に突起してその横方向両側の媒質との屈折率の
差によって光を導波する形式の導波路であり、図8に関
して前述したように、メサ部にコアを含んでも含まなく
ても良い。
略メサ状に突起してその横方向両側の媒質との屈折率の
差によって光を導波する形式の導波路であり、図8に関
して前述したように、メサ部にコアを含んでも含まなく
ても良い。
【0030】一方、利得導波路部Gは、屈折率分布によ
って光を導波するのではなく、利得の高い領域において
光が導波される形式の導波路である。すなわち、屈折率
分布がない場合、光は利得の高い領域において誘導放出
により増幅される。この結果として、利得の高い領域
(ゲイン領域)が導波領域として作用する。従って、利
得導波路部Gには段差(メサ)を設ける必要はなく、電
極もストライプパターンのみで良い。ゆえに、この部分
を通路としてプレーナ状態でワイアボンディング用の電
極パッドへ電気的接続が可能である。
って光を導波するのではなく、利得の高い領域において
光が導波される形式の導波路である。すなわち、屈折率
分布がない場合、光は利得の高い領域において誘導放出
により増幅される。この結果として、利得の高い領域
(ゲイン領域)が導波領域として作用する。従って、利
得導波路部Gには段差(メサ)を設ける必要はなく、電
極もストライプパターンのみで良い。ゆえに、この部分
を通路としてプレーナ状態でワイアボンディング用の電
極パッドへ電気的接続が可能である。
【0031】なお、利得導波路においては、利得の高い
中央付近の部分から光放射が生ずるので、進行波の波面
は進行方向に向かって中央付近が突出した形状を有す
る。このような利得領域を形成するためには、例えば導
波方向に沿って電流を選択的に注入すればよい。例え
ば、ストライプ状の電極を介して電流を選択的に注入す
るか、あるいは電流ブロック層を設けて電流を選択的に
注入しても良い。
中央付近の部分から光放射が生ずるので、進行波の波面
は進行方向に向かって中央付近が突出した形状を有す
る。このような利得領域を形成するためには、例えば導
波方向に沿って電流を選択的に注入すればよい。例え
ば、ストライプ状の電極を介して電流を選択的に注入す
るか、あるいは電流ブロック層を設けて電流を選択的に
注入しても良い。
【0032】図1に例示したように、本発明の導波路型
光素子OPは、リッジ導波路の一部を利得導波路部Gに
置き換えた構成を有する。そして、利得導波路部Gから
導波路Wに対して横方向に平坦に伸びた延伸部GEをさ
らに有する。この延伸部GEの上面に渡って電極パッド
を形成すれば、「段切れ」などの問題は生ずることがな
い。
光素子OPは、リッジ導波路の一部を利得導波路部Gに
置き換えた構成を有する。そして、利得導波路部Gから
導波路Wに対して横方向に平坦に伸びた延伸部GEをさ
らに有する。この延伸部GEの上面に渡って電極パッド
を形成すれば、「段切れ」などの問題は生ずることがな
い。
【0033】さらに、後に本発明の実施列として詳述す
るように、導波路が回折格子を有する場合には、利得導
波路部Gを実質的な「位相シフト」として作用させるこ
ともできる。
るように、導波路が回折格子を有する場合には、利得導
波路部Gを実質的な「位相シフト」として作用させるこ
ともできる。
【0034】なお、図1においては、利得導波路部Gを
導波路Wの端部に設けた例を表したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、利得導波路部Gを導波路Wの
中程に設けても良い。
導波路Wの端部に設けた例を表したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、利得導波路部Gを導波路Wの
中程に設けても良い。
【0035】また、延伸部GEは、導波路Wの両側に設
ける必要はなく、どちらか一方のみに設けても良く、ま
た、その平面形状についても、長方形状に限定されず、
以下に実施例として詳述するような各種の形状とするこ
とができる。
ける必要はなく、どちらか一方のみに設けても良く、ま
た、その平面形状についても、長方形状に限定されず、
以下に実施例として詳述するような各種の形状とするこ
とができる。
【0036】以下、図面を参照しつつ本発明の実施例に
ついて詳細に説明する。
ついて詳細に説明する。
【0037】(第1の実施例)まず、本発明の第1の実
施例として、図8に例示した半導体レーザに対応する本
発明の導波路型光素子について説明する。
施例として、図8に例示した半導体レーザに対応する本
発明の導波路型光素子について説明する。
【0038】図2は、本発明の第1の実施例としての半
導体レーザの構成を例示する斜視図である。また、図3
(a)及び(b)は、それぞれ図2におけるA−A、B
−B線断面図である。図2及び図3については、図8に
関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付す
る。
導体レーザの構成を例示する斜視図である。また、図3
(a)及び(b)は、それぞれ図2におけるA−A、B
−B線断面図である。図2及び図3については、図8に
関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付す
る。
【0039】本実施例の半導体レーザは、リッジ導波路
型半導体レーザであり、長距離高速光通信の分野で用い
られる1.3乃至1.55μm前後の波長帯で発振する
InGaAsP/InP系レーザである。製造手順に従ってその構
成を説明すると以下の如くである。
型半導体レーザであり、長距離高速光通信の分野で用い
られる1.3乃至1.55μm前後の波長帯で発振する
InGaAsP/InP系レーザである。製造手順に従ってその構
成を説明すると以下の如くである。
【0040】まず、n型(100)InP基板1上に、n型In
P下方クラッド層2、InGaAsPから構成されるMQW(mu
ltiple-quantum well)構造の導波路コア層兼活性層3
(約0.1μm厚)、p型InP上方第1クラッド層4
(約0.15μm厚)、p型InGaAsPエッチストップ層
5(約0.05μm厚)、p型InP上方第2クラッド層
6(約1.3μm厚)、p型InGaAsP障壁緩和層7(約
0.04μm厚)およびp +型InGaAsコンタクト層8
(約0.1μm厚)を平坦に結晶成長する。ここで、障
壁緩和層7は、p+型InGaAsコンタクト層8とp型InP
上方第2クラッド層6との間のバンド障壁による整流性
を緩和するために設けたものであり、両者の中間的な組
成である1.3μm帯に対応するバンドギャップを有す
るものとした。
P下方クラッド層2、InGaAsPから構成されるMQW(mu
ltiple-quantum well)構造の導波路コア層兼活性層3
(約0.1μm厚)、p型InP上方第1クラッド層4
(約0.15μm厚)、p型InGaAsPエッチストップ層
5(約0.05μm厚)、p型InP上方第2クラッド層
6(約1.3μm厚)、p型InGaAsP障壁緩和層7(約
0.04μm厚)およびp +型InGaAsコンタクト層8
(約0.1μm厚)を平坦に結晶成長する。ここで、障
壁緩和層7は、p+型InGaAsコンタクト層8とp型InP
上方第2クラッド層6との間のバンド障壁による整流性
を緩和するために設けたものであり、両者の中間的な組
成である1.3μm帯に対応するバンドギャップを有す
るものとした。
【0041】次に、硫酸系エッチャント(たとえば、硫
酸4+過酸化水素1+水1)を用いて、p型InGaAsP障
壁緩和層7およびp+型InGaAsコンタクト層8のうちで
幅約2μmのストライプ状部分と延伸部GEとなる部分
とを残して、他の部分をエッチング除去する。
酸4+過酸化水素1+水1)を用いて、p型InGaAsP障
壁緩和層7およびp+型InGaAsコンタクト層8のうちで
幅約2μmのストライプ状部分と延伸部GEとなる部分
とを残して、他の部分をエッチング除去する。
【0042】次に、これらの層をマスクとして塩酸(HC
l)系エッチャントによりエッチングすると、p型InGaA
sPエッチストップ層5までの間のp型InP上方第2クラ
ッド層6がほぼ垂直にエッチングされる。HCl系エッチ
ャントはInPにのみに作用するので、エッチングはエッ
チストップ層5で正確に止まる。こうして、凸状断面を
持つリッジ導波路と、その一部において両側に所定の形
状で伸びる延伸部GEとを一体に形成することができ
る。しかもリッジ導波路から延伸部GEに至る上面を平
坦に形成することができる。
l)系エッチャントによりエッチングすると、p型InGaA
sPエッチストップ層5までの間のp型InP上方第2クラ
ッド層6がほぼ垂直にエッチングされる。HCl系エッチ
ャントはInPにのみに作用するので、エッチングはエッ
チストップ層5で正確に止まる。こうして、凸状断面を
持つリッジ導波路と、その一部において両側に所定の形
状で伸びる延伸部GEとを一体に形成することができ
る。しかもリッジ導波路から延伸部GEに至る上面を平
坦に形成することができる。
【0043】なお、上述したエッチング工程において
は、硫酸や塩酸系のエッチャントを用いたウエットエッ
チングの代わりに、RIE(reactive ion etching)や
CDE(chemical dry etching)あるいはイオンミリン
グなどのドライエッチングを用いても良い。
は、硫酸や塩酸系のエッチャントを用いたウエットエッ
チングの代わりに、RIE(reactive ion etching)や
CDE(chemical dry etching)あるいはイオンミリン
グなどのドライエッチングを用いても良い。
【0044】次に、導波路Wの上にストライプ状のp側
電極20を形成し、また基板1の裏面にn側電極21を
形成する。さらに、p側電極20から延伸部GEに延在
する電極パッド30を形成する。そして、電極パッド3
0の末端付近にワイア40をボンディングして配線が完
了する。
電極20を形成し、また基板1の裏面にn側電極21を
形成する。さらに、p側電極20から延伸部GEに延在
する電極パッド30を形成する。そして、電極パッド3
0の末端付近にワイア40をボンディングして配線が完
了する。
【0045】このようにして形成される半導体レーザの
導波路Wは、横方向の屈折率差により光を導波するリッ
ジ導波路部Rと、ストライプ状の電極から選択的に電流
を注入することにより利得領域で光を導波する利得導波
路部Gと、を有する。そして、利得導波部Gから平坦に
伸びた延伸部GEに渡って「段切れ」を生ずることなく
電極パッド30を形成することができる。
導波路Wは、横方向の屈折率差により光を導波するリッ
ジ導波路部Rと、ストライプ状の電極から選択的に電流
を注入することにより利得領域で光を導波する利得導波
路部Gと、を有する。そして、利得導波部Gから平坦に
伸びた延伸部GEに渡って「段切れ」を生ずることなく
電極パッド30を形成することができる。
【0046】ここで、利得導波路部Gの領域は導波路W
すなわち全共振器長のうちの約10%以下とすることが
望ましい。つまり、導波路Wの全長が200〜300μ
mの場合には、利得導波路部Gの導波方向の長さは、2
0〜30μm程度以内に限定する。その理由は、利得導
波によるレーザ発振は、しきい値が高く、横モードが不
安定になりやすいためである。一方で、電極パッド30
とp側電極20との電気的な接続は、この程度のサイズ
でも十分に確保することができる。
すなわち全共振器長のうちの約10%以下とすることが
望ましい。つまり、導波路Wの全長が200〜300μ
mの場合には、利得導波路部Gの導波方向の長さは、2
0〜30μm程度以内に限定する。その理由は、利得導
波によるレーザ発振は、しきい値が高く、横モードが不
安定になりやすいためである。一方で、電極パッド30
とp側電極20との電気的な接続は、この程度のサイズ
でも十分に確保することができる。
【0047】つまり、本発明においては、利得導波路部
Gの長さを、必要最小限に抑えることが望ましい。こう
することで、低しきい値や安定な横モード特性を損なわ
ずに電極のプレーナ接続が可能となる。
Gの長さを、必要最小限に抑えることが望ましい。こう
することで、低しきい値や安定な横モード特性を損なわ
ずに電極のプレーナ接続が可能となる。
【0048】ところで、利得導波路部Gにおいて導波路
として作用する部分を明瞭に区画するためには、活性層
3に対する電流の注入箇所を正確に区画し、導波路部以
外での電流の注入を抑制する必要がある。このために
は、例えば、電極パッド30の下に絶縁層(図示せず)
を設けたり、あるいは、導波領域に対応した開口を有す
る電流ブロック層(図示せず)を電極と活性層との間に
設けたりして、導波路部以外での電流の注入を抑制する
と良い。
として作用する部分を明瞭に区画するためには、活性層
3に対する電流の注入箇所を正確に区画し、導波路部以
外での電流の注入を抑制する必要がある。このために
は、例えば、電極パッド30の下に絶縁層(図示せず)
を設けたり、あるいは、導波領域に対応した開口を有す
る電流ブロック層(図示せず)を電極と活性層との間に
設けたりして、導波路部以外での電流の注入を抑制する
と良い。
【0049】また、プロトン照射によって導波路以外の
部分すなわち延伸部GEを高抵抗化させると、さらに利
得導波の作用が効果的になる。
部分すなわち延伸部GEを高抵抗化させると、さらに利
得導波の作用が効果的になる。
【0050】図4は、プロトン照射を行った半導体レー
ザの構成を例示する斜視図である。また、図5(a)及
び(b)は、それぞれ図4におけるA−A、B−B線断
面図である。図4及び図5については、図1、図2及び
図8に関して前述したものと同様の要素には同一の符号
を付する。
ザの構成を例示する斜視図である。また、図5(a)及
び(b)は、それぞれ図4におけるA−A、B−B線断
面図である。図4及び図5については、図1、図2及び
図8に関して前述したものと同様の要素には同一の符号
を付する。
【0051】図4及び図5に表した半導体レーザにおい
ては、延伸部GEにプロトンが照射されて形成された高
抵抗領域400が形成されている。このように高抵抗領
域400を形成すれば、利得導波路部Gに選択的に電流
を注入し導波効率を改善することができる。本具体例に
よれば、プロトン照射を用いることにより、酸化膜や樹
脂を設けることなく、電極パッド30の下の部分と電極
パッドの間の絶縁も同時に実現できる。
ては、延伸部GEにプロトンが照射されて形成された高
抵抗領域400が形成されている。このように高抵抗領
域400を形成すれば、利得導波路部Gに選択的に電流
を注入し導波効率を改善することができる。本具体例に
よれば、プロトン照射を用いることにより、酸化膜や樹
脂を設けることなく、電極パッド30の下の部分と電極
パッドの間の絶縁も同時に実現できる。
【0052】(第2の実施例)次に、本発明の第2の実
施例について説明する。
施例について説明する。
【0053】図6(a)は、本発明の第2の実施例とし
ての半導体レーザの斜視図であり、同図(b)は、その
導波路W及び延伸部GEの要部構成を例示する概念図で
ある。同図については、図1乃至図5及び図8に関して
前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細
な説明は省略する。
ての半導体レーザの斜視図であり、同図(b)は、その
導波路W及び延伸部GEの要部構成を例示する概念図で
ある。同図については、図1乃至図5及び図8に関して
前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細
な説明は省略する。
【0054】本実施例の半導体レーザは、第1実施例と
同様にn型(100)InP基板上に形成したInGaAsP/InP
系半導体レーザである。実施例1との違いは、エッチス
トップ層5の上に、回折格子10が形成され、分布帰還
型(DFB:DistributedFeedBack)レーザとされてい
る点である。また、利得導波路部Gは、導波路Wすなわ
ち共振器の中央付近に設けられ、両側の端面500には
無反射(AR:Anti-Reflection)コートが施されてい
る。
同様にn型(100)InP基板上に形成したInGaAsP/InP
系半導体レーザである。実施例1との違いは、エッチス
トップ層5の上に、回折格子10が形成され、分布帰還
型(DFB:DistributedFeedBack)レーザとされてい
る点である。また、利得導波路部Gは、導波路Wすなわ
ち共振器の中央付近に設けられ、両側の端面500には
無反射(AR:Anti-Reflection)コートが施されてい
る。
【0055】本実施例においても、利得導波部Gから平
坦に伸びた延伸部GEに渡って「段切れ」を生ずること
なく電極パッド30を形成することができるという効果
が得られる。
坦に伸びた延伸部GEに渡って「段切れ」を生ずること
なく電極パッド30を形成することができるという効果
が得られる。
【0056】さらに、本実施例においては、利得導波路
部Gを実効的な「位相シフト」として作用させることも
できる。すなわち、一般に、両端面無反射のDFBレー
ザにおいては、その共振器中央において回折格子の位相
を導波路波長の1/4だけシフトさせた、いわゆるλ/
4位相シフトDFBレーザとすると、単一縦モード性能
が顕著に改善される。この理由は、均一な回折格子の場
合には、両側の反射による位相シフトの合計がブラッグ
波長でπになるために位相条件を満足することができな
いのに対して、「位相シフト」を設けることによってブ
ラッグ波長で位相条件を満足することができ、ブラッグ
波長での発振が得られるからである。
部Gを実効的な「位相シフト」として作用させることも
できる。すなわち、一般に、両端面無反射のDFBレー
ザにおいては、その共振器中央において回折格子の位相
を導波路波長の1/4だけシフトさせた、いわゆるλ/
4位相シフトDFBレーザとすると、単一縦モード性能
が顕著に改善される。この理由は、均一な回折格子の場
合には、両側の反射による位相シフトの合計がブラッグ
波長でπになるために位相条件を満足することができな
いのに対して、「位相シフト」を設けることによってブ
ラッグ波長で位相条件を満足することができ、ブラッグ
波長での発振が得られるからである。
【0057】本実施例の利得導波路部Gは、その前後の
リッジ導波路部Rに対して実効屈折率が変化する。これ
により、実効的な「位相シフト」を実現できる。その結
果として、λ/4位相シフトDFBレーザを容易に実現
することができ、低しきい値でブラッグ波長で発振させ
ることができる。
リッジ導波路部Rに対して実効屈折率が変化する。これ
により、実効的な「位相シフト」を実現できる。その結
果として、λ/4位相シフトDFBレーザを容易に実現
することができ、低しきい値でブラッグ波長で発振させ
ることができる。
【0058】また、利得導波型の導波路部Gにおいて
は、注入される電流量に応じて実効的な導波路幅が変化
する。従って、実効的な「位相シフト」の量も、電流す
なわちレーザのしきい値や印加バイアスによって変化さ
せやすい。一般にレーザを直接変調すると、「チャーピ
ング」と呼ばれる波長変動が生ずる。これが、光ファイ
バの分散によって信号を長距離伝送させることを阻害す
る。注入電流量に対する実効的位相シフト量の変化を、
この波長チャープを打ち消す方向に設計することによ
り、チャープの少ないDFBレーザを実現することがで
きる。
は、注入される電流量に応じて実効的な導波路幅が変化
する。従って、実効的な「位相シフト」の量も、電流す
なわちレーザのしきい値や印加バイアスによって変化さ
せやすい。一般にレーザを直接変調すると、「チャーピ
ング」と呼ばれる波長変動が生ずる。これが、光ファイ
バの分散によって信号を長距離伝送させることを阻害す
る。注入電流量に対する実効的位相シフト量の変化を、
この波長チャープを打ち消す方向に設計することによ
り、チャープの少ないDFBレーザを実現することがで
きる。
【0059】すなわち、注入電流量に応じて、レーザ内
部での電流の拡がりが変化し、これに対応してモードや
光密度分布あるいは屈折率が変化するので、利得導波路
部Gのサイズや物性を調節することによりこれらのパラ
メータを制御して、波長チャープを抑えることが可能と
なる。
部での電流の拡がりが変化し、これに対応してモードや
光密度分布あるいは屈折率が変化するので、利得導波路
部Gのサイズや物性を調節することによりこれらのパラ
メータを制御して、波長チャープを抑えることが可能と
なる。
【0060】一方、DFBレーザにおいて、一方の端面
に高い反射率(HR:high-reflectivity)のコーティ
ングを施し、他方の端面には低い反射率(AR)のコー
ティングを施した、いわゆる「HR/AR構造」と称さ
れるものがある。本発明は、このHR/AR構造のDF
Bレーザについても適用することができる。
に高い反射率(HR:high-reflectivity)のコーティ
ングを施し、他方の端面には低い反射率(AR)のコー
ティングを施した、いわゆる「HR/AR構造」と称さ
れるものがある。本発明は、このHR/AR構造のDF
Bレーザについても適用することができる。
【0061】図7は、本発明を適用したHR/AR構造
のDFBレーザの要部構成を表す概念図である。すなわ
ち、DFBレーザの導波路Wの一方の端面に高い反射率
(HR:high-reflectivity)のコーティングを施し、
他方の端面には低い反射率(AR)のコーティングが施
されている。そして、導波路WのHR端面側に、利得導
波路部Gが設けられ、残りの部分はリッジ導波路部Rに
より形成されている。
のDFBレーザの要部構成を表す概念図である。すなわ
ち、DFBレーザの導波路Wの一方の端面に高い反射率
(HR:high-reflectivity)のコーティングを施し、
他方の端面には低い反射率(AR)のコーティングが施
されている。そして、導波路WのHR端面側に、利得導
波路部Gが設けられ、残りの部分はリッジ導波路部Rに
より形成されている。
【0062】本変型例においては、HR端面側に設けた
利得導波路部Gにおいて実効的な「位相シフト」を生じ
させることができる。その結果として、位相条件を満足
しつつブラッグ波長において低しきい値で発振させ、A
R端面から高い光出力を得ることができる。
利得導波路部Gにおいて実効的な「位相シフト」を生じ
させることができる。その結果として、位相条件を満足
しつつブラッグ波長において低しきい値で発振させ、A
R端面から高い光出力を得ることができる。
【0063】以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施
の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの
具体例に限定されるものではない。例えば、本発明は、
前述したInGaAsP/InP系以外にも、GaAs/AlGaAs系、InGa
AlP系、InAlGaN系、ZnSe系をはじめとした各種の材料系
からなる半導体レーザについて同様に適用して同様の効
果を得ることができる。
の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの
具体例に限定されるものではない。例えば、本発明は、
前述したInGaAsP/InP系以外にも、GaAs/AlGaAs系、InGa
AlP系、InAlGaN系、ZnSe系をはじめとした各種の材料系
からなる半導体レーザについて同様に適用して同様の効
果を得ることができる。
【0064】また、本発明は、半導体レーザ以外にも、
リッジ導波路を有する各種の光素子、例えば、導波路型
受光素子や導波路型光変調器などに対して同様に適用し
て同様の効果を得ることができる。
リッジ導波路を有する各種の光素子、例えば、導波路型
受光素子や導波路型光変調器などに対して同様に適用し
て同様の効果を得ることができる。
【0065】さらに、発光素子と光変調器、発光素子と
受光素子、あるいは発光素子と受光素子などを組み合わ
せた光集積回路素子においても、本発明を同様に適用し
て同様の効果を得ることができる。
受光素子、あるいは発光素子と受光素子などを組み合わ
せた光集積回路素子においても、本発明を同様に適用し
て同様の効果を得ることができる。
【0066】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
リッジ導波路の一部を利得導波路に置き換えることによ
って、利得導波部から平坦に伸びた延伸部を形成し、こ
の延伸部の上に電極パッドを形成することができるとい
う効果が得られる。その結果として、「段切れ」を抑制
し、絶縁不良や接触不良を解消して、高周波特性や長期
信頼性にも優れた安定した電気的接続を実現することが
できる。
リッジ導波路の一部を利得導波路に置き換えることによ
って、利得導波部から平坦に伸びた延伸部を形成し、こ
の延伸部の上に電極パッドを形成することができるとい
う効果が得られる。その結果として、「段切れ」を抑制
し、絶縁不良や接触不良を解消して、高周波特性や長期
信頼性にも優れた安定した電気的接続を実現することが
できる。
【0067】しかも、本発明によれば、リッジ導波路を
埋め込んだり、樹脂を用いた台座を形成するなどの手間
が不要であり、素子構造及び製造工程の複雑化も回避す
ることができる。
埋め込んだり、樹脂を用いた台座を形成するなどの手間
が不要であり、素子構造及び製造工程の複雑化も回避す
ることができる。
【0068】また、本発明によれば、利得導波路部にお
いてプロトンを選択的に注入するなどの方法により、導
波路として作用する利得領域を明瞭に区画し、高い導波
効率を得ることもできる。
いてプロトンを選択的に注入するなどの方法により、導
波路として作用する利得領域を明瞭に区画し、高い導波
効率を得ることもできる。
【0069】さらに、本発明によれば、利得導波路部を
実効的な「位相シフト」として作用させることにより、
上記効果に併せてDFBレーザの発振特性をさらに向上
させることが可能となる。
実効的な「位相シフト」として作用させることにより、
上記効果に併せてDFBレーザの発振特性をさらに向上
させることが可能となる。
【0070】すなわち、本発明によれば、簡単な構成で
高い初期性能と信頼性を有する各種の導波路型光素子を
提供することが可能となり産業上のメリットは多大であ
る。
高い初期性能と信頼性を有する各種の導波路型光素子を
提供することが可能となり産業上のメリットは多大であ
る。
【図1】本発明にかかる導波路型光素子の平面構成を概
念的に表す説明図である。
念的に表す説明図である。
【図2】本発明の第1の実施例としての半導体レーザの
構成を例示する斜視図である。
構成を例示する斜視図である。
【図3】図3(a)及び(b)は、それぞれ図2におけ
るA−A、B−B線断面図である。
るA−A、B−B線断面図である。
【図4】プロトン照射を行った半導体レーザの半導体レ
ーザの構成を例示する斜視図である。
ーザの構成を例示する斜視図である。
【図5】図5(a)及び(b)は、それぞれ図4におけ
るA−A、B−B線断面図である。
るA−A、B−B線断面図である。
【図6】図6(a)は、本発明の第2の実施例としての
半導体レーザの斜視図であり、同図(b)は、その導波
路Wの要部構成を例示する概念図である。
半導体レーザの斜視図であり、同図(b)は、その導波
路Wの要部構成を例示する概念図である。
【図7】本発明を適用したHR/AR構造のDFBレー
ザの要部構成を表す概念図である。
ザの要部構成を表す概念図である。
【図8】従来のリッジ導波路型の半導体レーザの典型的
構造を表す斜視図である。
構造を表す斜視図である。
【図9】本発明者が試作したリッジ導波路型の半導体レ
ーザの変型例である。
ーザの変型例である。
1 n型InP基板 2 n型InP下方クラッド層 3 アンド-プInGaAsP-MQW構造導波路コア層(LD活性層) 4 p型InP上方第1クラッド層 5 p型InGaAsPエッチストップ層 6 p型InP上方第2クラッド層 7 p型 InGaAsP障壁緩和層 8 p+型InGaAsコンタクト層 10 回折格子 20 p側電極 21 n側電極 30 ボンディング・パッド 40 金ワイア 100 SiO2絶縁膜 200 ポリイミド台座 400 プロトン照射高抵抗化領域 500 ARコート端面 G 利得導波路部 GE 延伸部 R リッジ導波路部 W 導波路 AR 無反射コート HR 高反射コート
フロントページの続き Fターム(参考) 2H079 AA02 AA13 BA01 CA04 DA16 DA22 EA07 EA08 EB04 5F049 MB07 NB01 PA14 QA08 SS04 TA11 WA01 5F073 AA08 AA13 AA64 AA74 AA83 BA01 CA12 CB02 DA22 DA25 EA28 FA27
Claims (8)
- 【請求項1】光を導波する導波路を備えた光素子であっ
て、 前記導波路は、導波方向に延在する略ストライプ状の凸
部として形成されたリッジ導波路部と、前記リッジ導波
路部に光学的に結合された利得領域において光を導波す
る利得導波路部と、を有することを特徴とする導波路型
光素子。 - 【請求項2】前記導波路の上面に設けられた電極と、 前記利得導波路部から前記導波路の側方に延在する延伸
部と、 前記電極に接続され前記延伸部の上面に延在する電極パ
ッドと、 をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の導波路
型光素子。 - 【請求項3】前記電極パッドからの電流の注入を抑制す
るために前記延伸部の少なくとも一部が高抵抗化されて
なることを特徴とする請求項2記載の導波路型光素子。 - 【請求項4】前記電極パッドからの電流の注入を抑制す
るために前記電極パッドと前記延伸部の少なくとも一部
との間に絶縁層が設けられたことを特徴とする請求項2
記載の導波路型光素子。 - 【請求項5】前記利得導波路部の長さは、前記導波路の
全長の1/10以下であることを特徴とする請求項1〜
4のいずれか1つに記載の導波路型光素子。 - 【請求項6】前記導波路に沿って設けられ前記導波され
る光に対して光学的な摂動を与える回折格子をさらに備
え、 前記利得導波路部が前記導波路を導波される光に対して
実質的な位相シフト作用を及ぼすことを特徴とする請求
項1〜5のいずれか1つに記載の導波路型光素子。 - 【請求項7】前記導波路型光素子は、前記導波路におい
てレーザ発振を生ずる分布帰還型レーザであり、前記利
得導波路部における前記位相シフト作用は、前記レーザ
に供給するバイアス電流や発振しきい値に応じて変化す
ることを特徴とする請求項6記載の導波路型光素子。 - 【請求項8】前記位相シフト作用の前記変化は、チャー
ピングをうち消すように生ずることを特徴とする請求項
7記載の導波路型光素子。
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