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JP2001272859A - 画像形成方法、及び画像形成装置 - Google Patents

画像形成方法、及び画像形成装置

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Publication number
JP2001272859A
JP2001272859A JP2000088780A JP2000088780A JP2001272859A JP 2001272859 A JP2001272859 A JP 2001272859A JP 2000088780 A JP2000088780 A JP 2000088780A JP 2000088780 A JP2000088780 A JP 2000088780A JP 2001272859 A JP2001272859 A JP 2001272859A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
siloxane
organic electrophotographic
image forming
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000088780A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Komatsu
小松  徹
Hirotaka Kabashima
浩貴 椛島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2000088780A priority Critical patent/JP2001272859A/ja
Priority to US09/817,575 priority patent/US6440626B2/en
Publication of JP2001272859A publication Critical patent/JP2001272859A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G13/00Electrographic processes using a charge pattern
    • G03G13/06Developing
    • G03G13/08Developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G13/09Developing using a solid developer, e.g. powder developer using magnetic brush
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/14Inert intermediate or cover layers for charge-receiving layers
    • G03G5/147Cover layers
    • G03G5/14708Cover layers comprising organic material
    • G03G5/14713Macromolecular material
    • G03G5/14747Macromolecular material obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • G03G5/14773Polycondensates comprising silicon atoms in the main chain

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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Developing For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はシロキサン系樹脂層を保護層とする
有機電子写真感光体を用いて、中間調や文字再現性の良
好な画像形成方法、及び画像形成装置を提供する事を課
題とする。 【解決手段】 保護層としてシロキサン系樹脂層を有す
る有機電子写真感光体上に現像剤によるトナー像を形成
する画像形成方法において、該有機電子写真感光体と該
現像剤を担持する現像スリーブとの距離(Dsd)が該
有機電子写真感光体の保護層膜厚(a)と下記(1)式
の関係にあることを特徴とする画像形成方法。 (1)式 35a+400<Dsd(単位:μm)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成方法、及
び画像形成装置に関し、更に詳しくは、複写機やプリン
ターの分野で用いられる画像形成方法、及び画像形成装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真感光体は有機光導電性物
質を含有する有機電子写真感光体(以下、有機感光体又
は単に感光体とも云う)が最も広く用いられている。有
機感光体は可視光から赤外光まで各種露光光源に対応し
た材料が開発し易いこと、環境汚染のない材料を選択で
きること、製造コストが安いこと等が他の電子写真感光
体に対して有利な点であるが、唯一の欠点は機械的強度
が弱く、多数枚の複写やプリント時に有機感光体表面の
劣化や傷の発生がある事である。
【0003】一方、前記有機感光体の機械的摩耗による
摩耗特性を改善する方法として、特開平6−11868
1号公報では感光体の表面層として、コロイダルシリカ
含有硬化性シリコーン樹脂層を用いることが報告されて
いる。しかしながら、このコロイダルシリカ含有硬化性
シリコーン樹脂層を保護層として用いた有機感光体はそ
の電子写真特性が十分でなく、多数枚の画像形成では画
像濃度の低下、或いはカブリの発生という問題を有す
る。
【0004】上記コロイダルシリカ含有硬化性シリコー
ン樹脂層の問題を解決した有機感光体として本研究者等
は電荷輸送性ポリシロキサン硬化樹脂層を感光体の保護
層として提案してきた(特願平11−70308号)。
この保護層を有する有機感光体は耐摩耗特性、及び電子
写真特性が改善されており、多数枚の画像形成において
も、画像濃度の低下やカブリの発生は起こらない。
【0005】一方、電子写真方式の画像形成方法におい
ては、近年レーザービームによる像露光等のデジタル方
式の画像形成方法が従来のアナログ方式の像露光画像に
よる形成方法に代わって広く普及してきている。電子写
真方式を採用したレーザービームプリンターもしくはデ
ジタル方式の複写機及びファクス等は文字及び図形等の
画像を感光体にレーザービームを当てるか、当てないか
で形成する2値記録である。このようなデシタル方式の
像露光は文字及び図形等の画像部を露光し、この露光部
を反転現像で顕像化するのが画像処理上最も広く行われ
ている方式である。このデジタル方式の反転現像による
画像形成方法を前記の電荷輸送性ポリシロキサン硬化樹
脂層を有する有機感光体に適用すると画像が荒れ、文字
再現性が低下したり、フラットな画像(一定の面積をほ
ぼ均一な濃度が支配している画像)に後端カスレが生じ
たりという問題が発生し、前記多数枚の画像形成の安定
性の効果を有効に生かし切れないことが見出された。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は機械的
な摩耗特性が十分に改良された保護層を有する有機電子
写真感光体を用いて、良好な電子写真画像を得ることの
できる画像形成方法、及び画像形成装置を提供すること
であり、更に詳しくはシロキサン系樹脂層を保護層とす
る有機電子写真感光体を用いて、中間調や文字再現性の
良好な画像形成方法、及び画像形成装置を提供する事で
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】我々は上記問題点につい
て検討を重ねた結果、シロキサン系樹脂層の保護層を有
する有機電子写真感光体の保護層膜厚と該有機電子写真
感光体の潜像を現像する現像条件の間に画像形成の画質
を支配する関係が有ることを見出し、本発明を完成し
た。
【0008】即ち、下記構成の何れかをとることにより
本発明の目的が達成されることを見いだした。
【0009】1.保護層としてシロキサン系樹脂層を有
する有機電子写真感光体上に現像剤によるトナー像を形
成する画像形成方法において、該有機電子写真感光体と
該現像剤を担持する現像スリーブとの距離(Dsd)が
該有機電子写真感光体の保護層膜厚(a)と前記(1)
式の関係にあることを特徴とする画像形成方法。
【0010】2.保護層としてシロキサン系樹脂層を有
する有機電子写真感光体上に少なくとも帯電、像露光、
現像の各工程を有する画像形成方法において、該像露光
工程がデジタル像露光方式であり、且つ該有機電子写真
感光体と該現像工程で用いられる現像剤を担持する現像
スリーブとの距離(Dsd)が、該有機電子写真感光体
の保護層膜厚(a)と該現像スリーブに印加される電圧
と該有機電子写真感光体の露光部電位との差(ΔV)と
前記(2)式の関係にあることを特徴とする画像形成方
法。
【0011】3.前記シロキサン系樹脂層が電荷輸送性
能を有する構造単位を有し、且つ架橋構造を有するシロ
キサン系樹脂層であることを特徴とする前記1又は2に
記載の画像形成方法。
【0012】4.保護層としてシロキサン系樹脂層を有
する有機電子写真感光体上に現像剤によるトナー像を形
成する画像形成装置において、該有機電子写真感光体と
該現像剤を担持する現像スリーブとの距離(Dsd)が
該有機電子写真感光体の保護層膜厚(a)と前記(1)
式の関係にあることを特徴とする画像形成装置。
【0013】5.保護層としてシロキサン系樹脂層を有
する有機電子写真感光体上に少なくとも帯電、像露光、
現像の各手段を有する画像形成装置において、該像露光
手段がデジタル像露光方式であり、且つ該有機電子写真
感光体と該現像手段で用いられる現像剤を担持する現像
スリーブとの距離(Dsd)が、該有機電子写真感光体
の保護層膜厚(a)と該現像スリーブに印加される電圧
と該有機電子写真感光体の露光部電位との差(ΔV)と
前記(2)式の関係にあることを特徴とする画像形成装
置。
【0014】6.前記シロキサン系樹脂層が電荷輸送性
能を有する構造単位を有し、且つ架橋構造を有するシロ
キサン系樹脂層であることを特徴とする前記4又は5に
記載の画像形成装置。
【0015】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明の第一の画像形成方法に関する(1)式は保護層と
してシロキサン系樹脂層を有する有機電子写真感光体上
の潜像を現像工程で顕像化するに際し、該感光体と現像
剤を担持する現像スリーブとの距離(Dsd)が保護層
の膜厚(a)に対して前記(1)式で示される関係を持
つことにより、良好な電子写真画像が得られることを示
している。
【0016】即ち、前記距離(Dsd)が前記シロキサ
ン系樹脂層の膜厚(a)に対して前記(1)式で示され
た関係式以上の長さ単位の幅を有さない場合は、文字画
像の解像性が劣化し、フラット画像の後端カスレ現象が
発生しやすいことが見いだされた。
【0017】これまで文字画像の解像性やフラット画像
の後端カスレ現象を改良するためには現像性を上げるの
が良いと考えられており、感光体と現像スリーブ間の距
離は現像スリーブ上の現像剤搬送量が低下しないレベル
において、接近させた方が良いというのが一般的であっ
たので、前記距離(Dsd)にシロキサン系樹脂層の保
護膜厚さ(a)の前記(1)式以上の長さ単位の幅をも
たせることにより、文字画像の解像性やフラット画像の
後端カスレ現象を改良するために有効であるとの本発明
の発見は実に驚くべきことであった。
【0018】本発明の第二の画像形成方法に関する
(2)式は保護層としてシロキサン系樹脂層を有する有
機電子写真感光体上にデジタル潜像を形成し、該デジタ
ル潜像を反転現像工程で顕像化する画像形成方法に対
し、前記(1)式にデジタル潜像の現像に特有のパラメ
ーター、即ち現像スリーブに印加される電圧と該有機電
子写真感光体の露光部電位との差(ΔV)を導入し、前
記(1)式を更に最適化したものである。
【0019】即ち、デジタル潜像の顕像化に対しては、
感光体と現像剤を担持する現像スリーブとの距離(Ds
d)は前記(2)式で示される前記シロキサン系樹脂層
の保護層膜厚(a)と該現像スリーブに印加される電圧
と該有機電子写真感光体の露光部電位との差(ΔV)の
関係式で得られる長さ単位以上の距離である場合に、文
字画像の解像性やフラット画像の後端カスレ現象を改良
した良好な画像が得られることが見いだされた。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る画像形成装
置の実施形態を添付の図面に基づいて具体的に説明する
と共に、実施形態の画像形成装置を用いて作像を行なう
具体的な実施例を挙げて説明し、本発明のシロキサン系
樹脂層を保護層とする有機電子写真感光体を用いた画像
形成方法により、文字画像の解像性、及びフラット画像
の再現性が十分に良好な画像が得られることを明らかに
する。
【0021】図1は本発明の画像形成方法の1例として
の画像形成装置の断面図である。図1に於いて50は像
担持体である感光体ドラム(感光体)で、有機感光層を
ドラム上に塗布し、その上に本発明の樹脂層を塗設した
感光体で、接地されて時計方向に駆動回転される。52
はスコロトロンの帯電器で、感光体ドラム50周面に対
し一様な帯電をコロナ放電によって与えられる。この帯
電器52による帯電に先だって、前画像形成での感光体
の履歴をなくすために発光ダイオード等を用いた帯電前
露光部51による露光を行って感光体周面の除電をして
もよい。
【0022】感光体への一様帯電ののち像露光器53に
より画像信号に基づいた像露光が行われる。この図の像
露光器53は図示しないレーザーダイオードを露光光源
とする。回転するポリゴンミラー531、fθレンズ等
を経て反射ミラー532により光路を曲げられた光によ
り感光体ドラム上の走査がなされ、静電潜像が形成され
る。
【0023】ここで、本発明の感光体の露光部電位とは
像露光器53により、感光体表面を一様に帯電した際
(レーザー露光では露光を連続で行う)に、現像位置上
部近傍で測定された電位を意味する。測定は電位センサ
ー547を図1のように現像位置上部に設けて行う。
【0024】その静電潜像は次いで現像器54で現像さ
れる。感光体ドラム50周縁にはトナーとキャリアとか
ら成る現像剤を内蔵した現像器54が設けられていて、
マグネットを内蔵し現像剤を保持して回転する現像スリ
ーブ541によって現像が行われる。現像器54内部は
現像剤攪拌部材544、現像剤搬送部材543、搬送量
規制部材542等から構成されており、現像剤は攪拌、
搬送されて現像スリーブに供給されるが、その供給量は
該搬送量規制部材542により制御される。該現像剤の
搬送量は適用される有機電子写真感光体の線速及び現像
剤比重によっても異なるが、一般的には20〜200m
g/cm2の範囲である。
【0025】現像剤は、例えば前述のフェライトをコア
としてそのまわりに絶縁性樹脂をコーティングしたキャ
リアと、前述のスチレンアクリル系樹脂を主材料として
カーボンブラック等の着色剤と荷電制御剤と本発明の低
分子量ポリオレフィンからなる着色粒子に、シリカ、酸
化チタン等を外添したトナーとからなるもので、現像剤
は搬送量規制部材によって現像スリーブ541上に10
0〜600μmの層厚に規制されて現像域へと搬送さ
れ、現像が行われる。この時通常は感光体ドラム50と
現像スリーブ541の間に直流バイアス、必要に応じて
交流バイアス電圧をかけて現像が行われる。また、現像
剤は感光体に対して接触あるいは非接触の状態で現像さ
れる。
【0026】記録紙Pは画像形成後、転写のタイミング
の整った時点で給紙ローラー57の回転作動により転写
域へと給紙される。
【0027】転写域においては転写のタイミングに同期
して感光体ドラム50の周面に転写ローラー(転写器)
58が圧接され、給紙された記録紙Pを挟着して転写さ
れる。
【0028】次いで記録紙Pは転写ローラーとほぼ同時
に圧接状態とされた分離ブラシ(分離器)59によって
除電がなされ、感光体ドラム50の周面により分離して
定着装置60に搬送され、熱ローラー601と圧着ロー
ラー602の加熱、加圧によってトナーを溶着したのち
排紙ローラー61を介して装置外部に排出される。なお
前記の転写ローラー58及び分離ブラシ59は記録紙P
の通過後感光体ドラム50の周面より退避離間して次な
るトナー像の形成に備える。
【0029】一方記録紙Pを分離した後の感光体ドラム
50は、クリーニング器62のブレード621の圧接に
より残留トナーを除去・清掃し、再び帯電前露光部51
による除電と帯電器52による帯電を受けて次なる画像
形成のプロセスに入る。
【0030】尚、70は感光体、帯電器、転写器、分離
器及びクリーニング器が一体化されている着脱可能なプ
ロセスカートリッジである。
【0031】図2は前記図1の感光体ドラム50と現像
スリーブ541の部分を拡大した図である。
【0032】図2に示すように、本発明の有機電子写真
感光体と該現像剤を担持する現像スリーブとの距離(D
sd)は感光体ドラム50と現像スリーブの間に形成さ
れた最近接距離(幅)として定義される。以下、該有機
電子写真感光体と該現像剤を担持する現像スリーブとの
距離(Dsd)を単にDsdとも記す。
【0033】前記現像スリーブ541はその内周部に複
数の磁極N,S…を有するマグネット部材545を設け
ている。現像スリーブは感光体ドラムと現像領域におい
て、同じ方向に、或いは逆方向に移動するように回転さ
せることが可能であるが、本発明では、移動方向が同じ
方向、即ち互いに逆の回転方向が好ましい。
【0034】現像スリーブ541と感光体ドラム50と
が対向する現像領域においては上記のマグネット部材5
45の磁気力により現像剤を現像スリーブ541上に拘
束しながら、現像スリーブ541の回転によって現像剤
を感光体ドラム50と対向する現像領域に搬送させて現
像が行なわれる。
【0035】更に現像時には前記の現像スリーブ541
に直流電源546が接続され、この直流電源546から
現像スリーブ541電圧を印加させて、現像領域におい
て現像スリーブ541と感光体ドラム50との間に直流
電圧の現像バイアス電圧を作用させ、前記のように現像
スリーブ541によって現像領域に搬送されてきた現像
剤中のトナーが感光体ドラム50に形成された潜像に供
給され現像が行われる。
【0036】本発明において好ましく用いられる反転現
像の画像形成条件は感光体への帯電電位が絶対値で45
0〜950V、現像スリーブにかかる直流電圧は絶対値
で350〜800V、有機電子写真感光体と該現像剤を
担持する現像スリーブとの距離(Dsd)は350〜8
00μm、感光体と現像スリーブの線速比は1:1〜
1:3.5の範囲が好ましい。前記Dsdが800μm
を越えると現像電界が弱くなり、現像性が劣化しやす
い。
【0037】次に、本発明のシロキサン系樹脂層を保護
層として有する有機電子写真感光体について記載する。
本発明において、有機電子写真感光体とは電子写真感光
体の構成に必要不可欠な電荷発生機能及び電荷輸送機能
のいずれか一方の機能を有機化合物を用いて構成された
電子写真感光体を意味し、公知の有機電荷発生物質又は
有機電荷輸送物質から構成された感光体、電荷発生機能
と電荷輸送機能を高分子錯体で構成した感光体等公知の
有機電子写真感光体を全て含有する。
【0038】本発明のシロキサン系樹脂層は電荷輸送性
能を有する構造単位を有し、且つ架橋構造を有するシロ
キサン系樹脂層であることが好ましい。
【0039】一般にシロキサン系樹脂層は硬化性有機ケ
イ素化合物の加水分解生成物を脱水縮合して得られる。
代表的には下記一般式(1)で表される有機ケイ素化合
物を原料とした塗布組成物を塗布乾燥することにより形
成される。これらの原料は親水性溶媒中では加水分解と
その後に生じる縮合反応により、溶媒中で有機ケイ素化
合物の縮合物(オリゴマー)を形成する。これら塗布組
成物を塗布、乾燥することにより、3次元網目構造を形
成したシロキサン系樹脂層を形成することができる。
【0040】 一般式(1) (R)n−Si−(X)4-n 式中、Siはケイ素原子、Rは該ケイ素原子に炭素が直
接結合した形の有機基を表し、Xは水酸基又は加水分解
性基を表し、nは0〜3の整数を表す。
【0041】一般式(1)で表される有機ケイ素化合物
において、Rで示されるケイ素に炭素が直接結合した形
の有機基としては、メチル、エチル、プロピル、ブチル
等のアルキル基、フェニル、トリル、ナフチル、ビフェ
ニル等のアリール基、γ−グリシドキシプロピル、β−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチル等の含エポ
キシ基、γ−アクリロキシプロピル、γ−メタアクリロ
キシプロピルの含(メタ)アクリロイル基、γ−ヒドロ
キシプロピル、2,3−ジヒドロキシプロピルオキシプ
ロピル等の含水酸基、ビニル、プロペニル等の含ビニル
基、γ−メルカプトプロピル等の含メルカプト基、γ−
アミノプロピル、N−β(−アミノエチル)−γ−アミ
ノプロピル等の含アミノ基、γ−クロロプロピル、1,
1,1−トリフルオロプロピル、ノナフルオロヘキシ
ル、パーフルオロオクチルエチル等の含ハロゲン基、そ
の他ニトロ、シアノ置換アルキル基を挙げられる。特に
はメチル、エチル、プロピル、ブチル等のアルキル基が
好ましい。又Xの加水分解性基としてはメトキシ、エト
キシ等のアルコキシ基、ハロゲン基、アシルオキシ基が
挙げられる。特には炭素数6以下のアルコキシ基が好ま
しい。
【0042】又一般式(1)で表される有機ケイ素化合
物の具体的化合物で、nが2以上の場合、複数のRは同
一でも異なっていても良い。同様に、nが2以下の場
合、複数のXは同一でも異なっていても良い。又、一般
式(1)で表される有機ケイ素化合物を2種以上を用い
るとき、R及びXはそれぞれの化合物間で同一でも良
く、異なっていても良い。
【0043】又前記一般式(1)で表される有機ケイ素
化合物の中でもは、nが1と2の化合物を併用した塗布
液から形成されたシロキサン系樹脂層は機械的耐摩耗性
が高く、クリーニング性の良好な保護層を形成すること
ができる。
【0044】前記一般式(1)で表される有機ケイ素化
合物の中でも、nが1と2の下記一般式(2)及び一般
式(3)の有機ケイ素化合物を併用した塗布液から形成
されたシロキサン系樹脂層は良好な表面物性を備えた保
護層を形成することができる。
【0045】一般式(2) R1Si(X)3 一般式(3) R12Si(X)2 (式中、R1、R2は炭素数1〜10のアルキル基、アリ
ール基、ビニル基、アミノ基、γ−グリシドキシプロピ
ル基、γ−メタクリルオキシプロピル基、Cn2n+12
4−を表す。nは1〜6の整数、Xは水酸基、又は加
水分解性基を表す。)前記一般式(2)及び一般式
(3)で表される有機ケイ素化合物若しくはこれらの加
水分解生成物、或いは該加水分解生成物から得られる縮
合物を使用して得られた前記シロキサン系樹脂層は弾性
と剛性を備え、且つ表面自由エネルギーの小さい、トナ
ーや紙粉のフィルミングが発生しにくい表面物性を備え
た保護層を形成することができる。
【0046】前記一般式(2)の有機ケイ素化合物の具
体例としては下記の化合物が挙げられる。
【0047】即ち、トリクロロシラン、メチルトリクロ
ロシラン、ビニルトリクロロシラン、エチルトリクロロ
シラン、アリルトリクロロシラン、n−プロピルトリク
ロロシラン、n−ブチルトリクロロシラン、クロロメチ
ルトリエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メ
ルカプトメチルトリメトキシシラン、トリメトキシビニ
ルシラン、エチルトリメトキシシラン、3,3,4,
4,5,5,6,6,6−ノナフルオロヘキシルトリク
ロロシラン、フェニルトリクロロシラン、3,3,3−
トリフルオロプロピルトリメトキシシラン、3−クロロ
プロピルトリメトキシシラン、トリエトキシシラン、3
−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−アミノ
プロピルトリメトキシシラン、2−アミノエチルアミノ
メチルトリメトキシシラン、ベンジルトリクロロシラ
ン、メチルトリアセトキシシラン、クロロメチルトリエ
トキシシラン、エチルトリアセトキシシラン、フェニル
トリメトキシシラン、3−アリルチオプロピルトリメト
キシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ラン、3−ブロモプロピルトリエトキシシラン、3−ア
リルアミノプロピルトリメトキシシラン、プロピルトリ
エトキシシラン、ヘキシルトリメトキシシラン、3−ア
ミノプロピルトリエトキシシラン、3−メタクリロキシ
プロピルトリメトキシシラン、ビス(エチルメチルケト
オキシム)メトキシメチルシラン、ペンチルトリエトキ
シシラン、オクチルトリエトキシシラン、ドデシルトリ
エトキシシラン等が挙げられる。
【0048】前記一般式(3)の有機ケイ素化合物の具
体例としては下記の化合物が挙げられる。
【0049】ジメチルジクロロシラン、ジメトキシメチ
ルシラン、ジメトキシジメチルシラン、メチル−3,
3,3−トリフルオロプロピルジクロロシラン、ジエト
キシシラン、ジエトキシメチルシラン、ジメトキシメチ
ル−3,3,3−トリフルオロプロピルシラン、3−ク
ロロプロピルジメトキシメチルシラン、クロロメチルジ
エトキシシラン、ジエトキシジメチルシラン、ジメトキ
シ−3−メルカプトプロピルメチルシラン、3,3,
4,4,5,5,6,6,6−ノナフルオロヘキシルメ
チルジクロロシラン、メチルフェニルジクロロシラン、
ジアセトキシメチルビニルシラン、ジエトキシメチルビ
ニルシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジクロ
ロシラン、3−アミノプロピルジエトキシメチルシラ
ン、3−(2−アミノエチルアミノプロピル)ジメトキ
シメチルシラン、t−ブチルフェニルジクロロシラン、
3−メタクリロキシプロピルジメトキシメチルシラン、
3−(3−シアノプロピルチオプロピル)ジメトキシメ
チルシラン、3−(2−アセトキシエチルチオプロピ
ル)ジメトキシメチルシラン、ジメトキシメチル−2−
ピペリジノエチルシラン、ジブトキシジメチルシラン、
3−ジメチルアミノプロピルジエトキシメチルシラン、
ジエトキシメチルフェニルシラン、ジエトキシ−3−グ
リシドキシプロピルメチルシラン、3−(3−アセトキ
シプロピルチオ)プロピルジメトキシメチルシラン、ジ
メトキシメチル−3−ピペリジノプロピルシラン、ジエ
トキシメチルオクタデシルシラン等が挙げられる。
【0050】本発明の最も好ましいシロキサン系樹脂層
は該シロキサン系樹脂層自体が電荷輸送性を有し、且つ
表面自由エネルギーが小さく、該シロキサン系樹脂層の
隣接層との接着性や脆弱性が改質されたシロキサン系樹
脂層である。
【0051】このようなシロキサン系樹脂層は電荷輸送
性能を有する構造単位を有し、且つ架橋構造を有するシ
ロキサン系樹脂層である。該電荷輸送性能を有する構造
単位を有し、且つ架橋構造を有するシロキサン系樹脂層
は、具体的には下記一般式(4)で示された電荷輸送性
化合物と前記有機ケイ素化合物又は該縮合物等との縮合
反応により形成される。そして該シロキサン系樹脂層は
残留電位上昇が小さく、表面自由エネルギーが小さく、
トナーや紙粉のフィルミングが発生しにくい、且つ隣接
層との接着性や脆弱性を改質された膜物性を有する最も
好ましい保護層を形成できる。
【0052】一般式(4) B−(R1−ZH)m 式中、Bは電荷輸送性能を有する構造単位を含む1価又
は多価の基を表し、R 1は単結合又は2価のアルキレン
基を表し、Zは酸素原子、硫黄原子又はNHを表し、m
は1〜4の整数を表す。
【0053】一般式(4)のBは電荷輸送性化合物構造
を含む1価以上の基である。ここでBが電荷輸送性化合
物構造を含むとは、一般式(4)中の(R1−ZH)基
を除いた化合物構造が電荷輸送性能を有しているか、又
は前記一般式(4)中の(R 1−ZH)基を水素原子で
置換したBHの化合物が電荷輸送性能を有する事を意味
する。
【0054】尚、前記の電荷輸送性化合物とは電子或い
は正孔のドリフト移動度を有する性質を示す化合物であ
り、又別の定義としてはTime−Of−Flight
法などの電荷輸送性能を検知できる公知の方法により電
荷輸送に起因する検出電流が得られる化合物として定義
できる。
【0055】前記シロキサン系樹脂層中に電荷輸送性能
を有する構造単位を有する本発明のシロキサン系樹脂層
は前記有機ケイ素化合物と電荷輸送性化合物との縮合反
応により形成できれる。本発明のシロキサン系樹脂層は
前記一般式(4)で示された電荷輸送性化合物に代えて
前記有機ケイ素化合物と反応性を有する電荷輸送性化合
物を用いることもできる。
【0056】前記シロキサン系樹脂層中に5nm〜50
0nmの無機金属酸化物粒子を含有させることが好まし
い。即ち、前記シロキサン系樹脂層は水酸基或いは加水
分解性基を有する有機ケイ素化合物、又は該有機ケイ素
化合物の縮合生成物と水酸基を有する電荷輸送性能化合
物、及び5nm〜500nmの無機金属酸化物粒子を含
有する組成物と塗布、乾燥させて得られる電荷輸送性を
有する複合化された樹脂層が好ましい。
【0057】前記5nmから500nmの金属酸化物粒
子は通常は液相法によって合成される。金属原子の例と
してはSi、Ti、Al、Cr、Zr、Sn、Fe、M
g、Mn、Ni、Cuなどが挙げられる。これらの金属
酸化物粒子はコロイド粒子として得ることができる。
【0058】又、前記金属酸化物粒子は該粒子表面に前
記有機ケイ素化合物と反応性を有する化合物基を有する
ことが好ましい。該反応性を有する化合物基としては、
例えば水酸基、アミノ基等が挙げられる。このような反
応性基を有する金属酸化物粒子を用いることにより、本
発明の保護層は前記シロキサン系樹脂と該金属酸化物粒
子表面が化学結合をした複合化されたシロキサン系樹脂
層を形成し、強度と弾性を増強した樹脂層となり、該シ
ロキサン系樹脂層を感光体の保護層として用いるとブレ
ードクリーニング等の擦過に対して摩耗しにくい、電子
写真特性の良好な膜を形成する。
【0059】前記水酸基又は加水分解性基を有する有機
ケイ素化合物、及び水酸基又は加水分解性基を有する有
機ケイ素化合物から形成された縮合物との総量(H)と
前記一般式(4)の化合物の量(I)の組成比として
は、質量比で100:3〜50:100であることが好
ましく、より好ましくは100:10〜50:100の
間である。
【0060】また前記金属酸化物粒子の添加量(J)は
前記総量(H)+化合物の量(I)の総質量100部に
対し(J)を1〜30質量部を用いることが好ましい。
【0061】前記総量(H)成分が前記の範囲内で使用
されると、本発明の感光体表面層の硬度が高く且つ弾力
性がある。一方、前記化合物の量(I)が前記の範囲内
で使用されると感度や残留電位特性等の電子写真特性が
良好であり、前記感光体表面層の硬度が高い。
【0062】更には前記シロキサン系樹脂層の製造過程
の乾燥温度を80℃以上の高温で行うこと、更に乾燥後
のシロキサン系樹脂層を30℃〜100℃で数時間以上
の再加熱を行うこと等が好ましい。
【0063】前記のシロキサン系樹脂層を形成するには
縮合反応を促進するために縮合触媒としては以下のよう
な縮合触媒が好ましい。
【0064】具体的な縮合触媒としては酸、金属酸化
物、金属塩、金属キレート化合物、アルキルアミノシラ
ン化合物など従来シリコーンハードコート材料に用いら
れてきた公知の触媒を用いることができるが、燐酸、酢
酸の他、チタンキレートやアルミニウムキレート及びス
ズ有機酸塩(スタンナスオクトエート、ジブチルチンジ
アセテート、ジブチルチンジラウレート、ジブチルチン
メルカプチド、ジブチルチンチオカルボキシレート、ジ
ブチルチンマリエート等)等が好ましい。
【0065】以下に前記一般式(4)で表される好まし
い化合物例をあげるが、本発明においては下記化合物に
は限定されない。
【0066】
【化1】
【0067】
【化2】
【0068】
【化3】
【0069】前記シロキサン系樹脂層には酸化防止剤を
含有させることが好ましい。該酸化防止剤とは、その代
表的なものは有機感光体中ないしは有機感光体表面に存
在する自動酸化性物質に対して、光、熱、放電等の条件
下で酸素の作用を防止ないし、抑制する性質を有する物
質である。代表的には下記の化合物群が挙げられる。
【0070】
【化4】
【0071】
【化5】
【0072】
【化6】
【0073】次に、前記保護層以外の本発明の感光体構
成について記載する。本発明の有機電子写真感光体の層
構成は、特に限定はないが、電荷発生層、電荷輸送層、
或いは電荷発生・電荷輸送層(電荷発生と電荷輸送の機
能を同一層に有する層)等の感光層とその上に保護層を
塗設した構成をとるのが好ましい。
【0074】以下に本発明に用いられる感光体の構成に
ついて記載する。 導電性支持体 本発明の感光体に用いられる導電性支持体としてはシー
ト状、円筒状のどちらを用いても良いが、画像形成装置
をコンパクトに設計するためには円筒状導電性支持体の
方が好ましい。
【0075】本発明の円筒状導電性支持体とは回転する
ことによりエンドレスに画像を形成できるに必要な円筒
状の支持体を意味し、真直度で0.1mm以下、振れ
0.1mm以下の範囲にある導電性の支持体が好まし
い。この真円度及び振れの範囲を超えると、良好な画像
形成が困難になる。
【0076】導電性の材料としてはアルミニウム、ニッ
ケルなどの金属ドラム、又はアルミニウム、酸化錫、酸
化インジュウムなどを蒸着したプラスチックドラム、又
は導電性物質を塗布した紙・プラスチックドラムを使用
することができる。導電性支持体としては常温で比抵抗
103Ωcm以下が好ましい。
【0077】本発明で用いられる導電性支持体は、その
表面に封孔処理されたアルマイト膜が形成されたものを
用いても良い。アルマイト処理は、通常例えばクロム
酸、硫酸、シュウ酸、リン酸、硼酸、スルファミン酸等
の酸性浴中で行われるが、硫酸中での陽極酸化処理が最
も好ましい結果を与える。硫酸中での陽極酸化処理の場
合、硫酸濃度は100〜200g/l、アルミニウムイ
オン濃度は1〜10g/l、液温は20℃前後、印加電
圧は約20Vで行うのが好ましいが、これに限定される
ものではない。又、陽極酸化被膜の平均膜厚は、通常2
0μm以下、特に10μm以下が好ましい。
【0078】中間層 本発明においては導電性支持体と感光層の間に、バリヤ
ー機能を備えた中間層を設けることもできる。
【0079】本発明においては導電性支持体と前記感光
層のとの接着性改良、或いは該支持体からの電荷注入を
防止するために、該支持体と前記感光層の間に中間層
(下引層も含む)を設けることもできる。該中間層の材
料としては、ポリアミド樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビ
ニル樹脂並びに、これらの樹脂の繰り返し単位のうちの
2つ以上を含む共重合体樹脂が挙げられる。これら下引
き樹脂の中で繰り返し使用に伴う残留電位増加を小さく
できる樹脂としてはポリアミド樹脂が好ましい。又、こ
れら樹脂を用いた中間層の膜厚は0.01〜0.5μm
が好ましい。
【0080】又本発明に最も好ましく用いられる中間層
はシランカップリング剤、チタンカップリング剤等の有
機金属化合物を熱硬化させた硬化性金属樹脂を用いた中
間層が挙げられる。硬化性金属樹脂を用いた中間層の膜
厚は、0.1〜2μmが好ましい。
【0081】感光層 本発明の感光体の感光層構成は前記中間層上に電荷発生
機能と電荷輸送機能を1つの層に持たせた単層構造の感
光層構成でも良いが、より好ましくは感光層の機能を電
荷発生層(CGL)と電荷輸送層(CTL)に分離した
構成をとるのがよい。機能を分離した構成を取ることに
より繰り返し使用に伴う残留電位増加を小さく制御で
き、その他の電子写真特性を目的に合わせて制御しやす
い。負帯電用の感光体では中間層の上に電荷発生層(C
GL)、その上に電荷輸送層(CTL)の構成を取るこ
とが好ましい。正帯電用の感光体では前記層構成の順が
負帯電用感光体の場合の逆となる。本発明の最も好まし
い感光層構成は前記機能分離構造を有する負帯電感光体
構成である。
【0082】以下に機能分離負帯電感光体の感光層構成
について説明する。 電荷発生層 電荷発生層:電荷発生層には電荷発生物質(CGM)を
含有する。その他の物質としては必要によりバインダー
樹脂、その他添加剤を含有しても良い。
【0083】電荷発生物質(CGM)としては公知の電
荷発生物質(CGM)を用いることができる。例えばフ
タロシアニン顔料、アゾ顔料、ペリレン顔料、アズレニ
ウム顔料などを用いることができる。これらの中で繰り
返し使用に伴う残留電位増加を最も小さくできるCGM
は複数の分子間で安定な凝集構造をとりうる立体、電位
構造を有するものであり、具体的には特定の結晶構造を
有するフタロシアニン顔料、ペリレン顔料のCGMが挙
げられる。例えばCu−Kα線に対するブラッグ角2θ
が27.2°に最大ピークを有するチタニルフタロシア
ニン、同2θが12.4に最大ピークを有するベンズイ
ミダゾールペリレン等のCGMは繰り返し使用に伴う劣
化がほとんどなく、残留電位増加小さくすることができ
る。
【0084】電荷発生層にCGMの分散媒としてバイン
ダーを用いる場合、バインダーとしては公知の樹脂を用
いることができるが、最も好ましい樹脂としてはホルマ
ール樹脂、ブチラール樹脂、シリコーン樹脂、シリコー
ン変性ブチラール樹脂、フェノキシ樹脂等が挙げられ
る。バインダー樹脂と電荷発生物質との割合は、バイン
ダー樹脂100質量部に対し20〜600質量部が好ま
しい。これらの樹脂を用いることにより、繰り返し使用
に伴う残留電位増加を最も小さくできる。電荷発生層の
膜厚は0.01μm〜2μmが好ましい。
【0085】電荷輸送層 電荷輸送層:電荷輸送層には電荷輸送物質(CTM)及
びCTMを分散し製膜するバインダー樹脂を含有する。
その他の物質としては必要により酸化防止剤等の添加剤
を含有しても良い。
【0086】電荷輸送物質(CTM)としては公知の電
荷輸送物質(CTM)を用いることができる。例えばト
リフェニルアミン誘導体、ヒドラゾン化合物、スチリル
化合物、ベンジジン化合物、ブタジエン化合物などを用
いることができる。これら電荷輸送物質は通常、適当な
バインダー樹脂中に溶解して層形成が行われる。これら
の中で繰り返し使用に伴う残留電位増加を最も小さくで
きるCTMは高移動度で、且つ組み合わされるCGMと
のイオン化ポテンシャル差が0.5(eV)以下の特性
を有するものであり、好ましくは0.25(eV)以下
である。
【0087】CGM、CTMのイオン化ポテンシャルは
表面分析装置AC−1(理研計器社製)で測定される。
【0088】電荷輸送層(CTL)に用いられる樹脂と
しては、例えばポリスチレン、アクリル樹脂、メタクリ
ル樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリビニル
ブチラール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、フ
ェノール樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、シリコーン樹脂、メラミン樹脂並
びに、これらの樹脂の繰り返し単位のうちの2つ以上を
含む共重合体樹脂。又これらの絶縁性樹脂の他、ポリ−
N−ビニルカルバゾール等の高分子有機半導体が挙げら
れる。
【0089】これらCTLのバインダーとして最も好ま
しいものはポリカーボネート樹脂である。ポリカーボネ
ート樹脂はCTMの分散性、電子写真特性を良好にする
ことにおいて、最も好ましい。バインダー樹脂と電荷輸
送物質との割合は、バインダー樹脂100質量部に対し
10〜200質量部が好ましい。又、電荷輸送層の膜厚
は10〜40μmが好ましい。
【0090】保護層 感光体の保護層として、前記シロキサン系樹脂層を設け
ることにより、本発明の最も好ましい層構成を有する感
光体を得ることができる。
【0091】本発明の中間層、感光層、保護層等の層形
成に用いられる溶媒又は分散媒としては、n−ブチルア
ミン、ジエチルアミン、エチレンジアミン、イソプロパ
ノールアミン、トリエタノールアミン、トリエチレンジ
アミン、N,N−ジメチルホルムアミド、アセトン、メ
チルエチルケトン、メチルイソプロピルケトン、シクロ
ヘキサノン、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロホ
ルム、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、1,
2−ジクロロプロパン、1,1,2−トリクロロエタ
ン、1,1,1−トリクロロエタン、トリクロロエチレ
ン、テトラクロロエタン、テトラヒドロフラン、ジオキ
ソラン、ジオキサン、メタノール、エタノール、ブタノ
ール、イソプロパノール、酢酸エチル、酢酸ブチル、ジ
メチルスルホキシド、メチルセロソルブ等が挙げられ
る。本発明はこれらに限定されるものではないが、ジク
ロロメタン、1,2−ジクロロエタン、メチルエチルケ
トン等が好ましく用いられる。また、これらの溶媒は単
独或いは2種以上の混合溶媒として用いることもでき
る。
【0092】次に本発明の有機電子写真感光体を製造す
るための塗布加工方法としては、浸漬塗布、スプレー塗
布、円形量規制型塗布等の塗布加工法が用いられるが、
感光層の上層側の塗布加工は下層の膜を極力溶解させな
いため、又、均一塗布加工を達成するためスプレー塗布
又は円形量規制型(円形スライドホッパ型がその代表
例)塗布等の塗布加工方法を用いるのが好ましい。なお
本発明の保護層は前記円形量規制型塗布加工方法を用い
るのが最も好ましい。前記円形量規制型塗布については
例えば特開昭58−189061号公報に詳細に記載さ
れている。
【0093】本発明の有機電子写真感光体は電子写真複
写機、レーザープリンター、LEDプリンター及び液晶
シャッター式プリンター等の電子写真装置一般に適応す
るが、更に、電子写真技術を応用したディスプレー、記
録、軽印刷、製版及びファクシミリ等の装置にも幅広く
適用することができる。
【0094】
【実施例】以下、実施例をあげて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の様態はこれに限定されない。なお、文中
「部」とは「質量部」を表す。
【0095】実施例1 感光体の作製 感光体1 〈下引き層〉 チタンキレート化合物(TC−750:松本製薬製) 30g シランカップリング剤(KBM−503:信越化学社製) 17g 2−プロパノール 150ml 上記塗布液を用いてφ100mmの円筒形の導電性支持
体上に、乾燥膜厚0.5μmとなるよう塗布した。
【0096】 〈電荷発生層〉 Y型チタニルフタロシアニン(Cu−Kα特性X線によるX線回折の 最大ピーク角度が2θで27.3) 60g シリコーン変性ブチラール樹脂(X−40−1211M:信越化学社製) 700g 2−ブタノン 2000ml を混合し、サンドミルを用いて10時間分散し、電荷発
生層塗布液を調製した。この塗布液を前記下引き層の上
に浸漬塗布法で塗布し、乾燥膜厚0.2μmの電荷発生
層を形成した。
【0097】 〈電荷輸送層〉 電荷輸送物質〔N−(4−メチルフェニル)−N−{4− (β−フェニルスチリル)フェニル}−p−トルイジン〕 225g ポリカーボネート(粘度平均分子量30,000) 300g 酸化防止剤(例示化合物1−3) 6g ジクロロメタン 2000ml を混合し、溶解して電荷輸送層塗布液を調製した。この
塗布液を前記電荷発生層の上に浸漬塗布法で塗布し、乾
燥膜厚20μmの電荷輸送層を形成した。
【0098】 〈保護層〉 メチルトリメトキシシラン 182g 例示化合物(B−1) 50g 酸化防止剤(例示化合物2−1) 1g 1−ブタノール 225g コロイダルシリカ(30%メタノール溶液) 100g 2%酢酸 106g アルミニウムトリスアセチルアセトナート 1g シラン化合物と1−ブタノール、2%酢酸を混合し、撹
拌しながら40℃の温度で16時間撹拌した後、例示化
合物(B−1)、酸化防止剤、アルミニウムトリスアセ
チルアセトナートを加えて更に室温で1時間撹拌して保
護層用の塗布液を調製した。この塗布液を前記電荷輸送
層の上に円形量規制型塗布装置により乾燥膜厚1μmの
樹脂層を形成し、この樹脂層を110℃、1時間の加熱
硬化を行い、電荷輸送性能を有する構造単位を有し、且
つ架橋構造を有するシロキサン系樹脂層の保護層を形成
し感光体1を作製した。
【0099】感光体2〜4 感光体1 感光体1の保護層の乾燥膜厚を2、3、4μmに変更し
た以外は感光体1と同じにして、感光体2、感光体3、
感光体4を作製した。
【0100】現像剤の作製 現像剤1 スチレン:ブチルアクリレート:ブチルメタクリレート
=75:20:5の質量比からなるスチレンアクリル樹
脂100部、カーボンブラック10部、低分子量ポリプ
ロピレン(数平均分子量=3500)4部を溶融、混練
した後、機械式粉砕機を使用し、微粉砕を行い、分級し
て体積平均粒径が6.5μmの着色粒子を得た。
【0101】得られた着色粒子100部に対して外添剤
として平均粒径12nmの疎水性シリカ粒子(R80
5:日本アエロジル社製)0.4部、チタニア粒子(T
805:日本アエロジル社製)0.6部を混合し、ヘン
シェルミキサーで常温下、撹拌羽根の周速40(m/s
ec)で10分間混合し、負帯電性トナーを得た。この
トナーの固着率は45%であった。
【0102】上記トナーに、シリコーン樹脂を被覆した
体積平均粒径60μmのフェライトキャリアを混合し
て、トナー濃度が5%の現像剤を調製した。
【0103】画像評価 表1に記載のように、感光体と、該感光体と該現像剤を
担持する現像スリーブとの距離(Dsd)の組み合わせ
を設定し、フラット画像の後端かけ、及び文字再現性を
評価した。評価条件は上記感光体、現像剤を基本的に図
1記載の画像形成プロセスを有するコニカ社製デジタル
複写機Konica7075(コロナ帯電、レーザ露
光、反転現像、静電転写、爪分離、クリーニングブレー
ドを採用プロセスを有する)を用い、前記Dsdを調整
して行った。その他の画像評価条件を下記に記す。
【0104】画像評価条件 尚、上記7075を用いた画像評価条件は下記の条件に
設定した。
【0105】帯電条件 帯電器;スコロトロン帯電器、初期帯電電位を−750
V 露光条件 露光部電位を−50Vにする露光量に設定 現像条件 DCバイアス;−550V Dsd(感光体と現像スリーブ間距離);表1記載の条
件 現像剤層規制;穂立ち規制板 現像剤搬送量;100mg/cm2 現像スリーブ径;50mm 転写条件 転写極;コロナ帯電方式 クリーニング条件 クリーニング部に硬度70°、反発弾性34%、厚さ2
mm、自由長9mmのウレタンクリーニングブレードを
カウンター方向に当接角10±0.5°、線圧20g/
cmとなるように重り荷重方式で当接した。
【0106】画像評価は、画素率が7%の文字画像、下
記パッチ画像を含む中間調画像、ベタ白画像、ベタ黒画
像がそれぞれ1/4等分にあるオリジナル画像を用い、
常温常湿環境下(24℃、60%RH)A4で複写画像
を行った。
【0107】複写画像の評価基準 フラット画像後端カケ 濃度0.3の20×20mmのパッチ画像(全面均一濃
度)を前記オリジナル画像の一部に用い、このパッチ画
像の複写画像に発生する後端カケ画像の長さで評価し
た。
【0108】 ×:後端カケ画像の長さが1mm以上 △:後端カケ画像の長さが0.5mm以上、1mm未満 ○:後端カケ画像の長さが0.5mm未満 文字再現性 前記オリジナル画像の文字部の一部に5.5ポイントの
漢字を含む文字画像を用い、この文字画像の5世代複写
画像で評価した。5世代複写画像とは、1世代複写画像
とはオリジナル画像からの複写画像、2世代複写画像は
1世代複写画像をコピーした複写画像、5世代複写画像
とは、4世代複写画像をコピーした複写画像である。
【0109】 ×:5.5ポイントの文字が判別できない △:5.5ポイントの文字がかろうじて判別できる ○:5.5ポイントの文字が容易に判別できる
【0110】
【表1】
【0111】表1から上記複写機のDsd条件が本発明
のシロキサン系樹脂層の膜厚aの関係式35a+400
(μm)よりも大きい場合はフラット画像及び文字再現
性が良好であるのに対し、該Dsd条件が該膜厚aの関
係式より小さい比較例ではフラット画像、又は文字再現
性が十分でないことが明らかである。
【0112】実施例2 実施例1の感光体、Dsd条件の変更に加え現像バイア
ス条件を−400〜−650Vまで変化させ、感光体、
Dsd及び現像スリーブに印加される電圧と該感光体の
露光部電位との差(ΔV)を表2記載のように組み合わ
せ実施例1と同様の評価を行った。評価結果も表2に記
す。
【0113】
【表2】
【0114】表2から上記複写機のDsd条件が本発明
のシロキサン系樹脂層の膜厚aと前記露光部電位との差
(ΔV)の関係式|(35a+400)×ΔV|/50
0(μm)よりも大きい場合はフラット画像及び文字再
現性が良好である。
【0115】
【発明の効果】前記の実施例より明らかなように、本発
明のシロキサン系樹脂層を保護層に有する感光体の画像
形成条件の前記Dsdが該保護層膜厚aの前記式
(1)、或いは前記式(2)より大きい時にはフラット
画像及び文字再現性の良好な電子写真画像を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成方法の1例としての画像形成
装置の断面図。
【図2】図1の感光体ドラム50と現像スリーブ541
の部分を拡大した図。
【符号の説明】
50 感光体ドラム(又は感光体) 51 帯電前露光部 52 帯電器 53 像露光器 54 現像器 541 現像スリーブ 542 搬送量規制部材 543 現像剤搬送部材 544 現像剤攪拌部材 545 マグネット部材 546 直流電源 547 電位センサー 57 給紙ローラー 58 転写ローラー(転写器) 59 分離ブラシ(分離器) 60 定着装置 61 排紙ローラー 62 クリーニング器 70 プロセスカートリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/06 101 G03G 15/06 101 9A001 Fターム(参考) 2H027 DA04 DA06 DA07 DE05 EA01 EA02 EA05 EB01 EC09 ED03 ED06 ED08 ED09 2H068 AA03 AA04 AA21 BB33 BB49 BB57 2H073 AA01 BA02 BA13 CA14 2H076 AB02 AB42 AB43 DA06 DA07 DA21 2H077 AE04 BA07 DB08 EA03 9A001 HH34 JJ35 KK17 KK42

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保護層としてシロキサン系樹脂層を有す
    る有機電子写真感光体上に現像剤によるトナー像を形成
    する画像形成方法において、該有機電子写真感光体と該
    現像剤を担持する現像スリーブとの距離(Dsd)が該
    有機電子写真感光体の保護層膜厚(a)と下記(1)式
    の関係にあることを特徴とする画像形成方法。 (1)式 35a+400<Dsd(単位:μm)
  2. 【請求項2】 保護層としてシロキサン系樹脂層を有す
    る有機電子写真感光体上に少なくとも帯電、像露光、現
    像の各工程を有する画像形成方法において、該像露光工
    程がデジタル像露光方式であり、且つ該有機電子写真感
    光体と該現像工程で用いられる現像剤を担持する現像ス
    リーブとの距離(Dsd)が、該有機電子写真感光体の
    保護層膜厚(a)と該現像スリーブに印加される電圧と
    該有機電子写真感光体の露光部電位との差(ΔV)と下
    記(2)式の関係にあることを特徴とする画像形成方
    法。 (2)式 |(35a+400)×ΔV|/500<Dsd (単位a、Dsd:μm ΔV:V)
  3. 【請求項3】 前記シロキサン系樹脂層が電荷輸送性能
    を有する構造単位を有し、且つ架橋構造を有するシロキ
    サン系樹脂層であることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の画像形成方法。
  4. 【請求項4】 保護層としてシロキサン系樹脂層を有す
    る有機電子写真感光体上に現像剤によるトナー像を形成
    する画像形成装置において、該有機電子写真感光体と該
    現像剤を担持する現像スリーブとの距離(Dsd)が該
    有機電子写真感光体の保護層膜厚(a)と前記(1)式
    の関係にあることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 保護層としてシロキサン系樹脂層を有す
    る有機電子写真感光体上に少なくとも帯電、像露光、現
    像の各手段を有する画像形成装置において、該像露光手
    段がデジタル像露光方式であり、且つ該有機電子写真感
    光体と該現像手段で用いられる現像剤を担持する現像ス
    リーブとの距離(Dsd)が、該有機電子写真感光体の
    保護層膜厚(a)と該現像スリーブに印加される電圧と
    該有機電子写真感光体の露光部電位との差(ΔV)と前
    記(2)式の関係にあることを特徴とする画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 前記シロキサン系樹脂層が電荷輸送性能
    を有する構造単位を有し、且つ架橋構造を有するシロキ
    サン系樹脂層であることを特徴とする請求項4又は5に
    記載の画像形成装置。
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