JP2001271492A - セパレータ用アンカー - Google Patents
セパレータ用アンカーInfo
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- JP2001271492A JP2001271492A JP2000083845A JP2000083845A JP2001271492A JP 2001271492 A JP2001271492 A JP 2001271492A JP 2000083845 A JP2000083845 A JP 2000083845A JP 2000083845 A JP2000083845 A JP 2000083845A JP 2001271492 A JP2001271492 A JP 2001271492A
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- JP
- Japan
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- separator
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- existing wall
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- shear connector
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
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- 238000009415 formwork Methods 0.000 description 6
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 6
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- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 3
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- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Piles And Underground Anchors (AREA)
- Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シアーコネクタの機能を有するセパレータ用
アンカーを提供する。 【解決手段】 一方の端部11に形成されている壁体H
への定着部5と、他方の端部12に形成されているセパ
レータ20の取付部6とを備え、前記両端部間には突出
部(ふし10a)が設けられているセパレータ用アンカ
ーとして構成した。
アンカーを提供する。 【解決手段】 一方の端部11に形成されている壁体H
への定着部5と、他方の端部12に形成されているセパ
レータ20の取付部6とを備え、前記両端部間には突出
部(ふし10a)が設けられているセパレータ用アンカ
ーとして構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既設壁体の打ち増
し工事等に使用するためのセパレータ用アンカーに関す
る。
し工事等に使用するためのセパレータ用アンカーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図2に示すように、従来、耐震壁の打ち
増し工事等においては、既設のコンクリート壁体(以
下、「既設壁体H」という)に対し、セパレータ用アン
カー10’とシアーコネクタS’とを別々に設け、当該
既設壁体Hと型枠Kとの間にセパレータ20’を設置す
ることにより、その間にコンクリートCを打設する作業
を行っていた。
増し工事等においては、既設のコンクリート壁体(以
下、「既設壁体H」という)に対し、セパレータ用アン
カー10’とシアーコネクタS’とを別々に設け、当該
既設壁体Hと型枠Kとの間にセパレータ20’を設置す
ることにより、その間にコンクリートCを打設する作業
を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、セパレータ用
アンカー10’とシアーコネクタS’とを別々に施工す
る場合には、当該セパレータ用アンカー10’とシアー
コネクタS’との位置が近接してしまう箇所が生じる。
その際には、セパレータ用アンカー10’の縁明きtが
確保できなくなるという問題を有していた。また、セパ
レータ用アンカー10’とシアーコネクタS’とを別々
に施工するため、施工時間及び施工費用がかかることに
なっていた。さらに、セパレータ用アンカー10’とシ
アーコネクタS’を、既設壁体Hに穿孔して固定する必
要があるため、当該既設壁体Hの構造耐力を損なうこと
になっていた。
アンカー10’とシアーコネクタS’とを別々に施工す
る場合には、当該セパレータ用アンカー10’とシアー
コネクタS’との位置が近接してしまう箇所が生じる。
その際には、セパレータ用アンカー10’の縁明きtが
確保できなくなるという問題を有していた。また、セパ
レータ用アンカー10’とシアーコネクタS’とを別々
に施工するため、施工時間及び施工費用がかかることに
なっていた。さらに、セパレータ用アンカー10’とシ
アーコネクタS’を、既設壁体Hに穿孔して固定する必
要があるため、当該既設壁体Hの構造耐力を損なうこと
になっていた。
【0004】本発明は前記の各問題点を解決するために
なされたものであり、シアーコネクタの機能を有するセ
パレータ用アンカーを提供することを目的とするもので
ある。
なされたものであり、シアーコネクタの機能を有するセ
パレータ用アンカーを提供することを目的とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1に記載のセパレータ用アンカーは、一方の
端部に形成されている壁体への定着部と、他方の端部に
形成されているセパレータの取付部とを備え、前記両端
部間には突出部が設けられていることを特徴としてい
る。
に、請求項1に記載のセパレータ用アンカーは、一方の
端部に形成されている壁体への定着部と、他方の端部に
形成されているセパレータの取付部とを備え、前記両端
部間には突出部が設けられていることを特徴としてい
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態につ
いて、図面を参照して詳細に説明する。なお、従来技術
の説明において示した要素と同一の要素に関しては、同
一の符号を付し重複した説明は省略する。
いて、図面を参照して詳細に説明する。なお、従来技術
の説明において示した要素と同一の要素に関しては、同
一の符号を付し重複した説明は省略する。
【0007】図1に示すように、本発明のセパレータ用
アンカー10は、異形鉄筋から構成されている。この異
形鉄筋の先端部11は尖形形状をなしており、当該先端
部11が既設既設壁体Hへの定着部5となっている。ま
た、他方の端部12に形成されている円孔内には、セパ
レータ20を構成するスクリューロッドの端部と螺合す
る雌ねじ部12a(内ネジ部)が螺刻されており、セパ
レータ20の取付部6が形成されている。
アンカー10は、異形鉄筋から構成されている。この異
形鉄筋の先端部11は尖形形状をなしており、当該先端
部11が既設既設壁体Hへの定着部5となっている。ま
た、他方の端部12に形成されている円孔内には、セパ
レータ20を構成するスクリューロッドの端部と螺合す
る雌ねじ部12a(内ネジ部)が螺刻されており、セパ
レータ20の取付部6が形成されている。
【0008】また、異形鉄筋10に、一定間隔で設けら
れているふし10aは突出部を形成するものであり、打
設されたコンクリートCが当該ふし10aの存在により
に強固に定着され、剪断力に対抗可能となる。そのた
め、セパレータ用アンカー10が、従来のシアーコネク
タの機能を有することになる。
れているふし10aは突出部を形成するものであり、打
設されたコンクリートCが当該ふし10aの存在により
に強固に定着され、剪断力に対抗可能となる。そのた
め、セパレータ用アンカー10が、従来のシアーコネク
タの機能を有することになる。
【0009】さらに、型枠Kの既設壁体H側には、コー
ン31が介設されており、当該コーン31には、セパレ
ータ20の型枠K側の端部が螺着されている。また、型
枠Kの外側には、鉛直方向に縦ばた材32が、当該縦ば
た材32と直行する方向に型枠補強用パイプ33がそれ
ぞれ設けられており、型枠K、縦ばた材32及び型枠補
強用パイプ33は、その外側から型枠締付用フォームタ
イ34により、締め付け固定されている。
ン31が介設されており、当該コーン31には、セパレ
ータ20の型枠K側の端部が螺着されている。また、型
枠Kの外側には、鉛直方向に縦ばた材32が、当該縦ば
た材32と直行する方向に型枠補強用パイプ33がそれ
ぞれ設けられており、型枠K、縦ばた材32及び型枠補
強用パイプ33は、その外側から型枠締付用フォームタ
イ34により、締め付け固定されている。
【0010】次に、本発明のセパレータ用アンカー10
を用いて、既設壁体HにコンクリートCの打ち増しを行
う方法について説明する。まず、既設壁体Hの表面部に
おいて、所定間隔、所定数、所定深さのアンカー挿通孔
H1を穿設する。次に、このアンカー挿通孔H1内にセ
パレータ用アンカー10を挿入し、硬化材Gを充填して
固定する。そして、セパレータ用アンカー10の雌ねじ
部12aに、セパレータ20の端部を螺合し、コーン3
1、縦ばた材32、型枠補強用パイプ33及び型枠締付
用フォームタイ34を設けて、型枠Kを締め付け固定す
る。そして、既設壁体Hと型枠Kとの間における打設間
隙にコンクリートCを打設することになる。
を用いて、既設壁体HにコンクリートCの打ち増しを行
う方法について説明する。まず、既設壁体Hの表面部に
おいて、所定間隔、所定数、所定深さのアンカー挿通孔
H1を穿設する。次に、このアンカー挿通孔H1内にセ
パレータ用アンカー10を挿入し、硬化材Gを充填して
固定する。そして、セパレータ用アンカー10の雌ねじ
部12aに、セパレータ20の端部を螺合し、コーン3
1、縦ばた材32、型枠補強用パイプ33及び型枠締付
用フォームタイ34を設けて、型枠Kを締め付け固定す
る。そして、既設壁体Hと型枠Kとの間における打設間
隙にコンクリートCを打設することになる。
【0011】本発明のセパレータ用アンカーは、シアー
コネクタの機能を有するため、従来のように、当該シア
ーコネクタとセパレータ用アンカーを別々に設ける必要
がない。そのため、シアーコネクタの存在により、セパ
レータ用アンカーの縁明きが確保できなくなるという不
都合を防止することができる。また、施工時間及び施工
費用を削減することができ、さらに、既設壁体の構造耐
力を損なうことを防止することができる。
コネクタの機能を有するため、従来のように、当該シア
ーコネクタとセパレータ用アンカーを別々に設ける必要
がない。そのため、シアーコネクタの存在により、セパ
レータ用アンカーの縁明きが確保できなくなるという不
都合を防止することができる。また、施工時間及び施工
費用を削減することができ、さらに、既設壁体の構造耐
力を損なうことを防止することができる。
【0012】以上、本発明について、好適な実施形態に
ついての一例を説明したが、本発明は当該実施形態に限
られず、各構成要素については、本発明の趣旨を逸脱し
ない範囲で適宜設計変更が可能である。特に、前記説明
では、セパレータ用アンカーを異形鉄筋で構成した場合
について説明したが、当該セパレータ用アンカーを金属
系アンカーにより構成してもよい。なお、金属系アンカ
ーとは、壁体への定着部である金属製の拡張部を備えて
おり、当該拡張部を壁体に形成した穿孔内に挿入した後
に、打撃又は回転締め付けにより拡張部を開かせ、壁体
に定着させるアンカーである。
ついての一例を説明したが、本発明は当該実施形態に限
られず、各構成要素については、本発明の趣旨を逸脱し
ない範囲で適宜設計変更が可能である。特に、前記説明
では、セパレータ用アンカーを異形鉄筋で構成した場合
について説明したが、当該セパレータ用アンカーを金属
系アンカーにより構成してもよい。なお、金属系アンカ
ーとは、壁体への定着部である金属製の拡張部を備えて
おり、当該拡張部を壁体に形成した穿孔内に挿入した後
に、打撃又は回転締め付けにより拡張部を開かせ、壁体
に定着させるアンカーである。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、シアーコネクタの機能
を有するセパレータ用アンカーを提供することができる
ため、施工時間及び施工費用の削減が可能になるととも
に、既存の壁体の構造耐力を損なうことを防止すること
ができる。
を有するセパレータ用アンカーを提供することができる
ため、施工時間及び施工費用の削減が可能になるととも
に、既存の壁体の構造耐力を損なうことを防止すること
ができる。
【図1】本発明のセパレータ用アンカーを用いた既設壁
体の打ち増し工事を示す斜視断面図である。
体の打ち増し工事を示す斜視断面図である。
【図2】従来の既設壁体の打ち増し工事を示す概要図で
あり、(a)は側断面図、(b)は正面図である。
あり、(a)は側断面図、(b)は正面図である。
【符号の説明】 H 既設壁体 H1 アンカー挿通孔 K 型枠 C コンクリート 5 既設壁体への定着部 6 セパレータの取付部 10 セパレータ用アンカー 10a ふし(突出部) 11 先端部 12 端部 12a 雌ねじ部 20 セパレータ
Claims (1)
- 【請求項1】 一方の端部に形成されている壁体への定
着部と、他方の端部に形成されているセパレータの取付
部とを備え、 前記両端部間には突出部が設けられていることを特徴と
するセパレータ用アンカー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000083845A JP2001271492A (ja) | 2000-03-24 | 2000-03-24 | セパレータ用アンカー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000083845A JP2001271492A (ja) | 2000-03-24 | 2000-03-24 | セパレータ用アンカー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001271492A true JP2001271492A (ja) | 2001-10-05 |
Family
ID=18600411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000083845A Pending JP2001271492A (ja) | 2000-03-24 | 2000-03-24 | セパレータ用アンカー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001271492A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010156113A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Yoshie Maesato | アンカーボルト接合部材及びアンカーボルト接合部材を使用した耐震補強施工構造 |
JP2017002465A (ja) * | 2015-06-04 | 2017-01-05 | 株式会社丸高工業 | 型枠構造物 |
JP2017002469A (ja) * | 2015-06-04 | 2017-01-05 | 株式会社丸高工業 | 型枠構造物 |
-
2000
- 2000-03-24 JP JP2000083845A patent/JP2001271492A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010156113A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-15 | Yoshie Maesato | アンカーボルト接合部材及びアンカーボルト接合部材を使用した耐震補強施工構造 |
JP2017002465A (ja) * | 2015-06-04 | 2017-01-05 | 株式会社丸高工業 | 型枠構造物 |
JP2017002469A (ja) * | 2015-06-04 | 2017-01-05 | 株式会社丸高工業 | 型枠構造物 |
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